JP2018076920A - ショックアブソーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、ショックアブソーバに関し、積層構造を有する非着座方式のリーフバルブを備えている場合に、隣り合う2つのリーフを吸着させにくくできるようにすることを目的とする。【解決手段】ショックアブソーバ10が備える微低速用減衰力発生弁24は、積層構造を有する非着座方式のリーフバルブ50と、リーフバルブ50の最大リーフ50aの自由端に対向し、自由端との間にオリフィス60を形成する対向部52とを含む。最大リーフ50aとリーフ50b1、および、最大リーフ50aとリーフ50b2は、スペーサ56によって、ピストン18の軸方向において離隔して配置されている。リーフ50b1は、最大リーフ50aに対向する側に、切欠き部54を有するリーフ要素50b12を含み、リーフ50b2は、最大リーフ50aに対向する側に、切欠き部54を有するリーフ要素50b22を含んでいる。【選択図】図1
Description
この発明は、ショックアブソーバに関する。
例えば、特許文献1には、リーフバルブを備えたショックアブソーバが開示されている。このショックアブソーバは、ピストン速度の微低速領域において適切な減衰力を発生させるために、微低速用減衰力発生弁を備えている。この減衰力発生弁は、ピストンにより片持ち支持されたリーフ弁要素と、リーフ弁要素の自由端に対向し、かつ当該自由端との間でオリフィスを形成する対向部とを有している。すなわち、減衰力発生弁は、リーフ弁要素が対向部に着座しない非着座方式のバルブであって、ショックアブソーバの伸縮に対してリーフ弁要素が両方向に開くように構成されている。このような非着座方式の減衰力発生弁によれば、リーフ弁要素が弁座部に着座する方式の減衰力発生弁の課題である着座時の打音が発生しないようにすることができる。
特許文献1に記載のように非着座方式のリーフバルブを低速度領域で適切な減衰力を発生させるために備えるオイル式のショックアブソーバにおいて、ピストンの径方向の長さの異なる複数のリーフをピストンの軸方向に積層して構成されたリーフバルブを備えることが考えられる。このような積層構造をリーフバルブに対して採用した場合には、次のような課題がある。すなわち、積層構造のリーフバルブの各リーフが弾性変形するときに、隣り合う2つのリーフがオイルを介して吸着することがある。リーフバルブの弾性変形が行われるときに隣り合う2つのリーフの吸着が生じると、ショックアブソーバの減衰力に乱れを生じさせることが懸念される。このような減衰力の乱れは異音の原因となる。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、積層構造を有する非着座方式のリーフバルブを備えている場合に、隣り合う2つのリーフを吸着させにくくできるようにしたショックアブソーバを提供することを目的とする。
本発明に係るショックアブソーバは、シリンダと、前記シリンダの内壁に往復動可能に嵌合し、前記シリンダ内に第1および第2のシリンダ室を形成するピストンと、を備えるオイル式のショックアブソーバである。前記ピストンは、前記第1および第2のシリンダ室を接続する連通路と、前記ピストンのピストン速度が所定速度以下となる低速度領域において、前記ピストン速度に応じた減衰力を発生させる減衰力発生弁と、を含んでいる。前記減衰力発生弁は、前記ピストンの径方向の長さの異なる複数のリーフを前記ピストンの軸方向に積層して構成され、前記複数のリーフが前記ピストンの径方向における内側縁部および外側縁部の一方において前記ピストンにより片持ち支持され、かつ、前記複数のリーフが前記第1および前記第2のシリンダ室の間の差圧により弾性変形するリーフバルブと、前記複数のリーフのうちで前記径方向の長さが最も長い最大リーフの自由端に対向し、前記自由端との間に前記連通路の一部であるオリフィスを形成する対向部と、を含んでいる。前記複数のリーフは、隣り合う2つのリーフを少なくとも1組を有している。前記少なくとも1組の隣り合う2つのリーフは、前記隣り合う2つのリーフとは別体でもしくは前記隣り合う2つのリーフの一方のリーフと一体に形成された隙間形成部材によって、前記軸方向において離隔して配置されている。前記少なくとも1組の隣り合う2つのリーフのうちで前記径方向の長さが短い方のリーフの自由端側の端部であって、前記径方向の長さが長い方のリーフが弾性変形する際に接触する端部の一部が切り欠かれている。
前記最大リーフに対して前記軸方向の一方側に所定距離だけ離れた位置にあるリーフの前記径方向の長さが、前記最大リーフに対して前記軸方向の他方側に前記所定距離だけ離れた位置にあるリーフの前記径方向の長さと異なっていてもよい。
本発明によれば、減衰力発生弁のリーフバルブが備える少なくとも1組の隣り合う2つのリーフは、隣り合う2つのリーフとは別体でもしくは隣り合う2つのリーフの一方のリーフと一体に形成された隙間形成部材によって、ピストンの軸方向において離隔して配置されている。そして、少なくとも1組の隣り合う2つのリーフのうちでピストンの径方向の長さが短い方のリーフの自由端側の端部は、隙間形成部材によって形成される隙間に面する側において切り欠かれている。このような構成によれば、まず、隣り合う2つのリーフがピストンの軸方向において離隔して配置されていることで、リーフバルブが弾性変形するときに、隣り合う2つのリーフを吸着させにくくすることができる。さらに、隣り合う2つのリーフのうちで径方向の長さが短い方のリーフの自由端側の端部が上述のように切り欠かれていることで、隣り合うリーフ間のオイルの流れを円滑にさせられる。この点においても、隣り合う2つのリーフを吸着させにくくすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
実施の形態1.
