JP3027160U - 組立式木製プランター - Google Patents

組立式木製プランター

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JP3027160U JP1996000178U JP17896U JP3027160U JP 3027160 U JP3027160 U JP 3027160U JP 1996000178 U JP1996000178 U JP 1996000178U JP 17896 U JP17896 U JP 17896U JP 3027160 U JP3027160 U JP 3027160U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価な廃材や間伐材等の幅の狭い木材を利用
して、購入者が釘を使わずに簡単に組立てることがで
き、しかも触覚上及び視覚上において温かみを有すると
ともに、植物との相性が良く且つ廃棄処分しても自然破
壊を引き起こすことがない、いわゆる自然にやさしい組
立式木製プランターを提供する。 【構成】 それぞれ木材で作製された一対の第一側面構
成材1と、一対の第二側面構成材2と、底面構成材3と
よりなり、第一側面構成材の両端部に開設した係合孔7
に、第二側面構成材の両端部に突設した挿入部(11,
12,13,14,15,16)を嵌合し且つ楔4を係
合孔に打ち込んで枠組み形成するとともに、相対向した
一対の第二側面構成材の下部又は相対向した一対の第一
側面構成材の下部又は第一側面構成材と第二側面構成材
の全ての側面構成材の下部に設けた凹溝17内に、底面
構成材の端部を嵌合支持し、前記第二側面構成材の下端
を第一側面構成材の下端よりも下方に突出させて脚台1
8としてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、組立式木製プランターに係わり、更に詳しくは丸太から柱を切り出 した後の端切れ材等の廃材や間伐材等の幅の狭い木材を利用して木枠組みし、内 部に土壌材を入れて植物を栽培すること、あるいは内部に植栽した植木鉢を並べ ることが可能な組立式木製プランターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内部に土壌材を入れて植物を栽培することが可能なプランターや内部に 植栽した植木鉢を並べることが可能なプランターは、各家庭はもとよりオフィス にも室内用又は室外用を問わず広く普及している。この種のプランターは、素焼 き等の陶器製を始め、近年では合成樹脂製のものが多くなっている。
【0003】 この種のプランターには、単に植物を栽培できる機能のみならず、デザイン性 が要求され、特に室内に設置する場合には、室内インテリアの一部としてデザイ ン的な調和が要求される。前述の合成樹脂製のプランターでは、形状や色に製作 上の自由度があり、デザイン的な配慮をすることが可能ではあるが、極めて人工 的であり、触覚上及び視覚上における温かみに欠ける欠点があるばかりでなく、 廃棄処分すると自然破壊につながる。また、陶器製のプランターは、合成樹脂製 より自然的ではあるが、温かみに欠けるとともに、衝撃によって容易に割れると いった問題を内在し、そして割れた場合には廃棄処分に苦労するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
木材は、触覚上及び視覚上において温かみを有するとともに、植物との相性が 良く且つ自然にやさしい優れた素材であるが、木製のプランターは殆ど普及して いないのが現状である。木製のプランターとして、先ず考えられる構造は、複数 の構成板材を釘を使って箱物に組立てたものであるが、この場合には組立コスト がかかるとともに、嵩張って輸送コストが高くなって高価なものとなり、特殊な 用途を除いては採用されない。また、購入者が組立てられるように、予め加工し たものであって、釘を使って各構成板材を接合する構造では、器用な人でも組立 てに手間がかかり、また丸材や角材からなる構成材をログハウス様に交互に組み 合わせる構造では、材料費が嵩み且つ加工コストが高くなって特殊な用途を除い ては採用されない。
