JP2018080496A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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正晴 高木
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B79/00Mounting or connecting vehicle locks or parts thereof
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Abstract

【課題】ドアに対するベースプレートの固定強度を好適に確保しつつ、ドアの薄型化を実現でき、かつ、作業性を向上させることが可能な車両用ドアロック装置を提供する。【解決手段】車両用ドアロック装置1では、ベースプレート99に第1〜3取付穴99A〜99Cが形成されている。第1取付穴99Aは、車両内外方向において、フォーク軸心X11よりも進入口99Dの入口901側に位置しているとともに、上下方向において、進入口99Dよりもフォーク軸心X11側に位置している。第2取付穴99Bは、車両内外方向において、フォーク軸心X11よりも入口901側に位置しているとともに、上下方向において、進入口99Dよりもポール軸心X12側に位置している。第3取付穴99Cは、車両内外方向において、底部902とフォーク軸心X11との間に位置しているとともに、上下方向において、進入口99Dよりもポール軸心X12側に位置している。【選択図】図3

Description

本発明は車両用ドアロック装置に関する。
特許文献1に従来の車両用ドアロック装置が開示されている。この車両用ドアロック装置は、ハウジング、フォーク、ポール及び作動機構を備えている。ハウジングは、ベースプレートを有している。ベースプレートには進入口が形成されている。進入口には、車体に設けられたストライカが進入可能となっている。
フォークは、フォーク軸心周りでベースプレートに揺動可能に設けられている。フォークは、進入口内にストライカを保持するラッチ位置と、進入口内からストライカが離反することを許容するアンラッチ位置とに変位する。ポールは、ベースプレートにフォーク軸心とは進入口を挟んで逆側に位置するポール軸心周りでベースプレートに揺動可能に設けられている。ポールは、フォークを固定又は開放する。作動機構はハウジング内に設けられている。作動機構は、ポールに作用することにより、ポールにフォークを開放させる。
また、同文献の図1に示すように、ベースプレートには、第1取付穴と第2取付穴と第3取付穴とが形成されている。第1取付穴は、進入口が延びる第1方向において、フォーク軸心及びポール軸心よりも進入口の入口側に位置している。また、第1取付穴は、第1方向に直交し、かつベースプレートに平行な第2方向において、進入口よりもフォーク軸心側に位置している。第2取付穴は、第1方向において、フォーク軸心及びポール軸心よりも進入口の入口側に位置している。また、第2取付穴は、第2方向において、進入口よりもポール軸心側に位置している。第3取付穴は、第1方向において、進入口の底部に対して、進入口の入口とは反対側、すなわち、進入口の底部よりも進入口の入口から離れた位置に配置されている。また、第3取付穴は、第2方向において、進入口よりもポール軸心側に位置している。
この車両用ドアロック装置は、車体に対して開閉可能なドアの端面にベースプレートが固定される。具体的には、ドアの端面に第1〜3締結具が挿通され、第1〜3締結具がそれぞれ第1〜3取付穴に締結される。こうして、ベースプレートはドアの端面に当接した状態で固定される。
また、特許文献2の図2に開示された車両用ドアロック装置では、ベースプレートに第1取付穴と第2取付穴とが形成されている。第1取付穴は、第1方向において、進入口の底部に対して、進入口の入口とは反対に位置している。また、第1取付穴は、第2方向において、進入口よりもフォーク軸心側に位置している。第2取付穴は、第1方向において、フォーク軸心及びポール軸心よりも進入口の入口側に位置している。また、第2取付穴は、第2方向において、進入口よりもポール軸心側に位置している。そして、同文献の図1に示すように、この車両用ドアロック装置は、ドアの端面に挿通された第1、2締結具がそれぞれ第1、2取付穴に締結されることにより、ベースプレートがドアの端面に当接した状態で固定される。
実公平06−017960号公報 特許第5930273号公報
しかし、特許文献1の車両用ドアロック装置では、第3取付穴が第1方向において、進入口の底部に対して、進入口の入口とは反対側に配置されている。このため、ドアに対して車体とドアとの間をシールするシールラインを貼付するに当たって、シールラインが進入口だけでなく第3取付穴も迂回する必要がある。このため、この車両用ドアロック装置では、ドアを薄型化し難しい。また、この車両用ドアロック装置では、第3取付穴に第3締結具を締結する際、第3締結具がシールラインを噛み込まないように慎重に作業を行う必要があり、作業性が低下する。
一方、特許文献2の車両用ドアロック装置では、第3取付穴を省略することによって、シールラインの迂回を小さくすることができることから、ドアを薄型化し易い。しかしながら、この車両用ドアロック装置では、第1、2締結具を第1、2取付穴に締結するのみでベースプレートをドアの端面に固定することから、ドアに対するベースプレートの固定強度を確保することが難しい。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ドアに対するベースプレートの固定強度を好適に確保しつつ、ドアの薄型化を実現でき、かつ、作業性を向上させることが可能な車両用ドアロック装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の車両用ドアロック装置は、ストライカが固定された車体と、前記車体に対して開閉可能なドアとの間に固定され、前記車体に対して前記ドアを閉じた状態で保持可能な車両用ドアロック装置であって、
前記ドアの端面に当接状態で固定され、前記ストライカが進入可能な進入口が形成されたベースプレートを有するハウジングと、
前記ベースプレートにフォーク軸心周りで揺動可能に設けられ、前記進入口内に前記ストライカを保持するラッチ位置と、前記進入口内から前記ストライカが離反することを許容するアンラッチ位置とに変位するフォークと、
前記ベースプレートに前記フォーク軸心とは前記進入口を挟んで逆側に位置するポール軸心周りで揺動可能に設けられ、前記フォークを固定又は開放するポールと、
