JP2008303188A - カンジダバイオフィルム除去剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】カンジダ菌由来のバイオフィルム除去用組成物の提供。
【解決手段】エリスリトール、キシリトール及びソルビトールから選ばれる1種又は2種以上の糖アルコールを5質量%以上と、前記糖アルコールに対し質量比で0.0001〜0.5のカチオン性殺菌剤とを含むカンジダバイオフィルム除去用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、義歯等に強固に付着したカンジダバイオフィルム除去剤に関する。
近年、口腔内細菌と全身感染症との関係がクローズアップされている。特に易感染宿主は、口腔内細菌による日和見感染症に罹患しやすく、発症後は治療困難なことが多いため、予防対策の確立が急務とされている。一方、高齢化社会の到来と共に義歯の使用者は年々増加している。義歯使用の有無は口腔内環境に直接影響し、例えば、義歯の使用中は、義歯と口腔粘膜との間に食べカスが溜まりやすいため、義歯装着者の口腔内は装着していない人と比較して不潔になりやすい。このように義歯床粘膜面が不潔になると、義歯表面に多量のデンチャープラークが付着し、日和見感染の温床となることが心配される。特にデンチャープラークに存在するCandida albicans 等のカンジダ菌は、義歯性口内炎の原因となるばかりか、日和見感染症の起因微生物である。また、腸管膜障害から細菌の転移をきたし、重症感染症を引き起こすなど全身感染症に関係する。
デンチャープラークの発生機序は、自然歯に付着するデンタルプラークと同じと考えられており、唾液等に含まれるタンパク質が歯等の表面に付着し、ペリクルと呼ばれる被膜が形成され、このペリクルに細菌が付着することで始まる。ペリクルにStreptococcus mutans等のストレプトコッカス属細菌のように不溶性グルカン等の菌体外多糖を産生する細菌が付着すると、菌体外多糖が菌体表面をフィルム状に覆い強固な付着物を形成する。また、嫌気性環境になるとFusobacterium nucleatumなどの嫌気性細菌も増加する。カンジダ菌はF.nucleatumと共凝集しやすいため、F.nucleatumが多いデンチャープラークからはカンジダ菌が多く検出される。更に、カンジダ菌は義歯の素材の一つであるレジン表面に強い付着能を持っており、菌体外多糖が産生することで強固な付着物を形成することが知られている。
上記デンチャープラークの除去手段としては、義歯等を外した後にブラッシング等による物理的洗浄や、義歯洗浄剤等に配合されている過酸化物やプロテアーゼ等の酵素を配合した化学的洗浄が一般的である。しかしながら、ブラッシング等だけでは、カンジダ菌のように強固に付着して形成されたデンチャープラークを十分に除去できない。また、デンチャープラークの除去を目的とした化学的洗浄剤には、過酸化物や酵素等の人体に為害性のある成分を使用しているため、義歯等を口腔内から外してから使用するといった使用制限がある。
一方、カンジダ症の治療には、ミコナゾール、ケトコナゾール、クロトリマゾール等のイミダゾール系抗真菌剤の使用やアンホテリシンB等のポリエン系抗生物質の局所塗布や内服が用いられている。しかしながら、これらの薬剤の使用では、菌体表面をフィルムで覆われたデンチャープラークには殺菌剤等の薬剤が内部まで浸透しにくいため、内部の微生物に対する殺菌剤の効果が充分発揮できないという問題点がある。更に、これらによる長期間の化学療法は、その薬剤に感受性のある常在性細菌の減少を伴うため、カンジダ菌の異常増殖が起こることで菌交代症を起こすなどの問題が生じる。
そこで、デンチャープラークを除去する技術として、酵素及びその浸透促進剤としてアニオン界面活性剤を配合した技術が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、使用されている酵素は、至適pHが6〜9.5、至適温度が40〜70℃の特性を持つ酵素であるが、特にストレプトコッカス属細菌によって構成されたデンチャープラークを対象としていることから、カンジダ菌によって構成されたデンチャープラークに対する作用は不明である。更に、活性酸素を発生する化合物を配合していることから、口腔内に直接適用することが不可能である。また、口腔内に直接適用できるカンジダ菌の感染症予防技術としては、エリスリトール、トレハロース等の糖アルコールを配合した義歯安定剤が提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、この技術は直接口腔適用可能であるものの、義歯安定剤の付着面以外や義歯安定剤を必要としない部分的な義歯等には効果は期待できない。また、糖アルコールそのものには殺菌力がないため、繰り返しカンジダバイオフィルムが形成されてしまう問題点もある。
特開平10−95722号公報 特開2001−149388号公報
