JP5074994B2 - 電気化学デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池や電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイスに関する。
近年、携帯電話,デジタルスチルカメラ,ノートパソコン等の電気機器や、ハイブリッド電気自動車においては、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池、更に電気二重層キャパシタやレドックスキャパシタ等の電気化学キャパシタなどの、電荷を蓄積することができる、いわゆる電気化学デバイスが広く用いられている。
従来のこの種の電気化学デバイスとして、例えば、下記特許文献1には、リード端子が接続された正極シートと、セパレータと、同じくリード端子が接続された負極シートとを積層して構成された積層体を、非水電解液に含浸させた状態とし、この積層体を外装体に収納した電気化学デバイスが開示されている。図12には、特許文献1の電気化学デバイスが示されているが、前記外装体3は、2枚の金属ラミネート材1,2を貼り合わされると共に一側辺が開口した形状をなしており(図12(b)参照)、この外装体3に積層体のリード端子4を開口部から突出するように収納して、外装体3の開口部を熱溶着することにより、外装体3の左右両側片からリード端子4が引き出された状態で、開口部が封止されている(図12(a)参照)。
また、下記特許文献2には、図13に示すように、一組の分極性電極5,5を、セパレータ6を介して相対向させると共に、各分極性電極5,5の外側に集電体5a,5aを介して、分極性電極5,5に重なるようにしてリード取り出し部材7,7を設け、これにシート部材8によって、リード取り出し部材7,7の一部が露出するようにラミネートして構成された電気二重層キャパシタが開示されている。
更に、下記特許文献3には、ゲル電解質又はセパレータを間に介在させて、分極性電極を接着した集電金属を対向させると共にこれらの間に電解液を添加し、更に、その外側からラミネートフィルムにより挟み込み4辺の熱シール部をヒートシールしてなる電気二重層キャパシタにおいて、前記ラミネートフィルムの熱シール部には予め窓部を設けておき、当該窓部から前記集電金属の一部を陽極又は陰極端子として露出させたものが開示されている。
更にまた、下記特許文献4には、アルミニウム端子の形の導電性基板を、多層体で被覆する構造であって、多層体が、導電性基板を覆うポリマー層と、該ポリマー層の外側に接合された導電アルミニウム層とを少なくとも有し、多層体を貫通する開口部が設けられていて、この開口部の内周端縁がグロメットによって絶縁されたものが開示されている。
特開2006−210201号公報 特許第3005992号公報 特開2002−343681号公報 特表2004−515084号公報
上記特許文献1の電気化学デバイスの場合、外装体3の開口した一側辺からリード端子4を引き出した状態で、開口部が熱溶着されるので、図12(b)に示すように、リード端子4の左右両側部と、金属ラミネート材1,2内周との間に、段差のような隙間Sが生じ易く、外装体3の開口部をしっかりとシールさせることは難しい。
また、上記特許文献2の場合は、電気化学デバイスとして機能する、分極性電極5,5及び集電体5a,5aに重なる部分に、リード取り出し部材7,7がそれぞれ設けられていて、これが露出するように構成されている。この場合、分極性電極5や集電体5aに対する悪影響を考慮すると、シート部材8のリード取り出し部材7の露出部分の周縁を、加熱加圧して溶着する手段を採用することは難しく、生産性等に問題が生じる。
更に、上記特許文献3の電気二重層キャパシタは、ラミネートフィルムの熱シール部に窓部を設けておき、当該窓部から集電金属の一部を陽極又は陰極端子として露出させているが、集電金属は比較的薄い金属箔からなることが多く、これをそのまま陽極又は陰極端子としていて、窓部から外部への引き出しの構造が考慮されていないという問題があった。
更にまた、上記特許文献4の導電性基板と多層体との接続構造においては、多層体を貫通する開口部の内周端縁をグロメットによって絶縁しているが、回路基板への実装などの際にグロメットが変形しないように工程管理する必要があり問題となる。
したがって、本発明は、積層体とこれを収容する封止体とを密閉状態で封止して、そのシール性を向上させることができると共に、生産性や信頼性のよい封止手段を採用することができる、電気化学デバイスを提供することを目的とする。
本発明の電気化学デバイスは、極性の異なる一対の電極と、該一対の電極の間に介在されるセパレータと、を有する単位積層体を一層又は複数層積層して、前記一対の電極間に電解質を含有させて封止体内に封入させてなる。そして、前記一対の電極は、それぞれの電極の重なり領域と、該重なり領域から突出する引き出し部分とを有し、一方の極性における電極の引き出し部分と、他方の極性における電極の引き出し部分は、それぞれ異なる位置に引き出されている。前記単位積層体が複数層積層されている場合には、同じ極性の電極の引き出し部分同士が整合するように配設されており、前記各電極の引き出し部分は対応する端子電極にそれぞれ接続されている。そして、前記封止体は、少なくとも2層の絶縁層と、これらの絶縁層の間に挟まれた金属層とで構成されている。また、前記封止体の前記端子電極のそれぞれが配設された部分に対応して開口部が設けられ、該開口部は、前記絶縁層及び前記金属層を貫通している。また、開口部を構成する前記金属層の開口部分の寸法は、前記絶縁層の開口部分の寸法よりも大きく形成されており、前記開口部の内周で前記金属層を挟む両側の絶縁層の開口部分周縁が接合され、前記金属層が前記開口部の内周において前記両側の絶縁層によって被覆された状態となっている。また、前記端子電極は、前記単位積層体の電極の引き出し部分に接続された板状の内部端子と、前記封止体の開口部の外側に配設された外側板部及び、前記外側板部から前記開口部を挿通して前記内部端子に接続する連結部を備える外部端子とで構成され、前記内部端子は、前記封止体の内側絶縁層に、溶着及び接着から選ばれる手段で接合されており、前記外部端子の外側板部は、前記封止体の外側絶縁層に、溶着及び接着から選ばれる手段で接合されている。そして、前記端子電極と前記絶縁層の開口部周縁とが接合されて封止されると共に、前記端子電極が前記開口部から導出している構成とされている。このような構成により上記目的が達成される。
