JP7332532B2 - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源 Download PDF

Info

Publication number
JP7332532B2
JP7332532B2 JP2020082892A JP2020082892A JP7332532B2 JP 7332532 B2 JP7332532 B2 JP 7332532B2 JP 2020082892 A JP2020082892 A JP 2020082892A JP 2020082892 A JP2020082892 A JP 2020082892A JP 7332532 B2 JP7332532 B2 JP 7332532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output voltage
switching
output
voltage
resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020082892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021177692A (ja
Inventor
洋平 神吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichicon Corp
Original Assignee
Nichicon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichicon Corp filed Critical Nichicon Corp
Priority to JP2020082892A priority Critical patent/JP7332532B2/ja
Publication of JP2021177692A publication Critical patent/JP2021177692A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7332532B2 publication Critical patent/JP7332532B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、スイッチング電源に関し、詳しくは負荷電流の大きさによって出力電圧を切り替えるスイッチング電源に関する。
従来、電子機器用の電源には、商用電源を一次側とし電子機器の駆動機構等を二次側とするトランスと、そのトランスの一次側に配置される交流生成用スイッチング素子とを有する、スイッチング電源が一般的に用いられている。
例えば、このような電源を電子機器の安定化電源として用いる場合、電子機器が通常の動作となる負荷電流が十分に必要なときと、電子機器が待機状態となって負荷電流がほとんど必要ないときとが発生する。
そして、この負荷電流によって出力電圧を切り替えることもできる。出力電圧を切り替える方法として、スイッチング電源の外部から切替信号を入力する方法もあるが、外部からの切替信号を必要としない方法として、負荷電流を検出して自動で出力電圧を切り替える方法がある。
特許文献1には、1次電源回路(トランスの2次側)の負荷電流によって自動的に出力電圧を切り替える発明が開示されている。
この発明は、図5に示すように、抵抗R1に流れる電流によってトランジスタQ3のオン/オフを決定する。抵抗R1の抵抗値は、装置側が通常動作状態となった時に流れる電流で発生する電位差がトランジスタQ3をオンさせるような抵抗値とされ、待機時などの軽負荷時に流れる電流で発生する電位差がトランジスタQ3をオフさせるような抵抗値に設定されている。これにより図5に示す電源装置は自動的に出力電圧を切り替えるように構成されている。
特開2003-204673号公報
上記したように特許文献1に記載の発明は、出力電圧を切り替えるための切替信号を必要とせず、負荷電流の変化(抵抗で発生する電位差の変化)により自動的に出力電圧を切り替える構成となっている。
しかしながら、負荷電流の変化をトランジスタQ3のベースーエミッタ間に接続された抵抗R1でモニターしているため、負荷電流が大きい場合はこの抵抗R1の電力損失が大きくなるという課題があった。
上記の従来技術の問題に鑑み、本発明は、自動的に出力電圧を切り替えながらも、電力損失を低減することができるスイッチング電源を提供することを目的とする。
