JPH10327290A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH10327290A JPH10327290A JP9132124A JP13212497A JPH10327290A JP H10327290 A JPH10327290 A JP H10327290A JP 9132124 A JP9132124 A JP 9132124A JP 13212497 A JP13212497 A JP 13212497A JP H10327290 A JPH10327290 A JP H10327290A
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Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナー像をシート上に定着するときに、トナ
ーを加熱するための定着用加熱部材に該シートが密着し
て離れないようなことを抑制できるとともに、原稿画像
のうち必要な情報や重要な情報が、ユーザの知らないう
ちになくなってしまうようなことがない画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 イメージリーダIRから入力される原稿
画像データから、画像情報検出部43により原稿先端部
の画像濃度を検出する。原稿画像データは、一旦描画制
御部42によりパケットメモリ44に書き込む。画像濃
度が所定濃度以上の場合、厚いシートが有るときは、プ
リント画像データを記憶するためのページメモリ45に
は、原稿画像データをそのまま書き込む。厚いシートが
ないときは、プリント画像の先端部のトナー濃度が所定
濃度より小さくなるように、原稿画像データに所定の画
像データ処理を施して、ページメモリ45に書き込む。
ーを加熱するための定着用加熱部材に該シートが密着し
て離れないようなことを抑制できるとともに、原稿画像
のうち必要な情報や重要な情報が、ユーザの知らないう
ちになくなってしまうようなことがない画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 イメージリーダIRから入力される原稿
画像データから、画像情報検出部43により原稿先端部
の画像濃度を検出する。原稿画像データは、一旦描画制
御部42によりパケットメモリ44に書き込む。画像濃
度が所定濃度以上の場合、厚いシートが有るときは、プ
リント画像データを記憶するためのページメモリ45に
は、原稿画像データをそのまま書き込む。厚いシートが
ないときは、プリント画像の先端部のトナー濃度が所定
濃度より小さくなるように、原稿画像データに所定の画
像データ処理を施して、ページメモリ45に書き込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像データに
基づきシート上にトナー像を形成し、該トナー像をシー
ト上に定着して画像形成する複写機、プリンタ、ファク
シミリ機、これらの複合機等の電子写真方式の画像形成
装置に関する。
基づきシート上にトナー像を形成し、該トナー像をシー
ト上に定着して画像形成する複写機、プリンタ、ファク
シミリ機、これらの複合機等の電子写真方式の画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、一般
的には次のようにしてシート(例えば、記録用紙)上に
原稿画像データに対応する画像が形成される。すなわ
ち、感光体等の静電潜像担持体を帯電装置にて帯電さ
せ、その帯電域に画像露光を行って原稿画像データに対
応する静電潜像を形成し、この潜像を現像装置で現像し
てトナー像とし、このトナー像を転写装置によりシート
上に転写し、シート上に保持されているトナー像を定着
装置によりシートに定着して、原稿画像に対応する画像
を得る。なお、かかる原稿画像データが、例えば所定位
置に載置される原稿の画像読み取り装置によって読み取
られた画像データであるときは、画像形成装置は複写機
として機能する。また、コンピュータ等のホスト機器よ
り入力される画像データであるときには、画像形成装置
はプリンタとして機能し、送信元のファクシミリ機から
送られてくる画像データであるときは、ファクシミリ受
信機として機能する。
的には次のようにしてシート(例えば、記録用紙)上に
原稿画像データに対応する画像が形成される。すなわ
ち、感光体等の静電潜像担持体を帯電装置にて帯電さ
せ、その帯電域に画像露光を行って原稿画像データに対
応する静電潜像を形成し、この潜像を現像装置で現像し
てトナー像とし、このトナー像を転写装置によりシート
上に転写し、シート上に保持されているトナー像を定着
装置によりシートに定着して、原稿画像に対応する画像
を得る。なお、かかる原稿画像データが、例えば所定位
置に載置される原稿の画像読み取り装置によって読み取
られた画像データであるときは、画像形成装置は複写機
として機能する。また、コンピュータ等のホスト機器よ
り入力される画像データであるときには、画像形成装置
はプリンタとして機能し、送信元のファクシミリ機から
送られてくる画像データであるときは、ファクシミリ受
信機として機能する。
【0003】トナー像のシート上への定着は、一般的に
は、加熱された加熱ローラとこれに押圧される加圧ロー
ラとの間を、トナー像を保持するシートを通して、その
間に、トナーを加熱して溶融させるとともに、シートに
向けて加圧することによって行われる。そのため、加熱
ローラと加圧ローラとの間を通されるときのシート進行
方向におけるシートの先端部に、トナーの量が多い場合
には、換言すれば、かかるシート先端部のトナー濃度が
高い場合には、トナーが熱により溶けたときに、その量
が多いため、シート先端部が定着装置のローラと密着し
て、離れにくくなってしまう。したがって、シート先端
部に高濃度のトナー像がある場合には、シートが定着装
置のローラから離れずに、詰まる(ジャム)可能性が高
くなる。
は、加熱された加熱ローラとこれに押圧される加圧ロー
ラとの間を、トナー像を保持するシートを通して、その
間に、トナーを加熱して溶融させるとともに、シートに
向けて加圧することによって行われる。そのため、加熱
ローラと加圧ローラとの間を通されるときのシート進行
方向におけるシートの先端部に、トナーの量が多い場合
には、換言すれば、かかるシート先端部のトナー濃度が
高い場合には、トナーが熱により溶けたときに、その量
が多いため、シート先端部が定着装置のローラと密着し
て、離れにくくなってしまう。したがって、シート先端
部に高濃度のトナー像がある場合には、シートが定着装
置のローラから離れずに、詰まる(ジャム)可能性が高
くなる。
【0004】例えば、原稿画像を複写する場合におい
て、かかるシート詰まり(ジャム)の発生する可能性の
高い原稿としては、図14(A)、(B)及び(C)に
例示するものを挙げることができる。なお、図14にお
いて矢印は、原稿画像がそのままシート上にトナー像と
して転写された場合に、トナー像定着時に、シートが加
熱ローラと加圧ローラとの間を通されるときの進行方向
である。原稿用紙いっぱいに黒枠が描かれている原稿
(図14(A)参照)は、複写用シートの先端部にトナ
ーが多くなるため、シート詰まりの発生頻度が特に高く
なってしまう。また、自動的に送信元の会社名、ファク
シミリ番号、送信時刻などをヘッダー部(先端部)に印
字するファクシミリ装置によって受信された原稿(図1
4(B)参照)や、写真などの濃度の高い画像が先端部
にある原稿(図14(C)参照)なども、シート詰まり
の発生頻度は高くなってしまう。
て、かかるシート詰まり(ジャム)の発生する可能性の
高い原稿としては、図14(A)、(B)及び(C)に
例示するものを挙げることができる。なお、図14にお
いて矢印は、原稿画像がそのままシート上にトナー像と
して転写された場合に、トナー像定着時に、シートが加
熱ローラと加圧ローラとの間を通されるときの進行方向
である。原稿用紙いっぱいに黒枠が描かれている原稿
(図14(A)参照)は、複写用シートの先端部にトナ
ーが多くなるため、シート詰まりの発生頻度が特に高く
なってしまう。また、自動的に送信元の会社名、ファク
シミリ番号、送信時刻などをヘッダー部(先端部)に印
字するファクシミリ装置によって受信された原稿(図1
4(B)参照)や、写真などの濃度の高い画像が先端部
にある原稿(図14(C)参照)なども、シート詰まり
の発生頻度は高くなってしまう。
【0005】そこで、厚めのシート上に画像形成するこ
とが提案されている。厚みのあるシート上に画像形成す
る場合には、トナー像を保持するシート先端部に高濃度
のトナーがのっているようなときにも、定着装置の加熱
ローラと加圧ローラとの間を通される際に、厚めのシー
トはシート自身にこしがあるため加熱ローラに密着する
ようなシートの変形は抑制され、これにより定着装置に
おけるシート詰まりは抑制される。
とが提案されている。厚みのあるシート上に画像形成す
る場合には、トナー像を保持するシート先端部に高濃度
のトナーがのっているようなときにも、定着装置の加熱
ローラと加圧ローラとの間を通される際に、厚めのシー
トはシート自身にこしがあるため加熱ローラに密着する
ようなシートの変形は抑制され、これにより定着装置に
おけるシート詰まりは抑制される。
【0006】また、静電潜像担持体に原稿画像に基づく
静電潜像を形成し現像してトナー像とする前に、イレー
サによって該静電潜像の先端部数mm程度を強制的にイ
レース(消去)することが提案されている。このように
すると、シート先端部にはトナーがのらないため、シー
ト先端部が定着時に加熱ローラに密着して、詰まったり
することが抑制される。同様に、シート先端部にトナー
がのらないようにするために、原稿画像全体をシフトし
てシート上に画像形成したり、原稿画像を所定の倍率に
て縮小し、シフトして画像形成することも提案されてい
る。
静電潜像を形成し現像してトナー像とする前に、イレー
サによって該静電潜像の先端部数mm程度を強制的にイ
レース(消去)することが提案されている。このように
すると、シート先端部にはトナーがのらないため、シー
ト先端部が定着時に加熱ローラに密着して、詰まったり
することが抑制される。同様に、シート先端部にトナー
がのらないようにするために、原稿画像全体をシフトし
てシート上に画像形成したり、原稿画像を所定の倍率に
て縮小し、シフトして画像形成することも提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、厚めのこし
のあるシート上に画像形成しようとしても、厚めのシー
トは、ユーザによって用意されていないこともある。ま
た、厚めのシートが用意されているとしても、常に厚め
のシートに画像形成することは、経済的でない。また、
上記のように原稿先端部の画像を強制的にイレースする
ときには、原稿先端部にあったその画像はシート上に画
像形成されたプリント画像から欠落してしまい、必要な
情報や、重要な情報がユーザの知らないうちになくなっ
てしまうようなことがある。同様に、シート先端部にト
ナーがのらないように画像全体をシフトするときには、
原稿後端部にあった画像が欠落してしまうこともある。
のあるシート上に画像形成しようとしても、厚めのシー
トは、ユーザによって用意されていないこともある。ま
た、厚めのシートが用意されているとしても、常に厚め
のシートに画像形成することは、経済的でない。また、
上記のように原稿先端部の画像を強制的にイレースする
ときには、原稿先端部にあったその画像はシート上に画
像形成されたプリント画像から欠落してしまい、必要な
情報や、重要な情報がユーザの知らないうちになくなっ
てしまうようなことがある。同様に、シート先端部にト
ナーがのらないように画像全体をシフトするときには、
原稿後端部にあった画像が欠落してしまうこともある。
【0008】また、図14に例示するような原稿はかな
り特殊なものであり、多くの原稿は、図15(A)の原
稿のように四方の端部には文字、図形等の画像もないも
のや、その端部にそのような画像があるとしても、図1
5(B)や(C)の原稿のように先端部の一部だけに画
像が存在するものである。図15(B)や(C)に例示
する原稿画像のように、先端部にはその一部だけにしか
文字等の画像が存在しない場合には、上記のように先端
部の画像イレース、シフトや縮小画像形成しなくても、
トナー像の定着のときにシート先端部が加熱ローラに密
着して離れないようなことは少ない。そのため、図14
に例示するような、実際には少数の原稿についての詰ま
りを抑制するために、図15(B)や(C)に例示する
ような大多数の原稿までも、強制的に先端部の画像イレ
ースや、画像全体をシフトするときには画像の欠落が生
じ、縮小画像形成するときには等倍の画像が形成ができ
ないということになってしまう。
り特殊なものであり、多くの原稿は、図15(A)の原
稿のように四方の端部には文字、図形等の画像もないも
のや、その端部にそのような画像があるとしても、図1
5(B)や(C)の原稿のように先端部の一部だけに画
像が存在するものである。図15(B)や(C)に例示
する原稿画像のように、先端部にはその一部だけにしか
文字等の画像が存在しない場合には、上記のように先端
部の画像イレース、シフトや縮小画像形成しなくても、
トナー像の定着のときにシート先端部が加熱ローラに密
着して離れないようなことは少ない。そのため、図14
に例示するような、実際には少数の原稿についての詰ま
りを抑制するために、図15(B)や(C)に例示する
ような大多数の原稿までも、強制的に先端部の画像イレ
ースや、画像全体をシフトするときには画像の欠落が生
じ、縮小画像形成するときには等倍の画像が形成ができ
ないということになってしまう。
【0009】そこで本発明は、原稿画像データに基づ
き、電子写真法によりシート上にトナー像を形成し、該
シート上に加熱定着してプリント画像を形成する画像形
成装置であり、トナー像をシート上に定着するときに、
トナーを加熱するための加熱ローラ等の定着用加熱部材
に該シートが密着して離れないようなことを抑制できる
画像形成装置を提供することを第1の課題とする。
き、電子写真法によりシート上にトナー像を形成し、該
シート上に加熱定着してプリント画像を形成する画像形
成装置であり、トナー像をシート上に定着するときに、
トナーを加熱するための加熱ローラ等の定着用加熱部材
に該シートが密着して離れないようなことを抑制できる
画像形成装置を提供することを第1の課題とする。
【0010】また、本発明は、原稿画像データに基づ
き、電子写真法によりシート上にトナー像を形成し、該
シート上に加熱定着してプリント画像を形成する画像形
成装置であり、トナー像をシート上に定着するときに、
トナーを加熱するための加熱ローラ等の定着用加熱部材
に該シートが密着して離れないようなことを抑制できる
とともに、原稿画像のうち必要な情報や重要な情報が、
ユーザの知らないうちになくなってしまうようなことが
ない画像形成装置を提供することを第2の課題とする。
き、電子写真法によりシート上にトナー像を形成し、該
シート上に加熱定着してプリント画像を形成する画像形
成装置であり、トナー像をシート上に定着するときに、
トナーを加熱するための加熱ローラ等の定着用加熱部材
に該シートが密着して離れないようなことを抑制できる
とともに、原稿画像のうち必要な情報や重要な情報が、
ユーザの知らないうちになくなってしまうようなことが
ない画像形成装置を提供することを第2の課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、原稿画像に応じた原稿画像データに基づ
き、電子写真法によりシート上にトナー像を形成し、該
シート上に加熱定着してプリント画像を形成する画像形
成装置であり、前記原稿画像データから原稿画像の先端
部領域における画像濃度を検出することができる画像濃
度検出手段と、シート上に形成するプリント画像に応じ
たプリント画像データを記憶するためのメモリと、前記
メモリ上に記憶されているプリント画像データに基づ
き、該プリント画像データに応じたプリント画像を供給
されるシート上に形成することができるプリント手段
と、前記原稿画像データに所定の画像データ処理を施す
ことができ、該原稿画像データに基づく画像データを前
記メモリ上にプリント画像データとして書き込むことが
できる描画手段と、プリント画像が形成されるシートを
収納するシート収納位置に厚めのシートがあるか否かを
検出することができる厚シート検出手段と、前記画像濃
度検出手段の検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度
に基づき、前記プリント手段に供給すべきシートを選択
して、選択したシートを該プリント手段に供給すること
ができるシート供給手段とを備え、前記画像濃度検出手
段の検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所定の
濃度以上の場合であって、前記厚シート検出手段により
厚めのシートが有ることが検出されているときには、前
記シート供給手段は、厚めのシートを前記プリント手段
に供給し、前記描画手段は、原稿画像データをプリント
画像データとして前記メモリ上に書き込むことを特徴と
する画像形成装置を提供する。
に本発明は、原稿画像に応じた原稿画像データに基づ
き、電子写真法によりシート上にトナー像を形成し、該
シート上に加熱定着してプリント画像を形成する画像形
成装置であり、前記原稿画像データから原稿画像の先端
