JP2009126018A - 床板の製造方法 - Google Patents

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基明 鈴木
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Abstract

【課題】最表面側に針葉樹単板を有する木質系基板の表面に繊維板を貼着してなる床板を製造するに当たり、接着のための処理時間を短縮して、表面平滑性に優れた床板を製造する。
【解決手段】最表面側に針葉樹単板を有する木質系基板の表面に繊維板を貼着してなる床板を製造するに当たり、木質系基板の表面にホットメルト接着剤を介して繊維板を積層し、ロールプレスにより一体化する。従来のように平板プレスで長時間をかけて熱圧することなく、ホットメルト接着剤を使用してロールプレスにより一体化するので、接着時間の短縮を通じて生産性を向上させることができると共に、木質系基板の最表面側に存在する針葉樹単板の節などの欠陥や木目の硬い部分などの押し上げによる繊維板表面の凹凸発生が防止され、表面平滑性が良好な床板を製造することができる。ロールプレスによる搬送速度は5〜50m/分とすることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は床板の製造方法に関する。
下記特許文献には、単板積層板の表面に繊維板を貼着してなる、床板として使用可能な複合板が示されている。この複合板は、複数枚の単板と繊維板を各々の間に接着剤を介在させて積層し、この積層体を熱圧プレスの上側熱圧盤と下側熱圧盤との間に挟んで熱圧することにより製造される。
特開2005−335204号公報
この従来技術の製造方法では平板プレスで長時間をかけて熱圧されるため、単板積層板の最表面に位置する単板が針葉樹単板である場合に、該針葉樹単板の節などの欠陥や木目の硬い部分などがその上に隣接して圧力を受ける繊維板に影響して、繊維板表面に凹凸となって現れるなど、表面平滑性が失われて、床板としての商品価値を大きく損なうことが懸念される。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、最表面側に針葉樹単板を有する木質系基板の表面に繊維板を貼着してなる床板を製造するに当たり、接着のための処理時間を短縮して、表面平滑性に優れた床板を製造することである。
上記の課題を達成するため、請求項1に係る本発明は、最表面側に針葉樹単板を有する木質系基板の表面に繊維板を貼着してなる床板を製造するに当たり、木質系基板の表面にホットメルト接着剤を介して繊維板を積層し、ロールプレスにより一体化することを特徴とする床板の製造方法である。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の床板の製造方法において、ロールプレスによる搬送速度を5〜50m/分とすることを特徴とする。
本発明によれば、木質系基板の表面に繊維板を貼着するための方法として、従来のように平板プレスで長時間をかけて熱圧することなく、ホットメルト接着剤を使用してロールプレスにより一体化するので、接着時間の短縮を通じて生産性を向上させることができると共に、木質系基板の最表面側に針葉樹単板が存在する場合であっても、その節などの欠陥や木目の硬い部分などの押し上げによって繊維板表面に凹凸が発生することが防止され、表面平滑性が保持される。
ロールプレスによる搬送速度を5〜50m/分とすることにより、上記効果を最大限に発揮する。
本発明において、最表面側に針葉樹単板を有する木質系基板とは、針葉樹合板、針葉樹単板積層材(針葉樹平行合板)、少なくとも4枚の針葉樹単板を最表面および最裏面の単板を床板長手方向と略一致させると共にそれらの間の単板を長手方向と直交する方向と略一致させて積層してなる単板積層板、少なくとも一面に針葉樹単板が接着された木削片板、少なくとも一面に針葉樹単板が接着された繊維板、少なくとも一面に針葉樹単板が接着された集成材などである。少なくとも一面に針葉樹単板が接着された木削片板・繊維板・集成材などを用いる場合は、針葉樹単板を表面側にして使用する。
この木質系基板の表面に積層する繊維板は、日本工業規格JIS A 5905:2003に規定される繊維板である。床材の用途により、ミディアムデンシティファイバーボード(記号MDF)およびハードファイバーボード(記号HB)のいずれかを選定することができる。
