JP2018076159A - シート搬送装置及び押圧部材 - Google Patents

シート搬送装置及び押圧部材 Download PDF

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    • B65H3/00Separating articles from piles
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    • B65H3/54Pressing or holding devices

Abstract

【課題】支持面に積層されるシートの斜行や、シートの姿勢のばらつきを抑制でき、その結果、シート詰まりや、搬送されるシートに対して行われる処理の品質低下を抑制できるシート搬送装置及び押圧部材を提供する。【解決手段】シート搬送装置1は、支持面70Aを有する支持部材70と、支持面70Aに支持されているシートSHのうちの最下位シートSHbから一枚ずつに分離し、搬送方向D1の下流側へと搬送する分離部61、62を含む搬送部60と、第1位置と第2位置とに移動可能な押圧部材10と、を備える。押圧部材10は、幅方向の長さが支持面70Aに支持されているシートSHの幅方向の長さWSよりも大きい第1幅W1に設定された押圧面11を有し、第1位置にある状態で、支持面70Aに支持されているシートSHのうちの最上位シートSHtに押圧面11を当接させて、最上位シートSHtを支持面70Aに向けて押圧するように構成される。【選択図】図6

Description

本発明はシート搬送装置及び押圧部材に関する。
特許文献1に従来のシート搬送装置の一例である原稿搬送装置が開示されている。この原稿搬送装置は、原稿台及び搬送部を備えている。原稿台は、シートを支持する支持面を有している。搬送部は、給紙ローラ及びリタードローラを含んでいる。給紙ローラは、支持面に支持されているシートのうちの最下位置にある最下位シートに接触し、その最下位シートを搬送方向の下流側へと搬送する。リタードローラは、最下位シートに重なる他のシートに接触する場合に、そのシートに分離力を作用させる。つまり、給紙ローラ及びリタードローラは、分離部として機能し、支持面に支持されているシートのうちの最下位置にある最下位シートから一枚ずつに分離し、搬送方向の下流側へと搬送する。
特開2014−43306号公報
ところで、上記のような原稿搬送装置では、支持面に複数枚のシートが積層される場合、最下位シートに重なる他のシートに対し、リタードローラから分離力が繰り返し作用するとともに、最下位シートとそれに重なる他のシートとの間に摩擦力が継続的に作用する。これにより、その複数枚のシートの姿勢が徐々に傾き易く、シートの斜行や、シートの姿勢のばらつきが発生し易い。このような不具合は、シートがカールしている場合や、シートが薄い場合等において、特に発生し易い。
また、このような原稿搬送装置では、サイドガイドによって、支持面に支持されているシートを搬送方向に直交する幅方向から規制することが可能である。しかし、ユーザによるサイドガイドの位置調整が不十分な状態でシートの搬送が開始されてしまう場合がある。この場合にも、最下位シートに重なる他のシートの姿勢が徐々に傾き易く、シートの斜行や、シートの姿勢のばらつきが発生し易くなる。
その結果、このような原稿搬送装置では、シート詰まりや、搬送されるシートに対して行われる処理の品質低下が生じるおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、支持面に積層されるシートの斜行や、シートの姿勢のばらつきを抑制でき、その結果、シート詰まりや、搬送されるシートに対して行われる処理の品質低下を抑制できるシート搬送装置及び押圧部材を提供することを目的とする。
本発明のシート搬送装置は、シートを支持する支持面を有する支持部材と、
前記支持面に支持されているシートのうちの最下位置にある最下位シートから一枚ずつに分離し、搬送方向の下流側へと搬送する分離部を含む搬送部と、
前記支持面に対向する第1位置と、前記支持面から離間する第2位置とに移動可能な押圧部材と、を備え、
前記押圧部材は、前記搬送方向に直交する方向である幅方向の長さが、前記支持面に支持されているシートの前記幅方向の長さよりも大きい第1幅に設定された押圧面を有し、前記第1位置にある状態で、前記支持面に支持されているシートのうちの最上位置にある最上位シートに前記押圧面を当接させて、前記最上位シートを前記支持面に向けて押圧するように構成されていることを特徴とする。
本発明のシート搬送装置では、押圧部材は、第1位置にある状態で、支持面に支持されているシートのうちの最上位置にある最上位シートに押圧面を当接させて、最上位シートを支持面に向けて押圧する。このため、支持面に積層される複数枚のシート同士は、シートの幅方向の一方から他方までにわたって好適に接触し合う状態となる。特に、シートがカールしている場合や、シートが薄い場合等においても、第1位置にある押圧部材がそれらのシートに押圧面を当接させることにより、シートのカールや浮き上がりを矯正することができる。このため、最下位シートに重なる他のシートに対し、たとえ分離部からの分離力、あるいは最下位シートとの間の摩擦力が作用したとしても、最下位シートに重なる他のシート同士の間で、かつ、それらのシートの幅方向の一方及び他方において、摩擦力が押圧部材により好適に作用し、最下位シートに重なる他のシートの姿勢の変化が抑制される。
したがって、本発明のシート搬送装置では、支持面に積層されるシートの斜行や、シートの姿勢のばらつきを抑制でき、その結果、シート詰まりや、搬送されるシートに対して行われる処理の品質低下を抑制できる。
実施例1の画像読取装置の斜視図である。 実施例1の画像読取装置の模式側面図である。 実施例1の画像読取装置の部分模式断面図である。 支持面に支持されたシートの姿勢の変化を説明する模式上面図である。 図4のA−A断面を示す部分模式断面図である。 支持部材と、第2位置にある押圧部材とを主に示す部分斜視図である。 支持部材と、第1位置にある押圧部材とを主に示す部分斜視図である。 押圧部材の斜視図である。 図3と同様の断面を示す部分模式断面図であって、押圧部材の作用を説明する図である。 図5と同様の断面を示す部分模式断面図であって、押圧部材の作用を説明する図である。 図3と同様の断面を示す部分模式断面図であって、押圧部材の作用を説明する図である。 実施例2の画像読取装置に係り、支持部材と、第1位置にある押圧部材とを主に示す部分斜視図である。 押圧部材の斜視図である。 押圧部材と、保持手段とを主に示す部分模式側面図である。 実施例3の画像読取装置に係り、支持部材と、第1位置にある押圧部材とを主に示す部分斜視図である。 押圧部材の斜視図である。 押圧部材の斜視図である。 押圧部材の上面図である。 実施例3の画像読取装置の部分模式断面図であって、押圧部材の作用を説明する図である。 図19と同様の断面を示す部分模式断面図であって、押圧部材の作用を説明する図である。 実施例4の画像読取装置に係り、支持部材と、第1位置にある押圧部材とを主に示す部分斜視図である。 押圧部材の斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜4について図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例の画像読取装置1は、本発明のシート搬送装置の具体的態様の一例である。図1では、排出トレイ6が配置される側を装置の前方と規定し、排出トレイ6に対向した場合に左手に来る側を左方と規定する。そして、図2以降に示す前後、左右及び上下の各方向は、全て図1に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像読取装置1が備える各構成要素について説明する。
