JP2018074956A - 水耕栽培装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送、格納が容易であり、各家庭のベランダ等の狭い場所でも容易に設置でき、個人でも容易に組立、解体ができる水耕栽培装置を提供すること。【解決手段】複数の通気孔18、19を備えた組み立て式又は折り畳み式の通気性支持枠1と、上記支持枠1内に挿入され周囲に多数の通気用メッシュ7を備えた籠2と、上記籠2内に保持されて内部に養液Aを収容した通気性シート8Aからなる水槽8と、上記支持枠1又は上記籠2の開口端に載置した蓋3と、上記蓋3に形成した一つ又は複数の開口6と、上記開口6に嵌合した挟持具4と、上記挟持具4に種子を保持した状態で挟持されながら上記養液A内に浸されて養液を吸い上げる播種用の給水シート5とからなる。【選択図】 図1

Description

本発明は一戸建て住宅、マンションのベランダ等に設置してホウレン草等の軟弱野菜、花その他の植物を栽培するのに適する水耕栽培装置に関する。
従来、動力源を用いた大掛かりな循環・冷却装置を使用せずにホウレン草やサラダ菜等のいわゆる軟弱野菜を栽培する湛水式養液栽培装置からなる水耕栽培装置が開発されている。
この水耕栽培装置として、例えば、特許文献1に開示されているタイプのものを本特許出願人が開発している。
この特許文献1に示す水耕栽培装置は、支持具と、支持具によって所定の高さに支持された水槽と、水槽の開口部に設置された蓋と、蓋に形成した切り込み溝と、切り込み溝に挿入されて蓋の表面から水槽内に伸ばした給水シートとを備え、給水シートの片面に沿って植物の根が延びるように種をまくものである。
この特許文献1に示す水耕栽培装置によれば、動力源を用いた大掛かりな循環・冷却装置を使用しないので構造がシンプルとなり、軟弱野菜を安価に生産でき、また、根圏温度の上限が低い植物を高温地域でも周年栽培が可能となる。
特開平8−294335号公報(要約、図1参照)
近年、一戸建て住宅やマンション等に住む住民は各家庭のベランダ等に小型の植物栽培装置を設定し、この小型サイズの装置で野菜や花その他の植物の栽培を行う場合が多くなっている。
しかしながら、上記従来の水耕栽培装置や、上記特許文献1に示す水耕栽培装置は構造上若しくは機能上欠陥が有るわけではないが、上記家庭用の植物栽培装置には適しない不具合があり、その改善が望まれている。
即ち、ベランダ等に設置する家庭用の植物栽培装置は小型であることが望ましく、また、装置の購入後その搬送や組立てが容易であることが望ましいが、上記従来の水耕栽培装置は循環・冷却式のものに比べて小型化されているとはいえ、部品点数が多く、搬送や組立が困難である。
例えば、特許文献1に示す水耕栽培装置は水槽が一体化された籠型容器であることから販売業者や購入者がこの水槽をコンパクトにして各家庭まで搬送できず、或いはコンパクトにして格納できない不具合がある。
また、水槽を立て掛ける支持具も搬送時に嵩張り、搬送、格納が面倒であるばかりでなく、ベランダに立て掛ける場所が制約され、組立作業も面倒である。
そこで、本発明の目的は、搬送、格納が容易であり、各家庭のベランダ等の狭い場所でも容易に設置でき、個人でも容易に組立、解体ができる水耕栽培装置を提供することである。
上記課題を解決する手段は、複数の通気孔を備えた組み立て式又は折り畳み式の通気性支持枠と、上記支持枠内に挿入され周囲に多数の通気用メッシュを備えた籠と、上記籠内に保持されて内部に養液を収容した通気性シートからなる水槽と、上記支持枠の開口端に載置した蓋と、上記蓋に形成した一つ又は複数の開口と、上記開口に嵌合した挟持具と、上記挟持具に種子を保持した状態で挟持されながら上記養液内に浸されて養液を吸い上げる播種用の給水シートとからなることを特徴とする。
本発明によれば、次の効果を達成できる。
1)支持枠が組み立て式又は折り畳み式であるから搬送時や格納時に嵩張らずコンパクトにでき、その結果搬送、格納のスペースが小さくてよく、販売業者のみならず個人でも購入後各家庭に容易に搬送できる。
また、支持枠を組み立て式又は折り畳み式に構成した場合、当該支持枠の構成部材を独立して成形できるので各構成部材の加工が容易であるばかりでなく支持枠全体の成形が容易であり、成形コストの削減を図れる。
