JP2012181431A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】光源装置を大型化することなく、蛍光層の集光スポットに対応する箇所を効率良く冷却することができ、当該箇所が高温になることに起因する有機バインダーの変質、蛍光層の波長変換効率の低下を抑制することができる光源装置、及び、これを用いたプロジェクターを提供する。
【解決手段】光源装置70Aは、励起光を射出する発光装置と、モーターにより回転可能な基板40に、励起光の一部又は全部を該励起光と異なる波長の蛍光に変換する蛍光層42が基板40の回転方向に沿って形成されてなる回転蛍光板30と、回転蛍光板30に対して対向配置され、複数の羽根73を、回転蛍光板30の回転軸51の周りを回転させることで、風を蛍光層42の波長変換部Sに向けて送風する遠心ファン71を備える。
【選択図】図2
【解決手段】光源装置70Aは、励起光を射出する発光装置と、モーターにより回転可能な基板40に、励起光の一部又は全部を該励起光と異なる波長の蛍光に変換する蛍光層42が基板40の回転方向に沿って形成されてなる回転蛍光板30と、回転蛍光板30に対して対向配置され、複数の羽根73を、回転蛍光板30の回転軸51の周りを回転させることで、風を蛍光層42の波長変換部Sに向けて送風する遠心ファン71を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、光源装置及びプロジェクターに関する。
プロジェクターに用いるための光源装置としては、従来、高圧水銀ランプが主流であったが、近年、励起光(青色光)を射出する固体発光素子と、該励起光を吸収して所定の波長帯域光に変換する蛍光体を組み合わせた光源装置が用いられるようになっている。ここで、蛍光体は、蛍光材料のフィラーを有機バインダーに分散させた複合材料を、基板上に膜状に塗布することで形成されたものであり、基板としては、透明ガラス板もしくは金属板が用いられる。この光源装置は、高圧水銀ランプに比べて長寿命であり、また、水銀を含まないため、環境への影響が少ないというメリットがある。
ところで、このような光源装置を、特に高輝度が求められるプロジェクターに適用する場合、発光装置として半導体レーザーを用い、半導体レーザーが射出する励起光を集光し光密度を高めて、蛍光体に照射することになる。そのため、蛍光体の集光スポットに対応する箇所では、蛍光材料の僅かな光損失でも高い発熱を生じ、この光損失による発熱と、蛍光材料が励起光を波長変換する際に生じる発熱とが相俟って、蛍光体は非常に高温になる。蛍光体が高温になると、蛍光体に含まれる有機バインダーが変質したり、蛍光材料の蛍光発光量が低下(温度消光)したりし、蛍光体の波長変換効率が低下するといった問題が生じる。
そこで、このような蛍光体の温度上昇が抑えられるようにした光源装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
このうち、特許文献1の光源装置では、蛍光体が、移動制御可能な基材上に設けられており、特許文献2の光源装置では、蛍光体が、回転制御可能な円柱状の回転体の外周面に設けられている。そして、いずれも、基材もしくは回転体を回転等させることによって、励起光の集光スポットを蛍光体に対して相対移動させる。このような構成により、蛍光体の集光スポットに対応する箇所で蛍光材料が発熱しても、当該箇所が直ぐに集光スポットから外れ、次に集光スポットが当るまで周囲の空気によって冷却される。このため、特定箇所に励起光が連続的に照射されるのに比べて、蛍光体の温度上昇を抑制することができる。
このうち、特許文献1の光源装置では、蛍光体が、移動制御可能な基材上に設けられており、特許文献2の光源装置では、蛍光体が、回転制御可能な円柱状の回転体の外周面に設けられている。そして、いずれも、基材もしくは回転体を回転等させることによって、励起光の集光スポットを蛍光体に対して相対移動させる。このような構成により、蛍光体の集光スポットに対応する箇所で蛍光材料が発熱しても、当該箇所が直ぐに集光スポットから外れ、次に集光スポットが当るまで周囲の空気によって冷却される。このため、特定箇所に励起光が連続的に照射されるのに比べて、蛍光体の温度上昇を抑制することができる。
しかし、これらの光源装置は、集光スポットが当っている箇所を直接冷却するものではないため、集光スポットが当っている間の蛍光体の温度上昇を抑えることはできない。このため、集光スポットの光密度が高い場合など、集光スポットが当っている間に蛍光体が高温に至るような条件である場合、やはり、有機バインダーの変質や蛍光材料の温度消光によって波長変換効率が低下し、プロジェクターの高輝度化に限界がある。
これに対して、プロジェクターのケースの隔壁に冷却ファンを設け、光源装置が配設された筐体内全体を冷却する方策も講じられているが、冷却ファンの設置スペースや空間的な通風経路を確保することが必要となるため、光源装置やプロジェクターの大型化を招いてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、光源装置を大型化することなく、蛍光体の集光スポットに対応する箇所を効率良く冷却することができ、蛍光体が高温になることに起因する有機バインダーの変質、蛍光体の波長変換効率の低下を抑制することができる光源装置、及び、これを用いたプロジェクターを提供することを目的とする。
[1]本発明の光源装置は、励起光を射出する発光装置と、モーターにより回転可能な基板に、前記励起光の一部又は全部を該励起光と異なる波長の蛍光に変換する蛍光層が前記基板の回転方向に沿って形成されてなる回転蛍光板と、前記回転蛍光板の前記蛍光層側に対向配置され、複数の羽根を前記基板の回転軸と同軸又は略平行な回転軸の周りを回転させることで、風を前記蛍光層の前記励起光が照射される部位に向けて送風する遠心ファンと、を備えていることを特徴とする。
このため、本発明の光源装置によれば、蛍光層が回転可能な基板上に設けられているので、基板が回転されることによって、励起光の集光スポットが蛍光層に対して周方向に相対移動する。これにより、蛍光層の集光スポットに対応する箇所(励起光が照射される部位)で蛍光材料が発熱しても、当該箇所が直ぐに集光スポットから外れ、次に集光スポットが当るまでの間、周囲の空気によって冷却される。このため、特定箇所に励起光が連続的に照射されるのに比べて、励起光が照射される部位での温度上昇を抑えることが可能となる。
また、本発明の光源装置によれば、蛍光層の励起光が照射される部位に向けて風を送風する遠心ファンを備えるため、遠心ファンからの風によって当該部位が直接冷却される。このため、励起光が照射される部位の温度上昇が効果的に抑制され、蛍光層が高温になることに起因する有機バインターの変質、波長変換効率の低下を軽減することが可能となる。
また、本発明の光源装置によれば、遠心ファンは、蛍光層の励起光が照射される部位を局所的に冷却するものであるため、光源装置が設置された筐体内全体を冷却する冷却ファンに比べて小型であり、その通風経路に要する空間も小さくて済む。また、回転蛍光板を回転駆動するモーターを、遠心ファンの羽根を回転させるモーターとして併用することもできる。このため、装置全体のサイズを大きく変えることなく、前述のような冷却効果を得ることが可能となる。
