JP2018006411A - 積層コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】素体の透磁率が高められる場合でも、高周波数側における損失が低減される積層コイル部品を提供する。
【解決手段】積層コイル部品1は、軟磁性金属粉を含む素体2と、素体2内に配置されたコイル20と、を備え、コイル20は、Z方向で互いに離間して隣り合い且つ互いに電気的に接続されている複数のコイル導体21〜26を含んでおり、Z方向から見てコイル20の内側に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径は、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径よりも大きい。
【選択図】図3

Description

本発明は、積層コイル部品に関する。
例えば特許文献1には、軟磁性金属粉を含む素体と、素体内に配置されたコイルと、を備えた積層コイル部品が記載されている。コイルは、第一方向で互いに離間して隣り合い且つ互いに電気的に接続されている複数の内部導体を含んでいる。
特許第5048156号公報
素体の透磁率は、軟磁性金属粉の粒子径が小さいほど低い。上記特許文献1に記載された積層コイル部品では、第一方向から見て、各内部導体が存在している層間の全体に粒子径の小さい軟磁性金属粉が位置しているため、素体全体としての透磁率が低くなっている。このように透磁率が低い場合にインダクタンス値を大きくするためには、例えばコイルの巻き数を多くしなければならない。その結果、抵抗成分が大きくなるという問題がある。よって、抵抗成分を小さくするためには、透磁率を高める必要がある。
しかしながら、透磁率が低いほど高周波数側における抵抗成分が減少するという関係があるため、素体の透磁率を高めようとすると、高周波数側における損失を低減することが難しい。
そこで、本発明は、素体の透磁率が高められる場合でも、高周波数側における損失が低減される積層コイル部品を提供することを目的とする。
本発明に係る積層コイル部品は、軟磁性金属粉を含む素体と、素体内に配置されたコイルと、を備え、コイルは、第一方向で互いに離間して隣り合い且つ互いに電気的に接続されている複数の内部導体を含んでおり、第一方向から見てコイルの内側に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径は、第一方向で互いに隣り合っている各内部導体の間に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径よりも大きい。
本発明に係る積層コイル部品では、第一方向で互いに隣り合っている各内部導体の間に平均粒子径の小さい軟磁性金属粉が位置しており、第一方向から見てコイルの内側に平均粒子径の大きい軟磁性金属粉が位置している。よって、第一方向から見て、各内部導体が存在している層間の全体に平均粒子径の小さい軟磁性金属粉が位置している場合よりも、素体全体としての透磁率が高くなっている。さらに、第一方向で互いに隣り合っている各内部導体の間における軟磁性金属粉の平均粒子径が小さいことにより、この各内部導体の間における透磁率が低くなっている。よって、透磁率が低いほど高周波数側における抵抗成分が減少するという関係から、第一方向で互いに隣り合っている各内部導体の間では、高周波数側における損失を低減する作用が奏される。ここで、高周波数側では、各内部導体の周りに磁路が形成される。このことから、第一方向で互いに隣り合っている各内部導体の間における上記の作用が効果的に奏される。以上より、素体の透磁率が高められる場合でも、高周波数側における損失が低減される。
本発明に係る積層コイル部品において、第一方向から見てコイルの外側に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径は、第一方向で互いに隣り合っている各内部導体の間に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径よりも大きくてもよい。この場合、第一方向から見てコイルの内側に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径に加えて、第一方向から見てコイルの外側に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径も大きいため、素体全体としての透磁率がより高められる。
本発明に係る積層コイル部品において、第一方向で互いに隣り合っている各内部導体の間に位置する軟磁性金属粉の最大粒子径は、第一方向で互いに隣り合っている各内部導体の間の距離よりも小さくてもよい。この場合、第一方向で互いに隣り合っている各内部導体の間が、この間に位置する軟磁性金属粉によって電気的に接続され難く、各内部導体同士がショートするのが抑制される。
本発明によれば、素体の透磁率が高められる場合でも、高周波数側における損失が低減される積層コイル部品を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る積層コイル部品を示す斜視図である。 図1に示す積層コイル部品の分解斜視図である。 図1に示すIII-III線に沿った積層コイル部品の断面図である。 磁性体部に含まれる磁性金属粉の粒子を示す図である。 第2実施形態に係る積層コイル部品の断面図である。 変形例に係る積層コイル部品の断面図である。 変形例に係る積層コイル部品の断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る積層コイル部品の全体的な構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る積層コイル部品を示す斜視図である。図2は、図1に示す積層コイル部品の分解斜視図である。図3は、図1に示すIII-III線に沿った積層コイル部品の断面図である。図2の分解斜視図では、素体内に含まれる複数のコイル導体21〜26を実線で示し、コイル導体21〜26間に位置する低透磁率部31〜35を一点鎖線で示しており、その他の構成の図示を省略している。