使用する繊維板の厚さは好ましくは5.0mm以下である。特に厚さ3.0mm以下の繊維板を使用した場合に本発明の効果が顕著に発揮される。また、通常の繊維板を厚さ方向に二等分して、密度の高い部分(元の繊維板の表裏面側)を床板の表面側に使用することが好ましい。
繊維板は単独で使用しても良く、また、表面に化粧目的などのために薄シート状物を貼着したものや、裏面に防湿紙を貼着したものなどを使用しても良い。
最表面側に針葉樹単板を有する木質系基板の表面に繊維板を貼着するために使用するホットメルト接着剤は、熱可塑性樹脂を主成分とし、溶剤や水を含まない100%固形分の接着剤である。ホットメルト接着剤は常温では固体であり、その融点以上に加熱されると溶融するが、冷却すると再び固体となる。その後、通常のホットメルト接着剤は加熱すると再溶融するが、湿気等と反応する反応基を分子内に持ったホットメルト接着剤(湿気硬化型ホットメルト接着剤)は、溶融後に架橋反応が進行して固化しているため、その後に加熱しても再溶融しない。本発明においては、最表面側に針葉樹単板を有する木質系基板の表面または繊維板の裏面あるいはその双方に、ホットメルト接着剤を溶融状態で塗布した後、これらを貼り合わせることにより、その後のホットメルト接着剤の冷却硬化により接着がなされる。塗布後の冷却で硬化して乾燥工程を必要としないため、乾燥を必要とする接着剤と比較すると生産能率が向上する。
ホットメルト接着剤を塗布する方法は、接着剤固形物を専用アプリケータ中で溶融させてノズルから吐出させる方法、ロールの回転で塗布する方法、その他任意の方法を採用することができる。塗布量は単板の板厚に応じて50〜350g/mとなるように調整する。
ホットメルト接着剤のうち、湿気硬化型ホットメルト接着剤は、加熱溶融後、空気中の水分(湿気)と反応して硬化する。一旦硬化すると、その後に加熱されても再溶融しないので、通常のホットメルト接着剤に比べて耐熱性・耐寒性に優れており、本発明において好適に使用することができる。湿気硬化型ホットメルト接着剤としては、ウレタン系、ポリエチレン系、ポリエステル系、エチレン−酢酸ビニル樹脂系、エチレン−エチルアクリレート系、スチレン系、アクリル系、シアネート系などの種々のものが挙げられるが、入手容易性や価格などの観点から、ウレタン系の湿気硬化型ホットメルト接着剤を使用することが好ましい。
たとえば、ポリウレタン湿気硬化型ホットメルト接着剤は、ポリウレタン系の未硬化樹脂を主成分とするもので、溶融温度が100〜120℃であって通常のホットメルト接着剤より低温で塗布することができ、耐熱性・耐寒性に優れている。
木質系基板の表面にホットメルト接着剤を介して繊維板を積層し、ロールプレスにより一体化する。ロールプレスによる一体化は、上下の円筒状または円柱状のロールを一定速度で回転させ、その間に、木質系基板の表面にホットメルト接着剤を介して繊維板を積層した積層体を通過させることにより圧締することにより行う。加圧条件は、線圧(ロールの単位幅当たりの力)にして0.5〜20kgf/cmとすることが好ましい。線圧が0.5kgf/cmを下回ると接着が不十分となり、線圧が20kgf/cmを超えると木質系基板の最表面側に位置する針葉樹単板の節や木目の硬い部分が押し上げられて繊維板の表面凹凸となって現れるおそれがある。これらの観点から、より好ましい加圧条件は線圧にして1.0〜12.0kgf/cmである。
ロールの回転数は、積層体の搬送速度が5〜50m/分となるように調整する。搬送速度が5m/分未満であると生産能率が劣り、50m/分を超えると接着不良の原因となる。これらの観点から、より好ましい搬送速度は10〜20m/分であり、これを実現するようにロールの回転数を調整する。
ロールプレスによる圧締は、積層体に圧力を作用させる時間が短いため、木質系基板および繊維板の経時的な圧縮変形を最小限に抑えることができる。また、平板プレスでは不可能な連続的な製造を行うことができ、生産効率が良い。
MDF1(厚さ2.0mm)の表面にオレフィンシート2、裏面に防湿紙3を貼着した表面材4を用いた。図1(a)は裏面に防湿紙3を貼着したMDF1の表面にオレフィンシート2を貼着する工程を示し、MDF1の表面に接着剤を塗布した後に、床材長手方向の一方向Xに所定速度で搬送しながら押さえロール5で押圧してオレフィンシート2を貼着している。
