JP2018079521A - 工作機械の温度調整装置 - Google Patents
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Abstract
Description
外気温度が高温に上昇する際にはコラムの後面が伸びてコラムが前倒れに傾斜し、外気温度が低温に下降する際にはコラムの後面が縮んで後ろ倒れに傾斜するため、工具によるワーク加工精度に悪影響を与えていた。従来、このような工作機械の温度変化を抑制するための温度調整装置が多く提案されている。
そして、雰囲気温度で測定された温度の単位時間当たりの変化量である温度変化率を求め、温度変化率が予め定めた変化率範囲を超えるとき、また、第一及び第二温度計で測定された各温度の温度差が予め定めた温度差範囲を超えたときに送風手段を稼働させるようにしている。これによって低コストでコラム内の温度差を最小限に抑えるよう制御できるとしている。
また、特許文献2に記載の発明では、工作機械の機器周辺で現状の温度やその変化率を測定して温度調整のための送風を行っても効果が得られるまでにタイムラグや処理遅れが生じてしまうという欠点があった。そのため、外気温度の変化によって起こり得るコラムの熱変形を迅速に抑制できないという欠点があった。
本発明による工作機械の温度調整装置によれば、工作機械の稼働時にカバー外部の外気温度を外気温度センサで測定し、現在の外気温度が、温調データ設定手段で設定されたマスターデータの外気温度の許容範囲内である場合に温調エア設定手段によってマスターデータに基づいて所定時間先の外気温度と目標温度のデータを取り出し、コラムに供給する温調エアの温度と流量を設定することができる。
なお、コラムの後面にカバー内でコラム後面の温度を測定する機体温度センサを設置しておけば、温調エアの吹出しによるコラム後面の温度変化を測定してフィードバック制御することができる。
本発明では、所定時間先の外気温度によってコラムに温調エアを供給できるため、外気温度の変化に遅れることなくコラムの温度制御を行える。所定時間先の外気温度が目標温度より高い場合には、コラムエア流路を通してコラム内の上部の開口から低温の温調エアを供給してコラム上部の熱膨張を抑えて冷却できる。また、所定時間先の外気温度が目標温度より低い場合には、ベースエア流路を通してコラム内の下部から上部に向けて高温の温調エアを供給してコラム下部の収縮を抑えてタイムリーに温める。
温調エアを流入口からサドルに供給することでサドルの熱変形を抑制できる。
所定時間先の外気温度及び目標温度の温度差と所定時間先の外気温度の傾きである温度変化率からコラムに供給する温調エアの温度と流量を設定することで、外気温度の測定と処理による遅れを生じることなく所定時間先を予測してコラムの温度を調整できる。
時刻と温度の関係を表すマスターデータを順次更新することで、最新の外気温度変化に基づく所定時間先の外気温度と目標温度を設定できるため、タイムラグを生じることなく所定時間先を予測して温調エアを設定して温度制御できる。
まず、第一実施形態による工作機械1とその温度調整装置5について図1に基づいて説明する。図1に示す工作機械1はベース2の一端部に門型のコラム3が立設されて略L字型を有し、その周囲がカバー4で囲われている。そして、ベース2にはカバー4の外部のエア(外気)を温度調整してベース2に供給する温度調整装置5が設置されている。
次に、図2及び図3に基づいて工作機械1について説明する。なお、図2及び図3ではカバー4は省略されている。ここで、工作機械1において垂直軸をY軸とし、Y軸に直交する水平面内において横方向をX軸、X軸に直交する縦方向をZ軸とする。ベース2にはワークを把持するためのテーブル22及びパレット23aが設けられている。
サドル9にはX軸ガイドレール8と平行にX軸ボールネジ18が設けられ、X軸ボールネジ18の一端部にはX軸駆動源としてX軸サーボモータMxが連結されている。X軸ボールネジ18はコラム3に螺合状態に保持され、X軸サーボモータMxの正逆回転駆動によってサドル9をX軸ガイドレール8に沿って主軸13と一体にX軸方向に移動可能としている。