本発明によれば、封止体が少なくとも2層の絶縁層と、これらの絶縁層の間に挟まれた金属層とで構成されているので、強度や気密性を高めることができると共に、封止体の金属層を露出させない構成としたので、端子電極と金属層とのショートを防ぐことができ、極性の異なる電極間のショートの恐れが無く、製造時の歩留まりを向上させることができると共に、信頼性の高い電気化学デバイスを提供することができる。また、封止体の内側の開口部周縁が端子電極に接合されることにより、気密性が保持されているので、高いシール性を得ることができ、封止体内に充填された電解液等が封止体から液漏れしたり、水分等が封止体内に侵入したりすることを防止できる。
また、各端子電極が位置する部分は、電気化学デバイスとして機能する、一対の電極やセパレータが重なった領域ではないので、加熱加圧して溶着するなどの生産性や信頼性のよい封止手段を採用できる。
更に、各電極の引き出し部分を端子電極に接合し、この端子電極の一部を封止体の開口部から導出させて端子部としたので、電極の引き出し部分(集電金属の一部)をそのまま陽極又は陰極端子として導出させた場合に比べて、端子としての強度を高めて耐久性を向上させることができる。また、単位積層体が複数層積層して構成されている場合には、同じ極性の電極の引き出し部分を集めて端子電極に接続することができるので、製造時の作業性も良好になる。
また、端子電極を内部端子と外部端子とで構成することにより、端子電極の強度が更に向上すると共に、封止体の開口部の外側面を覆う外部端子を設けたことにより、回路基板等への接続作業をしやすくすることができる。
この場合の一つの好ましい態様では、前記内部端子の一方の面を覆う前記封止体に前記開口部が形成され、該外部端子が前記開口部を通して前記内部端子に接続されている。この態様によれば、封止体の開口部をできるだけ小さくして、信頼性を高めることができる。
また、別の好ましい態様では、前記内部端子の両面を覆う前記封止体にそれぞれ前記開口部が形成され、該開口部の外側面を覆うようにそれぞれ前記外部端子が配置されて、該各外部端子が前記内部端子に接続されている。この態様によれば、電気化学デバイスの両面に外部端子が配置されるので、電気化学デバイスを収容する電気部品の接続端子の取り付け位置や構造の自由度を高めることができる。
この場合、前記内部端子の両面を覆う前記封止体の対応する開口部にそれぞれ装着された前記外部端子が、前記封止体の周縁で折り返されて互いに連結されていることが、更に好ましい。この態様によれば、電気化学デバイスの両面に配置された対応する外部端子が互いに連結されて一体化されているので、外部端子の取付け強度を更に増すことができると共に、他の電気部品との接続を容易にすることができる。
また、本発明の電気化学デバイスにおいては、前記内部端子の両面を覆う前記封止体の対応する開口部にそれぞれ装着された前記外部端子が、前記内部端子を貫通して互いに連結されていることが好ましい。この態様によれば、対応する外部端子が、内部端子を貫通して互いに連結されていることにより、外部端子の取付け強度を更に増すことができる。
また、本発明の電気化学デバイスにおいては、前記外部端子は、前記封止体の開口部の外側に配設された外側板部と、前記内部端子の前記開口部の反対側の面に添設された内側板部と、前記内部端子を貫通して前記外側板部と前記内側板部とを接続する連結部とで構成されていることが好ましい。この場合、前記内側板部の外径が、前記外側板部の外径よりも小さくされていることが好ましい。
また、本発明の電気化学デバイスにおいては、前記外部端子は、前記封止体の開口部の外側に配設された外側板部と、前記内部端子の前記開口部側の面に添設された内側板部と、前記外側板部と前記内側板部とを接続する連結部とで構成されていることが好ましい。
上記態様においては、外部端子の外側板部と内側板部とで内部端子及び封止体を挟持して取付けられるので、外部端子の取付け強度を更に増すことができる。
本発明は封止体が少なくとも2層の絶縁層と、これらの絶縁層の間に挟まれた金属層とで構成されているので、強度や気密性を高めることができる。また、封止体の金属層を露出させない構成としたので、電極間のショートの恐れが無く、信頼性の高い電気化学デバイスを提供することができる。また、封止体の内側の開口部周縁が端子電極に接合されることにより、気密性が保持されるので、高いシール性を得ることができ、封止体内に充填された電解液等が封止体から液漏れしたり、水分等が封止体内に侵入したりすることを防止できる。
また、各端子電極が位置する部分は、電気化学デバイスとして機能する、一対の電極やセパレータが重なった領域ではないので、加熱加圧して溶着するなどの生産性や信頼性のよい封止手段を採用できる。
本発明の電気デバイスは、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池、更に電気二重層キャパシタやレドックスキャパシタ等の電気化学キャパシタなどの、電荷を蓄積すると共に、その電荷を必要に応じて放出するためのもので、携帯電話,デジタルスチルカメラ,ノートパソコン等の電気機器や、ハイブリッド電気自動車等に、好適に利用される。
以下、本発明を電気化学デバイスの一種である電気化学キャパシタに適用した実施形態を挙げて説明する。
図1〜3には、電気二重層キャパシタに適用した本発明の電気化学デバイスの第1実施形態が示されている。
図1,2に示すように、この電気化学デバイス10aは、集電体13bと、その表面に形成された分極性電極13aとで構成される電極13を有している。ここで、集電体13bとしては、例えばアルミニウム箔、分極性電極の表面にプラズマ溶射法や薄膜形成法により形成された金属層、導電性ゴム、導電性カーボンペースト、金属繊維、金属メッシュ等が用いられる。なお、金属としては、アルミニウム,タンタル,ニオブ,チタン,ハフニウム,ジルコニウム,亜鉛,タングステン,ビスマス,アンチモン等の、いわゆるバルブ金属(弁金属、バルブメタルともいう)を用いることができる。また、分極性電極13aとしては、表面積の大きな活性炭等の多孔質材料や、炭素繊維等が用いられる。
各電極13間には、セパレータ15が配置されている。セパレータ15は、正極の分極性電極13aと負極の分極性電極13aとを絶縁すると共に、一対の電極13,13間の電解液(電解質が溶媒に溶解した液あるいは電解質のイオン液体)中のイオンを移動可能とする部材で、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、セルロース、アラミド樹脂等、或いは、それらを混合させた多孔性ポリマーフィルムや不織布等が用いられる。
また、一対の電極13間には、図示しない電解液が充填される。電解質としては、例えば、テトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレート(EtNBF)や、下式(i)で表される化合物等が採用される。
[RN]・・・(i)