図1および図2は、本発明の実施の形態1に係るショックアブソーバ10を示す断面図である。より詳細には、図1は、ショックアブソーバ10のシリンダ12内に配置されるピストン18の全体構成を表した断面図であり、図2は、ピストン18が備える微低速用減衰力発生弁24の周りの構成を拡大して表した断面図である。ショックアブソーバ10は、一例として、車両に適用されている。
図1および図2は、本発明の実施の形態1に係るショックアブソーバ10を示す断面図である。より詳細には、図1は、ショックアブソーバ10のシリンダ12内に配置されるピストン18の全体構成を表した断面図であり、図2は、ピストン18が備える微低速用減衰力発生弁24の周りの構成を拡大して表した断面図である。ショックアブソーバ10は、一例として、車両に適用されている。
[ショックアブソーバの構成]
図1および図2において、ショックアブソーバ10は、軸線11に沿って延在するシリンダ12と、軸線11に沿って往復動可能にシリンダ12の内壁に嵌合し、シリンダ12内にシリンダ上室14およびシリンダ下室16を形成するピストン18と、を有している。シリンダ上室14およびシリンダ下室16には、作動液体としてのオイル19が充填されている。ピストン18は、軸線11に沿って延在するロッド部18Rと、ロッド部18Rの下端部に取り付けられたピストン本体18Mとを含んでいる。
図1および図2において、ショックアブソーバ10は、軸線11に沿って延在するシリンダ12と、軸線11に沿って往復動可能にシリンダ12の内壁に嵌合し、シリンダ12内にシリンダ上室14およびシリンダ下室16を形成するピストン18と、を有している。シリンダ上室14およびシリンダ下室16には、作動液体としてのオイル19が充填されている。ピストン18は、軸線11に沿って延在するロッド部18Rと、ロッド部18Rの下端部に取り付けられたピストン本体18Mとを含んでいる。
なお、図1および図2には示されていないが、シリンダ12の上端および下端はエンドキャップにて閉じられており、ロッド部18Rは上端のエンドキャップを貫通してシリンダ12外へ延在している。ロッド部18Rの上端は車体に連結され、シリンダ12の下端は車両のばね下部材に連結されている。さらに、シリンダ12内にてピストン本体18Mと下端のエンドキャップとの間には、フリーピストンが配置されている。フリーピストンは、下端のエンドキャップとともにガス室を形成し、ガス室とシリンダ下室16とを分離している。ショックアブソーバ10の伸縮に伴ってシリンダ12内に存在するロッド部18Rの体積が変化し、ガス室はその体積の変化を吸収する。
図1に示されているように、ピストン本体18Mには、伸び行程用の減衰力発生弁20と、縮み行程用の減衰力発生弁22と、微低速用減衰力発生弁24とが設けられている。これらの減衰力発生弁20、22および24は、それぞれ、ピストン18のピストン速度に応じた減衰力を発生させるように構成されている。より具体的には、減衰力発生弁24は、ピストン速度が微低速領域にあるときに適した減衰力を発生させる。ピストン本体18Mは、メイン本体18MMとサブ本体18MSとを含んでいる。これらの減衰力発生弁20、22および24、ならびに、メイン本体18MMおよびサブ本体18MSは、ロッド部18Rの下端に設けられた雄ねじ26に螺合するナット28により、支持リング30との間に挟まれた状態にてロッド部18Rの下端部に取り付けられている。
本実施形態においては、メイン本体18MMの外周には樹脂製のシール部材32が取り付けられ、シール部材32はシリンダ12の内壁に摺動自在に接している。サブ本体18MSは、シリンダ12の内壁よりも小さい外径を有し、メイン本体18MMの下端部に圧入により固定されており、メイン本体18MMとともに中間室34を形成している。メイン本体18MMには、それぞれ伸び行程用の通路36および縮み行程用の通路38が形成されており、サブ本体18MSには、伸び行程および縮み行程に共通の複数の通路40が形成されている。
通路36は、それぞれメイン本体18MMの上面および下面に形成された円弧溝42および環状溝44と常時連通しており、円弧溝42および環状溝44は、軸線11の周りに延在している。円弧溝42は、減衰力発生弁22が閉弁状態にあるか否かに関係なく、径方向外側のランド部に形成された切欠き46を介して、シリンダ上室14と常時連通している。環状溝44は、減衰力発生弁20が閉弁状態にあるときにも、径方向外側のランド部に形成された切欠き45を介して、中間室34と常時連通している。
通路38は、メイン本体18MMの上面に軸線11の周りに延在するよう形成された円弧溝48と上端にて常時連通し、下端にて中間室34と常時連通している。減衰力発生弁22が閉弁状態にあるときにも、円弧溝48は、その径方向外側のランド部に形成された切欠き49を介して、シリンダ上室14と常時連通している。通路40は、上端にて中間室34と常時連通し、下端にて環状溝41と常時連通している。後に詳細に説明するように、環状溝41は微低速用減衰力発生弁24を介してシリンダ下室16と常時連通している。なお、図1においては、通路36および38は、それぞれ1つずつしか図示されていないが、軸線11の周りに互いに隔置された状態にて複数設けられていてもよい。
