JP2018006035A - セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置 - Google Patents

セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐久性の向上したセルスタック装置、モジュール及びモジュール収容装置を提供する。【解決手段】 内部にガス流路を有する柱状のセル3を複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなるセルスタック5と、セル3の下端を固定するとともにセル3のガス流路にガスを供給するためのマニホールド4と、ガスをマニホールド4に供給するためのガス供給管9とを備え、該ガス供給管9は、一端がガス供給部6に接続されるとともに、他端がマニホールド4に設けられた第1の貫通孔14に挿入されてマニホールド4に接合されており、第1の貫通孔14は、ガス供給管9に沿ってガス供給部6側に位置する第1開口14aと、該第1開口14aとは反対側の第2開口14bとを有し、該第2開口14bの直径が第1開口14aの直径よりも大きく、ガス供給管9は第1開口14aにおいてマニホールド4に接合されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と酸素含有ガス(空気)とを用いて電力を得ることができるセルの1種である燃料電池セルがマニホールドに複数配列されてなるセルスタック装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、マニホールドには、その内部空間にガスを導入するための導入管が設けられており、該導入管の一端部が、マニホールドに設けられた貫通孔に挿入され、導入管とマニホールドとが接合されている。マニホールドに設けられた貫通孔は、導入管が挿入される挿入口の直径と、該挿入口とは反対側の挿出口の直径とが同じであるものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5766132号公報 特許第5873949号公報
ところで、セルスタック装置において、燃料電池の発電時に発生する熱により導入管が変形したり動いたりする場合がある。この場合に、該導入管と燃料マニホールドとの接合部に応力が集中して、導入官とマニホールドとの接合に破損等を生じる場合がある。それゆえ、導入管とマニホールドとの接合を強固なものとするにあたり、改善の余地があった。
本発明のセルスタック装置は、内部にガス流路を有する柱状のセルを複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなるセルスタックと、前記セルの下端を固定するとともに前記セルの前記ガス流路にガスを供給するためのマニホールドと、前記ガスを前記マニホールドに供給するためのガス供給管とを備え、該ガス供給管は、一端がガス供給部に接続されるとともに、他端が前記マニホールドに設けられた第1の貫通孔に挿入されて前記マニホールドに接合されており、前記第1の貫通孔は、前記ガス供給管に沿って前記ガス供給部側に位置する第1開口と、該第1開口とは反対側の第2開口とを有し、該第2開口の直径が前記第1開口の直径よりも大きく、前記ガス供給管は前記第1開口において前記マニホールドに接合されていることを特徴とする。
本発明のモジュールは、収納容器内に上記セルスタック装置を収納してなることを特徴とする。
本発明のモジュール収容装置は、モジュールと、該モジュールを作動させるための補機とを、外装ケース内に収納してなることを特徴とする。
本発明のセルスタック装置によれば、ガス供給管とマニホールドとの接合部の応力を緩和でき、ガス供給管とマニホールドとを強固に接合することができる。
すなわち、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置の耐久性を向上することができる。
本実施形態のセルスタック装置の一例を示す側面図および部分断面図である。 図1のA部の一例を示す拡大断面部である。 図1のA部の他の例を示す拡大断面部である。 図1のA部のさらに他の例を示す拡大断面部である。 図1のA部のさらに他の例を示す拡大断面部である。 図1のA部のさらに他の例を示す拡大断面部である。 (a)は本実施形態のセルスタック装置の他の例を示す外観斜視図であり、(b)は(a)で示したセルスタック装置の一部を省略した平面図である。 図7(b)のX−X線断面図で一部は側面図である。 図8のB部の一例を示す拡大断面部である。 図8のB部の他の例を示す拡大断面部である。 本実施形態のモジュールの一例を示す外観斜視図である。 本実施形態のモジュール収納装置の一例を、一部を省略して示す斜視図である。