図1〜図3に示すように、積層コイル部品1は、素体2と、素体2の両端部にそれぞれ配置された一対の外部電極4,5と、素体2内に配置されたコイル20と、素体2内に配置された引出導体13,14とを備えている。
素体2は、直方体形状を呈している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。素体2は、その外表面として、互いに対向する一対の端面2a,2bと、一対の端面2a,2bを連結するように一対の端面2a,2bの対向方向に延びる四つの側面2c,2d,2e,2fと、を有している。
端面2aと端面2bとの対向方向(図中のX方向)と、側面2cと側面2dとの対向方向(図中のZ方向)と、側面2eと側面2fとの対向方向(図中のY方向)とは、互いに略直交している。側面2dは、例えば積層コイル部品1を図示しない他の電子機器(例えば、回路基板、又は、電子部品等)に実装する際、他の電子機器と対向する面として規定される。
素体2は、軟磁性金属粉からなる複数の磁性体層がZ方向に積層されることによって構成されており、磁性体部11を含んでいる。実際の素体2では、複数の磁性体層は、その層間の境界が視認できない程度に一体化されている。磁性体部11は、軟磁性金属粉の材料(例えばFe−Si合金又はFe−Si−Cr合金等)の粉末を含む磁性ペーストの酸化被膜の結合体として構成されている。磁性体部11の構成の詳細は、後述する。
外部電極4は、素体2の端面2aに配置されており、外部電極5は、素体2の端面2bに配置されている。すなわち、外部電極4と外部電極5とは、端面2aと端面2bとの対向方向に互いに離間して位置している。外部電極4,5は、平面視で略矩形形状を呈しており、その角が丸められている。外部電極4,5は、導電性材料(例えば、Ag又はPd等)を含んでいる。外部電極4,5は、導電性金属粉末(例えば、Ag粉末又はPd粉末等)及びガラスフリットを含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。外部電極4,5には、電気めっきが施されることにより、その表面にはめっき層が形成されている。電気めっきには、例えばNi、Sn等が用いられる。
外部電極4は、端面2a上に位置する電極部分4aと、側面2d上に位置する電極部分4bと、側面2c上に位置する電極部分4cと、側面2e上に位置する電極部分4dと、側面2f上に位置する電極部分4eと、の5つの電極部分を含んでいる。電極部分4aは、端面2aの全面を覆っている。電極部分4bは、側面2dの一部を覆っている。電極部分4cは、側面2cの一部を覆っている。電極部分4dは、側面2eの一部を覆っている。電極部分4eは、側面2fの一部を覆っている。5つの電極部分4a,4b,4c,4d,4eは、一体的に形成されている。
外部電極5は、端面2b上に位置する電極部分5aと、側面2d上に位置する電極部分5bと、側面2c上に位置する電極部分5cと、側面2e上に位置する電極部分5dと、側面2f上に位置する電極部分5eと、の5つの電極部分を含んでいる。電極部分5aは、端面2bの全面を覆っている。電極部分5bは、側面2dの一部を覆っている。電極部分5cは、側面2cの一部を覆っている。電極部分5dは、側面2eの一部を覆っている。電極部分5eは、側面2fの一部を覆っている。5つの電極部分5a,5b,5c,5d,5eは、一体的に形成されている。
コイル20は、複数のコイル導体21〜26(複数の内部導体)と、スルーホール導体17と、を含んでいる。
コイル導体21〜26は、Z方向(第一方向)で互いに離間して隣り合っている。Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間の距離(以下、「コイル導体間距離」という)dは、いずれも等しく、例えば約20μmである。
コイル導体21〜26は、例えば約200μmの幅を有して延びている。コイル導体21,23,25,26の一端部側と他端部側とは、X方向で互いに離間している。コイル導体22,24の一端部側と他端部側とは、Y方向で互いに離間している。Z方向で互いに隣り合っているコイル導体21〜26は、Z方向から見て、互いに重なり合っている部分と、互いに重なり合っていない部分とを有している。
スルーホール導体17は、Z方向で互いに隣り合っているコイル導体21〜26の端部同士の間に位置している。スルーホール導体17は、Z方向で互いに隣り合っているコイル導体21〜26の端部同士を互いに接続している。すなわち、コイル導体21〜26は、スルーホール導体17によって互いに電気的に接続されている。
コイル導体21の端部21aは、コイル20の一方の端部E1に対応し、コイル導体26の端部26bは、コイル20の他方の端部E2に対応する。コイル20の軸心の方向は、Z方向に沿っている。コイル20の厚み(Z方向に沿った高さ)は、例えば約80μmである。
