JP2018049083A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像のカバレッジ等の画像情報に応じて適切にトナーを回収する。【解決手段】現像装置5は、現像ローラー500とドクターブレード510と第1の吸引部530と第2の吸引部520と第3のダクト部540とトナー回収部とファンとを備える。第1の吸引部530は、現像ローラー500の端部から飛散したトナーを吸引して第3のダクト部540に搬送する。第1の吸引部530は、ダクト部532とシャッター538とを有する。ダクト部532は、現像ローラー500の端部に形成される非磁性領域近傍であってかつドクターブレード510の直下近傍の領域から第3のダクト部540に向かって延在している。印刷を実行する画像のカバレッジが低い場合には、第2の吸引部520による現像ローラー500の全域のトナー吸引を行いつつ、シャッター538を開いて第1の吸引部530による現像ローラー500の端部のトナー吸引も強化して行う。【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した画像形成装置は、像担持体の表面に形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する現像ローラーを含む現像装置を備えている。現像ローラーは、マグネットローラーと、マグネットローラーの外周部を覆う円筒状のスリーブとを有している。
現像ローラーは、その構造上、一般に現像ローラーの軸方向における端部が磁力のない領域で構成されている。そのため、現像ローラーの端部では、現像されない現像剤が飛散し易い傾向にある。
そこで、現像ローラーの端部で飛散した現像剤を回収する技術が以下の文献に挙げられている。例えば、特許文献1には、現像ローラーの一端部に形成された非磁性領域または弱磁性領域に、吸引手段の吸引口を対向させて配置した現像装置が記載されている。また、特許文献2には、所定のタイミングで現像スリーブから飛散するトナーを吸引する吸引口の端部に設置される清掃部材が吸引口の主走査方向に往復移動する現像装置が記載されている。
特開2007−310188号公報 特開2012−73573号公報
しかしながら、上記特許文献1および2に記載の現像装置では、以下のような問題がある。すなわち、特許文献1では、画像のカバレッジに応じて現像剤の飛散領域や飛散量が異なる場合に、現像ローラーから飛散したトナーを十分に回収することができないという問題があった。また、特許文献2では、トナー濃度の消費量が閾値以下になった場合に清掃を実施するため、トナー濃度の変化が少ない低印字率(低カバレッジ)時における飛散するトナーを吸引することができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、画像のカバレッジ等の画像情報に応じて適切にトナーを回収することが可能な現像装置および画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る現像装置は、像担持体に対向して設けられる現像ローラーと、前記現像ローラーの軸方向の端部の非磁性領域近傍に設けられ、当該現像ローラーから飛散する現像剤を吸引する第1の吸引部と、を備え、前記第1の吸引部は、ジョブの画像情報に基づいて現像剤を搬送する吸引経路を可変させる可変機構を有するものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記現像装置を備えるものである。
本発明によれば、画像情報に基づいて第1の吸引部の吸引経路を可変させるので、現像ローラーから飛散する現像剤を確実に吸引することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 現像装置の構成例を示す断面図である。 現像装置の構成例を示す平面図である。 画像形成装置の機能構成例を示すブロック図である。 画像形成装置の画像形成時における動作例を示すフローチャートである。 画像が低カバレッジの場合の印刷時における第1の吸引部の動作例を説明するための図である。 画像が高カバレッジの場合の印刷時における第1の吸引部の動作例を説明するための図である。 第1の回収部の変形例の構成を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上拡張されており、実際の比率と異なる場合がある。
[画像形成装置100の構成例]
図1は、本発明に係る画像形成装置100の構成の一例を示している。図1に示すように、画像形成装置100は、タンデム型の画像形成装置と称されるものであり、自動原稿搬送部80と装置本体102とを備えている。自動原稿搬送部80は、装置本体102の上部に取り付けられ、搬送台上にセットされた用紙を、搬送ローラー等により装置本体102の画像読取部90に送り出す。
装置本体102は、操作表示部70と、画像読取部90と、画像形成部10と、中間転写ベルト8と、給紙部20と、レジストローラー32と、定着部44と、自動用紙反転搬送ユニット60(Auto Duplex Unit:以下ADUという)とを有している。