(式中、R〜Rは、不飽和結合,エーテル結合,アミド結合,又はエステル結合を有してもよい炭素数1〜6の(置換)アルキル基、又は、分子中に窒素原子を有してもよい炭素数4〜6の(複素)脂環式基を表し、Xは、ClO 、BF 、PF 、(CFSO、CFSO 、CSO から選ばれた陰イオンを表す。)
上記電解質がプロピレンカーボネート(PC)、アセトニトリル、メトキシアセトニトリル、3−メトキシプロピオニトリル、γ−ブチロラクトン、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、エチレンカーボネート、スルホラン、3−メチルスルホラン等の溶媒により溶解されることにより、電解液が形成されて、これが一対の電極13,13間に含有されるようになっている。なお、弗素を含む電解質を含む電解液は、水分が侵入すると弗酸を生じ、集電体13bを腐食させる虞れがあるため、後述する封止体20で厳密に封入する必要がある。
そして、一対の電極13と、それらの間に配置されたセパレータ15と、を有し、一対の電極13間に含有された電解質とによって、単位積層体11が構成されている。一対の電極13間に正負の電圧を引加すると、電解液中のイオンが移動して、分極性電極13aの活性炭等の表面に集合し、電気二重層が形成される。この電気二重層がキャパシタとなり、充電がなされる。
単位積層体11は、最低限1層有する必要があるが、充電容量を増大させるために、単位積層体11を複数層積層して、1個の電気化学デバイスを構成することが好ましい。この実施形態の場合は、最外層に配置された1対の集電体13bは、その内側となる片面のみに分極性電極13aが形成されているが、内側に配置された2枚の集電体13bは、それらの両面に分極性電極13aが形成されて、例えば下面の分極性電極13aは下方の単位積層体11の構成層となり、上面の分極性電極は上方の単位積層体11の構成層となっている。こうして積層された電極13は、交互に極性の異なる電極となり、一対の電極13の間にセパレータ15が配置された単位積層体11を構成している。この実施形態では、合計3層の単位積層体11が積層された構造をなしている。
また、図1(b)及び図2に示すように、集電体13bは、重なり領域16と、長手方向の一方に突出した引き出し部分17とを有している。そして、分極性電極13aは、集電体13bの重なり領域16のみに形成されている。なお、セパレータ15は、上記重なり領域16よりもやや広く形成されているが、引き出し部分17よりは短くなっている。このため、各電極13は、集電体13bが交互に反対方向に突出してなる引き出し部分17を有している。
そして、これらの引き出し部分17を接続する2つの端子電極18が設けられている。この端子電極18は、内部端子18aと外部端子18bとで構成されている。長手方向の片方に突出した引き出し部分17同士は、一方の端子電極18の内部端子18aに溶接、半田付け等の手段によって接続され、上記と反対側に突出した引き出し部分17同士は、他方の端子電極18の内部端子18aに同じく溶接、半田付け等の手段によって接続されている。
上記のように構成された複数の単位積層体11,11からなる積層物は、封止体20に封入されている。この実施形態の場合、図3(a)に示すように、封止体20は、少なくとも前記単位積層体11よりも長く、かつ、幅広とされた一対のフィルム部材21,21からなっており、一方のフィルム部材21の長手方向両端部には、略長方形状をなした開口部23,23がそれぞれ設けられている。各開口部23,23は、一対のフィルム部材21,21により、複数の単位積層体11,11を挟み込んだときに、各電極13の引き出し部分17に接続された端子電極18,18に整合する位置に形成されている。この場合、前述したように、端子電極18は、内部端子18aと外部端子18bとで構成されており、各電極13の引き出し部分17に接続された内部端子18aが封止体20の内側に配置され、外部端子18bが封止体20の外側に配置されて、上記開口部23を通して、内部電極18aと外部電極18bとが接合されている。この端子電極18により各種電気機器等の接続端子を接続可能になっている。
また、封止体20を構成する各フィルム部材21は、図1(b)に示すように、内側絶縁層21aと、外側絶縁層21bと、それらの間に挟持された金属層21cとで構成されている。この場合、内側絶縁層21a及び外側絶縁層21bは、1層に限らず、2層以上で構成されていてもよい。本発明では、封止体20を構成するフィルム部材21は、上記のように、金属層21cを挟んで、少なくとも2層の絶縁層21a、21bを有しているので、下層は接着性や電解液耐性、上層は被覆形状維持というように役割を分担することができ、生産プロセスの条件範囲を広くしたり、素子信頼性を向上させることができる。これに対して、前記特許文献4の場合、グロメットは一つの材料で形成され、接着層を兼ねていて、接着性とアルミ部被覆形状維持の両方を一つの材料に求められるため、生産プロセスの条件範囲が制限される可能性がある。
一方のフィルム部材21の内部端子18a及び外部端子18bが配置される部分には、前記開口部23が形成されているが、内側絶縁層21a及び外側絶縁層21bに設けた開口部23の内径よりも、金属層21cに設けた開口部23aの内径の方が大きくされており、内側絶縁層21a及び外側絶縁層21bが、開口部23の内周縁で互いに接合されている。その結果、開口部23の内周には、金属層34が露出しないようになっている。
なお、内側絶縁層21a及び外側絶縁層21bとしては、例えばポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、あるいはこれらの積層物(例えば、ナイロンをベース材とし、シーラントとしてポリプロピレンを積層させ、これらをポリエチレンテレフタレートや、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂等で挟み込んだ構成)が好ましく用いられる。フィルム部材21を溶着によって接合する場合には、少なくとも内面に熱溶着可能な樹脂層が設けられるようにすることが好ましい。また、金属層21cとしては、アルミニウム等が好ましく用いられる。
次に、上記構成からなる本発明の電気化学デバイスの製造方法について説明すると、まず、所定の組成でペースト状に形成された分極性電極材料を、集電体13bの片面又は両面(最外層に配置されるものは片面、内側に配置されるものは両面)に所定厚さで塗布し、分極性電極13aを形成する。こうして電極13を構成すると共に、これらの電極13,13間に所定のセパレータ15を配置する。そして、図2に示すように、各構成部材を所定長さ重なり合うようして、積層させて重なり領域16を形成する。その後、集電体13bの同じ側に引き出された整合する引き出し部分17同士を、対応する内側端子18aに溶接、半田付け等の手段によって接合する。
