JP2006097321A - 床用化粧材 - Google Patents

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孝志 土井
Yoji Masuda
洋史 増田
Yasuhiro Matsukawa
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Abstract

【課題】ラワン合板その他の木質合板を基材とする化粧材であって、合板からの樹脂液の滲み出し、基材の含水率変化等が抑制されている床用化粧材を提供する。
【解決手段】ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板からなる基材3のおもて面に化粧シート1が貼着されており、該基材3の裏面に耐水性紙又は耐水性樹脂からなる裏貼りシート4が貼着されており、前記各シートにより被覆されていない基材側面に耐水性樹脂層2が形成されてなる床用化粧材。
【選択図】図1

Description

本発明は、床用化粧材に関する。
従来、家屋の床用化粧材として用いられる木質系化粧板としては、良質な原木から得られる合板基材(例えば、広葉樹のラワン合板)の上面に接着剤を介して、天然木の薄い表面層を有する化粧シートを貼着したものが知られている。
使用木材としては、上記広葉樹のラワンが多用されているが、ラワン合板はその製造工程及び保管中に基材露出部から樹脂液が滲み出す場合があり、該樹脂液に接触した物、基材自体の意匠性を損なうおそれがある。そのため、樹脂液が滲み出しにくいラワン合板の開発が求められている。また、床材としての性能を高めるため、耐水性の向上、保管時の吸水による寸法変化の抑制等を図る試みもなされている。
しかしながら、近年、天然資源の窮乏、木材伐採制限等により原木が入手し難く、材料不足が進んでいる。この問題は、特にラワン等の広葉樹にとって深刻である。そのため、ラワン合板の特性改善に加えて、ラワン合板に代えて使用できる木質材料の開発も進められている。ラワン代替材料としては、例えば、広葉樹に代えた針葉樹、木質系廃材から分離した木質繊維を接着剤により成形・固化してなる木質繊維板(例えば、中密度木質繊維板:MDF、高密度木質繊維板:HDF)、早成樹からなる早成樹合板等がある。例えば、特許文献1には、中密度木質繊維板を用いた床用化粧材が開示されている。
ところが、ラワン等の広葉樹天然木と比べて、針葉樹合板、木質繊維板等はラワンよりも樹脂液が滲み出しやすく、また耐水性も低く、保管時に吸水による寸法変形、意匠性劣化等が生じ易いという問題がある。他方、早成樹合板は保管時に乾燥し易く、保水率の低下による変形、干し割れ等の問題がある。
このような現状に鑑み、木質材料の種類に関わらず樹脂液の滲み出しを十分に抑制でき、しかも優れた耐水性(耐水分吸放出性)を付与できる技術の開発が望まれている。
特開2001−287208号公報
本発明は、ラワン合板その他の木質合板を基材とする化粧材であって、合板からの樹脂液の滲み出し、基材の含水率変化等が抑制されている床用化粧材を提供することを主な目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定のシート及び樹脂による被覆が上記目的の達成に寄与することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の床用化粧材に係る。
1. ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板からなる基材のおもて面に化粧シートが貼着されており、該基材の裏面に耐水性紙又は耐水性樹脂からなる裏貼りシートが貼着されており、前記各シートにより被覆されていない基材側面に耐水性樹脂層が形成されてなる床用化粧材。
2. 木質繊維板が、中密度木質繊維板(MDF)又は高密度木質繊維板(HDF)である請求項1記載の床用化粧材。
3. 化粧シートが、オレフィン系熱可塑性樹脂シート上に絵柄模様層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂からなる透明性表面保護層を順に積層してなる請求項1又は2記載の床用化粧材。
4. 化粧シートが、着色オレフィン系熱可塑性樹脂シート上に絵柄模様層、透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂層からなる透明性表面保護層を順に積層してなる請求項1又は2記載の床用化粧材。
5. 耐水性樹脂がウレタン系樹脂及びオレフィン系熱可塑性樹脂からなる群から選択された少なくとも1種である請求項1〜4のいずれかに記載の床用化粧材。
6. 基材の厚みが3〜15mmである請求項1〜5のいずれかに記載の床用化粧材。
7. 基材の含水率が10重量%以下である請求項1〜6のいずれかに記載の床用化粧材。
8. 基材が針葉樹合板又は木質繊維板である請求項1〜7のいずれかに記載の床用化粧材。

以下、本発明の床用化粧材について詳細に説明する。
