JP2017537331A - ビタミンdの測定法 - Google Patents
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Abstract
Description
ビタミンDの適切な供給は、用語「ビタミン」がすでに示唆するように、生命維持に必要である。ビタミンD欠損は、くる病または骨粗鬆症などの深刻な疾患を導く。ビタミンDは、前世紀の初めには、まだ、単一の物質と見なされていたが、ビタミンD系は、ここ数十年のうちに、ビタミンD代謝物の複雑でそして多様なネットワークに変化してきた。現在、40を超える異なるビタミンD代謝産物が知られている(Zerwekh, J.E., Ann. Clin. Biochem. 51(2004)272−281)。
1つの態様において、本発明は、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定するためのin vitro法であって:
a)被験体から得た試料を提供し、
b)試料を
(ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の複合体を形成し;
(bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、それによって第二の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDの間の複合体を形成し;
c)(bb)において形成された複合体を測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法に関する。
a)モノクローナル抗体または該モノクローナル抗体の機能的活性部分である、24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤、および
b)ビタミンD結合タンパク質である、25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤
を少なくとも含む、本発明にしたがった方法を実行するためのキットに関する。
a)被験体から得た試料を提供し、
b)試料を
(ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の複合体を形成し;
(bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、それによって第二の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDの間の複合体を形成し;
c)(bb)において形成された複合体を測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法に関する。
表現「1またはそれより多く」は、1〜50、好ましくは1〜20、やはり好ましくは、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、または15を示す。
他の周知のビタミンD化合物は、24,25−ジヒドロキシビタミンD2、24,25−ジヒドロキシビタミンD3および3−エピ−25−ジヒドロキシビタミンDである。
「結合対メンバー」は、結合対(「bp」)のメンバーを指し、これは、分子の1つが、第二の分子と、化学的または物理的手段を通じて結合する、2つの異なる分子を意味する。抗原および抗体結合対メンバーに加えて、他の結合対には、限定なしの例として、ビオチンおよびアビジン、炭水化物およびレクチン、相補的ヌクレオチド配列、相補的ペプチド配列、エフェクターおよび受容体分子、酵素補因子および酵素、酵素阻害剤および酵素、ペプチド配列または化学部分(例えばジゴキシン/抗ジゴキシン)および該配列、化学部分または全タンパク質に特異的な抗体、ポリマー性酸および塩基、色素および対応するタンパク質結合剤、ペプチドおよび特異的タンパク質結合剤(例えばリボヌクレアーゼ、S−ペプチドおよびリボヌクレアーゼS−タンパク質)、金属およびそのキレ−ター、アプタマー等が含まれる。さらに、結合対には、元来の結合メンバーの類似体、例えば分析物類似体、または例えば組換え技術または分子操作によって作製される、元来の結合対メンバーに類似であり、そして同じ結合特性を有する結合メンバーが含まれうる。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似するが、所定の抗体のユニークな特性は、上述のような可変(V)領域によって決定される。より具体的には、可変ループ、各軽鎖(VL)の3つおよび重鎖(VH)上の3つが、抗原への結合に関わる、すなわち抗原特異性に関わる。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と称される。VHおよびVLドメイン両方に由来するCDRが抗原結合部位に寄与するため、最終的な抗原特異性を決定するのは、重鎖および軽鎖の組み合わせであり、そしてどちらか一方ではない。
多くの商業的試験系は、アビジンまたはストレプトアビジン(SA)でコーティングされた固体支持体、例えばSAコーティングマイクロタイタープレート、SAコーティング格子、またはSAコーティング微粒子(ビーズ)の使用に基づく。
