JP2018050374A - 電流モード制御dc/dcコンバータ及びその制御方法 - Google Patents

電流モード制御dc/dcコンバータ及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018050374A
JP2018050374A JP2016183326A JP2016183326A JP2018050374A JP 2018050374 A JP2018050374 A JP 2018050374A JP 2016183326 A JP2016183326 A JP 2016183326A JP 2016183326 A JP2016183326 A JP 2016183326A JP 2018050374 A JP2018050374 A JP 2018050374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
circuit
slope
slope compensation
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016183326A
Other languages
English (en)
Inventor
博通 大塚
Hiromichi Otsuka
博通 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Space Technologies Ltd
Original Assignee
NEC Space Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Space Technologies Ltd filed Critical NEC Space Technologies Ltd
Priority to JP2016183326A priority Critical patent/JP2018050374A/ja
Publication of JP2018050374A publication Critical patent/JP2018050374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で広い負荷電流範囲でも安定に動作可能な電流モード制御DC/DCコンバータ及びその制御方法を提供する。【解決手段】電流モード制御DC/DCコンバータ1は、入力電圧をスイッチングするスイッチ素子111を含む1次側回路11と、入力電圧を変換した出力電圧を生成する2次側回路12と、出力電圧を検出する出力電圧検出回路13と、スイッチ素子111に流れる電流を示す電流検出信号を出力する電流検出回路14と、スイッチ素子111に流れる電流に基づいて制御されたスロープをもつスロープ補償信号を生成するスロープ補償回路15と、出力電圧とスロープ補償信号が重畳された電流検出信号に基づいてスイッチ素子111のスイッチング制御を行うスイッチング制御回路16と、を有している。【選択図】 図1

Description

本発明は、電流モード制御DC/DCコンバータ及びその制御方法に関する。
DC/DCコンバータの制御方式には、出力電圧のみを検出して帰還制御する電圧モード制御方式と、出力電圧以外にスイッチングトランジスタ等に流れる電流を検出して帰還制御する電流モード制御方式がある。電流モード制御DC/DCコンバータは、基準電圧とDC/DCコンバータの出力電圧を誤差増幅器により比較し、且つスイッチングトランジスタ等に流れる電流を電圧変換し、変換した電圧を基準電圧と比較し、所要のパルス幅で、スイッチング素子を駆動して、出力電圧の制御を実施する。
電流モード制御方式のDC/DCコンバータが、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の電流モード制御装置は、スイッチング電源装置のスイッチ素子に流れる通電電流を検出する電流センス回路が、スイッチ素子のオン期間、時間の経過と共に一次直線の傾きをもって増加するスイッチ素子の通電電流を検出する。検出された電流は、抵抗体とコンデンサによる積分回路により積分され、二次曲線カーブの傾きをもつ電圧に変換され、電流センス回路から出力される電圧に重畳され、スイッチング制御回路に出力される。
また特許文献2に開示されているDC/DCコンバータは、スイッチングレギュレータ内部のリアクトル電流を検出し、電流ゲイン切り替え回路を介して得られる電流検出信号と、スイッチングレギュレータの出力電圧を検出し電圧補償回路により位相補償した電圧フィードバック信号を、カレントモードコントロール制御回路にフィードバックする。
特開平11−041924号公報 特開平09−266664号公報
