JP2018041611A - 蓄電モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電モジュールの組立時に蓄電デバイスの短絡の発生を抑制することのできる蓄電ユニットを提供する。【解決手段】蓄電ユニット10Aは、2つの蓄電デバイス20A,20Bを備え、各蓄電デバイスは、電極積層体30と、電極積層体を収容して封止する外装体40と、電極積層体に電気的に接続され、外装体から同一の方向に引き出されている正極端子50a1,50a2及び負極端子60a1,60a2と、を備え、外装体は、電極積層体を包む凸状の収容部421を有する第1のシート部42と、実質的に平坦であり、電極積層体を介して第1のシート部が重ねられた第2のシート部43と、を含み、第1及び第2の蓄電デバイスは収容部同士が接触するように相互に重ねられ、負極端子60a2は、第1の蓄電デバイスに向かって根元部分で折り曲げられ、負極端子60a2は正極端子50a1に接合されている。【選択図】図4

Description

本発明は、相互に重ねられた2つの蓄電デバイスを備えた蓄電ユニット及び蓄電モジュール、並びに、その蓄電ユニット及び蓄電モジュールの製造方法に関するものである。
電極体と、電極体を収納した外装体と、外装体の同一の辺から同じ向きに引き出された一対の電極端子と、を備えており、外装体の第1のシート部が平坦であるのに対し、当該外装体の第2のシート部に凸部が形成された電気化学セルが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2014−179293号公報
複数の電気化学セルを積み重ねて当該セル同士を電気的に直列接続することで、蓄電モジュールを組み立てることが一般的に行われている。一方、上記の電気化学セルでは、一対の電極端子が外装体の同一の辺から同じ向きに導出している。また、上記の電気化学セルでは、外装体の一方の側のみに凸部が設けられ、当該外装体の他方の側は平坦となっている。そのため、蓄電モジュールを組み立てる際に、平坦面同士が接触するように複数の電気化学セルを積み重ねると、異極端子同士が接触し電気化学セルが短絡してしまうおそれがある、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、蓄電モジュールの組立時に蓄電デバイスの短絡の発生を抑制することのできる蓄電ユニット及び蓄電モジュール、並びに、その蓄電ユニット及び蓄電モジュールの製造方法を提供することである。
[1]本発明に係る蓄電ユニットは、相互に重ねられた第1及び第2の蓄電デバイスを備えた蓄電ユニットであって、前記第1及び前記第2の蓄電デバイスのそれぞれは、電極積層体と、前記電極積層体を収容して封止する外装体と、前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体から実質的に同一の方向に引き出されている第1及び第2の電極端子と、を備え、前記外装体は、前記電極積層体を包む凸状の収容部を有する第1のシート部と、実質的に平坦であり、前記電極積層体を介して前記第1のシート部が重ねられた第2のシート部と、を含み、前記第1及び前記第2の蓄電デバイスは、前記収容部同士が接触するように相互に重ねられており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記第1の蓄電デバイスに向かって根元部分で折り曲げられ、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合されている蓄電ユニットである。
[2]上記発明において、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合された前記第1の電極端子も、前記第2の蓄電デバイスに向かって根元部分で折り曲げられていてもよい。
[3]本発明に係る蓄電モジュールは、上記の複数の蓄電ユニットを備えた蓄電モジュールであって、複数の前記蓄電ユニットは、前記第2のシート部同士が接触するように相互に重ねられており、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスに重ねられた他の前記蓄電ユニットの前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合されている蓄電モジュールである。
[4]本発明に係る蓄電モジュールは、交互に重ねられた複数の第1及び第2の蓄電デバイスを備えた蓄電モジュールであって、前記第1及び前記第2の蓄電デバイスのそれぞれは、電極積層体と、前記電極積層体を収容して封止する外装体と、前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体から実質的に同一の方向に引き出されている第1及び第2の電極端子と、を備え、前記外装体は、前記電極積層体を包む凸状の収容部を有する第1のシート部と、実質的に平坦であり、前記電極積層体を介して前記第1のシート部が重ねられた第2のシート部と、を含み、それぞれの前記第2の蓄電デバイスは、前記第1の蓄電デバイスに対して反転した状態で、前記第1の蓄電デバイスに重ねられており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、根元部分で折り曲げられており、前記収容部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合され、前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、前記第2のシート部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合されている蓄電モジュールである。
[5]上記発明において、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合された前記第1の電極端子も、根元部分で折り曲げられていてもよい。
[6]上記発明において、相互に接合された前記第1及び前記第2の電極端子は、電気絶縁性を有する被覆部材で覆われていてもよい。
[7]本発明に係る蓄電ユニットの製造方法は、上記の蓄電ユニットの製造方法であって、前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスを準備する第1の工程と、前記収容部同士が接触するように前記第1及び前記第2の蓄電デバイスを重ねる第2の工程と、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子を、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合する第3の工程と、を備えており、前記第1の工程は、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子を根元部分で折り曲げることを含む蓄電ユニットの製造方法である。
[8]上記発明において、前記第1の工程は、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子を根元部分で折り曲げることを含んでもよい。
[9]本発明に係る蓄電モジュールの製造方法は、上記の方法で製造された複数の蓄電ユニットを備えた蓄電モジュールの製造方法であって、前記第2のシート部同士が接触するように複数の前記蓄電ユニットを重ねる第4の工程と、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子を、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスに重ねられた他の前記蓄電ユニットの前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合する第5の工程と、を備えた蓄電モジュールの製造方法である。
[10]本発明に係る蓄電モジュールの製造方法は、上記の蓄電モジュールの製造方法であって、前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスを準備する第6の工程と、前記収容部同士が接触するように、前記第2の蓄電デバイスを前記第1の蓄電デバイスに対して反転させた状態で、前記第1の蓄電デバイスに重ねる第7の工程と、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子を、前記収容部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合する第8の工程と、前記第2のシート部同士が接触するように、前記第1の蓄電デバイスを前記第2の蓄電デバイスに対して反転させた状態で、前記第1の蓄電デバイスを前記第2の蓄電デバイスに重ねる第9の工程と、前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子を、前記第2のシート部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合する第10の工程と、を備えており、前記第6の工程は、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子を根元部分で折り曲げることを含む蓄電モジュールの製造方法である。
[11]上記発明において、前記第6の工程は、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子を根元部分で折り曲げることを含んでもよい。