操作表示部70は、表示部と入力部とが組み合わされたタッチパネルと、タッチパネルの周辺部に設けられたスタートキーや決定キーを含む複数の操作キーとを有している。操作表示部70は、メニュー画面等を画面上に表示したり、メニュー画面でのタッチ操作や操作キーの操作により入力された画像形成条件や定着条件等の情報を受け付けたりする。
画像読取部90は、原稿台上に載置された原稿、または自動原稿搬送部80により搬送された原稿を走査露光装置の光学系により走査露光し、走査した原稿の画像をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサにより光電変換して画像情報信号を生成する。画像情報信号は、図示しない画像処理部によりアナログ処理、アナログ/ディジタル(以下A/Dという)変換処理、シューディング補正、画像圧縮処理等が行われた後に、画像形成部10に出力される。
画像形成部10は、電子写真方式により画像を形成するものであり、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yと、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mと、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cと、黒(K)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kとを有している。この例では、それぞれ共通する機能名称、例えば、符号10の後ろに形成する色を示すY,M,C,Kを付して表記する。
画像形成ユニット10Yは、感光体ドラム1Yと、その周囲に配置される帯電器2Y、露光部(光書込み部)3Y、現像装置5Yおよびクリーニング部6Yを有している。画像形成ユニット10Mは、感光体ドラム1Mと、その周囲に配置される帯電器2M、露光部3M、現像装置5Mおよびクリーニング部6Mを有している。画像形成ユニット10Cは、感光体ドラム1Cと、その周囲に配置される帯電器2C、露光部3C、現像装置5Cおよびクリーニング部6Cを有している。画像形成ユニット10Kは、感光体ドラム1Kと、その周囲に配置される帯電器2K、露光部3K、現像装置5Kおよびクリーニング部6Kを有している。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにおけるそれぞれの感光体ドラム(像担持体)1Y,1M,1C,1K、帯電器2Y,2M,2C,2K、露光部3Y,3M,3C,3K、現像装置5Y,5M,5C,5K、クリーニング部6Y,6M,6C,6Kは、それぞれ共通する内容の構成である。以下、特に、区別が必要な場合を除き、Y,M,C,Kを付さずに表記することとする。
帯電器2は、感光体ドラム1の表面をほぼ一様に帯電する。露光部3は、例えばLEDアレイと結像レンズとを有するLPH(LED Print Head)や、ポリゴンミラー方式のレーザー露光走査装置により構成され、画像情報信号に基づいて感光体ドラム1上をレーザー光により走査して静電潜像を形成する。現像装置5は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像をトナーにより現像する。これにより、感光体ドラム1上に可視画像であるトナー像が形成される。
中間転写ベルト8は、複数のローラーにより張架されると共に回動可能に支持されている。中間転写ベルト8の回動と併せて、一次転写ローラー7と感光体ドラム1とが回転し、一次転写ローラー7と感光体ドラム1との間に所定の電圧が印加されることで、感光体ドラム1に形成されたトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(一次転写)。
給紙部20は、A3やA4等の用紙Pが収容された複数の給紙トレイ20A,20Bを有している。各給紙トレイ20A,20Bから搬送ローラー22,24,26,28等によって搬送された用紙Pは、レジストローラー32に搬送される。なお、給紙トレイの数は2つに限定されるものではない。また、必要に応じて大容量の用紙Pを収容することが可能な大容量給紙装置を単数または複数連結させても良い。
レジストローラー32は、ループローラー対30による用紙Pの先端部の突き当てによりループを形成することで用紙Pの曲がりを補正する。用紙Pの曲がりが補正された用紙Pは、所定のタイミングで二次転写ローラー34に搬送される。二次転写ローラー34では、中間転写ベルト8上に転写されたY色、M色、C色、K色トナー像が用紙Pの表面に一括転写される(二次転写)。二次転写された用紙Pは用紙進行方向Dの下流側の定着部44に搬送される。
定着部44は、加圧ローラーと加熱ローラーとを有している。定着部44は、二次転写ローラー34でトナー像が転写された用紙Pに加圧、加熱処理を行うことにより用紙P表面のトナー像を用紙Pに定着させる。
