JPH02101060A - 新規な24r,25−ジヒドロキシビタミンd↓3誘導体及びその製造法 - Google Patents

新規な24r,25−ジヒドロキシビタミンd↓3誘導体及びその製造法

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JPH02101060A
JPH02101060A JP63251661A JP25166188A JPH02101060A JP H02101060 A JPH02101060 A JP H02101060A JP 63251661 A JP63251661 A JP 63251661A JP 25166188 A JP25166188 A JP 25166188A JP H02101060 A JPH02101060 A JP H02101060A
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dihydroxyvitamin
iodine
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English (en)
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Miyuki Tanabe
田那辺 幸
Shigeru Ikuta
生田 茂
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Toyo Jozo KK
Original Assignee
Toyo Jozo KK
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な24R,25−ジヒドロキシビタミン
D3アミノ酸誘導体を合成し、それをハブテンとして担
体蛋白質と結合させて免疫することにより得た抗体と、
ヨードの放射性同位元素で標識された新規なヨードの放
射性同位元素標識24R,25−ジヒドロキシビタミン
D3誘導体を用いて、被験液中の活性型である24R,
25−ジヒドロキシビタミンD3量を定量することに関
する。
〔従来の技術〕
従来、24R,25−ヒドロキシビタミンD3の定量法
として、コンペティティブプロテインパインディングア
ッセイ法(CPBA法)並びにHPLC−UV法が報告
されている。CPBA法における標識化合物としては通
常トリチウム〔3H〕標識化合物が用いられている。一
方、CPBA法において用いられるビタミンDバインデ
ィングプロティン(DBP)は、一般にはビタミンD欠
乏飼料飼育ラットの血漿を用いることが知られている。
〔ビタミン第55巻、12号(12月)、第595頁〜
605頁(1981、)、pharma  Medic
a  Vol、No、1 89〜96(1985)、ホ
ルモンと臨床 Vol、33No、10  915〜9
24  (1985))  。
〔発明が解決しようとする課題〕
被験液中の24R,25−ビタミンD3の定量において
、前述のHPLC−UV法は定量精度に難点があり、C
PBA法が主流となっている。しかし、このCPBA法
に用いられるトリチウム〔3旧標識化合物は、放射エネ
ルギーが32pや1!5Iと比較して極めて低く、その
ためにトリチウム〔3H〕標識化合物を用いた定量法は
、液体シンチレーションカウンター等による検出装置を
必要とするため、高価であり且つ測定操作が煩雑であっ
た。そのため高感度でより簡便な測定法が望まれていた
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前述の問題点に鑑み鋭意研究の結果、高
放射線エネルギーを有し、汎用性において優れている放
射性ヨードで標識された24R225−ヒドロキシビタ
ミンD3誘導体を開発した。従来、単位時間当りの放射
エネルギーの低いβ線放出核種であるトリチウム〔3H
〕による種々のビタミンD3標識化合物が存在した。し
かし、トリチウムC″H)と同様にラジオイムノアッセ
イに汎用される放射エネルギーの高いγ線放出核種のヨ
ード〔125I〕やリン(lap)で標識されたビタミ
ンD、誘導体は、ビタミンDの特徴である共役トリエン
構造の不安定さゆえ、ラジカル反応を誘発し自己分解を
起こすと考えられ、現在まで報告されていない。
しかるに、本発明者らが開発したヨード〔125I〕で
標識された24R,25−ジヒドロキシビタミンD3誘
導体は、γ線による構造的分解を起こすことなく安定で
あり、ラジオイムノアッセイに利用し得るものであるこ
とを見出した。
一般に低分子化合物の放射性ヨード標識法としては、直
接標識法(クロラミン−T法)と間接標識法(ポルトン
−ハンター試薬等による方がある(Amersham;
アマシャームノートIN。
v、1981)。しかし、ビタミンD類は酸、酸素、酸
化剤、熱、光に対して非常に不安定であるため、緩和な
反応条件で進行する間接標識法を用いることが最も好ま
しい。間接標識法を実施するにあたり、まず、側鎖末端
にアミノ基を有する新規な24R,25−ジヒドロキシ
ビタミンD3アミノ酸誘導体を合成した。さらに、該誘
導体をハプテンとして担体蛋白質と結合せしめ、これを
動物に接種して抗体を得た。また同誘導体にヨードの放
射性同意元素標識を行った。さらに、得られた抗体とヨ
ードの放射性同意元素標識化合物を用いてラジオイミノ
アッセイの測定系を確立するに到り、被検液中の25−
ヒドロキシビタミンD3の定量に際して、該測定系を用
いるアッセイ法が高感度かつ簡便な極めて有用性に冨む
定量法であることを見出した。
また、従来行われているDBPを用いたCPBA法によ
っても本発明のヨード放射性同意元素標識化合物を用い
て高感度に25−ヒドロキシビタミンD3を定量測定で
きることを見出した。
即ち本発明は、上記の知見に基づいて完成されたもので
あって、式(I) (式中、R+、 R2は何れか一方が水酸基で他方がO
Co  R3NH2を示し、R3は炭素数1〜10のア
ルキレン基を示す)で表される新規な24R,25−ジ
ヒドロキシビタミンD3アミノ酸誘導体 および式(TI) (式中、Rt、Rtは何れか一方が水酸基で他方が−O
Co  R,l NHR4を示し、R1は炭素数1〜1
0のアルキレン基、R6はアミノ保護基を示す)で表さ
れる新規な24R,25−ジヒドロキシビタミンD3誘
導体を、塩基存在の不活性溶媒中でアミノ保護基を脱離
せしめることを特徴とする、式(1)で表される新規な
24R,25−ジヒドロキシビタミンD3アミノ酸誘導
体の製造法であり、式(III ) (式中、Rt、Rtは何れか一方が水酸基で他方が−〇
−Co  Rp  NHRsを示し、R3ば炭素数1〜
10のアルキレン基、R1はヨードの放射性同位元素を
有する残基を示す)で表されるヨードの放射性同位元素
標m24R,25−ジヒドロキシビタミンD、誘導体で
ある。また、被検液に式(III )で表されるヨード
の放射性同位元素標識24R,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3誘導体と24R,25−ジヒドロキシビタミン
D3抗体またはビタミンDバインディングプロティン(
DBP)と反応せしめて生成する該ヨードの放射性同位
元素標識24R125−ジヒドロキシビタミンD、誘導
体−24R125−ジヒドロキシビタミンD3抗体結合
体または該ヨードの放射性同位元素標識24R,25−
ジヒドロキシビタミンD3誘導体−ビタミンDバインデ
ィングプロティン結合体と未反応酸ヨードの放射性同位
元素標識24R,25−ジヒドロキシビタミンD3誘導
体と分離し、次いで分離したいずれか一方の放射性同位
元素である標識ヨードの量を定量することを特徴とする
該被験液中の24R,25−ジヒドロキシビタミンD3
の定量法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
まず、式(1)で表される24R,25−ジヒドロキシ
ビタミンD3アミノ酸誘導体は、アミノ酸を24R,2
5−ジヒドロキシビタミンD3の3位炭素のβ水酸基を
介して共有結合せしめて得られるもので、式CI)のR
8は炭素数1〜10のアルキレン基である。また、この
式(1)で表される24R,25−ヒドロキシビタミン
D3アミノ酸誘導体は、後述の24R,25−ジヒドロ
キシビタミンD3抗体作製時のハプテンの誘導体として
も用いられ、ハプテンの誘導体として担体蛋白質と結合
させる際の架橋基の鎖長は、炭素数にして1〜10個が