<全体構成>
図1及び図2に示すように、画像読取装置1は、第1筐体8、第2筐体9、供給トレイ70、排出トレイ6及び搬送部60を備えている。第1筐体8及び第2筐体9は、本発明の「筐体」の一例である。供給トレイ70は、本発明の「支持部材」の一例である。
図2及び図3に示すように、第1筐体8の上面は、ロアシュート部材80の上面によって構成されている。ロアシュート部材80の上面には、下搬送面80Gが形成されている。下搬送面80Gは、第1筐体8の後端部から前端部に向けて下り傾斜している。
第2筐体9は、第1筐体8の上方に配置されている。第2筐体9の前端部は、第1筐体8の前端部において左右方向に延びる開閉軸心X9周りに揺動可能に第1筐体8に連結されている。
第2筐体9の下面は、アッパーシュート部材90の下面によって構成されている。アッパーシュート部材90の下面には、上搬送面90Gが形成されている。上搬送面90Gは、下搬送面80Gに上から対向している。上搬送面90Gは、下搬送面80Gに沿って、第2筐体9の後端部から前端部に向けて下り傾斜している。
第1筐体8の上面と、第2筐体9の下面との間に、搬送経路P1が設けられている。第1筐体8の下搬送面80Gは、搬送経路P1を下から規定している。第2筐体9の上搬送面90Gは、搬送経路P1を上から規定している。画像読取対象のシートSHは、搬送経路P1に沿って、搬送方向D1に搬送される。
搬送方向D1は、上流側に位置する下搬送面80G及び上搬送面90Gの後端部から、下流側に位置する下搬送面80G及び上搬送面90Gの前端部に向かって、前向きに下り傾斜する方向である。なお、本実施例において、左右方向は、シートSHの搬送方向に直交する幅方向である。
図1〜図3に示すように、供給トレイ70は、第1筐体8の後端部に接続し、後向きに上り傾斜している。供給トレイ70の上面には、支持面70Aが形成されている。図3に示すように、支持面70Aの前端縁は、下搬送面80Gの後端縁に隣接している。支持面70Aは、画像読取対象のシートSHを下から支持する。この際、下搬送面80Gにおける搬送方向D1の上流側の一部も、支持面70Aとともに画像読取対象のシートSHを下から支持する。つまり、画像読取対象のシートSHは、支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持される。
図1に示すように、供給トレイ70における搬送方向D1の上流側の支持端部70Uには、サブ供給トレイ79が設けられている。支持面70Aに大きいサイズのシートSHが支持される場合、サブ供給トレイ79は、図1に二点鎖線で示すように、供給トレイ70の支持端部70Uから後方かつ上方に向けて引き出されて、そのシートSHを補助的に支持する。
支持面70Aには、幅規制ガイド78L、78Rが左右方向にスライド可能に設けられている。幅規制ガイド78L、78Rは、供給トレイ70におけるセンター基準で左右方向に互いに接近及び離間可能とされている。これにより、図4に示すように、幅規制ガイド78L、78Rは、例えば、名刺サイズからA4サイズまでの複数サイズのシートSHが支持面70Aに支持される場合に、そのシートSHの幅方向の長さWSに応じて互いに接近又は離間して、そのシートSHの左右方向の位置決めをすることができる。
図4に一例を示すように、支持面70Aには、搬送部60が搬送可能な最大サイズのシートSH1や、横長の伝票用紙等である中間サイズのシートSH2が支持される。中間サイズのシートSH2の幅方向の長さWS2は、最大サイズのシートSH1の幅方向の長さWS1よりも小さい。幅規制ガイド78L、78Rの間隔は、最大サイズのシートSH1の幅方向の長さWS1よりもある程度大きく設定されている。これにより、最大サイズのシートSH1を支持面70Aに支持させる際には、幅規制ガイド78L、78Rの間隔を最大サイズのシートSH1の幅方向の長さWS1よりも大きく移動させて、最大サイズのシートSH1を支持面70Aに載置し易くする。その後、幅規制ガイド78L、78Rを移動させて間隔を狭くして、最大サイズのシートSH1の左右方向の位置決めを確実に行うことができる。
図1及び図2に示すように、排出トレイ6は、第1筐体8の前端部における下案内面80Gよりも下方の位置に設けられている。排出トレイ6は、図1に二点鎖線で示すように、第1筐体8の底部から、前向きに引き出された状態で使用される。図2に示すように、画像読取対象のシートSHは、搬送経路P1に沿って、搬送方向D1に搬送され、排出トレイ6に向けて排出される。
図2に二点鎖線で示すように、第2筐体9は、その後端部が上方かつ前方に変位するように開閉軸心X9周りに揺動することにより、第1筐体8の上面から離間し、搬送経路P1を開放可能となっている。これにより、搬送経路P1の途中に詰まったシートSHの除去作業や、消耗品の交換作業等を容易に行うことができる。
図2に示すように、搬送部60は、第1筐体8及び第2筐体9に収容されている。搬送部60は、搬送経路P1に沿って、分離ローラ61、リタードローラ62、押圧ローラ67、シート先端規制部68、第1搬送ローラ65A、第1ピンチローラ65B、第1読取部3A、第2読取部3B、第2搬送ローラ66A及び第2ピンチローラ66Bを含んでいる。分離ローラ61及びリタードローラ62は、本発明の「分離部」の一例である。
図3に示すように、分離ローラ61は、第1筐体8の図示しない内部フレームに回転可能に支持されている。分離ローラ61は、外周面の一部を下搬送面80Gから露出させている。分離ローラ61は、図示しないモータから回転駆動力が伝達されて、搬送方向D1に回転し、支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持されるシートSHのうちの最下位置にある最下位シートSHbに搬送力を付与する。
リタードローラ62は、第2筐体9の図示しない内部フレームに回転可能に支持されている。リタードローラ62は、外周面の一部を上搬送面90Gから露出させている。リタードローラ62は、図示しない付勢バネによって分離ローラ61に向けて押圧されている。リタードローラ62には、トルクリミッタを経由して、図示しないモータから分離ローラ61の回転方向とは逆向きの回転駆動力が伝達される。リタードローラ62は、分離ローラ61に接触する最下位シートSHbに分離ローラ61とは反対側から接触する場合、トルクリミッタによって回転駆動力の伝達が遮断され、分離ローラ61に従動回転する。その一方、リタードローラ62は、分離ローラ61に接触する最下位シートSHb以外のシートSHに接触する場合、トルクリミッタによって回転駆動力の伝達が許容され、分離ローラ61の回転方向とは逆向きに回転し、搬送方向D1とは逆向きの分離力F1をそのシートSHに付与する。つまり、本実施例では、リタードローラ62としてアクティブ型のものを採用している。