定着部44の用紙進行方向Dの下流側には、用紙Pの搬送経路を排紙経路側またはADU60側に切り替えるための搬送路切替部48が設けられている。搬送路切替部48は、選択されている印刷モード(片面印刷モード、両面印刷モード等)に基づいて搬送経路の切り替え制御を行う。
片面印刷モードで片面の印刷が終了した用紙P、または、両面印刷モードで両面の印刷が終了した用紙Pは、排紙ローラー46により排紙トレイ上に排出される。
また、両面印刷モードで、用紙Pの裏面側に画像を形成する場合、おもて面側に画像が形成された用紙Pは、搬送ローラー62等を介してADU60に搬送される。ADU60のスイッチバック経路では、ADUローラー64の逆回転制御により用紙Pの後端を先頭にしてUターン経路部に搬送され、Uターン経路部に設けられた搬送ローラー66,68等により表裏反転された状態で二次転写部に再給紙される。
[現像装置5の構成例]
図2は、現像装置5の断面構成の一例を示している。図3は、現像装置5を上面側から見た場合の構成の一例を示している。
図2および図3に示すように、現像装置5は、現像ローラー500と、ドクターブレード510と、第1の吸引部530と、第2の吸引部520と、第3のダクト部540と、トナー回収部550と、ファン552を備えている。
現像ローラー500は、感光体ドラム1に対向して配置されている。現像ローラー500は、マグネットローラーと、マグネットローラーの外周部を回転可能に覆う円筒状のスリーブとを有している。現像ローラー500の軸方向の端部を除く領域は、画像形成領域に対応し、ブラスト処理が施された磁性領域となっている。現像ローラー500の軸方向の端部は、非画像形成領域に対応し、ブラスト処理が施されてない非磁性領域となっている。
ここで、現像ローラー500から飛散するトナーは、印刷する画像のカバレッジに応じて飛散箇所や飛散量が異なっている。例えば、画像のカバレッジが低い場合、トナーは現像ローラー500の軸方向の端部側の非磁性領域に飛散しやすい。これは、低カバレッジの場合では、現像装置5内でのトナーの入れ替わりが少なく、劣化したトナーが現像装置5内に多く溜まってしまうからである。なお、この場合、現像ローラー500の軸方向の端部以外でも、端部ほどではないが多少のトナーは飛散する。一方、画像のカバレッジが高い場合では、トナーは現像ローラー500の軸方向の全域(全体)から飛散し易い。そこで、本実施の形態では、現像ローラー500の軸方向の全域で飛散するトナーを常時吸引しつつ、画像のカバレッジに応じて第1の吸引部530を使用することで現像ローラー500の軸方向の端部でのトナーの吸引を強化するようにしている。
ドクターブレード510は、例えば平板部材から構成され、現像ローラー500に対向すると共に現像ローラー500とは一定の間隔をあけて配置されている。ドクターブレード510は、現像ローラー500の表面に付着したトナー層の厚みが一定になるように規制する。なお、ドクターブレード510は、厚み調整部材の一例を構成している。
第1の吸引部530は、現像ローラー500の軸方向の端部から飛散したトナーを吸引して第3のダクト部540に搬送する。第1の吸引部530は、ダクト部532と、シャッター538とを有している。ダクト部532は、現像ローラー500の軸方向の端部に形成される非磁性領域近傍(周辺部)から第3のダクト部540に向かって延在している。ここで、非磁性領域近傍は、ドクターブレード510の直下近傍の領域Saに位置している。第1の吸引部530のトナー搬送方向の上流側の端部には、現像ローラー500の表面部に対向する吸引口534が設けられている。第1の吸引部530のトナー搬送方向の下流側の端部には、第2の吸引部520の後述するダクト部522に連通する連通口536が設けられている。
シャッター538は、実行するジョブにおける画像のカバレッジに基づいて第1の吸引部530の連通口536を開閉する。例えば、シャッター538は、画像が低カバレッジである場合に開き、第1の吸引部530による現像ローラー500の端部でのトナーの吸引を実施させる。一方、シャッター538は、印刷する画像が高カバレッジである場合に閉じ、第1の吸引部530によるトナーの吸引を停止させる。この場合、第2の吸引部520によるトナーの吸引は常時実施されている。なお、シャッター538は、可変機構および開閉部材の一例を構成している。
第2の吸引部520は、現像ローラー500の軸方向の略全域から飛散したトナーを吸引して第3のダクト部540に搬送する。第2の吸引部520は、ダクト部522を有している。ダクト部522は、現像ローラー500の軸方向の磁性領域および非磁性領域を含む全域から第3のダクト部540に向かって延在している。ダクト部522のトナー搬送方向の上流側の端部、言い換えると現像ローラー500の回転方向aの上流側には、現像ローラー500の表面部に対向する吸引口524が設けられている。ダクト部522のトナー搬送方向の下流側の端部には、第3のダクト部540に連通する連通口526が設けられている。ダクト部522の幅(現像ローラー500の軸方向の長さ)は、現像ローラー500の軸方向の長さと略同一の長さに構成されている。