一方、木質系基板としては、4枚の針葉樹単板を、最表面および最裏面の単板6a,6dの繊維方向を床板長手方向と略一致させると共にそれらの間の2枚の単板6b,6cの繊維方向を床板長手方向と直交する方向に略一致させて積層一体化した単板積層板6を用いた(厚さ9.0mm、平面寸法はMDF1と略同じ)。この単板積層板6の表面にポリウレタン湿気硬化型ホットメルト接着剤7を塗布した後、図1(a)で得た表面材4を載置した(図1(b))。
ポリウレタン湿気硬化型ホットメルト接着剤7はコニシ株式会社製のもの(溶融温度110℃)を用い、反応型ホットメルト専用溶融装置で溶解し、ノズル出口から一定量を吐出し、塗布量200g/mで塗布した。
その後、図1(c)に示すように、単板積層板6にポリウレタン湿気硬化型ホットメルト接着剤7を介在させて表面材4を載置して得た積層体を2対の上下ロール8a,8b間に通過させることによりロールプレスして、幅303mm、長さ1818mm、厚さ11.0mmの床板を得た。加圧条件は線圧5kgf/cmとし、積層体が床板長手方向の一方向Xに20m/分で搬送されるようにロール8a,8bの回転量を調整した。
このようにして製造された床板は、木質系基板の最表面側に存在する針葉樹単板の節などの欠陥や木目の硬い部分などの押し上げによって繊維板表面に凹凸が発生することが防止され、表面平滑性が良好なものであった。また、床板を連続的に製造することができ、生産効率が良好であった。
実施例1と同じMDF1を用いると共に、木質系基板としては5プライの針葉樹合板9(厚さ12.0mm、平面寸法はMDF1と略同じ)を用い、針葉樹合板9の表面にポリウレタン湿気硬化型ホットメルト接着剤7を塗布した後、MDF1を載置した(図2(a))。ポリウレタン湿気硬化型ホットメルト接着剤7は実施例1と同じコニシ株式会社製のもの(溶融温度110℃)を用い、塗布方法および塗布条件も実施例1と同じにして実施した。
図2(a)で得た積層体を、実施例1と同様にして、2対の上下ロール8a,8b間に通過させることによりロールプレスして、幅303mm、長さ1818mm、厚さ14.0mmの床板を得た(図2(b))。加圧条件および搬送速度も実施例1と同様にした。
このようにして製造された床板は、木質系基板の最表面側に存在する針葉樹単板の節などの欠陥や木目の硬い部分などの押し上げによって繊維板表面に凹凸が発生することが防止され、表面平滑性が良好なものであった。また、床板を連続的に製造することができ、生産効率が良好であった。
本発明の一実施形態による床板の製造方法を示す図である。 本発明の別の実施形態による床板の製造方法を示す図である。
符号の説明
1 MDF(繊維板)
2 オレフィンシート
3 防湿紙
4 表面材
5 押さえロール
6 単板積層板
6a 最表面の針葉樹単板
6b,6c 最表面と最裏面の間の針葉樹単板
6d 最裏面の針葉樹単板
7 ポリウレタン湿気硬化型ホットメルト接着剤
8a,8b プレスロール
9 針葉樹合板
9a 最表面の針葉樹単板

Claims (2)

  1. 最表面側に針葉樹単板を有する木質系基板の表面に繊維板を貼着してなる床板を製造するに当たり、木質系基板の表面にホットメルト接着剤を介して繊維板を積層し、ロールプレスにより一体化することを特徴とする床板の製造方法。
  2. ロールプレスによる搬送速度を5〜50m/分とすることを特徴とする、請求項1記載の床板の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015044347A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 Dic株式会社 木質積層材料及びその製造方法
JP2015048675A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 朝日ウッドテック株式会社 床材
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JP2018035535A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 東洋テックス株式会社 床材およびその製造方法
CN115107120A (zh) * 2022-07-02 2022-09-27 杭州宽科实业有限公司 一种绝缘层压木板及其加工装置

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