好ましく、特に好ましくは2〜6個が挙げられることか
ら、R,は直鎖状炭素数2〜6個からなるアルキレン基
であることが特に好ましい。
式〔■〕で示す24R,25−ジヒドロキシビタミンD
3アミノ酸誘導体は、24R,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3にアミノ基が保護されたアミノ酸を反応せしめ
、式(II)で表される24R525−ジヒドロキシビ
タミンD3誘導体を得、該誘導体(II)からアミノ保
護基を脱離せしめることにより得られる。
まずアミノ基を保護するために使用する原料アミノ酸と
しては、下記の式(TV) HOOCR3NH2(IV) (式中、R3は前記と同じ基を示す)で表されるもので
あり、R3で示されるアルキレン基は炭素数n−1,グ
リシン、n−2,β−アラニン、n−3n=4、δ−ア
ミノペンタン酸、n−5゜ε−アミノ−n−カプロン酸
、n=6.7−アミノへブタン酸、さらにn=10.1
1−アミノウンデシル酸であって、アミノ酸中の炭素構
造は好ましくは直鎖状であり、炭素数2〜6個のアルキ
レン基を有するものが好ましいが、本発明の技術思想か
らすれば、δ−アミノ−レブリン酸、グリシルグリシン
やδ−アミノ酸であるDおよび/またはL体のリジン等
を用いることもできる。さらに、側鎖中に水酸基を有す
るアミノ酸、例えば4−アミノ−3ヒドロキシブチリン
クアシド等でも水酸基を保護することによって同様に用
いることができる。
また、アミノ酸のアミノ保護基としては、アミノ保護基
の脱離操作に際して、苛酷な脱離条件を要する場合には
ビタミンD類自体が分解されることもあり得ることから
、弱塩基条件下で緩和に短時間で脱離できるものであれ
ばよく、例えば、9−フルオレニルメチルオキシカルポ
ニル基〔以下、Fmocと略すことがある)、9−(2
−スルホ)フルオレニルメチルオキシカルボニル基、1
1−ジメチル−2−シアノエチルオキシカルボニル基、
5−ヘンズイソキサゾリルメチルオキシカルボニル基等
が挙げられるが、特に好ましくは容易にアミノ酸のアミ
ノ基を保護することができる9−フルオレニルメチルオ
キシカルボニル基が、アミノ基の保護基として良い。ア
ミノ基を保護したアミノ酸を得るに当たっては、上述の
アミノ保護基を有する活性誘導体として、例えばFm。
Cをもつ活性エステルである、N−(9−フルオレニル
メチルオキシカルボニルオキシ)サクシニミドが挙げら
れ、その他にも、9−フルオレニルメチルクロロホルメ
ートを用いることができる。
またアミノ基の保護を行うに際しては、該活性誘導体と
目的のアミノ酸を公知の方法(L、^、 Carpin
o and G、 Y、 l1an J、 Org、 
Chem137 + 3404 (1972) )にて
反応せしめFmoc−アミノ酸を得ればよい。
さらにアミノ基を保護したアミノ酸としてFm0C−ア
ミノ酸を用いて式(II)の24R,25ジヒドロキシ
ビタミンD3アミノ酸誘導体を得るための方法を例にと
ると、Fmoc−アミノ酸を24R,25−ジヒドロキ
シビタミンD3の24R位炭素の水酸基又は3位炭素の
β水酸基を介して共有結合せしめるに当り、24R,2
5−ジヒドロキシビタミンD31当量に対してFmoc
−アミノ酸またはその酸無水物、酸ハライドまたは活性
エステル等の通常使用されるカルボキシル基反応性誘導
体を1当量用いることにより式〔■〕で表される化合物
が得られる。より好ましくは、Fmoc−アミノ酸1当
量と”他の酸”1当量からなる混合酸無水物を、不活性
ガス霊気下、塩基存在の無水溶媒中で反応せしめる。該
混合酸無水物を用いて24R,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3と反応せしめるのは、24R,25−ジヒドロ
キシビタミンD3の炭素25位の水酸基にFmoc−ア
ミノ酸が結合した副生成物を生成させないためであり、
該混合酸無水物を調製するに当リ”他の酸”としては、
吉草酸、ピバリン酸、イソブチロキシカルボニルが用い
られ、特にピバリン酸が好ましい。24R,25−ジヒ
ドロキシビタミンD3とFmoc−アミノ酸との反応に
おいて、無水溶媒としてはテトラヒドロフラン、ジオキ
サン等の無水有機溶媒が好ましい。また、塩基としては
、特にジメチルアミノピリジン(DMAP)およびピペ
リジノピリジン(PPY)が好ましい。これは、立体障
害のある2級アルコール、3級アルコールのエステル化
に有用である。不活性ガスとしては、アルゴンおよび窒
素ガスが好ましい。また、反応に当たり、反応温度は0
〜20℃、反応時間は1〜3時間が好ましい。このよう
にして得られた式(II)で表される24R,25−ジ
ヒドロキシビタミンD3誘導体は、24R125−ジヒ
ドロキシビタミンD3の24R位または3β位に下記の
式(V) −O−QC−R3−NH−R4(V) (式中、R,l、R,は前記と同じ基を示す)で表され
る残基が共有結合した化合物の混合物であり、必要に応
じてHPLC等により分離、精製するこができる。
さらに式[I[)で表される該24R,25一ジヒドロ
キシビタミンD3誘導体を、塩基存在の不活性溶媒中で
アミノ保護基の脱離操作(脱F m 。
C化)により、式(1)で表される24R,25−ジヒ
ドロキシビタミンD3アミノ酸誘導体とする。この保護
基の脱離操作を行うに当たり、用いられる塩基としては
、ピペリジン、モルホリン、エタノールアミン等があり
、特にモルホリンが好ましく、不活性溶媒としては、エ
タノール、メタノールが良く、特に無水エタノール、無
水メタノールが好ましい。また反応は不活性ガス霊気下
、遮光状態で行ない、反応温度は0〜20℃、反応時間
は1〜3時間が好ましい。式(II)で表される24R
,25−ジヒドロキシビタミンD3誘導体からして24
R,25−ジヒドロキシビタミンD3の24R位または
3β位に式〔V〕で表される残基が共有結合した化合物
の混合物を使用した時には、必要に応じてHPLC等に
より対応して生成する式(1)で表される2種の化合物
を単離生成すればよい。また前工程にて単離生成した1
種の式(IT)で表される化合物を使用した時には、必
要に応じてカラムクロマトグラフィー、TLC等の精製
手段を用いて精製してもよい。
また前述の合成工程において副生ずる24R225−ジ
ヒドロキシビタミンD3の24R位およびβ位に式(V
)で表される残基が共有結合した化合物は、希アルカリ
水溶液で加水分解処理することにより原料の24R,2
5−ジヒドロキシビタミンD3とすることができる。さ
らに前述の副生する化合物をモルホリン処理することに
より式、R3は前記と同じ基を示す)で表される化合物
が得られ、ハプテン化合物として利用することもできる
次いで、式(III)で表されるヨードの放射性同位元
素標識24R,25−ジヒドロキシビタミンD、誘導体
について述べる。R3については上述の式(1)におい
て説明したR8と同意味を示し、R6はヨードの放射性
同位元素を有する残基であり、用いられるヨードの放射
性同位元素としては、1251や+31 ■などが用い
られるが、好ましくは半減期の比較的長い125■が良
い。ヨード〔12513の放射性同位元素を有する残基
としては、3− (4−ヒドロキシ−3−ヨード(+2
5 r )フェニル)プロピオニル基、3− (3,5
−’;ヨーl’ (”I〕−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニル基、2−(4−ヒドロキシ−3−ヨード(
125T)フェニル)アセチル基、2− (3,5−ジ
ヨード(Its 1 ) −4−ヒドロキシフェニル)
アセチル基、2−ヨード(Its I)アセチル基、4
−ヨード(+251 )−ベンゾキシメチルカルボニル
基、N−置換−3−ヨード(Its J )チロシン残
基などが挙げられる。特に3−(4−ヒドロキシ−3−
ヨード(125■)フェニル)プロピオニル基および3
− (3,5−ショート(IZ51〕−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオニル基が好ましい。
ヨードの放射性同位元素標m24R,25−ジヒドロキ
シビタミンD3誘導体の製造においては、式(1)で表
される24R,25−ジヒドロキシビタミンD3アミノ
酸誘導体に、間接標識法(例えば、ポルトン−ハンター
試薬による方法)により放射性ヨードで標識せしめるこ
とにより、式(Ilr)で表されるヨードの放射性同位
