JP2018055968A - リチウムイオン電池及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで大型化、適切な電池容量の確保。【解決手段】第1極集電体7及び第2極集電体8は、それぞれ第1の方向に沿って所定間隔で周期的に形成され、第1の方向と異なる第2の方向に突出した複数の山部7a,8aを有する波形状断面を有する波形集電体であり、第1極集電体7及び第2極集電体8がそれぞれ有する複数の山部7a,8aは、セパレータ4を介して相対向する山部7a,8aと交互かつ平行に第1の方向に沿って所定間隔で配置され、第1極集電体7及び第2極集電体8それぞれの断面において、山部7a,8aの側面とこれに隣り合う山部7a,8aの側面までの最大間隔(△L)と山部7a,8aの頂点から山部7a,8aの底部までの最短距離(Lh)との比(△L:Lh)が1:1〜1:4であり、セパレータ4の厚さ(Ts)と第1極活物質層5又は第2極活物質層6の厚さ(Ta)の比(Ts:Ta)が1:100〜1:500である。【選択図】図2

Description

本発明は、第1極集電体、第1極活物質層、セパレータ、第2極活物質層及び第2極集電体が順に積層されてなるリチウムイオン電池及びその製造方法に関する。
リチウムイオン(二次)電池は、高容量で小型軽量な二次電池として、近年様々な用途に多用されている。一般的なリチウムイオン電池は、正極活物質及び電解液を含む正極電極組成物層を正極集電体の表面に形成した正極と、同様に負極活物質及び電解液を含む負極電極組成物層を負極集電体の表面に形成した負極とがセパレータを挾んで積層されてなる単電池が外装体たる容器に収納されて構成されている。
一方、大型の発電所で発電した電力の余剰分を一時的に蓄電することの可能な、定置用蓄電池が注目されている。このような定置用蓄電池に用いられる蓄電池(二次電池)については、例えばナトリウム・硫黄電池のような、様々な種類の電池が検討、実用化されている。
特表2015−524994号公報
しかしながら、従来のリチウムイオン電池を上述した定置用蓄電池に適用する場合、正極及び負極の膜厚が100μm程度のものが一般的であるので、リチウムイオン電池を多数組み合わせて大型化する必要があり、生産性が低くコストが嵩むという課題があった。また、このように多数のリチウムイオン電池を組み合わせて定置用蓄電池を構成した場合、膜厚が薄いために単位体積当たりの電池容量を増やすことが困難であった。
電池容量の増加を目的として、一方向に延びかつ対向する一対の電極バスから交互に略直方体状の正極及び負極を突出させ、これら正極及び負極の間にセパレータを配置したリチウムイオン電池が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この特許文献1に提案されているリチウムイオン電池においても、数百μmの膜厚を有しているため、大型化するためにはこのリチウムイオン電池を、上述の一方向に直交する方向に数多く積層したスタック構造にしており、従って、依然として上述の課題を解決するには至っていない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、低コストで大型化を可能にし、かつ適切な電池容量を確保することの可能なリチウムイオン電池及びその製造方法の提供を、その目的の一つとしている。
本発明は、第1極集電体、第1極活物質層、セパレータ、第2極活物質層及び第2極集電体が順に積層されてなるリチウムイオン電池に適用される。そして、第1極集電体及び第2極集電体を、それぞれ、第1の方向に沿って所定間隔で周期的に形成され、第1の方向と異なる第2の方向に突出した複数の山部を有する、波形状断面を有する波形集電体とし、第1極集電体及び第2極集電体がそれぞれ有する複数の山部を、セパレータを介して、相対向する山部と交互かつ平行に第1の方向に沿って所定間隔で配置し、第1極集電体及び第2極集電体のそれぞれの断面において、山部の側面とこれに隣り合う山部の側面までの最大間隔(△L)と山部の頂点から山部の底部までの最短距離(Lh)との比(△L:Lh)を1:1〜1:4とし、セパレータの厚さ(Ts)と第1極活物質層または第2極活物質層の厚さ(Ta)の比(Ts:Ta)を1:100〜1:500とすることにより、上述の課題の少なくとも一つを解決している。