【0005】 また、製材所においては丸太から柱を切り出した後に端切れ材等の廃材が大量 に発生し、また林業においては径の小さい間伐材が大量に発生し、それらは主に チップにしてパルプ用に処分していたが、これらの幅の狭い廃材や間伐材にいか に付加価値を付けるかが、製材業や林業において大きな課題として残されていた 。
【0006】 本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、安価な廃材や間伐材 等の幅の狭い木材を利用して、購入者が釘を使わずに簡単に組立てることができ 、しかも触覚上及び視覚上において温かみを有するとともに、植物との相性が良 く且つ廃棄処分しても自然破壊を引き起こすことがない、いわゆる自然にやさし い組立式木製プランターを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本考案は、それぞれ木材で作製された一対の第 一側面構成材と、一対の第二側面構成材と、底面構成材とよりなり、第一側面構 成材の両端部に開設した係合孔に、第二側面構成材の両端部に突設した挿入部を 嵌合し且つ楔を係合孔に打ち込んで枠組み形成するとともに、相対向した一対の 第二側面構成材の下部又は相対向した一対の第一側面構成材の下部又は第一側面 構成材と第二側面構成材の全ての側面構成材の下部に設けた凹溝内に、底面構成 材の端部を嵌合支持し、前記第二側面構成材の下端を第一側面構成材の下端より も下方に突出させて脚台としてなる組立式木製プランターを構成した。
【0008】
【考案の実施の形態】 本考案の組立式木製プランターは、前記第一側面構成材を上下幅が狭く長尺の 上板材と下板材の2枚で構成し、前記第二側面構成材を互いに接合可能な上段板 材と中段板材と下段板材の3枚で構成し、第一側面構成材と第二側面構成材とを 嵌合して連結するとともに、相対向した一対の第二側面構成材の下部に設けた凹 溝に底面構成材の端部を嵌合支持し、最後に楔によって固定したものである。
【0009】 具体的には、第一側面構成材を構成する前記上板材と下板材とは同形で両端部 にそれぞれ係合孔を形成したものである。また、第二側面構成材を構成する前記 上段板材は両端下縁に沿って上板材の係合孔内の上部に抜止め嵌合可能な係止型 挿入部を突設し、前記中段板材は両端下縁に沿って下板材の係合孔内の上部に抜 止め嵌合可能な係止型挿入部を突設し且つ一端上縁に沿って上板材の係合孔内の 下部に密嵌する密嵌型挿入部と他端上縁に沿って上板材の係合孔内の下部に遊挿 する遊嵌型挿入部とを突設し、前記下段板材は一端上縁に沿って下板材の係合孔 内の下部に密嵌する密嵌型挿入部と他端上縁に沿って下板材の係合孔内の下部に 遊挿する遊嵌型挿入部とを突設するとともに、内側面に前記凹溝を形成し、その 下方を前記脚台としたものである。そして、前記楔は前記上段板材の係止型挿入 部と中段板材の遊嵌型挿入部を上板材の係合孔に挿入し、中段板材の係止型挿入 部と下段板材の遊嵌型挿入部を下板材の係合孔に挿入した状態で、該遊嵌型挿入 部と係合孔内の下端間に密嵌するものである。
【0010】 また、前記係止型挿入部は、前記係合孔を貫通する長さを有し、その貫通した 先端部上側に係合孔の上端孔縁に係止する上向き突起を形成したものである。
【0011】 そして、前記密嵌型挿入部は、前記係止型挿入部の下縁に沿って係合孔内の下 部に密嵌し、該係止型挿入部を係合孔の上端に当接した抜止め嵌合状態を維持す べく、上面を水平面とし、下面を水平面とした平行楔状のものである。
【0012】 そして、前記密嵌型挿入部は、前記係止型挿入部の下縁に沿って係合孔内の下 部に密嵌し、該係止型挿入部を押し上げて抜止め嵌合状態を維持すべく、上面を 水平面とし、下面を傾斜面とした先細楔状のものである。
【0013】
【実施例】
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細を説明する。図1〜図 4は本考案の第1実施例を示し、図1は本考案の組立式木製プランターの組立完 成品を示し、図2はその分解図を示し、図中1は第一側面構成材、2は第二側面 構成材、3は底面構成材、4は楔をそれぞれ示している。
【0014】 前記第一側面構成材1は、上下幅が狭く長尺の上板材5と下板材6の2枚で構 成し、該上板材5と下板材6とは同形で両端部の上下中央に、それぞれ縦長長方 形の係合孔7,7を形成したものである。本実施例では、前記上板材5と下板材 6は、上下幅が8cmの板材を用いた。
