JP2018034886A - 被包装物の載置トレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】ストッパー部の小型化を図りつつその強度を十分に確保する。
【解決手段】ストッパー部60は、底面部2における被包装物の載置領域に隣接してその外側に設けられ、一対の側壁部の対向方向に延びる短冊状部61を枠状に折り曲げて形成される枠状部60と、枠状部60の下側壁における載置領域側Rの端縁から該載置領域R側に突出する差し込み片62と、載置領域R内において差し込み片62に係合する切欠き孔63とを有している。
【選択図】図3B
【解決手段】ストッパー部60は、底面部2における被包装物の載置領域に隣接してその外側に設けられ、一対の側壁部の対向方向に延びる短冊状部61を枠状に折り曲げて形成される枠状部60と、枠状部60の下側壁における載置領域側Rの端縁から該載置領域R側に突出する差し込み片62と、載置領域R内において差し込み片62に係合する切欠き孔63とを有している。
【選択図】図3B
Description
本発明は、被包装物の載置トレイに関する。
画像形成装置や家庭用電化製品等(被包装物)は、通常、段ボールなどで構成される包装箱によって包装された後に出荷される。作業者が包装箱に被包装物を出し入れする際の作業性を向上させるために、被包装物を載置する載置トレイを設ける場合がある。(例えば、特許文献1参照)。
載置トレイは、被包装物が載置される底面部と、該底面部に隣接し、折り曲げて起立させることで被包装物の四方を囲む側面部を有している。第一の対向する一対の側面部には持手部が設けられており、作業者はこの持手部に手を掛けて載置トレイを被包装物と共に持ち上げることで梱包作業を行う。第二の対向する一対の側面部は、載置トレイの持ち運び時に底面部が傾動した際に、被包装物が自重により一対の側面部に沿った方向に移動するのを規制するストッパー部として機能する。第二の対向する一対の側面部は底面部の幅方向の全体に亘って形成されている。
しかしながら、特許文献1に示す載置トレイでは、被包装物の重量が大きいとストッパー部が被包装物の自重に耐えきれずに破損する虞がある。
また、被包装物の運搬コストの低減を図る観点では包装箱を小容量化する必要があり、これに伴い、載置トレイのコンパクト化に対する要求が高まっている。載置トレイをコンパクト化しようとすると、ストッパー部の形成スペースが制限されるため、ストッパー部が小型化してその強度が不足してしまう。この結果、上述したストッパー部の破損の問題が顕著になる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ストッパー部の小型化を図りつつその強度を十分に確保しようとすることにある。
本発明に係る載置トレイは、被包装物が載置される載置領域を有する底面部と、該底面部に隣接し、折り曲げて起立させることで互いに対向して被包装物の両側面を覆う一対の側面部と、一対の側面部に沿う方向の被包装物の移動を規制するストッパー部とを備えている。
そして、上記ストッパー部は、上記底面部の上記載置領域に隣接してその外側に設けられ、上記一対の側壁部の対向方向に延びる短冊状部を枠状に折り曲げて形成される枠状部と、上記枠状部の下側壁における上記載置領域側の端縁から該載置領域側に突出する差し込み片と、上記載置領域内において上記差し込み片に係合する切欠き孔とを有している。
本発明によれば、被包装物が載置される載置領域を有する底面部と、該底面部に隣接し、折り曲げて起立させることで互いに対向して被包装物の両側面を保護する一対の側面部と、一対の側面部に沿う方向の被包装物の移動を規制するストッパー部とを備えた載置トレイにおいて、ストッパー部の小型化を図りつつその強度を十分に確保することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、本実施形態に係る載置トレイ1を示す外観斜視図であり、図2は載置トレイ1の展開図である。載置トレイ1は、画像形成装置や家庭用電化製品等の被包装物100が載置されるトレイであって、直方体形状をなす包装箱(図示省略)にすっぽりと収まるように形成されている。