本発明では、第2の蓄電デバイスの第2の電極端子が第1の蓄電デバイスに向かって根元部分で折り曲げられている。このため、蓄電デバイスが、一対の電極端子が同じ方向に導出していると共に、蓄電デバイスの外装体が一方の側のみに凸部を有するタイプであっても、蓄電デバイスを積み重ねる際に、異極端子同士の間に所定の間隔を確保することができる。このため、蓄電モジュールの組立時に蓄電デバイスの短絡の発生を抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態における蓄電モジュールを示す斜視図である。 図2は、図1に示す蓄電モジュールの分解斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態における蓄電ユニットを示す斜視図である。 図4は、図3に示す蓄電ユニットの分解斜視図である。 図5は、図1に示す蓄電モジュールの等価回路図である。 図6は、本発明の第1実施形態における第1の蓄電デバイスを示す斜視図である。 図7は、図6に示す第1の蓄電デバイスの平面図である。 図8は、図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。 図9は、図7のIX-IX線に沿った断面図である。 図10は、本発明の第1実施形態における第2の蓄電デバイスを示す斜視図である。 図11は、本発明の第1実施形態において折り曲げられた負極端子の長手方向に沿った拡大断面図である。 図12は、本発明の第2実施形態における平坦な電極端子同士の接合部分を示す拡大断面図である。 図13は、本発明の第2実施形態における平坦な正極端子と折れ曲げられた負極端子の接合部分を示す拡大断面図である。 図14は、本発明の第3実施形態における蓄電ユニットの電極端子同士の接合部分を示す拡大断面図である。 図15は、本発明の第4実施形態における蓄電ユニットを示す分解斜視図である。 図16は、本発明の第4実施形態における蓄電ユニットの電極端子同士の接合部分を示す拡大断面図である。 図17は、本発明の実施形態における蓄電モジュールの製造方法を示す工程図である。 図18(a)及び図18(b)は、図17のステップS11を示す図であり、図18(a)は、負極端子を折り曲げる前の状態を示し、図18(b)は、負極端子を折り曲げている状態を示す。 図19(a)及び図19(b)は、図17のステップS13を示す図であり、図19(a)は、電極端子を接合する前の状態を示し、図19(b)は、電極端子を接合している状態を示す。 図20は、本発明の実施形態における蓄電モジュールの製造方法の変形例を示す工程図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の第1実施形態における蓄電モジュールを示す斜視図及び分解斜視図、図3及び図4は本発明の第1実施形態における蓄電ユニットを示す斜視図及び分解斜視図、図5は本発明の第1実施形態における蓄電モジュールの等価回路図である。
本発明の第1実施形態における蓄電モジュール1は、図1及び図2に示すように、5つの蓄電ユニット10A〜10Eを備えている。なお、蓄電モジュールを構成する蓄電ユニットの数は、複数であれば特に限定されず、蓄電モジュールに要求される電圧等に基づいて設定することができる。また、蓄電モジュールが、複数の蓄電ユニットに加えて、単体の蓄電デバイスを備えてもよい。
第1の蓄電ユニット10Aは、図3及び図4に示すように、2つの蓄電デバイス20A,20Bを備えている。個々の蓄電デバイス20A,20Bの構造については後に詳述するが、いずれの蓄電デバイス20A,20Bも、一対の電極端子50a,60a(50a,60a)が同じ方向に導出していると共に、外装体40が一方の側のみに凸状の収容部421を持つタイプの蓄電デバイスである。この第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bは、相互に積み重ねられている。そして、図5に示すように、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aと、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aと、が接合されている。これにより、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bが電気的に直列接続されている。
第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eも、第1の蓄電ユニット10Aと同様の構成を有しており、相互に積み重ねられた2つの蓄電デバイス20A,20Bをそれぞれ備えている。図5に示すように、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eのいずれについても、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50b〜50eと、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60b〜60eと、がそれぞれ接合されることで、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bが電気的に直列接続されている。
第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eは、図1及び図2に示すように、相互に積み重ねられている。この際、下側の蓄電ユニット10A〜10Dの正極端子50a〜50dと、上側の蓄電ユニット10B〜10Eの負極端子60b〜60eと、がそれぞれ接合されている。これにより、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eは、電気的に直列接続されている。
なお、最上段に位置する第5の蓄電ユニットの10Eの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50eは、蓄電モジュール1の外部正極端子として機能する。同様に、最下段に位置する第1の蓄電ユニットの10Aの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60aも、蓄電モジュール1の外部負極端子として機能する。特に図示しないが、これらの外部端子50e,60aには、充放電用の電線を介して外部機器が接続される。
本実施形態における蓄電モジュール1が本発明における蓄電モジュールの一例に相当し、本実施形態における第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eが本発明における蓄電ユニットの一例に相当する。また、本実施形態における第1の蓄電デバイス20Aが本発明における第1の蓄電デバイスの一例に相当し、本実施形態における第2の蓄電デバイス20Bが本発明における第2の蓄電デバイスの一例に相当する。
次に、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bの詳細な構成について説明する。
図6及び図7は本発明の第1実施形態における第1の蓄電デバイスを示す斜視図及び平面図、図8は図7のVIII-VIII線に沿った断面図、図9は図7のIX-IX線に沿った断面図である。
先ず、第1の蓄電デバイス20Aについて、図6〜図9を参照しながら説明する。
図6及び図7に示す第1の蓄電デバイス20Aは、扁平型のラミネートタイプのリチウムイオンキャパシタである。この第1の蓄電デバイス20Aは、80mm程度の長さ、55mm程度の幅、及び、3.5mm程度の厚さの寸法を有しており、小型に分類されるリチウムイオンキャパシタである。なお、第1の蓄電デバイス20Aの寸法は、特に上記の数値に限定されない。
なお、蓄電デバイスは、一対の電極端子50a,60aが同じ方向に導出していると共に、外装体40が一方の側のみに凸状の収容部421を持つタイプの蓄電デバイスであれば、上記のリチウムイオンキャパシタに限定されず、例えば、リチウムイオン二次電池や電気二重層コンデンサ等の他の蓄電デバイスであってもよい。
この第1の蓄電デバイス20Aは、図8及び図9に示すように、電極積層体30と、電極積層体30を収容して封止する外装体40と、電極積層体30に電気的に接続された電極端子50a、60aと、を備えている。外装体40の内部には電解液(不図示)が充填されている。
本実施形態における電極積層体30が本発明における電極積層体の一例に相当し、本実施形態における外装体40が本発明における外装体の一例に相当する。また、本実施形態における正極端子50aが本発明における第1の電極端子の一例に相当し、本実施形態における負極端子60aが本発明における第2の電極端子の一例に相当する。
電極積層体30は、複数の正極板31と、複数の負極板32と、複数のセパレータ33と、を備えている、正極板31と負極板32は、セパレータ33を介して交互に積層されている。なお、電極積層体30を構成する正極板31、負極板32、及びセパレータ33の枚数は特に限定されない。
図8に示すように、それぞれの正極板31は、正極集電体311と正極層314を備えており、それぞれの正極集電体311は、本体部312とリード部313を有している。本体部312は、多数の貫通孔を有する矩形状の薄板であり、具体的には、エキスパンドメタル、パンチングメタル、網、発泡体等で構成されている。この本体部312を構成する材料の具体例としては、アルミニウムやステンレス等の金属材料を例示することができる。本体部312に形成された貫通孔は、電解液やリチウムイオンの移動経路として機能する。正極層314は、この本体部312の両面に設けられている。なお、最上段の正極板31については、本体部312の下面のみに正極層314が設けられている。