本発明の床用化粧材は、ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板からなる基材(木質基材)のおもて面に化粧シートが貼着されており、該基材の裏面に耐水性紙又は耐水性樹脂からなる裏貼りシートが貼着されており、前記各シートにより被覆されていない基材側面に耐水性樹脂層が形成されてなる。
本発明の床用化粧材は、基材のおもて面に化粧シート、裏面に裏貼りシートを貼着され、基材側面に耐水性樹脂層が形成されているため、木質基材の種類に関わらず、優れた耐水性(耐水分吸放出性)が得られ、含水率の経時的変化を抑制することができる。ラワン合板を使用せず、針葉樹合板、繊維板、早成樹合板等を用いた場合でも優れた耐水性が得られるため、針葉樹合板、繊維板又は早成樹合板を用いる場合にはコスト面及び環境面でも好ましい床用化粧材が得られる。さらに、化粧シートの表面保護層が電離放射線硬化型樹脂からなる場合には、床用化粧材の表面硬度も高めることができる。
木質基材
木質基材としては、ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板を用いる。
ラワン合板としては、従来、床用化粧材の基材として用いられているものと同じものが使用できる。
針葉樹としては、例えば、スギ、マツ、ヒノキ、カラ松、赤松、トド松等が挙げられる。
木質繊維板としては特に限定されないが、特に次のような中密度木質繊維板(MDF)又は高密度木質繊維板(HDF)が好ましい。
中密度木質繊維板は、比重0.6〜0.8程度の木質板の一種である。一般に、針葉樹又は広葉樹の小薄片に適宜バガス、藁等を添加したものに結合剤を加えてなる成形用原料を、熱圧成形することにより作製される。該結合剤としては、例えば、尿素−ホルムアルデヒド樹脂接着剤、パラフィンエマルジョン等が挙げられる。
高密度木質繊維板は、中密度木質繊維板よりも比重が大きく、一般に0.8を超えるものが該当する。
早成樹としては、例えば、ポプラ等が挙げられる。
木質基材の厚みは特に限定的ではないが、通常3〜15mm程度である。
木質基材の含水率は特に限定されないが、10重量%以下が好ましく、8重量%以下がより好ましく、6重量%以下が特に好ましい。
木質基材としては、ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板であればよいが、針葉樹合板及び木質繊維板がコスト及び環境保全の観点から好ましい。
化粧シート
床用基材の表面には化粧シートが貼着されている。化粧シートの種類は特に限定されず、床用化粧材の製品特性に応じて適宜設定できる。例えば、好ましい態様の化粧シートとしては、次のようなものが挙げられる。
(1)オレフィン系熱可塑性樹脂シートに絵柄模様層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂からなる透明性表面保護層を順に積層してなる化粧シート、並びに、
(2)着色オレフィン系熱可塑性樹脂シートに絵柄模様層、透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂からなる透明性樹脂層を順に積層してなる化粧シート。
これらの化粧シートはいずれも、オレフィン系熱可塑性樹脂シートを基材シートとするものであり、基材シート側が木質基材のおもて面に貼着される。以下、化粧シートを構成する各層について説明する。
(オレフィン系熱可塑性樹脂シート)
オレフィン系熱可塑性樹脂シートとしては、例えば、低密度ポリエチレン(線状低密度ポリエチレンを含む)、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンαオレフィン共重合体、ホモポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、或いは、これらの混合物等が挙げられる。オレフィン系熱可塑性樹脂シートの厚みは特に限定されないが、通常60〜300μm程度である。
オレフィン系熱可塑性樹脂シートは透明性であってもよく、着色されていてもよい。
(透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層)
基材シートとなる上記樹脂シート以外に、透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層を含んでもよい。オレフィン系熱可塑性樹脂の種類は上記シートの場合と同じである。該層は、例えば、樹脂組成物をTダイ押出し機により押出し成形することにより形成してもよく、基材シートと同様に公知のシートを熱融着によりラミネートすることにより形成してもよい。透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層の厚みは特に限定されず適宜設定できる。
(絵柄模様層)
絵柄模様層は、一般にオレフィン系熱可塑性樹脂シート表面にグラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の周知の印刷法とインキとを用いて形成できる。
