JP2017535267A5 - - Google Patents
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Description
種々の刊行物、特許、及び特許出願が本明細書中に引用されており、その開示は、その全体が引用により組み込まれている。
(7. 配列表)
本件出願は、以下の構成の発明を提供する。
(構成1)
ウイルスのオープンリーディングフレーム(「ORF」)を、該ORFの野生型の位置とは別の位置に保持するよう操作されたアレナウイルスゲノムセグメントであって:
(i)ヌクレオプロテイン(「NP」)をコードするORFが、アレナウイルス5’非翻訳領域(「UTR」)の制御下にあるSセグメント;
(ii)マトリックスタンパク質Z(「Zタンパク質」)をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(iii)RNA依存性RNAポリメラーゼL(「Lタンパク質」)をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(iv)ウイルスの糖タンパク質(「GP」)をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;
(v)Lタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;
(vi)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;
(vii)GPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(viii)NPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(ix)Lタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(x)GPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント;
(xi)NPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント;及び
(xii)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメントからなる群から選択される、前記アレナウイルスゲノムセグメント。
(構成2)
前記アレナウイルス3’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの3’UTRであり、かつ前記アレナウイルス5’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの5’UTRである、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント。
(構成3)
構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメントのcDNA。
(構成4)
構成3記載のcDNAを含むDNA発現ベクター。
(構成5)
構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント、構成3記載のcDNA、又は構成4記載のベクターを含む宿主細胞。
(構成6)
Sセグメント及びLセグメントを含むように、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント、及び第二のアレナウイルスゲノムセグメントを含む、アレナウイルス粒子。
(構成7)
感染性かつ複製可能である、構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成8)
弱毒化されている、構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成9)
感染性ではあるが、非補完細胞において感染性の子孫をさらに生じさせることはできない、構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成10)
GP、NP、Zタンパク質、及びLタンパク質をコードする4つのORFのうちの少なくとも1つが、除去されているか、又は機能的に不活性化されている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成11)
GP、NP、Zタンパク質、及びLタンパク質をコードする4つのORFのうちの少なくとも1つが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成12)
GP、NP、Zタンパク質、及びLタンパク質をコードする4つのORFのうちの1つのみが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成13)
GPをコードするORFが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成14)
NPをコードするORFが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成15)
Zタンパク質をコードするORFが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成16)
Lタンパク質をコードするORFが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成17)
前記異種ORFが、レポータータンパク質をコードする、構成11〜16のいずれか1記載のアレナウイルス粒子。
(構成18)
前記異種ORFが、感染性の生物、腫瘍、又はアレルゲン由来の抗原をコードする、構成11〜17のいずれか1記載のアレナウイルス粒子。
(構成19)
抗原をコードする前記異種ORFが、ヒト免疫不全ウイルス抗原、C型肝炎ウイルス抗原、水痘帯状疱疹ウイルス抗原、サイトメガロウイルス抗原、結核菌抗原、及び腫瘍関連抗原から選択される、構成18記載のアレナウイルス粒子。
(構成20)
前記アレナウイルス粒子の増殖又は感染力が、前記アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFにより影響されない、構成11〜18のいずれか1記載のアレナウイルス粒子。
(構成21)
構成3記載のcDNAを転写することを含む、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメントを生成させる方法。
(構成22)
構成6記載のアレナウイルス粒子を産生させる方法であって、
(i)構成3記載のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)前記第二のアレナウイルスゲノムセグメントのcDNAを含むプラスミドを、該宿主細胞にトランスフェクトすること;
(iii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iv)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
(構成23)
前記Lセグメント及び前記Sセグメントの転写が、双方向性プロモーターを用いて行われる、構成22記載の方法。
(構成24)
アレナウイルスポリメラーゼをコードする1以上の核酸を、宿主細胞にトランスフェクトすることをさらに含む、構成22記載の方法。
(構成25)