部領域における画像濃度を検出することができる画像濃
度検出手段と、シート上に形成するプリント画像に応じ
たプリント画像データを記憶するためのメモリと、前記
メモリ上に記憶されているプリント画像データに基づ
き、該プリント画像データに応じたプリント画像を供給
されるシート上に形成することができるプリント手段
と、前記原稿画像データに所定の画像データ処理を施す
ことができ、該原稿画像データに基づく画像データを前
記メモリ上にプリント画像データとして書き込むことが
できる描画手段と、プリント画像が形成されるシートを
収納するシート収納位置に厚めのシートがあるか否かを
検出することができる厚シート検出手段と、前記画像濃
度検出手段の検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度
に基づき、前記プリント手段に供給すべきシートを選択
して、選択したシートを該プリント手段に供給すること
ができるシート供給手段とを備え、前記画像濃度検出手
段の検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所定の
濃度以上の場合であって、前記厚シート検出手段により
厚めのシートが有ることが検出されているときには、前
記シート供給手段は、厚めのシートを前記プリント手段
に供給し、前記描画手段は、原稿画像データをプリント
画像データとして前記メモリ上に書き込むことを特徴と
する画像形成装置を提供する。
【0012】なお、本発明において「原稿画像」とは、
文字、図形等の情報を示す画像(以下、「黒画像」とい
うことがある。)と、そのような情報のない画像(以
下、「白画像」ということがある。)とからなる画像全
体を意味し、いわば原稿1ページ領域に相当する画像全
体を指している。また「プリント画像」についても同様
で、黒画像と白画像からなる画像全体を意味し、いわば
プリント1頁領域に相当する画像全体を指している。ま
た、画像濃度とは、白画像(W)に対する黒画像(B)
の割合(B/W比)であり、換言すれば、平均画像濃度
である。
文字、図形等の情報を示す画像(以下、「黒画像」とい
うことがある。)と、そのような情報のない画像(以
下、「白画像」ということがある。)とからなる画像全
体を意味し、いわば原稿1ページ領域に相当する画像全
体を指している。また「プリント画像」についても同様
で、黒画像と白画像からなる画像全体を意味し、いわば
プリント1頁領域に相当する画像全体を指している。ま
た、画像濃度とは、白画像(W)に対する黒画像(B)
の割合(B/W比)であり、換言すれば、平均画像濃度
である。
【0013】前記原稿画像データは、例えば、所定の位
置に載置される原稿画像を画像読み取り装置に読み取っ
た画像データとすることができる。この場合には、画像
形成装置は複写機として機能する。また、原稿画像デー
タは、コンピュータ、ワードプロセッサ等のホスト機器
から画像形成装置に入力される画像データとしてもよ
い。この場合には、画像形成装置はプリンタとして機能
する。また、原稿画像データは、(送信先の)ファクシ
ミリ装置から電話回線を介して送られてくる画像データ
であってもよい。この場合には、画像形成装置はファク
シミリ装置として機能する。本発明の画像形成装置は、
このように原稿画像データによって、例えば複写機、プ
リンタ、ファクシミリ装置とすることができ、また、複
写、プリント、ファックス機能の2以上の機能を備える
複合機としてもよい。
置に載置される原稿画像を画像読み取り装置に読み取っ
た画像データとすることができる。この場合には、画像
形成装置は複写機として機能する。また、原稿画像デー
タは、コンピュータ、ワードプロセッサ等のホスト機器
から画像形成装置に入力される画像データとしてもよ
い。この場合には、画像形成装置はプリンタとして機能
する。また、原稿画像データは、(送信先の)ファクシ
ミリ装置から電話回線を介して送られてくる画像データ
であってもよい。この場合には、画像形成装置はファク
シミリ装置として機能する。本発明の画像形成装置は、
このように原稿画像データによって、例えば複写機、プ
リンタ、ファクシミリ装置とすることができ、また、複
写、プリント、ファックス機能の2以上の機能を備える
複合機としてもよい。
【0014】本発明の画像形成装置においては、メモリ
上に記憶されているプリント画像に応じたプリント画像
データに基づいて、プリント手段により電子写真法に
て、シート供給手段によって供給されるシート上にトナ
ーによるプリント画像が形成される。その後、シート上
に形成され、保持されているトナー像は、シートに加熱
定着される。かかるトナー像のシートへの加熱定着は、
例えば、所定の定着温度にまで加熱される加熱部材(一
般的には、加熱ローラ)とこれに押圧される加圧部材
(一般的には、加圧ローラ)との間を通されることによ
って行われる。
上に記憶されているプリント画像に応じたプリント画像
データに基づいて、プリント手段により電子写真法に
て、シート供給手段によって供給されるシート上にトナ
ーによるプリント画像が形成される。その後、シート上
に形成され、保持されているトナー像は、シートに加熱
定着される。かかるトナー像のシートへの加熱定着は、
例えば、所定の定着温度にまで加熱される加熱部材(一
般的には、加熱ローラ)とこれに押圧される加圧部材
(一般的には、加圧ローラ)との間を通されることによ
って行われる。
【0015】メモリ上に記憶されている、シートに形成
されるプリント画像に対応したプリント画像データは、
原稿画像データそのまま、又は必要に応じて原稿画像デ
ータに所定の画像データ処理が施された画像データであ
って、プリント手段による画像形成前に、描画手段によ
りメモリ上に、プリント画像データとして書き込まれて
いるものである。
されるプリント画像に対応したプリント画像データは、
原稿画像データそのまま、又は必要に応じて原稿画像デ
ータに所定の画像データ処理が施された画像データであ
って、プリント手段による画像形成前に、描画手段によ
りメモリ上に、プリント画像データとして書き込まれて
いるものである。
【0016】画像濃度検出手段により検出される原稿画
像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度より小さい場合
には、その原稿画像に応じた原稿画像データを、通常な
されるように、何ら画像データ処理等を施さずに、その
ままメモリ上にプリント画像データとして書き込み、該
プリント画像データに基づきプリント手段によって、シ
ート上にトナーによるプリント画像を形成しても、かか
るトナー像のシートへの定着のために、シートを加熱部
材と加圧部材との間を通すときに、プリント画像の先端
部の画像濃度は、シート先端部が定着用加熱部材から離
れないレベルより小さくなる。したがって、原稿画像の
先端部領域の画像濃度が所定の濃度より小さいときは、
描画手段は、原稿画像データに何ら画像データ処理を施
さずに、原稿画像データそのままを、プリント画像デー
タとしてメモリ上に書き込めばよい。また、シート供給
手段は、厚めのシート、普通厚みのシートのいずれをプ
リント手段に供給してもよい。
像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度より小さい場合
には、その原稿画像に応じた原稿画像データを、通常な
されるように、何ら画像データ処理等を施さずに、その
ままメモリ上にプリント画像データとして書き込み、該
プリント画像データに基づきプリント手段によって、シ
ート上にトナーによるプリント画像を形成しても、かか
るトナー像のシートへの定着のために、シートを加熱部
材と加圧部材との間を通すときに、プリント画像の先端
部の画像濃度は、シート先端部が定着用加熱部材から離
れないレベルより小さくなる。したがって、原稿画像の
先端部領域の画像濃度が所定の濃度より小さいときは、
描画手段は、原稿画像データに何ら画像データ処理を施
さずに、原稿画像データそのままを、プリント画像デー
タとしてメモリ上に書き込めばよい。また、シート供給
手段は、厚めのシート、普通厚みのシートのいずれをプ
リント手段に供給してもよい。
【0017】ここで、「原稿画像の先端部」とは、かか
る原稿画像に応じた原稿画像データを、何ら画像データ
処理等を施さずに、そのままメモリ上にプリント画像デ
ータとして書き込み、該プリント画像データに基づきプ
リント手段によって、シート上にトナーによるプリント
画像を形成した後、該シートを定着手段の加熱部材と加
圧部材との間に通すときの、シート進行方向における該
プリント画像の先端部に対応する原稿画像中の先端部を
いう。「原稿画像の後端部」についても同様である。
る原稿画像に応じた原稿画像データを、何ら画像データ
処理等を施さずに、そのままメモリ上にプリント画像デ
ータとして書き込み、該プリント画像データに基づきプ
リント手段によって、シート上にトナーによるプリント
画像を形成した後、該シートを定着手段の加熱部材と加
圧部材との間に通すときの、シート進行方向における該
プリント画像の先端部に対応する原稿画像中の先端部を
いう。「原稿画像の後端部」についても同様である。
【0018】原稿画像の先端部領域は、例えば、原稿画
像の先端から後端方向に5mm程度の領域である。原稿
画像をそのままシート上にプリント画像とした形成した
場合に、該シートの先端から後端方向に5mm程度の領
域の画像濃度が、プリント画像を保持した該シートを加
熱部材と加圧部材との間を通すときに、シート詰まりに
影響するからである。
像の先端から後端方向に5mm程度の領域である。原稿
画像をそのままシート上にプリント画像とした形成した
場合に、該シートの先端から後端方向に5mm程度の領
域の画像濃度が、プリント画像を保持した該シートを加
熱部材と加圧部材との間を通すときに、シート詰まりに
影響するからである。
【0019】また、「プリント画像の先端部」とは、シ
ート上にトナーによるプリント画像形成した後、かかる
トナー像のシートへの定着のために、シートを加熱部材
と加圧部材との間を通すときの、シート進行方向におけ
るプリント画像の先端部をいう。普通厚みのシートと
は、シートが紙である場合には、それには限定されない
が、例えば通常用いられる坪量60〜90g/m2 程度
の紙である。厚めのシートは普通厚みのシートより厚み
のあるシートであり、シートが紙である場合には、それ
には限定されないが、例えば坪量90g/m2 以上の紙
である。
ート上にトナーによるプリント画像形成した後、かかる
トナー像のシートへの定着のために、シートを加熱部材
と加圧部材との間を通すときの、シート進行方向におけ
るプリント画像の先端部をいう。普通厚みのシートと
は、シートが紙である場合には、それには限定されない
が、例えば通常用いられる坪量60〜90g/m2 程度
の紙である。厚めのシートは普通厚みのシートより厚み
のあるシートであり、シートが紙である場合には、それ
には限定されないが、例えば坪量90g/m2 以上の紙
である。
【0020】画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先
端部領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、
厚シート検出手段により厚めのシートが有ることが検出
されているときには、プリント手段には厚めのシートを
供給し、描画手段は、原稿画像データそのままをプリン
ト画像データとしてメモリ上に書き込む。かかるプリン
ト画像データに基づき形成されるプリント画像の先端部
の画像濃度は、所定濃度以上になるが、プリント画像が
形成されるシートは、厚みがあるため腰があり、定着用
加熱部材に巻きつくような変形が抑制され、定着手段に
おけるシート詰まりは防止できる。
端部領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、
厚シート検出手段により厚めのシートが有ることが検出
されているときには、プリント手段には厚めのシートを
供給し、描画手段は、原稿画像データそのままをプリン
ト画像データとしてメモリ上に書き込む。かかるプリン
ト画像データに基づき形成されるプリント画像の先端部
の画像濃度は、所定濃度以上になるが、プリント画像が
形成されるシートは、厚みがあるため腰があり、定着用
加熱部材に巻きつくような変形が抑制され、定着手段に
おけるシート詰まりは防止できる。
【0021】画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先
端部領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときには、シート供給手段は、普通厚さのシ
ートをプリント手段に供給し、描画手段は、プリント画
像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度より小さくなる
(画像濃度が「0」になる場合も含んでいる。)ように
原稿画像データに画像データ処理を施した画像データ
を、メモリ上にプリント画像データとして書き込む。プ
リント画像の先端部領域の画像濃度が所定濃度より小さ
くなると、プリント画像が形成されるシートが普通厚さ
のシートであっても、定着用加熱部材からシート先端部
が離れないようなことが防止され、これによりシート詰
まりを防止できる。
端部領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときには、シート供給手段は、普通厚さのシ
ートをプリント手段に供給し、描画手段は、プリント画
像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度より小さくなる
(画像濃度が「0」になる場合も含んでいる。)ように
原稿画像データに画像データ処理を施した画像データ
を、メモリ上にプリント画像データとして書き込む。プ
リント画像の先端部領域の画像濃度が所定濃度より小さ
くなると、プリント画像が形成されるシートが普通厚さ
のシートであっても、定着用加熱部材からシート先端部
が離れないようなことが防止され、これによりシート詰
まりを防止できる。
【0022】このようにプリント画像の先端部領域の画
像濃度を所定濃度より小さくさせるには、描画手段に例
えば次の〜に挙げる手段を設けておくことにより行
うことができる。 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部
領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときに、原稿画像から先端部画像が消去され
た画像に対応する画像データを、前記メモリ上にプリン
ト画像データとして書き込む手段(第1の消去処理手
段)。かかる第1の消去処理手段によってメモリ上にプ
リント画像データとして書き込まれる画像データは、消
去(イレース)されたため白画像が先端部領域にあり、
原稿画像から先端部画像を除いた画像が先端部領域に続
く他の領域にある画像に対応した画像データである。 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部
領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときに、原稿画像の先端部画像に網点処理が
施された画像に対応する画像データを、前記メモリ上に
プリント画像データとして書き込む手段(第1の網点処
理手段)。かかる第1の網点処理手段によってメモリ上
にプリント画像データとして書き込まれる画像データ
は、原稿画像の先端部画像に網点処理が施された画像が
先端部領域にあり、原稿画像から先端部画像を除いた画
像が先端部領域に続く他の領域にある画像に対応した画
像データである。 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部
領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときに、プリント画像が形成されるシートの
先端から所定の幅の領域にトナーがのらないように、該
原稿画像が全体的にシフトされた画像に対応する画像デ
ータを、前記メモリ上にプリント画像データとして書き
込む手段(第1のシフト処理手段)。かかる第1のシフ
ト処理手段によってメモリ上にプリント画像データとし
て書き込まれる画像データは、白画像が先端部領域にあ
り、原稿画像から先端部画像と後端部画像とを除いた画
像が先端部領域に続く他の領域にある画像に対応した画
像データである。 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部
領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときに、プリント画像が形成されるシートの
先端から所定の幅の領域にトナーがのらないように、該
原稿画像が全体的にシフトされているとともに、該原稿
画像を所定の倍率で縮小した画像に対応する画像データ
を、前記メモリ上にプリント画像データとして書き込む
手段(第1の縮小シフト手段)。かかる第1の縮小シフ
ト手段によってメモリ上にプリント画像データとして書
き込まれる画像データは、白画像が先端部領域にあり、
原稿画像全体が所定倍率で縮小された画像が先端部領域
に続く他の領域にある画像に対応した画像データであ
る。
像濃度を所定濃度より小さくさせるには、描画手段に例
えば次の〜に挙げる手段を設けておくことにより行
