JP2018087161A - バイオフィルム抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイオフィルム抑制剤、それを含むバイオフィルムを抑制するための義歯洗浄用組成物、及びバイオフィルムの除去方法を提供すること。【解決手段】(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルと、(B)キレート化剤及びその塩からなる群より選ばれる一つ以上とを含有する、バイオフィルム除去剤、これを含む義歯洗浄用組成物、および当該バイオフィルム除去剤を適用するバイオフィルムの除去方法を提供する。【選択図】なし

Description

本発明は、バイオフィルム抑制剤及び当該バイオフィルム抑制剤を含む、バイオフィルムを抑制するための義歯洗浄用組成物等に関する。
バイオフィルム(biofilm)は、菌膜とも呼ばれ、微生物により形成される構造体である。バイオフィルムとは、一般に、菌体外多糖からなるグリコカリックスに覆われた微生物の凝集塊が物質表面にフィルム上に付着したものである(日本歯周病学会編(2007)『歯周病専門用語集』医歯薬出版株式会社)。台所のヌメリや歯垢(プラーク、Dental plaque)はバイオフィルムの代表的なものである。バイオフィルム中の微生物は、グリコカリックスと共生・共存し、表面にバリア機能を有する。従って、バイオフィルム中の微生物は、好中球などによる食作用から自己を保護することができる。さらに、抗菌剤がバイオフィルムの深部に浸透しづらくなるので、従来の抗菌剤だけではバイオフィルム及びバイオフィルム中の微生物を破壊、死滅及び抑制することが困難であった。特に、カンジダ菌はバイオフィルムを形成して口腔カンジダ症を発症し、高齢者の誤嚥性肺炎の原因となる。カンジダ菌は義歯表面への強い付着能を持っており、バイオフィルムを形成してデンチャープラーク(denture plaque)の主要な構成微生物となる。真菌には、細菌に有効なタンパク質合成阻害剤や、細菌細胞壁合成阻害剤も効きづらいため、口腔カンジダ症は化学療法による治療が難しいとされてきた(奥田克爾(2002)『最新口腔微生物学―バイオフィルム感染症とアレルギー疾患―』一世出版株式会社)。このようにバイオフィルムは免疫や抗菌剤に抵抗性を示し、様々な疾患の原因となるため、バイオフィルムに対して殺菌剤を有効に作用させる研究が多数行われてきた。
従来、脂肪酸モノエステル、酸またはキレート化剤および界面活性剤を含有する殺菌剤組成物が知られている(特許文献1)。しかし、これらを含有する組成物がバイオフィルム抑制剤として使用できる開示は存在しない。さらに、ポリグリセリンモノアルキルエーテルが防腐抗菌組成物の成分として使用された例はあるが(特許文献2)、ポリグリセリンモノアルキルエーテルがバイオフィルム除去に使用できることまでを開示するものではなく、特にテトラグリセリルモノラウリルエーテルのバイオフィルム除去効果は確認されていない。さらに、テトラグリセリルモノラウリルエーテルとエチドロン酸等のキレート剤とを組み合わせて殺菌剤組成物として使用した例は存在しない。
特表平9−502608号公報 特開2013−95729号公報
本発明の第1の目的は、従来の抗菌剤では効きにくいバイオフィルムを抑制できるバイオフィルム抑制剤を提供することにある。
本発明の第2の目的は、上記バイオフィルム抑制剤を含むバイオフィルムを抑制するための義歯洗浄用組成物を提供することにある。
本発明の第3の目的は、バイオフィルムが形成された表面に、上記バイオフィルム抑制剤を適用することを特徴とする、バイオフィルムの抑制方法を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルと、(B)キレート化剤又はその塩とを併用し、さらに任意に(C)アニオン性界面活性剤を併用することにより、バイオフィルムを有意に抑制できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的に、本発明が取り得る態様としては、以下を挙げることができる。
〔1〕
(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルと、(B)キレート化剤及びその塩からなる群より選ばれる一つ以上とを含有する、バイオフィルム除去剤。
〔2〕
(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルが、テトラグリセリルモノラウリルエーテルである、前記〔1〕に記載のバイオフィルム除去剤。
〔3〕
(B)キレート化剤の酸解離定数pKa1が5.0以下である、前記〔1〕又は〔2〕のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
〔4〕
(B)キレート化剤がエチドロン酸である、前記〔1〕又は〔2〕のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
〔5〕
さらに、(C)アニオン性界面活性剤を含む、前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
〔6〕
(C)アニオン性界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウムであることを特徴とする、前記〔5〕に記載のバイオフィルム除去剤。
〔7〕
前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載のバイオフィルム除去剤を含む、バイオフィルムを除去するための口腔用組成物。
〔8〕
前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載のバイオフィルム除去剤を含む、バイオフィルムを除去するための義歯洗浄用組成物。
〔9〕
バイオフィルムが形成された表面に、前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載のバイオフィルム除去剤を適用することを含む、バイオフィルムの除去方法。
本発明のバイオフィルム抑制剤は、従来の抗菌剤では効きにくいバイオフィルムの形態をとる歯垢やデンチャープラーク、バイオフィルムに由来する皮膚疾患等に対しても高い殺菌効果を発揮するもので、バイオフィルムの抑制(減少、除去、予防を含む)に有効である。
本発明のバイオフィルム抑制剤は、(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルと、(B)キレート化剤又はその塩とを併用し、さらに任意に(C)アニオン性界面活性剤を併用することにより、バイオフィルム中の微生物を好適に抑制(減少、死滅、除去、予防することを含む)することができる。
本発明のバイオフィルム抑制剤を、練歯磨剤、液体歯磨剤、口腔湿潤剤、マウスウォッシュ等の口腔用組成物や義歯洗浄用組成物に添加することにより、口腔内のバイオフィルムに関連する歯垢や義歯に付着したカンジダ菌由来デンチャープラークを好適に除去することができる。
