JP7113981B2 - 梱包体 - Google Patents

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Description

本発明は、被梱包体を梱包するために使用する梱包体に関するものである。
従来、家電製品等の被梱包体を梱包するために使用する梱包体が知られている。例えば特許文献1では、空気調和機の室外機の梱包装置が開示されている。この梱包装置は、室外機の天面に配置されるトレー状の上部梱包部材と、室外機の底面に配置される下部梱包部材と、を備えている。下部梱包部材は、段ボール紙を折り曲げてトレー状に形成された箱体と、箱体の底面に配置されフォークリフト爪の挿入空間を形成する段ボール製の脚と、を有している。上部梱包部材及び下部梱包部材は、室外機に取り付けた状態で、複数のバンドで結束される。また、室外機は、外郭を形成する板金製のユニットケースを有しており、該ユニットケースに作業者の手を掛ける運搬用の取っ手が形成されている。取っ手は、ユニットケースの内方に向かって凹ませた形状である。
特開2010-76825号公報
例えば、特許文献1に開示された梱包装置のような梱包体によって梱包された室外機は、運搬中にユニットケースが汚れないように、透明又は半透明の袋体で覆われていることがある。この袋体も梱包体の一部として扱われる。しかし、袋体で覆われ、梱包体で梱包された室外機を作業者の手で運搬する場合、作業者がユニットケースに形成された取っ手を袋の上から掴むことによって袋が破けたり、伸びて変形したりするおそれがある。この袋が破けてしまうと、その後の室外機の保管期間において、破れた部分からユニットケースが汚れるおそれがある。しかも、昨今では、梱包体も製品の一部とみなされ、袋が破れてしまうと、製品不良としてみなされるおそれがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、袋体が損傷又は変形することなく、作業者の手で被梱包体を運搬できる梱包体を提供することを目的とする。
本発明に係る梱包体は、被梱包体を梱包するための梱包体であって、前記被梱包体の底面を保護する下部梱包体を備え、前記下部梱包体は、前記被梱包体の底面と対向する上面に開口を有する凹形状の底面箱体と、前記底面箱体の凹内部に嵌め込まれる底面用緩衝材と、を有し、前記底面箱体には、人の手を挿入することができる孔部が形成され、前記底面用緩衝材には、前記孔部と連通し、前記被梱包体と対向する上面に開口を有する切り欠き形状とされた凹部が形成され、前記凹部は、切り欠きの上面が板材で覆われており、前記孔部及び前記凹部が、人の手を掛ける手掛け部とされ、前記板材が前記手掛け部の手掛け面とされているものである。
本発明によれば、底面箱体に形成した孔部と底面用緩衝材に形成した凹部とを、人の手を掛ける手掛け部とした構成なので、手掛け部を利用することにより、袋体を損傷させることなく作業者の手で被梱包体を運搬することができる。
実施の形態1に係る梱包体で被梱包体を梱包した状態を示した斜視図である。 実施の形態1に係る梱包体を被梱包体から取り外した状態を示した斜視図である。 実施の形態1に係る梱包体の下部梱包体を示した斜視図である。 実施の形態1に係る梱包体の下部梱包体を示した分解斜視図である。 実施の形態1に係る梱包体の下部梱包体であって、端部緩衝材を設けた部分における短手方向の縦断面図である。 実施の形態2に係る梱包体の下部梱包体を示した分解斜視図である。 実施の形態2に係る梱包体の下部梱包体であって、端部緩衝材を設けた部分における短手方向の縦断面図である。 