前記アレナウイルスポリメラーゼが、Lタンパク質である、構成22記載の方法。
(構成26)
NPタンパク質をコードする1以上の核酸を、前記宿主細胞にトランスフェクトすることをさらに含む、構成22又は24記載の方法。
(構成27)
前記Lセグメント及び前記Sセグメントの転写が、それぞれ:
(i)RNAポリメラーゼIプロモーター;
(ii)RNAポリメラーゼIIプロモーター;及び
(iii)T7プロモーター
からなる群から選択されるプロモーターの制御下にある、構成22記載の方法。
(構成28)
構成10又は11〜16記載のアレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体を含むワクチン。
(構成29)
構成10又は11〜16記載のアレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体を含む医薬組成物。
(構成30)
リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス(「LCMV」)由来である、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント、又は構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成31)
前記LCMVが、MPステイン、Armstrong株、又はArmstrongクローン13株である、構成30記載のアレナウイルスゲノムセグメント又はアレナウイルス粒子。
(構成32)
フニンウイルスワクチンCandid #1、又はフニンウイルスワクチンXJクローン3株由来である、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント、又は構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成33)
1つのLセグメント及び2つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、該3分節型アレナウイルス粒子の増殖が、I型インターフェロン受容体、II型インターフェロン受容体、及び組換え活性化遺伝子1(RAG1)を欠き、かつ10 4 PFUの該3分節型アレナウイルス粒子に感染しているマウスにおける70日間の持続感染後に、複製可能な2分節型ウイルス粒子をもたらさない、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(構成34)
2つのアレナウイルスORFを、2つの別のセグメント上にではなく単一のセグメント上に一体化する、前記2つのSセグメントのセグメント間組換えが、ウイルスのプロモーター活性を抑制する、構成33記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成35)
2つのLセグメント及び1つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、該3分節型アレナウイルス粒子の増殖が、I型インターフェロン受容体、II型インターフェロン受容体、及び組換え活性化遺伝子1(RAG1)を欠き、かつ10 4 PFUの該3分節型アレナウイルス粒子に感染しているマウスにおける70日間の持続感染後に、複製可能な2分節型ウイルス粒子をもたらさない、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(構成36)
2つのアレナウイルスORFを、2つの別のセグメント上にではなく単一のセグメント上に一体化する、前記2つのLセグメントのセグメント間組換えが、ウイルスのプロモーター活性を抑制する、構成35記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成37)
前記2つのSセグメントのうちの1つが:
(i)NPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(ii)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(iii)Lタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(iv)GPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;
(v)LをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;及び
(vi)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント、
からなる群から選択される、構成33記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成38)
前記2つのLセグメントのうちの1つが:
(i)GPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(ii)NPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(iii)Lタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(iv)GPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント;
(v)NPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント;及び
(vi)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント、
からなる群から選択される、構成35記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成39)
前記アレナウイルス3’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの3’UTRであり、かつ前記アレナウイルス5’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの5’UTRである、構成37又は38記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成40)
前記2つのSセグメントが、(i)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ又は2つ;又は(ii)複製されたアレナウイルスORFを1つ又は2つ;又は (iii)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ及び複製されたアレナウイルスORFを1つ含む、構成33記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成41)
前記2つのLセグメントが、(i)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ又は2つ;又は(ii)複製されたアレナウイルスORFを2つ;又は(iii)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ及び複製されたアレナウイルスORFを1つを含む、構成35記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成42)