なお、リタードローラ62として直接駆動されないパッシブ型のものを採用してもよい。この場合、リタードローラ62と、リタードローラ62を回転自在に支持する図示しない軸支部との間に、トルクリミッタが設けられている。リタードローラ62には、図示しないモータから回転駆動力が伝達されない。リタードローラ62は、分離ローラ61に接触する最下位シートSHb以外のシートSHに接触する場合、トルクリミッタの作用によって回転を停止し、搬送方向D1とは逆向きの分離力をそのシートSHに付与する。
押圧ローラ67は、直動ガイド67Aの下端部に回転可能に支持されている。直動ガイド67Aは、リタードローラ62よりも搬送方向D1の上流側の位置で、第2筐体9の図示しない内部フレームに直動可能に支持されている。直動ガイド67Aは、押圧ローラ67を上搬送面90Gから搬送経路P1に突出させている。押圧ローラ67は、図示しない付勢バネによって直動ガイド67Aが下向きに付勢されることにより、分離ローラ61に向けて押圧されている。押圧ローラ67は、支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持されるシートSHに上から接触し、分離ローラ61に向けて押圧する。
図4に示すように、本実施例では、搬送部60は、左右方向に並ぶ2組の分離ローラ61、リタードローラ62及び押圧ローラ67を含んでいる。
図2及び図3に示すように、シート先端規制部68は、第2筐体9の図示しない内部フレームに揺動可能に支持されている。シート先端規制部68は、図2に示す規制位置と、図3に示す退避位置との間で変位可能である。シート先端規制部68は、図2に示す規制位置では、リタードローラ62よりも搬送方向D1の上流側、かつ押圧ローラ67よりも搬送方向D1の下流側の位置で、搬送経路P1と交差する。規制位置にあるシート先端規制部68によって、支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持されるシートSHの先端位置が規制される。その一方、シート先端規制部68は、図3に示す退避位置では、搬送経路P1から上方に退避して、シートSHの通過を許容する。
図2に示すように、第1搬送ローラ65A及び第1ピンチローラ65Bは、分離ローラ61及びリタードローラ62よりも搬送方向D1の下流側の位置に設けられている。
第1搬送ローラ65Aは、外周面の一部を下搬送面80Gにおける前後方向の中間部から露出させる状態で、ロアシュート部材80に回転可能に支持されている。第1搬送ローラ65Aは、図示しないモータから回転駆動力が伝達されて、搬送方向D1に回転する。
第1ピンチローラ65Bは、外周面の一部を上搬送面90Gにおける前後方向の中間部から露出させる状態で、アッパーシュート部材90に回転可能に支持されている。第1ピンチローラ65Bは、図示しない付勢バネによって第1搬送ローラ65Aに向けて押圧されている。第1ピンチローラ65Bは、第1搬送ローラ65Aの回転によって従動回転する。
第1読取部3A及び第2読取部3Bは、第1搬送ローラ65A及び第1ピンチローラ65Bよりも搬送方向D1の下流側の位置に設けられている。第1読取部3A及び第2読取部3Bとしては、例えば、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等が採用される。
第1読取部3Aは、ロアシュート部材80に組み付けられている。第1読取部3Aの上を向く読取面は、下搬送面80Gとともに搬送経路P1の一部を下から規定している。第2読取部3Bは、アッパーシュート部材90に組み付けられている。第2読取部3Bの下を向く読取面は、上搬送面90Gとともに搬送経路P1の一部を上から規定している。
第2搬送ローラ66A及び第1ピンチローラ66Bは、第1読取部3A及び第2読取部3Bよりも搬送方向D1の下流側の位置に設けられている。
第2搬送ローラ66Aは、外周面の一部を下搬送面80Gの前端部から露出させる状態で、ロアシュート部材80に回転可能に支持されている。第2搬送ローラ66Aは、図示しないモータから回転駆動力が伝達されて、搬送方向D1に回転する。
第2ピンチローラ66Bは、外周面の一部を上搬送面90Gの前端部から露出させる状態で、アッパーシュート部材90に回転可能に支持されている。第2ピンチローラ66Bは、図示しない付勢バネによって第2搬送ローラ66Aに向けて押圧されている。第2ピンチローラ66Bは、第2搬送ローラ66Aの回転によって従動回転する。
<画像読取動作>
上記構成である画像読取装置1では、ユーザがシートSHを支持面70A及び下案内面80Gに跨って支持させると、図2に示す規制位置にあるシート先端規制部68に、シートSHの先端が当て止まる。これにより、複数枚のシートSHの先端位置が揃えられる。
図示しない制御部は、画像読取動作の実行指令を受けると、搬送部60、第1読取部3A及び第2読取部3Bの制御を開始する。図3に示すように、シート先端規制部68は、退避位置に変位して、シートSHの通過を許容する。分離ローラ61、リタードローラ62及び押圧ローラ67は、シートSHを搬送経路P1に沿って、搬送方向D1の下流側に向けて搬送する。この際、シートSHが複数枚であれば、分離ローラ61及びリタードローラ62によって、最下位シートSHbから一枚ずつに分離し、搬送方向D1の下流側へと搬送する。
図2に示すように、第1搬送ローラ65A及び第1ピンチローラ65Bは、一枚ずつに分離されたシートSHを第1読取部3A及び第2読取部3Bに向けて搬送する。第1読取部3A及び第2読取部3Bは、そのシートSHの画像を読み取る。第2搬送ローラ66A及び第2ピンチローラ66Bは、第1読取部3A及び第2読取部3Bによって画像が読み取られたシートSHを排出トレイ6に向けて排出する。
図示しない制御部は、画像読取動作の終了時、シート先端規制部68を図2に示す規制位置に変位させる。その後、図示しない制御部は、画像読取装置1を待機状態とする。
<押圧部材の構成>
図3及び図4に示すように、複数枚のシートSHが支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持された状態では、画像読取動作時、最下位シートSHbに重なる他のシートSHに対し、リタードローラ62から搬送方向D1との逆向きの分離力F1が繰り返し作用する。この分離力F1によって、最下位シートSHbに重なる他のシートSHが搬送方向D1の上流側に向けて繰り返し押し戻される。その一方、最下位シートSHbに重なる他のシートSHと、最下位シートSHbとの間には、搬送方向D1と同じ向きの摩擦力F2が継続的に作用する。これにより、図4に二点鎖線で一例を示すように、そのシートSHの姿勢が徐々に傾き易く、シートSHの斜行や、シートSHの姿勢のばらつきが発生し易い。図5に示すように、このような不具合は、シートSHがカールしている場合や、シートSHが薄く変形し易い場合等において、特に発生し易い。また、ユーザによる幅規制ガイド78L、78Rの位置調整が不十分であり、幅規制ガイド78L、78RがシートSHから離れている状態で画像読取動作が開始されてしまう場合も同様である。