伸び行程用の減衰力発生弁20は、弾性変形可能な円環板状の複数のリーフ21の積層体にて形成され、中間室34内に配置されている。減衰力発生弁20は、ピストン18の径方向における内側縁部にてスペーサ43とともにメイン本体18MMとサブ本体18MSとの間に挟まれた状態で片持ち支持されている。縮み行程用の減衰力発生弁22も、弾性変形可能な円環板状の複数のリーフ23の積層体にて形成され、シリンダ上室14内に配置されている。減衰力発生弁22は、ピストン18の径方向における内側縁部にてスペーサ47とともに支持リング30とメイン本体18MMとの間に挟まれた状態で片持ち支持されている。
なお、切欠き45に代えて、減衰力発生弁20のリーフ21の外側縁部に切欠きが設けられ、それらの切欠きを介して環状溝44および中間室34が常時接続されてもよい。同様に、切欠き49に代えて、減衰力発生弁22が備える最も外径の大きいリーフ23のピストン18の径方向における外側縁部に、切欠きが設けられ、その切欠きを介して円弧溝48およびシリンダ上室14が常時接続されてもよい。
(微低速用減衰力発生弁の構成)
図1および図2に示されているように、微低速用減衰力発生弁24は、以下に説明するように、両開き構造を有する非着座方式の減衰力発生弁であり、リーフバルブ50と、対向部52とを備えている。
図1および図2に示されているように、微低速用減衰力発生弁24は、以下に説明するように、両開き構造を有する非着座方式の減衰力発生弁であり、リーフバルブ50と、対向部52とを備えている。
リーフバルブ50は、ピストン18の径方向の長さの異なる複数(一例として、5枚)の円環板状のリーフ50a、50b1、50b2、50c1および50c2をピストン18の軸方向に積層して構成されている。また、これらのリーフ50a等は、シリンダ上室14とシリンダ下室16との間の差圧により弾性変形可能に構成されている。なお、これらのリーフ50a等のうちでピストン18の径方向の長さが最も長いリーフ50aを、「最大リーフ50a」と称する。
最大リーフ50aと隣り合う一方のリーフ50b1は、独立した部材であるリーフ要素50b11と50b12とを組み合わせて1枚のリーフとして機能する(すなわち、弾性変形する)ように構成されている。図2に示すように、リーフ要素50b11は、円環板状に形成されている。リーフ要素50b12は、円環板状を基準とした形状であって、ピストン18の径方向における外側縁部に複数(一例として、4つ)の切欠き部54を有している。より詳細には、切欠き部54は、ピストン18の周方向に所定間隔(一例として、90°間隔)で所定の形状(一例として、四角形状)で形成されている。最大リーフ50aと隣り合うもう一方のリーフ50b2も、リーフ50b1と同様に、リーフ要素50b11および50b12と同様の形状のリーフ要素50b21および50b22を組み合わせて1枚のリーフとして機能するように構成されている。
最大リーフ50aとリーフ50b1との間には、1枚(一例)のスペーサ56が配置されている。このようなスペーサ56が介在していることで、最大リーフ50aとリーフ50b1とは、ピストン18の軸方向において隙間G1だけ離隔して配置されている。同様に、最大リーフ50aとリーフ50b2との間にも、1枚(一例)のスペーサ56が配置されており、これにより、最大リーフ50aとリーフ50b2とについても、軸方向においてスペーサ56を介して隙間G2だけ離隔して配置されている。
リーフ50b1におけるスペーサ56の反対側には、リーフ50c1が配置されている。また、リーフ50b2におけるスペーサ56の反対側には、リーフ50c2が配置されている。なお、リーフ50c1におけるリーフ50b1の反対側には、2枚のスペーサ58が配置されており、リーフ50c2におけるリーフ50b2の反対側には、1枚のスペーサ58が配置されている。
リーフバルブ50のそれぞれのリーフ50a等は、ピストン18の径方向における内側縁部においてピストン18により片持ち支持されている。より詳細には、これらのリーフ50a等は、内側縁部においてスペーサ56および58とともにサブ本体18MSとナット28との間に挟まれた状態で片持ち支持されている。
また、図2に示すように、ピストン18の径方向における5枚のリーフの長さは、最大リーフ50a、50b2、50b1、50c2および50c1の順で長くなっている。したがって、リーフバルブ50は、自由端(外側縁部)から固定端(内側縁部)に向かうにつれてピストン18の軸方向における厚みが増す構造を有している。
詳細は後述のように、ショックアブソーバ10の伸び行程においては、リーフバルブ50は図2中の下方側にたわむ。したがって、最大リーフ50aよりも図2中の下方側に位置するリーフ50b2および50c2は、伸び行程の減衰力特性を定めるために利用されるリーフに相当する。逆に、ショックアブソーバ10の縮み行程においては、リーフバルブ50は図2中の上方側にたわむ。したがって、最大リーフ50aよりも図2中の上方側に位置するリーフ50b1および50c1は、縮み行程の減衰力特性を定めるために利用されるリーフに相当する。
最大リーフ50aに対し、伸び行程用のリーフ50b2と縮み行程用のリーフ50b1とは、リーフの厚さ方向(すなわち、ピストン18の軸方向)において等距離にある。本実施形態では、図2に示すように、このような位置関係にあるリーフ50b2と50b1とに関し、伸び行程用のリーフ50b2の径Db2が、縮み行程用のリーフ50b1の径Db1よりも大きくなるようにリーフ50b2および50b1の寸法が決定されている。このことは、最大リーフ50aに対して等距離にある伸び行程用のリーフ50c2と縮み行程用のリーフ50c1とに関しても同様である。すなわち、伸び行程用のリーフ50c2の径Dc2が、縮み行程用のリーフ50c1の径Dc1よりも大きくなるようにリーフ50c2および50c1の寸法が決定されている。