【0015】 前記第二側面構成材2は、上下縁が平行で互いに接合可能な上段板材8と中段 板材9と下段板材10の3枚で構成した。
【0016】 前記上段板材8は、両端下縁に沿って上板材5の係合孔7内の上部に抜止め嵌 合可能な係止型挿入部11,11を突設したものであり、該係止型挿入部11は 、前記係合孔7を貫通する長さを有し、その貫通した先端部上側に係合孔7の上 端孔縁に係止する上向き突起11aを形成したものである。
【0017】 前記中段板材9は、両端下縁に沿って下板材6の係合孔7内の上部に抜止め嵌 合可能な係止型挿入部12,12を突設し且つ一端上縁に沿って上板材5の係合 孔7内の下部に密嵌する密嵌型挿入部13と他端上縁に沿って上板材5の係合孔 7内の下部に遊挿する遊嵌型挿入部14とを突設したものである。ここで、前記 係止型挿入部12は、前記係止型挿入部11と同形であり、先端部上側に上向き 突起12aを突設している。また、前記密嵌型挿入部13は、前記係止型挿入部 11の下縁に沿って係合孔7内の下部に密嵌し、該係止型挿入部11を係合孔7 の上端に当接した抜止め嵌合状態を維持すべく、上面を水平面13aとし、下面 を水平面13bとした平行楔状のものである。即ち、密嵌型挿入部13の上下幅 と係止型挿入部11の首部の上下幅の和が、係合孔7の上下長さに一致するよう に寸法設定している。尚、密嵌型挿入部13の先端の下縁は、係合孔7への挿入 が容易になるように面取りすることがより好ましい。また、遊嵌型挿入部14の 上下幅と係止型挿入部11の突起11aを設けた部分の上下幅の和が、係合孔7 の上下長さより若干小さくなるように寸法設定している。本実施例では、当該中 段板材9は、上下幅が8cmの板材を用いた。
【0018】 前記下段板材10は、一端上縁に沿って下板材6の係合孔7内の下部に密嵌す る密嵌型挿入部15と他端上縁に沿って下板材6の係合孔7内の下部に遊挿する 遊嵌型挿入部16とを突設するとともに、内側面の下部に凹溝17を水平に形成 し、その下方を脚台18としたものである。ここで、前記密嵌型挿入部15は、 前記密嵌型挿入部13と同形であり、上面を水平面15aとし、下面を水平面1 5bとした平行楔状のものであり、密嵌型挿入部15の上下幅と係止型挿入部1 2の首部の上下幅の和が、係合孔7の上下長さに一致するように寸法設定してい る。また、前記遊嵌型挿入部16は、前記遊嵌型挿入部14と同形である。従っ て、遊嵌型挿入部16の上下幅と係止型挿入部12の突起12aを設けた部分の 上下幅の和が、係合孔7の上下長さより若干小さくなっている。
【0019】 前記底面構成材3は、本実施例では幅の狭い長尺の2枚の底面材19,19で 構成している。
【0020】 前記楔4は、前記上段板材8の係止型挿入部11と中段板材9の遊嵌型挿入部 14を上板材5の係合孔7に挿入し、中段板材9の係止型挿入部12と下段板材 10の遊嵌型挿入部16を下板材6の係合孔7に挿入した状態で、該遊嵌型挿入 部14と係合孔7内の下端間及び遊嵌型挿入部16と係合孔7内の下端間に密嵌 するものである。
【0021】 そして、前述の各部材を組立てる手順を図1〜図4に基づいて以下に説明する が、各部材の寸法に公差、クリアランスが存在するので、多少手順が前後しても 組立可能である。
【0022】 先ず、上段板材8の係止型挿入部11を上板材5の係合孔7に挿入するととも に、中段板材9の係止型挿入部12を下板材6の係合孔7に挿入し、各係止型挿 入部11,12で係合孔7の上部を係止した状態にする。それから、その状態の まま前記中段板材9の密嵌型挿入部13を前記上板材5の係合孔7の下部に挿入 し、密嵌型挿入部13の水平面13aと水平面13bとで当該係合孔7の下端と 前記係止型挿入部11との間を突っ張り、該係止型挿入部11を当該係合孔7の 上端に当接し且つ突起11aを係合孔7の外側の孔縁に係止して抜止め状態で固 定する。その後、下段板材10の密嵌型挿入部15を前記下板材6の係合孔7の 下部に挿入し、密嵌型挿入部15の水平面15aと水平面15bとで当該係合孔 7の下端と前記係止型挿入部12との間を突っ張り、、該係止型挿入部12を当 該係合孔7の上端に当接し且つ突起12aを係合孔7の外側の孔縁に係止して抜 止め状態で固定する。この作業を一方の第一側面構成材1を構成する上板材5と 下板材6の両端部において実行すると、相対向する一対の第二側面構成材2,2 もそれぞれ上段板材8、中段板材9及び下段板材10で形成される。
