JP2017524879A - 軌道テンショナアセンブリ - Google Patents

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Abstract

一態様において、動力デバイスのシャフト上の回転駆動部材と係合する無端駆動部材に張力付与するためのテンショナを提供する。テンショナは、動力デバイスに装着可能であるベースと、動力デバイスのシャフトを取り囲む関係でベースによって回転可能に支持され、かつリング軸周りに回転可能であるリングと、アームピボット軸周りの枢動できるようにリングにピボット可能に装着されたテンショナアームと、第1及び第2のテンショナプーリとを含む。第1のテンショナプーリは、テンショナアームに回転可能に装着される。テンショナアームは、回転駆動部材の1つの側で無端駆動部材の第1のスパンに向けて付勢される。第2のテンショナプーリ20は、リングに少なくとも間接的に回転可能に装着され、かつ回転駆動部材の別の側で無端駆動部材の第2のスパンに向けて付勢される。リングは、無端駆動部材の第1及び第2のスパンとの係合から生じる第1及び第2のテンショナプーリ内のハブ荷重に応答して回転可能である。【選択図】図2

Description

〔関連出願への相互参照〕
本出願は、PCT出願PCT/CA2013/001085及びPCT/CA2013/001040の一部継続出願であり、その両方の開示は、その全体が引用により本明細書に組み込まれている。
本発明の開示は、無端駆動部材のためのテンショナに関し、特に、エンジン及びモータ/発電機ユニットのような2つの別々の動力デバイスによって係合された無端駆動部材に張力付与するように作動するテンショナに関する。
車両エンジンは、ベルトを含む付属駆動システムを使用して複数の補機を駆動することが一般的である。一部の車両では、例えば、車両が短い期間にわたって停止する間(例えば、停止信号で)、エンジンが一時的に止まっている時にベルトを通じて1又は2以上の補機を駆動するなどのいくつかの目的に使用することができるモータ/発電機ユニット(MGU)のような動力デバイスが与えられる。別の目的は、MGUがベルトを通してエンジンを始動するのに使用されるベルトオルタネータ始動(BAS)駆動システムの一部としての使用に関するものである。別の目的は、必要な時に(例えば、車両が急加速中である時に)、エンジンに追加の動力を供給することである。このような状況では、ベルトがMGUによって又はエンジンによって駆動されているかにかかわらず、ベルトが適切な量の張力の下にあることを確実にするために特殊な張力調整デバイスが典型的に必要とされる。しかし、多くの事例において、このような張力調整デバイスは最適ではなく、相対的に高いベルト張力とシステム内の様々なプーリ上へのハブ荷重とをもたらし、その結果、燃費及び構成要素寿命に悪影響を及ぼす。
上記問題の1又は2以上及び他の問題に対して少なくとも部分的に対処する張力調整システムを提供することが望ましいと考えられる。
一態様において、動力デバイスのシャフト上の回転駆動部材と係合する無端駆動部材に張力付与するためのテンショナを提供する。テンショナは、動力デバイスに装着可能であるベースと、動力デバイスのシャフトを取り囲む関係でベースによって回転可能に支持され、かつリング軸周りに回転可能であるリングと、アームピボット軸周りで枢動できるようにリングにピボット可能に装着されたテンショナアームと、第1及び第2のテンショナプーリとを含む。第1のテンショナプーリは、テンショナアームに回転可能に装着される。テンショナアームは、回転駆動部材の1つの側で無端駆動部材の第1のスパンに向けて付勢される。第2のテンショナプーリ20は、リングに少なくとも間接的に回転可能に装着され、かつ回転駆動部材の別の側で無端駆動部材の第2のスパンに向けて付勢される。リングは、無端駆動部材の第1及び第2のスパンとの係合から生じる第1及び第2のテンショナプーリ内のハブ荷重に応答して回転可能である。
本発明の開示の以上の及び他の態様は、添付図面を参照してより容易に認められるであろう。
本発明の開示の実施形態によるテンショナを収容するエンジンの側面図である。 図1に示すテンショナの斜視図である。 図1に示すテンショナの斜視図である。 図2に示すテンショナの変形の斜視分解組立図である。 図2に示すテンショナの変形の斜視分解組立図である。 図2に示すテンショナの変形の断面斜視図である。 図6に示すテンショナの斜視分解組立図である。 図2に示すテンショナの一部分の断面斜視図である。 異なるダンピング構造を組み込んだ図2に示すテンショナの変形の斜視分解組立図である。 図9に示すテンショナの断面側面図である。 図9に示すテンショナの別の断面側面図である。 図2に示すテンショナの変形例の斜視図である。 図2に示すテンショナの変形例の斜視図である。 図2に示すテンショナの変形例の斜視図である。 図2に示すテンショナの変形例の斜視図である。 図2に示すテンショナの変形例の斜視図である。 図2に示すテンショナの変形例の斜視図である。 異なる作動条件下の図2に示すテンショナの概略図である。 異なる作動条件下の図2に示すテンショナの概略図である。 異なる作動条件下の図2に示すテンショナの概略図である。 無端駆動部材によって接続されて図2に示すテンショナを組み込んだ異なるエンジン及び補機レイアウトの概略図である。 無端駆動部材によって接続されて図2に示すテンショナを組み込んだ異なるエンジン及び補機レイアウトの概略図である。 