JP2018054975A - 回転冷却装置、波長変換装置、光拡散装置、光源装置及びプロジェクター - Google Patents
回転冷却装置、波長変換装置、光拡散装置、光源装置及びプロジェクター Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】回転冷却装置62は、回転装置63と、冷却対象と接続され、回転装置によって回転される基部65と、基部に配置され、基部を介して冷却対象から伝達された熱を放熱する放熱部67と、を有し、放熱部は、基部の回転中心側から基部の外周側に延出し、基部の回転方向に沿って配列された複数のフィン671と、複数のフィン間に形成され、基部の回転軸に沿って見て放熱部の外側領域と連通する複数の第1溝673と、少なくとも複数の第1溝のいずれかと交差し、複数のフィンを複数のフィン要素に分断する複数の第2溝674と、を有する。
【選択図】図4
Description
また、上記反射型カラーホイールのうち、上記放射状に形成された複数のフィン、或いは、上記渦巻状に形成された複数のフィンを有するものでは、フィン間を流通する空気は、比較的高い速度で流通する。このため、フィンを十分に冷却し切れずに、熱がフィンにこもる可能性があるという問題がある。
これらの問題から、冷却対象の冷却効率を高めることができる構成が要望されていた。
このような構成によれば、複数のフィンが上記回転方向に沿って略等しい間隔にて配置されていることにより、冷却気体が流通する各第1溝を略等しい間隔にて配置できる。このため、放熱部において冷却具合に偏りが生じることを抑制できる。
また、各フィンが上記形状を有することにより、各フィン要素が回転方向に対して直交しづらくなるので、当該各フィン要素と冷却気体とが衝突することによって生じる風切音を小さくすることができる。この他、基部及び放熱部の回転抵抗を小さくすることができるので、回転装置の負荷を軽減できる。
すなわち、回転装置によって基部が回転され、冷却気体が第1溝に沿って流通して放熱部の外側領域に排出される過程にて、当該冷却気体の一部は、第1溝と交差する第2溝に沿って流通する。これによれば、第2溝が無い場合に比べて、フィン要素と冷却気体との接触面積を大きくしやすくすることができる。この他、第2溝を流通する冷却気体は、各フィン要素の厚さ方向に沿って流通することとなるので、フィン要素内に熱がこもることを抑制できる。従って、冷却対象の熱が伝達される放熱部の冷却効率を向上させることができ、ひいては、冷却対象の冷却効率を向上させることができる。
このような構成によれば、冷却気体が流通する複数の第1溝が、上記回転方向に沿って略等しい間隔にて配置されるので、放熱部において冷却具合に偏りが生じることを抑制できる。
また、複数の第1溝が上記形状を有することにより、各フィン要素も、上記回転中心側から外周側に向かうに従って上記回転方向とは反対方向に反る形状となる。このため、各フィン要素が、当該回転方向に対して直交しづらくなるので、当該各フィン要素と冷却気体とが衝突することによって生じる風切音を小さくすることができる。この他、基部及び放熱部の回転抵抗を小さくすることができるので、回転装置の負荷を軽減できる。
このような構成によれば、基部が回転された際に、上記回転中心側から外周側に流通する冷却気体を第2溝に沿って流通させやすくすることができる。また、複数の第2溝が、上記外側領域と連通することによって、当該複数の第2溝に沿って流通した冷却気体を、放熱部の外部(外側領域)に排出しやすくすることができる。
従って、放熱部から熱を奪った冷却気体が当該放熱部内に滞留することを抑制できるので、放熱部、ひいては、冷却対象の冷却効率を向上させることができる。
このような構成によれば、基部及び放熱部の重心が回転中心から偏ることを抑制できる。従って、基部及び放熱部の回転抵抗を低減でき、回転装置の負荷を軽減できる。
このような構成によれば、冷却気体は、放熱部の外側領域と連通する第1溝を主流路として流通する。これによれば、各フィン要素を冷却した冷却気体を放熱部の外部(外側領域)に確実に排出できる。従って、放熱部から熱を奪った冷却気体が当該放熱部内に滞留することを確実に抑制でき、放熱部、ひいては、冷却対象の冷却効率を向上させることができる。
このような構成によれば、鋭角な角部である上記端部に冷却気体が衝突することによって、当該端部を冷却しやすくすることができるので、フィン要素を効果的に冷却できる。
ここで、上記端部を構成する各端縁が鈍角で交差している場合には、第1溝を流通して上記端部に衝突した冷却気体が、第2溝に流入しづらくなる。このため、当該冷却気体は、上記端部近傍に滞留しやすくなり、冷却気体が速やかに流通されづらい可能性がある。