リード部313は、貫通孔を有しない帯状の薄板であり、上述の本体部312と同様の材料から構成されている。このリード部313は、本体部312の一方の短辺における一端(図7において左辺の上端)の近傍から延出しており、当該リード部313の先端は、他のリード部313と共に正極端子50aの後端に接合されている。本実施形態では、このリード部313は本体部312と一体的に形成されているが、特にこれに限定されず、リード部313と本体部312を別に形成した後にこれらを接合してもよい。
正極層314は、正極活物質等を正極集電体311の本体部312の主面に塗布等により付着させることで形成されている。正極活物質としては、リチウムイオンを可逆的に担持可能であれば特に限定されないが、例えば、黒鉛や活性炭等を例示することができる。なお、必要に応じて、正極層314が導電材やバインダ等を含有してもよい。
図9に示すように、それぞれの負極板32も、負極集電体321と負極層324を備えており、それぞれの負極集電体321は、本体部322とリード部323を有している。本体部322は、多数の貫通孔を有し、上述の正極集電体311の本体部312と同じサイズの矩形状の薄板であり、具体的には、エキスパンドメタル、パンチングメタル、網、発泡体等で構成されている。この本体部322を構成する材料の具体例としては、ステンレス、銅、ニッケル等の金属材料を例示することができる。本体部322に形成された貫通孔は、電解液やリチウムイオンの移動経路として機能する。負極層324は、この本体部322の両面に設けられている。
リード部323は、貫通孔を有しない帯状の薄板であり、上述の本体部322と同様の材料から構成されている。このリード部323は、本体部322の一方の短辺における他端(図7において左辺の下端)の近傍から延出しており、当該リード部323の先端は、他のリード部323と共に負極端子60aの後端に接合されている。本実施形態では、このリード部323は本体部322と一体的に形成されているが、特にこれに限定されず、リード部323と本体部322を別に形成した後にこれらを接合してもよい。
負極層324は、負極活物質等を本体322の主面に塗布等により付着させることで形成されている。負極活物質としては、リチウムイオンを可逆的に担持可能であれば特に限定されないが、例えば、黒鉛や活性炭等を例示することができる。なお、必要に応じて、負極層324が導電材やバインダ等を含有してもよい。
セパレータ33は、電解液、正極活物質、及び負極活物質等に対して耐久性があり、連通孔を有する一方で電子導電性は有しない多孔体から構成されている。このセパレータ33は、具体的には、セルロース、ポリエチレン等から形成される不織布や微多孔膜から構成されている。このセパレータ33には電解液が含浸されている。なお、漏液を防止するために、電解液に代えて、ゲル状又は固体状の電解質を用いてもよく、この場合には、セパレータ33を省略してもよい。
電解液の具体例としては、リチウム塩の非プロトン性有機溶媒電解質溶液を例示することができる。リチウム塩としては、特に限定されないが、例えば、LiPF、LiBF、LiFSI、LiTFSIを用いることができる。また、非プロトン性有機溶媒の具体例としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートなどのカーボネートを例示することができる。なお、これら非プロトン性有機溶媒の二種以上を混合した混合液を用いてもよい。
さらに、本実施形態における電極積層体30は、図9に示すように、リチウム極34を備えている。このリチウム極34は、最下段の負極板32の更に下にセパレータ33を介して積層されており、負極板32に対してリチウムイオンを供給するリチウム供給源として機能する。このリチウム極34は、リチウム極集電体341とリチウム層344を備えており、リチウム極集電体341は、本体部342とリード部343を有している。本体部342は、上述の正極集電体311の本体部312と同じサイズの矩形状の薄板であり、例えば、銅やステンレス等の金属材料から構成されている。
リード部343は、上述の本体部342と同様の材料から構成された帯状の薄板である。このリード部343は、本体部342の一方の短辺における他端(図7において左辺の下端)の近傍から延出しており、当該リード部343の先端は、負極板32のリード部323と共に負極端子60aの後端に接合されている。本実施形態では、このリード部343は本体部342と一体的に形成されているが、特にこれに限定されず、リード部343と本体部342を別に形成した後にこれらを接合してもよい。
リチウム層344は、リチウム極集電体341の本体部342の表面に圧着された金属箔である。このリチウム層344は、少なくともリチウムを含有し、リチウムイオンを供給することが可能な材料から構成されている。このリチウム層344を構成する具体的な材料としては、例えば、リチウム−アルミニウム合金等を例示することができる。
本実施形態では、リチウム極34が負極の一部を構成している。すなわち、リチウム極集電体341のリード部343が負極端子60aに接続されており、負極層324の負極活物質にリチウムイオンを担持させることが可能となっている。リチウムイオンを負極にスムーズに担持させるために、リチウム極34を負極板32に対向するように配置することが好ましい。
なお、リチウム極は、図8及び図9に示す形態に限定されない。例えば、特に図示しないが、(1)最上段の正極板の上に負極板をさらに設け、当該負極板の上にリチウム極を配置した形態や、(2)電極積層体の中央領域の2つの負極板の間にリチウム極を介在させた形態としてもよい。
外装体40は、図7〜図9に示すように、矩形状のラミネートフィルム41を折返部44で二つ折りにして、当該折返部44を除く他の三辺を熱融着することで形成されている。この外装体40は、電極積層体30を上側から覆う凸状の第1のシート部42と、当該電極積層体30を下側から保持する平坦な第2のシート部43と、を有している。
ラミネートフィルム41は、屈曲可能な程度の可撓性を有したフィルムである。このラミネートフィルム41は、図8の拡大図に示すように、アルミニウム等から構成される金属箔41aと、当該金属箔41aの両面にそれぞれ積層された第1及び第2の樹脂フィルム41b,41cと、を備えている。金属箔41aの内側に積層された第1の樹脂フィルム41bは、耐電解液性及び熱融着性に優れた樹脂材料から構成されている。一方、金属箔41aの外側に積層された第2の樹脂フィルム41cは、電気絶縁性に優れた樹脂材料から構成されている。
第1のシート部42は、収容部421とフランジ部422を有している。収容部421は、絞り加工等により第1のシート部42が内側から凹状に加工されることで形成されている。結果的に、この収容部421は、外側に向かって凸状に突出した形状を有している。この収容部421は、上述の電極積層体30を収容可能な大きさを有しており、電極積層体30を包むことが可能となっている。フランジ部422は、上述の折返部44を除く収容部421の三方に設けられている。
これに対し、第2のシート部43には、収容部等が形成されておらず、この第2のシート部43は、実質的に平坦な形状を有している。
本実施形態における第1のシート部42が本発明における第1のシート部の一例に相当し、本実施形態における第2のシート部43が本発明における第2のシート部の一例に相当する。また、本実施形態における収容部321が本発明における収容部の一例に相当する。
電極端子50a,60aが接続された電極積層体30を収容部421に収容して、ラミネートフィルム41を折返部44で二つ折りした状態で、第1のシート部42のフランジ部322と、第2のシート部43の周縁部と、が熱融着されている。これにより、第1及び第2のシート部42,43の間に電極積層体30が収容され、外装体30の内部に電極積層体30が密閉されている。
正極端子50aは、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金等の金属材料から構成された帯状の部材であり、全体に亘って平坦な形状を有している。この正極端子50aは、外装体40の内部から外側に引き出されており、当該正極端子50aの先端が外装体40の外部に位置している。この正極端子50aの後端には、正極板31のリード部313の先端が接合されている。また、この正極端子50aと外装体40との間にはシーラント樹脂層51が介在している。なお、正極端子50aの表面に、ニッケル又は錫等のめっき層等を形成してもよい。
負極端子60aは、例えば銅又は銅合金等の金属材料から構成された帯状の部材であり、全体に亘って平坦な形状を有している。この負極端子60aも、外側部材40の内部から外側に引き出されており、当該負極端子60aの先端が外装体40の外部に位置している。この負極端子60aの後端には、負極板32及びリチウム極34のリード部323,343が接合されている。また、この負極子60aと外装体40との間にもシーラント樹脂層61が介在している。なお、負極端子60aの表面に、ニッケル又は錫等のめっき層等を形成してもよい。
本実施形態では、正極端子50aは、外装体30の一方の短辺45から一方の方向(図7の左側)に向かって引き出されている。負極端子60aも、外装体30の一方の短辺45から一方の方向(図7の左側)に向かって引き出されている。すなわち、本実施形態では、両方の電極端子50a,60aが、外装体40の同一の短辺45から引き出されていると共に、実質的に同一の方向(図7の左側)に向かって引き出されている。