即ち、支持枠は金型を利用しても成形可能であるが、本発明のような箱型の支持枠を成形するには大型の金型を使用する必要があり、特に、金型を利用して支持枠を成形する場合は係止孔、溝等の成形の後加工が必要となるが、本発明の支持枠は組立式又は折り畳み式であるからこのような大型の金型、設備が不要となり、二次加工も不要となり、加工性、経済性の向上を図れる。
2)支持枠の内部と上端とにそれぞれ籠、蓋、挟持具、給水シートを重ねて設置できるから各部材を組み付けたときの全体の水耕栽培装置がコンパクトであり設置スペースが小さくて済む。
従って、一戸建ての住宅やマンションのベランダ等にも設置でき、商業用のみならず家庭用の水耕栽培装置にも適する。
3)支持枠上に他の籠等の部品を重ねておくことが出来るので、特別な支持装置が不要であり、設置作業が簡単容易であり、ベランダ等に簡単に設置できる。
4)通気性シートは気体を透過するので日光等で養液が高温になろうとするとき蒸発し、その蒸気が水槽から出るためその時の気化熱で水槽と養液が冷やされ植物の育成を阻害しないようになっている。
同じように、籠2や支持枠1も通気性があるので換気が可能で、水槽内の養液が高温になるのが防止される。
本発明の一実施の形態に係る水耕栽培装置の一部切欠き斜視図である。 図1のA−A線縦断正面図である。 図1のB−B線縦断側面図である。 (A)蓋が支持枠上に載置され、野菜が成長した状態を示す図3と同じ縦断側面図である。(B)蓋が籠上に載置され、野菜が成長した状態を示す他の実施の形態に係る縦断側面図である。 図1の水耕栽培装置の分解斜視図である。 支持枠を分解した状態の斜視図である。本発明の一実施の形態に係る播種装置を備えた水耕栽培装置を利用した植物の栽培過程を示した図である。 (A)(B)支持枠の組立工程を示す斜視図である。 蓋と挟持具の斜視図である。 挟持具と給水シートの分解斜視図である。 給水シートを取付けた挟持具の側面図である。 他の実施の形態に係る支持枠の斜視図である。 図12の支持枠の分解斜視図である (A)(B)図12の支持枠の組立工程を示す斜視図である。
以下に本発明の一実施の形態について、図1〜図13を参照しながら説明する。
本発明は小型の水耕栽培装置に関し、特に一戸建て住宅、マンションのベランダ等に設置してホウレン草等の軟弱野菜、花その他の植物を栽培するのに適するものである。
但し、この水耕栽培装置は、もとより業務用の大型の水耕栽培装置にも使用可能である。
本発明の一実施の形態に係る水耕栽培装置Pは図1〜、図11に示すように、複数の通気孔18、19を備えた組み立て式の通気性支持枠1と、上記支持枠1内に挿入され周囲に多数の通気用メッシュ7を備えた籠2と、上記籠2内に保持されて内部に養液Aを収容した通気性シート8Aからなる水槽8と、上記支持枠1又は籠2の上端における開口端に載置した定植板たる蓋3と、上記蓋3に形成した複数の開口6と、上記開口6に嵌合した挟持具4と、上記挟持具4に種子Sを保持した状態で挟持されながら上記養液A内に浸されて養液を吸い上げる播種用の給水シート5と、からなるものである。
この場合、蓋3は図1〜図4(A)に示すように支持枠1の開口端上に載せても良く、又は図4(B)の他の実施の形態に示すように籠2の開口端上に載せても良い。
特に、蓋3が風などの影響でずれ、又は飛ばされるのを防止する為、図4(B)のように支持枠1内であって、籠2の上端に落し蓋のようにして載置しておくのが好ましい。
更に、蓋3は支持枠1や籠2の大きさに合わせて一枚の板で一体成型しても良く、組み立て式、折り畳み式、分割式に成形しても良い。
また、上記支持枠1は後述するように組立式に成形されているが、折り畳み式に成形しても良い。
この支持枠1は発砲スチロールで成形して軽量化と加工性の向上を図っているが、木製、金属製で成形しても良い。
また、上記籠2は一体化された容器状に構成されているが、これも支持枠1と同じように組み立て式又は折り畳み式に成形しても良い。
図示した実施の形態では、籠2が支持枠1内に二つ挿入されているが、一つでも良く、二つ以上であっても良い。