これに対し、上記端部を構成する各端縁が鋭角で交差していることにより、当該端部に衝突した冷却気体を、第1溝及び第2溝に分流しやすくすることができる。このため、当該端部だけでなく、フィン要素全体に沿って冷却気体を流通させやすくすることができ、フィン要素を効果的に冷却できる。従って、放熱部、ひいては、冷却対象の冷却効率を向上させることができる。
上記第3態様によれば、上記第1及び第2態様に係る回転冷却装置と同様の効果を奏することができる。また、冷却対象である波長変換素子の冷却効率が向上されるので、当該波長変換素子に熱飽和が生じることを抑制でき、安定して光を出射可能な波長変換装置を構成できる。この他、波長変換装置(波長変換素子)の長寿命化を図ることができる。
上記第4態様によれば、上記第3態様に係る波長変換装置と同様の効果を奏することができる。従って、安定して光を出射可能な光源装置を構成できる他、光源装置の長寿命化を図ることができる。
上記第5態様によれば、上記第1及び第2態様に係る回転冷却装置と同様の効果を奏することができる。また、冷却対象である光拡散素子の冷却効率が向上されるので、熱による劣化を抑制でき、光拡散装置(光拡散素子)の長寿命化を図ることができる。
上記第6態様によれば、上記第5態様に係る光拡散装置と同様の効果を奏することができる。従って、安定して光を出射可能な光源装置を構成できる他、光源装置の長寿命化を図ることができる。
上記第7態様によれば、上記第4及び第6態様に係る光源装置と同様の効果を奏することができる。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の外観を示す斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、後述する光源装置5から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、形成された画像をスクリーン等の被投射面PS(図2参照)上に拡大投射する投射型画像表示装置である。このプロジェクター1は、図1に示すように、外観を構成する外装筐体2と、装置本体3(図2参照)と、を備える。
このようなプロジェクター1は、詳しくは図5を参照して説明するが、回転冷却装置62が有する複数のフィン671が、当該複数のフィン671間に形成される第1溝673と交差する複数の第2溝674によって複数のフィン要素672に分断されている点を、特徴の1つとしている。
以下、プロジェクター1の構成について説明する。
外装筐体2は、アッパーケース2A、ロアーケース2B、フロントケース2C及びリアケース2Dが組み合わされ、略直方体形状に構成されている。この外装筐体2は、天面部21、底面部22、正面部23、背面部24、左側面部25及び右側面部26を有する。
底面部22には、プロジェクター1が載置面に載置される場合に当該載置面に接触する脚部221(図1では2つの脚部221のみ図示)が、複数箇所に設けられている。
正面部23の中央部分には、後述する投射光学装置46の端部461を露出させて、当該投射光学装置46により投射される画像が通過する開口部231が形成されている。
正面部23において左側面部25側の位置には、外装筐体2内の冷却気体が排出される排気口232が形成されている。
右側面部26には、外部の空気を冷却気体として内部に導入する導入口261が形成されている。
図2は、装置本体3の構成を示す模式図である。
装置本体3は、図2に示すように、外装筐体2内に収容される。この装置本体3は、画像投射装置4を備える他、図示を省略するが、プロジェクター1の動作を制御する制御装置と、プロジェクター1を構成する電子部品に電力を供給する電源装置と、冷却対象を冷却する冷却装置と、を備える。
画像投射装置4は、上記制御装置から入力される画像信号に応じた画像を形成して、上記被投射面PS上に投射する。この画像投射装置4は、照明装置41、色分離装置42、平行化レンズ43、光変調装置44、色合成装置45及び投射光学装置46を備える。
これらのうち、照明装置41は、光変調装置44を均一に照明する照明光WLを出射するものであり、当該照明光WLを色分離装置42に向けて出射する。この照明装置41の構成については、後に詳述する。
ダイクロイックミラー421は、上記照明光WLに含まれる青色光LBを透過させ、緑色光LG及び赤色光LRを反射させる。このダイクロイックミラー421を透過した青色光LBは、反射ミラー423にて反射され、平行化レンズ43(青色光用の平行化レンズ43B)に導かれる。
ダイクロイックミラー422は、上記ダイクロイックミラー421にて反射された緑色光LG及び赤色光LRのうち、緑色光LGを反射させて平行化レンズ43(緑色光用の平行化レンズ43G)に導き、赤色光LRを透過させる。この赤色光LRは、リレーレンズ426、反射ミラー424、リレーレンズ427及び反射ミラー425によって、平行化レンズ43(赤色光用の平行化レンズ43R)に導かれる。