i)固体支持体はSAコーティング微粒子(ビーズ)であり、競合剤はビオチン化ビタミンD化合物誘導体であり、そして第二の結合剤はルテニル化ビタミンD結合タンパク質コンジュゲートであるか、または
ii)固体支持体はSAコーティング微粒子(ビーズ)であり、競合剤はルテニル化ビタミンDコンジュゲートであり、そして第二の結合剤はビオチン化ビタミンD結合タンパク質コンジュゲートである。
放出試薬は、ビタミンD結合タンパク質を変性させ、好ましくは、放出試薬は、ビタミンD結合タンパク質を不可逆的に変性させる。
a)被験体から得た試料を提供し、そして
放出試薬を用いて、ビタミンD結合タンパク質に結合している試料中に存在するビタミンD化合物を放出させ、
b)試料を
(ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の複合体を形成し;
(bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、それによって第二の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDの間の複合体を形成し;
c)(bb)において形成された複合体を測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わない、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法に関する。
「炭酸水素イオン」は、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)、炭酸水素カリウム(KHCO3)、炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)、炭酸水素カルシウム(Ca(HCO3)2)および炭酸水素マグネシウム(Mg(HCO3)2)からなる群より選択される化合物である。
本発明にしたがった方法の工程(b)において、特定の態様において、第一の結合剤および第二の結合剤を、試料と同時に接触させる。言い換えると、工程(ba)および(bb)は、本発明の方法にしたがって、同時に行われる。
イムノアッセイは、当業者に周知である。こうしたアッセイを実行するための方法、ならびに実際の適用および方法は、関連する教科書に要約される。関連する教科書の例は、Tijssen, P., 酵素−抗体または他の酵素−巨大分子コンジュゲートの調製: Practice and theory of enzyme immunoassays中, pp. 221−278, Burdon, R.H.およびv. Knippenberg, P.H.(監修), Elsevier, Amsterdam(1990)、ならびに免疫学的検出法を扱う、Methods in Enzymology, Colowick, S.P.,およびCaplan, N.O.(監修), Academic Press)の多様な巻、特に、70、73、74、84、92および121巻である。
さらなる好ましい態様において、試料中の25−ヒドロキシビタミンDを決定するために、サンドイッチイムノアッセイを用いる。こうしたサンドイッチイムノアッセイは、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、試料中の25−ヒドロキシビタミンDを特異的に検出する。
適切な結合対の例は、ハプテンまたは抗原/抗体、ビオチンまたはビオチン類似体、例えばアミノビオチン、イミノビオチンまたはデスチオビオチン/アビジンまたはストレプトアビジン、糖/レクチン、核酸または核酸類似体/相補的核酸、ならびに受容体/リガンド、例えばステロイドホルモン受容体/ステロイドホルモンである。好ましい第一の結合対メンバーは、ハプテン、抗原およびホルモンを含む。特に好ましいのは、ジゴキシンおよびビオチンならびにその類似体のようなハプテンである。こうした結合対の第二のパートナー、例えば抗体、ストレプトアビジン等は、通常、例えば上述のような検出可能標識による直接検出が可能であるように標識される。
a)被験体から得た試料を提供し、
b)試料を24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、それによって、それぞれ、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の第一の複合体、ならびに第二の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDの間の第二の複合体を形成し、そして
c)(b)において形成された第二の複合体を測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法に関する。
a)被験体から得た試料を提供し、
b)試料を
ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の第一の複合体を形成し、
bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、それによって該結合剤および25−ヒドロキシビタミンDの間の第二の複合体を形成し、