なお、加工位置にあるパレット23aを支持するテーブル22は、Z軸ボールネジ24を介してZ軸駆動源としてZ軸サーボモータ(図示せず)に連結されており、Z軸サーボモータを正逆回転させることで、Z軸ガイドレール19に沿ってZ軸方向に前後動可能としている。
コラム3の前面には門型をなす両側の支柱部分に温調エアの排気口27aが配列され、頂部の梁部分にも排気口27bが配列されている。特に梁部分に形成された一列の排気口27bから温調エアをそれぞれ排気することで、Y軸モータMyの取付部からカバー4内に外気が流入することを阻止するエアカーテンを形成する。また、コラム3の後面には両側の支柱部分に温調エアの排気口27cが形成されている。
コラムエア流路30のベース2内の端部に温調エアの流入口30aが形成され、コラム3内の上端近傍には流出口30bが形成されている。流出口30bから吐出された温調エアはベースエア流路31をコラム3上部からベース2に向けて下方に流れ落ちる。
しかも、後述の外気温度センサ46で測定するカバー4外の外気温度Φが目標温度よりも高い場合と低い場合とで、高さのあるコラム3の傾きを抑制するために、温調エアの吹出し口をベースエア流路31の流入口31aにするかコラムエア流路30の上部の流出口30bにするかを切り換える。これによって、効果的にコラム3の後面の温度を調整してその傾きを抑制できる。
本実施形態では、Y軸モータMyはコラム3の上面からカバー4の外部上方に突き出している。そして、サドルエア流路33の流出口33bはY軸モータMyの周囲に設置されており、流出口33bから温調エアを吹出すことでエアカーテンを形成して、Y軸モータMy設置位置の隙間を通して外気のカバー4内への流入を阻止している。
カバー4の外部にはNC装置35が設置され、NC装置35には温調装置インターフェース36、バルブインターフェース37、温度センサインターフェース38が設置されている。温調装置インターフェース36は温調装置コントローラ39に接続されている。
温調装置コントローラ39は、予め例えば過去の適宜の1日分の外気温度tを収集し、その平均を取った目標温度Tを表示したマスターデータ(図6参照)を記憶した温調データ設定手段50と、ベース2またはコラム3内に供給する温調エアの温度と流量を設定する温調エア設定手段51とを有している。ここで、温調エアとは、コラム3に供給して熱変形を防止するために例えば大気を温度変換して流量を調整した熱変形を抑制するためのエアをいう。
バルブインターフェース37に接続されたバルブ開度調整手段44は切換バルブ41に接続されている。バルブ開度調整手段44は、温調エア設定手段51で設定された温調エアの流量に基づいて切換バルブ41の開度を設定すると共に、温調装置40から供給する温調エアをベースエア流路31の流入口31aとコラムエア流路30の流入口30aのいずれかを選択して供給するものである。切換バルブ41の開度を調整することで温調エアの流量(吹出し量)を増減調整できる。
外気温度センサ46、上部温度センサ47、下部温度センサ48で測定された温度データは温度測定手段45及びNC装置35で演算処理して温調装置コントローラ39とバルブ開度調整手段44とに送信される。外気温度センサ46で測定する外気温度Φは後述する予測制御で使用され、上部温度センサ47及び下部温度センサ48の測定データはコラム3の温度が温調エアによって外気温度Φから目標温度Tになったか否かを検知するフィードバック制御用として使用される。
上記のいずれの場合でも、ベースエア流路31のコラム3内に流れた温調エアの一部はサドルエア流路33を流れて流出口33bから外部に排出される。また、ベースエア流路31のコラム3内に流れた温調エアの他の一部はコラム3の後面の排気口27cを通ってカバー4内に排気される。コラム3の熱変位はZ軸方向の変位のためてこの原理によりベース2にも影響が表れることがあるので、ベース2にも温調エアの吹き付けを行うようにした。