平行化レンズ43(43R,43G,43B)は、入射される光を平行化する。
色合成装置45は、各光変調装置44R,44G,44Bから入射される画像(各色光LR,LG,LBに基づく画像)を合成する。この色合成装置45は、本実施形態では、クロスダイクロイックプリズムにより構成されているが、複数のダイクロイックミラーによって構成することも可能である。
投射光学装置46は、色合成装置45にて合成された画像を上記被投射面PSに拡大投射する。このような投射光学装置46として、例えば、鏡筒と、当該鏡筒内に配置される複数のレンズとにより構成される組レンズを採用できる。
図3は、照明装置41の構成を示す模式図である。
照明装置41は、上記のように、照明光WLを色分離装置42に向けて出射する。この照明装置41は、図3に示すように、光源装置5及び均一化装置7を有する。
光源装置5は、均一化装置7に光束(照明光WL)を出射する。この光源装置5は、光源部51、アフォーカル光学素子52、第1位相差素子53、ホモジナイザー光学装置54、光合成装置55、第2位相差素子56、第1集光素子57、光拡散装置58、第2集光素子59及び波長変換装置6を備える。
これらのうち、光源部51、アフォーカル光学素子52、第1位相差素子53、ホモジナイザー光学装置54、第2位相差素子56、第1集光素子57及び光拡散装置58は、第1照明光軸Ax1上に配置されている。一方、第2集光素子59及び波長変換装置6と、均一化装置7とは、第1照明光軸Ax1に交差する第2照明光軸Ax2上に配置されている。そして、光合成装置55は、第1照明光軸Ax1と第2照明光軸Ax2との交差部分に配置されている。
光源部51は、青色光である励起光を出射する光出射装置である。この光源部51は、第1光源部511、第2光源部512及び光合成部材513を有する。
第1光源部511は、LD(Laser Diode)である固体光源SSがマトリクス状に複数配列された固体光源アレイ5111と、各固体光源SSに応じた複数の平行化レンズ(図示省略)と、を有する。また、第2光源部512も同様に、固体光源SSがマトリクス状に複数配列された固体光源アレイ5121と、各固体光源SSに応じた複数の平行化レンズ(図示省略)と、を有する。これら固体光源SSは、例えばピーク波長が440nmの励起光を射出するが、ピーク波長が446nmの励起光や460nmの励起光を出射してもよい。また、ピーク波長が異なる励起光をそれぞれ出射する固体光源を、各光源部511,512に混在させてもよい。これら固体光源SSから出射された励起光は、平行化レンズ(コリメーターレンズ)により平行化されて光合成部材513に入射される。
なお、本実施形態では、各固体光源SSから出射される励起光は、s偏光である。しかしながら、これに限らず、s偏光の励起光を出射する固体光源SSとp偏光の励起光を出射する固体光源SSとを混在させてもよい。この場合、後述する第1位相差素子53を省略できる。
なお、本実施形態では、光出射装置としての光源部51を、第1光源部511、第2光源部512及び光合成部材513を有する構成とした。しかしながら、これに限らず、光源部51は、第1光源部511のみ有する構成であってもよく、更に多くの光源部を有する構成であってもよい。
アフォーカル光学素子52は、光源部51から入射される励起光の光束径を調整(縮径)する。具体的に、アフォーカル光学素子52は、光源部51から平行光として入射される励起光を集光して光束径を縮小させるレンズ521と、当該レンズ521から入射される励起光を平行化して出射するレンズ522と、を有する。
第1位相差素子53は、1/2波長板である。この第1位相差素子53を通過することによって、アフォーカル光学素子52から入射されるs偏光の励起光は、一部がp偏光の励起光に変換されて、s偏光とp偏光とが混在した励起光となる。このような励起光は、ホモジナイザー光学装置54に入射される。
ホモジナイザー光学装置54は、光拡散装置58及び波長変換装置6における被照明領域に入射される励起光の照度分布を均一化する。このホモジナイザー光学装置54を通過した励起光は、光合成装置55に入射される。このようなホモジナイザー光学装置54は、第1マルチレンズ541及び第2マルチレンズ542を備える。
第2マルチレンズ542は、第1照明光軸Ax1に対する直交面内に、上記複数の第1レンズ5411に応じた複数の第2レンズ5421がマトリクス状に配列された構成を有する。そして、第2マルチレンズ542は、分割された複数の部分光束を、各第2レンズ5421及び各集光素子57,59と協働して、上記被照明領域に重畳させる。これにより、当該被照明領域に入射される励起光の中心軸に直交する面内の照度が均一化される。