うことができる。 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部
領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときに、原稿画像から先端部画像が消去され
た画像に対応する画像データを、前記メモリ上にプリン
ト画像データとして書き込む手段(第1の消去処理手
段)。かかる第1の消去処理手段によってメモリ上にプ
リント画像データとして書き込まれる画像データは、消
去(イレース)されたため白画像が先端部領域にあり、
原稿画像から先端部画像を除いた画像が先端部領域に続
く他の領域にある画像に対応した画像データである。 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部
領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときに、原稿画像の先端部画像に網点処理が
施された画像に対応する画像データを、前記メモリ上に
プリント画像データとして書き込む手段(第1の網点処
理手段)。かかる第1の網点処理手段によってメモリ上
にプリント画像データとして書き込まれる画像データ
は、原稿画像の先端部画像に網点処理が施された画像が
先端部領域にあり、原稿画像から先端部画像を除いた画
像が先端部領域に続く他の領域にある画像に対応した画
像データである。 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部
領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときに、プリント画像が形成されるシートの
先端から所定の幅の領域にトナーがのらないように、該
原稿画像が全体的にシフトされた画像に対応する画像デ
ータを、前記メモリ上にプリント画像データとして書き
込む手段(第1のシフト処理手段)。かかる第1のシフ
ト処理手段によってメモリ上にプリント画像データとし
て書き込まれる画像データは、白画像が先端部領域にあ
り、原稿画像から先端部画像と後端部画像とを除いた画
像が先端部領域に続く他の領域にある画像に対応した画
像データである。 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部
領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記
厚シート検出手段により厚めのシートがないことが検出
されているときに、プリント画像が形成されるシートの
先端から所定の幅の領域にトナーがのらないように、該
原稿画像が全体的にシフトされているとともに、該原稿
画像を所定の倍率で縮小した画像に対応する画像データ
を、前記メモリ上にプリント画像データとして書き込む
手段(第1の縮小シフト手段)。かかる第1の縮小シフ
ト手段によってメモリ上にプリント画像データとして書
き込まれる画像データは、白画像が先端部領域にあり、
原稿画像全体が所定倍率で縮小された画像が先端部領域
に続く他の領域にある画像に対応した画像データであ
る。
【0023】前記第1の消去処理手段によって書き込ま
れたプリント画像データに基づき形成されるプリント画
像からは、原稿画像先端部にあった画像がなくなってし
まうため、原稿画像の先端部領域にある画像が消去され
ることを許可するか否かを設定するための設定手段(例
えば、キー入力手段)を設け、前記画像濃度検出手段の
検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度
以上の場合であって、前記厚シート検出手段により厚め
のシートがないことが検出され、該設定手段により原稿
画像の先端部領域にある画像が消去されることが許可さ
れているときに、原稿画像から先端部画像が消去された
画像に対応する画像データを、前記メモリ上にプリント
画像データとして書き込む手段(第2の消去処理手段)
を描画手段に設けて、該第1の消去処理手段と同様の処
理を行わせてもよい。
れたプリント画像データに基づき形成されるプリント画
像からは、原稿画像先端部にあった画像がなくなってし
まうため、原稿画像の先端部領域にある画像が消去され
ることを許可するか否かを設定するための設定手段(例
えば、キー入力手段)を設け、前記画像濃度検出手段の
検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度
以上の場合であって、前記厚シート検出手段により厚め
のシートがないことが検出され、該設定手段により原稿
画像の先端部領域にある画像が消去されることが許可さ
れているときに、原稿画像から先端部画像が消去された
画像に対応する画像データを、前記メモリ上にプリント
画像データとして書き込む手段(第2の消去処理手段)
を描画手段に設けて、該第1の消去処理手段と同様の処
理を行わせてもよい。
【0024】前記第1の網点処理手段によって書き込ま
れたプリント画像データに基づき形成されるプリント画
像は、原稿画像先端部にあった画像が網点処理されて何
が描かれているのか判別、識別等しずらくなるため、原
稿画像の先端部領域にある画像に網点処理が施されるこ
とを許可するか否かを設定するための設定手段を設け、
前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部領域
の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記厚シ
ート検出手段により厚めのシートがないことが検出さ
れ、該設定手段により原稿画像の先端部領域にある画像
に網点処理が施されることが許可されているときに、原
稿画像の先端部画像に網点処理が施された画像に対応す
る画像データを、前記メモリ上にプリント画像データと
して書き込む手段(第2の網点処理手段)を描画手段に
設けて、該第1の網点処理手段と同様の処理を行わせて
もよい。
れたプリント画像データに基づき形成されるプリント画
像は、原稿画像先端部にあった画像が網点処理されて何
が描かれているのか判別、識別等しずらくなるため、原
稿画像の先端部領域にある画像に網点処理が施されるこ
とを許可するか否かを設定するための設定手段を設け、
前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部領域
の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記厚シ
ート検出手段により厚めのシートがないことが検出さ
れ、該設定手段により原稿画像の先端部領域にある画像
に網点処理が施されることが許可されているときに、原
稿画像の先端部画像に網点処理が施された画像に対応す
る画像データを、前記メモリ上にプリント画像データと
して書き込む手段(第2の網点処理手段)を描画手段に
設けて、該第1の網点処理手段と同様の処理を行わせて
もよい。
【0025】前記第1のシフト処理手段によって書き込
まれたプリント画像データに基づき形成されるプリント
画像は、原稿画像後端部にあった画像がなくなってしま
うため、原稿画像の後端部領域に文字が有るか否かを検
出することができる文字検出手段を設け、前記画像濃度
検出手段の検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が
所定の濃度以上の場合であって、前記厚シート検出手段
により厚めのシートがないことが検出され、前記文字検
出手段により原稿画像の後端部領域に文字が無いことが
検出されているときに、プリント画像が形成されるシー
トの先端から所定の幅の領域にトナーがのらないよう
に、該原稿画像が全体的にシフトされた画像に対応する
画像データを、前記メモリ上にプリント画像データとし
て書き込む手段(第2のシフト処理手段)と、前記画像
濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部領域の画像濃
度が所定の濃度以上の場合であって、前記厚シート検出
手段により厚めのシートがないことが検出され、前記文
字検出手段により原稿画像の後端部領域に文字が有るこ
とが検出されているときに、プリント画像が形成される
シートの先端から所定の幅の領域にトナーがのらないよ
うに、該原稿画像が全体的にシフトされているととも
に、該原稿画像を所定の倍率で縮小した画像に対応する
画像データを、前記メモリ上にプリント画像データとし
て書き込む手段(第2の縮小シフト処理手段)とを描画
手段に設けて、該第1のシフト処理手段や前記第1の縮
小シフト処理手段と同様の処理を行わせてもよい。
まれたプリント画像データに基づき形成されるプリント
画像は、原稿画像後端部にあった画像がなくなってしま
うため、原稿画像の後端部領域に文字が有るか否かを検
出することができる文字検出手段を設け、前記画像濃度
検出手段の検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が
所定の濃度以上の場合であって、前記厚シート検出手段
により厚めのシートがないことが検出され、前記文字検
出手段により原稿画像の後端部領域に文字が無いことが
検出されているときに、プリント画像が形成されるシー
トの先端から所定の幅の領域にトナーがのらないよう
に、該原稿画像が全体的にシフトされた画像に対応する
画像データを、前記メモリ上にプリント画像データとし
て書き込む手段(第2のシフト処理手段)と、前記画像
濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部領域の画像濃
度が所定の濃度以上の場合であって、前記厚シート検出
手段により厚めのシートがないことが検出され、前記文
字検出手段により原稿画像の後端部領域に文字が有るこ
とが検出されているときに、プリント画像が形成される
シートの先端から所定の幅の領域にトナーがのらないよ
うに、該原稿画像が全体的にシフトされているととも
に、該原稿画像を所定の倍率で縮小した画像に対応する
画像データを、前記メモリ上にプリント画像データとし
て書き込む手段(第2の縮小シフト処理手段)とを描画
手段に設けて、該第1のシフト処理手段や前記第1の縮
小シフト処理手段と同様の処理を行わせてもよい。
【0026】描画手段は、前記消去処理手段、網点処理
手段、シフト手段及び縮小シフト手段のうち一つだけ備
えるものであってもよく、2以上を備えるものであって
もよい。例えば、描画手段を、前記第2の消去処理手
段、第2の網点処理手段、第2のシフト処理手段及び第
2の縮小シフト処理手段を備えるタイプとする場合、メ
モリ上にプリント画像データとして書き込まれる画像デ
ータは、前記消去処理手段によると、原稿画像から先端
部画像が消去された画像に対応する画像データ((1)
の画像データ)、前記網点処理手段によると、原稿画像
の先端部画像に網点処理が施された画像に対応する画像
データ((2)の画像データ)、前記シフト処理手段に
よると、プリント画像が形成されるシートの先端から所
定の幅の領域にトナーがのらないように原稿画像が全体
的にシフトされた画像に対応する画像データ((3)の
画像データ)、前記縮小シフト処理手段によると、プリ
ント画像が形成されるシートの先端から所定の幅の領域
にトナーがのらないように原稿画像が全体的にシフトさ
れているとともに、該原稿画像を所定の倍率で縮小した
画像に対応する画像データ((4)の画像データ)、で
あるが、上記(1)〜(4)の画像データのうちいずれ
を選択して、プリント画像データとしてメモリ上に書き
込むかについては、例えば次のようにすることが考えら
れる。
手段、シフト手段及び縮小シフト手段のうち一つだけ備
えるものであってもよく、2以上を備えるものであって
もよい。例えば、描画手段を、前記第2の消去処理手
段、第2の網点処理手段、第2のシフト処理手段及び第
2の縮小シフト処理手段を備えるタイプとする場合、メ
モリ上にプリント画像データとして書き込まれる画像デ
ータは、前記消去処理手段によると、原稿画像から先端
部画像が消去された画像に対応する画像データ((1)
の画像データ)、前記網点処理手段によると、原稿画像
の先端部画像に網点処理が施された画像に対応する画像
データ((2)の画像データ)、前記シフト処理手段に
よると、プリント画像が形成されるシートの先端から所
定の幅の領域にトナーがのらないように原稿画像が全体
的にシフトされた画像に対応する画像データ((3)の
画像データ)、前記縮小シフト処理手段によると、プリ
ント画像が形成されるシートの先端から所定の幅の領域
にトナーがのらないように原稿画像が全体的にシフトさ
れているとともに、該原稿画像を所定の倍率で縮小した
画像に対応する画像データ((4)の画像データ)、で
あるが、上記(1)〜(4)の画像データのうちいずれ
を選択して、プリント画像データとしてメモリ上に書き
込むかについては、例えば次のようにすることが考えら
れる。
【0027】すなわち、原稿画像の先端部領域にある画
像が消去されることを許可するか否かを設定するための
設定手段、原稿画像の先端部領域にある画像に網点処理
が施されることを許可するか否かを設定するための設定
手段、及び原稿画像の後端部領域に文字が有るか否かを
検出することができる文字検出手段を設けておき、前記
描画手段は、前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像
の先端部領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であっ
て、前記厚シート検出手段により厚めのシートがないこ
とが検出されているときには、前記メモリ上にプリント
画像データとして書き込む優先順位が予め定められてい
る上記の(1)から(4)のいずれか一つの画像データ
であって、上記(1)の画像データについては前記設定
手段により原稿画像の先端部領域にある画像が消去され
ることが許可されているという条件、上記(2)の画像
データについては前記設定手段により原稿画像の先端部
領域にある画像に網点処理が施されることが許可されて
いるという条件、上記(3)の画像データについては前
記文字検出手段により原稿画像の後端部領域に文字がな
いことが検出されているという条件、上記(4)の画像
データについては前記文字検出手段により原稿画像の後
端部領域に文字が有ることが検出されているという条
件、を満たしている画像データのうちで最も優先順位の
高い画像データを前記メモリ上にプリント画像データと
して書き込む。
像が消去されることを許可するか否かを設定するための
設定手段、原稿画像の先端部領域にある画像に網点処理
が施されることを許可するか否かを設定するための設定
手段、及び原稿画像の後端部領域に文字が有るか否かを
検出することができる文字検出手段を設けておき、前記
描画手段は、前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像
の先端部領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であっ
て、前記厚シート検出手段により厚めのシートがないこ
とが検出されているときには、前記メモリ上にプリント
画像データとして書き込む優先順位が予め定められてい
る上記の(1)から(4)のいずれか一つの画像データ
であって、上記(1)の画像データについては前記設定
手段により原稿画像の先端部領域にある画像が消去され
ることが許可されているという条件、上記(2)の画像
データについては前記設定手段により原稿画像の先端部
領域にある画像に網点処理が施されることが許可されて
いるという条件、上記(3)の画像データについては前
記文字検出手段により原稿画像の後端部領域に文字がな
いことが検出されているという条件、上記(4)の画像
データについては前記文字検出手段により原稿画像の後
端部領域に文字が有ることが検出されているという条
件、を満たしている画像データのうちで最も優先順位の
高い画像データを前記メモリ上にプリント画像データと
して書き込む。
【0028】なお、優先順位としては、例えば、前記画
像データ(1)〜(4)の順番を採用することができ
る。
像データ(1)〜(4)の順番を採用することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置
の一例の概略ブロック図である。この装置は、所定の位
置に載置される原稿の画像を光学的に走査して、読み取
るためのイメージリーダIR、後述するプリント画像デ
ータに応じたトナー像をシート上に形成することができ
るプリント部P、プリント部Pを動作制御するプリント
制御部6、ユーザ等による各種の設定(例えば、コピー
モードの設定)などを行うための操作パネル5、これら
イメージリーダIR、操作パネル5、プリント制御部6
が接続されていて、これらから入力される情報などに基
づき全体の制御を行うシステム制御部4を備えている。
を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置
の一例の概略ブロック図である。この装置は、所定の位
置に載置される原稿の画像を光学的に走査して、読み取
るためのイメージリーダIR、後述するプリント画像デ
ータに応じたトナー像をシート上に形成することができ
るプリント部P、プリント部Pを動作制御するプリント
制御部6、ユーザ等による各種の設定(例えば、コピー
モードの設定)などを行うための操作パネル5、これら
イメージリーダIR、操作パネル5、プリント制御部6