また、リーフ50b1では、リーフ要素50b11および50b12のうちで切欠き部54を有する方のリーフ要素50b12が、スペーサ56により形成される隙間G1を介して最大リーフ50aと対向するように配置されている。このような配置によれば、隣り合う2つのリーフ(この例では、最大リーフ50aとリーフ50b1)のうちでピストン18の径方向の長さが短い方のリーフ(この例では、リーフ50b1)の自由端側の端部は、スペーサ56によって形成される隙間G1に面する側において切り欠かれているといえる。ここでは、縮み行程用のリーフ50b1を例に挙げて説明したが、このことは伸び行程用のリーフ50b2についても同様である。
対向部52は、リーフバルブ50の径方向外側において最大リーフ50aの自由端に対向するように配置され、当該自由端との間にオリフィス60を形成している。環状溝41は、このオリフィス60を介してシリンダ下室16と常時連通している。対向部52は、実質的に剛固な材料を用いて円環板状に形成されている。サブ本体18MSの下端部の外周には、支持部材62が例えば圧入により固定されており、支持部材62は下端に円環板状の支持部62Sを有している。対向部52は、サブ本体18MSと支持部62Sとの間に挟まれた状態で支持されている。
(第1および第2のシリンダ室を接続する連通路)
以上の説明から分かるように、切欠き46、円弧溝42、通路36、環状溝44、切欠き45、中間室34、通路40および環状溝41は、シリンダ上室14(本発明における「第1のシリンダ室」に相当)とシリンダ下室16(本発明における「第2のシリンダ室」に相当)とを接続する伸び行程用の「連通路」に相当する。環状溝41、通路40、中間室34、通路38、円弧溝48および切欠き49は、シリンダ上室14およびシリンダ下室16を接続する縮み行程用の「連通路」に相当する。オリフィス60は伸び行程用の連通路および縮み行程用の「連通路」の一部である。
以上の説明から分かるように、切欠き46、円弧溝42、通路36、環状溝44、切欠き45、中間室34、通路40および環状溝41は、シリンダ上室14(本発明における「第1のシリンダ室」に相当)とシリンダ下室16(本発明における「第2のシリンダ室」に相当)とを接続する伸び行程用の「連通路」に相当する。環状溝41、通路40、中間室34、通路38、円弧溝48および切欠き49は、シリンダ上室14およびシリンダ下室16を接続する縮み行程用の「連通路」に相当する。オリフィス60は伸び行程用の連通路および縮み行程用の「連通路」の一部である。
[ショックアブソーバの基本動作および減衰力特性]
ショックアブソーバ10の伸び行程においては、シリンダ上室14内の圧力がシリンダ下室16内の圧力よりも高くなる。よって、シリンダ上室14内のオイル19は、伸び行程用の上記連通路を経てシリンダ下室16へ流動しようとする。その結果、微低速用減衰力発生弁24のリーフバルブ50は、弾性変形して図2の下方側にたわむ。これに対し、ショックアブソーバ10の縮み行程においては、シリンダ下室16内の圧力がシリンダ上室14内の圧力よりも高くなる。よって、シリンダ下室16内のオイル19は、縮み行程用の上記連通路を経てシリンダ上室14へ流動しようとする。その結果、リーフバルブ50は、弾性変形して図2の上方側にたわむ。
ショックアブソーバ10の伸び行程においては、シリンダ上室14内の圧力がシリンダ下室16内の圧力よりも高くなる。よって、シリンダ上室14内のオイル19は、伸び行程用の上記連通路を経てシリンダ下室16へ流動しようとする。その結果、微低速用減衰力発生弁24のリーフバルブ50は、弾性変形して図2の下方側にたわむ。これに対し、ショックアブソーバ10の縮み行程においては、シリンダ下室16内の圧力がシリンダ上室14内の圧力よりも高くなる。よって、シリンダ下室16内のオイル19は、縮み行程用の上記連通路を経てシリンダ上室14へ流動しようとする。その結果、リーフバルブ50は、弾性変形して図2の上方側にたわむ。
ショックアブソーバ10の伸縮時にピストン速度が高くなると、シリンダ上室14とシリンダ下室16との間の差圧が大きくなる。微低速用減衰力発生弁24は、減衰力発生弁20および22が開くときのピストン速度よりも低いピストン速度で(すなわち、減衰力発生弁20および22が開くときの差圧よりも小さな差圧で)開くように構成されている。このような構成は、バルブの材質および厚さなどのバルブ剛性に影響するパラメータを調整することで実現することができる。
微低速用減衰力発生弁24の弾性変形量は、ピストン速度が高いほど(すなわち、差圧が大きいほど)大きくなる。ここで、最大リーフ50aが弾性変形していない状況における最大リーフ50aの外側縁部(すなわち、自由端)と対向部52の内周面52SIとの間の最短距離をDとする。そして、対向部52に最も近い最大リーフ50aの外側縁部の上端が対向部52の内周面52SIの下端と同一またはそれよりも上方にあり、かつ、最大リーフ50aの外側縁部の下端が内周面52SIの上端と同一またはそれよりも下方にある範囲を、減衰力発生弁24の所定の弾性変形範囲Rとする。
