JP2018041818A - 蓄電デバイス、蓄電モジュール、及び、蓄電モジュールの製造方法 - Google Patents

蓄電デバイス、蓄電モジュール、及び、蓄電モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極端子同士の接続部の良好な接合強度を確保することのできる蓄電デバイスを提供する。【解決手段】蓄電デバイス10Aは、電極積層体30と、電極積層体30を収容する外装体40と、電極積層体30に電気的に接続されていると共に、外装体40の内側から外側に引き出されている正極端子50a1及び負極端子60a1と、を備え、正極端子50a1は、アルミニウムを主成分とする金属材料から構成され、外装体40の内側から外側に延在している第1の部材51と、銅を主成分とする金属材料から構成され、外装体40の外側で第1の部材51に接合されている第2の部材52と、を含んでいる。【選択図】図5

Description

本発明は、蓄電デバイス、複数の蓄電デバイスを備えた蓄電モジュール、及び、その蓄電モジュールの製造方法に関するものである。
第1単電池の負極タブ、第2単電池の正極タブ、電圧検出線、第3単電池の正極タブ、及び第4単電池の負極タブを重ねてこれらをまとめて溶接する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。上記の負極タブは銅製であり、電圧検出線も銅製であるのに対し、正極タブはアルミニウム製である。また、溶接方法の具体例としては、超音波溶接のほかに、マイクロスポット溶接(抵抗溶接)を例示されている。
特開2005−116434号公報
上記の電圧検出線は、円形の断面形状を有する電線であるため、当該電圧検出線と正極タブの接触面積が小さい。そのため、溶接時に当該接触部分が過剰に高熱となり、溶融により正極タブの断面積が小さくなってしまう。その結果、正極タブの溶接部が脆弱となり、電極タブの接続部に十分な強度を確保することができない、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、電極端子同士の接続部の良好な接合強度を確保することのできる蓄電デバイス、蓄電モジュール、及びその蓄電モジュールの製造方法を提供することである。
[1]本発明に係る蓄電デバイスは、電極積層体と、前記電極積層体を収容する外装体と、前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体の内側から外側に引き出されている正極端子及び負極端子と、を備え、前記正極端子は、アルミニウムを主成分とする金属材料から構成され、前記外装体の内側から外側に延在している第1の部材と、銅を主成分とする金属材料から構成され、前記外装体の外側で前記第1の部材に接合されている第2の部材と、を含む蓄電デバイスである。
[2]本発明に係る蓄電モジュールは、上記の複数の蓄電デバイスと、複数の前記蓄電デバイスの電圧検出用の電線と、を備えた蓄電モジュールであって、複数の前記蓄電デバイスは、第1の蓄電デバイスと、第2の蓄電デバイスと、を含み、前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第2の部材と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子とは、前記電線を介在させた状態で接合されている蓄電モジュールである。
[3]本発明に係る蓄電モジュールの製造方法は、上記の蓄電モジュールの製造方法であって、前記第1の部材に前記第2の部材を接合する第1の工程と、前記電線の端末を前記電線の撚り方向に捻じる第2の工程と、前記電線を介在させた状態で、前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第2の部材と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子を重ねる第3の工程と、前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第2の部材と、前記電線と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子と、を一括して溶接する第4の工程と、を備えた蓄電モジュールの製造方法である。
本発明では、正極端子が、アルミニウムを主成分とする金属材料から構成された第1の部材に加えて、外装体の外側で第1の部材に接合されている第2の部材を含んでおり、この第2の部材が、銅を主成分とする金属材料から構成されている。このため、溶接時における正極端子の溶融の発生を抑制することができ、電極端子同士の接続部の良好な接合強度を確保することができる。
図1は、本発明の実施形態における蓄電モジュールを示す斜視図である。 図2は、図1に示す蓄電モジュールの一部の分解斜視図である。 図3は、図1に示す蓄電モジュールの等価回路図である。 図4は、本発明の実施形態における第1の蓄電デバイスの平面図である。 図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。 図6は、図4のVI-VI線に沿った断面図である。 図7は、本発明の実施形態における第1の蓄電デバイスの正極端子と第2の蓄電デバイスの負極端子の接続部を示す拡大断面図である。 図8は、本発明の実施形態における第2の蓄電デバイスの正極端子と第1の蓄電デバイスの負極端子の接続部を示す拡大断面図である。 図9は、本発明の実施形態における蓄電モジュールの製造方法を示す工程図である。 図10(a)及び図10(b)は、図9のステップS11を示す図であり、図10(a)は、正極端子の第1〜第3の部材を重ね合わせている状態を示し、図10(b)は、正極端子の第1〜第3の部材を接合している状態を示す。 図11は、図9のステップS12を示す図であり、電圧検出線の撚線の端末を捻じっている状態を示す。 図12(a)及び図12(b)は、図9のステップS13を示す図であり、図12(a)は、電極端子を重ね合わせている状態を示し、図12(b)は、電極端子を接合している状態を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における蓄電モジュールを示す斜視図、図2は本実施形態における蓄電モジュールの一部の分解斜視図、図3は本実施形態における蓄電モジュールの等価回路図である。
本実施形態における蓄電モジュール1は、図1に示すように、5つの蓄電ユニット10A〜10Eを備えている。なお、蓄電モジュールを構成する蓄電ユニットの数は、特に限定されず、蓄電モジュールに要求される電圧等に基づいて設定することができる。また、蓄電モジュールが、複数の蓄電ユニットに加えて、単体の蓄電デバイスを備えてもよい。