本発明は、負荷電流の大きさによって出力電圧を切り替えるスイッチング電源であって、トランスと、トランスの2次側の出力電圧を制御し負荷電流に対応するフィードバック信号を出力する出力電圧制御回路と、出力電圧制御回路が出力したフィードバック信号に基づいて出力電圧切替信号を出力する出力電圧切替検出回路と、出力電圧切替検出回路から出力される出力電圧切替信号に基づいて出力電圧を切り替える出力電圧切替回路とを備え、出力電圧切替回路は、出力電圧制御回路が出力したフィーバック信号に応じた電圧が所定の電圧値を超えるときは出力電圧を切り替えずそのまま出力し、所定の電圧値以下のときは降圧した出力電圧に切り替えて出力することを特徴とするスイッチング電源である。
このように構成することにより、負荷電流に対応するフィードバック信号を利用して出力電圧を切り替えることで、自動的に出力電圧を切り替えながらも電力損失を低減することができる。
ここで、出力電圧制御回路が出力電圧を決定する出力抵抗を有し、出力電圧切替回路は、出力抵抗の抵抗値を変化させて出力電圧を切り替えることにより、負荷電流の大きさに応じて出力電圧を切り替えることができ、損失の少ないスイッチング電源を提供することが可能となる。
本発明の出力電圧切替検出回路は、フィードバック信号の大きさに応じてオン/オフ状態が切り替えられるトランジスタと、トランジスタに発光側素子が接続されたフォトカップラとを有し、出力電圧切替信号は、フィードバック信号の電圧が所定の電圧値を超えると、トランジスタがオンしてフォトカップラの発光側素子に電流が流れ、フォトカップラの受光側素子がオンとなる信号であり、フィードバック信号の電圧が所定の電圧値以下のとき、トランジスタがオフしてフォトカップラの発光側素子に流れる電流が遮断され、フォトカップラの受光側素子がオフとなる信号であり、フォトカップラの受光側素子のオン/オフ状態により出力電圧制御回路の出力抵抗値が切り替えられることを特徴とする。
このように構成することにより、フィードバック信号の電圧により検出された出力電圧切替信号を2次側に絶縁された状態で送出することができる。
さらに、出力電圧切替回路は、第1の抵抗を有し、出力電圧制御回路は、シャントレギュレータと、出力抵抗としてシャントレギュレータのレファレンス端子に接続された第2の抵抗とを有し、フォトカップラの受光側素子がオフしているとき、出力電圧切替回路の第1の抵抗が出力電圧制御回路の第2の抵抗と並列に接続されて出力電圧が切り替えられ、フォトカップラの受光側素子がオンしているとき、第1の抵抗は第2の抵抗と並列接続されないで、出力電圧がそのまま出力されることを特徴とする。
このように構成することにより、フィードバック信号の電圧によって出力電圧を切り替える抵抗値を変更して、出力電圧を切り替えることができる。
以上のように構成することにより、本発明に係るスイッチング電源では、自動的に出力電圧を切り替えながらも、電力損失を低減することができる。
本発明の実施形態に係るスイッチング電源のブロック図である。 出力電圧制御回路と出力電圧切替回路の回路図である。 パルス幅制御回路と出力電圧切替検出回路の回路図である。 負荷電流の大小による出力電圧切り替えを説明する図である。 従来回路の電源装置の構成図である。
本発明の実施形態に係るスイッチング電源について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るスイッチング電源のブロック図である。
スイッチング電源10は、1次側整流回路1、スイッチング回路2、トランス3、2次側整流回路4、出力電圧制御回路5、出力電圧切替回路6、パルス幅制御回路7、出力電圧切替検出回路8および回路電源用整流回路9で構成される。
1次側整流回路1は、ダイオードブリッジとコンデンサにより構成され、交流電源電圧VACが入力される。交流電源電圧VACは、整流および平滑された直流出力電圧に変換されトランス3に供給される。
トランス3の1次巻線T1の一端には、スイッチング回路2が接続され、スイッチング回路2は、トランス3の1次巻線T1に印加される直流電圧をオン/オフするスイッチング素子と、スイッチング素子がオンしたとき、トランス3の1次巻線T1に流れる電流を検出する抵抗が備えられている。スイッチング素子のオン/オフ信号と抵抗により検出された電流検出信号は、パルス幅制御回路7に入力される。
2次側整流回路4は、トランス3の2次巻線T2に発生する電圧をダイオードとコンデンサで整流し平滑する。その電圧は出力電圧制御回路5に出力される。
