JPH1024052A - 歯科用マイクロモータハンドピース - Google Patents

歯科用マイクロモータハンドピース

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JPH1024052A
JPH1024052A JP18071296A JP18071296A JPH1024052A JP H1024052 A JPH1024052 A JP H1024052A JP 18071296 A JP18071296 A JP 18071296A JP 18071296 A JP18071296 A JP 18071296A JP H1024052 A JPH1024052 A JP H1024052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck mechanism
head
micromotor
water
cutting bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP18071296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Murano
秀明 村野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osada Research Institute Ltd
Original Assignee
Osada Research Institute Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osada Research Institute Ltd filed Critical Osada Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロモータによって高速回転される歯科
用マイクロエンジンにおいて、高速回転によって生じる
ヘッド部の温度上昇を該ヘッド部に冷却水を流すことに
より防止する。 【解決手段】 ヘッド部5内にチャック機構40を回転
可能に有し、該チャック機構40にて切削バー7を掴持
するとともに、該チャック機構をマイクロモータにて回
転して歯牙の切削等を行う。前記ヘッド部内周面側に流
体流路31を有し、該流体流路31に水又はエアーを流
して、該ヘッド部を冷却し、高速回転時における過熱を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用マイクロモ
ータハンドピース、より詳細には、マイクロモータによ
って高速回転される歯科用マイクロエンジンにおいて、
高速回転によって生じるヘッド部の温度上昇を該ヘッド
部に冷却水を流すことにより防止するようにした歯科用
マイクロモータハンドピースに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の歯科用マイクロモータハ
ンドピースの一例を説明するための分解外観図で、図
中、1はマイクロモータ(図示せず)を内装したモータ
部、2は該電動機の電源線等を内装したホース、3はマ
イクロモータの回転軸を回転の自在に内装したガイド
部、4はガイド部3に連結される回転軸(図示せず)を
回転自在に内装したシャンク部、5はチャック機構を具
備した回転機構が内装されているヘッド部で、前記モー
タ部1に内装されたマイクロモータの回転は、ガイド3
内の回転軸,シャンク部4内の回転軸及びヘッド部5の
駆動軸6を通してヘッド部5内の前記回転機構に伝達さ
れる。該回転機構は、前述のように、チャック機構を有
し、該チャック機構にて切削バー7等を着脱自在に保持
し、モータ部1内のマイクロモータにて該切削バー7を
回転して、歯牙の切削等を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、歯科用
マイクロモータハンドピースにおいては、切削バー7を
高速回転させて歯牙の切削等を行っている。しかしター
ビンに比べると、その切削性は落ちる。それは、マイク
ロモータハンドピースの回転数がタービンの回転数に比
べて低いためである。そのため、最近では、増速ギヤー
等を用いて、切削バーを20万〜30万の回転数(rp
m)で高速回転させることが提案されている。しかし、
切削バーを高速させると、ヘッド部5内の回転機構が回
転摩擦熱によって加熱し、ヘッド部5が高温となり、こ
の高温となったヘッド部が、歯牙切削中に患者の唇等に
当り、非常に危険である。
【0004】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、特に、高速回転用のマイクロモータハンド
ピースにおいて、ヘッド部を冷却するための手段を設
け、高速回転時におけるヘッド部の温度上昇を防止し、
もって、切削能力が高く、しかも、ヘッド部の高温加熱
のない安全なマイクロモータハンドピースを提供するこ
とを目的としてなされてものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ヘッ
ド部内にチャック機構を回転可能に有し、該チャック機
構にて切削バーを掴持するとともに、該チャック機構を
マイクロモータにて回転して歯牙の切削等を行う歯科用
マイクロモータハンドピースにおいて、前記ヘッド部内
周面側に流体流路を有し、該流体流路に水又はエアーを
流して、該ヘッド部を冷却するようにした歯科用マイク
ロモータハンドピースを特徴としたものである。
【0006】請求項1の発明は、請求項1の発明の発明
において、前記流体流路を通した水又はエアーが前記切
削バーによる歯牙切削部に向けて噴射される歯科用マイ
クロモータハンドピースを特徴としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を説明
するための要部(ヘッド部)断面構成図で、図中、5は
ヘッド部、6は駆動軸、7は切削バーで、これらヘッド
部5,駆動軸6及び切削バー7は、図4に示した従来技
術に対応して示してある。図1において、10はハンド
ピース先端部のハウジング、20は該ハウジング10内
