JP2016118633A - 画像形成装置および飛翔装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーの保守負担を減らしつつ、トナーこぼれの発生を防止することが可能な画像形成装置および飛翔装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアーとを含む現像剤を担持しながら搬送し、像担持体に現像剤中のトナーを供給する現像剤担持体と、像担持体および現像剤担持体の上方に配置され、現像剤担持体の表面から飛散した飛散トナーを吸引口から吸引する空気の流路を形成する吸引ダクトと、空気の流れを発生させる吸引ファンと、吸引ダクトの内壁面に設けられ、飛散トナーを補集する弾性の補集部材と、補集部材を弾性変形させることによって補集部材により補集された飛散トナーを飛翔させるトナー飛翔部材とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成装置および飛翔装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
画像形成装置に用いられる現像装置として、トナーとキャリアーとからなる二成分現像剤を用いたものが多用されている。この現像装置は、感光体ドラムに近接して配置された現像ローラーを備え、現像ローラーは、その内部に複数の磁極を有する。そして、現像ローラーは、この磁極から発生する磁界によってその外周面に現像剤を担持して感光体ドラムへ供給する。
ところで、現像剤が、長期間使用されていない場合や高温高湿環境に放置された場合、トナーとキャリアーとの摩擦帯電がされない、あるいは、摩擦帯電し難い状態となるため、トナーの帯電量が低下する。そして、トナーの帯電量が低下した状態で画像形成動作を始めると、トナーとキャリアーとの静電気的な付着力が弱くなっているために、感光体で発生する風の流れ、現像時の交流電界の作用、現像スリーブの回転の遠心力等により、キャリアーから離脱したトナーが感光体ドラムに対向する現像領域となる現像装置の開口部から飛散する(トナー飛散)。飛散したトナーは、現像装置の上蓋上に堆積する。そして、堆積したトナーの量が過剰になると、画像形成時やメンテナンス時の振動により当該トナーが現像スリーブ上または感光体ドラム上にこぼれ落ちることに起因して、トナーこぼれと呼ばれる画像不良が発生するという問題があった。
上記問題に対して、特許文献1には、現像器筐体の上面部において、現像スリーブと感光体ドラムの周面との近傍で飛散するトナーを吸引するための吸引ダクト(上部ダクト)を設けたサクションユニットが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、現像装置の駆動中に飛散するトナーを吸引しても、全てのトナーを吸引しきれるわけではなく、吸引しきれなかったトナーは現像装置の上蓋(吸引ダクトの内壁面に対応する)上に堆積してしまう。そのため、トナーこぼれの発生を防止する、つまり堆積したトナーが現像スリーブ上または感光体ドラム上にこぼれ落ちないようにするため、ユーザーは、吸引ダクトの内壁面を定期的に清掃してトナーの堆積量を一定量以下に維持し続ける必要があるという問題があった。
本発明は、ユーザーの保守負担を減らしつつ、トナーこぼれの発生を防止することが可能な画像形成装置および飛翔装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、
像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアーとを含む現像剤を担持しながら搬送し、前記像担持体に前記現像剤中のトナーを供給する現像剤担持体と、
前記像担持体および前記現像剤担持体の上方に配置され、前記現像剤担持体の表面から飛散した飛散トナーを吸引口から吸引する空気の流路を形成する吸引ダクトと、
前記空気の流れを発生させる吸引ファンと、
前記吸引ダクトの内壁面に設けられ、前記飛散トナーを補集する弾性の補集部材と、
前記補集部材を弾性変形させることによって、前記補集部材により補集された前記飛散トナーを飛翔させるトナー飛翔部材と、
を備える。
像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアーとを含む現像剤を担持しながら搬送し、前記像担持体に前記現像剤中のトナーを供給する現像剤担持体と、
前記像担持体および前記現像剤担持体の上方に配置され、前記現像剤担持体の表面から飛散した飛散トナーを吸引口から吸引する空気の流路を形成する吸引ダクトと、
前記空気の流れを発生させる吸引ファンと、
前記吸引ダクトの内壁面に設けられ、前記飛散トナーを補集する弾性の補集部材と、
前記補集部材を弾性変形させることによって、前記補集部材により補集された前記飛散トナーを飛翔させるトナー飛翔部材と、
を備える。
本発明に係る飛翔装置は、
