JP2009074255A - 床材 - Google Patents

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JP2009074255A JP2007241934A JP2007241934A JP2009074255A JP 2009074255 A JP2009074255 A JP 2009074255A JP 2007241934 A JP2007241934 A JP 2007241934A JP 2007241934 A JP2007241934 A JP 2007241934A JP 2009074255 A JP2009074255 A JP 2009074255A
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弘 松原
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Abstract

【課題】 凹み傷が付き難く、耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性、耐水性等の諸物性に優れることは元より、表面平滑性においても優れた床材を提供することである。
【解決手段】 合板の一方の面に、化学処理した木粉を含有する樹脂で形成された硬度付与層を設け、該硬度付与層上に接着剤層を介して装飾材を積層した床材であって、前記硬度付与層は樹脂と化学処理した木粉との配合割合が樹脂として65〜90重量部、化学処理した木粉として35〜10重量部であって、総量として100重量部となるように配合された組成物から形成され、かつ、前記化学処理した木粉が繊維状であり、その繊維長さが50μm以上200μm以下であることを特徴とする床材。
【選択図】 図1

Description

本発明は、耐キャスター性、耐落下衝撃性、耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性、耐水性等の諸物性に優れた床材に関し、特に表面平滑性に優れた床材に関するものである。
従来から、木質系基材に装飾材、たとえば、突板あるいは紙や合成樹脂からなるシート基材に木目柄等を設けた装飾材を貼着した床材が知られている。床材に用いられる上記装飾材としては、床材として求められる表面物性、すなわち、耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性、耐水性等を確保する目的で、通常は表面に硬化型樹脂からなる表面保護層が設けられている。
また、木質系基材としては、合板や合板の表面に中密度繊維板(MDF)を積層した複合材が一般的に用いられるが、合板を用いた床材はキャスター付き家具のキャスター部、椅子や机等の脚部先端部に荷重が掛かった場合に、凹み傷が付き易いという問題や合板表面の凹凸がそのまま化粧シートの表面に現出して意匠性を損ない易いという問題(たとえば、特許文献1参照)があり、複合材を用いた床材は合板単体からなる床材に比べて凹み傷が付き難いものの、水を吸収して膨らみ、床面に波打ちが生じ易く、水が床面に飛散し易い台所等には使い辛いという問題がある。
そこで、中密度繊維板(MDF)に代えて、少なくとも化学処理した木粉と熱硬化型樹脂とからなる熱硬化型組成物を、たとえば、合板等の木質基材上に載置し、さらにその上に未硬化状態の熱硬化型樹脂が浸透、透過しうる普通化粧紙あるいは化粧単板等の化粧材を載置して熱圧成形することにより製造された化粧板が知られいる(たとえば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載された化粧板は、化学処理した木粉を含有した熱硬化型組成物を接着剤として木質基材と未硬化状態の熱硬化型樹脂が浸透、透過しうる化粧材とを熱圧により一体化するものであり、硬度においては優れるものの、前記化粧材の表面まで熱硬化型樹脂が浸透しない虞があり、表層において化粧材の層間が剥離する虞があるといった問題、あるいは、耐汚染性や耐水性、耐擦傷性、耐摩耗性に劣る虞があるといった問題があり、この解決が望まれていた。
また、前記化粧板には、木粉の凹凸が表面に現出するという問題、いわゆる、ダクの問題がある。このような意匠面における問題の解決もまた望まれている。
特開2001−193267号公報 特開平9−48090号公報
そこで本発明は、凹み傷が付き難く、耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性、耐水性等の諸物性に優れることを元より、表面平滑性においても優れた床材を提供することである。
本発明者は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明の床材は、合板の一方の面に、化学処理した木粉を含有する樹脂で形成された硬度付与層を設け、該硬度付与層上に接着剤層を介して装飾材を積層した床材であって、前記硬度付与層は樹脂と化学処理した木粉との配合割合が樹脂として65〜90重量部、化学処理した木粉として35〜10重量部であって、総量として100重量部となるように配合された組成物から形成され、かつ、前記化学処理した木粉が繊維状であり、その繊維長さが50μm以上200μm以下であることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の床材において、前記硬度付与層を形成する樹脂が熱硬化型樹脂であることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の床材において、前記装飾材が合成樹脂製シート基材からなる化粧シートであることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の本発明は、請求項3記載の床材において、前記合成樹脂製シート基材がオレフィン系熱可塑性樹脂からなることを特徴とするものである。
また、請求項5記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の床材において、前記装飾材が紙系シート基材からなる化粧シートであることを特徴とするものである。
また、請求項6記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の床材において、前記装飾材が突板であることを特徴とするものである。
また、請求項7記載の本発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の床材において、その最表面に表面保護層を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項8記載の本発明は、請求項7記載の床材において、前記表面保護層が電離放射線硬化型樹脂からなることを特徴とするものである。