[2]本発明の光源装置においては、前記複数の羽根は、前記回転蛍光板を回転駆動する前記モーターとは異なるモーターによって回転駆動されることが好ましい。
このような構成とすることにより、回転蛍光板と羽根が、それぞれ、別々のモーターによって回転駆動されるため、回転蛍光板の回転数とは無関係に、羽根の回転数を、排気口から送風される風の風量及び風速が最適になるように設定することができる。
[3]本発明の光源装置においては、前記羽根を回転駆動するモーターの回転数は、前記回転蛍光板を回転駆動するモーターの回転数よりも小さいことが好ましい。
回転蛍光板では、蛍光層において発生する熱を周方向に沿った広い領域に放散させるために、回転蛍光板のモーターの回転数を大きくする必要がある。一方、遠心ファンでは、小さな回転数でも十分な冷却能力を有することが多いため、遠心ファンのモーターの回転数を回転蛍光板のモーターの回転数と等しくすると、必要以上に大きな回転数で遠心ファンを回転することになる。よって、遠心ファンのモーターの回転数を回転蛍光板のモーターの回転数よりも小さくすれば、消費電力を抑えつつ、十分な冷却能力で蛍光体層を冷却することができる。
[4]本発明の光源装置においては、前記複数の羽根は、前記回転蛍光板を回転駆動する前記モーターによって回転駆動されることが好ましい。
このような構成とすることにより、光源装置の構成が簡易なものとなり、光源装置を小型化することが可能となる。
[5]本発明の光源装置においては、前記遠心ファンは、その開口端が風を排出する排気口とされたダクト状の排気部を有し、前記排気部の側壁は、前記風の上流側から下流側に向かうにつれて前記回転蛍光板との距離が小さくなるように傾斜していることが好ましい。
このような構成とすることにより、遠心ファンで発生した風は、排気部内において側壁に沿って斜めに流れる。さらに、側壁が傾斜していることによって排気口の開口面積が小さくなるため、斜めに流れる風が、排気口から蛍光層の励起光が照射される部位に向って高速で排出され、当該部位に斜めに当る。このため、励起光が照射される部位の温度上昇をより効果的に抑制することが可能となる。
[6]本発明の光源装置においては、前記遠心ファンの排気口内に、風向の調節を行う板体が設けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、遠心ファンで発生した風を、排気口から、蛍光体の励起光が照射される部位に向けて斜めに排出し、当該部位に斜めに当るようにすることができる。これにより、励起光が照射されている間の当該部位の温度上昇を、より効果的に抑制することが可能となる。
[7]本発明の光源装置においては、前記遠心ファンは、シロッコ型ファン又はターボ型ファンのいずれかであることが好ましい。
このような構成とすることにより、蛍光層の励起光が照射される部位に、適正な風量及び風速で風を送ることができ、励起光が照射される部位の温度上昇を、より効果的に抑制することが可能となる。
[8]本発明の光源装置においては、前記蛍光層は、前記励起光の一部又は全部を2以上の色光を含む蛍光に変換する単一の蛍光層であることが好ましい。
このような構成とすることにより、(1)励起光を射出する光源装置を用いて複数の色光を得ることが可能となる。また、蛍光層が色光毎に複数設けられた構成に比べて、(2)回転蛍光板の製造プロセスを比較的単純なものとすることが可能となる、(3)光源装置からは常に同じ色光が射出されることとなり、その結果、優れた特徴を有する非色順次駆動方式の液晶プロジェクターに適用することが可能となる、(4)蛍光層において発生する熱を周方向に沿った広い領域において放散させることができ、その結果、蛍光層の加熱による蛍光層の劣化及び発光効率の低下を抑制することが可能となる、という効果が得られる。
[9]本発明のプロジェクターは、本発明の光源装置と、前記光源装置からの色光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系を備えることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクターによれば、光源装置の設置スペース及び冷却ファンの通風経路を小さく抑えつつ、光源装置において高い波長変換効率を得ることができ、高輝度化と小型化の両立を図ることが可能となる。
以下、本発明の光源装置及びプロジェクターについて、図に示す実施形態に基づいて説明する。
<実施形態1>
まず、実施形態1に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図1は、実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を説明するために示す図、図2は、図1に示すプロジェクターが備える光源装置70Aを説明するための図であり、図2(a)は光源装置70Aから射出される光の光軸に沿って光の射出側から見た透視図、図2(b)は図2(a)のA1−A1断面図である。なお、図1においては、説明を容易にするために、回転蛍光板30の構成要素の厚みを誇張して図示している。後の図においても同様である。
まず、実施形態1に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図1は、実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を説明するために示す図、図2は、図1に示すプロジェクターが備える光源装置70Aを説明するための図であり、図2(a)は光源装置70Aから射出される光の光軸に沿って光の射出側から見た透視図、図2(b)は図2(a)のA1−A1断面図である。なお、図1においては、説明を容易にするために、回転蛍光板30の構成要素の厚みを誇張して図示している。後の図においても同様である。
実施形態1に係るプロジェクター1000は、図1に示すように、照明装置100、色分離導光光学系200、光変調装置としての3つの液晶光変調装置400R、400G、400B、クロスダイクロイックプリズム500及び投写光学系600を備える。
照明装置100は、光源装置70Aと、コリメート光学系60、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140及び重畳レンズ150を備える。
光源装置70Aは、固体発光装置10、集光光学系20、回転蛍光板30、モーター50及び遠心ファン71とを備え、全体として、赤色光及び緑色光を含む黄色光(蛍光)と、青色光をコリメート光学系60に向けて射出する機能を有する。本発明では、この光源装置70Aの構成に特徴がある。この構成については、後に詳述する。
コリメート光学系60は、図1に示すように、回転蛍光板30からの光の拡がりを抑える第1レンズ62と、第1レンズ62からの光を略平行化する第2レンズ64とを備え、全体として、回転蛍光板30からの光を略平行化する機能を有する。第1レンズ62及び第2レンズ64は、凸レンズからなる。