前記ハウジング内に設けられ、前記ポールに作用し、前記ポールに前記フォークを開放させることが可能な作動機構とを備えた車両用ドアロック装置において、
前記ベースプレートには、前記端面に挿通される第1締結具が締結される第1取付穴と、前記端面に挿通される第2締結具が締結される第2取付穴と、前記端面に挿通される第3締結具が締結される第3取付穴とが形成され、
前記第1取付穴は、前記進入口が延びる第1方向において、前記フォーク軸心よりも前記進入口の入口側に位置しているとともに、前記第1方向に直交し、かつ前記ベースプレートに平行な第2方向において、前記進入口よりも前記フォーク軸心側に位置し、
前記第2取付穴は、前記第1方向において、前記フォーク軸心よりも前記進入口の入口側に位置しているとともに、前記第2方向において、前記進入口よりも前記ポール軸心側に位置し、
前記第3取付穴は、前記第1方向において、前記進入口の底部と前記フォーク軸心との間に位置しているとともに、前記第2方向において、前記進入口よりも前記ポール軸心側に位置していることを特徴とする。
本発明の車両用ドアロック装置では、ベースプレートをドアの端面に当接させ、第1〜3締結具をそれぞれ第1〜3取付穴に締結することにより、ベースプレートをドアに固定することができる。このため、第1、2締結具を第1、2取付穴に締結させるのみでベースプレートをドアに固定する場合に比べて、ドアに対するベースプレートの固定強度を好適に確保できる。
ここで、第3取付穴は、第1方向において、進入口の底部とフォーク軸心との間に位置している。つまり、第3取付穴が第1方向において、進入口の底部に対して進入口の入口とは反対側にはみ出すことがない。このため、ベースプレートに第3取付穴を形成していても、シールラインの迂回を小さくできる。また、第3取付穴に第3締結具を締結する際に、第3締結具がシールラインを噛み込み難い。さらに、第3取付穴は、第1方向において、フォーク軸心よりも進入口の底部側に位置しているため、第3取付穴の位置の変更をしても、固定強度が低下し難い。
したがって、本発明の車両用ドアロック装置では、ドアに対するベースプレートの固定強度を好適に確保しつつ、ドアの薄型化を実現でき、かつ、作業性を向上させることが可能である。
第1取付穴は、第2方向において、フォーク軸心よりも進入口から離間していることが望ましい。また、第2取付穴は、第2方向において、ポール軸心よりも進入口から離間していることが望ましい。さらに、第3取付穴は、第2方向において、ポール軸心よりも進入口から離間していることが望ましい。この場合、ドアに対するベースプレートの固定強度を一層好適に確保できる。
第1取付穴の中心と第3取付穴の中心との第1距離は、第1取付穴の中心と第2取付穴の中心との第2距離以下の長さに設定されていることが望ましい。この場合、ドアに対するベースプレートの固定強度を一層好適に確保しつつ、ドアの薄型化を一層実現できる。
ベースプレートは、第1方向において進入口の入口とは反対側に位置して第2方向に延在する周縁部を有していることが望ましい。そして、周縁部は、第1方向及び第2方向に略直交する第3方向に屈曲し、かつ第2方向に延在する屈曲部を含んでいることが望ましい。この場合、屈曲部によってベースプレートを補強できるので、ドアに対するベースプレートの固定強度を一層好適に確保できる。
屈曲部は、第2方向の両端部が第2方向の中間部よりも第1方向において進入口の入口に接近するように湾曲又は屈曲していることが望ましい。この場合、屈曲部によってベースプレートを一層補強できるので、ドアに対するベースプレートの固定強度を一層好適に確保できる。
屈曲部における第2方向の一端部は、第2方向において、第3取付穴よりも進入口から離間していることが望ましい。また、屈曲部における第2方向の他端部は、第2方向において、フォーク軸心よりも進入口から離間していることが望ましい。この場合、屈曲部によってベースプレートを一層補強できるので、ドアに対するベースプレートの固定強度を一層好適に確保できる。
本発明の車両用ドアロック装置によれば、本発明の車両用ドアロック装置では、ドアに対するベースプレートの固定強度を好適に確保しつつドアの薄型化を実現でき、かつ、作業性を向上させることが可能である。
図1は、実施例の車両用ドアロック装置の斜視図である。 図2は、実施例の車両用ドアロック装置の斜視図である。 図3は、ベースプレート、ラッチハウジング及びラッチ機構の側面図である。 図4は、ベースプレート、ラッチハウジング及びラッチ機構の分解斜視図である。 図5は、ラッチハウジング及びラッチ機構の側面図である。 図6は、第1ハウジング及び作動機構の正面図である。 図7は、第1ハウジング及び作動機構の正面図である。 図8は、O/Sオープンレバー、慣性レバー、フォーク及びポールの動作を説明する模式図である。 図9は、O/Sオープンレバー、慣性レバー、フォーク及びポールの動作を説明する模式図である。 図10は、O/Sオープンレバー、慣性レバー、フォーク及びポールの動作を説明する模式図である。 図11は、O/Sオープンレバー、慣性レバー、フォーク及びポールの動作を説明する模式図である。 図12は、ドアに対するベースプレートの固定を示す模式斜視図である。 図13は、ベースプレートにおける第1〜3取付穴の各位置関係等を示す模式図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、実施例の車両用ドアロック装置1(以下、単に「ドアロック装置1」と呼ぶ。)は、本発明の車両用ドアロック装置の具体的態様の一例である。ドアロック装置1は、図12に示すように、自動車や産業車両等の車両の車体に対して開閉可能なドア100に固定されている。そして、ドアロック装置1は、車体に固定されたストライカS1(図8〜図11参照)を保持することによって、車体に対してドア100を閉じた状態で保持可能である。
図1及び図2では、車体の左側面に設けられたドア100の内部に配設されたドアロック装置1を図示している。なお、ドアロック装置1が車体の右側面に設けられたドア100の内部に固定される場合には、勝手違いになるだけである。さらに、ドアロック装置1は、バックドア等にも設けられ得る。
図1及び図2に示す前後方向及び上下方向は、車両の前後方向及び上下方向を基準としている。また、図1及び図2に示す車両内外方向は、車両の車室内に搭乗する者を基準として、車両の左側面側を車両外側とし、その反対側を車両内側としている。図3以降に示す前後方向、上下方向及び車両内外方向は、図1及び図2に対応させて表示している。また、前後方向、上下方向及び車両内外方向は、互いに略直交する関係にある。ここで、車両内外方向は本発明における「第1方向」に相当しており、上下方向は本発明における「第2方向」に相当している。そして、前後方向のうち、前方向は本発明における「第3方向」に相当している。