さらに、第1極集電体及び第2極集電体を、それぞれ複数の山部を有する、波形状断面を有する波形集電体とすることによって、集電体と第1極活物質層及び第2極活物質層との接触面積が増加するために、集電体と活物質層との界面抵抗を低減でき、電池性能の向上にも寄与することができる。
また、第1極集電体及び第2極集電体がそれぞれ有する複数の山部を、セパレータを介して、相対向する山部と交互かつ平行に第1の方向に沿って所定間隔で配置することによって、平板状のセパレータを用いた場合に比べて第1極と第2極との界面の面積を増大することができるので、界面抵抗が小さくなり、平板状のセパレータを用いた場合に比べて電池性能が向上することができる。なお、第1極と第2極との界面の面積は、波状のセパレータを用いることによって増大することができるが、集電体が平板状であった場合には、セパレータと集電体との距離が不均等になるために活物質層での電気化学反応が不均一になるために電池が劣化し易くなるが、本発明においては、第1極集電体及び第2極集電体とセパレータとの距離が均等になるので、活物質層での電気化学反応が均一になり電池の耐久性に優れるという効果も有する。
ここで、第1極集電体及び第2極集電体のそれぞれが有する山部の上部が、第1の側面から頂点を経て第2の側面にかけて連続した曲面を有することが好ましい。
また、本発明は、第1極集電体、第1極活物質層、セパレータ、第2極活物質層及び第2極集電体が順に積層されてなるリチウムイオン電池の製造方法に適用される。そして、第1の方向に沿って所定間隔で周期的に、かつ第1の方向と異なる第2の方向に突出した複数の山部を有する波形状断面を有する第1極集電体及び第2極集電体を成形する集電体成形工程と、集電体成形工程により成形された第1極集電体及び第2極集電体の表面に沿って第1極電極組成物及び第2極電極組成物をそれぞれ成形する電極組成物成形工程と、電極組成物成形工程により成形された第1極電極組成物及び第2極電極組成物の少なくともいずれかの表面に沿ってセパレータを配置するセパレータ配置工程と、セパレータ配置工程により配置されたセパレータを介して第1極電極組成物と第2極集電体とを密着対向させる組立工程とを備えることにより、上述の課題の少なくとも一つを解決している。
ここで、第1極活物質層及び/又は第2極活物質層は、高分子化合物を含んでなる被覆層を有する電極活物質を含むことが好ましい。
本発明によれば、低コストで大型化を可能にし、かつ適切な電池容量を確保することの可能なリチウムイオン電池及びその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態であるリチウムイオン電池を示す一部破断斜視図である。 一実施形態であるリチウムイオン電池の一部を取り出して示す一部破断斜視図である。 本発明の一実施形態であるリチウムイオン電池の製造方法を示す工程図である。 一実施形態のリチウムイオン電池に用いられる集電体を示す断面図である。 一実施形態のリチウムイオン電池に用いられる集電体支持体を示す斜視図である。
(一実施形態)
図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態であるリチウムイオン電池について詳細を説明する。図1は本発明の一実施形態であるリチウムイオン電池を示す一部破断斜視図、図2は一実施形態であるリチウムイオン電池の一部を取り出して示す一部破断斜視図である。
これら図において、本実施形態のリチウムイオン電池Lは、外形略直方体状のリチウム二次単電池1と、このリチウム二次単電池1を収容する外装体たる筐体20とを備える。本実施形態のリチウムイオン電池Lは、長さ方向(図1においてX軸方向)には10m程度、厚さ方向(図1においてY軸方向)には10cm程度、高さ方向(図1においてZ軸方向)には1〜数m程度の大きさに形成されている。
ここで、本発明においてリチウム二次単電池1とは、正極電極活物質と電解液とを含む正極電極組成物層を正極集電体の表面に形成した正極と、負極電極活物質と電解液とを含む負極電極組成物層を負極集電体の表面に形成した負極とを有し、正極電極組成物と負極電極組成物とがセパレータを介して積層された構造を有し、電池容器、端子配置及び電子制御装置等を備えていない電池である(参考:日本工業規格JIS C8715-2「産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システム」)。なお、リチウム二次単電池1は単電池と略する場合がある。
