JP2018021220A - 成膜装置、保持具、および、これらを用いた電子部品の製造方法 - Google Patents

成膜装置、保持具、および、これらを用いた電子部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】効率よく高精度に成膜する。【解決手段】成膜室220と、成膜室220の内部に位置する成膜源と、成膜室220内において被成膜物が成膜源の上方を成膜源と対向しつつ通過するように被成膜物を搬送する搬送部250と、水平方向に対して傾いて位置するように搬送部250に取り付けられ、被成膜物を収容して保持する収容部を有する保持具270とを備える。収容部は、略矩形状の内周壁を有している。被成膜物は、保持具270の傾きにより、収容部内において内周壁の1つの角部に偏って位置して内周壁と接している。【選択図】図6

Description

本発明は、成膜装置、保持具、および、これらを用いた電子部品の製造方法に関する。
電子部品の製造方法を開示した先行文献として、特開平10−12486号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された電子部品の製造方法においては、ホルダを傾け、部品本体の外周面と収納キャビティの内周面とが一部において接触するように部品本体を収納キャビティの一方側に片寄せし、このホルダを傾けた状態にしてスパッタリングすることにより、部品本体の両主面上の所定の位置に電極を形成している。
特開平10−12486号公報
特許文献1に記載の電子部品の製造方法においては、ホルダを傾けた状態にした後、スパッタリングによる電極形成工程に付しているため、ホルダを搬送する搬送機構は間欠運転している。そのため、成膜効率の観点から改善の余地がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、効率よく高精度に成膜できる、成膜装置、保持具、および、これらを用いた電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面に基づく成膜装置は、成膜室と、成膜室の内部に位置する成膜源と、成膜室内において被成膜物が成膜源の上方を成膜源と対向しつつ通過するように被成膜物を搬送する搬送部と、水平方向に対して傾いて位置するように搬送部に取り付けられ、被成膜物を収容して保持する収容部を有する保持具とを備える。収容部は、略矩形状の内周壁を有している。被成膜物は、保持具の傾きにより、収容部内において内周壁の1つの角部に偏って位置して内周壁と接している。
本発明の一形態においては、保持具は、内周壁を構成する枠部材と、枠部材と隣接したマスキング部材とを含む。
本発明の一形態においては、成膜装置は、成膜室に隣接して設けられた第1減圧室と、成膜室に隣接して設けられた第2減圧室とをさらに備える。搬送部は、第1減圧室、成膜室および第2減圧室をこの順に通過する。
本発明の一形態においては、成膜源は、複数のターゲットからなる。複数のターゲットは、搬送部の搬送方向に並んで配置されている。
本発明の第2の局面に基づく保持具は、被成膜物を収容して保持する収容部を有する保持具である。保持具は、枠部材と、枠部材と隣接したマスキング部材とを備える。収容部は、略矩形状の内周壁を有している。枠部材は、内周壁を構成している。
本発明の一形態においては、保持具は、水平方向に対して傾いて位置している。被成膜物は、保持具の傾きにより、収容部内において内周壁の1つの角部に偏って位置して前記内周壁と接している。
本発明の第3の局面に基づく電子部品の製造方法は、上記のいずれかの成膜装置において2つの保持具を用いて被成膜物である電子部品を製造する方法である。電子部品を製造する方法は、2つの保持具のうちの第1保持具の収容部に被成膜物を収容する工程と、2つの保持具のうちの第2保持具の収容部が第1保持具の対応する収容部と連通するように、第1保持具の枠部材上に第2保持具の枠部材を重ね合わせる工程と、第1保持具および第2保持具を搬送部に取り付ける工程と、搬送部を稼働させて、電子部品の下側を成膜する工程と、第1保持具と第2保持具とを上下反転させた状態で搬送部に取り付ける工程と、搬送部を稼働させて、上下反転した状態の電子部品の下側に成膜する工程とを備える。
本発明によれば、効率よく高精度に成膜できる。