第3のダクト部540は、第2の吸引部520を構成するダクト部522とトナー回収部550との間に設けられている。第3のダクト部540は、現像ローラー500の軸方向に延びる本体542と、複数の仕切り部材544とを有している。複数の仕切り部材544は、本体542に所定の間隔をあけて立設されると共に、第2の吸引部520の連通口526側から本体542の幅方向の一端部542aに向かって湾曲している。ダクト部522,532により吸引されたトナーは、仕切り部材544によって均一に分散された状態でトナー回収部550まで搬送される。
トナー回収部550は、例えば集塵フィルタや回収ボックス等を有し、第3のダクト部540のトナー搬送方向の下流側に配置されている。トナー回収部550は、第3のダクト部540を経由して搬送されるトナーを吸着する。
ファン552は、トナー回収部550の後方側に配置され、第1の吸引部530および第2の吸引部520のそれぞれからトナー回収部550に向かう気流(風)を発生させる。
[画像形成装置100のブロック構成例]
図4は、画像形成装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、画像形成装置100は、装置全体の動作を制御するための制御部50を備えている。制御部50は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有している。CPUは、ROMから読み出したソフトウェア(プログラム)を実行することにより、画像のカバレッジに対応したトナー回収制御を含む画像形成処理を実現する。
制御部50には、シャッター駆動モータ560と、ファン駆動モータ562と、通信部570とがそれぞれ接続されている。
シャッター駆動モータ560は、例えばステッピングモータやDCブラシレスモータ等から構成され、制御部50から供給される駆動信号に基づいて駆動してシャッター538を開閉させる。
ファン駆動モータ562は、例えばDCブラシレスモータ等から構成され、制御部50から供給される駆動信号に基づいて駆動してファン552を回転させる。
通信部570は、例えばネットワークを介して接続されるコンピュータ等の情報処理装置との間で通信を行い、情報処理装置から送信されるジョブやデータ等を受信して制御部50に供給する。
[画像形成装置100の動作例]
図5は、現像ローラー500から飛散したトナーを吸引する場合における画像形成装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図6Aおよび図6Bは、印刷する画像が低カバレッジである場合における第1の吸引部530の動作例を説明するための図である。図7Aおよび図7Bは、印刷する画像が高カバレッジである場合における第1の吸引部530の動作例を説明するための図である。なお、ファン552は、例えば、画像形成装置100の電源のオン時やジョブの実行時等にオンして回転し、飛散したトナーを吸引するための風を発生させる。
制御部50のCPUは、ROMから読み出したソフトウェアを実行することにより、図5のフローチャートに示す処理を実現する。図5に示すように、ステップS100において、制御部50は、例えばコンピュータ等からジョブが送信されると、ジョブに含まれる画像情報を取得する。画像情報には、例えば、印刷する画像のカバレッジや、プリント枚数、グラフィックデータ、テキストデータ、イメージデータ等の情報が含まれている。なお、本実施の形態では、トナーの飛散状態を判断する際の情報として、画像のカバレッジ情報を用いている。ステップS100が終了すると、ステップS110に進む。
ステップS110において、制御部50は、取得した画像のカバレッジが5%以下であるか否かを判断する。つまり、印刷する画像が低カバレッジであるか否かを判断する。制御部50は、取得した画像のカバレッジが5%以下であると判断した場合、ステップS120に進む。
ステップS120において、制御部50は、図6Aおよび図6Aに示すように、シャッター駆動モータ560を駆動してシャッター538を開き、現像ローラー500の軸方向の端部から飛散するトナーの吸引を強化するモードに移行させる。例えば、制御部50は、印刷する画像が高カバレッジから低カバレッジに切り替わった場合、印刷を開始する前にシャッター538を開く。ステップS120が終了したら、ステップS130に進む。
ステップS130において、制御部50は、取得した画像情報に基づいて印刷処理を開始する。これにより、図6Aおよび図6Bに示すように、第1の吸引部530のシャッター538が開くことで連通口536が開口するので、現像ローラー500の軸方向の端部における飛散したトナーの吸引がより強く行われる。つまり、第1の吸引部530の吸引口534は、開口径(開口面積)が第2の吸引部520の吸引口524よりも小さいので、第1の吸引部530での風速は大きくなり、これに伴ってトナーの吸引力も大きくなる。また、第2の吸引部520では、現像ローラー500の軸方向の端部の吸引口524がシャッター538により閉塞されるものの、他の領域の吸引口524は常時開口しているので、現像ローラー500の軸方向の略全域においても飛散したトナーの吸引が行われる。
