JP2017227280A - 駆動伝達装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動力の伝達状態と遮断状態とを切り替える際に発生する動作音を小さくすることができる、駆動伝達装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】スイッチアーム91には、振り子ギヤ73が回転可能に保持されている。振り子ギヤ73は、駆動ギヤ72と常に噛合し、スイッチアーム91の揺動により第2中間入力ギヤ75と噛合および噛合解除される。また、駆動伝達機構71には、第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93が備えられている。第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93は、同一の軸線を中心に回転可能に設けられ、回転方向に遊びを有して係合されている。スイッチアーム91には、カム当接面108が形成され、第2セクタギヤ93には、カム当接面108に対する当接態様の変化によりスイッチアーム91を揺動させるカム137が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、駆動伝達装置およびこれを備える画像形成装置に関する。
従来、用紙の両面に画像を形成する両面印刷が可能な画像形成装置が知られている。用紙の片面に画像を形成する片面印刷時には、画像形成部で用紙の一方面(片面)に画像が形成された後、排紙ローラの正転により、その用紙が排紙トレイ上に排出される。両面印刷時には、画像形成部で用紙の一方面に画像が形成された後、排紙ローラの逆転により、その用紙が反転搬送路に送り込まれる。用紙が反転搬送路を搬送されることにより、用紙の表裏が反転される。そして、画像形成部で用紙の他方面に画像が形成された後、排紙ローラの正転により、その用紙が排紙トレイ上に排出される。
この種の画像形成装置には、排紙ローラを正転、逆転(反転)および停止(スタック)させるため、モータおよび駆動伝達機構が備えられている。排紙ローラには、モータの駆動力が駆動伝達機構を介して伝達される。
駆動伝達機構には、図9に示されるように、駆動ギヤ201、振り子ギヤ202、第1中間入力ギヤ203、第2中間入力ギヤ204、第1アイドルギヤ205、第2アイドルギヤ206、第3アイドルギヤ207および排紙ローラギヤ208が含まれる。駆動ギヤ201には、モータの駆動力が入力される。振り子ギヤ202は、駆動ギヤ201と噛合している。第1中間入力ギヤ203は、第1アイドルギヤ205と噛合している。第2中間入力ギヤ204は、第2アイドルギヤ206と噛合している。第1アイドルギヤ205は、第2アイドルギヤ206と噛合している。第2アイドルギヤ206は、第3アイドルギヤ207と噛合している。第3アイドルギヤ207は、排紙ローラギヤ208と噛合している。
振り子ギヤ202は、スイッチアーム209に回転可能に保持されている。スイッチアーム209は、駆動ギヤ201の回転軸210に揺動可能に支持されている。スイッチアーム209には、駆動ギヤ201の軸線方向に貫通する開口211が形成されており、その開口211の周縁に沿って、カム当接面(図示せず)が形成されている。開口211内には、駆動ギヤ201の回転軸210と平行に延びる回転軸212が貫通している。
回転軸212には、セクタギヤ213が回転可能に支持されている。セクタギヤ213には、カム当接面に回転軸212側から当接するカム(図示せず)が形成されている。セクタギヤ213の回転に伴って、セクタギヤ213のカムとスイッチアーム209のカム当接面との当接態様(カムにおけるカム当接面との当接位置およびカム当接面におけるカムの当接位置の少なくとも一方)が変化することにより、スイッチアーム209が回転軸210を支点に揺動する。このスイッチアーム209の揺動により、駆動伝達機構は、振り子ギヤ202が第1中間入力ギヤ203と噛合した正転モードと、振り子ギヤ202が第2中間入力ギヤ204と噛合した反転モードと、振り子ギヤ202が第1中間入力ギヤ203および第2中間入力ギヤ204の両方と係合しないスタックモード(振り子ギヤ202から第1中間入力ギヤ203および第2中間入力ギヤ204への駆動力の伝達が遮断される状態)とに変化する。
駆動伝達機構の正転モード、反転モードおよびスタックモードをそれぞれ維持するために、セクタギヤ213には、第1係合突起214および第2係合突起215が回転方向に位置を異ならせて設けられている。また、駆動伝達機構には、レバー216が設けられている。レバー216は、セクタギヤ213の回転軸212と平行に延びるレバー軸217に揺動可能に支持され、ソレノイド218により第1係合位置と第2係合位置とに揺動される。レバー216には、第1係合爪219および第2係合爪220が形成されている。
駆動伝達機構の反転モードでは、図9に示されるように、ソレノイド218がオンにされて、レバー216が第2係合位置に位置し、第2係合突起215が第2係合爪220に当接(係合)している。セクタギヤ213は、ねじりコイルばね221により、反転モードで第2係合突起215が第2係合爪220を押圧する方向に付勢されている。第2係合突起215が第2係合爪220に当接することにより、セクタギヤ213の回転位置が固定されて、振り子ギヤ202が第2中間入力ギヤ204と噛合した状態が維持される。反転モードでは、駆動ギヤ201に入力されるモータの駆動力が駆動ギヤ201から振り子ギヤ202、第2中間入力ギヤ204、第2アイドルギヤ206および第3アイドルギヤ207を介して排紙ローラギヤ208に伝達され、排紙ローラギヤ208と一体に、排紙ローラが逆転する。
駆動伝達機構の反転モードからスタックモードへの切り替えに際しては、ソレノイド218がオンからオフに切り替えられる。ソレノイド218のオフにより、レバー216が第2係合位置から第1係合位置に移動し、第2係合突起215と第2係合爪220との係合が解除される。その係合が解除されると、ねじりコイルばね221の付勢力により、セクタギヤ213が回動する。セクタギヤ213の回動により、セクタギヤ213のカムとスイッチアーム209のカム当接面との当接態様が変化し、スイッチアーム209が回転軸210を支点に揺動して、振り子ギヤ202が第2中間入力ギヤ204と噛合した状態が解除される。レバー216が第1係合位置に位置する状態では、セクタギヤ213の回転により第1係合突起214および第2係合突起215が通過する領域内に、第1係合爪219が配置される。そのため、セクタギヤ213の回動が進むと、第1係合突起214が第1係合爪219に当接し、それ以上のセクタギヤ213の回動が阻止される。その結果、振り子ギヤ202が第1中間入力ギヤ203および第2中間入力ギヤ204の両方と係合しない状態が維持される。そのため、駆動ギヤ201に入力されるモータの駆動力が振り子ギヤ202から第1中間入力ギヤ203および第2中間入力ギヤ204のいずれにも伝達されず、第1中間入力ギヤ203、第2中間入力ギヤ204、第1アイドルギヤ205、第2アイドルギヤ206、第3アイドルギヤ207および排紙ローラギヤ208が停止し、排紙ローラが停止する。
駆動伝達機構のスタックモードから正転モードへの切り替えに際しては、ソレノイド218がオフからオンに切り替えられる。ソレノイド218のオンにより、レバー216が第1係合位置から第2係合位置に移動し、第1係合突起214と第1係合爪219との係合が解除される。その係合が解除されると、ねじりコイルばね221の付勢力により、セクタギヤ213が回動する。セクタギヤ213の回動により、セクタギヤ213のカムとスイッチアーム209のカム当接面との当接態様が変化し、スイッチアーム209が回転軸210を支点に揺動して、振り子ギヤ202が第1中間入力ギヤ203と噛合する。その結果、正転モードが構成される。ソレノイド218は、オンに切り替えられた後、一定時間が経過するとオフに再び切り替えられる。これにより、レバー216が第2係合位置から第1係合位置に戻る。そのため、セクタギヤ213の回動が進むと、第2係合突起215が第1係合爪219に当接し、それ以上のセクタギヤ213の回動が阻止されて、振り子ギヤ202が第1中間入力ギヤ203と噛合した状態が維持される。正転モードでは、駆動ギヤ201に入力されるモータの駆動力が駆動ギヤ201から振り子ギヤ202、第1中間入力ギヤ203、第1アイドルギヤ205、第2アイドルギヤ206および第3アイドルギヤ207を介して排紙ローラギヤ208に伝達され、排紙ローラギヤ208と一体に、排紙ローラが正転する。