また、請求項9記載の本発明は、請求項7、8のいずれかに記載の床材において、前記表面保護層が微粒子を含有した層であることを特徴とするものである。
本発明の床材は、合板の一方の面に、化学処理した木粉を含有する硬化型樹脂で形成された硬度付与層が設けられ、該硬度付与層上に接着剤層を介して装飾材を設けると共に、前記硬度付与層は樹脂と化学処理した木粉との配合割合が樹脂として65〜90重量部、化学処理した木粉として35〜10重量部であって、総量として100重量部となるように配合された組成物から形成され、かつ、化学処理した木粉が繊維状であり、その繊維長さが50μm以上200μm以下とすることにより、床材としての硬度を高めることができて耐キャスター性や耐落下衝撃性において凹み傷が付き難く、かつ、耐水性に優れたものとすることができると共に、合板の凹凸または木粉の凹凸を接着剤層により吸収して表面平滑性に優れた意匠を有する床材とすることができ、また、表面保護層、特に、電離放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を床材の最表面に設けることにより、耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性、耐水性等の表面物性に優れた床材とすることができる。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明にかかる床材の基本的な層構成を図解的に示す図、図2は本発明の床材を構成する表層に表面保護層を備えた装飾材の第1実施形態を図解的に示す層構成図、図3は本発明の床材を構成する表層に表面保護層を備えた装飾材の第2実施形態を図解的に示す層構成図、図4は本発明の床材を構成する表層に表面保護層を備えた装飾材の第3実施形態を図解的に示す層構成図であり、図中の1は床材、2は装飾材、3,13は接着剤層、5,5’,5”はプライマー層、6は凹凸模様、7はワイピングインキ、8は絵柄印刷層、8’はベタ柄印刷層、11は合板、12は硬度付与層、21は表面保護層、22は合成樹脂製透明層、22’は合成樹脂製シート、23は紙系シート、αは微粒子をそれぞれ示す。
図1は本発明にかかる床材の基本的な層構成を図解的に示す図であって、床材1は合板11の一方の面に、化学処理した木粉を含有する樹脂で形成された硬度付与層12を設け、該硬度付与層12上に接着剤層13を介して表層に表面保護層21を有する装飾材2を積層したものである。
前記合板11としては、たとえば、ラワン材等に代表される南洋材や松材、杉材、ヒノキ材等からなる合板を挙げることができ、繊維方向が異なる単板を一層毎に複数層、たとえば、3層、5層、7層を配置したものであって、表層の繊維方向が合板の長手方向と平行に構成されたもの、あるいは、表層の繊維方向が合板の長手方向と直交する方向に構成されたものの、いずれであってもよいものである。また中密度繊維板(MDF)やパーティクルボード等の他の木質基材と積層した複合板も挙げることができる。図示はしないが、通常、前記合板11の側端部には雌実、雄実からなる実部が設けられ、雌実、雄実を嵌合させて床下地上に敷設される。
また、前記硬度付与層12は、前記合板11の表面凹凸や毛羽を吸収すると共に、床材1に耐衝撃性や耐キャスター性を付与して凹み傷が付き難くするための硬度を持たせるために設けられるものであり、樹脂と化学処理した木粉とから主に構成される。樹脂としては、化学処理した木粉を均一に分散混合できる樹脂であれば特に限定することなく用いることができ、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ブテン−1、酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル、ポリエステル、スチレン、ブタジエン、アクリル酸エステル−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリル酸エステル−スチレン−ブタジエン共重合体等の熱可塑性樹脂や不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂(2液硬化型ポリウレタンも含む)、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等の熱硬化性(熱硬化型)樹脂を挙げることができ、これらの樹脂は加工適性、生産性、あるいは、合板への浸透性や層の硬度等を考慮して熱可塑性樹脂の1種ないしそれ以上および/ないし熱硬化性樹脂の1種ないしそれ以上を混合して用いてもよいものであるが、より高い硬度を得ることを考慮すると、熱可塑性樹脂を用いることなく熱硬化型樹脂の1種ないしそれ以上を混合して用いるのが好ましい。上記熱硬化型樹脂には必要に応じて、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、または、重合促進剤を添加して用いる。たとえば、硬化剤としては、イソシアネートまたは有機スルホン酸塩等が不飽和ポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂等に添加され、有機アミン等がエポキシ樹脂に添加され、メチルエチルケトンパーオキサイド等の過酸化物やアゾイソブチルニトリル等のラジカル開始剤、ナフテン酸コバルト等の重合促進剤は不飽和ポリエステル樹脂に添加される。
また、化学処理した木粉としては、上記した樹脂との相乗効果により上記した樹脂単体で形成された層よりも、より高い硬度を持つ層とするために含有されるものである。化学処理した木粉とは、木質材中の水酸基に化学物質を反応させたものであって、木質材そのものには本来備わっていなかった熱可塑性を付与したものであって、たとえば、特開昭57−103804号公報、特開昭58−32807号公報、特開昭60−188401号公報、特開昭60−206602号公報、あるいは、白石信夫:木材学会誌vol.32,No.10,P755〜762(1986)、大越誠:木材学会誌vol.36,No.1,P57〜63(1990)等で開示されているエステル化木材、エーテル化木材、アセチル化木材、アリル化木材、ベンジル化木材、ラウロイル化木材、エチル化木材、シアノエチル化木材、さらには、特開平2−145339号公報で開示されている木質成分中の水酸基に二塩基酸無水物および重合性二重結合を有するモノエポキシ化合物を反応させたオリゴエステル化木材、また、アセチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等を用いることができるが、好ましくは、製造工程が簡単で、反応後に系から除去する必要がある副生成物がないという理由から、オリゴエステル化木質材である。また、化学処理した木粉の原料となる木質材としては、樹種や形状に特に制限はなく、木粉、木材繊維、木材チップ等の木材を粉砕したものや、セルロース、パルプ、あるいは、未使用のまま廃棄される麦わら、稲わら、籾柄、古紙、リンター、バガス等の植物繊維、あるいは、その他のセルロースやリグニンを主成分とするリグノセルロース材料を粉砕したもの等を挙げることができる。
