JP5262480B2 - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体の全面に印刷する画像形成方法、該画像形成方法を実施可能な複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ、これらのうち少なくとも1つを含む複合機等の画像形成装置に関する。
電子写真方式による画像形成装置では、像担持体に形成された静電潜像を現像手段でトナー像として可視像化し、該トナー像を記録媒体に転写した後定着手段で定着するようになっている。
記録媒体の先端部に画像があると、定着時にトナーと定着ローラとの密着により記録媒体が定着ローラと共に移動する、いわゆる定着ローラへの巻き付きが起こる。巻き付いた記録媒体を分離爪で剥すと縦すじ状の欠陥画像となる。
一般的には、記録媒体の搬送方向先端側に所定の先端余白幅が設けられており、上記巻き付きは生じない。この先端余白幅は装置固有値として設定されている。
特開2007−024990号公報 特開2006−208758号公報 特開2006−195347号公報 特開2005−017570号公報
この種の画像形成では、上記先端余白幅を常に確保できるわけではなく、先端余白幅領域内に画像が存在する「全面画像」の印刷もある。
このような全面画像の印刷では、先端余白幅を確保できなため、上記巻き付きによる問題を避けられなかった。
本発明は、定着ローラへの巻き付きや画像欠陥のない全面画像を得ることができる画像形成方法の提供を、その主な目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、全面画像を分割して記録媒体への作像工程を2度に分けることにより第1の作像段階では先端余白を確保することによる巻き付き防止機能を得るとともに、第2の作像段階では定着済みの画像が先行することによる巻き付きにくさを利用し、全体として定着部での巻き付きを抑制しようというものである。
具体的には、請求項1記載の発明では、入力画像を記録媒体に作像するための光学手段、現像手段、転写手段及び定着手段を有する画像形成装置を用いた画像形成方法であって、記録媒体の全面に印刷する画像形成方法において、前記画像形成装置が、定着後の記録媒体を再び前記転写手段まで運ぶ搬送経路と、該搬送経路で前記定着手段の後に配置され、記録媒体の前後を入れ替える前後反転部と、を有し、前記前後反転部は、記録媒体の表裏を反転し、スイッチバックさせることで前後を入れ替え、その後前記搬送経路に記録媒体を自動的に戻す構成を有し、入力する全面画像のうち、記録媒体の搬送方向先端から後端に向かって任意の位置までの先端側画像は作像せず、まず前記任意の位置を作像開始位置として、該作像開始位置から画像後端までの後端側画像を記録媒体に作像し、次いで記録媒体の搬送方向を前後入れ替えて、残り画像である前記先端側画像を作像することを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の画像形成方法において、全面画像の両面印刷では、まず記録媒体の第1面に後端側画像を作像し、続いて前記前後反転部でスイッチバックのみを行って第2面に後端側画像を作像し、次に第2面の残り画像の作像を行い、最後に前記前後反転部でスイッチバックのみを行って第1面の残り画像の作像を行うことを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項記載の画像形成方法において、集約画像を印刷する集約印刷時には、前記作像開始位置を集約した頁の境界の位置とすることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項記載の画像形成方法において、集約画像を印刷する集約印刷ではない場合で、入力された全面画像内に任意の端から前記所定の先端余白幅以上の非画像部があるときは、前記作像開始位置を、該端から前記所定の先端余白幅分だけ後端側に向かった位置とすることを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項記載の画像形成方法において、集約画像を印刷する集約印刷ではなく、入力された全面画像内に任意の端から前記所定の先端余白幅以上の非画像部がない場合で、入力された全面画像内に複数のオブジェクトがあるときは、前記作像開始位置を、主走査方向に最も長いオブジェクトの境界を含む線の位置とすることを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項記載の画像形成方法において、集約画像を印刷する集約印刷ではなく、入力された全面画像内に任意の端から前記所定の先端余白幅以上の非画像部がない場合で、入力された全面画像内に複数のオブジェクトがあるときは、前記作像開始位置を、該作像開始位置を結んだ線が画像部を通る長さが最も短く済むようなオブジェクトの境界を含む線の位置とすることを特徴とする。