減衰力発生弁24の弾性変形量が弾性変形範囲R内の値であるときには、最短距離Dは弾性変形量の如何に関係なく実質的に一定である。よって、オリフィス60の実効通路断面積は、減衰力発生弁24の弾性変形量が弾性変形範囲R内の値であるときには、減衰力発生弁24の弾性変形量の如何に関係なく実質的に一定である。オリフィス60の実効通路断面積は、伸び行程用の減衰力発生弁20が閉じ状態にあるときの切欠き45の実効通路断面積よりも小さく、縮み行程用の減衰力発生弁22が閉じ状態にあるときの切欠き49の実効通路断面積よりも小さい。
ショックアブソーバ10の伸び行程において減衰力発生弁24の弾性変形量が弾性変形範囲R内に収まるピストン速度の上限値を「所定速度Ve」と称する。この所定速度Veは、ピストン速度がゼロに近い微低速度である。上述した構成を有する減衰力発生弁20、22および24によれば、ピストン速度が所定速度Ve以下となる低速度領域では、減衰力発生弁24の弾性変形量が弾性変形範囲R内にあり、かつ、減衰力発生弁20は閉じている。すなわち、この低速度領域は、微低速用減衰力発生弁24がピストン速度に応じた減衰力を発生させるので、減衰力発生弁24の動作を利用して減衰力が調整される。そして、この低速度領域では、オイル19は実効通路断面積が非常に小さいオリフィス60を通過するので、ピストン速度の増大に伴って減衰力が急激に増大する。
一方、ピストン速度が所定速度Veよりも高い高速度領域の中で伸び行程用の減衰力発生弁20が未だ閉じた状態にある低速側の速度領域では、ピストン速度の増大に伴って切欠き45を通過するオイル19の流量が増大する。その結果、減衰力は、上述の低速度領域よりは低い増大率にて、ピストン速度の増大に伴って増大していく(オリフィス領域)。また、高速度領域においてピストン速度がさらに増大して伸び行程用の減衰力発生弁20が開くと、オイル19は開弁した減衰力発生弁20を通過するようになる。その結果、減衰力は、減衰力発生弁20が開くまでよりも低い増大率にて、ピストン速度の増大に伴って増大していく(バルブ領域)。
図2に示すように、リーフバルブ50における各リーフ50a等の径は、最大リーフ50aを基準として非対称となっている。より詳細には、伸び行程用のリーフ50b2および50c2の径Db2およびDc2の方が縮み行程用のリーフ50b1および50c1の径Db1およびDc1よりもそれぞれ大きくなっている。このため、リーフバルブ50によれば、縮み行程時の方が伸び行程時よりもたわみ剛性が低くなる。この点に起因して、縮み行程において減衰力発生弁24の弾性変形量が弾性変形範囲R内に収まるピストン速度の上限値(ここでは、「所定速度Vc」と称する)は、伸び行程での所定速度Veと異なるようになる。より詳細には、所定速度Vcは所定速度Veよりも低くなる。このような相違点はあるが、縮み行程における減衰力発生弁22および24の動作は、上述した伸び行程における減衰力発生弁20および24の動作と同様である。このため、その詳細な説明は省略する。この所定速度Vcも、所定速度Veと同様に、ピストン速度がゼロに近い微低速度である。
[積層構造を有する非着座方式のリーフバルブを採用する際の課題およびその対策としての実施の形態1の構成による効果]
図3(A)および図3(B)は、積層構造を有する非着座方式のリーフバルブの課題を説明するための図である。図3(A)および図3(B)に示す構成は、図2に示す本実施形態の構成との比較のために参照するものであり、スペーサ56と切欠き部54とを備えていない微低速用減衰力発生弁のリーフバルブに相当する。
図3(A)および図3(B)は、積層構造を有する非着座方式のリーフバルブの課題を説明するための図である。図3(A)および図3(B)に示す構成は、図2に示す本実施形態の構成との比較のために参照するものであり、スペーサ56と切欠き部54とを備えていない微低速用減衰力発生弁のリーフバルブに相当する。
図3(A)は、ショックアブソーバの縮み行程において、リーフバルブが弾性変形している様子を表している。本実施形態のような特別な構成を有さずに複数のリーフが単純に密着して積層されたリーフバルブでは、各リーフが弾性変形するときに、隣り合う2つのリーフがオイルを介して吸着することがある。図3(A)に示す例では、最大リーフと、これに隣り合う伸び行程用のリーフとがオイルを介して吸着している。なお、このようなリーフの吸着は、いわゆるバネ下共振周波数(15Hz程度)の振動がショックアブソーバに入力されたときに生じ易い。
図3(B)は、隣り合う2つのリーフが吸着したままリーフバルブの弾性変形が進行し、その後に吸着が解かれたとき(すなわち、吸着していた伸び行程用のリーフが剥がれたとき)の様子を表している。このように、一度吸着していたリーフがリーフバルブの弾性変形の進行中に最大リーフから剥がれると、図3(B)に示すように最大リーフが振動してしまう。
図4は、図3(A)および図3(B)に示すリーフバルブを備える微低速用減衰力発生弁の減衰力の変化の一例を表した図である。より詳細には、図4は、伸び行程にあったショックアブソーバが縮み行程に移行していく過程での減衰力の変化を表している。図3(A)に示すようなリーフバルブの吸着が発生し、その後に図3(B)に示すように吸着していたリーフが最大リーフから剥がれて最大リーフが振動すると、図4に示すように減衰力に大きな変化が発生することがある。このような減衰力の乱れは異音発生の原因となる。なお、伸び行程に移行する場合にも、同様の課題が生じ得る。