c)25−ヒドロキシビタミンDを含まない第二の結合剤から、第二の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDを含む第二の複合体を分離し、そして
d)(bb)において形成された第二の複合体を測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法に関する。
a)被験体から得た試料を提供し、
b)試料を
(ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の複合体を形成し、
(bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、
c)試料を標識25−ヒドロキシビタミンDと混合し、試料由来の25−ヒドロキシビタミンDおよび標識25−ヒドロキシビタミンDが25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤への結合に関して競合し、それによって、第二の結合剤および標識25−ヒドロキシビタミンDの間の第二の複合体を得て、
d)第二の複合体中に含まれない標識25−ヒドロキシビタミンDから、工程(c)で得た第二の複合体中に含まれる標識25−ヒドロキシビタミンDを分離し、そして
e)第二の複合体中に含まれる標識25−ヒドロキシビタミンDを測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法に関する。
a)被験体から得た試料を提供し、そして
放出試薬を用いて、ビタミンD結合タンパク質に結合している試料中に存在するビタミンD化合物を放出させ、
b)試料を
(ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の複合体を形成し、
(bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、
c)試料を標識25−ヒドロキシビタミンDと混合し、試料由来の25−ヒドロキシビタミンDおよび標識25−ヒドロキシビタミンDが25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤への結合に関して競合し、それによって、第二の結合剤および標識25−ヒドロキシビタミンDの間の第二の複合体を得て、
d)第二の複合体中に含まれない標識25−ヒドロキシビタミンDから、工程(c)で得た第二の複合体中に含まれる標識25−ヒドロキシビタミンDを分離し、そして
e)第二の複合体中に含まれる標識25−ヒドロキシビタミンDを測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法に関する。
本発明の方法を用いて、25−ヒドロキシビタミンDの総量および/または濃度を検出することも可能である。
1つの態様において、本発明は、本発明にしたがった方法を実行するためのキットであって、
a)モノクローナル抗体または該モノクローナル抗体の機能的活性部分である、24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤、および
b)ビタミンD結合タンパク質である、25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤
を少なくとも含む、前記キットに関する。
特定の態様において、キットはまた、0.1M〜2.0Mの炭酸水素塩または加水分解に際して炭酸水素イオン(HCO3 −)を放出可能な物質、還元剤およびアルカリ化剤を有する、試薬組成も含み、好ましくは、キットは、本発明にしたがった第一の結合剤および第二の結合剤に加えて、0.1M〜2.0Mの炭酸水素塩または加水分解に際して炭酸水素イオン(HCO3 −)を放出可能な物質、2mM〜30mMの還元剤、1M〜1.5Mのアルカリ化剤の溶液を有する試薬組成を含む。
本発明にしたがったキットは、ビタミンD化合物に関する自動化試験において使用するために適していることが証明されてきている。本発明は、好ましくは、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わない25−ヒドロキシビタミンDの決定のための、本発明にしたがったキットの使用に関する。
1. 24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定するためのin vitro法であって:
a)ビタミンD結合タンパク質に結合しているビタミンD化合物を含む、被験体から得た試料を提供し、
b)試料を
(ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の複合体を形成し;
(bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、それによって第二の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDの間の複合体を形成し;