請求項7記載の発明では、請求項記載の画像形成方法において、集約画像を印刷する集約印刷ではなく、入力された全面画像内に任意の端から前記所定の先端余白幅以上の非画像部がない場合で、入力された全面画像が1つのオブジェクトであるときは、前記作像開始位置を、全面画像ではない画像作像時の前記所定の先端余白幅分だけ、記録媒体の任意の先端から後端側に向かった位置とすることを特徴とする。
請求項8記載の発明では、請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成方法を実施可能な画像形成装置であることを特徴とする
本発明によれば、記録媒体の先端部に画像を作像する全面画像において、定着での巻き付きを抑制することができる。分離爪で無理に剥がす必要がないので縦スジ状の欠陥画像も生じず、全面画像の作像における画質向上に寄与することができる。
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
まず、図1、2に基づいて本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を説明する。図2は、感光体ユニットの概略構成を示す図である。
画像形成装置(プリンタ)は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kを備えている。なお、Y、C、M、Kの色順は、図1に示すものに限るものではなく、他の並び順であっても構わない。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kと、帯電手段、現像手段、クリーニング手段とを備えている。また、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの配置は、各感光体ドラムの回転軸が平行になるように且つ転写紙移動方向に所定のピッチで配列するように、設定されている。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの下方には、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの表面にレーザー光を走査しながら照射する光学手段としての光書込ユニット3が、上方には各画像形成ユニットのトナー像を重ね合わせて転写するように搬送する転写搬送ベルト4を有するベルト駆動装置としての一次転写ユニット5が配置されている。
転写搬送ベルト4の外周面には、ブラシローラとクリーニングブレードから構成されたクリーニング装置6が接触するように配置されている。このクリーニング装置6により転写搬送ベルト4上に付着したトナー等の異物が除去される。
一次転写ユニット5の右側には、転写紙にトナー像を転写する転写手段としての二次転写ユニット7が配置され、その上方にはベルト定着方式の定着手段としての定着ユニット8が備えられている。
画像形成装置下部には、転写媒体である記録媒体9が載置された給紙カセット10a、10bが備えられている。また、画像形成装置側面から手差しで給紙を行う手差しトレイ10cが備えられている。
この他、トナー補給容器11Y、11C、11M、11Kが備えられ、図示していない廃トナーボトル、電源ユニットなども備えられている。
現像手段としての現像装置12Y、12C、12M、12Kは、いずれも同様の構成からなり、それらは使用するトナーの色のみが異なる二成分現像方式の現像装置であり、トナーと磁性キャリアからなる現像剤が収容されている。
現像装置12Y、12C、12M、12Kは感光体ドラム2に対向した現像ローラ、現像剤を搬送・撹拌するスクリュー、トナー濃度センサ等から構成される。現像ローラは外側の回転自在のスリーブと内側に固定された磁石から構成されている。トナー濃度センサの出力に応じて、トナー補給装置よりトナーが補給される。