単電池1は、図2に詳細を示すように、正極集電体(第1極集電体)7の表面に正極電極活物質と電解液とを含む略平板状の正極電極組成物層(第1電極組成物)5が形成された正極2と、同様に負極集電体(第2極集電体)8の表面に負極電極活物質と電解液とを含む略平板状の負極電極組成物層(第2極電極組成物)6が形成された負極3とが、セパレータ4を介して積層されて構成されている。
本実施形態の特徴である、正極集電体7及び負極集電体8の形状について、図2及び図4(a)を参照してより詳細に説明する。図4(a)は、本実施形態のリチウムイオン電池Lに用いられる正極集電体7及び負極集電体8を示す断面図である。本実施形態のリチウムイオン電池Lにおいて、正極集電体7及び負極集電体8の断面形状は略同一であるので、形状について説明する場合は代表して正極集電体7について説明を行う。
図2及び図4(a)に示すように、正極集電体7は、図2及び図4において第1の方向であるX軸に沿って所定間隔で周期的に形成され、X軸と異なる第2の方向、より詳細にはX軸と直交するY軸方向に突出した複数の山部7aを有する、波形状断面を有する波形集電体である。
より詳細には、図4(a)に最もよく示されるように、正極集電体7は、X軸方向に延在する、略平板状の基部7bと、X軸に沿って所定間隔で周期的に形成され、基部7bの一面からX軸と直交するY軸方向に突出した複数の山部7aとを備える。本実施形態の正極集電体7は、図2に最もよく示されるように、X軸及びY軸にそれぞれ直交する、正極集電体7の幅方向であるZ軸に沿って、図4(a)に示す断面形状を保ったまま延びて形成されている。
好ましくは、正極集電体7の山部7aの上部7cは、図4(a)において右側面7dである第1の側面から、山部7aの頂点7eを経て、図4(a)において左側面7fである第2の側面にかけて連続した曲面を有するように形成されている。本実施形態の正極集電体7は、さらに、右側面7dと基部7bの一面、及び左側面7fと基部7bの一面にかけても連続した曲面を有するように形成されている。
正極集電体7は、図4(a)に示すように、その断面において、山部7aの側面7d、7fとこれに隣り合う山部7aの側面7d、7fまでの最大間隔(△L)と、山部7aの頂点7eから山部7aの底部、すなわち基部7bの一面までの最短距離(Lh)との比(△L:Lh)が1:1〜1:4となるように形成されている。△Lに対するLhが1に満たないと、正極集電体7と負極集電体8との間隔が小さくなりすぎてしまうため、正極電極組成物層5及び負極電極組成物層6を構成する十分な厚さの活物質層を形成することが困難となり、必要な電池容量の維持が困難となる。また、△Lに対するLhが4を超えると、山部7aの側面7d、7fの厚みを厚くして正極集電体7、負極集電体8の強度を確保する必要があり、正極電極組成物層5及び負極電極組成物層6を構成する十分な厚さの活物質層を同様に形成することが困難となり、必要な電池容量の維持が困難となる。一例として、ΔLは2〜3cm程度、Lhは5〜8cm程度であることが好ましい。
本実施形態のリチウムイオン電池Lでは、図2に示すように、正極集電体7及び負極集電体8がそれぞれ有する複数の山部7a、8aは、セパレータ4を介して、相対向する山部7a、8aと交互かつ平行に第1の方向であるX軸に沿って所定間隔で配置されている。そして、これら正極集電体7及び負極集電体8の相対向する山部7a、8aの間に、正極電極組成物層5、セパレータ4及び負極電極組成物層6が順に積層されている。
正極集電体7とセパレータ4との間の間隔、及び、負極集電体8とセパレータ4との間の間隔は単電池1の容量に応じて調整され、これら正極集電体7、負極集電体8及びセパレータ4の位置関係は必要な間隔が得られるように定められている。
特に、本実施形態のリチウムイオン電池Lでは、セパレータ4の厚さ(Ts)と正極電極組成物層5または負極電極組成物層6の厚さ(Ta)の比(Ts:Ta)が1:100〜1:500とされている。
正極電極活物質は正極活物質粒子を含んでなり、正極活物質粒子としては、リチウムと遷移金属との複合酸化物(例えばLiCoO2、LiNiO2、LiMnO2、Li(Ni−Mn−Co)O及びLiMn24並びにこれらの遷移金属の一部が他の元素により置換されたもの)、遷移金属酸化物(例えばMnO2及びV25)、遷移金属硫化物(例えばMoS2及びTiS2)及び導電性高分子(例えばポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリ−p−フェニレン及びポリカルバゾール)等が挙げられる。これらは2種以上を併用してもよい。正極活物質粒子としては、容量及び出力特性等の観点から、リチウム−遷移金属複合酸化物が、好ましく用いられる。