第1の蓄電ユニット10Aは、図2に示すように、2つの蓄電デバイス20A,20Bを備えている。個々の蓄電デバイス20A,20Bの構造については後に詳述するが、いずれの蓄電デバイス20A,20Bも、一対の電極端子50a,60a(50a,60a)が同じ方向に導出していると共に、外装体40が一方の側のみに凸状の収容部421を持つタイプの蓄電デバイスである。この第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bは、相互に積み重ねられている。
図2及び図3に示すように、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aと、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aと、が接合されている。これにより、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bが電気的に直列接続されている。また、本実施形態では、電圧検出線15aが、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aと、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aとの間に介在しており、電極端子50a,60aと電圧検出線15aがまとめて接合されている。
第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eも、第1の蓄電ユニット10Aと同様の構成を有しており、相互に積み重ねられた2つの蓄電デバイス20A,20Bをそれぞれ備えている。
図3に示すように、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eのいずれについても、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50b〜50eと、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60b〜60eと、がそれぞれ接合されることで、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bが電気的に直列接続されている。また、本実施形態では、電圧検出線15b〜15eが、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50b〜50eと、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60b〜60eとの間にそれぞれ介在しており、電極端子50b〜50e,60b〜60eと電圧検出線15b〜15eがそれぞれまとめて接合されている。
第1の蓄電ユニット10Aと第2の蓄電ユニット10Bは、図1及び図2に示すように、相互に積み重ねられている。この際、下側の第1の蓄電ユニット10Aの正極端子50aと、上側の第2の蓄電ユニット10Bの負極端子60bと、がそれぞれ接合されている。これにより、第1の蓄電ユニット10Aと第2の蓄電ユニット10Bが電気的に直列接続されている。また、本実施形態では、電圧検出線15aが、第1の蓄電ユニット10Aの正極端子50aと、第2の蓄電ユニット10Bの負極端子60bとの間に介在しており、電極端子50a,60bと電圧検出線15aがまとめて接合されている。
同様に、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eも、図1及び図2に示すように、相互に積み重ねられている。この際、下側の蓄電ユニット10B〜10Dの正極端子50b〜50dと、上側の蓄電ユニット10C〜10Eの負極端子60c〜60eと、がそれぞれ接合されている。これにより、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eは、電気的に直列接続されている。また、本実施形態では、電圧検出線15b〜15dが、下側の蓄電ユニット10B〜10Dの正極端子50b〜50dと、上側の蓄電ユニット10C〜10Eの負極端子60c〜60eと、の間にそれぞれ介在しており、電極端子50b〜50d,60c〜60eと電圧検出線15b〜15dがそれぞれまとめて接合されている。
なお、最上段に位置する第5の蓄電ユニット10Eの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50eは、蓄電モジュール1の外部正極端子として機能する。この正極端子50eには、電圧検出線15eが接合されている。同様に、最下段に位置する第1の蓄電ユニットの10Aの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60aも、蓄電モジュール1の外部負極端子として機能する。この負極端子60aにも、電圧検出線15aが接合されている。
電圧検出線15a,15a〜15e,15a〜15eは、特に図示しない保護回路基板に接続されている。この保護回路基板は、蓄電デバイス20A,20Bの電圧を監視する。また、特に図示しないが、これらの外部端子50e,60aには、充放電用の電線を介して外部機器が接続される。
本実施形態における蓄電デバイス20A,20Bが本発明における蓄電デバイスの一例に相当し、本実施形態における蓄電モジュール1や蓄電ユニット10A〜10Eが本発明における蓄電モジュールの一例に相当する。また、本実施形態における第1の蓄電デバイス20Aが本発明における第1の蓄電デバイスの一例に相当し、本実施形態における第2の蓄電デバイス20Bが本発明における第2の蓄電デバイスの一例に相当する。
次に、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bの詳細な構成について説明する。
図4は本実施形態における第1の蓄電デバイスを示す平面図、図5は図4のV-V線に沿った断面図、図6は図4のVI-VI線に沿った断面図である。
先ず、第1の蓄電デバイス20Aについて、図4〜図6を参照しながら説明する。
図4〜図6に示す第1の蓄電デバイス20Aは、扁平型のラミネートタイプのリチウムイオンキャパシタである。この第1の蓄電デバイス20Aは、80mm程度の長さ、55mm程度の幅、及び、3.5mm程度の厚さの寸法を有しており、小型に分類されるリチウムイオンキャパシタである。なお、第1の蓄電デバイス20Aの寸法は、特に上記の数値に限定されない。また、蓄電デバイスは、リチウムイオンキャパシタに限定されず、例えば、リチウムイオン二次電池や電気二重層コンデンサ等の他の蓄電デバイスであってもよい。