このように、モータの回転方向(駆動力の方向)を切り替えることなく、排紙ローラを正転、逆転および停止させることができる。
特開2014−199367号公報
前述のように、反転モードからスタックモードへの切り替えの際には、振り子ギヤ202と第2中間入力ギヤ204との噛合を解除して、振り子ギヤ202を第1中間入力ギヤ203に近づく方向に移動させる必要がある。そのためには、スイッチアーム209を揺動させる必要があり、スイッチアーム209を揺動させるには、セクタギヤ213を回動させなければならない。
振り子ギヤ202と第2中間入力ギヤ204とが噛合している状態では、第2中間入力ギヤ204側からの駆動反力がスイッチアーム209に入力されているため、セクタギヤ213を回動させるには、駆動反力に抗してセクタギヤ213を回動させることが可能な回転力を要する。したがって、従来の駆動伝達機構では、セクタギヤ213に回転力として入力されるねじりコイルばね221の付勢力(荷重)を大きくせざるを得ない。そのため、スタックモードが構成される際に、セクタギヤ213の第1係合突起214がレバー216の第1係合爪219に当接するときに大きな衝突音が生じる。また、反転モードでセクタギヤ213の第2係合突起215がレバー216の第2係合爪220を強く押圧しているので、それらの当接(ラッチ)の解除に必要なソレノイド218の荷重が大きく、ソレノイドの動作音が大きい。
本発明の目的は、駆動力の伝達状態と遮断状態とを切り替える際に発生する動作音を小さくすることができる、駆動伝達装置および画像形成装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る駆動伝達装置は、第1ギヤと、駆動力が入力される第2ギヤと、第2ギヤと同一の軸線を中心に揺動可能に設けられたスイッチアームと、スイッチアームに回転可能に保持され、第2ギヤと常に噛合し、スイッチアームの揺動により第1ギヤと噛合および噛合解除される第3ギヤと、第2ギヤと噛合する第1歯部および係合部を有する第1セクタギヤと、第2ギヤと噛合する第2歯部を有し、第1セクタギヤと同一の軸線を中心に回転可能に設けられ、第1セクタギヤと回転方向に遊びを有して係合する第2セクタギヤと、第1セクタギヤの所定方向の回転を阻止するために係合部に対して所定部が係合した係合状態と係合部に対する所定部の係合が解除された状態とを切り替えるソレノイドと、第1セクタギヤを所定方向に付勢する第1付勢部材とを含み、スイッチアームには、カム当接面が形成され、第2セクタギヤには、カム当接面に対する当接態様の変化によりスイッチアームを揺動させるカムが形成され、第1セクタギヤは、第3ギヤが第1ギヤと噛合した状態で第2ギヤと対向する位置に、第1歯部を欠落させることにより形成された第1欠歯部分を有し、第2セクタギヤは、第3ギヤが第1ギヤと噛合した状態で第2ギヤと対向する位置に、第2歯部を欠落させることにより形成された第2欠歯部分を有し、第1歯部は、第3ギヤが第1ギヤと噛合した状態から第1セクタギヤが所定方向に回動したときに、第2セクタギヤが回動を開始する前に第2ギヤと噛合する位置に形成されている。
この構成によれば、ソレノイドの働きにより、所定部が第1セクタギヤの係合部に対して係合した状態とその係合が解除された状態とに切り替えられる。所定部が第1セクタギヤの係合部に対して係合した状態では、第1セクタギヤの所定方向の回転が阻止される。第1セクタギヤは、第1付勢部材により所定方向に付勢されている。そのため、所定部が第1セクタギヤの係合部に対して係合した状態が解除されると、第1セクタギヤが所定方向に回動する。
第3ギヤが第1ギヤと噛合した状態では、第1セクタギヤの第1欠歯部分および第2セクタギヤの第2欠歯部分が第2ギヤと対向し、第1セクタギヤの第1歯部および第2セクタギヤの第2歯部の両方が第2ギヤと噛合していない。この状態から第1セクタギヤが所定方向に回動すると、まず、第1歯部が第2ギヤと噛合する。第1歯部が第2ギヤと噛合すると、第2ギヤに入力される駆動力が第1セクタギヤに伝達される。その後、第1セクタギヤの回動が進むと、第2セクタギヤが所定方向に回動し始める。第2セクタギヤの回動により、第2歯部が第2ギヤと噛合すると、第2ギヤに入力される駆動力が第2セクタギヤにも伝達される。
第2セクタギヤには、カムが形成されている。一方、スイッチアームには、カム当接面が形成されている。第2セクタギヤが回動すると、カム当接面に対するカムの当接態様が変化し、スイッチアームが第2ギヤと同一の軸線を中心に揺動する。スイッチアームの揺動により、第2ギヤと常に噛合している第3ギヤが第1ギヤと噛合し、また、その噛合が解除される。
第3ギヤが第1ギヤと噛合した状態では、第2ギヤに入力される駆動力が第3ギヤを介して第1ギヤに伝達される。そのため、第3ギヤを保持するスイッチアームには、第2ギヤから第3ギヤを介して駆動反力が入力され、その駆動反力は、スイッチアームのカム当接面から第2セクタギヤのカムに伝達される。第1セクタギヤと第2セクタギヤとが回転方向に遊びを有して係合しているので、第1セクタギヤの回動開始当初は、第2セクタギヤが回動しない。したがって、第2セクタギヤが回動し始めるまでの間、第1セクタギヤの回動に必要な第1付勢部材の付勢力は、第2セクタギヤに入力される駆動反力より小さくてよい。第1付勢部材の付勢力を小さくすることにより、第1セクタギヤの係合部と所定部とが係合する際に生じる係合音(衝突音)を小さくすることができる。また、第1セクタギヤの係合部と所定部との係合力が小さいので、係合部と所定部とを係合/係合解除するソレノイドの荷重を小さくすることができ、ソレノイドの動作音を小さくすることができる。
よって、第3ギヤから第1ギヤに駆動力が伝達される状態とその伝達が遮断される状態とを切り替える際に発生する動作音を小さくすることができる。
また、第2セクタギヤの回動開始時には、第1セクタギヤの第1歯部が第2ギヤと噛合しているので、第2セクタギヤに駆動反力が伝達されていても、第2ギヤに入力される駆動力により第1セクタギヤおよび第2セクタギヤを良好に回転させることができる。その結果、スイッチアームを良好に回動させることができ、第3ギヤを第1ギヤから良好に離間させることができる。
なお、本発明は、駆動伝達装置の形態で実現することができるだけでなく、たとえば、駆動伝達装置を備える画像形成装置の形態で実現することもできる。
本発明によれば、駆動力の伝達状態と遮断状態とを切り替える際に発生する動作音を小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの中央断面図である。 レーザプリンタに備えられる駆動伝達機構の斜視図である。 駆動伝達機構の前後方向に沿った断面を左側から見た図である。 駆動伝達機構の右側面図である。 駆動伝達機構に備えられる第1セクタギヤおよび第2セクタギヤの斜視図である。 駆動伝達機構の一部を左側から見た断面図であり、正転モードのときの状態を示す。 駆動伝達機構の一部の右側面図であり、正転モードのときの状態を示す。 駆動伝達機構の一部を左側から見た断面図であり、反転モードのときの状態を示す。 駆動伝達機構の一部の右側面図であり、反転モードのときの状態を示す。 駆動伝達機構の一部を左側から見た断面図であり、スタックモードのときの状態を示す。 駆動伝達機構の一部の右側面図であり、スタックモードのときの状態を示す。 従来の駆動伝達機構の構成を図解的に示す側面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<全体構成>
図1に示されるように、レーザプリンタ1(画像形成装置の一例)は、モノクロのレーザプリンタである。レーザプリンタ1は、本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2は、略直方体形状の筐体であり、画像形成部3(画像形成部の一例)および搬送部4を内部に収容している。