が接続されていて、これらから入力される情報などに基
づき全体の制御を行うシステム制御部4を備えている。
【0030】この装置は、さらに、電話回線に接続さ
れ、相手先のファクシミリ装置との通信制御を行うため
のFAX(ファクシミリ)制御部7を備えており、ファ
クシミリ送信や、送信元のファクシミリ装置から送られ
てくる原稿画像データを受信して、シート上に該原稿画
像に対応するプリント画像を形成することができる。ま
た、コンピュータCPを接続して、コンピュータCPか
ら送られてくる原稿画像データに基づきプリントを行う
こともできる。すなわち、この画像形成装置は、複写機
能、ファクシミリ機能及びプリント機能を備えるいわゆ
る複合機である。なお、以下の説明においては、この装
置における複写動作を主に説明する。
れ、相手先のファクシミリ装置との通信制御を行うため
のFAX(ファクシミリ)制御部7を備えており、ファ
クシミリ送信や、送信元のファクシミリ装置から送られ
てくる原稿画像データを受信して、シート上に該原稿画
像に対応するプリント画像を形成することができる。ま
た、コンピュータCPを接続して、コンピュータCPか
ら送られてくる原稿画像データに基づきプリントを行う
こともできる。すなわち、この画像形成装置は、複写機
能、ファクシミリ機能及びプリント機能を備えるいわゆ
る複合機である。なお、以下の説明においては、この装
置における複写動作を主に説明する。
【0031】前記のシステム制御部4は、イメージリー
ダIRにより読み取られる原稿画像データ、電話回線等
を通じ送信されてきて、FAX制御部7を介して入力さ
れる原稿画像データ、又はコンピュータCPから入力さ
れる原稿画像データに基づき、詳しくは後述するが、必
要に応じて画像データ処理を施して、プリント部Pによ
ってシート上に形成させるトナー像のプリント画像デー
タを作成することもできる。
ダIRにより読み取られる原稿画像データ、電話回線等
を通じ送信されてきて、FAX制御部7を介して入力さ
れる原稿画像データ、又はコンピュータCPから入力さ
れる原稿画像データに基づき、詳しくは後述するが、必
要に応じて画像データ処理を施して、プリント部Pによ
ってシート上に形成させるトナー像のプリント画像デー
タを作成することもできる。
【0032】図2に、この装置の概略構成図を示す。な
お、FAX制御部7は図示を省略してある。イメージリ
ーダIRは、原稿台ガラスGL上に載置される原稿に光
照射するための照明ランプ10、原稿からの反射光をレ
ンズ191に導くための反射ミラーM1、M2、M3、
並びにレンズ191を通過した画像光を読み取るための
イメージセンサ192を有している。照明ランプ10及
び反射ミラーM1は、図示を省略した駆動手段によって
駆動されて、原稿台ガラスGLに平行なX方向に往復動
可能なキャリッジC1に支持されている。また、反射ミ
ラーM2、M3は、図示を省略した駆動手段により駆動
され、X方向に往復動可能なキャリッジC2に支持され
ている。原稿台ガラスGLの上部には、開閉可能にカバ
ーCVが組付けられている。なお、カバーに代えてカバ
ーの役割も兼ねる自動原稿送り装置(ADF)を開閉可
能に組付けてもよい。
お、FAX制御部7は図示を省略してある。イメージリ
ーダIRは、原稿台ガラスGL上に載置される原稿に光
照射するための照明ランプ10、原稿からの反射光をレ
ンズ191に導くための反射ミラーM1、M2、M3、
並びにレンズ191を通過した画像光を読み取るための
イメージセンサ192を有している。照明ランプ10及
び反射ミラーM1は、図示を省略した駆動手段によって
駆動されて、原稿台ガラスGLに平行なX方向に往復動
可能なキャリッジC1に支持されている。また、反射ミ
ラーM2、M3は、図示を省略した駆動手段により駆動
され、X方向に往復動可能なキャリッジC2に支持され
ている。原稿台ガラスGLの上部には、開閉可能にカバ
ーCVが組付けられている。なお、カバーに代えてカバ
ーの役割も兼ねる自動原稿送り装置(ADF)を開閉可
能に組付けてもよい。
【0033】図3に操作パネル5の平面図を示す。操作
パネル5は、ユーザが操作しやすい装置上部に配置され
ている(図2参照)。操作パネル5は、コピースタート
又はFAX送信スタートを指令するためのスタートキー
501、コピー枚数等の数値の入力を行うためのテンキ
ー502、入力した数値等をクリアするためのクリアキ
ー503、コピー停止を指令するためのストップキー5
04、倍率設定キー505、シート設定キー506、コ
ピーモード設定キー508、イレース処理許可設定キー
509、網点処理許可設定キー510、コピー/FAX
機能切り換えキー511を備えており、設定されたコピ
ー枚数や装置の状態(例えば、正常/異常状態やシート
エンプティ状態等)が表示器500に表示される。
パネル5は、ユーザが操作しやすい装置上部に配置され
ている(図2参照)。操作パネル5は、コピースタート
又はFAX送信スタートを指令するためのスタートキー
501、コピー枚数等の数値の入力を行うためのテンキ
ー502、入力した数値等をクリアするためのクリアキ
ー503、コピー停止を指令するためのストップキー5
04、倍率設定キー505、シート設定キー506、コ
ピーモード設定キー508、イレース処理許可設定キー
509、網点処理許可設定キー510、コピー/FAX
機能切り換えキー511を備えており、設定されたコピ
ー枚数や装置の状態(例えば、正常/異常状態やシート
エンプティ状態等)が表示器500に表示される。
【0034】倍率設定キー505により変倍率を選択す
ることができ、選択されている倍率はLED505dに
点灯表示される。シート設定キー506によりいずれの
トレイ(本例では、後述するトレイ311、312、3
13又は314)に収納されているシート上に画像形成
するかを選択することができ、選択されているシートの
種類はLED506dに点灯表示される。
ることができ、選択されている倍率はLED505dに
点灯表示される。シート設定キー506によりいずれの
トレイ(本例では、後述するトレイ311、312、3
13又は314)に収納されているシート上に画像形成
するかを選択することができ、選択されているシートの
種類はLED506dに点灯表示される。
【0035】コピーモード設定キー508により、コピ
ーをシート片面にするのか、両面にするのか、又は片面
に2枚分の原稿のコピーをするのかを選択することがで
き、選択されているコピーモードはLED508dに点
灯表示される。イレース処理許可設定キー509によ
り、後述するイレース処理が行われるのを許可するか否
かを設定することができ、イレース処理が許可されてい
るときには、LED509dが点灯される。
ーをシート片面にするのか、両面にするのか、又は片面
に2枚分の原稿のコピーをするのかを選択することがで
き、選択されているコピーモードはLED508dに点
灯表示される。イレース処理許可設定キー509によ
り、後述するイレース処理が行われるのを許可するか否
かを設定することができ、イレース処理が許可されてい
るときには、LED509dが点灯される。
【0036】網点処理許可設定キー510により、後述
する網点処理が行われるのを許可するか否かを設定する
ことができ、網点処理が許可されているときには、LE
D510dが点灯される。コピー/FAX機能切り換え
キー511により、スタートキー501を押したときに
実行される動作、すなわち、コピー動作又はFAX送信
動作かを選択することができる。選択されている方は、
表示器500に表示される。
する網点処理が行われるのを許可するか否かを設定する
ことができ、網点処理が許可されているときには、LE
D510dが点灯される。コピー/FAX機能切り換え
キー511により、スタートキー501を押したときに
実行される動作、すなわち、コピー動作又はFAX送信
動作かを選択することができる。選択されている方は、
表示器500に表示される。
【0037】次に、プリント部Pについて説明する(図
2参照)。プリント部Pは、後述するプリント画像デー
タに応じたトナー像をシート上に形成するために、感光
体ドラムPC及びその周囲に配置される機器、シート上
に形成されたトナー像を定着するための定着器17、画
像形成されるシートを収納するためのシートトレイ31
1、312、313、314、315、シートの両面に
画像形成するための中間トレイ36を備えている。
2参照)。プリント部Pは、後述するプリント画像デー
タに応じたトナー像をシート上に形成するために、感光
体ドラムPC及びその周囲に配置される機器、シート上
に形成されたトナー像を定着するための定着器17、画
像形成されるシートを収納するためのシートトレイ31
1、312、313、314、315、シートの両面に
画像形成するための中間トレイ36を備えている。
【0038】静電潜像が形成される感光体ドラムPCの
周囲には帯電チャージャ11、現像器12、転写チャー
ジャ13、分離チャージャ14、クリーナ15及びイレ
ーサ16が順次配置されている。静電潜像の形成は、レ
ーザ装置を有するプリントヘッドPHにより行われる。
シートトレイ311、312、313、314は装置下
部に配置されており、本例では、各トレイ内には、その
両面に画像形成がなされていない紙(白紙)が複数枚積
層収納されている。また、シートトレイ315は、図2
中左側面部中程に装置外部に突出させて配置されてい
る。これにより、トレイ315は手差しによってシート
を供給することができる。本例では、シートトレイ31
5は、厚紙専用のトレイとなっていて、トレイ315に
は、厚紙を複数枚積層収納することができる。トレイ3
15の下部には、トレイ315内にシートが有るか否か
を検出することができるセンサSE1が配置されてい
る。センサSE1によって、トレイ315にシートが有
るか否かが検出されて、かかる検出情報は、プリント制
御部6に入力される。
周囲には帯電チャージャ11、現像器12、転写チャー
ジャ13、分離チャージャ14、クリーナ15及びイレ
ーサ16が順次配置されている。静電潜像の形成は、レ
ーザ装置を有するプリントヘッドPHにより行われる。
シートトレイ311、312、313、314は装置下
部に配置されており、本例では、各トレイ内には、その
両面に画像形成がなされていない紙(白紙)が複数枚積
層収納されている。また、シートトレイ315は、図2
中左側面部中程に装置外部に突出させて配置されてい
る。これにより、トレイ315は手差しによってシート
を供給することができる。本例では、シートトレイ31
5は、厚紙専用のトレイとなっていて、トレイ315に
は、厚紙を複数枚積層収納することができる。トレイ3
15の下部には、トレイ315内にシートが有るか否か
を検出することができるセンサSE1が配置されてい
る。センサSE1によって、トレイ315にシートが有
るか否かが検出されて、かかる検出情報は、プリント制
御部6に入力される。
【0039】シートトレイ311、312、313、3
14から感光体ドラムPCと転写チャージャ13とが対
向する転写位置との間には、シート搬送のための搬送路
として搬送路203、202、201、200、21が
順に設けられている。なお、これら搬送路中には、シー
ト搬送のためのローラ群が設けられている。後述する搬
送路中にも、同様にシート搬送のためのローラ群が設け
られている。トレイ311に収納されているシートは、
シート供給ローラ321によって搬送路200に送り出
すことができ、搬送路21を介して転写位置まで搬送す
ることができる。トレイ312、313、314に収納
されているシートも、同様に、それぞれローラ322、
323、324によって搬送路201、202、203
に送り出すことができ、搬送路21を介して転写位置ま
で搬送することができる。
14から感光体ドラムPCと転写チャージャ13とが対
向する転写位置との間には、シート搬送のための搬送路
として搬送路203、202、201、200、21が
順に設けられている。なお、これら搬送路中には、シー
ト搬送のためのローラ群が設けられている。後述する搬
送路中にも、同様にシート搬送のためのローラ群が設け
られている。トレイ311に収納されているシートは、
シート供給ローラ321によって搬送路200に送り出
すことができ、搬送路21を介して転写位置まで搬送す
ることができる。トレイ312、313、314に収納
されているシートも、同様に、それぞれローラ322、
323、324によって搬送路201、202、203
に送り出すことができ、搬送路21を介して転写位置ま
で搬送することができる。
【0040】また、手差しトレイ315と転写位置との
間には、搬送路25が設けられている。トレイ315上
のシートは、ローラ325によって搬送路25に送り出
すことができ、搬送路25中に設けられたローラ群によ
り転写位置まで搬送することができる。定着器17は、
所定の定着温度まで加熱される加熱ローラ171と、こ
れに所定の圧力で押圧する加圧ローラ172とを有して
いる。
間には、搬送路25が設けられている。トレイ315上
のシートは、ローラ325によって搬送路25に送り出
すことができ、搬送路25中に設けられたローラ群によ
り転写位置まで搬送することができる。定着器17は、
所定の定着温度まで加熱される加熱ローラ171と、こ
れに所定の圧力で押圧する加圧ローラ172とを有して
いる。
【0041】感光体ドラムPCと分離チャージャ14と
が対向する分離位置と、定着器17との間には、この間
のシート搬送のためにシート搬送ベルト18が配置され
ている。定着器17のシート搬送方向下流側には、搬送
路22と搬送路23が設けられており、これら搬送路の
分岐点には、シートの搬送方向を切り替えるための爪3
3が配置されている。爪33は、ソレノイド34により
その向きを図2において上向き(図2において、実線で
示す。)、或いは下向き(図2において、点線で示
す。)にすることができ、この爪33の揺動によって、
シートをいずれかの搬送路(搬送路22又は搬送路2
3)に振り分けることができる。搬送路22の先には排
出トレイ35が配置されており、搬送路23の先には中
間トレイ36が配置されている。
が対向する分離位置と、定着器17との間には、この間
のシート搬送のためにシート搬送ベルト18が配置され
ている。定着器17のシート搬送方向下流側には、搬送
路22と搬送路23が設けられており、これら搬送路の
分岐点には、シートの搬送方向を切り替えるための爪3
3が配置されている。爪33は、ソレノイド34により
その向きを図2において上向き(図2において、実線で
示す。)、或いは下向き(図2において、点線で示
す。)にすることができ、この爪33の揺動によって、
シートをいずれかの搬送路(搬送路22又は搬送路2
3)に振り分けることができる。搬送路22の先には排
出トレイ35が配置されており、搬送路23の先には中
間トレイ36が配置されている。
【0042】中間トレイ36は、上方側からシートを受
け入れるものであり、中間トレイ36に一旦保管された
シートは、ローラ群361等により最上層のシートから
順に、搬送路21へと続く搬送路24に送り出すことが
できる。すなわち、中間トレイ36に収納されているシ
ートは、一番最後に中間トレイ36に搬入されたシート
から順に送り出される。
け入れるものであり、中間トレイ36に一旦保管された
シートは、ローラ群361等により最上層のシートから
順に、搬送路21へと続く搬送路24に送り出すことが
できる。すなわち、中間トレイ36に収納されているシ
ートは、一番最後に中間トレイ36に搬入されたシート
から順に送り出される。
【0043】以上説明した、プリント部Pの備えるプリ
ントヘッドPH、感光体ドラムPCを回転駆動するモー
タ(図示省略)、感光体ドラムPCの周辺機器、定着器
17、ソレノイド34、シートを搬送するためのローラ
等の機器などは、プリント制御部6に接続されている
(図1参照)。図4に、システム制御部4の原稿画像デ
ータに画像データ処理を施すための内部構成を示す概略
ブロック図を、操作パネル5やイメージリーダIRなど
とともに示す。システム制御部4により、イメージリー
ダIRにより読み取られるなどした原稿画像データに、
必要に応じて画像データ処理が施されてプリントヘッド
PHに出力するプリント画像データが生成される。
ントヘッドPH、感光体ドラムPCを回転駆動するモー
タ(図示省略)、感光体ドラムPCの周辺機器、定着器
17、ソレノイド34、シートを搬送するためのローラ
等の機器などは、プリント制御部6に接続されている
(図1参照)。図4に、システム制御部4の原稿画像デ
ータに画像データ処理を施すための内部構成を示す概略
ブロック図を、操作パネル5やイメージリーダIRなど
とともに示す。システム制御部4により、イメージリー
ダIRにより読み取られるなどした原稿画像データに、
必要に応じて画像データ処理が施されてプリントヘッド
PHに出力するプリント画像データが生成される。
【0044】システム制御部4は、イメージリーダIR
から入力される原稿画像データから画像情報を検出する
ための画像情報検出部43、画像情報検出部43を介し
て入力される原稿画像データをパケットメモリ44に一
旦圧縮して書き込んだり、パケットメモリ44上の原稿
画像データを伸張して読み出して、画像処理制御部41
からの描画指示に基づき、その原稿画像データに必要に
応じて画像データ処理を施してページメモリ45上にプ
リント画像データを描画する描画制御部42や、これら
の全体の制御をおこなう前記画像処理制御部41を備え
ている。なお、図4においては図示を省略したFAX制