樹脂と化学処理した木粉とは、周知の混練機で混合されるが、樹脂に対する化学処理した木粉の配合割合としては、化学処理した木粉の配合割合が高くなるほど前記硬度付与層12の硬度を高めることができるが、配合割合が高くなり過ぎると樹脂と化学処理した木粉との混合物を、生産性のよい塗布方法、たとえば、ロールコート法、グラビアコート法等で塗布することができなくなるために、化学処理した木粉の樹脂に対する配合割合には自ずと限度があるものである。化学処理した木粉の樹脂に対する配合割合は、樹脂として65〜90重量部、化学処理した木粉として35〜10重量部であって、総量として100重量部となるように配合する。また、化学処理した木粉としては、硬度を高める意味から、繊維同士が絡むことが好ましく、この意味からすると繊維が長い方が好ましいが、繊維が長過ぎると、表面(床材とした際の)に繊維の凹凸が現出する虞があるために意匠において好ましくなく、木粉の繊維長さとしては50μm以上200μm以下が好ましい。繊維長さは、例えば木粉をふるいにかけることにより測定できる。また、樹脂と化学処理した木粉の混合物の塗布量としては、固形分で概ね100〜250g/m2が適当であり、120〜250g/m2が好ましい。
前記硬度付与層12の形成方法としては、たとえば、熱硬化型樹脂と化学処理した木粉とを主とする混合物を合板の一方の面に、ロールコート法で塗布した後に、金属製鏡面板で上下から挟んで熱圧成形することにより、前記混合物を硬化させて前記硬度付与層12となすと共に前記合板11と一体化させて形成するものである。
また、前記接着剤層13を形成する接着剤としては、前記硬度付与層12と前記装飾材2の前記接着剤層13と接する面を構成する材料により適宜選択して用いればよいのであって、たとえば、酢酸ビニル系樹脂、尿素系樹脂、ウレタン系樹脂(湿気硬化型ホットメルト接着剤を含む)等の周知の接着剤から選択して用いればよいものである。塗布量としては、固形分で概ね20〜50g/m2が適当である。
次に、装飾材2について説明する。図2は本発明の床材を構成する表層に表面保護層を備えた装飾材の第1実施形態を図解的に示す層構成図であって、装飾材2は合成樹脂製シート基材としての合成樹脂製透明層22の一方の面にエンボス加工を施して凹凸模様6を設け、その上からワイピング処理を施して前記凹凸模様6の凹部内にワイピングインキ7を充填した後に、表出面全面にプライマー層5を設けると共に前記合成樹脂製透明層22の他方の面にプライマー層5’を介して絵柄印刷層8、ベタ柄印刷層8’を順に印刷形成した合成樹脂製シート基材からなる化粧シートであって、該化粧シートの前記プライマー層5上に硬化型樹脂からなる表面保護層21を形成したものである。
図3は本発明の床材を構成する表層に表面保護層を備えた装飾材の第2実施形態を図解的に示す層構成図であって、装飾材2は合成樹脂製シート基材としての合成樹脂製シート22’の少なくとも一方の面にプライマー層5”を設け、該プライマー層5”上にベタ柄印刷層8’、絵柄印刷層8を順に印刷形成し、さらに前記絵柄印刷層8側の面全面にポリオール成分とイソシアネート成分からなる2液硬化型ポリウレタン系接着剤で形成した接着剤層3を介して合成樹脂製透明層22が積層され、該合成樹脂製透明層22の表面にエンボス加工を施して凹凸模様6を設け、その後、図2に示したのと同様に、凹凸模様6の上からワイピング処理を施して前記凹凸模様6の凹部内にワイピングインキ7を充填し、さらに表面にプライマー層5を設けた合成樹脂製シート基材からなる化粧シートであって、該化粧シートの前記プライマー層5上に硬化型樹脂からなる表面保護層21を形成したものである。前記合成樹脂製シート22’は、一般的には着色シートが用いられるが、無着色シートであってもよい。なお、図2、3に示した装飾材2は、エンボス加工とワイピング処理した実施態様を示したが、本発明に供する装飾材2はこれに限るものではなく、エンボス加工のみからなる凹凸模様を設けた態様としてもよいし、凹凸模様のない鏡面仕上げの装飾材であってもよいものである。
図4は本発明の床材を構成する表層に表面保護層を備えた装飾材の第3実施形態を図解的に示す層構成図であって、装飾材2は紙系シート基材としての紙系シート23の一方の面にベタ柄印刷層8’、絵柄印刷層8を順に印刷形成した紙系シート基材からなる化粧シートであって、前記絵柄印刷層8側の面全面に微粒子αを含有した硬化型樹脂からなる表面保護層21を形成したものである。
次に、前記装飾材2を構成する諸材料について説明する。まず、前記合成樹脂製透明層22および前記合成樹脂製シート22’としては、加工適性に優れ、燃焼時に有害なガスを発生しないことなどから、飽和ポリエステル樹脂や低密度ポリエチレン(線状低密度ポリエチレンを含む)、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、エチレンαオレフィン共重合体、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、あるいは、これらの混合物等のオレフィン系熱可塑性樹脂を挙げることができるが、比較的安価であることを考慮すると前記オレフィン系熱可塑性樹脂が好ましい。前記合成樹脂製透明層22および前記合成樹脂製シート22’は未延伸の状態、あるいは、一軸ないし二軸方向に延伸した状態のいずれの状態であってもよいものであって、厚さとしては概ね60〜300μm程度である。また、これらのシートは必要に応じて必要な面にコロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等の周知の易接着処理を施してもよいものである。
また、前記紙系シート23としては、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙、リンター紙、板紙、石膏ボード紙、上質紙、コート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、和紙等を挙げることができるし、ガラス繊維、石綿、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、炭素繊維等の無機質繊維、ポリエステル、ビニロン等の有機樹脂等を用いた織布ないし不織布等を挙げることができる。