なお、このようなホモジナイザー光学装置54は、アフォーカル光学素子52と第1位相差素子53との間に配置されていてもよい。
光合成装置55は、略直角二等辺三角柱状に形成されたプリズム551を有するPBS(Polarizing Beam Splitter)であり、斜辺に応じた面552が、第1照明光軸Ax1及び第2照明光軸Ax2のそれぞれに対して略45°傾斜し、各隣辺に応じた面553,554のうち、面553が、第2照明光軸Ax2に交差し、面554が第1照明光軸Ax1に交差する。これら面552〜554のうち、面552には、波長選択性を有する偏光分離層555が形成されている。
このように光分離装置としても機能する光合成装置55により、ホモジナイザー光学装置54から入射された励起光のうち、p偏光は、第1照明光軸Ax1に沿って第2位相差素子56側に通過され、s偏光は、第2照明光軸Ax2に沿って第2集光素子59側に反射される。
また、詳しくは後述するが、光合成装置55は、第2位相差素子56を介して入射される励起光(青色光)と、第2集光素子59を介して入射される蛍光とを合成する。
第2位相差素子56は、1/4波長板であり、光合成装置55から入射されるp偏光の励起光を円偏光の励起光に変換し、第1集光素子57から入射される励起光(当該円偏光とは逆廻りの円偏光)をs偏光に変換する。
第1集光素子57は、第2位相差素子56を通過した励起光を光拡散装置58に集光(集束)させる光学素子である。この第1集光素子57は、本実施形態では、3つのピックアップレンズ571〜573により構成されている。しかしながら、第1集光素子57を構成するレンズの数は3に限らない。
光拡散装置58は、波長変換装置6にて生成及び出射される蛍光と同様の拡散角で、入射される励起光を拡散させる。この光拡散装置58は、回転中心を中心とする環状の反射層が形成された円板状の光拡散素子581と、当該光拡散素子581を回転させる回転装置582と、を有する。なお、反射層は、入射光をランバート反射させる。
このような光拡散素子581にて拡散反射された励起光(拡散光)は、第1集光素子57を介して再び第2位相差素子56に入射される。この光拡散素子581にて反射される時に、当該光拡散素子581に入射された円偏光は逆廻りの円偏光となり、第2位相差素子56を通過する過程にて、光合成装置55を通過するp偏光の励起光に対して偏光方向が90°回転されたs偏光の励起光に変換される。このs偏光の励起光は、上記偏光分離層555によって反射され、第2照明光軸Ax2に沿って均一化装置7に青色光として入射される。
第2集光素子59には、ホモジナイザー光学装置54を通過して上記偏光分離層555にて反射されたs偏光の励起光が入射される。この第2集光素子59は、上記のように、入射される励起光を波長変換装置6の被照明領域(波長変換素子61の波長変換層612)に集光(集束)させる他、当該波長変換装置6から出射された蛍光を平行化して、上記偏光分離層555に向けて出射する。この第2集光素子59は、本実施形態では、3つのピックアップレンズ591〜593により構成されているが、上記第1集光素子57と同様に、当該第2集光素子59が有するレンズの数は3に限らない。
波長変換装置6は、入射された光の波長を変換するものであり、本実施形態では、入射された青色光の励起光(s偏光の励起光)を、緑色光及び赤色光を含む蛍光に波長変換する。この波長変換装置6は、波長変換素子61と、当該波長変換素子61を回転させて冷却する回転冷却装置62と、を有する。
これらのうち、回転冷却装置62については、後に詳述する。
支持体611は、励起光の入射側から見て略円形状に形成された平板状部材である。この支持体611は、例えば、金属やセラミックス等により構成できる。
波長変換層612は、上記ホモジナイザー光学装置54及び第2集光素子59によって照明される被照明領域である。この波長変換層612は、入射された励起光により励起されて非偏光光である蛍光(例えば500〜700nmの波長域にピーク波長を有する蛍光)を出射する蛍光体を含む蛍光体層である。このような波長変換層612にて生じる蛍光の一部は、第2集光素子59側に出射され、他の一部は、反射層613側に出射される。
反射層613は、波長変換層612と支持体611との間に配置され、当該波長変換層612から入射される蛍光を第2集光素子59側に反射させる。
このような波長変換層612は、励起光の入射によって発熱し、生じた熱は、反射層613を介して支持体611に伝達される。この支持体611に伝達された熱は、当該支持体611において入射面611Aとは反対側の面611Bに接続される回転冷却装置62の放熱体64によって放熱される。