画像形成部3は、感光体ドラム11、帯電器12、現像器13、露光器14、転写ローラ15および定着器16を備えている。
感光体ドラム11は、レーザプリンタ1の幅方向(図1の紙面に垂直な方向)に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。
帯電器12は、感光体ドラム11の上方であって、感光体ドラム11の軸線に対する一方側に配置されている。帯電器12は、たとえば、ワイヤおよびグリッドを備えるスコロトロン型帯電器である。
なお、感光体ドラム11の軸線に対して帯電器12が配置される側を「後側」と規定し、その反対側を「前側」と規定する。さらに、レーザプリンタ1を前側から見て、「上側」、「下側」、「左側」および「右側」をそれぞれ規定する。
現像器13は、感光体ドラム11の前側に配置されている。現像器13は、トナーを収容する筐体17および筐体17に保持される現像ローラ18などを備えている。現像ローラ18は、幅方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。現像ローラ18の周面は、感光体ドラム11の周面に接触している。
露光器14は、感光体ドラム11、帯電器12および現像器13の上側に配置されている。露光器14は、レーザおよびポリゴンミラーなどの光学系を備え、画像データに基づくレーザビームを感光体ドラム11の周面に向けて出射する。
転写ローラ15は、感光体ドラム11の下側に配置されている。転写ローラ15は、幅方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。
定着器16は、帯電器12の後側に配置されている。定着器16は、熱ローラ19および圧ローラ20を備えている。熱ローラ19は、幅方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。圧ローラ20は、熱ローラ19の後下側に配置され、幅方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。熱ローラ19および圧ローラ20の各周面は、互いに接触している。
搬送部4は、給紙カセット31、給紙ローラ32、分離ローラ33、分離パッド34、搬送ローラ35,36,37、排紙ローラ38および排紙トレイ39(トレイの一例)を備えている。
給紙カセット31は、本体ケーシング2の底部に配置されて、本体ケーシング2から前側に引出可能に設けられている。給紙カセット31内には、用紙P(シートの一例)が積層状態で収容される。
排紙トレイ39は、本体ケーシング2の上面に形成されている。
用紙Pへの印刷時(画像形成時)には、画像形成部3による画像形成動作および搬送部4による用紙Pの搬送が行われる。
給紙カセット31から用紙Pを送り出すため、給紙ローラ32が左側から見て反時計回りに回転される。給紙ローラ32の回転により、給紙ローラ32の周面と接触している用紙P(給紙カセット31に収容されている用紙Pのうちの最上位の用紙P)が前側に送り出される。給紙カセット31から送り出された用紙Pは、分離ローラ33と分離パッド34との間を通過し、1枚ずつに分離される。分離ローラ33と分離パッド34との間を通過した用紙Pは、搬送ローラ35,36の各ローラ間、感光体ドラム11と転写ローラ15との間、定着器16の熱ローラ19と圧ローラ20との間、搬送ローラ37のローラ間および排紙ローラ38のローラ間をこの順に経由する側面視略S字状の搬送路53を搬送される。
感光体ドラム11は、左側から見て時計回りに回転される。感光体ドラム11の回転に伴って、感光体ドラム11の表面は、帯電器12からの放電により一様に帯電された後、露光器14からのレーザビームにより選択的に露光される。この露光によって、感光体ドラム11の表面から電荷が選択的に除去され、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。静電潜像は、現像器13の現像ローラ18からのトナーの供給により、トナー像に現像される。
トナー像が転写ローラ15と対向するときに用紙Pが感光体ドラム11と転写ローラ15との間に介在されるように、同期をとって、画像形成部3による画像形成動作と搬送部4による用紙Pの搬送とが行われる。転写ローラ15には、転写バイアスが供給されている。用紙Pが感光体ドラム11と転写ローラ15との間を通過する際に、転写バイアスの作用により、感光体ドラム11の表面から用紙Pの上面にトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙Pは、定着器16に搬送される。定着器16では、用紙Pが熱ローラ19と圧ローラ20との間を通過する。その際、加熱および加圧により、トナー像が用紙Pに定着される。これにより、用紙Pへの画像の形成が達成される。
レーザプリンタ1では、用紙Pの一方面(第1面)のみに画像を形成する片面印刷と、用紙Pの両面(第1面および第2面)に画像を形成する両面印刷とを行うことができる。
片面印刷時には、一方面に画像が形成された用紙Pは、搬送ローラ37および排紙ローラ38により、排紙トレイ39上に排出される。
本体ケーシング2内には、両面印刷のために、反転搬送路54が形成されている。反転搬送路54は、搬送ローラ37と排紙ローラ38との間から本体ケーシング2の後端部を下側に延び、画像形成部3と給紙カセット31との間を前側に延びて、搬送ローラ35と搬送ローラ36との間で搬送路53に接続されている。反転搬送路54上には、第1反転搬送ローラ61および第2反転搬送ローラ62が設けられている。
両面印刷時には、用紙Pの第1面に画像が形成された後、用紙Pは、排紙ローラ38により、排紙トレイ39上に排出されずに、反転搬送路54に送り込まれる。用紙Pは、第1反転搬送ローラ61および第2反転搬送ローラ62により、反転搬送路54を前側に向けて搬送され、反転搬送路54から搬送路53に送り込まれる。用紙Pは、反転搬送路54を搬送されたことによって、その表裏が反転され、画像が形成されていない第2面を感光体ドラム11側に向けて搬送路53を搬送される。そして、用紙Pの第2面に画像が形成されることにより、用紙Pの両面への画像の形成が達成される。両面に画像が形成された用紙Pは、搬送ローラ37および排紙ローラ38により、排紙トレイ39上に排出される。
<駆動伝達機構の構成>
排紙ローラ38による用紙Pの搬送先を排紙トレイ39上と反転搬送路54とに切り替えるために、排紙ローラ38の駆動ローラ47を正転、逆転および停止させる必要がある。レーザプリンタ1には、駆動ローラ47を正転、逆転および停止させるため、図2、図3および図4に示されるように、モータ(図示せず)の駆動力を駆動ローラ47に伝達するための駆動伝達機構71が備えられている。
駆動伝達機構71には、駆動ギヤ72(第2ギヤの一例)、振り子ギヤ73(第3ギヤの一例)、第1中間入力ギヤ74、第2中間入力ギヤ75(第1ギヤの一例)、第1アイドルギヤ76、第2アイドルギヤ77、第3アイドルギヤ78および排紙ローラギヤ79が含まれる。これらのギヤから振り子ギヤ73を除いた残りの各ギヤ、つまり駆動ギヤ72、第1中間入力ギヤ74、第2中間入力ギヤ75、第1アイドルギヤ76、第2アイドルギヤ77、第3アイドルギヤ78および排紙ローラギヤ79は、本体ケーシング2内に設けられた左側板(図示せず)に回転可能に保持されている。
駆動ギヤ72は、平歯車からなる。駆動ギヤ72には、入力ギヤ81が噛合しており、入力ギヤ81からモータの駆動力が入力される。
振り子ギヤ73は、平歯車からなる。振り子ギヤ73は、駆動ギヤ72と噛合している。
第1中間入力ギヤ74および第2中間入力ギヤ75は、それぞれ平歯車からなり、同じ歯数を有している。第1中間入力ギヤ74および第2中間入力ギヤ75の各中心は、駆動ギヤ72と振り子ギヤ73との中心距離を半径とし、駆動ギヤ72の中心を中心とする円弧の外側であって、振り子ギヤ73の中心が駆動ギヤ72、第1中間入力ギヤ74および第2中間入力ギヤ75の各中心を頂点とする三角形の内側に位置するように配置されている。また、第2中間入力ギヤ75の中心は、第1中間入力ギヤ74の中心に対して前上側であって、駆動ギヤ72と第2中間入力ギヤ75との中心距離が駆動ギヤ72と第1中間入力ギヤ74との中心距離とほぼ等しくなる位置に配置されている。
