JP2018074818A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】カレントトランスを電流検知用として使用しつつ、カレントトランスのインダクンタス成分を使って、二次側ダイオードのリカバリサージ電圧を抑制するDC−DCコンバータを得る。【解決手段】トランス4と直列に電流を検知するカレントトランス3を接続することにより、カレントトランス3のインダクタ成分で半導体スイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4のスイッチング時のdi/dtを抑制すると共に、第1の整流ダイオード5、第2の整流ダイオード6のリカバリ電流に起因するサージのエネルギーを第1のサージ抑制ダイオード1および第2のサージ抑制ダイオード2によりバイパスする。【選択図】図1

Description

この発明は、DC−DCコンバータに関し、特には高電圧から低電圧へ降圧して大きな電力を伝送する絶縁型のDC−DCコンバータに関するものである。
近年においては、環境にやさしい自動車として電気自動車やハイブリッド自動車が開発されている。このような自動車は、従来の自動車同様に制御回路を動作させる補機用電池に加え、その電力により走行モータを動作させる駆動用電池を有している。このため、補機用電池に加えて駆動用電池を充電する必要がある。例えば、電気自動車の電動モータに電力を供給するための駆動用電池から補機用電池の充電を行うために必要な直流変換装置として絶縁降圧型のDC−DCコンバータ(以下、降圧コンバータ)がある。
カーメーカーから降圧コンバータの小型化・低コスト化が望まれており、降圧コンバータの小型化、低コスト化のためには、トランス、リアクトル等の磁性部品の小型化が必須であり、スイッチング周波数の高周波化が望まれる。しかしながら、高周波駆動に伴い、ダイオードのリカバリ損失の増大、サージ電圧の増大等の問題が生じる。このため、素子の耐圧増加、損失増加、および電磁的な不干渉性および耐性、即ちEMC(Electro-Magnetic Compatibility)の悪化が懸念され、降圧コンバータの二次側整流回路に発生するサージ電圧を抑制することが求められる。
そこで、従来技術として、例えば国際公開WO2007/000830号公報(特許文献1)に開示されているように、絶縁トランスと、この絶縁トランスの一次巻線に直列接続されたゼロ電圧スイッチング用の共振コイルを備え、位相シフト制御で駆動されるフルブリッジ方式のスイッチング回路において、第1および第2の回生ダイオードを、絶縁トランスと共振コイルとの間に接続することによりサージ電圧を抑制するDC−DCコンバータが知られている。
国際公開第WO2007/000830号
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術は位相シフト制御が前提であるため、共振リアクトルが必要となり、ハードスイッチング構成でこの回路を適用すると、共振リアクトル分のコスト、サイズが増加する。また、コンバータ回路には過電流保護のため、電流検知用のセンサ回路が必要であり、一次側の電流センサにカレントトランスを使用する場合は、カレントトランスのインダクタンス成分を考慮する必要がある。
例えば、カレントトランスをフルブリッジ回路の前段に設ける場合は、スイッチング素子のターンオフ時にカレントトランスのインダクタンス成分によるサージ電圧が発生することになり、上記特許文献1に開示された従来技術の回路においてもこのサージ電圧を考慮しなければならない。このため、高周波化に伴い、カレントトランスによるサージ電圧が無視できなくなり、1次側素子の高耐圧化が必要になり、コストが増大する。一方、カレントトランス以外の方法として、ホール式の素子タイプの電流センサが考えられるが高価である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、カレントトランスを電流検知用として使用しつつ、カレントトランスのインダクンタス成分を使って、二次側ダイオードのリカバリサージ電圧を抑制するDC−DCコンバータを得ることを目的とするものである。
この発明に係るDC/DCコンバータは、入力電源と、一次巻線および二次巻線を備えた絶縁トランスと、上記一次巻線に直列に接続され、電流を検知するカレントトランスと、上記一次巻線と上記カレントトランスとの直列回路に接続されたフルブリッジ方式の半導体スイッチング回路と、上記二次巻線に接続された整流回路と、を有するDC−DCコンバータにおいて、
上記DC−DCコンバータは、上記一次巻線に接続された第1のサージ抑制ダイオードと第2のサージ抑制ダイオードとを備え、
上記カレントトランスと上記一次巻線との接続点に、上記第1のサージ抑制ダイオードのアノード端子と上記第2のサージ抑制ダイオードのカソード端子が接続され、
上記第1のサージ抑制ダイオードのカソード端子は、上記入力電源の正側に接続されると共に、上記第2のサージ抑制ダイオードのアノード端子は、上記入力電源の負側に接続されたことを特徴とする。