詳細は後述するが、出力電圧制御回路5は、シャントレギュレータ、第2のフォトカップラ(発光側)、抵抗およびコンデンサで構成される。負荷電流が変化しても出力電圧を一定に制御するとともに、第2のフォトカップラに流れる電流の信号を1次側のパルス幅制御回路7および出力電圧切替検出回路8に送出する。
出力電圧切替回路6は、トランジスタ、第1のフォトカップラ(受光側)および抵抗で構成され、出力電圧切替検出回路8からの出力電圧切替信号を受けて、出力電圧制御回路5の抵抗値を切り替え、それにより出力電圧を切り替える。
パルス幅制御回路7は、スイッチング素子のオン/オフを制御するコントロールIC、第2のフォトカップラ(受光側)、抵抗およびコンデンサで構成される。出力電圧制御回路5から負荷電流のフィードバック信号を受けて、スイッチング素子のオン/オフ時間を制御する。
出力電圧切替検出回路8は、非反転増幅器、第1のフォトカップラ(発光側)、トランジスタおよび抵抗で構成され、出力電圧制御回路5のフィードバック信号を受け、その電圧を検出して、出力電圧切替回路5に抵抗値を切り替える出力電圧切替信号を送出する。
回路電源用整流回路9は、トランス3の補助巻線T3に発生した電圧を整流および平滑して、パルス幅制御回路7および出力電圧切替検出回路8に回路用電源として供給する。
以上の構成により、負荷が軽負荷または無負荷となったとき、その負荷電流に対応するフィードバック信号の電圧値を検出して、出力電圧を切り替えることができる。
次に、スイッチング電源10の各回路の詳細について説明する。
図2は、出力電圧制御回路5および出力電圧切替回路6の回路図である。
出力電圧制御回路5は、第2のフォトカップラPC2(発光側)、シャントレギュレータSR、抵抗R1、R2、R8、R9およびコンデンサC1から構成される。なお、抵抗R2は本発明の「第2の抵抗」に相当し、出力電圧制御回路5において出力電圧を決定する出力抵抗である。
抵抗R1と抵抗R2は直列に接続され出力端子(出力電圧VOUTが出力される端子)とGND間に接続される。抵抗R1と抵抗R2の接続点はシャントレギュレータSRのレファレンス端子(REF)に接続される。シャントレギュレータSRは第2のフォトカップラPC2と直列に接続されて、出力端子とGND間に接続される。
抵抗R1と抵抗R2の接続点と、第2のフォトカップラPC2とシャントレギュレータSRの接続点との間には、位相補償用のコンデンサC1と抵抗R8が直列に接続される。また、抵抗R9は第2のフォトカップラPC2の発光側ダイオードと並列に接続される。
シャントレギュレータSRのレファレンス端子電圧(VREF)はシャントレギュレータSR内の基準電圧とほぼ同じになるように動作するため、出力電圧VOUTは、
VOUT=(1+R2/R1)×VREF ・・・(1)
となり、シャントレギュレータSRにより負荷電流が増減しても出力電圧VOUTは一定に制御される。
この場合、抵抗R2と出力電圧切替回路6の抵抗R3(本発明の「第1の抵抗」に相当)が並列に接続されると、式(1)の抵抗R2が抵抗R2と抵抗R3の並列接続した合成抵抗に置き替わり、式(1)により出力電圧は低い電圧に切り替わる。
出力電圧を切り替える出力電圧切替回路6は、トランジスタQ1とQ2、第1のフォトカップラPC1(受光側)、抵抗R3~R7で構成される。
第1のフォトカップラPC1は、受光側トランジスタ(受光側素子)であり、第1のフォトカップラPC1の発光側ダイオード(発光側素子)の動作については後述の出力電圧切替検出回路8で説明する。
第1のフォトカップラPC1に電流が流れて受光側トランジスタがオンすると、トランジスタQ1のベース電圧となる抵抗R7が短絡された状態となるため、トランジスタQ1はオフする。トランジスタQ1がオフすると、抵抗R4と抵抗R5に電流が流れないので、トランジスタQ2はオフする。トランジスタQ2がオフするとトランジスタQ2のコレクタに接続された抵抗R3と出力端子間とが切り離され、シャントレギュレータSRのレファレンス端子と出力端子間の抵抗は単独の抵抗R2のままで、式(1)による出力電圧VOUTは変化しない。
一方、第1のフォトカップラPC1に電流が流れずに受光側トランジスタがオフすると、トランジスタQ1のベース電圧が保持されるため、トランジスタQ1はオンする。トランジスタQ1がオンすると、抵抗R4と抵抗R5に電流が流れ、トランジスタQ2のベースーエミッタ間には抵抗R4による電圧が印加され、トランジスタQ2はオンする。トランジスタQ2がオンすると抵抗R3と出力端子間がオン(接続)となり、出力電圧制御回路5の抵抗R2と抵抗R3が並列に接続される。