また、本発明は、(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルと、(B)キレート化剤又はその塩とを併用し、さらに任意に(C)アニオン性界面活性剤を併用することにより、(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテル、(B)キレート化剤又はその塩、(C)アニオン性界面活性剤をそれぞれ単独で使用した場合と比較して、バイオフィルムを有意に抑制できるという相乗効果を奏するものである。
[バイオフィルム抑制剤]
本発明のバイオフィルム抑制剤は、(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルと、(B)キレート化剤及びその塩からなる群より選ばれる一つ以上、さらに任意に(C)アニオン性界面活性剤、を含むことができる。
ここで、バイオフィルムとは、上述したとおり、菌膜とも呼ばれ、微生物により形成される構造体である。微生物としては、例えば、ストレプトコッカス ミュータンス(Streptococcus mutans)、黄色ブドウ球菌(Streptococcus aureus)等の通性嫌気性グラム陽性球菌、歯周病菌(Porphyromonas gingivalis)等の偏性嫌気性グラム陰性細菌、カンジダ菌(Candida albicans)等の真菌等が挙げられる。特に、カンジダ菌は義歯表面への強い付着能を持っており、バイオフィルムを形成してデンチャープラークの主要な構成微生物となる。義歯の素材としては、アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、スルフォン樹脂、硬質レジン、ジルコニア等が挙げられ、これらの義歯の素材表面上にバイオフィルムが形成される。
ここで言うバイオフィルム抑制剤は、バイオフィルムの増殖を制限する他、バイオフィルムの付着予防、堆積防止、付着したバイオフィルムの分解・除去、バイオフィルム中の微生物を抑制、死滅、除去等、バイオフィルムを抑制・除去する剤を含む意味である。特に、プラーク(歯垢)は、嫌気性菌の集合した典型的なバイオフィルムである。歯垢は、まず歯のエナメル質表面に唾液由来の糖タンパク質を主体とした有機質であるペリクルが吸着して歯を被覆し、さらに当該ペリクルに微生物が付着し、微生物が代謝反応を起こして産生した不溶性グルカンが歯面に強固に付着したものである。特に、カンジダ菌は低エネルギー表面(疎水性)である義歯に静電気的に初期付着し、唾液ペリクルから栄養を得て増殖を開始する。その後、付着した菌が菌塊を作りながら成熟し、デンチャープラークを形成する。
(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテル
本発明のポリグリセリンモノアルキルエーテルは、口腔内の歯表面、口腔粘膜等を殺菌するための殺菌成分として使用される。本発明のポリグリセリンモノアルキルエーテルは、例えば、以下の式(I)で示される化合物である。
R−(OCH2-CH(OH)−CH2n−OH (I)
式(I)中、Rはアルキル基であり、例えば、炭素数1〜50、好ましくは、炭素数4〜30、より好ましくは炭素数5〜20、さらに好ましくは炭素数8〜15、特に好ましくは炭素数10〜12の、直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、nは2以上、例えば、3以上、好ましくは4以上の整数であり、例えば20以下、好ましくは10以下、より好ましくは5以下の整数であり、さらに好ましくは2〜20の整数、特に好ましくは2〜10の整数であり、ことさら好ましくは3〜5の整数である。
本発明のポリグリセリンモノアルキルエーテルの例としては、テトラグリセリルモノラウリルエーテル、デカグリセリルモノラウリルエーテル等が挙げられる。(A)成分としてより好ましくは、テトラグリセリルラウリルエーテルを挙げることができる。上記ポリグリセリンモノアルキルエーテルは、1種類又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の(A)成分の量は、本発明のバイオフィルム抑制剤全体の質量に対し、例えば0.001〜20質量%、好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.05〜10質量%、特に好ましくは0.1〜5質量%であることが適当である。ポリグリセリンモノアルキルエーテルが0.001質量%以上であれば十分なバイオフィルム抑制効果を付与することができ、また、安定配合や使用感の点から、20質量%以下が好ましい。
(B)キレート化剤又はその塩
本発明の(B)成分は、キレート化剤及びその塩からなる群より選ばれる一つ以上である。キレート化剤又はその塩は、微生物の細胞膜やバイオフィルム表面の透過性を変化させ、殺菌剤をより細胞内へ浸透させるための浸透付与成分として使用され得る。本発明のキレート化剤又はその塩は、エチドロン酸、クエン酸、リンゴ酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、酒石酸、フィチン酸、シュウ酸、フタル酸、フマル酸、ピルビン酸、マレイン酸、マンデル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、リン酸、硝酸、乳酸、コハク酸、グリコール酸、アスコルビン酸、酢酸、カプロン酸、アニス酸、ギ酸、酪酸、安息香酸、アジピン酸、ソルビン酸、パントテン酸、クロトン酸、ケイ皮酸、プロピオン酸、ポリリン酸、ピロリン酸、メタリン酸並びにそれらの塩等が挙げられる。ここで塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等を挙げることができ、好ましくはナトリウム塩及びマグネシウム塩である。当該(B)成分として好ましくは、酸解離定数pKa1が5.0以下のエチドロン酸、クエン酸、リンゴ酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、酒石酸、フィチン酸、シュウ酸、フタル酸、フマル酸、ピルビン酸、マレイン酸、マンデル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、リン酸、硝酸、乳酸、コハク酸、グリコール酸、アスコルビン酸、酢酸、カプロン酸、アニス酸、ギ酸、酪酸、安息香酸、アジピン酸、ソルビン酸、パントテン酸、クロトン酸、ケイ皮酸、プロピオン酸、又はその塩を挙げることができる。より好ましくは、酸解離定数pKa1が3.5以下のエチドロン酸、クエン酸、リンゴ酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、酒石酸、フィチン酸、シュウ酸、フタル酸、フマル酸、ピルビン酸、マレイン酸、マンデル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、リン酸、硝酸又はその塩を挙げることができる。特に好ましくは、エチドロン酸又はその塩を挙げることができる。なお、上記(B)成分の酸解離定数pKa1は、例えば、5.0以下であることが好ましく、又は3.5以下であっても好ましく、より好ましくは2.0以下である。(B)成分の酸解離定数pKa1として特に好ましくは、5.0〜−2.0であり、更に好ましくは3.5〜0.0である。上記(B)成分は、1種類又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の(B)成分の量は、本発明のバイオフィルム抑制剤全体の質量に対し、例えば0.0001〜30質量%、好ましくは0.001〜10質量%若しくは0.001〜5質量%、より好ましくは0.003〜2質量%、更に好ましくは0.005〜1.5質量%、特に好ましくは0.01〜1.2質量%、ことさら好ましくは0.1〜0.6質量%であることが適当である。キレート化剤が0.0001質量%以上であれば十分なバイオフィルム抑制効果を付与することができ、また、安定配合や使用感の点から、30質量%以下が好ましい。