図1は、本実施形態に係る載置トレイ1を示す外観斜視図であり、図2は載置トレイ1の展開図である。載置トレイ1は、画像形成装置や家庭用電化製品等の被包装物100が載置されるトレイであって、直方体形状をなす包装箱(図示省略)にすっぽりと収まるように形成されている。
載置トレイ1は、板状をなす段ボールを折り曲げて形成されている。載置トレイ1は、被包装物100が載置される載置領域Rを有する底面部2と、該底面部2に隣接して互いに対向する一対の側面部3,4と、一対の側面部3,4に沿う方向の被包装物100の移動を規制する第一ストッパー部5及び一対の第二ストッパー部6とを備えている。以下の説明にいて、底面部2の縦方向とは、一対の側面部3,4に沿う方向を意味し、底面部2の横方向とは、一対の側面部3,4の対向方向を意味するものとする。
側面部3,4は、図2に示す載置トレイ1の折れ線7,8で底面部2の外側部分を垂直に折り曲げて起立させることにより形成されている。側面部3,4は、載置トレイ1の横方向において対向し、これにより被包装物100の側面を覆っている。
側面部3,4にはそれぞれ、作業者が載置トレイ1を包装箱に出し入れする際に手で掴むことができる持手部30が設けられている。各持手部30は、大きさが異なる手掛け孔31,32を有している。手掛け孔31,32は、側面部3、4を厚さ方向に貫通していて、作業者が手を挿入して、掛けることが可能な大きさ及び形状をなしている。
作業者が包装箱(図示省略)に被包装物100を出し入れする際には、作業者は包装箱の正面側(図1の奥側)から、載置トレイ1の持手部30の手掛け孔31,32に手を掛けて載置トレイ1を上げ降ろしする。これにより、被包装物100を直接上げ降ろしする場合に比べて包装作業を容易に行うことができる。
第一ストッパー部5及び一対の第二ストッパー部6は、段ボールの一部を折り曲げることにより立体化されて底面部2の端部から上方に突出している。そして、第一ストッパー部5及び一対の第二ストッパー部6は、作業者が載置トレイ1を包装箱に出し入れする際に底面部2が傾いたときに、被包装物100が底面部2上から落下しないように被包装物100の縦方向の移動を規制している。
第一ストッパー部5は、底面部2の縦方向の一側端部に横方向の全体に亘って形成されている。第一ストッパー部5は、図2に示す展開状態において、縦方向に延びる一対の切れ込み51と、縦方向に間隔を空けて並ぶ4つの折れ線9〜12と、折れ線9及び折れ線10間に位置する矩形板部52と、折れ線10及び折れ線11間に位置する矩形板部53と、折れ線11及び一対の切れ込み51を囲むように形成されたコ字状板部54と、コ字状板部54に対して折れ線12を挟んで連接された矩形板部55とを有している。矩形板部55には横方向に間隔を空けて並ぶ一対の突出片55aが形成されている。尚、図中の、符号14は一対の突出片55aが差し込まれる差し込み孔であり、符号15は、底面部2の端部2aに形成された係合片16が係合する係合孔である。
第一ストッパー部5を組み立てる際には、段ボールを折れ線9〜12で折り曲げて、矩形板部52とコ字状板部54とを対向させ且つ矩形板部53と矩形板部55とを対向させて箱状部を形成し、一対の突出片55aをそれぞれ一対の差し込み孔14に差し込む。そして、矩形板部55を底面部2の端部2aの上側に重合させることで該箱状部を起立させた後、底面部2の端部2aに形成された係合片16を折り曲げて切欠き孔15に係合させる。
一対の第二ストッパー部6は、底面部2における縦方向の他側端部に形成されている。一対の第二ストッパー部6は、底面部2の横方向の中央位置を挟んで間隔を空けて対称に配置されている。各第二ストッパー部6は、載置トレイ1のコンパクト化を図るために第一ストッパー部5よりも小型化されている。具体的には、各第二ストッパー部6の横方向の幅は、第一ストッパー部5の横方向の幅の略1/5とされ、各第二ストッパー部6の高さは、第一ストッパー部5の高さ(両端部を除く中間部の高さ)の略1/3とされている。
