JP2018079985A - 包装フィルムの製造方法、包装袋の製造方法、包装容器の製造方法、蓋材の製造方法、包装体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
近年、MA(Modified Atmosphere)包装と呼ばれる技術を用いることにより、収穫後の青果物の鮮度を保持する手法について、種々の報告がなされている。具体的には、かかるMA包装と呼ばれる技術は、包装材料によって包装した青果物の呼吸速度と、包装材料のガス透過速度のバランスを調節することで、大気よりも青果物の保存に適した適度な低酸素、高二酸化炭素条件を実現するものである(特許文献1−3)。
具体的には、本発明者は、従来の有孔フィルムからなる包装袋を用いて青果物の鮮度を保持した場合、保存した青果物の劣化度合いにバラつきが生じることがあることを知見した。そこで、本発明者は、従来の有孔フィルムからなる包装袋を用いた際に青果物の劣化度合いにバラつきが生じる要因について鋭意検討した結果、青果物の保存に用いた包装袋に設けた貫通孔の形状が、保存前と比べて変動している可能性があることを見出した。
レーザー照射装置を用いてレーザー照射することにより前記樹脂フィルムに貫通孔を穿孔する工程と、
を含み、
前記貫通孔を穿孔する工程において、前記樹脂フィルムの表面に対するレーザー光の入射角が変動するように、前記樹脂フィルムの送り方向に対して垂直な前記樹脂フィルムの幅方向に前記レーザー照射装置を首振り回転させながら前記貫通孔を穿孔する、包装フィルムの製造方法が提供される。
2以上の前記貫通孔が設けられた前記包装フィルムの前記送り方向の一辺を開口部として残すようにヒートシールして製袋する工程を含む、包装袋の製造方法が提供される。
2以上の前記貫通孔が設けられた前記包装フィルムを成形する工程を含む、包装容器の製造方法が提供される。
2以上の前記貫通孔が設けられた前記包装フィルムを成形する工程を含み、
当該蓋材は、包装容器を封止するために用いられる、蓋材の製造方法が提供される。
本実施形態に係る包装フィルムの製造方法(以下、本製造方法とも示す。)は、樹脂フィルムを準備する工程と、レーザー照射装置を用いてレーザー照射することにより樹脂フィルムに貫通孔を穿孔する工程と、を含む。特に、本製造方法は、上記貫通孔を穿孔する工程において、樹脂フィルムの表面に対するレーザー光の入射角が変動するように、樹脂フィルムの送り方向に対して垂直な樹脂フィルムの幅方向にレーザー照射装置を首振り回転させながら貫通孔を穿孔する点に特徴を有している。この包装フィルムを成形することで、青果物、生鮮品、加工食品などの食品の鮮度を長期間安定的に保持することが可能であり、かつ使用時の耐久安定性に優れた包装袋、包装容器、蓋材を作製することができる。
また、上記各種ポリエチレンおよびエチレン共重合体の具体例としては、エチレン・ビニルアルコール共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン−直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマーやエチレン−アクリル酸コポリマー、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−α−オレフィンコポリマーなどのコポリマーあるいはアイオノマーなどが挙げられ、これらあるいはこれらと他の樹脂との2種類以上のブレンド物であってもよい。
フィルムを成型する際、必要に応じて防曇剤等の添加物を混練してもよいし、2種類以上の樹脂をブレンドしてもよい。また、フィルムに対して、延伸処理やアニーリング処理などを施してもよい。これらのフィルム表面にシーラント層を設けたものであってもよいし、何らかの機能を付与するためにコーティングしたフィルムであってもよい。さらに、これらのフィルムは透明であっても、不透明であってもよく、フィルムの製品情報が印刷されたものであってもよい。
また、包装フィルムを包装容器とする場合、本実施形態に係る樹脂フィルムの厚さは、例えば、100μm以上2000μm以下とすればよい。これにより、包装フィルムの貫通孔を損なうことなく、包装フィルムを不可逆的に成形して包装容器を形成できる。
また、樹脂フィルム2の分解物をレーザー入射面と反対側からも揮散させることができるように、回転支持ロール4には、例えば、レーザー照射位置に対応する溝が設けられていることが好ましい。こうすることで、レーザーの照射熱による影響を受けて溶融した樹脂フィルム2を構成する樹脂材料が、レーザー照射装置に付着することを防ぐことができる。そのため、結果として、樹脂フィルム2に穿孔した貫通孔の形状安定性が低下することを抑制することができる。これにより、青果物などの食品の鮮度を長期間安定的に保持することが可能であり、かつ、包装袋、包装容器、蓋材としたときに使用時の耐久安定性に優れる包装袋、包装容器、蓋材を作製することが可能となる。
また、樹脂フィルム2に対して複数個の貫通孔を穿孔する場合には、レーザー照射位置に対応する溝が設けられている回転支持ロール4を使用することにより、レーザーの輻射熱による影響を受けて個々の貫通孔の大きさや形状にズレが生じることを効果的に抑制することができる。そのため、本製造方法において上述した溝が設けられている回転支持ロール4を使用した場合、個々の大きさや形状という観点にくわえて、周縁部の強度という観点においても、同一の条件を満たす貫通孔を歩留りよく設けることができるといえる。
本製造方法に用いるレーザー照射装置としては、青果物などの食品を包装するために用いる樹脂フィルム2に貫通孔を穿孔する際に用いることのできるものであれば特に限定されず、公知のものを使用することができる。そのため、本製造方法に用いるレーザー照射装置は、炭酸ガスレーザー照射型であってもよいし、ルビーレーザー照射型であってもよいし、窒素レーザー照射型であってもよいし、アルゴンガス照射型であってもよいし、ネオジミウムYAG照射型であってもよいし、ネオジミウムガラスレーザー照射型であってもよい。中でも、エネルギー効率が高く、高出力であり、レーザー照射熱が照射対象に滞留しにくいため、所望の形状の貫通孔を再現性良く穿孔できる観点から、炭酸ガスレーザー照射型のレーザー照射装置が好ましい。
次に、上記包装フィルムを用いた包装袋の製造方法について説明する。
包装袋の製造方法においては、まず、上述した包装フィルムの製造方法により得られた樹脂フィルム2に貫通孔を穿孔して得られた有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを所望の大きさに切りだす。このとき、切り出した1つの有孔樹脂フィルムには、2以上の貫通孔が設けられていることが好ましい。