また、この発明に係るDC/DCコンバータは、入力電源と、一次巻線および二次巻線を備えた絶縁トランスと、上記一次巻線に直列に接続され、電流を検知するカレントトランスと、上記一次巻線と上記カレントトランスとの直列回路に接続された2つの半導体スイッチング素子を備えたハーフブリッジ方式の半導体スイッチング回路と、上記二次巻線に接続された整流回路と、を有するDC−DCコンバータにおいて、
上記DC−DCコンバータは、上記一次巻線に接続された第1のサージ抑制ダイオードと第2のサージ抑制ダイオードとを備え、
上記カレントトランスと上記一次巻線との接続点に、上記第1のサージ抑制ダイオードのアノード端子と上記第2のサージ抑制ダイオードのカソード端子が接続され、
上記第1のサージ抑制ダイオードのカソード端子は、上記入力電源の正側に接続されると共に、上記第2のサージ抑制ダイオードのアノード端子は、上記入力電源の負側に接続されたことを特徴とする。
この発明に係るDC/DCコンバータによれば、カレントトランスは電流検出機能を保ちつつ、サージ抑制機能を保有することができ、部品の簡素化が可能となり、その結果、より低損失で変換効率がよく、冷却装置などの放熱手段を簡素化できて小型化できるDC−DCコンバータを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係るDC−DCコンバータの概略構成図である。 この発明の実施の形態1に係るDC―DCコンバータの半導体スイッチング素子の動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るDC−DCコンバータの動作時における各電圧電流波形を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るDC−DCを説明するための、フルブリッジ構成の半導体スイッチング素子とコンデンサとダイオードとで構成された一般的なDC−DCコンバータの回路図である。 図4における各半導体スイッチング素子がオン/オフしているときの電流経路を示す説明図である。 図4における各半導体スイッチング素子がオン/オフしているときの電流経路を示す説明図である。 図4における各半導体スイッチング素子がオン/オフしているときの電流経路を示す説明図である。 図4における整流用ダイオードの電流および電圧の経時変化を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るDC−DCコンバータの各半導体スイッチング素子がオン/オフしているときの電流経路を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るDC−DCコンバータの整流用ダイオードの電流および電圧の経時変化を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るDC−DCコンバータの概略構成図である。 この発明の実施の形態2に係るDC―DCコンバータの半導体スイッチング素子の動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るDC−DCコンバータの各半導体スイッチング素子がオン/オフしているときの電流経路を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るDC−DCコンバータの変形例を示す概略構成図である。
以下、この発明に係るDC−DCコンバータの好適な実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面の説明においては、同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るDC−DCコンバータの概略構成図である。図1に示すように、実施の形態1に係るDC−DCコンバータは、入力電圧Vの電圧をDC−DCコンバータにより絶縁し、任意の出力電圧Vを出力する。電気自動車やハイブリッド自動車においては、入力側には駆動用電池が接続され、出力側には補機用電池が接続される。
DC−DCコンバータは、4つの半導体スイッチング素子(以下、スイッチング素子)Q1〜Q4と、2つのサージ抑制ダイオード、即ち、第1のサージ抑制ダイオード1および第2のサージ抑制ダイオード2と、電流を検知するカレントトランス3と、センタータップを有するトランス4と、2つの整流ダイオード、即ち、第1の整流ダイオード5および第2の整流ダイオード6と、平滑リアクトル7と、平滑コンデンサ8を備えて構成されている。
次に、制御回路部9には、信号線10a、10bにより、それぞれ入力電圧検出回路11、出力電圧検出回路12で検出された電圧が入力される。また、カレントトランス3は、巻数比が1:nで構成されており、2次側は制御回路部9に接続されており、電流情報を電圧情報として制御回路部9に出力する。制御部13は通信線14aにより、制御回路部9から入力電圧検出回路11、出力電圧検出回路12の電圧情報、カレントトランス3による電流情報を取得する。また、制御部13は通信線14bにより、制御回路部9に対して制御指令を出力する。制御回路部9は制御部13からの制御指令に基づいて、ゲート駆動信号線15a〜15dにより、スイッチング素子Q1〜Q4をそれぞれ所定のデッドタイムを挟んでオン・オフ制御する。