本実施形態の微低速用減衰力発生弁24は、最大リーフ50aとリーフ50b1との間、および、最大リーフ50aとリーフ50b2との間に、スペーサ56をそれぞれ備えている。このようなスペーサ56を設けることで、最大リーフ50aと、リーフ50b1および50b2のそれぞれとの間に、隙間G1またはG2を備えることができる。これにより、隣り合うリーフ同士で密着している部位をなくすことができる。このため、図3(A)に示す例のように縮み行程においてリーフバルブが弾性変形する場合であっても、本実施形成の構成であれば、最大リーフ50aと反対行程(この例では、伸び行程)側のリーフ50b2とを吸着させにくくすることができる。この効果は、図3(A)に示す例とは逆に、伸び行程においてリーフバルブが弾性変形する場合も同様である。
次に、図5(A)および図5(B)は、隣り合うリーフ間に隙間G1およびG2は設けているが切欠き部54を備えていない比較例の構成の課題を説明するための図である。図5(A)は、弾性変形していない状態にあるリーフバルブの要部を拡大して表しており、図5(B)は、一例として縮み行程において弾性変形しているときのリーフバルブの要部を拡大して表している。図5(A)と図5(B)とを比較すると分かるように、縮み行程において最大リーフが弾性変形すると、最大リーフと、これと隣り合う縮み行程用のリーフとの間の隙間G1が狭くなる。その後、最大リーフが図5(A)に示す位置に戻ろうとするときに隙間G1の容積を回復させるためには、オイルを隙間G1に吸い込むことが必要とされる。しかしながら、この構成は切欠き部54を備えていないため、図5(B)に示す隙間G1は、弾性変形している最大リーフと縮み行程用のリーフとによって閉じられている。このため、この構成では、最大リーフが図5(A)に示す位置に戻ろうとするときに、隙間G1にオイルが供給されにくいために最大リーフと縮み行程用のリーフとの間で吸着が生じ易くなる。その結果、最大リーフが図5(A)に示す位置に戻りにくくなり、最大リーフの動作が円滑に行われなくなる。
図6は、図5(A)および図5(B)に示す構成に対する、スペーサ56と切欠き部54とを備える実施の形態1の構成の利点を説明するための図である。より詳細には、図6は、縮み行程において最大リーフ50aが弾性変形した結果として、最大リーフ50aの表面と縮み行程用のリーフ50b1の外側縁部の角とが接触している状態を表している。図6に示すように、リーフ50b1の外側縁部には、最大リーフ50aの側に切欠き部54が設けられている。このため、本実施形態の構成によれば、切欠き部54を最大リーフ50aとリーフ50b1との間に存在する板間の油路として利用することができる。これにより、最大リーフ50aが非弾性変形の状態に戻ろうとするときに、オイルが切欠き部54を介して隙間G1に供給され易くすることができる。その結果、リーフ間でのオイルの流れが円滑になるので、図5(B)を参照して説明した態様での吸着の発生を抑制することができる。さらに、本構成によれば、最大リーフ50aが非弾性変形の状態に戻った直後に最大リーフ50aが反対行程(この説明では、伸び行程)に向けて弾性変形しようとした場合に、隙間G1内にオイルが確保され易くなる。このため、この場合には反対行程用のリーフに該当するリーフ50b1と最大リーフ50aとの間での図3(A)に示すような態様での吸着の発生を抑制することもできる。なお、図6を参照して説明した効果は、上述の説明とは逆に、伸び行程においてリーフバルブ50が弾性変形する場合における最大リーフ50aとリーフ50b2との関係においても同様に得られる。
さらに付け加えると、スペーサ56と切欠き部54とを備える本実施形態の構成によれば、最大リーフ50aが弾性変形することで隙間G1(図2参照)もしくはG2(図2参照)が減少する際に、切欠き部54を利用してオイルを隙間G1もしくはG2の外に排出し易くすることができる。この点を含め、本構成によれば、最大リーフ50aが弾性変形するときに、最大リーフ50aをより円滑に動作させられるようになる。
以上説明したように、スペーサ56と切欠き部54とを備える本実施形態の構成によれば、隣り合うリーフ間でのリーフの吸着を抑制することができ、これにより、リーフバルブ50の動作をより円滑に行えるようになる。その結果、ショックアブソーバ10の減衰力の動的特性をより良好なものとすることができる。
[応力集中に関する課題と、その対策としての実施の形態1の構成による効果]
本実施形態のリーフバルブ50は、非着座かつ両開き方式を採用している。また、リーフバルブ50は、微低速用減衰力発生弁24に適用されている。微低速領域において適切な減衰力を発生させるためには、リーフバルブの剛性を低くし、かつリーフバルブを柔らかく使うことが必要とされる。このため、特別な配慮なしにリーフバルブのある位置に応力が集中するようになっていると、リーフバルブの耐久性が低下してしまうことが懸念される。
本実施形態のリーフバルブ50は、非着座かつ両開き方式を採用している。また、リーフバルブ50は、微低速用減衰力発生弁24に適用されている。微低速領域において適切な減衰力を発生させるためには、リーフバルブの剛性を低くし、かつリーフバルブを柔らかく使うことが必要とされる。このため、特別な配慮なしにリーフバルブのある位置に応力が集中するようになっていると、リーフバルブの耐久性が低下してしまうことが懸念される。
