JP3965632B2 - 単板化粧シートおよび該単板化粧シートが貼着された単板化粧板 - Google Patents

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Description

本発明は、新規な単板化粧シートに関し、全て方向に対して高い柔軟性を有すると共に、基材に貼着した状態で曲げ加工しても木単板の破損が生じないよう改良された単板化粧シート、並びに該単板化粧シートを貼着してなる単板化粧板に関する。
天然の木材をスライサー、ロータリレース等の切削機によって薄肉に加工して得られる木単板(突板とも呼ばれる)に、紙、不織布、合成樹脂シート等の裏打ちシートを貼着してなる単板化粧シートが知られている。また該単板化粧シートを基材の表面に貼着してなる単板化粧板も知られている。これらの単板化粧シートおよび単板化粧板は、建築用、家具用、車両内装用等の表面化粧材として広く利用されている。
ところで木材を構成する細胞は、針葉樹材では主に仮道管(占有率:約95%)、軸方向柔細胞、放射組織および樹脂道からなり、また広葉樹材は主に道管要素、木部繊維(占有率:50%ないし70%)、軸方向柔細胞および放射組織からなるが、双方共、放射組織以外の細胞は殆ど全てが軸方向の構成細胞であるため、木材はその大部分が軸方向に配向した細胞の繊維より構成されている。これにより、木材の弾性特性等の物理的性質も繊維方向と繊維方向に直交する方向では大きく異なっており、たとえ薄肉に加工した木単板であっても繊維方向に直交する方向に急角度で曲げ加工することは困難であり、木単板の破断、割れ、折れ(ササクレ)等が発生し、商品価値を損なっていた。
縦曲げ加工、即ち繊維方向に直交する方向での曲げ加工による木材の破損は、特に単板化粧板の場合に顕著であった。即ち、単板化粧板では木単板の裏面側に単層または複層の基材が貼着されているため、単板化粧板を曲げ加工すると表面側の木単板は外アールとなって強制的に延伸され、基材に追従できなくなって破損する。木単板に貼着する裏打ちシートや基材が厚ければ厚い程、この傾向はより顕著となる。
上記の理由により、従来技術では、予め基材を所定の形状に成形しておいてから、木単板または単板化粧シートを、その成形形状に沿わせて貼り合せる後貼り工法が行われていた。しかしながら、後貼り工法はその殆どが手作業であるため、特に少量多品種生産の場合に生産効率が悪かった。また接着性能が安定し難い、仕上がり外観が安定し難い、加工作業に手間が掛かる等の問題点も指摘されていた。さらには後貼り工法でさえも、折り曲げ部位の内角が鋭角となるように(例えば1アールないし2アール)縦曲げ加工することは容易でなく、木単板の破損の問題があった。
破損を伴わずに木単板を曲げ加工する技術として、例えば細長い板からなる縁材の片面に、厚みの一部をつなぎ部として残して幅方向の切り目を入れ、該切り目から折り曲げる際、該折り曲げ部に加熱蒸気を吹き付けた後折り曲げることが知られている(例えば特許文献1参照)。この製造方法では、折り曲げ部の裏面側に切り目を設け、かつ加熱蒸気の吹き付けにより木材を柔軟にして曲げ加工を容易にする。
また、熱硬化性樹脂化粧材の下方に可撓性を持つ層を形成し、それらを接着層により木質系基材と積層して一体成形した化粧板の曲げ加工方法であって、化粧板の該木質系基材部分の所要箇所に曲げ加工のための切削加工を施した後、化粧板を湾曲させることを特徴とする化粧板の曲げ加工方法も知られている(例えば特許文献2参照)。この方法は、化粧板の裏面側となる木質系基材に対して切削加工を施すことにより、表面側の熱硬化性樹脂材の化粧面にクラック、ひび割れ等が発生することを防ぐものである。
さらに、床板材や壁板材等の芯材の反り変形を抑制する目的で、複数の板材を貼り合わせて構成され、表面に畳表、絨毯、壁紙等が貼着される合板パネル構造の芯材の一方表面に複数の第一の切り込みを平行に設けると共に、他方表面に第一の切り込みにほぼ直交する形態で第二の切り込みを平行に設け、木目の連続する繊維を分断することも知られている(例えば特許文献3参照)。