第1アイドルギヤ76は、相対的に大径の平歯車82と相対的に小径の平歯車83とが2段に積み重なった2段ギヤからなる。大径の平歯車82は、第1中間入力ギヤ74と噛合している。
第2アイドルギヤ77は、相対的に大径の平歯車84と相対的に小径の平歯車85とが2段に積み重なった2段ギヤからなる。大径の平歯車84の歯数は、第1アイドルギヤ76の大径の平歯車82の歯数と同じである。大径の平歯車84は、第2中間入力ギヤ75と噛合している。小径の平歯車85の歯数は、第1アイドルギヤ76の小径の平歯車83の歯数と同じである。小径の平歯車85は、第1アイドルギヤ76の小径の平歯車83と噛合している。
第3アイドルギヤ78は、平歯車からなる。第3アイドルギヤ78は、第2アイドルギヤ77の小径の平歯車83と噛合している。
排紙ローラギヤ79は、平歯車からなる。排紙ローラギヤ79は、第3アイドルギヤ78と噛合している。
駆動伝達機構71は、振り子ギヤ73を第1中間入力ギヤ74と第2中間入力ギヤ75とに選択的に噛合可能に構成されている。すなわち、振り子ギヤ73を第1中間入力ギヤ74と第2中間入力ギヤ75とに選択的に噛合可能にするため、駆動伝達機構71には、スイッチアーム91、第1セクタギヤ92、第2セクタギヤ93、レバー94およびソレノイド95が備えられている。
スイッチアーム91は、幅方向と直交する平面に沿って延びる板状のアーム本体部101を有している。アーム本体部101は、振り子ギヤ73が第1中間入力ギヤ74と噛合した状態、つまり図2、図3および図4に示される状態で、その長手方向が前側に向かうにつれて上側に位置するように傾斜している。以下、この状態を基準として、スイッチアーム91の構成について説明する。
アーム本体部101の後下半分の部分には、図2に示されるように、それぞれ略円筒状の第1軸受部102および第2軸受部103が左側に突出して形成されている。
第1軸受部102には、図3に示されるように、駆動ギヤ72の回転軸(ギヤ軸)104が回転可能に挿通されている。これにより、スイッチアーム91は、駆動ギヤ72の回転軸104に揺動可能に支持されている。
第2軸受部103には、振り子ギヤ73の回転軸105が回転可能に挿通されている。これにより、振り子ギヤ73は、スイッチアーム91に回転可能に保持されている。
アーム本体部101の前上半分の部分には、開口106が幅方向に貫通して形成されている。そして、アーム本体部101には、図2および図3に示されるように、開口106の周縁の全周から左側に延出する周壁部107が形成されている。周壁部107の内周面は、後述するカム137が当接するカム当接面108をなしている。
カム当接面108は、図3に示されるように、第1面部111、第2面部112、第3面部113、第4面部114(第1領域の一例)、第5面部115(第2領域の一例)、第6面部116、第7面部117、第8面部118および第9面部で構成されている。第1面部111は、カム当接面108の前端部から後下がりに傾斜する平面に形成されている。第2面部112は、第1面部111に連続し、第1面部111よりも急勾配で後下がりに傾斜する平面に形成されている。第3面部113は、第2面部112に連続し、後上がりに傾斜する平面に形成されている。第4面部114は、第3面部113に連続し、第2面部112よりもさらに急勾配で後下がりに傾斜する平面に形成されている。第5面部115は、第4面部114に連続し、第3面部113よりも緩勾配で後上がりに傾斜する平面に形成されている。第6面部116は、第5面部115に連続し、第2面部112と略同じ勾配で後下がりに傾斜する平面に形成されている。第7面部117は、第6面部116に連続し、第6面部116に対して略直交する方向に立ち上がる平面に形成されている。第8面部118は、第7面部117に連続し、前上がりに傾斜する平面に形成されている。第9面部119は、第1面部111の前端部と第8面部118の前端部とに接続され、外側に膨出する略円弧面状に形成されている。
第1セクタギヤ92は、図5に示されるように、リム121、ウェブ122およびボス123(軸孔の一例)を一体的に有している。
リム121は、扁平な円筒状をなしている。リム121の外周面には、多数のギヤ歯からなる第1歯部124が形成されている。第1歯部124は、リム121の外周面上の3箇所で部分的に欠落している。これにより、リム121は、リム121の外周面上の3箇所に、第1歯部124の分割部分(以下、各分割部分を「第1歯部124A,124B,124C」という。)を有し、それらの第1歯部124A,124B,124Cの各間に、第1歯部124が欠落した第1欠歯部分125A,125B,125Cを有している。
ウェブ122は、リム121の全周から第1セクタギヤ92の中心に向かって伸びる略円環板状に形成されている。ウェブ122における径方向の中間部には、右側に延出する略半円弧板状の係合壁部126が形成されている。係合壁部126には、第1係合部127(係合部の一例)および第2係合部128が一体的に形成されている。第1係合部127および第2係合部128は、互いに第1セクタギヤ92の回転方向に間隔を空けて、それぞれ係合壁部126から径方向外側に突出している。また、ウェブ122には、係合壁部126とリム121との間に、第1セクタギヤ92の回転方向に延びる長穴129が幅方向に貫通して形成されている。
ボス123は、ウェブ122の内周端縁から右側に延びる略円筒状に形成されている。
第2セクタギヤ93は、図2および図5に示されるように、リム131、ウェブ132およびボス133(軸部の一例)を一体的に有している。
リム131は、扁平な円筒状をなしている。リム131の外周面には、多数のギヤ歯からなる第2歯部134が形成されている。第2歯部134は、リム131の外周面上の3箇所で部分的に欠落している。これにより、リム131は、リム131の外周面上の3箇所に、第2歯部134の分割部分(以下、各分割部分を「第2歯部134A,134B,134C」という。)を有し、それらの第2歯部134A,134B,134Cの各間に、第2歯部134が欠落した第2欠歯部分135A,135B,135Cを有している。
ウェブ132は、リム121から第1セクタギヤ92の中心に向かって伸びる略円弧板状に形成されている。ウェブ132における径方向の中間部には、第1セクタギヤ92の長穴129に対応して、右側に突出する突起136が形成されている。第2セクタギヤ93の回転方向において、突起136の寸法は、長穴129の寸法よりも小さい。
ボス133は、ウェブ132の内周端縁から左側および右側の両側に延びる略円筒状に形成されている。ボス133の外径は、第1セクタギヤ92のボス123の内径よりも小さい。
また、第2セクタギヤ93には、図2および図3に示されるように、ウェブ132に対する右側に、カム137が形成されている。カム137は、図3に示されるように、第1カム面138、第2カム面139および第3カム面140を有している。第1カム面138は、ボス133から第2セクタギヤ93の径方向に延びている。第2カム面139は、第1カム面138に一端が接続され、第1カム面138に対して約30°の角度をなして延びている。第3カム面140は、ボス133と第2カム面139の他端との間に跨がり、第2カム面139に対して約90°の角度をなして延びている。
第2セクタギヤ93は、第1セクタギヤ92とそれらの回転方向に遊びを有して係合している。具体的には、第2セクタギヤ93のリム131が第1セクタギヤ92のリム121に対して左側に配置され、第2セクタギヤ93のボス133が第1セクタギヤ92のボス123に左側から挿入されている。また、第2セクタギヤ93の突起136が第1セクタギヤ92の長穴129に左側から挿入されている。そして、第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93は、図2に示されるように、第2セクタギヤ93のボス133がスイッチアーム91の開口106に挿通されて、カム137がスイッチアーム91のカム当接面108に径方向の内側から対向するように設けられている。ボス133の右端部は、本体ケーシング2内に設けられた左側板(図示せず)に回転可能に保持されている。