また、本実施形態では、図7に示す平面視において、蓄電デバイス20Aの中心線CLに対して、電極端子50a,60aが線対称に配置されている。このため、第1の蓄電デバイス20Aに対して第2の蓄電デバイス20Bを反転させた状態で第1の蓄電デバイス20Aに第2の蓄電デバイス20Bを重ねても、第1の蓄電ユニット10Aの大型化を抑制することができる。なお、蓄電デバイス20Aの中心線CLは、電極端子の50a,60aの導出方向に沿った蓄電デバイス20Aの中心線である。
次に、第2の蓄電デバイス20Bについて、図10及び図11を参照しながら説明する。
図10は本実施形態における第2の蓄電デバイスを示す斜視図、図11は本実施形態において折り曲げられた負極端子の長手方向に沿った拡大断面図である。
第2の蓄電デバイス20Bは、負極端子60aの形状を除いて、上述した第1の蓄電デバイス20Aと同様の構成を有している。
この第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aは、図10及び図11に示すように、外装体40の外側の部分に、2つの折曲部62,63を有している。第1の折曲部62は、外装体40の短辺45から導出する根元部分で、負極端子60aが上方に向かって折り曲げられることで形成されている。一方、第2の折曲部63は、前記根元部分よりも先端側で、負極端子60aが下方に向かって折り曲げられることで形成されている。なお、負極端子60aを折らずに湾曲させることで、第2の折曲部63を形成してもよい。
以上に説明した第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bを相互に積み重ねることで、第1の蓄電ユニット10Aが構成されている。
具体的には、図3及び図4に示すように、第1の蓄電デバイス20Aに対して第2の蓄電デバイス20Bを反転させて収容部421同士を接触させた状態で、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bが相互に積み重ねられている。この際、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bの全ての電極端子50a,50a,60a,60aの導出方向が実質的に同一となっている。
さらに、本実施形態では、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aが、第2の折曲部63よりも先端側の部分で、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aに接合されている。この際、負極端子60aの下側の第1の面601と、正極端子50aの上側の第1の面501とが接触するように、電極端子60a,50a同士が接合されている。
上述のように、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eも第1の蓄電ユニット10Aと同様の構成を有しており、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eが相互に積み重ねられることで、蓄電モジュール1が構成されている。
具体的には、図1及び図2に示すように、下側の蓄電ユニット10A〜10Dの第2の蓄電デバイス20Bの第2のシート部43と、上側の蓄電ユニット10B〜10Eの第1の蓄電デバイス20Aの第2のシート部43と、がそれぞれ接触するように、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eが相互に積み重ねられている。この際、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eの全ての電極端子50a〜50e,60a〜60eの導出方向が実質的に同一となっている。また、本実施形態では、下側の蓄電ユニット10A〜10Dの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50a〜50dと、上側の蓄電ユニット10B〜10Eの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60b〜60eと、がそれぞれ接合されている。
なお、図12及び図13に示すように、相互に接合された電極端子を被覆部材により覆うことで、電気絶縁性を確保してもよい。
図12は本発明の第2実施形態における平坦な電極端子同士の接合部分を示す拡大断面図、図13は本発明の第2実施形態における平坦な正極端子と折れ曲げられた負極端子の接合部分を示す拡大断面図である。
図12に示すように、第1の蓄電ユニット10Aの第2の蓄電デバイス20Bの平坦な正極端子50aと、第2の蓄電ユニット10Bの第1の蓄電デバイス20Aの平坦な負極端子60bと、を接合した後に、これらの電極端子50a,60bを、電気絶縁性を有する管状の被覆部材11により覆ってもよい。こうした被覆部材11の具体例としては、樹脂材料からなる熱収縮チューブを例示することができる。
同様に、特に図示しないが、第2〜第4の蓄電ユニット10B〜10Dの第2の蓄電デバイス20Bの平坦な正極端子50b〜50dと、第3〜第5の蓄電ユニット10C〜10Eの第1の蓄電デバイス20Aの平坦な負極端子60c〜60eと、を接合した後に、これらの電極端子を被覆部材11により覆ってもよい。
本実施形態では、電極端子を接合する度に被覆部材11で当該電極端子を被覆するが、被覆部材11により電極端子を被覆するタイミングは特に限定されない。例えば、全ての電極端子を接合し終えた後に被覆部材11で電極端子を被覆してもよい。
また、図13に示すように、第1の蓄電ユニット10Aにおいて、第2の蓄電デバイス20Bの折れ曲がった負極端子60aと、第1の蓄電デバイス20Aの平坦な正極端子50aと、を接合した後に、これらの電極端子60a,50aを、電気絶縁性を有する管状の第1及び第2の被覆部材12,13により覆ってもよい。第1及び第2の被覆部材12,13の具体例としては、上述の被覆部材11と同様に、樹脂材料からなる熱収縮チューブを例示することができる。
ここで、電極端子60a,50aを一つの被覆部材で覆うと、被覆部材の収縮率を、負極端子60aの第2の折曲部63よりも後端側の部分に合わせて設定する必要がある。そのため、負極端子60aの第2の折曲部63よりも先端側の部分では、被覆部材が緩くなってしまう。
これに対し、本実施形態では、負極端子60aの先端から第2の折曲部63までの間を、第1の被覆部材12で覆い、当該負極端子60aの第2の折曲部63から第1の折曲部62までの間を、第2の被覆部材13で覆う。このように、負極端子60aの第2の折曲部63の前後で被覆部材12,13を分割することで、被覆部材12,13を異なる収縮率で収縮させることができる。このため、それぞれの被覆部材12,13により電極端子60a,50aを適切に覆うことができる。
同様に、特に図示しないが、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eのそれぞれにおいて、第2の蓄電ユニット20Bの折れ曲がった負極端子60b〜60eと、第1の蓄電ユニット10Aの平坦な正極端子50b〜50eと、をそれぞれ接合した後に、これらの電極端子を2つの被覆部材12,13により覆ってもよい。
本実施形態では、電極端子を接合する度に被覆部材12,13で当該電極端子を被覆するが、被覆部材12,13により電極端子を被覆するタイミングは特に限定されない。例えば、全ての電極端子を接合し終えた後に被覆部材12,13で電極端子を被覆してもよい。
なお、被覆部材11〜13は、電気絶縁性を有していれば、熱収縮チューブに特に限定されない。例えば、相互に接合された電極端子にポリイミド等の樹脂製のテープで巻くことで、被覆部材を構成してもよい。或いは、相互に接合された電極端子に樹脂を塗布して硬化させることで被覆部材を形成してもよい。
また、特に図示しないが、被覆部材11に代えて、電気絶縁性を有する板状部材を、第1の蓄電ユニット10Aの負極端子60aと正極端子50aの間に介在させると共に、第2の蓄電ユニット10Bの負極端子60bと正極端子50bの間に介在させてもよい。
同様に、特に図示しないが、被覆部材12,13に代えて、電気絶縁性を有する板状部材を、第1の蓄電ユニット10Aの負極端子60aと第2の蓄電ユニット10Bの正極端子50bの間に介在させてもよい。
また、図14に示すように、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aを2箇所の折曲部62,63で折り曲げることに加えて、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aも2箇所の折曲部52,53で折り曲げてもよい。図14は本発明の第3実施形態における蓄電ユニットの電極端子同士の接合部分を示す拡大断面図である。
図15は本発明の第4実施形態における蓄電ユニットを示す分解斜視図、図16は本発明の第4実施形態における蓄電ユニットの電極端子同士の接合部分を示す拡大断面図である。
図15及び図16に示すように、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aに第1の折曲部62のみを形成すると共に、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aにも第1の折曲部52のみを形成し、電極端子60a,50a同士を接合することで、蓄電ユニットを構成してもよい。このような構成により、蓄電ユニットの占有体積の低減を図ることができる。また、このような構成により、第2の蓄電デバイス20Bと第1の蓄電デバイス20Aとを接続する配線長が最短となり、第1実施形態〜第3実施形態に示した蓄電ユニットよりも、電極端子60a,50aにおける配線抵抗を低減することができる。