上述したように外気温度センサ46で外気温度Φを測定して温調装置40から供給する温調エアの温度と流量をこの外気温度Φに対応して処理するとタイムラグが生じ、温調エアによるコラム3の温度調整に時間遅れ(タイムラグ)を生じ、加工精度不良を生じる。
そのため、本実施形態では、温調データ設定手段50において適宜の過去の所定期間における複数の外気温度tとその目標温度Tを記録したマスターデータを作成する。マスターデータの期間は例えば1日に設定し、例えば1時間毎の外気温度tを測定して温度変化の履歴を収集して記録すると共に、これら履歴の外気温度tの平均を目標温度Tとして演算する。そして、図6に示すように、その履歴としての外気温度tと目標温度Tのデータを時刻と外気温度の関係を表すマスターデータの線図として作成する。このマスターデータを温調データ設定手段50に記憶させておく。しかも、このマスターデータは外気温度tの更新に応じて常時更新させていく。
そして、温調エア設定手段51では、外気温度センサ46で測定した現在の外気温度Φがマスターデータの外気温度t±λの範囲内に含まれるか否かを判断する。含まれる場合には外気温度Φがマスターデータの履歴に合致していると判断して、この履歴における例えば10分〜15分程度の少し未来または所定時間先(先読み時刻)の外気温度tを予想の外気温度と予測し、この時間を先読み時間(先読み時刻)と設定する。マスターテープの先読み時間は工作機械1の大きさによって異なるので予め実験によって設定する。
本実施形態では、外気温度センサ46で測定した現在の外気温度Φがマスターデータの外気温度t±λの範囲内に入る場合に、マスターデータの履歴に沿って現在より先の先読み時間における外気温度tの目標温度Tとの温度差と温度変化率を決定して、温調装置40で未来の温調エアの温度と流量として設定するように予測制御する。
外気温度tに±λ℃の許容範囲を設定すると外気温度tの幅が広がり、温調エア設定手段51による予測制御を迅速に行える。
外気温度Φ=Φ2の場合、目標温度Tより高いため、切換バルブ41によって温調エアをコラムエア流路30の流入口30aに供給し、コラム3の上部の開口である流出口30bからコラム3の上部を温める。外気温度Φ=Φ3の場合、目標温度Tに一致するため、温調装置40からの送風を停止させる。
なお、上部温度センサ47及び下部温度センサ48は温度調整装置5で設定した目標温度Tのフィードバック用として使用される。上部温度センサ47と下部温度センサ48とに温度差がある場合、その温度が目標温度Tより高いか低いかによって温調エアの温度を調整し、上部温度センサ47と下部温度センサ48の温度が共に目標温度Tに近づくように切換バルブ41の向きと開度を調整する。
外気温度Φの傾きθiが大きければ温調エアの流量を大きくし、傾きθiが小さければ流量を小さくするように、バルブ開度調整手段44によって切換バルブ41の開度を調整する。こうして切換バルブ41の開度によって、流入口31aまたは流入口30aへの温調エアの供給量を制御する。
温度調整装置5による温度制御に先だって、マスターデータで用いる先読み時刻、外気温度tの許容範囲±λ℃等の設定条件を設定する(S100)。次いで、現在時刻、外気温度センサ46で測定したカバー4外部の外気温度Φ、カバー4内における上部温度センサ47及び下部温度センサ48によるコラム3後面の上下部温度を測定する(S101)。また、直近の過去1日の外気温度Φを例えば1時間ごとに収集し、平均化して目標温度Tを設定し時刻と温度との関係を作成した図6に示すマスターデータを温調装置コントローラ39の温調データ設定手段50に記憶させ、常に更新していく(S102)。
そして、外気温度センサ46によって外気温度Φを測定し、図6に示すマスターデータの外気温度tと比較して、外気温度Φがマスターデータにおける外気温度tの許容範囲(t±λ)内か否かを判断する(S103)。
先読み時刻の外気温度tが先読み時刻の目標温度Tより低い場合には、温調装置40と切換バルブ41によってベース2のベースエア流路31の流入口31aに比較的高温で所定流量の温調エアを供給して加温する(S108)。