像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアーとを含む現像剤を担持しながら搬送し、前記像担持体に前記現像剤中のトナーを供給する現像剤担持体と、
前記像担持体および前記現像剤担持体の上方に配置され、前記現像剤担持体の表面から飛散した飛散トナーを吸引口から吸引する空気の流路を形成する吸引ダクトと、
前記空気の流れを発生させる吸引ファンと、
を備える画像形成装置に設けられる飛翔装置であって、
前記吸引ダクトの内壁面に設けられ、前記飛散トナーを補集する弾性の補集部材と、
前記補集部材を弾性変形させることによって、前記補集部材により補集された前記飛散トナーを飛翔させるトナー飛翔部材と、
を備える。
像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアーとを含む現像剤を担持しながら搬送し、前記像担持体に前記現像剤中のトナーを供給する現像剤担持体と、
前記像担持体および前記現像剤担持体の上方に配置され、前記現像剤担持体の表面から飛散した飛散トナーを吸引口から吸引する空気の流路を形成する吸引ダクトと、
前記空気の流れを発生させる吸引ファンと、
を備える画像形成装置に設けられる飛翔装置であって、
前記吸引ダクトの内壁面に設けられ、前記飛散トナーを補集する弾性の補集部材と、
前記補集部材を弾性変形させることによって、前記補集部材により補集された前記飛散トナーを飛翔させるトナー飛翔部材と、
を備える。
本発明によれば、現像剤担持体の表面から飛散した飛散トナーは、吸引ダクトの内壁面に設けられた補集部材によって補集された後、トナー飛翔部材によって補集部材から飛翔させられる。そして、補集部材から飛翔させられた飛散トナーは、吸引ファンによって吸引される。その結果、ユーザーが吸引ダクトの内壁面を定期的に清掃しなくても、吸引ダクトの内壁面に堆積する飛散トナー量を一定量以下に維持することができる。したがって、ユーザーの保守負担を減らしつつ、吸引ダクトの内壁面に堆積した飛散トナーが現像剤担持体上または像担持体上に落下することに起因するトナーこぼれの発生を防止することができる。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態における画像形成装置1の制御系の主要部を示す。図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部100を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、CまたはKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が80[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるローラー423B(以下「バックアップローラー423B」と称する)に対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング部426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、及び加熱源60C等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材又は裏面側支持部材から用紙Sを分離させるエア分離ユニットが配置されていても良い。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
次に、現像装置412の構成について説明する。図3に示すように、現像装置412は、トナーとキャリアーとを含む現像剤を用いて、感光体ドラム413(像担持体)上に形成された静電潜像を現像することにより、感光体ドラム413上にトナー像を形成する。現像装置412は、現像ローラー110(現像剤担持体)、供給ローラー120、搬送ガイド部130、攪拌ローラー140および搬送ローラー150を備える。
攪拌ローラー140および搬送ローラー150は、螺旋形状のスクリュー部材である。攪拌ローラー140は、第1の現像剤供給室145に収納されている。搬送ローラー150は、第2の現像剤供給室155に収納されている。攪拌ローラー140および搬送ローラー150は、現像剤を攪拌しながら供給ローラー120へ搬送する。
供給ローラー120は、回転可能な供給スリーブと、供給スリーブの内部に配置された供給マグネットロールとを備え、搬送ローラー150に対向して配置されている。供給マグネットロール内には、磁界を発生させる複数の磁極が配置されている。この磁極が発生する磁界によって、現像剤は、供給スリーブの外周面に担持され、供給スリーブが図中反時計回りに回転することにより、搬送ガイド部130まで搬送される。
搬送ガイド部130は、現像ローラー110と供給ローラー120との間に架設され、供給ローラー120から搬送された現像剤を現像ローラー110に供給する。搬送ガイド部130の鉛直上方の面は、平坦面であって、かつ、供給ローラー120から現像ローラー110へ向けて降り斜面をなしている。搬送ガイド部130における供給ローラー120側の端部と供給ローラー120との間には間隙(例えば、0.75[mm])が形成されている。