(C)アニオン性界面活性剤
本発明は、さらにアニオン性界面活性剤を任意に添加することができる。本発明のアニオン性界面活性剤は、口腔内の歯表面、口腔粘膜等を殺菌するための殺菌成分として使用される。本発明のアニオン性界面活性剤は、ラウリル硫酸塩、ラウロイルサルコシン塩、アルキルグルタミン酸塩、テトラデセンスルホン酸塩等を挙げることができる。ここで塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等を挙げることができる。(C)成分としてより好ましくは、ラウリル硫酸ナトリウムを挙げることができる。
本発明の(C)成分の量は、本発明のバイオフィルム抑制剤全体の質量に対し、例えば0.0001〜10質量%、好ましくは0.001〜5質量%、より好ましくは0.005〜2質量%、特に好ましくは0.01〜1質量%、ことさら好ましくは0.02〜0.1質量%であることが適当である。ラウリル硫酸ナトリウムが0.0001質量%以上であれば十分なバイオフィルム抑制効果を付与することができ、また、安定配合や使用感の点から、10質量%以下が好ましい。
上記(A)成分と(B)成分の質量比は、例えば、(A)/(B)の質量比で1/100〜100/1、好ましくは1/50〜50/1、より好ましくは1/10〜10/1であることが適当である。
上記(A)成分と(C)成分の質量比は、例えば、(A)/(C)の質量比で1/1000〜100/1、好ましくは1/500〜50/1、より好ましくは1/100〜30/1であることが適当である。
上記(B)成分と(C)成分の質量比は、例えば、(B)/(C)の質量比で1/100〜100/1、好ましくは1/50〜50/1、より好ましくは1/10〜10/1であることが適当である。
[その他の成分]
本発明のバイオフィルム抑制剤には、研磨剤、湿潤剤、溶剤、粘結剤、香料、賦形剤、甘味剤、pH調整剤、防腐剤、乳化剤、可溶化剤、発泡剤、滑沢剤、界面活性剤、油、色素、酸化防止剤、その他の薬剤などの上記(A)〜(C)成分以外の成分を適宜配合することができる。これらの添加剤は、医薬品組成物、口腔用組成物または食品処方設計に通常用いられ、本発明の効果を損なわない範囲で適宜選択することができ、また、適当な配合量で配合することができる。このような添加剤の例として、下記のものが挙げられる。
研磨剤としては、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、第2リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリン酸カルシウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、二酸化チタン、非晶質シリカ、結晶質シリカ、アルミノシリケケート、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、レジン、などを、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。その配合量はバイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に3〜60質量%である。
湿潤剤としては、例えば、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリプロピレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラクチトールなどの多価アルコールを、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。その配合量はバイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に0.1〜50質量%である。
溶剤としてはアルコール等の有機溶剤や水が好ましく、例えば、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコールなどが挙げられ、特にエタノールが好ましい。これらアルコールは単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。その配合量はバイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に99.9質量%以下、好ましくは0.1〜30質量%である。
粘結剤として、例えば、カラギーナン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネート、キサンタンガム、トラガカントガム、アラビアガムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウムなどの合成粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビーガムなどの無機粘結剤などが挙げられる。その配合量はバイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に0.5〜10質量%である。
香料としては、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、公知の香料素材を組み合わせて使用することができる。その配合量はバイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に0.0001〜1.0質量%である。
賦形剤としては、例えばショ糖、乳糖、デンプン、ブドウ糖、結晶性セルロース、マンニット、ソルビット、キシリトール、エリスリトール、パラチニット、パラチノース、マルチトール、トレハロース、ラクチトール、ラクチュロース、還元澱粉糖、還元イソマルトオリゴ糖、カップリングシュガー、ガムベース、アラビアガム、ゼラチン、セチルメチルセルロース、軽質無水ケイ酸、アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウムなどが挙げられる。その配合量はバイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に0.01〜30質量%である。