特開平6−182722号公報 特開平5−138611号公報 特開平8−150602号公報
しかしながら、単板化粧シートおよび該単板化粧シートを貼着してなる単板化粧板について、折り曲げ部位の内角が鋭角となる縦曲げ加工は従来技術では依然として困難であった。特に、予め基材に貼着して単板化粧板とした後に、所定の形状に成形し得る程に高い柔軟性を示す単板化粧シートは得られていなかった。例えば、単板化粧張り鉄製ドアは、0.2mm厚の木単板を含む単板化粧シートを1mm厚の鋼板上に接着剤により貼着した構造を有するが、単板化粧シートを予め鋼板上に貼着した後に、繊維方向と直行する方向に1アールないし2アールで90°曲げ加工したとき、木単板の破損を防ぐことは従来不可能であった。
従って本発明の目的は、その美しい外観を保ちつつ、種々の曲げ加工によっても木単板が破損しない単板化粧シートおよび単板化粧板を提供することにある。
本発明者等は、上記課題に鑑み種々検討した結果、木単板の裏面に接着剤により裏打ちシートを貼着してなる単板化粧シートにおいて、木単板の表面に木材の繊維方向を横切る方向で互いに平行な多数の細かい切り込みを設け、さらに該切り込みの間隔(ピッチ)を適度な範囲内とすることにより、切り込みが目立つことなく意匠性に優れ、かつ優れた柔軟性を示し、従来不可能であると考えられていた基材に貼着した後の縦曲げ加工においても木単板の破損を生じない単板化粧シートが得られることを見出して本発明を完成させた。
従って、本発明は、
木単板の裏面に裏打ちシートを貼着してなる単板化粧シートにおいて、厚さが0.1mmないし0.6mmである該木単板の表面の全体または所望の部位について、木単板の繊維方向と交差する方向に伸びる多数の細い切り込みを相互に0.1mmないし0.5mmの間隔で平行に並ぶように設け、かつ該切り込みの深さが該木単板の厚さの40%ないし100%であることを特徴とする、単板化粧シートに関する。
該単板化粧シートの好ましい態様は、
さらに、木単板の繊維方向と平行な方向に伸びる多数の細かい亀裂または切り込みを設けたことを特徴とする、前記単板化粧シート、
さらに、含浸塗工により、前記木単板の表面に樹脂層が形成されていることを特徴とする、前記単板化粧シート、
さらに、前記木単板の表面は樹脂フィルムで被覆されていることを特徴とする、前記単板化粧シート、および
さらに、前記裏打ちシートの裏面に他のシート材が貼着されており、該他のシート材は金属箔または樹脂フィルムまたはこれら双方を含むものであることを特徴とする、前記単板化粧シート
である。
また本発明は、
前記単板化粧シートを基材の表面に貼着してなる単板化粧板
に関する。
該単板化粧板の好ましい態様は、
前記基材は金属板または合成樹脂板であることを特徴とする、前記単板化粧板、および
前記木単板の表面に切り込みを設けた部位において、曲げ加工されていることを特徴とする、前記単板化粧板
に関する。
従来技術では、たとえ曲げ加工を行う部分であったとしても、木単板の表面に木材の繊維方向と交差する方向で切り込みを設けることは忌避されていた。これは、木材の繊維方向と交差する方向での切り込みが木単板の意匠性を著しく損ない、通常、このような切り込みを有する木単板は不良品として処理されていたからである。従って、上記した従来技術にも説明されているように、曲げ加工を行う部分に木材の繊維方向と交差する方向で切り込みを設けることが必要とされる場合には、木単板の表面でなく裏面に設けることが従来技術の常識であった。