入力電圧Vの後段には、4つのスイッチング素子Q1〜Q4が接続されており、例えば、これらのスイッチング素子Q1〜Q4として、MOSFETを用いることができる。また、スイッチング素子Q1、Q3のドレインは、入力電圧Vの正側に接続され、スイ
ッチング素子Q2、Q4のソースは、入力電圧Vの負側に接続される。
トランス4の一次巻線の一端はカレントトランス3に接続され、他端はスイッチング素子Q1のソースとスイッチング素子Q2のドレインとの接続点に接続される。また、カレントトランス3の他端はスイッチング素子Q3のソースとスイッチング素子Q4のドレインとの接続点に接続される。
カレントトランス3とトランス4の接続点には、第1のサージ抑制ダイオード1のアノード端子が接続され、第1のサージ抑制ダイオード1のカソード端子は入力電圧Vの正側に接続される。また、カレントトランス3とトランス4との接続点には、第2のサージ抑制ダイオード2のカソード端子が接続され、第2のサージ抑制ダイオード2のアノード端子は入力電圧Vの負側に接続されている。
トランス4の二次側巻線に第1の整流ダイオード5と第2の整流ダイオード6を備えており、また、トランス4の二次側巻線に設けられた中間タップが出力電圧Vの負側に接続されている。トランス4の二次側巻線の両端には、それぞれ第1の整流ダイオード5、第2の整流ダイオード6のアノード端子が接続されている。また、第1の整流ダイオード5のカソード端子と第2の整流ダイオード6のカソード端子はそれぞれ接続されており、その接続点と出力電圧Vの正側が接続されている。
次に、実施の形態1に係るDC−DCコンバータの基本的な動作について、図2および図3を参照しながら説明する。なお、実施の形態1において例示するDC−DCコンバータは、一般的なフルブリッジ構成のDC−DCコンバータであり、スイッチング方式がハードスイッチング方式であるものを採用している。
図2は、実施の形態1に係るDC−DCコンバータのスイッチング素子Q1〜Q4の動作を示す説明図である。なお、図2中のTdcはスイッチング周期を示しており、tはデッドタイムを示している。
図2に示すように、スイッチング素子Q1、Q4をオンする場合、トランス4の一次側巻線(一次側)に流れる電流は、スイッチング素子Q1→トランス4(一次側)→カレントトランス3→スイッチング素子Q4の順に各経路を流れる。また、トランス4は、一次側から二次側に電力を伝達する。続いて、トランス4の二次側巻線(二次側)に流れる電流は、トランス4(二次側)→第2の整流ダイオード6→平滑リアクトル7の順に各経路を流れる。
同様に、スイッチング素子Q2、Q3をオンする場合、トランス4の一次側に流れる電流は、スイッチング素子Q3→カレントトランス3→トランス4(一次側)→スイッチング素子Q2の順に各経路を流れる。続いて、トランス4の二次側巻線に流れる電流は、トランス4(二次側)→第1の整流ダイオード5→平滑リアクトル7の順に各経路を流れる。
図3は、実施の形態1に係るDC−DCコンバータの動作時における各電圧電流波形を示す説明図である。ここで、図3中の記号を次のように定義する。
tr1:トランス4の一次側電圧
tr1:トランス4の一次側電流
tr2:トランス4の二次側電圧
out:平滑リアクトル7に流れる電流
次に、第1の整流ダイオード5、第2の整流ダイオード6のリカバリによるサージが発
生するメカニズムについて、図4〜図8を参照しながら説明する。
図4は、実施の形態1に係るDC−DCコンバータを説明するための一般的な従来のDC−DCコンバータの回路図であって、フルブリッジ構成のスイッチング素子Q1〜Q4と、第1の整流ダイオード5、第2の整流ダイオード6とで構成された回路図である。ここで、トランス4の漏れインダクタンス成分、配線のインダクタンス成分をまとめてリアクトル40としており、その他の図1と同一部分には同一符号を付している。
図5から図7は、図4におけるスイッチング素子Q1〜Q4がオン/オフしているときの電流経路を示す説明図である。また、図5(a)〜図7(e)は、図4におけるDC−DCコンバータの回路を流れる電流経路の経時変化を示す図であり、図8は、図4における第1の整流ダイオード5の電流(≒ID5)および電圧(≒VD5)の経時変化を示す説明図である。
時刻t0において、スイッチング素子Q2、Q3がオン、スイッチング素子Q1、Q4がオフであるとき、トランス8の一次側および二次側に流れる各電流の経路は、図5(a)に矢印で示す経路となる。
時刻t1において、スイッチング素子Q1〜Q4が全てオフになると、トランス4の一次側には電流が流れなくなる(実際は励磁電流などが流れるがここでは無視する)。
一方、トランス4の二次側には、平滑リアクトル7により直前(時刻t1以前)と同方向の電流が流れ続ける。これは、コイルで磁束の変化が発生すると、その磁束の変化を妨げるような方向に磁束が発生して誘導起電力が生じるというレンツの法則によるものであり、スイッチング素子Q1〜Q4が全てオフの瞬間においては、平滑リアクトル7は定電流源に相当する。また、スイッチング素子Q1〜Q4が全てオフであり、トランス4の一次側には電圧が発生しないので、トランス4の二次側にも電圧が発生しない。そのため、平滑リアクトル7を流れる電流の経路は、図5(b)に矢印で示す経路となる。