第1セクタギヤ92と第2セクタギヤ93とが係合した状態で、第1セクタギヤ92の第1歯部124A,124B,124Cとそれぞれ第2セクタギヤ93の第2歯部134A,134B,134Cとの回転方向の位置が略一致し、第1セクタギヤ92の第1欠歯部分125A,125B,125Cとそれぞれ第2セクタギヤ93の第2欠歯部分135A,135B,135Cとの回転方向の位置が略一致する。
レバー94は、図2、図3および図4に示されるように、レバー軸部141、第1アーム部142、第2アーム部143および操作部144を一体的に有している。
レバー軸部141は、幅方向に延びる円筒状をなしている。レバー軸部141の右端部は、本体ケーシング2内に設けられた左側板(図示せず)に回転可能に保持されている。
第1アーム部142は、図4に示されるように、レバー軸部141から後下側に延びている。
第2アーム部143は、レバー軸部141から前下側に延び、先端部が後側に突出する側面視略三角形状のストッパ部145(所定部の一例)を有する鉤状に形成されている。
操作部144は、レバー軸部141から上側に延び、後側に屈曲して延びている。
ソレノイド95は、レバー94の操作部144の上側に、プランジャ96を下側に向けて配置され、本体ケーシング2内に設けられた左側板(図示せず)に固定されている。プランジャ96の先端部は、レバー94の操作部144に接続されている。
ソレノイド95がオフの状態において、レバー94の位置が第1レバー位置となる。この第1レバー位置において、レバー94の第1アーム部142の先端部は、第1セクタギヤ92の回転により第1セクタギヤ92の第1係合部127および第2係合部128が通過する領域内に位置し、第2アーム部143のストッパ部145は、その領域外に位置する。
ソレノイド95がオフからオンに切り替えられると、プランジャ96が上側に退避し、レバー94の操作部144が引き上げられることにより、レバー94が第1レバー位置からレバー軸部141を支点に右側から見て反時計回りに一定角度回動し、レバー94の位置が第2レバー位置となる。この第2レバー位置において、レバー94の第2アーム部143のストッパ部145は、第1セクタギヤ92の回転により第1セクタギヤ92の第1係合部127および第2係合部128が通過する領域内に位置し、第1アーム部142の先端部は、その領域外に位置する。
ソレノイド95がオンからオフに切り替えられると、プランジャ96が下側に進出し、レバー94の操作部144が押し下げられることにより、レバー94が第2レバー位置からレバー軸部141を支点に右側から見て時計回りに一定角度回動し、レバー94の位置が第1レバー位置に戻る。
また、駆動伝達機構71には、第1付勢部材151、第2付勢部材152および第3付勢部材153が設けられている。
第1付勢部材151は、図3に示されるように、コイルばねからなる。第1付勢部材151の一端は、第1セクタギヤ92に接続され、その他端は、第2セクタギヤ93に接続されている。第1付勢部材151の付勢力により、第1セクタギヤ92が左側から見て時計回りに付勢される。
第2付勢部材152は、図2に示されるように、コイルばねからなる。第2付勢部材152の一端は、スイッチアーム91の前端部の上側に配置され、本体ケーシング2内に設けられた左側板(図示せず)に固定されている。第2付勢部材152の他端は、スイッチアーム91の前端部に接続されている。第2付勢部材152の付勢力により、スイッチアーム91の前端部が上側に付勢されている。
第3付勢部材153は、図3に示されるように、ねじりコイルばねからなる。第3付勢部材153の一端は、本体ケーシング2内に設けられた左側板(図示せず)に固定されている。第3付勢部材153の他端は、第2セクタギヤ93に当接している。第3付勢部材153の付勢力により、第2セクタギヤ93が左側から見て時計回りに付勢される。
<駆動伝達機構の動作>
以上の構成により、駆動伝達機構71では、排紙ローラ38を正転させる正転モード(SX_MODE)と、排紙ローラ38を逆転させる反転モード(DX_MODE)と、排紙ローラ38を停止させる(排紙ローラ38に駆動力を伝達しない)スタックモード(STACK_MODE)とが選択的に構成される。
正転モードでは、図6Aに示されるように、第2セクタギヤ93のカム137の第1カム面138がスイッチアーム91のカム当接面108の第1面部111に当接している。このとき、スイッチアーム91は、第1軸受部102(駆動ギヤ72の回転軸104)を支点として、第2付勢部材152(図2参照)の付勢力により、その前端部が最も持ち上げられた状態となる。この状態で、振り子ギヤ73が第1中間入力ギヤ74と噛合する。そのため、駆動ギヤ72に入力されるモータの駆動力が駆動ギヤ72から振り子ギヤ73、第1中間入力ギヤ74、第1アイドルギヤ76、第2アイドルギヤ77および第3アイドルギヤ78を介して排紙ローラギヤ79に伝達され、排紙ローラギヤ79と一体に、排紙ローラ38が正転する。
また、正転モードでは、図6Bに示されるように、ソレノイド95がオフにされて、レバー94が第1レバー位置に位置する。そして、第1セクタギヤ92の第1係合部127がレバー94の第1アーム部142の先端部に係合(当接)し、第1セクタギヤ92の回転が規制されている。第1セクタギヤ92の回転が規制されることにより、第2セクタギヤ93は、第1セクタギヤ92の長穴129内に突出した突起136の移動が許容される範囲において、回動が可能である。第2セクタギヤ93が第3付勢部材153(図4参照)によって右側から見て反時計回りの方向に付勢されているので、その第3付勢部材153の付勢力により、第1付勢部材151が圧縮されている。したがって、第1係合部127は、第1付勢部材151の弾性力でレバー94の第1アーム部142に係合している。
さらに、第1係合部127がレバー94の第1アーム部142に係合した状態では、第1セクタギヤ92の第1欠歯部分125Aおよび第2セクタギヤ93の第2欠歯部分135Aが駆動ギヤ72と対向し、第1セクタギヤ92の第1歯部124および第2セクタギヤ93の第2歯部134と駆動ギヤ72とは噛合していない。たとえ第2セクタギヤ93が回動可能な範囲で回動しても、第2セクタギヤ93の第2歯部134と駆動ギヤ72とは噛合しない。
駆動伝達機構71では、正転モードから反転モードに切り替えることができる。また、反転モードからスタックモードに切り替えることができ、スタックモードから正転モードに切り替えることができる。
[正転モード→反転モード]
正転モードから反転モードへの切り替えに際しては、ソレノイド95がオフからオンに切り替えられる。ソレノイド95のオンにより、図7Bに示されるように、レバー94が第1レバー位置から第2レバー位置に移動し、第1セクタギヤ92の第1係合部127と第1アーム部142の先端部との係合が解除され、第1セクタギヤ92の回転の規制が解除される。
そのため、第1付勢部材151の弾性力(付勢力)により、第1セクタギヤ92が右側から見て反時計回りに回動する。第1セクタギヤ92の回動に伴い、第1セクタギヤ92の第1歯部124Aが駆動ギヤ72と噛合し始める。第1歯部124Aと駆動ギヤ72とが噛合した状態では、駆動ギヤ72に入力される駆動力が第1セクタギヤ92に伝達される。そのため、第1歯部124Aと駆動ギヤ72とが噛合し始めた後は、駆動ギヤ72に入力される駆動力により、第1セクタギヤ92が回動する。
また、第1セクタギヤ92の回動により、第1セクタギヤ92の長穴129の端部が第2セクタギヤ93の突起136に当接し、長穴129の端部が突起136を回転方向に押圧する。この押圧力および第3付勢部材153(図4参照)の付勢力により、第2セクタギヤ93が左側から見て時計回りに回動し始める。そして、第2セクタギヤ93の回転に伴い、第2セクタギヤ93の第2歯部134Aが駆動ギヤ72と噛合し始める。第2歯部134Aと駆動ギヤ72とが噛合した状態では、駆動ギヤ72に入力される駆動力が第2セクタギヤ93に伝達される。そのため、第2歯部134Aと駆動ギヤ72とが噛合し始めた後は、駆動ギヤ72に入力される駆動力により、第2セクタギヤ93が回動する。