第1レンズアレイ120は、コリメート光学系60からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。第1レンズアレイ120は、コリメート光学系60からの光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、複数の第1小レンズ122が照明光軸100axと直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。図示による説明は省略するが、第1小レンズ122の外形形状は、液晶光変調装置400R、400G、400Bの画像形成領域の外形形状に関して略相似形である。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶光変調装置400R、400G、400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。第2レンズアレイ130は、複数の第2小レンズ132が照明光軸100axに直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、回転蛍光板30からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
偏光変換素子140は、回転蛍光板30からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。重畳レンズ150の光軸と照明装置100の光軸とが略一致するように、重畳レンズ150が配置されている。なお、重畳レンズ150は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び重畳レンズ150は、回転蛍光板30からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
なお、レンズインテグレーター光学系の代わりにインテグレーターロッドを備えるロッドインテグレーター光学系を用いることもできる。
なお、レンズインテグレーター光学系の代わりにインテグレーターロッドを備えるロッドインテグレーター光学系を用いることもできる。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210、220、反射ミラー230,240,250及びリレーレンズ260,270を備える。色分離導光光学系200は、照明装置100からの光を赤色光、緑色光及び青色光に分離し、赤色光、緑色光及び青色光のそれぞれの色光を照明対象となる液晶光変調装置400R,400G,400Bに導光する機能を有する。
色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、フィールドレンズ300R,300G,300Bが配置されている。
色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、フィールドレンズ300R,300G,300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210,220は、基板上に、所定の波長領域の光を反射して、他の波長領域の光を通過させる波長選択透過膜が形成されたミラーである。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を通過させ、緑色光成分及び青色光成分を反射するダイクロイックミラーである。
ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。
反射ミラー230は、赤色光成分を反射する反射ミラーである。
反射ミラー240,250は青色光成分を反射する反射ミラーである。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を通過させ、緑色光成分及び青色光成分を反射するダイクロイックミラーである。
ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。
反射ミラー230は、赤色光成分を反射する反射ミラーである。
反射ミラー240,250は青色光成分を反射する反射ミラーである。
ダイクロイックミラー210を通過した赤色光は、反射ミラー230で反射され、フィールドレンズ300Rを通過して赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー210で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、フィールドレンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、出射側の反射ミラー250、フィールドレンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を透過した青色光成分を液晶光変調装置400Bまで導く機能を有する。
ダイクロイックミラー210で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、フィールドレンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、出射側の反射ミラー250、フィールドレンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を透過した青色光成分を液晶光変調装置400Bまで導く機能を有する。
なお、青色光の光路にこのようなリレーレンズ260,270が設けられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。実施形態1に係るプロジェクター1000においては、青色光の光路の長さが長いのでこのような構成とされているが、赤色光の光路の長さを長くして、リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250を赤色光の光路を用いる構成も考えられる。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、照明装置100の照明対象となる。なお、図示は省略したが、各フィールドレンズ300R,300G,300Bと各液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、各液晶光変調装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置される。これら入射側偏光板、液晶光変調装置400R,400G,400B及び射出側偏光板によって、入射された各色光が光変調が行われる。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入した透過側の液晶光変調装置であり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入した透過側の液晶光変調装置であり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面が形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