抵抗R2の抵抗値から抵抗R2と抵抗R3の並列接続の抵抗値に変化すると、式(1)中の抵抗R2の項の抵抗値が減少し、式(1)の出力電圧VOUTは、切替前の出力電圧より低い電圧値に切り替わる。すなわち、第1のフォトカップラPC1の受光側トランジスタのオン/オフ状態により出力電圧制御回路5の出力抵抗値が切り替えられる。
例えば、シャントレギュレータSR内の基準電圧を2.5V、抵抗R1を1kΩ、抵抗R2および抵抗R3を9kΩとすると、抵抗R2および抵抗R3が並列接続されない状態では、出力電圧VOUTは25Vとなり、抵抗R2および抵抗R3が並列接続された状態では、出力電圧VOUTは13.75Vとなる。
図3は、パルス幅制御回路7と出力電圧切替検出回路8の回路図である。パルス幅制御回路7は、少なくとも図3に示すスイッチング回路2のスイッチング素子のオン/オフ時間を制御するコントロールIC、第2のフォトカップラPC2(受光側)およびコンデンサCfbで構成される。
コントロールICは、1次側整流回路1の交流電源電圧VACからダイオードを介して電圧VHが供給され、この電圧VHは、スイッチング電源10の起動時の電源として使用される。スイッチング電源10が立ち上がってスイッチング回路2のスイッチング動作が開始されると、回路電源用整流回路9の電圧VCCが供給されるため、以後パルス幅制御回路7はこの電圧により動作する。
フィードバック信号、すなわち、第2のフォトカップラPC2の受光側トランジスタのコレクタがコントロールICのFB端子に接続され、FB端子にはノイズ防止用のコンデンサCfbの一端が接続され、その他端はGND側に接続される。第2のフォトカップラPC2の発光側ダイオードの電流が増加すると、受光側トランジスタの電流も増加し、FB端子にはコントロールIC内にプルアップ抵抗が備えられているため、FB端子電圧が低下する。逆に、第2のフォトカップラPC2の発光側ダイオードの電流が減少すると、FB端子電圧は上昇する。
なお、コントロールICは、一般的なPWM(Pulse Width Modulation)制御用ICである。
パルス幅制御回路7の出力信号OUTにより、スイッチング回路2のスイッチング素子のオン/オフ時間が制御される。スイッチング素子がオンするとトランス3に流れる電流が増加し、その電流が抵抗によって変換され電流検出信号CSとして、コントロールICに入力される。
コントロールICの出力信号OUTは、このICのスイッチング周波数毎に出力される信号である。コントロールICの出力信号OUTによりスイッチング素子はオンし、電流検出信号CSによる電圧値がFB端子電圧値を超えると、出力信号OUTはオフしスイッチング素子がオフする。
このように、FB端子電圧によりスイッチング素子のオフ時間が制御される。
図3に示す出力電圧切替検出回路8は、非反転増幅器ICa、トランジスタQa、第1のフォトカップラPC1(発光側)および抵抗Ra、抵抗Rb、抵抗R10~R13で構成される。
非反転増幅器ICaの非反転入力端子には、パルス幅制御回路7のFB端子に接続されたフィードバック信号がそのまま入力され、反転入力端子には抵抗Raの一端が接続され、抵抗Raの他端はGNDに接続される。反転入力端子は抵抗Rbを介して非反転増幅器ICaの出力端子に接続される。
非反転増幅器ICaの出力端子は抵抗R12を介してトランジスタQaのベースに接続され、トランジスタQaのベースは抵抗R13を介してGNDに接続される。トランジスタQaのエミッタはGNDに接続され、トランジスタQaのコレクタは第1のフォトカップラPC1の発光側ダイオードのカソードに接続される。
第1のフォトカップラPC1の発光側ダイオードのアノードは抵抗R11を介してVCC端子に接続される。VCC端子は抵抗R10を介して非反転増幅器ICaのプラス側電源端子にも接続され、非反転増幅器ICaのマイナス側電源端子はGNDに接続される。
このように構成された非反転増幅器ICaにより、非反転入力端子に接続されるFB端子電圧(VFB)から、非反転増幅器ICaの出力OUTは、
出力OUT=(1+Rb/Ra)×VFB ・・・(2)
に増幅される。
FB端子電圧が所定の電圧値以下になると、非反転増幅器ICaの出力OUTの電圧も低下し、トランジスタQaがオフする。第1のフォトカップラPC1の発光側ダイオードの電流が遮断され、出力電圧切替回路6にその信号が出力される。
トランジスタQaがオフしたとき、出力電圧切替回路6への信号により、低い出力電圧に切り替わる。