次に、上記工程により接合された複数の単位積層体からなる積層物を、図3(a)に示す一対のフィルム部材21,21によって挟み込んで、一方のフィルム部材21の開口部23,23に内側端子18a,18aをそれぞれ整合させると共に、一対のフィルム部材21,21の周縁部同士を重ね合わせる。その状態で、図1(a)の二点鎖線で示すように、周縁部の左右両辺及び上辺を溶着すると共に、開口部23,23の内周縁も各内側端子18a,18aに接合させ、更に開口した下辺から電解液を注入して、これを各分極性電極13aに含浸させた後、同下辺を溶着する。これにより、封止体20の全周が封止されると共に、開口部23,23の内周縁も封止される。更に、同開口部23,23から露出する内側端子18a,18aの一部に、外側端子18b、18b(図1(b)参照)を接続することにより、端子電極18を構成して、電気化学デバイス10を製造することができる。
なお、封止体20は、図3(b)に示すように、縦長の一枚のフィルム部材21aの中間部を、折曲線Fを介して折り曲げて、その周縁部を溶着して形成してもよい。
上記のように製造された本発明の電気化学デバイス10aによれば、内側端子18aの一部が、封止体20の端縁から突出することなく、封止体20の開口部23から露出し、この開口部23の内周縁が内側端子18aに接合されて気密性が保持されている。この後に外部端子18bを接続することから、前述した特許文献1のように(図12参照)、端子電極18の取出し部における封止体20の内側と端子電極18との間に段差のような隙間が生じにくく、高いシール性を得ることができ、封止体20内に充填された電解液等が封止体から液漏れしたり、水分等が封止体20内に侵入したりすることを防止できる。
また、この電気化学デバイス10aにおいては、一対の電極13に重なり領域16と、引き出し部分17とを設けて、重なり領域16に重ならない位置に、端子電極18が配置されている。すなわち、各端子電極(内側板部)18が位置する部分は、電気化学デバイスとして機能する、一対の電極13,13やセパレータ15が重なった部分ではないので、加熱加圧して溶着するなどの生産性や信頼性のよい封止手段を採用することができる。
更に、この実施形態においては、各端子電極18,18の一部を導出させる開口部23,23が、封止体20の同じ主面に形成されているので、電気化学デバイスを収容する電気部品や電気機器の接続端子を、収容部の同じ面に配置することができる。
なお、電気部品等の接続端子に端子部が接続された電気化学デバイス10aは、電界が印加されると、各単位積層体11の一対の分極性電極13a,13aの界面に、電解液中のプラスイオン又はマイナスイオンが吸着して、電気二重層が形成されて充電が行われることになる。
図4及び図5には、本発明の電気化学デバイスの第2実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の電気化学デバイス10bは、前記第2実施形態の電気化学デバイス10aと比べて、端子電極18と封止体20の開口部の位置が異なるだけで、他の部分は同じである。
すなわち、図4(a)、(b)に示すように、この電気化学デバイス10bの封止体20は、上面側のフィルム部材21の長手方向一端部(図中左側)に開口部23が形成されていると共に、下面側のフィルム部材21の長手方向他端部(図中右側)に開口部23が形成されている。
また、図5を併せて参照すると、一方の端子電極の内側端子18a(図中左側)は、その下面に集電体13bの引き出し部17が接合されており、他方の端子電極の内側端子18a(図中右側)は、その上面に集電体13bの引き出し部17が接合されている。その結果、一方の極性の端子電極の内側端子18aの一部と、他方の極性の端子電極の内側端子18aの一部とが、封止体20のそれぞれ異なる主面に露出している。これによれば、電気化学デバイス10を収容する電気部品や電気機器の接続端子を、収容部の対向する面に配置することができる。
図6(a),(b)には、本発明の電気化学デバイスの第3実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の電気化学デバイス10cは、前記第1,第2の実施形態の電気化学デバイス10a,10bと比べ、封止体20の形状が異なり他の部分は同じである。すなわち、この電気化学デバイス10cの封止体20は、一対のフィルム部材21,21の長手方向両端部にそれぞれ開口部23,23が設けられており、それにより各端子電極18がそれぞれ封止体20の両主面に導出されている。その結果、電気化学デバイス10を収容する電気部品の接続端子の取付位置や構造の自由度を高めることができる。
図7〜9には、本発明の電気化学デバイスの第4実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の電気化学デバイス10dは、前記第1〜3の電気化学デバイスに比べて、端子電極18の内側端子18aの位置と、封止体の形状が異なっている。すなわち、図8に示すように、各集電体13bは、その上辺の右側部分又は左側部分が上方に突出して引き出し部17をなしており、その左右突出位置が1枚置きに交互に逆にされて、1枚置きに整合するようになっている。そして、右側部分に突出した引き出し部17同士が対応する右側の内側端子18aに接合され、左側部分に突出した引き出し部17同士が対応する左側の内側端子18aに接合されている。
また、図7(a)に示すように、この電気化学デバイス10dの封止体20aは、一辺が開口した袋状をなしている。この袋状の封止体20aの開口部周縁には、その幅方向に沿って、2つの開口部23,23が並列して形成されている。
そして、図8に示した複数の単位積層体からなる積層物を、封止体20aの開口した上辺から挿入した後、電解液Lを充填して上辺を溶着することにより、封止体20aの上辺が封止されて、図7(b)に示すような電気化学デバイス10dが製造される。
この実施形態によれば、予め袋状に形成された封止体20aに、複数の単位積層体からなる積層物を挿入して、封止することにより構成されるので、封止体20aの接合不良による気密性不良が更に発生しにくくなる。
また、袋状の封止体20aは、図9に示すように、長手方向両端部に開口部23,23をそれぞれ設けたものであってもよい。更に、封止体としては、図10に示すように、両端部が開口した円筒状の封止体20bを採用してもよい。