次に、光源装置70Aの構成について説明する。
光源装置70Aは、固体発光装置10、集光光学系20、回転蛍光板30、モーター50、遠心ファン71を備える。
光源装置70Aは、固体発光装置10、集光光学系20、回転蛍光板30、モーター50、遠心ファン71を備える。
発光装置10は、励起光としてレーザー光からなる青色光(発光強度のピーク:約445nm)を射出するレーザー光源からなる。なお、発光装置10は、1つのレーザー光源からなるものであってもよいし、多数のレーザー光源からなるものであってもよい。また、445nm以外の波長(例えば、460nm)の青色光を射出する光源装置を用いることもできる。
集光光学系20は、第1レンズ22及び第2レンズ24を備える。集光光学系20は、発光装置10から回転蛍光板30までの光路中に配置され、全体として青色光を略集光した状態で蛍光層42(後述)に入射させる。第1レンズ22及び第2レンズ24は、凸レンズからなる。
回転蛍光板30はいわゆる透過型の回転蛍光板であり、図1及び図2に示すように、モーター50により回転可能な円板(基板)40の一部に、単一の蛍光層42が円板40の周方向に沿って連続して形成されてなる。蛍光層42が形成されている領域は、青色光が入射する領域(集光スポット)を含む。回転蛍光板30は、この集光スポットに対応する箇所で、青色光が赤色光及び緑色光を含む色光に変換され、該色光が、青色光が入射する側とは反対の側に向けて射出するように構成されている。なお、以下の説明では、蛍光層42の集光スポットに対応する箇所(励起光が照射される部位)を「波長変換部S」と言う。
回転蛍光板30は、使用時において例えば7500rpmで回転する。詳しい説明は省略するが、回転蛍光板30の直径は50mmであり、回転蛍光板30に入射する青色光の光軸が回転蛍光板30の回転中心から約22.5mm離れた場所に位置するように構成されている。つまり、回転蛍光板30は、青色光の集光スポットが約18mm/秒で蛍光層42上を移動するような回転速度で回転する。なお、回転蛍光板30の寸法、回転速度及び集光スポットの位置はこれに限定されず、集光スポットの光密度や蛍光層の構成材料に応じて適宜設定される。
円板40は、青色光を透過する材料からなる。円板40の材料としては、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等を用いることができる。
発光装置10からの青色光は、円板40側から回転蛍光板30に入射し、蛍光層で略集光するように構成されている。
蛍光層42は、青色光を透過し赤色光及び緑色光を反射するダイクロイック膜44を介して円板40上に形成されている。ダイクロイック膜44は、例えば、誘電体多層膜からなる。
蛍光層42は、青色光を透過し赤色光及び緑色光を反射するダイクロイック膜44を介して円板40上に形成されている。ダイクロイック膜44は、例えば、誘電体多層膜からなる。
蛍光層42は、波長変換部Sにおいて、発光装置10からの青色光の一部を赤色光及び緑色光を含む光に変換し、かつ、青色光の残りの一部を変換せずに通過させる。具体的には、蛍光層42は、波長が約445nmの青色光によって効率的に励起され、発光装置10が射出する青色光の一部を、赤色光及び緑色光を含む黄色光(蛍光)に変換して射出する。蛍光層42は、例えばYAG系蛍光体である(Y,Gd)3(Al,Ga)5O12:Ceと有機バインダーを含有する層からなる。
なお、蛍光層として、赤色光及び緑色光を含む蛍光を射出する他の蛍光体を含有する層を用いてもよい。また、蛍光層として、励起光を赤色光に変換する蛍光体と、励起光を緑色に変換する蛍光体との混合物を含有する層を用いてもよい。
なお、蛍光層として、赤色光及び緑色光を含む蛍光を射出する他の蛍光体を含有する層を用いてもよい。また、蛍光層として、励起光を赤色光に変換する蛍光体と、励起光を緑色に変換する蛍光体との混合物を含有する層を用いてもよい。
蛍光層42をこのような構成とすることにより、(1)励起光を射出する光源装置を用いて複数の色光を得ることが可能となる。また、蛍光層が色光毎に複数設けられた構成に比べて、(2)回転蛍光板の製造プロセスを比較的単純なものとすることが可能となる、(3)光源装置からは常に同じ色光が射出されることとなり、その結果、優れた特徴を有する非色順次駆動方式の液晶プロジェクターに適用することが可能となる、(4)蛍光層において発生する熱を周方向に沿った広い領域において放散させることができ、その結果、蛍光層の加熱による蛍光層の劣化及び発光効率の低下を抑制することが可能となる、という効果が得られる。
図2に示すように、遠心ファン71は、回転蛍光板30の蛍光層42側に、該蛍光層42で囲まれた領域(以下、「内周領域30a」と言う。)に対して微小間隔を空けて配置されている。
本実施形態では、遠心ファン71はシロッコ型ファンとして構成されており、羽根支持板72と、複数枚の羽根73と、ブロアカバー74とを有する。
本実施形態では、遠心ファン71はシロッコ型ファンとして構成されており、羽根支持板72と、複数枚の羽根73と、ブロアカバー74とを有する。
羽根支持板72は、回転蛍光板30の内周領域30aよりも小径とされた円板状をなし、その中心部がモーター50の回転軸51に固定されている。羽根支持板72は、モーター50によって、回転蛍光板30と同じ回転方向(図2(a)中、左回り方向)及び回転数で回転駆動される。
複数枚の羽根73は、羽根支持板72の回転蛍光板30側と反対側の主面に、回転軸51を中心として、径方向に沿うように放射状に配設されている。なお、各羽根73は、回転方向に対して前方に湾曲した形状(羽根出口角θが90°以上)をなしていても良い。
各羽根73は、羽根支持板72がモーター50によって回転駆動されると、それぞれ回転軸50の周りを公転する。これにより、回転軸方向から空気が流入し、径方向に空気が流れる気流(風)が生じる。
各羽根73は、羽根支持板72がモーター50によって回転駆動されると、それぞれ回転軸50の周りを公転する。これにより、回転軸方向から空気が流入し、径方向に空気が流れる気流(風)が生じる。
ブロアカバー74は、プロジェクター1000を構成する各部を収容する図示しない筐体に支持されている。
ブロアカバー74は、羽根支持板72及び各羽根73を覆うものであり、扁平な略有底円筒状をなしている。このブロアカバー74は、一方の底部75が、回転蛍光板30の内周領域30aと微小間隔を空けて対向するように配置されている。ブロアカバー74がこのように配置されることにより、光源装置全体のサイズを小型なものとすることができる。
ブロアカバー74は、羽根支持板72及び各羽根73を覆うものであり、扁平な略有底円筒状をなしている。このブロアカバー74は、一方の底部75が、回転蛍光板30の内周領域30aと微小間隔を空けて対向するように配置されている。ブロアカバー74がこのように配置されることにより、光源装置全体のサイズを小型なものとすることができる。