現像ローラー110は、回転可能な現像スリーブ110Aと、現像スリーブ110Aの内部に配置された現像マグネットロール110Bとを備える。現像ローラー110は、感光体ドラム413に近接して配置され、感光体ドラム413に近接する現像領域115へ現像剤を搬送する。現像スリーブ110Aは図中反時計回りで回転する。現像マグネットロール110B内には、磁界を発生させる複数の磁極が配置されている。搬送ガイド部130における現像ローラー110側の端部と現像スリーブ110Aとの間には所定の間隙(例えば、0.50[mm])が形成されている。
現像スリーブ110Aの近傍には、規制ブレード180が配置されている。規制ブレード180の端部は、現像スリーブ110Aの回転方向において、搬送ガイド部130との近接部よりも下流であって、かつ、現像領域115よりも上流に位置している。規制ブレード180は、図示しない規制ホルダにより支持されている。
現像ローラー110の一部、供給ローラー120、搬送ガイド部130、攪拌ローラー140、搬送ローラー150および規制ブレード180は、現像ケーシング190の中に収納されている。現像ケーシング190には、第1の現像剤供給室145および第2の現像剤供給室155が形成されている。第1の現像剤供給室145と第2の現像剤供給室155とは、隔壁部200により仕切られている。
第1の現像剤供給室145には、トナー供給部(図示せず)からトナーが供給される。攪拌ローラー140は、回転することにより第1の現像剤供給室145へ供給されたトナーとキャリアーとを混合攪拌し摩擦帯電する。攪拌ローラー140は、摩擦帯電した現像剤を第2の現像剤供給室155へ搬送する。搬送ローラー150は、回転することにより、攪拌ローラー140から搬送された現像剤を供給ローラー120へ搬送する。
供給ローラー120の供給マグネットロールが発生する磁界によって、供給スリーブの外周面上にキャリアーの磁気ブラシが発生して、磁気ブラシに担持されたトナーを含む現像剤の層が供給スリーブの外周面上に形成される。供給スリーブは、図中反時計回りに回転することによって、現像剤を磁界によって当該供給スリーブの外周面に担持しながら、搬送ガイド部130まで搬送する。
搬送ガイド部130上の現像剤は、現像ローラー110まで導かれる。現像マグネットロール110Bが発生する磁界によって、現像スリーブ110Aの外周面上に磁気ブラシが発生して、現像剤の層が現像スリーブ110Aの外周面上に形成される。そして、現像スリーブ110Aは、図中反時計回りに回転することにより、現像剤を磁界によって現像スリーブ110Aの外周面に担持しながら、感光体ドラム413に最も接近する現像領域115まで搬送する。その途中で、規制ブレード180が現像剤の層の厚さを規制することにより、一定量の現像剤が現像領域115へ搬送される。現像領域115において、現像剤の層は感光体ドラム413の表面に接触する。現像領域115において、トナーは、現像スリーブ110Aから感光体ドラム413の表面に形成された静電潜像へ静電的に移行する。このようにして、現像装置412は、感光体ドラム413上の静電潜像をトナーによって顕像化する。
本実施の形態では、現像装置412の現像方式は逆転現像方式である。すなわち、感光体ドラム413の回転方向と現像スリーブ110Aの回転方向が同方向で、現像領域115においては感光体ドラム413の表面と現像スリーブ110Aの表面に担持された現像剤とが逆方向から接触する。逆転現像方式では、感光体ドラム413の表面と現像スリーブ110A上に保持された現像剤の磁気ブラシとが逆方向からすれ違う形で接触するため、現像剤との接触量が多くなる結果、現像性が高く、高速現像においても高い濃度の画像を得ることができる。なお、現像装置412の現像方式は、感光体ドラム413の回転方向と現像スリーブ110Aの回転方向が逆方向で、現像領域115においては感光体ドラム413の表面と現像スリーブ110Aの表面に担持された現像剤とが同方向から接触する正転現像方式でも良い。
現像装置412の上部には、現像ケーシング190の上面に沿って形成された吸引ダクト160と、吸引ダクト160に繋がれた吸引ファン170とが設けられている。
吸引ダクト160は、感光体ドラム413および現像ローラー110の上方に配置され、現像スリーブ110Aの表面から飛散したトナー(以下、「飛散トナー」という)を、感光体ドラム413に対向する位置に設けられた吸引口162から吸引する空気の流路を形成する。なお、吸引ダクト160の内部には、トナーフィルターやオゾンフィルターが設けられていても良い。