図1〜図12を用いて、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置について説明する。
図1は本実施形態のセルスタック装置の一例を示す側面図であり、一部は分かりやすくするために部分断面図としている。また図2は、図1のA部の一例を示す拡大断面部である。なお、以降の図において同一の部材については同一の番号を付するものとする。
図1で示すセルスタック装置1は、内部をガスが一端から他端に流通するガス流路(図示せず)を有するセル3を立設させた状態で一列に配列し、隣接するセル3間が導電部材(図示せず)を介して電気的に直列に接続されているとともに、セル3の下端をガラスシール材等の絶縁性接着材(図示せず)でマニホールド4に固定してなるセルスタック5を1つ備えている。
また、セルスタック5の上方には、セル3に供給するガスを生成するためのガス供給部としての改質器6が配置されている。なお、以降の説明において、特に断りのない限り、ガス供給部を改質器として説明する。
また、セルスタック5の端部には、セルスタック5(セル3)の発電により生じた電気を集電して外部に引き出すための、導電部12を有する端部導電部材11が配置されている。
なお、セルスタック装置1を、改質器6を含むものとすることもできる。
また、図1においては、セル3として、内部をガスが長手方向に流通するガス流路を複数有する中空平板型で、ガス流路を有する支持体の表面に、内側電極層、固体電解質層及び外側電極層を順に積層してなる固体酸化物形のセル3を例示している。以下、セル3の説明をする。
なお、以降の説明において、特に断りのない限り、内側電極層を燃料極層とし、外側電極層を酸素極層として説明する。
燃料極層は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素酸化物が固溶しているZrO(安定化ジルコニアと称し、部分安定化ジルコニアも含む)とNiおよび/またはNiOとから形成することができる。
固体電解質層は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有することが必要とされ、3〜15モル%の希土類元素酸化物が固溶したZrOから形成される。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いて形成してもよい。
酸素極層は、一般的に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、いわゆるABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成することができる。酸素極層10はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
インターコネクタは、導電性セラミックスから形成することができるが、燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触するため、耐還元性および耐酸化性を有することが必要であり、それゆえランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)が好適に使用される。インターコネクタは支持体に形成されたガス流路を流通する燃料ガス、およびセル3の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好ましい。
支持体としては、燃料ガスを燃料極層まで透過するためにガス透過性であること、さらには、インターコネクタを介して集電するために導電性であることが要求される。したがって、支持体としては、かかる要求を満足するものを材質として採用する必要があり、例えば導電性セラミックスやサーメット等を用いることができる。