テンショナが装着される動力デバイスに対する異なる位置での図2に示すテンショナの概略図である。 テンショナが装着される動力デバイスに対する異なる位置での図2に示すテンショナの概略図である。 本発明の開示の別の実施形態によるテンショナの分解組立図である。 図25に示すテンショナの断面立面図である。 図25に示すテンショナの一部分の分解断面立面図である。 図27に示すテンショナの一部分の非分解断面立面図である。 図25に示すテンショナ上の力を示すエンジンレイアウトの図である。 テンショナのリングを支持するブッシングに作用する力を示す図26と類似の断面立面図である。 図25に示すテンショナからのテンショナアームを支持するブッシングに作用する力を示す別の断面立面図である。 図25に示すテンショナの別の部分に作用する力を示す別の断面立面図である。
車両(図示せず)からのエンジン913からのクランクシャフト910を示す図1を参照する。エンジン913は説明のために単純な矩形として示されていることに注意されたい。エンジン913は、あらゆる適切な形状を有することができ、火花点火エンジン又はディーゼルエンジンのようなあらゆる適切なタイプとすることができることが理解されるであろう。車両は、自動車、トラック、バン、ミニバン、バス、SUV、軍用車両、ボート、又はあらゆる他の適切な車両のようなあらゆる適切な車両とすることができる。
クランクシャフト910は、その上にクランクシャフトプーリ912を有する。クランクシャフトプーリ912は、ベルト914を通して1又は2以上の車両補機を駆動する。本明細書では便宜上、用語「ベルト」を使用するが、特許請求の範囲に対して及び本発明の開示の範囲に対して、ベルト914は代わりにあらゆる他の適切な無端駆動部材とすることができることは理解されるであろう。無端駆動部材がベルトの場合に、それは、平ベルト、Vベルト、ポリVベルト、タイミングベルト、又はあらゆる他の適切なタイプのベルトのような適切なタイプのベルトとすることができるということに更に注意されたい。用語「プーリ」を同じく便宜上使用するが、スプロケットのようなあらゆる他の適切な回転駆動部材を代わりに使用することができる。
補機は、例えば、MGU916、空調コンプレッサ918、ウォーターポンプ920、パワーステアリングポンプ921、及び/又はあらゆる他の適切な補機を含むことができる。システムは、これに加えて、補機の一部のプーリの周りに選択された量のベルトラップを与えるように位置決めされた複数の遊びプーリ925を含む。
駆動される補機の各々は、シャフトと、クラッチを通じてシャフトに接続可能及び分離可能にすることができるプーリとを有する。例えば、MGUシャフト、クラッチ、及びプーリは、それぞれ950、952、及び954で示されている。別の例では、空調コンプレッサのシャフト、クラッチ、及びプーリは、それぞれ956、958及び960で示されている。補機の各々をクラッチ操作することにより、必要とされない時に各々を切り離すことが可能になるが、一方でベルト914自体は、依然としてクランクシャフト910により駆動されている。
一部のハイブリッド車両のような一部の車両では、エンジン913は、一部の状況で一時的に停止する場合があり(車両が停止信号で停止する時など)、次に車両が移動する時間になると再び始動する場合がある。このような状況で、MGU916は、エンジン913が車両バッテリ(図示せず)内の貯蔵のために発電するように動いている時に、発電機として作動することができる。一部の実施形態において、MGU916は、ベルト914を通してクランクシャフト912を駆動する電気モータとして作動し、エンジン913がベルト914を通して始動させることを可能にする(すなわち、ベルト−オルタネータ始動(BAS)駆動システム)。
MGU916は、代わりに補機を駆動するか又はエンジン913を始動させるために使用可能な電気、油圧、又は空気圧モータのような何らかの他のタイプの動力デバイスとすることができる。MGU又は他の動力デバイス916は、それがベルト914を駆動するための補助的な手段であるので一般的に補助動力デバイスと呼ばれる場合があるが、一方でエンジン913は主動力デバイスである。これに加えて、一部の実施形態において、エンジン913は、代わりに電気モータのような何らかの他のタイプの動力デバイスとすることができる。エンジン913の停止中にエンジン913を始動させる及び/又は補機を駆動するために使用する代わりに又はそれに加えて、ベルト914を通してエンジン913に動力ブーストを与えるために(例えば、車両に加速のブーストを与えるために)、補助動力デバイスを使用することができる。
ベルト914に張力付与することは、ベルト914と駆動される補機プーリの間、ベルト914とMGU916の間、及びベルト914とクランクシャフト910の間で生じる場合のあるスリップの量を低減するという点で有益である。図1では、クランクシャフト910の回転方向はDIR1で示されている。エンジン913がベルト914を駆動していてMGU916が発電機として作用する時には、相対的に高い張力が914aに示す後続ベルトスパンに存在し、相対的に低い張力が914bに示す先行ベルトスパンに存在することになることが理解されるであろう。ここで、用語「後続」及び「先行」は、この関連ではクランクシャフトプーリ912に相対的なものである。一般的に、ベルトの張力はスパン914aとスパン914b間のベルト経路に沿う各ベルトスパンを通して次第に減少することになる。