JP2017538878A - 洪水バリア - Google Patents

洪水バリア Download PDF

Info

Publication number
JP2017538878A
JP2017538878A JP2017526960A JP2017526960A JP2017538878A JP 2017538878 A JP2017538878 A JP 2017538878A JP 2017526960 A JP2017526960 A JP 2017526960A JP 2017526960 A JP2017526960 A JP 2017526960A JP 2017538878 A JP2017538878 A JP 2017538878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
flood barrier
support bars
flood
support bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017526960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6675399B2 (ja
Inventor
ジュウィー・ティアム・クエック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Parafoil Design & Engineering Pte Ltd
Original Assignee
Parafoil Design & Engineering Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Parafoil Design & Engineering Pte Ltd filed Critical Parafoil Design & Engineering Pte Ltd
Publication of JP2017538878A publication Critical patent/JP2017538878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6675399B2 publication Critical patent/JP6675399B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B9/00Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
    • E06B9/02Shutters, movable grilles, or other safety closing devices, e.g. against burglary
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B7/00Barrages or weirs; Layout, construction, methods of, or devices for, making same
    • E02B7/20Movable barrages; Lock or dry-dock gates
    • E02B7/54Sealings for gates
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H9/00Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
    • E04H9/14Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate against other dangerous influences, e.g. tornadoes, floods
    • E04H9/145Floods
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B9/00Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
    • E06B2009/007Flood panels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Special Wing (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Barrages (AREA)

Abstract

建物の入口(102)にて位置付ける、少なくとも二つの支持棒(104a,104b)と、洪水バリアを形成するために一対の支持棒の間に取り外し自在に配置される、少なくとも一つのパネル(108)とを含み、ここで、前記パネルは、前記建物への洪水の流入に対して防水の配置を設けるために、前記支持棒と整合するように、波形表面を有する複数のシールを含む、洪水バリア(100)を開示する。前記洪水バリアを操作する方法も開示する。