具体的には、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aが根元部分で第1の蓄電デバイス20Aに向かって折り曲げられており、当該負極端子60aに第1の折曲部62のみが形成されている。同様に、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aも根元部分で第2の蓄電デバイス20Bに向かって折り曲げられており、当該正極端子60aにも第1の折曲部52のみが形成されている。そして、負極端子60aの第1の面(折り曲げない場合の下側の面に対応する面)601と、正極端子50aの第2の面(折り曲げない場合の下側の面に対応する面)502とが接触するように、電極端子60a,50a同士が接合されている。なお、負極端子60aの第2の面(折り曲げない場合の上側の面に対応)602と、正極端子50aの第1の面(折り曲げない場合の上側の面に対応する面)501とが接触するように、電極端子60a,50a同士を接合してもよい。
次に、以上に説明した蓄電モジュール1の製造方法について、図17〜図20(b)を参照しながら説明する。
図17は本実施形態における蓄電モジュールの製造方法を示す工程図である。図18(a)及び図18(b)は図17のステップS11を示す図であり、図18(a)は負極端子を折り曲げる前の状態を示し、図18(b)は負極端子を折り曲げている状態を示す。図19(a)及び図19(b)は図17のステップS13を示す図であり、図19(a)は電極端子を接合する前の状態を示し、図19(b)は電極端子を接合している状態を示す。
先ず、図17のステップS10において、第1の蓄電ユニット10Aを形成する。
具体的には、図17のステップS11において、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bを準備する。この際、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aには、2つの折曲部62,63を予め形成しておく。例えば、図18(a)及び図18(b)に示すように、負極端子60aを樹脂製の上型101及び下型102の間に挟み、負極端子60aを上型101及び下型102により上下両側から押圧することで、負極端子60aを塑性変形させて、負極端子60aに折曲部62,63を形成する。なお、負極端子60aに折曲部62,63を形成する方法は、上記に限定されず、例えば、作業者が手で負極端子60aを折り曲げてもよい。
なお、上述の図15及び図16に示す構成とする場合には、このステップS11において、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aに、第1の折曲部62のみを予め形成しておくと共に、第1の蓄電デバイスの正極端子60aにも第1の折曲部52のみを予め形成しておく。
次いで、図17のステップS12において、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bを相互に積み重ねる。
具体的には、第1の蓄電デバイス20Aに対して第2の蓄電デバイス20Bを反転させ、第1の蓄電デバイス20Aの電極端子50a,60aの導出方向と、第2の蓄電デバイス20Bの電極端子50a,60aの導出方向と、を実質的に同一としてから、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bの収容部421同士を接触させる(図4参照)。
次いで、図17のステップS13において、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aと、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aを接合する。
具体的には、図19(a)に示すように、先ず、電極端子50a,60aを相互に重ね合わせ、第2の折曲部63よりも先端側で、超音波溶接機のホーン111とアンビル112の間に当該電極端子50a,60aを挟む。この際、負極端子60aの第1の面601と、正極端子50aの第1の面501とが接触するように、電極端子60a,50a同士を重ねる。
次いで、図19(b)に示すように、ホーン111を押し付けながら振動させることで、電極端子50a,60aを接合する。これにより、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bが電気的に直列接続される。なお、電極端子50a,60aを上記の超音波溶接以外の溶接方法(例えば、抵抗溶接等)により接合してもよい。
なお、上述の被覆部材12,13で電極端子50a,60aを覆う場合には、このステップS13において、電極端子50a,60aを接合した後に、当該電極端子50a,60aを被覆部材12,13で被覆する。
また、上述の図15及び図16に示す構成とする場合には、このステップS13において、負極端子60aの第1の面601と、正極端子50aの第2の面502とを接触させた状態で、当該電極端子60a,50a同士を接合する。
以上のステップS11〜S13を経ることで第1の蓄電ユニット10Aが形成される。同様に、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eについて上記のステップS11〜S13をそれぞれ実行することで、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eが形成される。
第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eが準備されたら、図17のステップS20,S30において、これら5つの蓄電ユニット10A〜10Eを順次積み重ねると共に、電極端子を順次接合する(図2参照)。
具体的には、第1の蓄電ユニット10Aの第2の蓄電デバイス20Bの第2のシート部43と、第2の蓄電ユニット10Bの第1の蓄電デバイス20Aの第2のシート部43が接触するように、第1の蓄電ユニット10Aと第2の蓄電ユニット10Bを重ねる。この際、第1の蓄電ユニット10Aの全ての電極端子50a,60a,50a,60aの導出方向と、第2の蓄電ユニット10Bの全ての電極端子50b,60b,50b,60bの導出方向と、が実質的に同一となるように、第1の蓄電ユニット10Aと第2の蓄電ユニット10Bを重ねる。
ここで、本実施形態では、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aが根元部分に折り曲げ部62を有している。このため、第2のシート部43同士が接触するように第1及び第2の蓄電ユニット10A,10Bを重ねても、折り曲げ部62により電極端子50b,60aの間に所定の間隔が確保される。従って、蓄電モジュール1の組立作業中に、電極端子50b,60a同士が導通してしまうことがなく、蓄電デバイス20A,20Bの短絡が発生するのを抑制することができる。
これに対し、第2の蓄電デバイスの負極端子が折り曲げ部を有していない場合に、第2のシート部同士が接触するように蓄電デバイスを重ねると、第2のシート部はラミネートフィルムの厚さと同等の厚さしか有していないため、相互に対向する異極端子同士の間にはラミネートフィルムの2枚分の間隔しか確保されないこととなる。そのため、電モジュールの組立作業中に、当該異極端子同士が接触して、蓄電デバイスが短絡してしまうおそれがある。
次いで、図17のステップS30において、特に図示しないが、第1の蓄電ユニット10Aの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50aと、第2の蓄電ユニット10Bの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60bと、を接合する。正極端子50aと負極端子60bを接合する接合する手法としては、上述した超音波溶接や抵抗溶接等を例示することができる。
なお、上述の被覆部材11で電極端子50a,60bを覆う場合には、このステップS30において、電極端子50a,60bを接合した後に、当該電極端子50a,60bを被覆部材11で被覆する。
以上に説明した図17のステップS20,S30を、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eについても繰り返すことで、蓄電モジュール1が組み立てられる。
具体的には、図17のステップS20において、第2の蓄電ユニット10Bの第2の蓄電デバイス20Bの第2のシート部43と、第3の蓄電ユニット10Cの第1の蓄電デバイス20Aの第2のシート部43が接触するように、第2の蓄電ユニット10Bと第3の蓄電ユニット10Cを重ねる。次いで、図17のステップS30において、第2の蓄電ユニット10Bの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50bと、第3の蓄電ユニット10Cの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60cと、を接合する。
次いで、図17のステップS20において、第3の蓄電ユニット10Cの第2の蓄電デバイス20Bの第2のシート部43と、第4の蓄電ユニット10Dの第1の蓄電デバイス20Aの第2のシート部43と、が接触するように、第3の蓄電ユニット10Cと第4の蓄電ユニット10Dを重ねる。次いで、図17のステップS30において、第3の蓄電ユニット10Cの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50cと、第4の蓄電ユニット10Dの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60dと、を接合する。