対照的に、MGU916がベルト914を駆動していてエンジン913が停止している時には、914cに示す後続ベルトスパン(MGU916に対して後続)は最高のベルト張力を有し、先行ベルトスパン914d(MGU916に対して先行)は最低のベルト張力を有する。従って、スパン914c及び914dにおけるベルト張力は、2つの異なるモード(すなわち、MGU916がベルト914の唯一のドライバである第2のモードと比べて、エンジン913がベルト914の唯一のドライバである第1のモード)で車両作動中に有意に変動する場合がある。テンショナは、テンショナが、互いに固定的に接続されてV字を形成する2つのアームを有し、各アームが、プーリを有し、そのV字が、ベルトの収容区域内でエンジンの領域に固定的に装着されたベースにピボット回転式に装着された一部の車両に対して提案されている。そのプーリは、ベルトの2つの異なるスパン(例えば、MGUのような補機のいずれかの側のスパン)と係合する。その構成の結果として、このようなテンショナは両方のスパンで張力を維持することができるので、MGUが発電機として駆動されているかモータとして作動しているかを問わず、ベルト張力はそれを最も必要とするスパン内で保たれる。
しかし、このようなテンショナは嵩張る場合があり、それを設置する上述の領域に十分な空間がいつも存在するとは限らない。
本発明の実施形態により、動力デバイス916のシャフト950上の回転駆動部材954と係合する無端駆動部材614に張力付与するための軌道テンショナを提供する。図2及び図3を参照すると、テンショナ10は、ベース12、リング14、テンショナアーム16、第1のテンショナプーリ18、及び第2のテンショナプーリ20を含む。
ベース12は、アルミニウム又はあらゆる他の適切に強固な材料で製造することができ、MGU916に固定的に装着可能である。図2に示す例では、ベース12は、ベース12をMGU916のハウジングに装着するためのファスナ24(図1)を受け入れる複数のファスナ開口22を含む。
リング14も、アルミニウム又は別の適切な材料で製造することができ、動力デバイス916のシャフト950を取り囲む関係でベースによって回転可能に支持され、図1及び2にARに示すリング軸の周りに回転可能である。図1に示すように、リング軸ARは、ASに示すMGUシャフト950の回転軸と同軸とすることができる。
図4及び図5は、テンショナ10の分解組立図を示している。図4及び図5に示すベース12は、図2及び図3に示すベースの小幅な変形であり、主な違いは装着開口22の異なる分布であるということに注意されたい。図4及び図5を参照すると、第1のリングブッシング26及び第2のリングブッシング28が設けられている。リングブッシング26及び28は、あらゆる望ましい量の摩擦をリング14に加えてベース12上でのリング14の動きに対して望ましい量のダンピングを与えるように構成することができる。リング14の動きに対して選択された量のダンピングを加えるために意図的に使用される場合に、リングブッシング26及び28は、第1及び第2のリングダンピング部材26及び28と呼ぶことができる。ブッシング26及び28のための適切な製造材料は、例えば、ポリアミド4.6又は6.6、又はあらゆる他の適切なポリマー材料とすることができる。
図示の実施形態において、クランプ部材30を設けてリング14に接続させ、クランプ部材30がベース12と第1及び第2のリングダンピング部材とをクランプするためにリング14と協働するが、依然としてリング14のベース12に対する摺動移動を許容するようにする。この配置によれば、第1のリングブッシング26は、クランプ部材30とベース12の第1の面32(図5)の間に位置決めされ、第2のリングブッシング28は、リング14とベース12の第2の面34(図4)の間に位置決めされる。テンショナ10が使用されている時のリング14の移動中に、摺動は第1のリングブッシング26上のクランプ部材30によって及び/又はベース12上の第1のリングブッシング26によって生じ、摺動はまた、第2のリングブッシング28上のリング14によって及び/又はベース12上の第2のリングブッシング28によって生じる。上述の摺動の結果として、第1及び第2のリングブッシング26及び28は、リング14に摩擦力(つまりダンピング力)を加える。
図示の実施形態において、第1のリングブッシング26は真円であり、リング14及びベース12の円周全体を覆っている。しかし、第2のリングブッシング28は、リング14及びベース12の円周全体よりも少ない(図示の実施形態において、円弧の180°未満の)範囲にわたっている。第2のリングブッシング28は、ベルト914(図1)の下に重なる第2の領域の外側にあるテンショナ10の第1の領域に位置決めされる。第1の領域ではテンショナ構成要素に高さの制約がより少ないのに対して、第2の領域には有意な高さの制約が存在する場合がある。第2のリングブッシング28が配置されないリング14及びベース12の円周の部分は、テンショナ10の高さをベルト914との干渉を避けるのに十分低く保つのに役立つようにテンショナ10の第2の領域にある。
任意的に、クランプ部材30をリング14に螺合可能に接続させて(例えば、ネジ付きファスナ36をリング14のネジ付き開口38と係合させることにより)、クランプ部材30とリング14間の間隙の調節及び従ってそれらの間の締結力の調節を可能にするようにする。それによって第1及び第2のリングダンピング部材26及び28を通してリング14に働くダンピング力の調節が可能になる。