c)(bb)において形成された複合体を測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わない、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法。
3. ビタミンD結合タンパク質に結合している、試料中に存在するビタミンD化合物を、放出試薬を用いて、工程(b)の前に、ビタミンD結合タンパク質から放出させる、請求項1および2のいずれか一項記載の方法。
5. ビタミンD化合物が、工程(b)の前に、それぞれ、タンパク質分解的分解、酸性放出、アルカリ放出、メタノール放出、エタノール沈殿、過ヨウ素酸塩放出、アセトニトリル抽出、金属水酸化物放出、シクロデキストリンおよび/またはその誘導体による放出あるいは金属サリチル酸塩放出からなる群より選択される方法によってビタミンD結合タンパク質から放出される、請求項3および4のいずれか一項記載の方法。
−濃度(第一の結合剤)/濃度(第二の結合剤)が最大で200、好ましくは最大で100、好ましくは最大で50、より好ましくは最大で10である;
ここで、Kd(第一の結合剤)は、24,25−ジヒドロキシビタミンD3に対する第一の結合剤のアフィニティであり、そしてKd(第二の結合剤)は、25−ヒドロキシビタミンDに対する第二の結合剤のアフィニティであり、そして
濃度(第一の結合剤)および濃度(第二の結合剤)は、それぞれ、工程b)における、第一の結合剤および第二の結合剤のモル濃度であり、特に濃度(第一の結合剤)は、1*(1〜10)nmol/L〜200*(1〜10)nmol/Lの範囲であり、そして/または濃度(第二の結合剤)は、1〜10nmol/Lの範囲である
請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
−25−ヒドロキシビタミンDへの結合に関する第二の結合剤のKdが、10−8mol/Lまたはそれ未満、好ましくは10−9mol/Lまたはそれ未満、より好ましくは10−10mol/Lまたはそれ未満である
請求項1〜7のいずれか一項記載の方法。
b)方法が、酵素連結イムノアッセイ(ELISA)、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)および化学発光イムノアッセイ(CLIA)からなる群より選択され;そして/または
c)25−ヒドロキシビタミンDが、25−ヒドロキシビタミンD2、25−ヒドロキシビタミンD3および3−エピ−25−ヒドロキシビタミンDからなる群より選択され;そして/または
d)25−ヒドロキシビタミンDが、25−ヒドロキシビタミンD2および25−ヒドロキシビタミンD3からなる群より選択され;そして/または
e)第一の結合剤が、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、および合成抗体(プラスチック抗体)からなる群より選択され、好ましくは合成抗体またはモノクローナル抗体であり、さらに好ましくはモノクローナル抗体または該モノクローナル抗体の機能的活性部分であり;そして/または
f)第二の結合剤がビタミンD結合タンパク質、好ましくは組換えビタミンD結合タンパク質であり;そして/または
g)第一の結合剤がモノクローナル抗体または該モノクローナル抗体の機能的活性部分であり、そして第二の結合剤がビタミンD結合タンパク質または該ビタミンD結合タンパク質の機能的活性部分であり;そして/または
h)第一の結合剤が、mAb<24,25−ジヒドロキシビタミンD3>であり、そして第二の結合剤が、ビタミンD結合タンパク質、好ましくは標識ビタミンD結合タンパク質、より好ましくはルテニル化ビタミンD結合タンパク質であり;そして/または
i)第一の結合剤が、モノクローナル抗体または該モノクローナル抗体の機能的活性部分であり、そして第二の結合剤が、モノクローナル抗体または該モノクローナル抗体の機能的活性部分であり;そして/または
j)第一の結合剤が、mAb<24,25−ジヒドロキシビタミンD3>または該モノクローナル抗体の機能的活性部分であり、そして第二の結合剤が、mAb<25−ヒドロキシビタミンD>または該モノクローナル抗体の機能的活性部分であり、固体支持体上に固定可能であり;そして/または
k)第一の結合剤が、第二の結合剤への24,25−ジヒドロキシビタミンD3の結合を防止し;そして/または
l)第一の結合剤に結合した24,25−ジヒドロキシビタミンD3が、第二の結合剤によって結合不可能であり;そして/または
m)第二の結合剤が、第一の結合剤に結合している24,25−ジヒドロキシビタミンD3を放出することが不可能であり;そして/または
n)第一の結合剤が、24,25−ヒドロキシビタミンD3に対して、それぞれ、第二の結合剤と少なくとも同じ、好ましくはそれより少なくとも10倍高い、さらに好ましくは少なくとも100倍高い結合アフィニティを有し;そして/または
o)それぞれ、第一の結合剤が、25−ヒドロキシビタミンDに対して、有意な交差反応性を持たず、好ましくは、第一の結合剤が、25−ヒドロキシビタミンDに対して、10%またはそれ未満の交差反応性を有し、さらに好ましくは、第一の結合剤が、25−ヒドロキシビタミンDに対して、5%またはそれ未満の交差反応性を有し、さらに好ましくは、第一の結合剤が、25−ヒドロキシビタミンDに対して、1%またはそれ未満の交差反応性を有し;そして/または