均一化装置7は、上記光変調装置44(44R,44G,44B)の被照明領域である画像形成領域(変調領域)に入射される照明光の照度分布を均一化する。この均一化装置7は、それぞれの光軸が第2照明光軸Ax2と一致するように配置される第1レンズアレイ71、第2レンズアレイ72、偏光変換素子73及び重畳レンズ74を備える。
第2レンズアレイ72は、第1レンズアレイ71と同様に、第2照明光軸Ax2に対する直交面内にマトリクス状に配列された複数の小レンズ721を有する。これら小レンズ721は、対応する小レンズ711と1対1の関係にある。これら小レンズ721は、各小レンズ711により分割された複数の部分光束を、重畳レンズ74とともに各光変調装置44の上記画像形成領域に重畳させる。これにより、画像形成領域(変調領域)に入射される照明光の照度分布が均一化される。
偏光変換素子73は、第2レンズアレイ72と重畳レンズ74との間に配置され、入射される複数の部分光束の偏光方向を揃える機能を有する。
図4は、回転冷却装置62を示す分解斜視図である。
回転冷却装置62は、上記のように、冷却対象である上記波長変換素子61の熱が伝達された放熱体64を当該波長変換素子61とともに回転させて、放熱体64、ひいては、波長変換素子61を冷却する。この回転冷却装置62は、図4に示すように、回転装置63と、波長変換素子61の支持体611と接続されて、当該回転装置63によって回転される放熱体64と、を有する。
これらのうち、回転装置63は、モーター等により構成されている。
放熱体64は、図4及び図5に示すように、支持体611から伝達された波長変換層612の熱を放熱する。この放熱体64は、当該支持体611の面611Bに接続される基部65と、当該基部65に設けられた接続部66及び放熱部67と、を有する。
接続部66は、円形状に形成された上記基部65の内周部に位置している。この接続部66は、中央に円形状の開口部661が形成された環状のボスである。この接続部66には、回転装置63の回転部(図示省略)が開口部661に嵌め込まれるようにして、当該回転装置が接続される。
このような放熱部67は、複数のフィン671と、当該複数のフィン671をそれぞれ分断する複数の第1溝673及び複数の第2溝674と、を有する。換言すると、放熱部67は、複数の第1溝673及び複数の第2溝674と、これらによって分断される複数のフィン要素672によって構成される複数のフィン671と、を有する。
以下、放熱部67を、フィン671に主眼を置いて説明する。
複数のフィン671は、基部65における支持体611とは反対側の面から起立し、放熱部67における上記回転中心RC側の位置から当該放熱部67(基部65)の外周側に延出しており、基部65の回転方向であるD方向に沿って略等しい間隔にて配列されている。これらフィン671の間に、第1溝673がそれぞれ形成されている。
詳述すると、各フィン671は、回転中心RCを中心とし、かつ、放熱部67の直径より小さい直径を有する仮想円VC上に略等しい間隔にて設定された基点BP1から当該放熱部67の外側端縁67Tに向かって延出している。そして、当該各フィン671は、基点BP1から外側端縁67Tに向かうに従ってD方向とは反対方向に反るように、所定の曲率を有する円弧状に形成されている。
なお、仮想円VCは、環状に形成された放熱部67の内側端縁67Sと略一致する仮想円である。
なお、本実施形態では、各フィン671は、上記基点BP1から外側端縁67Tに向かうに従って厚さ寸法(フィン671の延出方向に交差する方向の寸法)が次第に大きくなるように形成されている。このため、各第1溝673の溝幅(第1溝673の延出方向に交差する方向の寸法)は、上記基点BP2から外側端縁67Tに向かって一定となっている。しかしながら、これに限らず、第1溝673の溝幅は、基点BP2から外側端縁67Tに向かって変化してもよく、例えば、当該外側端縁67Tに向かうに従って大きくなってもよい。
これら第2溝674は、上記内側領域A1と上記外側領域A2とを連通させる。すなわち、各第2溝674は、当該外側領域A2と連通している。
このような第2溝674は、少なくとも上記複数の第1溝673のいずれかと交差し、ひいては、少なくとも上記複数のフィン671のいずれかと交差する。このため、当該複数のフィン671は、当該複数のフィン671と交差する複数の第2溝674によって複数のフィン要素672に分断される。
なお、第2溝674の溝幅は、第1溝673の溝幅より小さく、フィン671(フィン要素672)の最大の厚さ寸法より小さい範囲で、基点BP3から外側端縁67Tに向かって一定である。しかしながら、これに限らず、第2溝674の溝幅は、外側端縁67Tに向かって変化してもよく、例えば、当該外側端縁67Tに向かうに従って大きくなってもよい。また、仮想円VC上に設定される基点BP3は、上記基点BP2と一致していてもよく、異なっていてもよい。