【0023】 そして、相対向する両側の下段板材10,10に内面側に設けた各凹溝17に 、底面構成材3を構成する複数の底面材19,…の両端縁を順次嵌挿して支持す る。その状態で他方の第一側面構成材1を構成する下板材6の両係合孔7,7に それぞれ中段板材9の係止型挿入部12と下段板材10の遊嵌型挿入部16を同 時に挿入し、前記係止型挿入部12,12の上端で該下板材6の係合孔7,7を 支持するとともに、各突起12aを当該係合孔7の外側の孔縁に係止する。その 後、他方の第一側面構成材1を構成する残りの上板材5の両係合孔7,7にそれ ぞれ上段板材8の係止型挿入部11と中段板材9の遊嵌型挿入部14を同時に挿 入し、前記係止型挿入部11,12の状態で該上板材5の係合孔7,7を支持す るとともに、各突起11aを当該係合孔7の外側の孔縁に係止する。
【0024】 最後に、他方の第一側面構成材1を構成する上板材5と下板材6の各係合孔7 の下端と、遊嵌型挿入部14,16の下面との間の間隙に4本の楔4,…を打ち 込んで、係止型挿入部11,12をそれぞれの係合孔7の上端に圧接する。
【0025】 完成したプランターは、図4に示すように、一方(図面の左側)においては、 中段板材9の密嵌型挿入部13によって上段板材8の係止型挿入部11を、また 下段板材10の密嵌型挿入部15によって中段板材9の係止型挿入部12をそれ ぞれ抜止め状態で強固に係合孔7に係合し、他方(図面の右側)においては、各 楔4,…によって上段板材8の係止型挿入部11と中段板材9の係止型挿入部1 2をそれぞれ抜止め状態で強固に係合孔7に係合している。しかも、上板材5と 下板材6とは、中段板材9を介して互いに連結さている。
【0026】 また、下段板材10の下端は、下板材6の下端よりも下方に延びており、この 部分がプランターを設置面に載置する場合の脚台18となって安定性を良くし、 前記底面構成材3(底面材19)と設置面に適当な空間を形成して通気性を良く する。また、第二側面構成材2の上部に添えた手に誤って体重が加わっても、更 に第二側面構成材2の上端を誤って踏んでも、当該第二側面構成材2の垂直延長 上に脚台18が位置するので、プランターが転倒する恐れが少ない。
【0027】 次に、図5〜図7に基づき本考案の組立式木製プランターの第2実施例を説明 する。前述の第1実施例と異なる点は、前記中段板材9の密嵌型挿入部13とし て、前記係止型挿入部11の下縁に沿って係合孔7内の下部に密嵌し、該係止型 挿入部11を押し上げて抜止め嵌合状態を維持すべく、上面を水平面13aとし 、下面を傾斜面13cとした先細楔状のものとし、同様に下段板材10の密嵌型 挿入部15として、上面を水平面15aとし、下面を傾斜面15cとした先細楔 状のものとした点である。そして、密嵌型挿入部13の基端(最大の上下幅部分 )の上下幅と係止型挿入部11の首部の上下幅の和が、並びに密嵌型挿入部15 の基端(最大の上下幅部分)の上下幅と係止型挿入部12の首部の上下幅の和が 、係合孔7の上下長さと一致するか、あるいは若干大きく寸法設定している。
【0028】 そして、本実施例においても、各部材を組立てる手順は前記同様であるが、先 ず、上段板材8の係止型挿入部11を上板材5の係合孔7に挿入するとともに、 中段板材9の係止型挿入部12を下板材6の係合孔7に挿入し、各係止型挿入部 11,12で係合孔7の上部を係止した状態にする。それから、その状態のまま 前記中段板材9の密嵌型挿入部13を前記上板材5の係合孔7の下部に挿入し、 その挿入動作に伴って傾斜面13cが当該係合孔7の下端を摺動することで前記 係止型挿入部11を押し上げ、該係止型挿入部11を当該係合孔7の上端に圧接 し且つ突起11aを係合孔7の外側の孔縁に係止して抜止め状態で固定する。そ の後、下段板材10の密嵌型挿入部15を前記下板材6の係合孔7の下部に挿入 し、その挿入動作に伴って傾斜面15cが当該係合孔7の下端を摺動することで 前記係止型挿入部12を押し上げ、該係止型挿入部12を当該係合孔7の上端に 圧接し且つ突起12aを係合孔7の外側の孔縁に係止して抜止め状態で固定する 。その他の組立作業は、前記同様であるのでその説明は省略する。