また、図8に示すように、時刻t=t1において、第1の整流ダイオード5の電流ID5(以下、電流ID5)の大きさがIであり、第1の整流ダイオード5の電圧VD5(以下、電圧VD5)の大きさがVである。
時刻t2において、スイッチング素子Q1、Q4がオンになったとき、トランス4の一次側に電圧が発生するので、トランス4の二次側にも電圧が発生しようとする。しかしながら、平滑リアクトル7を流れる電流は、第1の整流ダイオード5、第2の整流ダイオード6に流れている(図6(c)中の破線矢印に相当)ので、トランス4の二次側では事実上短絡されることになる。このような場合、トランス4の二次側に流れる電流の経路は、図6(c)に示す実線矢印の経路となる。なお、図6(c)において、時刻t2から時間が経過するに従って、第2の整流ダイオード6に流れる電流が徐々に増加していく一方、第1の整流ダイオード5に流れる電流が減少していく。
また、図8に示すように、時刻t2において、時刻t1と同様に、電流ID5の大きさがIであり、電圧VD5の大きさがVである。
時刻t2から時間が経過するに従って、第1の整流ダイオード5の電流が減少し、順方向電流が0A以下となった瞬間、第1の整流ダイオード5には、リカバリ電流(または逆回復電流)が流れる。そして、第1の整流ダイオード5に流れるリカバリ電流の経路は、図6(d)に実線矢印で示す経路となる。なお、第1の整流ダイオード5において、順バイアスが与えられているオン状態から、バイアス方向(極性)が変化して逆バイアスが与えられても、蓄積されたキャリアによって通電が可能な状態がある。
また、図8に示すように、時刻t2から時間が経過するに従って、電流ID5の大きさがIから減少していき、0となる。このような場合、リカバリ電流が流れるので、電流ID5の大きさが0となった時刻から時間が経過するに従って、この大きさが0から増加していき、時刻t3では最大となる。さらに、時刻t2から時間が経過するに従って、電圧VD5の大きさがVから減少していき、時刻t3では0となる。
このリカバリ電流は、トランス4の一次側にも流れる。ここで、第1の整流ダイオード5において、リカバリ動作過程では、蓄積されたキャリアが減少するにつれて、リカバリ電流が減少していき、最終的に流れなくなる。しかしながら、このリカバリ電流の減少率(=di/dt)とリアクトル40のインダクタンス成分(=L)によって、サージ電圧V(=L×di/dt)が発生する。このため、トランス電圧Vtr1には入力電圧(≒V)の電圧に加えこのサージ電圧Vが印加される。
:入力電圧
di/dt:整流ダイオードリカバリ電流の減少率
di’/dt:トランス4の一次側に流れる整流ダイオードリカバリ電流の減少率
N:トランス巻線比(N:1:1)
L:リアクトル40のインダクタンス成分
とすると、リカバリ発生時にトランス4の一次側に印加される電圧Vtr1は、次式(1)となる。
Figure 2018074818
このため、トランス4の2次側に発生する電圧はVtr2は、次式(2)となる。
Figure 2018074818
このとき、トランス4はセンタータップ構造のため、第1の整流ダイオード5はトランス2次側電圧の2倍の電圧が印加される。このため、第1の整流ダイオード5の電圧VD5は、次式(3)となる。
Figure 2018074818
トランス4の1次側電圧Vtr1にはリアクトル40のインダクタンス成分によるサージ電圧Vと、入力電圧の電圧Vを合計した合計電圧Vtr1(=V+V)が印加され、トランス4の2次側電圧Vtr2には、トランス4の一次側電圧を1/N倍した電圧が発生し、第1の整流ダイオード5にはトランス4の2次側電圧Vtr2の2倍の電圧が印加される。例えば、時刻t4において、第1の整流ダイオード5の両端には、図7(e)に示すように、サージ電圧Vと、平滑コンデンサ8の電圧(V/2)を2×1/N倍した電圧が発生する。
また、図8に示すように、時刻t3から時間が経過するに従って、電流ID5の大きさが減少していき、時刻t4以降で最終的に0となる。さらに、時刻t3から時間が経過するに従って、電圧VD5の大きさが0から増加していき、時刻t4ではサージ電圧Vの大きさが最大となるので、電圧VD5の大きさが最大となる。そして、時刻t4以降で電圧VD5の大きさが減少していき、最終的に入力電圧Vを2×1/N倍したものと同等となる。以上がサージ発生のメカニズムである。
このように、DC−DCコンバータの第1の整流ダイオード5、第2の整流ダイオード6には、過大なサージ電圧が発生するので、一般的には、サージ電圧を抑制する回路が必要となる。しかしながら、スナバ回路を使用すると抵抗による発熱のため効率が悪化する。また、前述したように、従来技術に記載されているように、別途共振用スナバ回路を設けることは高コストである。