飛散トナーの発生は、次のメカニズムによって発生する。すなわち、現像剤が、長期間使用されていない場合や高温高湿環境に放置された場合に、トナーとキャリアーとの摩擦帯電がされない、あるいは、摩擦帯電し難い状態となるため、トナーの帯電量が低下する。そして、トナーの帯電量が低下した状態で画像形成動作を始めると、トナーとキャリアーとの静電気的な付着力が弱くなっているために、感光体ドラム413で発生する風の流れ、現像時の交流電界の作用、現像スリーブ110Aの回転の遠心力等により、キャリアーから離脱したトナーが感光体ドラム413に対向する現像領域115となる現像装置412の開口部から飛散する。飛散トナーが発生すると、当該飛散トナーは、吸引ダクト160の内壁面(傾斜面)に付着して堆積する。そして、堆積した飛散トナーの量が過剰になると、画像形成時やメンテナンス時の振動により、吸引ダクト160の内壁面に堆積した飛散トナーが現像スリーブ110A上または感光体ドラム413上に落下することに起因して、トナーこぼれ(画像不良)が発生する。
吸引ファン170は、そのモーターおよび当該モーターを駆動するモーター駆動回路を有し、制御部100からの制御命令を受けて、吸引ダクト160の内壁面に堆積する前に、飛散トナーを吸引する空気の流れ(点線矢印B方向)を発生させる。制御部100は、モーター駆動回路に印加する駆動電圧を制御することにより、吸引ファン170の吸引風速を変化させることができる。
例えば画像形成装置1の起動時には、制御部100は、駆動電圧を低くする信号をモーター駆動回路に送り、吸引ファン170の吸引風速を低く制御する。また、用紙Sに対する画像形成処理の実行が開始した場合、すなわち感光体ドラム413に対する現像処理が開始して飛散トナーが発生するおそれがある場合には、制御部100は、駆動電圧を高くする信号をモーター駆動回路に送り、吸引ファン170の吸引風速を高く制御する。その後、用紙Sに対する画像形成処理の実行が終了した場合、すなわち感光体ドラム413に対する現像処理が終了した場合には、制御部100は、駆動電圧を低くする信号をモーター駆動回路に送り、吸引ファン170の吸引風速を低く制御する。
しかしながら、現像装置412の駆動中に飛散トナーを吸引ファン170で吸引しても、全ての飛散トナーを吸引しきれるわけではなく、吸引しきれなかった飛散トナーは吸引ダクト160の内壁面に堆積してしまう。そのため、トナーこぼれの発生を防止する、つまり堆積した飛散トナーが現像スリーブ110A上または感光体ドラム413上にこぼれ落ちないようにするため、ユーザーは、吸引ダクト160の内壁面を定期的に清掃して飛散トナーの堆積量を一定量以下に維持し続ける必要がある。
そこで、本実施の形態では、補集部材210およびトナー飛翔部材220を有する飛翔装置205が、吸引ダクト160の内壁面にユニットとして配置される。図4は、現像スリーブ110Aおよび飛翔装置205を矢印X方向から見た上視図である。
補集部材210は、図4に示すように、現像スリーブ110Aの回転軸方向(図中左右方向)に延在し、現像装置412の開口部(現像領域115)から飛散する飛散トナーを補集する。補集部材210は、弾性を有し、繊維状材料でブラシ状に形成される。本実施の形態では、補集部材210は、例えば、基布にアクリル繊維、ポリエステル繊維、ポリスチレン繊維またはナイロン繊維等の束をループ状に織り込んで植毛したもの(毛材部)を吸引ダクト160の内壁面に取り付けて構成されている。補集部材210のパイル長は、例えば1.0[mm]以上である。補集部材210は、導電性を有していても良く、絶縁性を有していても良い。補集部材210は、表面積が大きくなるように構成されているため、より多くの飛散トナーを補集することができる。
トナー飛翔部材220は、補集部材210を弾性変形させることによって、補集部材210により補集された飛散トナーを飛翔させる。トナー飛翔部材220は、樹脂材料または金属材料によって形成された丸棒である。樹脂材料としては例えば、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が用いられる。また、金属材料としては例えば、SUS材(ステンレス鋼材)、SUM材(硫黄および硫黄複合快削鋼鋼材)、クロム鋼板、アルミ材等が用いられる。トナー飛翔部材220は、補集部材210の毛材部に対して例えば0.5[mm]以上食い込むように位置決めされている。なお、トナー飛翔部材220は,丸棒に限らず,例えば三角棒、平板、湾曲した板材等であっても良い。
本実施の形態では、図4に示すように、現像スリーブ110Aの回転軸方向において複数のトナー飛翔部材220は、所定の間隔を空けて支持部材230に取り付けられている。支持部材230は、制御部100の制御を受けた公知の移動機構により、現像スリーブ110Aの回転軸方向と同じ方向(図中の矢印C方向)に移動可能に構成されている。
