JP6085109B2 - 段ボール製トレー - Google Patents

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Description

この発明は、野菜や果実などの保管や運搬に使用する段積み可能な段ボール製トレーに関するものである。
野菜や果物の運搬容器として、一枚の段ボールを、折り目に沿って折り曲げるだけで組み立てられる上面が開放された段ボール製トレーが古くから使用されており、出願人は種々のものを開発している。
段ボール製トレーの代表的なものとして、二重壁の左右側壁と前後側壁を差込片によって連結したものがある(特許文献1)。
特許文献1の段ボール製トレーは、底面の四辺に、二重壁を形成するための折り目を設けた左右側壁片と、前後側壁片とを対向させて連設し、前後側壁片の側端に、左右側壁片の二重壁の間隙に挿嵌させる差込片を設けている。そして、段積み時に係合するための突片を左右側壁の上端部に設けるとともに、底面に該突片が嵌入する嵌合溝を設けている。
特開2011-131925号公報
特許文献1の段ボール製トレーは、組立が簡便で、使い勝手も良いが、左右側壁と前後側壁とが差込片で係止されているだけなので連結が若干弱いという難点がある。また、段積み時は、左右側壁の上端縁だけで上載のトレーの重量を支持しているので、収納物の重量が大きかったり、トレーの大きさが大きくなると、潰れたり、荷崩れが起きやすいという問題がある。
そこで、本発明は、組立の簡便さや使い勝手を損なうことなく、重量のある内容物であっても、押し潰されたり荷崩れしたりせず、安定した段積みができる段ボール製トレーを提供することを目的としている。
上記の目的を解決するため、請求項1の発明の段ボール製トレーは、次のように構成し
た。すなわち、前後側壁に連設された差込片が二重壁の左右側壁の壁内に挿嵌された段ボール製トレーにおいて、該前後側壁は一枚の壁で上拡がりに傾斜しており、その内側に、左右側壁に連設された支持片が垂直に立設され、左右側壁の上端部に突片が設けられるとともに段積みされるトレーの左右側壁の底縁に該突片が係合する嵌合溝が設けられ、かつ、該前後側壁の上端部に段積みされるトレーが当接する当接片が設けられたことを特徴としている。
左右側壁は前後側壁より長くなくてもよい。例えば、底板が正方形であってもよい。
左右側壁片は組み立てると底板に対し垂直で二重壁を形成し、前後側壁は上拡がりに傾斜した一枚の壁を形成する。傾斜は、上段の段ボール製トレーの前後側壁が両端の当接片間に嵌合するように決めればよい。
この傾斜を形成するための手段は、差込片の上端片を先に向かって下降傾斜させるのが簡便である。なお、差込片の長さは限定しない。
支持片は、前後側壁との間に隙間が形成されるように、前後側壁の内側に垂直に立設されている。高さは、左右側壁の高さと同じにする。長さは任意でよいが、支持片の先端は前後側壁に当接するようにする。
段積みのための突片と嵌合溝の位置は、特に限定しない。また、個数は左右側壁の長さ
に応じて適宜決めればよい。
また、請求項2の発明の段ボール製トレーは、次のように構成した。すなわち、前後側壁に連設された差込片が二重壁の左右側壁の壁内に挿嵌された段ボール製トレーにおいて、該前後側壁は一枚の壁で上拡がりに傾斜しており、その内側に、左右側壁に連設された支持片が垂直に立設され、段積みされる段ボール製トレーが当接する当接片と底部隅部に設けた嵌合溝に係合する突片とを一体としてトレーの上端四隅にL字状に突出させて設けたことを特徴としている。
請求項1の発明の段ボール製トレーとの相違点は、段積みした場合の上下の段ボール製トレーの係合形態にある。
すなわち、上記の段ボール製トレーでは、段積みのための突片を左右側壁の上端縁の両端から中寄に設けているが、請求項2の段ボール製トレーでは、両端部として差込片に当接片と連設して設け組み立てた時にはトレーの四隅にL字状に形成される。
青果物を収納した段ボール製トレーを段積みして輸送する場合では、急停止などの動揺によって段ボール製トレーに急激な荷重がかかることがあるが、左右側壁の上端縁と支持片によって上載の段ボール製トレーを支持するので、潰れたり、荷崩れすることはない。 しかし、段ボール製トレーが強固であると、内容物に直接衝撃を与えてしまう場合がある。