元素標識24R,25−ジヒドロキシビタミンD、誘導
体を得る。ここでいう間接標識法とは、ヨードの放射性
同位元素を有する残基を構成成分とする後記の反応性誘
導体CVII )と、24R,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3アミノ酸誘導体を反応せしめ、放射性コードを
標識せしめた式(I[[)で表されるヨードの放射性同
位元素標識24R,25−ジヒドロキシビタミンD8誘
導体を得る方法である上記した反応性誘導体(VII 
)は、式%式%) で表され、R5は前述と同じ意味を示し、Xは、サクシ
ニイミディルーN−オキシ基、フタルゴミデイルーN−
オキシ基、5−ノルボルネン−2゜3−ジカルボキシイ
ミディルーN−オキシ基またはマレゴミデイルーN−オ
キシ基を示し、R5が3−(4−ヒドロキシ−3−ヨー
ド(1251)フェニル)プロピオニル基であり、Xが
サクシニルゴミデイルーN−オキシ基であるN−サクシ
ニルイミディル3−(4−ヒドロキシ−3−:l?−1
’(1251)フェニル)プロピオネートは−〔125
I〕ポルトン−ハンター試薬として市販されており、簡
便に使用できる。
例えば、この〔125I〕ポルトン−ハンター試薬を用
いて、弐(I)で表される24R,25−ジヒドロキシ
ビタミンD、アミノ酸誘導体に間接標識を行うために、
ヨードの放射性同位元素とアミノ基を介して共有結合せ
しめる際は、反応に用いるヨード(+!51)ポルトン
−ハンター試薬数pIIlO1e〜数−wloleに対
して、24R,25−ジヒドロキシビタミンD3アミノ
酸誘導体を500〜2000倍程度過剰に添加するのが
好ましく、特に1000倍で添加するのが好ましい。通
常、反応は0〜30℃、12〜72時間行えばよい。こ
こで、反応生成物であるヨード(Its T)の放射性
同位元素標識24R,25−ジヒドロキシビタミンD3
誘導体CI[[]は、RIA法またはCPBA法におけ
る利用率を高めるために、TLCまたは高性能液体クロ
マトグラフィー(HP L C)などでより純度を高く
することが好ましい。このようにして得られたヨード(
Its 1 )標m24R25−ジヒドロキシビタミン
D3誘導体は、エタノール溶液中に一20℃保存におい
てヨード〔125I〕の半減期である2ケ月以上安定で
あり、ラジオイムノアッセイに充分使用し得るものであ
った。この際、保存温度はできるだけ低温が良く5℃〜
−20℃以下、特に−20℃以下が好ましい。
溶媒はアルコール系、エーテル系が好ましく、保存の際
は不活性ガスで置換することが好ましい。
つぎに、ハブテンである24R,25−ジヒドロキシビ
タミンD3の抗体作製のために用いる、前述の如くに得
られた式(1)で表される24R125−ジヒドロキシ
ビタミンD、アミノ酸誘導体を担体蛋白質と結合させ、
それを動物に接種することにより24R,25−ジヒド
ロキシビタミンD、抗体を作製し得る。24R,25−
ジヒドワキシビタミンD3抗体を得るにあたり、まず抗
体作製のために用いるハプテンの免疫原性抗原を得るに
必要な担体蛋白質としては、例えば、単純蛋白質、ポリ
ペプチド、糖蛋白などの複合蛋白質等が挙げられ、単純
蛋白質としては生血端アルブミン(BSA)、ヒト血清
アルブミン、ヒト血清グロブリンなどがあり、ポリペプ
チドとしては、ポリリジン等で、糖蛋白としてはムコ蛋
白質等が挙げられる。中でも単純蛋白質が好ましく、特
に牛血清アルブミン、ヒト血清アルブミンが好ましい。
24R,25−ジヒドロキシビタミンD3アミノ酸誘導
体(1)と上述の担体蛋白質とを縮合剤、架橋剤の存在
下で共有結合せしめる。その際、縮合剤、架橋剤として
は、ジシクロカルボジイミド(DCC)、酸無水物、グ
ルタルアルデヒドなどが用いられるが、中でも特にDC
Cが好ましい。24R,25−ジヒドロキシビタミンD
3アミノ酸誘導体と担体蛋白質との結合比率は、一般に
多過ぎても少な過ぎても得られる抗体の力価が低下する
ため、担体蛋白質一分子当りにつき、24R,25−ジ
ヒドロキシビタミンD3アミノ酸誘導体を10〜40個
結合せしめるのが好ましい。
かくして得られる抗体作製のための上記の結合体は、動
物に接種して抗体を生産させることができる。動物に接
種するには、非経口的に投与する方法が採用され、例え
ば皮下または皮肉に注射することによって行われる。接
種する際には、例えば、上述の操作で得られた24R,
25−ジヒドロキシビタミンD3アミノ酸誘導体−担体
蛋白質の結合抗原を緩衝液または生理食塩水に溶解し、
同量のコンプリート・フロイント・アジュバント(Co
mplete feund’s adjuvant: 
C,F、 A)を加え、充分乳化した後、用いる溢血動
物の皮下、皮肉に投与し、1〜3週間毎に同一結合抗原
を約10回はど投与して免疫せしめる。また必要により
、結合抗原を免疫担当中枢器官である肺臓に直接接種し
てもよい。この間、一定期間毎に血中抗体価を測定しな
がら最高時点で全採血しこれを静置し、凝固せしめて遠
心分離し、24R,25−ジヒドロキシビタミンD、抗
体を含有する抗血清を得る。また、この場合に用いる溢
血動物としては抗体産生能のある動物であれば何れを用
いてもよく、大量の抗体を得るにはヤギ、ウシ、ヒツジ
等の大型動物を用いるのが好ましい。通常はニワトリ、
ウサギ、ラット、ラビット、マウスを用いるが、何ら限
定されるものではない。さらにこれらの被免疫動物から
得られた24R,25−ジヒドロキシビタミンD3抗体
を含有する抗血清から24R,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3抗体を得るには、通常用いられる抗体の精製手
段の方法によって行えばよく、例えば抗血清を硫安分画
し、次いでイオン交換クロマトグラフィーあるいはゲル
濾過によって精製・採取すればよい。
さらに24R,25−ジヒドロキシビタミンD3抗体を
得る別法としては、上述の24R,25−ジヒドロキシ
ビタミンD3アミノ酸誘導体−担体蛋白質の結合体抗原
を接種した動物の目的抗体産生肺臓細胞と株化された骨
髄腫細胞とを融合せしめて得られるハイブリドーマ(融
合細胞)が産生ずるモノクロナール抗体を製造する方法
を用いてもよい。特に、哺乳動物としてマウスを用いる
方法がよく利用されている。例えばマウス(Badb 
/ c )を用い、24R,25−ジヒドロキシビタミ
ンD3アミノ酸誘導体−担体蛋白質の結合抗原を緩衝液
または生理食塩水に溶解し、同量のコンプリート・フロ
イント・アジュバントを加えて混和懸濁した乳化液をマ
ウスの皮下に投与し、約1週間毎に複数回追加投与し、
感作を行なう。その後、最終感作の3〜5日後に細胞融
合の作業を行う。これは最終感作3〜5日後の肺臓にお
ける抗体産生前駆細胞を使用する細胞融合は、目的抗体
の産生能を有するハイブリドーマが最も得られやすいと
いわれているためであって、通常このような細胞が最も
多くなる最終感作後3日月頃の肺臓細胞が融合に用いら
れる。それ故、最終感作から3〜5日後に、24R,2
5−ジヒドロキシビタミンD3抗体産生細胞である肺臓
細胞を採取して、これを長期培養可能な株化骨髄腫細胞
と融合させる。長期培養可能な株化細胞とは、インビト
ロまたはインビボの条件下で長期間生育し増殖する免疫
グロブリンまたはその類縁蛋白質の産生細胞であればよ
く、通常は増殖が旺盛な腫瘍細胞株が用いられる。好ま
しい代表例を挙げると骨髄腫細胞株(ミエローマ細胞)
であるP3−NSI/1−Ag4−1、P3−X63−
Ag8U1、SP2/U−Ag14、MPCII−45
,6,TG、1.7等の細胞株が挙げられるが、本発明
においてはP3−X63−Ag8U1が好適である。こ
れらの細胞株は通常の細胞培養培地で培養保存される。
例えば培養は10%FC3添加RPM11640 (商
品名:RPM11640:フローラボラトリー社製)に
グルタミン、ピルビン酸、ペニシリン、ストレプトマイ
シン等を加えた培地で行い、保存には同じ培地にS−ア
ザグアニンを添加した培養液が用いられる。細胞融合に
際しては1回の融合に1〜3×l0L1個のミエローマ
細胞を使用すればよい。融合に用いられる抗体産生細胞
である肺臓細胞は、前記したような感作後のマウスを解
剖して肺臓をとり出し、細断した後、細胞用メソシュ上
ですりつぶし、肺臓細胞懸濁液を調製する。細胞は洗浄
等の処置をしてからミエローマ細胞との融合に使うが、
1回の融合には、通常1〜3X108個の細胞が使用さ