支持部材230が移動することにより、支持部材230に取り付けられているトナー飛翔部材220は図5に示すように、補集部材210の毛材部に摺接して弾性変形させる。その後、トナー飛翔部材220の摺接が解除された毛材部は、元の形状に復元しようとする(フリッキング作用)。このフリッキング作用により、補集部材210により補集された飛散トナー240は、掻き飛ばされて、例えば矢印D方向に飛翔することとなる。補集部材210から飛翔した飛散トナー240は、吸引ファン170により吸引される。その結果、補集部材210により補集され続ける飛散トナー240の量を一定量以下に維持し続けることができ、補集部材210に補集された飛散トナー240の量が過剰になって補集部材210から飛散トナー240が現像スリーブ110A上または感光体ドラム413上に落下することを防止することができる。よって、飛散トナー240の落下に起因するトナーこぼれの発生を防止することができる。なお、トナー飛翔部材220は、回転しながら補集部材210の毛材部に摺接しても良い。
本実施の形態では、制御部100は、所定のタイミングで支持部材230を移動させることによって、補集部材210により補集された飛散トナーを飛翔させる。所定のタイミングは、例えば印刷ジョブ間のタイミング、または、補集部材210の清掃を行う清掃モードの実行が、操作部22に対するユーザー操作によって指示されたタイミングである。制御部100は、支持部材230を移動させる場合、吸引ファン170の吸引風速が、支持部材230を移動させない場合と比べて増大するように制御を行う。吸引ファン170による、補集部材210から飛翔した飛散トナー240の吸引を促進するためである。
以上詳しく説明したように、本実施の形態の画像形成装置1は、感光体ドラム413に対向して配置され、トナーとキャリアーとを含む現像剤を担持しながら搬送し、感光体ドラム413に現像剤中のトナーを供給する現像ローラー110と、感光体ドラム413および現像ローラー110の上方に配置され、現像ローラー110の表面から飛散したトナーを吸引口162から吸引する空気の流路を形成する吸引ダクト160と、空気の流れを発生させる吸引ファン170と、吸引ダクト160の内壁面に設けられ、飛散した飛散トナー240を補集する弾性の補集部材210と、補集部材210を弾性変形させることによって補集部材210により補集された飛散トナー240を飛翔させるトナー飛翔部材220とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、現像ローラー110の表面から飛散した飛散トナー240は、吸引ダクト160の内壁面に設けられた補集部材210によって補集された後、トナー飛翔部材220によって補集部材210から飛翔させられる。そして、補集部材210から飛翔させられた飛散トナー240は、吸引ファン170によって吸引される。その結果、ユーザーが吸引ダクト160の内壁面を定期的に清掃しなくても、吸引ダクト160の内壁面に堆積する飛散トナー量を一定量以下に維持することができる。したがって、ユーザーの保守負担を減らしつつ、吸引ダクト160の内壁面に堆積した飛散トナー240が現像ローラー110上または感光体ドラム413上に落下することに起因するトナーこぼれの発生を防止することができる。
なお、上記実施の形態では、支持部材230を移動させることにより、支持部材230に取り付けられているトナー飛翔部材220を補集部材210の毛材部に摺接させる例について説明したが本発明はこれに限らない。例えば、現像スリーブ110Aおよび飛翔装置205の上視図である図6に示すように、1つのトナー飛翔部材220を現像スリーブ110Aの回転軸方向と同じ方向(図中の矢印C方向)に移動させることによって、トナー飛翔部材220を補集部材210の毛材部に摺接させても良い。この場合、トナー飛翔部材220は、支持部材250に取り付けられている。支持部材250は、ボールねじ260に取り付けられている。制御部100は、図示しない駆動手段(モーター)を介してボールねじ260を回転させることによって、支持部材250ひいてはトナー飛翔部材220を現像スリーブ110Aの回転軸方向と同じ方向に移動させる。
また、上記実施の形態において、補集部材210は繊維状材料でブラシ状に形成される例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、補集部材210は、ウレタンスポンジ等の発泡性材料で形成されても良い。この場合、補集部材210は、繊維状材料で形成される場合と同様に、表面積が大きくなるように構成されているため、より多くの飛散トナーを補集することができる。さらに言えば、表面積をより大きくして多くの飛散トナーを補集する観点から、補集部材210は連続気泡体であることが好ましい。トナー飛翔部材220は図7に示すように、発泡性材料で形成された補集部材210に摺接して弾性変形させる。その後、トナー飛翔部材220の摺接が解除された補集部材210は、元の形状に復元しようとする(フリッキング作用)。このフリッキング作用により、補集部材210により補集された飛散トナー240は、掻き飛ばされて、例えば矢印D方向に飛翔することとなる。補集部材210から飛翔した飛散トナー240は、吸引ファン170により吸引される。補集部材210は、弾性を有して飛散トナー240を補集することができれば任意の材料で形成されて良く、繊維状材料および発泡性材料の他に例えば短冊状フイルムで形成されても良い。
[実施例]