図11には、本発明の電気化学デバイスの第5実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の電気化学デバイス10eは、前述した他の実施形態と同様に、所定数の単位積層体11を封入してなる一方向に長く伸びる封止体20を有している。そして、この実施形態では、この封止体20の端子電極18,18の一部がそれぞれ導出された長手向両端部を、図11に示すように、内側にそれぞれ折り返された形状をなしている。なお、この実施形態では、封止体20の長手方向両端部は、共に封止体20の表面側に折り返されているが、どちらか一方を封止体20の裏面側に折り返してもよい。この態様によれば、封止体20の長手方向両端部を折り返したことにより、封止体20をなるべく短くすることができ、電気化学デバイス10eのコンパクト化を図ることが可能となる。
図14〜22には、本発明の電気化学デバイスの第6実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図14、15に示すように、この実施形態の電気化学デバイス10fは、基本的に図8に示したものと同様な構造をなす、合計3層の単位積層体11が積層されたデバイス本体30を有している。この実施形態においても、端子部は、内部端子31と外部端子32とで構成されている。内部端子31は、板状をなし、デバイス本体30の引き出し部17に、溶接、半田付け等の手段によって接合されている。外部端子32は、板部32aと、突部32bとを有しており、突部32bが封止体20の開口部36を通して内部端子31に、超音波溶接、抵抗溶接、はんだ付け、レーザ溶接等の手段で接続されている。なお、外部端子32は、上記開口部36を通して内部端子31と接続できるのであれば、突部32bを有しない、単なる板状をなしていてもよい。
また、図16を併せて参照すると、封止体20は、内側絶縁層33と、外側絶縁層35と、これらの絶縁層に挟まれた金属層34とで構成されている。この場合、内側絶縁層33及び外側絶縁層35は、1層に限らず、2層以上で構成されていてもよい。
内側絶縁層33としては、特に限定されないが、例えばエチレンアクリル酸共重合体(EAA)、エチレンメタクリル酸共重合体(EMAA)、アイオノマー、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、6−6,6ナイロン共重合体、シリコン系感圧粘着材、エポキシ樹脂のBステージフィルム(樹脂組成物を半硬化させた状態のフィルム)などが好ましく採用される。封止体20を熱溶着によって封止する場合には、内側絶縁層33は、熱溶着可能な材料にする。ただし、接着などの手段で封止する場合には、熱溶着可能な材料に限定する必要はない。内側絶縁層33の厚さは、特に限定されないが、10〜100μmが好ましい。
外側絶縁層35としては、内側絶縁層33と同じか、内側絶縁層33よりも融点の高い材料が好ましく採用され、例えばポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などが好ましく採用される。なお、内側絶縁層33、外側絶縁層35は、樹脂材料に限らず、紙などの他の絶縁材料、又は該他の絶縁材料を含む層で構成されていてもよい。外側絶縁層35の厚さは、特に限定されないが、10〜100μmが好ましい。
金属層34としては、例えばアルミニウム、銅、銀、錫、ニッケル等の金属やステンレス等の合金からなる箔、膜、板などが好ましく用いられる。金属層34の厚さは、特に限定されないが、5〜100μmが好ましい。
内側絶縁層33、金属層34及び外側絶縁層35からなる封止体20全体の厚さは、特に限定されないが、30〜500μmが好ましい。
封止体20の内部端子31及び外部端子32が配置される部分には、前記外部端子32の突部32bが挿通される開口部36が形成されている。なお、金属層34は、この開口部36よりも外方で開口した開口部37を有しており、内側絶縁層33及び外側絶縁層35が、この開口部37の内側で互いに接合されている。その結果、開口部36の内周には、金属層34が露出しないようになっている。また、内側絶縁層33は、開口部36の内周縁部において、内部端子31に溶着、接着等の手段で接合され、外部との気密性を保持している。なお、この実施形態では、金属層34は、その外周縁においても、内側絶縁層33及び外側絶縁層35よりも短く形成され、封止体20の外周縁部では、内側絶縁層33及び外側絶縁層35が接合されて、金属層34が露出しない構造とされている。
そして、前述したように、外部端子32の突部32bが封止体20の上記開口部36を通して挿入され、デバイス本体30の引き出し部17に接続された内部端子31に接続されることによって、内部端子31と外部端子32とによって封止体20を挟持するような構造で、内部端子31及び外部端子32が取付けられている。したがって、内部端子31及び外部端子32の取付け強度が向上し、封止体20の開口部36の内周縁部における内側絶縁層33と内部端子31との接合部がずれて剥がれてしまうことが防止される。しかも、外部端子32の突部32bが挿入された開口部36内周は、封止体20の金属層34が露出しない構造になっているので、金属層34と外部端子32及び内部端子31とがショートすることもない。更に、外部端子32が封止体20の外側に配置されるので、回路基板等への接続がしやすい形状とされている。
次に、上記電気化学デバイス10fの製造方法の一例を、図17〜22を参照して説明する。
図17に示すように、内側絶縁層33、金属層34及び外側絶縁層35を溶着、接着等の手段で接合して、封止体20のシートを得る。このとき、内側絶縁層33及び外側絶縁層35には、内部端子31に対応する位置に開口部36を設けておき、金属層34には、上記開口部36と同心となる位置に、開口部36よりも大きな内径の開口部37を形成しておく。上記開口部36、37は、必ずしも円形の孔である必要はなく、開口部36が開口部37の内側に位置していれば、楕円形、正方形、長方形などの孔であってもよい。
その結果、図16に示したように、金属層34の開口部37の内側で、内側絶縁層33及び外側絶縁層35の開口部36の周縁部が互いに接合されて、開口部36の内周に金属層34が露出しない構造となる。なお、内側絶縁層33及び外側絶縁層35には、予め開口部36を形成してなくてもよく、後述する工程において、外部端子32の突部32bを内側絶縁層33及び外側絶縁層35に打ち込んで開口部36を形成するようにしてもよい。
また、金属層34の外周縁は、内側絶縁層33及び外側絶縁層35の外周縁よりも内側に位置していて、封止体20のシートの外周縁においても、内側絶縁層33と外側絶縁層35とが接合して、金属層34が露出しないようにすることがより好ましい。