第1及び第2のリングブッシング26及び28は、それぞれ40に示す半径方向に延びる部分を有し、それらは、ベース12の第1及び第2の面32及び34に作用するブッシング26及び28の一部分であることに注意されたい。しかし、これに加えて、ブッシング26及び28は、リング14の半径方向外側の面42とベース22の半径方向内側のリング受け入れ壁44との間で作用する軸線方向に延びる部分41(図5)を更に含む。
テンショナ10の断面側面図を図6に示すが、この図では、第1及び第2のリングブッシング26及び28が、第1のブッシング26(図4)と同様にクランプ部材30とベース12の間で作用する第1の部分48(図7も参照)と、第2のブッシング28に類似してリング14とベース12の間で作用する第2の部分50とを含む単一ブッシング46で置換されている。
図2を参照すると、テンショナアーム16はアルミニウム又は別の適切な材料で製造され、アームピボット軸AAの周りで枢動するようにリング14に対してピボット回転式に装着される。テンショナアーム16は、アームピボット軸AAから離間した第1のプーリ軸AP1周りの回転のためにそこへ回転可能に装着された第1のテンショナプーリ18を有する。図1を参照すると、テンショナアーム16は、回転駆動部材954の1つの側で無端駆動部材914の第1のスパン914dに向けて自由アーム方向に付勢される。テンショナアーム16は、テンショナアーム付勢部材52(図4,図5、及び図8)により自由アーム方向に付勢することができる。例えば、テンショナアーム付勢部材52は、アーム16上の第1の駆動壁56と係合する第1の端部54(図4)とリング14上のバネハウジング部分62内の第2の駆動壁と係合する第2の端部58(図4)とを有する捩りバネのようなあらゆる適切な種類の付勢部材とすることができる。
テンショナアーム16は、リング14に(例えば、螺合係合を通して)装着されるシャフト部材74と、シャフト部材74上にテンショナアーム16をピボット回転式に支持するピボット回転ブッシング76と、ポリマー(例えば、未充填(非強化)ナイロン)のテンショナアームダンピング部材78及びダンピング部材78を保持して捩りバネとの係合からの損傷からダンピング部材を保護する金属製(例えば、鋼)スリーブ80を含む任意的なダンピング構造体76とを含むテンショナアームアセンブリの一部である。ダンピング部材78はテンショナアーム16の移動に対してダンピングを与える。テンショナアームアセンブリの構成要素は、PCT公報番号WO2013/059929に説明される類似構成要素と類似にすることができ、その特許の内容全体は本明細書に組み込まれている。テンショナアームアセンブリは、代わりに、特許公報EP0450620B1、DE20319886U1、及びDE04010928C2に説明される通りにすることができ、それら全ての内容全体は引用により本明細書に組み込まれている。
図2を参照すると、第2のテンショナプーリ20は、第2のプーリ軸AP2周りの回転のためにリング14に少なくとも間接的に回転可能に装着される。図2に示す実施形態において、プーリ20は、リング14上の固定突出部64を通してリング14に直接に装着される。
第2のテンショナプーリ20は、回転駆動部材954の別の側で無端駆動部材914の第2のスパン914に向けて付勢される。この付勢は、テンショナアーム付勢部材52によりリング14に伝達される力によって生じる。より具体的には、テンショナ10の作動中に、第1のプーリ18がベルトスパン914dと係合している時に、ベルトスパン914dはハブ荷重を第1のプーリに加える。このハブ荷重はプーリ18を通してアーム16に作用する。アーム16に作用する力は付勢部材52を通してリング14自体に伝達され、リング14に対して軸ARの周りをアーム16のピボット回転方向とは反対の回転方向へピボット回転するように強く押す。このリング14への力伝達は、第2のテンショナプーリ20を第2の自由アーム方向に第2のベルトスパン914c内に強く押す。従って、リング14は、無端駆動部材914の第1及び第2のスパン914d及び914cとの係合から生じる第1及び第2のテンショナプーリ18及び20におけるハブ荷重に応答して、リング軸ARの周りを回転可能である。
プーリ18及び20の各々は、同じ構造を有することができる。例えば、各プーリ18,20は、プーリ本体66、軸受68、及びプーリ18、20をテンショナアーム16又は突出部64に装着する(例えば、螺合係合による)ために使用されるプーリ装着ファスナ72を含むことができる。任意的な第1及び第2のダストシールド70が、テンショナ10の作動中に軸受68をダストから保護するために設けられる。2つのダストシールド70は、軸受68を挟み込んでダスト及びデブリの軸受68への動きを防止する別々の構成要素とすることができる。見て分るように、プーリ18のためのダストシールド70の1つは、テンショナアーム16の一体化部分として設けられる。
軸受68は、図示のように玉軸受とすることができ、又はあらゆる他の適切なタイプの軸受とすることができる。軸受68はまた、一部の実施形態ではブッシングとすることができる。
いくつかの修正された特徴を有するテンショナ10を示す図9、図10、及び図11を参照。図9に見られるように、第2のリングブッシングは128で示され、リング14及びベース12の円周全体の周りに延びる。それによって偏揺れに対する抵抗力に関してリング14の安定性が改善される。