前記異種ORFが、感染性の生物、腫瘍、又はアレルゲン由来の抗原をコードする、構成40又は41記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成43)
抗原をコードする前記異種ORFが、ヒト免疫不全ウイルス抗原、C型肝炎ウイルス抗原、水痘帯状疱疹ウイルス抗原、サイトメガロウイルス抗原、結核菌抗原、及び腫瘍関連抗原から選択される、構成42記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成44)
少なくとも1つの異種ORFが、蛍光タンパク質をコードする、構成40又は41記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成45)
前記蛍光タンパク質が、緑色蛍光タンパク質又は赤色蛍光タンパク質である、構成44記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成46)
4つのアレナウイルスORFの全てを含み、かつ、感染性かつ複製可能である、構成33〜43のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成47)
4つのアレナウイルスORFのうちの1つ以上を欠き、感染性ではあるが、非補完細胞において感染性の子孫をさらに生じさせることはできない、構成33〜45のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成48)
4つのアレナウイルスORFのうちの1つを欠き、感染性ではあるが、非補完細胞において感染性の子孫をさらに生じさせることはできない、構成33〜45のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成49)
前記アレナウイルスが、GP ORFを欠く、構成46又は47記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成50)
1つのLセグメント及び2つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、第一のSセグメントが、アレナウイルス3’UTRの制御下にある位置にGPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス5’UTRの制御下にある位置に第一の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されており、かつ第二のSセグメントが、アレナウイルス3’UTRの制御下にある位置にNPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス5’UTRの制御下にある位置に第二の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されている、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(構成51)
1つのLセグメント及び2つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、第一のSセグメントが、アレナウイルス5’UTRの制御下にある位置にGPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス3’UTRの制御下にある位置に第一の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されており、第二のSセグメントが、アレナウイルス5’UTRの制御下にある位置にNPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス3’UTRの制御下にある位置に第二の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されている、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(構成52)
前記目的遺伝子が、感染性の生物、腫瘍、又はアレルゲン由来の抗原をコードする、構成50又は51記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成53)
前記目的遺伝子が、ヒト免疫不全ウイルス抗原、C型肝炎ウイルス抗原、水痘帯状疱疹ウイルス抗原、サイトメガロウイルス抗原、結核菌抗原、及び腫瘍関連抗原から選択される抗原をコードする、構成52記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成54)
少なくとも1つの目的遺伝子が、蛍光タンパク質をコードする、構成50又は51記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成55)
前記蛍光タンパク質が、緑色蛍光タンパク質又は赤色蛍光タンパク質である、構成54記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成56)
構成33、35、37、38、50、又は51のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子ゲノムのcDNA。
(構成57)
構成56記載のcDNAを含む、DNA発現ベクター。
(構成58)
構成33又は35記載の3分節型アレナウイルス粒子、構成56記載のcDNA、又は構成57記載のベクターを含む、宿主細胞。
(構成59)
弱毒化されている、構成33〜51のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成60)
構成33記載の3分節型アレナウイルス粒子を産生させる方法であって:
(i)前記Lセグメント及び2つのSセグメントの1つ以上のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iii)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
(構成61)
構成35記載の3分節型アレナウイルス粒子を産生させる方法であって:
(i)2つのLセグメント及び1つのSセグメントの1つ以上のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iii)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
(構成62)
1つのLセグメント及び2つのSセグメントの転写が、双方向性プロモーターを用いて行われる、構成60記載の方法。
(構成63)
2つのLセグメント及び1つのSセグメントの転写が、双方向性プロモーターを用いて行われる、構成61記載の方法。
(構成64)
アレナウイルスポリメラーゼをコードする1以上の核酸を、前記宿主細胞にトランスフェクトすることをさらに含む、構成60又は61記載の方法。
(構成65)
前記アレナウイルスポリメラーゼが、Lタンパク質である、構成62記載の方法。
(構成66)
NPタンパク質をコードする1以上の核酸を、宿主細胞にトランスフェクトすることをさらに含む、構成60、61、62、又は63記載の方法。
(構成67)
前記Lセグメント、及び前記2つのSセグメントの転写が、それぞれ:
(i)RNAポリメラーゼIプロモーター;
(ii)RNAポリメラーゼIIプロモーター;及び
(iii)T7プロモーター、
からなる群から選択されるプロモーターの制御下にある、構成60記載の方法。