御部7からの原稿画像データや、コンピュータCPから
の原稿画像データも画像情報検出部43に入力される。
から入力される原稿画像データから画像情報を検出する
ための画像情報検出部43、画像情報検出部43を介し
て入力される原稿画像データをパケットメモリ44に一
旦圧縮して書き込んだり、パケットメモリ44上の原稿
画像データを伸張して読み出して、画像処理制御部41
からの描画指示に基づき、その原稿画像データに必要に
応じて画像データ処理を施してページメモリ45上にプ
リント画像データを描画する描画制御部42や、これら
の全体の制御をおこなう前記画像処理制御部41を備え
ている。なお、図4においては図示を省略したFAX制
御部7からの原稿画像データや、コンピュータCPから
の原稿画像データも画像情報検出部43に入力される。
【0045】図5にシステム制御部4の行う制御処理内
容のメインルーチンのフローチャートを示す。また、こ
のメインルーチンのサブルーチンであるシステム制御、
プリント制御のフローチャートを、それぞれ図6、図7
に示す。装置の電源が投入されると、始めに各種の初期
設定等の初期化処理が行われる(図5のステップS
1)。次いで、システム制御(S2)、画像走査制御
(S3)及びプリント制御(S4)が順次繰り返して行
われる。
容のメインルーチンのフローチャートを示す。また、こ
のメインルーチンのサブルーチンであるシステム制御、
プリント制御のフローチャートを、それぞれ図6、図7
に示す。装置の電源が投入されると、始めに各種の初期
設定等の初期化処理が行われる(図5のステップS
1)。次いで、システム制御(S2)、画像走査制御
(S3)及びプリント制御(S4)が順次繰り返して行
われる。
【0046】システム制御においては、詳しくは後述す
るが原稿画像データから画像情報を検出する画像走査処
理制御(図6のステップS21)、検出された画像情報
に基づきプリント画像データとして、どのような画像デ
ータをページメモリ45上に描画するかを決める画像処
理制御(S22)、そして実際にかかる描画を行う描画
制御(S23)が行われる。画像走査制御においては、
イメージリーダIRを制御して、原稿台ガラスGL上に
載置される原稿を光学的に走査して、読み取る処理が行
われる。また、プリント制御においては、詳しくは後述
するがプリント部Pを制御して、シート供給制御(図7
のステップS41)や、電子写真プロセスによりプリン
ト画像を形成するプリント制御(S42)が行われる。
るが原稿画像データから画像情報を検出する画像走査処
理制御(図6のステップS21)、検出された画像情報
に基づきプリント画像データとして、どのような画像デ
ータをページメモリ45上に描画するかを決める画像処
理制御(S22)、そして実際にかかる描画を行う描画
制御(S23)が行われる。画像走査制御においては、
イメージリーダIRを制御して、原稿台ガラスGL上に
載置される原稿を光学的に走査して、読み取る処理が行
われる。また、プリント制御においては、詳しくは後述
するがプリント部Pを制御して、シート供給制御(図7
のステップS41)や、電子写真プロセスによりプリン
ト画像を形成するプリント制御(S42)が行われる。
【0047】ここで、イメージリーダIRによる原稿台
ガラスGL上の原稿画像の読み取りや、プリント部Pに
よるシート上へのプリント画像の形成動作について説明
する。イメージリーダIRは次のように動作制御され
て、原稿台ガラスGL上の原稿画像を読み取る。すなわ
ち、照明ランプ10を点灯して、キャリッジC1を所定
の速度で副走査方向Xに駆動するとともに、キャリッジ
C2も同方向にキャリッジC1の1/2の速度で駆動し
て、原稿台ガラスGL上に載置されている原稿全体を走
査する。この間、原稿からの反射画像光を反射ミラーM
1、M2、M3を介して結像レンズ191に導く。そし
て、結像レンズ191によってイメージセンサ192上
に結像された画像光を、該センサによって読み取る。イ
メージセンサ192においては、順次入力される画像光
が、光電変換されて、順次原稿画像データとして、シス
テム制御部4に出力される。
ガラスGL上の原稿画像の読み取りや、プリント部Pに
よるシート上へのプリント画像の形成動作について説明
する。イメージリーダIRは次のように動作制御され
て、原稿台ガラスGL上の原稿画像を読み取る。すなわ
ち、照明ランプ10を点灯して、キャリッジC1を所定
の速度で副走査方向Xに駆動するとともに、キャリッジ
C2も同方向にキャリッジC1の1/2の速度で駆動し
て、原稿台ガラスGL上に載置されている原稿全体を走
査する。この間、原稿からの反射画像光を反射ミラーM
1、M2、M3を介して結像レンズ191に導く。そし
て、結像レンズ191によってイメージセンサ192上
に結像された画像光を、該センサによって読み取る。イ
メージセンサ192においては、順次入力される画像光
が、光電変換されて、順次原稿画像データとして、シス
テム制御部4に出力される。
【0048】システム制御部4においては、イメージリ
ーダIRによりこのようにして読み取られて入力される
原稿画像データ、FAX制御部7から入力される原稿画
像データ、又はコンピュータCPから入力される原稿画
像データに、後述するように必要に応じて画像データ処
理が施され、プリント画像データとして原稿画像データ
に対応した画像データがページメモリ45上に書き込ま
れる。
ーダIRによりこのようにして読み取られて入力される
原稿画像データ、FAX制御部7から入力される原稿画
像データ、又はコンピュータCPから入力される原稿画
像データに、後述するように必要に応じて画像データ処
理が施され、プリント画像データとして原稿画像データ
に対応した画像データがページメモリ45上に書き込ま
れる。
【0049】そして、プリント部Pは、ページメモリ4
5上のプリント画像データに基づき次のように動作制御
されて、かかるプリント画像データに対応する画像をシ
ート上に形成する。すなわち、プリントヘッドPHは、
ページメモリ45に記憶されているプリント画像データ
に基づいてレーザ光を、感光体ドラムPC上の露光位置
に照射する。
5上のプリント画像データに基づき次のように動作制御
されて、かかるプリント画像データに対応する画像をシ
ート上に形成する。すなわち、プリントヘッドPHは、
ページメモリ45に記憶されているプリント画像データ
に基づいてレーザ光を、感光体ドラムPC上の露光位置
に照射する。
【0050】このとき、感光体ドラムPCは所定の速度
で図2中反時計回りに回転駆動されており、その表面は
帯電チャージャ11により一様に帯電されている。帯電
された感光体ドラムPCには、露光位置において、前記
プリントヘッドPHから照射されたプリント画像データ
に基づく照射光によって、プリント画像に応じた静電潜
像が形成される。この静電潜像は現像器12により現像
されてトナー像となる。トナー像は、転写チャージャ1
3と感光体ドラムPCとが対向する転写位置に供給され
るシート上に、転写チャージャ13によって転写され
る。
で図2中反時計回りに回転駆動されており、その表面は
帯電チャージャ11により一様に帯電されている。帯電
された感光体ドラムPCには、露光位置において、前記
プリントヘッドPHから照射されたプリント画像データ
に基づく照射光によって、プリント画像に応じた静電潜
像が形成される。この静電潜像は現像器12により現像
されてトナー像となる。トナー像は、転写チャージャ1
3と感光体ドラムPCとが対向する転写位置に供給され
るシート上に、転写チャージャ13によって転写され
る。
【0051】ここで、転写位置に供給されるシートの種
類について、図8を参照して説明する。図8は、図7に
示すプリント制御のサブルーチンであるシート供給制御
のフローチャートである。厚めのシートを供給するよう
に指示がある場合には(図8のステップS4111:Y
ES)、本例において、厚紙専用のトレイであるシート
トレイ315の下部に配置されたセンサSE1によっ
て、厚めのシートが有るかを確認して(S412)、有
るときには(S412:YES)、トレイ315からA
4サイズの厚めのシートを供給する。なお、厚めのシー
トを供給する旨の指示は、後述するように特定の条件下
においてシステム制御部4から出される。
類について、図8を参照して説明する。図8は、図7に
示すプリント制御のサブルーチンであるシート供給制御
のフローチャートである。厚めのシートを供給するよう
に指示がある場合には(図8のステップS4111:Y
ES)、本例において、厚紙専用のトレイであるシート
トレイ315の下部に配置されたセンサSE1によっ
て、厚めのシートが有るかを確認して(S412)、有
るときには(S412:YES)、トレイ315からA
4サイズの厚めのシートを供給する。なお、厚めのシー
トを供給する旨の指示は、後述するように特定の条件下
においてシステム制御部4から出される。
【0052】厚めのシートがないときには(S412:
NO)、システム制御部4に厚めのシートがないことを
送信する(S414)。また、厚めのシートを供給する
よう指示がない場合には(S411:NO)、操作パネ
ル5のシート設定キー506によって設定されたトレイ
に収納されているシートが転写位置に供給される。或い
は、このような設定がないときには、後述するように検
出される原稿画像のサイズに基づいて該シートサイズに
応じたシートが収納されているトレイからシートが供給
される(S415)。
NO)、システム制御部4に厚めのシートがないことを
送信する(S414)。また、厚めのシートを供給する
よう指示がない場合には(S411:NO)、操作パネ
ル5のシート設定キー506によって設定されたトレイ
に収納されているシートが転写位置に供給される。或い
は、このような設定がないときには、後述するように検
出される原稿画像のサイズに基づいて該シートサイズに
応じたシートが収納されているトレイからシートが供給
される(S415)。
【0053】このようにして転写位置に供給され、トナ
ー像が転写されたシートは、分離チャージャ14により
感光体ドラムPCから分離されて、シート搬送ベルト1
8により定着器17へ搬送される。定着器17において
は、所定の定着温度にまで加熱された加熱ローラ171
とこれに押圧される加圧ローラ172との間を、トナー
像を保持したシートが挟持されつつ通過して、その間に
加熱、加圧下にトナー像がシートに定着される。
ー像が転写されたシートは、分離チャージャ14により
感光体ドラムPCから分離されて、シート搬送ベルト1
8により定着器17へ搬送される。定着器17において
は、所定の定着温度にまで加熱された加熱ローラ171
とこれに押圧される加圧ローラ172との間を、トナー
像を保持したシートが挟持されつつ通過して、その間に
加熱、加圧下にトナー像がシートに定着される。
【0054】トナー像が定着されたシートは、シートの
片面のみに画像形成するときには、図2において下向き
(点線位置)にされた爪33により搬送路22に導か
れ、排出トレイ35上に排出される。また、シートの両
面に画像形成するときには、図2において上向き(実線
位置)にされた爪33により搬送路23に導かれ、中間
トレイ36に一旦収容される。そして、2つ目のプリン
ト画像データに基づくトナー像を上記と同様に感光体ド
ラムPC上に形成し、中間トレイ36に一旦保管されい
て、その後搬送路24によってシートの表裏が反対にさ
れて再び転写位置に搬送されてくるシート上に該トナー
像を転写し、定着して、排出トレイ35上に排出する。
片面のみに画像形成するときには、図2において下向き
(点線位置)にされた爪33により搬送路22に導か
れ、排出トレイ35上に排出される。また、シートの両
面に画像形成するときには、図2において上向き(実線
位置)にされた爪33により搬送路23に導かれ、中間
トレイ36に一旦収容される。そして、2つ目のプリン
ト画像データに基づくトナー像を上記と同様に感光体ド
ラムPC上に形成し、中間トレイ36に一旦保管されい
て、その後搬送路24によってシートの表裏が反対にさ
れて再び転写位置に搬送されてくるシート上に該トナー
像を転写し、定着して、排出トレイ35上に排出する。
【0055】本発明の画像形成装置においては、プリン
ト画像に対応したトナー像を定着器17によって加熱定
着するときに、かかるトナー像を保持するシート先端部
が加熱ローラ171に密着しないように、必要に応じて
次のような画像データ処理が行われる。かかる画像デー
タ処理に関連する処理は、図6のシステム制御のサブル
ーチンである画像走査処理制御(S21)、画像処理制
御(S22)及び描画制御(S23)において行われ
る。これらの処理内容を示すフローチャートをそれぞれ
図9、図10、図11に示す。以下、これらの処理につ
いて順に説明する。
ト画像に対応したトナー像を定着器17によって加熱定
着するときに、かかるトナー像を保持するシート先端部
が加熱ローラ171に密着しないように、必要に応じて
次のような画像データ処理が行われる。かかる画像デー
タ処理に関連する処理は、図6のシステム制御のサブル
ーチンである画像走査処理制御(S21)、画像処理制
御(S22)及び描画制御(S23)において行われ
る。これらの処理内容を示すフローチャートをそれぞれ
図9、図10、図11に示す。以下、これらの処理につ
いて順に説明する。
【0056】画像走査処理制御においては、次のような
処理が行われる(図9参照)。まず、操作パネル5のス
タートキー501が押されると出力される画像走査(画
像読み取り)開始要求があるか否かが判断される(図9
のステップS211)。画像走査開始要求があるときは
(S211:YES)、画像処理制御部41はイメージ
リーダIRに対し画像走査指示を出して、イメージリー
ダIRに原稿画像の走査を開始させる(S212)。な
お、イメージリーダIRによる画像走査は、複写のため
に行われる場合と、ファクシミリ送信のために行われる
場合とがあり、これらのうちのいずれかであるかは、操
作パネル5の機能切り換えキー511の設定によって決
まる。
処理が行われる(図9参照)。まず、操作パネル5のス
タートキー501が押されると出力される画像走査(画
像読み取り)開始要求があるか否かが判断される(図9
のステップS211)。画像走査開始要求があるときは
(S211:YES)、画像処理制御部41はイメージ
リーダIRに対し画像走査指示を出して、イメージリー
ダIRに原稿画像の走査を開始させる(S212)。な
お、イメージリーダIRによる画像走査は、複写のため
に行われる場合と、ファクシミリ送信のために行われる
場合とがあり、これらのうちのいずれかであるかは、操
作パネル5の機能切り換えキー511の設定によって決
まる。
【0057】そして、イメージリーダIRのイメージセ
ンサ192から入力されてくる原稿画像データを順次読
み込んでゆきながら(S213)、原稿画像の後端を検
出する(S214)。原稿画像の後端が検出されたとき
には(S214:YES)、画像走査を終了させる(S
215)。次いで、読み込まれた原稿画像データに基づ
き原稿サイズを検出し(S216)、さらに、画像情報
検出部43は次の原稿画像情報を検出する(S21
7)。
ンサ192から入力されてくる原稿画像データを順次読
み込んでゆきながら(S213)、原稿画像の後端を検
出する(S214)。原稿画像の後端が検出されたとき
には(S214:YES)、画像走査を終了させる(S
215)。次いで、読み込まれた原稿画像データに基づ
き原稿サイズを検出し(S216)、さらに、画像情報
検出部43は次の原稿画像情報を検出する(S21
7)。
【0058】すなわち、画像情報検出部43は、原稿画
像の先端(原稿の先端)から所定距離(本例では、5m
m)の領域の画像濃度と、原稿の先端及び後端から所定
距離の範囲の画像が文字等の意味のある情報であるかど
うかとを検出する。なお、画像情報検出部43は、原稿
画像状態を検出するなどのために、入力される原稿画像
データを所定の量だけ記憶するための、バンドメモリ4
32を有している。入力される原稿画像データは、順
次、描画制御部42に送られ、描画制御部42により、
パケットメモリ44上に一旦、圧縮されて保存される。
像の先端(原稿の先端)から所定距離(本例では、5m
m)の領域の画像濃度と、原稿の先端及び後端から所定
距離の範囲の画像が文字等の意味のある情報であるかど
うかとを検出する。なお、画像情報検出部43は、原稿
画像状態を検出するなどのために、入力される原稿画像
データを所定の量だけ記憶するための、バンドメモリ4
32を有している。入力される原稿画像データは、順
次、描画制御部42に送られ、描画制御部42により、
パケットメモリ44上に一旦、圧縮されて保存される。
【0059】本例において検出される画像濃度は、端か
ら所定距離の領域の中に白画像に対し黒画像がある割合
(B/W比)、すなわち、この領域の平均画像濃度であ
る。検出された画像濃度は、画像処理制御部41に入力
される。検出される原稿画像の濃度は、定着器17にお
けるシート詰まりに影響し、先端部の濃度がある濃度
(所定濃度)以上の原稿画像を、そのままトナー像とし
てシート上に転写し、定着すると、シート先端部が加熱
ローラ171に密着して離れにくくなり、シート詰まり
が発生しやすくなる。なお、かかる所定濃度は、定着温
度、トナー材料、加熱ローラ171の表面材料などによ
り変動するものである。所定濃度は、シート詰まりが発
生する濃度レベルのなかから、実用上問題となるような
頻度でシート詰まりが発生する濃度の最小値を実験等か
ら定めればよい。本例では、かかる所定濃度は、B/W