また、前記絵柄印刷層8および前記ベタ柄印刷層8’としては、グラビア印刷法、オフセット印刷法、シルクスクリーン印刷法等の周知の印刷法でインキを用いて形成することができる。前記絵柄印刷層8としては、たとえば、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学模様、文字、記号、線画、各種抽象模様柄であり、前記ベタ柄印刷層8’としては隠蔽性を有する着色インキでベタ印刷したものである。図2〜4においては、前記絵柄印刷層8と前記ベタ柄印刷層8’の両印刷層を設けた構成を示したが、いずれか一方の構成であってもよいものである。
また、前記絵柄印刷層8および前記ベタ柄印刷層8’を形成するインキとしては、ビヒクルとして塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、イソシアネートとポリオールとからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド樹脂等を1種ないし2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種補助剤等を加えてインキ化したものを用いることができ、環境問題を考慮すると、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等の1種ないし2種以上混合した非塩素系のビヒクルが適当であり、より好ましくはポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミド系樹脂等の1種ないし2種以上混合したものである。また、前記ワイピングインキ7についても、上記したインキを用いればよいものである。
次に、前記表面保護層21について説明する。この表面保護層21は装飾材2(図1参照)に要求される耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性、耐水性、耐候性等の表面物性を付与するために設けられるものであり、この表面保護層21を形成する樹脂としては、熱硬化型樹脂ないし電離放射線硬化型樹脂等の硬化型樹脂を用いて形成するのが適当であるが、より好ましくは表面硬度が高く、生産性に優れるなどの理由から電離放射線硬化型樹脂である。
熱硬化型樹脂としては、前記硬度付与層12で説明したものと同じ樹脂、あるいは、同じ架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、または、重合促進剤を添加してもよい。前記表面保護層21を形成する方法としては、たとえば、上記した熱硬化型樹脂を塗布可能な粘度に調整し、ロールコート法、グラビアコート法等の周知の塗布法で塗布し、必要に応じて乾燥して硬化させることにより形成することができる。塗布量としては、概ね5〜200g/m2が適当であり、好ましくは15〜30g/m2である。
次に、電離放射線硬化型樹脂について説明する。電離放射線硬化型樹脂としては、電離放射線を照射することにより架橋重合反応を起こして3次元の高分子構造に変化する樹脂である。電離放射線は、電磁波または荷電粒子線のうち分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、可視光線、紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イオン線等がある。通常は紫外線や電子線が用いられる。紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長としては、190〜380nmの波長域を使用することができる。また、電子線源としては、コッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いることができる。用いる電子線としては、100〜1000keV、好ましくは100〜300keVのものが使用される。電子線の照射量は、通常2〜15Mrad程度である。
電離放射線硬化型樹脂としては、分子中に、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、またはエポキシ基等のカチオン重合性官能基を有する単量体、プレポリマーまたはポリマーからなる。これら単量体、プレポリマーまたはポリマーは、単体で用いるか、あるいは、複数種混合して用いる。なお、本明細書で(メタ)アクリレートとは、アクリレートないしメタアクリレートの意味で用いる。また、電離放射線とは、電磁波ないし荷電粒子線のうち分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、通常は紫外線ないし電子線である。
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。このプレポリマーは、通常、分子量が10000程度以下のものが用いられる。分子量が10000を超えると硬化した樹脂層の耐擦傷性、耐摩耗性、耐薬品性、耐熱性等の表面物性が不足する。上記のアクリレートとメタアクリレートとは共用し得るが、電離放射線での架橋硬化速度という点ではアクリレートの方が速いため、高速度、短時間で能率よく硬化させるという目的ではアクリレートの方が有利である。
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーとしては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂等のエポキシ系樹脂、脂肪族系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル、ウレタン系ビニルエーテル、エステル系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂、環状エーテル化合物、スピロ化合物等のプレポリマーが挙げられる。
ラジカル重合性不飽和基を有する単量体の例としては、(メタ)アクリレート化合物の単官能単量体として、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシブチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジベンジルアミノエチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシプロピレングリコール(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルハイドロゲンテレフタレート等が挙げられる。