各第二ストッパー部6は、展開状態において段ボールに形成された短冊状部61,差し込み片62、切欠き孔63を用いて形成されている。短冊状部61及び差し込み片62は、板状の段ボールに階段状の切れ込みを入れることで一体形成されている。
短冊状部61は、横方向に延びる短冊状に形成をなしている。短冊状部61は、底面部2における被包装物100の載置領域Rに隣接してその外側に形成されている。差し込み片62は、短冊状部61の先端部から縦方向の他側に突出する矩形板部62aと、該矩形板部62aの先端部に連接された矩形状の係止片62bとを有している。矩形板部62aの横方向の幅は切欠き孔63の横方向の幅と等しい。また、係止片62bの横方向の幅は、矩形板部62aの横方向の幅よりも小さく、本実施形態では矩形板部62aの幅の略1/2に設定されている。
短冊状部61には、横方向に間隔を空けて並ぶ3つの折れ線17〜19が形成されている。折れ線17は、短冊状部61の基端縁と同じ位置に形成されている。折れ線18は、差し込み片62の横方向の一端縁の延長線上に形成されており、折れ線19は、折れ線17及び折れ線18の間に形成されている。本実施形態では、各折れ線17〜19の間隔は互いに等しい。
切欠き孔63は、底面部2の縦方向の他側端部に形成されている。切欠き孔63はやや縦長の矩形状をなしていて、その殆どが載置領域R内に位置している。尚、切欠き孔63全体が載置領域R内に位置していてもよい。
次に図3A及び図3Bを参照して、各第二ストッパー部6の形成手順について説明する。先ず、短冊状部61をそれぞれ折れ線17〜19で折り曲げて三角柱状の枠状部60を形成する(図3B参照)。そうすると、枠状部60の下側壁から載置領域R側に向かって差し込み片62が突出するので、この差し込み片62を切欠き孔63に差し込んでその先端の係止片62bを底面部2の下面側に潜り込ませる。そうして、差し込み片62は、底面部2の載置領域R内において切欠き孔63に係合する。この状態では、切欠き孔63全体が差し込み片62の矩形板部62aによってほぼ隙間無く閉塞されるとともに、矩形板部62aの上面が底面部2の上面と略面一になる。
図4に示すように、切欠き孔63の載置領域R側とは反対側の上下2つのエッジのうち上側のエッジ63aは、枠状部60の載置領域R側の端面に被包装物100が当接した状態で、当該エッジ63aと被包装物100とによって差し込み片62を挟み込むように形成されている。
以上のように構成された載置トレイ1によれば、作業者が包装箱に載置トレイ1を出し入れする際に載置トレイ1が傾くと、被包装物100も同様に傾くので、第一ストッパー部5又は一対の第二ストッパー部6に対して被包装物100からの荷重が作用する。第一ストッパー部5は、被包装物100からの荷重を図2の折れ線9に相当する部分で受け止めることとなる。一方、一対の第二ストッパー部6は、第一ストッパー部5に比べて小型であるため、被包装物100からの荷重を図2の折れ線17に相当する部分で受け止めることとなる。折れ線17の長さは折れ線19よりも短いので、第二ストッパー部6は第一ストッパー部5に比べて強度が低くなる虞がある。
しかし、本実施形態では、第二ストッパー部6の一部である差し込み片62を、載置領域R内において切欠き孔63に係合させるようにしている。したがって、図4に示すように、差し込み片62が被包装物100によって上側から踏まれる形になるので、差し込み片62が切欠き孔63から抜け難くなる。したがって、第二ストッパー部6が被包装物100からの荷重によって型崩れして被包装物100が底面部2から落下するのを防止することができる。
また、切欠き孔63のエッジ63a(図4参照)は、枠状部60の載置領域R側の端面に被包装物100が当接した状態で、当該エッジ63aと被包装物100とによって差し込み片62を挟み込むように形成されている。
これにより、差し込み片62が切欠き孔63からより一層抜け難くなるので、第二ストッパー部6が被包装物100からの荷重により型崩れするのを確実に防止することができる。また、被包装物100からの荷重を、載置トレイ1の折れ線17部分のみでなく当該エッジ63aにて受け止めることができる。したがって、第二ストッパー部6の強度を可及的に高めることができる。