ブロアカバー74の各底部75、76は、回転蛍光板30の内周領域30aよりも小径とされている。そして、回転蛍光板30側の底部75の中心部には、モーター50の回転軸51よりも僅かに大径とされた孔部75aが設けられ、該孔部75a内に回転軸51が非接触状態で挿通している。また、回転蛍光板30側と反対側の底部76には、回転軸51の同軸上を略中心とする円形の吸引口76aが設けられている。
また、ブロアカバー74の周壁77には、ダクト状の排気部78が設けられている。
排気部78は、その内部がブロアカバー74の内部と連通しており、風を排出する排気口79を有している。排気口79は、波長変換部Sに向けて風を送風するように波長変換部Sと近接して配設されている。また、排気部78は、ブロアカバー74の周壁77の接線方向に延在する第1側壁78aと、ブロアカバー74の底部75と連なる第2側壁78b及びブロアカバー74の底部76と連なる第3側壁(図2(a)は底部76を透視した透視図となっているので、底部76と連なる第3側壁も図示されていない)とを有し、各羽根73の公転によって生じた風が、各側壁78a、78bにガイドされつつ排気口79から排出されるようになっている。
排気部78は、その内部がブロアカバー74の内部と連通しており、風を排出する排気口79を有している。排気口79は、波長変換部Sに向けて風を送風するように波長変換部Sと近接して配設されている。また、排気部78は、ブロアカバー74の周壁77の接線方向に延在する第1側壁78aと、ブロアカバー74の底部75と連なる第2側壁78b及びブロアカバー74の底部76と連なる第3側壁(図2(a)は底部76を透視した透視図となっているので、底部76と連なる第3側壁も図示されていない)とを有し、各羽根73の公転によって生じた風が、各側壁78a、78bにガイドされつつ排気口79から排出されるようになっている。
以上のように構成された光源装置70Aでは、発光装置10からの青色光が蛍光層42に照射されている間、回転蛍光板30及び遠心ファン71の羽根支持板72が、モーター50によって回転駆動される。
回転蛍光板30の回転によって、蛍光層42に照射された青色光の集光スポットは、蛍光層42に対して周方向に相対移動する。これにより、集光スポットに対応する箇所(波長変換部S)では蛍光材料が発熱するが、当該箇所が直ぐに集光スポットから外れ、次に集光スポットが当るまでの間、周囲の空気によって冷却される。このため、特定箇所に励起光が連続的に照射されるのに比べて波長変換部Sでの温度上昇を抑制することが可能となる。
また、羽根支持板72の回転によって、羽根支持板72に設けられた複数の羽根73が回転軸51の周りを公転する。これにより、ブロアカバー74内に、回転軸51方向から吸気口76aを介して空気が流入し、径方向に空気が流れる気流(風)が発生し、排気口79から風が排出される。ここで、この光源装置70Aでは、排気口79が、波長変換部Sに向って風を送風するように配置されているため、排気口79から送風される風によって波長変換部Sが直接冷却される。これにより、蛍光材料の発熱による波長変換部Sの温度上昇が効果的に抑制され、波長変換部Sが高温になることに起因する有機バインターの変質、波長変換効率の低下を軽減することが可能となる。
また、この光源装置70Aでは、遠心ファン71は、波長変換部Sを局所的に冷却するものであるため、光源装置が設置された筐体内全体を冷却する冷却ファンに比べて小型であり、通風経路に要する空間も小さくて済む。また、本実施形態のように、回転蛍光板30を回転駆動するモーター50を、羽根支持板72を回転駆動するモーターとして併用することもできる。このため、装置全体のサイズを大きく変えることなく、前述のような冷却効果を得ることが可能となる。
したがって、このような光源装置70Aを適用したプロジェクター1000は、光源装置70Aの設置スペース及び遠心ファン71の通風経路を小さく抑えつつ、光源装置70Aにおいて高い波長変換効率を得ることができ、高輝度化と小型化の両立を図ることが可能となる。
<実施形態2>
次に、実施形態2に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図3は、実施形態2のプロジェクターが備える光源装置70Bを説明するための図であり、図3(a)は上面図、図3(b)は光源装置を遠心ファンの排気口側から見た側面図である。
なお、実施形態2においては、前記実施形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
実施形態2のプロジェクター1000は、図3に示すように、光源装置70Bが備える遠心ファン71の排気部78において、第3側壁78cが基端側よりも開口端側の方が第2側壁78bとの距離が狭くなるように(回転蛍光体30との距離が狭くなるように)傾斜している以外は、前記実施形態1と同様の構成とされている。すなわち、気流の上流側(回転軸51側)から下流側(排気口79側)に向かうにつれて第3側壁78cと第2側壁78bとの距離が徐々に小さくなるように構成されている。
次に、実施形態2に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図3は、実施形態2のプロジェクターが備える光源装置70Bを説明するための図であり、図3(a)は上面図、図3(b)は光源装置を遠心ファンの排気口側から見た側面図である。
なお、実施形態2においては、前記実施形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
実施形態2のプロジェクター1000は、図3に示すように、光源装置70Bが備える遠心ファン71の排気部78において、第3側壁78cが基端側よりも開口端側の方が第2側壁78bとの距離が狭くなるように(回転蛍光体30との距離が狭くなるように)傾斜している以外は、前記実施形態1と同様の構成とされている。すなわち、気流の上流側(回転軸51側)から下流側(排気口79側)に向かうにつれて第3側壁78cと第2側壁78bとの距離が徐々に小さくなるように構成されている。
この実施形態2においても、前記実施形態1と同様の作用・効果が得られる。
また、実施形態2の光源装置70Bでは、特に、遠心ファン71の第3側壁78cが前述のように傾斜していることにより、遠心ファンで発生した風が、排気部78内において第3側壁78cに沿って斜めに流れる。さらに、第3側壁73cが傾斜していることによって排気口79の開口面積が小さくなるため、斜めに流れる風が、排気口79から波長変換部Sに向って高速で排出され、波長変換部Sに斜めに当る。これによって、波長変換部Sがより効率よく冷却され、波長変換部Sが高温になることに起因する有機バインダーの変質及び波長変換効率の低下を効果的に軽減することが可能となる。
また、実施形態2の光源装置70Bでは、特に、遠心ファン71の第3側壁78cが前述のように傾斜していることにより、遠心ファンで発生した風が、排気部78内において第3側壁78cに沿って斜めに流れる。さらに、第3側壁73cが傾斜していることによって排気口79の開口面積が小さくなるため、斜めに流れる風が、排気口79から波長変換部Sに向って高速で排出され、波長変換部Sに斜めに当る。これによって、波長変換部Sがより効率よく冷却され、波長変換部Sが高温になることに起因する有機バインダーの変質及び波長変換効率の低下を効果的に軽減することが可能となる。