しかしながら本願発明者等は、様々に検討を行った結果、木単板の表面に切り込みを設けたとしても、切り込みの相互の間隔が一定値より小さければ、木単板の意匠性を大きく損なわずに木材独特の意匠性を保ち、実用上全く問題のないものとなることを見出した。そして該切り込みを設けることによる意匠性の悪化と比較して、曲げ加工における柔軟性の向上は著しく、従来の単板化粧シートおよび単板化粧板では木単板の破損が不可避であった用途にも利用でき、例えば、予め単板化粧シートを基材に貼着し、得られた単板化粧板に曲げ加工を行う場合においても意匠上の不具合を生じない。従って、本発明の単板化粧シートおよび単板化粧板の特徴、特に木単板の表面側に切り込みを設けることは、本願で開示される知見なくして従来技術からは到底予期し得ない事項である。
本発明によれば、単板化粧シートの表面に、木単板の繊維方向と交差する方向に規定された間隔で切り込みを設けることにより、その外観を損なわずに高い柔軟性を達成できる。そして本発明の単板化粧シートでは、後貼り工法でなく、木基材に貼着して単板化粧板としてから、繊維方向と直交する方向を含む全方向に単板化粧板全体を曲げ加工できる。また後貼り工法においては、より鋭角での曲げ加工が可能となる。さらに、縦曲げ加工だけでなく、縦および横の双方向での曲げ加工を伴う3次元の成形加工が可能となり、従来技術と比較してより鋭角かつ深い絞り加工を達成できる。
加えて、木単板の繊維方向と交差する方向に切り込みを設け、かつ木単板の繊維方向と平行な方向に亀裂を設けるか、切り込みを設けた本発明の単板化粧シートおよび単板化粧板では、木単板の吸湿・脱湿により発生する伸縮が木単板の内部に伝達し難く伸縮による応力が緩和されるので、単板化粧シートおよび単板化粧板に反りやねじれが発生することも抑制できる。さらにこのような本発明の単板化粧シートでは、紙や布に匹敵する柔軟性を達成できるので、従来単板化粧シートが用いられなかった用途、例えば縫製品、文具品、皮革製品等にも適用ができ、単板化粧シートの用途が拡大する。
本発明の単板化粧シートを構成する木単板は、天然木の単板であっても人工杢単板でもよく、原料木材としては、天然木の丸太もしくは木材フリッチまたは人工杢フリッチから製造できる。原料木材の樹種は、基本的に任意であり、例えば国産材として、唐松、檜、楢、欅、桜、楡、黒柿、タモ、栃、翌檜、楓、楠木、桂、槐、黄蘗、潮路等、また外国産材として、ホワイトシカモア、ローズウッド、チーク、マホガニー、アフリカンマホガニー、ラワン、メランチ、コクタン、シタン、アメリカンブラックウォールナット、カリン、ゼブラウッド、マンガシロ、ブラジリアンローズ、バーシモン、シルバーローズ、パルマ、シルキーオーク、シルバーハート、タイワンクス、チェリー、ミルトル、マグノリヤ、黒レオ、白レオ、サペリ、ブビンカ、マコレ、マドローナ、メープル、クラロウォールナット、アッシュ、ゲロンガン等の中から、単板化粧シートの用途、消費者の嗜向等に応じて適宜選択される。
前記木単板は一般に、原料木材をスライサー、ハーフロータリーまたはロータリレース等の単板切削機を用いて切削加工することにより、即ち単板切削機に備えた刃型で薄肉シート材に切り出すことにより製造される。該木単板の厚さは、単板化粧シートに十分な柔軟性を備えさせる観点から、好ましくは0.1mmないし0.6mmである。
得られた木単板の裏面に、例えば紙および不織布等の繊維質シートまたは合成樹脂シートの裏打ちシートを接着剤により貼着して、単板化粧シートとする。ここで用いられる紙としては、和紙、洋紙(中質紙、上質紙等)、板紙(クラフト紙)および樹脂含浸紙等が挙げられる。また、不織布としては、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビニロン、キュプラ等を原料繊維とする不織布が使用される。さらに、合成樹脂フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等の鎖状ポリオレフィンや環状ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂(共重合体樹脂も含む)からなるフィルムを使用し得る。
