JP2020147252A - 産業用ハイブリッドエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】重くて大きい電動モータをスリップ無くベルト駆動しながら強度十分にエンジン本体に支持できるようにし、より合理化された産業用ハイブリッドエンジンを提供する。【解決手段】クランク軸26の駆動プーリ26aと動力用の電動モータ18のモータプーリ18aとに跨って巻回される無端回動帯19が設けられた産業用ハイブリッドエンジンにおいて、電動モータ18は、その回転軸心18Aの周方向で互いに離れた箇所に設けられる2つの支持部ラケット9,10によりエンジン本体hに取付けられ、2つの支持部ラケット9,10のうちの一方の支持ブラケット9に、無端回動帯19をループ内側に押圧付勢する緊張機構8が支持されるとともに、他方の支持ブラケット10に、無端回動帯19をループ内側に寄せるアイドラ16が支承されている。【選択図】図10

Description

本発明は、ハイブリッド式のトラクタ用エンジンや建機用エンジンなど、産業用ハイブリッドエンジンに関するものである。
近年の排ガス規制や公害対策、さらには燃費向上の課題が、自動車用エンジンのみならず、農機用エンジンなどの産業用エンジンにも適用されつつある。そのため、特許文献1において開示されるように、電動モータによりエンジン出力をアシスト可能とされたハイブリッド建機用エンジンも開発されてきている。
例えば、トラクタ用ディーゼルエンジンの出力をアシストできるようにハイブリッド化する場合には、電動モータは、従来のエンジンに用いられるオルタネータに比べて、明確に大型で、かつ、重いものが必要になる。
従って、オルタネータの片方を1本のボルトで揺動移動可能に枢支し、他方を円弧移動可能にボルト止めする、という従来のベルトテンション機能を兼ねた支持構造では強度不足になることが分かってきた。
そこで、特許文献2に開示されるように、独立したベルトテンショナを設けることにより、大型の電動モータを2つの専用の支持部ラケットを用いてエンジン本体に支持させることが考えられた。
特開2015−182512号公報 特開2019−10952号公報
しかしながら、特許文献2に示された構造では、電動モータの支持強度や電動モータのモータプーリに対するベルト伝動力についてはまだ改善の余地が残されている。
本発明の目的は、さらなる工夫により、重くて大きい電動モータをスリップ無くベルト駆動しながら強度十分にエンジン本体に支持できるようにし、より合理化された産業用ハイブリッドエンジンを提供する点にある。
本発明は、産業用ハイブリッドエンジンにおいて、
クランク軸の駆動プーリと動力用の電動モータのモータプーリとに跨って巻回される無端回動帯が設けられ、
前記電動モータは、その回転軸心の周方向で互いに離れた箇所に設けられる2つの支持ブラケットによりエンジン本体に取付けられ、
前記2つの支持ブラケットのうちの一方の支持ブラケットに、前記無端回動帯をループ内側に押圧付勢する緊張機構が支持されるとともに、他方の支持ブラケットに、前記無端回動帯をループ内側に寄せるアイドラが支承されていることを特徴とする。
前記無端回動帯は、エンジン補機を駆動するための従動プーリにも巻回されていることが多く、前記一方の支持ブラケットは、シリンダブロックにおけるクランク軸の軸心方向で一端に装備される伝動ケースに取付けられていると好都合である。
前記緊張機構は、着脱可能に前記支持ブラケットだけに取付けられているとよく、前記他方の支持ブラケットは、シリンダブロックに組み付けられるシリンダヘッドに取付けられているとさらによい。
前記緊張機構と前記アイドラとは、前記モータプーリに対する引き込み側ベルト部分と送り出し側ベルト部分とに振り分けて作用する状態に設けられていると好都合であり、前記緊張機構におけるテンションローラと前記アイドラとは、前記電動モータの回転軸心に関して互いにほぼ等しい半径を有する位置に設けられているとさらに好都合である。
本発明によれば、2つの支持ブラケットによって大きくて重い電動モータを強度十分にエンジン本体に支持できるとともに、一方の支持ブラケットに支持される緊張機構と、他方の支持ブラケットに支承されるアイドラとでモータプーリのベルト巻き掛け角度を増大せることができ、ベルトスリップ無く電動モータを駆動回転できるようになる。