Description

本発明は、洪水バリア及び洪水バリアを操作する方法に関する。
地球温暖化のために、降雨天候パターンの変動が世界の多くの場所で見られた。一部の区域では長期的な干ばつに見舞われ、他の区域では鉄砲水を引き起こす傾向がある激しい突然の暴風雨に見舞われた。鉄砲水は、「通常は、比較的小さい地域に亘る激しい降雨の結果、ほとんど又はまったく予兆無しに、急速に増加して減少する洪水」と定義することができる。現代技術の普及にも関わらず、依然として社会は鉄砲水に脆弱であり、ますます多くの都市が大都市になり、都市化により経済がますます成長している場合は特に脆弱である。従って、鉄砲水が発生すると、財産やインフラへの広範囲の被害が生じるだけでなく、多くの人々の生命を奪うことがあり、経済的損失を被ることがある。
しかしながら、より広い排水路を構築することによって鉄砲水に対処するように通常採用される従来の対策は、所定の区域に亘って降り注ぐと予報される降雨の総量の観点で、地球温暖化によって引き起こされる降雨パターンの予測が不可能であることから、効果的ではなかった。
それ故、本発明の一つの目的は、先行技術の課題の少なくとも一つに対処し、及び/又は当該技術において有用である選択肢を提供することである。
本発明の第1の態様によれば、洪水バリアが提供され、前記洪水バリアは、建物の入口にて位置付ける少なくとも二つの支持棒と、前記洪水バリアを形成するために、一対の支持棒の間に取り外し自在に配置される少なくとも一つのパネルと、を含み、ここで、前記パネルは、建物への洪水の流入に対する防水の配置を設けるために、支持棒と整合するように波形表面を有する複数のシールを含む。波形表面を伴うシールが、洪水の侵入から保護するための(支持棒の関連する接触面に作用する)複数のバリアを示すので、提案された洪水バリアは有利である。さらに、洪水の圧力がパネルを押圧すると、シールも支持棒の接触面に対してより高い力を弾力的におよぼして、支持棒とのより密接なシーリングをもたらす。さらに、波形表面は、パネルが支持棒へ差し込まれているときの摩擦を低減するのに役立つ。
好ましくは、支持棒は取り外し自在に適用される。
好ましくは、各シールは、停止状態において、概略D字形の断面積を備える。各シールは、熱可塑性の加硫物(TPV)のエチレンプロピレンジエンモノマ(EPDM)のシールであってもよい。さらに、各シールは、−40℃と130℃の間の使用温度範囲を有し得る。
好ましくは、洪水バリアは、パネルを支持棒に取り外し自在に固定するように配置される一対のファスナをさらに含む。
好ましくは、各ファスナは、フック部に移動自在に結合されるレバー部を含み、使用中に、当該ファスナは、パネルの対向する端部にて配置されて、それぞれのフック部は、関連する支持棒のそれぞれのフックプレートと係合され、前記レバー部は、前記パネルを支持棒に固定するために、フック部にテンションをかけるように操作される。
好ましくは、少なくとも一つのパネルは、洪水バリアを形成するために、協働して配置される複数のパネルを含む。パネルは、15.750kg/mの最大水圧に耐えるように構成され得る。
また、各パネルは、長手方向の軸に平行である、前記パネルの対向する縁部にてそれぞれ配置される雄部及び雌部を好適に含み得る。好ましくは、複数のパネルは、関連する雄部及び雌部を用いて、前記パネルのうちの別のパネルに取り外し自在に取り付けられるように各々構成される。
好ましくは、複数のシールは、関連するパネルの縁部にて配置される。さらに、パネルは、ハニカム形状の構造体を備えるように、内部的に構成され得る。さらに好ましくは、パネルは、押出アルミニウムで形成され、約4mmの厚さである。
好ましくは、少なくとも二つの支持棒は、第1及び第2の支持棒と、第1及び第2の支持棒の間に位置付ける少なくとも一つの第3の支持棒とを含み、このことによって、パネルは、洪水バリアを形成するために複数対の支持棒の間に受け止められるように配置される。第3の支持棒は、取り外し自在であるように適用され得る。
好ましくは、洪水バリアは、入口の床にて位置付ける敷居プレートをさらに含む。
本発明の第2の態様によれば、少なくとも二つの支持棒と、少なくとも一つのパネルとを含む洪水バリアを操作する方法が提供され、当該方法は、建物の入口にて位置付けられるように、二つの支持棒を配置するステップと、前記洪水バリアを形成するために、一対の支持棒の間に前記パネルを取り外し自在に配置するステップと、を含み、ここで、前記パネルは、建物への洪水の流入に対する防水の配置を設けるために、前記支持棒と整合するように波形表面を有する複数のシールを含む。
本発明の第3の態様によれば、洪水バリアが提供され、前記洪水バリアは、建物の入口にて位置付ける少なくとも二つの支持棒と、前記洪水バリアを形成するために一対の支持棒の間に取り外し自在に配置される少なくとも一つのパネルと、一対のファスナであって、各ファスナはフック部に移動自在に結合されるレバー部を含む、一対のファスナと、を含み、使用中に、前記ファスナは、パネルの対向する端部にて配置され、それぞれのフック部は、関連する支持棒のそれぞれのフックプレートと係合され、前記レバー部は、パネルを支持棒に固定するために、フック部にテンションをかけるように操作される。
ファスナを用いるということは、(パネルの縦方向の縁部に設けられた)波形表面を伴うシールを、入口の床に向かう方向に押圧することであることが理解されるべきである。
本発明の第4の態様によれば、少なくとも二つの支持棒と、少なくとも一つのパネルと、一対のファスナであって、各ファスナはフック部に移動自在に結合されるレバー部を含む、一対のファスナと、を含む、洪水バリアを操作する方法が提供され、当該方法は、建物の入口にて位置付けられるように二つの支持棒を配置するステップと、前記洪水バリアを形成するために、一対の支持棒の間に少なくとも一つのパネルを取り外し自在に配置するステップと、パネルの対向する端部にてファスナを配置して、関連する支持棒のそれぞれのフックプレートとそれぞれのフック部を係合するステップと、パネルを支持棒に固定するために、フック部にテンションをかけるようにレバー部を操作するステップとを含む。
好ましくは、少なくとも二つの支持棒は、前記入口にて配置されることを含む。
本発明の一態様に関する特徴は、本発明の他の態様にも適用可能であってもよいことが明らかになるであろう。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に記載する実施形態から明らかになり、当該実施形態を参照して解明される。
本発明の実施形態は、以下の添付の図面を参照して以下に開示される。
図1Aは、一実施形態に係る、洪水バリアの正面図である。 図1Bは、図1Aの線A−Aに沿って得られる洪水バリアの断面図である。 図1Cは、図1Bの部分Aの拡大図である。 図1Dは、図1Bの部分Bの拡大図である。 図1Eは、図1Aの部分Cの拡大図である。 図1Fは、図1Aの部分Dの拡大図である。 図2Aは、図1Aの線C−Cに沿って得られる洪水バリアの断面図である。 図2Bは、図2Aの部分Eの拡大図である。 図2Cは、図2Aの部分Fの拡大図である。 図2Dは、図1Aの線C−Cの方向からの等角図である。 図2Eは、図2Dの部分F’の拡大図である。 図3Aは、図1Aの線B−Bに沿って得られる洪水バリアの断面図である。 図3Bは、図3Aの部分Gの拡大図である。 図3Cは、図3Aの部分Hの拡大図である。 図4Aは、洪水バリアを操作する方法の第1のステップを示し、当該ステップにおいて、洪水バリアは、建物の入口にて配備することができる。 図4Bは、図4Aの部分Iの拡大図である。 図4Cは、図4Aの部分Jの拡大図である。 図5Aは、洪水バリアを操作する前記方法の第2のステップを示す。 図5Bは、図5Aの部分Kの拡大図である。 図5Cは、図5Aの部分Lの拡大図である。 図6Aは、別の実施形態に基づくが、洪水バリアを操作する前記方法の第2のステップをなお示す。 図6Bは、図6Aの部分Mの拡大図である。 図6Cは、図6Aの部分Nの拡大図である。 図7Aは、洪水バリアを操作する前記方法の第3のステップを示す。 図7Bは、図7Aの部分Oの拡大図である。 図7Cは、図7Aの部分Pの拡大図である。 図8は、洪水バリアを操作する前記方法の第4のステップを示す。 図9Aは、洪水バリアを操作する前記方法の第5のステップを示す。 図9Bは、図9Aの部分Qの拡大図である。 図9Cは、図9Aの部分Rの拡大図である。 図10Aは、洪水バリアを操作する前記方法の第6のステップを示す。 図10Bは、図10Aの部分Sの拡大図である。 図10Cは、図10Aの部分Tの拡大図である。 図11Aは、洪水バリアを操作する前記方法の第7のステップを示す。 図11Bは、図11Aの部分Uの拡大図である。 図11Cは、図11Aの部分Vの拡大図である。 図12は、洪水バリアを操作する前記方法の第8のステップを示す。