図9及び図11に見られるように、テンショナアーム16に対してダンピングを与えるために、異なるダンピング構造が使用される。ダンピング構造は82で示され、ダンピング部材84、支持部材86、及びダンピング部材付勢部材88を含む。ダンピング部材84は、ポリアミド4.6又はポリアミド6.6といった適切なポリマー材料のようなあらゆる適切な材料で製造することができる。ダンピング部材84は、テンショナアーム16上のダンピング面90と摺動可能に係合する(図11)。支持部材86はダンピング部材84を支持し、付勢部材88は、リング14上の支持面92と支持部材86の間で作用する。付勢部材88は、例えば、鋼製Bellevilleバネ座金のようなあらゆる適切なタイプの付勢部材とすることができる。支持部材86は、付勢部材88と比べてダンピング部材84が相対的に柔らかいことに起因した付勢部材88によるダンピング部材84への損傷(例えば、えぐり)を防止するために、鋼のような適切な材料で製造することができる。
ダンピング構造82は、米国特許出願公開US2008/0280713号明細書に開示するダンピング構造と同様にすることができ、その特許の内容全体は本明細書に組み込まれている。ダンピング構造82と類似なダンピング構造を設けることは、第1のプーリ18によってもたらされるハブ荷重と無関係なテンショナアーム16の動きにダンピングを与えることが望ましい実施形態に有利である。
図2−図8に示す実施形態と図9に示す実施形態との別の違いは、図9のクランプ部材30はネジ付きではなく、代わりにリング14上の受け入れ部材の上にクリップで留まるクリップ部分を含むということである。図9に示す実施形態において、クランプ部材30のフランジ部分(89に示す)は、弾力性を有するように断面を相対的に薄くすることができ、ダンピング部材26にバネ力を加えるように成形することができる。この配置は、組立作業者の専門的技術の必要性を低減しながら、クランプ部材30によって一貫した力がダンピング部材26に加えられるように構成することができる。
ダンピング部材26及び28はまた、プーリ18及び20によってもたらされるハブ荷重とは実質的に無関係なダンピングを与えることに更に注意されたい。これに加えて、両方共にリング軸ARから相対的に大きい直径位置にある(すなわち、大きいモーメントアーム)2つのダンピング部材26及び28の使用により、各ダンピング部材26及び28が選択されたダンピング荷重を達成するために加えるべき力の平均量が低減されることに注意されたい。
ダンピング部材26及び28は、ダンピング部材26及び28により働くダンピング力がリング14の動き方向に関係なく同じであるという意味で対称なダンピングを与える表面特性を有することができる。しかし、これに代えて、ダンピング部材26及び28は、一方向に小さいダンピングとその反対方向に大きいダンピングとを与える表面特性(例えば、鱗効果)を有することができる。ランプ構造の使用のような非対称なダンピングを達成する別の手段が代わりに可能であり、ランプ構造により、第1の方向へ回転中にリング14はランプ構造を上ってダンピング部材との徐々に強い係合に駆り立てられ(ダンピング力を増大させるように)、第2の方向へ移動中にリング14はランプ構造を下ってダンピング部材との徐々に弱い係合に駆り立てられてダンピング力を低減する。
他の実施形態において、部材26及び28は、可能な限り小さいダンピングを与えてテンショナ10の応答性を高めるように構成することができる。
テンショナ10が動力デバイス916に既に設置されている場合にベルト914(図1)のプーリ18、20及び954上への設置を容易にする設置ピン92が示されている図4、図5、及び図12を参照する。設置ピン92は、自由アーム停止位置から離れた位置及び荷重停止位置に向う位置でテンショナアームを係止するために、任意的なテンショナアームピン開口94を通過して任意的なリングピン開口96の中に通すことができる。自由アーム停止位置は、アーム16の移動範囲の一端を表し、アームの移動に抵抗するベルトが存在しない場合にテンショナアーム16が行き着くことになる位置である。荷重停止位置は、アーム16の移動範囲の他端を表し、ベルトの張力が付勢部材52の付勢力に完全に打ち勝つほどに十分高い場合にテンショナアーム16が行き着くことになる位置である。
ベルト914(図1)がエンジン913上の補機駆動システムの全体を通して設置された状態で、設置ピン92(図12)は開口94及び96から取り外すことができ、付勢部材52がアーム16及びプーリ18をベルト914に押しやることを可能にする。ピン92は図2に設置位置で示されている。設置ピン92は、本明細書に示す例ではピンであるが、これに代えて、ベルト914をプーリ18、20、及び954上に設置することを可能にするためにテンショナアーム16を選択された角度位置で係止するあらゆる適切なタイプのアーム係止部材とすることができる。
特徴が別の変形を有するテンショナ10を示す図13を参照する。この実施形態では、テンショナ10は、21に示す第3のテンショナプーリを含む。第3のプーリ21は、テンショナ10がベルトスパン914cに選択された方向付けを与えながらも、MGUプーリ954(図1)の周りに選択された量のベルトラップを有することを可能にする。その結果、ベルトスパン914cは、エンジン913付近での干渉の危険性を回避するように配置することができる。