帯電ローラ13に図示しない電源より所定の電圧が印加されて、対向する感光体ドラム2表面を帯電する。所定の電位に帯電した感光体ドラム2の表面には、引き続いて光書込ユニット3により画像データに基づくレーザー光が走査され、静電潜像が書き込まれる。静電潜像を担持した感光体ドラム2表面が現像装置12に到達すると、感光体ドラム2と対向配置される現像ローラ14により、感光体ドラム2表面の静電潜像にトナーが供給されて、トナー像が形成される。
上記の動作が感光体ユニット15Y、15C、15M、15K全てに同様にして所定のタイミングで行われ、感光体ドラム2Y、2C、2M、2K表面にはそれぞれ所定の色のトナー像が形成される。
記録媒体9は、給紙カセット10a、10b、もしくは手差しトレイ10cのいずれかから搬送され、レジストローラ対16に到達したところで一旦停止する。
感光体ユニット15Y、15C、15M、15Kの画像形成動作タイミングで転写搬送ベルト4上に、各感光体ドラム2上のトナー像を順次転写していく。このトナー像の転写は、転写搬送ベルト4を挟んで各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kと対向配置されている一次転写ローラ17Y、17C、17M、17Kから、図示しない電源より感光体ドラム2上のトナーの極性と逆の極性の電圧が印加されることで行われる。
そして、感光体ドラム2との対向位置を通過し、4色のトナー像が重ね合わされたトナー像は、レジストローラ対16で送り出された記録媒体9上に、転写手段としての二次転写ユニット7で転写される。
記録媒体9は、引き続いて定着ユニット8に搬送され、熱と圧力を受けて画像を定着される。画像が形成された記録媒体9は、各搬送ローラ対によって胴内排紙型の排紙トレイ18へ排出される。
ここまでは電子写真方式による、一般的な画像形成装置の実施例(画像形成方法)である。
全面画像の場合、記録媒体9は定着後、排紙トレイ18の上部に配置された前後反転部21へ搬送されてここで表裏を反転されるとともに前後を入れ替えられて搬送経路としての両面ユニット25へ戻され、再び二次転写部位へ搬送される。
本実施形態では前後反転部21は画像形成装置の内部に配置されているが、両面ユニット25と接続された状態で装置本体の外部に外付けしてもよい。前後反転部21は両面ユニット25の表裏反転機構(スイッチバック機構)を兼ねている。
図3は、図1の前後反転部21を拡大した図である。記録媒体9は、
全面画像のうち後端側画像Bを作像され、定着後、矢印(1)に示すように第1搬送アシストローラー22aにより図の右から左方向へ搬送される。そして、記録媒体9は、第1搬送アシストローラー22aに直交する向きに配置されている第1反転アシストローラー23aによって、矢印(2)の方向に搬送される。
次に記録媒体9は反転アシスト壁24、第2反転アシストローラー23bによって表裏が入れ替えられる。
表裏が反転された記録媒体9は、第2搬送アシストローラー22bにより矢印(5)方向へ前Fと後Rとが入れ替わった状態で搬送され、図1に示す両面ユニット25に搬送され、レジストローラ対16を経て、記録媒体9の同一面での2回目の作像(先端側画像A(図9(a)参照)の作像)に入る。
このような前後反転部21の反転動作(表裏反転+スイッチバック)により、1回目の作像のときの記録媒体9の先端側は、2回目の作像のときは後端側になり、表裏は1回目の作像のときと同じ面となる。
よって、2回目の作像では、潜像形成される残りの入力画像(画像データ)は、1回目の作像のときに読み取った画像を前後180度回転させた画像となる。
前後反転部21がスイッチバックのみの機能を有する構成の場合には従来の両面ユニットによる搬送と変わりがなく、記録媒体9の同一面に2回目の作像をすることはできない。したがって、本実施形態において、前後反転部21における(表裏反転+スイッチバック)は必須である。
但し、両面ユニット25に対する配置位置によっては前後反転部21の機能は、後述するように上記機能(表裏反転+スイッチバック)に限定されない。
記録媒体9の先端側から作像せず、後端側画像から作像を始めることで、定着ユニット8に搬送される記録媒体9の先端部は、非画像部もしくは定着済みの画像部となり、定着ユニット8の図示しない定着ローラへの巻き付きを防ぐことができる。