に挿脱自在に装着されるカートリッジの外筐(又はカー
トリッジ)、30は本発明によって付加された冷却筒、
40は該冷却内30内に該冷却筒30に対してベアリン
グ41,42を介して回転自在に装着されたチャック機
構、50はハウジング10の上蓋、52はカートリッジ
20及び冷却筒30をハウジング10内に固定するため
の取り付け部材で、周知のように、該上蓋50をスプリ
ング51に抗してR方向に押圧してチャック機構40の
上部を押下することにより、該チャック機構を開いて前
記切削バー7を該チャック機構に挿入し、上蓋50の押
圧力を解くことにより、チャック機構を閉めて、前記挿
入した切削バー7を挟持固定するようにしている。
【0008】図2は、図1に示した本発明によるヘッド
部の一例を分解して示す斜視図で、カードリッジ20及
び冷却筒30は、チャック機構40を冷却筒30内に装
着した状態で、ハウジング10の上方より該ハウジング
10内に挿入され、ハウジング10の上端部に設けられ
たネジ10aに前記取り付け部材52に設けられたネジ
52aを螺合,締め付けることによって、これらカート
リッジ20及び冷却筒30が該ハウジング10内に固定
され、固定された時に、ベアリング押え52bによりベ
アリング41のアウターレースを押え、ベアリング41
の抜けを防止するようにしている。43はチャック機構
40の外周に該チャック機構40と同軸に設けられた歯
車で、該歯車43が、前述のモータ部1に内装された図
示しないマイクロモータによって回転される駆動軸6に
設けられた歯車8よって回転され、これによって、切削
バー7を回転するようにしている。
【0009】ハウジング10のハンドピース10b側の
下部(切削バー装着側)側面には、周知のように、水供
給用の孔11とエアー供給用の孔(図示せず)が周方向
に間隔を置いて設けられており、これらの孔はカートリ
ッジ20及び冷却筒30がハウジング10内に装着され
た時に、カートリッジ20及び冷却筒30に形成された
水供給孔21及びエアー供給孔(図示せず)にそれぞれ
連通し、これらの水通路21及びエアー通路(図示せ
ず)を通して、水用環状通路22及びエアー用環状通路
(図示せず)に連通しており、歯科治療療中、通路23
を通して歯牙切削部に向けて水又はスプレーを噴射して
歯牙切削部を冷却するようにしている。
【0010】本発明は、上述のごとき周知の歯科治療用
マイクロモータハンドピースのヘッド部において、カー
トリッジ20の内側に冷却筒30を設け、該冷却筒30
の外周壁と、カートリッジ20の内周壁との間に冷却水
又は冷却エアーを通すための空間31を設け、前述のご
とくして水供給路11或いはエアー供給路(図示せず)
を通して供給される水又はエアーを該空間31を通して
流してハウジング10等を冷却するようにしたものであ
る。
【0011】図2に示した実施例においては、カートリ
ッジ20と冷却筒30とは、一体的に構成され、カート
リッジ20の内周壁と冷却筒30の外周壁全面或いは一
部に冷却水(又はエアー)流路31を設け、前述のごと
くして、水供給用の孔11又はエアー供給用の孔を通し
て供給される水又はエアーを該流路31を通して流して
ハウジング10を冷却し、流した後の水又はエアーを前
記通路23を通して噴射し、歯牙切削部の冷却にも使用
するようにしたものである。
【0012】図3は、本発明の他の実施例を説明するた
めのヘッド部分解構成図で、この実施例は、図2に示し
たカートリッジ20と冷却筒30を別体に構成してお
き、これら別体に形成されたカートリッジ20と冷却筒
30を順次ヘッドのハウジング10内に収納するように
したものであり、その作用は、図2に示した実施例と全
て同様である。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、マイクロモータハンドピースにおいて、切削
バーを高速回転させても、該高速回転によって生じる熱
を効果的に除去することができるので、ヘッド部等が過
度に加熱されるような心配がなく、従って、過度に加熱
されたヘッド部が患者の唇等に触れることによって、患
者が急激に動いたりする心配がなく、また、患者が火傷
等する心配もなく、ドクターは安心して治療に専念する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるマイクロモータハンドピースの
ヘッド部の詳細を説明するための断面構成図である。
【図2】 本発明によるヘッド部の分解斜視図である。
【図3】 本発明による他の例を示すヘッド部の分解斜
視図である。
【図4】 本発明が適用されるマイクロモータハンドピ
ースの全体構成の一例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1…モータ部、2…電力供給ケーブル、3…回転軸ガイ
ド部、4…シャンク部、5…ヘッド部、6…駆動軸、7
…切削バー、10…ヘッドハウジング、20…キャリッ
ジ、30…冷却筒、31…冷却水(エアー)流路、40
…回転機構、50…蓋部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部内にチャック機構を回転可能に
    有し、該チャック機構にて切削バーを掴持するととも
    に、該チャック機構をマイクロモータにて回転して歯牙
    の切削等を行う歯科用マイクロモータハンドピースにお
    いて、前記ヘッド部内周面側に流体流路を有し、該流体
    流路に水又はエアーを流して、該ヘッド部を冷却するよ
    うにしたことを特徴とする歯科用マイクロモータハンド
    ピース。
  2. 【請求項2】 前記流体流路を通した水又はエアーが前
    記切削バーによる歯牙切削部に向けて噴射されることを
    特徴とする請求項1に記載の歯科用マイクロモータハン
    ドピース。
JP18071296A 1996-07-10 1996-07-10 歯科用マイクロモータハンドピース Pending JPH1024052A (ja)

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