甘味剤としては、例えば、パラチニット、アスパルテーム、サッカリンナトリウム、アセスルファームカリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルミン、タウマチン、アスパラチルフェニルアラニルメチルエステル、ρ−メトキシシンナミックアルデヒドなどが挙げられ、これらは単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。その配合量は、通常、バイオフィルム抑制剤全体に対して0.01〜1質量%、好ましくは0.05〜0.5質量%である。
pH調整剤としては、例えば、リン酸水素二ナトリウム等のこれらの化学的に可能な塩や水酸化ナトリウムなどが挙げられ、これらは、組成物のpHが適切な範囲となるよう、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。その配合量は、通常、バイオフィルム抑制剤に対して0.01〜2質量%である。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、安息香酸及びその塩、サリチル酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンなどが挙げられる。その配合量は、バイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に0.005〜5質量%である。
乳化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ステアロイル乳酸ナトリウム、大豆リン脂質、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどが挙げられる。その配合量は、バイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に0.05〜30質量%である。
可溶化剤としては、例えば、エステル類、ポリエチレングリコール誘導体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタンの脂肪酸エステル類、硫酸化脂肪アルコール類などが挙げられる。その配合量は、バイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に0.05〜30質量%である。
発泡剤としては、例えば、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸モノグリセリンスルホン酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシルグルタメート等のN−アシルアミノ酸塩、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、マルチトール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、タルク、硬化油などが挙げられる。
油としては、抗菌成分として使用される上記精油や上記香料として使用される油以外の油、例えば、ココナッツ油、オリーブ油、ごま油、落花生油、パセリ油、パセリ種子オイル、紅花油などが挙げられる。
界面活性剤としては、上記(C)成分であるアニオン性面活性剤以外の界面活性剤、例えば、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。界面活性としては、例えば、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、アルキルグリコシド類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルジメチルアミンオキシド、ラウリルエタノールアマイド、ココイルサルコシン酸ナトリウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム液などが挙げられる。その配合量は、バイオフィルム抑制剤全量に対して一般的に0〜30質量%である。
また、上述した成分の他にも、例えば、青色1号等の色素、二酸化チタン等の顔料、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、エデト酸塩等のキレート剤、チャエキス、チャ乾留液、グルタミン酸ナトリウム等の矯味剤等を含んでいてもよい。
本発明の口腔用組成物にはまた、保湿剤、抗菌成分、防腐剤、抗炎症剤、フッ化物、ビタミン剤、生薬エキスなどの上記(A)〜(C)成分並びに上記その他の成分以外の薬効成分を配合することができる。これらの薬効成分は、医薬品・食品・化粧品に使用し得るものから、適宜選択することができる。
保湿剤の例として、アミノ酸又はその塩、ピロリドンカルボン酸、ムチン、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類、乳酸ナトリウム、尿素、パンテノール、アロエエキス、ローズマリーエキス、タイムエキス、チャエキス(チャ乾留エキス)などの天然エキス成分、コラーゲン、エラスチンなどのいわゆる細胞外マトリックスなどを挙げることができる。これらの1種又は2種以上の組み合わせを適宜選択すればよい。
抗菌成分は、例えば、カチオン性殺菌剤、ノニオン性殺菌剤、両性殺菌剤等を使用することができる。カチオン性殺菌剤としては、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化デカリニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルピリジニウム等の第四級アンモニウム塩;グルコン酸アレキシジン、塩酸アレキシジン、酢酸アレキシジン、塩酸クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン等のビグアニド系殺菌剤等のカチオン性殺菌剤等を挙げることができる。中でもカチオン性殺菌剤としては、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化デカリニウム、塩酸クロルヘキシジン等を上げることができる。ノニオン性殺菌剤としては、例えば、フェノール系殺菌剤であるイソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール、フェノール、チモール、オイゲノール、ビスフェノール等を挙げることができる。両性殺菌剤としては、ドデシルジアミノエチルグリシン等をあげることができる。これらの抗菌成分は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
防腐剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル等が挙げられる。これらの防腐剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