支持枠1は図5、図6から分かるように、前後一対の板9、10と、左右一対の板11、12と、前後一対の板9、10の下部内周に水平に起立した一つ又は複数の支持片13とを備えている。
上記支持枠1を構成する板9,10、11,12等は単独で成形され、その後これらの構成部材を箱状に組立式又は折り畳み式に組み付けるものであるが、金型を利用して一体成型することも可能である。
さらに、支持枠1は前後一対の板9、10の両端部に形成した上側係止孔14及び下側切欠き溝15と、左右の板11、12の両端に形成した上下一対の上向きフック16、17とを備えており、各上側フック16を上側係止孔14内に嵌合し、他方のフック17を下側の切欠き溝15に嵌合させている。
前後一対の板9、10の板本体9A、10Aと左右の一対の板11、12の板本体11A、12Aの各外側面又は内側面に長手方向に沿ってそれぞれ上下二つの溝19、20が形成され、また各溝19、20に開口しながら各板本体9A、10A、11A、12Aを貫通する通気孔18、18がそれぞれ形成されている。
支持枠1の支持片13は籠2の底を支えるもので、籠2の数に応じて複数設けられるようになっている。
この場合、支持片13に代えて底板を板9、10、11、12の下部に着脱自在に取付けても良い。
溝19、20と通気孔18は水槽8内の養液が高温にならないように外気を導入し、又は蒸発した養液の蒸気を外部に排出して換気できるようにしている。
溝19、20は無くても使用可能である。
支持枠1を構成する各板9、10、11、12は搬送時、又は格納時にばらばらにしてコンパクトに重ね合わされる。
この為、販売業者、又は個人の購入者が水耕栽培装置の搬送を容易にし、格納スペースを小さくできる。
支持枠1を箱状に組み立てる場合は、図6、図7に示すように、前後の板9、10に形成した上側の係止孔14に左右の板11、12の端部上側のフック16を挿入して嵌合させ、同様に、前後の板9、10の下側溝15に左右の板11,12の端部下側のフック17を嵌合させ、この状態で前後の板9、10を若干下方に向けて押し込む。
この場合、各フック16、17は上向きに成形されているから、前後の板9、10を下げた時各フック16、17が前後の板9、10の外側面に当接して抜けなくなる。
各フック16、17は下向きであっても使用可能である。
籠2は図6に示すように前後の網目状枠体2A、2Bと、左右の網目状枠体2C、2Dと、網目状の底板2Eとで構成され、各網目状枠体2A、2B、2C、2Dと底板2Eには通気用のメッシュ7からなる通気孔が形成されている。
メッシュ7は外気を水槽8側に導入し、又は水槽8内の蒸発した水蒸気を外部に排出して換気ができるようにしている。
上記籠2は上方が開口した一体型の容器であるが、上記支持枠1と同じように組み立て式又は折り畳み式に組み込んでも良い。
上記通気性シート8Aは公知のように気体を透過し、液体の透過を遮断する不織布から成形されているが、これに限定されるものでは無い。
例えば、軽くて、水に強く、水の透過を遮断し、強度があり、水蒸気や空気等の気体を透過し通気性に富むものであれば紙製、合成樹脂製のいずれのシートでも使用可能である。
この通気性シート8Aを利用した水槽8は図2〜図5に示すように、籠2の内部に押し込まれ、上方が開口する容器状に成形されて内部に養液Aを充満するものである。
そして、この通気性シート8Aの外縁部8Bが図5に示すように、止め具21を介して上記籠2の上端周囲に着脱自在に固定されている。
上記蓋3は図示のように複数の開口6が形成されて複数の挟持具4を嵌合するようにしているが、この開口6は長手方向に沿って長い一つの開口にしても良い。
開口6を長くした場合は挟持具4を一つの長方体として成形し、一つの長方体状の挟持具4に複数の通気性シート8Aを挟み込み、各通気性シート8Aに種子を置くようにしても良い。
図示した実施形態に係る挟持具4は図9、図10に示すように、一対の挟持部材4A、4Bから構成されている。
各挟持部材4A、4Bは横断面半円状の柱体からなる本体部40A、40Bと、各本体部40A、40Bの両側当接面a、bと、各当接面a、a及びb、b間に形成されている軸方向に沿う凹部c、dと、一方の本体部40Aの内周に水平に形成しシート嵌合用の溝eと、他方の本体部40Bの内周に突設して上記溝e内にシート5を押し込みながら嵌合する突起40Cと、から構成されている。
