JP2017527557A5 - - Google Patents

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本発明の他の実施形態は、本明細書が開示する発明の明細書および実施を考慮して、当業者に明白になるであろう。本明細書および実施例は説明のみのためであり、本発明の真の範囲および精神は添付の特許請求の範囲に示されていることが意図される。
なお、本願は、特許請求の範囲に記載の発明に関するものであるが、他の態様として以下も包含し得る。
1.(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも1個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む鶏痘ベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物
を含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物である混合ワクチン。
2.(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも2個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物を含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物である混合ワクチン。
3.前記第1の組成物が、第2のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを含む、上記1に記載の混合ワクチン。
4.前記第1の組成物が、第3のフィロウイルスサブタイプまたは第4のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを含む、上記2〜3に記載の混合ワクチン。
5.前記フィロウイルスサブタイプが、エボラウイルス(EBOV)またはマールブルグウイルス(MARV)から選択される、上記1〜4に記載の混合ワクチン。
6.前記EBOVタンパク質の抗原決定基が、ザイールエボラウイルス(ZEBOV)、スーダンエボラウイルス(SEBOV)、コートジボワールエボラウイルス(EBOV−Cdl)、レストンエボラウイルス(EBOV−Reston)およびブンディブギョエボラウイルス(BEBOV)からなる群から選択される1個またはそれ以上のEBOVサブタイプに由来する、上記1〜5に記載の混合ワクチン。
7.前記フィロウイルスタンパク質の抗原決定基が、エンベロープグリコプロテイン(GP)、核タンパク質(NP)、ビリオンタンパク質35(VP35),ビリオンタンパク質40(VP40),ビリオンタンパク質30(VP30),ビリオンタンパク質24(VP24)およびRNA依存性RNAポリメラーゼタンパク質(L)からなる群から選択される、上記1〜6に記載の混合ワクチン。
8.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37からなる群から選択される抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記1〜7に記載の混合ワクチン。
9.前記第1の組成物中のMVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29および配列番号31を有する群から選択される4個の異なるフィロウイルスサブタイプに由来する抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記1〜8に記載の混合ワクチン。
10.前記第1の組成物中のMVAベクターが、配列番号6、配列番号20、配列番号29および配列番号31を有する群から選択される4個の異なるフィロウイルスサブタイプに由来する抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記1〜9に記載の混合ワクチン。
11.少なくとも1個のフィロウイルスサブタイプに対して防御免疫反応を引き起こすのに使用する上記1〜10に記載の混合ワクチンであって、前記第1の組成物を前記免疫反応をプライミングするのに使用し、前記第2の組成物を前記免疫反応をブースティングするのに使用する、前記混合ワクチン。
12.少なくとも1個のフィロウイルスサブタイプに対して防御免疫反応を引き起こすのに使用する上記1〜10に記載の混合ワクチンであって、前記第2の組成物を前記免疫反応をプライミングするのに使用し、前記第1の組成物を前記免疫反応をブースティングするのに使用する、前記混合ワクチン。
13.前記ブースティング組成物が、前記ブースティング組成物のベクターの2回またはそれ以上の投与量を含む、上記1〜12に記載の混合ワクチン。
14.(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも1個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む鶏痘ベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物
を含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物であるキット。
15.(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも2個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物を含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物であるキット。
16.前記第1の組成物が、第2のフィロウイルスサブタイプ、第3のフィロウイルスサブタイプまたは少なくとも4個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを含む、上記14〜15に記載の混合ワクチン。