引出導体13は、コイル導体21の導体パターンと一体に連続して形成されている。引出導体13は、コイル導体21の端部21aと外部電極4との間を連結しており、素体2の端面2aに露出している。これにより、引出導体13は、端面2aを覆う外部電極4の電極部分4aと接続されている。すなわち、引出導体13は、コイル20の一方の端部E1と外部電極4との間を電気的に接続している。
引出導体14は、コイル導体26の導体パターンと一体に連続して形成されている。引出導体14は、コイル導体26の端部26bと外部電極5との間を連結しており、素体2の端面2bに露出している。これにより、引出導体14は、端面2bを覆う外部電極5の電極部分5aと接続されている。すなわち、引出導体14は、コイル20の他方の端部E2と外部電極5との間を電気的に接続している。
コイル導体21〜26、スルーホール導体17、及び引出導体13,14は、導電性材料(例えば、Ag、Pd、Cu、Al、又はNi等)を含んでいる。コイル導体21〜26、スルーホール導体17、及び引出導体13,14は、導電性金属粉末(例えば、Ag粉末、Pd粉末、Cu粉末、Al粉末、又はNi粉末等)を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。
次に、素体2に含まれる磁性体部11の構成について詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、磁性体部11は、低透磁率部31〜35と、高透磁率部40とを有している。低透磁率部31〜35は、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間に位置している。低透磁率部31〜35は、例えば枠状を呈している。低透磁率部31〜35は、Z方向から見て、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26が互いに重なり合っている部分に沿っている。低透磁率部31〜35は、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26における一端部と他端部との離間部分にも沿っている。
高透磁率部40は、磁性体部11における低透磁率部31〜35以外の部分に位置している。具体的に、高透磁率部40は、コイル20の周囲を取り囲むように形成されている。高透磁率部40は、コイル20の内径側の部分(コア部分)、コイル20の外径側の部分、コイル20の上側の部分(側面2c側の部分)、及びコイル20の下側の部分(側面2d側の部分)に位置している。
図4は、磁性体部11に含まれる軟磁性金属粉を示す図である。図4の(a)は、低透磁率部31〜35における軟磁性金属粉を示し、図4の(b)は、高透磁率部40における軟磁性金属粉を示している。図4の(a)及び(b)に示すように、高透磁率部40においては、低透磁率部31〜35よりも、粒子径の大きい軟磁性金属粉が多く含まれている。例えば、低透磁率部31〜35における軟磁性金属粉の平均粒子径が約2〜6μmであるのに対し、高透磁率部40における軟磁性金属粉の平均粒子径が約6〜20μmである。よって、コイル20の内側及び外側に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径は、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径よりも大きくなっている。
コイル20の内側及び外側とは、例えば、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26がZ方向から見て互いに重なり合っている部分の内側及び外側である。磁性体部11に含まれる軟磁性金属粉の「平均粒子径」は、粒度分布における積算値50%での粒子径(d50)で規定され、以下のようにして求められる。素体2の断面のSEM(走査型電子顕微鏡)写真を撮影する。素体2の断面には、低透磁率部31〜35及び高透磁率部40の各断面が含まれる。撮影したSEM写真をソフトウェアにより画像処理を行い、加熱処理された軟磁性金属粉の境界を判別し、軟磁性金属粉の面積を算出する。算出した軟磁性金属粉の面積を円相当径に換算して粒子径を算出する。ここでは、100個以上の軟磁性金属粉の粒子径を算出し、これらの軟磁性金属粉の粒度分布を求める。求めた粒度分布における積算値50%での粒子径(d50)を「平均粒子径」とする。軟磁性金属粉の粒子形状は、特に制限されない。加熱処理された軟磁性金属粉の表面には、後述するように酸化皮膜が形成されている。
低透磁率部31〜35における軟磁性金属粉の最大粒子径、すなわち、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間に位置する軟磁性金属粉の最大粒子径は、例えば約15μmである。これに対し、上述したように、コイル導体間距離dは、例えば約20μmである。よって、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間に位置する軟磁性金属粉の最大粒子径は、コイル導体間距離dよりも小さい。Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間に位置する軟磁性金属粉の最大粒子径は、コイル導体間距離dの3/4以下、たとえばコイル導体間距離dの1/2以下であってもよい。
次に、積層コイル部品1の製造方法について説明する。積層コイル部品1は、例えば次のようにして製造される。まず、磁性体部11を構成することとなる磁性ペーストパターンと、コイル導体21〜26、スルーホール導体17、及び引出導体13,14を構成することとなる導電性ペーストパターンと、を印刷法等によって順次積層することにより、積層体を得る。