また、ラジカル重合性不飽和基を有する多官能単量体として、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール−A−ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリンポリエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェート等が挙げられる。
カチオン重合性官能基を有する単量体は、上記カチオン重合性官能基を有するプレポリマーの単量体を用いることができる。
上記した電離放射線硬化型樹脂を、紫外線を照射することにより硬化させる場合には、増感剤として光重合開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合の光重合開始剤は、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、ミヒラーケトン、ジフェニルサルファイド、ジベンジルジサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソプロピル−N,N−ジメチルアミノベンゾエート等を単独ないし混合して用いることができる。また、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場合は、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル、フリールオキシキソニウムジアリルヨードシル塩等を単独ないし混合物として用いることができる。なお、これら光重合開始剤の添加量は、一般に、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部程度である。電離放射線硬化型樹脂の塗布法および塗布量は、熱硬化型樹脂と同じであり、説明は省略する。
また、前記表面保護層21に、より一層の耐擦傷性、耐摩耗性を付与する場合には、たとえば、図4に示すような無機物及び/又は有機物からなる微粒子αを含有させる。無機物としてはα−アルミナ、シリカ、カオリナイト、酸化鉄、ダイヤモンド、炭化ケイ素等の微粒子が挙げられる。粒子形状は、球形状、楕円形状、多面形状、鱗片形状等が挙げられ、特に制限はないが、球状が好ましい。有機物としては架橋アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂ビーズが挙げられる。粒径は通常膜厚の3〜200%程度とする。これらの中でも球状のα−アルミナは、硬度が高く、耐摩耗性の向上に対する効果が大きいこと、また、球状の粒子を比較的得やすい点で特に好ましいものである。また、前記表面保護層21を形成する硬化型樹脂に対する微粒子の配合割合は、硬化型樹脂100重量部に対して1〜80重量部である。
また、前記表面保護層21には、要求される物性に応じて、たとえば、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、トリアジン系等の周知の有機系紫外線吸収剤やヒンダードアミン系等の周知の光安定剤、あるいは、帯電防止剤、レべリング剤等の周知の添加剤を添加することができる。
次に、前記プライマー層5、5’、5”について説明する。前記プライマー層5は前記合成樹脂製透明層22と前記表面保護層21との接着強度を向上させる目的で設けるものであり、前記プライマー層5’は前記合成樹脂製透明層22と前記絵柄印刷層8ならびに前記ベタ柄印刷層8’との接着強度を向上させる目的で設けるものであり、前記プライマー層5”は前記合成樹脂製シート22’と前記ベタ柄印刷層8’との接着強度を向上させる目的で設けるものである。以下、前記プライマー層5、5’、5”を総称してプライマー層と呼称する。このプライマー層としては、(i)アクリル樹脂とウレタン樹脂との共重合体と、(ii)イソシアネートとからなる樹脂で形成されたものである。すなわち、(i)のアクリル樹脂とウレタン樹脂との共重合体は、末端に水酸基を有するアクリル重合体成分(成分A)、両末端に水酸基を有するポリエステルポリオール成分(成分B)、ジイソシアネート成分(成分C)を配合して反応させてプレポリマーとなし、該プレポリマーにさらにジアミンなどの鎖延長剤(成分D)を添加して鎖延長することで得られるものである。この反応によりポリエステルウレタンが形成されると共にアクリル重合体成分が分子中に導入され、末端に水酸基を有するアクリル−ポリエステルウレタン共重合体が形成される。このアクリル−ポリエステルウレタン共重合体の末端の水酸基を(ii)のイソシアネートと反応させて硬化させたものが前記プライマー層である。
前記成分Aは、末端に水酸基を有する直鎖状のアクリル酸エステル重合体が用いられる。具体的には、末端に水酸基を有する直鎖状のポリメチルメタクリレート(PMMA)が耐候性(特に光劣化に対する特性)に優れ、ウレタンと共重合させて相溶化するのが容易である点から好ましい。前記成分Aは、共重合体においてアクリル樹脂成分となるものであり、分子量5000〜7000(重量平均分子量)のものが耐候性、接着性が特に良好であるために好ましく用いられる。また、前記成分Aは、両末端に水酸基を有するもののみを用いてもよいが、片末端に共役二重結合が残っているものを上記の両末端に水酸基を有するものと混合して用いてもよいものである。共役二重結合が残っているアクリル重合体を混合することにより、前記プライマー層と接する層、たとえば、前記表面保護層21の電離放射線硬化型樹脂とアクリル重合体の共役二重結合が反応するために電離放射線硬化型樹脂との間の接着性を向上させることができる。
前記成分Bは、ジイソシアネートと反応してポリエステルウレタンを形成し、共重合体においてウレタン樹脂成分を構成するものである。前記成分Bは、両末端に水酸基を有するポリエステルジオールが用いられる。このポリエステルジオールとしては、芳香族ないしスピロ環骨格を有するジオール化合物とラクトン化合物ないしその誘導体、またはエポキシ化合物との付加反応生成物、二塩基酸とジオールとの縮合生成物、および、環状エステル化合物から誘導されるポリエステル化合物等を挙げることができる。上記ジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、メチルペンテンジオール等の短鎖ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族短鎖ジオール等を挙げることができる。また、上記二塩基酸としては、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等を挙げることができる。ポリエステルポリオールとして好ましいのは、酸成分としてアジピン酸ないしアジピン酸とテレフタル酸の混合物、特にアジピン酸が好ましく、ジオール成分として3−メチルペンタンジオールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールを用いたアジペート系ポリエステルである。