最後に、本発明者らが行った、上記実施の形態における有効性を確認する実験の結果について説明する。
最後に、本発明者らが行った、上記実施の形態における有効性を確認する実験の結果について説明する。
[実施例1に係る画像形成装置の構成]
実施例1に係る画像形成装置としては、図1〜5の構成を有する画像形成装置1を用いた。すなわち、補集部材210は、繊維状材料でブラシ状に形成される。
[実施例2に係る画像形成装置の構成]
実施例2に係る画像形成装置としては、図1〜4,7の構成を有する画像形成装置1を用いた。すなわち、補集部材210は、ウレタンスポンジ(発泡性材料)で形成される。
[比較例に係る画像形成装置の構成]
比較例に係る画像形成装置としては、図1〜3の構成において吸引ダクト160の内壁面に飛翔装置205が配置されていない画像形成装置1を用いた。
実施例1に係る画像形成装置としては、図1〜5の構成を有する画像形成装置1を用いた。すなわち、補集部材210は、繊維状材料でブラシ状に形成される。
[実施例2に係る画像形成装置の構成]
実施例2に係る画像形成装置としては、図1〜4,7の構成を有する画像形成装置1を用いた。すなわち、補集部材210は、ウレタンスポンジ(発泡性材料)で形成される。
[比較例に係る画像形成装置の構成]
比較例に係る画像形成装置としては、図1〜3の構成において吸引ダクト160の内壁面に飛翔装置205が配置されていない画像形成装置1を用いた。
[実験方法]
実験では、100000枚(100印刷ジョブ、1印刷ジョブ:1000枚)のA4用紙に対して画像形成処理を連続的に実施し、トナーこぼれ(画像不良)が発生した用紙枚数を確認した。表1に、実施例1,2および比較例のそれぞれについてトナーこぼれが発生した枚数を示す。
実験では、100000枚(100印刷ジョブ、1印刷ジョブ:1000枚)のA4用紙に対して画像形成処理を連続的に実施し、トナーこぼれ(画像不良)が発生した用紙枚数を確認した。表1に、実施例1,2および比較例のそれぞれについてトナーこぼれが発生した枚数を示す。
[実験結果]
表1に表したように、実施例1,2では、トナーこぼれの発生数は0である一方、比較例では4であった。比較例では、プリント枚数が増えるにつれて、現像スリーブ110Aの表面から飛散した飛散トナーが吸引ダクト160の内壁面に多く堆積したと考えられる。そして、画像形成時の振動により、吸引ダクト160の内壁面に堆積した飛散トナーが現像スリーブ110A上または感光体ドラム413上に落下することに起因して、トナーこぼれが発生したと考えられる。以上のように、実施例1,2では、比較例と比べて、ユーザーが吸引ダクト160の内壁面を定期的に清掃しなくてもトナーこぼれの発生を防止することができた。
表1に表したように、実施例1,2では、トナーこぼれの発生数は0である一方、比較例では4であった。比較例では、プリント枚数が増えるにつれて、現像スリーブ110Aの表面から飛散した飛散トナーが吸引ダクト160の内壁面に多く堆積したと考えられる。そして、画像形成時の振動により、吸引ダクト160の内壁面に堆積した飛散トナーが現像スリーブ110A上または感光体ドラム413上に落下することに起因して、トナーこぼれが発生したと考えられる。以上のように、実施例1,2では、比較例と比べて、ユーザーが吸引ダクト160の内壁面を定期的に清掃しなくてもトナーこぼれの発生を防止することができた。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
71 通信部
72 記憶部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
110 現像ローラー
120 供給ローラー
130 搬送ガイド部
140 攪拌ローラー
145 第1の現像剤供給室
150 搬送ローラー
155 第2の現像剤供給室
160 吸引ダクト
170 吸引ファン
180 規制ブレード
190 現像ケーシング
200 隔壁部
205 飛翔装置
210 補集部材
220 トナー飛翔部材
230,250 支持部材
240 飛散トナー
260 ボールねじ
412 現像装置
413 感光体ドラム
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
71 通信部
72 記憶部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
110 現像ローラー
120 供給ローラー
130 搬送ガイド部
140 攪拌ローラー
145 第1の現像剤供給室
150 搬送ローラー
155 第2の現像剤供給室
160 吸引ダクト
170 吸引ファン
180 規制ブレード
190 現像ケーシング
200 隔壁部
205 飛翔装置
210 補集部材
220 トナー飛翔部材
230,250 支持部材
240 飛散トナー
260 ボールねじ
412 現像装置
413 感光体ドラム
Claims (6)