被成膜物の一例である3端子型の積層コンデンサの外観を示す斜視図である。 図1の積層コンデンサをII−II線矢印方向から見た断面図である。 図1の積層コンデンサをIII−III線矢印方向から見た断面図である。 被成膜物の一例である3端子型の積層コンデンサの製造方法を示すフローチャートである。 マザーシート群を構成するマザーシートを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る成膜装置の構成を示す側面図である。 図6の成膜装置を矢印VII方向から見た図である。 図6の成膜装置を矢印VIII方向から見た図である。 本発明の一実施形態に係る成膜装置の搬送部の一部の形状を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る成膜装置のトレーの形状を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る成膜装置の保持具の形状を示す平面図である。 図11中のXII部を拡大して示す斜視図である。 図12の保持具の一部をXIII−XIII線矢印方向から見た断面図である。 図13の保持具の一部を矢印XIV方向から見た底面図である。 本発明の一実施形態に係る保持具の収容部内に被成膜物が収容された状態を示す平面図である。 図15に示す保持具の収容部内に被成膜物が収容された状態をXVI−XVI線矢印方向から見た断面図である。 本発明の一実施形態に係る電子部品の製造方法において、第1保持具と第2保持具とを上下反転させた状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る保持具の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る第1保持具と第2保持具とを上下反転させた状態を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る、成膜装置、保持具、および、これらを用いた電子部品の製造方法について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
まず、本発明の一実施形態に係る、成膜装置、保持具、および、これらを用いた電子部品の製造方法の各々が適用される被成膜物の一例である3端子型の積層コンデンサについて説明する。ただし、被成膜物は、3端子型の積層コンデンサに限られず、2端子型の積層コンデンサでもよく、スパッタリングなどの乾式めっき法により成膜される物であればよい。
図1は、被成膜物の一例である3端子型の積層コンデンサの外観を示す斜視図である。図2は、図1の積層コンデンサをII−II線矢印方向から見た断面図である。図3は、図1の積層コンデンサをIII−III線矢印方向から見た断面図である。図1〜3においては、後述する積層体の長さ方向をL、積層体の幅方向をW、積層体の高さ方向をHで示している。
図1〜3に示すように、被成膜物の一例である3端子型の積層コンデンサ100は、積層体110と、積層体110の表面の一部に設けられた3つの外部電極とを備える。積層体110は、積層された複数の誘電体層140および複数の導電体層150を含む。誘電体層140と導電体層150とは、交互に積層されている。積層体110は、直方体形状である。誘電体層140と導電体層150との積層方向は、積層体110の長さ方向Lおよび積層体110の幅方向Wに対して直交している。すなわち、誘電体層140と導電体層150との積層方向は、積層体110の高さ方向Hと平行である。
積層体110は、積層体110の積層方向において相対する第1主面111および第2主面112、第1主面111と第2主面112とを結び直方体形状の長さ方向Lにおいて相対する2つの端面、および、第1主面111と第2主面112とを結び直方体形状の幅方向Wにおいて相対する2つの側面を有する。2つの端面のうち、一方は第1端面113であり、他方は第2端面114である。2つの側面のうち、一方は第1側面115であり、他方は第2側面116である。
第1側面115と第2側面116との最短距離は、第1端面113と第2端面114との最短距離未満である。積層体110は、直方体形状であるが、角部および稜線部の少なくとも一方に丸みを有していてもよい。また、積層体110の表面に凹凸が形成されていてもよい。
3つの外部電極は、積層体110の長さ方向Lの両側に設けられている1対の貫通電極120と、積層体110の長さ方向Lの中央部に環状に設けられたグランド電極130とからなる。
具体的には、1対の貫通電極120の一方は、積層体110の第1端面113側に設けられ、1対の貫通電極120の他方は、第2端面114側に設けられている。
1対の貫通電極120の一方は、第1端面113から、第1主面111、第2主面112、第1側面115および第2側面116の各々の一部に亘って設けられている。1対の貫通電極120の一方は、第1端面113、第1側面115および第2側面116の各々に設けられた第1下地層121と、第1主面111および第2主面112の各々に設けられた第2下地層122と、第1下地層121および第2下地層122を覆うめっき層123とを含む。