次いで、図17のステップS20において、第4の蓄電ユニット10Dの第2の蓄電デバイス20Bの第2のシート部43と、第5の蓄電ユニット10Eの第1の蓄電デバイス20Bの第2のシート部43と、が接触するように、第4の蓄電ユニット10Dと第5の蓄電ユニット10Eを重ねる。次いで、図17のステップS30において、第4の蓄電ユニット10Dの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50dと、第5の蓄電ユニット10Eの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60eと、を接合する。
以上のステップを経ることで、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eが相互に積み重ねられと共に、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eが電気的に直列接続され、蓄電モジュール1が組み立てられる。
なお、下側の蓄電ユニット10A〜10Dの正極端子50a〜50dと、上側の蓄電ユニット10B〜10Eの負極端子60b〜60eと、を接続するタイミングは特に限定されない。例えば、全ての蓄電ユニット10A〜10Eを積層し終えた後に、下側の蓄電ユニット10A〜10Dの正極端子50a〜50dと、上側の蓄電ユニット10B〜10Eの負極端子60b〜60eと、をそれぞれ接合してもよい。
本実施形態における図17のステップS11が本発明における第1の工程の一例に相当し、本実施形態における図17のステップS12が本発明における第2の工程の一例に相当し、図17のステップS13が本発明における第3の工程の一例に相当する。また、図17のステップS20が本発明における第4の工程の一例に相当し、図17のステップS30が本発明における第5の工程の一例に相当する。
以上のように、本実施形態では、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bを積み重ねると共に、第2の蓄電デバイス20Bの折り曲げられた負極端子60a〜60eを第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50a〜50eに接合したものを、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eとして予め形成(ユニット化)しておく。そして、蓄電モジュール1を組み立てる際に、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eを積層すると共に当該第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eを電気的に接続する。
特に、本実施形態では、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60a〜60eを根元部分で予め折り曲げておく。これにより、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10E同士を積み重ねる際に、負極端子60a〜60dと、正極端子50b〜50eとの間に所定の間隔を確保することができる。このため、蓄電デバイス20A,20Bが、全ての電極端子が同じ方向に導出していると共に、外装体40が一方の側のみに凸状の収容部421を持つタイプである場合であっても、蓄電モジュール1を組み立てる際に、蓄電デバイス20A,20Bの短絡の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eのユニット化に伴って、第2の蓄電デバイス20Bの折り曲げられた負極端子60a〜60eが、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50a〜50eに予め固定されている。このため、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10E同士を積み重ねる際に、正極端子50b〜50eに対する負極端子60a〜60dの接近が抑制されるので、蓄電モジュール1の組立時における蓄電デバイス20A,20Bの短絡の発生を一層抑制することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上述の実施形態では、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bを、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eとして予めユニット化するように説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、図20に示す方法により、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bを交互に積み重ねると共に、対向する異極端子同士を順次接合することで、蓄電モジュール1を組み立ててもよい。図20は本実施形態における蓄電モジュールの製造方法の変形例を示す工程図である。
具体的には、先ず、図20のステップS110において、蓄電モジュール1の形成に必要な数の第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bをそれぞれ準備する。なお、本実施形態では、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60a〜60eは、このステップS110の時点で折り曲げられているが、特にこれに限定されない。それぞれの第2の蓄電デバイス20Bに対するステップS120の実行の前に、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60a〜60eが予め折り曲げられていればよい。
次いで、図20のステップS120において、第2の蓄電デバイス20Bを第1の蓄電デバイス20Aに対して反転させた状態で、収容部421同士が接触するように、第2の蓄電デバイス20Bを第1の蓄電デバイス20Aに重ねる。
次いで、図20のステップS130において、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aを、収容部421で接触する第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aに接合する。なお、電極端子60a,50aを接合する接合する手法としては、上述した超音波溶接や抵抗溶接等を例示することができる。
なお、上述の被覆部材12,13で電極端子60a,50aを覆う場合には、このステップS130において、電極端子60a,50aを接合した後に、当該電極端子60a,50aを被覆部材12,13で被覆する。
次いで、図20のステップS140において、第1の蓄電デバイス20Aを第2の蓄電デバイス20Bに対して反転させた状態で、第2のシート部43同士が接触するように、第1の蓄電デバイス20Aを第2の蓄電デバイス20Bに重ねる。
次いで、図20のステップS150において、第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50aを、第2のシート部43で接触している第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60bに接合する。なお、電極端子0a,60bを接合する接合する手法としては、上述した超音波溶接や抵抗溶接等を例示することができる。
なお、上述の被覆部材11で電極端子50a,60bを覆う場合には、このステップS150において、電極端子0a,60bを接合した後に、当該電極端子0a,60bを被覆部材11で被覆する。
以上に説明した図20のステップS120〜S150を、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bの数に相当する回数繰り返すことで、蓄電モジュール1が組み立てられる。
なお、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60a〜60eと、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50a〜50eと、を接合するタイミングは特に限定されない。例えば、全ての蓄電デバイス20A,20Bを積層し終えた後に、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60a〜60eと、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50a〜50eと、をそれぞれ接合してもよい。
また、第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50a〜50dと、第1の蓄電デバイス20Aの負極電極端子60b〜60eと、を接合するタイミングも特に限定されない。例えば、全ての蓄電デバイス20A,20Bを積層し終えた後に、第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50a〜50dと、第1の蓄電デバイス20Aの負極電極端子60b〜60eと、をそれぞれ接合してもよい。
図20に示す製法を採用した場合であっても、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60a〜60eが根元部分で予め折り曲げられているので、蓄電デバイス20A,20Bを積み重ねる際に、負極端子60a〜60dと、正極端子50b〜50eとの間に所定の間隔を確保することができる。このため、蓄電モジュール1の組立時における蓄電デバイス20A,20Bの短絡の発生抑制の効果を得ることができる。