こうして得られた単板化粧シートの表面に、木材の繊維方向と交差する方向に伸び、かつ相互の間隔が1.0mm以下である切り込みを平行に多数設けることにより、本発明の単板化粧シートが製造される。ここで木材の繊維方向と交差する方向とは、木材を構成する細胞の繊維を切断する方向であり、木材の繊維方向に直交する方向のみならず、例えば木材の繊維方向と45°の角度で交差する方向等でもあり得る。木材の繊維方向と切り込みを設ける方向とが成す角度は、例えば30°ないし90°であることができ、45°ないし90°が好ましい。また切り込みは、例えば種々のカッターを使用して木単板に切り込むことにより設けることができる。
前記切り込みの相互の間隔は、1.0mm以下でなければならない。この範囲の間隔で切り込みを設ける限り、本発明の単板化粧シートでは、その表面側に切り込みを設けたとしても、切り込みが目立たずに意匠性が極端に損なわれることはなく、十分に実用に耐え得る優れた意匠性を有することができる。それに対して、該間隔が1.0mmより大きくなると、単板化粧シートに十分な柔軟性を付与できないばかりか、単板の表面に設けた切り込みが目立って優れた意匠性を達成し得ない。また該間隔が0.1mm未満である切り込みは、実際に単板に設けることが非常に困難であり、またたとえ設けることができたとしても、単板の強度を低下させる原因となるので好ましくない。好ましい切り込みの相互の間隔は0.1mmないし0.5mmである。
前記切り込みの深さは、単板化粧シートに十分な柔軟性と強度を与えることができるならば特に制限はなく、例えば前記単板の厚さの40%ないし100%であることができる。切り込みの深さは、深くなればなる程、単板化粧シートの強度が低下し、一方、その柔軟性は向上する。例えば1アールないし2アールに90°ないし180°で縦曲げ加工す
ることが必要な場合には、木単板の厚さの100%の深さ、即ち、木単板を完全に切断し、木単板と裏打ちシートとの間に介在する接着剤層にまで到達しているような切り込みを設けることが好ましい。
本発明の単板化粧シートでは、木単板の全ての表面に切り込みを設けてもよいが、曲げ加工が必要な部位にのみ切り込みを設けることもできる。さらに、必要な場合には、施す曲げ加工の程度(アール、角度、方向)に応じて、切り込みの間隔、深さ、方向、数等を調節することにより、優れた意匠性と強度とを両立させることもできる。
さらに本発明の単板化粧シートでは、2以上の方向に同時に切り込みを設けることもできる。このような例としては、例えば木材の繊維方向と45°を成す第1の方向と、第1の方向とは反対側に木材の繊維方向と45°を成す第2の方向に切り込みを設けることが挙げられる。この場合、第1の方向の切り込みと第2の方向の切り込みとは互いに直交することとなり、2方向に同時に切り込みを設けることにより、単板化粧シートの柔軟性をさらに高めることができる。
また他の例は、木材の繊維方向と直交する第1の方向に切り込みを設け、木材の繊維方向に平行な第2の方向に亀裂を設けるか切り込みを設けることである。ここで、木材の繊維方向に平行な亀裂は、例えば2本のロールを走行する単板の上下両側に配置し、該ロール間に単板を通して、該単板を木材の繊維方向と平行な方向に小さなアールで曲げることにより、木材の繊維方向に沿って亀裂が生じさせて、効率良く作ることができる。この亀裂を設ける場合、亀裂の深さは木単板の厚さの100%となる。なお、木材の繊維方向と交差する方向では単板の強度が高いため、木材の繊維方向と交差する方向にこの方法で亀裂を設けることは困難である。