一方、ステップS120において、制御部50は、取得した画像情報に含まれる画像のカバレッジが5%を超えると判断した場合、ステップS140に進む。
ステップS140において、制御部50は、図7Bおよび図7Bに示すように、シャッター駆動モータ560を駆動してシャッター538を閉じ、現像ローラー500の軸方向の全域で飛散したトナーを効果的に吸引するモードに移行させる。例えば、制御部50は、印刷する画像が低カバレッジ(第1のカバレッジ)から高カバレッジ(第2のカバレッジ)に切り替わった場合に、シャッター538を閉じる。ステップS140が終了したら、ステップS130に進む。
ステップS130において、制御部50は、取得した画像情報に基づいて印刷処理を開始する。これにより、図7Aおよび図7Bに示すように、第2の吸引部520により現像ローラー500の軸方向の略全域におけるトナーの吸引が行われる。この場合、現像ローラー500の軸方向の端部でのトナーの吸引も行われるが、第1の吸引部530によるトナーの吸引力よりは弱くなる。本実施の形態では、このような一連の処理が繰り返し実行される。
なお、上述した実施の形態では、画像のカバレッジの閾値を5%に設定したが、これに限定されることはない。例えば、カバレッジに応じた現像ローラー500でのトナーの飛散状況に応じて、ユーザーが任意の値を設定できるようにしても良い。
また、第1の吸引部530を使用するか否かを、印刷する画像のカバレッジに基づいて判断していたが、これに限定されることはない。例えば、上述した画像のカバレッジに代えて、取得した画像情報に含まれるプリント枚数や、グラフィックデータ、テキストデータ、イメージデータ等の情報を用いることもできる。
また、印刷する画像のカバレッジを含めたこれらの情報を2以上を組み合わせて用いることもできる。例えば、制御部50は、印刷する画像のカバレッジが5%以下であって、かつ、プリント枚数が所定枚数以上になった場合において、飛散したトナーが現像ローラー500の軸方向の端部に一定量溜まったと判断し、第1の吸引部530を使用するようにしても良い。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ジョブの実行時において、取得した画像のカバレッジが低い場合には、第1の吸引部530を選択して使用するので、現像ローラー500の軸方向の端部から多く飛散するトナー(トナーこぼれ)を確実に吸引することができる。このとき、第2の吸引部520も使用するので、現像ローラー500の軸方向の端部以外で飛散したトナーも回収することができる。また、取得した画像のカバレッジが高い場合には、第2の吸引部520のみを使用するので、現像ローラー500の軸部の全域から飛散するトナーを確実に吸引することができる。このように、本実施の形態では、画像のカバレッジに応じて吸引経路を可変するので、飛散したトナーを確実に吸引して回収することができる。
[第1の吸引部530の他の構成例(その1)]
また、上述した実施の形態では、第1の吸引部530のダクト部532の長さは可変できない構成としていたが、第1の吸引部530のダクト部532の長さ(延在方向の長さ)を可変可能な構成とすることもできる。例えば、第1の吸引部530のダクト部532を、ドクターブレード510の直下の領域と、感光体ドラム1および現像ローラー500間の領域Sb(図2参照)との間で伸縮可能な構成とすることができる。
制御部50は、印刷する画像が低カバレッジである場合には、第1の吸引部530のダクト部532を感光体ドラム1および現像ローラー500間の領域まで伸長させて、吸引口534が感光体ドラム1側に向くように構成する。これにより、感光体ドラム1側にこぼれるトナーを確実に吸引することができる。一方、制御部50は、印刷する画像が低カバレッジ以外(例えば高カバレッジ)である場合には、第1の吸引部530のダクト部532をドクターブレード510の直下の領域に配置する。
[第1の吸引部530の他の構成例(その2)]
図8は、第1の吸引部530の他の構成の一例を示す図である。なお、その他の現像装置5等の構成は、上述した実施の形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8に示すように、第1の吸引部530は、現像ローラー500の軸方向の端部に形成される非磁性領域に対応した第2の吸引部520の端部のそれぞれの吸引経路により構成される。この構成において、第1の吸引部530は、ダクト部532のトナー搬送方向の上流側に、ダクト部532の吸引口534から連通口536に向かって流れる風の向きを調整するための風向調整部材590を備えている。風向調整部材590は、例えば板状部材から構成され、一端部が仕切り部材544に回動可能に取り付けられている。なお、風向調整部材590は、可変機構の一例を構成している。