本実施形態における図20のステップS110が本発明における第6の工程の一例に相当し、本実施形態における図20のステップS120が本発明における第7の工程の一例に相当し、本実施形態における図20のステップS130が本発明における第8の工程の一例に相当し、本実施形態における図20のステップS140が本発明における第9の工程の一例に相当し、本実施形態における図20のステップS150が本発明における第10の工程の一例に相当する。
また、上述の実施形態では、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aを折り曲げたが、特にこれに限定されない。例えば、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aの形状は平坦なままとし、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aを折り曲げてもよい。
1…蓄電モジュール
10A〜10E…第1〜第5の蓄電ユニット
11〜13…被覆部材
20A,20B…第1,第2の蓄電デバイス
30…電極積層体
31…正極板
311…正極集電体
312…本体部
313…リード部
314…正極層
32…負極板
321…負極集電体
322…本体部
323…リード部
324…負極層
33…セパレータ
34…リチウム極
341…リチウム極集電体
342…本体部
343…リード部
344…リチウム層
40…外装体
41…ラミネートフィルム
41a…金属箔
41b…第1の樹脂フィルム
41c…第2の樹脂フィルム
42…第1のシート部
421…収容部
422…フランジ部
43…第2のシート部
44…折り返し部
45…短辺
50a〜50e…正極端子
501…第1の面
502…第2の面
51…シーラント樹脂層
52…第1の折曲部
53…第2の折曲部
60a〜60e…負極端子
601…第1の面
602…第2の面
61…シーラント樹脂層
62…第1の折曲部
63…第2の折曲部
101…上型
102…下型
111…ホーン
112…アンビル
本発明は、相互に重ねられた2つの蓄電デバイスを備えた蓄電ユニット及び蓄電モジュールに関するものである。
本発明が解決しようとする課題は、蓄電モジュールの組立時に蓄電デバイスの短絡の発生を抑制することのできる蓄電ユニット及び蓄電モジュールを提供することである。
[1]本発明に係る蓄電ユニットは、相互に重ねられた第1及び第2の蓄電デバイスを備えた蓄電ユニットであって、前記第1及び前記第2の蓄電デバイスのそれぞれは、電極積層体と、前記電極積層体を収容して封止する外装体と、前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体から実質的に同一の方向に引き出されている第1及び第2の電極端子と、を備え、前記外装体は、前記電極積層体を包む凸状の収容部を有する第1のシート部と、実質的に平坦であり、前記電極積層体を介して前記第1のシート部が重ねられた第2のシート部と、を含み、前記第1及び前記第2の蓄電デバイスは、前記収容部同士が接触するように相互に重ねられており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記第1の蓄電デバイスに向かって根元部分で折り曲がる第1の折曲部と、前記根元部分よりも先端側で前記第1の折曲部とは反対の方向に折り曲がり又は湾曲する第2の折曲部と、を有し、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、平坦な形状を有しており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合されている蓄電ユニットである。
]本発明に係る蓄電モジュールは、上記の複数の蓄電ユニットを備えた蓄電モジュールであって、複数の前記蓄電ユニットは、前記第2のシート部同士が接触するように相互に重ねられており、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスに重ねられた他の前記蓄電ユニットの前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合されている蓄電モジュールである。
]本発明に係る蓄電モジュールは、交互に重ねられた複数の第1及び第2の蓄電デバイスを備えた蓄電モジュールであって、前記第1及び前記第2の蓄電デバイスのそれぞれは、電極積層体と、前記電極積層体を収容して封止する外装体と、前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体から実質的に同一の方向に引き出されている第1及び第2の電極端子と、を備え、前記外装体は、前記電極積層体を包む凸状の収容部を有する第1のシート部と、実質的に平坦であり、前記電極積層体を介して前記第1のシート部が重ねられた第2のシート部と、を含み、それぞれの前記第2の蓄電デバイスは、前記第1の蓄電デバイスに対して反転した状態で、前記第1の蓄電デバイスに重ねられており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、根元部分で折り曲がる第1の折曲部と、前記根元部分よりも先端側で前記第1の折曲部とは反対の方向に折り曲がり又は湾曲する第2の折曲部と、を有し、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、平坦な形状を有しており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記収容部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合され、前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、前記第2のシート部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合されている蓄電モジュールである。
]上記発明において、相互に接合された前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子と前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、電気絶縁性を有する被覆部材で覆われており、前記被覆部材は、前記第1及び前記第2の電極端子における前記第2の電極端子の先端から前記第2の折曲部までの間の部分を覆う第1の被覆部材と、前記第1及び前記第2の電極端子における前記第2の折曲部から前記第1の折曲部までの間の部分を覆う第2の被覆部材と、から構成されていてもよい。
本発明は、相互に重ねられた2つの蓄電デバイスを備えた蓄電モジュールに関するものである。
本発明が解決しようとする課題は、蓄電モジュールの組立時に蓄電デバイスの短絡の発生を抑制することのできる蓄電モジュールを提供することである。
本発明に係る蓄電モジュールは相互に重ねられた第1及び第2の蓄電デバイスを備えた蓄電ユニットを複数備えた蓄電モジュールであって、前記第1及び前記第2の蓄電デバイスのそれぞれは、電極積層体と、前記電極積層体を収容して封止する外装体と、前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体から実質的に同一の方向に引き出されている第1及び第2の電極端子と、を備え、前記外装体は、前記電極積層体を包む凸状の収容部を有する第1のシート部と、実質的に平坦であり、前記電極積層体を介して前記第1のシート部が重ねられた第2のシート部と、を含み、前記第1及び前記第2の蓄電デバイスは、前記収容部同士が接触するように相互に重ねられており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記第1の蓄電デバイスに向かって根元部分で折り曲がる第1の折曲部と、前記根元部分よりも先端側で前記第1の折曲部とは反対の方向に折り曲がり又は湾曲する第2の折曲部と、を有し、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、平坦な形状を有しており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合されており、複数の前記蓄電ユニットは、前記第2のシート部同士が接触するように相互に重ねられており、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスに重ねられた他の前記蓄電ユニットの前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合されており、相互に接合された前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子と前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子とは、電気絶縁性を有する被覆部材で覆われており、前記被覆部材は、前記第1及び前記第2の電極端子における前記第2の電極端子の先端から前記第2の折曲部までの間の部分を覆う第1の被覆部材と、前記第1及び前記第2の電極端子における前記第2の折曲部から前記第1の折曲部までの間の部分を覆う第2の被覆部材と、から構成されている蓄電モジュールである