れる。細胞融合は上記の如くして得られた肺臓細胞とミ
エローマ細胞を混合して行われる。混合の割合は、経験
的にミエローマ細胞:肺臓細胞を1:3〜10の割合で
行われる。細胞融合はハイブリドーマ用培地で行われる
。融合に際しては、通常の細胞融合の方法、即ちセンダ
イウィルスやポリエチレングリコール(PEG)等の融
合促進剤を用いるのがよいことは言うまでもないが、本
発明においてはPEGの使用が最適である。このように
細胞促進剤を加えて融合した細胞を前記したハイブリド
ーマ用培地へ分注し、培養を行う。このようにしてマウ
ス肺臓細胞とマウスミエローマ細胞の融合が行われるが
、融合細胞のみを選択するためにHAT培地にて融合細
胞を識別増殖させる。HA T培地は前記したハイブリ
ドーマ用培地にヒポキサンチン、アミノプテリン、チミ
ジンを添加した培地である。このように選択したハイブ
リドーマは一般に細胞選択用プレートの1穴当り2個以
上のハイブリドーマが生育しており、2種以上抗体が分
泌される可能性があることや、他に抗体を分泌できない
ハイブリドーマが混在していたりするので、同一の性質
を有する細胞を得るために、個々のクローンを分離する
必要がある。即ち、クローン化(クローニング)を行う
ことが必要である。
クローン化の方法としては、限界希釈法や軟寒天法が用
いられるが、本発明においては限界希釈法が簡便である
このようにして得られた、高力価の24R,25−ジヒ
ドロキシビタミンD3抗体を分泌するハイブリドーマを
保存するのであれば、なるべく早い時期の内に凍結保存
するのがよい。凍結保存は通常の方法にしたがい、例え
ば凍結用小試験管やアンプルに細胞液を入れ、−80℃
のフリーザー中で凍結させて、更に液体窒素中にて保存
すればよい。さらに、ハイブリドーマ増殖法の一例とし
ては、予めプリスタン(pristan、2.6.10
.14tetrametylpentadecane、
アルドリッチ社製)を腹腔内投与したプリスタン処理マ
ウスの腹腔に、前記のハイブリドーマを投与し、約10
日後腹水を採取することにより抗体の大量調製を行うこ
ともできる。また該ハイブリドーマをウシ胎児血清含有
RPMI培地やダルベツコ変法イーグル培地等にて培養
してもよい。得られた抗体は通常用いられる精製手段、
例えば抗体を硫安分画し、次いでイオン交換クロマトグ
ラフィーあるいはゲル濾過やアフィニティークロマトグ
ラフィー等を行って、TgG分画を行う。このようにし
て精製された24R,25−ジヒドロキシビタミンD3
モノクロナール抗体を得ればよい。また、24R,25
−ジヒドロキシビタミンD3モノクロナール抗体産生細
胞を、組織適合性抗原を同じくする動物や無胸腺のヌー
ドマウスの体内で腫瘍として生育せしめ、これから採取
、精製してもよい。
さらに24R,25−ジヒドロキシビタミンD3の定量
に際し、24R,25−ジヒドロキシビタミンD3ポリ
クロナール抗体または24R,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3モノクロナール抗体(以下、−括して24R,
25−ジヒドロキシビタミンD3抗体と略すことがある
)は、そのままの可溶性の状態で用いてもよく、または
不溶性担体に固定化した固相体として用いてもよい。こ
のような固相体としては、不溶性担体と24R,25−
ジヒドロキシビタミンD3抗体とを、多官能性試薬を用
いて結合せしめ、且つこの結合抗体が24R,25−ジ
ヒドロキシビタミンD3に対して抗体活性を保持してい
ればよい。用いられる多官能性試薬としては、アミノ基
、水酸基、カルボキシル基、チオール基等の官能基と反
応し得る基を二以上有する多官能性試薬であればよく、
例えば、スクシンアルデヒド、グルタルアルデヒド、ア
ジポアルデヒド等のアルデヒド化合物、マロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸等のジカルボン酸または
その反応性誘導体、ヘキサメチレンジイソシアナート、
2,4−トルエンジイソシアナート等のジイソシアナー
ト化合物、ヘキサメチレンジイソチオシアナート等のジ
イソチオシアナート化合物、マレイミド安息香酸、マレ
イミドフェニル酢酸等のマレイミドカルボン酸またはそ
の反応性誘N 体、N、 N’ −エチレンビスマレイ
ミド、N、 N’ −0−フェニレンジマレイミド等の
シマレイミド化合物、ビスジアゾベンジジン、ジエチル
マロンイミデート、ジメチルアジピンイミデート、N、
N’ −ポリメチレンビスヨードアセトアミドや3− 
(2’ −ベンゾチアゾリル−ジチオ)プロピオン酸、
3−(2° −ピリジルジチオ)プロピオン酸等のチオ
カルボン酸化合物またはその反応性誘導体等が挙げられ
、これらの多官能性試薬は、24R,25−ジヒドロキ
シビタミンD3抗体のアミノ基、カルボキシル基、水酸
基、チオール基等の官能基との結合を考慮して選択すれ
ばよい。用いられる不溶性担体としては、用いる抗体を
結合させることができる多官能性試薬の官能基以外の他
の官能基と反応し得る基を導入せしめたものであればよ
く、例えばアルブミンやゼラチン等の不溶化蛋白質、ア
ガロース、セルロースやデキストリン等のエピクロルヒ
ドリン処理による不溶化多糖類や臭化シアン処理および
アミノ基導入を目的として、これに対応するスペーサー
が導入され、且つ不溶化されたアクリロニトリル、アク
リル酸、アクリル酸エステル、メタアクリル酸、メタア
クリル酸エステル、ビニルアルコール、酢酸ビニル、ス
チレン、アミノスチレン、クロルスチレン、マレイン酸
、フマル酸等の重合体または共重合体等の不溶性合成高
分子系担体やケイ素やアルミニウム等の無機化合物にア
ミノ基等の官能基導入の不溶性無機系担体が挙げられる
。また用いる不溶性担体は、単なる物理的な吸着作用に
より、24R,25−ジヒドロキシビタミンD、抗体を
結合し得るものであってもよい。これらの不溶性担体は
、通常少なくとも濾過等の手段により容易に単離できる
粒径のものがよく、例えば径1mm以上、好ましくは5
mm以上のものがよく、ビーズ状のものが繁用される。
また、ビーズ状の代わりに、抗原抗体反応管の管底部の
形状と相似した紡錘形の形状のものとして用いてもよい
24R,25−ジヒドロキシビタミンD、抗体にスペー
サー導入試薬を用いて反応し得る基を導入するに当たっ
ては、例えば、スクシンアルデヒド、グルタルアルデヒ
ド、アジボアルデヒド等のジアルデヒド化合物、ω−ア
ミノ酪酸、ω−アミノグルタミン酸の酸クロライド、ス
クシンイミドエステル、p−ニトロフェニルエステル等
の反応性誘導体、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸等のジカルボン酸化合物の反応性誘導体1ヘキ
サメチレンジアミン、デカメチレンジアミン等のジアミ
ン化合物、3− (2’ −ヒリシルージチオ)プロピ
オン酸、3− (2’ −ベンゾチアゾリル−ジチオ)
プロピオン酸等の反応性誘導体、S−アセチルメルカプ
トサクシニック・アンハイドライド、2−アミノエタン
チオール等のチオール化合物等のスペーサー導入試薬の
1個または2個以上を用いて新たにアルデヒド基、カル
ボキシル基、アミノ基、チオール基等の官能基を導入す
ればよい。
次いでこのような不溶性担体の反応し得る基に、24R
,25−ジヒドロキシビタミンD3抗体を直接または多
官能性試薬を用いて結合せしめるのであるが、縮合にお
いては、通常p)(E+、O〜8.5の緩衝液または有
機溶媒またはこれらの混合媒体中で0〜40℃にて各々
を反応せしめればよい。また別の固相体を製造する方法
としては、用いる不溶性担体の物理的な吸着能を利用し
て吸着固定化せしめてもよい。さらにこの24R,25
−ジヒドロキシビタミンD3の抗体産生に用いた動物の
血清に存在する通常の免疫グロブリン画分を用いて他種
の動物、特に大型哺乳動物に免疫せしめて得られた第二
抗体を用い、この第二抗体を不溶性担体に固定化せしめ
、次いでこれに24R25−ジヒドロキシビタミンD3
抗体を抗原抗体反応により結合せしめて得られる24R
,25−シヒドロキシビタミンD、抗体活性がほとんど
失活せしめることのない固定化手段によって固相体を得
てもよい。さらにこのようにして得られた固相体は、洗
浄、保存すればよい。
さらにまた上記の同相体を用いる代わりに24R225
−ジヒドロキシビタミンD3抗体を可溶性のままで用い
て、被検液中の24R,25−ジヒドロキシビタミンD
3を定量する場合には、予め一定量の式(III)で表