次に、図18に示すように、封止体20の内側絶縁層33の開口部36の内側に内部端子31を配置し、内部端子31と内側絶縁層33とを、開口部36の周縁部で溶着する。封止体20の外側絶縁層35の開口部36を通して、外部端子32の突部32bを挿入して、突部32を内部端子31に前述した超音波溶着等の手段で接合する。なお、内部端子31と内側絶縁層33との溶着は、上記突部32を内部端子31と接合する際に同時に行うこともでき、後述する工程で封止体20の周縁部を溶着する際に行うこともできる。また、内部端子31と内側絶縁層33とを接着することもできる。なお、内側絶縁層33及び外側絶縁層35に予め開口部36を形成していない場合には、外部端子32の突部32bを、金属層34の開口部37の内側で、内側絶縁層33及び外側絶縁層35に打ち込んで開口部36を形成することもできる。また、外部端子32の板部32aと外側絶縁層35とを溶着、接着等の手段で接合し、その部分においても気密性を保持するようにしてもよい。
次に、図19に示すように、デバイス本体30の引き出し部17の同じ極同士のものを重ね合わせて、対応する内部端子31に、溶接、半田付け等の手段によって接合する。これによって、デバイス本体30の各電極13が、引き出し部17を介して、対応する内部端子31及び外部端子32に接続されることになる。
次に、図20に示すように、封止体20のシートを中央部で折り曲げて、デバイス本体30を、封止体20のシートで包み込み、その両側辺部を内側絶縁層33同士の熱溶着等の手段によって接合する。
次に、図21に示すように、封止体20の開口している部分から、電解液38を注入して、真空含浸させた後、上記開口部を熱溶着等の手段によって封止する。
こうして、図22に示すような電気化学デバイス10fを得ることができる。この電気化学デバイス10fは、封止体20で封止されたデバイスの一方の主面に、一対の外部端子32が装着されており、この外部端子32を図示しない回路基板等の他の電気部品に接続することにより、電気化学デバイス10fを実装することができる。
図23には、本発明の電気化学デバイスの第7実施形態が示されている。なお、図23は、第6実施形態における図16と同様な断面図であり、第6実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この電気化学デバイス10fでは、内部端子31を覆う封止体20の両面に外部端子32が装着されている点が、前記第6実施形態と相違している。すなわち、内部端子31の両面を覆う封止体20のそれぞれにおいて、金属層34には開口部37が形成され、内側絶縁層33及び外側絶縁層35には、上記開口部37の内側に位置する開口部36が形成されており、外部端子32の突部32bが上記開口部36を通して内部端子31に接続されている。
更に、この実施形態では、内部端子31の両面を覆う封止体20のそれぞれに設けられた外部端子32の板部32aが、封止体20の端縁部に向けて延出されて、該端縁部で折り返されて互いに連結されている。このように、対応する外部端子32を連結することによって、外部端子32の取付強度を更に向上させることができると共に、外部電気部品に対する接続もしやすくすることができる。
図24には、本発明の電気化学デバイスの第8実施形態が示されている。なお、図24は、第6実施形態における図16と同様な断面図であり、第6実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この電気化学デバイス10hでは、内部端子31を覆う封止体20の両外側面に外部端子32が装着され、外部端子32の突部32bが内部端子31を貫通している点が、前記第6実施形態と相違している。すなわち、内部端子31の両面を覆う封止体20のそれぞれにおいて、金属層34には開口部37が形成され、内側絶縁層33及び外側絶縁層35には、上記開口部37の内側に位置する開口部36が形成されている。そして、外部端子32の突部32bが封止体20及び内部端子31を貫通し、封止体20の両外側面に配置された板部32a同士を連結している。このような構造とすることにより、外部端子32の取付強度が更に向上し、外部電気部品との接続時における信頼性を高めることができる。
なお、このような外部端子32の製造方法としては、図18に示したような形状の外部端子32の突部32bを封止体20及び内部端子31に打ち込み、封止体20の反対面から突出した突部32bに、別体のもう1つの板部32aを接合する方法や、図18に示したような形状の外部端子32の突部32bを封止体20及び内部端子31に打ち込み、封止体20の反対面から突出した突部32bを押しつぶして、もう1つの板部32aとする方法などを採用することができる。
図25には、本発明の電気化学デバイスの第9実施形態が示されている。なお、図25は、第6実施形態における図16と同様な断面図であり、第6実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この電気化学デバイス10iは、外部端子32の形状が、前記第6実施形態と相違している。すなわち、内部端子31の片面を覆う封止体20において、金属層34には開口部37が形成され、内側絶縁層33及び外側絶縁層35には、上記開口部37の内側に位置する開口部36が形成されている。そして、外部端子32の突部32bが上記開口部36を通って、内部端子31を貫通し、内部端子31の反対面に配置された板部32a’に連結されている。すなわち、外部端子31の突部32bの両端に設けられた板部32a、32a’によって、開口部36が設けられた封止体20及び内部端子31を挟持した構造となっている。このような構造とすることにより、外部端子32の取付強度が更に向上し、外部電気部品との接続時における信頼性を高めることができる。
なお、このような外部端子32の製造方法としては、図18に示したような形状の外部端子32の突部32bを封止体20及び内部端子31に打ち込み、封止体20の反対面から突出した突部32bに、別体のもう1つの板部32a’を接合する方法や、図18に示したような形状の外部端子32の突部32bを封止体20及び内部端子31に打ち込み、内部端子31の反対面から突出した突部32bを押しつぶして、もう1つの板部32a’とする方法などを採用することができる。この場合、内部端子31の反対面側に形成されたもう1つの板部32a’を、表面側の板部32aよりも小さい外径とし、該板部32a’の回りの部分Aで、内部端子31と、反対面側の封止体20の内側絶縁層33とを溶着、接着等の手段で封止することが好ましい。これによって、突部32bで内部端子31を貫通させても、気密性を保持することができる。
図26,27には、本発明の電気化学デバイスの第10実施形態が示されている。なお、図26,27は、第6実施形態における図14,16と同様な図であり、第6実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この電気化学デバイス10jは、内部端子31を覆う封止体20の片面に外部端子32が装着されている。この外部端子32は、外側板部32aと、内側板部32cと、それらを連結する突部32bとを有している。そして、内部端子31を覆う片面の封止体20に開口部36が形成されており、この開口部36を通して突部32bが挿入され、外側板部32aは外側絶縁層35に接着、溶着等の手段で接合され、内側板部32cは、内側絶縁層33に同じく接着、溶着等の手段で接合されている。そして、特に内側板部32cと開口部36周縁との接合により、開口部36が封止されている。