磁性ペーストパターンは、磁性ペーストを塗布して乾燥させることによって形成される。磁性ペーストは、上記の軟磁性金属粉と有機溶剤及び有機バインダ等とを混合して作製される。磁性体部11における高透磁率部40を構成するための磁性ペーストには、平均粒子径が比較的大きい軟磁性金属粉を用い、磁性体部11における低透磁率部31〜35を構成するための磁性ペーストには、平均粒子径が比較的小さい軟磁性金属粉を用いる。ここで、各磁性ペーストを作製する際に使用される軟磁性金属粉の平均粒子径は、レーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%での粒子径(d50)で規定される。
導電性ペーストパターンは、導電性ペーストを塗布して乾燥させることによって形成される。導電性ペーストは、上記の導電性金属粉末と有機溶剤及び有機バインダ等とを混合して作製される。
続いて、この積層体を個々の積層コイル部品1の大きさになるように切断する。これにより、グリーンチップが得られる。続いて、得られたグリーンチップのバレル研磨を行う。これにより、角部又は稜線が丸められたグリーンチップが得られる。続いて、バレル研磨されたグリーンチップを所定の条件で加熱処理する。加熱処理により、磁性ペーストパターンの軟磁性金属粉それぞれの表面及びその近傍が酸化され、該表面に酸化被膜が形成される。軟磁性金属粉それぞれの表面に形成された酸化被膜同士が結合することにより、酸化被膜の結合体として磁性体部11が構成され、グリーンチップは、素体2となる。加熱処理により、導電性ペーストパターンの焼結体として、コイル導体21〜26、スルーホール導体17、及び引出導体13,14が構成される。すなわち、素体2内に、コイル20が備えられた中間体が得られる。加熱処理の前後において、軟磁性金属粉の粒子径は実質的に変化しない。
続いて、素体2の外表面に外部電極4,5用の導電性ペーストを塗布し、所定条件にて熱処理を行い、外部電極4,5を焼付形成する。その後、外部電極4,5の表面にめっきを施す。以上のようにして、積層コイル部品1が得られる。
以上、本実施形態に係る積層コイル部品1によれば、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間に平均粒子径の小さい軟磁性金属粉が位置しており、Z方向から見てコイル20の内側に平均粒子径の大きい軟磁性金属粉が位置している。よって、Z方向から見て、各コイル導体21〜26が存在している層間の全体に平均粒子径の小さい軟磁性金属粉が位置している場合よりも、素体2全体としての透磁率が高くなっている。さらに、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間における軟磁性金属粉の平均粒子径が小さいことにより、この各コイル導体21〜26の間における透磁率が低くなっている。よって、透磁率が低いほど高周波数側における抵抗成分が減少するという関係から、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間では、高周波数側における損失を低減する作用が奏される。ここで、高周波数側では、各コイル導体21〜26の周りに磁路が形成される。このことから、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間における上記の作用が効果的に奏される。以上より、素体2の透磁率が高められる場合でも、高周波数側における損失が低減される。
積層コイル部品1によれば、Z方向から見てコイル20の内側に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径に加えて、Z方向から見てコイル20の外側に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径も大きいため、素体2全体としての透磁率がより高めるられる。
積層コイル部品1によれば、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間に位置する軟磁性金属粉の最大粒子径がコイル導体間距離dよりも小さくなっている。よって、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間が、この間に位置する軟磁性金属粉によって電気的に接続され難く、各コイル導体21〜26同士がショートするのが抑制される。
(第2実施形態)
次に、図5を参照して、第2実施形態に係る積層コイル部品について説明する。なお、第2実施形態に係る積層コイル部品1Aは、第1実施形態に係る積層コイル部品1と同様の要素や構造を備えている。そのため、第1実施形態に係る積層コイル部品1と同様の要素や構造には同一の符号を付して詳細な説明は省略し、第1実施形態と異なる部分について説明する。
図5は、上述した積層コイル部品1の図3に対応する断面図である。図5に示すように、第2実施形態の積層コイル部品1Aでは、磁性体部11における低透磁率部31〜35が位置している範囲が上述した積層コイル部品1とは異なっている。低透磁率部31〜35は、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間だけでなく、Z方向から見てコイル20の外側にも位置している。
