JPH05341U - 主軸頭に内蔵されたモータの冷却装置 - Google Patents

主軸頭に内蔵されたモータの冷却装置

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JPH05341U
JPH05341U JP4819391U JP4819391U JPH05341U JP H05341 U JPH05341 U JP H05341U JP 4819391 U JP4819391 U JP 4819391U JP 4819391 U JP4819391 U JP 4819391U JP H05341 U JPH05341 U JP H05341U
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JP
Japan
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air
spindle
spindle head
chamber
built
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達 隆 夫 伊
敏 裕 五十嵐
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 サラバネを収納する室に積極的に空気を流す
ことにより、主軸頭に内蔵したビルトインモータのロー
タ部の発熱を防止する。 【構成】 ドローベ5の軸心および半径方向に空気通路
5a,5bを設ける。主軸2に半径方向に穴9を設け
る。外部の空気供給装置から空気通路5aに空気を供給
する。空気は空気通路5a,5bサラバネ4を収納する
室7、主軸の穴9を通過し、ビルトインモータ10を収
納する室8を経て外気に排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主軸頭に内蔵されたビルトインモータの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、主軸の外周にビルトインモータのロータを焼き嵌めして取付け、このビ ルトインモータによって主軸を直接回転駆動するように構成した工作機械の主軸 頭が知られている。
【0003】 そして、工具自動着脱機構を備えた工作機械の主軸頭においては、主軸の先端 に工具ホルダを着脱可能としたテーパ形の工具着脱部および工具ホルダの緊締手 段を設けた構造が用いられている。この緊締手段は工具ホルダの後部のプルスタ ッドを掴み、コレットを支持すると共にサラバネによる引張力を与えられたドロ ーバを介して工具ホルダを主軸頭内に引込み、またはドローバをサラバネに抗し て押圧し、工具ホルダを離脱する油圧シリンダを設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のビルトインモータの取付けられた工作機械の主軸頭には、ビル トインモータのステータ側についてはオイルジャケットで冷却する等の手段はと られているが、主軸に装架されるロータ側については発熱による効果的な冷却手 段が設けられていなかったため、主軸の熱変位により加工精度の低下を免がれる ことができなかった。
【0005】 本考案は上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、工作 機械の主軸頭に内蔵したビルトインモータのロータの発熱を防止する効果的な冷 却手段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記の課題を解決するため下記の手段を有する。 主軸頭に回転自在に支持された主軸を設け、同主軸の先端に工具ホルダを着脱可 能としたテーパ形の工具着脱部を備え、前記工具ホルダの後部のプルスタッドを 掴み、コレットを支持すると共にサラバネによる引張力を与えられたドローバを 介して前記工具ホルダを主軸頭内に引込み、または前記ドローバを前記サラバネ に抗して押圧し、前記コレットを緩め、前記工具ホルダを解放する油圧シリンダ からなる緊締手段を設け、主軸頭に内蔵したビルトインモータによって前記主軸 を直接回転駆動するように構成した工作機械の主軸頭において、外部の空気供給 装置と、空気供給装置と接続され、軸心を通りドローバの奥でこの軸心穴から前 記サラバネを収納する室に向けて半径方向に貫通する空気通路を設けた前記ドロ ーバと、前記サラバネを収納する室を通過し前記ビルトインモータを収納する室 に向けて半径方向に空気通路を設け、外気に空気を排出するように構成した。
【0007】
【作用】
上記のように構成した本考案は次のように作用する。
【0008】 外部の空気供給装置から供給される圧縮空気は、ドローバの軸心を通りドロー バの奥でこの軸心穴から半径方向に貫通する空気通路を経て、サラバネを収納す る室を通過し、さらにドローバに嵌合されたロータを冷却する。そして、ビルト インモータを収納する室に向けて半径方向に空気通路に沿って流れ、熱を帯びた 空気を外気に排出する。
【0009】 ドローバ軸心から半径方向に貫通する穴を通してサラバネを収納する室へは圧 縮空気の圧力によると共に主軸回転時に生じる遠心力によって導かれる。又、サ ラバネを収納する室からビルトインを収納する室への空気の流れは圧縮空気の圧 力と、主軸回転時に空気に生じる遠心力と、主軸回転により速度差が生じるとこ ろからベルヌーイの定理により発生するサラバネ内空気と、ビルトインモータ収 納室の空気との圧力差の3つの要素により生じる。このため、圧縮空気をドロー バの軸心に導き入れ順次半径方向に大きな径の処にある通路に導くことが肝要で ある。この順路を乱すと空気の流れが阻害される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0011】 図1はビルトインモータ10よって主軸2を直接回転駆動するように構成した 主軸頭1の縦断面を示す断面である。同図において、主軸2は主軸頭1に回転自 在に支持され、主軸2の先端に工具ホルダを着脱可能としたテーパ形の工具着脱 部を備えている。ドローバ5をサラバネ4に抗して押圧する油圧シリンダ6を備 えた緊締手段により、工具ホルダ3の後部のプルスタッド3aがコレット5dで 掴まれ、サラバネ4による引張力を与えられたドローバ5を介して工具着脱部に 引込まれるように構成されている。
【0012】 符号20は、外部の空気供給装置からの圧縮空気を主軸頭1に導くノズルで、 油圧シリンダ6のシリンダ6aに設けた導通孔6bとピストン6cに設けた導通 孔6dは、工具ホルダ3を解放するためピストン6cが前進したときに導通され るようになっている。それ以外の時にはシリンダに設けられたエア通路6eを通 じて冷却用空気がピストンの軸心を経て放出されるようになっている。
【0013】 ドローバ5には、その軸心を通る空気通路5aと、半径方向に貫通する空気通 路5bが設けられ、この通路5bはサラバネ4を収納する室7に導通している。 ビルトインモータ10を収納する室8とサラバネ4を収納する室7は、主軸2に 貫通して設けられた穴9を介して導通している。ビルトインモータ10を収納す る室8に流入した空気は、さらには空気通路11を通過し、ファン等により外気 に熱を帯びた空気を排出する。
【0014】 上記のように構成した冷却装置は次のように作用する。
【0015】 外部の空気供給装置から供給される圧縮空気は、ノズル20より油圧シリンダ 6のピストン6aに設けた導通孔6bに導かれる。工具クランプ中は常に冷却用 エアは6bから6eを通って6dよりドローバの軸心穴5aに導かれ、導通孔6 bから空気通路5bまでが開かれ、圧縮空気はサラバネ4を収納する室7に導か れ、主軸2に嵌合されたロータ10bを冷却する。さらに、ビルトインモータ1 0を収納する室8は、空気通路11を通過し、ファン等により外気に熱を帯びた 空気を排出し、主軸頭1内部を冷却する。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の主軸頭に内蔵したモータの冷却装置によれば、サ ラバネを収納する室に積極的に空気を流すことにより、主軸頭に内蔵したビルト インモータの発熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
3 工具ホルダ 4 サラバネ 5 ドローバ 5b 空気通路