1対の貫通電極120の他方は、第2端面114から、第1主面111、第2主面112、第1側面115および第2側面116の各々の一部に亘って設けられている。1対の貫通電極120の他方は、第2端面114、第1側面115および第2側面116の各々に設けられた第1下地層121と、第1主面111および第2主面112の各々に設けられた第2下地層122と、第1下地層121および第2下地層122を覆うめっき層123とを含む。
グランド電極130は、第1主面111、第2主面112、第1側面115および第2側面116の各々に亘って環状に設けられている。グランド電極130は、第1側面115および第2側面116の各々に設けられた第1下地層131と、第1主面111および第2主面112の各々に設けられた第2下地層132と、第1下地層131および第2下地層132を覆うめっき層133とを含む。
ただし、3つの外部電極の配置は上記に限られず、複数の導電体層150の各々と電気的に接続可能、かつ、積層コンデンサ100が実装可能となるように、積層体110の表面の一部に設けられていればよい。
複数の導電体層150は、積層体110の長さ方向Lに延在して1対の貫通電極120の各々と接続された第1導電体層151と、第1側面115および第2側面116の各々においてグランド電極130と接続された第2導電体層152とから構成されている。第1導電体層151は、グランド電極130には接続されていない。第2導電体層152は、1対の貫通電極120には接続されていない。第1導電体層151と第2導電体層152とは、積層体110の積層方向において交互に位置している。
上記のように、1対の貫通電極120は、積層コンデンサ100の内部において導通しており、これらの間にコンデンサ要素は介在していない。一方、1対の貫通電極120とグランド電極130との間においては、コンデンサ要素が介在しており、互いに並列接続されている。このように、積層コンデンサ100は、貫通型の積層コンデンサである。
以下、3端子型の積層コンデンサ100の製造方法について説明する。
図4は、被成膜物の一例である3端子型の積層コンデンサの製造方法を示すフローチャートである。なお、以下に示す積層コンデンサの製造方法は、製造過程の途中段階まで一括して加工処理を行なうことでマザー積層体を製作し、その後にマザー積層体を分断して個片化し、個片化後の軟質積層体にさらに加工処理を施すことによって複数の積層コンデンサ100を同時に大量に生産する方法である。
図4に示すように、積層コンデンサ100を製造する際には、まず、セラミックスラリーが調製される(工程S11)。具体的には、セラミックス粉末、バインダおよび溶剤などが所定の配合比率で混合され、これによりセラミックスラリーが形成される。
次に、セラミックグリーンシートが形成される(工程S12)。具体的には、セラミックスラリーがキャリアフィルム上においてダイコータ、グラビアコータ、または、マイクログラビアコータなどを用いてシート状に成形されることにより、セラミックグリーンシートが形成される。
次に、マザーシートが形成される(工程S13)。具体的には、セラミックグリーンシートに導電性ペーストが所定のパターンを有するようにスクリーン印刷法またはグラビア印刷法などを用いて印刷されることにより、セラミックグリーンシート上に所定の導電パターンが設けられたマザーシートが形成される。導電性ペーストは、Ni成分を含んでいる。
ここで、形成されるマザーシートについて説明する。図5は、マザーシート群を構成するマザーシートを示す分解斜視図である。図5に示すように、マザーシート群110aは、互いに構成の異なる複数のマザーシート10,11,12が積層されて構成されている。
マザーシート10は、その表面に導電パターンが形成されていないセラミック基材140aのみから構成されている。このように、マザーシートとしては、上記工程S13を経ることなく作製されたセラミックグリーンシートも準備される。マザーシート11,12は、セラミック基材140aの表面に所定の形状の導電パターン151a,152aが形成されたものである。
図5に示すように、マザーシートが積層される(工程S14)。具体的には、導電パターンが形成されていないマザーシート10が所定枚数積層され、その上に、導電パターン151aが形成された複数のマザーシート11と導電パターン152aが形成された複数のマザーシート12とが1枚ずつ交互に積層され、その上に、導電パターンが形成されていないマザーシート10が所定枚数積層されることにより、マザーシート群110aが構成される。
次に、マザーシート群が圧着される(工程S15)。静水圧プレスまたは剛体プレスによってマザーシート群110aが積層方向に沿って加圧されて圧着されることにより、マザー積層体が形成される。
次に、マザー積層体が分断される(工程S16)。具体的には、押し切りまたはダイシングによってマザー積層体がマトリックス状に分断され、複数の軟質積層体に個片化される。