図1Aは、一実施形態に係る、洪水が侵入することに対する保護のための、提案された洪水バリア100の正面図を示す。以下の説明から明らかになる理由により、洪水バリア100は、手動積載可能水門とも呼ばれ得る。図1Bは、図1Aの線A−Aに沿って得られる洪水バリア100の断面図である。図1C〜1Fは、図1A及び図1Bのそれぞれの選択された部分の拡大図を強調している。洪水バリア100は、建物を洪水から保護するために建物の入口、例えば、図1Aに示すような入口102、にて設置可能であると想定されるが、洪水バリア100は、必要に応じて、任意の設備における所定位置に容易に設置され得ることも理解されるべきである。好ましいことに、洪水バリア100は、従来の洪水バリアと通常関連する複数の固定/締め付け装置の使用を要求しない。
具体的に、洪水バリア100は、以下の構成要素を含む。(支柱としても知られている)少なくとも二つの垂直な(第1及び第2の)支持棒104a,104b、(ベースプレートとしても知られている)敷居プレート106、並びに、少なくとも一つのモジュール式の水門パネル108(以下、パネル)。この実施形態のために、少なくとも一つのパネル108は、第1及び第2のセットのパネル108a,108bを含むが、そのような配置にのみ限定的に解釈されるべきではないことは理解されるべきである。この場合、各セットのパネル108a,108bは、5枚のパネル108を含むが、各セットのパネル108a,108bに用いられるパネル108の数は、設置されるパネル108を支持棒104a,104bによって支持することができる限り、(変化する)洪水の状態に適応する別の実施形態においては柔軟に異なり得る(即ち、選択的な設置)。
(例えば)ステンレス鋼で形成される敷居プレート106は、入口102の床に位置決めされる縦長の凹部に配置され、(例えば)石造りのアンカを用いて、所定位置に通常固定される(即ち、メンテナンス目的でない限りは通常取り外されない)。所定位置において、敷居プレート106は床と同じ高さにある。具体的には、縦長の凹部は、入口102の幅に亘って位置決めされ、よって、敷居プレート106は、洪水バリア100が配備されるべきである入口102の全幅に延在するように構成される。敷居プレート106には、その長手の二つの対向する端部において、取り外しのためにフリップオープンされ又はクローズされ得るそれぞれの(第1及び第2の)カバープレート110a,110b(図4B参照)も配置される。各カバープレート110a,110bは、実質的に矩形状を備えてステンレス鋼で作られ、その取り外しを容易にするためのノッチが設けられる。カバープレート110a,110bが取り外されるとき、(それぞれのカバープレート110a,110bの下に隠れている)凹部の関連する部分へのアクセスが結果的に許容され、それぞれの支持棒104a,104bが取り付けられるようになる。図1Eは、第1のカバープレート110aを取り外した後に露出する凹部にて床に取り付けられる第1の支持棒104aを示す、図1Aの部分Cの拡大図である。
支持棒104a,104bは、パネル108a,108bを支持棒104a,104bの間に差し込むことによって、パネル108a,108bが支持棒104a,104bの間に受け止められ得るように配置される。具体的には、パネル108a,108bの横方向の縁部は、前記差し込みの際のパネル108a,108bを、支持棒104a,104bのスロット内にガイドする。当然のことながら、支持棒104a,104bの間に受け止められる第1のパネルとして規定されるベースパネル108は、ベースパネル108の縦方向の縁部を介して敷居プレート106に当接し、このとき、当該パネル108は、敷居パネル106の長手方向の軸に平行である。
支持棒104a,104bは、建物の構造物、例えば、図1Aに示す入口102の壁(又は柱)112の所定位置に、適宜取り外し自在であるように又は恒久的に取り付けられるように適用される。図1Cは、壁112に取り付けられる第1の支持棒104aの頂部から見た、図1Bの部分Aの拡大図である。支持棒104a,104bが壁112に恒久的に取り付けられるならば、当該支持棒104a,104bは、シリコーンマスチックシーリング材114の層で適切に補強されて、壁112と整合する支持棒104a,104bの縁部を介した洪水の侵入を防止する。一方で、支持棒104a,104bが取り外し自在に構成されるならば、壁112の表面は洪水の入口102への侵入から保護するのに十分に平坦ではないこともあるので、支持棒104a,104bは、前記シリコーンマスチックシーリング材114の層の代わりに、壁112に作用するための波形表面を有する複数層のシール116で補強されて、防水の配置を形成する。この実施形態で用いられるシール116は、(−40℃と130℃との間の使用温度範囲を有する)熱可塑性の加硫物(TPV)タイプのエチレンプロピレンジエンモノマ(EPDM)のシールであるが、他の適当なシールも用いられ得るので、限定的に解釈されるべきではない。この場合、洪水バリア100は屋外環境に配備されるので、TPVタイプのEPDMのシール116が、紫外線/オゾンに対するその強い耐性のために採用される。シール116は、過酷な環境要因に耐えることができないネオプレン、及び/又は他の耐水性膜で作られるべきではないことも理解されるべきである。
この実施形態では、支持棒104a,104bは、手で締め付けられるネジ山付きクロスノブ113を用いて壁112に取り外し自在に固定される(しかし、他の適切な固定手段も用いられ得る)。構造的完全性、腐食防止性、及び摩擦低減/平滑性のために、二つの支持棒104a,104bは、容易に腐食し得る鋼、又は容易に変形し得る/損傷し得るアルミニウムではなく、3mmの最小厚さを有するステンレス鋼から作成される。
入口102の幅は、各パネル108の構成された長さよりも大幅に広いこともあるので、入口102の幅によっては、中間支持棒104cが求められてもよい。これは、中間支持棒104cが第1及び第2の支持棒104a,104bの間に配置される、図1Aに示す場合である。同様に、中間支持棒104cは、適宜取り外し自在であるように、又は恒久的に所定位置に取り付けられるように適用される。中間支持棒104cが取り外し自在であるように構成されるならば、中間支持棒104cは、手で締め付けられるネジ山付きクロスノブ113も用いて入口102の床に固定することができる。この実施形態において、敷居プレート106は、敷居プレート106の中央に位置付けされる中間カバープレート110cも含み、中間支持棒104cを入口102の床に取り付け自在であるようにすることを可能にする(即ち、図1Aの部分Dの拡大図を示す図1Fを参照のこと)。特に、図1Aに示すように、第1の支持棒104a及び中間支持棒104cは、第1のセットのパネル108aを協働して受け止めて、第2の支持棒104b及び中間支持棒104cは、第2のセットのパネル108bを協働して受け止める。図1Dは、第1及び第2のセットのパネル108a,108bを受け止める中間支持棒104cの平面図を示す、図1Bの部分Bの拡大図である。防水の配置を設けるために、それぞれの支持棒104a〜104cのベースも、(カバープレート110a〜110cを取り外すと露出する)それぞれの凹部と整合するようにTPVタイプのEPDMのシール116の層で補強されることがさらに理解されるべきである。
各個々のパネル108は、形状が概略長方形であり、約4mmの最小の厚さを有する押出アルミニウムで作られる。さらに、各パネル108は、約2500mm(即ち、2.5m)の長さと、約220mmの幅と、約22.8kgの重さとを有する。従って、各パネル108は、支持棒104a〜104cの間に設置するためのパネル108を持ち上げる作業者によって、容易に取り扱い可能である。パネル108の上記寸法は、単にこの実施形態に対する一例として提供されているだけであり、限定的に解釈されるべきものではないことが理解されるべきである。洪水バリア100に用いるのに適した他の適切な寸法でも可能である。さらに、各パネル108は、構造的完全性のためのハニカム形状の構造体を備えるように、内部的に配置される。ハニカム形状の構造体は柱状構造体とともに配置され、このことは、好ましいことに、最小の密度、並びに相対的に高い面外の収縮及びせん断の特性を有するパネル108をもたらす。具体的にこの場合、(ハニカム状の構造体の)前記柱状構造体は、パネル108の構造的完全性を保証するために6mmの厚さの構造体リブの形状になるように配置される。15.75mの最高水位標(即ち、洪水が到達する想定高さであって、以下に列挙するようなパネル108に対するパラメータ値の計算を助けるためにのみ用いられる、高さ)を越えて、各パネル108は、(1.0mを越える高さに対して、約1000kg/mであるように実際に算定される)15.750kg/mの最大水圧に耐えるように、設計されることが理解されるべきである。加えて、支持棒104a〜104cに対して約2500mmの最大間隔(即ち、第1の支持棒104aと中間支持棒104cとの間の、又は第2の支持棒104bと中間支持棒104cとの間の距離が、約2500mm)にて、各パネル108は、約0.25934mmしか定格パネルのたわみを有さないように、設計されることが理解されるべきである。