そこで、このような場合に段ボール製トレー自身が変形して内容物への衝撃を防ぐようにすることが望ましい。この手段は、請求項3に記載のように、支持片に上端縁から下方へ向けた緩衝切欠部を複数個設け、所定以上の荷重がかかったときは下方へ撓むようにするとよい。
この緩衝切欠部は、所定以上の荷重に対して支持片が撓むような構造であればよく、特に限定しないが、V字状や、斜めの切込みとするのが簡便である。
段ボール製トレーの中仕切は、必要によりトレー自身の大きさや収納する内容物の形状
などによって適宜なものを使用すればよい。
なお、苺パックを4個収納する段ボール製トレーの場合には、中仕切は、請求項4に記
載のように、左右側壁の中央部に形成した係合溝に係合する係止片を両端部に付設し、中
央部に係合溝を設けた縦仕切と、この縦仕切と直交するように中央部の係合溝に係合させ
て設けた横仕切とから構成したものが望ましい。
横仕切の長さは、前後側壁まで達する必要はない。また、横仕切の固定は、縦仕切の中
央部の係合溝に固定するだけで、両端部は保持しなくてもよい。
請求項1の発明の段ボール製トレーは、前後側壁が一枚の壁で上拡がりに傾斜しており、その内側に、左右側壁に連設された支持片が垂直に立設されているので、段積み時は、前後側壁の内側の支持片でも上載のトレーの重量が分担され、変形し難く安定した段積みができる。しかも、支持片という簡素で少ない材料によって段積みに対する強度を確保できる。また、前後側壁が上拡がりに傾斜し上端部に段積みされるトレーが当接する当接片が設けられているので、段積み作業が簡単で、段積みされたトレーがズレないように規制される。
請求項2の発明の段ボール製トレーは、前後側壁が一枚の壁で上拡がりに傾斜しており、その内側に、左右側壁に連設された支持片が垂直に立設され、上記と同じ効果がある。また、段積みされる段ボール製トレーが当接する当接片と底部隅部に設けた嵌合溝に係合する突片とを一体としてトレーの上端四隅にL字状に突出させて設けたので、当接片および突片が強固になり、安定した段積みができ、また、多少乱暴に扱っても直ちには損傷しないものとなった。
請求項1の発明の段ボール製トレーの実施の形態を示す斜視図である。 同、段ボール製トレーの展開図である。 同、図1に示す状態への組立過程における一部を示す要部斜視図である。 同、段積み状態の側面図である。 請求項2の発明の段ボール製トレーの実施の形態を示す斜視図である。 同、段ボール製トレーの展開図である。 同、図5に示す状態への組立過程における一部を示す要部斜視図である。 同、段積み状態の側面図である。
請求項1の発明の段ボール製トレーの実施の形態を、図1〜図4に基づいて説明する。 図1は、段ボール製トレー200の全体を示す斜視図であり、図2は、図1の展開図である。また、図3は段ボール製トレーを折り上げる途中の状態を示す一部斜視図である。図4は、段ボール製トレー200の段積み状態を示す斜視図である。
段ボール製トレー200は、図1に示すように、底面1と、その縁部から立設する左右側壁2Aと、前後側壁3Aとで直方の皿状に形成され、上部は開放されている。
左右側壁2Aは、二重壁であり底面1から垂直に立設され、前後側壁3Aは、一枚の壁で若干上拡がりに傾斜している。そして、前後側壁3Aの内壁面直前には、左右側壁2Aに連接された支持片2cが垂直に立設されている。支持片2cは、前後側壁3Aとの間に隙間が形成され、左右側壁2Aと同じ高さであり、左右側壁2Aから直角に折り曲げてあるだけで、固定はしてない。そして、支持片2cの上端縁にはV字状の複数個の緩衝切欠部2mが形成されている。
左右側壁2Aの上端縁には突片2eがそれぞれ2個設けられ、前後側壁の両端部には当接片3bが設けられている。そして、底部の縁部には突片3cが嵌合する嵌合溝2fが設けられている。なお、12gは通気口である。
段ボール製トレー200内の中央部には両端が左右側壁2Aに係止した縦仕切4と、これに中央部で直交して十文字状に組み合わせた横仕切5とからなる中仕切が設けられている。
この段ボール製トレー200は、図2に示した一枚の段ボール100を、折り目に沿って折り曲げることによって、組み立てられる。