次に、軟質積層体がバレル研磨される(工程S17)。具体的には、軟質積層体が、セラミック材料よりも硬度の高いメディアボールとともにバレルと呼ばれる小箱内に封入され、当該バレルを回転させることにより、軟質積層体の外表面の角部および稜線部に曲面状の丸みがもたされる。
次に、軟質積層体の表面に第1下地層となる導電性ペーストが付与される(工程S18)。具体的には、1対の貫通電極120の各々の第1下地層121となる導電性ペーストが、各種印刷法またはディップ法などにより軟質積層体の両端部に付与される。さらに、グランド電極130の第1下地層131となる導電性ペーストが、各種印刷法により軟質積層体の両側面に付与される。この導電性ペーストは、有機溶剤と金属粒子とセラミックとを含む。金属粒子は、Ni成分を含んでいる。
次に、導電性ペーストが表面に付与された軟質積層体が焼成される(工程S19)。具体的には、導電性ペーストが表面に付与された軟質積層体が所定の温度に加熱され、これによりセラミック誘電体材料および導電体材料が焼成される。焼成温度は、セラミック誘電体材料および導電体材料の種類に応じて適宜設定され、たとえば、900℃以上1300℃以下の範囲内で設定される。導電体層150となる導電体材料と、第1下地層121および第1下地層131となる導電性ペーストとが、同時に焼成されることにより、第1下地層121および第1下地層131の各々と導電体層150との接続部において、第1下地層121および第1下地層131のNi成分と導電体層150のNi成分とが一体化する。
次に、第1下地層121および第1下地層131が設けられた積層体が、バレル研磨される(工程S20)。
次に、スパッタリングなどの乾式めっき法により積層体の第1主面111に第2下地層122および第2下地層132が設けられる(工程S21)。第2下地層122および第2下地層132の各々は、ニクロム(NiCr)、モネル(NiCu)、チタン(Ti)、銅(Cu)または銀(Ag)などの、純金属または合金からなる。
次に、スパッタリングなどの乾式めっき法により積層体の第2主面112に第2下地層122および第2下地層132が設けられる(工程S22)。
次に、めっき処理により、第1下地層121および第2下地層122を覆うようにめっき層123が形成され、第1下地層131および第2下地層132を覆うようにめっき層133が形成される(工程S23)。めっき層123,133が形成されることにより、1対の貫通電極120およびグランド電極130が構成される。めっき層123,133には、Cu成分が含まれている。
上記の一連の工程を経ることにより、積層コンデンサ100が製造される。
以下、本発明の一実施形態に係る成膜装置の構成について図を参照して説明する。本実施形態に係る成膜装置200は、スパッタリング装置であるが、成膜装置200は、他の乾式めっきを行なう装置であってもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係る成膜装置の構成を示す側面図である。図7は、図6の成膜装置を矢印VII方向から見た図である。図8は、図6の成膜装置を矢印VIII方向から見た図である。図9は、本発明の一実施形態に係る成膜装置の搬送部の一部の形状を示す平面図である。図10は、本発明の一実施形態に係る成膜装置のトレーの形状を示す平面図である。図11は、本発明の一実施形態に係る成膜装置の保持具の形状を示す平面図である。図12は、図11中のXII部を拡大して示す斜視図である。図13は、図12の保持具の一部をXIII−XIII線矢印方向から見た断面図である。図14は、図13の保持具の一部を矢印XIV方向から見た底面図である。図11においては、理解を容易にするために、保持具の枠部材のみを図示している。
図6〜14に示すように、本発明の一実施形態に係る成膜装置200は、成膜室220と、成膜室220に隣接して設けられた第1減圧室210と、成膜室220に隣接して設けられた第2減圧室230とを備える。なお、必ずしも、第1減圧室210および第2減圧室230は設けられていなくてもよい。第1減圧室210には、第1減圧室210内を減圧する真空ポンプ211が設けられている。成膜室220には、成膜室220内を減圧する真空ポンプ221が設けられている。第2減圧室230には、第2減圧室230内を減圧する真空ポンプ231が設けられている。成膜室220内は、第1減圧室210および第2減圧室230の各々の内部より気圧が低く、略真空状態になっている。
成膜装置200は、第1減圧室210、成膜室220および第2減圧室230をこの順に通過する搬送部250をさらに備える。搬送部250の搬送方向20に沿って、搬送部250を支持する複数のローラ280が互いに間隔をあけて配置されている。本実施形態においては、搬送部250は、ベルトコンベアで構成されているが、搬送部250の構成は、ベルトコンベアに限られず、レール上を走行する台車などであってもよい。