すなわち、定着ユニット8の定着ローラを通過する際、先端側に未定着の画像(トナー)がない、もしくは先端側に一度定着された画像(トナー)があれば、定着ローラに巻き付きを起こさずに全面画像を得ることができる。これはまず、先端側に余白があれば、これまでの先端余白のように記録媒体は余白部がガイドに乗って巻き付きを起こさない。
また、一度定着された画像には凹凸があり、二度目の定着ではトナーに熱が伝わりづらく、巻き付きを起こしにくいためである。
この際、定着温度や定着ニップの圧力などの定着条件は通常の余白あり印刷となんら変更はない。
この際必要となる、入力画像に対する作像開始位置選定及び全面画像印刷のフローチャートの具体例を以下に示す。この中には、片側に余白幅が十分にある場合には通常の作像方式が選ばれることも含まれている。フローチャートの中で、入力画像から作像開始位置(以下、「出力開始位置」ともいう)を選定して作像している制御機構を図4にブロック図として示す。
図4に示すように、制御部(マイクロコンピュータ;以下「制御手段」ともいう)30は、作像開始位置検知部(画像処理部)31からの情報に基づいて作像開始位置を選定する。以下の制御フローにおける判断主体は制御手段30である。
図5及び図6に基づいて第1の制御例を説明する。ここでは、図5に示すように、用紙端部に設定値a(所定の先端余白幅)以上の余白があるもの、すなわち余白以上の非画像部があるものを例に説明する。
まず、図6に示すように、入力画像のサイズ、縦または横、入力画像の端に余白があるかのそれぞれを認識する(S110)。
次に、4辺のうち少なくとも1辺に設定値a以上の余白があるかどうかを判断する(S111)。
その結果、余白が全くない場合は、後述する全面出力のフローへ移る(S113)。「全面出力」とは、記録媒体9の搬送方向において作像開始位置の上流と下流について、一回目の作像では上流域(後端側画像)を作像し、二回目の作像では下流域(先端側画像)を作像する出力方法をいう。
これに対し、余白がある場合は、入力画像サイズ・向きのまま、余白のある端を搬送方向にするトレイを用意できるかを判断する(S112)。この「入力画像サイズのまま」とは、例えば入力画像がA3の場合、使用できる給紙トレイにA3があることを意味する。よって、使用できる給紙トレイにA4以下のサイズしか設定されていない場合、S113に進む。
また、「余白のある端を搬送方向にするトレイ」とは、入力画像の余白部分が用紙搬送方向先端となるような給紙カセットがあるということを意味する。例えばA4横のシートがセットされていた場合、入力画像がA4横で図5に示すような余白を持つ画像があればS112でYESとなる。なお、ここでいう「用意できる」とは、装置の設定として当該サイズの給紙カセットがあるか否かを意味する。
これに対し、例えばA4横のシートがセットされ、そのときの入力画像がA4横且つ余白位置が図5とは逆の位置に余白を持つ画像の場合(入力画像の下側に余白)、そのまま印刷すると先端に画像が形成されてしまうため、入力画像を180°回転して印刷することになる(S114)。
そして、その用紙を有する給紙カセットに用紙が収容されているか否かを判断し(S115)、用紙が収容されていれば印刷動作が開始され(S117)、用紙がなければ用紙を入れてください(S116)と操作部に表示し、用紙が確認されれば印刷動作が開始される(S117)。
以上のように、シート搬送方向先端部に画像がないようにシート、入力画像を選択することで、定着部への巻き付きを防止することができる。
なお、図5に示すように、集約画像を印刷する集約印刷ではない場合で、入力された全面画像内に任意の端から所定の先端余白幅以上の非画像部があるときは、作像開始位置を、該端から所定の先端余白幅分だけ後端側に向かった位置とする。すなわち、所定の先端余白幅の位置が作像開始位置となり、従来の余白ありの作像方式と変わりがない。
全面画像の印刷の場合でも、片側の端に非画像部のある画像を出力する場合がある。このような場合、上記フローのように通常の「余白ありの作像方式」となるが、この非画像部が先端余白設定値よりも大きな場合、端から先端余白設定値分だけ内側の位置(破線で示す位置)を作像開始位置として全面出力する。これにより、色ずれが起きた場合でも目立たなくなる。