また、先読み時刻の外気温度tが先読み時刻の目標温度Tより高い場合には、温調装置40と切換バルブ41によってベース2のコラムエア流路30の流入口30aに比較的低温で所定流量の温調エアを供給して冷却する(S109)。また、先読み時刻の外気温度tと先読み時刻の目標温度Tとの温度差ΔTがない(ΔT=0またはその近傍の値)と認定された場合には、温調エアの送風を停止させておく(S110)。
その後、マスターデータには外気温度センサ46で測定した外気温度Φaを加えてデータを平均化させ、マスターデータ線図を更新する(S111)。
先読み時刻の外気温度tが目標温度Tより高い場合、コラム3の上部が暖まり易いので、コラムの後面が伸びてコラムが前倒れに傾斜するおそれがある。そのため、温度調整装置5の温調装置40で外気が温度設定され、バルブ開度調整手段44によって切換バルブ41の開方向と開度が設定されて温調エアがベース2のコラムエア流路30の流入口30aに供給される。
この温調エアは、図4に示すように、ベース2内のコラムエア流路30内を通って直交して起立するコラム3内を上部に向けて送風される。そして、コラムエア流路30の上端近傍の流出口30bから吹き出されてベースエア流路31内に流れ込み、コラム3を上部から冷却する。これによって、コラム3の上部が伸長して前倒れに傾斜することが抑制される。この温調エアは現在より未来の予測制御された温度であるから、コラム3の温度を外気温度センサ46による外気温度の測定に遅れることなくタイムリーに制御できる。
また、温調エアの他の一部はコラム3内でコラムエア流路30からコラム3の後面の排気口27cから機外に吹き出され、カバー4内でコラム3の後面付近を冷やす。
この温調エアは、図5に示すように、ベース2内のベースエア流路31を通って直交して起立するコラム3内を下部から上部に向けて送風されるため、コラム3を内部の下部から上部に向けて次第に加温する。これによって、コラム3の後面が縮んで後ろ倒れに傾斜することが抑制される。この温調エアは未来の予測制御された温度であるから、コラム3の温度を外気温度センサ46による外気温度の測定に遅れることなくタイムリーに制御できる。
温調エアの他の一部はコラム3内でコラムエア流路30からコラム3の後面の排気口27cから機外に吹き出され、カバー4内でコラム3の後面付近を温める。
なお、目標温度Tに対してコラム3の後面の上部温度センサ47及び下部温度センサ48の測定温度に温度差が生じている場合、更に温調エアを流入口31aまたは流入口30aに供給してコラム3の後面を目標温度に近づけるようにする。こうして、外気温度センサ46で測定した外気温度Φに基づいて、コラム3の後面における上部温度センサ47及び下部温度センサ48の測定温度が目標温度Tになるように温調エアの温度と流量を制御する。
また、互いに略直交するベース2とコラム3の内部にベースエア流路31とコラムエア流路30とを設置し、低温時にはベース2に設けた流入口31aから、高温時にはコラム3の上部の流出口30bから温調エアを供給することで、効率よくコラム3の熱による変位を抑制できる。
また、サドル9にはサドルエア流路33の下端部の流入口33aから上端部の流出口33bに向けて温調エアの流路を設けたため、主軸13を備えたサドル9の変形を抑制できる。しかも、カバー4の外部に突出するY軸モータMyの周囲を流出口33bから吐出する温調エアのエアカーテンによって囲うことができて外気のカバー4内への侵入を防止できる。
本第二実施形態による工作機械1Aは、第一実施形態による工作機械1の温度調整装置5の構成を簡略化したものである。本実施形態では、工作機械1AはY軸モータMyを除いてカバー4で覆われている。ベースエア流路55はベース2内にのみ形成されており、コラム3内にベースエア流路55もコラムエア流路も形成されていない。同様にサドル9内にサドルエア流路33は形成されていない。そのため、切換バルブ41も設置されていない。