この第1の蓄電デバイス20Aは、電極積層体30と、電極積層体30を収容して封止する外装体40と、電極積層体30に電気的に接続された電極端子50a、60aと、を備えている。外装体40の内部には電解液(不図示)が充填されている。
本実施形態における電極積層体30が本発明における電極積層体の一例に相当し、本実施形態における外装体40が本発明における外装体の一例に相当する。また、本実施形態における正極端子50aが本発明における正極端子の一例に相当し、本実施形態における負極端子60aが本発明における負極端子の一例に相当する。
電極積層体30は、複数の正極板31と、複数の負極板32と、複数のセパレータ33と、を備えている、正極板31と負極板32は、セパレータ33を介して交互に積層されている。なお、電極積層体30を構成する正極板31、負極板32、及びセパレータ33の枚数は特に限定されない。
図5に示すように、それぞれの正極板31は、正極集電体311と正極層314を備えており、それぞれの正極集電体311は、本体部312とリード部313を有している。本体部312は、多数の貫通孔を有する矩形状の薄板であり、具体的には、エキスパンドメタル、パンチングメタル、網、発泡体等で構成されている。この本体部312を構成する材料の具体例としては、アルミニウムやステンレス等の金属材料を例示することができる。本体部312に形成された貫通孔は、電解液やリチウムイオンの移動経路として機能する。正極層314は、この本体部312の両面に設けられている。なお、最上段の正極板31については、本体部312の下面のみに正極層314が設けられている。
リード部313は、貫通孔を有しない帯状の薄板であり、上述の本体部312と同様の材料から構成されている。このリード部313は、本体部312の一方の短辺における一端(図4において左辺の上端)の近傍から延出しており、当該リード部313の先端は、他のリード部313と共に、正極端子50aの第1の部分51の後端部分511(後述)に接合されている。本実施形態では、このリード部313は本体部312と一体的に形成されているが、特にこれに限定されず、リード部313と本体部312を別に形成した後にこれらを接合してもよい。
正極層314は、正極活物質等を正極集電体311の本体部312の主面に塗布等により付着させることで形成されている。正極活物質としては、リチウムイオンを可逆的に担持可能であれば特に限定されないが、例えば、黒鉛や活性炭等を例示することができる。なお、必要に応じて、正極層314が導電材やバインダ等を含有してもよい。
図6に示すように、それぞれの負極板32も、負極集電体321と負極層324を備えており、それぞれの負極集電体321は、本体部322とリード部323を有している。本体部322は、多数の貫通孔を有し、上述の正極集電体311の本体部312と同じサイズの矩形状の薄板であり、具体的には、エキスパンドメタル、パンチングメタル、網、発泡体等で構成されている。この本体部322を構成する材料の具体例としては、ステンレス、銅、ニッケル等の金属材料を例示することができる。本体部322に形成された貫通孔は、電解液やリチウムイオンの移動経路として機能する。負極層324は、この本体部322の両面に設けられている。
リード部323は、貫通孔を有しない帯状の薄板であり、上述の本体部322と同様の材料から構成されている。このリード部323は、本体部322の一方の短辺における他端(図4において左辺の下端)の近傍から延出しており、当該リード部323の先端は、他のリード部323と共に負極端子60aの後端部分601(後述)に接合されている。本実施形態では、このリード部323は本体部322と一体的に形成されているが、特にこれに限定されず、リード部323と本体部322を別に形成した後にこれらを接合してもよい。
負極層324は、負極活物質等を本体322の主面に塗布等により付着させることで形成されている。負極活物質としては、リチウムイオンを可逆的に担持可能であれば特に限定されないが、例えば、黒鉛や活性炭等を例示することができる。なお、必要に応じて、負極層324が導電材やバインダ等を含有してもよい。
セパレータ33は、電解液、正極活物質、及び負極活物質等に対して耐久性があり、連通孔を有する一方で電子導電性は有しない多孔体から構成されている。このセパレータ33は、具体的には、セルロース、ポリエチレン等から形成される不織布や微多孔膜から構成されている。このセパレータ33には電解液が含浸されている。なお、漏液を防止するために、電解液に代えて、ゲル状又は固体状の電解質を用いてもよく、この場合には、セパレータ33を省略してもよい。
電解液の具体例としては、リチウム塩の非プロトン性有機溶媒電解質溶液を例示することができる。リチウム塩としては、特に限定されないが、例えば、LiPF、LiBF、LiFSI、LiTFSIを用いることができる。また、非プロトン性有機溶媒の具体例としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートなどのカーボネートを例示することができる。なお、これら非プロトン性有機溶媒の二種以上を混合した混合液を用いてもよい。
さらに、本実施形態における電極積層体30は、図6に示すように、リチウム極34を備えている。このリチウム極34は、最下段の負極板32の更に下にセパレータ33を介して積層されており、負極板32に対してリチウムイオンを供給するリチウム供給源として機能する。このリチウム極34は、リチウム極集電体341とリチウム層344を備えており、リチウム極集電体341は、本体部342とリード部343を有している。本体部342は、上述の正極集電体311の本体部312と同じサイズの矩形状の薄板であり、例えば、銅やステンレス等の金属材料から構成されている。
リード部343は、上述の本体部342と同様の材料から構成された帯状の薄板である。このリード部343は、本体部342の一方の短辺における他端(図4において左辺の下端)の近傍から延出しており、当該リード部343の先端は、負極板32のリード部323と共に負極端子60aの後端部分601(後述)に接合されている。本実施形態では、このリード部343は本体部342と一体的に形成されているが、特にこれに限定されず、リード部343と本体部342を別に形成した後にこれらを接合してもよい。
リチウム層344は、リチウム極集電体341の本体部342の表面に圧着された金属箔である。このリチウム層344は、少なくともリチウムを含有し、リチウムイオンを供給することが可能な材料から構成されている。このリチウム層344を構成する具体的な材料としては、例えば、リチウム−アルミニウム合金等を例示することができる。