そこで、図1に示すように、実施の形態1に係るDC−DCコンバータにおいては、電流を検知するカレントトランス3をトランス4と直列に挿入することで、カレントトランス3の一次側(主回路側)の励磁インダクタンス成分を使用し、スイッチング素子Q1、Q4とスイッチング素子Q2、Q3のターンオフ、ターンオン時のトランス電流の変化を緩やかにしている。そして、第1の整流ダイオード5および第2の整流ダイオード6のリカバリ電流により発生するカレントトランス3のサージ電圧は、カレントトランス3とトランス4との接続箇所に挿入した第1のサージ抑制ダイオード1および第2のサージ抑制ダイオード2によってサージを抑制し、防止している。
次に、実施の形態1に係るDC−DCコンバータにおいて、サージが抑制されるメカニズムについて、図9を参照しながら説明する。
図9は、実施の形態1に係るDC−DCコンバータのスイッチング素子Q2、Q3、またはQ1、Q4がオン/オフしているときの電流経路を示す説明図である。また、図9(a)、図9(b)は、DC−DCコンバータの回路を流れる電流経路の経時変化を示す図である。
図9(a)は、スイッチング素子Q2、Q3がオン、スイッチング素子Q1、Q4がオフになったときの電流経路を図示したものである。上記で説明したとおり、スイッチング素子Q2、Q3がオンになり、第2の整流ダイオード6にはリカバリ電流が流れるが、カレントトランス3のインダクタンス成分により、リカバリ電流の減少率(=di/dt)は抑制される。一方、抑制されたリカバリ電流の減少率(=di/dt)とカレントトランス3のインダクタンス成分(=L)によりサージ電圧Vが発生するが、発生したサージ電圧Vが第1のサージ抑制ダイオード1の電圧Vを上回ったとき、第1のサージ抑制ダイオード1がオンする。つまり、カレントトランス3のサージ電圧はV>Vである期間は、常に、カレントトランス3→第1のサージ抑制ダイオード1→スイッチング素子Q3を流れる電流経路(図9(a)の破線矢印)が存在する。このため、トランス4の1次側電圧には入力電圧Vの直流電圧しか印加されないため、トランス4の二次側電圧にはサージは発生しない。
また、図9(b)は、スイッチング素子Q1、Q4がオン、スイッチング素子Q2、Q3がオフになったときの電流経路を図示したものである。カレントトランス3にサージ電圧が発生すると、第2のサージ抑制ダイオード2がオンする。つまり、カレントトランス3のサージ電圧はV>Vである期間は、常に、カレントトランス3→スイッチング素子Q4→第2のサージ抑制ダイオード2の経路で電流が流れる(図9(b)の破線矢印)。このときも、トランス4の1次側には入力電圧Vの直流電圧しか印加されないため、トランス4の二次側電圧にはサージは発生しない。従って、図10に示すように、第1の整流ダイオード5の電流ID5、電圧VD5は、実線で示すような経時変化特性が得られる。
以上から、実施の形態1に係るDC−DCコンバータは、低コストで特別なスナバ回路を必要とせず、カレントトランス3のインダクタンス成分と第1のサージ抑制ダイオード1および第2のサージ抑制ダイオード2を設けることで、電流検出の機能とサージ抑制機能を保有する。
なお、上記実施の形態1では、カレントトランス3はスイッチング素子Q3とQ4の接続点と、トランス4の間に挿入されているが、これに限られるものではなく、例えば、スイッチング素子Q1とQ2の接続点と、トランス4の間に挿入されても良い。
また、上記実施の形態1では、スイッチング方式はハードスイッチングとしたが、これに限るものではなく、ソフトスイッチング方式、例えば位相シフト制御でもよく、この場合、同様の効果を奏するだけでなく、ソフトスイッチングに必要な共振リアクトルをカレントトランス3の励磁インダクタンス成分で補うことが可能となる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るDC−DCコンバータについて説明する。
図11は、実施の形態2に係るDC−DCコンバータの概略構成図である。図11に示すように、実施の形態2のDC−DCコンバータは、2つのスイッチング素子と、2つのコンデンサを使用したハーフブリッジ構成のDC−DCコンバータである。この構成により、能動素子であるスイッチング素子の数を少なくすることができ、低コスト、小型化に繋がる。
実施の形態2に係るDC−DCコンバータは、2つのコンデンサ、即ち、第1のコンデンサ90および第2のコンデンサ91と、2つのスイッチング素子Q3およびQ4と、2つのサージ抑制ダイオード、即ち、第1のサージ抑制ダイオード1および第2のサージ抑制ダイオード2と、電流を検知するカレントトランス3と、センタータップを有するトランス4と、2つの整流ダイオード、即ち、第1の整流ダイオード5および第2の整流ダイオード6と、平滑リアクトル7と、平滑コンデンサ8を備えて構成されている。
次に、制御回路部9には、信号線10a、10bにより、それぞれ入力電圧検出回路11、出力電圧検出回路12で検出された電圧が入力される。また、カレントトランス3は巻数比が1:nで構成されており、2次側は制御回路部9に接続され、電流情報を電圧情報として制御回路部9に出力する。制御部13は通信線14aにより、制御回路部9から入力電圧検出回路11、出力電圧検出回路12の電圧情報、カレントトランス3による電流情報を取得する。また、制御部13は通信線14bにより、制御回路部9に対して制御指令を出力する。制御回路部9は制御部13からの制御指令に基づいて、ゲート駆動信号線15c、15dにより、スイッチング素子Q3、Q4をそれぞれ所定のデッドタイムを挟んでオン・オフ制御する。