<実施形態3>
次に、実施形態3に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図4は、実施形態3のプロジェクターが備える光源装置70Cを遠心ファンの排気口側から見た側面図である。
なお、実施形態3においては、前記実施形態2との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
次に、実施形態3に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図4は、実施形態3のプロジェクターが備える光源装置70Cを遠心ファンの排気口側から見た側面図である。
なお、実施形態3においては、前記実施形態2との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
実施形態3のプロジェクター1000は、図4に示すように、光源装置70Cが備える遠心ファン71の排気口79に、フラップ(板体)80が取り付けられている以外は、前記実施形態1と同様の構成とされている。
フラップ80は、左右の各端部が排気口79を画成する周壁77及び第1側壁78aに取り付けられており、風の排出側の辺縁80aが後退側の辺縁80bよりも第2側壁78b側(回転蛍光体30側)となるように斜めに傾いている。すなわち、気流の上流側(回転軸51側)から下流側(排気口79側)に向かうにつれてフラップ80と第2側壁78bとの距離が徐々に小さくなるようにフラップ80が第2側壁78bに対して斜めに傾いて配置されている。
フラップ80は、左右の各端部が排気口79を画成する周壁77及び第1側壁78aに取り付けられており、風の排出側の辺縁80aが後退側の辺縁80bよりも第2側壁78b側(回転蛍光体30側)となるように斜めに傾いている。すなわち、気流の上流側(回転軸51側)から下流側(排気口79側)に向かうにつれてフラップ80と第2側壁78bとの距離が徐々に小さくなるようにフラップ80が第2側壁78bに対して斜めに傾いて配置されている。
この実施形態3においても、前記実施形態1及び前記実施形態2と同様の作用・効果が得られる。
また、実施形態3の光源装置70Cでは、特に、遠心ファン71の排気口79に、前述のように斜めに傾いたフラップ80が取り付けられていることにより、排気口79に送出された風に、さらに斜め方向の流れが付与される。このため、波長変換部Sに向って斜めに送風される風の風量を上げることができ、波長変換部Sがさらに効率よく冷却される。これにより、波長変換部Sが高温になることが起因する有機バインターの変質及び波長変換効率の低下をより効果的に軽減することが可能となる。
また、実施形態3の光源装置70Cでは、特に、遠心ファン71の排気口79に、前述のように斜めに傾いたフラップ80が取り付けられていることにより、排気口79に送出された風に、さらに斜め方向の流れが付与される。このため、波長変換部Sに向って斜めに送風される風の風量を上げることができ、波長変換部Sがさらに効率よく冷却される。これにより、波長変換部Sが高温になることが起因する有機バインターの変質及び波長変換効率の低下をより効果的に軽減することが可能となる。
<実施形態4>
次に、実施形態4に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図5は、実施形態4のプロジェクターが備える光源装置70Dを説明するための図であり、図5(a)は上面図、図5(b)は図5(a)のA2−A2断面図である。
なお、実施形態4においては、前記実施形態1及び前記実施形態2との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
実施形態4のプロジェクター1は、光源装置70Dに、回転蛍光板30を回転駆動する第1モーター50とは別に、羽根支持板72を回転駆動する第2モーター81を設けた以外は、前記実施形態2と同様の構成とされている。
次に、実施形態4に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図5は、実施形態4のプロジェクターが備える光源装置70Dを説明するための図であり、図5(a)は上面図、図5(b)は図5(a)のA2−A2断面図である。
なお、実施形態4においては、前記実施形態1及び前記実施形態2との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
実施形態4のプロジェクター1は、光源装置70Dに、回転蛍光板30を回転駆動する第1モーター50とは別に、羽根支持板72を回転駆動する第2モーター81を設けた以外は、前記実施形態2と同様の構成とされている。
図5に示すように、第2モーター81は、吸引口76aの内側及び各羽根73で囲まれた空間に亘って、羽根支持板72の表面と離間した状態で収容されており、吸引口76aの周囲に複数のモーター支持部83を介して取り付けられている。そして、第2モーター81の回転軸82には、羽根支持板72の中心部が固定され、第1モーター50の回転軸51には、回転蛍光板30のみが固定されている。
この光源装置70Dでは、回転蛍光板30及び羽根支持板72が、それぞれ、第1モーター50及び第2モーター81によってそれぞれ別々に回転駆動される。
この光源装置70Dでは、回転蛍光板30及び羽根支持板72が、それぞれ、第1モーター50及び第2モーター81によってそれぞれ別々に回転駆動される。
第2モーター81の回転数は第1モーター50の回転数と同じでもよく、異なっていてもよい。第2モーター81の回転数を第1モーター50の回転数と異ならせる場合には、どちらのモーターの回転数を大きくしてもよい。ただし、回転蛍光板30では、蛍光層42において発生する熱を周方向に沿った広い領域に放散させるために、回転蛍光板30のモーターの回転数を大きくする必要があり、羽根支持板72では、小さな回転数でも十分な冷却能力を有することが多いため、羽根支持板72のモーターの回転数を回転蛍光板30のモーターの回転数と等しくすると、必要以上に大きな回転数で羽根支持板72を回転することになる。よって、羽根支持板72のモーターの回転数を回転蛍光板30のモーターの回転数よりも小さくすれば、消費電力を抑えつつ、十分な冷却能力で蛍光体層42を冷却することができる。
この実施形態4においても、前記実施形態1及び前記実施形態2と同様の作用・効果が得られる。
また、実施形態4の光源装置では、特に、回転蛍光板30及び羽根支持板72が、それぞれ、別々のモーター50、81によって回転駆動されるため、回転蛍光板30の回転数とは無関係に、羽根支持板72の回転数を、排気口79から送風される風の風量及び風速が最適になるように設定することができる。このため、蛍光層42の波長変換部Sをより効率よく冷却することができ、波長変換部Sが高温になることに起因する有機バインダーの変質及び波長変換効率の低下を効果的に軽減することが可能となる。