絵柄模様層としては、例えば、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学模様、文字、記号、線画、各種抽象模様柄等がある。
基材シートと絵柄模様層の間には、適宜ベタ印刷層を設けることができる。これら絵柄模様層及びベタ印刷層を形成するためのインキとしては、ビヒクルとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種乃至2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種補助剤等を加えてインキ化したものを用いることができが、環境問題を考慮すると、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等の1種ないし2種以上混合した非塩素系のビヒクルが適当であり、より好適にはポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミド系樹脂等の1種ないし2種以上混合したものである。
(プライマー層)
プライマー層としては、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるもの、即ちアクリル樹脂とウレタン樹脂の共重合体とイソシアネートとから形成されたものを用いる。これにより、化粧シートの最表面に電離放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を形成し易くなる。
アクリル樹脂とウレタン樹脂との共重合体は、末端に水酸基を有するアクリル重合体成分(成分A)、両末端に水酸基を有するポリエステルポリオール成分(成分B)、ジイソシアネート成分(成分C)を配合して反応させてプレポリマーとなし、該プレポリマーにさらにジアミンなどの鎖延長剤(成分D)を添加して鎖延長することで得られるものである。この反応によりポリエステルウレタンが形成されると共にアクリル重合体成分が分子中に導入され、末端に水酸基を有するアクリル−ポリエステルウレタン共重合体が形成される。
前記成分Aは、末端に水酸基を有する直鎖状のアクリル酸エステル重合体が用いられる。具体的には、末端に水酸基を有する直鎖状のポリメチルメタクリレート(PMMA)が耐候性(特に光劣化に対する特性)に優れ、ウレタンと共重合させて相溶化するのが容易である点から好ましい。前記成分Aは共重合体においてアクリル樹脂成分となるものであり、分子量5000〜7000(重量平均分子量)のものが耐候性、接着性が特に良好であるために好ましく用いられる。また、前記成分Aは両末端に水酸基を有するもののみを用いてもよいが、片末端に共役二重結合が残っているものを上記の両末端に水酸基を有するものと混合して用いてもよい。共役二重結合が残っているアクリル重合体を混合することにより、プライマー層と接する層(即ち、電離放射線硬化型樹脂からなる表面保護層)との間の接着性を向上させることができる。
前記成分Bは、ジイソシアネートと反応してポリエステルウレタンを形成し、共重合体においてウレタン樹脂成分を構成する。成分Bは両末端に水酸基を有するポリエステルジオールが用いられる。このポリエステルジオールとしては、芳香族またはスピロ環骨格を有するジオール化合物とラクトン化合物またはその誘導体、またはエポキシ化合物との付加反応生成物、二塩基酸とジオールとの縮合生成物、および環状エステル化合物から誘導されるポリエステル化合物等を挙げることができる。上記ジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、メチルペンタンジオール等の短鎖ジオール、1,4シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族短鎖ジオール等を挙げることができる。また、上記二塩基酸としては、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等を挙げることができる。ポリエステルポリオールとして好ましいのは、酸成分としてアジピン酸またはアジピン酸とテレフタル酸の混合物、特にアジピン酸が好ましく、ジオール成分として3−メチルペンタンジオールおよび1,4シクロヘキサンジメタノールを用いたアジペート系ポリエステルである。
プライマー層において、成分Bと成分Cとが反応して形成されるウレタン樹脂成分は、該プライマー層に柔軟性を与え、合成樹脂製シートとの接着性に寄与する。また、アクリル重合体からなるアクリル樹脂成分は、前記プライマー層において耐候性および耐ブロッキング性に寄与する。ウレタン樹脂において、成分Bの分子量は前記プライマー層に柔軟性を十分に発揮可能なウレタン樹脂が得られる範囲であればよく、アジピン酸またはアジピン酸とテレフタル酸の混合物と、3−メチルペンタンジオールおよび1,4シクロヘキサンジメタノールからなるポリエステルジオールの場合、500〜5000(重量平均分子量)が好ましい。
成分Cは、1分子中に2個のイソシアネート基を有する脂肪族または脂環族のジイソシアネート化合物が用いられる。このジイソシアネートとしては、たとえば、テトラメチレンジイソシアネート、2,2,4(2,4,4)−1,6ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、