されるヨードの放射性同位元素標識24R,25−ジヒ
ドロキシビタミンD3誘導体が加えられた被検液に、最
適量の24R225−ジヒドロキシビタミンD3抗体を
添加することによって産生される上記の標識24R。
25−ジヒドロキシビタミンD3誘導体および被検液中
に存在する24R,25−ジヒドロキシビタミンD3と
24R,25−ジヒドロキシビタミンD3抗体との抗原
抗体反応結合体と未反応の標識24R,25−ジヒドロ
キシビタミンD3誘導体とを分離するために、24R,
25−ジヒドロキシビタミンD3抗体に対する特異的抗
体が用いられる。この特異的抗体は第二抗体とも呼ばれ
、第二抗体は例えば24R,25−ジヒドロビタミンD
3の抗体産生に用いた動物の血清に存在する通常の免疫
グロブリン画分を抗原として用い、これを公知の免疫手
段により他種の動物、特に大型哺乳動物の皮下、または
皮肉に注射して免疫し、その抗血清から得ることができ
る。この第二抗体は必要に応じて公知の精製手段により
抗血清から抗体を得てもよく、また抗血清の状態にて利
用することが簡便である。
さらに、上述の如く得られた24R,25−ジヒドロキ
シビタミンD、抗体とヨードの放射性同位元素標識24
R,25−ジヒドロキシビタミンD3誘導体を用いた被
検液中の24R,25−ジヒドロキシビタミンD3の定
量法を述べる。まず、24R,25−ジヒドロキシビタ
ミンD、lの含有量を測定しようとする被検液、例えば
ヒトの血清において、まず血清中の24R,25−ジヒ
ドロキシビタミンD3を抽出する。血清と同量の溶媒を
加えて攪拌・静置後、遠心分離にて抽出し、得られた上
清液を分離し、カラムクロマトグラフィーにて24R,
25−ジヒドロキシビタミンD3を粗精製し、24R,
25−ジヒドロキシビタミンD3の溶出画分を分取する
。さらに好ましくは、これをHPLCカラムにチャージ
し、溶出することにより精製するのがよい。24R,2
5−ジヒドロキシビタミンD3の溶出画分は、予めトリ
チウム〔3H〕の放射性同位元素標識24R,25−ジ
ヒドロキシビタミンD、を用いて確認しておきその両分
を集めて24R,25−ジヒドロキシビタミンD3を回
収する。この24R,25−ジヒドロキシビタミンD、
溶出画分を減圧乾燥し、アルゴンガスで置換し、さらに
エタノールに溶解し、被験液として測定に用いる。次い
で、該被験液中の24R,25−ジヒドロキシビタミン
D3を定量する。まず、該被験液に一定適量のヨードの
放射性同位元素標識24R,25−ジヒドロキシビタミ
ンD、誘導体を添加し、次いで最適量の24R,25−
ジヒドロキシビタミンD3抗体を加え、抗原抗体反応用
溶媒、例えばリン酸緩衝液やベロナール緩衝液中4〜5
℃程度にて約15時間〜72時間インキュベートして抗
体に対する放射性ヨード標識ハプテンと定置すべき無標
識ハプテンとの競争反応を惹起せしめる。その後、抗体
に対する放射性ヨード標識ハプテンと定量すべき無標識
ハプテンとの競争反応の結果、生成した抗原抗体結合体
、特にヨードの放射性同位元素標識25−ジヒドロキシ
ビタミンD3誘導体−24R25−ジヒドロキシビタミ
ンD、抗体の結合体(B)と、結合体形成に関与しない
で残存する未反応の遊離体(F)、特に未反応遊離体で
あるヨードの放射性同位元素標識24R,25−ジヒド
ロキシビタミンD3誘導体とを分離するために、デキス
トラン−チャコール法(DC法)により、濾過または遠
心分離(3000rpm、15m1n、)によりB−F
分離を行ない各々の放射活性を測定し、そのB/(B+
F)あるいはB/Fの放射活性を算出して、被検液中の
24.R,25−ジヒドロキシビタミンD3  (H)
の量を求める。
すなわち、Hの量が増大すれば、Bの放射活性は減少し
、Fの放射活性は増大する。したがって、未知量のHが
存在する条件下でBとFの放射活性を測定すれば、あら
かじめ既知量を用いて作製しておいた標準曲線から未知
量のHの量を測定できる。
また、B−F分離に当たって、用いる抗体が可溶性のま
まであり、第二抗体を用いる二抗体法を採用する場合に
は、競争反応後、第二抗体、さらに好ましくは第二抗体
を含有するTgG、必要に応じてキャリアーとして24
R,25−ジヒドロキシビタミンD3抗体作製に用いた
同一種の動物のTgGを加えて、1−12時間インキュ
ベートし、その後抗原抗体反応によって生成した結合体
を300OrpmlO〜30分程度の遠心分離で沈殿せ
しめた沈澱部分(B)とその上清部分(F)とを分別し
、洗浄した沈澱物または上清のいづれか一方の放射活性
を測定すればよい。
本測定によって、21)g/Tes t〜256pg/
Te5tまでの標準曲線が作製でき、この測定系におい
て、反応時間は5℃、16時間または37℃、1時間で
、迅速性を有し、反応後の処理操作は簡便であり、被検
液の希釈および添加回収試験も直線性をもつことから、
かなり高精度である。
また、従来より用いられているDBPを抗体の代わりに
使用しても、本発明中の24R,25−ジヒドロキシビ
タミンD3−ヨード(+zs 1 )放射性同位元素標
識誘導体と反応し、1〜32pg/ Te s tの間
で標識曲線が作製できる。DBPは、ニワトリ、ラット
、マウス、ウサギ、ヤギ、ヒツジ、ウシ、ヒトなどの血
清より得られる。
次いで、本発明の実施例および参考例を挙げて具体的に
述べるが、本発明は何らこれらによって限定されるもの
ではない。
参考例 1 血清0.5mj!に対してアセトニトリル0. 5ml
を用いポルテックスミキサーにて攪拌後30分静置した
。その後遠心分離(3000rpm、10m1n、)し
、得られた上滑液0.8mj2を分取した。その上清液
0.8mj!をセソプパソクC−18カートリッジカラ
ム(商品名、MILLIPORE、 Wasters社
製)にチャージし、含水アセトニトリルで溶出し、粗精
製した。その際、セップバソクC−18カートリッジカ
ラムは常法に従いエタノールで活性化し、50%アセト
ニトリルで平衡化したものを使用した。次に50%アセ
トニトリル4mlで洗浄し、次に64%アセトニトリル
4mlで溶出(1α−25ヒドロキシビタミンD3を含
む両分)し、次に73%アセトニトリル4mlでi出(
25−ヒドロキシビタミンD3.2425−ヒドロキシ
ビタミンD3を含む両分)し、73%アセトニトリル溶
出画分を減圧乾燥し、アルゴンガスで置換することによ
り24R,25一ジヒロキシビタミンD3画分を得た。
さらに好ましくは、この粗精製の両分をn−ヘキサン−
イソプロパツール(9: 1)の混合溶媒200μlに
溶解し、HPLCのZorbax−3IL (Dupo
nt社製)0.46X25cmカラムにチャージして同
溶媒で溶出することにより精製した。ここで、セソプバ
ソクC−18カートリッジカラムおよびHP L Cに
おける24R,25−ジヒドロキシビタミンD、の溶出
画分は、予めトリチウム〔3H〕の標識24R,25−
ジヒロキシビタミンD3  (26,27me t h
 y 1−3H)を用いて確認した。さらに、HPLC
における24R,25−ジヒドロキシビタミンD3の溶
出画分(Rt−5〜7m1n、)を減圧乾燥し、アルゴ
ンガスで置換した。この溶出画分をエタノール200μ
lに溶解し、測定にはその20μlを使用した。
本操作による24R,25−ジヒドロキシビタミンD3
の回収率は92%(n−18)であった。
実施例 1 24R,25−ジヒドロキシビタミンD3−3β−0−
(3−(N−フルオレニルメチルオキシカルボニル)ア
ミノ)プロピオン酸エステル〔以下、24R,25−(
OH)2 D、−3β−〇−β−Aha−Fmocと称
す〕及び24R225−ジヒロキシビタミンI)+  
 24R−0−(3−(N−フルオレニルメチルオキシ
カルボニル)アミノ)プロピオン酸エステル(以下、2
4R,25−(OH)2 D3−24R−0−β−Al
a−Fmocと称す〕の合成法3−(N−フルオレニル
メチルオキシカルボニル)アミノプロピオン酸〔以下、
β−Ala−Fmocと称す)11.6g (1,5X
0.0025mmole)とピバロイルクロリド4.6
2μ7! (1,5X0.025m  mole)及び
ジメチルピリジン〔以下、DMAPと称す〕4.57m
g (1,5X0.025m  mole)をアルゴン
霊気下無水テトラヒドロフラン〔以下、THFと称す)
2mn中−10°Cで混合反応させ、β−Ala−Fm
ocとピバロイルクロリドの混合酸無水物を生成させた
。約10分間−10°Cで保ち、24R,25−ジヒド