電子写真方式による画像形成装置では、両面印刷する場合、記録媒体をスイッチバックする機構に搬送し、記録媒体の表裏を反転する。しかしながら、従来の両面ユニット25の構成だけでは上記全面出力による全面画像を作像することはできない。
本実施形態では前後反転部21により記録媒体9の前後を入れ替えるとともに表裏を反転させているために、再度の作像において定着済みの画像を先端側にして残り画像を記録媒体9の同一面に作像することが可能となる。
図7及び図8に基づいて第2の制御例を説明する。
ここでは、図7に示すように、2つの画像を集約したものを例に説明する。
印刷オプションで2つの画像を集約するモードを選択した場合、S120にて頁を集約していると判断され、S121にて入力画像サイズのまま、集約した境界を搬送方向に垂直にするトレイを用意できるか否かを判断する。
ここで、「入力画像サイズのまま」とは、図6のS112で説明したとおりである。また、「集約した境界を搬送方向に垂直にする」とは、図9(a)のように、境界線(破線)が搬送方向に対して直交していることを示す。よって図9(b)の場合、境界が搬送方向と同じであるため、図11のS122に移る。
さらに、「トレイを用意できる」とは、図6のS112で説明したとおりである。また、S123で「トレイが用意されている」とは、図6のS115で説明したとおりである。
トレイが用意されていない場合に向きをトレイの向きを代えることにより条件が満たされる場合には、操作部(液晶表示部)に例えば「紙の向きを変えて下さい」なる旨の表示がなされる(S124)。
S125では、集約した境界(破線で示す位置)を作像開始位置として、図9(a)の画像B(後端側画像)から印刷を開始し、上で説明した前後反転部21を経由して再度二次転写部位へ搬送し、画像A(先端側画像)を180°回転した画像として印刷する。
このようにすることで、2つの画像を集約したものであっても、1回目の作像ではシート搬送方向先端部に画像がないように入力画像を選択して印刷することで、定着部への巻き付きを防止することができる。
2回目の作像においては上述のように定着済みの画像が先行することにより巻き付きにくさが得られる。
また、頁間の境界を作像開始位置とすることにより、色ずれが起きた場合でも目立たなくすることができる。
図10及び図11に基づいて第3の制御例を説明する。
ここでは、図10に示すように、余白なしの1つのオブジェクト(独立画像)のみで構成された入力画像を例に説明する。
S122で集約モードが設定されていない場合、入力画像が1つのオブジェクトのみで構成されていると判断され、S126以降に示すフローになる。
この場合、シート搬送方向先端に画像があるため、先端余白設定値分だけシート先端から後端に向かった位置(破線で示す位置)を出力開始位置として、図9(a)の画像B(後端側画像)から印刷を開始し、上で説明した前後反転部21を経由して再度二次転写部位へ搬送し、画像A(先端側画像)を180°回転した画像として印刷する。
このようにすることで、用紙端部に余白がない画像であっても、シート搬送方向先端部に画像がないように入力画像を選択して印刷することで、定着部への巻き付きを防止することができる。
図12及び図13に基づいて第4の制御例を説明する。
ここでは、図12に示すように、複数のオブジェクトで構成された入力画像を例に説明する。
まず、オブジェクトの境界を通るそれぞれのひと続きの線の中で、先端余白設定値より内側にオブジェクトを横切らない線が1つ以上あるかどうかを判断する(S133)。
ここで、該当する線がある場合(YES)、オブジェクトを横切らない線を出力開始位置とする以外は、先に説明した図7のS121以降と同じフローをたどる。
このようにすることで、先端余白幅にオブジェクトがあったとしても、それぞれのオブジェクトとの境界位置で入力画像を搬送方向の上流と下流とに分けて印刷することで、定着部への巻き付きを防止できる。
図13にのS133、S134でNOの場合には、以下に説明する「境界選択全面出力」へ進む(S135)。
図14及び図15に基づいて第5の制御例を説明する。
ここでは、図14に示すように、先端余白設定値よりも端側にのみオブジェクトの境界がある入力画像を例に説明する。
図15に示すように、境界選択全面出力では、先端余白設定値よりも端側にのみオブジェクトの境界があるか否かが判断され(S136)、境界がある場合にはS138以降のフローとなる。