入力電圧Vの後段には、2つのスイッチング素子Q3、Q4が接続されており、例えば、これらのスイッチング素子Q3、Q4として、MOSFETを用いることができる。また、スイッチング素子Q3のドレインは入力電圧Vの正側に接続され、スイッチング素子Q4のソースは入力電圧Vの負側に接続されている。同様に、入力電圧Vの後段には、第1のコンデンサ90、第2のコンデンサ91が接続されており、第1のコンデンサ90の一端は入力電圧Vの正側に接続され、第2のコンデンサ91の一端は入力電圧Vの負側に接続されている。
トランス4の一次巻線の一端はカレントトランス3に接続され、他端は第1のコンデンサ90と第2のコンデンサ91との接続点に接続されている。また、カレントトランス3の他端はスイッチング素子Q3のソースとスイッチング素子Q4のドレインとの接続点に接続されている。
カレントトランス3とトランス4の接続点には、第1のサージ抑制ダイオード1のアノード端子が接続され、第1のサージ抑制ダイオード1のカソード端子は入力電圧Vの正側に接続されている。一方、カレントトランス3とトランス4との接続点には、第2のサージ抑制ダイオード2のカソード端子が接続され、第2のサージ抑制ダイオード2のアノード端子は入力電圧Vの負側に接続されている。
次に、実施の形態2に係るDC−DCコンバータの基本的な動作について、図12および図13を参照しながら説明する。なお、実施の形態2において例示するDC−DCコンバータは、一般的なハーフブリッジ構成のDC−DCコンバータであり、スイッチング方式がハードスイッチング方式であるものを採用している。
図12は、実施の形態2に係るDC/DCコンバータのスイッチング素子の動作を示す説明図である。図12に示すように、スイッチング素子Q3をオンする場合、トランス4の一次側巻線(一次側)に流れる電流は、第1のコンデンサ90→スイッチング素子Q3→カレントトランス3→トランス4(一次側)→第1のコンデンサ90の順に各経路を流れる。また、トランス4は、一次側から二次側に電力を伝達する。続いて、トランス4の二次側巻線(二次側)に流れる電流は、トランス4(二次側)→第1の整流ダイオード5→平滑リアクトル7の順に各経路を流れる。
また、スイッチング素子Q4をオンする場合、トランス4の一次側に流れる電流は、第2のコンデンサ91→トランス4→カレントトランス3→スイッチング素子Q4→第2のコンデンサ91の順に各経路を流れる。続いて、トランス4の二次側巻線に流れる電流は、トランス4(二次側)→第2の整流ダイオード6→平滑リアクトル7の順に各経路を流れる。
次に、実施の形態2に係るDC−DCコンバータにおいて、サージが抑制されるメカニズムについて、図13を参照しながら説明する。図13は、実施の形態2に係るDC−DCコンバータのスイッチング素子Q3、Q4がオン/オフしているときの電流経路を示す説明図である。また、図13(a)、図13(b)は、DC−DCコンバータの回路を流れる電流経路の経時変化を示す図である。
図13(a)はスイッチング素子Q3がオン、スイッチング素子Q4がオフになったときの電流経路を図示したものである。上記で説明したとおり、スイッチング素子Q3がオンになり、第2の整流ダイオード6にはリカバリ電流が流れるが、カレントトランス3のインダクタンス成分によりこのリカバリ電流の減少率(=di/dt)は抑制される。一方、抑制されたリカバリ電流の減少率(=di/dt)とカレントトランス3のインダクタンス成分(=L)によりサージ電圧Vが発生するが、発生したサージ電圧Vが第1
のサージ抑制ダイオード1の電圧Vを上回ったとき、第1のサージ抑制ダイオード1がオンする。つまり、カレントトランス3のサージ電圧はV>Vである期間は、常に、カレントトランス3→第1のサージ抑制ダイオード1→スイッチング素子Q3を流れる電流経路(図13(a)の破線)が存在する。このため、トランス4の1次側には第1のコンデンサ90の直流電圧しか印加されないため、トランス4の二次側電圧にはサージは発生しない。
また、図13(b)は、スイッチング素子Q4がオン、スイッチング素子Q3がオフになったときの電流経路を図示したものである。カレントトランス3にサージ電圧が発生すると、第2のサージ抑制ダイオード2がオンする。つまり、カレントトランス3のサージ電圧はV>Vである期間は、常に、カレントトランス3→スイッチング素子Q4→第2のサージ抑制ダイオード2の経路で電流が流れる(図13(b)の破線矢印)。このときも、トランス4の1次側には第2のコンデンサ91の直流電圧しか印加されないため、トランス4の二次側電圧にはサージは発生しない。従って、実施の形態1で説明した図10に示すように、第1の整流ダイオード5の電流ID5、電圧VD5は、実線矢印で示すような経時変化特性が得られ、リカバリによるサージ電圧は抑制される。