本実施形態では、リチウム極34が負極の一部を構成している。すなわち、リチウム極集電体341のリード部343が負極端子60aに接続されており、負極層324の負極活物質にリチウムイオンを担持させることが可能となっている。リチウムイオンを負極にスムーズに担持させるために、リチウム極34を負極板32に対向するように配置することが好ましい。
なお、リチウム極は、図5及び図6に示す形態に限定されない。例えば、特に図示しないが、(1)最上段の正極板の上に負極板をさらに設け、当該負極板の上にリチウム極を配置した形態や、(2)電極積層体の中央領域の2つの負極板の間にリチウム極を介在させた形態としてもよい。
外装体40は、図4〜図6に示すように、矩形状のラミネートフィルム41を折返部44で二つ折りにして、当該折返部44を除く他の三辺を熱融着することで形成されている。この外装体40は、電極積層体30を上側から覆う凸状の第1のシート部42と、当該電極積層体30を下側から保持する平坦な第2のシート部43と、を有している。
ラミネートフィルム41は、屈曲可能な程度の可撓性を有したフィルムである。このラミネートフィルム41は、図5の拡大図に示すように、アルミニウム等から構成される金属箔41aと、当該金属箔41aの両面にそれぞれ積層された第1及び第2の樹脂フィルム41b,41cと、を備えている。金属箔41aの内側に積層された第1の樹脂フィルム41bは、耐電解液性及び熱融着性に優れた樹脂材料から構成されている。一方、金属箔41aの外側に積層された第2の樹脂フィルム41cは、電気絶縁性に優れた樹脂材料から構成されている。
第1のシート部42は、収容部421とフランジ部422を有している。収容部421は、絞り加工等により第1のシート部42が内側から凹状に加工されることで形成されている。結果的に、この収容部421は、外側に向かって凸状に突出した形状を有している。この収容部421は、上述の電極積層体30を収容可能な大きさを有しており、電極積層体30を包むことが可能となっている。フランジ部422は、上述の折返部44を除く収容部421の三方に設けられている。
これに対し、第2のシート部43には、収容部等が形成されておらず、この第2のシート部43は、実質的に平坦な形状を有している。
電極端子50a,60aが接続された電極積層体30を収容部421に収容して、ラミネートフィルム41を折返部44で二つ折りした状態で、第1のシート部42のフランジ部322と、第2のシート部43の周縁部と、が熱融着されている。これにより、第1及び第2のシート部42,43の間に電極積層体30が収容され、外装体30の内部に電極積層体30が密閉されている。
本実施形態における正極端子50aは、図4及び図5に示すように、外装体40の内側から外側に延在している第1の部材51と、外装体40の外側で第1の部材51に接合されている第2及び第3の部材52,53と、を備えている。
第1の部材51は、アルミニウムを主成分とする金属材料から構成された板状の部材であり、全体に亘って平坦な形状を有している。この第1の部材51を構成する金属材料の具体例としては、アルミニウムやアルミニウム合金等を例示することができる。さらに、本実施形態では、この第1の部材51の表面に、ニッケルから構成されたニッケルめっき層が形成されている。なお、第1の部材51の表面に、ニッケルめっき層を形成しなくてもよいし、或いは、ニッケルに代えて他の金属材料から構成されためっき層を形成してもよい。
この第1の部材51は、短冊状の平面形状を有しており、当該第1の部材51の後端部分511が、外装体40の内部に位置している。この第1の部材51の後端部分511に、正極板31のリード部313の先端が接合されている。この第1の部材51は、外装体40の一方の短辺45から一方の方向(図4の左側方向。以下単に「正極端子50aの導出方向」とも称する。)に向かって、外装体40の内部から外側に引き出されており、当該第1の部材51の先端部分512は、外装体40の外部に位置している。また、第1の部材51と外装体40との間にはシーラント樹脂層54が介在している。
これに対し、第2の部材52は、銅を主成分とする金属材料から構成された板状の部材であり、全体に亘って平坦な形状を有している。この第2の部材52を構成する金属材料の具体例としては、銅や銅合金等を例示することができる。さらに、本実施形態では、この第2の部材52の表面に、ニッケルから構成されたニッケルめっき層が形成されている。なお、第2の部材52の表面に、ニッケルめっき層を形成しなくてもよいし、或いは、ニッケルに代えて他の金属材料から構成されためっき層を形成してもよい。
この第2の部材52は、正極端子50aの導出方向において、第1の部材51の先端部分512よりも長い短冊状の平面形状を有している。この第2の部材52の後端部分521が、第1の部材51の先端部分512に接合されており、第2の部材52の先端部分522は、正極端子50aの導出方向において、第1の部材51の先端部分512よりも長く延在している。
第3の部材53も、銅を主成分とする金属材料から構成された板状の部材であり、全体に亘って平坦な形状を有している。この第3の部材53を構成する金属材料の具体例としては、銅や銅合金等を例示することができる。さらに、本実施形態では、この第3の部材53の表面に、ニッケルから構成されたニッケルめっき層が形成されている。この第3の部材53は、第1の部材51の先端部分512と実質的に同一の矩形状の平面形状を有しており、第1の部材51の先端部分512に接合されている。なお、この第3の部材53の表面に、ニッケルめっき層を形成しなくてもよいし、或いは、ニッケルに代えて他の金属材料から構成されためっき層を形成してもよい。
このように、第2の部材52と第3の部材53との間に第1の部材51の先端部分512を挟むことで、溶接後の第1の部材51の先端部分512の強度を確保することができる。
これに対し、負極端子60aは、全体に亘って平坦な形状を有する単一の板状の部材から構成されている。この負極端子60aは、銅を主成分とする金属材料から構成されており、具体的には銅や銅合金等を例示することができる。さらに、本実施形態では、この負極端子60aの表面に、ニッケルから構成されたニッケルめっき層が形成されている。なお、負極端子60aの表面に、ニッケルめっき層を形成しなくてもよいし、或いは、ニッケルに代えて他の金属材料から構成されためっき層を形成してもよい。
この負極端子60aは、正極端子50aの大きさと実質的に同一の大きさを持つ短冊状の平面形状を有している。この負極端子60aの後端部分601は、外装体40の内部に位置している。この負極端子60aの後端部分601に、負極板32及びリチウム極34のリード部323,343が接合されている。この負極端子60aも、正極端子50aと同様に、外装体30の一方の短辺45から一方の方向(図4の左側方向)に向かって、外装体40の内部から外側に引き出されており、当負極端子60aの先端部分602は、外装体40の外部に位置している。また、この負極子60aと外装体40との間にもシーラント樹脂層61が介在している。
