JP7222272B2 - 駆動装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動装置および画像形成装置に関する。
従来、用紙を支持し装置本体に対して着脱可能な給紙トレイと、給紙トレイに支持された用紙を画像形成部へ搬送する搬送装置と、搬送装置を駆動する駆動装置とを備えた画像形成装置が知られている。このような画像形成装置の駆動装置においては、給紙トレイが装置本体から引き抜かれたときに、駆動装置による搬送装置に対する駆動力の伝達を解除して用紙搬送を停止することが行われている。
例えば特許文献1に開示される駆動装置は、駆動源からの駆動力を搬送ローラに伝達するための複数のギアからなるギア列を有している。ギア列は、駆動源からの駆動力が入力される駆動ギアと、用紙を搬送する搬送ローラと一体的に回転する従動ギアと、駆動ギアからの駆動力を従動ギアに伝達可能な中間ギアとを有している。中間ギアは回転軸線方向へ移動可能であり、駆動ギアおよび従動ギアとかみ合って駆動力を従動ギアに伝達するかみ合い位置と、駆動ギアおよび従動ギアとのかみ合いが解除され従動ギアへ駆動力を伝達しないかみ合い解除位置とに変位可能に構成されている。
また、特許文献1に記載される駆動装置は、給紙トレイが装置本体に装着されるときに給紙トレイと接触するリンク部材、中間ギアをかみ合い位置側へ付勢する第1ばね、および中間ギアをかみ合い解除位置側へ付勢する第2ばねを有している。そして、給紙トレイが装置本体に装着されると給紙トレイとリンク部材とが当接して、リンク部材および第1ばねにより中間ギアがかみ合い位置に変位し、給紙トレイが装置本体から取り外されると給紙トレイとリンク部材とが離間して、リンク部材および第2ばねにより中間ギアがかみ合い解除位置に変位するように構成されている。
ここで、中間ギアをかみ合い位置に変位させて中間ギアと駆動ギアとをかみ合わせるときには、中間ギアと駆動ギアとの回転軸線方向の位置決めを行うために、中間ギアと駆動ギアとを回転軸線方向に当接させる必要がある。このように、中間ギアを駆動ギアに当接させた場合には、ギア列を駆動させたときに無駄な負荷を生じる原因となる。
特開2011-195319号公報
上記のように、複数のギアのかみ合いを離間可能に構成した駆動機構において、ギア列を駆動させたときに無駄な負荷が生じるといった課題は、用紙搬送装置の駆動装置だけでなく、他の装置を駆動する駆動装置においても同様に生じるおそれがある。
そこで、本発明においては、駆動時における負荷を低減することが可能な駆動装置およびこれを備える画像形成装置を提供する。
上記課題を解決する駆動装置および画像形成装置は、以下の特徴を有する。
即ち、画像形成装置(1)の駆動装置(6)は、装置本体(2)と、前記装置本体(2)に対して着脱可能な着脱部材(10)と、ギア本体(621)と前記ギア本体(621)から突出する回転軸部(622)とを有し、第1位置と第2位置との間で円弧状に揺動可能な振子ギア(62)と、前記振子ギア(62)とかみ合い、前記振子ギア(62)に駆動力を入力する駆動ギア(61)と、前記振子ギア(62)が前記第1位置に揺動したときに前記振子ギア(62)とかみ合って前記振子ギア(62)から駆動力が入力され、前記振子ギア(62)が前記第2位置に揺動したときに前記振子ギア(62)から離間して前記振子ギア(62)からの駆動力の入力が遮断される従動ギア(63)と、第1巻回部(641)と、前記第1巻回部(641)から延びるアーム部(642)とを有するねじりコイルばね(64)と、を備え、前記アーム部(642)は、前記着脱部材(10)が前記装置本体(2)に装着されたときに前記着脱部材(10)と当接する第1領域(644)と、前記振子ギア(62)の前記回転軸部(622)と当接可能であり、前記着脱部材(10)が前記装置本体(2)から取り外されたときに前記回転軸部(