また、負極電極活物質は負極活物質粒子を含んでなり、負極活物質粒子としては、黒鉛、難黒鉛化性炭素、アモルファス炭素、高分子化合物焼成体(例えばフェノール樹脂及びフラン樹脂等を焼成し炭素化したもの等)、コークス類(例えばピッチコークス、ニードルコークス及び石油コークス等)、炭素繊維、導電性高分子(例えばポリアセチレン及びポリキノリン等)、スズ、シリコン、及び金属合金(例えばリチウム−スズ合金、リチウム−シリコン合金、リチウム−アルミニウム合金及びリチウム−アルミニウム−マンガン合金等)並びにリチウムと遷移金属との複合酸化物(例えばLi4Ti512等)等が挙げられる。これらの負極活物質は、1種のみを単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
単電池1においては、正極活物質粒子及び負極活物質粒子は、耐久性等の観点から、表面の少なくとも一部が被覆用樹脂及び導電助剤を含む被覆剤で被覆されてなる被覆活物質粒子であることが好ましい。活物質粒子の周囲が被覆剤で被覆されていると、電極の体積変化が緩和され、電極の膨脹を抑制することができ、更に腕装着した際に生じる振動等による劣化を抑制することができる。なお、正極活物質粒子及び負極活物質粒子の表面に被覆剤が付着している状態は、SEM等を用いて得られた被覆活物質粒子の拡大観察画像を観察することで確認することができる。
被覆用樹脂としては、ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂及びポリカーボネート等が挙げられる。これらの中ではビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂又はポリアミド樹脂が好ましい。
導電助剤としては、導電性を有する材料から選択される。
導電性を有する材料としては、金属[アルミニウム、ステンレス(SUS)、銀、金、銅及びチタン等]、導電性カーボン[グラファイト、カーボンブラック、アセチレンブラック、バルカン(登録商標)、ケッチェンブラック(登録商標)、ブラックパール(登録商標)、ファーネスブラック、チャンネルブラック、サーマルランプブラック、カーボンナノチューブ(単層カーボンナノチューブ及び多層カーボンナノチューブ等)、カーボンナノホーン、カーボンナノバルーン、ハードカーボン及びフラーレン等]、及びこれらの混合物等が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
これらの導電助剤は1種単独で用いられてもよいし、2種以上併用してもよい。また、これらの合金又は金属酸化物が用いられてもよい。電気的安定性の観点から、好ましくはアルミニウム、ステンレス、カーボン、銀、金、銅、チタン及びこれらの混合物であり、より好ましくは銀、金、アルミニウム、ステンレス及びカーボンであり、更に好ましくはカーボンである。またこれらの導電助剤とは、粒子系セラミック材料や樹脂材料等の非導電性材料の周りに導電性材料(上記した導電助剤の材料のうち金属のもの)をメッキ等でコーティングしたものでもよい。
導電助剤の形状に特に制限はなく、球状、不定形状、繊維状、単一粒子状、凝集体及びこれらの組み合わせ等の形状を有するものを用いることができ、なかでも、導電性等の観点から、一次粒子径が5〜50nmの微粒子の凝集体であることが好ましい。導電助剤の形状は、SEM等を用いて得られた導電助剤の拡大観察画像を観察し視野にある粒子を計測することで得ることができる。
導電助剤としては、導電性繊維を用いることも可能である。導電性繊維としては、PAN系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維等の炭素繊維、合成繊維の中に導電性のよい金属や黒鉛を均一に分散させてなる導電性繊維、ステンレス鋼のような金属を繊維化した金属繊維、有機物繊維の表面を金属で被覆した導電性繊維、有機物繊維の表面を導電性物質を含む樹脂で被覆した導電性繊維等が挙げられる。これらの導電性繊維の中では炭素繊維が好ましい。