(構成68)
2つのLセグメント、及び前記Sセグメントの転写が、それぞれ:
(i)RNAポリメラーゼIプロモーター;
(ii)RNAポリメラーゼIIプロモーター;及び
(iii)T7プロモーター、
からなる群から選択されるプロモーターの制御下にある、構成61記載の方法。
(構成69)
2分節型アレナウイルス粒子と同じトロピズムを有する、構成33〜51のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成70)
複製欠損性のものである、構成33〜51のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成71)
構成33〜51、69、又は70のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体、を含むワクチン。
(構成72)
構成33〜51、69、又は70のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体、を含む医薬組成物。
(構成73)
LCMV由来である、構成33〜51、69、又は70のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成74)
前記LCMVが、MPステイン、Armstrong株、又はArmstrongクローン13株である、構成73記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成75)
フニンウイルスワクチンCandid #1、又はフニンウイルスワクチンXJクローン3株由来である、構成33〜51、69、又は70のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(7. 配列表)
(構成1)
ウイルスのオープンリーディングフレーム(「ORF」)を、該ORFの野生型の位置とは別の位置に保持するよう操作されたアレナウイルスゲノムセグメントであって:
(i)ヌクレオプロテイン(「NP」)をコードするORFが、アレナウイルス5’非翻訳領域(「UTR」)の制御下にあるSセグメント;
(ii)マトリックスタンパク質Z(「Zタンパク質」)をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(iii)RNA依存性RNAポリメラーゼL(「Lタンパク質」)をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(iv)ウイルスの糖タンパク質(「GP」)をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;
(v)Lタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;
(vi)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;
(vii)GPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(viii)NPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(ix)Lタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(x)GPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント;
(xi)NPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント;及び
(xii)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメントからなる群から選択される、前記アレナウイルスゲノムセグメント。
(構成2)
前記アレナウイルス3’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの3’UTRであり、かつ前記アレナウイルス5’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの5’UTRである、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント。
(構成3)
構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメントのcDNA。
(構成4)
構成3記載のcDNAを含むDNA発現ベクター。
(構成5)
構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント、構成3記載のcDNA、又は構成4記載のベクターを含む宿主細胞。
(構成6)
Sセグメント及びLセグメントを含むように、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント、及び第二のアレナウイルスゲノムセグメントを含む、アレナウイルス粒子。
(構成7)
感染性かつ複製可能である、構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成8)
弱毒化されている、構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成9)
感染性ではあるが、非補完細胞において感染性の子孫をさらに生じさせることはできない、構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成10)
GP、NP、Zタンパク質、及びLタンパク質をコードする4つのORFのうちの少なくとも1つが、除去されているか、又は機能的に不活性化されている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成11)
GP、NP、Zタンパク質、及びLタンパク質をコードする4つのORFのうちの少なくとも1つが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成12)
GP、NP、Zタンパク質、及びLタンパク質をコードする4つのORFのうちの1つのみが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成13)
GPをコードするORFが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成14)
NPをコードするORFが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成15)
Zタンパク質をコードするORFが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成16)
Lタンパク質をコードするORFが除去されて、アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFと置き換えられている、構成9記載のアレナウイルス粒子。
(構成17)
前記異種ORFが、レポータータンパク質をコードする、構成11〜16のいずれか1記載のアレナウイルス粒子。
(構成18)
前記異種ORFが、感染性の生物、腫瘍、又はアレルゲン由来の抗原をコードする、構成11〜17のいずれか1記載のアレナウイルス粒子。
(構成19)
抗原をコードする前記異種ORFが、ヒト免疫不全ウイルス抗原、C型肝炎ウイルス抗原、水痘帯状疱疹ウイルス抗原、サイトメガロウイルス抗原、結核菌抗原、及び腫瘍関連抗原から選択される、構成18記載のアレナウイルス粒子。