また図1に示したセル3において、柱状の支持体は、セル3の立設方向に細長く延びる板状片であり、一対の対向する平坦面と半円形状の両側面を有する中空平板状である。そしてセル3の下端部と上述した導電部材の下端部とが、セル3に燃料ガスを供給するマニホールド4に、例えばガラスシール材等の絶縁性接着材によって固定され、支持体に設けられたガス流路が、マニホールド4内の燃料ガス室に通じている。
セル3を作製するにあたり、燃料極層または固体電解質層との同時焼成により支持体を作製する場合においては、Ni等の鉄属金属成分とY等の特定の希土類元素酸化物とから支持体を形成することが好ましい。また、支持体は、燃料ガス透過性を備えるために開気孔率が20%以上、特に25〜50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は300S/cm以上、特に440S/cm以上であるのが好ましい。
ここで、セル3は、燃料極層と酸素極層とが固体電解質層を介して対面している部分が発電の素子部として機能する。即ち、酸素極層の外側に空気等の酸素含有ガスを流し、且つ支持体内のガス通路に燃料ガス(水素含有ガス)を流し、所定の作動温度まで加熱することにより発電する。そして、かかる発電によって生成した電流は、支持体に設けられているインターコネクタを介して、上述した導電部材で集電される。
また、図1に示す改質器6においては、原燃料供給管10を介して供給される天然ガスや灯油等の原燃料を改質してガスを生成する。なお、改質器6は、効率のよい改質反応で
ある水蒸気改質を行うことができる構造とすることが好ましく、水を気化させるための気化部7と、原燃料をガスに改質するための改質触媒(図示せず)が配置された改質部8とを備えている。そして、改質器6で生成されたガスは、ガス供給管9を介してマニホールド4に供給され、マニホールド4よりセル3の内部に設けられたガス流路に供給される。
なお、図1においてガス供給管9およびマニホールド4は断面図で示し、それ以外は側面図で示している。
また、ガス供給管9は、一端が改質器6に接続されるとともに、他端がマニホールド4に設けられた第1の貫通孔14に挿入されてマニホールド4に接合されている。また図2に示すように、第1の貫通孔14は、ガス供給管9に沿って改質器6側に位置する第1開口14aと、該第1開口14aとは反対側の第2開口14bとを有し、該第2開口14bの直径D2が第1開口14aの直径D1よりも大きく、ガス供給管9は第1開口14aにおいてマニホールド4に接合されている。このように、D2がD1よりも大きいことにより、第1の貫通孔14の内部において第2開口14b側、つまりガス供給管9とマニホールド4との接合部17とは反対側において、ガス供給管9とマニホールド4との間に空間ができる。それゆえ、該空間があることでガス供給管9が第1貫通孔14内で動きやすくなって、ガス供給管9とマニホールド4との接合部17の応力を緩和でき、ガス供給管9とマニホールド4とを強固に接合できる。
第1開口14aの直径D1および第2開口14bの直径D2は、D2がD1よりも大きく、D2/D1の値が1.1〜2である。また、D1およびD2の寸法は、D1が5mm〜10mmで、D2が8mm〜13mmである。
また、ガス供給管9の外径寸法Dの大きさは、5mm〜10mmである。
図3は、図1のA部の他の例を示す拡大断面部である。図3に示すように、マニホールド4は、第1の貫通孔14の周囲の少なくとも第1開口14aの角部が面取りされた面取り部19を有している。これにより、ガス供給管9が動いた際に、第1開口14aにおいてガス供給管9とマニホールド4とが接合されている接合部17に、第1開口14aの角部を起点としたクラックが発生することを抑制することができる。面取り部19は、第1開口14a側のみにあってもよいし、また図3に示すように、第1開口14aの角部および第2開口14bの角部の両方にあってもよい。第1開口14aの角部および第2開口14bの角部の両方に面取り部19があると、上記した第1開口14aにおいて、接合部17にクラックが発生することを抑制することに加え、第2開口14bにおいて、ガス供給管9が動いた際にガス供給管9が第2開口14bの角部にあたること自体を抑制でき、欠けが発生し難くなる。
図4は、図1のA部のさらに他の例を示す拡大断面部である。図4に示すように、マニホールド4は、第1開口14aの外周部に、ガス供給管9に沿って改質器6側に延びた第1の折り曲げ部4cを有し、該第1の折り曲げ部4cとガス供給管9とが接合されている。これにより、マニホールド4が第1の折り曲げ部4cを有することで、マニホールド4とガス供給管9とが接合しやすくなり、また第1の貫通孔14にガス供給管9を挿入しやすくなる。