p)請求項1の工程(b)にしたがった第一の結合剤および第二の結合剤が、試料と同時に接触し;そして/または
q)第二の結合剤と試料を接触させる前またはさせた後に、請求項1の工程(b)にしたがった試料と第一の結合剤を接触させ;そして/または
r)試料中の25−ヒドロキシビタミンDの濃度が、少なくとも1nmol/L(0.4ng/mL)、さらに好ましくは最大500nmol/L(200ng/mL)、さらに好ましくは、10nmol/L(4ng/mL)〜500nmol/L(200ng/mL)の範囲であり、さらに好ましくは10nmol/L(4ng/mL)〜250nmol/L(100ng/mL)の範囲であり;そして/または
s)方法がビタミンD標準物質によって標準化される
請求項1〜8のいずれか一項記載の方法。
b)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤、第二の結合剤はビタミンD結合タンパク質である、
を少なくとも含む、請求項1〜9のいずれか一項記載の方法を実行するためのキット。
a)被験体から得た試料を提供し、
b)試料を24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、それによって、それぞれ、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の第一の複合体、ならびに第二の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDの間の第二の複合体を形成し、そして
c)(b)において形成された第二の複合体を測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法。
a)被験体から得た試料を提供し、
b)試料を
ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の第一の複合体を形成し、
bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、それによって該結合剤および25−ヒドロキシビタミンDの間の第二の複合体を形成し、
c)25−ヒドロキシビタミンDを含まない第二の結合剤から、第二の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDを含む第二の複合体を分離し、そして
d)(bb)において形成された第二の複合体を測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDを決定する
工程を含む、前記方法。
a)被験体から得た試料を提供し、
b)試料を
(ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の複合体を形成し、
(bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、
c)試料を標識25−ヒドロキシビタミンDと混合し、試料由来の25−ヒドロキシビタミンDおよび標識25−ヒドロキシビタミンDが25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤への結合に関して競合し、それによって、第二の結合剤および標識25−ヒドロキシビタミンDの間の第二の複合体を得て、
d)第二の複合体中に含まれない標識25−ヒドロキシビタミンDから、工程(c)で得た第二の複合体中に含まれる標識25−ヒドロキシビタミンDを分離し、そして
e)第二の複合体中に含まれる標識25−ヒドロキシビタミンDを測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わない、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法。
a)被験体から得た試料を提供し、そして
放出試薬を用いて、ビタミンD結合タンパク質に結合している試料中に存在するビタミンD化合物を放出させ、
b)試料を
(ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の複合体を形成し、
(bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、
c)試料を標識25−ヒドロキシビタミンDと混合し、試料由来の25−ヒドロキシビタミンDおよび標識25−ヒドロキシビタミンDが25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤への結合に関して競合し、それによって、第二の結合剤および標識25−ヒドロキシビタミンDの間の第二の複合体を得て、
d)第二の複合体中に含まれない標識25−ヒドロキシビタミンDから、工程(c)で得た第二の複合体中に含まれる標識25−ヒドロキシビタミンDを分離し、そして