その後、得られた包装フィルムを製袋する。具体的には、得られた有孔樹脂フィルムをヒートシール加工して、青果物などの食品を収容するための開口部を有するように製袋する。このようにして、本製造方法においては、包装袋を作製する。
なお、製袋の際には、包装フィルムの製造方法における、樹脂フィルム2の送り方向の一辺をヒートシールしない。これにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得ることができる。
また、上記包装フィルムを用いた包装容器の製造方法について説明する。
包装容器の製造方法としては、例えば、上述した包装フィルムの製造方法により得られた樹脂フィルム2に貫通孔を穿孔して得られた有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを成形し、包装容器を得る成形工程を含む。
成形工程において、包装フィルムを成形する方法としては限定されず、貫通孔の形状が変形しない限り、従来公知の方法を用いて容器形状に成形することができる。ここで、容器形状としては、後述する食品に応じた形状に合わせたものであれば限定されない。容器形状としては、具体的には、トレー形状、円柱形状、角柱形状、半球形状、球形状、口部を有するチューブ形状、口部を有するボトル形状などが挙げられる。また、容器形状としては、例えば、食品が収容される部分に突起を備えるものであってもよい。これにより、後述する包装体の製造、搬送、販売の工程において、包装容器に収容された食品が、包装容器内部で動くことを抑制できる点で都合がよい。また、容器形状としては、例えば、蓋材がヒートシールされるフランジを備えるものであってもよい。
包装フィルムを包装容器に成形する方法としては、適切な厚みの包装フィルムを不可逆的に成形する方法であれば限定されない。包装フィルムを包装容器に成形する方法としては、具体的には、真空成形、圧空成形、圧空真空成形、プラグ成形、プラグアシスト圧空成形、ブロー成形などを用いて成形することができる。
本包装袋または本包装容器に対して、食品を収容することで、食品入り包装体とすることができる。すなわち、本実施形態に係る包装体の製造方法は、上述した包装袋の製造方法によって得られる包装袋、または、上述した包装容器の製造方法によって得られる包装容器に対して食品を収容する工程を含む。
なお、青果物を入れる前において、包装袋の形状は、上面視で略長方形形状である。ここで、上面視とは、包装袋の厚み方向から観察することを示す。
本実施形態においては、上述した青果物入り包装体を作製する際に、本包装袋を密封するために、開口部にヒートシール処理を施してもよいし、バックシーリングテープ、結束帯、輪ゴム、かしめ等の部材を用いてもよい。中でも、包装袋内に収容した青果物の呼吸量を適切に制御する観点から、包装袋の密封するために、開口部にヒートシール処理を施すことが好ましい。
本実施形態に係る包装容器は、例えば、包装容器のみで食品を収容してもよく、包装容器に蓋材をヒートシールして食品を収容してもよい。包装容器のみで食品を収容する場合、例えば、2つ以上の包装容器を嵌合することで密封することができる。
また、蓋材としては、例えば、収容する食品に応じて公知の蓋材を選択してもよく、後述する本実施形態に係る包装フィルムを用いた蓋材を用いてもよい。
本実施形態に係る生鮮物としては、具体的には、牛肉、豚肉、鶏肉、猪肉、羊肉、鹿肉、馬肉、熊肉、鰐肉、鯨肉、魚肉などの食肉;鶏卵、ウズラの卵、アヒルの卵、ダチョウの卵、ハトの卵などの卵などが挙げられる。
本実施形態に係る包装袋、包装容器は、袋外、容器外の環境と比べて、温度、湿度が大きく変化しないようにできる。これにより、肉の組織液、血液が食肉から流出して鮮度が低下することを抑制できる点で都合がよい。また、肉の組織液、血液に由来する結露が生じない点でも都合がよい。さらに、肉、卵内部のタンパク質が変性して、生鮮品の鮮度が低下することを抑制できる点でも都合がよい。
本実施形態に係る加工食品としては、麺類、パン、漬物、佃煮、乾物、練り物、菓子などが挙げられる。これらの加工食品には、直接水分が含まれていないものもあるが、加工食品の包装においては、大気中の水蒸気を取り込んでしまう。本実施形態に係る包装袋、包装容器を用いることで、大気中の水蒸気に由来する結露を抑制し、カビなどの発生を防ぐことで、加工食品の鮮度を保持できる点で都合がよい。
本実施形態に係る包装用フィルムは、例えば、包装容器の蓋材として用いてもよい。ここで、包装容器としては、上述した本実施形態に係る包装容器でもよく、または、貫通孔のない従来の包装容器でもよい。
本実施形態に係る蓋材は、例えば、上述した樹脂フィルム2の材料を選択することにより、ヒートシール性を備える。これにより、本実施形態に係る包装フィルムを、包装容器をヒートシールによって封止する蓋材として用いることができる。
蓋材の製造方法においては、まず、上述した包装フィルムの製造方法により得られた樹脂フィルム2に貫通孔を穿孔して得られた有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを所望の大きさに切りだす工程を含む。このとき、切り出した1つの有孔樹脂フィルムには、2以上の貫通孔が設けられていることが好ましい。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 樹脂フィルムを準備する工程と、
レーザー照射装置を用いてレーザー照射することにより前記樹脂フィルムに貫通孔を穿孔する工程と、
を含み、
前記貫通孔を穿孔する工程において、前記樹脂フィルムの表面に対するレーザー光の入射角が変動するように、前記樹脂フィルムの送り方向に対して垂直な前記樹脂フィルムの幅方向に前記レーザー照射装置を首振り回転させながら前記貫通孔を穿孔する、青果物鮮度保持包装袋の製造方法。
2. 前記貫通孔を穿孔する工程における前記レーザー光の入射角の最小値が、前記樹脂フィルムの表面に対して30°以上90°未満である1.に記載の青果物鮮度保持包装袋の製造方法。
3. 前記貫通孔を穿孔する工程における前記樹脂フィルムの送り速度をv1とし、前記貫通孔を穿孔する工程における前記レーザー照射装置の首振り速度をv2としたとき、v2/v1の値が1.5以上20以下である、1.または2.に記載の青果物鮮度保持包装袋の製造方法。
4. 前記貫通孔を穿孔する工程において、前記貫通孔の真円相当径が150μm以上470μmとなるように前記貫通孔を穿孔する、1.乃至3.のいずれか一つに記載の青果物鮮度保持包装袋の製造方法。