さらに、各パネル108は、前記パネル108の対向する縦方向の縁部にてそれぞれ配置される雄部及び雌部を含む。雄部及び雌部は細長いブラケットとして構成され、各部分はC字型の断面積を通常有する。各パネル108が支持棒104a〜104cの間に設置されるとき、雌部は床に面するように配置され、雄部は反対方向に面するように配置される。図1Aに示すように、第1及び第2のセットのパネル108a,108bは、協働する配置で複数のパネル108を含む。具体的には、各パネル108は、関連する雄部及び雌部を用いて、(縦方向の縁部にて積載することによって)別のパネル108に取り外し自在にかつ協働的に取り付け可能である。
一例として、第1、第2、及び第3のパネル108が、下から始まる前記順番で積載されるとする。それに応じて、第1のパネル108の雄部は、第2のパネル108の雌部内に受け止められ、一方で、第2のパネル108の雄部は、第3のパネル108の雌部内に受け止められ、当然のことながら同様に続く。この方法において、(洪水の高さを決定する)迫り来る洪水の、推定される/予期される程度によって、(所望の)選択された数のパネル108a,108bは、様々な高さの洪水バリア100を形成するように他方の上に一方を積載自在である。即ち、モジュール式で柔軟な配置のために、パネル108は互いに取り付け自在であり、洪水バリア100を形成するために全てのパネル108a,108bを設置する必要はなく、従って、そのような柔軟性を示さない、従来の手動積載可能水門システムに対して有利である。
各パネル108は、関連するパネル108の全ての(縦方向及び横方向の)縁部にて配置される複数のシール118も含む。従って、シール118は実質的に縦長のものである。横方向の縁部に配置されるシール118は、縦方向の縁部に配置されるシール118を横断することが理解されるであろう。よって、パネル108の縁部は、この場合にはTPVタイプのEPDMのシールでもあるシール118によって囲まれる。メンテナンスのために必要であれば、シール118は、縁部から容易に取り外し可能であるように配置される。要求されるときにシール118を図らずも使用不能にしてしまう、人間活動による損傷の可能性に対してガードするため、パネル108のシール118は、支持棒104a〜104cに恒久的に取り付けられるものではないことは理解されるべきである。縦方向の縁部にて、シール118は、関連するパネル108の雄部及び雌部の内部に隠されており、(上述したようにC字型ブラケットとして構成される)雄部及び雌部の開口端部からのみ視認することができる。よって、パネル108a,108bが一緒に積載されて洪水バリア100を形成するとき、パネル108の(縦方向の縁部における)関連するシール118は、別のパネル108の(縦方向の縁部における)関連するシール118に対して収縮して、防水アセンブリを設ける。
停止状態において、シール118は、概略D字型の断面を有するように配置されて波形表面を備える。当然のことながら、シール118の接触面の全てが波形である必要はないことは理解されるべきである。(別の実施形態において)実際に、シール118の特定の必須の表面だけが波形であるように構成される。即ち、シール118は、部分的に波形であってもよい。波形表面は、とりわけ、平坦な表面と比較して(洪水の浸入に対して作用する)複数のバリアとして機能するように構成される。平坦な表面を伴う従来のシールは、単一のシーリング面しか備えておらず、使用のオーバータイムにより歪んで又は破損して、望まずも水を浸入させてしまうことがある。この場合、波形表面が支持棒104a〜104c若しくは敷居プレート106の接触面に対して作用するときに、又は互いに(即ち、パネル108の縦方向の縁部にて配置されるシール118の個別に関して)作用するときに、当該波形表面は、(洪水に対する)複数層のバリアとなる。さらに、シール118が洪水の流入を防止するために敷居プレート106と整合する支持棒104a〜104cの狭いコーナ内に圧縮されるときに、シール118のD字型の断面は有利である。洪水の圧力が複数セットのパネル108a,108bを押圧すると、シール118は、支持棒104a〜104cの接触面に弾力的に作用して、支持棒104a〜104cとのより密着したシーリングをもたらすことも理解されるべきである。さらに、波形表面は、パネル108を支持棒104a〜104cに差し込むときの摩擦を減少させるのにも役立つ。この態様において、波形表面により、(2.5mの長さを有する)個々のパネル108は、人間が介入することなく、支持棒104a〜104cの間を滑り落ちることが実際に可能であることが理解されるべきである。このようにして、波形表面は、差し込みプロセスの間における、所与の量の摩擦力に対する、より良い程度のシーリングを可能にする。
洪水バリア100は、クイックスナップファスナ(以下、ファスナ)200も含み、当該ファスナ200は、入口102の床において敷居プレート106に向かう下の方向に力を作用することによって、複数セットのパネル108a,108bを、支持棒104a〜104cに取り外し自在に固定し、選択的に用いられ得る。これにより、当接して隣接するパネル108の(縦方向の縁部における)関連するシール118を、相互に対して圧縮し、防水の配置を設けるのに、選択的に用いられ得る。パネル108を固定するのに一対のファスナ200が要求されるが、各セットのパネル108a,108bに対しては、関連するセット108a,108bの最上部のパネル108にて一対のファスナ200のみが用いられるのが好ましい。従って、第1のセットのパネル108aを第1の支持棒104a及び中間支持棒104cに固定するために、一対のファスナ200だけが用いられ、一方、第2のセットのパネル108bを第2の支持棒104b及び中間支持棒104cに固定するために、別の対のファスナ200が用いられる。ベースパネル108に対して、ファスナ200の使用は、関連する雌部のシール118を、敷居プレート106に向かって圧縮する効果を有することが理解されるべきである。一対のファスナ200が、雄部を伴って構成されるパネル108の縦方向の縁部に取り外し自在に取り付けることができることも強調される。具体的には、それぞれのファスナは、パネル108の前記縦方向の縁部の対向する端部にて位置付けられる。
各ファスナ200は、フック部302に移動自在に結合されるレバー部300と、台座部304とを含む(図9Bを参照)。特に、各ファスナ200は、二つの安定した位置、即ち、それぞれ、ロック解除位置とロック位置との間で操作可能である。レバー部300は、フック部302との弾性関係を有するように配置され、このことにより、ファスナ200を、安定したロック解除位置とロック位置との間で操作され得るようにする。サドル部306は、台座部304のベースから延在し、ファスナ200がパネル108上に配備されるときに、パネル108の雄部がサドル部306に受け止められるようにする。フック部302は、レバー部300の各々の側に配置される一対の細長いフックアーム302a,302bを含む。各フックアーム302a,302bは、この例ではテーパ状であるように構成されることが好ましいが、限定的に解釈されるべきではない。使用の際、(ロック解除位置における)ファスナ200のフック部302は、関連する支持棒104a〜104cに固定されるために、当該支持棒104a〜104c(の対向する表面)に位置決めされる(面取されて配置され得る)隣接フックプレート308に最初にラッチされる。具体的には、フックアーム302a,302bのテーパ状の配置により、面取りされたフックプレート308との係合が可能になり、完全に安定した係合が保証される。各支持棒104a〜104cは、対向する表面における全長に沿って、規則的に離間して配置される複数のフックプレート308を伴って構成されることが理解されるべきである。その後、レバー部300は、台座部304に手動で載置されるが、このことには、レバー部300のフック部302との弾性関係により、相当程度の力が要求される。レバー部300がシート部304上に最終的に載置されると、フック部302とフックプレート308との間の連結は、テンションをかけられて締め付けられ、その結果として、当該連結は、ファスナ200が所定位置に(即ち、ロック位置に)ロックされるようにし、このことにより、パネル108を前記支持棒104a〜104cに固定する。従って、ファスナ200は、従来の解決策に通常関連する冗長な回転又は締め付けのプロセスを要求されずに、パネル108を所定箇所に迅速かつ容易にロックダウンすることができるように構成されるのが好ましい。