また、実施形態4の光源装置では、特に、回転蛍光板30及び羽根支持板72が、それぞれ、別々のモーター50、81によって回転駆動されるため、回転蛍光板30の回転数とは無関係に、羽根支持板72の回転数を、排気口79から送風される風の風量及び風速が最適になるように設定することができる。このため、蛍光層42の波長変換部Sをより効率よく冷却することができ、波長変換部Sが高温になることに起因する有機バインダーの変質及び波長変換効率の低下を効果的に軽減することが可能となる。
なお、このような構成では、回転蛍光板30及び羽根支持板72の各中心部を同軸とする必要はなく、遠心ファン71の排気口79が蛍光層42の波長変換部Sに向いている限り、回転蛍光板30と遠心ファン71との位置関係を比較的自由に設計することが可能となる。
但し、この場合でも、回転蛍光板30と遠心ファン71(ブロアカバ74ーの底部75)の対峙する各主面は、対向関係となっているのが好ましい。これにより、光源装置70Dのプロジェクター1000における占有体積を小さくすることが可能となる。
また、遠心ファン71は、ブロアカバー74の各底部75、76の径が回転蛍光板30の内側領域30aの径よりも小さく、内側領域30aに対して微小間隔を空けて配置されるのが好ましい。これにより、蛍光層42に遠心ファン71が重ならないため、回転蛍光板30の回転によって蛍光層42が周囲の空気で冷却される効果を効率よく得ることが可能となる。
但し、この場合でも、回転蛍光板30と遠心ファン71(ブロアカバ74ーの底部75)の対峙する各主面は、対向関係となっているのが好ましい。これにより、光源装置70Dのプロジェクター1000における占有体積を小さくすることが可能となる。
また、遠心ファン71は、ブロアカバー74の各底部75、76の径が回転蛍光板30の内側領域30aの径よりも小さく、内側領域30aに対して微小間隔を空けて配置されるのが好ましい。これにより、蛍光層42に遠心ファン71が重ならないため、回転蛍光板30の回転によって蛍光層42が周囲の空気で冷却される効果を効率よく得ることが可能となる。
<実施形態5>
次に、実施形態5に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図6は、実施形態5のプロジェクターが備える光源装置70Eを説明するための図であり、図6(a)は図1の上側から見た透視図、図6(b)は図6(a)のA3−A3断面図である。
なお、実施形態5においては、前記実施形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
次に、実施形態5に係る光源装置及びプロジェクターについて説明する。
図6は、実施形態5のプロジェクターが備える光源装置70Eを説明するための図であり、図6(a)は図1の上側から見た透視図、図6(b)は図6(a)のA3−A3断面図である。
なお、実施形態5においては、前記実施形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
実施形態5のプロジェクター1は、光源装置70Eの遠心ファン71として、シロッコ型ファンの代わりにターボ型ファンを用いる以外は、前記実施形態1と同様の構成とされている。
図6に示すように、ターボ型ファンである遠心ファンは、回転軸51の周りに放射状に取り付けられた複数枚の羽根84を有する。各羽根84は、各羽根の回転方向に対して後方に湾曲した形状(羽根出口角が90°未満)をなし、その主面が回転軸51の軸方向に対して傾斜するように配されている。
図6に示すように、ターボ型ファンである遠心ファンは、回転軸51の周りに放射状に取り付けられた複数枚の羽根84を有する。各羽根84は、各羽根の回転方向に対して後方に湾曲した形状(羽根出口角が90°未満)をなし、その主面が回転軸51の軸方向に対して傾斜するように配されている。
この実施形態5においても、前記実施形態1と同様の作用・効果が得られる。
また、実施形態5の光源装置70Eでは、特に、遠心ファン71としてターボ型ファンを用いているため、排気口において大きな風量を得ることができ、波長変換部Sがより効率よく冷却される。これにより、波長変換部Sが高温になることが起因する有機バインターの変質及び波長変換効率の低下をより効果的に軽減することが可能となる。
なお、遠心ファン71の選択に際しては、各遠心ファンの排気口における風の風量及び風速、さらにファンの回転時における騒音に着目し、必要な特性に応じて適宜選定するのが好ましい。
また、実施形態5の光源装置70Eでは、特に、遠心ファン71としてターボ型ファンを用いているため、排気口において大きな風量を得ることができ、波長変換部Sがより効率よく冷却される。これにより、波長変換部Sが高温になることが起因する有機バインターの変質及び波長変換効率の低下をより効果的に軽減することが可能となる。
なお、遠心ファン71の選択に際しては、各遠心ファンの排気口における風の風量及び風速、さらにファンの回転時における騒音に着目し、必要な特性に応じて適宜選定するのが好ましい。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能である。
例えば、実施形態2〜4の光源装置70A〜70Dにおいて、シロッコ型ファンの代わりにターボ型ファンを用いるようにしても構わない。また、実施形態1、4、5の光源装置70A、70D、70Eにおいて、遠心ファン71の排気口79に関し、実施形態2と同様の形状としてもよく、実施形態3と同様のフラップ80を取り付けるようにしてもよい。
例えば、実施形態2〜4の光源装置70A〜70Dにおいて、シロッコ型ファンの代わりにターボ型ファンを用いるようにしても構わない。また、実施形態1、4、5の光源装置70A、70D、70Eにおいて、遠心ファン71の排気口79に関し、実施形態2と同様の形状としてもよく、実施形態3と同様のフラップ80を取り付けるようにしてもよい。
また、前記各実施形態では、回転蛍光板30の円板40として、青色光を透過する光透過基板を用いているが、Al等の金属材料よりなる光反射基板を用いても良い。この場合には、発光装置10を、円板40より蛍光層42側(図1における上側)に配置し、発光装置10が出射する青色光を蛍光層42の表面に直接入射させる。蛍光層42に入射した青色光の一部は、所定波長の蛍光に変換され、また、残りの一部の青色光は変換せずに蛍光層42を通過し、いずれも円板40表面で反射されて青色光の入射する側に出射される。
また、本発明は、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態においては、円板40の一部に蛍光層42が形成されてなる回転蛍光板を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば円板の全体に蛍光層が形成されてなる回転蛍光板を用いてもよい。
(1)上記各実施形態においては、円板40の一部に蛍光層42が形成されてなる回転蛍光板を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば円板の全体に蛍光層が形成されてなる回転蛍光板を用いてもよい。