その結果、重くて大きい電動モータをスリップ無くベルト駆動しながら強度十分にエンジン本体に支持できるようにし、より合理化された産業用ハイブリッドエンジンを提供することができる。
産業用ハイブリッドディーゼルエンジンの電動モータ付近を示す斜視図 図1の電動モータ付近の正面図 図1の電動モータ付近の平面図 図1の電動モータ付近の左側面図 第1支持ブラケットを示し、(A)は正面図、(B)は平面図 第1支持ブラケットを示し、(A)は左側面図、(B)は背面図 第2支持ブラケットを示し、(A)は正面図、(B)は平面図 第2支持ブラケットを示し、(A)は左側面図、(B)は背面図 (A)モータプーリの拡大図、(B)伝動ベルトの巻き掛け構造を示す模式図 産業用ハイブリッドディーゼルエンジンの正面図 図10のエンジンの平面図 図10のエンジンの左側面図 電動モータの取付けと伝動ベルトとの関係を示す要部の正面図
以下に、本発明による産業用ハイブリッドエンジンの実施の形態を、フォークリフトやトラクタなどに適用されるディーゼルエンジンに適用した場合について、図面を参照しながら説明する。この産業用エンジンEは、伝動ベルト19のある方を前、フライホイールハウジング6のある方を後、排気マニホルド20のある方を左、オイルフィルタ3のある方を右として定義する。また、エンジン本体hは、シリンダブロック21、シリンダヘッド22、ヘッドカバー23、伝動ケース25を含むものとする。
図10〜図12に示されるように、直列3気筒の産業用ハイブリッドディーゼルエンジン(以下、単にエンジンと略称する)Eは、シリンダブロック21の上にシリンダヘッド22が組み付けられ、シリンダブロック21の下にオイルパン24が組み付けられている。シリンダブロック21の下部はクランクケース21bに形成され、上部はシリンダ21aにそれぞれ形成されている。シリンダヘッド22の上にヘッドカバー(シリンダヘッドカバー)23が組み付けられている。シリンダブロック21の前には伝動ケース25が組み付けられている。
図10〜図12に示されるように、エンジンEの前部に、クランク軸26の駆動プーリ26a、冷却ファン(エンジン補機の一例、図示省略)駆動用のファンプーリ(従動プーリの一例)17、及びモータジェネレータである電動モータ18のモータプーリ18aに跨る伝動ベルト(無端回動体の一例)19が配備されている。エンジンEの左側には、排気マニホルド20、過給器(ターボ)1、電動モータ18などが装備されている。エンジンEの右側にはオイルフィルタ3、吸気マニホルド4などが装備され、上方には3つのインジェクタ5が配置されている。エンジンEの後部には、フライホイールハウジング6や排気処理装置7が装備されている。
図2、図10〜図12に示されるように、駆動プーリ26aとモータプーリ18aの間において、可撓性を有する伝動ベルト19をファンプーリ17側に押圧付勢するベルトテンショナ(緊張機構の一例)8が、伝動ケース25の左に位置する状態で装備されている。ベルトテンショナ8は、伝動ベルト19の背面(外周面)19aに圧接されるテンションローラ8aと、テンションローラ8aを先端に軸支する揺動アーム8Aと、揺動アーム8Aを軸心Pの回りで左回り(矢印Z方向)に回動付勢させるテンショナ支持部8Bとを備えて構成されている。
図5、図6に示されるように、第1支持ブラケット9は、ブラケット第1基部9Aと、ブラケット第2基部9Bと、先端ボス部9Cと、正面視が略円弧形状のテンショナ配置用凹入所9Dとを有する金属部品(例:鋳鉄)として形成されている。
ブラケット第1基部9Aは、伝動ケース25にボルト止めするための前後向きで2か所の取付孔9a,9aを基端側(右側)に備えている。ブラケット第1基部9Aには、他部品取付用の補助孔9dが貫通形成され、裏側には他部品取付用の取付ネジ9eが形成されている。
先端ボス部9Cは、電動モータ18をボルト止めするための装着孔9bと、ベルトテンショナ8をボルト止めするための上側の雌ネジ孔9cとを備える前後幅の長いボス状の部分であり、図5(B)に示すとおり、ブラケット第1基部9Aから後方に寄せて突出する状態で形成されている。先端ボス部9Cは、装着孔9bを有するボス部分31と雌ネジ孔9cを有する螺部32とを備えている。
