JP2018040171A - 目地装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】平面視L字形で高低差のある目地部を塞ぐことができる目地装置を提供すること。【解決手段】一方の躯体3と、一方の躯体3と目地部2を介して設けられた他方の躯体4と、一方の躯体3と他方の躯体4間に形成された平面視略L字形の目地部2と、この目地部2を塞ぐ第1の目地プレート5、第2の目地プレート6、角部目地プレート7及びカバー体8とで構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は平面視略L字形でかつ、前後方向と左右方向で高低差のある目地部を塞ぐ目地装置に関する。
従来、躯体間の目地部を塞ぐ目地装置としては、「角部を有する目地部を介して設けられた一方の床躯体の目地部側に形成された目地プレート支持凹部と、この目地プレート支持凹部と対応する部位の他方の床躯体の目地部側に形成された反目地部側が傾斜面の目地プレートスライド支持凹部と、前記目地プレート支持凹部に枢支ピンで先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が目地プレートスライド支持凹部に支持された少なくとも1つの角部目地プレートと、この角部目地プレートの少なくとも1つの側面に連結され、目地プレート支持凹部に枢支ピンで先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が目地プレートスライド支持凹部に支持された連結目地プレートと、該連結目地プレートと前記角部目地プレートとを接続する連結機構と、角部目地プレート又は連結目地プレートが設けられていない部位の目地部を塞ぐ目地プレートとで構成される床用目地装置であって、前記連結機構は、角部目地プレートの少なくとも1つの側面の底面側に形成された角部目地プレート側連結具固定凹部と、該角部目地プレート側連結具固定凹部と対応する部位に、連結目地プレートに形成された連結目地プレート側連結具固定凹部と、前記角部目地プレート側連結具固定凹部および連結目地プレート側連結具固定凹部に取付けられた、前記角部目地プレートの側面と連結目地プレートが当接するように付勢するスプリングを介して連結する目地プレート連結具と、前記角部目地プレート側連結具固定凹部および連結目地プレート側連結具固定凹部にそれぞれ設けられ、目地部と直交する方向に係合する係合片とで構成され、前記連結具は角部目地プレート又は連結目地プレートに取り付けられ外方へ突出するボルトと、該ボルトに対応する位置の角部目地プレートの角部目地プレート側連結具固定凹部又は連結目地プレートの連結目地プレート側連結具固定凹部に取り付けられ、前記ボルトが挿入される長孔を有する略コ字状の連結金具と、前記長孔に挿入されたボルトのネジ部と螺合するナットと、連結金具とナットの間に介装された付勢スプリングとでなることを特徴とする床用目地装置」(特許文献1)が知られている。
しかし、このような床用目地装置は、単に角部を有する目地部を塞ぐことしかできず、高低差のある目地部を全て塞ぐことは全く想定されていなかった。
特許第5940696号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、平面視L字形で高低差のある目地部を塞ぐことができる目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の目地装置は、第1の目地プレートスライド支持部及びこの第1の目地プレートスライド支持部と壁面を介して連続する第2の目地プレートスライド支持部とが形成された一方の躯体と、該一方の躯体と目地部を介して設けられ、前記第1の目地プレートスライド支持部と対向する位置に設けられた第1の目地プレート支持部及び前記第2の目地プレートスライド支持部と対向する位置に設けられた第2の目地プレート支持部を備える他方の躯体と、前記一方の躯体と他方の躯体間に形成された平面視略L字形で、前記第2の目地プレートスライド支持部側に角部を有する前記目地部と、前記第1の目地プレート支持部にその一端部が支持され、前記第1の目地プレートスライド支持部にその他端部がスライド可能に支持された第1の目地プレートと、前記第2の目地プレート支持部にその一端部が支持され、前記第2の目地プレートスライド支持部にその他端部がスライド可能に支持され、前記目地部の角部を除く部位に設けられた第2の目地プレートと、前記第2の目地プレート支持部にその一端部が枢支ピンで取り付けられ、前記第2の目地プレートスライド支持部にその他端部がスライド可能に支持され、目地部の角部を塞ぐ複数個の角部目地プレートと、前記他方の躯体の壁面にその一端部が回転可能に取り付けられ、その他端部側が常時第1の目地プレートスライド支持部と第2の目地プレートスライド支持部の間の壁面に当接するように付勢され、該壁面部分の目地部を塞ぐカバー体とで構成され、地震によって前記カバー体が開くように前記一方の躯体と他方の躯体が揺れ動いた場合には、前記複数個の角部目地プレートは、前記カバー体又は一方の躯体の壁面に押圧され、前記枢支ピンを支点に回動し、地震による揺れ動きを吸収すると共に、地震による揺れ動きが収まった場合には、通常状態に復帰することを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、床面の目地部を塞ぐ第1及び第2の目地プレートと角部目地プレートを備えるとともに、壁面部分の目地部を塞ぐカバー体を有しているので、平面視L字形で、かつ、高低差のある目地部を隙間なく塞ぐことができる。