抗炎症剤としては、例えば、塩化リゾチーム、ε−アミノカプロン酸、アルミニウムヒドロキシルアラントイン、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸塩類、グァイアズレンスルホン酸、酢酸dl−α−トコフェロールなどが挙げられる。
また、フッ化物としてはフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第1スズなどが挙げられる。
ビタミン剤の例として、レチノイン酸、β-カロテンなどのビタミンA類、パントテン酸又はその塩類、ナイアシン、ビオチンなどのビタミンB類、アスコルビン酸又はその塩類、誘導体などのビタミンC類、α-トコフェロールなどのビタミンE類、葉酸などが挙げられる。
生薬エキスの例として、カミツレエキス、カノコソウエキス、ナツメエキス、ホップエキス、ラメンダーエキス、リンデンエキス、カリンエキス、キンギンカエキス、クマザサエキス、グミエキス、チョウジエキス、デンシチニンジンエキス、サルビアエキス、ムクロジエキスなどが挙げられる。
上記保湿剤、抗菌成分、抗炎症剤、フッ化物、ビタミン剤、生薬エキスなどの薬効成分への配合濃度は、一般的に0.001〜5.0質量%の範囲が適当であり、より好ましくは、0.01〜1.0質量%の範囲である。
本発明の本発明のバイオフィルム抑制剤は、種々の形状とすることができ、例えば、液体(乳化形、可溶化形)、液状、ゲル状、ペースト状、錠剤、発泡錠、粉末状、顆粒状などとすることができる。
[バイオフィルム抑制剤を含む組成物]
本発明は、当該バイオフィルム抑制剤を含む組成物であり得る。組成物としては、口腔用組成物、義歯洗浄用組成物等が挙げられる。
口腔用組成物は、口腔内のバイオフィルムを抑制することを目的とした組成物である。口腔用組成物としては、例えば、練歯磨剤、液体歯磨剤、口腔湿潤剤、マウスウォッシュ等が挙げられる。義歯洗浄用組成物としては、液剤、散剤、錠剤、マウスピース洗浄剤、リテーナー洗浄剤等、口腔に装着する器具の洗浄剤等が挙げられる。
[バイオフィルム抑制方法]
本発明は、所定の場所に上記バイオフィルム抑制剤を適用することにより、バイオフィルムを抑制する方法にも関する。具体的には、上記バイオフィルム抑制剤をバイオフィルムがすでに形成された表面に塗布等により適用することにより、当該表面に形成されたバイオフィルムを抑制、減少、除去することができる。当該表面としては、例えば口腔内、歯、毛髪、皮膚等の人体表面、及び、義歯、食器、台所、台所用品、トイレ、トイレ用品、浴室、浴室用品、パイプ、家具、壁等の人体以外の表面が挙げられる。当該表面に適用されるバイオフィルム抑制剤の量は、例えば、当該表面1cm2あたり、0.01〜2g、好ましくは0.05〜1.5g、より好ましくは0.1〜1gであることが適当である。バイオフィルム抑制剤の適用に適した温度は、例えば、0〜50℃であり、好ましくは、室温(25℃)±10℃である。バイオフィルム抑制剤の適用時間としては、例えば、30分〜24時間、好ましくは1〜12時間、より好ましくは2〜8時間、更に好ましくは4時間±1時間である。
以下、本発明のバイオフィルム抑制剤及び当該バイオフィルム抑制剤を含む組成物の具体的な実施例について説明するが、当該実施例は本発明の範囲を限定する意図ではないことを確認的に明記しておく。なお、以下の実施例において、特に断りがない限り、配合量の単位は質量%である。
[バイオフィルムの作製]
カンジダ アルビカンス(Candida albicans JCM1542)をYPD培地にて、24時間32.5℃で前培養し、前培養菌液を得た。得られた前培養菌液を0.01ml/lリン酸緩衝生理食塩水(PBS)(和光純薬工業(株))で集菌してOD600値=0.2に調製し、10%FBS含有RPMI(和光純薬工業(株))に1/100量添加し、当該培養菌液を24ウェルプレートに2mLずつ播種した。播種した培養菌液を48時間37℃で培養し、バイオフィルムを得た。
[バイオフィルム抑制剤の製造]
下記表1及び表2に示す実施例及び比較例の各成分を滅菌水に溶解し、試験溶液とした。
[バイオフィルム抑制試験]
作製したカンジダ アルビカンスバイオフィルムモデルを上記PBSで2回洗浄し、浮遊菌を取り除いた。上記試験溶液2mlを24ウェルプレート中のバイオフィルムに添加後、22.5℃で4時間インキュベートした。インキュベート後の上清液をすべて吸い取って除去した後、残渣にLP希釈液(精製水1リットルあたり、カゼインペプトン1g、レシチン0.7g、ポリソルベート80を20g、精製水8.3g含有するレクチン及びポリソルベート80の希釈液)(ダイゴ、和光純薬工業(株))を2mL添加し、超音波ホモジナイザー(BRANSON SONIFIER)にかけてウェルプレートからバイオフィルムを剥離した。剥離したバイオフィルムを含む菌液1mLをLP希釈液(上述と同じ)9mlにて段階希釈し、得られた菌液の希釈液1mlをPDA培地(日水製薬 (株))に塗抹し、混釈培養法にて生菌数を求めた。ここで、混釈培養法は、試料液と寒天培地とをシャーレの中で混和凝固させ、22.5℃、好気条件下で培養し、培養後発生したコロニー数を目視により測定し、乗数をかけて生菌数とした。
Figure 2018087161
Figure 2018087161
上述の実施例1〜9と比較例1〜7及び10との対比から理解できるように、本発明の(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルと(B)キレート化剤及びその塩からなる群より選ばれる一つ以上を含有してなることを特徴とする含むバイオフィルム抑制剤は、各(A)、(B)成分を単独で適用してもバイオフィルム中のカンジダ菌の抑制効果は見られないが、(A)及び(B)成分の組み合わせによって、バイオフィルム中のカンジダ菌が有意に抑制されたことがわかった。特に、実施例10〜16と比較例1〜2及び7〜9との対比から理解できるように、さらに(C)アニオン性界面活性剤を含有することで、バイオフィルム中のカンジダ菌を飛躍的に抑制した。
[浮遊カンジダ菌に対する殺菌効果]
[菌懸濁液の調製]
カンジダ アルビカンス(Candida albicans NBRC1594)をサブロー液体培地にて24時間32.5℃で前培養し、前培養菌液を得た。得られた前培養菌液を滅菌生理食塩水に溶解し、1.0×107CFU/mLの菌懸濁液(浮遊カンジダ菌)を調製した。
[浮遊カンジダ菌に対する殺菌力試験]
各比較例11〜14の試験溶液に対し1.0×105CFU/mLになるように上記で得られた菌懸濁液を添加し、22.5℃で5日間インキュベートした。インキュベートした試験溶液1mLをLP希釈液(精製水1リットルあたり、カゼインペプトン1g、レシチン0.7g、ポリソルベート80を20g、精製水8.3g含有するレクチン及びポリソルベート80の希釈液)(ダイゴ、和光純薬工業(株))9mlにて段階希釈し、得られた菌液の希釈液1mlをポテトデキストロース寒天培地(日水製薬 (株))に塗抹し、混釈培養法にて生菌数を求めた。ここで、混釈培養法は、試料液と寒天培地とをシャーレの中で混和凝固させ、32.5℃、好気条件下で培養し、培養後発生したコロニー数を目視により測定し、乗数をかけて生菌数とした。