図8に示すように、搬送部250は、水平方向に対して角度α傾いて位置するようにローラ280によって支持されている。角度αは、0°より大きく、たとえば5°である。図9に示すように、搬送部250には、平面視にて矩形状の開口部251、および、開口部251の外周に平面視にて矩形状の座繰り部252が設けられている。開口部251および座繰り部252が、ベルトコンベアの長手方向において等間隔に設けられている。
第1減圧室210の入口には、上下方向に開閉するシャッタ240が設けられている。第1減圧室210と成膜室220との境界には、上下方向に開閉するシャッタ241が設けられている。成膜室220と第2減圧室230との境界には、上下方向に開閉するシャッタ242が設けられている。第2減圧室230の出口には、上下方向に開閉するシャッタ243が設けられている。シャッタ240〜243の各々は、搬送部250による被搬送物の通過時のみ開いた状態となり、それ以外の時は閉じた状態になっている。
成膜室220の内部には、成膜源が配置されている。本実施形態においては、成膜源として、3つのターゲット222,223,224が、搬送部250の搬送方向20に並んで1列に配置されている。ターゲット222,223,224は、成膜室220内において、搬送部250の直下に位置するように配置されている。搬送部250は、成膜室220内において被成膜物がターゲット222,223,224の上方をターゲット222,223,224と対向しつつ通過するように被成膜物を搬送する。なお、配置されるターゲットの数は、3つに限られず、1つ以上であればよい。
ターゲット222,223,224の各々は、板状の外形を有している。ターゲット222,223,224の各々は、図8に示すように傾いた状態の搬送部250に取り付けられた保持具270と平行となるように傾いている。
ターゲット222,223,224の各々の構成材料は、ニクロム(NiCr)、モネル(NiCu)、チタン(Ti)、銅(Cu)または銀(Ag)などの、純金属または合金である。
本実施形態においては、搬送部250の座繰り部252内に、図10に示すトレー260が配置される。トレー260は、平面視にて、搬送部250の座繰り部252より僅かに小さい矩形状の外形を有している。トレー260には、平面視にて矩形状の開口部261、および、開口部261の外周に平面視にて矩形状の座繰り部262が設けられている。本実施形態においては、開口部261および座繰り部262が、トレー260にマトリックス状に6つ設けられている。トレー260の6つの開口部261の各々は、搬送部250の開口部251上に位置している。
本実施形態に係る保持具270は、図7に示すように、トレー260の座繰り部262内に配置される。保持具270は、平面視にて、トレー260の座繰り部262より僅かに小さい矩形状の外形を有している。図11に示すように、保持具270の外形は、平面視にて、互いに平行な1対の第1辺272aと、互いに平行な第2辺272bとから構成されている。なお、必ずしもトレー260が設けられていなくてもよく、保持具270が搬送部250の座繰り部252内に直接配置されていてもよい。
保持具270は、図11〜14に示すように、被成膜物を収容して保持する収容部273を有する。収容部273は、略矩形状の内周壁を有している。具体的には、保持具270は、内周壁を構成する枠部材272と、枠部材272と隣接したマスキング部材271とを含む。
枠部材272は、平面視にて矩形状の板状の外形を有している。枠部材272の外形は、平面視にて、互いに平行な1対の第1辺272aと、互いに平行な第2辺272bとから構成されている。すなわち、平面視において、枠部材272の外形と保持具270の外形とは同一である。
収容部273の内周壁は、互いに対向する1対の第1辺272haおよび互いに対向する1対の第2辺272hbを含み略矩形である。内周壁の4つの角部には、ぬすみ加工が施されており、半円状の切欠が設けられている。
本実施形態においては、内周壁の第2辺272hbが、枠部材272の外形の第2辺272bに対して角度θをなすように、収容部273が設けられている。よって、複数の収容部273は、枠部材272の外形の第2辺272bに対して角度θをなす複数の仮想直線272d上にて、互いに間隔をあけて並んでいる。
角度θは、0°より大きく、たとえば31°である。角度θは、角度αより大きいことが好ましい。具体的には、角度θは、20°以上40°以下であることが好ましい。この場合、後述するように、収容部273内に被成膜物を収容した際に、被成膜物の側面および端面と、第1辺272haおよび第2辺272hbとを、それぞれ接触させて、安定して被成膜物を保持することができる。
本実施形態においては、収容部273の内周壁の2本の対角線のうちのいずれか一方の対角線272cが、枠部材272の外形の第2辺272bと平行になるように、複数の収容部273が設けられている。