また、差し込み片62の先端部の係止片62bは、底面部2の下側に潜り込ませるようにしたことで、差し込み片62が切欠き孔63から抜けるのをより一層確実に防止することができる。また、差し込み片62の先端部の係止片62bが底面部2の下側に潜り込むことによって矩形板部62aの上面を底面部2の上面と面一にすることができる。よって、被包装物100を載置トレイ1にセットする際に、被包装物100が差し込み片62に乗り上げて傾くのを防止することができる。
また、差し込み片62(矩形板部62a)の幅と切欠き孔63の幅とは互いに等しいので、差し込み片62の上面と、底面部2の上面とが横方向において連続的に繋がる。したがって、底面部2に隙間が生じて被包装物100の姿勢が不安定になるのを防止することができる。
以上説明したように、本発明は、被梱包物の載置トレイについて有用である。
R 載置領域
1 載置トレイ
2 底面部
6 第二ストッパー部(ストッパー部)
60 枠状部
61 短冊状部
62 差し込み片
62a 矩形板部
62b 係止片
63 切欠き孔
63a 上側のエッジ
100 被包装物
1 載置トレイ
2 底面部
6 第二ストッパー部(ストッパー部)
60 枠状部
61 短冊状部
62 差し込み片
62a 矩形板部
62b 係止片
63 切欠き孔
63a 上側のエッジ
100 被包装物
Claims (4)
- 被包装物が載置される載置領域を有する底面部と、該底面部に隣接し、折り曲げて起立させることで互いに対向して被包装物の両側面を覆う一対の側面部と、一対の側面部に沿う方向の被包装物の移動を規制するストッパー部とを備えた載置トレイであって、
上記ストッパー部は、
上記底面部の上記載置領域に隣接してその外側に設けられ、上記一対の側壁部の対向方向に延びる短冊状部を枠状に折り曲げて形成される枠状部と、
上記枠状部の下側壁における上記載置領域側の端縁から該載置領域側に突出する差し込み片と、
上記載置領域内において上記差し込み片に係合する切欠き孔とを有している、載置トレイ。 - 請求項1記載の載置トレイにおいて、
上記切欠き孔における上記載置領域側とは反対側の上下二つのエッジのうち上側のエッジは、上記枠状部の載置領域側の端面に被包装物が当接した状態で、当該エッジと被包装物とによって上記差し込み片を挟み込むように形成されている、載置トレイ。 - 請求項1又は2記載の載置トレイにおいて、
上記差し込み片の先端部には、該差し込み片よりも幅狭の係止片が連接されており、
上記差し込み片を上記切欠き孔に係合させた状態で上記係止片が上記底面部の下側に潜り込んで係止される、載置トレイ。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の載置トレイにおいて、
上記差し込み片の幅と上記切欠き孔の幅とは互いに等しくなっている、載置トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016172253A JP2018034886A (ja) | 2016-09-02 | 2016-09-02 | 被包装物の載置トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=61565363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016172253A Pending JP2018034886A (ja) | 2016-09-02 | 2016-09-02 | 被包装物の載置トレイ |
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JP (1) | JP2018034886A (ja) |
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2016
- 2016-09-02 JP JP2016172253A patent/JP2018034886A/ja active Pending
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