被覆活物質粒子は、例えば、活物質粒子を万能混合機に入れて30〜500rpmで撹拌した状態で、被覆用樹脂及び必要により用いる導電助剤を含む樹脂溶液を1〜90分かけて滴下混合し、更に必要により用いる導電助剤を混合し、撹拌したまま50〜200℃に昇温し、0.007〜0.04MPaまで減圧した後に10〜150分保持することにより得ることができる。被覆活物質粒子が得られたことは、走査型電子顕微鏡(SEMともいう)等を用いて得られた被覆活物質粒子の拡大観察画像を観察することで確認することができる。
電解液としては、リチウムイオン電池の製造に用いられる、電解質及び非水溶媒を含有する電解液を使用することができる。
電解質としては、通常の電解液に用いられているもの等が使用でき、例えば、LiPF6、LiBF4、LiSbF6、LiAsF6及びLiClO4等の無機酸のリチウム塩、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22及びLiC(CF3SO23等の有機酸のリチウム塩等が挙げられ、これらの電解質は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの内、電池出力及び充放電サイクル特性の観点から好ましいのはLiPF6である。
非水溶媒としては、通常の電解液に用いられているもの等が使用でき、例えば、ラクトン化合物、環状又は鎖状炭酸エステル、鎖状カルボン酸エステル、環状又は鎖状エーテル、リン酸エステル、ニトリル化合物、アミド化合物、スルホン、スルホラン等及びこれらの混合物を用いることができる。
本発明のリチウムイオン電池Lに用いる電解液としては、安全性の観点から、不燃性のイオン液体も好ましく用いることができる。なお、イオン液体とは、カチオンおよびアニオンのみから構成される塩であり、常温で液体である一連の化合物をいう。好ましいイオン液体の例としては、1−メチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N−メチル−N−プロピルピロリジウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドが挙げられる。
非水溶媒は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
非水溶媒の内、電池出力及び充放電サイクル特性の観点から好ましいのは、ラクトン化合物、環状炭酸エステル、鎖状炭酸エステル及びリン酸エステルであり、より好ましいのはラクトン化合物、環状炭酸エステル及び鎖状炭酸エステルであり、更に好ましいのは環状炭酸エステルと鎖状炭酸エステルの混合液である。特に好ましいのはプロピレンカーボネート(PC)、又はエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)の混合液である。
本発明において正極活物質層及び負極活物質層は、イオン抵抗を低減できる等の観点から、それぞれ前記の被覆活物質粒子と繊維状導電性物質を含むことが好ましい。繊維状導電性物質としては、前記の導電性繊維と同じものを用いることができ、なかでも炭素繊維が好ましい。
正極電極組成物層5及び負極電極組成物層6の厚さは、1〜5mm程度であることが好ましい。この厚さであると、単位体積あたりの活物質量が多くなり、蓄電容量が大きい電池とできる。
セパレータ4としては、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン(PVdF−HFP)等の炭化水素系樹脂及びポリオレフィン(ポリエチレン及びポリプロピレン等)製の多孔性フィルム、多孔性フィルムの多層フィルム(例えば、PP/PE/PPの3層構造をした積層体等)、ポリエステル繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等からなる不織布からなる微多孔質フィルム並びにそれらの表面にシリカ、アルミナ、チタニア等のセラミック微粒子を付着させたもの等の公知のリチウムイオン電池用セパレータ等を用いることができる。
セパレータ4の厚みは、リチウムイオン電池の用途により調整することができるが、好ましくは数十μmである。
前記多孔性フィルム又はその多層フィルムからなるセパレータ4の細孔径は、最大で1μm以下(通常、数十nm程度の孔径である)であることが好ましい。
正極集電体7及び負極集電体8としては、公知の金属集電体又は樹脂集電体を用いることができ、なかでも樹脂集電体であると好ましい。樹脂集電体である正極集電体7、負極集電体8は、導電性高分子材料から構成された樹脂集電体であっても、導電性を付与した非導電性高分子材料から構成された樹脂集電体であってもよい。
