JP4818545B2 - 幕板及び幕板付き天板 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は幕板及び幕板付き天板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、天板に洗面ボールを取り付けた洗面カウンターの下方には、飛散する水から天板の基材を保護する機能的な目的や、洗面ボールの下部を隠し見栄えをよくするといった意匠的な目的などで幕板を取り付けることが多く、近年はバリアフリー対応のため、車椅子に乗った状態でも支障なく洗面できるように、洗面ボールを前端が突き出た湾曲天板に取り付け、幕板も天板の湾曲部に沿うように曲面状に曲げて取り付ける試みがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の幕板は一般に木質繊維方向が互い直交したいわゆる直交合板に化粧材を接着したものが使用されているため、直交合板の高い剛性がゆえ円弧状に湾曲させようとしても容易には曲がらなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる状況に鑑み検討されたもので以下のことを特徴とするものである。
すなわち、表板として木質繊維方向が長手方向の単板と、芯板及び/又は裏板として木質繊維方向が短手方向の単板とからなる合板の表面側に、化粧板が接着されていることを特徴とする幕板、また、天板を構成する基材の裏面に溝が形成され、前記溝に請求項1に記載の幕板の長手方向の側端部が挿着されていることを特徴とする幕板付き天板である。以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
【0005】
図1は本発明の実施例の幕板20の構成断面図を示し、木質繊維方向が長手方向の単板1が1枚と木質繊維方向が短手方向の単板2が4枚とからなる合板3の長手方向の単板1側に、化粧板4が接着されている。木質繊維方向が短手方向の単板2側に化粧板4を接着すると幕板20の強度が弱くなり、曲面状に取り付ける際破損しやすくなり好ましくない。
【0006】
単板としては、丸太をベニヤレースで剥いだロータリー単板、角材をスライサで切削したスライスド単板、ベニヤソーにより鋸断されたソーン単板、ハーフラウンドベニヤレースで切削したハーフラウンド単板などが用いられるが特に制約はなく、単板同志の接着には、フェノール樹脂接着剤、ユリア・メラミン共縮合樹脂接着剤、ユリア樹脂接着剤、カゼイン接着剤、α−オレフィン無水マレイン酸樹脂接着剤、水性ビニルウレタン樹脂接着剤、酢酸ビニル樹脂接着剤などが用いられている。
【0007】
単板の樹種は、例えば、セン、シナ、ミズナラ、ブナ、カバ、タモ、アカダモ、ナラ、トチノキ、カエデ、カツラ、シオジ、ケヤキ、キリ、ドロノキ、ホウノキ、タブノキ、ミズキ、キハダなどの広葉樹、スギ、マツ、ヒノキなどの針葉樹、ラワン、カプール、アピトン、チークなどの輸入広葉樹、ベイマツ、ベイスギ、ベイヒなどの輸入針葉樹を挙げることができるが、特に制約はない。
【0008】
木質繊維方向が長手方向の単板1の厚みは0.8〜2mm、木質繊維方向が短手方向の単板2の厚みは0.8〜2mm程度が好ましく、厚みが下限に満たないと破損しやすくなり、また、上限を超えると曲がりにくくなる。
【0009】
合板3はこれらの単板にスプレッダー、ロールコーター、スプレーガン、カーテンフローコーター、エクストルーダーなどにより接着剤を塗布し、積層して圧締することにより得られ、合板の厚みは、2.4〜15mm程度が曲げ性を有し、強度が保たれるため好ましく、2.4mm未満では強度が不足し、15mmを超えると曲げ加工が難しくなる。
【0010】
幕板20の表面に用いられている化粧板4は、不飽和ポリエステル樹脂を用いてフィルム成形して得られるポリエステル樹脂化粧板、塩化ビニ−ル樹脂シ−トを用いた塩化ビニ−ル樹脂化粧板、木質薄板を用いた天然木化粧板、メラミン樹脂やジアリルフタレ−ト樹脂などの熱硬化性樹脂を用いたメラミン樹脂化粧板、ジアリルフタレ−ト樹脂化粧板などが適用できるが、望ましくは、耐汚染性、耐摩耗性、耐衝撃性、耐水性、強度に優れ、傷がつきにくいメラミン樹脂化粧板が望ましく、とりわけ可撓性を有する所謂ポストフォーム用メラミン樹脂化粧板と称せられるものが好ましい。
【0011】
木質繊維方向が長手方向の単板1と化粧板4との接着には、公知の接着剤、例えば水性ビニールウレタン系の接着剤、ウレタン系の接着剤、酢酸ビニール系の接着剤、ユリア系の接着剤、エポキシ系の接着剤、合成ゴム系の接着剤を用いればよい。
【0012】