図2Aは、図1Aの線C−Cに沿って得られる洪水バリア100の断面図であり、線C−Cは第1のセットのパネル108aにある。図2Bは、図2Aの部分Eの拡大図であり、各パネル108の内部ハニカム形状の構造体をはっきりと見ることができる。図2Cは、図2Aの部分Fの拡大図を示す。さらに、図2Dは、図1Aの線C−Cの方向からの等角図であり、図2Eは、図2Dの部分F’の拡大図である。
一方、図3Aは、図1Aの線B−Bに沿って得られる洪水バリア100の断面図であり、線B−Bは第2のセットのパネル108bにある。図3Bは、図3Aの部分Gの拡大図であり、図3Cは、図3Aの部分Hの拡大図である。
図4A〜図12は、洪水バリア100を操作する方法(のそれぞれのステップ)をまとめて示しており、以下に詳細に説明する。図4Aは、入口102の床が(特定の実施形態においては任意であることもある)敷居プレート106を伴って予め設置されている、前記方法の第1のステップを示す。符号400が付された(図4Aの)矢印は、洪水の進行方向を示していることに留意すべきである。図4B及び図4Cは、図4Aの部分I及びJの拡大図をそれぞれ表しており、クローズ位置にある第2のカバープレート110b及び中間カバープレート110cをそれぞれ示している。
図5Aは、前記方法の第2のステップを示す。より具体的には、図5B及び図5Cは、図5Aの部分K及び部分Lの拡大図をそれぞれ示しており、下部の凹部を露出するために、第2のカバープレート110b及び中間カバープレート110cが、取り外しのためフリップオープンされていることをそれぞれ示す。別の実施形態においては、第1、第2のカバープレート110a,110b及び中間カバープレート110cが、実質的に長方形の形状を有するようにそれぞれ代わりに配置されて、より大きい支持棒(図示せず)を収容するために、それぞれのより広い凹部を下部にてカバーすることも理解されるべきである。第1、第2のカバープレート及び中間カバープレートの別の構成を、符号110a’,110b’,110c’とともに図6A〜6Cにそれぞれ示す。従って、図6Aは、前記方法の第2のステップをなお示すが、前述したように別の実施形態に関するものである。従って、図6B及び図6Cは、図6Aの部分M及びNの拡大図をそれぞれ示し、取り外すためにフリップオープンされた、別の第2のカバープレート110b’及び中間カバープレート110c’をそれぞれ表す。
図7Aは、第1、第2の支持棒104a,104b及び中間支持棒104cが、入口102の壁112及び床に、それぞれの位置において取り付けられる、前記方法の第3のステップを示す。図7Bは、図7Aの部分Oの拡大図であり、ここで、第2の支持棒104bは、二つの、ネジ山付きクロスノブ113を用いて(第2の支持棒104bの固定ブラケット700を介して)壁112に取り付けられて示される。図7Cは、図7Aの部分Pの拡大図を示し、ここで、中間支持棒104cは、別のクロスノブ113を用いて床に取り付けられて表される。
第1、第2の支持棒104a,104b及び中間支持棒104cが、それぞれの位置にしっかりと取り付けられると、個々のパネル108は、図8及び図9Aに表す前記方法の第4及び第5のステップにおいて支持棒104a〜104cの間に順次差し込まれる。言うまでもなく、(各セット108a,108bの)差し込まれたベースパネル108は、防水の配置を保証するために敷居プレート106に当接するように配置される。第1及び第2のセットのパネル108a,108bのうちの全ての要求されるパネル108が、支持棒104a〜104cの間の所定箇所に差し込まれると、それぞれの対のファスナ200は、各セット108a,108bのそれぞれの最上部のパネル108にて、所定箇所に差し込まれる。説明の簡略化のためだけに、ファスナ200は、第1及び第2のセットのパネル108a,108bのそれぞれのベースパネル108上に差し込まれるように図9A、図10A、及び図11Aに表されていることが理解されるべきであるが、しかしながら、この場合の方法は、洪水バリア100が第1及び第2のセットのパネル108a,108bを備え付けられていること(即ち、図12を参照)を参照して記載されていることが強調されるべきである。
また、図9B及び図9Cは、図9Aの部分Q及びRの拡大図をそれぞれ示し、特に、それぞれの支持棒104a〜104cの関連するフックプレート308と係合するために準備されるファスナ200を示している。とりわけ、ファスナ200は、ロック解除位置に配置されている。
図10Aは、前記方法の第6のステップを示し、その詳細は、図10Aの部分S及びTの、それぞれ拡大された図である、図10B及び図10Cに示す。具体的には、図10B及び図10Cは、ファスナ200の関連する細長いフックアーム302a,302bが、それぞれの支持棒104a〜104cのフックプレート308と係合していることを示す。
図11Aは、前記方法の第7の方法を示し、その詳細は、図11Aの部分U及びVの、それぞれ拡大された図である、図11B及び図11Cに示す。図11B及び図11Cには、(それぞれのレバー部300を、それぞれの台座部304に載置するように移動することを介して、フック部302にテンションをかけて)ファスナ200が所定位置にロックされて、パネル108を支持棒104a〜104cに固定することが示される。よって、ファスナ200は、ロック位置に配置されている。
図12は、前記方法の第8のステップを示し、このとき、洪水の迫り来る到着に対する配備のために、(第1及び第2のセットのパネル108a,108bが所定位置に積載されると、)所望の高さの洪水バリア100が最終的にアセンブルされる。
要約すると、洪水バリア100を操作する方法は、入口102にて位置付けられるように支持棒104a〜104cを配置するステップと、洪水バリア100を形成するために一対の支持棒104a〜104cの間にパネル108a,108bを取り外し自在に配置するステップと、を含み、ここで、各パネル108は、建物への洪水の流入に対する防水の配置を設けるために、支持棒104a〜104cと整合するように、波形表面を有する複数のシール118を含む。洪水バリア100は、第1及び第2の支持棒104a,104bだけを中間支持棒104cと共に用いるように限定されるものではないことが理解されるべきである。実際には、洪水バリア100が配備されるべき(建物の)特定の入口の幅に基づいて、要求される数の中間支持棒104cが、第1及び第2の支持棒104a,104bの間に位置付けられ得、洪水バリア100を集合的に形成するために、各対の支持棒104a〜104cは、それぞれのセットのパネル108を受け止める。
この方法は、関連するパネル108a,108bの対向する端部にファスナ200を配置して、関連する支持棒104a〜104cのそれぞれのフックプレート308とそれぞれのフック部302を係合するステップと、パネル108a,108bを支持棒104a〜104cに固定するために、フック部302にテンションをかけるようにレバー部300を操作するステップと、をも含み得る。
本発明を、図面及び前述の説明において詳細に図示し説明してきたが、そのような図示及び説明は、説明のためのもの又は例示のためのものであって限定的なものではないように考慮されるべきである。本発明は、開示した実施形態に限定されない。開示した実施形態に対する他の変形例は、請求項の発明を実施する際に当業者によって理解されて達成され得る。例えば、入口の床が実質的に平坦であると考えられるならば、敷居プレート106は必要ではないかもしれない。また、ファスナ200の使用は任意であり、状況に応じて要求されるときにのみ配備されてもよい。さらに、洪水バリア100は、大規模洪水制御システム(図示せず)の一部として含まれてもよい。さらに、提案された洪水バリア100は、洪水バリアとしてアセンブルするために、最低でも一つのパネル108を要求する(即ち、少なくとも一つのパネル108が必要とされる)。