第2セクタギヤ93の回動に伴って、カム137が図7Aにおける時計回り、つまり左側から見て時計回りに回動する。カム137の回動により、カム137とスイッチアーム91のカム当接面108との当接態様が変化する。すなわち、カム137の第1カム面138がカム当接面108の第1面部111に当接する態様から、カム137の第1カム面138と第2カム面139との接続部分がカム当接面108の第2面部112に当接する態様を経て、第1カム面138と第2カム面139との接続部分がカム当接面108の第3面部113に当接する態様へと変化する。この当接態様の変化により、カム137からカム当接面108にカム当接面108を下側に押圧する力を受ける。この力により、第2付勢部材152(図2参照)の付勢力に抗して、スイッチアーム91の前端部が下側に移動するように、スイッチアーム91が第1軸受部102を支点として左側から見て時計回りに傾動する。そして、スイッチアーム91の傾動により、振り子ギヤ73が第2中間入力ギヤ75側へ移動し、振り子ギヤ73と第1中間入力ギヤ74との噛合が解除される。
第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93の回動が進むと、第1セクタギヤ92の第1欠歯部分125Bおよび第2セクタギヤ93の第2欠歯部分135Bが駆動ギヤ72と対向し始め、第1歯部124Aおよび第2歯部134Aと駆動ギヤ72との噛合が解除され始める。そして、図7Bに示されるように、第1歯部124Aおよび第2歯部134Aと駆動ギヤ72との噛合が解除されると、駆動ギヤ72から第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93への駆動力の入力がなくなる。その後、第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93は、第3付勢部材153の弾性力によって回動し、第1セクタギヤ92の第1係合部127がレバー94の第2アーム部143のストッパ部145に係合(当接)すると停止する。第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93が停止することにより、第1欠歯部分125Bおよび第2欠歯部分135Bが駆動ギヤ72と対向した状態が保持される。また、第1係合部127がストッパ部145に係合した後、第1付勢部材151が第3付勢部材153の付勢力で圧縮される。これにより、第1係合部127は、第1付勢部材151の弾性力でストッパ部145に係合する。
一方、第2セクタギヤ93の回動が停止する前に、カム137の第1カム面138と第2カム面139との接続部分がカム当接面108の第3面部113と第4面部114との境界を乗り越える。そして、第2セクタギヤ93の回動の停止とほぼ同時に、図7Aに示されるように、第2カム面139が第4面部114に当接し、第1カム面138と第2カム面139との接続部分が第5面部115に当接した態様となって、スイッチアーム91の傾動が停止する。この時点で、振り子ギヤ73が第2中間入力ギヤ75と噛合し、正転モードから反転モードへの切り替えが完了となる。そのため、反転モードでは、駆動ギヤ72に入力されるモータの駆動力が駆動ギヤ72から振り子ギヤ73、第2中間入力ギヤ75、第2アイドルギヤ77および第3アイドルギヤ78を介して排紙ローラギヤ79に伝達され、排紙ローラギヤ79と一体に、排紙ローラ38が逆転する。
[反転モード→スタックモード]
正転モードから反転モードへの切り替えに際しては、ソレノイド95がオンからオフに切り替えられる。ソレノイド95のオフにより、図8Bに示されるように、レバー94が第2レバー位置から第1レバー位置に移動し、第1セクタギヤ92の第1係合部127と第2アーム部143のストッパ部145との係合が解除され、第1セクタギヤ92の回転の規制が解除される。
そのため、第1付勢部材151の弾性力(付勢力)により、第1セクタギヤ92が右側から見て反時計回りに回動する。第1セクタギヤ92の回動に伴い、第1セクタギヤ92の第1歯部124Bが駆動ギヤ72と噛合し始める。第1歯部124Bと駆動ギヤ72とが噛合した状態では、駆動ギヤ72に入力される駆動力が第1セクタギヤ92に伝達される。そのため、第1歯部124Bと駆動ギヤ72とが噛合し始めた後は、駆動ギヤ72に入力される駆動力により、第1セクタギヤ92が回動する。
また、第1セクタギヤ92の回動により、第1セクタギヤ92の長穴129の端部が第2セクタギヤ93の突起136に当接し、長穴129の端部が突起136を回転方向に押圧する。この押圧力および第3付勢部材153(図4参照)の付勢力により、第2セクタギヤ93が左側から見て時計回りに回動し始める。そして、第2セクタギヤ93の回転に伴い、第2セクタギヤ93の第2歯部134Bが駆動ギヤ72と噛合し始める。第2歯部134Bと駆動ギヤ72とが噛合した状態では、駆動ギヤ72に入力される駆動力が第2セクタギヤ93に伝達される。そのため、第2歯部134Bと駆動ギヤ72とが噛合し始めた後は、駆動ギヤ72に入力される駆動力により、第2セクタギヤ93が回動する。
第2セクタギヤ93の回動に伴って、カム137が図8Aにおける時計回り、つまり左側から見て時計回りに回動する。カム137の回動により、カム137とスイッチアーム91のカム当接面108との当接態様が変化する。すなわち、カム137の第2カム面139がカム当接面108の第4面部114に当接し、第1カム面138と第2カム面139との接続部分が第5面部115に当接した態様から、その接続部分が第5面部115上を第6面部116側に移動する。第1カム面138と第2カム面139との接続部分が第5面部115上から脱すると、第2カム面139が第6面部116に当接した態様となる。その後、第2カム面139が第3面部113に当接する態様を経て、第2カム面139と第3カム面140との接続部分が第3面部113と第4面部114との境界を乗り越えると、第3カム面140が第4面部114に当接した態様となる。この当接態様の変化に伴い、第2付勢部材152(図2参照)の付勢力により、スイッチアーム91の前端部が上側に移動するように、スイッチアーム91が第1軸受部102を支点として左側から見て反時計回りに傾動する。そして、スイッチアーム91の傾動により、振り子ギヤ73が第1中間入力ギヤ74側へ移動し、振り子ギヤ73と第2中間入力ギヤ75との噛合が解除される。
その一方で、第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93の回動により、第1セクタギヤ92の第1欠歯部分125Cおよび第2セクタギヤ93の第2欠歯部分135Cが駆動ギヤ72と対向し始め、第1歯部124Bおよび第2歯部134Bと駆動ギヤ72との噛合が解除され始める。そして、図8Bに示されるように、第1歯部124Bおよび第2歯部134Bと駆動ギヤ72との噛合が解除されると、駆動ギヤ72から第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93への駆動力の入力がなくなる。その後、第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93は、第3付勢部材153の弾性力によって回動し、第1セクタギヤ92の第2係合部128がレバー94の第1アーム部142の先端部に係合(当接)すると停止する。第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93が停止することにより、第1欠歯部分125Cおよび第2欠歯部分135Cが駆動ギヤ72と対向した状態が保持される。また、第2係合部128がストッパ部145に係合した後、第1付勢部材151が第3付勢部材153の付勢力で圧縮される。これにより、第2係合部128は、第1付勢部材151の弾性力でストッパ部145に係合する。