図2は湾曲した洗面カウンターの天板7の裏面に幕板20を取り付けた透視平面図を示し、図3は図2中のA−A線に沿う部分拡大断面図である。
天板7として化粧材5と木質系基材6とを接着加工したものが用いられている。化粧材5としては、前述の化粧板4に例示したものの他、メタクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などの樹脂を注型成形した注型品等が用いられる。とりわけ、耐汚染性、耐摩耗性に優れ、傷がつきにくい注型品や、メラミン樹脂化粧板やジアリルフタレ−ト樹脂化粧板などの熱硬化性樹脂化粧板が好ましい。
【0013】
木質系基材6としては、溝の形成が容易なもの、例えば合板、パ−ティクルボ−ド、MDF(中密度繊維板)、集成材、あるいは、これらを複合化したものなどが適用でき、いずれも公知のもので差し支えない。図2では基材として木質系基材6を用いているが、幕板20を挿着できる溝が切削できるものであれば木質系基材に特に限定されることはなく、プラスチック積層板、プラスチック注型品などでも一向に支障はない。化粧材5との接着は、前述の公知の接着剤を用いればよい。
【0014】
尚、図示はしないが、天板は、化粧材の接着加工を必要とせず基材自体が天板となりうるもの、例えば、人工大理石の如きプラスチック注型品や集成材などでも構わない。
【0015】
幕板20付き天板21は、天板7の裏面側に幕板20の厚みより幾分大きめの幅の溝8を天板の湾曲部に沿ってNC加工機で切削し、溝8に接着剤を塗布し、幕板20の長手方向の側端部を挿入することにより得られる。
【0016】
以下、実施例にて詳細に説明する。
【実施例1】
幕板
厚みが1.0mmで木質繊維方向が長手方向のラワン単板1枚を表板とし、厚みが1.0mmで木質繊維方向が短手方向のラワン単板4枚を芯板及び裏板としフェノール系接着剤を介して積層接着し、厚み5.2mmの合板を得た。次いで、厚み0.8mmのポストフォーム用メラミン化粧板を用意した後、木質繊維方向が長手方向のラワン単板側及びポストフォーム用メラミン樹脂化粧板の裏面に酢酸ビニル系接着剤を塗布して接着し、本発明の幕板を得た。
幕板付き天板
厚み1.0mmのメラミン樹脂化粧板が厚み18mmの合板に合成ゴム系の接着剤で接着され、前端部が突き出た湾曲天板にアクリル製の洗面ボールが取り付けられた洗面カウンターの天板裏面に、天板の湾曲部に沿って幅7.2mm、深さ10mmの溝をNC加工機で切削した。
次いで、この溝に酢酸ビニル接着剤を塗布し、幕板の長手方向の側端部を挿入して幕板付き天板を得た。
【0017】
比較例1
実施例1において、合板の代りに厚みが5.2mmの直交合板を用いた以外は同様に実施し天板に取り付けようとしたが、幕板が曲がらなかった。
【0018】
比較例2
実施例1において、木質繊維方向が短手方向のラワン単板側にポストフォーム用メラミン樹脂化粧板を接着した以外は同様に実施したが、天板に取り付ける際、強度が弱く幕板が破損した。
【0019】
【発明の効果】
本発明の幕板は、表板として木質繊維方向が長手方向の単板と、芯板として木質繊維方向が短手方向の単板とからなる合板の表面側に、化粧板が接着されているため、可撓性、強度があり、湾曲した洗面カウンターの下方に曲面状に取り付けることができる。
【0020】
更に、実施例においては、幕板は湾曲した洗面カウンターに取り付けられているが、洗面カウンターに限ることなく曲面状の幕板を必要とするもの、例えば、カウンター、テーブルなどで変形、湾曲したものにも適用できる。もちろん曲面状に取り付ける必要がなく平面状に取り付ける場合にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の幕板の構成断面図。
【図2】 本発明の幕板付き天板の透視平面図。
【図3】 図2中のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 木質繊維方向が長手方向の単板
2 木質繊維方向が短手方向の単板
3 合板
4 化粧板
5 化粧材
6 木質系基材
7 天板
8 溝
10 洗面ボール
20 幕板
21 幕板付き天板

Claims (2)

  1. 表板として木質繊維方向が長手方向の単板と、芯板及び/又は裏板として木質繊維方向が短手方向の単板とからなる合板の表面側に、化粧板が接着されていることを特徴とする幕板。
  2. 天板を構成する基材の裏面に溝が形成され、前記溝に請求項1に記載の幕板の長手方向の側端部が挿着されていることを特徴とする幕板付き天板。
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