次に、第2の蓄電デバイス20Bについて説明する。
第2の蓄電デバイス20Bは、負極端子60aの形状を除いて、上述した第1の蓄電デバイス20Aと同様の構成を有している。
この第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aは、図2に示すように、外装体40の外側の部分に、2つの折曲部62,63を有している。第1の折曲部62は、外装体40の短辺45から導出する根元部分で、負極端子60aが上方(図2中の下方)に向かって折り曲げられることで形成されている。一方、第2の折曲部63は、前記根元部分よりも先端側で、負極端子60aが下方(図2中の上方)に向かって折り曲げられることで形成されている。なお、負極端子60aを折らずに湾曲させることで、第2の折曲部63を形成してもよい。
以上に説明した第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bを相互に積み重ねることで、第1の蓄電ユニット10Aが構成されている。
図7は本実施形態における第1の蓄電デバイスの正極端子と第2の蓄電デバイスの負極端子の接続部を示す拡大断面図、図8は本実施形態における第2の蓄電デバイスの正極端子と第1の蓄電デバイスの負極端子の接続部を示す拡大断面図である。
具体的には、図1及び図2に示すように、第1の蓄電デバイス20Aに対して第2の蓄電デバイス20Bを反転させて収容部421同士を接触させた状態で、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bが相互に積み重ねられている。この際、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bの全ての電極端子50a,50a,60a,60aの導出方向が実質的に同一となっている。
また、図7に示すように、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aが、第2の折曲部63よりも先端側の部分で、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aに接合されている。この際、本実施形態では、電圧検出線15aが、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aと、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aとの間に介在しており、電極端子50a,60aと電圧検出線15aがまとめて接合されている。
この電圧検出線15aは、略円形の断面形状を有する銅製の撚線16と、この導電線16を被覆する被覆層17と、を備えた電線である。本実施形態における撚線16の表面には、錫めっき層が形成されている。なお、撚線16の表面に、錫めっき層を形成しなくてもよいし、或いは、錫に代えて他の金属材料から構成されるめっき層を形成してもよい。また、撚線16がアルミニウム製の撚線であってもよいし、電圧検出線として撚線16に代えて単線を用いてもよい。
上述のように、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eも第1の蓄電ユニット10Aと同様の構成を有している。また、本実施形態では、電圧検出線15b〜15eが、それぞれの第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eの電極端子50b〜50e,60b〜60eとそれぞれ接合されている。なお、電圧検出線15b〜15eは、上記の電圧検出線15aと同様の構成を有する電線である。
そして、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eが相互に積み重ねられることで、蓄電モジュール1が構成されている。
具体的には、図1及び図2に示すように、第1の蓄電ユニット10Aの第2の蓄電デバイス20Bの第2のシート部43と、第2の蓄電ユニット10Bの第1の蓄電デバイス20Aの第2のシート部43と、がそれぞれ接触するように、第1及び第2の蓄電ユニット10A,10Bが相互に積み重ねられている。この際、第1及び第2の蓄電ユニット10A,10Bの全ての電極端子の導出方向が実質的に同一となっている。
また、図8に示すように、下側の第1の蓄電ユニット10Aの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50aと、上側の第2の蓄電ユニット10Bの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60bと、が接合されている。この際、本実施形態では、電圧検出線15aが、第1の蓄電ユニット10Aの正極端子50aと、第2の蓄電ユニット10Bの負極端子60bとの間に介在しており、電極端子50a,60bと電圧検出線15aがまとめて接合されている。なお、電圧検出線15aは、上述した電圧検出線15aと同様の構成を有する電線である。
同様に、図1及び図2に示すように、下側の蓄電ユニット10B〜10Dの第2の蓄電デバイス20Bの第2のシート部43と、上側の蓄電ユニット10C〜10Eの第1の蓄電デバイス20Aの第2のシート部43と、がそれぞれ接触するように、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eが相互に積み重ねられている。この際、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eの全ての電極端子の導出方向が実質的に同一となっている。
また、下側の蓄電ユニット10B〜10Dの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50b〜50dと、上側の蓄電ユニット10C〜10Eの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60c〜60eと、がそれぞれ接合されている。さらに、本実施形態では、電圧検出線15b〜15dが、下側の蓄電ユニット10B〜10Dの正極端子50b〜50dと、上側の蓄電ユニット10C〜10Eの負極端子60c〜60eとの間にそれぞれ介在しており、電極端子と電圧検出線15b〜15dがそれぞれまとめて接合されている。なお、電圧検出線15b〜15dは、上述した電圧検出線15aと同様の構成を有する電線である。