このような不具合を防止するため、本実施例の画像読取装置1は、図6〜図11に示すように、押圧部材10を備えている。押圧部材10は、画像読取装置1から独立した部材であり、ユーザが手に持って移動させることにより、図7及び図9〜図11に示す第1位置と、図6及び図8に示す第2位置とに移動可能である。押圧部材10は、図7及び図9〜図11に示す第1位置にある状態で、供給トレイ70の支持面70Aに対向する。その一方、押圧部材10は、図6及び図8に示す第2位置にある状態で、支持面70Aから離間する。
以下の説明において、押圧部材10についての前後方向、左右方向及び上下方向は、図7及び図9〜図11に示す第1位置にある押圧部材10の姿勢を基準とする。図6及び図8に示す押圧部材10の姿勢は、押圧部材10が第1位置にある状態の姿勢をおおよそ維持したまま、押圧部材10を供給トレイ70の支持面70Aから離間させた状態を示している。押圧部材10の幅方向は、左右方向である。
図6及び図8に示すように、押圧部材10は、本体部15と、ストッパ18と、一対の凸部19L、19Rとを含む一体成形品である。押圧部材10は、例えば、熱可塑性樹脂の射出成形等によってされる樹脂製品であってもよいし、その他の材料や製造方法によって製造されてもよい。
本体部15は、左右方向の長さが前後方向の長さよりも大きい平板形状である。本体部15における搬送方向D1の下流側の端部、すなわち、前端部を第1端部10Dとする。本体部15における搬送方向D1の上流側の端部、すなわち、後端部を第2端部10Uとする。
ストッパ18は、本体部15の第1端部10Dにおける左右方向の中央部に接続している。ストッパ18は、上向きに突出し、かつ左右方向に延びる平板形状である。図9に示すように、ストッパ18を左右方向から側面視した場合、ストッパ18はテーパ形状とされている。すなわち、ストッパ18の厚みは、本体部15から離間するに従って小さくなるように形成されている。このため、ストッパ18における搬送方向D1の下流側を向くストッパ面18Aは、本体部15の上面に略直交する方向よりも後方に若干傾斜している。
図6及び図8に示すように、左方の凸部19Lは、本体部15の左端部から下向きに突出している。左方の凸部19Lは、本体部15の第1端部10Dから第2端部10Uまで、搬送方向D1に沿って連続的に形成されている。右方の凸部19Rは、本体部15の右端部から下向きに突出している。右方の凸部19Rは、本体部15の第1端部10Dから第2端部10Uまで、搬送方向D1に沿って連続的に形成されている。
図9〜図11に示すように、押圧部材10が第1位置にある状態で、凸部19L、19Rは、支持面70Aに向かって突出する。
図8に示すように、押圧部材10は、押圧面11を有している。押圧面11は、本体部15の下面であって、左右方向において対向する凸部19Lと凸部19Rとの間に位置する平坦面である。押圧面11における左右方向の中央部11Cは、押圧面11における左右方向の両端部11L、11Rよりも上向きに凹んでいる。
図10に示すように、押圧部材10が第1位置にある状態で、押圧面11における左右方向の中央部11Cは、支持面70Aから離間する方向に凹む。
図8及び図10に示すように、押圧面11の左右方向の長さは、第1幅W1に設定されている。本実施例では、押圧面11の第1幅W1は、搬送部60が搬送可能な最大サイズのシートSH1の幅方向の長さWS1よりも大きい。
凸部19L、19Rは、左右方向において押圧面11の第1幅W1よりも大きい間隔で互いに離間している。
図8に示すように、凸部19L、19Rが押圧面11から支持面70Aに向かって突出する突出長さL1は、搬送方向D1の下流側に向かうにつれて、徐々に小さくなるように設定されている。本実施例では、突出長さL1は、直線状に小さくなるように設定されているが、曲線状又は折れ線状に小さくなるように設定されていてもよい。
このような構成である押圧部材10は、以下のように使用される。図6に示すように、ユーザが複数枚のシートSHを支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持させる場合には、ユーザによって、押圧部材10が支持面70Aから離間する第2位置に移動される。また、幅規制ガイド78L、78Rは、最大サイズのシートSH1の幅方向の長さWS1よりも大きい間隔で互いに離間する状態とされる。その後、ユーザによって、シートSHが支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持される。
次に、図7及び図9〜図11に示すように、ユーザによって、押圧部材10が支持面70Aに対向する第1位置に移動される。押圧部材10が第1位置にある状態で、ストッパ18のストッパ面18Aが第2筐体9の後端部に当て止まることにより、押圧部材10が搬送方向D1において位置決めされる。図10に示すように、凸部19L、19Rは、左右方向において押圧面11の外側、かつ、左右方向において幅規制ガイド78L、78Rの内側に位置し、支持面70Aに向かって突出する。すなわち、凸部19Lは、押圧面11の左端と、幅規制ガイド78Lとの間に位置し、凸部19Rは、押圧面11の右端と、幅規制ガイド79Rとの間に位置する。
図9に示すように、押圧部材10は、第1位置にある状態で、支持面70Aに支持されているシートSHのうちの最上位置にある最上位シートSHtに押圧面11を当接させる。そして、押圧部材10は、自重によって、最上位シートSHtを支持面70Aに向けて押圧する。
シートSHの枚数が多い場合、凸部19L、19Rは、支持面70Aから離間している。図11に示すように、シートSHの枚数が減ってきた場合、押圧面11が支持面70Aに接近し、凸部19L、19Rにおける搬送方向D1の上流側端部19Tが支持面70Aに当接する。そして、押圧面11が凸部19L、19Rの上流側端部19Tを支点として、徐々に傾斜しながら支持面70Aにさらに接近する。つまり、押圧面11と最上位シートSHtとの間の一部に隙間ができ、その隙間が搬送方向D1の上流側に向かうにつれて徐々に拡大するので、押圧部材10の押圧力が最上位シートSHtに対して徐々に作用しなくなる。
<作用効果>
実施例1の画像読取装置1では、図7及び図9〜図11に示すように、押圧部材10は、第1位置にある状態で、支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持されているシートSHのうちの最上位置にある最上位シートSHtに押圧面11を当接させて、最上位シートSHtを支持面70Aに向けて押圧する。このため、支持面70Aに積層される複数枚のシートSH同士は、シートSHの幅方向の一方から他方までにわたって好適に接触し合う状態となる。特に、シートSHがカールしている場合や、シートSHが薄い場合等においても、第1位置にある押圧部材10がそれらのシートSHに押圧面11を当接させることにより、シートSHのカールや浮き上がりを矯正することができる。このため、最下位シートSHbに重なる他のシートSHに対し、たとえ図3及び図4に示すリタードローラ62からの分離力F1、あるいは最下位シートSHbとの間の摩擦力F2が作用したとしても、最下位シートSHbに重なる他のシートSH同士の間で、かつ、それらのシートSHの幅方向の一方及び他方において、摩擦力が押圧部材10により好適に作用し、最下位シートSHbに重なる他のシートSHの姿勢の変化が抑制される。