【0029】 ところで、前述の実施例に示したものより更に深いプランターを構成すること が簡単にできる。それには、前記上板材5又は下板材6と同一のものを2枚と、 前記中段板材9と同一のものを2枚と、更に前記楔4を2個とを1セットとして 追加することによって、何ら設計変更することなく、追加セット数だけ(8cm ×セット数)深いプランターを組立てることができる。
【0030】 そして、本考案のプランターの内部に土壌材を充填して使用する場合には、各 木製部材の腐食を防止又は腐食の進行を遅らせる意味で、各木製部材を防腐処理 しておくことも好ましい。また、各木製部材の表面のみを焼いて軽く炭化させれ ば、防腐効果と、木目を際立たせて視覚上の効果とを備える。
【0031】 図1に示したプランターは平面視長方形のものであるが、図8に示したように 平面視正方形のプランターを作ることも可能である。図8のプランターの構造は 、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
【0032】 本考案は、組立式木製プランターではあるが、他の用途としては、室内で飼っ ている犬や猫等のペットの寝床としても、また内部に砂等を充填してペットのト イレとしても利用できるものである。
【0033】 また、図9には、本考案のプランターを複数個組み合わせて使用する一例を示 し、図示したものは三つのプランターA,B,Cを使用し、設置面に二つのプラ ンターA,Bを間隔を隔てて載置した上に、もう一つのプランターCを積段した ものである。プランターCの両脚台18,18は、それぞれプランターA,Bの 対向する第一側面構成材1,1(上板材5,5)の間であって第二側面構成材2 (上段板材8)の内側に位置させて、横ずれしないように積段している。更に、 多数個のプランターを組み合わせて使用することも可能である。また、発芽する 前であれば、二つのプランターを上下に位置を若干ずらせて積段することも可能 であり、その場合には省スペース化が図れる。
【0034】
【考案の効果】
以上にしてなる本考案の組立式木製プランターは、安価な廃材や間伐材等の幅 の狭い木材を利用して製造することができ、購入者が釘を使わずに楽しみながら 簡単に組立てることができ、しかも木材特有の触覚上及び視覚上において温かみ を有するとともに、植物との相性が良く且つ廃棄処分しても自然破壊を引き起こ すことがないものである。
【0035】 また、第二側面構成材を構成する下段板材の下端は、下板材の下端よりも下方 へ延ばせて脚台となしたことにより、プランターを設置面に載置する場合に安定 性が良いとともに、底面構成材(底面材)と設置面に適当な空間が形成されるの で通気性が良くなる。また、第二側面構成材の上部に添えた手に誤って体重が加 わっても、第二側面構成材の上端を誤って踏んでも、当該第二側面構成材の垂直 延長上に脚台が位置するので、プランターが不意に転倒する恐れが少ない。
【0036】 また、中段板材を介して第一側面構成材を構成する複数の板材(上板材又は下 板材)を連結するので、幅の狭い木材を用いても所望の深さのプランターを構成 できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の組立式木製プランターの完成状態の全
体斜視図である。
【図2】本考案の組立式木製プランターの第1実施例を
示す分解斜視図である。
【図3】同じく組立状態を一部断面で示した省略斜視図
である。
【図4】同じく要部の縦断面図である。
【図5】本考案の組立式木製プランターの第2実施例を
示す分解斜視図である。
【図6】同じく組立状態を一部断面で示した省略斜視図
である。
【図7】同じく要部の縦断面図である。
【図8】本考案の変形例を示す完成状態の全体斜視図で
ある。
【図9】本考案のプランターを三つ用いて組合せた使用
例を示す簡略正面図である。
【符号の説明】