Claims (21)

  1. 建物の入口にて位置付ける少なくとも二つの支持棒と、
    洪水バリアを形成するために、一対の支持棒の間に取り外し自在に配置される少なくとも一つのパネルと、を含み、
    前記パネルは、前記建物内への洪水の流入に対する防水の配置を設けるために、前記支持棒と整合するように波形表面を有する複数のシールを含む、
    洪水バリア。
  2. 前記支持棒は取り外し自在に適用される、請求項1に記載の洪水バリア。
  3. 各シールは、停止状態において、概略D字型の断面を備える、請求項1〜2のうちのいずれか一に記載の洪水バリア。
  4. 各シールは、熱可塑性の加硫物(TPV)のエチレンプロピレンジエンモノマ(EPDM)のシールである、請求項1〜3のうちのいずれか一に記載の洪水バリア。
  5. 各シールは、−40℃と130℃との間の使用温度範囲を有する、請求項4に記載の洪水バリア。
  6. 前記パネルを前記支持棒に取り外し自在に固定するために配置される一対のファスナをさらに含む、請求項1〜5のうちのいずれか一に記載の洪水バリア。
  7. 各ファスナはフック部に移動自在に結合されるレバー部を含み、
    使用中に、前記ファスナは、前記パネルの対向する端部にて配置されて、それぞれのフック部は、関連する支持棒のそれぞれのフックプレートと係合され、前記レバー部は、前記パネルを前記支持棒に固定するために、フック部にテンションをかけるように操作される、
    請求項6に記載の洪水バリア。
  8. 前記少なくとも一つのパネルは、洪水バリアを形成するために、協働して配置される複数のパネルを含む、請求項1〜7のうちのいずれか一に記載の洪水バリア。
  9. 前記パネルは、15.750kg/mの最大水圧に耐えるように構成される、請求項1〜8のうちのいずれか一に記載の洪水バリア。
  10. 各パネルは、長手方向の軸に平行である、前記パネルの対向する縁部にてそれぞれ配置される雄部及び雌部を含む、請求項8に記載の洪水バリア。
  11. 前記複数のパネルは、前記関連する雄部及び雌部を用いて、前記パネルのうちの別のパネルに取り外し自在に取り付けられ得るように各々構成される、請求項10に記載の洪水バリア。
  12. 前記複数のシールは、前記関連するパネルの縁部にて配置される、請求項1〜11のうちのいずれか一に記載の洪水バリア。
  13. 前記パネルは、ハニカム形状の構造体を備えるように、内部的に構成される、請求項1〜12のうちのいずれか一に記載の洪水バリア。
  14. 前記パネルは、押出アルミニウムで形成されて厚さが約4mmである、請求項13に記載の洪水バリア。
  15. 前記少なくとも二つの支持棒は、第1及び第2の支持棒と、前記第1及び第2の支持棒の間に位置付ける少なくとも一つの第3の支持棒とを含み、これにより、前記パネルは、洪水バリアを形成するために複数対の前記支持棒の間に受け止められるように配置される、請求項8に記載の洪水バリア。
  16. 前記第3の支持棒は、取り外し自在であるように適用される、請求項15に記載の洪水バリア。
  17. 前記入口の床にて位置付ける敷居プレートをさらに含む、請求項1〜16のうちのいずれか一に記載の洪水バリア。
  18. 少なくとも二つの支持棒と、少なくとも一つのパネルとを含む洪水バリアを操作する方法であって、当該方法は、
    建物の入口にて位置付けられるように、前記二つの支持棒を配置するステップと、
    前記洪水バリアを形成するために、一対の前記支持棒の間に前記パネルを取り外し自在に配置するステップと、を含み、
    前記パネルは、前記建物内への洪水の流入に対する防水の配置を設けるために、前記支持棒と整合するように、波形表面を有する複数のシールを含む、
    方法。
  19. 建物の入口にて位置付ける少なくとも二つの支持棒と、
    洪水バリアを形成するために一対の支持棒の間に取り外し自在に配置される少なくとも一つのパネルと、
    一対のファスナであって、各ファスナはフック部に移動自在に結合されるレバー部を含む、一対のファスナと、を含み、
    使用中に、前記ファスナは、前記パネルの対向する端部にて配置され、それぞれのフック部は、関連する支持棒のそれぞれのフックプレートと係合され、前記レバー部は、前記パネルを前記支持棒に固定するために、前記フック部にテンションをかけるように操作される、
    洪水バリア。
  20. 少なくとも二つの支持棒と、少なくとも一つのパネルと、一対のファスナであって、各ファスナはフック部に移動自在に結合されるレバー部を含む、一対のファスナと、を含む、洪水バリアを操作する方法であって、当該方法は、
    建物の入口にて位置付けられるように前記二つの支持棒を配置するステップと、
    洪水バリアを形成するために、一対の前記支持棒の間に少なくとも一つのパネルを取り外し自在に配置するステップと、
    前記パネルの対向する端部にて前記ファスナを配置して、前記関連する支持棒のそれぞれのフックプレートとそれぞれのフック部を係合するステップと、
    前記パネルを前記支持棒に固定するために、前記フック部にテンションをかけるように前記レバー部を操作するステップと、を含む、
    方法。
  21. 前記少なくとも二つの支持棒は、前記入口にて配置されることを含む、請求項1〜17、又は請求項19のうちのいずれか一に記載の洪水バリア。
JP2017526960A 2014-11-18 2014-11-18 洪水バリア Expired - Fee Related JP6675399B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/SG2014/000544 WO2016080905A1 (en) 2014-11-18 2014-11-18 A flood barrier