したがって、実施例1の画像読取装置1では、支持面70Aに積層されるシートSHの斜行や、シートSHの姿勢のばらつきを抑制でき、その結果、シートSHの詰まりや、搬送されるシートSHに対して行われる画像読取処理の品質低下を抑制できる。
また、この画像読取装置1では、図10に示すように、押圧部材10に設けられた凸部19L、19Rは、押圧部材10が第1位置にある状態で、左右方向において押圧面11の外側に位置している。そして、凸部19L、19Rは、図9〜図11に示すように、押圧面11が支持面70Aに接近することにより、支持面70Aに当接可能に構成されている。これにより、図9及び図10に示すように、シートSHの枚数が多い場合、押圧部材10は、第1位置にある状態で、最上位シートSHtに押圧面11を当接させて、最上位シートSHtを支持面70Aに向けて押圧する。これにより、最下位シートSHbに重なる他のシートSHの姿勢の変化が抑制される。そして、図11に示すように、シートSHの枚数が減ってきた場合、押圧面11が支持面70Aに接近する。このため、凸部19L、19Rの上流側端部19Tが支持面70Aに当接するようになるので、押圧面11と最上位シートSHtとの間に隙間ができ、押圧部材10の押圧力が最上位シートSHtに作用し難くなる。これにより、押圧部材10による搬送抵抗がシートSHに過度に作用することを抑制でき、シートSHの空送を防止できる。
さらに、この画像読取装置1では、図8に示すように、凸部19L、19Rが搬送方向D1に沿って連続的に形成されている。このため、支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持されたシートSHが搬送される際に、凸部19L、19Rによって、シートSHの幅方向の両側の端縁をガイドすることができる。
また、この画像読取装置1では、図8に示すように、凸部19L、19Rが押圧面11から供給トレイ70の支持面70Aに向かって突出する突出長さL1は、搬送方向D1の下流側に向かうにつれて、徐々に小さくなるように設定されている。これにより、この画像読取装置1では、シートSHの枚数が減ってきた場合、図11に示すように、押圧面11が支持面70Aに接近し、凸部19L、19Rにおける搬送方向D1の上流側端部が供給トレイ70の支持面70Aに当接する。そして、シートSHの枚数がさらに減ってくると、押圧面11が凸部19L、19Rの上流側端部19Tを支点として、徐々に傾斜しながら支持面70Aにさらに接近する。つまり、押圧面11と最上位シートSHtとの間の一部に隙間ができ、その隙間が搬送方向D1の上流側に向かうにつれて徐々に拡大するので、押圧部材10の押圧力が最上位シートSHtに対して徐々に作用しなくなる。これにより、押圧部材10による搬送抵抗がシートSHに過度に作用することを一層抑制でき、シートSHの空送を確実性高く防止できる。
さらに、この画像読取装置1では、図8及び図10に示すように、押圧面11の第1幅W1は、搬送部60が搬送可能な最大サイズのシートSH1の幅方向の長さWS1よりも大きく設定されている。これにより、この画像読取装置1では、複数サイズのシートSHに対して、1つの押圧部材10を使用して、シートSHの斜行や、シートSHの姿勢のばらつきを抑制できる。
また、この画像読取装置1では、図8に示すように、押圧面11における左右方向の中央部11Cは、押圧面11における左右方向の両端部11L、11Rよりも支持面70Aから離間する方向に凹んでいる。このため、この画像読取装置1では、図10に示すように、シートSHにおける幅方向の両端部を押圧面11の両端部11L、11Rによって確実に押圧し、シートSHのカールや浮き上がりを好適に矯正することができる。これにより、最下位シートSHbに重なる他のシートSH同士の間で、かつ、それらのシートSHの幅方向の一方及び他方において、摩擦力が一層好適に作用し、その摩擦力によって、最下位シートSHbに重なる他のシートSHの姿勢の変化が一層抑制される。
さらに、この画像読取装置1では、図3及び図4に示すように、分離部が分離ローラ61とリタードローラ62とを含み、リタードローラ62の分離力F1によって、最下位シートSHbに重なる他のシートSHが搬送方向D1の上流側に向けて繰り返し押し戻される。このため、なんら対策を施さなければ、最下位シートSHbに重なる他のシートSHの姿勢が徐々に傾き易く、シートSHの斜行や、シートSHの姿勢のばらつきが発生し易くなる。この点、本実施例では、図7及び図9〜図11に示すように、第1位置にある押圧部材10によって、最下位シートSHbに重なる他のシートSHの姿勢の変化が抑制されるので、シートSHの斜行や、シートSHの姿勢のばらつきを抑制できる。
また、この画像読取装置1では、図7及び図9に示すように、押圧部材10を第1位置に移動させた際、押圧部材10の第1端部10Dに設けられたストッパ18のストッパ面18Aが第2筐体9に当て止まる。これにより、第1位置にある押圧部材10の姿勢を安定させることができる。また、図11に示すように、シートSHの枚数が減ってきた場合にも、ストッパ18により、第1位置にある押圧部材10の姿勢を安定させることができるので、押圧面11が支持面70Aに好適に接近することができる。
(実施例2)
実施例2の画像読取装置では、実施例1に係る押圧部材10の代わりに、図12〜図14に示すように、保持凸部27L、27Rが形成された押圧部材20を備えている。また、図12及び図14に示すように、第2筐体9に保持溝97L、97Rが形成されている。保持凸部27L、27R及び保持溝97L、97Rは、本発明の「保持手段」の一例である。実施例2のその他の構成は実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
図13に示すように、押圧部材20のストッパ面18Aには、保持凸部27L、27Rが形成されている。左方の保持凸部27Lは、ストッパ面18Aの左端部から前向きに突出している。左方の保持凸部27Lの先端部には、係合軸部26Lが形成されている。係合軸部26Lは、左向きに突出する円柱体である。右方の保持凸部27Rは、ストッパ面18Aの右端部から前向きに突出している。右方の保持凸部27Rの先端部には、係合軸部26Rが形成されている。係合軸部26Rは、右向きに突出する円柱体である。
図12〜図14に示すように、第2筐体9の上面を構成するカバー9Aには、保持溝97L、97Rが形成されている。図14に示すように、カバー9Aを左右方向から側面視した場合、カバー9Aは、第2筐体9の後端部の近傍において上向きに膨らむ湾曲部分を有している。
図12及び図14に示すように、保持溝97L、97Rは、カバー9Aの湾曲部分において前後方向に延びるように形成された溝である。左方の保持溝97Lは、押圧部材20の左方の保持凸部27Lを前後方向に変位可能に挿通させている。左方の係合軸部26Lは、左方の保持凸部27Lが左方の保持溝97Lから抜けることを防止する。右方の保持溝97Rは、押圧部材20の右方の保持凸部27Rを前後方向に変位可能に挿通させている。右方の係合軸部26Rは、右方の保持凸部27Rが右方の保持溝97Rから抜けることを防止する。
保持凸部27L、27R及び保持溝97L、97Rは、押圧部材20を図12に示す第1位置と、図14に示す第2位置とに移動可能に保持している。ユーザが押圧部材20を持って、押圧部材20を図12に示す第1位置、又は図14に示す第2位置に移動させる際、ストッパ面18Aがカバー9Aの湾曲部分に摺接して、押圧部材20の姿勢変化を安定させる。