第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93の回動が停止した時点で、カム137の第3カム面140がカム当接面108の第4面部114に当接した態様となり、反転モードからスタックモードへの切り替えが完了となる。この状態で、振り子ギヤ73は、第1中間入力ギヤ74および第2中間入力ギヤ75の両方と噛合しない。そのため、スタックモードでは、駆動ギヤ72に入力されるモータの駆動力が振り子ギヤ73から第1中間入力ギヤ74および第2中間入力ギヤ75のいずれにも伝達されず、第1中間入力ギヤ74、第2中間入力ギヤ75、第1アイドルギヤ76、第2アイドルギヤ77、第3アイドルギヤ78および排紙ローラギヤ79が停止し、排紙ローラ38が停止する。
[スタックモード→正転モード]
スタックモードから正転モードへの切り替えに際しては、ソレノイド95がオフからオンに切り替えられる。ソレノイド95のオンにより、レバー94が第1レバー位置から第2レバー位置に移動し、第1セクタギヤ92の第2係合部128と第1アーム部142の先端部との係合が解除され、第1セクタギヤ92の回転の規制が解除される。
なお、ソレノイド95は、オンに切り替えられた後、一定時間が経過するとオフに再び切り替えられる。これにより、レバー94が第2レバー位置から第1レバー位置に戻る。
第1セクタギヤ92の回転の規制が解除されると、第1付勢部材151の弾性力(付勢力)により、第1セクタギヤ92が右側から見て反時計回りに回動する。第1セクタギヤ92の回動に伴い、第1セクタギヤ92の第1歯部124Cが駆動ギヤ72と噛合し始める。第1歯部124Cと駆動ギヤ72とが噛合した状態では、駆動ギヤ72に入力される駆動力が第1セクタギヤ92に伝達される。そのため、第1歯部124Cと駆動ギヤ72とが噛合し始めた後は、駆動ギヤ72に入力される駆動力により、第1セクタギヤ92が回動する。
また、第1セクタギヤ92の回動により、第1セクタギヤ92の長穴129の端部が第2セクタギヤ93の突起136に当接し、長穴129の端部が突起136を回転方向に押圧する。この押圧力および第3付勢部材153(図4参照)の付勢力により、第2セクタギヤ93が左側から見て時計回りに回動し始める。そして、第2セクタギヤ93の回転に伴い、第2セクタギヤ93の第2歯部134Cが駆動ギヤ72と噛合し始める。第2歯部134Cと駆動ギヤ72とが噛合した状態では、駆動ギヤ72に入力される駆動力が第2セクタギヤ93に伝達される。そのため、第2歯部134Cと駆動ギヤ72とが噛合し始めた後は、駆動ギヤ72に入力される駆動力により、第2セクタギヤ93が回動する。
第2セクタギヤ93の回動に伴って、カム137が図6Aにおける時計回り、つまり左側から見て時計回りに回動する。カム137の回動により、カム137とスイッチアーム91のカム当接面108との当接態様が変化する。すなわち、カム137の第3カム面140がカム当接面108の第4面部114に当接する態様から、第3カム面140が第3面部113と第4面部114との境界部分に当接した態様となる。その後、第3カム面140が第3面部113と第4面部114との境界部分から離間した態様を経て、第1カム面138が第1面部111に当接した態様となる。この当接態様の変化に伴い、第2付勢部材152(図2参照)の付勢力により、スイッチアーム91の前端部が上側に移動するように、スイッチアーム91が第1軸受部102を支点として左側から見て反時計回りに傾動する。そして、そのスイッチアーム91の傾動により、振り子ギヤ73が第1中間入力ギヤ74と噛合し、スタックモードから正転モードへの切り替えが完了となる。
その一方で、第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93の回動が進むと、第1セクタギヤ92の第1欠歯部分125Aおよび第2セクタギヤ93の第2欠歯部分135Aが駆動ギヤ72と対向し始め、第1歯部124Cおよび第2歯部134Cと駆動ギヤ72との噛合が解除され始める。そして、図6Bに示されるように、第1歯部124Cおよび第2歯部134Cと駆動ギヤ72との噛合が解除されると、駆動ギヤ72から第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93への駆動力の入力がなくなる。その後、第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93は、第3付勢部材153の弾性力によって回動し、第1セクタギヤ92の第1係合部127がレバー94の第1アーム部142の先端部に係合(当接)すると停止する。第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93が停止することにより、第1欠歯部分125Aおよび第2欠歯部分135Aが駆動ギヤ72と対向した状態が保持される。また、第1係合部127が第1アーム部142に係合した後、第1付勢部材151が第3付勢部材153の付勢力で圧縮される。これにより、第1係合部127は、第1付勢部材151の弾性力で第1アーム部142に係合する。
<作用効果>
以上のように、駆動伝達機構71では、モータの回転方向(駆動力の方向)を切り替えることなく、排紙ローラ38を正転、逆転および停止させることができる。
駆動伝達機構71では、ソレノイド95の働きにより、レバー94のストッパ部145が第1セクタギヤ92の第1係合部127に対して係合した状態とその係合が解除された状態とに切り替えられる。ストッパ部145が第1セクタギヤ92の第1係合部127に対して係合した状態では、第1セクタギヤ92の所定方向(右側から見て反時計回りの方向)の回転が阻止される。第1セクタギヤ92は、第1付勢部材151により所定方向に付勢されている。そのため、ストッパ部145が第1セクタギヤ92の第1係合部127に対して係合した状態が解除されると、第1セクタギヤ92が所定方向に回動する。
反転モードでは、振り子ギヤ73が第2中間入力ギヤ75と噛合している。この状態では、第1セクタギヤ92の第1欠歯部分125Bおよび第2セクタギヤ93の第2欠歯部分135Bが駆動ギヤ72と対向し、第1セクタギヤ92の第1歯部124Bおよび第2セクタギヤ93の第2歯部134Bの両方が駆動ギヤ72と噛合していない。この状態から第1セクタギヤ92が所定方向に回動すると、まず、第1歯部124Bが駆動ギヤ72と噛合する。第1歯部124Bが駆動ギヤ72と噛合すると、駆動ギヤ72に入力される駆動力が第1セクタギヤ92に伝達される。第1セクタギヤ92の回動が進むと、第2セクタギヤ93が所定方向に回動し始める。第2セクタギヤ93の回動により、第2歯部134Bが駆動ギヤ72と噛合すると、駆動ギヤ72に入力される駆動力が第2セクタギヤ93にも伝達される。
第2セクタギヤ93には、カム137が形成されている。一方、スイッチアーム91には、カム当接面108が形成されている。第2セクタギヤ93が回動すると、カム当接面108に対するカム137の当接態様が変化し、スイッチアーム91が駆動ギヤ72と同一の軸線を中心に揺動する。スイッチアーム91の揺動により、駆動ギヤ72と常に噛合している振り子ギヤ73が第2中間入力ギヤ75と噛合し、また、その噛合が解除される。
振り子ギヤ73が第2中間入力ギヤ75と噛合した状態では、駆動ギヤ72に入力される駆動力が振り子ギヤ73を介して第2中間入力ギヤ75に伝達される。そのため、振り子ギヤ73を保持するスイッチアーム91には、駆動ギヤ72から振り子ギヤ73を介して駆動反力が入力され、その駆動反力は、スイッチアーム91のカム当接面108から第2セクタギヤ93のカム137に伝達される。第1セクタギヤ92と第2セクタギヤ93とが回転方向に遊びを有して係合しているので、第1セクタギヤ92の回動開始当初は、第2セクタギヤ93が回転しない。したがって、第2セクタギヤ93が回動し始めるまでの間、第1セクタギヤ92の回転に必要な第1付勢部材151の付勢力は、第2セクタギヤ93に入力される駆動反力より小さくてよい。第1付勢部材151の付勢力を小さくすることにより、第1セクタギヤ92の第1係合部127とストッパ部145とが係合する際に生じる係合音(衝突音)を小さくすることができる。また、第1セクタギヤ92の第1係合部127とストッパ部145との係合力が小さいので、第1係合部127とストッパ部145とを係合/係合解除するソレノイド95の荷重を小さくすることができ、ソレノイド95の動作音を小さくすることができる。
よって、振り子ギヤ73から第2中間入力ギヤ75に駆動力が伝達される状態とその伝達が遮断される状態とを切り替える際に発生する動作音を小さくすることができる。