図1に示すように、ドアロック装置1が固定されたドア100の外面には、外側ドアハンドルH1及びキーシリンダH2が配設されている。外側ドアハンドルH1は、前後方向に略水平に延びるハンドル軸心XH1周りで揺動可能となっている。また、ドア100の車室内に露出する内面には、室内ロックノブH3及び内側ドアハンドルH4が配設されている。
外側ドアハンドルH1には、伝達ロッドC1の上端部C1Aが連結されている。ドアロック装置1は、ドア100の内部において外側ドアハンドルH1よりも下方に配設されている。伝達ロッドC1の下端部C1Bは、ドアロック装置1のO/Sオープンレバー20の連結部20Cに連結されている。
キーシリンダH2は、ドアロック装置1の上端部に回動可能に設けられたキーシリンダ保持部C2Aに一体回転可能に保持されている。図2に示すように、キーシリンダ保持部C2Aには、リンクロッドC2Bの上端部が連結されている。リンクロッドC2Bの下端部は、リンクレバーC2Cを介し、図6及び図7を示して後述するO/Sロックレバー30に接続されている。
図1に示すように、室内ロックノブH3には、伝達ケーブルC3の一端部が接続されている。内側ドアハンドルH4には、伝達ケーブルC4の一端部が接続されている。図2に示すように、伝達ケーブルC3の他端部は、ドアロック装置1内に引き込まれており、図6等を示して後述するI/Sロックレバー35に接続されている。伝達ケーブルC4の他端部は、ドアロック装置1内に引き込まれており、図6及び図7を示して後述するI/Sオープンレバー25に接続されている。
ドアロック装置1は、図1〜図5等に示すラッチハウジング9と、図1、図2、図6及び図7に示す作動ハウジング7とを備えている。図1及び図2に示すように、作動ハウジング7は、ラッチハウジング9に組み付けられている。
作動ハウジング7は、図1に示す第1ハウジング70と図2に示す第2ハウジング80とを有している。これらの第1、2ハウジング70、80は樹脂製である。図1に示すように、第1ハウジング70は、第1基壁部71と、第1基壁部71を囲む第1周縁部73とを有している。図2に示すように、第2ハウジング80は、第2基壁部81と、第2基壁部81を囲む第2周縁部83とを有している。第1基壁部71と第2基壁部81とが対向し、第1周縁部73と、第2周縁部83とが溶着されることによって、第2ハウジング80が第1ハウジング70に組み付けられている。これにより、作動ハウジング7の内部に、図6及び図7に示す収納室7Aが形成されている。収納室7A内には、作動機構6が収納されている。
図3〜図5に示すように、ラッチハウジング9は、樹脂製である第3ハウジング90と、それぞれ鋼板製であるベースプレート99及びバックプレート98とを有している。第3ハウジング90にフォーク揺動軸11S及びポール揺動軸12Sを挿通し、第3ハウジング90の後方にベースプレート99を配置し、第3ハウジング90の前方にバックプレート98を配置する。そして、フォーク揺動軸11S及びポール揺動軸12Sのそれぞれの後端部をベースプレート99に加締め固定し、フォーク揺動軸11S及びポール揺動軸12Sのそれぞれの前端部をバックプレート98に加締め固定することによって、ラッチハウジング9の内部に、ラッチ室9Aが形成されている。ラッチ室9Aには、ラッチ機構8が収納されている。
図6及び図7に示すように、第1ハウジング70には、2本の支持部76P、76Qが形成されている。支持部76Pは、第1ハウジング70の第1周縁部73における後方、かつ上方の端部の近傍で、第1基壁部71に凸設されている。支持部76Qは、第1ハウジング70の第1周縁部73における後方、かつ下方の端部の近傍で、第1基壁部71に凸設されている。支持部76P、76Qは、第2ハウジング80の第2基壁部81に向かって延びている。
図4に示すように、第3ハウジング90には、2つの挿通穴96P、96Qが形成されている。挿通穴96Pは、第3ハウジング90の上端側で、車両内外方向に貫設されている。挿通穴96Qは、第3ハウジング90の下端側で、車両内外方向に貫設されている。また、図示を省略するものの、第2ハウジング80には、第1ハウジング70の支持部76Pの先端部及び支持部76Qの先端部にそれぞれ整合する2つの抜止部位が凹設されている。
第2ハウジング80が第1ハウジング70に組み付けられる前に、第3ハウジング90を第1ハウジング70に仮り組みする。ここで、図6及び図7等に示すように、第1ハウジング70には、第1基壁部71の後端部に、溝状のガイド部71Jが凹設されている。また、図4に示すように、第3ハウジング90の車両外側、かつ上方の端面には、リブ90Jが凸設されている。そして、ガイド部71Jによってリブ90Jを案内させながら、第3ハウジング90を第1ハウジング70に接近させることにより、第3ハウジング90が適正位置で第1ハウジング70に仮り組みされる。その結果、第1ハウジング70の支持部76Pの中間部が第3ハウジング90の挿通穴96Pに挿通される。第1ハウジング70の支持部76Qの中間部が第3ハウジング90の挿通穴96Qに挿通される。
次に、第2ハウジング80が第1ハウジング70に組み付けられる際、第1ハウジング70の支持部76Pの先端部及び支持部76Pの先端部を第2ハウジング80の各抜止部位にそれぞれ嵌入させる。そして、第1ハウジング70の第1周縁部73と、第2ハウジング80の第2周縁部83とを溶着することにより、第3ハウジング90が第1ハウジング70及び第2ハウジング80と接合される。
図3に示すように、ラッチハウジング9のベースプレート99には、固定面P1と、第1取付穴99Aと、第2取付穴99Bと、第3取付穴99Cと、進入口99Dと、周縁部99Eとが形成されている。固定面P1は、ベースプレート99の後方を向く面に形成されている。ベースプレート99の後方を向く面は凹凸を有しているが、固定面P1は、ベースプレート99の後方を向く面のうちのドア100の後端面に当接する平坦面である。
第1取付穴99A内には第1ネジ溝991が形成されている。同様に、第2取付穴99b内には第2ネジ溝992が形成されており、第3取付穴99C内には第3ネジ溝993が形成されている。第1〜3取付穴99A〜99Cの各周囲には、固定面P1から前方に凹む第1〜3凹部994〜996が設けられている。第1取付穴99Aは第1凹部994と連続している。第2取付穴99Bは第2凹部995と連続している。第3取付穴99Cは第3凹部996と連続している。なお、ドア100に対するベースプレート99の固定及びベースプレート99における第1〜3取付穴99A〜99Cの各位置関係についての詳細は後述する。