本実施形態においては、マスキング部材271は、互いに対向する2つのマスク部274を備えている。2つのマスク部274の各々は、収容部273の直下に位置して被成膜物と接する平坦部274tを有している。なお、マスク部274の数は、2つに限られず、1つ以上であればよい。
本実施形態においては、マスキング部材271は、枠部材272の下面に接合されている。マスキング部材271の内側に、2つのマスク部274が設けられている。ただし、マスキング部材271および枠部材272が、一部材から形成されていてもよい。
マスキング部材271は、枠部材272側とは反対側の端部に、内側に突出した1対の突出部271cを有している。図14に示すように、1対の突出部271cの各々の先端面は、1対の第1辺272haの各々と平行に位置している。マスキング部材271の厚さ方向に見て、マスキング部材271において、枠部材272側とは反対側の開口271hは、収容部273の内周壁の内側に位置している。
保持具270がトレー260の座繰り部262内に配置されることにより、図8に示すように、保持具270は、水平方向に対して傾いて位置するように搬送部250に取り付けられる。
ここで、本発明の一実施形態に係る電子部品の製造方法について説明する。本発明の一実施形態に係る電子部品の製造方法においては、ともに保持具270と同じ構成を有する第1保持具270aおよび第2保持具270bを用いて電子部品である積層コンデンサ100を製造する。
被成膜物である積層体110を第1保持具270aの収容部273内に収容させる際には、第1保持具270aの枠部材272上に多数の積層体110を載置した状態で、シェーカにより第1保持具270aを振動させる。その結果、複数の積層体110が複数の収容部273内にそれぞれ収容される。
次に、第2保持具270bの収容部273が第1保持具270aの対応する収容部273と連通するように、第1保持具270aの枠部材272上に第2保持具270bの枠部材272を重ね合わせる。この状態で、第1保持具270aと第2保持具270bとを、螺子などにより連結する。
互いに連結された第1保持具270aおよび第2保持具270bをプラズマ装置に挿入してArエッチングを行なうことにより、第1保持具270a、第2保持具270bおよび積層体110をクリーニングする。
次に、クリーニングした第1保持具270aおよび第2保持具270bを図6〜8に示すように、トレー260を介して搬送部250に取り付ける。
図15は、本発明の一実施形態に係る保持具の収容部内に被成膜物が収容された状態を示す平面図である。図16は、図15に示す保持具の収容部内に被成膜物が収容された状態をXVI−XVI線矢印方向から見た断面図である。図16においては、第1保持具270a上に第2保持具270bを重ね合わせた状態を図示している。
図15,16に示すように、積層体110は、矢印30で示すように、第1保持具270aの傾きにより、第1保持具270aの収容部273内において内周壁の1つの角部に偏って位置して内周壁と接している。具体的には、積層体110の第2端面114が第1保持具270aの第1辺272haと接し、積層体110の第1側面115が第1保持具270aの第2辺272hbと接している。
その結果、複数の収容部273内にそれぞれ収容された複数の積層体110は、複数の収容部273内の各々における略同一の位置に配置されることになる。
また、内周壁の4つの角部に半円状の切欠が設けられていることにより、積層体110の角部が上記切欠内に収容されるため、積層体110の第2端面114と第1辺272haとを安定して接触させることができるとともに、積層体110の第1側面115と第2辺272hbとを安定して接触させることができる。
搬送部250によって、第1保持具270aおよび第2保持具270bが成膜室220内に搬入された時点でスパッタリング加工が開始される。搬送部250が連続運転して、第1保持具270aおよび第2保持具270bがターゲット222,223,224の直上を順次通過することにより、積層体110の下側が成膜される。これにより、積層体の第1主面111に第2下地層122および第2下地層132が設けられる(工程S21)。
ターゲット222,223,224の表面から飛散した金属原子1は、積層体110の下側の表面において、第1保持具270aのマスキング部材271に覆われていない部分に付着する。上記のように、複数の収容部273内にそれぞれ収容された複数の積層体110は、複数の収容部273内の各々における略同一の位置に配置されているため、高い位置精度で成膜できるとともに、複数の積層体110に対して均一に成膜することができる。
また、マスキング部材271の突出部271cによって、積層体110の両端面に第2下地層122が形成されることを抑制することができる。
搬送部250によって、第1保持具270aおよび第2保持具270bが成膜室220外に搬出された時点でスパッタリング加工を停止する。