押圧部材20が図14に示す第2位置に移動した場合、保持凸部27L、27Rが保持溝97L、97Rの前端に当て止って、押圧部材20がカバー9Aの湾曲部分よりも前方に位置する状態となる。その結果、支持面70Aの上方が開放される。
このような構成である実施例2の画像読取装置でも、実施例1の画像読取装置1と同様に、支持面70Aに積層されるシートSHの斜行や、シートSHの姿勢のばらつきを抑制でき、その結果、シートSHの詰まりや、搬送されるシートSHに対して行われる画像読取処理の品質低下を抑制できる。
また、この画像読取装置では、第1筐体9の保持溝97L、97Rに対して、押圧部材20の保持凸部27L、27Rが変位可能に係合している。これにより、ユーザが押圧部材20を持って、図12に示す第1位置と図14に示す第2位置とに容易に移動させることができる。また、シートSHを支持面70Aに支持させる際にも、図14に示す第2位置にあって支持面70Aの上方を開放する押圧部材20が作業の邪魔になり難い。さらに、押圧部材20は、図14に示す第2位置にある状態で、保持溝97L、97Rに対する保持凸部27L、27Rの係合によって完全に離間しない。これにより、押圧部材20の紛失等を防止できる。
(実施例3)
実施例3の画像読取装置では、実施例1に係る押圧部材10の代わりに、図15〜図20に示す押圧部材30を備えている。実施例3のその他の構成は実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
押圧部材30は、画像読取装置1から独立した部材であり、ユーザが手に持って移動させることにより、図15、図19及び図20に示す第1位置と、図16〜図18に示す第2位置とに移動可能である。押圧部材30は、図15、図19及び図20に示す第1位置にある状態で、供給トレイ70の支持面70Aに対向する。その一方、押圧部材30は、図16〜図18に示す第2位置にある状態で、支持面70Aから離間する。
以下の説明において、押圧部材30についての前後方向、左右方向及び上下方向は、図15、図19及び図20に示す第1位置にある押圧部材30の姿勢を基準とする。図16〜図18に示す押圧部材30の姿勢は、押圧部材30が第1位置にある状態の姿勢をおおよそ維持したまま、押圧部材30を供給トレイ70の支持面70Aから離間させた状態を示している。押圧部材30の幅方向は、左右方向である。
図16〜図18に示すように、押圧部材30は、本体部35と、ストッパ38と、一対の凸部39L、39Rと、フック37L、37Rと含む一体成形品である。フック37L、37Rは、本発明の「係合部」の一例である。押圧部材30は、例えば、熱可塑性樹脂の射出成形等によってされる樹脂製品であってもよいし、その他の材料や製造方法によって製造されてもよい。
本体部35は、左右方向の長さが前後方向の長さよりも大きい略長方形状の平板形状であって、前後方向の中間線C1において屈曲している。本体部35における中間線C1よりも後方の領域は、本体部35における中間線C1よりも前方の領域よりも大きい角度で、後方に向かって上り傾斜している。本体部35における搬送方向D1の下流側の端部、すなわち、前端部を第1端部30Dとする。本体部35における搬送方向D1の上流側の端部、すなわち、後端部を第2端部30Uとする。本体部35の上面には、複数の補強リブが凸設されている。
ストッパ38は、本体部35の第1端部30Dにおける左右方向の中央部に接続している。ストッパ38は、上向きに突出し、かつ左右方向に延びる平板形状部分と、平板形状から前向きに突出し、かつ上下方向に延びる複数のリブとからなる。図19に示すように、ストッパ38を左右方向から側面視した場合、ストッパ38はテーパ形状とされている。ストッパ38における搬送方向D1の下流側を向くストッパ面38Aは、本体部35における中間線C1よりも前方の領域の上面に略直交する方向よりも後方に若干傾斜している。図15、図19及び図20に示すように、押圧部材30が第1位置にある状態で、ストッパ38のストッパ面38Aが第2筐体9の後端部に当て止まることにより、押圧部材30が搬送方向D1において位置決めされる。
図17に示すように、左方の凸部39Lは、本体部35の左端部から下向きに突出している。左方の凸部39Lの上部分には、補強リブの左方の1つが面一な状態で連続している。左方の凸部39Lは、本体部35の第1端部30Dから第2端部30Uを超える位置まで、搬送方向D1に沿って連続的に形成されている。右方の凸部39Rは、本体部35の右端部から下向きに突出している。右方の凸部39Rの上部分には、補強リブの右方の1つが面一な状態で連続している。右方の凸部39Rは、本体部35の第1端部30Dから第2端部30Uを超える位置まで、搬送方向D1に沿って連続的に形成されている。
図19及び図20に示すように、押圧部材30が第1位置にある状態で、凸部39L、39Rは、支持面70Aに向かって突出する。
図17に示すように、フック37L、37Rは、凸部39L、39Rにおける第2端部30Uを超えて延びる部分の先端部から下向きに屈曲している。図19及び図20に示すように、フック37L、37Rは、供給トレイ70の支持端部70Uに係合可能である。ストッパ38のストッパ面38Aが第2筐体9に当て止まる状態では、フック37L、37Rは、供給トレイ70の支持端部70Uに対して隙間を有している。これにより、フック37L、37Rは、押圧面31と支持面70Aとの間隔が増減することを許容する。第2筐体9が図2に二点鎖線で示すように開放された場合、ストッパ38が押圧部材30に対して位置決め作用が発揮できなくなる。この場合、フック37L、37Rが供給トレイ70の支持端部70に係合することにより、押圧部材30が搬送方向D1において位置決めされる。
図17に示すように、押圧部材30は、押圧面31を有している。押圧面31は、本体部35における中間線C1よりも前方の領域の下面であって、左右方向において対向する凸部39Lと凸部39Rとの間に位置する平坦面である。押圧面31における左右方向の中央部31Cは、押圧面31における左右方向の両端部31L、31Rよりも上向きに凹んでいる。
押圧面31の左右方向の長さは、実施例1に係る押圧面11と同様に、第1幅W1に設定されている。凸部39L、39Rは、左右方向において押圧面31の第1幅W1よりも大きい間隔で互いに離間している。
凸部39L、39Rが押圧面31から支持面70Aに向かって突出する突出長さL3は、搬送方向D1の下流側に向かうにつれて、徐々に小さくなるように設定されている。
図19及び図20に示すように、押圧部材30は、第1位置にある状態で、支持面70A及び下搬送面80Gに跨って支持されているシートSHのうちの最上位置にある最上位シートSHtに押圧面31を当接させて、最上位シートSHtを支持面70Aに向けて押圧する。
図16〜図18に示すように、押圧部材30は、第1案内面32を有している。第1案内面32は、本体部35における中間線C1よりも後方の領域の下面であって、凸部39L、39Rに左右方向から挟まれた平坦面である。