低透磁率部31は、コイル導体21とコイル導体22との間に位置するコイル間部31aと、Z方向から見てコイル20の外側に位置するコイル外側部31bとを有している。低透磁率部32は、コイル導体22とコイル導体23との間に位置するコイル間部32aと、Z方向から見てコイル20の外側に位置するコイル外側部32bとを有している。低透磁率部33は、コイル導体23とコイル導体24との間に位置するコイル間部33aと、Z方向から見てコイル20の外側に位置するコイル外側部33bとを有している。低透磁率部34は、コイル導体24とコイル導体25との間に位置するコイル間部34aと、Z方向から見てコイル20の外側に位置するコイル外側部34bとを有している。低透磁率部35は、コイル導体25とコイル導体26との間に位置するコイル間部35aと、Z方向から見てコイル20の外側に位置するコイル外側部35bとを有している。
コイル間部31a〜35aは、Z方向から見て、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26が互いに重なり合っている部分に沿っている。コイル間部31a〜35aは、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26における一端部と他端部との離間部分にも沿っている。コイル外側部31b〜35bは、コイル間部31a〜35aと一体的に形成されている。コイル外側部31b〜35bは、コイル20の外側に延び、素体2の端面2a,2b及び側面2e,2fに露出している。
本実施形態に係る積層コイル部品1Aにおいても、Z方向から見てコイル20の内側に平均粒子径の大きい軟磁性金属粉が位置していることから、素体2全体としての透磁率が高くなっている。さらに、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間における軟磁性金属粉の平均粒子径が小さいことにより、この各コイル導体21〜26の間における透磁率が低くなっている。よって、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間において、高周波数側における損失を低減する作用が効果的に奏される。以上より、素体2の透磁率が高められる場合でも、高周波数側における損失が低減される。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他に適用したものであってもよい。
図6及び図7は、変形例に係る積層コイル部品1B,1Cの断面図を示している。図6に示すように、外部電極4は、側面2c上に位置する電極部分4cを含んでいなくてもよく、外部電極5は、側面2c上に位置する電極部分5cを含んでいなくてもよい。すなわち、外部電極4,5は、断面略L字状の形状を有していてもよい。また、図7に示すように、外部電極4,5は、側面2dのみに形成されていてもよい。
平均粒子径の小さい低透磁率部31〜35は、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間だけに限られず、例えば、コイル導体21の上側(側面2c側)に位置していてもよく、コイル導体26の下側(側面2d側)に位置していてもよい。
素体2内に含まれるコイル導体の数及び低透磁率部の数は、上記実施形態に限られない。例えば、素体2内には、低透磁率部が少なくとも一つ含まれていればよい。すなわち、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間の全てではなく、この各コイル導体21〜26の間のうち少なくともいずれかの間に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径が、Z方向から見てコイル20の内側に位置する軟磁性金属粉の平均粒子径よりも大きくてもよい。
Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間に位置する軟磁性金属粉の最大粒子径は、コイル導体間距離d以上であってもよい。コイル導体間距離dは、Z方向で互いに隣り合っている各コイル導体21〜26の間の全てにおいて等しくなくてもよく、互いに異なっていてもよい。
上記実施形態において、低透磁率部31〜35は、枠状を呈しているとしたが、これに限られない。例えば、低透磁率部31〜35の一部が切り欠かれていてもよい。低透磁率部31〜35は、Z方向から見て、コイル導体21〜26における一端部と他端部との間の離間部分に重なっていなくてもよい。
1…積層コイル部品、2…素体、20…コイル、21〜26…コイル導体、d…コイル導体間距離。

Claims (3)

  1. 軟磁性金属粉を含む素体と、
    前記素体内に配置されたコイルと、
    を備え、
    前記コイルは、第一方向で互いに離間して隣り合い且つ互いに電気的に接続されている複数の内部導体を含んでおり、
    前記第一方向から見て前記コイルの内側に位置する前記軟磁性金属粉の平均粒子径は、前記第一方向で互いに隣り合っている各前記内部導体の間に位置する前記軟磁性金属粉の平均粒子径よりも大きい、積層コイル部品。
  2. 前記第一方向から見て前記コイルの外側に位置する前記軟磁性金属粉の平均粒子径は、前記第一方向で互いに隣り合っている各前記内部導体の間に位置する前記軟磁性金属粉の平均粒子径よりも大きい、請求項1に記載の積層コイル部品。
  3. 前記第一方向で互いに隣り合っている各前記内部導体の間に位置する前記軟磁性金属粉の最大粒子径は、前記第一方向で互いに隣り合っている各前記内部導体の間の距離よりも小さい、請求項1又は2に記載の積層コイル部品。
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