制御部50は、印刷する画像が低カバレッジである場合、風向調整部材590をダクト部532を塞ぐ方向に回動させることでダクト部532の吸引口534を狭くする。つまり、吸引口534の開口面積を風向調整部材590によって調整して小さくする。これにより、現像ローラー500の軸方向の端部においてダクト部532に流入する風を強くすることができ、現像ローラー500の軸方向の端部で飛散したトナーを効果的に吸引することができる。一方、制御部50は、印刷する画像が低カバレッジ以外である場合、風向調整部材590をダクト部532が開放する方向に回動させることでダクト部532の吸引口534を広くする。これにより、現像ローラー500の軸方向の全域で飛散したトナーを均一に吸引することができる。
なお、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に記載の範囲には限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。例えば、図1に示す画像形成装置100はカラー画像を形成するものであるが、本発明はカラー画像を形成する画像形成装置に限らず、モノクロ画像を形成する画像形成装置にも適用することができる。
1,1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム(像担持体)
5,5Y,5M,5C,5K 現像装置
50 制御部
100 画像形成装置
500 現像ローラー
510 ドクターブレード(厚み調整部材)
520 第2の吸引部
524 吸引口
530 第1の吸引部
532 ダクト部(吸引経路)
538 シャッター(可変機構,開閉部材)
590 風向調整部材(可変機構)

Claims (11)

  1. 像担持体に対向して設けられる現像ローラーと、
    前記現像ローラーの軸方向の端部の非磁性領域近傍に設けられ、当該現像ローラーから飛散する現像剤を吸引する第1の吸引部と、を備え、
    前記第1の吸引部は、ジョブの画像情報に基づいて現像剤を搬送する吸引経路を可変させる可変機構を有する
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記画像情報は、印字率、プリント枚数、グラフィック、テキストの少なくとも1以上の情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像ローラーの軸方向の端部の非磁性領域近傍は、前記現像ローラーに付着した現像剤の厚みを調整するための厚み調整部材の直下の領域である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記現像ローラーの軸方向の少なくとも磁性領域近傍に設けられ、当該現像ローラーから飛散する現像剤を吸引する第2の吸引部を備える
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の現像装置。
  5. 前記第2の吸引部の吸引口は、前記現像ローラーの回転方向の上流側に設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記可変機構は、前記吸引経路に設けられ、当該吸引経路を開閉する開閉部材により構成されている
    を有することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の現像装置。
  7. 前記可変機構は、前記吸引経路に設けられ、当該吸引経路内に流れる現像剤を搬送するための風の向きを調整する風向調整部材により構成されている
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の現像装置。
  8. 前記吸引経路は、前記厚み調整部材の直下の領域と前記像担持体および前記現像ローラー間の領域との間で経路長が可変可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  9. 前記画像情報に含まれる画像のカバレッジが所定のカバレッジ以下である場合、印刷を開始する前に、前記第1の吸引部を用いて現像剤を吸引させる制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の現像装置。
  10. 前記画像情報に含まれる画像のカバレッジが第1のカバレッジから当該第1のカバレッジよりも大きい第2のカバレッジに変わる場合、印刷を開始する前に、前記第2の吸引部のみを用いて現像剤を吸引させる制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の現像装置。
  11. 請求項1から10の何れか一項に記載の前記現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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