17.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37からなる群から選択される抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記14〜16に記載のキット。
18.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29および配列番号31を有する群から選択される抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記14〜16に記載のキット。
19.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号6、配列番号20、配列番号29および配列番号31を有する群から選択される抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記14〜16に記載のキット。
20.少なくとも1個のフィロウイルスサブタイプに対して防御免疫反応を引き起こすのに使用する上記14〜19に記載のキットであって、前記第1の組成物を、前記免疫反応をプライミングするのに使用し、前記第2の組成物を前記免疫反応をブースティングするのに使用する、前記キット。
21.少なくとも1個のフィロウイルスサブタイプに対して防御免疫反応を引き起こすのに使用する上記14〜19に記載のキットであって、前記第2の組成物を、前記免疫反応をプライミングするのに使用し、前記第1の組成物を前記免疫反応をブースティングするのに使用する、前記キット。
22.前記ブースティング組成物が、前記ブースティング組成物のベクターの2回またはそれ以上の投与量を含む、上記14〜21に記載のキット。
23.フィロウイルスに起因する病気の治療および/または予防における使用のためのフィロウイルスタンパク質の2個またはそれ以上の抗原決定基をコードするヌクレオチド配列を含む組み換え改変ワクシニアウイルス(MVA)ベクター。
24.前記フィロウイルスが、エボラウイルス(EBOV)またはマールブルグウイルス(MARV)から選択される、上記23に記載の使用のための組み換えMVAベクター。
25.前記EBOVタンパク質の前記抗原決定基が、ザイールエボラウイルス(ZEBOV)、スーダンエボラウイルス(SEBOV)、コートジボワールエボラウイルス(EBOV−CdI)、レストンエボラウイルス(EBOV−Reston)およびブンディブギョエボラウイルス(BEBOV)からなる群から選択される1個またはそれ以上のEBOVサブタイプに由来する、上記23または24に記載の使用のための混合ワクチン。
26.前記フィロウイルスタンパク質の抗原決定基が、エンベロープグリコプロテイン(GP)である、上記23〜25に記載の使用のための組み換えMVAベクター。
27.2個またはそれ以上のエボラサブタイプの抗原決定基をコードするヌクレオチド配列を含む、上記23〜26に記載の使用のための組み換えMVAベクター。
28.前記フィロウイルスタンパク質の前記抗原決定基が、エンベロープグリコプロテイン(GP)、核タンパク質(NP)、ビリオンタンパク質35(VP35),ビリオンタンパク質40(VP40),ビリオンタンパク質30(VP30),ビリオンタンパク質24(VP24)およびRNA依存性RNAポリメラーゼタンパク質(L)からなる群から選択される、上記23〜27に記載の組み換えMVAベクター。
29.前記フィロウイルスタンパク質の前記抗原決定基が、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37からなる群から選択される、上記23〜28に記載の使用のための組み換えMVAベクター。
30.前記フィロウイルスタンパク質の前記抗原決定基が、配列番号29および/または配列番号6、配列番号20および配列番号31を含む、上記23〜28に記載の使用のための組み換えMVAベクター。
31.前記抗原決定基をコードする前記ヌクレオチド配列が、配列番号28および/または配列番号5、配列番号19および配列番号30を含む、上記23〜28に記載の使用のための組み換えMVAベクター。
32.フィロウイルスに起因する病気の治療および/または予防における使用のための、フィロウイルスグリコプロテインの抗原タンパク質をコードし、さらにフィロウイルスビリオンタンパク質40(VP40)をコードするヌクレオチド配列を含む組み換えMVAベクター。
33.前記フィロウイルスビリオンタンパク質40(VP40)の抗原タンパク質をコードするヌクレオチド配列が配列番号33を含む、上記32の使用のための組み換えMVAベクター。
34.(a)配列番号5、配列番号19および配列番号30、(b)配列番号5、配列番号19、配列番号28および配列番号30、ならびに(c)配列番号19および配列番号33からなる群から選択されるヌクレオチド配列を含む組み換えMVAベクター。
35.前記組み換えウイルスを作るのに使用した前記MVAは、MVA−BNウイルス、または鶏胚線維芽(CEF)細胞においてインビトロで生殖複製する能力を有するが、ヒトケラチン生成細胞株HaCat、ヒト骨肉腫細胞株143B,ヒト胚腎臓細胞株293、およびヒト頸部腺がん細胞株HeLaにおいては生殖複製する能力を有しない誘導体である、上記1〜13に記載の混合ワクチン、上記23〜33に記載の使用のための組み換えMVAベクターまたは上記34の組み換えMVAベクター。
36.前記組み換えウイルスを作るのに使用した前記MVAは、欧州動物細胞培養コレクション(ECACC)に受入番号V00083008として預託されている、MVA−BNである、上記1〜13に記載の混合ワクチン、上記23〜33に記載の使用のための組み換えMVAベクターまたは上記34の組み換えMVAベクター。
37.同時刺激分子をコードする核酸を含む、上記23〜33、35、または36に記載の使用のための組み換えMVAベクター。
38.対象の免疫反応に作用するための、上記23〜37に記載の組み換えMVAベクター。