図8は、スイッチ素子に流れる通電電流をフィードバックする電流検出信号の波形を示す図である。浮遊容量成分やリーケージインダクタンス成分のため、スイッチングトランジスタがスイッチオンされたとき、図8に示すようにターンオンノイズが発生し、電流検出信号に重畳される。図8に示すように、通常、ターンオンノイズのピークに比べ、電流検出信号のピークは高い。しかしながら、負荷電流が少ない時には、ターンオンノイズの振幅が減少しないため、電流検出信号のピークが、ターンオンノイズのピークより低くなってしまう。したがって、電流検出信号のS/N比が悪くなり、DC/DCコンバータの出力電圧の制御に誤動作が起きやすくなる。
特許文献1の構成では、スイッチ素子の通電電流に重畳されるバイアス電圧が電源装置の負荷電流に対して一定の割合で重畳されるので、電源装置の負荷電流が少なくなりスイッチ素子の電流が小さくなると、重畳される電圧が小さくなり、誤動作を防止する効果は少ない。また電源装置の負荷電流が大きくなりバイアス電圧が大きくなった場合、バイアス電圧が電源装置の負荷電流に対して一定の割合で重畳されるので、重畳される電圧が大きくなり、本来のスイッチ素子を流れる電流の検出能力が低下する。
特許文献2には、負荷電流が少ない時S/N比が悪くなり、誤動作が起きやすくなるという上記の課題が記載されており、この課題に対して、軽負荷時にリアクトル電流をフィードバックする際、電流ゲインを大きくする構成となっている。しかしながら、特許文献2に開示されている構成では、電流ゲインが切り換わり大きくなった際に低下する制御帯域を一定に保つため、電流ゲインを切り替えるとともにスイッチを用いて電圧補償回路内の抵抗又はコンデンサが切り換える複雑な構成となっている。
本発明の目的は、簡単な構成で広い負荷電流範囲でも安定に動作可能な電流モード制御DC/DCコンバータ及びその制御方法を提供することにある。
本発明の電流モード制御DC/DCコンバータは、入力電圧をスイッチングするスイッチ素子を含む1次側回路と、前記入力電圧を変換した出力電圧を生成する2次側回路と、前記出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、前記スイッチ素子に流れる電流を示す電流検出信号を出力する電流検出回路と、前記スイッチ素子に流れる電流に基づいて制御されたスロープをもつスロープ補償信号を生成するスロープ補償回路と、前記出力電圧と、前記スロープ補償信号が重畳された電流検出信号に基づいて前記スイッチ素子のスイッチング制御を行うスイッチング制御回路と、を有する。
また本発明の電流モード制御DC/DCコンバータの制御方法は、電流モード制御DC/DCコンバータの出力電圧を検出し、前記電流モード制御DC/DCコンバータの入力電圧をスイッチングするスイッチ素子に流れる電流を示す電流検出信号を出力し、前記スイッチ素子に流れる電流に基づいて制御されたスロープをもつスロープ補償信号を生成し、前記出力電圧と、前記スロープ補償信号が重畳された電流検出信号とに基づいて前記スイッチ素子のスイッチング制御を行う。
本発明によれば、簡単な構成で、負荷電流が少ない場合に発生する誤動作を防止し、電流モード制御DC/DCコンバータが安定に動作する負荷電流範囲を広げることが可能となる。
本発明の実施形態の概略構成を示すブロック図である。 図1のスロープ補償回路の動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 図3のスロープ補償回路の一例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図5のスロープ補償回路の一例を示す回路図である。 図5のスロープ補償回路の動作を示す図である。 電流検出信号の波形を示す図である。
以下、図面を参照して本発明について説明する。図1は、本発明の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように本発明の電流モード制御DC/DCコンバータ1は、入力電圧をスイッチングするスイッチ素子111を含む1次側回路11と、入力電圧を変換した出力電圧を生成して負荷20に出力する2次側回路12とを備えている。また、電流モード制御DC/DCコンバータ1は、出力電圧を検出する出力電圧検出回路13と、負荷20に流れる負荷電流に比例する、スイッチ素子111に流れる電流を示す電流検出信号を出力する電流検出回路14を備えている。また電流モード制御DC/DCコンバータ1は、スイッチ素子111に流れる電流に基づいて制御されたスロープをもつスロープ補償信号を生成するスロープ補償回路15と、出力電圧と、スロープ補償信号が重畳された電流検出信号に基づいてスイッチ素子111のスイッチング制御を行うスイッチング制御回路16を備えている。
出力電圧検出回路13は、電流モード制御DC/DCコンバータ1の出力電圧が基準電圧以下となると、スイッチ素子111をオフにするスイッチオフ基準電圧を示す電圧を出力し、そうでなければゼロレベルの電圧を出力する。
スロープ補償回路15は、スイッチ素子111に流れる電流に基づいて制御されたスロープをもつスロープ補償信号を生成する。スロープ補償信号は、ターンオンノイズに電圧が重畳されないようスイッチ素子オン時は電圧がゼロで、その後、スイッチ素子111に流れる電流に基づいて制御されたスロープで上昇する信号である。