ブラケット第2基部9Bは、伝動ケース25にボルト止めするための前後向きで2か所の取付孔9a,9aと、ベルトテンショナ8をボルト止めするための下側の雌ネジ孔9cとを備え、取付孔9aを共有する状態でブラケット第1基部9Aの下側に形成されている。
テンショナ配置用凹入所9Dは、主にブラケット第2基部9Bと先端ボス部9Cとで囲まれた半円状の空所であり、文字通りベルトテンショナ8のテンショナ支持部8Bを配置するための箇所である。
図1〜図4及び図10〜図12に示されるように、電動モータ18は、前後方向視で円形を呈する比較的大型(大出力)の動力用電動モータであり、重量も一般的なものより重い。そのため、下側の第1支持ブラケット9と上部右側の第2支持ブラケット10との2つを用いて強度十分にエンジン本体hに取付けられている。そして、ベルトテンショナ8は、テンショナ支持部8Bに形成された2箇所の取付座8b、8bを用いた2箇所のボルト止めにより、第1支持ブラケット9のみで支持されている。
図7、図8に示されるように、第2支持ブラケット10は、前取付部10A、後取付部10B、これら前後の取付部10A,10Bの上部どうしを繋ぐ状態でそれら10A,10Bの前後間に位置するブラケット本部10Cとを有する金属部品である。前取付部10Aは、その下部に、シリンダヘッド22の前面にボルト止めするための前後向き孔10aを備えている。後取付部10Bは、その下部に、シリンダヘッド22の左側面にボルト止めするための左右向き孔10bを備え、その上部には上下向きの雌ネジ12が前後一対形成されている。
ブラケット本部10Cは、前後向きの支持孔11aを備えて左方突出する支持ボス部11を備えている。電動モータ18には、右向き突出する二股ブラケット13が設けられており、二股ブラケット13の前後一対のアーム部13a,13aが支持ボス部11を挟んだ状態で通されるボルト(図示省略)により、二股ブラケット13とブラケット本部10Cとが連結されている(図3参照)。なお、10Dは、後取付部10Bから後方突出される作用片である。
図2〜図4に示されるように、第2支持ブラケット10は、前取付部10Aがシリンダヘッド22の前面側に、かつ、後取付部10Bがシリンダヘッド22の左側面にそれぞれボルト止めされることでエンジン本体hに取付けられている。そして、支持ボス部11の前後に電動モータ18の二股ブラケット13がボルト止めされている。つまり、第2支持ブラケット10を介して電動モータ18の上部がシリンダヘッド22に支持されている。
図1、図7、図8に示されるように、前取付部10Aの前部に支持ボス部10Eが形成されている。支持ボス部10Eには、前後向きの取付穴10eが前面に開口する状態で形成されている。支持ボス部10Eは、伝動ベルト19の背面19aに作用するアイドラ16を支承している。即ち、アイドラ16を回転可能に支持する支軸(図示省略)を取付穴10eに差し込んで(又は螺旋込んで)固定させることにより、アイドラ16が第2支持ブラケット10に自由に回転できる状態で支持されている。
図1〜図4に示されるように、第1支持ブラケット9は、ブラケット第1基部9A及びブラケット第2基部9Bでの計3箇所の取付孔9aを通す3個のボルト(図示省略)で伝動ケース25の上部左側部位に螺着されることにより、左斜め上方に突出する状態で取付けられている。電動モータ18の下側の二股ブラケット15の一対のアーム部15a,15aと、これらアーム部15a,15aの間に配置される先端ボス部9Cのボス部分31とがボルト連結され、テンショナ支持部8Bの上側の取付座8bは先端ボス部9Cの螺部32に、かつ、下側の取付座8bはブラケット第2基部9Bの螺部33にそれぞれボルト止めされている。
第1支持ブラケット9は、電動モータ18の下側を伝動ケース25(エンジン本体h)に支持するために介装される強度部材であるとともに、ベルトテンショナ8を支持する強度部材でもある。第1支持ブラケット9の上側に電動モータ18が取付けられ、下側にベルトテンショナ8が取付けられている。