(構成20)
前記アレナウイルス粒子の増殖又は感染力が、前記アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFにより影響されない、構成11〜18のいずれか1記載のアレナウイルス粒子。
(構成21)
構成3記載のcDNAを転写することを含む、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメントを生成させる方法。
(構成22)
構成6記載のアレナウイルス粒子を産生させる方法であって、
(i)構成3記載のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)前記第二のアレナウイルスゲノムセグメントのcDNAを含むプラスミドを、該宿主細胞にトランスフェクトすること;
(iii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iv)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
(構成23)
前記Lセグメント及び前記Sセグメントの転写が、双方向性プロモーターを用いて行われる、構成22記載の方法。
(構成24)
アレナウイルスポリメラーゼをコードする1以上の核酸を、宿主細胞にトランスフェクトすることをさらに含む、構成22記載の方法。
(構成25)
前記アレナウイルスポリメラーゼが、Lタンパク質である、構成22記載の方法。
(構成26)
NPタンパク質をコードする1以上の核酸を、前記宿主細胞にトランスフェクトすることをさらに含む、構成22又は24記載の方法。
(構成27)
前記Lセグメント及び前記Sセグメントの転写が、それぞれ:
(i)RNAポリメラーゼIプロモーター;
(ii)RNAポリメラーゼIIプロモーター;及び
(iii)T7プロモーター
からなる群から選択されるプロモーターの制御下にある、構成22記載の方法。
(構成28)
構成10又は11〜16記載のアレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体を含むワクチン。
(構成29)
構成10又は11〜16記載のアレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体を含む医薬組成物。
(構成30)
リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス(「LCMV」)由来である、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント、又は構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成31)
前記LCMVが、MPステイン、Armstrong株、又はArmstrongクローン13株である、構成30記載のアレナウイルスゲノムセグメント又はアレナウイルス粒子。
(構成32)
フニンウイルスワクチンCandid #1、又はフニンウイルスワクチンXJクローン3株由来である、構成1記載のアレナウイルスゲノムセグメント、又は構成6記載のアレナウイルス粒子。
(構成33)
1つのLセグメント及び2つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、該3分節型アレナウイルス粒子の増殖が、I型インターフェロン受容体、II型インターフェロン受容体、及び組換え活性化遺伝子1(RAG1)を欠き、かつ10 4 PFUの該3分節型アレナウイルス粒子に感染しているマウスにおける70日間の持続感染後に、複製可能な2分節型ウイルス粒子をもたらさない、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(構成34)
2つのアレナウイルスORFを、2つの別のセグメント上にではなく単一のセグメント上に一体化する、前記2つのSセグメントのセグメント間組換えが、ウイルスのプロモーター活性を抑制する、構成33記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成35)
2つのLセグメント及び1つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、該3分節型アレナウイルス粒子の増殖が、I型インターフェロン受容体、II型インターフェロン受容体、及び組換え活性化遺伝子1(RAG1)を欠き、かつ10 4 PFUの該3分節型アレナウイルス粒子に感染しているマウスにおける70日間の持続感染後に、複製可能な2分節型ウイルス粒子をもたらさない、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(構成36)
2つのアレナウイルスORFを、2つの別のセグメント上にではなく単一のセグメント上に一体化する、前記2つのLセグメントのセグメント間組換えが、ウイルスのプロモーター活性を抑制する、構成35記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成37)
前記2つのSセグメントのうちの1つが:
(i)NPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(ii)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(iii)Lタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるSセグメント;
(iv)GPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;
(v)LをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント;及び
(vi)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるSセグメント、
からなる群から選択される、構成33記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成38)
前記2つのLセグメントのうちの1つが:
(i)GPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(ii)NPをコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(iii)Lタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス5’UTRの制御下にあるLセグメント;
(iv)GPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント;
(v)NPをコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント;及び
(vi)Zタンパク質をコードするORFが、アレナウイルス3’UTRの制御下にあるLセグメント、
からなる群から選択される、構成35記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成39)