一方、FB端子電圧が所定の電圧値を超えると、非反転増幅器ICaの増幅された出力OUTにより、トランジスタQaはオンして、第1のフォトカップラPC1の発光側ダイオードに電流が流れ、出力電圧切替回路6にその信号が出力される。
このように、FB端子電圧が所定の電圧値を超えているときには、第1のフォトカップラPC1の受光側トランジスタに電流が流れ、出力電圧制御回路5および出力電圧切替回路6により出力電圧VOUTは変化しない(通常モード)。
FB端子電圧が所定の電圧値以下になると、第1のフォトカップラPC1の受光側トランジスタに電流が流れないため、出力電圧制御回路5および出力電圧切替回路6により低い出力電圧に切り替わる(待機モード)。
本発明は、FB端子電圧の電圧値を監視し出力電圧を切り替える。FB端子電圧は、無負荷時および軽負荷時には低く、重負荷時には高くなる。
このようにFB端子電圧を使用することで、従来回路の課題である抵抗損失に影響されることなく、自動的に出力電圧の切換が可能となる。
なお、FB端子電圧をそのままトランジスタQaに接続することも可能であるが、非反転増幅器ICaを使用するのは、所定の電圧値となるFB端子電圧がトランジスタQaのベースーエミッタ間電圧を下回ることがあるためである。
また、出力電圧を切り替える所定の電圧値は、出力電圧を切り替える負荷電流の電流値によって決定されるが、この所定の電圧値は、トランジスタQaがオン/オフする閾値電圧となるように、非反転増幅器ICaによる増幅率(ゲイン)および抵抗R12と抵抗R13の分圧比により調整される。
すなわち、トランジスタQaの閾値電圧は、所定の電圧値そのものではなく、非反転増幅器ICaの増幅率および抵抗R12と抵抗R13の分圧比によって調整された係数と所定の電圧値を乗じた値である。
図4の波形を基に、本発明の回路の動作を説明する。
図4は、負荷電流の大小による出力電圧切り替えを説明する図である。図4に示す3つの波形は、上から順に、負荷電流が変化する波形およびFB端子電圧の変化の波形、トランジスタQaのオン/オフ波形、出力電圧の切り替えの波形である。横軸は時間であり、通常モードから待機モードへ替わり、また通常モードに推移する変化を示す。
負荷電流が大きいとき、第2のフォトカップラPC2に流れる電流が小さくなりFB端子電圧が高くなる。FB端子電圧が所定の電圧値(図4ではトランジスタQaの閾値電圧を示す)を超えた状態では、トランジスタQaはオンして、第1のフォトカップラPC1に電流が流れ、第1の抵抗R3は、第2の抵抗R2と並列に接続されず、出力電圧は高い電圧を維持する(通常モード)。
負荷電流が小さくなると、第2のフォトカップラPC2に流れる電流が大きくなりFB端子電圧が低くなる。さらにFB端子電圧が所定の電圧値以下になると、トランジスタQaはオフして、第1のフォトカップラPC1の電流が遮断され、第1の抵抗R3は、第2の抵抗R2と並列に接続され、出力電圧は低い電圧に移行する(待機モード)。
負荷電流が大きくなれば、再び通常モードの動作に切り替わる。
このように、負荷電流が小さくなって軽負荷状態や無負荷状態になれば、待機モードとなって出力電圧が切り替わる。
次に、本発明の出力電圧切替回路8と従来回路の消費電力について説明する。負荷電流が大きいとき、つまり、出力電圧が高い条件で比較する。
図5に示す従来回路では、負荷電流の変化をトランジスタQ3のベースーエミッタ間に接続された抵抗R1でモニターしている。仮に抵抗値を1Ωとし、そこに1Aの電流が流れたとすれば、この抵抗だけで1Wの損失となる。
これに対して、本発明の回路では負荷電流が大きいときは、図2に示す出力電圧切替回路6のトランジスタQ1およびQ2はオフする。図3に示す非反転増幅器ICa、トランジスタQaおよび第1のフォトカップラPC1は動作するが、ほぼ非反転増幅器ICa、トランジスタQaの消費電力が損失となる。
ここで、電圧VCCを20V、非反転増幅器ICaの制限抵抗を10kΩとした場合、非反転増幅器ICaの消費電力は40mW((20V)/10kΩ)となる。また、トランジスタQaのコレクターエミッタ間電圧が0.6V、ベース電流に0.5mA流すとし、この時の増幅率hfeを100とすればトランジスタQaの消費電力は30mW(0.6V×50mA)となる。
従来回路の消費電力1Wに対して、本発明の消費電力は約70mWとなり、従来回路と比較して1/10以下の低損失で出力電圧の自動的な切り替えが可能となる。
1・・・1次側整流回路、2・・・スイッチング回路、3・・・トランス、4・・・2次側整流回路、5・・・出力電圧制御回路、6・・・出力電圧切替回路、7・・・パルス幅制御回路、8・・・出力電圧切替検出回路、9・・・回路電源用整流回路、10・・・スイッチング電源。