e)第二の複合体中に含まれる標識25−ヒドロキシビタミンDを測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わない、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法。
本発明はさらに、以下の実施例および図によって解明される。実際の保護範囲は、本発明に付随する請求項から生じる。態様を図に模式的に示す。
図2aは、ブロッキング試薬(第一の結合剤)、mAb<24,25−ジヒドロキシビタミンD3>rK−IgGを含まない結果を示す。
図2bは、干渉除去のため、ブロッキング試薬(第一の結合剤)、mAb<24,25−ジヒドロキシビタミンD3>rK−IgG(mAb<24,25(OH)2D3>)を含む結果を示す。
24,25−ジヒドロキシビタミンD3に対するブロッキング試薬の合成法
1.1 抗原および抗原コンジュゲートの合成
7−{2−[2−(2−{(S)−3−[2−[(1R,7aR)−1−((R)−4,5−ジヒドロキシ−1,5−ジメチル−ヘキシル)−7a−メチル−オクタヒドロ−インデン−(4E)−イリデン]−エト−(Z)−イリデン]−4−メチレン−シクロヘキシルオキシカルボニルアミノ}−エトキシ)−エトキシ]−エチルカルバモイル}−ヘプタン酸N−ヒドロキシスクシンイミドエステル(図1の酸のNHSエステル)の合成
出発材料24,25−O−イソプロピリデン−24R,25−ジヒドロキシビタミンD3の合成は、Sestelo, Jose Perez; Cornella, Ivan; De Una, Olga; Mourino, Antonio; Sarandeses, Luis A., Chemistry − A European Journal (2002), 8(12), 2747−2752に記載される。構造を図1に示す。
抗原コンジュゲートの合成:
上述の5.63mgのNHSエステルを、500μl DMSOに溶解し、そして50mg KLH(キーホール・リンペットヘモシアニン、Sigma H8283)の溶液に添加した。pHをpH=8.3に調整し、そして溶液を一晩攪拌した。混合物をAmicon攪拌セルにおいて精製した。
1.2 24,25−ジヒドロキシビタミンD3に対する抗体の生成
ウサギB細胞PCRを用いた抗体発展:
24,25−ジヒドロキシビタミンD3に対する抗体の生成のため、16週齢のZiKaウサギを、KLHにカップリングした24,25−ジヒドロキシビタミンD3で免疫した。すべてのウサギを反復免疫に供した。最初の月は、動物を毎週免疫した。2ヶ月目以降は、動物を月1回免疫した。各免疫に関して、500μg KLHカップリング24,25−ジヒドロキシビタミンD3を、1mL 140mM NaClに溶解し、そして1ml CFAで乳化した。免疫開始45日後および105日後に、力価の発展を評価する。免疫原に対する力価は、ELISAによって検出可能になるとき、抗体は、Seeberら、2014に記載されるようなB細胞クローニングによって発展される。HEK293細胞の一過性トランスフェクションによって、組換え全長ウサギIgGを産生する。
24,25−ジヒドロキシビタミンD3に対する血清力価を決定するため、24,25−ジヒドロキシビタミンD3のビオチン化変異体をストレプトアビジンコーティング96ウェルプレートにカップリングした。免疫キャンペーン開始の45日後および105日後に、各ウサギの少量の血清を収集する。ビオチン化24,25−ジヒドロキシビタミンD3を、15ng/mLの濃度で、プレート表面に固定した。各ウサギ由来の血清を、1%BSAを含むPBS中に希釈し、そして希釈をプレートに添加した。血清を、希釈1:300、1:900、1:2700、1:8100、1:24300、1:72900、1:218700および1:656100で試験した。結合した抗体をHRP標識F(ab’)2ヤギ抗ウサギFcγ(Dianova)および基質としてのABTS(Roche)で検出した。
結合アッセイへの24,25−ジヒドロキシビタミンD3に対するブロッキング試薬の適用
アッセイ法に応じて、24,25−ジヒドロキシビタミンD3に特異的に結合する、ブロッキング試薬(例えばポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、モノクローナル抗体の機能的活性部分、または合成抗体(プラスチック抗体))を、処理前に、あるいは放出試薬、アッセイ希釈剤またはアッセイ緩衝剤に添加して、アッセイのそれぞれの標識結合構成要素(コンジュゲート)の前にまたはそれと一緒に、試料中のビタミンD化合物と接触させる。
・0.075mg/mLのmAb<24,25−ジヒドロキシビタミンD3>rK−IgGを、ルテニル化ビタミンD結合タンパク質コンジュゲートを含有するElecsys(登録商標)ビタミンD総イムノアッセイの試薬R1に添加した。
・ブロッキング試薬を伴うイムノアッセイ適用は、24,25−ジヒドロキシビタミンD3への減少した交差反応性を示す一方、25−ヒドロキシビタミンD3に対する特異性は影響を受けない(表1および図2b)。
Claims (15)
- 24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定するためのin vitro法であって:
a)ビタミンD結合タンパク質に結合しているビタミンD化合物を含む、被験体から得た試料を提供し、
b)試料を
(ba)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤と混合し、それによって、該第一の結合剤および24,25−ジヒドロキシビタミンD3の間の複合体を形成し;
(bb)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤と混合し、それによって該第二の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDの間の複合体を形成し;
c)(bb)において形成された複合体を測定し、それによって、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わない、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定する
工程を含む、前記方法。 - 前記試料が、血液、血清または血漿である、請求項1記載の方法。
- ビタミンD結合タンパク質に結合している、試料中に存在する前記ビタミンD化合物を、放出試薬を用いて、工程(b)の前に、ビタミンD結合タンパク質から放出させる、請求項1または2のいずれか一項記載の方法。
- 請求項1〜3のいずれか一項記載の方法であって、
−Kd(第一の結合剤)/Kd(第二の結合剤)が10またはそれ未満であり;そして/または
−濃度(第一の結合剤)/濃度(第二の結合剤)が最大で200である;
ここで、Kd(第一の結合剤)は、24,25−ジヒドロキシビタミンD3に対する第一の結合剤のアフィニティであり、そしてKd(第二の結合剤)は、25−ヒドロキシビタミンDに対する第二の結合剤のアフィニティであり、そして
濃度(第一の結合剤)および濃度(第二の結合剤)は、それぞれ、工程b)における、第一の結合剤および第二の結合剤のモル濃度であり、特に濃度(第一の結合剤)は、1*(1〜10)nmol/L〜200*(1〜10)nmol/Lの範囲であり、そして/または濃度(第二の結合剤)は、1〜10nmol/Lの範囲である
前記方法。 - 請求項1〜4のいずれか一項記載の方法であって、
−24,25−ジヒドロキシビタミンD3への結合に関する第一の結合剤のKdが、10−8mol/Lまたはそれ未満であり;そして/または
−25−ヒドロキシビタミンDへの結合に関する第二の結合剤のKdが、10−8mol/Lまたはそれ未満である
前記方法。 - 酵素連結イムノアッセイ(ELISA)、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)および化学発光イムノアッセイ(CLIA)からなる群より選択される、請求項1〜5のいずれか一項記載の方法。
- 前記25−ヒドロキシビタミンDが、25−ヒドロキシビタミンD2、25−ヒドロキシビタミンD3および3−エピ−25−ヒドロキシビタミンDからなる群より選択される、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
- 前記第一の結合剤がモノクローナル抗体または該モノクローナル抗体の機能的活性部分であり、そして前記第二の結合剤がビタミンD結合タンパク質または該ビタミンD結合タンパク質の機能的活性部分である、請求項1〜7のいずれか一項記載の方法。
- 前記第一の結合剤が、24,25−ジヒドロキシビタミンD3に対して、前記第二の結合剤と、少なくとも同じ結合アフィニティを有する、請求項1〜8のいずれか一項記載の方法。
- 前記第二の結合剤が、第一の結合剤に結合している24,25−ジヒドロキシビタミンD3を放出させることが不可能である、請求項1〜9のいずれか一項記載の方法。
- 前記第一の結合剤が、25−ヒドロキシビタミンDに対する有意な交差反応性を持たない、請求項1〜10のいずれか一項記載の方法。
- 前記決定のin vitro法が競合アッセイとして行われる、請求項1〜11のいずれか一項記載の方法。
- 24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定するための、請求項1〜12のいずれか一項記載のin vitro法の使用。
- 被験体から得た試料において、24,25−ジヒドロキシビタミンD3による干渉を伴わずに、25−ヒドロキシビタミンDの濃度を決定するためのin vitro法における、24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤および25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤の使用。
- 請求項1〜12のいずれか一項記載の方法を実行するためのキットであって、
a)24,25−ジヒドロキシビタミンD3に結合する第一の結合剤、該第一の結合剤はモノクローナル抗体または該モノクローナル抗体の機能的活性部分である、および
b)25−ヒドロキシビタミンDに結合する第二の結合剤、該第二の結合剤はビタミンD結合タンパク質である、
を少なくとも含む、前記キット。
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