すなわち、作像開始位置を、全面画像ではない画像作像時の前記所定の先端余白幅分だけ、記録媒体の搬送方向先端から後端側に向かった位置(破線で示す位置)とする(S144)。これにより、色ずれが起きた場合でも目立たなくすることができる。
NOの場合には、図17のS137へ進む。
図16及び図17に基づいて第6の制御例を説明する。
ここでは、図16に示すように、オブジェクトの境界でつなぐ線が先端余白設定値より内側のみに1組以上ある入力画像を例に説明する。
本例は、「入力された全面画像内に任意の端から所定の先端余白幅以上の非画像部がない場合で、入力された全面画像内に複数のオブジェクトがあるとき」に相当し、作像開始位置は、主走査方向(記録媒体の搬送方向と直交する方向)に最も長いオブジェクトの境界を含む線の位置とする。
これにより、色ずれが起きた場合でも目立たなくすることができる。
図18及び図19に基づいて第7の制御例を説明する。
ここでは、図18に示すように、第5例及び第6例の条件のいずれも満たさない入力画像を例に説明する。
図19に示すように、まず、オブジェクトを横切る長さが短い順に、考えられる開始線に優先順位を付ける(S149)。
本例は、「入力された全面画像内に任意の端から所定の先端余白幅以上の非画像部がない場合で、入力された全面画像内に複数のオブジェクトがあるとき」に相当し、作像開始位置は、該作像開始位置を結んだ線が画像部を通る長さが最も短く済むようなオブジェクトの境界を含む線の位置とする。
このように、全面画像の印刷の場合でも、複数のオブジェクトが画像内にある場合、それら複数の境界を含む線を作像開始位置とする。これにより、色ずれが起きた場合でもさらに目立たなくすることができる。
上記のように本発明では、2度の作像により全面画像を得るため、色ずれが目立つことが起こりうる。また、全面画像で出力する画像は多くの場合、1つのオブジェクトで余白がない。また画像中央付近に最も表現したいものがあることが予想される。
作像開始位置を頁の境界、または先端余白幅よりも大きな非画像部、オブジェクトの境界、記録媒体の端に設定することで、2度の作像によって色ずれが起きた場合でも、これを目立たなくすることができる。
上記実施形態では、全面画像の片面印刷について説明したが、両面印刷も可能である。
全面画像の両面印刷では、まず記録媒体9の第1面に後端側画像を作像し、続いて前後反転部21でスイッチバックのみを行って両面ユニット25で搬送し、表裏を反転させて第2面に後端側画像を作像する。
次に片面の全面出力と同様に、前後反転部21で表裏反転及び前後入替えを行って両面ユニット25で搬送して第2面の残り画像の作像を行い、最後に前後反転部21でスイッチバックのみを行って両面ユニット25で搬送し、表裏を反転させて第1面の残り画像の作像を行う。
このようにずれば、前後反転部21で記録媒体9を表裏反転する回数を一度に抑え、両面画像の作像時間を短縮することができる。
すなわち、片面について全面画像を得て、その後、もう片面について全面画像を得ようとすると、前後反転部21において記録媒体9を計2度表裏反転することになる。
上記のように、両面を途中まで作像し、その後残りの画像について両面に作像することで、前後反転部21における表裏反転を一度だけに抑え、両面画像の作像時間を短縮することができる。
記録媒体9の前後を入れ替える構成は、上記前後反転部21の構成に限定されない。例えば、図20に示すように、ターンテーブル26と記録媒体抑え27を備えた前後反転部35とし、この前後反転部35を図21に示すようなスイッチバック機構を有しない搬送経路36上に設けることにより、前後反転が可能となり、2回目の作像に入ることもできる。この場合、前後反転部35は表裏反転機能を有していない。
図示しないが、前後反転部35近傍の搬送ローラ対はターンテーブル26等に応動して接離する構成を有している。図21において符号37は分岐爪を示している。
前後反転部35を図1の前後反転部21の位置に設け、両面ユニット25の搬送経路の任意の位置で再びスイッチバックするようにしてもよい。