1,4’シクロヘキシルジイソシアネート等を挙げることできる。ジイソシアネート成分
としては、イソホロンジイソシアネートが物性およびコストが優れる点で好ましい。上記の成分A〜Cを反応させる場合のアクリル重合体、ポリエステルポリオール、及び、後述する鎖延長剤の合計の水酸基(アミノ基の場合も含める)と、イソシアネート基の当量比はイソシアネート基が過剰となるようにする。
上記の三成分A、B、Cを60〜120℃で2〜10時間程度反応させると、ジイソシアネートのイソシアネート基がポリエステルポリオール末端の水酸基と反応してポリエステルウレタン樹脂成分が形成されると共にアクリル重合体末端の水酸基にジイソシアネートが付加した化合物も混在し、過剰のイソシアネート基および水酸基が残存した状態のプレポリマーが形成される。このプレポリマーに鎖延長剤として、たとえば、イソホロンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のジアミンを加えてイソシアネート基を該鎖延長剤と反応させ、鎖延長することでアクリル重合体成分がポリエステルウレタンの分子中に導入され、末端に水酸基を有するアクリル−ポリエステルウレタン共重合体を得ることができる。
このアクリル−ポリエステルウレタン共重合体に、イソシアネートを加えると共に、塗工法、塗工量(乾燥後の)を考慮して必要な粘度に調節した塗工液となし、たとえば、グラビアコート法、ロールコート法等の周知の塗工法で塗工することにより、プライマー層を形成することができる。前記プライマー層の乾燥後の塗工量としては、1〜20g/m2が適当であり、好ましくは1〜5g/m2である。また、前記プライマー層は、上記樹脂以外に必要に応じてシリカ微粉末などの充填剤、光安定剤、着色剤等の添加剤を添加した層としてもよい。また、イソシアネートとしてはアクリル−ポリエステルウレタン共重合体の水酸基と反応して架橋硬化させることが可能なものであればよく、例えば、2価以上の脂肪族または芳香族イソシアネートが使用でき、特に熱変色防止、耐候性の点から脂肪族イソシアネートが望ましい。具体的には、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートの単量体、又は、これらの2量体、3量体などの多量体、或いは、これらのイソシアネートをポリオールに付加した誘導体(アダクト体)のようなポリイソシアネートなどが挙げられる。
(表面保護層)
表面保護層は電離放射線硬化型樹脂から形成されている。電離放射線硬化型樹脂は、電離放射線を照射することにより架橋重合反応を起こし3次元の高分子構造に変化し、床用化粧材の表面硬度を高める効果がある。特に、木質基材として表面硬度の小さい針葉樹合板を用いる場合には、表面保護層を電離放射線硬化型樹脂から形成することにより表面強度を補填することができる。
電離放射線は、電磁波又は荷電粒子線のうち分子を重合・架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、例えば、可視光線、紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イオン線等がある。通常は紫外線又は電子線が用いられる。紫外線源としては、例えば、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長としては、通常1900〜3800Åの波長域が主として用いられる。電子線源としては、コックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、或いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型灯の各種電子線加速器を用いて、100〜1000KeV、好ましくは100〜300KeVのエネルギーをもつ電子を照射するものが使用できる。
電離放射線硬化型樹脂としては、分子中に、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、又はエポキシ基等のカチオン重合性官能基を有する単量体、プレポリマー又はポリマー(以下、これらを総称して化合物と呼称する)からなる。これら単量体、プレポリマー、及びポリマーは、単体で用いるか、或いは複数種混合して用いる。なお、本明細書で(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタアクリレートの意味で用いる。
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。このプレポリマーは、通常、分子量が10000程度以下のものが用いられる。分子量が10000を超えると硬化した樹脂層の耐擦傷性、耐摩耗性、耐薬品性、耐熱性等の表面物性が不足する。上記のアクリレートとメタアクリレートは共用し得るが、電離放射線での架橋硬化速度という点ではアクリレートの方が速いため、高速度、短時間で能率よく硬化させるという目的ではアクリレートの方が有利である。