(2)地震によって前記カバー体が開くように前記一方の躯体と他方の躯体が揺れ動いた場合には、前記複数個の角部目地プレートは、前記カバー体又は他方の躯体の壁面に押圧され、前記枢支ピンを支点に回動し、地震による揺れ動きを吸収することができる。
したがって、地震で目地プレート等が破損することなく地震による揺れ動きを吸収することができる。
(3)地震による揺れ動きが収まった場合には、通常状態に復帰することができる。
(4)請求項2に記載の発明においては、前記(1)〜(3)と同様な効果が得られると共に、地震によって壁面側の角部目地プレートが押圧されると、押し上げ傾斜面によって中間の角部目地プレートを容易に上方へ押し上げて、地震による揺れ動きを吸収することができる。
(5)請求項3に記載の発明においても、前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、地震による揺れ動きが収まった場合には、確実に通常状態に復帰することができる。
図1乃至図16は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図17乃至図19は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態の床用目地装置の平面図。 図1の2−2線断面図。 図1の3−3線断面図。 図1の4−4線断面図。 躯体及び目地部の説明図。 第1、第2の目地プレートの説明図。 角部目地プレートの説明図。(a)壁面側の角部目地プレートの斜視図、(b)中間の角部目地プレートの斜視図、(c)目地プレート側の角部目地プレートの斜視図。 カバー体の説明図。 躯体が地震によって左右方向に揺れ動き前後方向の目地部が狭くなった状態の動作説明図。 図9の10−10線断面図。 躯体が地震によって前後方向に揺れ動き左右方向の目地部が狭くなった状態の動作説明図。 図11の12−12線断面図。 躯体が地震によって左右方向に揺れ動き前後方向の目地部が広くなった状態の動作説明図。 図13の14−14線断面図。 躯体が地震によって前後方向に揺れ動き左右方向の目地部が広くなった状態の角部目地プレートの動作説明図。 図15の16−16線断面図。 第2の実施形態の床用目地装置の平面図。 図17の18−18線断面図。 角部目地プレートの説明図。(a)壁面側の角部目地プレートの斜視図、(b)中間の角部目地プレートの斜視図、(c)目地プレート側の角部目地プレートの斜視図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書では図1を基準として左右方向、前(図面上方)後(図面下方)方向という。また、図2を基準として上(図面上方)下(図面下方)方向という。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
図1乃至図16に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は本実施の形態においては、目地部2を介して設けられた2つの躯体(一方の躯体3と他方の躯体4)間に設置された目地装置である。
この目地装置1は、例えば、図1乃至図4に示すように、一方の躯体3と、前記一方の躯体3と前記目地部2を介して設けられた他方の躯体4と、前記一方の躯体3と他方の躯体4間に形成された平面視略L字形の目地部2と、この目地部2を塞ぐ第1の目地プレート5、第2の目地プレート6、角部目地プレート7及びカバー体8とで構成されている。
一方の躯体3は、例えば、図5に示すように、左右方向に延在する床面3aが高所に形成されているとともに、この床面3aと略垂直な壁面3bを介して連続し、前後方向に延在する床面3cが低所に形成されており、高低差を有する床面を備えた躯体である。
高所の床面3aには、目地部2の反対側の端部が傾斜面9に形成された第1の目地プレートスライド支持部10が形成されている。
また、低所の床面3cにも、目地部2の反対側の端部が傾斜面11に形成された第2の目地プレートスライド支持部12が形成されている。
他方の躯体4は、前記第1の目地プレートスライド支持部10と目地部2を介して対向する位置に第1の目地プレート支持部13が形成されるとともに、前記第2の目地プレートスライド支持部12と目地部2を介して対向する位置に第2の目地プレート支持部14が形成されている。