比において30%としている。
ら所定距離の領域の中に白画像に対し黒画像がある割合
(B/W比)、すなわち、この領域の平均画像濃度であ
る。検出された画像濃度は、画像処理制御部41に入力
される。検出される原稿画像の濃度は、定着器17にお
けるシート詰まりに影響し、先端部の濃度がある濃度
(所定濃度)以上の原稿画像を、そのままトナー像とし
てシート上に転写し、定着すると、シート先端部が加熱
ローラ171に密着して離れにくくなり、シート詰まり
が発生しやすくなる。なお、かかる所定濃度は、定着温
度、トナー材料、加熱ローラ171の表面材料などによ
り変動するものである。所定濃度は、シート詰まりが発
生する濃度レベルのなかから、実用上問題となるような
頻度でシート詰まりが発生する濃度の最小値を実験等か
ら定めればよい。本例では、かかる所定濃度は、B/W
比において30%としている。
【0060】また、画像先端部や後端部の画像が文字等
の意味のある情報であるかどうかの判断は、既に知られ
ている文字抽出や文字認識技術を用いて行うことができ
るので、ここでは簡単に説明する。例えば、図14
(B)のファクシミリ受信原稿のようにヘッダー部(先
端部)に文字が描かれている原稿について想定してみる
と、認識すべき文字は、活字であるとともに、ある特定
範囲内のサイズのものであるので、画像情報検出部43
にフォントテーブル431を設け、このフォントテーブ
ル431内のフォントデータと比較して文字かどうかを
判断する(例えば、特公平3−73667号公報参
照)。判断した結果、端部に文字があるときには、文字
が先端又は後端からどこまで存在するかも検出する。こ
れら検出される文字の有無や、文字の存在する領域情報
も画像処理制御部41に入力される。
の意味のある情報であるかどうかの判断は、既に知られ
ている文字抽出や文字認識技術を用いて行うことができ
るので、ここでは簡単に説明する。例えば、図14
(B)のファクシミリ受信原稿のようにヘッダー部(先
端部)に文字が描かれている原稿について想定してみる
と、認識すべき文字は、活字であるとともに、ある特定
範囲内のサイズのものであるので、画像情報検出部43
にフォントテーブル431を設け、このフォントテーブ
ル431内のフォントデータと比較して文字かどうかを
判断する(例えば、特公平3−73667号公報参
照)。判断した結果、端部に文字があるときには、文字
が先端又は後端からどこまで存在するかも検出する。こ
れら検出される文字の有無や、文字の存在する領域情報
も画像処理制御部41に入力される。
【0061】画像先端部や後端部に文字等の意味のある
情報があるかどうかの検出処理は、画像先端部や後端部
の黒画像をイレース等したとき、意味のある必要な情報
がなくなってしまうなどという問題が生じないかどうか
を判断するために行うものである。このように画像情報
検出部43においては、原稿画像の濃度や、文字情報の
有無が検出されて、画像処理制御部41に送られる。
情報があるかどうかの検出処理は、画像先端部や後端部
の黒画像をイレース等したとき、意味のある必要な情報
がなくなってしまうなどという問題が生じないかどうか
を判断するために行うものである。このように画像情報
検出部43においては、原稿画像の濃度や、文字情報の
有無が検出されて、画像処理制御部41に送られる。
【0062】画像処理制御部41は、画像情報検出部4
3から送られてくる前記の原稿画像の情報に基づき次の
ような処理(画像処理制御)を行う(図10参照)。ま
ず、原稿画像の先端部に文字等の意味のある情報が有る
か、又は該先端部の画像濃度が所定濃度以上か否かが判
断される(図10のステップS2201)。原稿画像の
先端部に文字等の意味のある情報がなく、しかも該先端
部の画像濃度が所定の濃度より小さいときには(S22
01:NO)、定着器17においてシート詰まりが発生
する可能性が低いので、描画制御部42には通常の描画
を行うように指示が出される(S2202)。通常描画
がどのように行われるかについては、後述する。
3から送られてくる前記の原稿画像の情報に基づき次の
ような処理(画像処理制御)を行う(図10参照)。ま
ず、原稿画像の先端部に文字等の意味のある情報が有る
か、又は該先端部の画像濃度が所定濃度以上か否かが判
断される(図10のステップS2201)。原稿画像の
先端部に文字等の意味のある情報がなく、しかも該先端
部の画像濃度が所定の濃度より小さいときには(S22
01:NO)、定着器17においてシート詰まりが発生
する可能性が低いので、描画制御部42には通常の描画
を行うように指示が出される(S2202)。通常描画
がどのように行われるかについては、後述する。
【0063】原稿画像の先端部に文字等の意味のある情
報があるか、又は該先端部の画像濃度が所定の濃度以上
のときには(S2201:YES)、トレイに厚めのシ
ートが有るか否かが判断される(S2203)。厚めの
シートがあるときには(S2203:YES)、プリン
ト制御部6に厚めのシートを転写位置に供給するように
指示するとともに、描画制御部42には通常の描画を行
うように指示が出される(S2204)。
報があるか、又は該先端部の画像濃度が所定の濃度以上
のときには(S2201:YES)、トレイに厚めのシ
ートが有るか否かが判断される(S2203)。厚めの
シートがあるときには(S2203:YES)、プリン
ト制御部6に厚めのシートを転写位置に供給するように
指示するとともに、描画制御部42には通常の描画を行
うように指示が出される(S2204)。
【0064】厚めのシートがないときには(S220
3:NO)、操作パネル5のイレース処理許可設定キー
509によって、ユーザにより原稿先端部の画像をイレ
ースしてもいいという旨の設定がなされているかを判断
し(S2205)、イレースしてもよいときには(S2
205:YES)、描画制御部42に原稿画像の先端部
をイレースして描画するように指示が出される。イレー
ス処理がどのように行われるかについては、後述する。
3:NO)、操作パネル5のイレース処理許可設定キー
509によって、ユーザにより原稿先端部の画像をイレ
ースしてもいいという旨の設定がなされているかを判断
し(S2205)、イレースしてもよいときには(S2
205:YES)、描画制御部42に原稿画像の先端部
をイレースして描画するように指示が出される。イレー
ス処理がどのように行われるかについては、後述する。
【0065】イレースしてもよいという設定になってい
ないときには(S2205:NO)、操作パネル5の網
点処理許可設定キー510によって、ユーザにより原稿
先端部の画像に網点処理を行ってもよい旨の設定がなさ
れているかを判断し(S2207)、網点処理を行って
もよいときには(S2207:YES)、描画制御部4
2に原稿の先端部の画像には網点処理を施した画像を描
画するように指示が出される(S2208)。網点処理
がどのように行われるかについては、後述する。
ないときには(S2205:NO)、操作パネル5の網
点処理許可設定キー510によって、ユーザにより原稿
先端部の画像に網点処理を行ってもよい旨の設定がなさ
れているかを判断し(S2207)、網点処理を行って
もよいときには(S2207:YES)、描画制御部4
2に原稿の先端部の画像には網点処理を施した画像を描
画するように指示が出される(S2208)。網点処理
がどのように行われるかについては、後述する。
【0066】網点処理を行ってもよいという設定になっ
ていないときには(S2207:NO)、原稿画像の後
端部に文字等の意味のある画像が有るか否かを判断し
(S2209)、意味のある画像がないときには(S2
209:NO)、描画制御部42に原稿画像をシフトし
て描画するように指示が出される(S2210)。かか
るシフト処理がどのように行われるかについては、後述
する。
ていないときには(S2207:NO)、原稿画像の後
端部に文字等の意味のある画像が有るか否かを判断し
(S2209)、意味のある画像がないときには(S2
209:NO)、描画制御部42に原稿画像をシフトし
て描画するように指示が出される(S2210)。かか
るシフト処理がどのように行われるかについては、後述
する。
【0067】原稿画像の後端部に文字等の意味のある画
像があるときには(S2209:YES)、描画制御部
42に原稿画像を縮小シフトして描画するように指示が
出される(S2211)。かかる縮小シフト処理がどの
ように行われるかについては、後述する。描画制御にお
いては、次のような処理が行われる(図11参照)。
像があるときには(S2209:YES)、描画制御部
42に原稿画像を縮小シフトして描画するように指示が
出される(S2211)。かかる縮小シフト処理がどの
ように行われるかについては、後述する。描画制御にお
いては、次のような処理が行われる(図11参照)。
【0068】すなわち、上述のように画像処理制御部4
1から出された描画指示にしたがい、描画制御部42は
次のようにパケットメモリ44上に一旦保存されている
原稿画像データに対して必要な画像データ処理を施し
て、ページメモリ45上にプリント画像を描画する(プ
リント画像データを書き込む)。なお、以下の説明にお
いて、シート上に画像形成されるプリント画像の各画素
の座標を、図12(B)に示すように、定着器17の加
熱ローラ171と加圧ローラ172との間を通されると
きのシート搬送方向となる方向をy方向、このy方向に
直交するシート幅方向をx方向とする。定着するプリン
ト画像に面してシート搬送方向において先端を上にした
ときの、プリント画像の先端左端の画素の座標を(0,
0)とする。なお、プリント画像はページメモリ45上
の座標(x,y)の画素データがプリント画像の座標
(x,y)の画素に対応するように形成される。したが
って、ページメモリ45上の座標(X,0)のデータ
が、シート上に形成されるプリント画像の最先端部の画
素データとなる。また、原稿画像の各画素の座標を、図
12(A)に示すように、原稿画像データをそのままプ
リント画像データとして、該プリント画像データに基づ
き前述のようにシート上にプリント画像を形成した後、
該シートが定着器17の加熱ローラ171と加圧ローラ
172との間を通されるときの、シート搬送方向となる
方向をy方向、このy方向に直交するシート幅方向をx
方向とする。定着する原稿画像に応じたプリント画像に
向かってシート搬送方向において先端を上にしたとき
の、原稿画像の先端左端の画素の座標を(0,0)とす
る。 (A)通常描画 通常描画がなされるときの、原稿画像とプリント画像と
の関係の一例を図13(A)に示す。なお、図13
(A)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に、文字
「A」が描かれたものである。
1から出された描画指示にしたがい、描画制御部42は
次のようにパケットメモリ44上に一旦保存されている
原稿画像データに対して必要な画像データ処理を施し
て、ページメモリ45上にプリント画像を描画する(プ
リント画像データを書き込む)。なお、以下の説明にお
いて、シート上に画像形成されるプリント画像の各画素
の座標を、図12(B)に示すように、定着器17の加
熱ローラ171と加圧ローラ172との間を通されると
きのシート搬送方向となる方向をy方向、このy方向に
直交するシート幅方向をx方向とする。定着するプリン
ト画像に面してシート搬送方向において先端を上にした
ときの、プリント画像の先端左端の画素の座標を(0,
0)とする。なお、プリント画像はページメモリ45上
の座標(x,y)の画素データがプリント画像の座標
(x,y)の画素に対応するように形成される。したが
って、ページメモリ45上の座標(X,0)のデータ
が、シート上に形成されるプリント画像の最先端部の画
素データとなる。また、原稿画像の各画素の座標を、図
12(A)に示すように、原稿画像データをそのままプ
リント画像データとして、該プリント画像データに基づ
き前述のようにシート上にプリント画像を形成した後、
該シートが定着器17の加熱ローラ171と加圧ローラ
172との間を通されるときの、シート搬送方向となる
方向をy方向、このy方向に直交するシート幅方向をx
方向とする。定着する原稿画像に応じたプリント画像に
向かってシート搬送方向において先端を上にしたとき
の、原稿画像の先端左端の画素の座標を(0,0)とす
る。 (A)通常描画 通常描画がなされるときの、原稿画像とプリント画像と
の関係の一例を図13(A)に示す。なお、図13
(A)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に、文字
「A」が描かれたものである。
【0069】通常描画の指示が出されている場合には
(図11のステップS2301:YES)、パケットメ
モリ44上の圧縮原稿画像データを何の画像処理も施さ
ずに、ページメモリ45上に伸長して、描画する。すな
わち、原稿画像の座標(x,y)の画素は、そのままプ
リント画像の座標(x,y)の画素となる。この場合に
は、原稿画像とシート上に形成されるプリント画像とは
等価なものとなる。
(図11のステップS2301:YES)、パケットメ
モリ44上の圧縮原稿画像データを何の画像処理も施さ
ずに、ページメモリ45上に伸長して、描画する。すな
わち、原稿画像の座標(x,y)の画素は、そのままプ
リント画像の座標(x,y)の画素となる。この場合に
は、原稿画像とシート上に形成されるプリント画像とは
等価なものとなる。
【0070】このように通常の画像形成が行われるの
は、原稿先端部の画像濃度(黒画像の割合)が、所定の
濃度より小さいときであるので、すなわち、シート上の
プリント画像先端部の画像濃度(トナー像の割合)は、
定着器17の加熱ローラ171と加圧ローラ172との
間を通されるときに、シート先端部が加熱ローラ171
に密着して離れにくくなるようなレベルではないので、
定着器17におけるシート詰まり発生は十分抑制されて
いる。
は、原稿先端部の画像濃度(黒画像の割合)が、所定の
濃度より小さいときであるので、すなわち、シート上の
プリント画像先端部の画像濃度(トナー像の割合)は、
定着器17の加熱ローラ171と加圧ローラ172との
間を通されるときに、シート先端部が加熱ローラ171
に密着して離れにくくなるようなレベルではないので、
定着器17におけるシート詰まり発生は十分抑制されて
いる。
【0071】また、原稿画像とプリント画像とは等価な
ものとなるため、画像情報の欠落等の問題も生じない。
原稿先端部の画像濃度が所定の濃度以上のときには、定
着器17においてシート詰まりの発生する可能性が高く
なるため、次のような処理が行われる。 (B)イレース処理 イレース処理がなされるときの、原稿画像とプリント画
像との関係の一例を図13(B)に示す。なお、図13
(B)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に文字
「A」が描かれ、さらに、原稿シートの先端部に黒塗り
の四角形が描かれたものである。
ものとなるため、画像情報の欠落等の問題も生じない。
原稿先端部の画像濃度が所定の濃度以上のときには、定
着器17においてシート詰まりの発生する可能性が高く
なるため、次のような処理が行われる。 (B)イレース処理 イレース処理がなされるときの、原稿画像とプリント画
像との関係の一例を図13(B)に示す。なお、図13
(B)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に文字
「A」が描かれ、さらに、原稿シートの先端部に黒塗り
の四角形が描かれたものである。
【0072】原稿先端部の画像のイレースの指示が出さ
れている場合には(S2303:YES)、イレースを
行うべき先端からのプリント画像(ページメモリ45
上)座標上の値bを求め(S2304)、ページメモリ
45上の座標(0,0)から座標(a,b−1)(ただ
し、aはシート幅に対応する値)までは、原稿画像デー
タを無視して画像形成時に白画像となるデータを書き込
む。ページメモリ45上の座標(0,b)からは、通常
描画と同様に原稿画像と同じデータを書き込む。したが
って、原稿画像の座標(x,y)(ただし、y≧b)の
画素データは、ページメモリ45上の座標(x,y)に
書き込まれる。なお、かかるbの値は、本例では、白画
像となる領域がシート先端から5mmとするものであ
る。この場合、解像度を400dpiとするときには、
かかるbの値は、b=5×400/25.4により求め
ることができる。なお、bの値が小数となるときには、
小数点以下を切り捨てた値にする。
れている場合には(S2303:YES)、イレースを
行うべき先端からのプリント画像(ページメモリ45
上)座標上の値bを求め(S2304)、ページメモリ
45上の座標(0,0)から座標(a,b−1)(ただ
し、aはシート幅に対応する値)までは、原稿画像デー
タを無視して画像形成時に白画像となるデータを書き込
む。ページメモリ45上の座標(0,b)からは、通常
描画と同様に原稿画像と同じデータを書き込む。したが
って、原稿画像の座標(x,y)(ただし、y≧b)の
画素データは、ページメモリ45上の座標(x,y)に
書き込まれる。なお、かかるbの値は、本例では、白画
像となる領域がシート先端から5mmとするものであ
る。この場合、解像度を400dpiとするときには、
かかるbの値は、b=5×400/25.4により求め
ることができる。なお、bの値が小数となるときには、
小数点以下を切り捨てた値にする。
【0073】このようにして原稿先端部の画像にイレー