本発明の好ましい態様では、前記木単板の表面側に切り込みを設けた後、さらに合成樹脂を含浸塗工して樹脂層を形成する。本発明の単板化粧シートでは、木単板に多数の切り込みが設けられているために接着剤層付近で剥離が発生しやすい。そこで、切り込みを設けた後に、木単板に対して木材との密着性および浸透性に優れた柔軟な合成樹脂を含浸することで、木単板の剥離を防止できる。また同様の理由により、本発明の単板化粧シートは、切り込みを設ける際や曲げ加工時に木単板内部での破損が生じる惧れがあるが、合成樹脂の含浸はこのような破損を防ぐこともできる。該合成樹脂は例えば、ポリウレタン系、アクリル系等であってよいが、単板化粧シートに曲げ加工を行うことを考慮すれば、形成される皮膜の引張伸度が20%以上となるような合成樹脂を使用することが好ましい。また合成樹脂含浸の前後に、下塗り塗料および/または上塗り塗料を塗装することもできる。さらに、合成樹脂を含浸塗工することに代えて、木単板表面を樹脂フィルムで被覆することもできる。
また、本発明の単板化粧シートでは、裏打ちシートの裏面にさらにシート材を貼着することができ、該シート材は金属箔または樹脂フィルムから、さらにはその双方を含むことができ、単層のものだけでなく、複層であってもよい。好ましい複層の裏打ちシートとしては、木単板/紙または不織布/合成樹脂フィルム/紙または不織布からなる積層体、および木単板/紙または不織布/合成樹脂フィルム/金属箔/合成樹脂フィルム/紙または不織布からなる積層体が挙げられる。該合成樹脂フィルムとしてはポリエチレン、ポリプロピレン等の鎖状ポリオレフィンや環状ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂(共重合体樹脂も含む)からなるフィルムが使用でき、該紙および該不織布としては上記と同様のものが使用でき、該金属箔としては鉄箔、アルミニウム箔、ステンレススチール箔が使用できる。
本発明の単板化粧シートを製造するために使用する接着剤は、特に制限はなく、従来慣用に使用されている接着剤であれば如何なるものも使用できる。但し、本発明の単板化粧
シートでは、木単板に多数の切り込みが設けられているために、木単板と裏打ちシートとの間の接着剤層に及ぼされる力が大きくなり、接着力が弱いと、接着剤層付近で剥離が発生し易い。従って、木単板に裏打ちシートを貼着する際には、特に裏打ちシートを曲げ加工した際に接着剤層から木単板が剥離しないよう、十分に強い接着力を発揮し得る接着剤を使用すべきである。
本発明の単板化粧シートは、例えば下記の基材の上に貼着して様々な単板化粧板に仕上げることも可能である。
曲げ加工可能な厚肉の繊維質シート:厚肉の可撓性柔軟材料からなる繊維質シートであって、特にクッション性に富むもの。シートの素材としては、例えば洋紙、和紙、板紙、織布および不織布を使用し得る。
発泡樹脂シート:発泡ポリウレタンまたは発泡ポリスチレン、好ましくは発泡ポリスチレンからなる発泡樹脂シート。
木質合板木質合板:従来より慣用に使用されている3層合板、5層合板等。
中質繊維板(medium density fiber board):様々な厚さ、繊維の種類、集密度等を有する中質繊維板。
無機質板:例えば石膏ボード、珪酸カルシウム板、繊維混入珪酸カルシウム板、繊維混入石膏ボード、ガラス繊維混入無機質・フェノール樹脂発泡板またはガラス繊維・水酸化アルミニウム混入フェノール樹脂発泡板および発泡コンクリート。
ガラス板:表面が平坦な板ガラス。
金属板:例えばアルミニウム板、鋼板、ステンレス板等。その厚さは例えば0.2mmないし2mmである。
合成樹脂板:例えばメラミン樹脂板、ABS樹脂板、ポリウレタン樹脂板、エポキシ樹脂板、アクリル樹脂板等。さらにエポキシ樹脂等を木材等に含浸させた板も同様に使用できる。
特に好ましい前記基材は金属板または合成樹脂板である。
こうして得られた単板化粧板は、木単板の表面に切り込みを設けた部分について、彎曲、屈曲、曲面化等の曲げ加工をすることができる。即ち、曲げ加工を行わない部分については切り込みを設ける必要がなく、木単板の優れた意匠性を有する単板化粧板を得ることができる。