1 第一側面構成材 2 第二側面構成材 3 底面構成材 4 楔 5 上板材 6 下板材 7 係合孔 8 上段板材 9 中段板材 10 下段板材 11 係止型挿入部 11a 突起 12 係止型挿入部 12a 突起 13 密嵌型挿入部 13a 水平面 13b 水平面 13c 傾斜面 14 遊嵌型挿入部 15 密嵌型挿入部 15a 水平面 15b 水平面 15c 傾斜面 16 遊嵌型挿入部 17 凹溝 18 脚台 19 底面材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ木材で作製された一対の第一側
    面構成材と、一対の第二側面構成材と、底面構成材とよ
    りなり、第一側面構成材の両端部に開設した係合孔に、
    第二側面構成材の両端部に突設した挿入部を嵌合し且つ
    楔を係合孔に打ち込んで枠組み形成するとともに、相対
    向した一対の第二側面構成材の下部又は相対向した一対
    の第一側面構成材の下部又は第一側面構成材と第二側面
    構成材の全ての側面構成材の下部に設けた凹溝内に、底
    面構成材の端部を嵌合支持し、前記第二側面構成材の下
    端を第一側面構成材の下端よりも下方に突出させて脚台
    としてなることを特徴とする組立式木製プランター。
  2. 【請求項2】 前記第一側面構成材を上下幅が狭く長尺
    の上板材と下板材の2枚で構成し、前記第二側面構成材
    を互いに接合可能な上段板材と中段板材と下段板材の3
    枚で構成し、前記上板材と下板材とは同形で両端部にそ
    れぞれ係合孔を形成したものであり、前記上段板材は両
    端下縁に沿って上板材の係合孔内の上部に抜止め嵌合可
    能な係止型挿入部を突設し、前記中段板材は両端下縁に
    沿って下板材の係合孔内の上部に抜止め嵌合可能な係止
    型挿入部を突設し且つ一端上縁に沿って上板材の係合孔
    内の下部に密嵌する密嵌型挿入部と他端上縁に沿って上
    板材の係合孔内の下部に遊挿する遊嵌型挿入部とを突設
    し、前記下段板材は一端上縁に沿って下板材の係合孔内
    の下部に密嵌する密嵌型挿入部と他端上縁に沿って下板
    材の係合孔内の下部に遊挿する遊嵌型挿入部とを突設す
    るとともに、内側面に前記凹溝を形成し、その下方を前
    記脚台としたものであり、前記楔は前記上段板材の係止
    型挿入部と中段板材の遊嵌型挿入部を上板材の係合孔に
    挿入し、中段板材の係止型挿入部と下段板材の遊嵌型挿
    入部を下板材の係合孔に挿入した状態で、該遊嵌型挿入
    部と係合孔内の下端間に密嵌するものである請求項1記
    載の組立式木製プランター。
  3. 【請求項3】 前記係止型挿入部は、前記係合孔を貫通
    する長さを有し、その貫通した先端部上側に係合孔の上
    端孔縁に係止する上向き突起を形成したものである請求
    項2記載の組立式木製プランター。
  4. 【請求項4】 前記密嵌型挿入部は、前記係止型挿入部
    の下縁に沿って係合孔内の下部に密嵌し、該係止型挿入
    部を係合孔の上端に当接した抜止め嵌合状態を維持すべ
    く、上面を水平面とし、下面を水平面とした平行楔状の
    ものである請求項2又は3記載の組立式木製プランタ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記密嵌型挿入部は、前記係止型挿入部
    の下縁に沿って係合孔内の下部に密嵌し、該係止型挿入
    部を押し上げて抜止め嵌合状態を維持すべく、上面を水
    平面とし、下面を傾斜面とした先細楔状のものである請
    求項2又は3記載の組立式木製プランター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10174525A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Nippon Funen Kk 植木鉢
JPH119105A (ja) * 1997-06-23 1999-01-19 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 緑化ユニット
JP2018074956A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 東都興業株式会社 水耕栽培装置

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