実施の形態2に係るDC−DCコンバータは、カレントトランス3の一端は、スイッチング素子Q3のソースとスイッチング素子Q4のドレインとの接続点に繋がっており、他端はトランス4に接続されているが、カレントトランス3の一端を第1のコンデンサ90、第2のコンデンサ91の接続点に繋げることはできない。これは、スイッチング素子Q3あるいはQ4がオンしたときに、カレントトランス3のサージ電圧Vが第1のコンデンサ90あるいは第2のコンデンサ91の電圧(≒V/2)+ダイオードの電圧Vを上回るまで、第1のサージ抑制ダイオード1あるいは第2のサージ抑制ダイオード2はオンしないため、少なくとも第1のコンデンサ90あるいは第2のコンデンサ91の電圧までのサージ電圧がトランス4に印加されてしまう。つまり、実施の形態2のハーフブリッジ構成では、カレントトランス3の挿入箇所はスイッチング素子Q3とQ4の接続点と、トランス4の間に接続される必要がある。
以上から、実施の形態2に係るDC−DCコンバータは、実施の形態1と同等の効果を奏するだけでなく、スイッチング素子の数を減らせるため、駆動回路を削減でき、より低コスト、小型化を図ることができる。
上記実施の形態2では、ハーフブリッジ構成としてスイッチング素子とコンデンサをそれぞれ二つずつ使用した構成としているが、これに限るものではなく、例えば図14に示すように、トランス4に直列にコンデンサ120を挿入する構成にしてもよい。図14の構成にすることで同様のサージ抑制効果を奏するだけでなく、部品点数を削減できる。
上記各実施の形態において、トランス4の二次巻線の中間タップが出力電圧Vの負側に接続され、トランス4の二次側巻線の両端にはそれぞれ第1の整流ダイオード5、第2の整流ダイオード6のアノード端子が接続されているが、これに限るものではなく。中間タップが出力電圧Vの正側に接続され、トランス4の二次側巻線の両端にそれぞれ第1の整流ダイオード5、第2の整流ダイオード6のカソード端子が接続されている構成でもよい。第1の整流ダイオード5のアノード端子と第2の整流ダイオード6のアノード端子はそれぞれ接続されており、その接続点と出力電圧Vの負側が接続される。
上記各実施の形態において、DC−DCコンバータに使用する半導体スイッチング素子はシリコン(Si)半導体から成るスイッチング素子に限るものではなく、例えば、半導体スイッチング素子は、Si半導体よりもバンドギャップが広い非Si半導体材料から成るものでもよい。非Si半導体材料であるワイドバンドギャップ半導体としては、例えば
、炭化珪素、窒化ガリウム系材料、またはダイヤモンドがある。
ワイドバンドギャップ半導体から成るスイッチング素子は、Si半導体ではユニポーラ動作が困難な高電圧領域で使用可能であり、スイッチング時に発生するスイッチング損失を大きく低減でき、電力損失の大きな低減が可能になる。また、電力損失が小さく、耐熱性も高いため、冷却部を備えてパワーモジュールを構成した場合、ヒートシンクの放熱フィンの小型化や、水冷部の空冷化が可能であるので、半導体モジュールの一層の小型化が可能になる。
また、ワイドバンドギャップ半導体から成るスイッチング素子は、高周波スイッチング動作に適しており、高周波化の要求が大きいコンバータ回路に適用すると、スイッチング周波数の高周波化によって、コンバータ回路に接続されるリアクトルやコンデンサなどを小型化することもできる。よって、上記各実施の形態における半導体スイッチング素子は、炭化珪素などワイドギャップ半導体から成るスイッチング素子となる場合にも、同様な効果が得られる。
また、ワイドギャップ半導体のなかでも窒化ガリウム系を材料としたトランジスタ、例えばGAN−HEMTの場合、ドレイン・ソース間の寄生容量(一般的にCossと呼ばれている)は、Si半導体に比べ十分小さく、これを使用することで確保するデッドタイムを短縮でき、引いては実効デューティの改善、高周波化に繋がる。
GAN−HEMTを使用することでスイッチング周波数が上がり、磁性部品の小型化が図られる。一方で、高周波駆動によりスイッチング時の電流の立ち上がり、立下り速度(≒di/dt)が急峻になりサージ電圧が増大するため、素子の高耐圧化、スナバ回路の追加が必要とされる。しかし、上記各実施の形態では、トランス4と直列にカレントトランス3を挿入することで、半導体スイッチング素子のドレイン・ソース間に流れる電流の立ち上がりは高速化する一方、カレントトランス3のインダクタンス成分により、トランス4に流れる電流の立ち上がり、立下り速度(≒di/dt)が緩和される。
このため、従来は半導体スイッチング素子の高周波化、高速化に伴うサージ電圧の増加が懸念されていたが、上記各実施の形態では、半導体スイッチング素子は高速スイッチングによりスイッチング損失を低減できる一方、トランス側の電流はカレントトランス3のインダクタンス成分により抑制されるため、サージ電圧は増加しない。また、カレントトランス3のインダクタンス成分によるサージ電圧は第1のサージ抑制ダイオード1、第2のサージ抑制ダイオード2によりトランス4に印加されることを防ぐことが可能となる。
以上、この発明の実施の形態1及び2について説明したが、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することができる。