5. 前記レーザー照射装置が炭酸ガスレーザー照射型のレーザー照射装置である、1.乃至4.のいずれか一つに記載の青果物鮮度保持包装袋の製造方法。
6. 前記レーザー照射装置は、前記樹脂フィルムに対して反対側に、前記樹脂フィルムを支持する回転支持ロールを備え、
前記貫通孔を穿孔する工程において、前記樹脂フィルムの前記レーザー光が入射する側とは反対側の面において、前記回転支持ロールと前記樹脂フィルムとが接触していない位置に、前記レーザー光を照射して前記貫通孔を穿孔する、1.乃至5.のいずれか一つに記載の青果物鮮度保持包装袋の製造方法。
7. 前記貫通孔を穿孔する工程の後、2以上の前記貫通孔が設けられた前記樹脂フィルムを製袋する工程を含む、1.乃至6.のいずれか一つに記載の青果物鮮度保持包装袋の製造方法。
8. 前記製袋する工程において、2以上の前記貫通孔が互いに重なり合わないように前記樹脂フィルムを製袋する、7.に記載の青果物鮮度保持包装袋の製造方法。
9. 1.乃至8.のいずれか一つに記載の青果物鮮度保持包装袋の製造方法によって得られた青果物鮮度保持包装袋に対して、青果物を収容する工程を含む、青果物入り包装体の製造方法。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み40μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり50個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、実施例1の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、200×200mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り4個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが45度以上90度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(4個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
なお、本明細書において、オーバル形状とは、対称軸を最低でも一つ以上持ち、交差しておらず、外側に凸状であり、閉じた、平面上の曲線で構成された形状のことを示す。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み25μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり17個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、実施例2の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、180×160mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り1個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが45度以上90度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み30μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり71個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、実施例3の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、200×350mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り10個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが45度以上90度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(10個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み25μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり300個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、実施例4の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、160×210mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り20個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが45度以上90度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(20個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み25μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり52個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、実施例5の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、180×160mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り3個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが45度以上90度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(3個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み25μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり108個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、実施例6の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、240×290mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り15個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが45度以上90度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(15個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み40μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり50個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、比較例1の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、200×200mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り4個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状が、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが0度以上45度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(4個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み25μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり17個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、比較例2の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、180×160mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り1個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが0度以上45度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み30μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり71個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、比較例3の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、200×350mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り10個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが0度以上45度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(10個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み25μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり300個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、比較例4の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、160×210mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り20個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが0度以上45度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(20個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み25μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり52個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、比較例5の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、180×160mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り3個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが0度以上45度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(3個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
まず、防曇2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、「防曇OPP」ともいう。)(グンゼ社製、商品名:シルファンMV2、厚み25μm)を樹脂フィルムとして準備した。この樹脂フィルムに対して、後述する方法で、1m2あたり108個の貫通孔を穿孔することにより、所望の有孔樹脂フィルム、すなわち、包装フィルムを得た。次いで、有孔樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2以上の貫通孔が互いに重なり合わないように2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、比較例6の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。ここで、フィルムの送り方向の一辺をヒートシールしないことにより、送り方向の一辺を開口部として有する包装袋を得た。
また、得られた包装袋の袋サイズ(内寸)は、240×290mmであり、該包装袋の内表面(熱シール部分を除く)には1包装袋当り15個の貫通孔が設けられていることが確認された。くわえて、得られた包装袋に設けられた貫通孔の形状は、いずれも、該包装袋の表面を上面視した時に、貫通孔を構成する開口部の開口形状を有する辺と、貫通孔の長径方向とのなす角の大きさが0度以上45度以下となる方向に向かって延びる長径を有したオーバル形状であることが確認された。なお、得られた包装袋に設けられた貫通孔の真円相当径(15個の平均値)は、下記表1に示す通りであった。