Claims (4)

  1. 負荷電流の大きさによって出力電圧を切り替えるスイッチング電源であって、
    トランスと、
    前記トランスの2次側の出力電圧を制御し負荷電流に対応するフィードバック信号を出力する出力電圧制御回路と、
    前記出力電圧制御回路が出力したフィードバック信号に基づいて出力電圧切替信号を出力する出力電圧切替検出回路と、
    前記出力電圧切替検出回路から出力される出力電圧切替信号に基づいて出力電圧を切り替える出力電圧切替回路とを備え、
    前記出力電圧切替回路は、前記出力電圧制御回路が出力したフィーバック信号に応じた電圧が所定の電圧値を超えるときは出力電圧を切り替えずそのまま出力し、前記所定の電圧値以下のときは降圧した出力電圧に切り替えて出力することを特徴とするスイッチング電源。
  2. 請求項1に記載のスイッチング電源であって、
    前記出力電圧制御回路が出力電圧を決定する出力抵抗を有し、
    前記出力電圧切替回路は、前記出力抵抗の抵抗値を変化させることで出力電圧を切り替えることを特徴とするスイッチング電源。
  3. 請求項2に記載のスイッチング電源であって、
    前記出力電圧切替検出回路は、前記フィードバック信号の大きさに応じてオン/オフ状態が切り替えられるトランジスタと、前記トランジスタに発光側素子が接続されたフォトカップラとを有し、
    前記出力電圧切替信号は、前記フィードバック信号の電圧が所定の電圧値を超えると、前記トランジスタがオンして前記フォトカップラの発光側素子に電流が流れ、前記フォトカップラの受光側素子がオンとなる信号であり、前記フィードバック信号の電圧が所定の電圧値以下のとき、前記トランジスタがオフして前記フォトカップラの発光側素子に流れる電流が遮断され、前記フォトカップラの受光側素子がオフとなる信号であり、
    前記フォトカップラの受光側素子のオン/オフ状態により前記出力電圧制御回路の出力抵抗値が切り替えられることを特徴とするスイッチング電源。
  4. 請求項3に記載のスイッチング電源において、
    前記出力電圧切替回路は第1の抵抗を有し、
    前記出力電圧制御回路は、シャントレギュレータと、前記出力抵抗として前記シャントレギュレータのレファレンス端子に接続された第2の抵抗とを有し、
    前記フォトカップラの受光側素子がオフしているとき、前記出力電圧切替回路の第1の抵抗が前記出力電圧制御回路の第2の抵抗と並列に接続されて出力電圧が切り替えられ、前記フォトカップラの受光側素子がオンしているとき、前記第1の抵抗は前記第2の抵抗と並列接続されないで、出力電圧がそのまま出力されることを特徴とするスイッチング電源。

JP2020082892A 2020-05-09 2020-05-09 スイッチング電源 Active JP7332532B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020082892A JP7332532B2 (ja) 2020-05-09 2020-05-09 スイッチング電源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020082892A JP7332532B2 (ja) 2020-05-09 2020-05-09 スイッチング電源

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021177692A JP2021177692A (ja) 2021-11-11
JP7332532B2 true JP7332532B2 (ja) 2023-08-23

Family

ID=78409663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020082892A Active JP7332532B2 (ja) 2020-05-09 2020-05-09 スイッチング電源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7332532B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003204673A (ja) 2002-01-07 2003-07-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2004222452A (ja) 2003-01-16 2004-08-05 Canon Inc 電源回路