39.薬剤またはワクチンとして使用するための、上記23〜37に記載の組み換えMVAベクター。
40.上記23〜37に記載の前記組み換えMVAベクターを含むワクチン、組成物または細胞。
41.前記組み換えMVAベクターを、1回、2回、3回または4回投与する、上記23〜33または35〜39に記載の使用のための前記組み換えMVA。
42.フィロウイルス感染症に対して強化された免疫反応を誘発する薬剤またはワクチンとして使用するための、上記32〜33の組み換えMVAであって、前記MVAは、処置する対象において、フィロウイルス様粒子を生成する能力を有する、前記組み換えMVA。
43.第1の投与(プライミング)のための第1のバイアルまたは容器、および第2の投与(ブースティング)のための第2のバイアルまたは容器に入った、上記23〜33または35〜39に記載の組み換えMVAベクターを含むキット。
44.3個目、4個目またはさらなるバイアルまたは容器に入った、3回目、4回目またはさらなる投与のための前記組み換えMVAベクターを含む、上記43に記載のキット。
45.フィロウイルスに起因する病気の治療および/または予防のための薬剤を製造のための、上記1〜11の前記混合ワクチンまたは上記23〜36の前記組み換えMVAベクターの使用。
46.上記23〜36のいずれかのMVAベクターおよび医薬的に許容される担体、希釈剤および/または添加剤を含む薬剤組成物。
47.配列番号26を有するFPV−40Kプロモーターの制御下にあるフィロウイルスタンパク質の少なくとも1個の抗原決定基をコードするヌクレオチド配列を含む組み換えFPVベクター。
48.前記フィロウイルスが、エボラウイルス(EBOV)またはマールブルグウイルス(MARV)から選択される、上記47の組み換えFPVベクター。
49.前記EBOVタンパク質の前記抗原決定基が、ザイールエボラウイルス(ZEBOV)、スーダンエボラウイルス(SEBOV)、コートジボワールエボラウイルス(EBOV−CdI)、レストンエボラウイルス(EBOV−Reston)およびブンディブギョエボラウイルス(BEBOV)からなる群から選択される1個またはそれ以上のEBOVサブタイプに由来する、上記48に記載の組み換えFPVベクター。
50.前記フィロウイルスタンパク質の前記抗原決定基が、エンベロープグリコプロテイン(GP)、核タンパク質(NP)、ビリオンタンパク質35(VP35),ビリオンタンパク質40(VP40),ビリオンタンパク質30(VP30),ビリオンタンパク質24(VP24)およびRNA依存性RNAポリメラーゼタンパク質(L)からなる群から選択される、上記47〜49に記載の組み換えFPV。
51.前記フィロウイルスタンパク質の前記抗原決定基が、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37の群から選択される抗原タンパク質をコードする、上記50に記載の組み換えFPVベクター。
52.フィロウイルスに起因する病気の治療および/または予防で使用するための、上記47〜51に記載の組み換えFPV。
53.フィロウイルスに対する免疫反応をプライミングまたはブースティングするために使用する、上記47〜51に記載の組み換えFPV。
54.前記組み換えFPVベクターを、1回、2回、3回または4回投与する、上記52または53に記載の使用のための組み換えFPV。
55.フィロウイルスに起因する病気の治療および/または予防のための薬剤またはワクチンを製造するための、上記47〜51の前記組み換えFPVの使用。
56.対象にいて、フィロウイルスに対して免疫反応を誘発する方法であって、対象に、
(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも1個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む鶏痘ベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物
を投与すること含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物である、前記方法。
57.対象において、フィロウイルスに対して免疫反応を誘発する方法であって、対象に、
(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも2個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物を投与することを含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物である、前記方法。
58.前記第1の組成物が、第2のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを含む、上記56に記載の方法。
59.前記第1の組成物が、第3のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを含む、上記58に記載の方法。
60.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37からなる群から選択される抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記56〜59に記載の方法。
61.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、少なくとも4個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記56〜59に記載の方法。
62.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37を有する4個の異なるフィロウイルスサブタイプに由来する抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記56〜61に記載の方法。