押圧面31における搬送方向D1の上流側の端縁は、中間線C1と一致している。第1案内面32における搬送方向D1の下流側の端縁は、中間線C1において押圧面31に接続している。図19及び図20に示すように、第1案内面32は、押圧部材30が第1位置にある状態で、搬送方向D1の上流側に向かうにつれて支持面70Aから離間するように傾斜する。
図15及び図18に示すように、押圧部材30には、第2端部30Uから第1端部30Dに向かって凹む凹部36が形成されている。凹部36は、第1案内面32における左右方向の中央部と、押圧面31における左右方向の中央部31Cの一部とを切り欠いて形成されている。
押圧部材30は、第2案内面33を有している。第2案内面33は、凹部36における搬送方向D1の下流側の端縁36Eに接続している。第2案内面33は、押圧面31に連続する傾斜面である。図19及び図20に示すように、第2案内面33は、押圧部材30が第1位置にある状態で、搬送方向D1の上流側に向かうにつれて支持面70Aから離間するように傾斜している。
このような構成である実施例3の画像読取装置でも、押圧面31の押圧により、実施例1、2の画像読取装置1と同様に、支持面70Aに積層されるシートSHの斜行や、シートSHの姿勢のばらつきを抑制でき、その結果、シートSHの詰まりや、搬送されるシートSHに対して行われる画像読取処理の品質低下を抑制できる。
また、この画像読取装置では、図19及び図20に示すように、押圧部材30に設けられたフック37L、37Rは、押圧部材30が第1位置にある状態で、押圧面31と支持面70Aとの間隔を増減可能に支持端部70Uに係合する。これにより、この画像読取装置では、押圧部材30を第1位置に移動させた際、フック37L、37Rを供給トレイ70の支持端部70Uに係合させることにより、第1位置にある押圧部材30の姿勢を安定させることができる。また、押圧部材30が第1位置にある状態で、押圧部材30の第1案内面32と、支持面70Aとの間に、シートSHの先端を挿入し、搬送方向D1の下流側に向けて差し込むことにより、押圧部材30を第2位置に移動させなくとも、支持面70A及び下搬送面80Gに跨ってシートSHを支持させ、押圧面31によって最上位シートSHtを押圧させることができる。この際、第1案内面32と支持面70Aとの間の距離は、搬送方向D1の上流側端部が最も大きくなるように第1案内面32が傾斜しているため、ユーザがシートSHの先端を第1案内面32に沿って挿入し易い。
さらに、この画像読取装置では、簡素なフック37L、37Rにより、押圧部材30を供給トレイ70に容易に係合させることができ、詰まったシートSHの除去作業等のために第2筐体9を開放した際に、押圧部材30が搬送方向D1の下流側に落下することを防止できる。また、押圧面31と支持面70Aとの間隔の増減を好適に許容できる。これにより、支持面70Aに積層されるシートSHの枚数の増減に柔軟に対応できる。さらに、図19及び図20に示すように、第2筐体9が開放されていない状態で、フック37L、37Rと、供給トレイ70の支持端部70Uとの隙間S37は、ストッパ38のストッパ面38Aの上端縁と、第2筐体9の後端部との隙間S38よりも小さく形成されている。このため、第2筐体9を開放すると、隙間S37がゼロとなるが、隙間S38はゼロより大きい。そして、第2筐体9を開放した位置から閉じることにより、ストッパ38のストッパ面38Aが第2筐体9の後端部に摺接して、押圧部材30が搬送方向D1の上流側に押し戻される。これにより、隙間S37が元の大きさに増加する。つまり、第2筐体9を開放した位置から閉じる際、押圧部材30を持ち上げる必要がない。
また、この画像読取装置では、図15に示すように、シートSHを支持面70Aに支持させる際、凹部36が形成されていることによって、シートSHを持つユーザの手が第1案内面32及び押圧面31に干渉し難い。また、第2案内面33によって、そのシートSHの先端が凹部36における搬送方向D1の下流側の端縁36Eに引っ掛かり難い。その結果、シートSHを押圧面31と支持面70Aとの間に容易に挿入することができる。シートSHが横長の伝票用紙等である中間サイズのシートSH2である場合に、特に、効果的である。
(実施例4)
実施例4の画像読取装置では、図21〜図22に示すように、実施例3に係る押圧部材30のフック37L、37Rの代わりに、線状部材40Wを採用した押圧部材40を備えている。線状部材40Wは、本発明の「係合部」の一例である。実施例4のその他の構成は実施例1、3と同様である。このため、実施例1、3と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
線状部材40Wは、可撓性を有している。本実施例では、線状部材40Wは、柔軟な紐である。また、線状部材40Wとして、紐の代わりに、モノフィラメント、ケーブル、ワイヤ又はチェーン等を用いることもできる。
線状部材40Wは、左端が左方の凸部39Lにおける第2端部30Uを超えて延びる部分の先端部に連結され、右端が右方の凸部39Rにおける第2端部30Uを超えて延びる部分の先端部に連結されている。
図21に示すように、線状部材40Wは、供給トレイ70の支持端部70Uに係合可能である。この際、サブ供給トレイ79を若干引き出すことにより、線状部材40Wを支持端部70Uに確実に係合させることができる。
このような構成である実施例4の画像読取装置でも、実施例1〜3の画像読取装置1と同様に、支持面70Aに積層されるシートSHの斜行や、シートSHの姿勢のばらつきを抑制でき、その結果、シートSHの詰まりや、搬送されるシートSHに対して行われる画像読取処理の品質低下を抑制できる。
また、この画像読取装置では、図21に示すように、押圧部材40を第1位置に移動させた際、柔軟な紐である線状部材40Wを供給トレイ70の支持端部70Uに引っ掛かけて容易に係合させることができ、また、第1位置にある押圧部材40の姿勢を安定させることができる。さらに、線状部材40Wが供給トレイ70の形状に沿って自在に変形できるので、押圧面31と支持面70Aとの間隔の増減を好適に許容できる。
以上において、本発明を実施例1〜4に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜4に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
分離部は、例えば、アクティブリタードローラ又はパッシブリタードローラの代わりに、分離パッドを含んで構成されていてもよい。
実施例では、押圧部材は、自重で最上位シートSHtを押圧するが、この構成には限定されず、付勢手段に付勢されて押圧してよい。
保持手段は、リンク機構や、揺動アームと揺動アームを揺動可能に支持する軸支部との組み合わせ等を採用することができ、押圧部材が筐体に分離不能に連結されていてもよい。一対の凸部は、支持部材に設けられて、押圧部材に向かって突出してもよい。
押圧面の第1幅は、特定のサイズのシートの幅方向の長さよりも大きければよく、最大サイズのシートの幅方向の長さより小さくてもよい。
本発明は例えば、画像読取装置、画像形成装置又は複合機等に利用可能である。
1…シート搬送装置(画像読取装置)、SH…シート
70A…支持面、70…支持部材(供給トレイ)、D1…搬送方向
SHb…最下位シート、SHt…最上位シート、60…搬送部
61、62…分離部(61…分離ローラ、62…リタードローラ)