まず、直径318mm、幅850mmのロールに、両端より150mmの位置から100mm間隔で、幅30mm、深さ5mmの溝を5条有する回転支持ロールを準備した。一方、レーザー照射装置としては、出力150ワットの炭酸ガスレーザーを準備した。このレーザー照射装置5基をそれぞれ、レーザー照射させる位置が、回転支持ロールの溝の位置に対応するように設置した。なお、レーザー照射装置は、フィルムとの距離が12mmとなるように設置した。
実施例2、6、比較例2および6に係る包装袋の内部空間に、椎茸120gをそれぞれ密封包装することにより、実施例2、6、比較例2および6に係る椎茸入り包装体を作製した。また、実施例1に係る包装袋の内部空間に、椎茸280gを密封包装することで、実施例1に係る椎茸入り包装体も作製した。
実施例3、比較例3に係る包装袋の内部空間に、青梅1000gをそれぞれ密封包装することにより、実施例3、比較例3に係る青梅入り包装体を作製した。また、実施例1に係る包装袋の内部空間に、青梅260gを密封包装することで、実施例1に係る青梅入り包装体も作製した。
実施例6および比較例6に係る包装袋の内部空間に、ブロッコリー400gをそれぞれ密封包装することにより、実施例6および比較例6に係るブロッコリー入り包装体を作製した。また、実施例1に係る包装袋の内部空間に、ブロッコリー375gを密封包装することで、実施例1に係るブロッコリー入り包装体も作製した。
○:良好な品質であった。
△:実用上、品質に問題はないが、わずかな劣化が確認された。
×:実用上問題がある程度に劣化が確認された。
○:貫通孔の外観形状が、青果物の品質変化の追跡前と同じであることが確認された。
△:貫通孔の外観形状が、実用上問題はないものの、青果物の品質変化の追跡前と比べて極僅かに変化していることが確認された。
2 樹脂フィルム
3 レーザー照射装置
4 回転支持ロール
5 巻き取りロール
6 ガイドロール
7 浮きロール
8 圧縮気体導入路
9 ノズル先端
10 パルスレーザー
11 導光路
12 出射光学部(レンズ)
13 円錐形ビーム
14 孔
Claims (16)
- 樹脂フィルムを準備する工程と、
レーザー照射装置を用いてレーザー照射することにより前記樹脂フィルムに貫通孔を穿孔する工程と、
を含み、
前記貫通孔を穿孔する工程において、前記樹脂フィルムの表面に対するレーザー光の入射角が変動するように、前記樹脂フィルムの送り方向に対して垂直な前記樹脂フィルムの幅方向に前記レーザー照射装置を首振り回転させながら前記貫通孔を穿孔する、包装フィルムの製造方法。 - 前記貫通孔を穿孔する工程における前記レーザー光の入射角の最小値が、前記樹脂フィルムの表面に対して30°以上90°未満である請求項1に記載の包装フィルムの製造方法。
- 前記貫通孔を穿孔する工程における前記樹脂フィルムの送り速度をv1とし、前記貫通孔を穿孔する工程における前記レーザー照射装置の首振り速度をv2としたとき、v2/v1の値が1.5以上20以下である、請求項1または2に記載の包装フィルムの製造方法。
- 前記貫通孔を穿孔する工程において、前記貫通孔の真円相当径が150μm以上470μmとなるように前記貫通孔を穿孔する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装フィルムの製造方法。
- 前記レーザー照射装置が炭酸ガスレーザー照射型のレーザー照射装置である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の包装フィルムの製造方法。
- 前記レーザー照射装置は、前記樹脂フィルムのレーザーが入射するレーザー入射面の反対側に、前記樹脂フィルムを支持する回転支持ロールを備え、
前記貫通孔を穿孔する工程において、前記レーザー入射面とは反対側の面において、前記回転支持ロールと前記樹脂フィルムとが接触していない位置に、前記レーザー光を照射して前記貫通孔を穿孔する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の包装フィルムの製造方法。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の包装フィルムの製造方法によって得られる包装フィルムは、食品を収容する食品鮮度保持包装袋または食品鮮度保持包装容器として用いられる、包装フィルムの製造方法。
- 前記食品は青果物である、請求項7に記載の包装フィルムの製造方法。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の包装フィルムの製造方法によって得られる包装フィルムを用いた包装袋の製造方法であって、
2以上の前記貫通孔が設けられた前記包装フィルムの前記送り方向の一辺を開口部として残すようにヒートシールして製袋する工程を含む、包装袋の製造方法。 - 前記製袋する工程において、2以上の前記貫通孔が互いに重なり合わないように前記樹脂フィルムを製袋する、請求項9に記載の包装袋の製造方法。
- 請求項9または10に記載の包装袋の製造方法で作製される包装袋は、食品を収容する食品鮮度保持包装袋として用いられる、包装袋の製造方法。
- 前記食品は青果物である、請求項11に記載の包装袋の製造方法。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の包装フィルムの製造方法によって得られる包装フィルムを用いた包装容器の製造方法であって、
2以上の前記貫通孔が設けられた前記包装フィルムを成形する工程を含む、包装容器の製造方法。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の包装フィルムの製造方法によって得られる包装フィルムを用いた蓋材の製造方法であって、
2以上の前記貫通孔が設けられた前記包装フィルムを成形する工程を含み、
当該蓋材は、包装容器を封止するために用いられる、蓋材の製造方法。 - 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の包装袋の製造方法によって得られる包装袋、または、請求項13に記載の包装容器の製造方法によって得られる包装容器に対して、食品を収容する工程を含む、包装体の製造方法。
- 請求項15に記載の包装体の製造方法であって、
前記食品は、青果物である、包装体の製造方法。
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