実施の形態2に係る梱包体の下部梱包体の変形例であって、端部緩衝材を設けた部分における短手方向の縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る梱包体で被梱包体を梱包した状態を示した斜視図である。図2は、実施の形態1に係る梱包体を被梱包体から取り外した状態を示した斜視図である。図1及び図2に示すように、本実施の形態1に係る梱包体100は、被梱包体200を梱包するために使用されるものである。被梱包体200は、一例として空気調和機の室外機である。室外機は、外郭を形成する直方体形状のケーシング201を有している。ケーシング201の底面には、設置場所に固定するための脚部202が間隔をあけて2つ設けられている。ケーシング201の前面側には、吹出口を覆うファンガード203が取り付けられている。なお、図示した空気調和機の室外機の構成は一例であって、当該構成に限定されない。また、直方体形状とは、実質的に略直方体形状とみなし得る形状を含むものであり、以下の記載においても同様である。
図1に示すように、被梱包体200は、梱包体100に梱包された状態で、周囲が結束部材300によって結束されている。結束部材300は、例えば紐又は合成樹脂材から成る結束バンドである。結束部材300は、図示例の場合、被梱包体200の短手方向Yに1本、被梱包体200の長手方向Xに3本設けられている。なお、結束部材300は、梱包体100によって保護された被梱包体200を結束することができれば、他の材質でもよい。
本実施の形態1に係る梱包体100は、被梱包体200の少なくとも一部の外周面を覆って保護する袋体1と、被梱包体200の天面を保護する上部梱包体2と、被梱包体200の底面を保護する下部梱包体3と、を備えている。
袋体1は、例えば透明又は半透明のビニールである。袋体1は、被梱包体200の天面及び底面を除く外周面を覆って、運搬中及び保管期間中に室外機のケーシング201が汚れないように保護するために設けられている。なお、袋体1は、被梱包体200の全面を覆う構成、又は外周面の一部のみを覆う構成のいずれでもよい。
上部梱包体2は、外形が直方体形状であり、袋体1で覆われた被梱包体200の天面を保護するものである。上部梱包体2は、図2に示すように、被梱包体200と対向する下面に開口を有する凹形状の天面箱体20と、天面箱体20の凹内部に嵌め込まれた天面用緩衝材21と、を有している。天面箱体20は、例えば段ボールで形成されている。天面用緩衝材21は、例えば発泡スチロールで形成されている。図示した天面用緩衝材21は、ケーシング201の天面角部を保護する一対の左右緩衝片21aと、左右緩衝片21aの間に配置される中央緩衝片21bと、を有している。なお、天面用緩衝材21は、ケーシング201の天面全体を覆うように1つで構成してもよいし、その他の形態でもよい。また、天面箱体20及び天面用緩衝材21は、前記の材質に限定されず、他の材質で形成してもよい。
図3は、実施の形態1に係る梱包体の下部梱包体を示した斜視図である。図4は、実施の形態1に係る梱包体の下部梱包体を示した分解斜視図である。図5は、実施の形態1に係る梱包体の下部梱包体であって、端部緩衝材を設けた部分における短手方向の縦断面図である。下部梱包体3は、図1~図3に示すように、外形が直方体形状であり、袋体1で覆われた被梱包体200の底面を保護するものである。下部梱包体3は、図3及び図4に示すように、被梱包体200と対向する上面に開口を有する凹形状の底面箱体4と、底面箱体4の内底面に配置された補強用板材5と、底面箱体4の凹内部に嵌め込まれた底面用緩衝材6と、底面用緩衝材6を底面箱体4に固定させる固定部材7と、を有している。下部梱包体3は、底面箱体4、補強用板材5、底面用緩衝材6及び固定部材7を組み合わせて形成されている。