表3
Figure 2018087161
上記表3の比較例11〜14から理解できるように、(A)(B)(C)成分は浮遊菌に対しては殺菌性を示す。しかし、表1と表3の比較より、(A)(B)(C)成分は浮遊菌に対しては殺菌性を示すが、バイオフィルム中の菌数を殺菌することはできないことがわかった。
[処方例]
以下に、(A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルと、(B)キレート化剤又はその塩と、任意に(C)アニオン性界面活性剤とを含有してなることを特徴とする義歯洗浄組成物及び口腔用組成物の処方例と、その他の成分と共に混合して調製した本発明の組成物の処方例を示す。配合量の単位は処方剤全体を100質量%とした場合の質量%である。
[処方例1]
<義歯洗浄剤(液剤)>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 10.0
エチドロン酸 1.0
リンゴ酸 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
グリセリン 10.0
クエン酸 10.0
クエン酸ナトリウム 2.0
エタノール 10.0
チャ乾留液 0.1
香料 1.0
精製水 残
上記成分をよく混合し液剤した。その0.5〜1.5gを100〜150mLの水に溶解して使用した。
[処方例2]
<義歯洗浄剤(散剤)>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 2.0
コハク酸 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 6.0
炭酸水素ナトリウム 31.0
クエン酸 25.0
ポリエチレングリコール 2.0
香料 1.0
精製水 残
合計 100%
上記成分をよく混合し散剤とした。その1.0〜2.5gを100〜150mLの水に溶解して使用した。
[処方例3]
<義歯洗浄剤(錠剤)>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 1.0
乳酸 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 3.0
炭酸水素ナトリウム 30.0
酒石酸 27.0
ココイルサルコシン酸ナトリウム 5.0
イソプロピルメチルフェノール 0.2
EDTAナトリウム 5.0
ポリエチレングリコール 2.0
香料 1.0
精製水 残
合計 100%
上記成分をよく混合し、その2〜3gを打錠機で打錠した。その1錠を100〜150mLの水に溶解して使用した。
[処方例4]
<練歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
クエン酸ナトリウム 0.4
クエン酸 0.02
リン酸水素カルシウム 40.0
無水ケイ酸 5.0
グリセリン 15.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 2.0
ソルビット液 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 3.0
香料 1.0
パラオキシ安息香酸エステル 0.2
フッ化ナトリウム 0.2
精製水 残
合計 100%
[処方例5]
<練歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 0.05
エチドロン酸 0.02
ポリリン酸ナトリウム 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 3.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
水酸化アルミニウム 35.0
グリセリン 15.0
結晶セルロース 10.0
ポリエチレングリコール 10.0
ヒドロキシプロピルセルロース 2.0
香料 1.0
ブチルパラベン 0.2
サッカリンナトリウム 0.1
酢酸dl−α−トコフェロール 0.1
精製水 残
合計 100%
[処方例6]
<練歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 0.2
クエン酸 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
ラウリル硫酸ナトリウム 0.01
ヒノキチオール 0.02
炭酸カルシウム 25.0
ソルビット液 15.0
グリセリン 10.0
無水ケイ酸 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 2.0
香料 1.0
サッカリンナトリウム 0.05
精製水 残
合計 100%
[処方例7]
<練歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 1.0
エチドロン酸 0.2
クエン酸 1.0
クエン酸ナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
グリセリン 25.0
ピロリン酸カルシウム 25.0
無水ケイ酸 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0
香料 1.0
サッカリンナトリウム 0.05
精製水 残
合計 100%
[処方例8]
<練歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 1.0
エチドロン酸 0.2
ポリリン酸ナトリウム 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
無水ケイ酸 20.0
70%ソルビット液 20.0
グリセリン 20.0
プロピレングリコール 3.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.7
ポリエチレングリコール 1.0
カラギーナン 1.0
香料 1.0
二酸化チタン 0.5
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
精製水 残
合計 100%
[処方例9]
<練歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 0.05
エチドロン酸 0.2
ピロリン酸ナトリウム 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
水酸化アルミニウム 30.0
グリセリン 20.0
塩化ナトリウム 10.0
無水ケイ酸 5.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0