ロキシビタミンD3〔以下、24R,25−(OH)2
 D3と称す〕10、 4mg (0,025m  m
o l e)を加え、0℃で30分間、引き続き室温に
戻して1時間反応させた。この反応液を析出塩を除いた
後に減圧濃縮し、分取用シリカゲルTLC(Merk5
717 20X20 (H)cm  酢酸エチル−ヘキ
サン−2:1〕で分離・精製することによって目的とす
る24R,25−(OH)2 D3−3β−〇−Ala
−Fmocと24R,25−(OH) ! D3 24
 R−0−β−Aha−Fmocの混合物、原料24R
,25(OH)2 D3および24R,25−ジヒドロ
キシビタミンD3−ビス(3−(N−フルオレニルメチ
ルオキシカルボニル)アミノ)プロピオン酸エステル〔
以下、24R,25−(OH)t D3−Bis  (
β−A1a−Fmoc)と称す〕の粗製物が得られた。
得られた24R,25−(OH)2 D3−3β−〇−
β−A ] a−Fmo cと24R,25−(OH)
tDs  24R−〇−β−Ala−Fmocの混合物
は、HPLC(Zobax−3rL5%イソプロパノー
ルーヘキサン2mj!/分又はZorbax−ODSI
O%H20(CH3CN−メタノール−1: 1))2
ml17分を用いて分離・精製し、単一物を得た。
各生成物の収率は以下の通りである。
24 R,25−(OH) z D3 3β−0−β−
Ala−Fmoc         43.1%24R
,25(OH)z D3 24R−0−β−Ala−F
moc        12.7%24R,25−(O
H)2 D3−ビス(β−Ala−Fmoc)    
          33. 5%回収原料24R,2
5(OH2) D310、8% 各物質の物性: 24R,25−(OH) 2D3−3β−0−β−Al
a−Fmoc NMRδ(CDCIla ) I)I)mo、55 (
3H,s) 、0.94 (3H,d)、1.17  
(3H,s) 、1.21  (3H,s)、2.17
〜2.24 (IH,m) 、2.35〜2.42 (
2H,m) 、2.53〜2.60 (3Hm) 、2
.77〜2.81  (L H,m)、3.31〜3.
35 (IH,m) 、3.44〜3.49 (2H,
m) 、4.19〜4.38(3H,m) 、4.85
 (IH,d) 、4.98〜5.02 (IH,m)
 、5.07 (LH。
m) 、5.27〜5.30 (IH,b) 、6゜0
3  (IH,d) 、6.21  (IH,d) 、
729〜7.77 (8H,m) EtOH UVλ     (nm)299. 7.265.2a
x HP L C。
■Zorbax−3IL50%イソプロパノ−ルーヘキ
サン、2m A 7分 Rt:14.0分 ■Zorbax−ODSIO%H20(CH3CHI−
メタノール−1: 1) 、2m1./分Rt78.4
分 24 R,25−(OH)  2  I)l−24RO
−β−Ala−Fmoc NMRδ (CDCJz )  ppm0、 52  
(3H,s)  、0.92  (3H,d)  、1
、 19  (3H,s)  、1.21  (3H,
s)  、2、 15〜2. 17  (IH,m) 
 、2.25〜2.28  (LH,m)  、2.3
0〜2.38  (IH,m)  、2.55〜2.6
1  (3H,m)、2. 79〜2.83  (LH
,m)  、3.48〜3.56  (2H,m)  
、3.93〜3.95(IH,m)  、4.20〜4
.39  (3H,m)、4. 80  (LH,d)
  、4. 82〜4.85(IH,m)  、5. 
02  (LH,m)  、5. 49  (IH,b
)  、6. 01  (LH,d)  、6゜22 
 (IH,d)7.29〜7.77(8H。
m) HPLC; ■条件上記に同じ、Rt:18.4分 ■条件上記に同じ、Rt:6.5分 24R,25−(OHz )Ds−ビス(β−ALa−
Fmoc) NMRδ(CDCI13 ) pI)mo、52 (3
H,s) 、0.92 (3H,d)、1.19 (3
H,s) 、1.21 (3H,s)、2.17〜2.
22 (IH,m) 、2.35〜2.41  (2H
,m) 、2.53〜2.61  (5H,m) 、2
.75〜2.78 (IH,m)、3.44〜3.57
 (4H,m) 、4.18〜4. 39  (6H,
m)  、 4. 83〜4. 85(2H,m)  
、4. 98〜5. 01  (LH,m)、 5. 
04  (IH,m)  、 5. 28〜5. 30
(IH,b)  、5. 48〜5. 51  (LH
,b)、6. 00  (11−1,d)  、6. 
20  (IH,d)、7. 29〜7. 77  (
16H,m)実施例 2 (l124R,25−ジヒドロキシビタミンD、−3β
−0−(3−アミノ)プロピオン酸エステル〔以下、2
4R,25−(OH)2 D3−3β−0−β−Ala
と称す〕の合成実施例1で得られた24R,25(OH
)zD3−3β−0−β−Ala−Fmoc2.4mg
 (3,38X 10−3m  mo l e)をエタ
ノール1m7!に熔かし、その溶液にモルホリン1mj
2を加え、室温下2時間反応させる。反応液を減圧留去
後残渣をLH−20(ファルマシア社製8mj!!H!
O)にチャージし、精製水3 Q m I!で残存する
モリホンを洗い出した。目的物をメタノールで溶出し、
そのフラクションを減圧濃縮し、AI)rep−NH2
(アマージャム製50 Qmgヘキサン−ジクロロメタ
ン−1=1〕にチャージし、ヘキサン1:1ジクロロメ
タン20 m 12で洗浄した後、エタノールで溶出し
て目的物を得た。
回収率 25.4% ニンヒドリン呈色 陽性 (2124R,25−ジヒドロキシビタミンD3−24
R−0−(3−アミノ)プロピオン酸エステル〔以下、
24R,25−(OH)Z D324R−0−β−Al
aと称す〕の合成上記(11において24R,25−(
OH)2 D3−3β−0−β−Ala−Fmocの代
わりに、2.4R,25(OH) z D3  24R
O−β−Ala−Fmocを用い、その他は同様の操作
を行って目的物を得た。
回収率 40% EtOH UVλmax      265.4βm実施例 3 (1)ヨード(+257)放射性同位元素標識24R2
5−ジヒドロキシビタミンD3誘導体(24R,25−
ジヒドロキシビタミンD、−3β−O−(3−(N−3
−(4−ヒドロキシ−3−ヨード(+25  r)フェ
ニル)プロピオニル〕アミノ)プロピオン酸エステルの
合成 実施例2の(1)で得られた24R,25−(OH)Z
D3−3β−0−β−Alaのエタノール溶液(66、
35n    mole/100.c+#  エタノ 
−ル)に、THF20μl、及びトリエチルアミン3Q
Qp  mole/2,1jNTHFを加え、さらGこ
ヨード(1251)ポルトン−ハンター試薬(NENl
!  NEX−120−10,2200C4/m  m
ole)50.c+ci/30p  mole/15μ
lヘンゼンを加えて、アルゴン霊気下、遮光して室温で
24時間反応させた。反応液をHPLCによって分離・
精製することによって目的物を得た。
HPLC ■Zorbax−ODS  15%水−メタノール、1
 m !! 7分、Rt :12.O〜13.3分 ■Zorbax−3IL  20%イソプロパノ−ルー
ヘキサン、I m l! 7分、Rt:12゜6〜17
.2分 放射能回収率 29.9μC4(59,7%)(2)2
4R,25−ジヒドロキシビタミンD3−24R−0−
(3−(N−3−(4−ヒドロキシ−3−ヨード(It
s 1 )フェニル)プロピオニルコアミノ)プロピオ
ン酸エステルの合成上記(1)において24R,25−
(OT(z)D+ −3β−0−β−Alaの代わりに
実施例2(l)で得た24R,25−(OHM)D3−
24−R−0−一β−Alaを用いた他は同様に操作し
て目的物を得た。
HPLC ■条件上記に同じ、Rt:9,9〜11.3分■条件上
記に同じ、Rt:11.3〜14.8分 放射能回収率 53.9% 実施例 4 24R,25−(OH)Z Dffのヨード(125■
〕標識化合物を用いた2 4R,25(OH)2D3の
標準曲線の作製 24R,25−(OH)! D3の標準エタノール溶液
の濃度を調整し、11024p/20.ci!、128
βg/20μl、64βg/μm32pg/pl、16
βg/20ttl、8βg/20pl、4βg/20.