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017538878A true JP2017538878A (ja) 2017-12-28
JP6675399B2 JP6675399B2 (ja) 2020-04-01

Family

ID=56014293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017526960A Expired - Fee Related JP6675399B2 (ja) 2014-11-18 2014-11-18 洪水バリア

Country Status (9)

Country Link
US (1) US10352095B2 (ja)
EP (1) EP3221533B1 (ja)
JP (1) JP6675399B2 (ja)
CN (1) CN107208428B (ja)
AU (1) AU2014412084B2 (ja)
MY (1) MY188480A (ja)
SG (1) SG11201704047SA (ja)
TW (1) TWI703257B (ja)
WO (1) WO2016080905A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017043108A1 (ja) * 2015-09-10 2018-02-08 富士フイルム株式会社 投写型表示装置及び投写制御方法
JP2019120027A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 積水化学工業株式会社 止水シート及び浸水防止装置
JP2019183514A (ja) * 2018-04-11 2019-10-24 株式会社Lixil鈴木シャッター 防水装置
JP7512178B2 (ja) 2020-11-26 2024-07-08 文化シヤッター株式会社 中柱固定穴形成治具

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110139962A (zh) * 2016-12-22 2019-08-16 百立富设计与工程私营有限公司 下拉式防洪屏障
US11060313B2 (en) * 2018-05-11 2021-07-13 Ghw Solutions, Llc Systems and methods for flood prevention and pest control
CN109537534B (zh) * 2018-11-16 2020-08-18 天津大学 一种平面事故闸门
WO2023158447A1 (en) * 2022-02-15 2023-08-24 Ghw Solutions, Llc Systems and methods for flood prevention