ベースエア流路55はコラム3から離れた横方向の一端部に流入口55aが形成され、コラム3の下部の他端部に排出口55bが上向きに形成されている。本実施形態においては、サドル9の上部から突出するY軸モータMyについて別のカバー56で覆われている。
また、排出口55bから排出された温調エアの一部はコラム3の支柱の間に侵入してサドル9の後面に吹き付けることで温度調整してサドル9の熱変位を抑制する。しかも、コラム3とサドル9の間を流れる温調エアの一部はコラム3の横梁3aとサドル9の横梁9aとの隙間を通って別のカバー56内に進入した後、外気に放出される。
これにより、現状の外気温度Φの推移から設定された未来の外気温度tを予測して最も近い温度変化の傾きθiを選択することができる。
しかし、マスターデータは1日に限定されるものではなく、適宜の範囲に設定できる。例えば、図9に示すように横軸を1週間に設定してもよい。また、季節による環境変化を1年間の履歴として記録して蓄え、季節毎にマスターデータ線図を変更して使用すればより最適な目標値を選択できる。例えば工作機械1,1Aの稼働時が夏であれば夏のマスターデータを取り出して測定した外気温度Φに基づいて、先読み時刻の外気温度tと目標温度Tを設定すればよい。
2 ベース
3 コラム
5 温度調整装置
9 サドル
13 主軸
30 コラムエア流路
30a、31a 流入口
30b 流出口
31 ベースエア流路
33 サドルエア流路
39 温調装置コントローラ
40 温調装置
41 切換バルブ
44 バルブ開度調整手段
45 温度測定手段
46 外気温度センサ
50 温調データ設定手段
51 温調エア設定手段
Claims (5)
- ベースに工具を備えたコラムを設置した工作機械を囲うカバー内の温度を調整するようにした工作機械の温度調整装置において、
前記カバー外部の外気温度を測定する外気温度センサと、
前記外気温度を予め所定時間測定して時間と外気温度の関係を設定し且つ前記外気温度の平均温度を目標温度とするマスターデータを設定する温調データ設定手段と、
前記外気温度センサで測定した現在の外気温度が前記マスターデータの外気温度の許容範囲内である場合に前記マスターデータに基づいて所定時間先の外気温度と目標温度のデータから前記コラムに供給する温調エアの温度と流量を設定する温調エア設定手段と、
前記温調エア設定手段で設定された温調エアの温度と流量に基づいて調整した前記温調エアを吹出す温調装置とを備え、
前記温調装置から前記温調エアを前記ベース及びコラムに供給することで前記コラムの熱変形を抑制するようにしたことを特徴とする工作機械の温度調整装置。 - 前記ベース及び前記コラムの内部空間にベースエア流路とコラムエア流路が設置され、
前記所定時間先の外気温度が目標温度より高い場合には、前記コラムエア流路に前記温調装置から温調エアを供給して前記コラム内上部の開口を通して前記コラム内の上部から前記ベースエア流路に流通させ、
前記所定時間先の外気温度が目標温度より低い場合には、前記ベースエア流路に前記温調装置から温調エアを供給して前記コラム内に流通させるようにした請求項1に記載された工作機械の温度調整装置。 - 前記コラムには工具を保持する主軸を昇降させるサドルが設置されており、前記温調装置から供給された温調エアを前記サドル内に供給する流入口を設けた請求項1または2に記載された工作機械の温度調整装置。
- 前記温調エア設定手段において、現在の外気温度が前記マスターデータの外気温度の許容範囲内である場合に、前記マスターデータに基づいて予め設定した所定時間先の前記外気温度及び前記目標温度の温度差と前記所定時間先の外気温度の温度変化率とから前記コラムに供給する温調エアの温度と流量を設定するようにした請求項1から3のいずれか1項に記載された工作機械の温度調整装置。
- 前記マスターデータは、予め測定した過去1週間以上の外気温度から所定時間毎の前記外気温度と前記目標温度を設定すると共に順次更新するようにした請求項1から4のいずれか1項に記載された工作機械の温度調整装置。
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