第2のテンショナアームアセンブリを有するテンショナ10を示す図14を参照する。言い換えれば、テンショナアーム16は第1のテンショナアームであり、テンショナ付勢部材52は第1のテンショナ付勢部材であり、テンショナ10は、第1のテンショナアーム16と類似するがその鏡像とすることができて第2のテンショナ付勢部材52’によってベルトスパン914cに向けて自由アーム方向に付勢される第2のテンショナアーム16’を含む。第2の付勢部材52’の導入は、ベルト張力の変化及び従ってプーリ18及び20へのハブ荷重の変化中に、図2及び図3に示す配置に関して存在するのとは異なる組の力をリング14に導入する。
テンショナ付勢部材として捩りバネではなくて弓形の圧縮コイルバネ152を使用するテンショナ10を示す図15を参照する。圧縮バネ152は、テンショナアーム16上の第1の駆動面156と係合する第1の端部154と、リング14上の第2の駆動面159と係合する第2の端部158とを有する。
図16に示すテンショナ10は、それぞれ第1及び第2のテンショナアーム16及び16’に作用するそれぞれ152及び152’で示される2つの圧縮コイルバネを含む。図16に示す実施形態において、各圧縮バネ152、152’は、それぞれのテンショナアーム16とリング14上の駆動面との間で作用する。対照的に、図17に示す実施形態は、第1及び第2のテンショナアーム間で作用してリング14には直接に作用しない単一バネを含む。
図18−図20は、単一テンショナアーム16を有するテンショナアームの異なる状況を説明する概略図である。図18は、エンジン913(図1)が実質的に一定の負荷で(例えば、MGU負荷なしのアイドリング状態で)作動している状況を説明している。スパン914c及び914dでのベルト張力は実質的に同じとすることができる。図19は、エンジン913の停止時に補機を作動するために、又はエンジン913を始動するために、又は稼働中のエンジン913に動力のブーストを与えるために、MGUプーリ954がMGU16(図1)により駆動される状況を説明している。見て分るように、ベルトスパン914dにおける増加した張力とスパン914cにおける減少した張力との結果として、リング14は時計回りに回転している。図20は、エンジン913(図1)が高負荷の下にあり、従って、スパン914cにおけるベルト張力を増加させ、スペン914dにおけるベルト張力を低減しているが、MGU916は作動していないか又は発電機として作動している状況を説明している。見て分るように、スパン914dにおける減少した張力とスパン914cにおける増加した張力との結果として、リング14は反時計回りに回転している。
図21は、補機プーリ970(この例ではウォーターポンプのための)と、MGUプーリ954がMGU916(図1)によって駆動されている時でさえもクランクシャフトプーリ912及び補機プーリ970の周りの選択された量のベルトラップが存在することを確実にする2つの遊びプーリ925とを含む代替エンジンレイアウトを示している。これは、クランクシャフトプーリ912が高負荷を示す時に(例えば、BAS始動事象中)クランクシャフトプーリ912でのスリップの可能性を低減する。
図22は、MGUプーリ954、クランクシャフトプーリ912、テンショナ10、及び遊びプーリ925だけを含む別の代替エンジンレイアウトを示している。
図23及び24は、図18−図20に示すのと類似であるが、リング軸ARがMGUシャフトの軸ASと同軸ではないエンジンレイアウトを説明している。図23はリング軸ARがシャフト軸ASの内側にある状況を説明するが、一方図24はリング軸ARがシャフト軸ASの外側にある状況を説明する。用語「内側」及び「外側」は、ここではベルト914の範囲に含まれるエンジン913の領域(98に示す)に対する位置を示すために使用される。図23及び図24はリング軸ARがシャフト軸ASと同軸でない実施形態を説明するが、リング14は依然としてシャフト950を取り囲むことを見ることができる。
本明細書に示す実施形態において、テンショナアーム16は、MGU916のシャフト軸からオフセットしたアームピボット軸AAの周りをピボット回転することが理解されるであろう。これにはいくつかの利点がある。第一に、BAS始動事象といった低頻度事象のような特定条件下では、テンショナアーム916のオフセットピボット軸と、相対的に大きい慣性を有することができて相対的に大きい直径の経路に沿って移動するリング14の使用とにより、スリップの可能性を低減するようにテンショナ10の移動を制御することができる。2つのテンショナアーム16及び16’を組み込む実施形態は、より実質的に事象(すなわち、高頻度のベルト張力変動)を取り除くことができ、同時にリング14である追加の移動自由度を与えるという点で有利である。
本発明の開示によるテンショナの試験中に、平均ベルト張力及び平均ハブ荷重が一部の他タイプのテンショナよりも小さいことが判明した。これは、エンジン作動中の燃費の低減、ベルト摩耗の低減(及び従ってベルト寿命の増加)、及び例えば空調コンプレッサ、ウォーターポンプ、及びMGU自体のための従動構成要素のプーリ及び軸受への荷重低減(及び従って摩耗の低減)を含む多くの利点をもたらす。特に、ハブ荷重の低減は、リング14が、第1のプーリ18に作用するベルト張力と第2のプーリに作用するベルト張力とを受容する位置に単に移動するだけである単一テンショナアーム16を有する実施形態に適用される。
本明細書に説明する実施形態の別の利点は、テンショナ10をMGU916に装着して、組立ラインの作業者にMGUを設置させるのと比べて相対的に容易に車両に設置することができるサブアセンブリを形成し、その後に別々にテンショナシステムを設置することができるということである。それによって車両を製造するための全体コストをある程度低減することができる。