前記一方の躯体の壁面3bと対向する位置には、他方の躯体4の前後方向に延在する略垂直な壁面4aが位置している。
目地部2は、平面視略L字形で、第1の目地プレートスライド支持部10と第1の目地プレート支持部13の間に位置する左右方向の目地部2a、前記一方の躯体の壁面3bと他方の躯体4の前後方向の壁面4aの間に位置する壁面間の目地部2b、前記第2の目地プレートスライド支持部12と第2の目地プレート支持部14の間に位置する角部の目地部2c及び第2の目地プレートスライド支持部12と第2の目地プレート支持部14の間に位置する前後方向の目地部2dとで構成されている。
第1の目地プレート5は、第1の目地プレートスライド支持部10と第1の目地プレート支持部13の間に位置する左右方向の目地部2aを塞ぐものであって、図6に示すように、平面視略方形状で浅皿状の目地プレート本体15と、この目地プレート本体15の一端部側の両端部に設けられ、第1の目地プレート支持部10に設けられた取付ピン16が挿入されるピンボックス17と、該目地プレート本体15に充填されたモルタルあるいはコンクリート18と、このモルタルあるいはコンクリート18の上面に貼り付けられた大理石等のタイルやレンガ等の床化粧板19と、目地プレート本体15の他端部にヒンジ部材20を介して設けられたカバー板21とで構成される。
この第1の目地プレート5は、その一端部が前記第1の目地プレート支持部12に設けられた取付ピン16がピンボックス17に挿入されるとともに、一端部の底面が第1の目地プレート支持部12に支持されに、その他端部は前記第1の目地プレートスライド支持部10に支持される。
第2の目地プレート6は、第2の目地プレートスライド支持部12と第2の目地プレート支持部14の間に位置する前後方向の目地部2dを塞ぐものであって、前記第1の目地プレート5と同様に構成される。
この第2の目地プレート6は、その一端部が前記第2の目地プレート支持部14に設けられた取付ピン16がピンボックス17に挿入されるとともに、一端部の底面が第2の目地プレート支持部12に支持されに、その他端部は前記第2の目地プレートスライド支持部10に支持される。この第2の目地プレート6は、前記前後方向の目地部2dを塞いでおり、目地部2の角部2cには設けられていない。
角部目地プレート7は、本実施の形態においては、壁面側の角部目地プレート7aと、中間の角部目地プレート7bと、第2の目地プレート側の角部目地プレート7cとで構成されている。
壁面側の角部目地プレート7aは、例えば図7(a)に示すように、平面視略直角三角形状で浅皿状の角部目地プレート本体22と、この角部目地プレート本体22の一端部側の頂点付近の底部に設けられた枢支ピン23と、該角部目地プレート本体22に充填されたモルタルあるいはコンクリート24と、このモルタルあるいはコンクリート24の上面に貼り付けられた大理石等のタイルやレンガ等の床化粧板25と、角部目地プレート本体22の他端部にヒンジ部材26を介して設けられたカバー板27とで構成されている。
この目地プレート本体22の前記中間の角部目地プレート7bと接する側面(平面視斜辺となる面)には、前記中間の角部目地プレート7bを上方へ押し上げる押し上げ傾斜面28が形成されている。
この枢支ピン23は、前記第2の目地プレート支持部14に設けられた枢支ピン挿入孔29に挿入される。
第2の目地プレート側の角部目地プレート7cは、例えば図7(c)に示すように、壁面側の角部目地プレート7aと平面視線対称の角部目地プレート本体22Aと、この角部目地プレート本体22Aの一端部側の頂点付近の底部に設けられた枢支ピン23と、該角部目地プレート本体22Aに充填されたモルタルあるいはコンクリート24と、このモルタルあるいはコンクリート24の上面に貼り付けられた大理石等のタイルやレンガ等の床化粧板25と、角部目地プレート本体22Aの他端部にヒンジ部材26を介して設けられたカバー板27とで構成されている。
この角部目地プレート本体22Aの前記中間の角部目地プレート7bと接する側面(平面視斜辺となる面)には、前記中間の角部目地プレート7bを上方へ押し上げる押し上げ傾斜面28Aが形成されている。
中間の角部目地プレート7bは、例えば図7(b)に示すように、平面視略二等辺三角形状で浅皿状の角部目地プレート本体22Bと、この角部目地プレート本体22Bの一端部側の頂点付近の底部に設けられた枢支ピン23と、該角部目地プレート本体22Bに充填されたモルタルあるいはコンクリート24と、このモルタルあるいはコンクリート24の上面に貼り付けられた大理石等のタイルやレンガ等の床化粧板25と、角部目地プレート本体22Bの他端部にヒンジ部材26を介して設けられたカバー板27とで構成されている。
なお、枢支ピン23は、角部目地プレート7の板厚の2倍以上の長さを有している。
この角部目地プレート本体22Bの前記両側面には、前記押し上げ傾斜面27、27Aにより押し上げられる形状のせり上がり傾斜面30が形成されている。