さらに図4に示すように、ガス供給管9と第1の折り曲げ部4cの先端部とが接合され、第1の折り曲げ部4cの内面とガス供給管9との間には第1の空間20がある。これにより、ガス供給管9が第1貫通孔14内で動きやすくなって、ガス供給管9とマニホールド4との接合部17の応力を緩和でき、ガス供給管9とマニホールド4とをより強固に接合できる。第1の折り曲げ部4cは、第1面n1からの長さL1が1.5mm〜5mmで
ある。なお、第1面n1については後述する。また、第1の折り曲げ部4cの先端部とは、長さL1において、改質器6側へ延びた先端側の1/3〜1/2の部分である。また第1の空間20は、第1の折り曲げ部4cの内面とガス供給管9との間の幅W1が0.1mm〜2mmである。
さらに好ましくは、図5に示すように、第1の折り曲げ部4cの先端部のうち端面がガス供給管9に接合されている場合である。これにより、第1の折り曲げ部4cとガス供給管9との接合面積が大きくなり、ガス供給管とマニホールドとを強固に接合することができる。
図6は、図1のA部のさらに他の例を示す拡大断面部である。図6に示すように、第1の折り曲げ部4cの先端の開口がD1であり、第2開口14bがD2であって、D2がD1よりも大きくなるように、第1の折り曲げ部4cが傾斜している。このように、第1の折り曲げ部4cが傾斜していることから、ガス供給管9とマニホールド4との接合部17の応力を第1の折り曲げ部4cでもって緩和でき、ガス供給管9とマニホールド4とを強固に接合できる。さらに、第1の貫通孔14の内部においてガス供給管9とマニホールド4との間に空間20ができ、空間20があることでガス供給管9が第1貫通孔14内で動きやすくなって、ガス供給管9とマニホールド4との接合部17の応力を緩和でき、ガス供給管9とマニホールド4とを強固に接合できる。
図7(a)は本発明のセルスタック装置の他の例を示す外観斜視図であり、図7(b)は図7(a)で示したセルスタック装置の一部を省略した平面図である。また、図8は、図7(b)のX−X線断面図でガス供給管9およびマニホールド4を断面図で示しており、それ以外は側面図で示している。
図7および図8で示すセルスタック装置111におけるマニホールド4は、ガス流路と連通している空間を有する本体部4aと本体部4aから突出した鍔部4bとを有しており、本体部4aの空間に、セル3に供給するガスを貯留している。ガス供給管9の他端は、鍔部4bを貫通して設けられた第1の貫通孔14に第1面n1側より挿入されてマニホールド4に接合され、さらに本体部4aを貫通して設けられた第2の貫通孔15に第2面n2側より挿入されてマニホールド4に接合されている。そして、マニホールド4は、ガス供給管9の他端と離間してかつ該他端を覆う整流板16を有している。言い換えれば、整流板16は、流配分率向上のため、第2の貫通孔15から流出するガスの流出方向に対し垂直に設けられている。また、整流板16は開口部を有している。開口部は、セルスタック5のうち整流板16から離れた端部のセル3に向かってガスが流出するように設けられていてもよい。なお、第1面n1および第2面n2とは、マニホールド4において、セルスタック5が接合され搭載される側の面を第1面n1とし、該第1面と反対側の面を第2面n2とする。
図9は、図8のB部の一例を示す拡大断面部である。図9に示すように、ガス供給管9の他端とマニホールド4との接合部18は、ガス供給管9の他端からガス供給管9に沿った方向に窪んだ窪み18aを有している。窪み18aは図9に示すように下方向に窪んでおり、接合部18の上面に窪み18aがある。これにより、接合部18が窪み18aを有することで、ガス供給管9とマニホールド4との接合部18の応力を緩和でき、ガス供給管9とマニホールド4とをより強固に接合できる。窪み18aの大きさ、つまりガス供給管9の他端からガス供給管9に沿った方向に窪んだ深さdは、150μm〜750μmである。
図10は、図8のB部の他の例を示す拡大断面部である。図10に示すように、マニホールド4は、第2貫通孔15の外周部に、ガス供給管9に沿って改質器6側に延びた第2
