JP2006097321A - 床用化粧材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板からなる基材3のおもて面に化粧シート1が貼着されており、該基材3の裏面に耐水性紙又は耐水性樹脂からなる裏貼りシート4が貼着されており、前記各シートにより被覆されていない基材側面に耐水性樹脂層2が形成されてなる床用化粧材。
【選択図】図1
Description
1. ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板からなる基材のおもて面に化粧シートが貼着されており、該基材の裏面に耐水性紙又は耐水性樹脂からなる裏貼りシートが貼着されており、前記各シートにより被覆されていない基材側面に耐水性樹脂層が形成されてなる床用化粧材。
2. 木質繊維板が、中密度木質繊維板(MDF)又は高密度木質繊維板(HDF)である請求項1記載の床用化粧材。
3. 化粧シートが、オレフィン系熱可塑性樹脂シート上に絵柄模様層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂からなる透明性表面保護層を順に積層してなる請求項1又は2記載の床用化粧材。
4. 化粧シートが、着色オレフィン系熱可塑性樹脂シート上に絵柄模様層、透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂層からなる透明性表面保護層を順に積層してなる請求項1又は2記載の床用化粧材。
5. 耐水性樹脂がウレタン系樹脂及びオレフィン系熱可塑性樹脂からなる群から選択された少なくとも1種である請求項1〜4のいずれかに記載の床用化粧材。
6. 基材の厚みが3〜15mmである請求項1〜5のいずれかに記載の床用化粧材。
7. 基材の含水率が10重量%以下である請求項1〜6のいずれかに記載の床用化粧材。
8. 基材が針葉樹合板又は木質繊維板である請求項1〜7のいずれかに記載の床用化粧材。
以下、本発明の床用化粧材について詳細に説明する。
木質基材としては、ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板を用いる。
床用基材の表面には化粧シートが貼着されている。化粧シートの種類は特に限定されず、床用化粧材の製品特性に応じて適宜設定できる。例えば、好ましい態様の化粧シートとしては、次のようなものが挙げられる。
(1)オレフィン系熱可塑性樹脂シートに絵柄模様層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂からなる透明性表面保護層を順に積層してなる化粧シート、並びに、
(2)着色オレフィン系熱可塑性樹脂シートに絵柄模様層、透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂からなる透明性樹脂層を順に積層してなる化粧シート。
(オレフィン系熱可塑性樹脂シート)
オレフィン系熱可塑性樹脂シートとしては、例えば、低密度ポリエチレン(線状低密度ポリエチレンを含む)、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンαオレフィン共重合体、ホモポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、或いは、これらの混合物等が挙げられる。オレフィン系熱可塑性樹脂シートの厚みは特に限定されないが、通常60〜300μm程度である。
(透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層)
基材シートとなる上記樹脂シート以外に、透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層を含んでもよい。オレフィン系熱可塑性樹脂の種類は上記シートの場合と同じである。該層は、例えば、樹脂組成物をTダイ押出し機により押出し成形することにより形成してもよく、基材シートと同様に公知のシートを熱融着によりラミネートすることにより形成してもよい。透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層の厚みは特に限定されず適宜設定できる。
(絵柄模様層)
絵柄模様層は、一般にオレフィン系熱可塑性樹脂シート表面にグラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の周知の印刷法とインキとを用いて形成できる。
(プライマー層)
プライマー層としては、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるもの、即ちアクリル樹脂とウレタン樹脂の共重合体とイソシアネートとから形成されたものを用いる。これにより、化粧シートの最表面に電離放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を形成し易くなる。
1,4’シクロヘキシルジイソシアネート等を挙げることできる。ジイソシアネート成分
としては、イソホロンジイソシアネートが物性およびコストが優れる点で好ましい。上記の成分A〜Cを反応させる場合のアクリル重合体、ポリエステルポリオール、及び、後述する鎖延長剤の合計の水酸基(アミノ基の場合も含める)と、イソシアネート基の当量比はイソシアネート基が過剰となるようにする。
(表面保護層)
表面保護層は電離放射線硬化型樹脂から形成されている。電離放射線硬化型樹脂は、電離放射線を照射することにより架橋重合反応を起こし3次元の高分子構造に変化し、床用化粧材の表面硬度を高める効果がある。特に、木質基材として表面硬度の小さい針葉樹合板を用いる場合には、表面保護層を電離放射線硬化型樹脂から形成することにより表面強度を補填することができる。
(接着剤)
このような化粧シートを木質基材に貼着する際に用いる接着剤としては、例えば、酢酸ビニル樹脂系、エチレン/ビニルアセテート樹脂系、尿素樹脂系、ウレタン樹脂系等のエマルジョン型接着剤が火気に対して安全で、臭気もなく価格的にも安価であり好ましい。
木質基材の裏面には、耐水性紙又は耐水性樹脂からなる裏貼りシートが貼着されている。
化粧シート及び裏貼りシートにより被覆されていない基材側面には、耐水性樹脂層が形成されている。
6mm厚×945mm幅×1840mm長さのMDF基材にフロア用シート(HTシート、大日本印刷株式会社製)を中央理化工業製接着剤(BA−10L/BA−11B)を用いて基材表面にラミネート加工した。
MDF基材を針葉樹基材(杉材)に代えた以外は実施例1と同様にして床用化粧材を作製した。
MDF基材をラワン合板に代えた以外は実施例1と同様にして床用化粧材を作製した。
MDF基材を早成樹基材(ポプラ材)に代えた以外は実施例1と同様にして床用化粧材を作製した。
実施例1〜3で作製した床用化粧材を下記条件下に放置して反り変位量(矢高)を調べた。矢高が10mm以下であれば合格である。
2)温度40℃×湿度10%×7日間
実施例1〜4で作製した床用化粧材はいずれも矢高が5mm以下であり合格であった。
耐水性試験を行った。試験方法は、サネ勘合部に水及びワックスを滴下し、1時間後の外観状態を肉眼で観察した。
2.耐水性樹脂層
3.木質基材
4.裏貼りシート
Claims (8)
- ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板からなる基材のおもて面に化粧シートが貼着されており、該基材の裏面に耐水性紙又は耐水性樹脂からなる裏貼りシートが貼着されており、前記各シートにより被覆されていない基材側面に耐水性樹脂層が形成されてなる床用化粧材。
- 木質繊維板が、中密度木質繊維板(MDF)又は高密度木質繊維板(HDF)である請求項1記載の床用化粧材。
- 化粧シートが、オレフィン系熱可塑性樹脂シート上に絵柄模様層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂からなる透明性表面保護層を順に積層してなる請求項1又は2記載の床用化粧材。
- 化粧シートが、着色オレフィン系熱可塑性樹脂シート上に絵柄模様層、透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂層からなる透明性表面保護層を順に積層してなる請求項1又は2記載の床用化粧材。
- 耐水性樹脂がウレタン系樹脂及びオレフィン系熱可塑性樹脂からなる群から選択された少なくとも1種である請求項1〜4のいずれかに記載の床用化粧材。
- 基材の厚みが3〜15mmである請求項1〜5のいずれかに記載の床用化粧材。
- 基材の含水率が10重量%以下である請求項1〜6のいずれかに記載の床用化粧材。
- 基材が針葉樹合板又は木質繊維板である請求項1〜7のいずれかに記載の床用化粧材。
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