[2]本発明に係る蓄電モジュールは、交互に重ねられた複数の第1及び第2の蓄電デバイスを備えた蓄電モジュールであって、前記第1及び前記第2の蓄電デバイスのそれぞれは、電極積層体と、前記電極積層体を収容して封止する外装体と、前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体から実質的に同一の方向に引き出されている第1及び第2の電極端子と、を備え、前記外装体は、前記電極積層体を包む凸状の収容部を有する第1のシート部と、実質的に平坦であり、前記電極積層体を介して前記第1のシート部が重ねられた第2のシート部と、を含み、それぞれの前記第2の蓄電デバイスは、前記第1の蓄電デバイスに対して反転した状態で、前記第1の蓄電デバイスに重ねられており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、根元部分で折り曲がる第1の折曲部と、前記根元部分よりも先端側で前記第1の折曲部とは反対の方向に折り曲がり又は湾曲する第2の折曲部と、を有し、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、平坦な形状を有しており、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記収容部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合され、前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、前記第2のシート部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合されており、相互に接合された前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子と前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子とは、電気絶縁性を有する被覆部材で覆われており、前記被覆部材は、前記第1及び前記第2の電極端子における前記第2の電極端子の先端から前記第2の折曲部までの間の部分を覆う第1の被覆部材と、前記第1及び前記第2の電極端子における前記第2の折曲部から前記第1の折曲部までの間の部分を覆う第2の被覆部材と、から構成されている蓄電モジュールである。

Claims (11)

  1. 相互に重ねられた第1及び第2の蓄電デバイスを備えた蓄電ユニットであって、
    前記第1及び前記第2の蓄電デバイスのそれぞれは、
    電極積層体と、
    前記電極積層体を収容して封止する外装体と、
    前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体から実質的に同一の方向に引き出されている第1及び第2の電極端子と、を備え、
    前記外装体は、
    前記電極積層体を包む凸状の収容部を有する第1のシート部と、
    実質的に平坦であり、前記電極積層体を介して前記第1のシート部が重ねられた第2のシート部と、を含み、
    前記第1及び前記第2の蓄電デバイスは、前記収容部同士が接触するように相互に重ねられており、
    前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記第1の蓄電デバイスに向かって根元部分で折り曲げられ、
    前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合されている蓄電ユニット。
  2. 請求項1に記載の蓄電ユニットであって、
    前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合された前記第1の電極端子も、前記第2の蓄電デバイスに向かって根元部分で折り曲げられている蓄電ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の複数の蓄電ユニットを備えた蓄電モジュールであって、
    複数の前記蓄電ユニットは、前記第2のシート部同士が接触するように相互に重ねられており、
    前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスに重ねられた他の前記蓄電ユニットの前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合されている蓄電モジュール。
  4. 交互に重ねられた複数の第1及び第2の蓄電デバイスを備えた蓄電モジュールであって、
    前記第1及び前記第2の蓄電デバイスのそれぞれは、
    電極積層体と、
    前記電極積層体を収容して封止する外装体と、
    前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体から実質的に同一の方向に引き出されている第1及び第2の電極端子と、を備え、
    前記外装体は、
    前記電極積層体を包む凸状の収容部を有する第1のシート部と、
    実質的に平坦であり、前記電極積層体を介して前記第1のシート部が重ねられた第2のシート部と、を含み、
    それぞれの前記第2の蓄電デバイスは、前記第1の蓄電デバイスに対して反転した状態で、前記第1の蓄電デバイスに重ねられており、
    前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子は、根元部分で折り曲げられており、前記収容部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合され、
    前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子は、前記第2のシート部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合されている蓄電モジュール。
  5. 請求項4に記載の蓄電モジュールであって、
    前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合された前記第1の電極端子も、根元部分で折り曲げられている蓄電モジュール。
  6. 請求項3〜5のいずれか一項に記載の蓄電モジュールであって、
    相互に接合された前記第1及び前記第2の電極端子は、電気絶縁性を有する被覆部材で覆われている蓄電モジュール。
  7. 請求項1又は2に記載の蓄電ユニットの製造方法であって、
    前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスを準備する第1の工程と、
    前記収容部同士が接触するように前記第1及び前記第2の蓄電デバイスを重ねる第2の工程と、
    前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子を、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合する第3の工程と、を備えており、
    前記第1の工程は、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子を根元部分で折り曲げることを含む蓄電ユニットの製造方法。
  8. 請求項7に記載の蓄電ユニットの製造方法であって、
    前記第1の工程は、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子を根元部分で折り曲げることを含む蓄電ユニットの製造方法。
  9. 請求項7又は8に記載の方法で製造された複数の蓄電ユニットを備えた蓄電モジュールの製造方法であって、
    前記第2のシート部同士が接触するように複数の前記蓄電ユニットを重ねる第4の工程と、
    前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子を、前記蓄電ユニットの前記第2の蓄電デバイスに重ねられた他の前記蓄電ユニットの前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合する第5の工程と、を備えた蓄電モジュールの製造方法。
  10. 請求項4に記載の蓄電モジュールの製造方法であって、
    前記第1の蓄電デバイスと前記第2の蓄電デバイスを準備する第6の工程と、
    前記収容部同士が接触するように、前記第2の蓄電デバイスを前記第1の蓄電デバイスに対して反転させた状態で、前記第1の蓄電デバイスに重ねる第7の工程と、
    前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子を、前記収容部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子に接合する第8の工程と、
    前記第2のシート部同士が接触するように、前記第1の蓄電デバイスを前記第2の蓄電デバイスに対して反転させた状態で、前記第1の蓄電デバイスを前記第2の蓄電デバイスに重ねる第9の工程と、
    前記第2の蓄電デバイスの前記第1の電極端子を、前記第2のシート部で接触する前記第1の蓄電デバイスの前記第2の電極端子に接合する第10の工程と、を備えており、
    前記第6の工程は、前記第2の蓄電デバイスの前記第2の電極端子を根元部分で折り曲げることを含む蓄電モジュールの製造方法。
  11. 請求項10に記載の蓄電モジュールの製造方法であって、
    前記第6の工程は、前記第1の蓄電デバイスの前記第1の電極端子を根元部分で折り曲げることを含む蓄電モジュールの製造方法。
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