本実施形態のリーフバルブ50は、上述のような応力集中に関する課題を鑑み、既述したように、各リーフ50a等の構成に対して次のような配慮がなされている。すなわち、最大リーフ50aに対して等距離にある伸び行程用のリーフ50b2の径Db2が、縮み行程用のリーフ50b1の径Db1と異なるように決定されている。そして、最大リーフ50aに対して等距離にある伸び行程用のリーフ50c2と縮み行程用のリーフ50c1とに関しても同様に、伸び行程用のリーフ50c2の径Dc2が、縮み行程用のリーフ50c1の径Dc1と異なるように決定されている。
図7(A)および図7(B)は、図2に示すリーフバルブ50の各リーフ50a等の径の設定の効果を説明するための図である。図7(A)は、縮み行程にあるときのリーフバルブ50の様子を表しており、図7(B)は、伸び行程にあるときのリーフバルブ50の様子を表している。
図7(A)および図7(B)から分かるように、最大リーフ50aには、弾性変形時に直接的にもしくは他のリーフを介して間接的に接触する他のリーフ50b1等の先端(外側縁部)付近の位置に応力が作用し易い。伸び行程用のリーフ50b2等と縮み行程用のリーフ50b1等との間でバルブ径が異なるように決定されている本実施形態のリーフバルブ50の構成によれば、図7(A)および図7(B)に示すように、最大リーフ50aに応力が作用し易い位置を、伸び行程時と縮み行程時とで異ならせることができる。つまり、本構成によれば、最大リーフ50aに作用する応力を適切に分散させることができる。これにより、リーフバルブ50の耐久性を向上させることができる。
さらに付け加えると、本実施形態のリーフバルブ50を有する微低速用減衰力発生弁24を備えるショックアブソーバ10によれば、減衰力の動的特性の改善と応力分散とを両立させられるようになる。
ところで、上述した実施の形態1におけるショックアブソーバ10のピストン18は、複数のリーフ50a等がピストン18の径方向における外側縁部においてピストン18により片持ち支持された構造を有する微低速用減衰力発生弁24を備えている。図8は、本発明に係るショックアブソーバにおけるリーフバルブの支持方法の他の例を表した図である。本発明に係るショックアブソーバのピストンは、図8に示すような構造の微低速用減衰力発生弁70を備えるものであってもよい。なお、図8において、上記図2に示す構成要素と同一の要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
より具体的には、図8に示す減衰力発生弁70では、リーフバルブ72の各リーフは、ピストンの径方向における外側縁部においてスペーサ56および58とともにサブ本体18MSと支持部62Sとの間に挟まれた状態で片持ち支持されている。また、リーフバルブ72の最大リーフ72aの自由端に対向し、当該自由端との間で連通路の一部であるオリフィス74を形成する対向部76は、サブ本体18MSとナット28との間に挟まれた状態で支持されている。このように、本発明に係るショックアブソーバのピストンが備える減衰力発生弁は、複数のリーフがピストンの径方向における外側縁部においてピストンにより片持ち支持されたリーフバルブを備えるものであってもよい。
また、上述した実施の形態1においては、本発明に係る「隙間形成部材」として、スペーサ56を備える構成を例に挙げた。しかしながら、本発明に係る「隙間形成部材」は、スペーサ56のように、隣り合う2つのリーフとは別体で形成されたものに限られず、隣り合う2つのリーフの一方のリーフと一体に形成されていてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、切欠き部54を有するリーフ要素50b12の外径が、図2に示すようにリーフ要素50b11の外径と同じである例を挙げた。しかしながら、リーフ要素50b12の外径は、必ずしもリーフ要素50b11の外径と同じでなくてもよい。ただし、リーフ要素50b12の外径がリーフ要素50b11の外径よりも小さ過ぎると、最大リーフ50aが弾性変形したときに、切欠き部54を有するリーフ要素50b12ではなくもう一方のリーフ要素50b11が最大リーフ50aに接触してしまう。このような構成では、切欠き部54を油路として用いることができなくなる。したがって、切欠き部54を有するリーフ要素50b12の外径ともう一方のリーフ要素50b11の外径との関係は、最大リーフ50aが弾性変形したときに切欠き部54の縁部を最大リーフ50aに接触させられることを条件として設定される必要がある。このことは、リーフ要素50b21とリーフ要素50b22との関係においても同様である。
また、上述した実施の形態1におけるリーフバルブ50では、上述の応力集中に関する課題を鑑み、最大リーフ50aに対して等距離にある伸び行程用のリーフ(50b2および50c2)の径が、縮み行程用のリーフ(50b1および50c1)の径と異なるように決定されている。しかしながら、本発明の対象となる「減衰力発生弁」のリーフバルブは、隙間形成部材と切欠き部とを有していれば、上述の構成のように最大リーフに対して伸び行程側に位置するリーフと縮み行程側に位置するリーフとが非対称な形状を有する構成に限られない。すなわち、最大リーフに対して伸び行程側に位置するリーフと縮み行程側に位置するリーフとは、対称な形状を有していてもよい。