10、20、30、40…押圧部材、11、31…押圧面
W1…押圧面の幅方向の長さ(第1幅)、WS…シートの幅方向の長さ
19L、19R、39L、39R…一対の凸部、L1、L3…凸部の突出長さ
SH1…最大サイズのシート、WS1…最大サイズのシートの幅方向の長さ
11C、31C…押圧面における幅方向の中央部
11L、11R、31L、31R…押圧面における幅方向の両端部
8、9…筐体(8…第1筐体、9…第2筐体)、18、38…ストッパ
10D、30D…押圧部材の第1端部、30U…押圧部材の第2端部
27L、27R、97L、97R…保持手段(27L、27R…保持凸部、97L、97R…保持溝)
70U…支持部材の支持端部(供給トレイの支持端部)
37L、37R、40W…係合部(37L、37R…フック、40W…線状部材)
32…第1案内面、36…凹部、36E…凹部における搬送方向の下流側の端縁
33…第2案内面

Claims (14)

  1. シートを支持する支持面を有する支持部材と、
    前記支持面に支持されているシートのうちの最下位置にある最下位シートから一枚ずつに分離し、搬送方向の下流側へと搬送する分離部を含む搬送部と、
    前記支持面に対向する第1位置と、前記支持面から離間する第2位置とに移動可能な押圧部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記搬送方向に直交する方向である幅方向の長さが、前記支持面に支持されているシートの前記幅方向の長さよりも大きい第1幅に設定された押圧面を有し、前記第1位置にある状態で、前記支持面に支持されているシートのうちの最上位置にある最上位シートに前記押圧面を当接させて、前記最上位シートを前記支持面に向けて押圧するように構成されていることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記押圧部材及び前記支持部材の一方には、前記幅方向において前記第1幅よりも大きい間隔で互いに離間し、かつ前記押圧部材及び前記支持部材の他方に向かって突出する一対の凸部が設けられ、
    両前記凸部は、前記押圧部材が前記第1位置にある状態で、前記押圧面に対して前記幅方向の外側に位置し、前記押圧面が前記支持面に接近することにより、前記押圧部材及び前記支持部材の他方に当接可能に構成されている請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 両前記凸部は、前記搬送方向に沿って連続的に形成されている請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 両前記凸部が前記押圧部材及び前記支持部材の他方に向かって突出する突出長さは、前記搬送方向の下流側に向かうにつれて、徐々に小さくなるように設定されている請求項3記載のシート搬送装置。
  5. 前記押圧面の前記第1幅は、前記搬送部が搬送可能な最大サイズのシートの前記幅方向の長さよりも大きく設定されている請求項1乃至4のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  6. 前記押圧面における前記幅方向の中央部は、前記押圧面における前記幅方向の両端部よりも前記支持面から離間する方向に凹んでいる請求項1乃至5のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  7. 前記分離部は、前記最下位シートを前記搬送方向の下流側へと搬送する分離ローラと、
    前記分離ローラに向けて押圧され、前記最下位シート以外のシートに前記搬送方向とは逆向きの分離力を付与可能に構成されたリタードローラと、を含んでいる請求項1乃至6のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  8. 前記搬送部を収容する筐体を備え、
    前記押圧部材における前記搬送方向の下流側の第1端部には、前記押圧部材が前記第1位置にある状態で、前記筐体に当て止まるストッパが設けられている請求項1乃至7のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  9. 前記搬送部を収容する筐体を備え、
    前記押圧部材と前記筐体との間には、前記押圧部材を前記第1位置と前記第2位置とに移動可能に保持する保持手段が設けられ、
    前記保持手段は、前記押圧部材が前記第2位置に移動した場合に、前記支持面の上方を開放させるように構成されている請求項1乃至8のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  10. 前記押圧部材における前記搬送方向の上流側の第2端部には、前記支持部材における前記搬送方向の上流側の支持端部に係合可能な係合部が設けられ、
    前記係合部は、前記押圧部材が前記第1位置にある状態で、前記押圧面と前記支持面との間隔を増減可能に前記支持端部に係合し、
    前記押圧部材は、前記押圧面における前記搬送方向の上流側の端縁に接続し、前記押圧部材が前記第1位置にある状態で、前記搬送方向の上流側に向かうにつれて前記支持面から離間するように傾斜する第1案内面を有している請求項1乃至8のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  11. 前記係合部は、一端が前記押圧部材における前記幅方向の一端部に接続され、他端が前記押圧部材における前記幅方向の他端部に接続された可撓性を有する線状部材である請求項10記載のシート搬送装置。
  12. 前記係合部は、前記押圧部材における前記幅方向の両端部から屈曲し、前記支持部材の前記支持端部に係合可能に延びるフックである請求項10記載のシート搬送装置。
  13. 前記押圧部材には、前記搬送方向の上流側から前記第1案内面における前記幅方向の中央部と、前記押圧面における前記幅方向の中央部の一部と、を切り欠くように凹む凹部が形成され、
    前記押圧部材は、前記凹部における前記搬送方向の下流側の端縁に接続し、前記押圧部材が前記第1位置にある状態で、前記搬送方向の上流側に向かうにつれて前記支持面から離間するように傾斜する第2案内面を有している請求項10乃至12のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  14. シートを支持する支持面を有する支持部材と、
    前記支持面に支持されているシートのうちの最下位置にある最下位シートから一枚ずつに分離し、搬送方向の下流側へと搬送する分離部を含む搬送部と、を備えるシート搬送装置とともに用いられる押圧部材であって、
    前記支持面に対向する第1位置と、前記支持面から離間する第2位置とに移動可能であり、
    前記搬送方向に直交する方向である幅方向の長さが、前記支持面に支持されているシートの前記幅方向の長さよりも大きい第1幅に設定された押圧面を有し、前記第1位置にある状態で、前記支持面に支持されているシートのうちの最上位置にある最上位シートに前記押圧面を当接させて、前記最上位シートを前記支持面に向けて押圧するように構成されていることを特徴とする押圧部材。
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