uj!、2βg/20pH及びブランクOとした。各濃
度の標準液20μlをチューブ2本にそれぞれ分注し、
次に抗酸化剤としてトコフェロールを含有するヨード(
Its l)標識24R,25(OH)2 Ds誘導体
のエタノール溶液を各チューブに20μj! (約13
. 000 cpm)ずつ分注した。さらにpH8,6
のトリス緩衝液で希釈したDBP (ビタミンDバイン
ディングプロティン)を各チューブに17!づつ加え、
攪拌後。5℃で一晩(約20−24時間)静置した。そ
の後、デキストランチャコール溶液200μlを加え攪
拌し、15分毎に攪拌を繰り返し、30分間、5℃でイ
ンキュベーションを行った。
その後、300Orpmで15分間遠心分離によりB−
F分離を行い、上清1ml!を別チューブに分取し、オ
ートウェルγ−カウンタにて測定する。得られた各チュ
ーブのカウントの平均をプロットして標準曲線を作製す
ることができる。その結果を図に示す。
〔発明の効果〕
以上に述べた如く、本発明は高放射エネルギーを有し、
汎用性において優れている放射性ヨードで標識された2
4R,25−ジヒロキシビタミンD、誘導体を提供でき
るものである。従来は、単位時間当りの放射エネルギー
の低いβ線放出核種であるトリチウム〔3H〕による種
々のビタミンD、標識化合物が存在した。しかしトリチ
ウム〔3H)と同様にラジオイムノアッセイに汎用され
る放出エネルギーの高いγ線放出核種のヨード〔25I
〕およびリン(” P )で標識されたビタミンD3誘
導体は、ビタミンDの特徴でもある共役トリエン構造の
不安定さゆえ、ラジカル反応を誘発し自己分解を起こす
と考えられ、現在まで報告されていなかった。しかるに
、本発明者により提供されるヨード〔125I〕で標識
された24R125−ジヒドロキシビタミンD3誘導体
はT線による構造的分解を起こすことなく非常に安定で
あり、ラジオイムノアッセイに利用し得るものであるこ
とを見出した。
一般にビタミンD3は、生体内において肝臓もしくは腎
臓によって代謝され、活性型のビタミンD3となる。こ
れらの活性型のビタミンD3 (25−ヒドロキシビタ
ミンD1.1α、25−ジヒドロキシビタミンD3)や
、1α−ヒドロキシビタミンD3.1α、24−ジヒド
ロキシビタミンD3などの活性型ビタミンD、類は、臨
床的に粗に症、骨軟化症等の治療剤薬として用いられ、
あるいはその開発が行われている。これらの薬物の臨床
用量は、その強い整理作用の為通常著しく少ない。一方
、薬理作用は薬物の血清中濃度、組織中濃度と相関を有
しており、特にヒトにおける薬物の血清中濃度の測定は
臨床上極めて重要な意義を有する、これにより、本発明
は臨床上、活性型ビタミンD3類を測定する上で高い利
用価値を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は、24 R,25(OH) 2 D3の標準曲線
である。 手続ネFTT正書 ■、事件の表示 昭和 G3年 特許側 第251661号2、発明の名
称 新規な24R,25−ジヒドロキシビタミンD3誘導体
及びその製造法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 静岡県田方郡大仁町二福632番地の1名称 東
洋醸造株式会社 4、代理人 〒170 東京都豊島区北大塚2−25−1 5、補正の対象 (1)明細書の特許請求の範囲の欄 (2)明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (1)、明細書の特許請求の範囲を別紙の通り訂正する
。 (2)、明細書第7真上から8行目「24R125ヒド
ロキシ」とあるをr24R,25−ジヒドロキシ」と訂
正する。 (3)、明細書第8頁上から3行目r24R,25ビタ
ミンp3」とあるをr24R,25−ジヒドロキシビタ
ミンD、+Jと訂正する。 (4)、同真下から3行目[25−ヒドロキシビタミン
D3Jとあるを「25−ジヒドロキシビタミンD、」と
訂正する。 (5)、明細書第10頁上から9行目「いてラジオイミ
ノアッセイ」とあるを「いてラジオイムノアッセイ」と
訂正する。 (6)、同頁上から10行目[25−ヒドロキシビタミ
ンD3Jとあるをr24−R,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3Jと訂正する。 (7)、同真下から4行目「25−ヒドロキシビタ」と
あるをr24R,25−ジヒドロキシビタ」と訂正する
。 (8)、明細書筒1 正する。 [ 2頁の構造式を下記のごとく訂 (lω、明細書第13頁の構造式を下記のごとく訂正す
る。 「 」 (9)、同真下から9行目「(式中、R1+R1は」と
あるを[(式中、RII+ R21は」と訂正する。 (IQ、同頁下から10行目[(式中、R,、R,は何
れか」とあるを[(式中、R+z、Rt□は何れか」と
訂正する。 0a、明細書第14真下から2行目「式(1)のR,は
」とあるを「式(1)のR3は」と訂正する。 01、明細書第15頁上から7行目r R+は直鎖状炭
素」とあるを「R2は直鎖状炭素」と訂正する。 (14)、明細書第22真下から9行目[式中、R,、
R,は−OCRa  N Hz Jとあるを「式中、R
6,R?は−0−Co−RffNH2基」と訂正する。 (国、明細書第23頁下から1行目「ヒドロキシビタミ
ンD3誘導体」とあるを「ヒドロキシビタミンD3誘導
体〔■〕」と訂正する。 00、明細書第25@上から5行目「プロピオネートは
−(+2SIJとあるを「プロピオネートはヨード〔1
25■」と訂正する。 0η、明細書第27真下から7行目「ジシクロカルボシ
イ」とあるを「ジシクロヘキシカル力ルボジイ」と訂正
する。 OL同頁下から3行目「ミノ酸誘導体」とあるを「ミノ
酸誘導体〔■〕」と訂正する。 091、明細書第28頁上から2行目「誘導体を」とあ
るを「誘導体(1)を4と訂正する。 QII11明細書第32真上から9行目「ポリエチレン
」とあるを1ポリエチレン」と訂正する。 (21)、明細書第45頁上から10行目「参考例1」
とあるを「参考例 l 血清中の24R,25(OH)
z D:+の抽出・精製法」と訂正する。 (22)、明細書第46真上から3行目[(1α25ヒ
ドロキシビタミン」とあるを「(1α、25−ジヒドロ
キシビタミン」と訂正する。 (23)、同頁−ヒから6行目「25−ヒドロキシビタ
ミン」とあるを「25−ジヒドロキシビタミン」と訂正
する。 (24)、明細書第47頁上から10行目[β−〇(3
−(N−Jとあるを「β−0−(3−(N」と訂正する
。 (25)、同頁下から6行目IO−(3−(N−フルオ
レ」とあるをr (3−(N−フルオレ」と訂正する。 (26)、明細書第53真上から9行目「3β−0(3
−アミノ)」とあるを「3β−(3−アミノ)」と訂正
する。 (27)、同頁下から1行目「減圧濃縮し、Ap」とあ
るを「減圧濃縮し、AmpJと訂正する。 (28)、明細古筆55頁上から1行「Iと2行目との
間に「ニンヒドリン呈色  陽性」を挿入する。 (29)、同頁上から6行目r−0− (3−(N−J
とるをr−(3−(N−Jと訂正する。 「(l)式 %式%(91 (式中、R+ 、R2は何れが一方が水酸基で他方が一
〇  Co  Rz  NHzを示し、R4は炭素DI
〜10のアルキレン基を示す)で表される新規な24R
,25−ジヒドロキシビタミンD3アミノ酸誘導体。 (2)式 (式中、R−4,R,、は何れか一方が水酸基で他方が
−0−Co  Ra  NTI  Rsを示し、R3は
炭素数1〜10のアルキレン基、R4はアミノ保護基を
示す)で表される24R,25−ジヒドロキシビタミン
D3誘導体を、塩基存在の不活性溶媒中でアミン保護基
を脱^Uせしめることを特徴とする式、 (式中、R,、R2は何れか一方が水酸基で他方が−0
−CO−R3−N R2を示し、R3は炭素数1〜IO
のアルキレン基を示す)で表される新規な2/IR,,
25−ジヒドロキシビタミンD3アミノ酸誘導体の製造
法。 (3)アミノ保31基が、9−フルオレニルメチルオキ
シカルボニル基である請求項2記載の製造法。 (4)式 (6)ヨードの放射性同位元素を有する残基が、3(4
−ヒ1′ロキシー3−ヨード〔125I〕−フェニル)
プロピオニル基又は3− (3,5−ショート[l2J
)−4−ヒドロキシフェニル〕プロピオニル基である請
求項4記載のヨードの放射性同位元素標識24R,25