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】主軸頭に回転自在に支持された主軸を設
    け、同主軸の先端に工具ホルダを着脱可能としたテーパ
    形の工具着脱部を備え、前記工具ホルダの後部のプルス
    タッドを掴み、コレットを支持すると共にサラバネによ
    る引張力を与えられたドローバを介して前記工具ホルダ
    を主軸頭内に引込み、または前記ドローバを前記サラバ
    ネに抗して押圧し、前記コレットを緩め、前記工具ホル
    ダを解放する油圧シリンダからなる緊締手段を設け、主
    軸頭に内蔵したビルトインモータによって前記主軸を直
    接回転駆動するように構成した工作機械の主軸頭におい
    て、外部の空気供給装置と、空気供給装置と接続され、
    軸心を通りドローバの奥でこの軸心穴から前記サラバネ
    を収納する室に向けて半径方向に貫通する空気通路を設
    けた前記ドローバと、前記サラバネを収納する室を通過
    し前記モータを収納する室に向けて半径方向に空気通路
    を設け、外気に空気を排出することを特徴とする主軸頭
    に内蔵されたモータの冷却装置。
JP1991048193U 1991-06-25 1991-06-25 主軸頭に内蔵されたモータの冷却装置 Expired - Lifetime JP2593073Y2 (ja)

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JPH05341U true JPH05341U (ja) 1993-01-08
JP2593073Y2 JP2593073Y2 (ja) 1999-03-31

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ID=12796553

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013215881A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Bordignon Simone Srl 自動ねじ切り装置
JP2018079521A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 株式会社ニイガタマシンテクノ 工作機械の温度調整装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0192048A (ja) * 1987-09-30 1989-04-11 Makino Milling Mach Co Ltd 冷却手段を備えたモータ内蔵形主軸装置
JPH02143103U (ja) * 1989-04-28 1990-12-05

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