JP2018035535A - 床材およびその製造方法 - Google Patents

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晴己 山下
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正治 本間
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Abstract

【課題】 針葉樹合板を使用しつつ表面の平坦性に優れる床材を提供する。【解決手段】 針葉樹合板からなる基板10の表面側に、木質繊維集積板からなる被覆板20を貼り合わせて構成される床材1であって、被覆板20は、高密度層22を一方面側に有し、高密度層22よりも密度が低い低密度層24を他方面側に有しており、低密度層24が基板10の表面側に貼着されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、床材およびその製造方法に関し、より詳しくは、針葉樹合板を用いた床材およびその製造方法に関する。
従来の床材として、合板の表面に、硬度が高いMDF等の木質繊維板を積層した構成が知られている。例えば、特許文献1には、合板に貼り合わせる木質繊維集積板として、表面層および裏面層の密度が中間層の密度に比べて高い薄板状のものを使用することにより、表面平滑性を向上させた床材が開示されている。
特開2012−171302号公報
ところが、上記特許文献1に開示された床材は、針葉樹からなる合板を使用した場合に、抜け節などの欠陥部、あるいは硬質の晩材部や生き節など針葉樹特有の性質により、合板の表面に凹凸が生じるおそれがあった。このため、表裏面が硬質で厚みが小さい木質繊維板を合板の表面に積層すると、合板の凹凸が木質繊維板で吸収されずに床材の表面に現れやすく、この点において更に改良の余地があった。
そこで、本発明は、針葉樹合板を使用しつつ表面の平坦性に優れる床材およびその製造方法の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、針葉樹合板からなる基板の表面側に、木質繊維集積板からなる被覆板を貼り合わせて構成される床材であって、前記被覆板は、高密度層を一方面側に有し、前記高密度層よりも密度が低い低密度層を他方面側に有しており、前記低密度層が前記基板の表面側に貼着された床材により達成される。
この床材において、前記高密度層は、一方面から0.1mm厚部分の密度が、1.0〜1.2g/cm3であり、前記低密度層は、他方面から0.5mm厚部分の密度が、0.5〜0.9g/cm3であることが好ましい。
また、前記基板と前記被覆板との間に、中間防湿シートが介在されることが好ましい。この構成においては、前記被覆板の一方面側に防湿性の化粧シートが形成され、且つ、前記基板の裏面側に裏面防湿シートが形成されることがより好ましい。
また、本発明の前記目的は、上記の床材を製造する方法であって、木質繊維にバインダーを混合してプレス成形することにより、一方面および他方面の近傍が高密度化された前記被覆板の原板を形成する工程と、前記原板の他方面側の高密度化された部分を切除することにより、前記低密度層を形成する工程とを備える床材の製造方法により達成される。
本発明によれば、針葉樹合板を使用しつつ表面の平坦性に優れる床材およびその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る床材の概略断面図である。 前記床材に使用する木質繊維板の原板の密度分布の一例を示す図である。 前記床材に使用する木質繊維板の密度分布の一例を示す図ある。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る床材の概略断面図である。図1に示すように、床材1は、基板10と、基板10の表面側に張り合わされた被覆板20とを備えている。
基板10は、スギ、ヒノキ、マツなどの針葉樹からなる単板を複数積層して構成された針葉樹合板からなる。基板10の厚さは特に限定されないが、例えば、6〜12mmにすることが好ましい。
被覆板20は、木質繊維を集積させたMDF(中密度繊維板)やHDF(高密度繊維板)などの木質繊維集積板から構成される。被覆板20の厚さも特に限定されないが、例えば、1〜4mmである。
基板10および被覆板20は、中間防湿シート30を介して接着剤により接着されている。中間防湿シート30は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂や、アルミニウムなどの金属箔、あるいは、これらと紙や不織布等との複合体により形成されたシート状の部材である。
被覆板20の表面側には、化粧シート40が貼着されている。化粧シート40は、合成樹脂等からなる基材上に図柄層が印刷等により施されており、更に、UV塗装等が施された防湿性を有するシートである。図柄層は、例えば、基板10と同じ材質である針葉樹の木目の柄とすることにより、針葉樹特有の芳香と外観とを一致させることができ、床材1の本物感を高めることができる。
基板10の裏面側には、裏面防湿シート50が貼着されている。裏面防湿シート50は、例えば、中間防湿シート30と同様の材料から形成することができる。