図1、図2、図9(B)に示されるように、第1支持ブラケット9に、伝動ベルト19をループ内側に押圧付勢するベルトテンショナ8が支持されるとともに、第2支持ブラケット10に、伝動ベルト19をループ内側に寄せるアイドラ16が支承される構成が採られている。駆動プーリ26aと、その上方にあるファンプーリ17と、駆動プーリ26aの左上方にあるモータプーリ18aとの3軸に跨って略三角形に伝動ベルト19が巻き掛けられている。モータプーリ18aの径は、他の2つのプーリ26a,17より明確に小さいので、単に3つのプーリ26a,17,18aに伝動ベルト19を巻回するだけでは、モータプーリ18aと伝動ベルト19との接触面積が不足気味になることが知見された。
そこで、モータプーリ18aに対する送り出し側ベルト部分19Tを伝動ベルト19のループ内側に押圧付勢するベルトテンショナ8と、モータプーリ18aに対する引き込み側ベルト部分19Pを伝動ベルト19のループ内側に寄せるアイドラ16とが設けられている。従って、モータプーリ18aの伝動ベルト19の巻き掛け角が増大してベルトスリップなく電動モータ18を回転させることができている。
図9(A)に示されるように、モータプーリ18aには、回転軸心18Aの方向に多数列(10列)のV字形の周溝27が形成されており、伝動ベルト19のループ内側には、周溝27に嵌まり込む10列の凸条28が形成されている。この伝動ベルト19の凸条28の多数化によっても、モータプーリ18aにおけるベルトスリップの軽減に寄与できている。なお、周溝27や凸条28の数は10に限定されるものではない。
図2、図9(B)に示されるように、電動モータ18の回転軸心18Aを中心に関して、ベルトテンショナ8のテンションローラ8aの軸心8jの半径29と、アイドラ16の軸心16jの半径30とが互いにほぼ等しい状態に構成されている。テンションローラ8aは、揺動アーム8Aの軸心Pを中心として回動移動可能であるから、伝動ベルト19が経時などによって延びるに伴って位置が変化するものであるが、初期設定時は2つの半径29,30はほぼ同じ値に設定されている。
初期設定時のテンションローラ8a半径29の値を、アイドラ16の半径30より僅かに短くしておけば、経時に伴って伝動ベルト19が延びても、半径29が半径30と同値に近付き、その同値を通り越して半径29の値が半径30の値より僅かに大きくなってもほぼ同値であり、前記「ほぼ同じ値」が維持されるようになる。また、揺動アーム8Aを長くして高さ位置が高められたテンションローラ8aと新設されたアイドラ16とは、それらに巻回される伝動ベルトどうしが接触せんばかりに近接されており、モータプーリ18aの巻き掛け角度を大きく増やすことに寄与している。
以上のように、第1及び第2支持ブラケット9,10によって大きくて重い電動モータ18を強度十分にエンジン本体hに支持できるとともに、第1支持ブラケット9に支持されるベルトテンショナ8と、第2支持ブラケット10に支承されるアイドラ16とでモータプーリ18aのベルト巻き掛け角度が増大され、ベルトスリップ無く電動モータ18を駆動回転できるマイクロハイブリッド仕様のエンジンEが提供できている。
そして、伝動ケース(ギヤケース)25に取付ける第1支持ブラケット9に電動モータ18及びベルトテンショナ8を支持させ、シリンダブロックに新たな取付用ボスを設けることがなく、一般的なオルタネータを持つエンジンとの併用が可能となる利点がある。また、電動モータ18を支持する第2支持ブラケット10にアイドラ16を支承させてあるから、シリンダヘッド22にアイドラ支持用の新たな取付用ボスを設ける必要がない点も好ましい。
図1、図12に示されるように、第2支持ブラケット10の2箇所の雌ネジ12には、エンジンハンガー(エンジン吊下げ具)34が螺着されている。また、後方に突設された作用片10Dは、その先端(後端)の下面(符記省略)をシリンダヘッド22上面の加工面に当接させることで、前記先端の下面がヘッド面(加工面)と平行となるように構成されている。
また、第1支持ブラケット9の補助孔9dに通されるボルト(図示省略)が伝動ケース25も突き抜けて、第1支持ブラケット9の補助孔9d部分に取付ける板状の部品(図示省略:第1支持ブラケット9の補強部材)により伝動ケース25と第1支持ブラケット9をサンドイッチする形で保持する構成が採られている。ブラケット第1基部9Aの取付ネジ9eは、前記「板状の部品」の取付用タップである。