63.前記ブースティング組成物を、前記プライミング組成物を投与した2〜12週後に投与する、上記56〜62に記載の方法。
64.前記ブースティング組成物を前記対象に2回またはそれ以上投与する上記56〜63に記載の方法。
65.対象者の免疫反応に作用する方法であって、上記23〜39に記載の組み換えMVAベクターを前記対象に投与することを含む、前記方法。
66.フィロウイルスに起因する病気の治療および/または予防で使用するための組み換えMVAベクターを生成する方法であって、
(a)MVAウイルスを用いて宿主細胞を感染させるステップ、
(b)上記23〜37中いずれかのフィロウイルスタンパク質の抗原決定基をコードする少なくとも1個のヌクレオチド配列を含む組み換えベクターを用いて、前記感染した細胞に核酸を導入するステップであって、前記核酸配列が、少なくとも1個の前記ヌクレオチド配列をMVAウイルスゲノムの中に融合させることを指示できるゲノムMVAウイルス配列をさらに含むステップ、および
(c)前記生成した組み換えMVAウイルスを特定し、分離し、および任意に精製するステップ
を含み、
好ましくは、ステップ(a)とステップ(b)の順序は、ステップ(b)が1番目のステップで、ステップ(a)が2番目のステップとなるように変更できる、前記方法。
67.フィロウイルスに起因する病気の治療および/または予防で使用するための組み換えFPVベクターを生成する方法であって、
(a)FPVウイルスを用いて宿主細胞を感染させるステップ、
(b)上記47〜51のいずれかのフィロウイルスタンパク質の抗原決定基をコードする少なくとも1個のヌクレオチド配列を含む組み換えベクターを用いて、前記感染した細胞に核酸を導入するステップであって、前記核酸配列が、少なくとも1個の前記ヌクレオチド配列をFPVウイルスゲノムの中に融合させることを指示できるゲノムFPVウイルス配列をさらに含むステップ、および
(c)生成された組み換えFPVウイルスを特定し、分離し、および任意に精製するステップ
を含み、
好ましくは、ステップ(a)とステップ(b)の順序は、ステップ(b)が1番目のステップで、ステップ(a)が2番目のステップとなるように変更できる、前記方法。
68.対象において、フィロウイルスに対して免疫反応を誘発する方法であって、対象に、
(a)フィロウイルスタンパク質の少なくとも1個の抗原決定基をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)フィロウイルスタンパク質の少なくとも1個の抗原決定基をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物
を投与することを含み、
または
(c)フィロウイルスタンパク質の少なくとも1個の抗原決定基をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(d)フィロウイルスタンパク質の少なくとも1個の抗原決定基をコードする核酸を含むFPVクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物
を投与することを含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物である、前記方法。
69.前記抗原決定基が、EBOVグリコプロテイン、好ましくは、ザイールエボラウイルス(ZEBOV)、スーダンエボラウイルス(SEBOV)、コートジボワールエボラウイルス(EBOV−CdI)レストンエボラウイルス(EBOV−Reston)およびブンディブギョエボラウイルス(BEBOV)からなる群から選択されるEBOVグリコプロテインである、上記68の方法。。
70.前記フィロウイルスタンパク質の前記抗原決定基が、エンベロープグリコプロテイン(GP)、核タンパク質(NP)、ビリオンタンパク質35(VP35),ビリオンタンパク質40(VP40),ビリオンタンパク質30(VP30),ビリオンタンパク質24(VP24)およびRNA依存性RNAポリメラーゼタンパク質からなる群から選択される、上記68の方法。
71.前記フィロウイルスタンパク質の前記抗原決定基が、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37からなる群から選択される、上記70に記載の方法。
72.対象において、防御免疫力または防御免疫反応を提供する方法であって、対象に、
(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも1個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む鶏痘ベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物
を投与すること含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物である、前記方法。
73.対象において、防御免疫力または防御免疫反応を提供する方法であって、対象に、
(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも2個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物を投与することを含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物である、前記方法。
74.前記第1の組成物が、第2のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを含む、上記72に記載の方法。
75.前記第1の組成物が、第3のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを含む、上記74に記載の方法。
76.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37からなる群から選択される抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記72〜75に記載の方法。