−ジヒドロキシビタミンD3誘導体。 (7)被験液に、式 (式中、RJ 2 +  RZ 2は何れか一方が水酸
基で他方が−o−co−R3−NH−R5を示し、R3
は炭素数1〜10のアルキレン基、R5はヨードの放射
性同位元素を有する残基を示す)で表されるヨードの放
射性同位元素標識24R,25−ジヒドロキシビタミン
D、誘導体。 (5)ヨードの放射性同位元素が、1′夏である請求項
4記載のヨードの放射性同位元素標識24R225−ジ
ヒドロキシビタミンD3誘導体。 (式中、RJJ、l R22は何れか一方が水酸基で他
方が−OCo  R3NHR5を示し、R3しま炭素数
1〜10のアルキレン基、R2はヨードの放射性同位元
素を有する残基を示す)で表されるヨードの放射性同位
元素標m24R,25−ジヒドロキシビタミンD3と2
4R,25−ジヒドロキシビタミンD3抗体またはビタ
ミンDバインディングプロティン(DBP)と反応せし
めて生成する該ヨードの放射性同位元素標識24R,2
5ジヒドロキシビタミンD3誘1体−24R,25−ジ
ヒドロキシビタミンD3抗体結合体または該ヨードの放
射性同位元素標識24R,25−ジヒドロキシビタミン
D3誘導体−ビタミンDバインディングプロティン結合
体と未反応該ヨードの放射性同位元素標識24R,25
−ジヒドロキシビタミンD3誘導体と分離し、次いで分
離したいずれか一方の放射性同位元素である標識ヨード
の量を定量することを特徴とする該被験液中の24R5
25−ジヒドロキシビタミンD3の定量法。」以上 手続補正書 1、事件の表示 昭和 63年 特許願 第251661号2、発明の名
称 新規な24R,25−ジヒドロキシビタミンD3誘導体
及びその製造法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 静岡県田方郡大仁町三福632番地の1名称 東
洋醸造株式会社 4、代理人 〒170 東京都豊島区北大塚2−25−1 5、補正の対象 平成1年11月10日付提出の手続補正書の6、補正の
内容 手続補正書第6ページ(24)の項を下記のように訂正
する。 明細書第47真上から10行目「β−0−(3(N−」
とあるを[β−(3−(N−Jと訂正する。 以上

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は何れか一方が水酸基で他方が
    −O−CO−R_3−NH_2を示し、R_3は炭素数
    1〜10のアルキレン基を示す)で表される新規な24
    R、25−ジヒドロキシビタミンD_3アミノ酸誘導体
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は何れか一方が水酸基で他方が
    −O−CO−R_3−NH−R_4を示し、R_3は炭
    素数1〜10のアルキレン基、R_4はアミノ保護基を
    示す)で表される24R、25−ジヒドロキシビタミン
    D_3誘導体を、塩基存在の不活性溶媒中でアミノ保護
    基を脱離せしめることを特徴とする、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は何れか一方が水酸基で他方が
    −O−CO−R_3−NH_2を示し、R_3は炭素数
    1〜10のアルキレン基を示す)で表される新規な24
    R、25−ジヒドロキシビタミンD_3アミノ酸誘導体
    の製造法。
  3. (3)アミノ保護基が、9−フルオレニルメチルオキシ
    カルボニル基である請求項2記載の製造方法。
  4. (4)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は何れか一方が水酸基で他方が
    −O−CO−R_3−NH−R_5を示し、R_3は炭
    素数1〜10のアルキレン基、R_5はヨードの放射性
    同位元素を有する残基を示す)で表されるヨードの放射
    性同位元素標識24R、25−ジヒドロキシビタミンD
    _3誘導体。
  5. (5)ヨードの放射性同位元素が、^1^2^5Iであ
    る請求項4記載のヨードの放射性同位元素標識24R、
    25−ジヒドロキシビタミンD_3誘導体。
  6. (6)ヨードの放射性同位元素を有する残基が、3−(
    4−ヒドロキシ−3−ヨード〔^1^2^5I〕−フェ
    ニル)プロピオニル基又は3−(3,5−ジョード〔^
    1^2^5I〕−4−ヒドロキシフェニル〕プロピオニ
    ル基である請求項4記載のヨードの放射性同位元素標識
    24R、25−ジヒドロキシビタミンD_3誘導体。
  7. (7)被検液に、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は何れか一方が水酸基で他方が
    −O−CO−R_3−NH−R_5を示し、R_3は炭
    素数1〜10のアルキレン基、R_5はヨードの放射性
    同位元素を有する残基を示す)で表されるヨードの放射
    性同位元素標識24R、25−ジヒドロキシビタミンD
    _3と24R、25−ジヒドロキシビタミンD_3抗体
    またはビタミンDバインディグプロテイン(DBP)と
    反応せしめて生成する該ヨードの放射性同位元素標識2
    4R、25−ジヒドロキシビタミンD_3誘導体−24
    R、25−ジヒドロキシビタミンD_3抗体結合体また
    は該ヨードの放射性同位元素標識24R、25−ジヒド
    ロキシビタミンD_3誘導体−ビタミンDバインディン
    グプロテイン結合体と未反応該ヨードの放射性同位元素
    標識24R、25−ジヒドロキシビタミンD_3誘導体
    と分離し、次いで分離したいずれか一方の放射性同位元
    素である標識ヨードの量を定量することを特徴とする該
    被検液中の24R、25−ジヒドロキシビタミンD_3
    の定量法。
JP63251661A 1988-10-05 1988-10-05 新規な24r,25−ジヒドロキシビタミンd↓3誘導体及びその製造法 Pending JPH02101060A (ja)

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EP89310233A EP0363211B1 (en) 1988-10-05 1989-10-05 1Alpha or 24R,25-Dihydroxy vitamin D3 derivatives, process for their production and assay method using the same
DE68916608T DE68916608T2 (de) 1988-10-05 1989-10-05 1-Alpha oder 24R, 25-Dihydroxyvitamin-D3-Derivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und Bestimmungsmethode unter Verwendung derselben.
US07/417,313 US5117018A (en) 1988-10-05 1989-10-05 1α (or 24R), 25-dihydroxy vitamin D3 derivatives
US07/827,151 US5214170A (en) 1988-10-05 1992-01-27 Radioisotope iodine-labeled 1α (or 24R), 25-dihydroxy vitamin D3

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017537331A (ja) * 2014-12-08 2017-12-14 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft ビタミンdの測定法

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JP2017537331A (ja) * 2014-12-08 2017-12-14 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft ビタミンdの測定法
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