底面箱体4は、図3及び図4に示すように、一枚の段ボールを折り曲げて直方体形状に形成されている。段ボールで形成した底面箱体4は、低コストで製造できるので生産性に優れ、且つ被梱包体200の据付現場で廃棄することができるので使い勝手に優れている。
底面箱体4は、略長方形状の底面40と、底面40の長手方向Xに沿った両端縁に形成された4つの第1周壁41と、底面40の短手方向Yに沿って形成された一対の第2周壁45と、を有している。底面40の長手方向Xにおいて対向する第1周壁41間には、例えばフォークリフトの2本のツメを挿入するための挿入口46として機能する隙間が形成されている。
底面箱体4には、図4に示すように、挿入口46が位置する略中央部分に、底面40を切り起こして立ち上がるL字状の保持部47が形成されている。保持部47は、底面箱体4の凹内部に嵌め込まれた底面用緩衝材6を保持するために設けられている。保持部47は、底面40の短手方向Yに沿って間隔をあけて2つ形成されている。なお、保持部47は、底面40を切り起こした構成に限定されず、例えば底面40に凸状のような部材を設けた構成でもよいし、他の構成でもよい。
第1周壁41は、図3及び図4に示すように、第2周壁45に隣接して設けられ、第2周壁45と略同じ高さを有する主壁面部42と、主壁面部42から挿入口46側に連続して設けられ、主壁面部42よりも若干低い高さの補助壁面部43と、を有している。また、第1周壁41は、主壁面部42の上縁から凹内部へ向かって略直角に折り曲げて形成された主平面部42aと、補助壁面部43の上縁から凹内部へ向かって略直角に折り曲げて形成された補助平面部43aと、を有している。主平面部42aは、補助平面部43aよりも凹内部に向かって長く形成されている。
主平面部42aの上面には、被梱包体200の下面の角部が載置される。主平面部42aの先端縁には、底面40に向かって略直角に折り曲げて形成されたフランジ部42bが設けられている。フランジ部42bは、底面箱体4の凹内部に嵌め込んだ底面用緩衝材6を固定させるために設けられている。補助平面部43aは、固定部材7を載置させるために設けられている。
補強用板材5は、例えば木製であり、図3及び図4に示すように、底面箱体4の長手方向Xの長さと略同じ長さを有している。補強用板材5は、底面箱体4の短手方向Yの両側であって、主平面部42aの下方に位置する底面40の上面にそれぞれ配置されている。なお、補強用板材5の材質及び長さは、前記構成に限定されず、実施状況に応じて適宜変更して構成するものとする。
底面用緩衝材6は、図3及び図4に示すように、底面箱体4の長手方向Xに間隔をあけて配置された3つ緩衝材を有している。具体的には、底面用緩衝材6は、底面箱体4の長手方向Xの両端部に配置された2つの端部緩衝材60と、2つの端部緩衝材60の間に配置される中央緩衝材61と、を有している。端部緩衝材60及び中央緩衝材61は、一例として発泡スチロールを直方体形状に形成して構成されている。発泡スチロールで形成した端部緩衝材60及び中央緩衝材61は、低コストで製造できるので生産性に優れ、且つ被梱包体200の据付現場で廃棄することができるので使い勝手に優れている。
端部緩衝材60は、底面箱体4の短手方向Yに対向する第1周壁41の間に挟まれて配置されている。端部緩衝材60の上面には、底面箱体4における短手方向Yの両端に、底面箱体4の底面40に向かって凹む段差部62が形成されている。段差部62は、主壁面部42に対向する部分に形成された第1段差部62aと、補助壁面部43に対向する部分に形成された第2段差部62bと、を有している。第1段差部62aには、主平面部42aが載置される。第2段差部62bは、第1段差部62aよりも底面箱体4の底面40に向かって凹んでいる。第2段差部62bには、底面箱体4の底面40に向かって更に凹む補助段差部62cが補助壁面部43に沿って形成されている。補助段差部62cには、補助平面部43aが載置される。