上記の構成を備える床材1において、被覆板20を構成する木質繊維集積板の原板は、公知のように、広葉樹や針葉樹などからなるチップを解繊して得られる木質繊維に、ポリウレタン樹脂やメラミン・ユリア樹脂などからなるバインダーを混合して熱圧プレスすることにより、平板状に成形される。こうして得られる原板は、プレス成形時に一方面および他方面の近傍が高密度化されて硬質になり、いわゆる岩盤層が形成されるため、例えば図2に示すように、厚さ方向の密度分布が、表面部および裏面部において高密度になり、中間部において低密度となる。
本実施形態の床材1に使用する被覆板20は、上述した原板の他方面側の高密度化された部分(図2において、中間部から右側に向けて密度が大きくなる約0.5mm厚の部分)を研磨や切削等で切除することにより、図3に示すような厚さ方向の密度分布を有している。高密度化部分の切除厚さは、特に限定されないが、密度分布の値が最小となる部分の近傍まで切除することが好ましい。また、原板を長手方向に沿って切断分割することにより、高密度化部分を切除してもよく、この場合は、分割体の双方を被覆板20として使用することができる。
このように形成される被覆板20は、一方面側に高密度層22を有し、他方面側に高密度層22よりも密度が低い低密度層24を有しており、低密度層24を、中間防湿シート30を介して基板10の表面側に貼着することにより、床材1が構成される。高密度層22は、良好な表面平滑性が得られるように、表面近傍が高密度であることが好ましく、具体的には、一方面から0.1mm厚部分の密度が、1.0〜1.2g/cm3であることが好ましい。一方、低密度層24は、基板10の表面の凹凸を吸収できるように、ある程度の厚み部分が低密度であることが好ましく、具体的には、他方面から0.5mm厚部分の密度が、0.5〜0.9g/cm3であることが好ましい。本実施形態においては、図3に示すように、高密度層22の0.1mm厚部分の密度を約1.1g/cm3として、低密度層24の0.5mm厚部分の密度を約0.85g/cm3としている。木質繊維集積板の原板の深さ方向の密度分布は、木質繊維の量や含水率、バインダーの種類や量、熱圧プレス時の圧力や時間等を適宜制御することにより、所望の分布形状にすることができる。
本実施形態の床材1は、針葉樹合板からなる基板10の表面側に、木質繊維集積板からなる被覆板20の低密度層24が張り合わされているため、針葉樹合板に存在する抜け節、晩材部、生き節等により基板10の表面に凹凸が存在する場合でも、低密度層24が変形してこの凹凸を吸収することができる。一方、被覆板20の表面側は高密度層22であるため、良好な表面平滑性が維持される。この結果、表面の平坦性に優れる床材1とすることができる。
また、基板10と被覆板20との間に、中間防湿シート30が介在されているため、基板10および被覆板20の含有水分(自由水)が、両者間で移動するのを抑制することができる。したがって、基板10および被覆板20の含水率変化に伴う伸縮差が生じ難くなり、床材1に反りやねじれ等の変形が発生するのを防止して、表面の平坦性を確実に維持することができる。被覆板20の気乾比重は、0.6〜0.9であることが好ましい。
更に、被覆板20の表面側(高密度層22が形成された一方面側)に防湿性の化粧シート40が形成される一方、基板10の裏面側に裏面防湿シート50が形成されているため、基板10および被覆板20のそれぞれの表裏面が防湿される。したがって、基板10および被覆板20の吸放湿を抑制して、それぞれの含有水分(自由水)を一定に維持することができるため、床材1の反りやねじれ等の変形をより確実に防止することができる。
1 床材
10 基板
20 被覆板
22 高密度層
24 低密度層
30 中間防湿シート
40 化粧シート
50 裏面防湿シート

Claims (5)

  1. 針葉樹合板からなる基板の表面側に、木質繊維集積板からなる被覆板を貼り合わせて構成される床材であって、
    前記被覆板は、高密度層を一方面側に有し、前記高密度層よりも密度が低い低密度層を他方面側に有しており、前記低密度層が前記基板の表面側に貼着された床材。
  2. 前記高密度層は、一方面から0.1mm厚部分の密度が、1.0〜1.2g/cm3であり、
    前記低密度層は、他方面から0.5mm厚部分の密度が、0.5〜0.9g/cm3である請求項1に記載の床材。
  3. 前記基板と前記被覆板との間に、中間防湿シートが介在された請求項1または2に記載の床材。
  4. 前記被覆板の一方面側に防湿性の化粧シートが形成され、
    前記基板の裏面側に裏面防湿シートが形成された請求項3に記載の床材。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の床材を製造する方法であって、
    木質繊維にバインダーを混合してプレス成形することにより、一方面および他方面の近傍が高密度化された前記被覆板の原板を形成する工程と、
    前記原板の他方面側の高密度化された部分を切除することにより、前記低密度層を形成する工程とを備える床材の製造方法。
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