1 第1のサージ抑制ダイオード、2 第2のサージ抑制ダイオード、3 カレントトランス、4 トランス、5 第1の整流ダイオード、6 第2の整流ダイオード、7 平滑リアクトル、8 平滑コンデンサ、9 制御回路部、10a、10b 信号線、11 入力電圧検出回路、12 出力電圧検出回路、13 制御部、14a14b 通信線、15a、15b、15c、15d ゲート駆動信号線、40 リアクトル、90 第1のコンデンサ、91 第2のコンデンサ、120 コンデンサ、Q1、Q2、Q3、Q4 半導体スイッチング素子、V 入力電圧、V 出力電圧
また、この発明に係るDC/DCコンバータは、入力電源と、一次巻線および二次巻線を備えたトランスと、上記一次巻線に直列に接続され、電流を検知するカレントトランスと、上記一次巻線と上記カレントトランスとの直列回路に接続された2つの半導体スイッチング素子を備えたハーフブリッジ方式の半導体スイッチング回路と、上記二次巻線に接続された整流回路と、を有するDC−DCコンバータにおいて、
上記DC−DCコンバータは、上記一次巻線に接続された第1のサージ抑制ダイオードと第2のサージ抑制ダイオードとを備えると共に、上記カレントトランスの一端は上記2つの半導体スイッチング素子の間に接続され、他端が上記一次巻線に接続され、
上記カレントトランスと上記一次巻線との接続点に、上記第1のサージ抑制ダイオードのアノード端子と上記第2のサージ抑制ダイオードのカソード端子が接続され、
上記第1のサージ抑制ダイオードのカソード端子は、上記入力電源の正側に接続されると共に、上記第2のサージ抑制ダイオードのアノード端子は、上記入力電源の負側に接続されたことを特徴とする。

Claims (7)

  1. 入力電源と、一次巻線および二次巻線を備えたトランスと、上記一次巻線に直列に接続され、電流を検知するカレントトランスと、上記一次巻線と上記カレントトランスとの直列回路に接続されたフルブリッジ方式の半導体スイッチング回路と、上記二次巻線に接続された整流回路と、を有するDC−DCコンバータにおいて、
    上記DC−DCコンバータは、上記一次巻線に接続された第1のサージ抑制ダイオードと第2のサージ抑制ダイオードとを備え、
    上記カレントトランスと上記一次巻線との接続点に、上記第1のサージ抑制ダイオードのアノード端子と上記第2のサージ抑制ダイオードのカソード端子が接続され、
    上記第1のサージ抑制ダイオードのカソード端子は、上記入力電源の正側に接続されると共に、上記第2のサージ抑制ダイオードのアノード端子は、上記入力電源の負側に接続されたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 上記DC−DCコンバータは、位相シフト制御で駆動されることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 入力電源と、一次巻線および二次巻線を備えたトランスと、上記一次巻線に直列に接続され、電流を検知するカレントトランスと、上記一次巻線と上記カレントトランスとの直列回路に接続された2つの半導体スイッチング素子を備えたハーフブリッジ方式の半導体スイッチング回路と、上記二次巻線に接続された整流回路と、を有するDC−DCコンバータにおいて、
    上記DC−DCコンバータは、上記一次巻線に接続された第1のサージ抑制ダイオードと第2のサージ抑制ダイオードとを備え、
    上記カレントトランスと上記一次巻線との接続点に、上記第1のサージ抑制ダイオードのアノード端子と上記第2のサージ抑制ダイオードのカソード端子が接続され、
    上記第1のサージ抑制ダイオードのカソード端子は、上記入力電源の正側に接続されると共に、上記第2のサージ抑制ダイオードのアノード端子は、上記入力電源の負側に接続されたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  4. 上記カレントトランスの一端は、上記2つの半導体スイッチング素子の間に接続され、上記カレントトランスの他端は、上記一次巻線に接続されたことを特徴とする請求項3に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 上記整流回路は、ダイオードからなる整流回路であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のDC−DCコンバータ。
  6. 上記整流回路は、上記二次巻線のセンタータップを出力の一端とし、上記二次巻線の両端に整流素子を接続してなるセンタータップ方式の整流回路であることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のDC−DCコンバータ。
  7. 上記半導体スイッチング回路を構成する半導体スイッチング素子は、炭化ケイ素、窒化ガリウム系材料を用いたワイドバンドギャップ半導体であることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のDC−DCコンバータ。
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