金属集電体に用いる金属としては、リチウムイオン電池に一般に使用する金属集電体に使用される金属と同じものを用いることができ、銅、アルミニウム、チタン、ニッケル、タンタル、ニオブ、ハフニウム、ジルコニウム、亜鉛、タングステン、ビスマス、アンチモン及びこれらの一種以上を含む合金並びにステンレス合金等が挙げられる。
正極集電体7及び負極集電体8が樹脂集電体である場合、樹脂集電体を構成する高分子材料のうち、導電性高分子材料としては、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリアクリロニトリル、及びポリオキサジアゾール等が挙げられる。
非導電性高分子材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリシクロオレフィン(PCO)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂又はこれらの混合物等が挙げられる。
電気的安定性の観点から、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルペンテン(PMP)及びポリシクロオレフィン(PCO)が好ましく、更に好ましくはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)及びポリメチルペンテン(PMP)である。
また、樹脂集電体は、導電性高分子材料から構成された樹脂集電体の導電性を向上させる目的、あるいは、非導電性高分子材料に導電性を付与する目的から、導電性フィラーを含んでいると好ましい。導電性フィラーは、導電性を有する材料から得られるフィラーから選択される。導電性を有する材料としては、好ましくは、集電体内のイオン透過を抑制する観点から、電荷移動媒体として用いられるイオンに関して伝導性を有さない材料を用いるのが好ましい。具体的には、カーボン材料、アルミニウム、金、銀、銅、鉄、白金、クロム、スズ、インジウム、アンチモン、チタン、ニッケル及びステンレス(SUS)等の合金材などから得られるフィラー等が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、耐食性の観点から、好ましくはアルミニウム、ステンレス、カーボン材料、ニッケル、より好ましくはカーボン材料から得られるフィラーである。これらの導電性フィラーは1種単独で用いられてもよいし、2種以上併用してもよい。また、これらの導電性フィラーは、粒子系セラミック材料や樹脂材料の周りに、上記で示される金属をメッキ等でコーティングしたものであってもよい。
樹脂集電体は、特開2012−150905号公報及び国際公開番号WO2015/005116号等に記載の公知の方法で得ることができ、具体例としては、ポリプロピレンに導電性フィラーとしてアセチレンブラックを5〜20部分散させた後、熱プレス機で圧延したものが挙げられる。また、その厚みも特に制限されず、公知のものと同様、あるいは適宜変更して適用することができる。
本実施形態の正極集電体7及び負極集電体8は、図4(a)に示すように、全体が略均一な材質で形成されてもよいし、図4(b)に示すように、正極集電体7及び負極集電体8(図では正極集電体7のみ図示している)の表面に、正極電極組成物層5や負極電極組成物層6との電気的接触を高める等の理由で導電層10を形成してもよい。
全体が略均一な材質で形成された正極集電体7及び負極集電体8は、金属集電体を構成する前記の金属又は樹脂集電体を構成する高分子材料を所定の形状を有する金型を用いて所定の形状に直接で成形する方法等で得ることができる。
加えて、正極集電体7及び負極集電体8は、所定の厚さ、一例として数十μm〜数mm程度の厚さを有すれば本実施形態のリチウムイオン電池Lとして動作可能であるので、図4(c)に示すように、図4(a)に示す正極集電体7及び負極集電体8と断面形状が略同一の集電体支持体11の表面に絶縁層12を形成し、この絶縁層12の表面に、上述した厚さを有する正極集電体7及び負極集電体8(図では正極集電体7のみ図示している)を形成してもよい。