ポリエチレングリコール 1.0
香料 1.0
パラオキシ安息香酸エステル 0.2
酢酸dl−α−トコフェロール 0.1
精製水 残
合計 100%
[処方例10]
<練歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 3.0
エチドロン酸 0.2
ピロリン酸ナトリウム 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 0.01
塩化セチルピリジニウム 0.05
イソプロピルメチルフェノール 0.1
ピロリン酸カルシウム 32.0
グリセリン 20.0
無水ケイ酸 6.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0
グリチルレチン酸 1.0
ポリエチレングリコール 1.0
香料 0.1
ε-アミノカプロン酸 0.1
酢酸dl−α−トコフェロール 0.1
精製水 残
合計 100%
[処方例11]
<練歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 1.0
エチドロン酸 0.01
ピロリン酸ナトリウム 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.01
グリセリン 20.0
ピロリン酸カルシウム 16.0
無水ケイ酸 7.0
香料 1.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8
ラウリル硫酸ナトリウム 0.6
カラギーナン 0.6
塩化リゾチーム 0.4
ステビアエキス 0.1
グルコン酸クロルヘキシジン 0.05
精製水 残
合計 100%
[処方例12]
<口腔湿潤剤(ジェルタイプ)>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 0.1
エチドロン酸 0.2
メタリン酸ナトリウム 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.01
クエン酸ナトリウム 1.0
クエン酸 0.23
カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.5
グリセリン 15.0
プロピレングリコール 5.0
安息香酸ナトリウム 0.3
精製水 残
合計 100%
[処方例13]
<口腔湿潤剤(ジェルタイプ)>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.01
クエン酸ナトリウム 0.3
クエン酸 0.2
ハッカ油 0.1
グリセリン 25.0
カラギーナン 0.6
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.4
安息香酸ナトリウム 0.3
トリメチルグリシン 0.5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
ラクトフェリン 0.01
ムチン 0.01
ヒアルロン酸 0.005
精製水 残
合計 100%
[処方例14]
<口腔湿潤剤(ジェルタイプ)>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 0.02
酒石酸 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 0.01
塩化セチルピリジニウム 0.01
クエン酸 0.04
ヒノキチオール 0.02
グリセリン 15.0
カラギーナン 0.8
アルギン酸ナトリウム 1.8
プロピレングリコール 10.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0
安息香酸ナトリウム 0.5
リン酸水素二ナトリウム 0.1
エデト酸二ナトリウム 0.2
エタノール 2.0
キシリトール 5.0
メントール 0.01
香料 0.1
ヒアルロン酸 0.005
グリチルリチン酸ジカリウム 0.015
精製水 残
合計 100%
以下の液体歯磨剤、マウスウォッシュは、スプレー容器に収容して口腔内へスプレーして使用することもできる。
[処方例15]
<液体歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 0.05
エチドロン酸 0.02
コハク酸 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 3.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
クエン酸ナトリウム 0.4
クエン酸 0.02
エタノール 2.0
寒天 1.5
グリセリン脂肪酸エステル 1.5
香料 0.4
パラオキシ安息香酸エステル 0.1
サッカリンナトリウム 0.05
精製水 残
合計 100%
[処方例16]
<液体歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 1.0
エチドロン酸 0.2
ピロリン酸ナトリウム 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
クエン酸ナトリウム 0.8
クエン酸 0.04
水酸化アルミニウム 10.0
グリセリン 10.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
カラギーナン 0.5
エタノール 0.5
香料 0.4
パラオキシ安息香酸エステル 0.1
サッカリンナトリウム 0.05
精製水 残
合計 100%
[処方例17]
<液体歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 1.0
乳酸 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
グリセリン 15.0
ポリエチレングリコール 10.0
無水ケイ酸 3.0
リン酸水素カルシウム 2.0
カルボキシルメチルセルロースナトリウム 2.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
アルミノケイ酸塩 0.5
香料 0.5
パラベン 0.1
精製水 残
合計 100%
[処方例18]
<液体歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
グリセリン 10.0
水酸化アルミニウム 10.0
寒天 1.0
エタノール 0.5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
カラギーナン 0.5
香料 0.4
パラオキシ安息香酸エステル 0.1
精製水 残
合計 100%
[処方例19]
<液体歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 0.2
メタリン酸ナトリウム 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