- 像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアーとを含む現像剤を担持しながら搬送し、前記像担持体に前記現像剤中のトナーを供給する現像剤担持体と、
前記像担持体および前記現像剤担持体の上方に配置され、前記現像剤担持体の表面から飛散した飛散トナーを吸引口から吸引する空気の流路を形成する吸引ダクトと、
前記空気の流れを発生させる吸引ファンと、
前記吸引ダクトの内壁面に設けられ、前記飛散トナーを補集する弾性の補集部材と、
前記補集部材を弾性変形させることによって、前記補集部材により補集された前記飛散トナーを飛翔させるトナー飛翔部材と、
を備える画像形成装置。 - 前記補集部材は、繊維状材料で形成される、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記補集部材は、発泡性材料で形成される、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記補集部材は、短冊状フイルムで形成される、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記吸引ファンの吸引風速は、前記補集部材により補集された前記飛散トナーが前記トナー飛翔部材により飛翔させられる場合、前記飛散トナーが前記トナー飛翔部材により飛翔させられない場合と比べて増大するように制御される、
請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアーとを含む現像剤を担持しながら搬送し、前記像担持体に前記現像剤中のトナーを供給する現像剤担持体と、
前記像担持体および前記現像剤担持体の上方に配置され、前記現像剤担持体の表面から飛散した飛散トナーを吸引口から吸引する空気の流路を形成する吸引ダクトと、
前記空気の流れを発生させる吸引ファンと、
を備える画像形成装置に設けられる飛翔装置であって、
前記吸引ダクトの内壁面に設けられ、前記飛散トナーを補集する弾性の補集部材と、
前記補集部材を弾性変形させることによって、前記補集部材により補集された前記飛散トナーを飛翔させるトナー飛翔部材と、
を備える飛翔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014257634A JP2016118633A (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 画像形成装置および飛翔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014257634A JP2016118633A (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 画像形成装置および飛翔装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016118633A true JP2016118633A (ja) | 2016-06-30 |
Family
ID=56243006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014257634A Pending JP2016118633A (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 画像形成装置および飛翔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016118633A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018200330A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-20 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
US10613454B1 (en) | 2018-09-20 | 2020-04-07 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Developing device and image forming apparatus with exhaust port for discharging air |
-
2014
- 2014-12-19 JP JP2014257634A patent/JP2016118633A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018200330A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-20 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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