本発明の実施形態における画像形成装置の概要構成図である。 画像形成ユニットの拡大図である。 前後反転部の機構を示す斜視図である。 制御ブロック図である。 第1の制御例における対象画像を示す図である。 第1の制御例におけるフローチャートである。 第2の制御例における対象画像を示す図である。 第2の制御例におけるフローチャートである。 記録媒体の搬送方向に対する集約画像の境界線の位置関係を示す図である。 第3の制御例における対象画像を示す図である。 第3の制御例におけるフローチャートである。 第4の制御例における対象画像を示す図である。 第4の制御例におけるフローチャートである。 第5の制御例における対象画像を示す図である。 第5の制御例におけるフローチャートである。 第6の制御例における対象画像を示す図である。 第6の制御例におけるフローチャートである。 第7の制御例における対象画像を示す図である。 第7の制御例におけるフローチャートである。 前後反転部の他例を示す斜視図である。 図20で示した前後反転部を配置した搬送経路を示す図である。
符号の説明
3 光学手段
7 転写手段
8 定着手段
9 記録媒体
12 現像手段
21、35 前後反転部
25 搬送経路
A 先端側画像
B 後端側画像

Claims (8)

  1. 入力画像を記録媒体に作像するための光学手段、現像手段、転写手段及び定着手段を有する画像形成装置を用いた画像形成方法であって、記録媒体の全面に印刷する画像形成方法において、
    前記画像形成装置が、定着後の記録媒体を再び前記転写手段まで運ぶ搬送経路と、該搬送経路で前記定着手段の後に配置され、記録媒体の前後を入れ替える前後反転部と、を有し、
    前記前後反転部は、記録媒体の表裏を反転し、スイッチバックさせることで前後を入れ替え、その後前記搬送経路に記録媒体を自動的に戻す構成を有し、
    入力する全面画像のうち、記録媒体の搬送方向先端から後端に向かって任意の位置までの先端側画像は作像せず、まず前記任意の位置を作像開始位置として、該作像開始位置から画像後端までの後端側画像を記録媒体に作像し、次いで記録媒体の搬送方向を前後入れ替えて、残り画像である前記先端側画像を作像することを特徴とする画像形成方法。
  2. 請求項1記載の画像形成方法において、
    全面画像の両面印刷では、まず記録媒体の第1面に後端側画像を作像し、続いて前記前後反転部でスイッチバックのみを行って第2面に後端側画像を作像し、次に第2面の残り画像の作像を行い、最後に前記前後反転部でスイッチバックのみを行って第1面の残り画像の作像を行うことを特徴とする画像形成方法。
  3. 請求項記載の画像形成方法において、
    集約画像を印刷する集約印刷時には、前記作像開始位置を集約した頁の境界の位置とすることを特徴とする画像形成方法。
  4. 請求項記載の画像形成方法において、
    集約画像を印刷する集約印刷ではない場合で、入力された全面画像内に任意の端から前記所定の先端余白幅以上の非画像部があるときは、前記作像開始位置を、該端から前記所定の先端余白幅分だけ後端側に向かった位置とすることを特徴とする画像形成方法。
  5. 請求項記載の画像形成方法において、
    集約画像を印刷する集約印刷ではなく、入力された全面画像内に任意の端から前記所定の先端余白幅以上の非画像部がない場合で、入力された全面画像内に複数のオブジェクトがあるときは、前記作像開始位置を、主走査方向に最も長いオブジェクトの境界を含む線の位置とすることを特徴とする画像形成方法。
  6. 請求項記載の画像形成方法において、
    集約画像を印刷する集約印刷ではなく、入力された全面画像内に任意の端から前記所定の先端余白幅以上の非画像部がない場合で、入力された全面画像内に複数のオブジェクトがあるときは、前記作像開始位置を、該作像開始位置を結んだ線が画像部を通る長さが最も短く済むようなオブジェクトの境界を含む線の位置とすることを特徴とする画像形成方法。
  7. 請求項記載の画像形成方法において、
    集約画像を印刷する集約印刷ではなく、入力された全面画像内に任意の端から前記所定の先端余白幅以上の非画像部がない場合で、入力された全面画像が1つのオブジェクトであるときは、前記作像開始位置を、全面画像ではない画像作像時の前記所定の先端余白幅分だけ、記録媒体の任意の先端から後端側に向かった位置とすることを特徴とする画像形成方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成方法を実施可能な画像形成装置。
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