JP2004328948A (ja) 2003-04-28 2004-11-18 Noritz Corp スイッチング電源回路およびこれを備えたスイッチングレギュレータ
JP2011166987A (ja) 2010-02-12 2011-08-25 Fuji Electric Co Ltd 電源装置
JP2015077007A (ja) 2013-10-09 2015-04-20 コーセル株式会社 スイッチング電源装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003204673A (ja) 2002-01-07 2003-07-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2004222452A (ja) 2003-01-16 2004-08-05 Canon Inc 電源回路
JP2004328948A (ja) 2003-04-28 2004-11-18 Noritz Corp スイッチング電源回路およびこれを備えたスイッチングレギュレータ
JP2011166987A (ja) 2010-02-12 2011-08-25 Fuji Electric Co Ltd 電源装置
JP2015077007A (ja) 2013-10-09 2015-04-20 コーセル株式会社 スイッチング電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021177692A (ja) 2021-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8503196B2 (en) Feedback circuit and control method for an isolated power converter
JP5056395B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4050325B2 (ja) 電流及び電圧検出回路
US6961255B2 (en) Switching power supply using controlled negative feedback in series with a switching device and responsive to the voltage and/or current to a load
KR100750906B1 (ko) 저전력 구동을 위한 스위칭 모드 파워 서플라이
JP3494403B2 (ja) スイッチング電源
CN110401347B (zh) 直流电源装置
JP7332532B2 (ja) スイッチング電源
JP2007037379A (ja) スイッチング電源の電圧安定化回路
JPH11122924A (ja) 自励発振型スイッチング電源装置
JP3244424B2 (ja) 電源回路
JP2006186479A (ja) クランプ回路及びこれを備えた半導体装置
WO2002084852A1 (en) Overcurrent protection switched mode power supply
JP3642397B2 (ja) Dc/dcコンバータの待機電力低減回路
KR100577435B1 (ko) 스위칭 모드 전원 공급장치의 전원 안정화회로
JP2018050374A (ja) 電流モード制御dc/dcコンバータ及びその制御方法
JP2000014139A (ja) 直流変換器
JP2001178123A (ja) 直流安定化電源装置
KR200172696Y1 (ko) 과전압보호회로
KR100370057B1 (ko) 전압공급 스위칭을 위한 스탠바이 제어회로
JP4797710B2 (ja) 同期整流型フォワードコンバータ
JP2015070719A (ja) スイッチング電源装置
JP2006109543A (ja) Dc−dcコンバータ
JPH07222442A (ja) スイッチング電源装置
JP2005304273A (ja) スイッチング電源用制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7332532

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150