次に、第1保持具270aと第2保持具270bとを上下反転させた状態で、トレー260を介して搬送部250に取り付ける。図17は、本発明の一実施形態に係る電子部品の製造方法において、第1保持具と第2保持具とを上下反転させた状態を示す断面図である。
第1保持具270aと第2保持具270bとを上下反転させることにより、図17に示すように、積層体110は、矢印30で示すように、第2保持具270bの傾きにより、第2保持具270bの収容部273内において内周壁の1つの角部に偏って位置して内周壁と接している。具体的には、積層体110の第2端面114が第2保持具270bの第1辺272haと接し、積層体110の第2側面116が第2保持具270bの第2辺272hbと接している。また、積層体110は、第2保持具270bのマスキング部材271に支持されている。具体的には、積層体110の第2主面112が、第2保持具270bのマスク部274の平坦部274tと接している。
このように、第1保持具270aと第2保持具270bを上下反転させる際には、傾いた保持具270の下側に位置する積層体110の端面が入れ替わらないようにする。本実施形態においては、第2端面114が、第1保持具270aと第2保持具270bを上下反転させる前後においてともに、傾いた保持具270の下側に位置している。
搬送部250によって、上下反転した状態の第1保持具270aおよび第2保持具270bが成膜室220内に搬入された時点でスパッタリング加工が開始される。搬送部250が連続運転して、第1保持具270aおよび第2保持具270bがターゲット222,223,224の直上を順次通過することにより、上下反転した状態の積層体110の下側が成膜される。これにより、積層体の第2主面112に第2下地層122および第2下地層132が設けられる(工程S22)。
次に、搬送部250から第1保持具270aおよび第2保持具270bが取り外される。第1保持具270aと第2保持具270bとの連結が解除され、第2下地層122および第2下地層132が成膜された積層体110が収容部273から取り出される。その後、第2下地層122および第2下地層132が成膜された積層体110には、めっき処理(工程S23)が施される。
上記のように、水平方向に対して傾いて位置するように保持具270を取り付けた搬送部250を連続運転させて、積層体110に第2下地層122および第2下地層132を設けることにより、積層体110に効率よく高精度に成膜することができる。
なお、積層体110の両端面に第2下地層122が形成されることをより確実に抑制するために、マスキング部材271の枠部材272側にさらに突出部が設けられていてもよい。
図18は、本発明の一実施形態の変形例に係る保持具の構成を示す断面図である。図18においては、図16と同一の断面視にて図示している。
図18に示すように、本発明の一実施形態の変形例に係る保持具においては、マスキング部材271の枠部材272側にさらに突出部271dが設けられている。突出部271dによって積層体110の両端面の下側の辺を覆うことにより、積層体110の両端面に第2下地層122が形成されることをより確実に抑制できる。
図19は、本発明の一実施形態の変形例に係る第1保持具と第2保持具とを上下反転させた状態を示す断面図である。図19においては、図17と同一の断面視にて図示している。
図19に示すように、第1保持具270aと第2保持具270bとを上下反転させることにより、第2保持具270bの突出部271dによって積層体110の両端面の下側の辺を覆うことにより、上下反転した状態の積層体110の両端面に第2下地層122が形成されることをより確実に抑制できる。
なお、本実施形態においては、第1保持具270aおよび第2保持具270bを用いたが、他の方法により積層体110を上下反転させる場合には、第2保持具270bを用いなくてもよい。
(実験例)
以下、搬送部250の水平方向に対する傾斜角度αを変更して成膜の位置精度を検証した実験例について説明する。
傾斜角度αを、0°、5°、10°にして、積層体110の長さ方向Lの中央の位置と、積層体110の長さ方向Lにおけるグランド電極130の中央の位置との位置ずれ量を測定した。各サンプルを100個作製した。各サンプルの積層体110において、長さを1.0mm、幅を0.5mm、厚さを0.5mmとした。上記の位置ずれ量は、積層コンデンサの表面をSEM(Scanning Electron Microscope)などの電子顕微鏡を用いて撮像し、撮像した画像から、グランド電極130の中央の位置と積層体110の長さ方向Lの中央の位置との位置ずれ量を測定した。
傾斜角度α=0°のときは、位置ずれ量の最大値が76μm、位置ずれ量の平均値が35μmであった。傾斜角度α=5°のときは、位置ずれ量の最大値が38μm、位置ずれ量の平均値が9μmであった。傾斜角度α=10°のときは、位置ずれ量の最大値が19μm、位置ずれ量の平均値が8μmであった。