前記アレナウイルス3’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの3’UTRであり、かつ前記アレナウイルス5’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの5’UTRである、構成37又は38記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成40)
前記2つのSセグメントが、(i)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ又は2つ;又は(ii)複製されたアレナウイルスORFを1つ又は2つ;又は (iii)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ及び複製されたアレナウイルスORFを1つ含む、構成33記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成41)
前記2つのLセグメントが、(i)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ又は2つ;又は(ii)複製されたアレナウイルスORFを2つ;又は(iii)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ及び複製されたアレナウイルスORFを1つを含む、構成35記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成42)
前記異種ORFが、感染性の生物、腫瘍、又はアレルゲン由来の抗原をコードする、構成40又は41記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成43)
抗原をコードする前記異種ORFが、ヒト免疫不全ウイルス抗原、C型肝炎ウイルス抗原、水痘帯状疱疹ウイルス抗原、サイトメガロウイルス抗原、結核菌抗原、及び腫瘍関連抗原から選択される、構成42記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成44)
少なくとも1つの異種ORFが、蛍光タンパク質をコードする、構成40又は41記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成45)
前記蛍光タンパク質が、緑色蛍光タンパク質又は赤色蛍光タンパク質である、構成44記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成46)
4つのアレナウイルスORFの全てを含み、かつ、感染性かつ複製可能である、構成33〜43のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成47)
4つのアレナウイルスORFのうちの1つ以上を欠き、感染性ではあるが、非補完細胞において感染性の子孫をさらに生じさせることはできない、構成33〜45のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成48)
4つのアレナウイルスORFのうちの1つを欠き、感染性ではあるが、非補完細胞において感染性の子孫をさらに生じさせることはできない、構成33〜45のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成49)
前記アレナウイルスが、GP ORFを欠く、構成46又は47記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成50)
1つのLセグメント及び2つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、第一のSセグメントが、アレナウイルス3’UTRの制御下にある位置にGPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス5’UTRの制御下にある位置に第一の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されており、かつ第二のSセグメントが、アレナウイルス3’UTRの制御下にある位置にNPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス5’UTRの制御下にある位置に第二の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されている、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(構成51)
1つのLセグメント及び2つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、第一のSセグメントが、アレナウイルス5’UTRの制御下にある位置にGPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス3’UTRの制御下にある位置に第一の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されており、第二のSセグメントが、アレナウイルス5’UTRの制御下にある位置にNPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス3’UTRの制御下にある位置に第二の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されている、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(構成52)
前記目的遺伝子が、感染性の生物、腫瘍、又はアレルゲン由来の抗原をコードする、構成50又は51記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成53)
前記目的遺伝子が、ヒト免疫不全ウイルス抗原、C型肝炎ウイルス抗原、水痘帯状疱疹ウイルス抗原、サイトメガロウイルス抗原、結核菌抗原、及び腫瘍関連抗原から選択される抗原をコードする、構成52記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成54)
少なくとも1つの目的遺伝子が、蛍光タンパク質をコードする、構成50又は51記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成55)
前記蛍光タンパク質が、緑色蛍光タンパク質又は赤色蛍光タンパク質である、構成54記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成56)
構成33、35、37、38、50、又は51のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子ゲノムのcDNA。
(構成57)
構成56記載のcDNAを含む、DNA発現ベクター。
(構成58)
構成33又は35記載の3分節型アレナウイルス粒子、構成56記載のcDNA、又は構成57記載のベクターを含む、宿主細胞。
(構成59)
弱毒化されている、構成33〜51のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成60)
構成33記載の3分節型アレナウイルス粒子を産生させる方法であって:
(i)前記Lセグメント及び2つのSセグメントの1つ以上のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iii)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
(構成61)