リング14とベース12間のようなあらゆる適切な部材間に適切な密封部材を設けることができる。密封部材は、例えば、スカートシールド及び/又は1又は2以上のOリング、ラビリンスシール、又はテンショナ10に損傷を与える及び/又は動かなくすることのあるデブリの侵入を防ぐあらゆる他の適切なタイプのシールとすることができる。これに加えて、回転可能なリングへの摩擦による熱蓄積を防止するためにリング上に適切なコーティングを設けることができる。
図9−11に示すものと類似であるが、いくつかの追加の修正された特徴を有するテンショナ10の実施形態を示す図25及び26を参照する。図25−26のテンショナ10は、一般的に、そうでなければテンショナ10の偏摩耗及び最終的なぶれ及び故障の原因になる傾斜力に抵抗するように構成される。図25に見られるように、リング14及びベース12の円周全体の周りに延びて、図9−図11に関連して上述したように偏揺れへの抵抗の観点からリング14の安定性改善を提供する第2のリングブッシュ128が設けられる。
これに加えて、図27に示すように、クランプ部材30のフランジ89は、静止位置で選択された上方の斜面を有し、かつ弾力性がある。クランプ部材30を装着して第1及び第2のリングブッシング26及び128(図28)をクランプすると、フランジ89は、選択された力F4をブッシング26及び128上に加えるように位置決めされる。
図29を参照すると、MGUプーリ954、クランクシャフトプーリ912、テンショナ10、及び遊びプーリ925を含むエンジンレイアウトが示されている。図29に示す平面内に作用する力は、テンショナアームプーリ18に作用する力F1、リングプーリ20に作用する力F2、及び図示の平面で正味ゼロの合力を与える反力F3を含む。力F1及びF2は、プーリ18及び20上に作用するベルト914のもたらした結果である。しかし、力F3は、ブッシング26に対して平面外にあり、その結果、力F3は、ブッシング26にモーメントを生成するが、そのモーメントは、公式M1=F3*L1によって決定され、ここでM1は、力F3によって生成されるモーメントであり、L1は、力F3のベクトル軸とブッシング26及び128間の垂直方向中点との間の距離である。クランプ部材30のフランジ89によって発生される力F4は、モーメントM1に対抗するモーメントを生成する。特にブッシング26の傾きがないことを確実にするために、力F4によって生成されるモーメントはモーメントM1より大きくなければならない。力F4によって生成されるモーメントは、公式M2=F4*r1によって決定され、ここでM2は、力F4によって生成されるモーメントであり、r1は、力F4がブッシング26上に作用する点での半径である。従って、クランプ部材30に対して適切な特性を選択することにより、フランジ89によって加えられるバネ力F4は、ブッシング26の作動寿命を改善するためにそこに傾きが発生しないことを保証するのに十分であるように選択することができる。
ブッシング89上にバネ力を加えるためにフランジ89を形成するのではなく、これに代えて、傾斜力に抵抗するためにブッシング26上に軸線方向向きの力を加えることのできる波形リング(図示せず)のような個別のバネ部材を設けることが可能である。
図31を参照する。図31に見られるように、ダンピング部材の付勢部材88は、力F5をブッシング84上に加えるように構成することができ、ここで力F5は、テンショナ10の作動中にブッシング84への傾斜力が確実に生じないように選択される。力F2はブッシング84上に作用して、公式M3=F2*L2で決定されるモーメントを加え、ここで力のモーメントM3は、力F2によって生成されるモーメントであり、距離L2は、力F2のベクトル軸から2つのブッシング76及び84間の垂直方向中点までの距離である。ブッシング84への正味の傾斜力がないことを確実にするために、力F5によって生成されるモーメントは、モーメントM3よりも大きくなるように選択される。力F5によって生成されるモーメントは、公式M4=F5*r2によって決定され、ここでモーメントM4は、力F5によって生成されるモーメントであり、距離r2は、力F5がブッシング84上に作用する点での半径である。
図25−図31に示すアーム16の代わりに使用することができる代替テンショナアーム16を示す図32を参照する。図32に示すアーム16は、プーリ18がオルタネータ又はMGUの面に向けて内方に延びるプーリ上アーム構成である。図25−図31に示すアーム16は、プーリ18がアーム16から外方に(すなわち、オルタネータ又はMGUから離れるように)延びるプーリ下アーム構成である。図31に対する図32のL2及びr2に関する特定距離の違いは別にして、ブッシング84上への傾斜力を阻止するための力5の選択は、実質的に同じである。
図25−図32に関して上述したことに基づいて、ベース12上のリング14を支持するブッシング(例えば、ブッシング26)上へのバネ部材(例えば、フランジ89又は波形リング)によって発生される力(すなわち、力F4)は、テンショナの作動中にプーリ18及び20上へのベルト力からもたらされる傾斜力(すなわち、力F3)に抵抗するように選択することができことを見ることができる。これに加えて、テンショナアーム16を支持するブッシング(例えば、ブッシング84)上への別のバネ部材(例えば、BelleVille座金88)によって発生される力(すなわち、力F5)は、テンショナアームプーリ18上へのベルト力からもたらされる傾斜力(すなわち、力F2)に抵抗するように選択することができることを見ることができる。力F4は、力F3、距離L1、及び半径r1に少なくとも部分的に依存して選択され、力F5は、力F2、距離L2、及び半径r2に少なくとも部分的に依存して選択される。