上記の実験結果から、傾斜角度αは、5°以上が好ましく、10°以上がより好ましいことが確認できた。すなわち、保持具の傾きが大きくなるに従って、高い位置精度で成膜できることが確認できた。
本発明の一実施形態に係る、成膜装置、保持具、および、これらを用いた電子部品の製造方法は、電子部品として3端子型の積層コンデンサに効果的に適用することができる。ただし、これらを2端子型の積層コンデンサに適用しても効果的である。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 金属原子、10,11,12 マザーシート、20 搬送方向、100 積層コンデンサ、110 積層体、110a マザーシート群、111 第1主面、112 第2主面、113 第1端面、114 第2端面、115 第1側面、116 第2側面、120 貫通電極、121,131 第1下地層、122,132 第2下地層、123,133 めっき層、130 グランド電極、140 誘電体層、140a セラミック基材、150 導電体層、151 第1導電体層、151a,152a 導電パターン、152 第2導電体層、200 成膜装置、210 第1減圧室、211,221,231 真空ポンプ、220 成膜室、222,223,224 ターゲット、230 第2減圧室、240,241,242,243 シャッタ、250 搬送部、251,261 開口部、252,262 座繰り部、260 トレー、270 保持具、270a 第1保持具、270b 第2保持具、271 マスキング部材、271c,271d 突出部、271h 開口、272 枠部材、272a,272ha 第1辺、272b,272hb 第2辺、272c 対角線、272d 仮想直線、273 収容部、274 マスク部、274t 平坦部、280 ローラ。

Claims (7)

  1. 成膜室と、
    前記成膜室の内部に位置する成膜源と、
    前記成膜室内において被成膜物が前記成膜源の上方を前記成膜源と対向しつつ通過するように被成膜物を搬送する搬送部と、
    水平方向に対して傾いて位置するように前記搬送部に取り付けられ、被成膜物を収容して保持する収容部を有する保持具とを備え、
    前記収容部は、略矩形状の内周壁を有し、
    被成膜物は、前記保持具の傾きにより、前記収容部内において前記内周壁の1つの角部に偏って位置して前記内周壁と接している、成膜装置。
  2. 前記保持具は、
    前記内周壁を構成する枠部材と、
    前記枠部材と隣接したマスキング部材とを含む、請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記成膜室に隣接して設けられた第1減圧室と、
    前記成膜室に隣接して設けられた第2減圧室とをさらに備え、
    前記搬送部は、前記第1減圧室、前記成膜室および前記第2減圧室をこの順に通過する、請求項1または請求項2に記載の成膜装置。
  4. 前記成膜源は、複数のターゲットからなり、
    前記複数のターゲットは、前記搬送部の搬送方向に並んで配置されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の成膜装置。
  5. 被成膜物を収容して保持する収容部を有する保持具であって、
    枠部材と、
    前記枠部材と隣接したマスキング部材とを備え、
    前記収容部は、略矩形状の内周壁を有し、
    前記枠部材は、前記内周壁を構成している、保持具。
  6. 前記保持具は、水平方向に対して傾いて位置し、
    被成膜物は、前記保持具の傾きにより、前記収容部内において前記内周壁の1つの角部に偏って位置して前記内周壁と接している、請求項5に記載の保持具。
  7. 請求項2に記載の成膜装置において2つの前記保持具を用いて被成膜物である電子部品を製造する方法であって、
    2つの前記保持具のうちの第1保持具の前記収容部に被成膜物を収容する工程と、
    2つの前記保持具のうちの第2保持具の前記収容部が前記第1保持具の対応する前記収容部と連通するように、前記第1保持具の前記枠部材上に前記第2保持具の前記枠部材を重ね合わせる工程と、
    前記第1保持具および前記第2保持具を前記搬送部に取り付ける工程と、
    前記搬送部を稼働させて、前記電子部品の下側を成膜する工程と、
    前記第1保持具と前記第2保持具とを上下反転させた状態で前記搬送部に取り付ける工程と、
    前記搬送部を稼働させて、上下反転した状態の前記電子部品の下側に成膜する工程とを備える、電子部品の製造方法。
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