図4(c)に示す集電体支持体11の一例を、図5(a)及び図5(b)に示す。図5(a)に示す集電体支持体11は、金属板等の薄板を所定形状に折曲して集電体支持体11が形成されている。一方、図5(b)に示す集電体支持体11は、平板状の支持板11aの図中上面に、正極集電体7の山部7aと略同一形状の山形部材11bを並列に配置し、さらに、この山形部材11bをボルト11c等により支持板11aに固定して形成されている。
前記の方法で形成された集電体支持体11上には、絶縁層12が設けられている。絶縁層12は、前記の非導電性高分子材料からなる被膜を用いることができ、加熱溶融した非導電性高分子材料を塗布する方法及び非導電性高分子材料からなるフィルム状基材を積層する方法等で設けることができる。
絶縁層12の表面には、上述の正極集電体7及び負極集電体8が形成されている。絶縁層12の表面に正極集電体7及び負極集電体8を形成する方法としては、金属集電体を構成する前記の金属又は樹脂集電体を構成する高分子材料をフィルム状に成形したフィルム状の集電体を絶縁層12の表面に配置する方法等が挙げられる。絶縁層12の表面に配置した正極集電体7及び負極集電体8は、公知の粘着剤または接着剤を用いて絶縁層12に固定してもよい。
絶縁層12の表面に配置するフィルム状の集電体は、正極集電体7及び負極集電体8が金属集電体である場合には前記の金属を公知の方法で圧延すること得ることができる。また、正極集電体7及び負極集電体8が樹脂集電体である場合には、前記の導電性高分子材料または前記の導電性を付与した非導電性高分子材料を射出成形、圧縮成形、カレンダ成形、スラッシュ成形、回転成形、押出成形、ブロー成形、フィルム成形(キャスト法、テンター法、インフレーション法等)等の公知の方法によりフィルム状に成形することで得ることができる。
本実施形態のリチウムイオン電池Lを構成する筐体20は、中空な外形略直方体状に形成され、この筐体20の中空部に単電池1が収納されている。この筐体20は、図1に詳細を示すように、第1の筐体21及び第2の筐体22に分割されて構成されている。第1の筐体21及び第2の筐体22の両端部(図1において左手前端部及び右奥端部)には突出部21a、22aがそれぞれ形成され、この突出部21a、22aが図略のボルト等により互いに固定されることで、第1の筐体21及び第2の筐体22が互いに固定されている。
第1の筐体21、第2の筐体22を含む筐体20を構成する外装材の材料は、筐体20内に単電池1を収納しうる材料であれば、任意の材料が好適に適用可能である。但し、単電池1と筐体20とが接触する可能性があることを考慮して、筐体20を構成する材料は絶縁性を有する材料であることが好ましい。加えて、本実施形態のリチウムイオン電池Lは発電所等の近傍に長期間設置されることがありうることから、耐候性を有する材質から構成されることが好ましい。
次に、本実施形態のリチウムイオン電池の製造方法について、図3を参照して説明する。
まず、図3(a)に示すように、第1の筐体21に所定の形状を有する正極集電体7を収容し、次いで、この第1の筐体21内に正極電極組成物層5を充填する。第1の筐体21内に正極電極組成物層5を充填する手法に限定はなく、一例として、図3(a)に示すように、正極電極組成物層5が格納されたタンクからノズル30を介して第1の筐体21内に正極電極組成物層5を充填する手法や、インクジェット装置により第1の筐体21内に正極電極組成物層5を充填する手法、周知の手法が好適に適用される。
次いで、図3(b)に示すように、正極集電体7の表面形状に類似する、より詳細には、正極集電体7の表面から一定距離となる表面を有する型31を第1の筐体21内に挿入することで、この正極集電体7の表面に、一定厚さを有する正極電極組成物層5を形成する。
さらに、正極電極組成物層5の上面に、平板状のセパレータ4を配置することで、図3(d)に示すように、この開口部21cをセパレータ4で覆う。セパレータ4を配置する手法は任意であり、一例として、図3(c)に示すように、所定の大きさに加工(切断を含む)されたセパレータ4を真空チャック32等により保持して正極電極組成物層5の上方に配置し、この真空チャック32を下降させて正極電極組成物層5の上面にセパレータ4を配置(載置)するような手法が挙げられる。
次いで、図3(e)に示すように、第2の筐体22に所定の形状を有する負極集電体8を収容し、次いで、この第2の筐体22内に負極電極組成物層6を充填する。第2の筐体22内に負極電極組成物層6を充填する手法についても限定はなく、正極電極組成物層5を収容する手法と同様に種々の手法が採用可能である。