段差部62には、底面箱体4の長手方向Xに沿って形成されたスリット状の第1溝部60aが形成されている。図5に示すように、第1溝部60aには、第1周壁41のフランジ部42bが差し込まれる。つまり、端部緩衝材60は、第1溝部60aにフランジ部42bが差し込まれることで、位置がずれないように底面箱体4に固定される。また、端部緩衝材60の上面には、底面箱体4における短手方向Yに沿って長いスリット状の第2溝部60bが形成されている。また、端部緩衝材60の上面には、室外機の脚部202を支持するための支持部60cが設けられている。
中央緩衝材61は、緩衝材として機能を有すると共に、底面箱体4に設けられた挿入口46を2つの空間に仕切る仕切り部材として機能する。挿入口46の各空間には、フォークリフトの2つのツメの片方がそれぞれ挿入される。つまり、端部緩衝材60及び中央緩衝材61は、底面箱体4の挿入口46から挿入されるフォークリフトの爪部を避ける位置に嵌め込まれる。
中央緩衝材61の上面には、底面箱体4における短手方向Yの両側に、底面箱体4の底面40に向かって凹む段差部63が形成されている。また、中央緩衝材61の上面には、底面箱体4の短手方向Yに沿って長いスリット状の第2溝部61bが形成されている。
中央緩衝材61の側面には、底面箱体4の保持部47が嵌め込まれるL字状の第1溝部61aが2つ形成されている。つまり、中央緩衝材61は、図3に示すように、第1溝部61aに保持部47が嵌め込まれることで、底面箱体4に固定される。なお、第1溝部61aは、保持部47の形状及び大きさに適合するように、適宜変更して形成するものとする。
固定部材7は、例えば木製である。固定部材7は、図3及び図4に示すように、底面箱体4の長手方向Xの縁辺に沿って配置された一対の平板状の第1板材70と、一対の第1板材70の間に配置された3つの平板状の第2板材71と、を有している。固定部材7は、第1板材70の内側の端縁と、第2板材71の両端部と、が接合されて形成されている。
第1板材70は、板面が底面箱体4の底面40と対向するように配置されている。第1板材70は、挿入口46を跨ぎ、両端部が補助平面部43aの上面と端部緩衝材60の第2段差部62bに載置されている。第1板材70は、長手方向Xの長さが底面箱体4の長手方向Xの長さよりも短く、両端部が主平面部42aの下方まで届いていない。
第2板材71は、板面が底面箱体4の底面40と略直交するように、それぞれ底面箱体4の短手方向Yに沿って設けられている。3つの第2板材71のうち、両側に位置する第2板材71aは、対向する端部緩衝材60の第2溝部60bに差し込まれ、端部緩衝材60の位置を上方から固定する。3つの第2板材71のうち、中間に位置する第2板材71bは、中央緩衝材61の第2溝部61bに差し込まれ、中央緩衝材61の位置を上方から固定する。
上記したように、室外機等の被梱包体200は、運搬中にケーシング201が汚れないように、透明又は半透明の袋体1で覆われている。しかし、袋体1で覆われた被梱包体200を作業者の手で運搬する場合、作業者がケーシング201に形成された取っ手等を袋体1の上から掴むことによって袋体1が破けたり、伸びて変形したりするおそれがある。袋体1が破けてしまうと、その後の被梱包体200の保管期間において、袋体1の破れた部分からケーシング201が汚れるおそれがある。しかも、昨今では、梱包体100も製品の一部とみなされ、袋体1が破れてしまうと、製品不良としてみなされるおそれがあることは既に述べた通りである。