さらに、最上段に位置する第5の蓄電ユニットの10Eの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50eには、電圧検出線15eが接合されている。同様に、最下段に位置する第1の蓄電ユニットの10Aの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60aにも、電圧検出線15aが接合されている。なお、電圧検出線15a,15eは、上述した電圧検出線15aと同様の構成を有する電線である。
なお、図7及び図8に示すように、相互に接合された電極端子を被覆部材11〜13により覆うことで、電気絶縁性を確保してもよい。なお、図1及び図2において、被覆部材11〜13の図示は省略されている。
具体的には、図7に示すように、第1の蓄電ユニット10Aにおいて、第2の蓄電デバイス20Bの折れ曲がった負極端子60aと、第1の蓄電デバイス20Aの平坦な正極端子50aと、を接合した後に、これらの電極端子60a,50aを、電気絶縁性を有する管状の第1及び第2の被覆部材11,12により覆ってもよい。第1及び第2の被覆部材11,12の具体例としては、樹脂材料からなる熱収縮チューブを例示することができる。
ここで、電極端子60a,50aを一つの被覆部材で覆うと、被覆部材の収縮率を、負極端子60aの第2の折曲部63よりも後端側の部分に合わせて設定する必要がある。そのため、負極端子60aの第2の折曲部63よりも先端側の部分では、被覆部材が緩くなってしまう。
これに対し、本実施形態では、負極端子60aの先端から第2の折曲部63までの間を、第1の被覆部材11で覆い、当該負極端子60aの第2の折曲部63から第1の折曲部62までの間を、第2の被覆部材12で覆う。このように、負極端子60aの第2の折曲部63の前後で被覆部材11,12を分割することで、被覆部材11,12を異なる収縮率で収縮させることができる。このため、それぞれの被覆部材11,12により電極端子60a,50aを適切に覆うことができる。
同様に、特に図示しないが、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eのそれぞれにおいて、第2の蓄電ユニット20Bの折れ曲がった負極端子60b〜60eと、第1の蓄電ユニット10Aの平坦な正極端子50b〜50eと、をそれぞれ接合した後に、これらの電極端子を2つの被覆部材11,12により覆ってもよい。
また、図8に示すように、第1の蓄電ユニット10Aの第2の蓄電デバイス20Bの平坦な正極端子50aと、第2の蓄電ユニット10Bの第1の蓄電デバイス20Aの平坦な負極端子60bと、を接合した後に、これらの電極端子50a,60bを、電気絶縁性を有する管状の被覆部材13により覆ってもよい。こうした被覆部材13の具体例としては、上述の被覆部材11,12と同様に、樹脂材料からなる熱収縮チューブを例示することができる。
同様に、特に図示しないが、第2〜第4の蓄電ユニット10B〜10Dの第2の蓄電デバイス20Bの平坦な正極端子50b〜50dと、第3〜第5の蓄電ユニット10C〜10Eの第1の蓄電デバイス20Aの平坦な負極端子60c〜60eと、を接合した後に、これらの電極端子を被覆部材13により覆ってもよい。
次に、以上に説明した蓄電モジュール1の製造方法について、図9〜図12(b)を参照しながら説明する。
図9は本実施形態における蓄電モジュールの製造方法を示す工程図である。図10(a)及び図10(b)は図9のステップS11を示す図であり、図10(a)は正極端子の第1〜第3の部材を重ね合わせている状態を示し、図10(b)は正極端子の第1〜第3の部材を接合している状態を示す。図11は図9のステップS12を示す図であり、電圧検出線の撚線の端末を捻じっている状態を示す。図12(a)及び図12(b)は図9のステップS13を示す図であり、図12(a)は電極端子を重ね合わせている状態を示し、図12(b)は電極端子を接合している状態を示す。
先ず、図9のステップS10において、第1の蓄電ユニット10Aを形成する。
具体的には、図9のステップS11において、第1の蓄電デバイス20Aと第2の蓄電デバイス20Bを準備する。
この際、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bのそれぞれについて、第1の部材51の先端部分512に第2及び第3の部材52,53を接合することで、正極端子50a,50aを予め形成しておく。例えば、図10(a)に示すように、第1〜第3の部材51〜53を相互に重ね合わせ、その重複部分を超音波溶接機のホーン101とアンビル102の間に挟む。次いで、図10(b)に示すように、ホーン101を重複部分に押し付けながら振動させて、第1〜第3の部材51〜53を接合することで、正極端子50aが形成される。
また、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aには、2つの折曲部62,63を予め形成しておく。特に図示しないが、例えば、負極端子60aを樹脂製の上型及び下型の間に挟み、負極端子60aを上型及び下型により上下両側から押圧することで、負極端子60aを塑性変形させて、負極端子60aに折曲部62,63を形成する。
次いで、図9のステップS12において、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bを積み重ねる。
この際、先ず、図11に示すように、電圧検出線15aの端末をその撚線16の撚り方向に捻じることで、散らけた素線161を撚線16に戻してまとめると共に、撚線16の撚りを強める。なお、電圧検出線15aの端末を捻じる方法は、特に限定されず、作業者が手や工具によって行ってもよいし、加工装置等を用いて自動的に行ってもよい。
次いで、第1の蓄電デバイス20Aに対して第2の蓄電デバイス20Bを反転させ、第1の蓄電デバイス20Aの電極端子50a,60aの導出方向と、第2の蓄電デバイス20Bの電極端子50a,60aの導出方向と、を実質的に同一としてから、第1及び第2の蓄電デバイス20A,20Bの収容部421同士を接触させる(図2参照)。これにより、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aと第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aが相互に対向するので、電圧検出線15aの撚線16をこの電極端子50a,60aの間に介在させる。
次いで、図9のステップS13において、第1の蓄電デバイス20Aの正極端子50aと、第2の蓄電デバイス20Bの負極端子60aを接合する。