次いで、図3(f)に示すように、負極集電体8の表面から一定距離となる表面を有する型33を第2の筐体22内に挿入することで、この負極集電体8の表面に、一定厚さを有する負極電極組成物層6を形成する。
次いで、図3(g)に示すように、セパレータ4が下方に位置するように、つまり、図3(d)に示す状態から裏返して、正極電極組成物層5、正極集電体7が収容された第1の筐体21を配置し、この状態で、セパレータ4と負極電極組成物層6とが互いに接するように、負極電極組成物層6及び負極集電体8が収容された第2の筐体22内に第1の筐体21を収容する。これにより、正極電極組成物層5と負極電極組成物層6とがセパレータ4を介して相対する。
そして、図3(h)に示すように、第1の筐体21の突出部21aと第2の筐体22の突出部22aとをボルト34等により固定することで、内部に単電池1が収納された本実施形態のリチウムイオン電池Lを製造することができる。
従って、本実施形態のリチウムイオン電池Lでは、正極電極組成物層5及び負極電極組成物層6の膜厚を十分厚くすることができるので、単位体積当たりの電池容量を増やすことができるとともに、多数の電極組成物層を形成する必要がないので、低コストで大型化が可能になる。以上から、本実施形態によれば、低コストで大型化を可能にし、かつ適切な電池容量を確保することの可能なリチウムイオン電池及びその製造方法を提供することができる。
L リチウムイオン電池
1 単電池
2 正極
3 負極
4 セパレータ
5 正極電極組成物層
6 負極電極組成物層
7 正極集電体
7a、8a 山部
7b 基部
7c 上部
7d 右側面
7e 頂点
7f 左側面
8 負極集電体
20 筐体
21 第1の筐体
22 第2の筐体
21a、22a 突出部

Claims (4)

  1. 第1極集電体、第1極活物質層、セパレータ、第2極活物質層及び第2極集電体が順に積層されてなるリチウムイオン電池であって、
    前記第1極集電体及び前記第2極集電体は、それぞれ、第1の方向に沿って所定間隔で周期的に形成され、前記第1の方向と異なる第2の方向に突出した複数の山部を有する、波形状断面を有する波形集電体であり、
    前記第1極集電体及び前記第2極集電体がそれぞれ有する複数の前記山部は、前記セパレータを介して、相対向する前記山部と交互かつ平行に前記第1の方向に沿って所定間隔で配置され、
    前記第1極集電体及び前記第2極集電体のそれぞれの断面において、前記山部の側面とこれに隣り合う前記山部の側面までの最大間隔(△L)と前記山部の頂点から前記山部の底部までの最短距離(Lh)との比(△L:Lh)が1:1〜1:4であり、
    前記セパレータの厚さ(Ts)と前記第1極活物質層または前記第2極活物質層の厚さ(Ta)の比(Ts:Ta)が1:100〜1:500であることを特徴とするリチウムイオン電池。
  2. 前記第1極集電体及び前記第2極集電体のそれぞれが有する前記山部の上部が、第1の前記側面から前記頂点を経て第2の前記側面にかけて連続した曲面を有する請求項1に記載のリチウムイオン電池。
  3. 第1極集電体、第1極活物質層、セパレータ、第2極活物質層及び第2極集電体が順に積層されてなるリチウムイオン電池の製造方法であって、
    第1の方向に沿って所定間隔で周期的に、かつ前記第1の方向と異なる第2の方向に突出した複数の山部を有する波形状断面を有する前記第1極集電体及び前記第2極集電体を成形する集電体成形工程と、
    前記集電体成形工程により成形された前記第1極集電体及び前記第2極集電体の表面に沿って前記第1極活物質層及び前記第2極活物質層をそれぞれ成形する電極組成物成形工程と、
    前記電極組成物成形工程により成形された前記第1極活物質層及び前記第2極活物質層の少なくともいずれかの表面に沿って前記セパレータを配置するセパレータ配置工程と、
    前記セパレータ配置工程により配置された前記セパレータを介して前記第1極活物質層と前記第2極活物質層とを密着対向させる組立工程と
    を備えることを特徴とするリチウムイオン電池の製造方法。
  4. 請求項3に記載のリチウムイオン電池の製造方法において、
    前記第1極活物質層及び/又は前記第2極活物質層は、高分子化合物を含んでなる被覆層を有する電極活物質を含むことを特徴とするリチウムイオン電池の製造方法。
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