外部端子32は、上記態様によって予め封止体20に固着しておき、図26に示すように、この外部端子32の内側板部32cに内部端子31を接続し、更に内部端子31にデバイス本体30の引き出し部17を接続することができる。
この実施形態では、外部端子32を封止体20の開口部36に予め接合しておくことにより、封止体20の開口部36が封止された構造となるので、内部端子31と外部端子32との接続作業が容易になる。
図28には、本発明の電気化学デバイスの第11実施形態が示されている。なお、図28は、第6実施形態における図16と同様な断面図であり、第6実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この電気化学デバイス10kは、基本的には、図26,27に示した実施形態と同様な構造をなしているが、内部端子31の端部の長さが短くされていて、外部端子32と一部だけ重複しており、その部分で外部端子32と接合されている点が相違する。
このように、外部端子32を封止体20の開口部36に予め接合し、開口部36を気密的に封止しておけば、内部端子31は、その一部を外部端子32に接続するだけでよいので、組立て作業性を大幅に向上させることができる。
(実施例1)
単位積層体11の積総数が異なる他は、図1、2に示すものと同様な電気化学デバイスを作製した。
すなわち、下記表1に示す組成の分極性電極材料を混練してペースト状にし、これに水を加えてペースト濃度を37%としたペーストを作製し、集電体13b上に100μmの厚みで塗工して、分極性電極13aを形成した。そして、集電体13bの片面に分極性電極13aを形成したものを2枚、集電体13bの両面に分極性電極13a,13aを形成したものを2枚作成した。そして、図5に示す配列で、分極性電極13aを形成した集電体13bをそれぞれ並べ、各集電体13bの引き出し部分17を所定の向きに配置した状態で、それらの間にセパレータ15を介在させて重ね合わせ、所定の接着剤で各構成部材をそれぞれ接合した。その後、各引き出し部分17,17の先端部を収束して、それに端子電極(内側板部)18,18を溶接によりそれぞれ接合させて、複数の単位積層体11からなる積層物を製造した。更に、この積層物を、150℃、0.01〜10Paの減圧下で、約10時間乾燥させた。
封止体20は、長手方向両端部に開口部23,23をそれぞれ設けたフィルム部材21と、開口部23のないフィルム部材21とを用い、これを上記積層物の表裏両面に重ね合わせて、一対のフィルム部材21,21の周縁部の左右両辺及び上辺、更に、開口部23の内周縁を、200℃、0.5MPaで5秒間、加熱加圧して封止した。次いで、一対のフィルム部材21,21の開口した下辺から電解液を注入して、各分極性電極13aに同電解液を含浸させた後、余剰の電解液を封止体20内から排出して、開口した下辺を他辺と同様の条件で加熱加圧して封止した。こうして、封止体20の全周が封止されると共に、開口部23の内周縁も封止された、電気化学デバイスを製造することができた。
Figure 0005074994
(実施例2)
上記実施例1と同様の材料を用いると共に、一対のフィルム部材21,21の周縁部及び開口部23の内周縁を、150℃、10atm(約1MPa)で1分間、加熱加圧したところ、100個中、100個の電気化学デバイスを、電解液が漏れたりすることなく製造することができた。
(比較例1)
実施例1と同様の材料を用いて、図12に示す構造体を製造したところ(外装体3の端部からリード端子を引き出されてなる)、100個中、90個のみ製造できた。10個は、開口部の隙間Sから電解液が漏れ出した。
(比較例2)
実施例1と同様の材料を用いて、図13に示す構造体を製造したところ(分極性電極5及び集電体5aに重なる部分に、リード取り出し部材7が設けられている)、100個中、20個のみ製造できた。80個は、圧着時の圧力でリード取り出し部材7が露出した部分から、電解液が噴出した。
以上のように本発明の電気化学デバイスは、高いシール性を有しており、製造時の歩留まりを向上させることが理解できる。
(実施例3)
図17〜22に示した方法に準じて、図25に示した本発明の電気化学デバイスを製造した。
すなわち、図17に示す内側絶縁層33としてエチレンアクリル酸共重合体(EAA)からなる厚さ40μmのフィルムを用い、金属層34として厚さ40μmのアルミニウム箔を用い、外側絶縁層35として延伸ナイロンからなる厚さ25μmのフィルムを用い、金属層34には予め内径3mmの開口部37をパンチで形成した。なお、開口部36はこの時点では形成しなかった。上記内側絶縁層33と、金属層34と、外側絶縁層35とを、接着剤を介してラミネートし、金属層34に開口部37を有する封止体20のシートを得た。
次に、図18に示すように、封止体20の上記開口部37が設けられた内面部分に、厚さ100μmのアルミニウム箔からなる内部端子31を配置し、封止体20の内側絶縁層33と内部端子31とを、180℃、1秒、0.5MPaの圧力で融着した。更に、ニッケルめっきされた銅からなる外部端子32の突部32bを封止体20の外側から開口部37内に打ち込んで、封止体20に開口部36を形成すると共に、内部端子31をも貫通させてその反対面側から突出させ、同時にその突出した部分を押しつぶして、もう一方の板部32a’を形成した。更に、内部端子31の反対面側に形成されたもう1つの板部32a’を、表面側の板部32aよりも小さい外径とし、該板部32a’の回りの部分Aで、内部端子31と、反対面側の封止体20の内側絶縁層33とを溶着により封止することにより、気密性を保持させた。こうして、突部32bの両端に形成された板部32a、32a’によって、封止体20と内部端子31とを挟持させることにより、外部端子32を取り付けた。この外部端子32は、2つ取付け、正極及び負極のそれぞれの端子とした。
次に、図19に示すように、デバイス本体30の引き出し部17の同じ極同士のものを重ね合わせて、対応する内部端子31に、超音波溶接により接続した。
次に、図20に示すように、封止体20のシートを中央部で折り曲げて、デバイス本体30を、封止体20のシートで包み込み、その両側辺部を180℃、1秒、0.5MPaの圧力で融着した。板部32aの外周で封止体20の内側絶縁層33と内部端子31とを、180℃、1秒、0.5MPaの圧力で融着した。