こうして製造された本発明の単板化粧シートおよび単板化粧板は、木造建築物、コンクリート建造物等の天井、内壁および床の表面に貼着される内装材として、また家具、調度品、什器、家電製品(例えばテレビキャビネット)および事務用品等の表面被覆材として、さらには自動車のインストルメントパネル等の交通機関の内装材として、または楽器(例えばギター、ピアノ)の表面材として好ましく利用することができる。特に本発明の単板化粧シートおよび単板化粧板は、優れた柔軟性を示して木材の破断、割れ、折れ(ササクレ)等が発生しないので、鋭角で急角度の曲げ加工が必要な用途に好ましく利用できる。
特に本発明の単板化粧シートは、その高い柔軟性のために、基材に貼着して単板化粧板とした後に所望の形状に例えばプレス成形できる。従って、本発明の単板化粧シートでは、手作業で行う従来の後貼り工法を行う必要がなく、生産効率は顕著に向上する。加えて、接着性能の安定化、仕上がり外観の安定化、加工作業の手間の削減にも優れた効果がある。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
オーク材の木単板(0.2mm厚)の裏面に不織布(90g/m2)を接着剤を介して貼着して積層体を得た。該積層体について、木単板の表面を軽く研磨した後、透明なポリウレタン系柔軟性合成樹脂を含浸塗工した。次いで、木単板の表面に木材の繊維方向と直交する方向に深さ0.2mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.4mmで切り込みを設け、本発明の単板化粧シートを得た。
図1は、実施例1の単板化粧シートの表面の写真を示す図であり、図1(a)は切り込みを設ける前の状態を示し、図1(b)は切り込みを設けた後の状態を示す。図1から明らかなように、本発明の単板化粧シートでは、木単板の表面に繊維方向と直交する方向に切り込みを設けたにもかかわらず、その意匠性は極端に低下せず、切り込み前に有していた木材独特の意匠性を保つことができる。
なお実施例1の単板化粧シートでは、図2に示すように、曲げ加工を行う範囲にのみ切り込みを設けた。
図3は、実施例1の単板化粧シートの断面を示し、(a)は断面の顕微鏡写真を示す図であり、(b)は該写真の模式図である。また図4は、実施例1の単板化粧シートの断面を屈曲させた状態で示し、(a)は断面の顕微鏡写真を示す図であり、(b)は該写真の模式図である。
これらの図は、木単板1と、接着剤層2と、裏打シート3とからなる実施例1の単板化粧シートにおいて、切り込み4が木単板を完全に切断して接着剤層2まで到達していることを示す。そして切り込み4には樹脂層5が入り込んでおり、単板化粧シートの強度と意匠性を向上させている。
さらに屈曲状態を示す図4は、切り込み4によって木単板1の木材の繊維が切断されていることにより、裏打ちシート3の屈曲に木単板1が追従可能となっていることを示す。
こうして得られた本発明の単板化粧シートを、アルミニウム板(0.6mm厚)に接着剤を介して貼着して積層体を得た。該積層体について、木単板の表面を軽く研磨し、さらに上塗り塗料を塗装して本発明の単板化粧金属板を得た。
得られた単板化粧金属板を、図2に示すように、木材の繊維方向と直交する方向に2アールで90°曲げ加工を行った。その結果、曲げ部分に意匠的な不具合は生じなかった。
ウォールナット材の木単板(0.2mm厚)の裏面に不織布(90g/m2)を接着剤を介して貼着して積層体を得た。次いで、該積層体を鋼板(0.6mm厚)に接着剤を介して貼着した。木単板の表面を研削加工し、木単板を着色し、そして透明なポリウレタン系下塗り塗料を塗装した。該積層体について、木単板の表面側から木材の繊維方向と直交する方向に深さ0.2mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.4mmで切り込みを設けた。その後、木単板の表面を軽く研磨し、透明なポリウレタン系柔軟性合成樹脂を含浸塗工した。合成樹脂が固化し樹脂層を形成した後、木単板の表面を軽く研磨し、さらに上塗り塗料を塗装して本発明の単板化粧金属板を得た。