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーとしては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂等のエポキシ系樹脂、脂肪族系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル、ウレタン系ビニルエーテル、エステル系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂、環状エーテル化合物、スピロ化合物等のプレポリマーが挙げられる。
ラジカル重合性不飽和基を有する単量体の例としては、(メタ)アクリレート化合物の単官能単量体として、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシブチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジベンジルアミノエチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシプロピレングリコール(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルハイドロゲンテレフタレート等が挙げられる。
また、ラジカル重合性不飽和基を有する多官能単量体として、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール−A−ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリンポリエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェ−ト等が挙げられる。
カチオン重合性官能基を有する単量体は、上記カチオン重合性官能基を有するプレポリマーの単量体を用いることができる。
上記の電離放射線硬化型樹脂は電子線を照射すれば十分に硬化するが、紫外線を照射して硬化させる場合には、増感剤として光重合開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合の光重合開始剤は、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、ミヒラーケトン、ジフェニルサルファイド、ジベンジルジサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソプロピル−N,N−ジメチルアミノベンゾエート等を単独又は混合して用いることができる。又、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場合は、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル、フリールオキシスルホキソニウムジアリルヨードシル塩等を単独又は混合物として用いることができる。尚、これら光重合開始剤の添加量は一般に、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部程度である。
上記の溶剤としては、塗料、インキ等に通常使用されているものを使用することができ、具体的には、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸アミル等の酢酸エステル類、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類およびこれらの2種以上の混合物を挙げることができる。
ところで、電離放射線硬化型樹脂で表面保護層を形成する方法としては、例えば、この電離放射線硬化型樹脂を溶液化し、グラビアコート法、ロールコート法等の周知の塗工法で塗工することにより形成することができる。この場合の塗工量としては、固形分として概ね5〜30g/m2が適当であり、より好ましくは7〜20g/m2である。この理由としては、5g/m2より塗工量が少なくなると表面硬度が小さくなり耐擦傷性や耐摩耗性が低下し、30g/m2より塗工量が多くなると可撓性が低下し、折り曲げ等の加工適性が悪くなる。
また、電離放射線硬化型樹脂から形成された表面保護層に、より一層耐擦傷性、耐磨耗性を付与する場合には、粉末状の酸化アルミニウム、炭化珪素、二酸化珪素、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、マグネシウムパイロボレート、酸化亜鉛、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化鉄、窒化硼素、ダイアモンド、金剛砂、ガラス繊維等の研磨材を加えることにより達成することができる。この研磨材の電離放射線硬化型樹脂100重量部に対する割合は1〜80重量部が適当である。
上記で説明した電離放射線硬化型樹脂には、必要に応じて、染料、顔料等の着色剤、艶調製剤、増量剤等の充填剤、消泡剤、レベリング剤、チクソトロピー性付与剤等の添加剤を加えることができる。