スイッチング制御回路16は、スロープ補償信号が重畳された電流検出信号と、出力電圧検出回路13の出力電圧とを比較する。スイッチング制御回路16は、電流検出信号が、出力電圧検出回路13が出力するスイッチオフ基準電圧以下のときは、スイッチ素子111をオンとする信号をスイッチ素子111に出力する。またスイッチング制御回路16は、電流検出信号が、スイッチオフ基準電圧を超えるとスイッチ素子111をオフとする信号をスイッチ素子111に出力する。
次に本発明の実施形態の動作について説明する。まず出力電圧検出回路13が、電流モード制御DC/DCコンバータ1の出力電圧を検出する。そして電流検出回路14が、電流モード制御DC/DCコンバータ1の入力電圧をスイッチングするスイッチ素子111に流れる電流を示す電流検出信号を出力する。そして、スロープ補償回路15が、負荷電流に比例する、スイッチ素子111に流れる電流に基づいて制御されたスロープをもつスロープ補償信号を生成する。スイッチング制御回路16が、出力電圧と、スロープ補償信号が重畳された電流検出信号とに基づいてスイッチ素子111のスイッチング制御を行う。
図2は、図1のスロープ補償回路の動作を示す図である。スロープ補償回路15は、例えば、図2の右図のように電流検出信号のピークが、ターンオンノイズのピークより低くなるレベルに減少したとき、負荷電流に基づいて制御された大きいスロープをもつスロープ補償信号を電流検出信号に重畳してスイッチング制御回路16に出力する。このことでスロープ補償信号のスロープを大きくし、電流検出信号のピークが、ターンオンノイズのピークより越えるようにする。
一方、負荷電流が多いときは、重畳するスロープ補償信号のスロープを小さくする。例えば、図2の左図のように電流検出信号のピークが、ターンオンノイズのピークより高くなるレベルに上昇したとき、電流検出信号に重畳するスロープ補償信号のスロープを小さくし、スイッチング制御回路16に出力する。このことで、電流検出信号で本来のスイッチ素子111を流れる電流を正しく検出できる範囲を広げることができる。
本発明はこのような構成により、簡単な構成で、負荷電流が少ない場合に発生する誤動作を防止し、電流モード制御DC/DCコンバータ1が安定に動作する負荷電流範囲を広げることを可能とする。
次に具体的な構成を例示して説明する。図3は、本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。電流モード制御DC/DCコンバータ2は、トランスT1、カレントトランスT2、スイッチングトランジスタTR1からなる1次側回路21と、ダイオードD1、D2、コイルL1、コンデンサC1からなる2次側回路22を備えている。スイッチングトランジスタTR1が上述のスイッチ素子である。
また、電流モード制御DC/DCコンバータ2の電流検出回路24は、カレントトランスT2の巻線より電流検出信号を生成する。
また電流モード制御DC/DCコンバータ2のスロープ補償回路25は、電流検出回路24からの電流検出信号と基準電圧源252による基準電圧Vref2を比較するコンパレータ251を備えている。
また電流モード制御DC/DCコンバータ2のスロープ補償回路25は、クロック回路253を備え、クロック回路253からのクロックに基づいてスロープ補償信号を生成するスロープ補償信号生成回路254を備える。スロープ補償信号生成回路254は、コンパレータ251の出力に基づいてスロープを制御したスロープ補償信号を生成する。
図4は、図3のスロープ補償回路25の一例を示す回路図である。コンパレータ261の入力には、電流検出回路24の出力がR2を介して接続される。また、スロープ補償信号生成回路254の出力が、コンパレータ261の入力に接続される。
スロープ補償信号生成回路254においては、クロック回路253の出力に、TR2のベースが接続される。また、TR2のベースには、RT及びCTが接続される。RTの他端は+5vに接続され、CTの他端はRTNに接続される。TR2のコレクタは、+5vに接続され、TR2のエミッタがスロープ補償信号生成回路254の出力としてR1を介してコンパレータ261の入力に接続される。
またスロープ補償信号生成回路254において、コンパレータ251の出力には、TR3のベースが接続され、TR3のエミッタにR3が接続される。TR3のコレクタは、TR2のベースに接続され、R3の他端は、コンパレータ261の入力に接続される。コンパレータ261の入力にC4の一端が接続されC4の他端はRTNに接続される。
次に本実施形態の動作について説明する。まず出力電圧検出回路23の誤差増幅器232は、出力電圧Vout1と基準電圧源231による基準電圧Vref1を誤差増幅器232により比較する。出力電圧検出回路23は、出力電圧Vout1が基準電圧Vref1より低ければ出力電圧Vout1と基準電圧Vref1との差に基づいたスイッチオフ基準電圧を出力する。出力電圧Vout1と基準電圧Vref1との差が大きければ高いスイッチオフ基準電圧を出力する。出力電圧Vout1が基準電圧Vref1より高ければ、出力をオフにする。