進入口99Dは、車両内外方向に延びる略「U」字形状に形成されており、入口901と底部902とを有している。入口901は、進入口99Dにおける車両内側に位置している。底部902は、進入口99Dにおいて入口901とは反対側、すなわち、進入口99Dにおいて車両外側に位置している。進入口99Dには、ドア100の開閉に伴ってドアロック装置1が移動する際、車体に固定されたストライカS1が相対的に進入又は離脱する。
周縁部99Eは、ベースプレート99において車両外側の端部に位置しており、ベースプレート99の上方から下方に向かって延びている。周縁部99Eは、屈曲部997と連続部998とを有している。図4に示すように、屈曲部997は固定面P1よりも前方に向かって屈曲している。また、図3に示すように、屈曲部997は、上端部997Aと、下端部997Bと、上端部997Aと下端部997Bとの間に位置する中間部997Cとを有している。なお、屈曲部997の詳細な説明についても後述する。一方、連続部998は、屈曲部997と固定面P1との間に位置している
図4及び図5に示すように、ラッチ機構8は、フォーク11とポール12とを有している。フォーク11は、進入口99Dに対して上方に位置するフォーク揺動軸11Sに揺動可能に支持されている。フォーク揺動軸11Sは、固定面P1に略直交するフォーク軸心X11を規定している。フォーク揺動軸11Sには、捩じりコイルバネ11Tが装着されている。ポール12は、進入口99Dに対して下方に位置するポール揺動軸12Sに揺動可能に支持されている。ポール揺動軸12Sは、固定面P1に略直交するポール軸心X12を規定している。ここで、ポール揺動軸12Sが進入口99Dに対して下方に位置することから、ポール軸心X12は進入口99Dに対して下方に位置することになる。つまり、図3に示すように、ポール軸心X12は、ベースプレート99において、フォーク軸心X11とは進入口99Dを挟んで逆側に位置している。図4に示すように、フォーク軸心X11とポール軸心X12とは平行である。ポール揺動軸12Sには、捩じりコイルバネ12Tが装着されている。
図5に示すように、フォーク11は、捩じりコイルバネ11Tにより、フォーク軸X11周りでD11方向に揺動するように付勢されている。フォーク11の進入口99D側に位置する部位は、内側凸部11Aと外側凸部11Bとに分岐している。そして、内側凸部11Aと外側凸部11Bとの間に形成された切り欠き部11Cには、図8、図10及び図11に示すように、進入口99D内に進入したストライカS1が収まるようになっている。これにより、フォーク11は、進入口99Dの底部902側でストライカS1を保持する。図5に示すように、内側凸部11Aのポール12に対面する先端側には、後述するストッパ面12Aと当接可能なラッチ面11Dが形成されている。
ポール12は、捩じりコイルバネ12Tにより、ポール軸心X12周りでD12方向に揺動するように付勢されている。これにより、ポール12は、図5、図8、図10及び図11に示す姿勢を保持している。
図5に示すように、ポール12における進入口99Dの底部902側に位置する部位には、ストッパ面12Aが形成されている。ストッパ面12Aは、上述のラッチ面11Dに対面するように形成されている。ストッパ面12Aを構成する円弧は、フォーク11側で途切れており、そこからポール揺動軸12S側に延びる摺動面12Cが形成されている。一方、ポール12におけるポール揺動軸12Sを挟んでストッパ面12Aとは反対側には、被当接部12Bが形成されている。図4に示すように、被当接部12Bは、前方に向かって柱状に突出している。これにより、被当接部12Bの前端は、ラッチ室9Aから第3ハウジング90を通過して前向きに突出し、収納室7A内に進入するようになっている。
図8に示すように、ポール12は、フォーク11が進入口99Dの底部902側でストライカS1を保持した状態で、内側凸部11Aのラッチ面11Dにストッパ面12Aが当接することにより、フォーク11をD11方向に揺動させないように固定する。図5、図8、図10及び図11に示すフォーク11の位置は、進入口99D内にストライカS1を保持するラッチ位置である。
また、図9に示すように、後述する慣性レバー29がポール12の被当接部12Bに当接して押し上げると、ポール12は、捩じりコイルバネ12Tの付勢力に抗しつつ、ポール軸心X12周りでD12方向とは逆方向に揺動する。この際、ストッパ面12Aがラッチ面11Dから離間するので、ポール12がフォーク11の揺動を開放する。そして、フォーク11が捩じりコイルバネ11Tの付勢力によりフォーク軸心X11周りでD11方向に揺動して、進入口99D内からストライカS1が離反することを許容するアンラッチ位置に変位する。
逆に、ストライカS1が進入口99D内に進入する場合、ストライカS1が外側凸部11Bを押すので、フォーク11がD11方向とは逆方向に揺動する。これにより、ポール12は、図9に示すアンラッチ位置から図8等に示すラッチ位置に復帰する。この際、外側凸部11B及び内側凸部11Aの先端が順次、摺動面12Cに摺接する。そして、内側凸部11Aが摺動面12Cから離間すると、ポール12は、D12方向に揺動して元の姿勢に復帰する。このため、ストッパ面12Aがラッチ面11Dと当接し、ラッチ位置にあるフォーク11の揺動を固定する。その結果、ラッチ機構8は、車体に対してドア100を閉じた状態で保持する。
図6〜図11に示すように、作動機構6は、O/Sオープンレバー20、I/Sオープンレバー25、慣性レバー29、O/Sロックレバー30、I/Sロックレバー35、直動ロックレバー40、電動モータM1及びウォームホイール39を有している。
図6及び図7に示すように、第1ハウジング70において、第1基壁部71における後方かつ下方の部位には、O/Sオープンレバー揺動軸20Sが後向きに凸設されている。O/Sオープンレバー揺動軸20Sは、第2軸心X20を規定している。図6及び図7では、ラッチハウジング9の図示を省略しているが、固定面P1及びポール軸心X12の作動機構6に対する位置を仮想線で示している。第2軸心X20は、後方に向かって上り傾斜しており、固定面P1に略直交するポール軸心X12に対して傾斜している。
また、第1ハウジング70の第1基壁部71における後方かつ下方の部位には、第1軸部75Pが形成されている。第1基壁部71における第1軸部75Pよりも前方の部位には、第2軸部75Qが形成されている。第1基壁部71の略中央に位置する部位には、第3軸部75Rと第4軸部75Sとが形成されている。第1軸部75P、第2軸部75Q、第3軸部75R及び第4軸部75Sはそれぞれ、第2ハウジング80の第2基壁部81に向かって延びている。
O/Sオープンレバー20は、O/Sオープンレバー揺動軸20Sに揺動可能に支持されている。O/Sオープンレバー揺動軸20Sには、捩じりコイルバネ20Tが装着されている。図8〜図11に示すように、O/Sオープンレバー20は、捩じりコイルバネ20Tにより、第2軸心X20周りでD20方向に揺動するように付勢されている。
図1及び図8等に示すように、O/Sオープンレバー20の車両外側に位置する一端部は、作動ハウジング7の外部に突出しており、その一端部に連結部20Cが形成されている。連結部20Cには、第2軸心X20を中心とする円弧状の長穴20Hが貫設されている。伝達ロッドC1の下端部C1Bは、後向きに屈曲され、図1に示す樹脂製クリップC1Cを介在させた状態で長穴20Hに挿入されることによって、連結部20Cに連結されている。そして、外側ドアハンドルH1に対する開操作に伴って伝達ロッドC1の下端部C1Bが連結部20Cを下向きに押すことにより、連結部20Cは、第2軸心X20を中心とする円弧状の軌跡を描いて変位する。
図1に示すように、第1ハウジング70の第1基壁部71には、作動ガイド70Gが形成されている。作動ガイド70Gは、第1基壁部71におけるO/Sオープンレバー揺動軸20Sに対して車両外側に位置する部位に形成され、第2軸心X20を中心とする円弧状に延びるスリット形状とされている。作動ガイド70Gは、O/Sオープンレバー20における連結部20Cの近傍を、第2軸心X20方向で挟んで、O/Sオープンレバー20の揺動を案内する。
図6及び図7に示すように、慣性レバー29は、前後方向に延びる第1軸心X29周りで揺動可能にO/Sオープンレバー20の他端部20Bに支持されている。慣性レバー29は、捩じりコイルバネ29Tにより、図8に示すように、第1軸心X29周りでD29方向に揺動するように付勢されている。図6及び図7に示すように、第1軸心X29は、ポール軸心X12と略平行である。これにより、第2軸心X20は、第1軸心X29に対しても傾斜している。
図1に示す外側ドアハンドルH1が開操作されて伝達ロッドC1が下降すると、図9に示すように、O/Sオープンレバー20の連結部20Cが押し下げられて、O/Sオープンレバー20がD20方向とは逆方向に揺動し、慣性レバー29を上昇させる。より詳細には、慣性レバー29は、ポール軸心X12に対する第2軸心X20の傾斜により、上向き、かつ前向きに傾斜しつつ上昇する。この際、ポール12の下端面に対して、慣性レバー29の上端面が略平行な状態が維持される。
図6及び図7に示すように、I/Sオープンレバー25は、第1軸部75Pに揺動可能に支持されている。I/Sオープンレバー25における第1軸部75Pから下方に離間する一端部25Aには、図1及び図2に示す伝達ケーブルC4の他端部が連結されている。つまり、I/Sオープンレバー25は、伝達ケーブルC4を介して、内側ドアハンドルH4に連結されている。
図6及び図7に示すように、I/Sオープンレバー25の一端部25Aよりも上方の部位には、作用部25Bが形成されている。I/Sオープンレバー25は、内側ドアハンドルH4に対する開操作により、図6の紙面に向かって反時計方向に揺動する。これにより、作用部25BがO/Sオープンレバー20の他端部20Bを押し上げ、慣性レバー29を上昇させる。
O/Sオープンレバー20の他端部20Bにおける下面20Eは、第2軸心X20と略平行に延びて、前向きに下り傾斜している。このため、I/Sオープンレバー25の作用部25Bが下面20Eに当接した際、作用部25BがO/Sオープンレバー20の他端部20Bを押し上げる力が確実にO/Sオープンレバー20に伝達される。
O/Sロックレバー30は、第1基壁部71の上方に凸設されたロックレバー揺動軸(図示略)に揺動可能に支持されている。O/Sロックレバー30には、径内方向に凹む係合凹部30Dが凹設されている。O/Sロックレバー30は、車両内側に向かって突出する連結軸部30Jを有している。図2に示すように、連結軸部30Jは、第2ハウジング80の外部に突出している。連結軸部30Jの先端部には、リンクレバーC2Cが一体回転可能に固定されている。
O/Sロックレバー30は、キーシリンダH2に対する施錠操作により、図6の紙面に向かって反時計方向に揺動する。その一方、O/Sロックレバー30は、キーシリンダH2に対する開錠操作により、図6の紙面に向かって時計方向に揺動する。
I/Sロックレバー35は、第2軸部75Qに揺動可能に支持されている。I/Sロックレバー35の一端部35Aには、図1及び図2に示す伝達ケーブルC3の他端部が連結されている。つまり、I/Sロックレバー35は、伝達ケーブルC3を介して、室内ロックノブH3に連結されている。I/Sロックレバー35は、室内ロックノブH3に対する施錠操作により、図6に示す位置から、図7に示す位置に揺動する。また、I/Sロックレバー35は、室内ロックノブH3に対する開錠操作により、図7に示す位置から、図6に示す位置に揺動する。
I/Sロックレバー35の上部には、カム35Cが形成されている。また、I/Sロックレバー35の車両外側を向く面には、作用部35Bが車両外側を向かって凸設されている。
ウォームホイール39は、第3軸部75Rに回動可能に支持されている。ウォームホイール39の車両外側を向く面には、I/Sロックレバー35のカム35Cと係合可能なカム部(図示略)が形成されている。リモコンキー等に対する施錠操作又は開錠操作により、電動モータM1が作動すると、ウォームホイール39は、電動モータM1に回転駆動されて、図6の紙面に向かって時計方向又は反時計方向に回動する。そして、ウォームホイール39は、カム部とI/Sロックレバー35のカム35Cとの係合により、I/Sロックレバー35を図6に示す位置と、図7に示す位置との間で揺動させる。
直動ロックレバー40は、上下方向に延びる長穴40Hに第4軸部75Sが挿通されることによって、第4軸部75Sに直動可能に支持されている。第4軸部75Sは、断面略「C」字形状とされている。直動ロックレバー40は、長穴40Hよりも上方で二股となる略「Y」字形状である。直動ロックレバー40は上下方向に直動可能となっている。
直動ロックレバー40の下端部には、凹部40Bが凹設されている。凹部40Bには、I/Sロックレバー35の作用部35Bが係合している。また、直動ロックレバー40の前方かつ上方に分岐する部位の先端には、係合凸部40Cが車両外側に向かって凸設されている。係合凸部40Cは、O/Sロックレバー30の係合凹部30D内に突出している。
I/Sロックレバー35が室内ロックノブH3に対する施錠操作、又はリモコンキー等に対する施錠操作により、図6に示す位置から、図7に示す位置に揺動すると、凹部40B及び作用部35Bを介して、その変位が直動ロックレバー40に伝達され、直動ロックレバー40が図6に示す位置から図7に示す位置に押し上げられる。その一方、I/Sロックレバー35が室内ロックノブH3に対する開錠操作、又はリモコンキー等に対する開錠操作により、図7に示す位置から、図6に示す位置に揺動すると、直動ロックレバー40は、図7に示す位置から図6に示す位置に引き下げられる。
図8〜図11に示すように、直動ロックレバー40における長穴40Hと凹部40Bとの間には、第1面44A、第2面44B及び第3面44Cが形成されている。第1面44A、第2面44B及び第3面44Cは、直動ロックレバー40の車両外側を向く面に形成されている。第1面44A及び第3面44Cはそれぞれ、上下方向に延在する平坦面であり、第1面44Aが第3面44Cよりも車両内側にずれている。第2面44Bは、第1面44Aの下端と、第3面44Cの上端とに接続する傾斜面である。
第3ハウジング90の収納室7A側には、慣性レバー案内面90Gが形成されている。慣性レバー案内面90Gは、ポール12の被当接部12Bよりも車両外側に位置する下向きの平坦面である。慣性レバー案内面90Gは、被当接部12Bから離間するように車両外側に向かって延びている。図8に示すように、O/Sオープンレバー20が揺動していない状態では、慣性レバー案内面90Gは、上下方向において、被当接部12Bの下端と、慣性レバー29の上端との間に位置している。
直動ロックレバー40が図6、図8及び図9に示す位置にある状態では、慣性レバー29の突出部29Aが直動ロックレバー40の第1面44Aに当接することにより、慣性レバー29が上向きに起立する状態に保持される。この場合において、図9に示すように、慣性レバー29が上昇すれば、慣性レバー29は被当接部12Bに当接して、ポール12にフォーク11を開放させる。
その一方、直動ロックレバー40が図7、図10及び図11に示す位置に変位すると、慣性レバー29の突出部29Aが直動ロックレバー40の第2面44Bに摺接し、さらに、第3面44Cに当接することにより、慣性レバー29が車両外側に向かって傾斜する状態に保持される。この場合において、図11に示すように、慣性レバー29が上昇すれば、慣性レバー29は慣性レバー案内面90Gに当接することで、慣性レバー29が被当接部12Bに当接しない。このため、ポール12がフォーク11を固定したままとなる。
図8及び図9に示す慣性レバー29の位置は、ポール12に作用可能なアンロック位置である。図10及び図11に示す慣性レバー29の位置は、ポール12に作用不能なロック位置である。
図7、図10及び図11に示す直動ロックレバー40の位置は施錠位置である。この施錠位置では、第3面44Cが突出部29Aに当接して、慣性レバー29をロック位置に保持する。一方、図6、図8及び図9に示す直動ロックレバー40の位置は開錠位置である。この開錠位置では、第3面44Cが突出部29Aから離間して、慣性レバー29を図10及び図11に示すロック位置に保持しない。慣性レバー29は、捩じりコイルバネ29Tの付勢力によって、突出部29Aを第1面44Aに当接させる。また、慣性レバー29に衝撃が作用する場合、慣性レバー29は、突出部29Aを第1面44Aから離間させて、ロック位置に変位する。
直動ロックレバー40は、開錠位置では、慣性レバー29を起立させて、図8に示すラッチ位置にあるフォーク11を図9に示すアンラッチ位置に変位可能とする。その一方、直動ロックレバー40は、施錠位置では、慣性レバー29を傾斜させることにより、ラッチ位置にあるフォーク11をアンラッチ位置に変位不能とする。
このような構成であるドアロック装置1は、以下のようにして、ドア100に固定される。図12に示すように、ドア100の後端面100Aには、第1貫通穴101と、第1貫通穴102と、第3貫通穴103と、切欠き104とが形成されている。そして、ドアロック装置1は、ドア100の後端側の内部に配設された状態で、ベースプレート99の固定面P1をドアの後端面100Aに当接させる。この際、第1取付穴99Aと第1貫通穴101とを整合させる。同様に、第2取付穴99Bと第2貫通穴102とを整合させ、第3取付穴99Cと第3貫通穴103とを整合させる。さらに、進入口99Dと切欠き104とを整合させる。そして、この状態で、ドア100の後方から第1貫通穴101に第1取付ネジ201が挿通されて、第1取付穴99Aに締結される。同様に、第2貫通穴102に挿通された第2取付ネジ202が第2取付穴99Bに締結され、第3貫通穴103に挿通された第3取付ネジ203が第3取付穴99Cに締結される。こうして、ベースプレート99が後端面100Aの内側に固定されることにより、ドアロック装置1がドア100に固定される。
また、後端面100Aには、合成ゴム製のシールライン105が貼付される。シールライン105は、車体とドア100との間をシールすることにより、車室内に雨水等が浸入することを防止する。ここで、シールライン105は、後端面100Aにおいて第3貫通穴103及び切欠き104が形成された箇所、つまり、ベースプレート99において第3取付穴99C及び進入口99Dが形成された箇所の近傍では、これらの第3貫通穴103、切欠き104、第3取付穴99C及び進入口99Dを迂回するように、車両外側に湾曲するように設けられている。なお、図12では、説明を容易にするため、ドアロック装置1のうち、ラッチハウジング9のみを図示しているとともに、ベースプレート99を含むラッチハウジング9の形状を誇張して図示している。
ここで、図13を参照しつつ、ベースプレート99における第1〜3取付穴99A〜99Cの各位置関係及び周縁部99Eの形状について、詳細に説明する。ベースプレート99には、進入口99Dに対し、車両内外方向に平行に延びる中心線Y1が定義されている。そして、第1ネジ溝991を含む第1取付穴99Aは、車両内外方向において、フォーク軸心X11及びポール軸心X12よりも進入口99Dの入口901側に位置している。また、第1取付穴99Aは、中心線Y1よりも上方となるフォーク軸心X11側に位置している。つまり、第1取付穴99Aは、ベースプレート99において、進入口99Dよりも上方に配置されている。
第2ネジ溝992を含む第2取付穴99Bは、車両内外方向において、フォーク軸心X11及びポール軸心X12よりも進入口99Dの入口901側に位置している。また、第2取付穴99Bは、中心線Y1よりも下方となるポール軸心X12側に位置している。つまり、第2取付穴99Bは、ベースプレート99において、進入口99Dよりも下方であって、進入口99Dを挟んで第1取付穴99Aのほぼ真下に位置している。
第3ネジ溝993を含む第3取付穴99Cは、車両内外方向において、ポール軸心X12よりも車両外側であって、進入口99Dの底部902とフォーク軸心X11との間に位置している。また、第3取付穴99Cは、中心線Y1よりも下方となるポール軸心X12側に位置している。さらに、第3取付穴99Cは、進入口99D内でラッチ位置にあるフォーク11によって保持されている際のストライカS1(図8参照)の略下方となる位置に配置されている。つまり、第3取付穴99Cは、進入口99Dよりも下方であって、底部902と接して上下方向に延びる第1補助線Z1と、フォーク軸心X11を通って上下方向に延びる第2補助線Z2との間に位置している。さらに、第3取付穴99Cは、第2取付穴99Bよりも上方に位置している。
このように、ペースプレート99の上下方向において、第2、3取付穴99B、99Cは、進入口99Dを挟んで第1取付穴99Aの逆側に位置している。また、ペースプレート99において、第3取付穴99Cは、第1、2取付穴99A、99Bよりも、車両外側に位置している。そして、図5に示すように、第1ネジ溝991を含む第1取付穴99Aは、フォーク軸心X11周りで揺動する際のフォーク11の揺動範囲よりも外周側に位置する。また、第2ネジ溝992を含む第2取付穴99Bは、ポール軸心X12周りで揺動する際のポール12の揺動範囲よりも外周側に位置する。さらに、第3ネジ溝993を含む第3取付穴99Cは、フォーク軸心X11周りで揺動する際のフォーク11の揺動範囲及びポール軸心X12周りで揺動する際のポール12の揺動範囲よりも外周側に位置する。これらのため、第1取付穴99Aに締結された第1取付ネジ201と、フォーク軸心X11周りで揺動するフォーク11との干渉が防止されており、また、第2取付穴99Bに締結された第2取付ネジ202と、ポール軸心X12周りで揺動するポール12との干渉も防止されている。同様に、第3取付穴99Cに締結された第3取付ネジ203と、フォーク軸心X11周りで揺動するフォーク11及びポール軸心X12周りで揺動するポール12との干渉も防止されている。なお、図5では、説明を容易にするため、第1〜3取付穴99A〜99C及び第1〜3ネジ溝991〜993を仮想線で示している。
さらに、図13に示すように、第1取付穴99Aの中心O1と第3取付穴99Cの中心O3との第1距離L1は、第1取付穴99Aの中心O1と第2取付穴99B中心O2との第2距離L2以下の長さに設定されている。
周縁部99Eの屈曲部997は、上端部997Aから中間部997Cにかけて車両外側へ向かうように円弧状に湾曲し、中間部997Cから下端部997Bにかけて車両内側へ向かうように円弧状に湾曲する形状となっている。これにより、屈曲部997では、上端部997A及び下端部997Bが中間部997Cよりも進入口99Dの入口901に接近している。また、下端部997Bは、上下方向において、第3取付穴99Cよりも進入口99Dから離間している。つまり、下端部997Bは、第3取付穴99C下端と接して車両内外方向に延びる第3補助線Z3よりも下方に位置している。一方、上端部997Aは、上下方向において、フォーク軸心X11よりも進入口99Dから離間している。つまり、上端部997Aは、フォーク軸心X11よりも進入口99Dの上方に位置している。
<作用効果>
ドアロック装置1では、第1〜3取付ネジ201〜203をそれぞれ第1〜3取付穴99A〜99Cに締結することにより、ベースプレート99をドア100の後端面100Aに固定することができる。このため、例えば、ベースプレート99に対する第3取付穴99Cの形成を省略し、第1、2締結具201、202を第1、2取付穴99A、99Bに締結させるのみでベースプレート99をドア100後端面100Aに固定する場合に比べて、このドアロック装置1では、ドア100に対するベースプレートの99固定強度を好適に確保することが可能となっている。
さらに、ドアロック装置1では、第1取付穴99Aがフォーク軸心X11よりも進入口99Dから上方に離間しており、第2、3取付穴99B、99Cがポール軸心X12よりも進入口99Dから下方に離間している。このため、第1〜3取付穴99A〜99C同士の間隔が広くなることから、この点によっても、ドア100に対するベースプレートの99固定強度を好適に確保することが可能となっている。
ここで、ドアロック装置1において、第3取付穴99Cは、車両内外方向において、進入口99Dの底部902とフォーク軸心X11との間に位置している。つまり、ドアロック装置1では、第3取付穴99Cが車両内外方向において、進入口99Dの底部902に対して進入口99Dの入口901とは反対側にはみ出すことがない。このため、図12に示すように、ベースプレート99に第3取付穴99Cを形成していても、シールライン105の車両外側への迂回を小さくできる。この結果、ドア100では、後端面100Aにおいて、シールライン105が車両外側への迂回するためのスペースをさほど大きく確保する必要がない。また、第3取付穴99Cに第3取付ネジ203を締結する際に、第3取付ネジ203がシールライン105を噛み込み難くなっている。さらに、第3取付穴99Cは、車両内外方向において、フォーク軸心X11よりも進入口99Dの底部902側に位置しているため、第3取付穴99Cの位置の変更をしても、固定強度が低下し難くなっている。特に、ベースプレート99において、第3取付穴99Cは、進入口99D内でラッチ位置にあるフォーク11によって保持されている際のストライカS1の略下方となる位置に配置されている。このため、ドアロック装置1では、車体に対して閉じられた状態にあるドア100に対する側面衝突等によって、ストライカS1が進入口99Dから離反するような衝撃力が加わった場合であっても、そのような衝撃に耐え得る十分な固定強度でドア100にベースプレート99を固定することが可能となっている。このため、ドアロック装置1では、たとえドア100に対して側面衝突等の衝撃が加わった場合であっても、ストライカS1が進入口99Dから離反し難く、ドア100の保持を不意に解除し難くなっている。