また、第2セクタギヤ93の回動開始時には、第1セクタギヤ92の第1歯部124Bが駆動ギヤ72と噛合しているので、第2セクタギヤ93に駆動反力が伝達されていても、駆動ギヤ72に入力される駆動力により第1セクタギヤ92および第2セクタギヤ93を良好に回転させることができる。その結果、スイッチアーム91を良好に回動させることができ、振り子ギヤ73を第2中間入力ギヤ75から良好に離間させることができる。
駆動伝達機構71には、カム当接面108がカム137を押圧する方向にスイッチアーム91を付勢する第2付勢部材152が設けられている。カム当接面108は、第4面部114および第5面部115を有している。反転モードでは、図7Aに示されるように、カム137の第2カム面139が第4面部114に当接し、第1カム面138と第2カム面139との接続部分が第5面部115に当接する。そのため、反転モードでは、第2付勢部材152の付勢力およびスイッチアーム91に入力される駆動反力により、カム137が第4面部114から第4面部114に直交する第1方向D1の押圧力を受け、第5面部115から第5面部115に直交する第2方向D2の押圧力を受ける。そして、第4面部114および第5面部115は、第2セクタギヤ93の回転中心を通って回転径方向に延びる直線Lに対して前側および後側に形成されている。そして、第1方向D1と第2方向D2との合成ベクトルが第1カム面138と第2カム面139との接続部分からカム137の回転中心、つまり第2セクタギヤ93のボス133に向かうように、第4面部114および第5面部115の各傾斜角度が設計されている。これにより、反転モードでは、第2付勢部材152の付勢力およびスイッチアーム91に入力される駆動反力により、カム137がカム当接面108に対して固定される。よって、反転モードを安定して構成できる。また、駆動反力に相当する分、第2付勢部材152の弾性力を弱めることができるので、動作モードの切替時には、スイッチアーム91をスムーズに揺動させることができる。
第2セクタギヤ93は、本体ケーシング2内に設けられた左側板(図示せず)に回転可能に保持されるボス133を備え、第1セクタギヤ92は、ボス133が遊びを有して挿通されるボス123を備えている。これにより、レバー94と第1セクタギヤ92の第1係合部127または第2係合部128との係合が解除されるときに、第2セクタギヤ93のボス133に荷重が加わることを抑制できる。その結果、ボス133に湾曲などの変形や破損が生じることを抑制できる。
また、第1セクタギヤ92には、長穴129が形成され、第2セクタギヤ93には、長穴129よりも第2セクタギヤ93の回転方向の寸法が小さい突起136が形成されている。これにより、突起136を長穴129に挿通させることにより、第1セクタギヤ92と第2セクタギヤ93とを回転方向に遊びを有して係合させることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、画像形成装置の一例として、レーザプリンタ1を取り上げた。しかしながら、本発明は、レーザプリンタ1に限らず、インクジェットプリンタなどの他の種類の画像形成装置にも広く適用することができる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 レーザプリンタ
3 画像形成部
38 排紙ローラ
39 排紙トレイ
71 駆動伝達機構
72 駆動ギヤ
73 振り子ギヤ
75 第2中間入力ギヤ
91 スイッチアーム
92 第1セクタギヤ
93 第2セクタギヤ
95 ソレノイド
108 カム当接面
114 第4面部
115 第5面部
123 ボス
124 第1歯部
125B 第1欠歯部分
127 第1係合部
129 長穴
133 ボス
134 第2歯部
135B 第2欠歯部分
136 突起
137 カム
145 ストッパ部
151 第1付勢部材
152 第2付勢部材
D1 第1方向
D2 第2方向
L 直線

Claims (7)

  1. 第1ギヤと、
    駆動力が入力される第2ギヤと、
    前記第2ギヤと同一の軸線を中心に揺動可能に設けられたスイッチアームと、
    前記スイッチアームに回転可能に保持され、前記第2ギヤと常に噛合し、前記スイッチアームの揺動により前記第1ギヤと噛合および噛合解除される第3ギヤと、
    前記第2ギヤと噛合する第1歯部および係合部を有する第1セクタギヤと、
    前記第2ギヤと噛合する第2歯部を有し、前記第1セクタギヤと同一の軸線を中心に回転可能に設けられ、前記第1セクタギヤと回転方向に遊びを有して係合する第2セクタギヤと、
    前記第1セクタギヤの所定方向の回転を阻止するために前記係合部に対して所定部が係合した係合状態と前記係合部に対する前記所定部の係合が解除された状態とを切り替えるソレノイドと、
    前記第1セクタギヤを前記所定方向に付勢する第1付勢部材とを含み、
    前記スイッチアームには、カム当接面が形成され、
    前記第2セクタギヤには、前記カム当接面に対する当接態様の変化により前記スイッチアームを揺動させるカムが形成され、
    前記第1セクタギヤは、前記第3ギヤが前記第1ギヤと噛合した状態で前記第2ギヤと対向する位置に、前記第1歯部を欠落させることにより形成された第1欠歯部分を有し、
    前記第2セクタギヤは、前記第3ギヤが前記第1ギヤと噛合した状態で前記第2ギヤと対向する位置に、前記第2歯部を欠落させることにより形成された第2欠歯部分を有し、
    前記第1歯部は、前記第3ギヤが前記第1ギヤと噛合した状態から前記第1セクタギヤが前記所定方向に回動したときに、前記第2セクタギヤが回動を開始する前に前記第2ギヤと噛合する位置に形成されている、駆動伝達装置。
  2. 請求項1に記載の駆動伝達装置であって、
    前記カム当接面が前記カムを押圧する方向に前記スイッチアームを付勢する第2付勢部材をさらに含み、
    前記カム当接面は、前記第2欠歯部分が前記第2ギヤと対向する状態において、前記カムを第1方向に押圧する第1領域および前記カムを前記第1方向と交差する第2方向に押圧する第2領域を有している、駆動伝達装置。
  3. 請求項2に記載の駆動伝達装置であって、
    前記第1領域および前記第2領域は、前記第2セクタギヤの回転中心を通って前記第2セクタギヤの回転径方向に延びる直線に対して、それぞれ一方側および他方側に形成されている、駆動伝達装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動伝達装置であって、
    前記第2セクタギヤは、軸部を備えており、
    前記第1セクタギヤには、前記軸部が遊びを有して挿通される軸孔が形成されている、駆動伝達装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の駆動伝達装置であって、
    前記第1セクタギヤおよび前記第2セクタギヤの一方には、回転方向に延びる長穴が形成され、その他方には、突起が形成されており、
    前記長穴と前記突起とが係合することにより、前記第1セクタギヤと前記第2セクタギヤとが回転方向に遊びを有して係合している、駆動伝達装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動伝達装置であって、
    前記第1付勢部材は、コイルばねであり、一端部が前記第1セクタギヤに接続され、他端部が前記第2セクタギヤに接続されている、駆動伝達装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成部と、
    シートを支持するトレイと、
    前記画像形成部により画像が形成されたシートを前記トレイに排出する排紙ローラと、
    前記排紙ローラに駆動力を伝達する駆動伝達機構とを備え、
    前記駆動伝達機構は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の駆動伝達装置である、画像形成装置。
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