電流検出回路24は、スイッチングトランジスタTR1に流れる動作電流(負荷電流に比例する)をカレントトランスT2の1次側巻線、2次側巻線を介して検出し、電圧変換して電流検出信号を生成し、出力する。
スロープ補償回路25は、コンパレータ251で、電流検出信号と、基準電圧源252による基準電圧Vref2とを比較する。スロープ補償回路25は、負荷電流が少ないとき、電流検出回路24により電圧変換された電流検出信号に、クロック回路253から出力されるクロックを元にしたスロープ補償信号を重畳して出力する。スロープ補償回路25は、負荷電流が多いときは、電流検出回路24により電圧変換された電流検出信号に、スロープ補償信号を重畳せず、電流検出信号を出力する。
スイッチング制御回路26は、コンパレータ261で、スロープ補償回路25から出力される信号と、出力電圧検出回路23の誤差増幅器232の出力信号を比較し、スイッチングトランジスタTR1を駆動する。スロープ補償回路25からの出力が、出力電圧検出回路23からの出力より低ければスイッチングトランジスタTR1をオンし、スロープ補償回路25からの出力が、出力電圧検出回路23からの出力より高ければスイッチングトランジスタTR1をオフする。
以上説明したように、本実施形態によれば、スロープ補償信号のスロープを負荷電流により制御し、負荷電流が少ない場合に電流検出信号にスロープを大きくし、負荷電流が大きい場合はスロープを小さくすることで、誤動作を抑え、正常に動作可能な負荷電流範囲を広げることが可能となる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図6は本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の電流モード制御DC/DCコンバータ3は、負荷電流によらず一定のスロープをもつ第1のスロープ補償信号と、負荷電流に基づいて制御されたスロープをもつ第2のスロープ補償信号を生成する点で第1の実施形態と異なる。
図6は、図5のスロープ補償回路35の一例を示す回路図である。第1の実施形態と同様、コンパレータ261の入力には、電流検出回路24の出力がR2を介して接続される。また、スロープ補償信号生成回路351及び352の出力がコンパレータ261の入力に接続される。
スロープ補償信号生成回路351においては、クロック回路253の出力に、TR2のベースが接続される。また、TR2のベースには、RT及びCTが接続される。RTの他端は+5vに接続され、CTの他端はRTNに接続される。TR2のコレクタは、+5vに接続され、TR2のエミッタがスロープ補償信号生成回路254の出力としてR1を介してコンパレータ261の入力に接続される。
またスロープ補償信号生成回路352において、コンパレータ261の出力に、TR4のベースが接続される。また、TR4のベースには、RT2及びCT2が接続される。RT2の他端は+5vに接続され、CT2の他端はRTNに接続される。TR4のコレクタは、+5vに接続され、TR4のエミッタがスロープ補償信号生成回路352の出力としてR4を介してコンパレータ261の入力に接続される。またコンパレータ251の出力に、TR5のベースが接続され、TR5のエミッタにR5が接続される。TR5のコレクタは、TR4のベースに接続され、R5の他端は、コンパレータ261の入力に接続される。コンパレータ261の入力にC4の一端が接続されC4の他端はRTNに接続される。
本実施形態の動作について説明する。スロープ補償信号生成回路351は、第1の実施形態と同様なクロック回路253から出力されるクロックに基づいて一定のスロープをもつ第1のスロープ補償信号を生成する。一方、スロープ補償信号生成回路352は、負荷電流が少ない場合にスイッチング制御回路26のコンパレータ261の出力から第2のスロープ補償信号を生成し、負荷電流が大きい場合はスロープ補償信号を生成しない。スロープ補償回路35は、電流検出回路24からの電流検出信号に、スロープ補償信号生成回路351からの第1のスロープ補償信号と、スロープ補償信号生成回路352からの第2のスロープ補償信号とを重畳して、スイッチング制御回路26のコンパレータ261に出力する。
図7は、図5のスロープ補償回路の動作を示す図である。スロープ補償回路35は、例えば、図7の右図のように電流検出信号のピークが、ターンオンノイズのピークより低くなるレベルに減少したとき、スロープ補償回路351及び352の両方によるスロープ補償信号を電流検出信号に重畳する。このことでスロープ補償信号のスロープを大きくし、電流検出信号のピークが、ターンオンノイズのピークより越えるようにする。