の折り曲げ部4dを有し、第2の折り曲げ部4dの内面とガス供給管9との間には第2の空間21がある。これにより、第2の空間21があることでガス供給管9が変形しやすくなって、ガス供給管9とマニホールド4との接合部18の応力を緩和でき、ガス供給管9とマニホールド4とをより強固に接合できる。第2の折り曲げ部4dは、第2面n2からの長さL1が2mm〜5mmである。また第2の空間21は、第2の折り曲げ部4dの内面とガス供給管9との間の幅W2が0.1mm〜2mmである。
以上説明した本実施形態のマニホールド4の作製方法の一例について説明する。例えば図8に示すような、第1の貫通孔14が鍔部4bに形成され、第2の貫通孔15が本体部4aに形成されているマニホールド4の作製方法について以下に詳述する。
第1の貫通孔14は、第1開口14aの直径R1および第2開口14bの直径R2が、上記したような関係の寸法になるようにパンチング加工等の加工法にて鍔部4bを貫通させて形成される。第2の貫通孔15も同様に、パンチング加工等の加工法にて本体部4aを貫通させて形成される。
ガス供給管9とマニホールド4とが接合された接合部17、18は、冶金的接合法を用いてマニホールド4の外側表面とガス供給管9とを接合することにより設けることができる。冶金的接合法とは、融接、圧接又はろう接によって接合する方法である。融接の例としては、レーザー溶接、プラズマアーク溶接、イナートガスアーク溶接、マグ溶接又はガス溶接などが挙げられる。また、圧接の例としては、超音波溶接、摩擦溶接又は爆発溶接などが挙げられる。
また、マニホールド4において、プレス加工等の加工法にて第1の貫通孔14の周囲の角部に面取り部19を形成することができる。また、第1の貫通孔14の周囲の角部をやすりやサンドペーパー等で研磨することで第1の貫通孔14の周囲の角部に面取り部19を形成することもできる。
また、マニホールド4において、第1の折り曲げ部4c、第2の折り曲げ部4dをそれぞれ第1の貫通孔14および第2の貫通孔15の外周部に一体的に設けるには、第1の折り曲げ部4c、第2の折り曲げ部4dの形状の金型を用い、プレス加工等の加工法で作製することができる。また、第1の折り曲げ部4c、第2の折り曲げ部4dをそれぞれ第1の貫通孔14および第2の貫通孔15の外周部に別体で設ける場合には、第1の折り曲げ部4c、第2の折り曲げ部4dの形状の部材を準備し、第1の貫通孔14および第2の貫通孔15の外周部に、それぞれの部材を上記した冶金的接合法で接合すればよい。
また、ガス供給管9の他端とマニホールド4との接合部18に窪み18aを設けるには、上記した冶金的接合法のうちの融接を用いることで窪み18aを形成することができる。
図11は、セルスタック装置1を収納容器内に収納してなるモジュールである燃料電池モジュールの一例を示す外観斜視図であり、直方体状の収納容器22の内部に、図1に示したセルスタック装置1を収納して構成されている。
なお、セル3にて使用する燃料ガスを得るために、天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料ガスを生成するための改質器6をセルスタック5の上方に配置している。そして、改質器6で生成された燃料ガスは、ガス供給管9を介してマニホールド4に供給され、マニホールド4を介してセル3の内部に設けられたガス通路に供給される。
なお、図11においては、収納容器22の一部(前後面)を取り外し、内部に収納され
ているセルスタック装置1および改質器6を後方に取り出した状態を示している。図11に示したモジュール30においては、セルスタック装置1を、収納容器22内にスライドして収納することが可能である。なお、セルスタック装置1は、改質器6を含むものとしても良い。
さらに、本実施形態のモジュール30では、上述したセルスタック装置1を収納容器22内に収納してなることから、耐久性が向上したモジュール30とすることができる。
図12は、外装ケース内に図11で示したモジュール30と、セルスタック装置1を動作させるための補機とを収納してなるモジュール収納装置である燃料電池装置の一例を示す斜視図である。なお、図12においては一部構成を省略して示している。
図12に示すモジュール収納装置40は、支柱41と外装板42とから構成される外装ケース内を仕切板43により上下に区画し、その上方側を上述したモジュール30を収納するモジュール収納室44とし、下方側をモジュール30を動作させるための補機類を収納する補機収納室45として構成されている。なお、補機収納室45に収納する補機類は省略して示している。