前記プライマー層において、前記成分Bと前記成分Cとが反応して形成されるウレタン樹脂成分は、前記プライマー層に柔軟性を与え、前記合成樹脂製透明層22あるいは前記合成樹脂製シート22’との接着性に寄与する。また、アクリル重合体からなるアクリル樹脂成分は、前記プライマー層において耐候性および耐ブロッキング性に寄与する。ウレタン樹脂において、前記成分Bの分子量は前記プライマー層に柔軟性を十分に発揮可能なウレタン樹脂が得られる範囲であればよく、アジピン酸ないしアジピン酸とテレフタル酸の混合物と、3−メチルペンタンジオールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるポリエステルジオールの場合、500〜5000(重量平均分子量)が好ましい。
前記成分Cは、1分子中に2個のイソシアネート基を有する脂肪族ないし脂環族のジイソシアネート化合物が用いられる。このジイソシアネートとしては、たとえば、テトラ目チレンジイソシアネート、2,2,4(2,4,4)−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4’−シクロヘキシルジイソシアネート等を挙げることができる。ジイソシアネート成分としては、イソホロンジイソシアネートが物性およびコストが優れる点で好ましい。上記の成分A〜Cを反応させる場合のアクリル重合体、ポリエステルポリオールおよび後述する鎖延長剤の合計の水酸基(アミノ基の場合もある)と、イソシアネート基の当量比はイソシアネート基が過剰となるようにする。
上記の三成分A、B、Cを60〜120℃で2〜10時間程度反応させると、ジイソシアネートのイソシアネート基がポリエステルポリオール末端の水酸基と反応してポリエステルウレタン樹脂成分が形成されると共にアクリル重合体末端の水酸基にジイソシアネートが付加した化合物も混在し、過剰のイソシアネート基および水酸基が残存した状態のプレポリマーが形成される。このプレポリマーに鎖延長剤として、たとえば、イソホロンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のジアミンを加えてイソシアネート基を前記鎖延長剤と反応させ、鎖延長することでアクリル重合体成分がポリエステルウレタンの分子中に導入され、末端に水酸基を有する(i)のアクリル−ポリエステルウレタン共重合体を得ることができる。
(i)のアクリル−ポリエステルウレタン共重合体に、(ii)のイソシアネートを加えると共に、塗布法、乾燥後の塗布量を考慮して必要な粘度に調節した塗布液となし、グラビアコート法、ロールコート法等の周知の塗布法で塗布することにより前記プライマー層を形成することができる。プライマー層の乾燥後の塗布量としては、1〜20g/m2であり、好ましくは1〜5g/m2である。また、このプライマー層は、必要に応じてシリカ粉末などの充填剤、光安定剤、着色剤等の添加剤を添加した層としてもよいものである。また、(ii)のイソシアネートとしては、(i)のアクリル−ポリエステルウレタン共重合体の水酸基と反応して架橋硬化させることが可能なものであればよく、たとえば、2価以上の脂肪族ないし芳香族イソシアネートが使用でき、特に熱変色防止、耐候性の点から脂肪族イソシアネートが望ましい。具体的には、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートの単量体、または、これらの2量体、3量体などの多量体、あるいは、これらのイソシアネートをポリオールに付加した誘導体(アダクト体)のようなポリイソシアネートなどを挙げることができる。なお、図2、図3の装飾材2においては、プライマー層(図2、3上、符号5、5’、5”で示した層)を設けた構成のものを示したが、これは、床材としての高レベルの要求に応える仕様であり、床材としての要求レベルが低い場合にはこれらプライマー層(図2、3上、符号5、5’、5”で示した層)は必ず設けなければならないものでもないし、また、図4において、前記紙系シート23と前記ベタ柄印刷層8’との間、あるいは、前記ベタ柄印刷層8’および前記絵柄印刷層8と前記表面保護層21との間に上記したプライマー層を設けて接着強度を向上させるなり、あるいは、前記ベタ柄印刷層8’および前記絵柄印刷層8の表面保護をするなりして高レベルの要求に応える仕様としてもよいものである。
また、前記凹凸模様6は加熱プレスやヘアライン加工などにより形成することができ、その模様としては、たとえば、導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝、鏡面等である。
なお、今までは、表層に表面保護層21を設けた装飾材2ということで説明してきたが、本発明の床材はこれに限ることはなく、たとえば、図2、3における前記プライマー層5および/ないし前記表面保護層21を形成する前の装飾材2を合板11と一体化した前記硬度付与層12上に接着剤層13を介して積層した後に前記プライマー層5および/ないし前記表面保護層21を設けるように構成してもよいし、また、図4における前記表面保護層21を形成する前の装飾材2を合板11と一体化した前記硬度付与層12上に接着剤層13を介して積層した後に前記表面保護層21を設けるように構成してもよいものである。また、図示はしないが、図2〜4に示した装飾材2に代えて、厚さが0.15〜0.7mm、好ましくは0.15〜0.3mmのカシ、ナラ、セン、ブナ、ケヤキ、カシ等の広葉樹の突板を用いてもよいものである。この場合は、当然のことながら、表面保護層21は合板11と一体化した前記硬度付与層12上に接着剤層13を介して突板を積層した後に設けるものである。また、図示はしないが、図2〜4に示した装飾材2に代えて、ポリプロピレンフィルムの一方の面に上記した突板を貼合して後に前記ポリプロピレンフィルム側からエンボス加工を施し、その後に前記ポリプロピレンフィルム面に硬化型樹脂からなる表面保護層を設けた積層材を用いてもよいものである。なお、突板を用いる仕様にあっては、突板の裏面(合板側となる面)に干割れ防止や加工性を考慮して紙や不織布を貼合してもよいものである。
次に、本発明について、以下に実施例を挙げて更に詳しく説明する。