段ボール100は、トレー部分を構成する連設された部材と、トレー内に付設する中仕切とからなる。トレー部分は、ほぼ中央に形成された矩形の底面1と、主折り目Aを介して連設された一対の左右側壁片2と一対の前後側壁片3とからなり、中仕切は、縦仕切4と横仕切5とからなる。
底面1の左右側壁片2との主折り目A上には、左右側壁片2の係止片2dが挿嵌するための細長に開口した係止孔1aと、突片2eが嵌合する嵌合溝2fが設けられている。
なお、係止孔1aと嵌合溝2fの個数は片側2個ずつ計4個ずつとし、ここでは、係止孔1aと嵌合溝2fとが連続するように設けられている。
係止孔1aは、主折り目Aから底面1側へ段ボールの厚さ程度の溝幅で形成され、長さは係止片2dの長さと同程度である。
嵌合溝2fは、主折り目Aを中心線として対称に開口しており、長さは、突片2eと同程度で、溝幅は、突片2eの高さより少し高めに開口している。
左右側壁片2は、主折り目Aに連設した外壁片2bと、これに二重折り目Bを介して連設された内壁片2aと、内壁片2aの両端に折り目Dを介して連設された支持片2cとからなる。支持片2cの上端縁にはV字状の緩衝切欠部2mが複数個形成されている。
内壁片2a上端縁には底面1の係止孔1aに嵌挿する係止片2dが設けられ、中央部には、縦仕切4の係止片4bが係合する係合溝2hが設けられている。また、二重折り目Bには、外壁片2b側を残してコ字状に切り込んで形成した突片2eが設けられている。
前後側壁片3は、左右側壁片2に対して直角方向の主折り目Aに連設して設けられ、その両端には折り目Cを介して差込片3aが連設されている。この差込片3aの上端縁3cは、外側へ向かって漸次低くなるように形成されている。そして、前後側壁片3の上端縁両端には当接片3bが設けられている。
中仕切の縦仕切4および横仕切5は別体で前後側壁片3と接して設けられている。縦仕切4は、両端に左右側壁片2の係合溝2hと係合する係止片4bが設けられ、中央部には横仕切5の係合溝5aと係合する係合溝4aが設けられている。横仕切5は縦仕切4より短く、中央部に係合溝5aが設けられている。
次に、図2に示した段ボール100から、図1の段ボール製トレー200への組立について説明する。
まず、左右側壁片2と底面1の主折り目A、前後側壁片3と底面1の主折り目A、左右側壁片2の二重折り目B、前後側壁片3の折り目Cを紙面手前側へ折り曲げ、また、内壁片2aの折り目Dを紙面裏側へ折り曲げることにより、折り癖を付ける。二重折り目Bの折り曲げにより、コ字状の突片2eが突出する。
組立ては、図3に途中の状態を示すように、左右側壁片2を底面1に対して立ち上げて、差込片3aを折り曲げる。そして、前後側壁片3を立ち上げ、差込片3aを左右側壁片2の内側へ折り曲げ、内壁片2aを二重折り目Bから折り曲げて挟み込んで、係止片2dを底面1の係止孔1aへ挿嵌する。前後側壁3Aは、差込片3aの上端縁3cが傾斜していることにより、上拡がりに傾斜した状態に形成される。そして、支持片2cが前後側壁3Aと隙間を有して、その内面側に垂直に立設する。
次に、縦仕切4を持って、その両端の係止片4bを左右側壁2Aの係合溝2hに係合させて立設する。続いて、横仕切5を縦仕切4に対して直角に向けて中央部の係合溝5aを縦仕切4の係合溝4aに係合させて固定する。これにより、段ボール製トレー200の組立が完成する。
組み立てられた段ボール製トレー200は、前後側壁片3の差込片3aが左右側壁片2の内壁片2aと外壁片2bの間に挿入され、左右側壁片2の係止片2dが底面1の係止孔1aに挿入されることにより、前後側壁3Aと左右側壁2Aが立設状態に保持される。
この段ボール製トレー200を積み重ねる場合は、図4に示すように、下段における段ボール製トレー200の左右側壁2Aの上端縁の突片2eに、上段の段ボール製トレー200の底縁の嵌合溝2fを嵌合させるだけでよい。これにより、上段の段ボール製トレー200の前後側壁3Aは、下段の段ボール製トレー200の前後側壁3Aの両当接片3b間に嵌合した状態となる。そして、突片2eと当接片3bによって、上段の段ボール製トレー200がズレないように規制されるので安定性がよく、多段に積み重ねることができる。