前記壁面側の角部目地プレート7aは復帰手段31が設けられており、地震よって一方の躯体3の壁面3b又はカバー体8に押圧され、その後地震による揺れ動きが収まった場合に、確実に通常状態に復帰することができる。
この復帰手段31は、本実施の形態においては、コイルスプリング及びワイヤーによって構成されており、このコイルスプリングはその一端部が一方の躯体3に固定され、他端部が壁面側の角部目地プレート7aの底面に固定されており、常時一方の躯体3の壁面3b側へ付勢している。
また、壁面側の角部目地プレート7aは前記中間の角部目地プレート7bと接続部材32(本実施の形態においては、ワイヤー)で接続されており、地震による揺れ動きが収まった場合には、この接続部材32によって引っ張られ、通常状態に復帰する。
カバー体8は、例えば図8に示すように、前記他方の躯体4の前後方向の壁面4aにその一端部が回転軸33を介して回動可能に設けられており、その他端部は前記一方の躯体3の壁面3bに当接している。なお、この回転軸33にカバー体8を取付ける際に、カバー体8が上下方向に移動可能に取付けることが望ましい。
このカバー体8の内側(第1の目地プレート側)には、レール部材34が設けられており、このレール部材34には、スライド移動可能に付勢手段35が取り付けられている。
付勢手段35は、本実施の形態においては、一方の躯体3に固定された付勢具36と、該付勢具36と接続されたワイヤー37と、該ワイヤー37の先端部に設けられた係合部材38とで構成されている。
具体的には、このレール部材34は、両端部がカバー体8の背面側に固定され、前後方向に延伸するバー部材で構成されており、前記付勢手段35の係合部材38が前記バー状のレール部材34にスライド移動可能に係合されている。
この付勢手段35によって、カバー体8の他端部側は、常時一方の躯体3の壁面3bに当接するように付勢される。
躯体が地震によって左右方向に揺れ動き前後方向の目地部が狭くなった場合には、図9及び図10に示すように、第2の目地プレート6や角部目地プレート7は、第2の目地プレートスライド支持部12の傾斜面11によって上方にせり上げられ、地震による揺れ動きを吸収する。この時、カバー体8は、付勢手段35によって引っ張られ、カバー体側の第1の目地プレート5の下に潜り込む様に回動し、その他端部側が一方の躯体3の壁面3bに当接している状態を維持する。
躯体が地震によって前後方向に揺れ動き左右方向の目地部が狭くなった場合には、図11及び図12に示すように、第1の目地プレート5や角部目地プレート7は、第1の目地プレートスライド支持部10の傾斜面9によって上方にせり上げられ、地震による揺れ動きを吸収する。
躯体が地震によって左右方向に揺れ動き前後方向の目地部が広くなった場合には、図13及び図14に示すように、第2の目地プレート6は、第2の目地プレートスライド支持部12上をスライド移動する。また、角部目地プレート7は、一方の躯体3の壁面3bによって押圧され、壁面側の角部目地プレート7aは、枢支ピン23を支点に回動するとともに、壁面側の角部目地プレート7a及び第2の目地プレート側の角部目地プレート7cの押し上げ傾斜面28、28Aによって、中間の角部目地プレート7bを上方へ押し上げて地震による揺れ動きを吸収する。
この時、カバー体8も一方の躯体3の壁面3bによって押圧されて、前記回転軸33を支点に回動し、地震による揺れ動きを吸収する。
地震による揺れ動きが収まると、カバー体8は付勢手段35によって、壁面側の角部目地プレート7aは復帰手段31によって通常状態に復帰する。また、中間の目地プレート7bは、接続部材32によって壁面側の角部目地プレート7aに引っ張られ、通常状態に復帰する。
躯体が地震によって前後方向に揺れ動き左右方向の目地部が広くなった場合には、図15及び図16に示すように、第1の目地プレート5や角部目地プレート7は、第1の目地プレートスライド支持部10上をスライド移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図17乃至図19に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図17乃至図19に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、押し上げ傾斜面28Aを形成しない第2の目地プレート側の角部目地プレート7c’と、第2の目地プレート側の角部目地プレート7c’側にせり上がり傾斜面30を形成しない中間の角部目地プレート7b’を用いて構成した角部目地プレート7Aにした点で、このような角部目地プレート7Aを用いた目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の実施形態においては、カバー体側の角部目地プレートが付勢されている形態について説明したが、カバー体側の角部目地プレートとカバー体又は他方の躯体の壁面とをワイヤーや係止片等で接続し、地震による揺れ動きが収まった場合に、通常状態に復帰するようにしてもよい。