得られた単板化粧金属板を、木材の繊維方向と直交する方向に2アールで90°曲げ加工を行った。その結果、曲げ部分に意匠的な不具合は生じなかった。
メープル材の木単板(0.2mm厚)の裏面に不織布(30g/m2)を接着剤を介して貼着して積層体を得た。該積層体について、木単板の表面を軽く研磨した後、木単板を着色し、透明なポリウレタン系柔軟性合成樹脂を含浸塗工した。次いで、木単板の表面に木材の繊維方向と平行な方向に深さ0.2mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.4mmないし1.5mmで亀裂を設けた。その後、該積層体の裏面に接着剤を介して布を貼着した。
さらに該積層体について、木単板の表面に木材の繊維方向と直交する方向に深さ0.2
mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.4mmで切り込みを設けた。木単板の表面を軽く研磨した後、透明なアクリル系柔軟性合成樹脂を含浸塗工した。合成樹脂が固化し樹脂層を形成した後、木単板の表面を軽く研磨し、さらに上塗り塗料を塗装して本発明の単板化粧シートを得た。
得られた単板化粧シートは、木材の繊維方向と平行に亀裂が設けられ、繊維方向と直交する方向に切り込みが設けられているので、両方向について非常に柔軟であり、屈曲性に優れ、縫製品にも利用し得る布地のような風合いのシートとなった。
メープル材の木単板(0.2mm厚)、紙間強化紙、アルミニウム箔および紙間強化紙をこの順で積層し、各材料間に接着剤層を介在させて積層接着し、総厚0.32mmないし0.4mmの積層体を得た。次いで、木単板の表面を研削加工し、木単板を着色し、そして透明な樹脂のシーラーを塗工した。該積層体について、木単板の表面に木材の繊維方向と平行な方向に深さ0.2mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.3mmないし1.5mmで亀裂を設け、さらに繊維方向と直交する方向に深さ0.2mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.3mmで切り込みを設けた。その後、木単板の表面を軽く研磨し、透明なポリウレタン系柔軟性合成樹脂を含浸塗工した。合成樹脂が固化し樹脂層を形成した後、木単板の表面を軽く研磨し、さらに上塗り塗料を塗装して本発明の単板化粧シートを得た。
得られた単板化粧シートは、柔軟性および寸法安定性に優れ、複雑で鋭角な屈曲部を有する形状の対象に対して、木材の縦横両方向に容易に後貼り可能なシートとなった。
ウォールナット材の木単板(0.2mm厚)の裏面に不織布(90g/m2)を接着剤を介して貼着して積層体を得た。該積層体について、木単板の表面に木材の繊維方向と45°を成す方向に深さ0.2mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.4mmで切り込みを設け、さらに該切り込みと直交する方向に深さ0.2mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.4mmで切り込みを設けた。その後、該積層体の裏面に接着剤を介してアルミニウム板(0.6mm厚)を貼着した。次いで、木単板の表面を軽く研磨した後、透明なポリウレタン系柔軟性合成樹脂を含浸塗工した。合成樹脂が固化し樹脂層を形成した後、木単板の表面を軽く研磨し、さらに上塗り塗料を塗装して本発明の単板化粧金属板を得た。
得られた単板化粧金属板を、木材の繊維方向と直交する方向に2アールで90°曲げ加工を行った。その結果、曲げ部分に意匠的な不具合は生じなかった。