グリセリン 20.0
ソルビット液 25.0
キサンタンガム 1.0
カルボキシルメチルセルロースナトリウム 0.5
香料 0.5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
パラオキシ安息香酸エステル 0.1
精製水 残
合計 100%
[処方例20]
<液体歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 2.0
エチドロン酸 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 0.01
塩化セチルピリジニウム 0.01
クエン酸ナトリウム 0.4
クエン酸 0.02
70%ソルビット液 25.0
無水ケイ酸 10.0
グリセリン 10.0
キサンタンガム 1.0
キシリトール 1.0
香料 0.5
パラオキシ安息香酸エチル 0.1
パラオキシ安息香酸ブチル 0.05
精製水 残
合計 100%
[処方例21]
<液体歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 1.0
乳酸 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
クエン酸ナトリウム 0.15
クエン酸 0.1
ハッカ油 0.1
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 5.0
エタノール 5.0
キシリトール 5.0
サッカリンナトリウム 0.1
エデト酸二ナトリウム 0.1
パラオキシ安息香酸エステル 0.1
香料 0.1
アルミニウムクロルヒドロキシルアラントイン 0.01
精製水 残
合計 100%
[処方例22]
<液体歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.01
クエン酸 0.02
エタノール 10.0
ポリエチレングリコール 2.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0
安息香酸ナトリウム 1.0
香料 0.4
アルミニウムクロルヒドロキシルアラントイン 0.2
エデト酸二ナトリウム 0.2
チャ乾留液 0.1
ステビアエキス 0.05
乳酸アルミニウム 0.01
精製水 残
合計 100%
[処方例23]
<液体歯磨剤>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 10.0
エチドロン酸 1.0
リンゴ酸 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
イソプロピルメチルフェノール 0.1
含水ケイ酸 1.0
無水ケイ酸 10.0
グリセリン 25.0
香料 1.0
カルボキシルメチルセルロース 1.0
ソルビトール 50.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
パラオキシ安息香酸エステル 0.1
精製水 残
合計 100%
[処方例24]
<マウスウォッシュ>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 5.0
エチドロン酸 0.05
ラウリル硫酸ナトリウム 0.01
塩化セチルピリジニウム 0.01
ハッカ油 0.2
エタノール 20.0
香料 1.0
サッカリンナトリウム 0.05
クロルヘキシジン塩酸塩 0.01
ラウリルエタノールアマイド 0.3
精製水 残
合計 100%
[処方例25]
<マウスウォッシュ>
テトラグリセリルモノラウリルエーテル 1.0
エチドロン酸 0.05
リンゴ酸 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.005
塩化セチルピリジニウム 0.01
クエン酸ナトリウム 0.12
クエン酸 0.03
ハッカ油 0.2
キシリトール 2.5
変性アルコール56号 5.0
グリセリン 5.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
パラオキシ安息香酸エチル 0.05
パラオキシ安息香酸プロピル 0.05
香料 0.1
精製水 残
合計 100%
上述した処方例1〜25の組成物を、前記[バイオフィルムの作製]にて説明した方法に沿って作製したカンジダ菌バイオフィルムに適用することにより、バイオフィルムを良好に抑制(除去)することができた。バイオフィルム生菌数は、いずれも<10〜3.0×105CFU/ml程度であった。上述した処方例1〜25の組成物は、いずれもバイオフィルム生菌数を50%以上抑制していたことがわかった。

Claims (9)

  1. (A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルと、(B)キレート化剤及びその塩からなる群より選ばれる一つ以上とを含有する、バイオフィルム除去剤。
  2. (A)ポリグリセリンモノアルキルエーテルが、テトラグリセリルモノラウリルエーテルである、請求項1に記載のバイオフィルム除去剤。
  3. (B)キレート化剤の酸解離定数pKa1が5.0以下である、請求項1又は2のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
  4. (B)キレート化剤がエチドロン酸である、請求項1又は2のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
  5. さらに、(C)アニオン性界面活性剤を含む、請求項1〜4のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
  6. (C)アニオン性界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウムであることを特徴とする、請求項5に記載のバイオフィルム除去剤。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のバイオフィルム除去剤を含む、バイオフィルムを除去するための口腔用組成物。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のバイオフィルム除去剤を含む、バイオフィルムを除去するための義歯洗浄用組成物。
  9. バイオフィルムが形成された表面に、請求項1〜6のいずれか1項に記載のバイオフィルム除去剤を適用することを含む、バイオフィルムの除去方法。
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JP7430381B2 (ja) 2020-02-04 2024-02-13 水谷ペイント株式会社 バイオフィルム破壊能の評価方法

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