上段の段ボール製トレー200の重量は、左右側壁2Aの上端縁と、前後側壁3Aの前部の支持片2cの上端縁で支持される。段積み状態の段ボール製トレー200の輸送において、動揺などで、所定以上の急激な荷重がかかったときは、支持片2cの上端縁のV字状の複数個の緩衝切欠部2mがあることによって、支持片2cが下方へ撓み、段ボール製トレー200全体が変形して緩衝する。このため、内容物に直接急激な負荷がかかることを防止できる。
次に、請求項2の発明の段ボール製トレーの実施の形態を、図5〜図8に基づいて説明する。
図5は、段ボール製トレー201の全体を示す斜視図であり、図6は、図5の展開図である。また、図7は段ボール製トレーを折り上げる途中の状態を示す一部斜視図で、図8は、段ボール製トレー200の段積み状態を示す斜視図である。
段ボール製トレー201は、図5に示すように、底面11と、その縁部から立設する一対の左右側壁12Aと、前後側壁13Aとで直方体に形成され、内部中央部に縦仕切14と横仕切15がクロスした中仕切が設けられている。
左右側壁12Aは、垂直な二重壁で形成され、前後側壁13Aは、若干上拡がりの傾斜をもって組み立てられた一枚もので形成されている。そして、前後側壁13Aの内壁面直前には、左右側壁12Aに連接された支持片12cが垂直に立設されている。
支持片12cは、左右側壁12Aと同じ高さであり、その上端縁には斜めに切込んだ緩衝切欠部12nが複数個形成されている。
また、段ボール製トレー201の上端縁四隅には当接片13と突片13cとが一体に形成されてL字状に突出している。そして、底部隅部には突片13cが嵌合する嵌合溝12fが設けられている。なお、12gは通気口である。
この段ボール製トレー201は、図6に示した一枚の段ボール101を、折り目に沿って折り曲げることによって、組み立てられる。
段ボール101は、トレー部分を構成する連設された部材と、トレー内に付設する中仕切とからなる。トレー部分は、ほぼ中央に形成された矩形の底面11と、主折り目Aを介して連設された一対の左右側壁片12と一対の前後側壁片13とからなり、中仕切は、縦仕切14と横仕切15とからなる。
底面11には、左右側壁片12との主折り目A上に、左右側壁片12の係止片12dが挿嵌する係止孔11aと、突片13cが嵌合する嵌合溝12fが設けられている。嵌合溝12fは、端部に設けられており、主折り目Aを中心線として対称に開口している。
左右側壁片12は、主折り目Aに連設した外壁片12bと、これと二重折り目Bを介して内壁片12aが連設され、内壁片12aの両端には折り目Dを介して支持片12cが延設されている。 この支持片12cの上端縁には斜めの切込みの緩衝切欠部12nが複数個形成されている。
内壁片12aには底面11の係止孔11aに嵌挿される係止片12dが設けられ、中央部には、縦仕切14の係止片14bが係合する係合溝12hが設けられている。また、二重折り目Bの両端部には、突片13cが突出できるように、切込み12kが形成されている。
前後側壁片13は、左右側壁片12に対して直角方向の主折り目Aに連設して設けられ、両端には折り目Cを介して差込片13aが連設されている。そして、折り目Cの上端側には当接片13b(前後側壁13側)と突片13c(差込片13a側)とが一体に設けられている。そして、差込片13aの上端縁13cは、外側へ向かって漸次低くなるように形成されている。
縦仕切14および横仕切15は、前記の実施の形態における縦仕切4および横仕切5と同じく、別体で同じ段ボール101に付設されている。縦仕切14は、両端には左右側壁片12の係合溝12hと係合する係止片14bを有し、中央部には横仕切15の係合溝15aと係合する係合溝14aが設けられている。
段ボール製トレー201は、段ボール101から主折り目A、二重折り目B、折り目Cを紙面紙面手前側へ折り曲げ、折り目Dを紙面裏側へ折り曲げることにより組み立てられる。
すなわち、図7に組立途中の状態を示すように、左右側壁片12を底面11に対して立ち上げ、差込片13aを折り曲げて前後側壁片13を立ち上げる。そして、差込片13aを左右側壁片12の内側へ折り曲げて、これを挟み込んで、内壁片12aを二重折り目Bから折り曲げ、係止片12dを底面11の係止孔11aへ挿嵌する。
このとき、前後側壁13Aは、差込片13aの上端縁13cが傾斜していることにより、上拡がりに傾斜した状態に形成される。そして、前後側壁13Aの内面側に支持片12cが垂直に立設される。