77.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、少なくとも4個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記72〜75に記載の方法。
78.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37を有する4個の異なるフィロウイルスサブタイプに由来する抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記72〜77に記載の方法。
79.前記ブースティング組成物を、前記プライミング組成物を投与した2−12週後に投与する、上記72〜78に記載の方法。
80.前記ブースティング組成物を対象に2回またはそれ以上投与する上記72〜79に記載の方法。
81.前記第1の組成物が、第2のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを含む、上記72に記載の方法。
82.前記第1の組成物が、第3のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを含む、上記72または73に記載の方法。
83.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37からなる群から選択される抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記72〜82に記載の方法。
84.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、少なくとも4個のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記72〜82に記載の方法。
85.前記第1の組成物中の前記MVAベクターが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37を有する4個の異なるフィロウイルスサブタイプに由来する抗原タンパク質をコードする核酸を含む、上記72〜84に記載の方法。
86.前記ブースティング組成物を、前記プライミング組成物を投与した2−12週後に投与する、上記84〜85に記載の方法。
87.前記ブースティング組成物を対象に2回またはそれ以上投与する上記72〜86に記載の方法。
88.対象において、フィロウイルス様粒子を生成する方法であって、対象に、
(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも1個のフィロウイルスグリコプロテインおよびフィロウイルスビリオンタンパク質40(VP40)の抗原タンパク質をコードする核酸を含む、免疫学的に有効な量のMVAベクター、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む、免疫学的に有効な量の鶏痘ベクターまたはMVAベクターを投与することを含み、
前記ベクターの一方はプライミングワクチンであり、他方のベクターはブースティングワクチンである、前記方法。
89.対象において、フィロウイルス様粒子を生成する方法であって、対象に、
(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも1個のフィロウイルスグリコプロテインおよびフィロウイルスビリオンタンパク質40(VP40)の抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む鶏痘ベクターまたはMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物
を投与すること含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物である方法。
90.対象において、フィロウイルスに対して強化した免疫反応を誘発する方法であって、この方法は対象に:
(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも1個のフィロウイルスグリコプロテインおよびフィロウイルスビリオンタンパク質40(VP40)の抗原タンパク質をコードする核酸を含む、免疫学的に有効な量のMVAベクター、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む、免疫学的に有効な量の鶏痘ベクターまたはMVAベクターを投与すること含み、
前記ベクターの一方はプライミングワクチンであり、他方のベクターはブースティングワクチンである、前記方法。
91.対象において、フィロウイルスに対して強化した免疫反応を誘発する方法であって、対象に、
(a)医薬的に許容される担体と共に、少なくとも1個のフィロウイルスグリコプロテインおよびフィロウイルスビリオンタンパク質40(VP40)の抗原タンパク質をコードする核酸を含むMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第1の組成物、および
(b)医薬的に許容される担体と共に、第1のフィロウイルスサブタイプの抗原タンパク質をコードする核酸を含む鶏痘ベクターまたはMVAベクターを、免疫学的に有効な量で含む第2の組成物
を投与すること含み、
前記組成物の一方はプライミング組成物であり、他方の組成物はブースティング組成物である、前記方法。
92.前記フィロウイルスVP40が、ザイールエボラウイルス(ZEBOV)、スーダンエボラウイルス(SEBOV)、コートジボワールエボラウイルス(EBOV−CdI)、レストンエボラウイルス(EBOV−Reston)およびブンディブギョエボラウイルス(BEBOV)からなる群から選択される、上記88から91に記載の方法。
93.前記フィロウイルスVP40が、ZEBOV、SEBOVおよびMARVの1個またはそれ以上から選択される、上記88から91に記載の方法。