本発明の目的は、カンジダ菌由来のバイオフィルムの除去剤を提供することにある。
本発明者は、糖アルコールに対し少量のカチオン性殺菌剤を併用すると、カンジダバイオフィルムに対して、殺菌剤の浸透性が促進され、優れたカンジダ菌の殺菌効果を発揮することを見出した。
すなわち、本発明は、エリスリトール、キシリトール及びソルビトールから選ばれる糖アルコールに対しカチオン性殺菌剤を質量比で0.0001〜0.5含有するガンジタバイオフィルム除去剤を提供するものである。
また、本発明は、エリスリトール、キシリトール及びソルビトールから選ばれる糖アルコール5質量%以上と、当該糖アルコールに対し質量比で0.0001〜0.5のカチオン性殺菌剤とを含むカンジダバイオフィルム除去用組成物を提供するものである。
本発明のカンジダバイオフィルム除去剤は、デンチャープラーク等のカンジダ菌を構成細菌とするプラークの除去に有用である。
本発明に用いられる糖アルコールは、エリスリトール、キシリトール及びソルビトールから選ばれるものであるが、バイオフィルムに対するカチオン殺菌剤の浸透性促進効果の点から、特にエリスリトール及びキシリトールが好ましい。
また、カチオン性殺菌剤は、口腔組織表面、例えば歯牙表面、口腔粘膜(歯ぐきを含む)等に吸着し、むし歯、歯周病、口臭等の原因となる菌に対して殺菌作用を有するもの、例えば、第四級アンモニウム化合物及びビグアニド系化合物等が挙げられる。第四級アンモニウム化合物に属する殺菌剤としては、例えば塩化セチルピリジニウム、塩化デカリニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化アルキルジメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ラウロイルコラミノホルミルメチルピリジニウム等が挙げられる。また、ビグアニド系化合物に属する殺菌剤としては、例えばクロルヘキシジン及びその塩を挙げることができ、好ましくはグルコン酸クロルヘキシジン及び塩酸クロルヘキシジンが挙げられる。
本発明のカンジダバイオフィルム除去剤は、上記糖アルコールに対しカチオン性殺菌剤を質量比で0.0001〜0.5配合するものであるが、特に殺菌剤の浸透促進効果の点から、0.001〜0.1であることが好ましい。
また、本発明のガンジタバイオフィルム除去用組成物は、特にカンジダ菌を含むデンチャープラークの除去に有用である。ガンジタバイオフィルム除去用組成物中の糖アルコールの含有量は、殺菌剤の浸透促進効果の点から5質量%以上であるが、組成物が液状の場合には、更に5〜30質量%、特に6〜25質量%が好ましい。また固形状の場合には、30〜90質量%、特に40〜80質量%が好ましい。さらに、カチオン性殺菌剤は、糖アルコールに対しカチオン性殺菌剤を質量比で0.0001〜0.5含むものであるが、殺菌作用及び味の点から、特に0.001〜0.1であることが好ましい。更に、カンジダ菌を含むデンチャープラーク除去用組成物中のカチオン性殺菌剤の含有量は、0.001〜0.5質量%、特に0.005〜0.2質量%が好ましい。
本発明の組成物は、義歯等を取り出して浸漬して使用する目的で、例えば液状(ゲル状のものを含む)、固形状(顆粒状、粉末状を含む)といった剤型に調製することができ、義歯洗浄剤として用いることができる。また、本発明の除去用組成物は、カチオン性殺菌剤とエリスリトール等の糖アルコールとを組み合わせたものであるから、人体に為害性のある成分を含まない限り、直接口腔内に適用することができるので、例えば、洗口液、含漱剤、スプレー剤、トローチ剤の形態として用いることもできる。
本発明に係る義歯洗浄剤の場合には、デンチャープラーク分解成分として、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、プロテアーゼ、β−1,3−D−グルカナーゼ等のプラーク分解酵素;ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、酸性ポリリン酸ナトリウム等のキレート作用のある縮合リン酸塩、モノ過硫酸水素カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリム等の活性酸素発生剤を含有することができる。また、上記成分と共に溶解性を向上させる成分として、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩と無水クエン酸、コハク酸、リンゴ酸等の有機酸等を配合することができる。義歯洗浄剤として使用する場合には、デンチャープラーク除去用組成物中の糖アルコールの含有量は、殺菌剤の浸透促進効果の点から5質量%以上であるが、組成物が液状の場合には、更に5〜30質量%、特に6〜25質量%が好ましい。また、活性酸素発生剤は、好ましくは10〜70質量%、炭酸塩は、好ましくは20〜40質量%、有機酸は好ましくは15〜35質量%含むことができる。