ス処理したページメモリ45上のプリント画像データに
基づきシート上に画像形成すると、シート先端部は白画
像であるので、すなわち、シート先端部にはトナーがの
らないので、定着器17の加熱ローラ171と加圧ロー
ラ172との間を通されるときに、シート先端部が加熱
ローラ171に密着して離れにくくなるようなこともな
く、定着器17におけるシート詰まりが抑制される。
ス処理したページメモリ45上のプリント画像データに
基づきシート上に画像形成すると、シート先端部は白画
像であるので、すなわち、シート先端部にはトナーがの
らないので、定着器17の加熱ローラ171と加圧ロー
ラ172との間を通されるときに、シート先端部が加熱
ローラ171に密着して離れにくくなるようなこともな
く、定着器17におけるシート詰まりが抑制される。
【0074】また、このようにイレース処理を行う場合
には、シート上のプリント画像は、原稿画像の先端部に
あった画像がイレース(消去)されたものとなるが、原
稿先端部の画像のイレース処理は、ユーザによってイレ
ース処理を行ってもよい旨の設定があるときに行われる
ため、換言すれば、通常このような設定がなされるとき
は、ユーザにとって原稿先端部にある画像は必要な情
報、重要な情報を示すものでないため、プリント画像か
ら原稿先端部の画像がなくなっても何ら支障はない。 (C)網点処理 網点処理がなされるときの、原稿画像とプリント画像と
の関係の一例を図13(C)に示す。なお、図13
(C)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に文字
「A」が描かれ、さらに、原稿シートの先端部に黒塗り
の四角形が描かれたものである。
には、シート上のプリント画像は、原稿画像の先端部に
あった画像がイレース(消去)されたものとなるが、原
稿先端部の画像のイレース処理は、ユーザによってイレ
ース処理を行ってもよい旨の設定があるときに行われる
ため、換言すれば、通常このような設定がなされるとき
は、ユーザにとって原稿先端部にある画像は必要な情
報、重要な情報を示すものでないため、プリント画像か
ら原稿先端部の画像がなくなっても何ら支障はない。 (C)網点処理 網点処理がなされるときの、原稿画像とプリント画像と
の関係の一例を図13(C)に示す。なお、図13
(C)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に文字
「A」が描かれ、さらに、原稿シートの先端部に黒塗り
の四角形が描かれたものである。
【0075】原稿先端部の画像に網点処理を行う指示が
出されている場合には(S2307:YES)、網点処
理を行う先端からのプリント画像(ページメモリ45
上)座標上の値dを求め(S2308)、ページメモリ
45上の座標(0,0)から座標(c,d−1)(ただ
し、cはシート幅に対応する値)までの領域には、原稿
画像の座標(0,0)から座標(c,d−1)までの画
像に網点処理を行った画像を描画する(S2309)。
ページメモリ45上の座標(0,d)からは、通常描画
と同様に原稿画像と同じデータを書き込む(S231
0)。網点処理によって、シート先端部に形成されるプ
リント画像の濃度(黒画像の割合)は、原稿画像をその
ままプリント画像とする場合の濃度より下がる。なお、
かかるdの値は、本例では、網点処理を行う領域がシー
ト先端から5mmとするものである。この場合、解像度
を400dpiとするときには、かかるdの値は、d=
5×400/25.4により求めることができる。な
お、dの値が小数となるときには、小数点以下を切り捨
てた値にする。
出されている場合には(S2307:YES)、網点処
理を行う先端からのプリント画像(ページメモリ45
上)座標上の値dを求め(S2308)、ページメモリ
45上の座標(0,0)から座標(c,d−1)(ただ
し、cはシート幅に対応する値)までの領域には、原稿
画像の座標(0,0)から座標(c,d−1)までの画
像に網点処理を行った画像を描画する(S2309)。
ページメモリ45上の座標(0,d)からは、通常描画
と同様に原稿画像と同じデータを書き込む(S231
0)。網点処理によって、シート先端部に形成されるプ
リント画像の濃度(黒画像の割合)は、原稿画像をその
ままプリント画像とする場合の濃度より下がる。なお、
かかるdの値は、本例では、網点処理を行う領域がシー
ト先端から5mmとするものである。この場合、解像度
を400dpiとするときには、かかるdの値は、d=
5×400/25.4により求めることができる。な
お、dの値が小数となるときには、小数点以下を切り捨
てた値にする。
【0076】このようにして原稿先端部の画像に網点処
理したページメモリ45上のプリント画像データに基づ
きシート上に画像形成すると、シート先端部の画像は網
点処理されて、定着器17の加熱ローラ171と加圧ロ
ーラ172との間を通されるときに、シート先端部が加
熱ローラ171に密着して離れにくくなるようなことが
ないレベルの画像濃度とされる。したがって、定着器1
7におけるシート詰まりは抑制される。
理したページメモリ45上のプリント画像データに基づ
きシート上に画像形成すると、シート先端部の画像は網
点処理されて、定着器17の加熱ローラ171と加圧ロ
ーラ172との間を通されるときに、シート先端部が加
熱ローラ171に密着して離れにくくなるようなことが
ないレベルの画像濃度とされる。したがって、定着器1
7におけるシート詰まりは抑制される。
【0077】また、このように網点処理を行う場合に
は、シート先端部のプリント画像は、原稿画像の先端部
にあった画像が網点処理されて、判別、判読しにくいも
のとなるが、原稿先端部の画像の網点処理は、イレース
処理の場合と同様にユーザによって網点処理を行っても
よい旨の設定があるときに行われるため、何ら支障はな
い。 (D)シフト処理 シフト処理がなされるときの、原稿画像とプリント画像
との関係の一例を図13(D)に示す。なお、図13
(D)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に文字
「A」が描かれ、さらに、原稿シートの先端部に黒塗り
の四角形が描かれたものである。
は、シート先端部のプリント画像は、原稿画像の先端部
にあった画像が網点処理されて、判別、判読しにくいも
のとなるが、原稿先端部の画像の網点処理は、イレース
処理の場合と同様にユーザによって網点処理を行っても
よい旨の設定があるときに行われるため、何ら支障はな
い。 (D)シフト処理 シフト処理がなされるときの、原稿画像とプリント画像
との関係の一例を図13(D)に示す。なお、図13
(D)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に文字
「A」が描かれ、さらに、原稿シートの先端部に黒塗り
の四角形が描かれたものである。
【0078】画像シフトの指示が出されている場合には
(S2311:YES)、シフトを行う先端からのプリ
ント画像(ページメモリ45上)座標上の値fを求め
(S2312)、ページメモリ45上の座標(0,0)
から座標(e,f−1)(ただし、eはシート幅に対応
する値)までの領域には、プリント画像形成時に白画像
となるデータを書き込む。ページメモリ45上の座標
(0,f)からは、原稿画像の座標(0,0)からの画
像を順次描画する。したがって、原稿画像の座標(x,
y)の画素データは、ページメモリ45上の座標(x,
y+f)に書き込まれる。なお、かかるfの値は、本例
では、シフトしたことによって白画像となる領域がシー
ト先端から5mmとするものである。この場合、解像度
を400dpiとするときには、かかるfの値は、f=
5×400/25.4により求めることができる。な
お、fの値が小数となるときには、小数点以下を切り捨
てた値にする。
(S2311:YES)、シフトを行う先端からのプリ
ント画像(ページメモリ45上)座標上の値fを求め
(S2312)、ページメモリ45上の座標(0,0)
から座標(e,f−1)(ただし、eはシート幅に対応
する値)までの領域には、プリント画像形成時に白画像
となるデータを書き込む。ページメモリ45上の座標
(0,f)からは、原稿画像の座標(0,0)からの画
像を順次描画する。したがって、原稿画像の座標(x,
y)の画素データは、ページメモリ45上の座標(x,
y+f)に書き込まれる。なお、かかるfの値は、本例
では、シフトしたことによって白画像となる領域がシー
ト先端から5mmとするものである。この場合、解像度
を400dpiとするときには、かかるfの値は、f=
5×400/25.4により求めることができる。な
お、fの値が小数となるときには、小数点以下を切り捨
てた値にする。
【0079】このようにして原稿画像をシフトしたペー
ジメモリ45上のプリント画像データに基づきシート上
に画像形成すると、イレース処理をしたときと同様にシ
ート先端部はトナーののっていない白画像となるので、
シート先端部が加熱ローラ171に密着して離れにくく
なるようなこともなく、定着器17におけるシート詰ま
りが抑制される。
ジメモリ45上のプリント画像データに基づきシート上
に画像形成すると、イレース処理をしたときと同様にシ
ート先端部はトナーののっていない白画像となるので、
シート先端部が加熱ローラ171に密着して離れにくく
なるようなこともなく、定着器17におけるシート詰ま
りが抑制される。
【0080】また、このようにシフト処理を行う場合に
は、シート上のプリント画像は、原稿画像の後端部にあ
った画像が消去されたものとなるが、原稿後端部の画像
が文字等の意味のある情報を示す画像でないときにシフ
ト処理は行われるため、プリント画像から原稿後端部の
画像がなくなっても通常問題とはならない。 (E)縮小シフト処理 縮小シフト処理がなされるときの、原稿画像とプリント
画像との関係の一例を図13(E)に示す。なお、図1
3(E)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に文字
「A」が描かれ、原稿シートの先端部に黒塗りの四角形
が描かれ、さらに原稿シートの後端部に文字「1234
56789」が描かれたものである。
は、シート上のプリント画像は、原稿画像の後端部にあ
った画像が消去されたものとなるが、原稿後端部の画像
が文字等の意味のある情報を示す画像でないときにシフ
ト処理は行われるため、プリント画像から原稿後端部の
画像がなくなっても通常問題とはならない。 (E)縮小シフト処理 縮小シフト処理がなされるときの、原稿画像とプリント
画像との関係の一例を図13(E)に示す。なお、図1
3(E)に示す原稿画像は、原稿シートの中央部に文字
「A」が描かれ、原稿シートの先端部に黒塗りの四角形
が描かれ、さらに原稿シートの後端部に文字「1234
56789」が描かれたものである。
【0081】画像縮小シフトの指示が出されている場合
には(S2315:YES)、シフトする先端からのプ
リント画像(ページメモリ45上)座標上の値iを求
め、また、求めたシフト量とシートサイズから縮小倍率
gを求める(S2316)。縮小倍率gは、例えばg=
(シートy方向の長さ−シフト量)/(シートy方向の
長さ)とすればよい。ページメモリ45上の座標(0,
0)から座標(h,i−1)(ただし、hはシート幅に
対応する値)までの領域には、画像形成時に白画像とな
るデータを書き込む。ページメモリ45上の座標(0,
i)からは、原稿画像の座標(0,0)からの画像をg
倍に縮小して順次描画する。したがって、原稿画像の座
標(x,y)の画素データは、ページメモリ45上の座
標(x×g,y×g+i)に書き込まれる。これら以外
の領域には、画像形成時に白画像となるデータを書き込
む。なお、かかるiの値は、本例では、白画像となる領
域がシート先端から5mmとするものである。この場
合、解像度を400dpiとするときには、かかるiの
値は、i=5×400/25.4により求めることがで
きる。なお、iの値が小数となるときには、小数点以下
を切り捨てた値にする。また、x×gやy×gの演算結
果が小数となるときには、小数点以下を切り捨てた値に
する。
には(S2315:YES)、シフトする先端からのプ
リント画像(ページメモリ45上)座標上の値iを求
め、また、求めたシフト量とシートサイズから縮小倍率
gを求める(S2316)。縮小倍率gは、例えばg=
(シートy方向の長さ−シフト量)/(シートy方向の
長さ)とすればよい。ページメモリ45上の座標(0,
0)から座標(h,i−1)(ただし、hはシート幅に
対応する値)までの領域には、画像形成時に白画像とな
るデータを書き込む。ページメモリ45上の座標(0,
i)からは、原稿画像の座標(0,0)からの画像をg
倍に縮小して順次描画する。したがって、原稿画像の座
標(x,y)の画素データは、ページメモリ45上の座
標(x×g,y×g+i)に書き込まれる。これら以外
の領域には、画像形成時に白画像となるデータを書き込
む。なお、かかるiの値は、本例では、白画像となる領
域がシート先端から5mmとするものである。この場
合、解像度を400dpiとするときには、かかるiの
値は、i=5×400/25.4により求めることがで
きる。なお、iの値が小数となるときには、小数点以下
を切り捨てた値にする。また、x×gやy×gの演算結
果が小数となるときには、小数点以下を切り捨てた値に
する。
【0082】このようにして原稿画像をシフトしたペー
ジメモリ45上のプリント画像データに基づきシート上
に画像形成すると、イレース処理をしたときと同様にシ
ート先端部はトナーののっていない白画像となるので、
シート先端部が加熱ローラ171に密着して離れにくく
なるようなこともなく、定着器17におけるシート詰ま
りが抑制される。
ジメモリ45上のプリント画像データに基づきシート上
に画像形成すると、イレース処理をしたときと同様にシ
ート先端部はトナーののっていない白画像となるので、
シート先端部が加熱ローラ171に密着して離れにくく
なるようなこともなく、定着器17におけるシート詰ま
りが抑制される。
【0083】また、このように縮小シフト処理を行う場
合には、原稿画像は縮小されるものの、原稿画像にあっ
た画像が消去されることはないため、画像情報が欠落し
てしまうようなことはない。以上説明したように、原稿
先端部の画像の濃度が所定の濃度以上の場合であって、
厚めのシートがあるときには、通常描画が行われて、プ
リント画像の先端部の画像濃度(黒画像の割合)は所定
濃度以上になってしまうが、プリント画像が転写される
シートは、その厚みによる腰によって、定着器17の加
熱ローラ171に密着するような変形が抑制され、定着
器17におけるシート詰まりを防止できる。
合には、原稿画像は縮小されるものの、原稿画像にあっ
た画像が消去されることはないため、画像情報が欠落し
てしまうようなことはない。以上説明したように、原稿
先端部の画像の濃度が所定の濃度以上の場合であって、
厚めのシートがあるときには、通常描画が行われて、プ
リント画像の先端部の画像濃度(黒画像の割合)は所定
濃度以上になってしまうが、プリント画像が転写される
シートは、その厚みによる腰によって、定着器17の加
熱ローラ171に密着するような変形が抑制され、定着
器17におけるシート詰まりを防止できる。
【0084】また、原稿先端部の画像の濃度が所定の濃
度以上の場合であって、厚めのシートがないときでも、
すなわち、原稿画像をそのままトナー像とし、普通厚さ
のシートに転写して、定着器17の加熱ローラ171と
加圧ローラ172との間を通すとすれば、シート先端部
が加熱ローラ171に密着して離れにくくなる可能性が
高いときでも、前述のようにイレース処理、網点処理、
シフト処理又は縮小シフト処理が行われるので、シート
先端部のトナー量が下がり、シート先端部が加熱ローラ
171に密着することを防止することができる。これに
より、定着器17においての、シート詰まりを防止でき
る。また、原稿先端部の画像の濃度が所定の濃度以上の
場合であって、イレース処理や、網点処理するときにつ
いては、その処理を行ってよい旨の設定が、ユーザによ
り操作パネル5のイレース処理許可設定キー509や、
網点処理許可設定キー510によって行われているとき
にしか行われず、必要な情報が知らないうちになくなっ
てしまうようなことが防止されている。また、シフト処
理は、原稿先端部の濃度が所定の濃度以上の場合であっ
て、原稿後端部に文字等の意味がある情報がないときに
行われるため、シフト処理が行われても、必要な情報が
なくなってしまうようなことは、十分抑制されている。
また、縮小シフト処理が行われると、プリント画像はユ
ーザ所望のものとはならないが、必要な情報をなくして
しまうことなく、シート詰まりを防止することができ
る。
度以上の場合であって、厚めのシートがないときでも、
すなわち、原稿画像をそのままトナー像とし、普通厚さ
のシートに転写して、定着器17の加熱ローラ171と
加圧ローラ172との間を通すとすれば、シート先端部
が加熱ローラ171に密着して離れにくくなる可能性が
高いときでも、前述のようにイレース処理、網点処理、
シフト処理又は縮小シフト処理が行われるので、シート
先端部のトナー量が下がり、シート先端部が加熱ローラ
171に密着することを防止することができる。これに
より、定着器17においての、シート詰まりを防止でき
る。また、原稿先端部の画像の濃度が所定の濃度以上の
場合であって、イレース処理や、網点処理するときにつ
いては、その処理を行ってよい旨の設定が、ユーザによ