そこで、本実施の形態1に係る梱包体100では、図1~図5に示すように、底面箱体4に人の手を挿入することができる孔部44が形成され、端部緩衝材60に孔部44と連通する凹部64が形成されており、孔部44及び凹部64を人の手を掛ける手掛け部8とした構成としている。
孔部44は、各第1周壁41の主壁面部42に形成されている。孔部44は、底面箱体4の長手方向Xに沿って長い長方形状とされており、図5に示すように、上縁辺から凹部64の内部へ向かって屈曲する第1屈曲部44aを有している。第1屈曲部44aの上面が凹部64内の天面に当接することで、第1屈曲部44aが作業者の手掛け面となる。また、孔部44は、下縁辺から凹部64の内部へ向かって屈曲する第2屈曲部44bを有している。第2屈曲部44bは、補強用板材5を上面側から保持する機能を有する。第1屈曲部44a及び第2屈曲部44bは、孔部44の縁辺から凹部64の内部へ向かって折り曲げて形成してもよいし、別部材して製造した後に、孔部44の縁辺に沿って取り付けてもよい。なお、孔部44は、図示した長方形状に限定されず、手掛けが可能な他の多角形状でもよいし、円形状等でもよい。
凹部64は、端部緩衝材60の第1段差部62aに形成されている。凹部64は、孔部44の形状及び大きさに合わせた矩形状に形成されている。凹部64の奥行き方向の長さは、人の手を掛けることができる程度である。
以上のように、本実施の形態1に係る梱包体100は、被梱包体200の少なくとも一部の外周面を覆って保護する袋体1と、被梱包体200の底面を保護する下部梱包体3と、を備えている。下部梱包体3は、被梱包体200の底面と対向する上面に開口を有する凹形状の底面箱体4と、底面箱体4の凹内部に嵌め込まれる底面用緩衝材6と、を有している。底面箱体4には、人の手を挿入することができる孔部44が形成されている。底面用緩衝材6には、孔部44と連通する凹部64が形成されている。孔部44及び凹部64が、人の手を掛ける手掛け部8とされている。
よって、本実施の形態1に係る梱包体100では、底面箱体4に形成した孔部44と、底面用緩衝材6に形成した凹部64とで、人の手を掛ける手掛け部8とした構成なので、当該手掛け部8を利用することにより、袋体1を損傷させることなく作業者の手で被梱包体200を運搬することができる。また、本実施の形態1に係る梱包体100を用いることにより、室外機の保管期間においてケーシング201が汚れるおそれもないし、袋体1が破れることによって室外機が製品不良として扱われることもない。
また、孔部44は、矩形状とされ、上縁辺から凹部64の内部へ向かって屈曲する第1屈曲部44aを有している。第1屈曲部44aは、凹部64の内面に当接して手掛け部8の手掛け面とされている。つまり、本実施の形態1に係る梱包体100では、第1屈曲部44aによって強固な手掛け面を形成することができるので、安定した運搬作業が可能となる。
底面箱体4は、段ボールで形成されている。よって、本実施の形態1に係る梱包体100は、低コストで製造できるので生産性に優れ、且つ被梱包体200の据付現場で廃棄することができるので使い勝手に優れている。
底面箱体4には、フォークリフトの爪部を挿入できる挿入口46が形成されている。底面用緩衝材6は、底面箱体4の挿入口46から挿入されるフォークリフトの爪部を避ける位置に嵌め込まれている。つまり、本実施の形態1に係る梱包体100では、フォークリフトの爪部を挿入することができ、フォークリフトを使用して被梱包体200を運搬できるので、使い勝手に優れている。
実施の形態2.
次に、本実施の形態2に係る梱包体100を、図6及び図7に基づいて説明する。図6は、実施の形態2に係る梱包体の下部梱包体を示した分解斜視図である。図7は、実施の形態2に係る梱包体の下部梱包体であって、端部緩衝材を設けた部分における短手方向の縦断面図である。なお、実施の形態1で説明した梱包体と同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
本実施の形態2に係る梱包体100は、端部緩衝材60の形状と、固定部材7の第1板材70の形状が、実施の形態1に係る梱包体100の構成と異なる。
本実施の形態2に係る梱包体100の端部緩衝材60は、図6に示すように、底面箱体4における短手方向Yの両端の上面に、底面箱体4の底面40に向かって凹む段差部62が第1周壁41に沿って形成されている。段差部62のうち、補助壁面部43に対向する部分には、底面箱体4の底面40に向かって更に凹む補助段差部62cが補助壁面部43に沿って形成されている。この補助段差部62cには、補助平面部43aが載置される。
図6及び図7に示すように、端部緩衝材60の段差部62のうち、主壁面部42に対向する部分には、底面箱体4の孔部44と連通する凹部64が形成されている。凹部64は、被梱包体200と対向する上面に開口を有する切り欠き形状とされ、該切り欠きの上面が木製の第1板材70で覆われている。凹部64は、孔部44の形状及び大きさに合わせた矩形状に形成されている。凹部64の奥行き方向の長さは、人の手を掛けることができる程度である。
第1板材70は、図6に示すように、板面が底面箱体4の底面40と対向するように配置されている。第1板材70は、長手方向Xの長さが底面箱体4の長手方向Xの長さと略同じである。つまり、第1板材70は、挿入口46を跨ぎ、補助平面部43aの上面と、端部緩衝材60の段差部62とに載置されると共に、両端部が主平面部42aの下方に配置されて凹部64の切り欠きの上面を覆っている。この点で本実施の形態2の第1板材70は、実施の形態1の構成と相違している。なお、第1板材70の上面には、主平面部42aが載置される。
孔部44は、各第1周壁41の主壁面部42に形成されている。孔部44は、底面箱体4の長手方向Xに沿って長い長方形状とされ、上縁辺から凹部64の内部へ向かって屈曲する第1屈曲部44aを有している。図7に示すように、第1屈曲部44aの上面が第1板材70の下面に当接することで、第1屈曲部44aが作業者の手掛け面となる。第1屈曲部44aは、孔部44の上縁辺から凹部64の内部へ向かって折り曲げて形成してもよいし、別部材して製造した後に、孔部44の上縁辺に沿って取り付けてもよい。なお、孔部44は、図示した長方形状に限定されず、手掛けが可能な他の多角形状でもよいし、円形状等でもよい。
図8は、実施の形態2に係る梱包体の下部梱包体の変形例であって、端部緩衝材を設けた部分における短手方向の縦断面図である。図8に示す下部梱包体3は、図5及び図7の形態と異なり、孔部44の上縁辺から凹部64の内部へ向かって屈曲する第1屈曲部44aを有していない。つまり、図8に示す下部梱包体3では、端部緩衝材60に形成された凹部64は、被梱包体200と対向する上面に開口を有する切り欠き形状とされ、該切り欠きの上面が木製の第1板材70で覆われており、第1板材70が手掛け部8の手掛け面とされている。
以上のように、本実施の形態2に係る梱包体100も、底面箱体4に形成した孔部44と、底面用緩衝材6に形成した凹部64とで、人の手を掛ける手掛け部8とした構成なので、当該手掛け部8を利用することにより、袋体1を損傷させることなく作業者の手で被梱包体200を運搬することができる。また、本実施の形態2に係る梱包体100を用いることにより、室外機の保管期間においてケーシング201が汚れるおそれもないし、袋体1が破れることによって室外機が製品不良として扱われることもない。
また、底面用緩衝材6に形成された凹部64は、被梱包体200と対向する上面に開口を有する切り欠き形状とされ、該切り欠きの上面が第1板材70で覆われている。孔部44は、矩形状とされ、上縁辺から凹部64の内部へ向かって屈曲する第1屈曲部44aを有している。第1屈曲部44aは、第1板材70の下面に当接して手掛け部8の手掛け面とされている。よって、本実施の形態2に係る梱包体100では、第1屈曲部44aと第1板材70とによって強固な手掛け面を形成することができるので、安定した運搬作業が可能となる。
また、底面用緩衝材6に形成された凹部64は、被梱包体200と対向する上面に開口を有する切り欠き形状とされ、該切り欠きの上面が第1板材70で覆われており、第1板材70を手掛け部8の手掛け面としてもよい。この場合であっても、第1板材70によって強固な手掛け面を形成することができるので、安定した運搬作業が可能となる。
以上に、梱包体100を実施の形態に基づいて説明したが、梱包体100は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、梱包体100は、空気調和機の室外機を梱包する構成に限定されず、例えばヒートポンプ給湯機の室外機等、他の冷凍サイクル装置の室外機、又はその他の機器に適用することができる。また、底面箱体4及び底面用緩衝材6は、上記の材質に限定されず、他の材質で形成してもよい。要するに、梱包体100は、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更及び応用のバリエーションの範囲を含むものである。
1 袋体、2 上部梱包体、3 下部梱包体、4 底面箱体、5 補強用板材、6 底面用緩衝材、7 固定部材、8 手掛け部、20 天面箱体、21 天面用緩衝材、21a 左右緩衝片、21b 中央緩衝片、40 底面、41 第1周壁、42 主壁面部、42a 主平面部、42b フランジ部、43 補助壁面部、43a 補助平面部、44 孔部、44a 第1屈曲部、44b 第2屈曲部、45 第2周壁、46 挿入口、47 保持部、60 端部緩衝材、60a 第1溝部、60b 第2溝部、60c 支持部、61 中央緩衝材、61a 第1溝部、61b 第2溝部、62 段差部、62a 第1段差部、62b 第2段差部、62c 補助段差部、63 段差部、64 凹部、70 第1板材、71、71a、71b 第2板材、100 梱包体、200 被梱包体、201 ケーシング、202 脚部、203 ファンガード、300 結束部材。

Claims (6)

  1. 被梱包体を梱包するための梱包体であって、
    記被梱包体の底面を保護する下部梱包体を備え、
    前記下部梱包体は、
    前記被梱包体の底面と対向する上面に開口を有する凹形状の底面箱体と、
    前記底面箱体の凹内部に嵌め込まれる底面用緩衝材と、を有し、
    前記底面箱体には、人の手を挿入することができる孔部が形成され、
    前記底面用緩衝材には、前記孔部と連通し、前記被梱包体と対向する上面に開口を有する切り欠き形状とされた凹部が形成され、
    前記凹部は、切り欠きの上面が板材で覆われており、
    前記孔部及び前記凹部が、人の手を掛ける手掛け部とされ、前記板材が前記手掛け部の手掛け面とされている、梱包体。
  2. 被梱包体を梱包するための梱包体であって、
    記被梱包体の底面を保護する下部梱包体を備え、
    前記下部梱包体は、
    前記被梱包体の底面と対向する上面に開口を有する凹形状の底面箱体と、
    前記底面箱体の凹内部に嵌め込まれる底面用緩衝材と、を有し、
    前記底面箱体には、人の手を挿入することができる孔部が形成され、
    前記底面用緩衝材には、前記孔部と連通し、前記被梱包体と対向する上面に開口を有する切り欠き形状とされた凹部が形成され、
    前記孔部は、矩形状とされ、上縁辺から前記凹部の内部へ向かって屈曲する屈曲部を有し、
    前記凹部は、切り欠きの上面が板材で覆われており、
    前記孔部及び前記凹部が、人の手を掛ける手掛け部とされ、前記屈曲部が前記板材の下面に当接して前記手掛け部の手掛け面とされている、梱包体。
  3. 前記底面用緩衝材の上面には、前記底面箱体の底面に向かって凹み、前記板材を載置させる段差部が形成されており、
    前記凹部は、前記段差部に形成されている、請求項又はに記載の梱包体。
  4. 前記底面箱体は、段ボールで形成されている、請求項1~のいずれか一項に記載の梱包体。
  5. 前記底面箱体の側面には、フォークリフトの爪部を挿入できる挿入口が形成されており、
    前記底面用緩衝材は、前記底面箱体の前記挿入口から挿入される前記フォークリフトの爪部を避けた位置に嵌め込まれている、請求項1~のいずれか一項に記載の梱包体。
  6. 前記被梱包体は、外郭を形成する直方体形状のケーシングを有する空気調和機の室外機である、請求項1~のいずれか一項に記載の梱包体。
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