JP2018027902A - 液晶組成物、及び液晶組成物が配合された化粧料 - Google Patents
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(a)γ−オリザノール、
(b)水素添加リン脂質、
(c)C8〜18の脂肪族有機酸から選ばれる1種または2種の有機酸と、2価アルコールとからなるジエステル、
を含有することで、γ−オリザノールを0.1〜5質量%配合することができ、肌に適用した際に、べたつきがなく、みずみずしい等、肌感触が良好な皮膚外用剤を提供できることも知られている(特許文献2参照)。
(B)ステロール系化合物 1.0〜12.0質量%
(C)油性成分 液晶組成物の総量を100質量%とした際の残量
を含み、
前記(C)油性成分が、エステル類、脂肪酸類及び高級アルコール類から選択される少なくとも1種以上を含む、
液晶組成物。
(2)前記(A)γ−オリザノールが、4.0〜15.0質量%、
前記(B)ステロール系化合物が、1.0〜10.0質量%、
である、上記(1)に記載の液晶組成物。
(3)前記(A)γ−オリザノール及び前記(B)ステロール系化合物の質量比が、
(B)/(A)=0.10〜1.20
である、上記(1)又は(2)に記載の液晶組成物。
(4)前記(C)油性成分が、エステル類を少なくとも含む、
上記(1)〜(3)の何れか一に記載の液晶組成物。
(5)上記(1)〜(4)の何れか一に記載の液晶組成物を配合する、
化粧料。
(A)γ−オリザノール 3.0〜17.0質量%
(B)ステロール系化合物 1.0〜12.0質量%
(C)油性成分 液晶組成物の総量を100質量%とした際の残量
を含み、前記(C)が、エステル類、脂肪酸類及び高級アルコール類から選択される少なくとも1種以上を含むことを特徴としている。
・(A)γ−オリザノールが3.0〜17.0質量%、
・(B)ステロール系化合物が1.0〜12.0質量%、
・(C)油性成分が液晶組成物の総量を100質量%とした際の残量、
とすることが好ましい。上記数値範囲を外れると、液晶が作製されにくくなるので好ましくない。
[(A)〜(C)成分の比率の検討]
(試料の作製)
実施例1〜24及び比較例1〜5の各成分の配合割合(質量%)を表1に示す。実施例1〜24及び比較例1〜5の試料は以下の手順で作製した。
(1)(A)成分であるγ−オリザノールと、(B)成分(ステロール系化合物)であるコレステロールを、それぞれ別層にて(C)成分(油性成分)であるイソノナン酸イソノニルに混合し、加温溶解した。
(2)前記(1)で溶解した層を混合し、80℃まで撹拌冷却した。
(3)前記(2)を静置し、室温(25℃)まで冷却した。
(A)成分
γ-オリザノール:オリザ油化株式会社製 γ−オリザノール
(B)成分(ステロール系化合物)
コレステロール:日本精化株式会社製 コレステロールJSQI
(C)成分(油性成分)
イソノナン酸イソノニル:日清オイリオグループ株式会社製 サラコス99 (エステル類)
実施例1〜24及び比較例1〜5で作製した試料は、以下に示す評価方法及び評価基準により評価した。
[液晶の有無の評価]
≪評価方法≫
作製した各試料を偏光顕微鏡にて観察し、以下の基準に従い評価した。
≪評価基準≫
○:光学異方性あり(青白く光っている)。
×:光学異方性なし(青白く光らない)。
≪評価方法≫
上記評価にて液晶が確認された各試料を、5℃、25℃、40℃の条件下で1か月間保管した後目視にて外観を観察し、以下の基準に従い評価した。
≪評価基準≫
○:5℃、25℃、40℃のいずれか2点以上で、結晶の析出なし、またはあってもごく微量。
△:5℃、25℃、40℃のいずれか1点で、結晶の析出なし、またはあってもごく微量。
×:5℃、25℃、40℃のいずれの点においても結晶の析出があり。
[(B)ステロール系化合物および(C)油性成分の種類の検討]
実施例25〜44及び比較例6〜9の各成分の配合割合(質量%)を表2に示す。各試料の作製、[液晶の有無の評価]、[保存安定性の評価]は、上記と同様である。
・フィトステロール:理研ビタミン株式会社製 理研植物ステロール
表2に示す(C)油性成分には、以下の製品を用いた。
・エチルヘキサン酸セチル:日本精化株式会社製 NS−CIO
・ホホバ種子油:香栄興業株式会社製 精製ホホバ油
・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル:日清オイリオグループ株式会社製 O.D.O
・マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル:日本精化株式会社製 Plandool−MAS
・オリーブ油:クローダジャパン株式会社製 CROPURE OL
<脂肪酸>
・イソステアリン酸:高級アルコール工業株式会社製 イソステアリン酸EX
・オレイン酸:日油株式会社製 EXTRA OLEIN−80R
<高級アルコール>
・イソステアリルアルコール:高級アルコール工業株式会社製 リソノール18SP
・ヘキシルデカノール:高級アルコール工業株式会社製 リソノール16SP
・オレイルアルコール:高級アルコール工業株式会社製 オレイルアルコールVP
<炭化水素>
・スクワラン:株式会社マルハニチロ食品製 スクワラン
・ミネラルオイル:三光化学工業株式会社製 流動パラフィン350−S
<シリコーン>
・ジメチコン:信越化学工業株式会社製 KF−96A−10CS
・シクロペンタシロキサン:東レ・ダウコーニング株式会社製 DOW CORNING TORAY SH 245 FLUID
[化粧料の作製]
以下の手順で、化粧料を作製した。
(1)(A)成分であるγ−オリザノール(10.0質量%)と、(B)成分であるコレステロール(3.0質量%)を、それぞれ別層にて(C)成分であるイソノナン酸イソノニル(残量)に混合し、加温溶解した。
(2)前記(1)で溶解した層を混合し、80℃まで撹拌冷却することで液晶組成物(a)を作製した。
(3)前記(2)で作製した液晶組成物(a)を、以下の(b)〜(d)(あらかじめ80℃まで加温した)と混合した。
(4)前記(3)を静置し、室温(25℃)まで冷却することで、化粧料を作製した。
<成分>
(a)液晶組成物 3.0質量%
(b)カルボキシビニルポリマー 0.5質量%
(c)水酸化ナトリウム 適量
(d)水 残量
なお、(b)、(c)成分は、以下のものを用いた。
(b)カルボキシビニルポリマー:LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製 CARBOPOL940
・水酸化ナトリウム:和光純薬工業株式会社製 水酸化ナトリウム(特級)
Claims (5)
- (A)γ−オリザノール 3.0〜17.0質量%
(B)ステロール系化合物 1.0〜12.0質量%
(C)油性成分 液晶組成物の総量を100質量%とした際の残量
を含み、
前記(C)油性成分が、エステル類、脂肪酸類及び高級アルコール類から選択される少なくとも1種以上を含む、
液晶組成物。 - 前記(A)γ−オリザノールが、4.0〜15.0質量%、
前記(B)ステロール系化合物が、1.0〜10.0質量%、
である、請求項1に記載の液晶組成物。 - 前記(A)γ−オリザノール及び前記(B)ステロール系化合物の質量比が、
(B)/(A)=0.10〜1.20
である、請求項1又は2に記載の液晶組成物。 - 前記(C)油性成分が、エステル類を少なくとも含む、
請求項1〜3の何れか一項に記載の液晶組成物。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の液晶組成物を配合する、
化粧料。
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