一方、負荷電流が多いときは、重畳するスロープ補償信号のスロープを小さくする。例えば、図7の左図のように電流検出信号のピークが、ターンオンノイズのピークより高くなるレベルに上昇したとき、スロープ補償回路351のスロープ補償信号のみを電流検出信号に重畳する。このことで、電流検出信号で本来のスイッチ素子を流れる電流を正しく検出できる範囲を広げることができる。
第2の実施形態の構成によっても、第1の実施形態と同様、スロープ補償信号のスロープを負荷電流により制御し、負荷電流が少ない場合にスロープを大きくし、負荷電流が大きい場合はスロープの小さくすることで、誤動作を抑え、正常に動作可能な負荷電流範囲を広げることができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、スロープ補償回路25のコンパレータ251は、誤差増幅器に置き換えられてもよい。すなわち、第1の実施形態のスロープ補償信号生成回路252及び第2の実施形態のスロープ補償信号生成回路352は、電流検出信号と基準電圧Vref2との差に応じてスロープを連続的に変え、負荷電流に応じたスロープをもつスロープ補償信号を生成してもよい。
このような構成によって、第1、第2の実施形態と同様に、負荷電流が少ない場合に電流検出信号にスロープ補償信号を重畳し、負荷電流が大きい場合は電流検出信号にスロープの小さなスロープ補償信号を重畳することができ、スイッチングノイズによる誤動作を抑えるとともに正常に動作可能な負荷電流範囲を広げることができる。またスロープ補償回路25のコンパレータ251を誤差増幅器に置き換えた構成により、スロープ補償信号のスロープを負荷電流により連続的に制御することができる。
また例えば、電流検出信号生成回路241は、カレントトランスT2を用いてスイッチングトランジスタTR1の負荷電流を電圧変換するとして説明したが、これに限られない。電流検出信号生成回路241は、カレントトランスT2を抵抗に置き換え、抵抗の両端に発生する電圧に応じた電圧を電流検出信号として出力するものでもよい。
1、2、3 電流モード制御DC/DCコンバータ
11、21 1次側回路
12、22 2次側回路
13、23 出力電圧検出回路
14、24 電流検出回路
15、25、35 スロープ補償回路
16、26 スイッチング制御回路
20 負荷
111 スイッチ素子
231 基準電圧源
232 誤差増幅器
251 コンパレータ
252 基準電圧源
253 クロック回路
254、351、352 スロープ補償信号生成回路
261 コンパレータ

Claims (7)

  1. 入力電圧をスイッチングするスイッチ素子を含む1次側回路と、
    前記入力電圧を変換した出力電圧を生成する2次側回路と、
    前記出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、
    前記スイッチ素子に流れる電流を示す電流検出信号を出力する電流検出回路と、
    前記スイッチ素子に流れる電流に基づいて制御されたスロープをもつスロープ補償信号を生成するスロープ補償回路と、
    前記出力電圧と、前記スロープ補償信号が重畳された電流検出信号とに基づいて前記スイッチ素子のスイッチング制御を行うスイッチング制御回路と、
    を有する電流モード制御DC/DCコンバータ。
  2. 前記スロープ補償回路は、
    前記スイッチ素子に流れる電流を電圧変換し基準電圧と比較するコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づき前記スロープを切り替えるスロープ補償信号生成回路と、
    を有する請求項1に記載の電流モード制御DC/DCコンバータ。
  3. 前記スロープ補償回路は、
    前記スイッチ素子に流れる電流を電圧変換し基準電圧と比較する誤差増幅器と、
    前記誤差増幅器の出力に基づいて前記スロープを制御するスロープ補償信号生成回路と、
    を有する請求項1に記載の電流モード制御DC/DCコンバータ。
  4. 前記スロープ補償信号生成回路は、前記スイッチ素子に流れる電流を電圧変換した電圧が前記基準電圧を超えたとき前記スロープをゼロに切り替える、
    を有する請求項2又は3に記載の電流モード制御DC/DCコンバータ。
  5. 前記スロープ補償回路は、
    クロックを出力するクロック回路と、
    前記クロックに基づき一定のスロープをもつスロープ補償信号を生成する第1のスロープ補償信号生成回路と、前記スイッチ素子に流れる電流を電圧変換し基準電圧と比較するコンパレータと、
    前記スイッチ素子に流れる電流を電圧変換し基準電圧と比較するコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づいてスロープを制御する第2のスロープ補償信号生成回路と、
    を有する請求項1に記載の電流モード制御DC/DCコンバータ。
  6. 前記第2のスロープ補償信号生成回路は、前記スイッチ素子に流れる電流を電圧変換した電圧が前記基準電圧を超えたときスロープをゼロに切り替える、