本発明の組成物には、用途や形態に応じて前記成分の他、例えば発泡剤、発泡助剤、研磨剤、湿潤剤、粘結剤、増量剤、甘味剤、保存料、pH調整剤、フッ化物、血行促進剤、消炎剤、酵素、粘着剤、顔料、色素、香料等を適宜含有させることができる。
発泡剤としては、陰イオン、非イオン、陽イオン、及び両性界面活性剤が挙げられる。陰イオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、アミノ酸系界面活性剤、スルホコハク酸系界面活性剤等が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド系界面活性剤、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン長鎖アルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、アルキルグルコシド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等が挙げられる。特に発泡性の点から、アルキル硫酸ナトリウムを含むことが好ましく、好ましくは炭素数8〜18、特に炭素数10〜16、更には炭素数12〜14のアルキル基を有するアルキル硫酸ナトリウムを、任意の比率で使用することができる。なお、これらの発泡剤は単独で用いても、2種以上を併用してもよく、その含有量は、通常、本発明組成物全体に対して、0.001〜10質量%が好ましく、特に0.05〜5質量%が好ましい。
香料としては、メントール、カルボン、アネトール、オイゲノール、シネオール、チモール、サリチル酸メチル、プレゴン、メントン、ピネン、リモネン、メンチルアセテート等の合成香料の他に、ペパーミント油、スペアミント油、ハッカ油等のミント油、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ライムなどの柑橘油、ユーカリ、セージ、ローズマリー、タイム、ローレル、バジル、シソ、ベイ、エストラゴン、パセリ、セロリ、コリアンダー等のハーブ油、シナモン、ペッパー、ナツメグ、メース、クローブ、ジンジャー、カルダモン、アニスなどのスパイス油などのような天然精油、アップル、バナナ、メロン、グレープ、ピーチ、ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックカラント、ライチ、スターフルーツ、パッションフルーツ、プラム、パイナップル、マスカットなどのフルーツフレーバーなどを用いることができる。特にカチオン系殺菌剤を用いる場合には、カチオン性殺菌剤の異味のマスキング効果を得る点から、メントール、カルボン、ペパーミント油、スペアミント油、ハッカ油、サリチル酸メチル、シネオール、リモネン、ピネン等の油溶性香料を用いることが好ましい。香料の含有量は、清涼感や後味の観点から、本発明組成物中に0.01〜2質量%が好ましく、特に0.1〜1.5質量%であることが好ましい。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール等のアルギン酸誘導体、カラギーナン、キサンタンガム、ジュランガム、トラガントガム、カラヤガム等のガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー等の合成粘結剤、シリカゲル、ビーガム、ラポナイト等の無機粘結剤等が挙げられる。これらは1種以上を混合して用いることができる。
緩衝剤としては、クエン酸及びその塩、リンゴ酸及びその塩、リン酸及びその塩等が挙げられる。
その他の薬効剤としてはトラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸等の抗プラスミン剤、アスコルビン酸、トコフェロールエステル等のビタミン類、グリチルリチン塩類、アラントイン類、オウバク、オウゴン、カミツレ、ラタニア、ミルラ等の植物抽出物、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、塩化リゾチーム等の酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム等のアルカリ金属モノフルオロフォスフェート、フッ化ナトリウム、フッ化第1錫等のフッ化物、塩化ナトリウム、硝酸カリウム、炭酸塩、重炭酸塩、セスキ炭酸塩等の塩類、クロロフィル、銅クロロフィリンナトリウム、鉄クロロフィリンナトリウム、フラボノイド、グルコン酸銅、塩化亜鉛、ゼオライト、水溶性無機リン酸化合物、乳酸アルミニウム等の1種又は2種以上が挙げられる。