(接着剤)
このような化粧シートを木質基材に貼着する際に用いる接着剤としては、例えば、酢酸ビニル樹脂系、エチレン/ビニルアセテート樹脂系、尿素樹脂系、ウレタン樹脂系等のエマルジョン型接着剤が火気に対して安全で、臭気もなく価格的にも安価であり好ましい。
裏貼りシート
木質基材の裏面には、耐水性紙又は耐水性樹脂からなる裏貼りシートが貼着されている。
耐水性紙としては、木質樹脂液の透過を十分に防止でき、基材の耐水性を十分に高められるものであれば特に限定されない。例えば、秤量20〜45g/m2の建材用プリント紙、純白紙等にラテックス、合成樹脂等を含浸したもの、あるいは合成樹脂を混抄させて層間強度を強化した薄葉紙(いわゆる強化プリント紙)、紙間強化紙等が好ましいものとして挙げられる。含浸させる合成樹脂としては、耐水性の高いポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系熱可塑性樹脂が挙げられる。耐水性紙の厚みは特に限定されないが、通常15〜50μmである。
耐水性紙は、必要に応じて、複数を重ねて使用してもよい。複数枚を貼り合わせる場合には、接着剤を使うか、又は熱により貼り合わせることができる。該接着剤は、耐水性紙の種類に応じて適宜設定できる。
耐水性樹脂からなるシートとしては、上記したポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系熱可塑性樹脂をシート状に成形したものを好適に使用できる。この場合のシートの厚みも特に限定されないが、通常15〜50μmである。
裏貼りシートを木質系基材の裏面に貼着するために用いる接着剤としては、例えば、酢酸ビニル樹脂系、エチレン/ビニルアセテート樹脂系、尿素樹脂系、ウレタン樹脂系等のエマルジョン型接着剤が火気に対して安全で、臭気もなく価格的にも安価であり好ましい。
耐水性樹脂層
化粧シート及び裏貼りシートにより被覆されていない基材側面には、耐水性樹脂層が形成されている。
耐水性樹脂層は、耐水性が発揮できる樹脂から形成されていればよいが、例えば、耐水性に優れたウレタン系樹脂及びオレフィン系熱可塑性樹脂からなる群から選択された少なくとも1種が好ましい。
ウレタン系樹脂としては、例えば、主剤がポリオール化合物からなり、硬化剤がイソシアネート化合物からなる2液硬化型樹脂が使用できる。ポリオール化合物としては、例えば、ポリエステルポリオール,アクリルポリオール,エポキシポリオール,ポリエーテルポリオール等が利用される。また、イソシアネート化合物は分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を有する化合物であり、例えば、(1)脂肪族系ジイソシアネート化合物:エチレンジイソシアネート,1,4−ブタンジイソシアネート,1,6−ヘキサンジイソシアネート及びこれらの各ジイソシアネートの変性体、(2)脂環族系ジイソシアネート化合物:ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート,シクロヘキサンジイソシアネート,メチルシクロヘキサンジイソシアネート及びこれらの各ジイソシアネートの変性体、(3)芳香族系ジイソシアネート:2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネート,4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート,4−4’ジフェニルメタンジイソシアネート,m−キシリレンジイソシアネート及びこれらの各ジイソシアネートの変性体、(4)芳香族系トリイソシアネート:トリフェニルメタントリイソシアネート及びその変性体、等が利用される。
オレフィン系熱可塑性樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(線状低密度ポリエチレンを含む)、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンαオレフィン共重合体、ホモポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、或いは、これらの混合物等が挙げられる。
耐水性樹脂層の厚みは特に限定されないが、通常5〜50μm程度である。
耐水性樹脂層の形成方法は特に限定されず、該樹脂を塗布、噴霧する方法等が挙げられる。また、基材側面には、床材ゆえ、サネ加工が施される場合が多く、該加工時に併せて加工部分に耐水性樹脂を噴霧することにより形成してもよい。
以上説明した本発明の床用化粧材は、化粧シート、裏貼りシート及び耐水性樹脂層により基材全面が被覆されているため、基材の耐水性を高めることができる。また、基材から樹脂液が滲み出ることを防止することができる。針葉樹合板又は木質繊維板の含水率は特に限定的ではないが、通常10重量%以下、好ましくは8重量%以下、より好ましくは6重量%以下である。かかる範囲内に含水率を制御できれば、床用化粧材の反り、寸法変化等を抑制することができる。