94.前記フィロウイルスVP40が、ザイールメイインガまたはマールブルグムソケの群から選択される、上記88から91に記載の方法。
95.前記フィロウイルスグリコプロテインおよび前記フィロウイルスVP40が同じフィロウイルス株から選択される、上記88から91に記載の方法。
96.前記MVAベクターが、フィロウイルス核タンパク質(NP)をコードする核酸をさらに含み、好ましくは、前記フィロウイルス核タンパク質および前記フィロウイルスVP40が同じフィロウイルス株から由来する、上記88から91に記載の方法。
97.前記フィロウイルス株が、ザイールメイインガ、ザイールキクウィト、ザイールガボン、コートジボワールエボラウイルス、スーダンボニフェス、スーダンマリオ、スーダングル、マールブルグラブン、マールブルグオゾリン、マールブルグラタイチャク、マールブルグムソケ、マールブルグアンゴラ、好ましくは、ザイールメイインガまたはコートジボワールエボラウイルスの群から選択される、上記96に記載の方法。
98.前記フィロウイルスVP40が、配列番号34のタンパク質配列をコードする核酸を含む、上記88から96に記載の方法。
99.前記フィロウイルスVP40の抗原タンパク質をコードする核酸が配列番号33を含む、上記88から96に記載の方法。
100.前記組み換え鶏痘ベクターを、1回、2回、3回または4回投与する、上記88から99に記載の方法。

Claims (19)

  1. マールブルグウイルス(MARV)に起因する病気の治療および/または予防における使用のための、MARVのエンベロープグリコプロテイン(GP)をコードするヌクレオチド配列を含む組み換え改変ワクシニアウイルス(MVA)ベクター。
  2. 前記MVAが、エボラウイルス(EBOV)タンパク質の抗原決定基をコードするヌクレオチド配列をさらに含む、請求項1に記載組み換えMVAベクター。
  3. 前記EBOVタンパク質の前記抗原決定基が、ザイールエボラウイルス(ZEBOV)、スーダンエボラウイルス(SEBOV)、コートジボワールエボラウイルス(EBOV−CdI)、レストンエボラウイルス(EBOV−Reston)およびブンディブギョエボラウイルス(BEBOV)からなる群から選択される1個またはそれ以上のEBOVサブタイプに由来する、請求項2の組み換えMVAベクター
  4. 前記EBOVタンパク質の抗原決定基が、エンベロープグリコプロテイン(GP)である、請求項2〜3に記載組み換えMVAベクター。
  5. 2個またはそれ以上のエボラサブタイプの抗原決定基をコードするヌクレオチド配列を含む、請求項2〜4に記載組み換えMVAベクター。
  6. 前記EBOVタンパク質の前記抗原決定基が、エンベロープグリコプロテイン(GP)、核タンパク質(NP)、ビリオンタンパク質35(VP35),ビリオンタンパク質40(VP40),ビリオンタンパク質30(VP30),ビリオンタンパク質24(VP24)およびRNA依存性RNAポリメラーゼタンパク質(L)からなる群から選択される、請求項2〜5に記載の組み換えMVAベクター。
  7. MARVのGPおよび前記EBOVタンパク質の前記抗原決定基が、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号20、配列番号29、配列番号31、配列番号34および配列番号37からなる群から選択される、請求項1〜6に記載組み換えMVAベクター。
  8. MARVのGPおよび前記EBOVタンパク質の前記抗原決定基が、配列番号29および/または配列番号6、配列番号20および配列番号31を含む、請求項1〜6に記載組み換えMVAベクター。
  9. 前記ヌクレオチド配列が、配列番号28および/または配列番号5、配列番号19および配列番号30を含む、請求項1〜6に記載組み換えMVAベクター。
  10. (a)配列番号5、配列番号19および配列番号30、および(b)配列番号5、配列番号19、配列番号28および配列番号30からなる群から選択されるヌクレオチド配列を含む組み換えMVAベクター。
  11. 前記組み換えウイルスを作るのに使用した前記MVAは、MVA−BNウイルス、または鶏胚線維芽(CEF)細胞においてインビトロで生殖複製する能力を有するが、ヒトケラチン生成細胞株HaCat、ヒト骨肉腫細胞株143B,ヒト胚腎臓細胞株293、およびヒト頸部腺がん細胞株HeLaにおいては生殖複製する能力を有しないMVA−BNの誘導体である請求項1〜9に記載組み換えMVAベクターまたは請求項10の組み換えMVAベクター。
  12. 前記組み換えウイルスを作るのに使用した前記MVAは、欧州動物細胞培養コレクション(ECACC)に受入番号V00083008として預託されている、MVA−BNである、請求項1〜9に記載組み換えMVAベクターまたは請求項10の組み換えMVAベクター。
  13. 同時刺激分子をコードする核酸をさらに含む、請求項1〜12に記載組み換えMVAベクター。
  14. MARVに起因する病気に対する薬剤またはワクチンとして使用するための、請求項10〜13に記載の組み換えMVAベクター。
  15. 請求項10に記載の前記組み換えMVAベクターを含むワクチン、組成物または細胞。
  16. 前記組み換えMVAベクターを、2回、3回または4回投与する、請求項1〜13に記載組み換えMVA。
  17. 第1の投与(プライミング)のための第1のバイアルまたは容器、および第2の投与(ブースティング)のための第2のバイアルまたは容器に入った、請求項1〜13に記載の組み換えMVAベクターを含むキット。
  18. 前記のMARVに起因する病気が、MARV−ムソケおよび/またはMARV−アンゴラに起因する病気である、請求項1〜9または11〜14に記載の組み換えMVAベクター。
  19. 請求項10〜12のいずれかのMVAベクターおよび医薬的に許容される担体、希釈剤および/または添加剤を含む薬剤組成物。
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