次に、放熱部67を、第1溝673及び第2溝674に主眼を置いて説明する。
複数の第1溝673及び複数の第2溝674は、図5に示すように、放熱部67において上記回転中心RC側の位置から基部65の外周側に向かって延出しており、各第2溝674は、少なくとも複数の第1溝673のいずれかと交差している。
詳述すると、複数の第1溝673は、放熱部67の内側端縁67Sに応じた上記仮想円VC上に略等しい間隔にて設定された基点BP2から、放熱部67の外側端縁67Tに向かって形成されている。これら第1溝673は、基点BP2から外側端縁67Tに向かうに従ってD方向とは反対方向に反るように、同じ曲率を有する円弧状に形成されている。複数の第2溝674は、同じく仮想円VC上に略等しい間隔にて設定された基点BP3から外側端縁67Tに向かって直線状に延出している。
このように、各第1溝673及び各第2溝674は、回転中心RCを中心として回転対称に形成されている。
なお、第1溝673及び第2溝674の溝幅は、上記のように、基点BP2から外側端縁67Tに向かって一定であり、第2溝674の溝幅は、第1溝673の溝幅より小さい。しかしながら、これに限らず、上記のように、第1溝673及び第2溝674のそれぞれの溝幅は、外側端縁67Tに向かって変化してもよい。
図6は、放熱部67の一部を拡大して示す図であり、当該放熱部67を流通する冷却気体の流れを示す図である。なお、図6においては、第1溝673を流通する冷却気体の流通方向を一点鎖線の矢印で示し、第2溝674を流通する冷却気体の流通方向を点線の矢印で示す。
上記回転装置63によって、波長変換素子61(支持体611)とともに放熱体64(基部65)が回転されると、図6に示すように、放熱部67を冷却する冷却気体が、第1溝673及び第2溝674に沿って、上記内側領域A1側から外側領域A2側に流通する。
この際、第1溝673の溝幅は、第2溝674の溝幅より大きいことから、当該冷却気体は、第1溝673を主流路として流通する。そして、第1溝673と第2溝674との交差部位にて、当該冷却気体の一部が、放熱体64(基部65)の回転に伴う遠心力によって第2溝674内に流入し、当該第1溝673に対して上記D方向側に隣り合う他の第1溝673を流通する冷却気体と合流する。
図7は、フィン要素672を拡大して示す図である。
これら第1溝673及び第2溝674によって分断される各フィン要素672では、図7に示すように、当該フィン要素672における端部のうち、上記回転中心RC側で、かつ、基点BP1側(内周側)の端部672Aは、鋭角の角部となるように形成される。換言すると、各フィン要素672において、回転中心RC側で、かつ、第1溝673を流通する冷却気体の流路における上流側に位置する上記端部672Aは、当該第1溝673を形成する端縁6721と、当該第1溝673と交差する第2溝674(6741)を形成する端縁6722とが鋭角に交差するように形成されている。このため、第1溝673を流通する冷却気体のうち、一部の冷却気体は、当該端部672Aに衝突して、当該端部672Aを冷却する。そして、当該一部の冷却気体は、端部672Aによって、端縁6721に沿って第1溝673を流通する冷却気体と、端縁6722に沿って第2溝674(6741)を流通する冷却気体とに分流される。これにより、フィン要素672全体が冷却される。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
放熱部67において、複数のフィン671は、回転中心RC側に設定された基点BP1から上記外側端縁67Tに向けて延出している。これらフィン671は、フィン671間に形成される複数の第1溝673の少なくともいずれかと交差する複数の第2溝674によって、複数のフィン要素672に分断されている。換言すると、放熱部67は、回転中心RC側に設定された基点BP2から外側端縁67Tに向けて延出する複数の第1溝673と、少なくとも複数の第1溝673のいずれかと交差する複数の第2溝674と、これら複数の第1溝673及び複数の第2溝674によって分断される複数のフィン要素672と、を有する。
この他、各フィン要素672は、当該フィン要素672の厚さ方向(D方向に沿う方向)に沿う第2溝674によって分断されるので、当該第2溝674を流通する冷却気体は、当該厚さ方向に沿って流通することとなる。これによれば、フィン671(フィン要素672)内に熱がこもることを抑制できる。
従って、冷却対象である波長変換素子61(波長変換層612)の熱が伝達される放熱部67の冷却効率を向上させることができ、ひいては、波長変換素子61(波長変換層612)の冷却効率を向上させることができる。