そして一方の挟持部材4Aの溝e内に給水シート5の一部を押し込みながら、突起40Cを嵌合させ、且つこの給水シート5を一対の挟持部材4A、4Bで挟み込むようにしている。
突起40Cは無くても使用可能である。この場合は、予め溝e内に工具で給水シート5の一部を押し込んで使用する。
給水シート5は溝eに嵌合しているので、この給水シート5の溝eより上部が折れ曲がっているので図10に示すようにこの給水シート5上に植物の種子Sを置くことが出来る。
図11〜図13は他の実施の形態に係る支持枠1を示している。
この支持枠1は前後一対の板9、10と、左右一対の板11、12と、前後一対の板9、10の下部内周に水平に起立した一つ又は複数の支持片13とを備えている点で図1〜図7の支持枠1と同じであるが、係止孔14と、切欠き溝15と、フック16、17の組付け位置を変更したものである。
即ち、この支持枠1は左右一対の板11、12の両端部に上側係止孔14及び下側切欠き溝15を形成し、前後一対の9、10の両端に上下一対の上向きフック16、17を形成したものである。
そして、前後一対の板9、10の上側フック16を左右の一対の板11、12の上側係止孔14内に嵌合し、フック17を下側の切欠き溝15に嵌合させているものである。
左右一対の板11、12の両端には図示のようにフック16、17を挟む耳片が設けられているが、この耳片は無くても使用可能である。
図11、12の実施の形態に係る支持枠1のその他の構成、作用効果は図1〜図7の支持枠1のものと同じである。
各実施の形態に係る水耕栽培装置によれば、支持枠1が組み立て式又は折り畳み式であるから搬送時や格納時に嵩張らずコンパクトにでき、その結果搬送、格納のスペースが小さくてよく、販売業者のみならず個人でも購入後各家庭に容易に搬送できる。
支持枠1を組み立て式に構成した場合、当該支持枠1の板9、10、11、12等の構成部材を独立して成形できるので各構成部材の加工が容易であるばかりでなく支持枠1全体の成形が容易であり、成形コストの削減を図れる。
即ち、支持枠1は金型を利用しても成形可能であるが、本発明のような箱型の支持枠1を成形するには大型の金型を使用する必要があり、特に、金型を利用して支持枠1を成形する場合は係止孔14、切欠き溝15、溝19、20等の成形の後加工が必要となるが、本発明の支持枠1は組立式であるからこのような大型の金型、設備が不要となり、二次加工も不要となり、加工性、経済性の向上を図れる。
また、支持枠1の内部と上端とにそれぞれ籠2、蓋3、挟持具4、給水シート5を重ねて設置できるから各部材を組み付けたときの全体の水耕栽培装置Pがコンパクトであり設置スペースが小さくて済む。
従って、一戸建ての住宅やマンションのベランダ等にも設置でき、商業用のみならず家庭用の水耕栽培装置にも適する。
更に、支持枠1上に他の部品を重ねておくことが出来るので、特別な支持装置が不要であり、設置作業が簡単容易であり、ベランダ等に簡単に設置できる。
ホウレン草等の縮物を栽培する場合は、例えば、各家庭のベランダ等に支持枠1を組み立てて立て掛け、この支持枠1に順次籠2と、通気性シート8Aからなる水槽8と、蓋3とを設置し、次いで、種子Sを給水シート5上に置いた状態で挟持具4を蓋3の開口6に差し込み、給水シート5の下部を養液A内に垂らして浸入させる。
そして、図4に示すように、数日中に、種子Sが給水シート5から吸水して発芽する。
発芽した植物Wは、根Rから給水シート5中の養液Aを吸収して成長し、給水シート5を伝って下方に伸びる。植物Pの根Rは、成長して太くなったとしても、向かい合う凹部c、dの間にできる空隙を通っているので、挟持部材4A,4Bで圧迫されて成長が阻害されることがない。
また、通気性シート8Aは気体を透過するので日光等で水槽8内の養液Aが加熱されるとこの養液Aが蒸発し、その蒸気が通気性シート8Aのメッシュより水槽8から出るためその時の気化熱で通気性シート8Aが冷やされ、その結果養液Aも適正な温度に冷やされて植物の育成を阻害しないようになっている。