[第2実施形態の装飾材(化粧シート)の作製]
両面コロナ放電処理を施した60μm厚さの着色ポリプロピレン系フィルムの一方の面にアクリル系印刷インキで3μm厚さのベタ柄印刷層と該ベタ柄層上に2液硬化型ウレタン系印刷インキで木目柄の模様柄印刷層とからなる絵柄印刷層をグラビア印刷法で形成した後に、他方の面にグラビア印刷法でウレタン/硝化綿系プライマー層を形成し、その後、前記絵柄印刷層面に2液硬化型ウレタン系樹脂からなる2μm厚さの接着剤層を形成し、該接着剤層面にベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤とヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤を添加したポリプロピレン系熱可塑性エラストマーをTダイ押出機で加熱溶融押出しして、80μm厚さの透明樹脂層を形成した中間シートを作製した。
その後、前記透明樹脂層の面に木目導管柄のエンボス版で凹部を設け、該凹部内にアクリル−ウレタン樹脂(アクリルポリオールを主剤とし、硬化剤としてイソシアネートを添加)からなるセピア色のワイピングインキを充填して乾燥すると共に、その上にアクリル/ウレタンブロック共重合体を主剤とし、硬化剤としてイソシアネートを添加した2液硬化型ウレタン系樹脂を塗布して2μm厚さの透明プライマー層を形成し、次いで、前記透明プライマー層面全面に、ウレタンアクリレート系電離放射線硬化型樹脂を塗布すると共に電子線〔加速電圧:175KeV、照射量:5Mrad〕を照射して20μm厚さの透明な表面保護層を形成した化粧シートを作製した。
11.8mm厚さの合板の表面に樹脂組成物〔不飽和ポリエステル樹脂(ディーエイチマテリアル株式会社製)を90重量部、化学処理した木粉(アグリフューチャーじょうえつ株式会社製:繊維長さが60μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材)を10重量部及びこれらの総重量部に対して重合開始剤(パーシャルブチルパーオキシイソプロピルカーボネート)を1.5重量%添加〕及びこれらの総重量部に対して重合促進剤(ナフテン酸コバルト)を0.5重量%添加〕をロールコート法にて均一に200g/m2塗布した後に、多段プレス加工機にて熱圧成形(温度:135℃、圧力:4kg/cm2、時間:3分)し、合板と硬度付与層とを一体化させた複合材を作製した。次に、前記複合材の表裏両面をサンダー加工処理した後に前記硬度付与層面に、接着剤〔中央理化工業社株式会社製:BA−10L(主剤)100重量部にBA−11B(硬化剤)2.5重量部を配合〕を80g/m2・wet塗布し、該塗布面に上記の化粧シートを積層した後に、コールドプレス(プレス時間:1時間)して床材を得た。
樹脂成分の配合として不飽和ポリエステル80重量部、化学処理した木粉を20重量部とした以外は実施例1と同様にして床材を得た。
樹脂成分の配合として不飽和ポリエステル75重量部、化学処理した木粉を25重量部とした以外は実施例1と同様にして床材を得た。
樹脂成分の配合として不飽和ポリエステル68重量部、化学処理した木粉を32重量部とした以外は実施例1と同様にして床材を得た。
樹脂成分の配合として不飽和ポリエステル65重量部、化学処理した木粉を35重量部とした以外は実施例1と同様にして床材を得た。
〔実験例1〕
樹脂成分の配合として不飽和ポリエステル95重量部、化学処理した木粉を5重量部とした以外は実施例1と同様にして床材を得た。
〔実験例2〕
樹脂成分の配合として不飽和ポリエステル100重量部とした以外は実施例1と同様にして床材を得た。
〔実験例3〕
樹脂成分の配合として不飽和ポリエステル60重量部、化学処理した木粉を40重量部としたものを調整したが、ロールコート法にて均一に塗布することができず、床材を作製することができなかった。
11.8mm厚さの合板の表面に樹脂組成物〔不飽和ポリエステル樹脂(ディーエイチマテリアル株式会社製)を65重量部、化学処理した木粉(アグリフューチャーじょうえつ株式会社製:繊維長さが50μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材)を35重量部及びこれらの総重量部に対して重合開始剤(パーシャルブチルパーオキシイソプロピルカーボネート)を1.5重量%添加〕及びこれらの総重量部に対して重合促進剤(ナフテン酸コバルト)を0.5重量%添加〕をロールコート法にて均一に200g/m2塗布した後に、多段プレス加工機にて熱圧成形(温度:135℃、圧力:4kg/cm2、時間:3分)し、合板と硬度付与層とを一体化させた複合材を作製した。次に、前記複合材の表裏両面をサンダー加工処理した後に前記硬度付与層面に、接着剤〔中央理化工業社株式会社製:BA−10L(主剤)100重量部にBA−11B(硬化剤)2.5重量部を配合〕を80g/m2・wet塗布し、該塗布面に上記の化粧シートを積層した後に、コールドプレス(プレス時間:1時間)して床材を得た。
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが70μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例6と同様にして床材を得た。
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが120μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例6と同様にして床材を得た。
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが190μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例6と同様にして床材を得た。
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが210μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例6と同様にして床材を得た。
〔実験例4〕
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが35μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例6と同様にして床材を得た。