次に、図21に示すように、封止体20の開口している部分から、電解液38を150μL注入し、真空含浸させた後、上記開口部を上記と同じ条件で熱溶着して封止した。
こうして、図25に示した電気化学デバイス10iを、生産性及び歩留まり良く製造することができた。
本発明の電気化学デバイスの第1実施形態を示しており、(a)は平面図、(b)は正面断面図である。 同電気化学デバイスの内部に封入される積層物の構造を示す斜視図である。 同電気化学デバイスの封止体を示しており、(a)はその平面図、(b)は他の例を示す平面図である。 本発明の電気化学デバイスの第2実施形態を示しており、(a)は平面図、(b)は正面断面図である。 同電気化学デバイスの内部に封入される積層物の構造を示す斜視図である。 本発明の電気化学デバイスの第3実施形態を示しており、(a)は平面図、(b)は正面断面図である。 本発明の電気化学デバイスの第4実施形態を示しており、(a)は積層物封入前の状態を示す説明図、(b)は積層物封入後の状態を示す説明図である。 同電気化学デバイスの内部に封入される積層物の構造を示す斜視図である。 同電気化学デバイスの封止体の他形状を示す説明図である。 同電気化学デバイスの封止体の更に他の形状を示す説明図である。 本発明の電気化学デバイスの第5実施形態を示す説明図である。 従来の電気化学デバイスを示しており、(a)は平面図、(b)は要部拡大図である。 従来の他の電気化学デバイスを示す正面断面図である。 本発明の電気化学デバイスの第6実施形態を示す分解斜視図である。 同電気化学デバイスの平面図である。 同電気化学デバイスの、図15におけるA−A’矢示線に沿った断面図である。 同電気化学デバイスの製造工程における、封止体のシートの製造工程を示す説明図である。 同電気化学デバイスの製造工程において、封止体のシートに内部端子及び外部端子を装着する工程を示す説明図である。 同電気化学デバイスの製造工程において、内部端子にデバイス本体の集電体の引き出し部を接続する工程を示す説明図である。 同電気化学デバイスの製造工程において、デバイス本体を封止体のシートで包み込む工程を示す説明図である。 同電気化学デバイスの製造工程において、封止体の開口部から電解液を注入する工程を示す説明図である。 同電気化学デバイスの製造工程において、完成した電気化学デバイスを示す斜視図である。 本発明の電気化学デバイスの第7実施形態を示す、図16と同様な断面図である。 本発明の電気化学デバイスの第8実施形態を示す、図16と同様な断面図である。 本発明の電気化学デバイスの第9実施形態を示す、図16と同様な断面図である。 本発明の電気化学デバイスの第10実施形態を示す分解斜視図である。 同第10実施形態を示す、図16と同様な断面図である。 本発明の電気化学デバイスの第11実施形態を示す、図16と同様な断面図である。
符号の説明
10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,10i、10j、10k 電気化学デバイス
11 単位積層体
13 電極
15 セパレータ
16 重なり領域
17 引き出し部分
18 端子電極
20 封止体
23 開口部
30 デバイス本体
31 内部端子
32 外部端子
32a 板部
32b 突部
33 内側絶縁層
34 金属層
35 外側絶縁層
36 開口部
37 開口部
38 電解液

Claims (8)

  1. 極性の異なる一対の電極と、該一対の電極の間に介在されるセパレータと、を有する単位積層体を一層又は複数層積層して、前記一対の電極の間に電解質を含有させて封止体内に封入させた電気化学デバイスにおいて、
    前記一対の電極は、それぞれの電極の重なり領域と、該重なり領域から突出する引き出し部分とを有し、
    一方の極性の電極における引き出し部分と、他方の極性の電極における引き出し部分とは、それぞれ異なる位置に引き出されており、かつ、前記単位積層体が複数層積層されている場合には、同じ極性の電極の引き出し部分同士が整合するように配設されており、前記電極のそれぞれの引き出し部分は対応する端子電極に接続されており、
    前記封止体は、少なくとも2層の絶縁層と、これらの絶縁層の間に挟まれた金属層とで構成されており、
    前記封止体の前記端子電極のそれぞれが配設された部分に対応して開口部が設けられ、該開口部は、前記絶縁層及び前記金属層を貫通しており、前記金属層の開口寸法は、前記絶縁層の開口寸法よりも大きく形成され、前記開口部の内周で前記金属層を挟む両側の絶縁層の開口部分周縁が接合され、前記金属層が前記開口部の内周において前記両側の絶縁層によって被覆された状態であり、
    前記端子電極は、前記単位積層体の電極の引き出し部分に接続された板状の内部端子と、前記封止体の開口部の外側に配設された外側板部及び、前記外側板部から前記開口部を挿通して前記内部端子に接続する連結部を備える外部端子とで構成され、
    前記内部端子は、前記封止体の内側絶縁層に、溶着及び接着から選ばれる手段で接合されており、
    前記外部端子の外側板部は、前記封止体の外側絶縁層に、溶着及び接着から選ばれる手段で接合されており、
    前記端子電極と前記絶縁層の開口部周縁とが接合されて封止されることを特徴とする電気化学デバイス。
  2. 前記内部端子の一方の面を覆う前記封止体に前記開口部が形成され、前記外部端子が前記開口部を通して前記内部端子に接続されている請求項記載の電気化学デバイス。
  3. 前記内部端子の両面を覆う前記封止体にそれぞれ前記開口部が形成され、該開口部を通じて前記外部端子が前記内部端子に接続されている請求項記載の電気化学デバイス。
  4. 前記内部端子の両面を覆う前記封止体の対応する前記開口部にそれぞれ装着された前記外部端子が、前記封止体の周縁で折り返されて互いに連結されている請求項記載の電気化学デバイス。
  5. 前記内部端子の両面を覆う前記封止体の対応する開口部にそれぞれ装着された前記外部端子が、前記内部端子を貫通して互いに連結されている請求項3又は4記載の電気化学デバイス。
  6. 前記外部端子は、前記封止体の開口部の外側に配設された外側板部と、前記内部端子の前記開口部反対側の面に添設された内側板部と、前記内部端子を貫通して前記外側板部と前記内側板部とを接続する連結部とで構成されている請求項記載の電気化学デバイス。
  7. 前記内側板部の外径が、前記外側板部の外径よりも小さくされている請求項6に記載の気化学デバイス。
  8. 前記外部端子は、前記封止体の開口部の外側に配設された外側板部と、前記内部端子の前記開口部側の面に添設された内側板部と、前記外側板部と前記内側板部とを接続する連結部とで構成されている請求項2記載の電気化学デバイス。
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