メープル材の木単板(0.2mm厚)の裏面に不織布(90g/m2)を接着剤を介して貼着して積層体を得た。該積層体について、木単板の表面に図5に示するような楕円形状の切り込みを深さ0.2mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.4mmで設けた。次いで、該積層体をアルミニウム板(0.6mm厚)に接着剤を介して貼着し、木単板の表面を研削加工し、その後に透明なポリウレタン系柔軟性合成樹脂を含浸塗工した。合成樹脂が固化し樹脂層を形成した後、木単板の表面を軽く研磨し、さらに上塗り塗料を塗装して本発明の単板化粧金属板を得た。
得られた単板化粧金属板は、図5に示す楕円形状を等高線とするような立体化した金型を準備して金型成形を行うことができた。この際、最終の成形形状より変形の程度の小さい金型を準備し、予備成形を行うことが好ましい。
メープル材の木単板(0.2mm厚)、不織布および透明アクリル板(4mm厚)をこの順で積層し、各材料間に接着剤層を介在させて積層接着して積層体を得た。該積層体に
ついて、木単板の表面に木材の繊維方向と直交する方向に深さ0.2mm(木単板の厚さの100%)および間隔0.3mmで切り込みを設けた。その後、木単板の表面を軽く研磨し、透明なポリウレタン系柔軟性合成樹脂を含浸塗工した。合成樹脂が固化し樹脂層を形成した後、木単板の表面を軽く研磨し、さらに上塗り塗料を塗装して本発明の単板化粧板を得た。
得られた単板化粧板について、予め曲げ加工を行う部分のアクリル板の裏面にU字型の溝を形成した後、木材の繊維方向と直交する方向に2アールで90°熱曲げ加工を行った。その結果、曲げ部分に意匠的な不具合は生じなかった。
図1は、実施例1の単板化粧シートの写真を示す図であり、図1(a)は切り込みを設ける前の状態を示し、図1(b)は切り込みを設けた後の状態を示す。 図2は、実施例1の単板化粧シートに切り込みを設けた範囲、および実施例1の単板化粧金属板の曲げ加工の状態を示す斜視図である。 図3は、実施例1の単板化粧シートの断面を示し、(a)は断面の顕微鏡写真を示す図であり、(b)は該写真の模式図である。 図4は、実施例1の単板化粧シートの断面を屈曲させた状態で示し、(a)は断面の顕微鏡写真を示す図であり、(b)は該写真の模式図である。 実施例6の単板化粧金属板が有する切り込みの形状を示す模式図である。
符号の説明
1 木単板
2 接着剤層
3 裏打ちシート
4 切り込み
5 樹脂層

Claims (8)

  1. 木単板の裏面に裏打ちシートを貼着してなる単板化粧シートにおいて、厚さが0.1mmないし0.6mmである該木単板の表面の全体または所望の部位について、木単板の繊維方向と交差する方向に伸びる多数の細い切り込みを相互に0.1mmないし0.5mmの間隔で平行に並ぶように設け、かつ該切り込みの深さが該木単板の厚さの40%ないし100%であることを特徴とする、単板化粧シート
  2. さらに、木単板の繊維方向と平行な方向に伸びる多数の細かい亀裂または切り込みを設けたことを特徴とする、請求項1記載の単板化粧シート。
  3. さらに、含浸塗工により前記木単板の表面に樹脂層が形成されていることを特徴とする、請求項1ないしのうちの何れか1項に記載の単板化粧シート。
  4. さらに、前記木単板の表面は樹脂フィルムで被覆されていることを特徴とする、請求項1ないしのうちの何れか1項に記載の単板化粧シート。
  5. さらに、前記裏打ちシートの裏面に他のシート材が貼着されており、該他のシート材は金属箔または樹脂フィルムまたはこれら双方を含むものであることを特徴とする、請求項1ないしのうちの何れか1項に記載の単板化粧シート。
  6. 請求項1ないしのうちの何れか1項に記載の単板化粧シートを基材の表面に貼着してなる単板化粧板。
  7. 前記基材は金属板または合成樹脂板であることを特徴とする、請求項記載の単板化粧板。
  8. 前記木単板の表面に切り込みを設けた部位において、曲げ加工されていることを特徴とする、請求項記載の単板化粧板。
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