そして、これにより、波長変換層612に熱飽和が生じることを抑制でき、安定して光を出射可能な波長変換装置6を構成できる他、当該波長変換装置6(波長変換素子61)の長寿命化、ひいては、光源装置5の長寿命化を図ることができる。
更に、各フィン671が上記形状を有することにより、各フィン要素672が上記D方向に対して直交しづらくなるので、当該各フィン要素672と冷却気体とが衝突することによって生じる風切音を小さくすることができる。この他、放熱体64の回転抵抗を小さくすることができるので、回転装置63の負荷を軽減できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、放熱部67の第1変形例である放熱部67Aを波長変換素子61とは反対側から見た図である。なお、図8においては、フィン671、第1溝673A及び第2溝674と、これらの基点BP1〜BP3とについては、見易さを考慮して一部のみ符号を付す。また、図8においては、複数の第1溝673Aのうちの1つに沿って流通する冷却気体の流れを一点鎖線にて示し、複数の第2溝674のうちの1つに沿って流通する冷却気体の流れを点線にて示す。
上記放熱部67では、各第1溝673は、基点BP2から外側端縁67Tに向かうに従ってD方向とは反対方向に反るように、同じ曲率を有する円弧状(曲線状)に延出しているとした。しかしながら、これに限らず、各第1溝は、直線状に延出していてもよい。例えば、放熱部67に代えて、図8に示す放熱部67Aを採用してもよい。
なお、放熱部67Aにおいても、第1溝673Aの溝幅及び第2溝674の溝幅は、基点BP2,BP3から外側端縁67Tに向かって略一定であり、当該第1溝673Aの溝幅は、第2溝674の溝幅より大きい。しかしながら、これに限らず、第1溝673A及び第2溝674の溝幅は、一定でなくてもよく、第1溝673Aの溝幅は、第2溝674の溝幅より小さくても、同じでもよい。
このような放熱部67Aを有する放熱体が上記放熱体64に代えてプロジェクター1に採用された場合でも、上記回転冷却装置62を有するプロジェクター1と同様の効果を奏することができる。
図9は、放熱部67の第2変形例である放熱部67Bを波長変換素子61とは反対側から見た図である。なお、図9においては、フィン671、第1溝673及び第2溝674Bと、これらの基点BP1〜BP3とについては、見易さを考慮して一部のみ符号を付す。また、図9においては、複数の第1溝673のうちの1つに沿って流通する冷却気体の流れを一点鎖線にて示し、複数の第2溝674Bのうちの1つに沿って流通する冷却気体の流れを点線にて示す。
上記放熱部67,67Aでは、複数の第2溝674は、基点BP3から外側端縁67Tに向かって直線状に延出していた。しかしながら、これに限らず、複数の第2溝は、曲線状に延出していてもよい。例えば、放熱部67に代えて、図9に示す放熱部67Bを採用してもよい。
これら第2溝674Bは、基点BP3から外側端縁67Tに向かうに従って上記D方向とは反対方向に反るように、所定の曲率を有する円弧状に形成され、上記のように少なくとも複数の第1溝673のいずれかと交差する。この曲率は、本実施形態では、第1溝673とは異なる曲率に設定されている。また、これら第2溝674Bの曲率中心は、図示を省略するが、上記回転中心RCを中心とし、かつ、仮想円VCより半径が大きい仮想円上に略等しい間隔にて設定される。
このような放熱部67Bを有する放熱体が上記放熱体64に代えてプロジェクター1に採用された場合でも、上記回転冷却装置62を有するプロジェクター1と同様の効果を奏することができる。
上記回転冷却装置62では、複数のフィン671、複数の第1溝673,673A及び複数の第2溝674,674Bは、放熱体64(基部65)の回転方向(D方向)に沿って、略等しい間隔にて形成されているとした。しかしながら、これに限らず、複数のフィン、複数の第1溝及び複数の第2溝は、当該回転方向に沿って略等しい間隔にて形成されていなくてもよく、回転対称でなくてもよい。
また、複数の第2溝は、放熱部における回転中心側の位置から外周側に向かって延出していなくてもよい。例えば、第2溝は、放熱体64(基部65)の回転中心と放熱部の外側端縁上の1点とを結ぶ直線(半径方向の直線)と平行に形成されていてもよい。更に、複数の第1溝の基点及び複数の第2溝の基点は、仮想円VC上に設定されていなくてもよく、放熱体64(基部65)の回転中心に設定されていてもよい。
また、光源装置は、波長変換装置にて生成される蛍光と合成される青色光を出射する光源部を、上記光源部51とは別に有する構成としてもよい。更に、光源装置が出射する光は、白色光でなくてもよい。