また、上述した実施の形態1におけるリーフバルブ50は、切欠き部54を有しないリーフ要素(50b11および50b21)と切欠き部54を有するリーフ要素(50b12および50b22)とにより構成されたリーフ(50b1および50b2)を備えている。本発明の対象となるリーフバルブは、「少なくとも1組の隣り合う2つのリーフのうちでピストンの径方向の長さが短い方のリーフの自由端側の端部であって、当該径方向の長さが長い方のリーフが弾性変形する際に接触する端部の一部が切り欠かれている」ように構成されたものであれば、上述の構成例に限られない。すなわち、例えば、上述のリーフ要素50b11とリーフ要素50b12とが一体的に構成されていてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、最大リーフ50aとリーフ50b1との間、および、最大リーフ50aとリーフ50b2との間に、隙間形成部材に相当するスペーサ56がそれぞれ介在しており、また、リーフ50b1および50b2にそれぞれ切欠き部54が設けられている。しかしながら、本発明に係る隙間形成部材と切欠き構造とを設ける部位は、上述の例に限られない。すなわち、隙間形成部材と切欠き構造とは、少なくとも1組の隣り合う2つのリーフに対して設けられるものであれば、上述の例に限られない。したがって、例えば、図2に示す減衰力発生弁24において、必要に応じて、リーフ50b1とリーフ50c1との間、および、リーフ50b2とリーフ50c2との間に、隙間形成部材と切欠き構造を追加的に備えるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、5枚のリーフ50aを有するリーフバルブ50を例に挙げた。しかしながら、本発明に係る「減衰力発生弁」のリーフバルブが備えるリーフの数は、5枚に限られず、少なくとも2枚であればよい。
さらに、上述の実施の形態1においては、ショックアブソーバ10は単筒式のショックアブソーバであるが、本発明は複筒式のショックアブソーバに適用されてもよい。
10 ショックアブソーバ
12 シリンダ
14 シリンダ上室
16 シリンダ下室
18 ピストン
18M ピストン本体
18MM メイン本体
18MS サブ本体
18R ロッド部
19 オイル
20 伸び行程用の減衰力発生弁
22 縮み行程用の減衰力発生弁
24、70 微低速用減衰力発生弁
28 ナット
36、38、40 通路
41 環状溝
42 円弧溝
43、47、56、58 スペーサ
44 環状溝
45、46、49 切欠き
48 円弧溝
50、72 リーフバルブ
50a、72a 最大リーフ
50b1、50b2、50c1、50c2 リーフ
50b11、50b12、50b21、50b22 リーフ要素
52、76 対向部
52SI 内周面
54 切欠き部
60、74 オリフィス
62 支持部材
62S 支持部
12 シリンダ
14 シリンダ上室
16 シリンダ下室
18 ピストン
18M ピストン本体
18MM メイン本体
18MS サブ本体
18R ロッド部
19 オイル
20 伸び行程用の減衰力発生弁
22 縮み行程用の減衰力発生弁
24、70 微低速用減衰力発生弁
28 ナット
36、38、40 通路
41 環状溝
42 円弧溝
43、47、56、58 スペーサ
44 環状溝
45、46、49 切欠き
48 円弧溝
50、72 リーフバルブ
50a、72a 最大リーフ
50b1、50b2、50c1、50c2 リーフ
50b11、50b12、50b21、50b22 リーフ要素
52、76 対向部
52SI 内周面
54 切欠き部
60、74 オリフィス
62 支持部材
62S 支持部
Claims (2)
- シリンダと、
前記シリンダの内壁に往復動可能に嵌合し、前記シリンダ内に第1および第2のシリンダ室を形成するピストンと、
を備えるオイル式のショックアブソーバであって、
前記ピストンは、
前記第1および第2のシリンダ室を接続する連通路と、
前記ピストンのピストン速度が所定速度以下となる低速度領域において、前記ピストン速度に応じた減衰力を発生させる減衰力発生弁と、
を含み、
前記減衰力発生弁は、
前記ピストンの径方向の長さの異なる複数のリーフを前記ピストンの軸方向に積層して構成され、前記複数のリーフが前記ピストンの径方向における内側縁部および外側縁部の一方において前記ピストンにより片持ち支持され、かつ、前記複数のリーフが前記第1および前記第2のシリンダ室の間の差圧により弾性変形するリーフバルブと、
前記複数のリーフのうちで前記径方向の長さが最も長い最大リーフの自由端に対向し、前記自由端との間に前記連通路の一部であるオリフィスを形成する対向部と、
を含み、
前記複数のリーフは、隣り合う2つのリーフを少なくとも1組を有し、
前記少なくとも1組の隣り合う2つのリーフは、前記隣り合う2つのリーフとは別体でもしくは前記隣り合う2つのリーフの一方のリーフと一体に形成された隙間形成部材によって、前記軸方向において離隔して配置されており、
前記少なくとも1組の隣り合う2つのリーフのうちで前記径方向の長さが短い方のリーフの自由端側の端部であって、前記径方向の長さが長い方のリーフが弾性変形する際に接触する端部の一部が切り欠かれていることを特徴とするショックアブソーバ。 - 前記最大リーフに対して前記軸方向の一方側に所定距離だけ離れた位置にあるリーフの前記径方向の長さが、前記最大リーフに対して前記軸方向の他方側に前記所定距離だけ離れた位置にあるリーフの前記径方向の長さと異なっていることを特徴とする請求項1に記載のショックアブソーバ。
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