具体的には、図12(a)に示すように、電圧検出線15aの撚線16を電極端子50a,60aの間に介在させた状態で、抵抗溶接機の可動電極111と固定電極112の間に挟む。次いで、図12(b)に示すように、可動電極111と固定電極112間で電圧を印加することで、電極端子50a,60a同士を接合すると共に、電圧検出線15aの撚線16と電極端子50a,60aを接合する。例えば、可動電極111と固定電極112の間に220Vの電圧を4msec間印加することで、正極端子50aの第2の部材52を負極端子60aに接合することができる。
なお、抵抗溶接に代えて、上述の超音波溶接により、電圧検出線15aの撚線16と電極端子50a,60aを接合してもよい。
ここで、撚線の端末では、撚線の撚りが解け易く、素線が散らけ易くなっている。そのため、電圧検出線の撚線の端末を事前に捻じらずに当該電圧検出線を電極端子と溶接すると、素線が散らけた状態で電極端子に接合されてしまう場合がある。この場合には、散らけた素線で電圧検出線が電極端子と局所的に接合されることとなるが、個々の素線は細く断線しやすいため、電極端子に対する電圧検出線の接続信頼性が劣ってしまう。
これに対し、本実施形態では、上述のステップS12において、電圧検出線15aを電極端子50a,60aと溶接する前に、電圧検出線15aの端末をその撚線16の撚り方向に事前に捻じっておく。このため、電極端子50a,60aに対する電圧検出線15aの接続信頼性の向上を図ることができる。
なお、上述の被覆部材11,12で電極端子50a,60aを覆う場合には、このステップS13において、電極端子50a,60aを接合した後に、当該電極端子50a,60aを被覆部材11,12で被覆する。
以上のステップS11〜S13を経ることで第1の蓄電ユニット10Aが形成される。同様に、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eについて上記のステップS11〜S13をそれぞれ実行することで、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eが形成される。
次いで、図9のステップS20,S30において、第1の蓄電ユニット10Aと第2の蓄電ユニット10Bを積み重ねる。
この際、上述のステップS12と同様の要領で、先ず、電圧検出線15aの端末をその撚線16の撚り方向に捻じる。
次いで、第1の蓄電ユニット10Aの第2の蓄電デバイス20Bの第2のシート部43と、第2の蓄電ユニット10Bの第1の蓄電デバイス20Aの第2のシート部43が接触するように、第1の蓄電ユニット10Aと第2の蓄電ユニット10Bを重ねる(図2参照)。この際、第1の蓄電ユニット10Aの全ての電極端子50a,60a,50a,60aの導出方向と、第2の蓄電ユニット10Bの全ての電極端子50b,60b,50b,60bの導出方向と、が実質的に同一となるように、第1の蓄電ユニット10Aと第2の蓄電ユニット10Bを重ねる。これにより、第1の蓄電ユニット10Aの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50aと、第2の蓄電ユニット10Bの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60bと、が相互に対向するので、電圧検出線15aの撚線16をこの電極端子50a,60bの間に介在させる。
次いで、図9のステップS30において、特に図示しないが、第1の蓄電ユニット10Aの第2の蓄電デバイス20Bの正極端子50aと、第2の蓄電ユニット10Bの第1の蓄電デバイス20Aの負極端子60bと、を接合する。
具体的には、上述のステップS13と同様の要領で、電圧検出線15aの撚線16を電極端子50a,60bの間に介在させた状態で、これらを抵抗溶接することで、電極端子50a,60a同士を接合すると共に、電圧検出線15aの撚線16と電極端子50a,60aを接合する。なお、抵抗溶接に代えて、上述の超音波溶接により、電圧検出線15aの撚線16と電極端子50a,60aを接合してもよい。
なお、上述の被覆部材13で電極端子50a,60bを覆う場合には、このステップS30において、電極端子50a,60bを接合した後に、当該電極端子50a,60bを被覆部材11で被覆する。
以上に説明した図15のステップS20,S30を、第2〜第5の蓄電ユニット10B〜10Eについても繰り返すことで、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eが相互に積み重ねられと共に、第1〜第5の蓄電ユニット10A〜10Eが電気的に直列接続され、蓄電モジュール1が組み立てられる。
以上のように、本実施形態では、正極端子が、アルミニウムを主成分とする金属材料から構成された第1の部材51に加えて、外装体40の外側で第1の部材41に接合されている第2の部材52を含んでおり、この第2の部材52が、銅を主成分とする金属材料から構成されている。そして、本実施形態では、この第2の部材52で、正極端子を電圧検出線及び負極端子に溶接する。
ここで、銅の融点はアルミニウムの融点と比較して相対的に高い。そのため、上記のように第2の部材52で正極端子を電圧検出線及び負極端子に溶接することで、電極端子同士の間に電圧検出線を介在させた状態で当該電極端子同士を溶接しても、正極端子の溶融の発生を抑制することができ、電極端子同士の接合部分の良好な接合強度を確保することができる。
特に、正極端子がアルミニウム製であると共に、負極端子の表面にニッケルめっき層が形成されており、さらに、電圧検出線が錫めっき銅線で構成されている場合には、正極端子の表面に形成された酸化被膜により拡散が阻害され、溶接時にアルミニウムがニッケルや銅と合金層を形成しないため、正極端子と電圧検出線との接合強度が弱くなってしまう。
これに対し、本実施形態では、正極端子の第2の部分52の表面にニッケルめっき層が形成されていると共に、負極端子の表面にもニッケルめっき層が形成されており、さらに、電圧検出線15の撚線16が錫めっき銅線で構成されている。撚線16に施されている錫めっきの錫は拡散し易く、溶接時にニッケルや銅と合金層を形成する。そのため、本実施形態では、上記のような構成を採用することで、電極端子同士の接合強度を一層強化することができる。
本実施形態における図9のステップS11が本発明における第1の工程の一例に相当し、本実施形態における図9のステップS12,S20が本発明における第2の工程及び第3の工程の一例に相当し、本実施形態における図9のステップS13,S30が本発明における第4の工程の一例に相当する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上述の実施形態では、蓄電デバイス20A,20Bを、一対の電極端子50a,60a(50a,60a)が同じ方向に導出していると共に、外装体40が一方の側のみに凸状の収容部421を持つタイプの蓄電デバイスとして説明したが、蓄電デバイスのタイプは、特にこれに限定されない。