構成35記載の3分節型アレナウイルス粒子を産生させる方法であって:
(i)2つのLセグメント及び1つのSセグメントの1つ以上のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iii)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
(構成62)
1つのLセグメント及び2つのSセグメントの転写が、双方向性プロモーターを用いて行われる、構成60記載の方法。
(構成63)
2つのLセグメント及び1つのSセグメントの転写が、双方向性プロモーターを用いて行われる、構成61記載の方法。
(構成64)
アレナウイルスポリメラーゼをコードする1以上の核酸を、前記宿主細胞にトランスフェクトすることをさらに含む、構成60又は61記載の方法。
(構成65)
前記アレナウイルスポリメラーゼが、Lタンパク質である、構成62記載の方法。
(構成66)
NPタンパク質をコードする1以上の核酸を、宿主細胞にトランスフェクトすることをさらに含む、構成60、61、62、又は63記載の方法。
(構成67)
前記Lセグメント、及び前記2つのSセグメントの転写が、それぞれ:
(i)RNAポリメラーゼIプロモーター;
(ii)RNAポリメラーゼIIプロモーター;及び
(iii)T7プロモーター、
からなる群から選択されるプロモーターの制御下にある、構成60記載の方法。
(構成68)
2つのLセグメント、及び前記Sセグメントの転写が、それぞれ:
(i)RNAポリメラーゼIプロモーター;
(ii)RNAポリメラーゼIIプロモーター;及び
(iii)T7プロモーター、
からなる群から選択されるプロモーターの制御下にある、構成61記載の方法。
(構成69)
2分節型アレナウイルス粒子と同じトロピズムを有する、構成33〜51のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成70)
複製欠損性のものである、構成33〜51のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成71)
構成33〜51、69、又は70のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体、を含むワクチン。
(構成72)
構成33〜51、69、又は70のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体、を含む医薬組成物。
(構成73)
LCMV由来である、構成33〜51、69、又は70のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成74)
前記LCMVが、MPステイン、Armstrong株、又はArmstrongクローン13株である、構成73記載の3分節型アレナウイルス粒子。
(構成75)
フニンウイルスワクチンCandid #1、又はフニンウイルスワクチンXJクローン3株由来である、構成33〜51、69、又は70のいずれか1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
Claims (25)
1つのLセグメント及び2つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、該2つのSセグメントのうちの1つが:
(i)NPをコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Sセグメント;
(ii)Zタンパク質をコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Sセグメント;
(iii)Lタンパク質をコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Sセグメント;
(iv)GPをコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Sセグメント;
(v)LをコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Sセグメント;及び
(vi)Zタンパク質をコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Sセグメント、
からなる群から選択される、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(i)NPをコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Sセグメント;
(ii)Zタンパク質をコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Sセグメント;
(iii)Lタンパク質をコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Sセグメント;
(iv)GPをコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Sセグメント;
(v)LをコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Sセグメント;及び
(vi)Zタンパク質をコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Sセグメント、
からなる群から選択される、前記3分節型アレナウイルス粒子。
2つのLセグメント及び1つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、該2つのLセグメントのうちの1つが:
(i)GPをコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Lセグメント;
(ii)NPをコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Lセグメント;
(iii)Lタンパク質をコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Lセグメント;
(iv)GPをコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Lセグメント;
(v)NPをコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Lセグメント;及び
(vi)Zタンパク質をコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Lセグメント、
からなる群から選択される、前記3分節型アレナウイルス粒子。
(i)GPをコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Lセグメント;
(ii)NPをコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Lセグメント;
(iii)Lタンパク質をコードするORFがアレナウイルス5’UTRの制御下にある、Lセグメント;
(iv)GPをコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Lセグメント;
(v)NPをコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Lセグメント;及び
(vi)Zタンパク質をコードするORFがアレナウイルス3’UTRの制御下にある、Lセグメント、