上記プロジェクター1は、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルを有する光変調装置44を備えるとした。しかしながら、これに限らず、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを有する光変調装置を採用してもよい。また、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を採用してもよい。
Claims (13)
- 回転装置と、
冷却対象と接続され、前記回転装置によって回転される基部と、
前記基部に配置され、前記基部を介して前記冷却対象から伝達された熱を放熱する放熱部と、を有し、
前記放熱部は、
前記基部の回転中心側から前記基部の外周側に延出し、前記基部の回転方向に沿って配列された複数のフィンと、
前記複数のフィン間に形成され、前記基部の回転軸に沿って見て前記放熱部の外側領域と連通する複数の第1溝と、
少なくとも前記複数の第1溝のいずれかと交差し、前記複数のフィンを複数のフィン要素に分断する複数の第2溝と、を有することを特徴とする回転冷却装置。 - 請求項1に記載の回転冷却装置において、
前記複数のフィンは、前記回転方向に沿って略等しい間隔にて配置され、前記回転中心側から前記基部の外周側に向かうに従って前記回転方向とは反対方向に反る形状を有することを特徴とする回転冷却装置。 - 回転装置と、
冷却対象と接続され、前記回転装置によって回転される基部と、
前記基部に配置され、前記基部を介して前記冷却対象から伝達された熱を放熱する放熱部と、を有し、
前記放熱部は、
前記基部の回転中心側から前記基部の外周側に延出し、前記基部の回転方向に沿って配列されて、前記基部の回転軸に沿って見て前記放熱部の外側領域と連通する複数の第1溝と、
少なくとも前記複数の第1溝のいずれかと交差する複数の第2溝と、
前記複数の第1溝及び前記複数の第2溝によって分断された複数のフィン要素と、を有することを特徴とする回転冷却装置。 - 請求項3に記載の回転冷却装置において、
前記複数の第1溝は、前記回転方向に沿って略等しい間隔にて配置され、前記回転中心側から前記基部の外周側に向かうに従って前記回転方向とは反対方向に反る形状を有することを特徴とする回転冷却装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転冷却装置において、
前記複数の第2溝は、前記回転中心側から前記基部の外周側に延出し、前記外側領域と連通していることを特徴とする回転冷却装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の回転冷却装置において、
前記複数の第1溝及び前記複数の第2溝は、前記回転中心を中心として回転対称に形成されていることを特徴とする回転冷却装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の回転冷却装置において、
前記複数の第1溝の溝幅は、前記複数の第2溝の溝幅より大きいことを特徴とする回転冷却装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の回転冷却装置において、
前記複数のフィン要素が有する端部のうち、前記回転中心側で、かつ、前記放熱部の内周側の端部は、前記複数の第1溝のいずれかを形成する端縁と、前記複数の第2溝のいずれかを形成する端縁とが鋭角で交差して形成されていることを特徴とする回転冷却装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の回転冷却装置と、
前記冷却対象として前記基部に接続され、入射される光の波長を変換する波長変換素子と、を備えることを特徴とする波長変換装置。 - 請求項9に記載の波長変換装置と、
前記波長変換素子に入射される光を出射する光出射装置と、を備えることを特徴とする光源装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の回転冷却装置と、
前記冷却対象として前記基部に接続され、入射される光を拡散させる光拡散素子と、を備えることを特徴とする光拡散装置。 - 請求項11に記載の光拡散装置と、
前記光拡散素子に入射される光を出射する光出射装置と、を備えることを特徴とする光源装置。 - 請求項10又は請求項12に記載の光源装置と、
前記光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、
前記光変調装置によって変調された光を投射する投射光学装置と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
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