また、角部目地プレートについては3つの角部目地プレートを用いるものについて説明したが、カバー体側の角部目地プレート及び目地プレート側の角部目地プレートの2つの角部目地プレートで目地部の角部を塞ぐものでもよいし、4つ以上の角部目地プレートを用いてもよい。
本発明の実施形態においては、復帰手段や接続部材を用いたものについて説明したが、地震による揺れ動きが収まり、壁面側の角部目地プレートが押圧状態から開放されると、中間の角部目地プレートの自重によりせり上がり傾斜面が押し上げ傾斜面を押圧し、通常状態に復帰可能することも可能であるため、復帰手段や接続部材は必ずしも設ける必要はない。
また、本発明の実施形態においては、地震によって躯体が左右方向に揺れ動き、前後方向の目地部が狭くなった場合に、一方の躯体の壁面で壁面側の角部目地プレートを押圧する形態について説明したが、カバー体で(一方の躯体の壁面に押圧されたカバー体を介して)壁面側の角部目地プレートを押圧してもよい。
本発明は目地装置を製造する産業で利用される。
1、1A:目地装置、 2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:第1の目地プレート、 6:第2の目地プレート、
7:角部目地プレート7、 8:カバー体、
9:傾斜面、
10:第1の目地プレートスライド支持部、
11:傾斜面、
12:第2の目地プレートスライド支持部、
13:第1の目地プレート支持部、 14:第2の目地プレート支持部、
15:目地プレート本体、 16:取付ピン、
17:ピンボックス、 18:モルタルあるいはコンクリート、
19:床化粧板、 20:ヒンジ部材、
21:カバー板、
22、22A、22B:角部目地プレート本体、
23:枢支ピン、 24:モルタルあるいはコンクリート、
25:床化粧板、 26:ヒンジ部材、
27:カバー板、 28、28A:押し上げ傾斜面、
29:枢支ピン挿入孔、 30:せり上がり傾斜面、
31:復帰手段、 32:接続部材、
33:回転軸、 34:レール部材、
35:付勢手段、 36:付勢具、
37:ワイヤー、 38:係合部材。

Claims (3)

  1. 第1の目地プレートスライド支持部及びこの第1の目地プレートスライド支持部と壁面を介して連続する第2の目地プレートスライド支持部とが形成された一方の躯体と、該一方の躯体と目地部を介して設けられ、前記第1の目地プレートスライド支持部と対向する位置に設けられた第1の目地プレート支持部及び前記第2の目地プレートスライド支持部と対向する位置に設けられた第2の目地プレート支持部を備える他方の躯体と、前記一方の躯体と他方の躯体間に形成された平面視略L字形で、前記第2の目地プレートスライド支持部側に角部を有する前記目地部と、前記第1の目地プレート支持部にその一端部が支持され、前記第1の目地プレートスライド支持部にその他端部がスライド可能に支持された第1の目地プレートと、前記第2の目地プレート支持部にその一端部が支持され、前記第2の目地プレートスライド支持部にその他端部がスライド可能に支持され、前記目地部の角部を除く部位に設けられた第2の目地プレートと、前記第2の目地プレート支持部にその一端部が枢支ピンで取り付けられ、前記第2の目地プレートスライド支持部にその他端部がスライド可能に支持され、目地部の角部を塞ぐ複数個の角部目地プレートと、前記他方の躯体の壁面にその一端部が回転可能に取り付けられ、その他端部側が常時第1の目地プレートスライド支持部と第2の目地プレートスライド支持部の間の壁面に当接するように付勢され、該壁面部分の目地部を塞ぐカバー体とで構成され、地震によって前記カバー体が開くように前記一方の躯体と他方の躯体が揺れ動いた場合には、前記複数個の角部目地プレートは、前記カバー体又は一方の躯体の壁面に押圧され、前記枢支ピンを支点に回動し、地震による揺れ動きを吸収すると共に、地震による揺れ動きが収まった場合には、通常状態に復帰することを特徴とする目地装置。
  2. 前記角部目地プレートは、3つの角部目地プレートで構成されており、前記3つの角部目地プレートのうち、両側の角部目地プレートには、中間の角部目地プレートと接する面に押し上げ傾斜面が形成されているとともに、中間の角部目地プレートの両側面にはせり上がり傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の目地装置。
  3. 前記角部目地プレートを構成する3つの角部目地プレートのうち、カバー体側の角部目地プレートは、カバー体側へ常時付勢されていると共に、該カバー体側の角部目地プレートと中間の角部目地プレートは連結されていることを特徴とする請求項2に記載の目地装置。
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