また、仕切板43には、補機収納室45の空気をモジュール収納室44側に流すための空気流通口46が設けられており、モジュール収納室44を構成する外装板42の一部に、モジュール収納室44内の空気を排気するための排気口47が設けられている。
このようなモジュール収納装置40においては、上述したように、耐久性が向上したモジュール30をモジュール収納室44に収納して構成されることにより、耐久性が向上したモジュール収納装置40とすることができる。
なお、本発明は上記の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更は可能である。例えば、上記形態ではいわゆる縦縞型と呼ばれるセルを用いて説明したが、一般に横縞型と呼ばれる複数の発電素子部を支持基板上に設けてなる横縞型のセル又はいわゆる円筒型のセルを用いることもできる。
1、111:セルスタック装置
3:セル
4:マニホールド
4a:本体部
4b:鍔部
4c:第1の折り曲げ部
4d:第2の折り曲げ部
5:セルスタック
6:ガス供給部(改質器)
9:ガス供給管
14:第1の貫通孔
14a:第1開口
14b:第2開口
15:第2の貫通孔
17、18:接合部
18a:窪み
19:面取り部
20:第1の空間
21:第2の空間
30:モジュール(燃料電池モジュール)
40:モジュール収納装置(燃料電池装置)

Claims (8)

  1. 内部にガス流路を有する柱状のセルを複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなるセルスタックと、
    前記セルの下端を固定するとともに前記セルの前記ガス流路にガスを供給するためのマニホールドと、
    前記ガスを前記マニホールドに供給するためのガス供給管とを備え、
    該ガス供給管は、一端がガス供給部に接続されるとともに、他端が前記マニホールドに設けられた第1の貫通孔に挿入されて前記マニホールドに接合されており、
    前記第1の貫通孔は、前記ガス供給管に沿って前記ガス供給部側に位置する第1開口と、該第1開口とは反対側の第2開口とを有し、該第2開口の直径が前記第1開口の直径よりも大きく、前記ガス供給管は前記第1開口において前記マニホールドに接合されていることを特徴とするセルスタック装置。
  2. 前記マニホールドは、前記第1の貫通孔の少なくとも前記第1開口の周囲の角部が面取りされた面取り部を有していることを特徴とする請求項1に記載のセルスタック装置。
  3. 前記マニホールドは、前記第1開口の外周部に、前記ガス供給管に沿って前記ガス供給部側に延びた第1の折り曲げ部を有し、
    該第1の折り曲げ部と前記ガス供給管とが接合されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセルスタック装置。
  4. 前記ガス供給管と前記第1の折り曲げ部の先端部とが接合され、前記第1の折り曲げ部の内面と前記ガス供給管との間には第1の空間があることを特徴とする請求項3に記載のセルスタック装置。
  5. 前記マニホールドは、前記ガス流路と連通している空間を有する本体部と本体部から突出した鍔部とを有しており、
    該鍔部が前記第1の貫通孔を有し、前記本体部は第2の貫通孔を有しており、
    該第2の貫通孔に前記ガス供給管の他端が挿入されて、該他端と前記マニホールドとが接合されており、
    前記他端と前記マニホールドとの接合部は、前記他端から前記ガス供給管に沿った方向に窪んだ窪みを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のセルスタック装置。
  6. 前記マニホールドは、前記第2貫通孔の外周部に、前記ガス供給管に沿って前記ガス供給部側に延びた第2の折り曲げ部を有し、
    該第2の折り曲げ部の内面と前記ガス供給管との間には第2の空間があることを特徴とする請求項5に記載のセルスタック装置。
  7. 収納容器内に請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のセルスタック装置を収納してなることを特徴とするモジュール。
  8. 請求項7に記載のモジュールと、該モジュールを作動させるための補機とを、外装ケース内に収納してなることを特徴とするモジュール収容装置。
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