り操作パネル5のイレース処理許可設定キー509や、
網点処理許可設定キー510によって行われているとき
にしか行われず、必要な情報が知らないうちになくなっ
てしまうようなことが防止されている。また、シフト処
理は、原稿先端部の濃度が所定の濃度以上の場合であっ
て、原稿後端部に文字等の意味がある情報がないときに
行われるため、シフト処理が行われても、必要な情報が
なくなってしまうようなことは、十分抑制されている。
また、縮小シフト処理が行われると、プリント画像はユ
ーザ所望のものとはならないが、必要な情報をなくして
しまうことなく、シート詰まりを防止することができ
る。
【0085】また、原稿先端部の画像の濃度が所定の濃
度より小さく、原稿画像をそのままトナー像とし、シー
トに転写して、定着器17の加熱ローラ171と加圧ロ
ーラ172との間を通しても、シート先端部が加熱ロー
ラ171に密着して離れにくくなる可能性が十分小さい
ときには、原稿画像とプリント画像とを等価なものとす
ることができ、しかも、シート詰まりが発生する可能性
は十分に低い。
度より小さく、原稿画像をそのままトナー像とし、シー
トに転写して、定着器17の加熱ローラ171と加圧ロ
ーラ172との間を通しても、シート先端部が加熱ロー
ラ171に密着して離れにくくなる可能性が十分小さい
ときには、原稿画像とプリント画像とを等価なものとす
ることができ、しかも、シート詰まりが発生する可能性
は十分に低い。
【0086】
【発明の効果】本発明によると、原稿画像データに基づ
き、シート上にトナー像を形成し、該トナー像を加熱定
着して画像形成する画像形成装置であり、トナー像をシ
ート上に定着するときに、トナーを加熱するための加熱
ローラ等の定着用加熱部材に該シートが密着して離れな
いようなことを抑制できる画像形成装置を提供すること
ができる。
き、シート上にトナー像を形成し、該トナー像を加熱定
着して画像形成する画像形成装置であり、トナー像をシ
ート上に定着するときに、トナーを加熱するための加熱
ローラ等の定着用加熱部材に該シートが密着して離れな
いようなことを抑制できる画像形成装置を提供すること
ができる。
【0087】また、本発明によると、かかる効果を奏
し、しかも原稿画像のうち必要な情報や重要な情報が、
ユーザの知らないうちになくなってしまうようなことが
ない画像形成装置を提供することができる。
し、しかも原稿画像のうち必要な情報や重要な情報が、
ユーザの知らないうちになくなってしまうようなことが
ない画像形成装置を提供することができる。
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略ブロック図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す画像形成装置の概略構成図である。
【図3】操作パネルの概略平面図である。
【図4】図1に示す画像形成装置が備えるシステム制御
部の内部構成を示す概略ブロック図である。
部の内部構成を示す概略ブロック図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置が行う処理内容を示
すメインフローチャートである。
すメインフローチャートである。
【図6】システム制御を示すフローチャートである。
【図7】プリント制御を示すフローチャートである。
【図8】シート供給制御を示すフローチャートである。
【図9】画像走査処理制御を示すフローチャートであ
る。
る。
【図10】画像処理制御を示すフローチャートである。
【図11】描画制御を示すフローチャートである。
【図12】図12(A)は、原稿画像の座標軸を説明す
るための図であり、図12(B)は、プリント画像の座
標軸を説明するための図である。
るための図であり、図12(B)は、プリント画像の座
標軸を説明するための図である。
【図13】図(A)は通常描画がなされるときの、原稿
画像とプリント画像との関係の一例を示す図であり、図
(B)はイレース処理がなされるときの、原稿画像とプ
リント画像との関係の一例を示す図であり、図(C)は
網点処理がなされるときの、原稿画像とプリント画像と
の関係の一例を示す図であり、図(D)はシフト処理が
なされるときの、原稿画像とプリント画像との関係の一
例を示す図であり、図(E)は縮小、シフト処理がなさ
れるときの、原稿画像とプリント画像との関係の一例を
示す図である。
画像とプリント画像との関係の一例を示す図であり、図
(B)はイレース処理がなされるときの、原稿画像とプ
リント画像との関係の一例を示す図であり、図(C)は
網点処理がなされるときの、原稿画像とプリント画像と
の関係の一例を示す図であり、図(D)はシフト処理が
なされるときの、原稿画像とプリント画像との関係の一
例を示す図であり、図(E)は縮小、シフト処理がなさ
れるときの、原稿画像とプリント画像との関係の一例を
示す図である。
【図14】図(A)はトナー像をシートに定着するとき
に、シート詰まりが発生しやすい原稿の一例を示す図で
あり、図(B)はこのような原稿の他の例を示す図であ
り、図(C)はこのような原稿のさらに他の例を示す図
である。
に、シート詰まりが発生しやすい原稿の一例を示す図で
あり、図(B)はこのような原稿の他の例を示す図であ
り、図(C)はこのような原稿のさらに他の例を示す図
である。
【図15】図(A)はトナー像をシートに定着するとき
に、シート詰まりが発生しにくい原稿の一例を示す図で
あり、図(B)はこのような原稿の他の例を示す図であ
り、図(C)はこのような原稿のさらに他の例を示す図
である。
に、シート詰まりが発生しにくい原稿の一例を示す図で
あり、図(B)はこのような原稿の他の例を示す図であ
り、図(C)はこのような原稿のさらに他の例を示す図
である。
IR イメージリーダ C1、C2 キャリッジ 10 照明ランプ M1、M2、M3 ミラー 191 レンズ 192 イメージセンサ P プリント部 PC 感光体 PH プリントヘッド 11 帯電チャージャ 12 現像器 13 転写チャージャ 14 分離チャージャ 15 クリーナ 16 イレーサ 17 定着器 171 加熱ローラ 172 加圧ローラ 4 システム制御部 41 画像処理制御部 42 描画制御部 43 画像情報検出部 44 パケットメモリ 45 ページメモリ 5 操作パネル 6 プリント制御部
Claims (10)
- 【請求項1】原稿画像に応じた原稿画像データに基づ
き、電子写真法によりシート上にトナー像を形成し、該
シート上に加熱定着してプリント画像を形成する画像形
成装置であり、 前記原稿画像データから原稿画像の先端部領域における
画像濃度を検出することができる画像濃度検出手段と、 シート上に形成するプリント画像に応じたプリント画像
データを記憶するためのメモリと、 前記メモリ上に記憶されているプリント画像データに基
づき、該プリント画像データに応じたプリント画像を供
給されるシート上に形成することができるプリント手段
と、 前記原稿画像データに所定の画像データ処理を施すこと
ができ、該原稿画像データに基づく画像データを前記メ
モリ上にプリント画像データとして書き込むことができ
る描画手段と、 プリント画像が形成されるシートを収納するシート収納
位置に厚めのシートがあるか否かを検出することができ
る厚シート検出手段と、 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部領域
の画像濃度に基づき、前記プリント手段に供給すべきシ
ートを選択して、選択したシートを該プリント手段に供
給することができるシート供給手段とを備え、 前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部領域
の画像濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記厚シ
ート検出手段により厚めのシートが有ることが検出され
ているときには、前記シート供給手段は、厚めのシート
を前記プリント手段に供給し、前記描画手段は、原稿画
像データをプリント画像データとして前記メモリ上に書
き込むことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】前記画像濃度検出手段の検出する原稿画像
の先端部領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合であっ
て、前記厚シート検出手段により厚めのシートがないこ
とが検出されているときには、前記シート供給手段は、
普通厚さのシートを前記プリント手段に供給し、前記描
画手段は、プリント画像の先端部領域の画像濃度が所定
の濃度より小さくなるように前記原稿画像データに画像
データ処理を施した画像データを、前記メモリ上にプリ
ント画像データとして書き込む請求項1記載の画像形成
装置。 - 【請求項3】前記描画手段は、前記画像濃度検出手段の
検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度
以上の場合であって、前記厚シート検出手段により厚め
のシートがないことが検出されているときに、原稿画像
から先端部画像が消去された画像に対応する画像データ
を、前記メモリ上にプリント画像データとして書き込む
手段を含んでいる請求項2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】原稿画像の先端部領域にある画像が消去さ
れることを許可するか否かを設定するための設定手段を
備えており、前記描画手段は、前記画像濃度検出手段の
検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度
以上の場合であって、前記厚シート検出手段により厚め
のシートがないことが検出され、該設定手段により原稿
画像の先端部領域にある画像が消去されることが許可さ
れているときに、原稿画像から先端部画像が消去された
画像に対応する画像データを、前記メモリ上にプリント
画像データとして書き込む手段を含んでいる請求項2記
載の画像形成装置。 - 【請求項5】前記描画手段は、前記画像濃度検出手段の
検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度
以上の場合であって、前記厚シート検出手段により厚め
のシートがないことが検出されているときに、原稿画像
の先端部画像に網点処理が施された画像に対応する画像
データを、前記メモリ上にプリント画像データとして書
き込む手段を含んでいる請求項2記載の画像形成装置。 - 【請求項6】原稿画像の先端部領域にある画像に網点処
理が施されることを許可するか否かを設定するための設
定手段を備えており、前記描画手段は、前記画像濃度検
出手段の検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所
定の濃度以上の場合であって、前記厚シート検出手段に
より厚めのシートがないことが検出され、該設定手段に
より原稿画像の先端部領域にある画像に網点処理が施さ
れることが許可されているときに、原稿画像の先端部画
像に網点処理が施された画像に対応する画像データを、
前記メモリ上にプリント画像データとして書き込む手段
を含んでいる請求項2記載の画像形成装置。 - 【請求項7】前記描画手段は、前記画像濃度検出手段の
検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度
以上の場合であって、前記厚シート検出手段により厚め
のシートがないことが検出されているときに、プリント
画像が形成されるシートの先端から所定の幅の領域にト
ナーがのらないように、該原稿画像が全体的にシフトさ
れた画像に対応する画像データを、前記メモリ上にプリ
ント画像データとして書き込む手段を含んでいる請求項
2記載の画像形成装置。 - 【請求項8】前記描画手段は、前記画像濃度検出手段の
検出する原稿画像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度
以上の場合であって、前記厚シート検出手段により厚め
のシートがないことが検出されているときに、プリント
画像が形成されるシートの先端から所定の幅の領域にト
ナーがのらないように、該原稿画像が全体的にシフトさ
れているとともに、該原稿画像を所定の倍率で縮小した
画像に対応する画像データを、前記メモリ上にプリント
画像データとして書き込む手段を含んでいる請求項2記
載の画像形成装置。 - 【請求項9】原稿画像の後端部領域に文字が有るか否か
を検出することができる文字検出手段を備えており、 前記描画手段は、前記画像濃度検出手段の検出する原稿
画像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合で
あって、前記厚シート検出手段により厚めのシートがな
いことが検出され、前記文字検出手段により原稿画像の
後端部領域に文字が無いことが検出されているときに、
プリント画像が形成されるシートの先端から所定の幅の
領域にトナーがのらないように、該原稿画像が全体的に
シフトされた画像に対応する画像データを、前記メモリ
上にプリント画像データとして書き込む手段と、前記画
像濃度検出手段の検出する原稿画像の先端部領域の画像
濃度が所定の濃度以上の場合であって、前記厚シート検
出手段により厚めのシートがないことが検出され、前記
文字検出手段により原稿画像の後端部領域に文字が有る
ことが検出されているときに、プリント画像が形成され
るシートの先端から所定の幅の領域にトナーがのらない
ように、該原稿画像が全体的にシフトされているととも
に、該原稿画像を所定の倍率で縮小した画像に対応する
画像データを、前記メモリ上にプリント画像データとし
て書き込む手段とを含んでいる請求項2記載の画像形成
装置。 - 【請求項10】原稿画像の先端部領域にある画像が消去
されることを許可するか否かを設定するための設定手
段、原稿画像の先端部領域にある画像に網点処理が施さ
れることを許可するか否かを設定するための設定手段、
及び原稿画像の後端部領域に文字が有るか否かを検出す
ることができる文字検出手段を備えており、 前記描画手段は、前記画像濃度検出手段の検出する原稿
画像の先端部領域の画像濃度が所定の濃度以上の場合で
あって、前記厚シート検出手段により厚めのシートがな
いことが検出されているときには、前記メモリ上にプリ
ント画像データとして書き込む優先順位が予め定められ
ている下記の(1)から(4)のいずれか一つの画像デ
ータであって、 下記(1)の画像データについては前記設定手段により
原稿画像の先端部領域にある画像が消去されることが許
可されているという条件、 下記(2)の画像データについては前記設定手段により
原稿画像の先端部領域にある画像に網点処理が施される
ことが許可されているという条件、 下記(3)の画像データについては前記文字検出手段に
より原稿画像の後端部領域に文字がないことが検出され
ているという条件、 下記(4)の画像データについては前記文字検出手段に
より原稿画像の後端部領域に文字が有ることが検出され
ているという条件、を満たしている画像データのうちで
最も優先順位の高い画像データを前記メモリ上にプリン
ト画像データとして書き込む請求項2記載の画像形成装
置。 (1)原稿画像から先端部画像が消去された画像に対応
する画像データ。 (2)原稿画像の先端部画像に網点処理が施された画像
に対応する画像データ。 (3)プリント画像が形成されるシートの先端から所定
の幅の領域にトナーがのらないように原稿画像が全体的
にシフトされた画像に対応する画像データ。 (4)プリント画像が形成されるシートの先端から所定
の幅の領域にトナーがのらないように原稿画像が全体的
にシフトされているとともに、該原稿画像を所定の倍率
で縮小した画像に対応する画像データ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9132124A JPH10327290A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9132124A JPH10327290A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327290A true JPH10327290A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15073977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9132124A Withdrawn JPH10327290A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10327290A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010066600A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及び画像形成装置 |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP9132124A patent/JPH10327290A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010066600A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040803 |