図13に示されるように、電動モータ18の上下の二股ブラケット13,15のそれぞれの取付孔の中心どうしを結ぶ線分をK、回転軸心18Aを通って線分Kに直交する線分をL、引き込み側ベルト部分19Pの移動方向の線分をM、送り出だ側ベルト部分19Tの移動方向の線分をNとする。そして、線分Mと線分Nとの侠角における角度の二等分線をQとすると、二等分線Qと線分Lとの角度差をズレ角θとする。
本発明のエンジンでは、ベルトテンショナ8とアイドラ16との合理的配置により、二等分線Qと線分Lとのズレ角θが極力小さくなるように設定されている。これにより、ベルト張力に起因して上下の二股ブラケット13,15に作用する力を極力等しくすることができ、それぞれの各支持部ラケット10,9に対する取付ボルト(図示省略)にも極力等しい力が作用し、互いに同様な安全率に設定できる利点がある。
〔別実施形態〕
図示は省略するが、引き込み側ベルト部分19Pにアイドラ16が作用し、かつ、送り出し側ベルト部分19Tにベルトテンショナ8が作用する構造のエンジンでもよい。また、伝動ベルト19の移動方向(回動方向)は、図9(B)に示される矢印Y方向とは反対の方向であってもよい。
図示は省略するが、電動モータ18の回転軸心18Aを中心として、テンションローラ8aの軸心8jの半径29と、アイドラ16の軸心16jの半径30とが互いに異なる又は大きく異なる構成でもよい。この構成によれば、モータプーリ18aのベルト巻き掛け角度を、図9(B)に示される場合に比べてさらに大きくすることが可能である。
8 緊張機構
8a テンションローラ
9 一方の支持ブラケット
10 他方の支持ブラケット
16 アイドラ
17 従動プーリ
18 電動モータ
18A 回転軸心
18a モータプーリ
19 無端回動帯
19T 送り出し側ベルト部分
19P 引き込み側ベルト部分
21 シリンダブロック
22 シリンダヘッド
25 伝動ケース
26 クランク軸
26A 軸心
26a 駆動プーリ
h エンジン本体

Claims (7)

  1. クランク軸の駆動プーリと動力用の電動モータのモータプーリとに跨って巻回される無端回動帯が設けられ、
    前記電動モータは、その回転軸心の周方向で互いに離れた箇所に設けられる2つの支持ブラケットによりエンジン本体に取付けられ、
    前記2つの支持ブラケットのうちの一方の支持ブラケットに、前記無端回動帯をループ内側に押圧付勢する緊張機構が支持されるとともに、他方の支持ブラケットに、前記無端回動帯をループ内側に寄せるアイドラが支承されている産業用ハイブリッドエンジン。
  2. 前記無端回動帯は、エンジン補機を駆動するための従動プーリにも巻回されている請求項1に記載の産業用ハイブリッドエンジン。
  3. 前記一方の支持ブラケットは、シリンダブロックにおけるクランク軸の軸心方向で一端に装備される伝動ケースに取付けられている請求項1又は2に記載の産業用ハイブリッドエンジン。
  4. 前記緊張機構は、着脱可能に前記一方の支持ブラケットだけに取付けられている請求項1〜3の何れか一項に記載の産業用ハイブリッドエンジン。
  5. 前記他方の支持ブラケットは、シリンダブロックに組み付けられるシリンダヘッドに取付けられている1〜4の何れか一項に記載の産業用ハイブリッドエンジン。
  6. 前記緊張機構と前記アイドラとは、前記無端回動帯における前記モータプーリに対する引き込み側ベルト部分と、前記無端回動帯における前記モータプーリに対する送り出し側ベルト部分と、に振り分けて作用する状態に設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載の産業用ハイブリッドエンジン。
  7. 前記緊張機構におけるテンションローラと前記アイドラとは、前記電動モータの回転軸心に関して互いにほぼ等しい半径を有する位置に設けられている請求項1〜6の何れか一項に記載の産業用ハイブリッドエンジン。
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