    を有する請求項5に記載の電流モード制御DC/DCコンバータ。
  7. 電流モード制御DC/DCコンバータの出力電圧を検出し、
    前記電流モード制御DC/DCコンバータの入力電圧をスイッチングするスイッチ素子に流れる電流を示す電流検出信号を出力し、
    前記スイッチ素子に流れる電流に基づいて制御されたスロープをもつスロープ補償信号を生成し、
    前記出力電圧と、前記スロープ補償信号が重畳された電流検出信号とに基づいて前記スイッチ素子のスイッチング制御を行う、
    電流モード制御DC/DCコンバータの制御方法。
JP2016183326A 2016-09-20 2016-09-20 電流モード制御dc/dcコンバータ及びその制御方法 Pending JP2018050374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016183326A JP2018050374A (ja) 2016-09-20 2016-09-20 電流モード制御dc/dcコンバータ及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016183326A JP2018050374A (ja) 2016-09-20 2016-09-20 電流モード制御dc/dcコンバータ及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018050374A true JP2018050374A (ja) 2018-03-29

Family

ID=61766651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016183326A Pending JP2018050374A (ja) 2016-09-20 2016-09-20 電流モード制御dc/dcコンバータ及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018050374A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020068560A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社Soken Dc・ac変換装置の制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020068560A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社Soken Dc・ac変換装置の制御装置
JP7128717B2 (ja) 2018-10-22 2022-08-31 株式会社Soken Dc・ac変換装置の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5056395B2 (ja) スイッチング電源装置
JP6554888B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2005184991A (ja) スイッチング電源装置及びそれを用いた電子機器
JP2010088218A (ja) Dc/dcコンバータ
JP6932056B2 (ja) スイッチングレギュレータ
US8797772B2 (en) Low noise voltage regulator
JP2018050374A (ja) 電流モード制御dc/dcコンバータ及びその制御方法
JP2007174764A (ja) 電源装置
JP2018082574A (ja) スイッチング電源装置
JP2007306639A (ja) 電源装置および検出電圧変換回路
JP2019022295A (ja) スイッチングレギュレータ
JP2017118758A (ja) スイッチング素子駆動電源回路
JP7332532B2 (ja) スイッチング電源
JP7078897B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4096621B2 (ja) スイッチング電源
JP2009005492A (ja) 半導体装置及びdcdcコンバータ
JP2005328606A (ja) 過電流保護回路
JP5974733B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4721824B2 (ja) 同期整流型コンバータ
JP2006288148A (ja) 過電流保護回路
JP4455087B2 (ja) 電源装置
JP4918066B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4797710B2 (ja) 同期整流型フォワードコンバータ
KR20190062248A (ko) 스위칭 레귤레이터
JP2020150605A (ja) パルス信号発生回路