同じように、籠2や支持枠1もメッシュ7や通気口18、19を備えているので換気が可能で、水槽8内の養液Aが高温になるのが防止される。
1 支持枠
2 籠
2A、2B 前後の枠体
2C、2D 左右の枠体,
3 蓋
4 挟持具
5 給水シート
6 開口
7 メッシュ
8 水槽
8A 通気性シート
9、10 前後の板
9A、10A 板本体
11、12 左右の板
11A、12A 板本体
13 支持片
14 係止孔
15 切欠き溝
16 フック
18 通気孔
19、20 溝
40A、40B 本体部
40C 突起
A 養液
a、b 当接面
c、d 凹部
P 水耕栽培装置
W 植物

Claims (7)

  1. 複数の通気孔(18)、(19)を備えた組み立て式又は折り畳み式の通気性支持枠(1)と、上記支持枠(1)内に挿入され周囲に多数の通気用メッシュ(7)を備えた籠(2)と、上記籠(2)内に保持されて内部に養液(A)を収容した通気性シート(8A)からなる水槽(8)と、上記支持枠(1)又は上記籠(2)の開口端に載置した蓋(3)と、上記蓋(3)に形成した一つ又は複数の開口(6)と、上記開口(6)に嵌合した挟持具(4)と、上記挟持具(4)に種子(S)を保持した状態で挟持されながら上記養液(A)内に浸されて養液を吸い上げる播種用の給水シート5とからなる水耕栽培装置。
  2. 上記支持枠(1)が前後一対の板(9)、(10)と、左右一対の板(11)、(12)と、前後一対の板(9)、(10)の下部内周に水平に起立した一つ又は複数の支持片(13)と、上記前後一対の板(9)、(10)又は左右一対の板(11)、(12)のいずれか一方の板の両端部に形成した上側係止孔(14)及び下側切欠き溝(15)と、他方の板の両端に形成した上下一対の上向きフック(16)、(17)とを備え、上記一方の各上側フック(16)が上記上側係止孔(14)内に嵌合し、上記他方のフック(17)が上記下側の切欠き溝(15)に嵌合している請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 上記前後一対の板(9)、(10)の板本体(9A)、(10A)と左右の一対の板(11)、(12)の板本体(11A)、(12A)の各外側面又は内側面に長手方向に沿って一つ又は複数の溝(19)、(20)が形成され、また上記溝(19)、(20)に開口しながら上記各板本体(9A)、(10A)、(11A)、(12A)を貫通する通気孔(18)がそれぞれ形成されている請求項2に記載の水耕栽培装置。
  4. 上記通気性シート(8A)が気体を透過し、液体の透過を遮断する不織布から成形されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の水耕栽培装置。
  5. 上記挟持具(4)が一対の挟持部材(4A)、(4B)からなり、上記各挟持部材(4A)、(4B)が横断面半円状の柱体からなる本体部(40A)、(40B)と、各本体部(40A)、(40B)の両側当接面(a)、(b)と、上記当接面(a)、(a)及び(b)、(b)間に形成されている軸方向に沿う凹部(c)、(d)と、一方の本体部(40A)の内周に水平に形成しシート嵌合用の溝(e)と、他方の本体部(40B)の内周に突設して上記溝(e)内にシート(5)を押し込みながら嵌合する突起(40C)と、から構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の水耕栽培装置。
  6. 上記籠2が前後の網目状枠体(2A)、(2B)と、左右の網目状枠体(2C)、(2D)と、網目状の底板(2E)とで構成され、各網目状枠体(2A)、(2B)、(2C)、(2D)と底板(2E)には通気用のメッシュ7が形成され、組み立て式又は折り畳み式に組み込まれている請求項1〜5のいずれか1項に記載の水耕栽培装置。
  7. 上記通気シート8Aの外縁部8Bが止め具21を介して上記籠2の上端周囲に着脱自在に固定されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の水耕栽培装置。
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