(2)上記各実施形態においては、遠心ファンは、回転蛍光板30の蛍光層42側に、該蛍光層42で囲まれた領域30aに対して微小間隔を空けて配置されているが、遠心ファンは、光が通過する部分(波長変換部S)以外は、蛍光層42に囲まれた領域30aをはみ出して配置されていてもよい。例えば、円板40の蛍光層42が形成された面側から見たときに、遠心ファンのブロアカバーが、波長変換部S以外の蛍光層42と重なるように配置されていてもよい。
(3)上記各実施形態においては、排気部78に第2側壁(回転蛍光板と対向する側壁)を設けているが、第2側壁は必ずしも必要とされず、第1側壁および第3側壁のみで構成することもできる。
(4)上記実施形態1においては、青色光を射出する発光装置10と、発光装置10からの青色光の一部を赤色光及び緑色光を含む光に変換し、かつ、青色光の残りの一部を変換せずに通過させる蛍光層42とを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、紫色光又は紫外光を射出する光源装置と、光源装置からの紫色光又は紫外光を赤色光、緑色光及び青色光を含む光に変換する蛍光層を用いてもよい。
(5)上記各実施形態においては、各コリメート光学系における第1レンズ及び第2レンズとして凸レンズを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。要するに、各コリメート光学系が、光を略平行にする機能を有するようになるような第1レンズ及び第2レンズを用いればよい。また、各コリメート光学系を構成するレンズの枚数は、1枚であってもよく、3枚以上であってもよい。
(6)上記各実施形態においては、各集光光学系における第1レンズ及び第2レンズとして凸レンズを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。要するに、各集光光学系が、光を略集光する機能を有するようになるような第1レンズ及び第2レンズを用いればよい。また、各集光光学系を構成するレンズの枚数は、1枚であってもよく、3枚以上であってもよい。
(7)上記各実施形態においては、レーザー光源からなる発光装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、発光ダイオードや特定の色光を射出する光源ランプ等からなる光源装置を用いてもよい。
(8)上記各実施形態においては、液晶光変調装置として3つの液晶光変調装置を用いたプロジェクターを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。1つ、2つ又は4つ以上の液晶光変調装置を用いたプロジェクターにも適用可能である。
(9)上記各実施形態においては、透過型のプロジェクターを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反射型のプロジェクターを用いてもよい。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクターにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を得ることができる。
(10)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクターに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリニア投写型プロジェクターに適用する場合にも可能である。
(11)上記各実施形態において、本発明の光源装置をプロジェクターに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の光源装置を他の光学系(例えば、光ディスク装置、自動車のヘッドランプ、照明機器等。)に適用することもできる。
10…発光装置、30…回転蛍光板、40…円板(基板)、42…蛍光層、50…モーター、51…(モーターの)回転軸、70A,70B,70C,70D,70E…光源装置、71…遠心ファン、73…(シロッコ型ファンの)羽根、78…排気部、79…排気口、80…フラップ(板体)、80a、80b…辺縁、81…モーター、82…(モーターの)回転軸、84…(ターボ型ファンの)羽根、400R,400G,400B…液晶光変調装置、600…投写光学系、1000…プロジェクター、S…波長変換部(蛍光層の励起光が照射される部位)、SCR…スクリーン
Claims (9)
- 励起光を射出する発光装置と、
モーターにより回転可能な基板に、前記励起光の一部又は全部を該励起光と異なる波長の蛍光に変換する蛍光層が前記基板の回転方向に沿って形成されてなる回転蛍光板と、
前記回転蛍光板の前記蛍光層側に対向配置され、複数の羽根を前記基板の回転軸と同軸又は略平行な回転軸の周りを回転させることで、風を前記蛍光層の前記励起光が照射される部位に向けて送風する遠心ファンと、を備えていることを特徴とする光源装置。 - 前記複数の羽根は、前記回転蛍光板を回転駆動する前記モーターによって回転駆動されることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記複数の羽根は、前記回転蛍光板を回転駆動する前記モーターとは異なるモーターによって回転駆動されることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記羽根を回転駆動するモーターの回転数は、前記回転蛍光板を回転駆動するモーターの回転数よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
- 前記遠心ファンは、その開口端が風を排出する排気口とされたダクト状の排気部を有し、
前記排気部の側壁は、前記風の上流側から下流側に向かうにつれて前記回転蛍光板との距離が小さくなるように傾斜していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の光源装置。 - 前記遠心ファンの排気口内に、風向の調節を行う板体が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の光源装置。
- 前記遠心ファンは、シロッコ型ファン又はターボ型ファンのいずれかであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の光源装置。
- 前記蛍光層は、前記励起光の一部又は全部を2以上の色光を含む蛍光に変換する単一の蛍光層であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の光源装置。
- 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の光源装置と、
前記光源装置からの色光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系を備えていることを特徴とするプロジェクター。
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