当業者は、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく様々な他の修正を本明細書に説明する実施形態に達成することができることを理解するであろう。

Claims (17)

  1. 動力デバイスのシャフト上の回転駆動部材と係合する無端駆動部材に張力付与するためのテンショナであって、
    前記動力デバイスに装着可能であるベースと、
    前記動力デバイスの前記シャフトを取り囲む関係で前記ベースによって回転可能に支持され、かつリング軸の周りに回転可能であるリングと、
    アームピボット軸の周りを枢動できるように前記リングにピボット可能に装着されたテンショナアームと、
    前記テンショナアームに回転可能に装着された第1のテンショナプーリであって、該テンショナアームが、前記回転駆動部材の1つの側で前記無端駆動部材の第1のスパンに向けて付勢される前記第1のテンショナプーリと、
    前記リングに少なくとも間接的に回転可能に装着され、前記回転駆動部材の別の側で前記無端駆動部材の第2のスパンに向けて付勢される第2のテンショナプーリと、を備え、
    前記リングは、前記無端駆動部材の前記第1及び第2のスパンとの係合から生じる前記第1及び第2のテンショナプーリ内のハブ荷重に応答して回転可能である、
    ことを特徴とするテンショナ。
  2. 前記第2のテンショナプーリは、前記リングに対して固定された第2のプーリピボット軸の周りの回転のために該リングに装着される遊びプーリである、
    請求項1に記載のテンショナ。
  3. 前記テンショナアームは、捩りバネである第1の付勢部材によって自由アーム方向に付勢される、
    請求項1に記載のテンショナ。
  4. 前記テンショナアームは、該テンショナアームと前記リングの間の第1の圧縮コイルバネ作用である第1の付勢部材によって前記第1のスパンに向けて付勢される、
    請求項1に記載のテンショナ。
  5. 前記テンショナアームは、第1のテンショナアームであり、前記第2のテンショナプーリは、前記無端駆動部材の前記第2のスパンに向けて付勢される第2のテンショナアームに装着される、
    請求項1に記載のテンショナ。
  6. 前記第2のテンショナアームは、該第2のテンショナアームと前記リングの間の第2の圧縮コイルバネ作用である第2の付勢部材によって前記第2のスパンに向けて付勢される、
    請求項5に記載のテンショナ。
  7. 前記テンショナアームの動きをダンピングするように位置決めされたテンショナアームダンピング部材を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
  8. リングダンピング部材が、前記リングの動きをダンピングするために該リングと係合する、
    請求項1に記載のテンショナ。
  9. 前記リングダンピング部材は、前記リングの第2の回転方向におけるよりも該リングの第1の回転方向により強く該リングの動きをダンピングするように構成される、
    請求項8に記載のテンショナ。
  10. 前記リングダンピング部材は、前記リングと前記ベースの間に位置決めされて該ベースの第1の面に係合する第1のリングダンピング部材であり、
    第2のリングダンピング部材が、前記リングに接続され、かつ前記ベースの第2の面に係合する、
    請求項8に記載のテンショナ。
  11. 前記リングに接続されたクランプ部材を更に含み、
    そのために前記クランプ部材は、前記ベース12と前記第1及び第2のリングダンピング部材とをクランプするために前記リング14と協働し、同時に依然として該ベースに対する該リングの摺動を許容する、
    請求項10に記載のテンショナ。
  12. 前記クランプ部材は、クランプ部材面とリングレースの間の間隙の調節を可能とし前記第1及び第2のリングダンピング部材を通じて前記リングに作用するダンピング力の調節を可能にするように該リングに螺合可能に接続される、
    請求項11に記載のテンショナ。
  13. 前記テンショナアームが前記第1及び第2のテンショナプーリと前記回転駆動部材との周りの前記無端駆動部材の設置を許容するように前記リングに対する選択された角度位置に該テンショナアームを係止するように構成されたアーム係止部材を更に備えている、
    請求項1に記載のテンショナ。
  14. 前記リング軸は、前記動力デバイスの前記シャフトの軸線と同軸である、
    請求項1に記載のテンショナ。
  15. 前記リング軸は、前記動力デバイスの前記シャフトの軸線からオフセットしている、
    請求項1に記載のテンショナ。
  16. 前記ベース上に前記リングを支持するブッシング上にバネ部材によって発生される力が、テンショナの作動中に前記プーリ上のベルト力から生じる傾斜力に抵抗するように選択される、
    請求項1に記載のテンショナ。
  17. 前記テンショナアームを支持するブッシング上に別のバネ部材によって発生される力が、前記テンショナアームプーリ上の前記ベルト力から生じる傾斜力に抵抗するように選択される、
    請求項16に記載のテンショナ。
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