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0577685U (ja) * 1992-03-24 1993-10-22 積水化学工業株式会社 ユニオン継手
JP3091240U (ja) * 2001-10-29 2003-01-24 顧 洪鈞 組立式浸水防止バルブ
JP2003321980A (ja) * 2002-05-01 2003-11-14 Daiwa Kogyo Engineering:Kk 防水板装置
EP1384847A2 (de) * 2002-07-23 2004-01-28 Rainer Gross Hochwasserschutzsystem
JP2005042389A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Daiwa Kogyo Engineering:Kk 扉の防水装置
JP2006214178A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Nomura Fooshiizu:Kk 簡易止水装置
US7523589B1 (en) * 2006-03-31 2009-04-28 The Presray Corporation Portable flood barrier panel
JP2011256642A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Liu hui hong 建築物の遮水装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4582451A (en) * 1984-04-16 1986-04-15 The Presray Corporation Floodgate panel and sealing means therefor
JPH0626637Y2 (ja) 1988-04-30 1994-07-20 王子ゴム化成株式会社 目地シール材
JPH0626635Y2 (ja) 1988-04-30 1994-07-20 王子ゴム化成株式会社 目地シール材
US5077945A (en) * 1990-10-09 1992-01-07 Koeniger Erich A Doorway flood barrier
JPH10159195A (ja) * 1996-12-03 1998-06-16 Chuo Shokai:Kk 目地シール装置
BR0107218A (pt) * 2000-09-18 2002-08-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Célula de combustìvel eletrolìtica de polìmero
JP2003082007A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Ube Ind Ltd オレフィンの気相重合方法
JP2004068271A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Ishikawajima Constr Materials Co Ltd 遮水壁及びその設置方法
US6871464B2 (en) 2003-04-09 2005-03-29 Liu Hui Hung Door structure for preventing water leakage
JP2006214176A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Tajima Inc 防滑性床材
JP4774313B2 (ja) * 2006-02-17 2011-09-14 カネソウ株式会社 防水装置
JP2008169561A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Nihon Pit:Kk 落し込み式防水装置
TWM353253U (en) 2008-09-19 2009-03-21 Shun-Ren Huang Improved structure of assembly water retaining wall
TWM370649U (en) 2009-05-12 2009-12-11 Yu-Han Lin Water blocking gate
US8146985B2 (en) * 2009-07-23 2012-04-03 Fg Products, Inc. Door seal systems and methods for temperature-controlled cargo containers
JP5449945B2 (ja) * 2009-09-25 2014-03-19 大同機工株式会社 防水シート式浸水防止装置
US8196639B2 (en) 2010-03-24 2012-06-12 Bellcomb Technologies Incorporated Modular panel assembly
US20130209173A1 (en) 2010-10-04 2013-08-15 Parafoil Design & Engineering Pte Ltd Floodgate
CN203219814U (zh) * 2013-05-21 2013-10-02 武汉明博机电设备有限公司 一种方便侧板组装的投饵机箱体
US9376778B2 (en) * 2014-01-23 2016-06-28 Neptune Systems, LLC Flood barrier system
CN104060583A (zh) * 2014-07-03 2014-09-24 贾永明 过路闸门

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0577685U (ja) * 1992-03-24 1993-10-22 積水化学工業株式会社 ユニオン継手
JP3091240U (ja) * 2001-10-29 2003-01-24 顧 洪鈞 組立式浸水防止バルブ
JP2003321980A (ja) * 2002-05-01 2003-11-14 Daiwa Kogyo Engineering:Kk 防水板装置
EP1384847A2 (de) * 2002-07-23 2004-01-28 Rainer Gross Hochwasserschutzsystem
JP2005042389A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Daiwa Kogyo Engineering:Kk 扉の防水装置
JP2006214178A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Nomura Fooshiizu:Kk 簡易止水装置
US7523589B1 (en) * 2006-03-31 2009-04-28 The Presray Corporation Portable flood barrier panel
JP2011256642A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Liu hui hong 建築物の遮水装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017043108A1 (ja) * 2015-09-10 2018-02-08 富士フイルム株式会社 投写型表示装置及び投写制御方法
JP2019120027A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 積水化学工業株式会社 止水シート及び浸水防止装置
JP2019183514A (ja) * 2018-04-11 2019-10-24 株式会社Lixil鈴木シャッター 防水装置
JP7084762B2 (ja) 2018-04-11 2022-06-15 株式会社鈴木シャッター 防水装置
JP7512178B2 (ja) 2020-11-26 2024-07-08 文化シヤッター株式会社 中柱固定穴形成治具

Also Published As

Publication number Publication date
AU2014412084A1 (en) 2017-07-06
EP3221533A4 (en) 2018-12-19
SG11201704047SA (en) 2017-06-29
EP3221533A1 (en) 2017-09-27
TW201629298A (zh) 2016-08-16
US10352095B2 (en) 2019-07-16
AU2014412084B2 (en) 2020-01-23
WO2016080905A1 (en) 2016-05-26
JP6675399B2 (ja) 2020-04-01
TWI703257B (zh) 2020-09-01
CN107208428A (zh) 2017-09-26
US20170321475A1 (en) 2017-11-09
EP3221533B1 (en) 2020-10-07
CN107208428B (zh) 2021-04-02
MY188480A (en) 2021-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6675399B2 (ja) 洪水バリア
EP3097234B1 (en) Flood barrier system
US9157232B2 (en) Adjustable head-of-wall insulation construction for use with wider wall configurations
US7516589B2 (en) High-strength concrete wall formwork
TWI642834B (zh) 組合式可重複使用的暫時性施工牆及形成可重複使用的暫時性施工牆的方法
EA022949B1 (ru) Распорное приспособление для обшивки стенки, содержащее зажимные щеки для зажатия мембраны, и устройство обшивки стенки, содержащее такое приспособление
US7552565B1 (en) Flood barrier system
US20150135621A1 (en) Exterior Wall Assembly Systems
CA2505908C (en) Cover assembly for a through-penetration
US7484335B1 (en) Soffit vent assembly and method
WO2008041024A1 (en) Formwork system
JP6469622B2 (ja) 側方型簡易排水装置及びその施工方法
JP2015224435A (ja) 独立構造体および隙間塞ぎ材の取付方法
US6390725B1 (en) Fastener for permanently securing composite gratings to structural members
JP6364673B2 (ja) 波板用固定金具および屋根取付け構造
JP4155948B2 (ja) 建築物の改修構造
JP4163744B1 (ja) 天井漏水バリア構造
EP3431693B1 (en) Louvre system for facade cladding of buildings and the like
GB2493337A (en) Framework walkway
JP7036647B2 (ja) 防水シート改修構造及び防水シート改修方法
JP2024025621A (ja) 樋部材および屋根構造
AU2022258870A1 (en) Seismic ceiling bracket/system
JPH04194263A (ja) 建築物における外壁パネル
JP5528954B2 (ja) バルコニーにおけるパーテーション用仕切り板
WO2014118586A1 (en) Fixing system for covering elements

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20170713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6675399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees