JP6904326B2 - 梱包部材 - Google Patents

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Description

本開示は梱包部材に関する。さらに詳しくは、上下方向に複数個積み重ねて保管される箱状物品を梱包する梱包部材に関する。
物品の保管時及び輸送時に当該物品が損傷するのを防ぐために、物品を梱包部材で梱包することがある。梱包部材は、通常、クッション性を有する緩衝材を含んでいる。例えば空気調和機の室外機のように箱型の形状を呈する箱状物品の場合、当該箱状物品の上面及び底面をそれぞれ緩衝材を備えた天板及び底板で覆い、当該天板及び底板の外側をバンドで結束している。
また、箱状物品の側面を保護するために、前記天板と底板との間に当該箱状物品の側面を被覆する筒状の部材を配設することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の梱包装置50は、段積みされる空気調和機の室外機の梱包装置であり、図6に示されるように、天板60と、底板70と、外装ダンボール80と、バンド90とを備えている。天板60は、下方を開口する箱状の天井ダンボール61と、この天井ダンボール61内に配設される天井緩衝材62とを備えている。底板70は、上方を開口する箱状の底板ダンボール71と、この底板ダンボール71内に配設される底板緩衝材72とを備えている。外装ダンボール80は、筒形状を呈しており、被梱包装置である室外機100の周囲に被覆されるとともに、底板緩衝材72に被着される。
特開2003−170990号公報
段積み状態における室外機100の荷重は、当該室外機100自体と、前記天板60及び底板70とで支持される。これら天板60及び底板70を構成する段ボールシートや合成樹脂発泡体等の緩衝材は圧縮性を有するので、段積みすることで発生する荷重(段積み荷重)により上下方向に圧縮される。
特許文献1記載の梱包装置50では、当該梱包装置50で梱包された状態(非段積み状態)の外装ダンボール80の上端縁が、天板60の下面に当接している(特許文献1の図3〜4参照)。したがって、梱包装置50で梱包された室外機100を段積みすると、下段の室外機100を梱包している天板60が段積み荷重により圧縮されるため、外装ダンボール80が天板60により下方に押圧される。その結果、外装ダンボール80が外側に膨らむ恐れがある。外装ダンボール80が外側に膨らんでいる状態は、外観上好ましくない。
本開示は、段積み状態において箱状物品の側面を被覆する被覆材が外側に膨らむのを抑制することができる梱包部材を提供することを目的としている。
本開示の梱包部材は、
(1)箱状物品の上面を被覆する天トレイアセンブリと、当該箱状物品の下面を被覆して支持する底トレイアセンブリと、当該箱状物品の側面を被覆する筒状の胴枠とを備えた、箱状物品の梱包部材であって、
前記天トレイアセンブリは、下方が開口された箱状の天トレイ本体と、当該天トレイ本体内に配設される天緩衝材とを有しており、
前記底トレイアセンブリは、上方と側部の一部とが開口された箱状の底トレイ本体と、当該底トレイ本体内に配設され前記箱状物品を支持する底緩衝材とを有しており、
前記梱包部材により梱包された状態において、前記胴枠の下端縁と前記底緩衝材とが当接し、前記胴枠の上端縁と、当該上端縁と対向する前記天緩衝材との間にクリアランスCが設けられ、
前記クリアランスCは、前記梱包部材により梱包された箱状物品が上下方向に複数個積み重ねられた段積み状態にあるときに、最下段の箱状物品の梱包部材の胴枠の上端縁と、当該上端縁と対向する天緩衝材との間にクリアランスが確保される大きさである。
本開示の梱包部材では、箱状物品が当該梱包部材により梱包された状態において、胴枠の上端縁と、当該上端縁と対向する天緩衝材との間にクリアランスCを設けている。このクリアランスCは、前記梱包部材により梱包された箱状物品が上下方向に複数個積み重ねられた段積み状態にあるときに、最下段の箱状物品の梱包部材の胴枠の上端縁と、当該上端縁と対向する天緩衝材との間にクリアランスが確保される大きさである。したがって、段積み状態において、天緩衝材が胴枠の上端縁に当接して当該上端縁を押圧することが抑制される。これにより、胴枠が外側に膨らむことを抑制して外観をよくすることができる。
(2)前記(1)の梱包部材において、前記クリアランスCは、前記梱包部材により梱包された箱状物品が上下方向に複数個積み重ねられた段積み状態にあるときに、前記最下段の箱状物品の梱包部材の天トレイアセンブリの上下方向の想定沈み量をS1とすると、C≧S1とすることができる。この場合、段積み状態において、天緩衝材が胴枠の上端縁に当接して当該上端縁を押圧することが抑制される。これにより、胴枠が外側に膨らむことを抑制して外観をよくすることができる。なお、本明細書において「想定沈み量」とは、梱包された箱状物品が段積みされることによって最下段の箱状物品の梱包部材の天トレイアセンブリが上下方向に圧縮される量のことである。「想定沈み量」は、予め実験により求めることもできるし、また、天トレイアセンブリを構成する天トレイ本体及び天緩衝材の材質及びサイズ(厚さ)並びに想定される段積み荷重から計算により求めることもできる。
(3)前記(1)又は(2)の梱包部材において、前記箱状物品が空調機の室外機であり、前記室外機は、当該室外機の側面から突出する吹出グリルを有し、前記天緩衝材及び底緩衝材の各周縁において、前記箱状物品の各辺に沿って、前記胴枠の当該天緩衝材及び底緩衝材への装着をガイドする側壁が形成され、前記側面と対向する前記側壁の厚さは、前記吹出グリルの前記側面からの突出量よりも大きいことが望ましい。この場合、側壁を利用することで、胴枠の当該天緩衝材及び底緩衝材への装着を容易に行うことができる。
(4)前記(3)の梱包部材において、前記側壁の外側面の先端側に、先端に向かうに従い内側に傾斜するテーパ面が形成されていることが望ましい。この場合、側壁の先端側にテーパ面を形成することで、胴枠の当該天緩衝材及び底緩衝材への装着をさらに容易に行うことができる。
(5)前記(1)又は(2)の梱包部材において、前記箱状物品を室外機とすることができる。この場合、室外機の段積み時において胴枠が外側に膨らむことを抑制して外観をよくすることができる。
(6)前記(1)〜(5)の梱包部材において、前記天トレイ本体、胴枠及び底トレイ本体が段ボールシートからなり、前記天緩衝材及び底緩衝材が合成樹脂発泡体からなるものとするができる。この場合、軽量且つ加工が容易な材料で梱包部材を作製することができる。
本開示の梱包部材の一実施形態により梱包された室外機の斜視説明図である。 図1に示される梱包部材の分解斜視図である。 天トレイアセンブリを下方から見た斜視説明図である。 梱包された箱状物品の上部周縁部の断面説明図である。 梱包後に段積みされた箱状物品のうち最下段の箱状物品の上部周縁部の断面説明図である。 従来の梱包部材の一例を示す斜視説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本開示の梱包部材を詳細に説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本開示の一実施形態に係る梱包部材1により梱包された室外機2を示す斜視説明図であり、図2は、図1に示される梱包部材1の分解斜視図である。梱包部材1は、箱型の形状を呈する箱状物品の一例である空調機の室外機2を梱包する部材である。
梱包部材1は、室外機2のケーシング3の上面3aを被覆する天トレイアセンブリ10と、当該ケーシング3の下面3bを被覆して支持する底トレイアセンブリ20と、当該ケーシング3の側面を被覆する胴枠30とを備えている。天トレイアセンブリ10、底トレイアセンブリ20及び胴枠30の外側は、例えば合成樹脂製のバンド31で結束されている。
なお、本明細書において、「上面」及び「下面」とは、所定の設置場所に設置される状態ないし姿勢の室外機2において、それぞれ上側及び下側に位置する面のことをいう。また、「上下方向」とは、室外機2を段積みした状態における上下の方向のことである。さらに、「内側」及び「外側」とは、梱包部材1により梱包された室外機2を基準として、当該室外機2に向かう方向を「内側」、当該室外機2から離れる方向を「外側」という。また、「右側」及び「左側」とは、後述する吹出グリルが設けられたケーシング3の側面を正面として、それぞれ当該正面に向かって右側及び左側のことである。
天トレイアセンブリ10は、図2〜3に示されるように、下方が開口された箱状の天トレイ本体11と、当該天トレイ本体11内に配設される天緩衝材12とを有している。本実施形態の天緩衝材12は、3つに分割されており、右側天緩衝材12aと、中央天緩衝材12bと、左側天緩衝材12cとで構成されている。図3は、図2に示される天トレイアセンブリ10をひっくり返した状態を示す斜視説明図であり、長方形状の天トレイ本体11のうち図2において右下の短辺は、図3においても右下に描かれている。
底トレイアセンブリ20は、図2に示されるように、上方と側部の一部とが開口された箱状の底トレイ本体21と、当該底トレイ本体21内に配設される底緩衝材22とを有している。本実施形態の底緩衝材22は、3つに分割されており、右側底緩衝材22aと、中央底緩衝材22bと、左側底緩衝材22cとで構成されている。また、本実施形態の底トレイアセンブリ20は、底トレイ本体21の底板21aの内側面において前後に配設される一対の板材23と、ケーシング3の下面3bを保護する保護材24とを有している。板材23は木材で作製されており、底トレイアセンブリ20を補強するために配設されている。板材23は、長方形状である底板21aの各長辺に沿って配設されている。図2では、手前側の板材23だけが図示されている。
胴枠30は、箱型の形状を呈する室外機2の外形に対応した筒状(角筒状)である。胴枠30は、天緩衝材12及び底緩衝材22にそれぞれ形成された、後述する側壁によりガイドされて天トレイアセンブリ10及び底トレイアセンブリ20に装着される。
天トレイ本体11、胴枠30、底トレイ本体21及び保護材24は、段ボールシートで作製されている。天緩衝材12及び底緩衝材22は、発泡スチロール等の合成樹脂発泡体で作製されている。段ボールシートや合成樹脂発泡体は、軽量であり、加工が容易であるという利点がある。
ケーシング3は箱型の形状を呈しており、このケーシング3の内部に室外側熱交換器(図示せず)やファン(図示せず)等の機器が配設されている。ケーシング3は、平面視で長方形状を呈しており、対向する長辺のうち一方の長辺側の側面(正面)3cに前述した吹出グリル4が設けられている。この吹出グリル4を介してファンにより生成される空気流が機外に排出される。吹出グリル4は、ケーシング3の側面3cから外側に数センチ程度突出した形態である。
底トレイ本体21は、平面視で長方形状を呈しており、長辺側の側面に開口25が形成されている。この開口25の長手方向(長辺に沿う方向)のほぼ中央に前記中央底緩衝材22bが配置される。中央底緩衝材22bは、角柱形状を呈しており、その長手方向が前記底トレイ本体21の短辺に平行に配置される。中央底緩衝材22bによって、開口25は、底トレイ本体21の長辺に沿って2つの開口25a、25bに分割される。この2つの開口25a、25bにフォークリフトの2本の爪(図示せず)が挿入され、梱包された室外機2は当該爪で持ち上げられた状態で所定の場所に移動される。
保護材24は、前記開口25a、25b内にフォークリフトの爪を挿入したり、また、当該開口25a、25bから爪を引き出したりする際に、当該フォークリフトの爪が室外機2のケーシング3の下面3bに当たり、当該下面3bを傷つけるのを防止するために設けられている。保護材24は、段ボールシートを折り曲げ加工することで作製することができる。保護材24のうち、フォークリフトの爪を開口25a、25b内に挿入する際に、当該爪の根元部が当たる可能性がある部分24a、換言すれば、当該開口25a、25bに臨む部分24aは、段ボールシートを内側に折り曲げた二層構造となっている。
天緩衝材12及び底緩衝材22の各周縁には、図2〜3に示されるように、側壁40a、40bが形成されている。天緩衝材12に形成される側壁40aは、胴枠30の天緩衝材12への装着をガイドし、底緩衝材22に形成される側壁40bは、胴枠30の底緩衝材22への装着をガイドする。側壁40a、40bは、室外機2のケーシング3の各辺に沿って形成されている。より詳細には、側壁40aは、天緩衝材12を構成する右側天緩衝材12a、中央天緩衝材12b及び左側天緩衝材12cにおいて胴枠30の各側面30a、30b、30c、30dと対向する辺に形成されている。側壁40bは、底緩衝材22を構成する右側底緩衝材22a、中央底緩衝材22b及び左側底緩衝材22cのうち、右側底緩衝材22a及び左側底緩衝材22cにおいて胴枠30の各側面30a、30b、30c、30dと対向する辺に形成されている。側壁40a、40bを利用することで、胴枠30の天緩衝材12及び底緩衝材22の所定位置への装着を容易に行うことができる。
側壁40a、40bの高さは、限定されないが、例えば15〜30mmとすることができる。また、側壁40a、40bの厚さないし幅は、限定されないが、たとえば10〜47mmとすることができる。本実施形態の梱包部材1は、ケーシング3の側面3cから突出した形態を有する吹出グリル4を備えた室外機2を梱包している。このため、ケーシング3の側面3cと対向する側壁40a、40bの厚さは、吹出グリル4の側面3cからの突出量(cm又はmm)をpとすると、このpよりも大きい値にされている。これにより、梱包部材1により室外機2を梱包した状態において、胴枠30の側面30aの内側面と吹出グリル4の突出端との間にクリアランスを設けることができる。
天緩衝材12に形成された側壁40aの外側面の先端側には、先端に向かうに従い内側に傾斜するテーパ面41a(図3〜4参照)が形成されている。同様に、底緩衝材22に形成された側壁40bの外側面の先端側には、先端に向かうに従い内側に傾斜するテーパ面41bが形成されている。側壁40a、40bの外側面の先端側にテーパ面41a、41bを形成することで、胴枠30の天緩衝材12及び底緩衝材22への装着をさらに容易に行うことができる。
本実施形態では、室外機2が梱包部材1により梱包された状態において、図4に示されるように、胴枠30の上端縁30eと、当該上端縁30eと対向する天緩衝材12との間にクリアランスCが設けられている。換言すれば、胴枠30の上下方向のサイズ(高さ)h(図2参照)は、梱包部材1により室外機2を梱包した状態において、当該胴枠30の下端縁が当接する底緩衝材22の面と、当該胴枠30の上端縁30eが対向する天緩衝材12の面との間の距離よりもクリアランスCだけ短くなるように設定されている。
前記クリアランスCは、梱包部材1により梱包された室外機2が上下方向に複数個(例えば、4〜5個程度)積み重ねられた段積み状態にあるとき(図5参照)に、最下段の室外機2の梱包部材1の胴枠30の上端縁30eと、当該上端縁30eと対向する天緩衝材12との間にクリアランスが確保される大きさである。ここでの「クリアランス」は、上端縁30eと天緩衝材12とが離間している場合だけでなく、当該上端縁30eと天緩衝材12とが互いに接触している場合も含まれる。後者の場合、単に接触している状態であるので天緩衝材12から胴枠30にかかる段積み荷重はほぼゼロである。
前記クリアランスCは、具体的に、梱包部材1により梱包された室外機2が上下方向に複数個積み重ねられた段積み状態にあるときに、前記最下段の室外機2の梱包部材1の天トレイアセンブリ10の上下方向の想定沈み量をS1とすると、C≧S1とすることができる。この想定沈み量S1は、前述したように、予め実験により求めることもできるし、また、天トレイアセンブリ10を構成する天トレイ本体11及び天緩衝材12の材質及びサイズ(厚さ)並びに想定される段積み荷重から計算により求めることもできる。前者の場合、使用予定の材質及び厚さの段ボールシート(天トレイ本体)及び合成樹脂発泡体(天緩衝材)を積層し、この積層体に想定される段積み荷重をかけたときの当該積層体の圧縮量(cm又はmm)を想定沈み量S1とすることができる。なお、段ボールシートや合成樹脂発泡体の制作上のばらつき等を考慮して、実験又は計算により求められた圧縮量に安全率(例えば、1.2〜2.6)を乗じたものを想定沈み量S1とすることもできる。
本実施形態の梱包部材1では、室外機2が当該梱包部材1により梱包された状態において、胴枠30の上端縁30eと、当該上端縁30eと対向する天緩衝材12との間にクリアランスCが設けられる。このクリアランスCは、梱包部材1により梱包された室外機2が段積み状態にあるときに、最下段の室外機2を梱包している梱包部材1の胴枠30の上端縁30eと、当該上端縁30eと対向する天緩衝材12との間にクリアランスが確保される大きさである。したがって、段積み状態において、天緩衝材12が胴枠30の上端縁30eに当接して当該上端縁30eを押圧することが抑制される。これにより、胴枠30が外側に膨らむことを抑制して外観をよくすることができる。
また、本実施形態の梱包部材1では、クリアランスCは、梱包部材1により梱包された室外機2が段積み状態にあるときに、最下段の室外機2を梱包している梱包部材1の天トレイアセンブリ10の上下方向の想定沈み量をS1とすると、C≧S1とされている。これにより、段積み状態において、天緩衝材12が胴枠30の上端縁30eに当接して当該上端縁30eを押圧することが抑制される。その結果、胴枠30が外側に膨らむことを抑制して外観をよくすることができる。
また、本実施形態の梱包部材1では、天緩衝材12及び底緩衝材22の各周縁において、室外機2のケーシング3の各辺に沿って、胴枠30の当該天緩衝材12及び底緩衝材22への装着をガイドする側壁40a、40bが形成されている。かかる側壁40a、40bを利用することで、胴枠30の当該天緩衝材12及び底緩衝材22の所定位置への装着を容易に行うことができる。
また、本実施形態の梱包部材1では、前記側壁40a、40bの外側面の先端側に、先端に向かうに従い内側に傾斜するテーパ面41a,41bが形成されている。側壁40a、40bの先端側にテーパ面41,41bを形成することで、胴枠30の天緩衝材12及び底緩衝材22の所定位置への装着をさらに容易に行うことができる。
また、本実施形態の梱包部材1では、天トレイ本体11、胴枠30及び底トレイ本体21が段ボールシートからなり、天緩衝材12及び底緩衝材22が合成樹脂発泡体からなっている。これにより、軽量且つ加工が容易な材料で梱包部材1を作製することができる。
〔その他の変形例〕
本開示は前述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、前述した実施形態では、箱状物品として空調機の室外機を梱包部材で梱包しているが、室外機に限らず、例えば床置き型の室内機等、箱型形状を呈する他の箱状物品にも本開示の梱包部材を用いることができる。
1 :梱包部材
2 :室外機
3 :ケーシング
3a:上面
3b:下面
3c:側面(正面)
4 :吹出グリル
10 :天トレイアセンブリ
11 :天トレイ本体
12 :天緩衝材
12a:右側天緩衝材
12b:中央天緩衝材
12c:左側天緩衝材
20 :底トレイアセンブリ
21 :底トレイ本体
21a:底板
22 :底緩衝材
22a:右側底緩衝材
22b:中央底緩衝材
22c:左側底緩衝材
23 :板材
24 :保護材
24a:部分
25 :開口
25a:開口
25b:開口
30 :胴枠
30a:側面
30b:側面
30c:側面
30d:側面
30e:上端縁
31 :バンド
40a:側壁
40b:側壁
41a:テーパ面
41b:テーパ面


Claims (6)

  1. 箱状物品(2)の上面を被覆する天トレイアセンブリ(10)と、当該箱状物品(2)の下面を被覆して支持する底トレイアセンブリ(20)と、当該箱状物品(2)の側面を被覆する筒状の胴枠(30)とを備えた、箱状物品(2)の梱包部材(1)であって、
    前記天トレイアセンブリ(10)は、下方が開口された箱状の天トレイ本体(11)と、当該天トレイ本体(11)内に配設される天緩衝材(12)とを有しており、
    前記底トレイアセンブリ(20)は、上方と側部の一部とが開口された箱状の底トレイ本体(21)と、当該底トレイ本体(21)内に配設され前記箱状物品(2)を支持する底緩衝材(22)とを有しており、
    前記梱包部材(1)により梱包された状態において、前記胴枠(30)の下端縁と前記底緩衝材(22)とが当接し、前記胴枠(30)の上端縁(30e)と、当該上端縁(30e)と対向する前記天緩衝材(12)との間にクリアランスCが設けられ、
    前記クリアランスCは、前記梱包部材(1)により梱包された箱状物品(2)が上下方向に複数個積み重ねられた段積み状態にあるときに、最下段の箱状物品(2)の梱包部材(1)の胴枠(30)の上端縁(30e)と、当該上端縁(30e)と対向する天緩衝材(12)との間にクリアランスが確保される大きさである、梱包部材(1)。
  2. 前記クリアランスCは、前記梱包部材(1)により梱包された箱状物品(2)が上下方向に複数個積み重ねられた段積み状態にあるときに、前記最下段の箱状物品(2)の梱包部材(1)の天トレイアセンブリ(10)の上下方向の想定沈み量をS1とすると、C≧S1である、請求項1に記載の梱包部材(1)。
  3. 前記箱状物品(2)が空調機の室外機であり、
    前記室外機は、当該室外機の側面(3c)から突出する吹出グリル(4)を有し、
    前記天緩衝材(12)及び底緩衝材(22)の各周縁において、前記箱状物品(2)の各辺に沿って、前記胴枠(30)の当該天緩衝材(12)及び底緩衝材(22)への装着をガイドする側壁(40a、40b)が形成され
    前記側面(3c)と対向する前記側壁(40a、40b)の厚さは、前記吹出グリル(4)の前記側面(3c)からの突出量よりも大きい、請求項1又は請求項2に記載の梱包部材(1)。
  4. 前記側壁(40a、40b)の外側面の先端側に、先端に向かうに従い内側に傾斜するテーパ面(41)が形成されている、請求項3に記載の梱包部材(1)。
  5. 前記箱状物品(2)が室外機である、請求項1又は2に記載の梱包部材(1)。
  6. 前記天トレイ本体(11)、胴枠(30)及び底トレイ本体(21)が段ボールシートからなり、前記天緩衝材(12)及び底緩衝材(22)が合成樹脂発泡体からなる、請求項1〜のいずれか一項に記載の梱包部材(1)。
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