からなる群から選択される、前記3分節型アレナウイルス粒子。
2つのアレナウイルスORFを、2つの別のセグメント上にではなく単一のセグメント上に一体化する、前記2つのSセグメントのセグメント間組換えが、ウイルスのプロモーター活性を抑制する、請求項1記載の3分節型アレナウイルス粒子。
2つのアレナウイルスORFを、2つの別のセグメント上にではなく単一のセグメント上に一体化する、前記2つのLセグメントのセグメント間組換えが、ウイルスのプロモーター活性を抑制する、請求項2記載の3分節型アレナウイルス粒子。
前記3分節型アレナウイルス粒子の増殖が、I型インターフェロン受容体、II型インターフェロン受容体、及び組換え活性化遺伝子1(RAG1)を欠き、かつ104PFUの該3分節型アレナウイルス粒子に感染しているマウスにおける70日間の持続感染後に、複製可能な2分節型ウイルス粒子をもたらさない、請求項1〜4のいずれか一項記載の3分節型アレナウイルス粒子。
前記アレナウイルス3’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの3’UTRであり、かつ前記アレナウイルス5’UTRが、アレナウイルスSセグメント又はアレナウイルスLセグメントの5’UTRである、請求項1〜5のいずれか一項記載の3分節型アレナウイルス粒子。
前記2つのSセグメントが、(i)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ又は2つ;(ii)複製されたアレナウイルスORFを1つ又は2つ;又は(iii)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ及び複製されたアレナウイルスORFを1つ含む、請求項1、3、5及び6のいずれか一項記載の3分節型アレナウイルス粒子。
前記2つのLセグメントが、(i)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ又は2つ;(ii)複製されたアレナウイルスORFを2つ;又は(iii)アレナウイルス以外の生物由来の異種ORFを1つ及び複製されたアレナウイルスORFを1つを含む、請求項2、4、5及び6のいずれか一項記載の3分節型アレナウイルス粒子。
少なくとも1つの異種ORFが、(i)感染性の生物、腫瘍、又はアレルゲン由来の抗原;又は(ii)ヒト免疫不全ウイルス抗原、C型肝炎ウイルス抗原、水痘帯状疱疹ウイルス抗原、サイトメガロウイルス抗原、結核菌抗原、及び腫瘍関連抗原から選択される抗原をコードする、請求項7又は8記載の3分節型アレナウイルス粒子。
少なくとも1つの異種ORFが、蛍光タンパク質をコードする、請求項7又は8記載の3分節型アレナウイルス粒子。
前記蛍光タンパク質が、緑色蛍光タンパク質(GFP)又は赤色蛍光タンパク質(RFP)である、請求項10記載の3分節型アレナウイルス粒子。
前記2つの異種ORFが、各々、GFPをコードする、請求項11記載の3分節型アレナウイルス粒子。
1つの異種ORFがGFPをコードし、1つの異種ORFがRFPをコードする、請求項11記載の3分節型アレナウイルス粒子。
4つのアレナウイルスORFの全てを含み、かつ感染性及び複製可能である、請求項1〜13のいずれか1項記載の3分節型アレナウイルス粒子。
1つのLセグメント及び2つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、第一のSセグメントが、アレナウイルス3’UTRの制御下にある位置にGPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス5’UTRの制御下にある位置に第一の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されており、かつ第二のSセグメントが、アレナウイルス3’UTRの制御下にある位置にNPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス5’UTRの制御下にある位置に第二の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されている、前記3分節型アレナウイルス粒子。
1つのLセグメント及び2つのSセグメントを含む3分節型アレナウイルス粒子であって、第一のSセグメントが、アレナウイルス5’UTRの制御下にある位置にGPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス3’UTRの制御下にある位置に第一の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されており、かつ第二のSセグメントが、アレナウイルス5’UTRの制御下にある位置にNPをコードするORFを保持し、かつアレナウイルス3’UTRの制御下にある位置に第二の目的遺伝子をコードするORFを保持するよう操作されている、前記3分節型アレナウイルス粒子。
前記目的遺伝子が、(i)感染性の生物、腫瘍、又はアレルゲン由来の抗原;又は(ii)ヒト免疫不全ウイルス抗原、C型肝炎ウイルス抗原、水痘帯状疱疹ウイルス抗原、サイトメガロウイルス抗原、結核菌抗原、及び腫瘍関連抗原から選択される抗原をコードする、請求項15又は16記載の3分節型アレナウイルス粒子。
LCMV由来である、請求項1〜17のいずれか1項記載の3分節型アレナウイルス粒子。
請求項1〜18のいずれか1項記載の3分節型アレナウイルス粒子ゲノムのcDNA。
請求項19記載のcDNAを含む、DNA発現ベクター。
請求項1〜18のいずれか1項記載の3分節型アレナウイルス粒子、請求項19記載のcDNA、又は請求項20記載のベクターを含む、宿主細胞。
請求項1、3及び5のいずれか1項記載の3分節型アレナウイルス粒子を産生する方法であって:
(i)前記Lセグメント及び2つのSセグメントの1つ以上のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iii)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
(i)前記Lセグメント及び2つのSセグメントの1つ以上のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iii)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
請求項2、4及び5のいずれか1項記載の3分節型アレナウイルス粒子を産生する方法であって:
(i)2つのLセグメント及び1つのSセグメントの1つ以上のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iii)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
(i)2つのLセグメント及び1つのSセグメントの1つ以上のcDNAを、宿主細胞にトランスフェクトすること;
(ii)該宿主細胞を、ウイルス形成に適した条件下で維持すること;及び
(iii)該アレナウイルス粒子を回収すること、
を含む、前記方法。
請求項1〜18のいずれか1項記載の3分節型アレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体を含む、ワクチン。
請求項1〜18のいずれか1項記載の3分節型アレナウイルス粒子、及び医薬として許容し得る担体を含む、医薬組成物。
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