また、上端縁の四隅には、当接片13bと突片13cとが一体となったL字状に形成され、突片13cは左右側壁12の二重折り目Bの両端部に形成された切込み12kから上方に突出している。そして、左右側壁12Aの底縁端部に、嵌合溝12fが形成される。
続いて、縦仕切14と横仕切15とからなる中仕切を、上記の実施の形態と同じく係合させて組み立てれば、図5に示す段ボール製トレー201ができあがる。
組み立てられた段ボール製トレー201は、上記の段ボール製トレー200と同様、前後側壁片13の差込片13aが左右側壁片2に挿入され、係止片12dが係止孔11aに挿入されることにより、前後側壁13および左右側壁12が立設状態に保持される。
段ボール製トレー201が積み重ねられると、下段における段ボール製トレー201の四隅のL字状の一辺である突片13cが、上載の段ボール製トレー201の底縁の嵌合溝2fに嵌合する。そして、上段の段ボール製トレー201の前後側壁13Aは、下段の段ボール製トレー201の前後側壁13Aの両当接片13b間に嵌合した状態となる。そして、突片13cと当接片13bによって、上段の段ボール製トレー201がズレないように規制され、多段に積み重ねることができる。
また、上段の段ボール製トレー201の重量は、左右側壁12Aの上端縁と、前後側壁13Aの前部の支持片12cの上端縁で支持される。
輸送中の動揺などで、所定以上の急激な荷重がかかったときは、支持片12cの上端縁の緩衝切欠部12nがあることによって、段ボール製トレー201全体が変形して緩衝する。
100 段ボール
101 段ボール
200 段ボール製トレー
201 段ボール製トレー
1 底面
1a 係止孔
2A 左右側壁
2 左右側壁片
2a 内壁片
2b 外壁片
2c 支持片
2d 係止片
2e 突片
2f 嵌合溝
2g 通気口
2h 係合溝
2m 緩衝切欠部
3A 前後側壁
3 前後側壁片
3a 差込片
3b 当接片
3c 上端縁
4 縦仕切
4a 係合溝
4b 係止片
5 横仕切
5a 係合溝
11 底面
11a 係止孔
12A 左右側壁
12 左右側壁片
12a 内壁片
12b 外壁片
12c 支持片
12d 係止片
12f 嵌合溝
12g 通気口
12h 係合溝
12k 切込み
12n 緩衝切欠部
13A 前後側壁
13 前後側壁片
13a 差込片
13b 当接片
13c 突片
13d 上端縁
14 縦仕切
14a 係合溝
14b 係止片
15 横仕切
15a 係合溝
A 主折り目
B 二重折り目
C 折り目
D 折り目

Claims (4)

  1. 前後側壁に連設された差込片が二重壁の左右側壁の壁内に挿嵌された段ボール製トレーにおいて、該前後側壁は一枚の壁で上拡がりに傾斜しており、その内側に、左右側壁に連設された支持片が垂直に立設され、左右側壁の上端部に突片が設けられるとともに段積みされるトレーの左右側壁の底縁に該突片が係合する嵌合溝が設けられ、かつ、該前後側壁の上端部に段積みされるトレーが当接する当接片が設けられたことを特徴とする段ボール製トレー。
  2. 前後側壁に連設された差込片が二重壁の左右側壁の壁内に挿嵌された段ボール製トレーにおいて、該前後側壁は一枚の壁で上拡がりに傾斜しており、その内側に、左右側壁に連設された支持片が垂直に立設され、段積みされる段ボール製トレーが当接する当接片と底部隅部に設けた嵌合溝に係合する突片とを一体としてトレーの上端四隅にL字状に突出させて設けたことを特徴とする段ボール製トレー。
  3. 前記前後側壁の内側に垂直に立設した支持片は、上端縁から下方へ向けた緩衝切欠部が複数個設けられ、所定以上の荷重に対して撓むようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の段ボール製トレー。
  4. トレーの中央部に十文字形の中仕切を付設した段ボール製トレーであって、該中仕切は、前記左右側壁の中央部に形成した係合溝に係合する係止片が両端部に付設され、かつ、中央部に係合溝が設けられた縦仕切と、該縦仕切の中央部の係合溝に係合した横仕切とからなることを特徴とする請求項1〜請求項3に記載のいずれかの段ボール製トレー。
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