本発明の床用化粧材は、意匠性を高めるために、床用化粧材のおもて面(表面保護層が形成されている面)に溝(凹部)を形成してもよい。溝の形成方法は特に限定されないが、一般にテノーナなどが利用できる。
溝部を着色する場合には、例えば、溝の大きさに合致した着色ローラーを溝に沿って移動させる方法、スポンジ等に着色インキを含浸させたものを溝形成面に沿って移動させて全体を着色後、溝部以外のインキを別途用意された掻き取りローラーにより除去する方法等により着色できる。
基材側面には、サネ加工を施してもよい。サネ加工もテノーナ等により行える。
本発明の床用化粧材は、基材のおもて面に化粧シート、裏面に裏貼りシートを貼着され、基材側面に耐水性樹脂層が形成されているため、木質基材の種類に関わらず、優れた耐水性が得られ、含水率の経時的変化を抑制することができる。ラワン合板を使用せず、針葉樹合板、繊維板、早成樹合板等を用いた場合でも優れた耐水性が得られるため、針葉樹又は繊維板を用いる場合にはコスト面及び環境面でも好ましい床用化粧材が得られる。さらに、化粧シートの表面保護層が電離放射線硬化型樹脂からなる場合には、床用化粧材の表面硬度も高めることができる。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
6mm厚×945mm幅×1840mm長さのMDF基材にフロア用シート(HTシート、大日本印刷株式会社製)を中央理化工業製接着剤(BA−10L/BA−11B)を用いて基材表面にラミネート加工した。
耐水性紙(防湿紙:2枚の強化紙の間にポリエチレン樹脂を流し込み、該樹脂の投錨効果により紙を接着したVR紙)を昭和高分子製接着剤(AD−14)を用いて木質基材裏面にラミネートした。
上記複合材を、ギャングソーを用いて313mm幅×1840mm長さになるように三つ割り加工した。次いで、テノーナを用いて、複合材の化粧シート側に縦溝を形成し、複合材の側面にサネを形成した。サネ加工と同時に、テノーナ内蔵の端部塗装装置(スプレー塗装装置)により、複合材側面(オスサネ部及びメスサネ部を含む)に耐水性樹脂塗料(昭和インク製W−SF)を塗布した。
次いで、横溝加工機により、縦溝形成面に横溝を形成した。
次いで、溝部及び面取り部に着色塗装を行った。着色塗装は、着色剤含有スポンジを溝部及び面取り部に押圧して着色後、着色剤掻き取りローラーを押圧して余分な着色剤を掻き取ることにより所定部位に着色を行った。
実施例2
MDF基材を針葉樹基材(杉材)に代えた以外は実施例1と同様にして床用化粧材を作製した。
実施例3
MDF基材をラワン合板に代えた以外は実施例1と同様にして床用化粧材を作製した。
実施例4
MDF基材を早成樹基材(ポプラ材)に代えた以外は実施例1と同様にして床用化粧材を作製した。
試験例1
実施例1〜3で作製した床用化粧材を下記条件下に放置して反り変位量(矢高)を調べた。矢高が10mm以下であれば合格である。
1)温度40℃×湿度90%×7日間
2)温度40℃×湿度10%×7日間
実施例1〜4で作製した床用化粧材はいずれも矢高が5mm以下であり合格であった。
試験例2
耐水性試験を行った。試験方法は、サネ勘合部に水及びワックスを滴下し、1時間後の外観状態を肉眼で観察した。
実施例1〜4で作製した床用化粧材はいずれも外観変化がなく合格であった。
実施例1で作製した床用化粧材の模式図である。
符号の説明
1.化粧シート
2.耐水性樹脂層
3.木質基材
4.裏貼りシート

Claims (8)

  1. ラワン合板、針葉樹合板、木質繊維板又は早成樹合板からなる基材のおもて面に化粧シートが貼着されており、該基材の裏面に耐水性紙又は耐水性樹脂からなる裏貼りシートが貼着されており、前記各シートにより被覆されていない基材側面に耐水性樹脂層が形成されてなる床用化粧材。
  2. 木質繊維板が、中密度木質繊維板(MDF)又は高密度木質繊維板(HDF)である請求項1記載の床用化粧材。
  3. 化粧シートが、オレフィン系熱可塑性樹脂シート上に絵柄模様層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂からなる透明性表面保護層を順に積層してなる請求項1又は2記載の床用化粧材。
  4. 化粧シートが、着色オレフィン系熱可塑性樹脂シート上に絵柄模様層、透明性オレフィン系熱可塑性樹脂層、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層及び電離放射線硬化型樹脂層からなる透明性表面保護層を順に積層してなる請求項1又は2記載の床用化粧材。
  5. 耐水性樹脂がウレタン系樹脂及びオレフィン系熱可塑性樹脂からなる群から選択された少なくとも1種である請求項1〜4のいずれかに記載の床用化粧材。
  6. 基材の厚みが3〜15mmである請求項1〜5のいずれかに記載の床用化粧材。
  7. 基材の含水率が10重量%以下である請求項1〜6のいずれかに記載の床用化粧材。
  8. 基材が針葉樹合板又は木質繊維板である請求項1〜7のいずれかに記載の床用化粧材。

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