11.8mm厚さの合板の表面に樹脂組成物〔不飽和ポリエステル樹脂(ディーエイチマテリアル株式会社製)を80重量部、化学処理した木粉(アグリフューチャーじょうえつ株式会社製:繊維長さが50μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材)を20重量部及びこれらの総重量部に対して重合開始剤(パーシャルブチルパーオキシイソプロピルカーボネート)を1.5重量%添加〕及びこれらの総重量部に対して重合促進剤(ナフテン酸コバルト)を0.5重量%添加〕をロールコート法にて均一に200g/m2塗布した後に、多段プレス加工機にて熱圧成形(温度:135℃、圧力:4kg/cm2、時間:3分)し、合板と硬度付与層とを一体化させた複合材を作製した。次に、前記複合材の表裏両面をサンダー加工処理した後に前記硬度付与層面に、接着剤〔中央理化工業社株式会社製:BA−10L(主剤)100重量部にBA−11B(硬化剤)2.5重量部を配合〕を80g/m2・wet塗布し、該塗布面に上記の化粧シートを積層した後に、コールドプレス(プレス時間:1時間)して床材を得た。
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが70μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例10と同様にして床材を得た。
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが120μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例10と同様にして床材を得た。
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが190μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例10と同様にして床材を得た。
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが210μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例10と同様にして床材を得た。
〔実験例5〕
化学処理した木粉として、アグリフューチャーじょうえつ株式会社製の繊維長さが35μmの唐檜の木粉から生成されたオリゴエステル化木質材を用いた以外は実施例10と同様にして床材を得た。
上記で作製した実施例1〜15、実験例1〜5の床材について、キャスター性試験(※1)を行い、その凹み深さを測定して評価し、その結果を表1に纏めて示した。なお、参考として本実施例に用いた合板単体についてもキャスター試験を行い、その凹み深さを測定した。
Figure 2009074255
※1)キャスター性試験:
直径が260mmで120度間隔にポリアミド製車輪(直径が75mm、幅が25mm)を3個設けた治具に75kgの荷重を掛けて20rpmのスピードで前記治具を5分間ごとに回転方向を逆転させて1000回転させた試験を行ない、その時の床材の凹み深さ(単位:μm)を測定した。凹み深さが小さい程、耐キャスター性に優れる。なお、耐キャスター性評価として、当社の判定基準として凹み深さ100μm以上を不良として×印で示し、100μm未満を良好として○印とし、40μm未満を非常に良好として◎で示して評価した。なお、凹み深さの数値は、キャスター性試験に供した床材について任意の測定点10点の平均値である。
2)表面平滑性の確認:実施例1〜15、実験例1〜5の床材の表面保護層の手触り感を確認することにより、実施例1〜15、実験例1〜5の床材の表面平滑性を確認した。
表1からも明らかなように、実験例1、2、4、5の床材については合板単体と比べて効果は認められるものの、当社規格としては満足のいくものではなく、実験例1においては、クラックが発生し、外観上、問題となる虞もある。また実施例1〜15までの床材が耐キャスター性において好ましい結果となったが、実施例10、15の床材は、木粉の凹凸が装飾材(化粧シート)の表面に僅かながら現出するために、表面平滑性を求められる床材には多少問題となる虞がある。
本発明にかかる床材の基本的な層構成を図解的に示す図である。 本発明の床材を構成する表層に表面保護層を備えた装飾材の第1実施形態を 図解的に示す層構成図である。 本発明の床材を構成する表層に表面保護層を備えた装飾材の第2実施形態を 図解的に示す層構成図である。 本発明の床材を構成する表層に表面保護層を備えた装飾材の第3実施形態を 図解的に示す層構成図である。
符号の説明
1 床材
2 装飾材
3,13 接着剤層
5,5’,5” プライマー層
6 凹凸模様
7 ワイピングインキ
8 絵柄印刷層
8’ ベタ柄印刷層
11 合板
12 硬度付与層
21 表面保護層
22 合成樹脂製透明層
22’ 合成樹脂製シート
23 紙系シート
α 微粒子

Claims (9)

  1. 合板の一方の面に、化学処理した木粉を含有する樹脂で形成された硬度付与層を設け、該硬度付与層上に接着剤層を介して装飾材を積層した床材であって、前記硬度付与層は樹脂と化学処理した木粉との配合割合が樹脂として65〜90重量部、化学処理した木粉として35〜10重量部であって、総量として100重量部となるように配合された組成物から形成され、かつ、前記化学処理した木粉が繊維状であり、その繊維長さが50μm以上200μm以下であることを特徴とする床材。
  2. 前記硬度付与層を形成する樹脂が熱硬化型樹脂であることを特徴とする請求項1記載の床材。
  3. 前記装飾材が合成樹脂製シート基材からなる化粧シートであることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の床材。
  4. 前記合成樹脂製シート基材がオレフィン系熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項3記載の床材。
  5. 前記装飾材が紙系シート基材からなる化粧シートであることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の床材。
  6. 前記装飾材が突板であることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の床材。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の床材において、その最表面に表面保護層を備えていることを特徴とする床材。
  8. 前記表面保護層が電離放射線硬化型樹脂からなることを特徴とする請求項7記載の床材。
  9. 前記表面保護層が微粒子を含有した層であることを特徴とする請求項7、8のいずれかに記載の床材。
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