したがって、実施例のドアロック装置1では、ドア100に対するベースプレート99の固定強度を好適に確保しつつ、ドア100の車両内外方向における薄型化を実現でき、かつ、作業性を向上させることが可能である。
特に、第1取付穴99Aの中心O1と第3取付穴99Cの中心O3との第1距離L1は、第1取付穴99Aの中心O1と第2取付穴99Bの中心O2との第2距離L2以下の長さに設定されている。このため、ドアロック装置1は、ドア100に対するベースプレート99の固定強度を好適に確保しつつ、ドア100を好適に薄型化することが可能となっている。
また、ドアロック装置1では、ベースプレート99に周縁部99Eが形成されている。周縁部99Eは、前方に屈曲する屈曲部997を有している。そして、屈曲部997では、上端部997A及び下端部997Bが中間部997Cよりも車両内外方向において、進入口99Dの入口901に接近するように円弧状に湾曲している。さらに、下端部997Bは第3取付穴99Cよりも進入口99Dから離間しており、上端部997Aは、フォーク軸心X11よりも進入口99Dから離間している。これらのため、ドアロック装置1では、屈曲部997によってベースプレート99の固定面P1が補強されている。この点においても、ドアロック装置1では、ドア100に対するベースプレート99の固定強度を好適に確保することが可能となっている。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、ドアロック装置1では、車両内外方向において、第1取付穴99Aがフォーク軸心X11及びポール軸心X12よりも進入口99Dの入口901側に位置している。しかし、これに限らず、第1取付穴99Aは、車両内外方向において、フォーク軸心X11よりも進入口99Dの入口901側に位置していれば、ポール軸心X12よりも進入口99Dの底部902側に位置するように構成されていても良い。第1取付穴99Bについても同様である。
また、ドアロック装置1では、屈曲部997は、上端部997A及び下端部997Bが中間部997Cよりも車両内外方向において、進入口99Dの入口901に接近するように円弧状に湾曲している。しかし、これに限らず、上端部997A及び下端部997Bが中間部997Cよりも入口901に接近するように直線状に屈曲するように屈曲部997を構成しても良い。
また、作動機構6として、他の構成を採用することもできる。
本発明は自動車、バス又は産業車両等の車両に利用可能である。
1…車両用ドアロック装置
S1…ストライカ
100…ドア
99…ベースプレート
99D…進入口
7、9…ハウジング(7…作動ハウジング、9…ラッチハウジング)
11…フォーク
X11…フォーク軸心
12…ポール
X12…ポール軸心
6…作動機構
201〜203…第1〜3締結具(第1〜3取付ネジ)
99A〜99C…第1〜3取付穴
901…入口
902…底部
L1…第1距離
L2…第2距離
99E…周縁部
997…屈曲部
997A…上端部
997B…下端部
997C…中間部

Claims (6)

  1. ストライカが固定された車体と、前記車体に対して開閉可能なドアとの間に固定され、前記車体に対して前記ドアを閉じた状態で保持可能な車両用ドアロック装置であって、
    前記ドアの端面に当接状態で固定され、前記ストライカが進入可能な進入口が形成されたベースプレートを有するハウジングと、
    前記ベースプレートにフォーク軸心周りで揺動可能に設けられ、前記進入口内に前記ストライカを保持するラッチ位置と、前記進入口内から前記ストライカが離反することを許容するアンラッチ位置とに変位するフォークと、
    前記ベースプレートに前記フォーク軸心とは前記進入口を挟んで逆側に位置するポール軸心周りで揺動可能に設けられ、前記フォークを固定又は開放するポールと、
    前記ハウジング内に設けられ、前記ポールに作用し、前記ポールに前記フォークを開放させることが可能な作動機構とを備えた車両用ドアロック装置において、
    前記ベースプレートには、前記端面に挿通される第1締結具が締結される第1取付穴と、前記端面に挿通される第2締結具が締結される第2取付穴と、前記端面に挿通される第3締結具が締結される第3取付穴とが形成され、
    前記第1取付穴は、前記進入口が延びる第1方向において、前記フォーク軸心よりも前記進入口の入口側に位置しているとともに、前記第1方向に直交し、かつ前記ベースプレートに平行な第2方向において、前記進入口よりも前記フォーク軸心側に位置し、
    前記第2取付穴は、前記第1方向において、前記フォーク軸心よりも前記進入口の入口側に位置しているとともに、前記第2方向において、前記進入口よりも前記ポール軸心側に位置し、
    前記第3取付穴は、前記第1方向において、前記進入口の底部と前記フォーク軸心との間に位置しているとともに、前記第2方向において、前記進入口よりも前記ポール軸心側に位置していることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 前記第1取付穴は、前記第2方向において、前記フォーク軸心よりも前記進入口から離間し、
    前記第2取付穴は、前記第2方向において、前記ポール軸心よりも前記進入口から離間し、
    前記第3取付穴は、前記第2方向において、前記ポール軸心よりも前記進入口から離間している請求項1記載の車両用ドアロック装置。
  3. 前記第1取付穴の中心と前記第3取付穴の中心との第1距離は、前記第1取付穴の中心と前記第2取付穴の中心との第2距離以下の長さに設定されている請求項1又は2記載の車両用ドアロック装置。
  4. 前記ベースプレートは、前記第1方向において前記進入口の前記入口とは反対側に位置して前記第2方向に延在する周縁部を有し、
    前記周縁部は、前記第1方向及び前記第2方向に略直交する第3方向に屈曲し、かつ前記第2方向に延在する屈曲部を含んでいる請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用ドアロック装置。
  5. 前記屈曲部は、前記第2方向の両端部が前記第2方向の中間部よりも前記第1方向において前記進入口の前記入口に接近するように湾曲又は屈曲している請求項4記載の車両用ドアロック装置。
  6. 前記屈曲部における前記第2方向の一端部は、前記第2方向において、前記第3取付穴よりも前記進入口から離間し、
    前記屈曲部における前記第2方向の他端部は、前記第2方向において、前記フォーク軸心よりも前記進入口から離間している請求項4又は5記載の車両用ドアロック装置。
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