例えば、蓄電デバイスのタイプが、一対の電極端子が相反する方向に導出していると共に外装体が一方の側のみに凸状の収容部を持つタイプであってもよい。或いは、蓄電デバイスのタイプが、一対の電極端子が同じ方向に導出していると共に外装体が両側に凸状の収容部を持つタイプであってもよい。或いは、蓄電デバイスのタイプが、一対の電極端子が相反する方向に導出していると共に外装体が両側に凸状の収容部を持つタイプであってもよい。
1…蓄電モジュール
10A〜10E…第1〜第5の蓄電ユニット
11〜13…被覆部材
15a,15a〜15e,15a〜15e…電圧検出線
16…撚線
161…素線
17…被覆層
20A,20B…第1,第2の蓄電デバイス
30…電極積層体
31…正極板
311…正極集電体
312…本体部
313…リード部
314…正極層
32…負極板
321…負極集電体
322…本体部
323…リード部
324…負極層
33…セパレータ
34…リチウム極
341…リチウム極集電体
342…本体部
343…リード部
344…リチウム層
40…外装体
41…ラミネートフィルム
41a…金属箔
41b…第1の樹脂フィルム
41c…第2の樹脂フィルム
42…第1のシート部
421…収容部
422…フランジ部
43…第2のシート部
44…折り返し部
45…短辺
50a〜50e…正極端子
51…第1の部材
511…後端部分
512…先端部分
52…第2の部材
521…後端部分
522…先端部分
53…第3の部材
54…シーラント樹脂層
60a〜60e…負極端子
601…後端部分
602…先端部分
61…シーラント樹脂層
62…第1の折曲部
63…第2の折曲部
101…ホーン
102…アンビル
111…可動電極
112…固定電極
[1]本発明に係る蓄電デバイスは、電極積層体と、前記電極積層体を収容する外装体と、前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体の内側から外側に引き出されている正極端子及び負極端子と、を備え、前記正極端子は、アルミニウムを主成分とする金属材料から構成され、前記外装体の内側から外側に延在している第1の部材と、銅を主成分とする金属材料から構成され、前記外装体の外側で前記第1の部材に接合されている第2の部材と、銅を主成分とする金属材料から構成され、前記外装体の外側で前記第1の部材との間に前記第1の部材を挟んで溶接されている第3の部材と、を含む蓄電デバイスである。
[2]本発明に係る蓄電モジュールは、上記の複数の蓄電デバイスと、複数の前記蓄電デバイスの電圧検出用の錫めっき銅製の電線と、を備えた蓄電モジュールであって、前記第2の部材の表面にニッケルめっき層が形成され、前記負極端子の表面にニッケルめっき層が形成され、複数の前記蓄電デバイスは、第1の蓄電デバイスと、第2の蓄電デバイスと、を含み、前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第2の部材と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子とは、前記電線を介在させた状態で接合されている蓄電モジュールである。
[3]本発明に係る蓄電モジュールの製造方法は、上記の蓄電モジュールの製造方法であって、前記第1の部材に、当該第1の部材を挟んで前記第2の部材及び前記第3の部材溶接する第1の工程と、前記電線の端末を前記電線の撚り方向に捻じる第2の工程と、前記電線を介在させた状態で、前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第2の部材と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子を重ねる第3の工程と、前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第2の部材と、前記電線と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子と、を一括して溶接する第4の工程と、を備えた蓄電モジュールの製造方法である。
これに対し、本実施形態では、正極端子の第2の部材52の表面にニッケルめっき層が形成されていると共に、負極端子の表面にもニッケルめっき層が形成されており、さらに、電圧検出線15の撚線16が錫めっき銅線で構成されている。撚線16に施されている錫めっきの錫は拡散し易く、溶接時にニッケルや銅と合金層を形成する。そのため、本実施形態では、上記のような構成を採用することで、電極端子同士の接合強度を一層強化することができる。

Claims (3)

  1. 電極積層体と、
    前記電極積層体を収容する外装体と、
    前記電極積層体に電気的に接続されていると共に、前記外装体の内側から外側に引き出されている正極端子及び負極端子と、を備え、
    前記正極端子は、
    アルミニウムを主成分とする金属材料から構成され、前記外装体の内側から外側に延在している第1の部材と、
    銅を主成分とする金属材料から構成され、前記外装体の外側で前記第1の部材に接合されている第2の部材と、を含む蓄電デバイス。
  2. 請求項1に記載の複数の蓄電デバイスと、
    複数の前記蓄電デバイスの電圧検出用の電線と、を備えた蓄電モジュールであって、
    複数の前記蓄電デバイスは、第1の蓄電デバイスと、第2の蓄電デバイスと、を含み、
    前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第2の部材と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子とは、前記電線を介在させた状態で接合されている蓄電モジュール。
  3. 請求項2に記載の蓄電モジュールの製造方法であって、
    前記第1の部材に前記第2の部材を接合する第1の工程と、
    前記電線の端末を前記電線の撚り方向に捻じる第2の工程と、
    前記電線を介在させた状態で、前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第2の部材と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子を重ねる第3の工程と、
    前記第1の蓄電デバイスの前記正極端子の前記第2の部材と、前記電線と、前記第2の蓄電デバイスの前記負極端子と、を一括して溶接する第4の工程と、を備えた蓄電モジュールの製造方法。
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