本発明の組成物は、特に液体組成物として使用することが有用である。液体組成物の場合には、水の含有量は、10〜96質量%、特に20〜90質量%、さらに30〜90質量%が好ましい。更に、液体組成物の基材として水以外に、アルコール類を加えても良い。アルコール類としては、例えば洗口剤に使用可能な成分として、殺菌効果や清涼感等を付与する成分であるエタノールが挙げられる。エタノールは、香料の可溶化の観点から少なくとも3質量%以上であることが好ましく、特に5〜30質量%、更に8〜25質量%、更にまた10〜20質量%であることが好ましい。また、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、マルチトール等の上記本発明に有用な糖アルコール以外のものも、本発明の効果に影響しない範囲で加えても良い。
実施例1〜8、比較例1〜8
被検菌株は義歯より分離した臨床分離株のC. albicans CAD1を用い、modified Luria broth(1%ポリペプトン、0.5%酵母エキス、0.5%塩化ナトリウム、0.1%グルコース)にて17時間、37℃で培養後、リン酸緩衝液(PBS)で遠心洗浄し、600nmにおける濁度を0.2(4.0×106cfu/mL)に調整した。C. albicansのバイオフィルムモデルの形成は、24穴平底プレートの底面に直径13.5mmのコラーゲンセルデスク(MS−0013J、住友ベークライト)を置き、前述の菌液2mLと共に、37℃で5日間培養してセルデスク表面にカンジダバイオフィルムを形成させた。
バイオフィルム片を表1に示す各試験溶液2mLに、30秒間浸漬させた後、トリプシンとEDTAでバイオフィルムを破壊、洗浄した後、直ちに生菌数を測定した。各バイオフィルム中の生菌数は、スパイラルプレーター(モデルD型,スパイラル社)を用い算定した。各溶液について7回ずつ行った。結果を表1に示す。

Figure 2008303188
実施例9〜13
下記に示す組成物のカンジダバイオフィルム除去用組成物(実施例9〜10は予め装着されていた義歯を容器に取り出し浸漬、実施例11〜13は直接口腔内に適用)を製造して、前記実施例と同様な評価を行ったところ、カンジダバイオフィルム除去効果に優れていることが確認された。
実施例9(義歯洗浄剤(錠剤))
無水クエン酸 22
炭酸水素ナトリウム 38
キシリトール 6
ラウリル硫酸ナトリウム 1
モノ過硫酸水素カリウム 20
過ホウ酸ナトリム 5
ポリエチレングリコール 5
塩酸クロルヘキシジン 0.4
フラボノイド 1
鉄クロロフィリンナトリウム 0.5
炭酸ナトリウム 適量
100質量%
上記組成の粉末5gを油圧打錠機にて錠剤に成型し、水200mLに溶解後、使用した。
実施例10(義歯洗浄剤(粉末タイプ))
モノ過硫酸カリウム 5
過炭酸ナトリウム 50
エリスリトール 15
トリポリリン酸ナトリウム 10
ラウリルメチルタウリンナトリウム 5
過ホウ酸ナトリム 2
デキストラナーゼ 5
ムタナーゼ 2
塩酸クロルヘキシジン 0.5
塩化ベンゼトニウム 0.5
粉末香料 1
炭酸ナトリウム 適量
100質量%
上記組成の粉末5gを油圧打錠機にて錠剤に成型し、水200mLに溶解後、使用した。
実施例11(含漱剤)
ポリグリセリンミリスチン酸エステル 0.8
エリスリトール 5
ソルビトール 5
塩化ベンゼトニウム 0.01
サッカリンナトリウム 0.02
香料 0.1
精製水 適量
100質量%
実施例12(トローチ剤)
ショ糖ステアリン酸エステル 1
エリスリトール 40
キシリトール 15
ソルビトール 35
塩化セチルピリジニウム 0.02
スクラロース 0.03
銅クロロフィリンナトリウム 0.01
粉末香料 0.5
シリカ 1.45
デキストリン 適量
100質量%
上記組成の粉末を油圧式打錠機にてトローチ剤に成型した。
実施例13(スプレー剤)
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 1.0
エリスリトール 25
グリセリン 5
塩化セチルピリジニウム 0.05
エタノール 25
香料 1.0
精製水 適量
100質量%

Claims (6)

  1. エリスリトール、キシリトール及びソルビトールから選ばれる1種又は2種以上の糖アルコールに対しカチオン性殺菌剤を質量比で0.0001〜0.5含有するカンジダバイオフィルム除去剤。
  2. エリスリトール、キシリトール及びソルビトールから選ばれる1種又は2種以上の糖アルコールを5質量%以上と、前記糖アルコールに対し質量比で0.0001〜0.5のカチオン性殺菌剤とを含むカンジダバイオフィルム除去用組成物。
  3. 液体である請求項2記載のカンジダバイオフィルム除去用組成物。
  4. 口腔内に直接適用できるものである請求項3記載のカンジダバイオフィルム除去用組成物。
  5. 義歯洗浄用である請求項2〜4のいずれか1項記載のカンジダバイオフィルム除去用組成物。
  6. 義歯のカンジダ菌を含むデンチャープラーク除去用である請求項2〜5のいずれか1項記載のカンジダバイオフィルム除去用組成物。
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