622)と当接して前記回転軸部(622)を前記第2位置側へ向けて付勢する第2領域(646)と、前記振子ギア(62)の前記回転軸部(622)と当接可能であり、前記着脱部材(10)が前記装置本体(2)に装着されるときに前記回転軸部(622)と当接して前記回転軸部(622)を前記第1位置側へ向けて付勢する第3領域(647)とを有し、前記振子ギア(62)は、前記従動ギア(63)とかみ合って前記従動ギア(63)を駆動しているときに、前記回転軸部(622)が前記第2領域(646)および前記第3領域(647)から離間する前記第1位置に揺動する。
また、画像形成装置(1)の駆動装置(60)は、装置本体(2)と、前記装置本体(2)に対して着脱可能な着脱部材(10)と、ギア本体(621)と前記ギア本体(621)から突出する回転軸部(622)とを有し、第1位置と第2位置との間で円弧状に揺動可能な振子ギア(62)と、前記振子ギア(62)とかみ合い、前記振子ギア(62)に駆動力を入力する駆動ギア(61)と、前記振子ギア(62)が前記第1位置に揺動したときに前記振子ギア(62)とかみ合って前記振子ギア(62)から駆動力が入力され、前記振子ギア(62)が前記第2位置に揺動したときに前記振子ギア(62)から離間して前記振子ギア(62)からの駆動力の入力が遮断される従動ギア(63)と、第1巻回部(681)と、前記第1巻回部(681)から延びる第1アーム部(682)とを有する第1ねじりコイルばね(68)と、第2アーム部(692)を有する第2ねじりコイルばね(69)と、を備え、前記第1ねじりコイルばね(68)の前記第1アーム部(682)は、前記着脱部材(10)が前記装置本体(2)に装着されたときに前記着脱部材(10)と当接する第1領域(684)と、前記振子ギア(62)の前記回転軸部(622)と当接可能であり、前記着脱部材(10)が前記装置本体(2)から取り外されたときに前記回転軸部(622)と当接して前記回転軸部(622)を前記第2位置側へ向けて付勢する第2領域(686)とを有し、前記第2ねじりコイルばね(69)の前記第2アーム部(692)は、前記振子ギア(62)の前記回転軸部(622)と当接可能であり、前記着脱部材(10)が前記装置本体(2)に装着されるときに前記回転軸部(622)と当接して前記回転軸部(622)を前記第1位置側へ向けて付勢する第3領域(694)を有し、前記振子ギア(62)は、前記従動ギア(63)とかみ合って前記従動ギア(63)を駆動しているときに、前記回転軸部(622)が前記第2領域(686)および前記第3領域(694)から離間する第1位置に揺動する。
本発明によれば、駆動時における負荷を低減することが可能である。また、装置を構成する部品点数を減少させることが可能である。
画像形成装置を示す中央断面図である。 駆動装置を示す分解斜視図である。 駆動装置を示す左側面図である。 揺動ギアが第2位置にある状態の駆動装置を示す右側面図である。 駆動装置を示す正面断面図である。 ねじりコイルばねを示す右側面図である。 揺動ギアが第3位置にある状態の駆動装置を示す右側面図である。 揺動ギアが第1位置にある状態の駆動装置を示す右側面図である。 振子ギアにより従動ギアが駆動される際に、振子ギアが従動ギア側に引き込まれる様子を示す図である。 揺動ギアが第2位置にある状態の第2実施形態に係る駆動装置を示す右側面図である。 揺動ギアが第3位置にある状態の第2実施形態に係る駆動装置を示す右側面図である。 揺動ギアが第1位置にある状態の第2実施形態に係る駆動装置を示す右側面図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1に示す画像形成装置1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態である。
以下の説明では、図1における右側を画像形成装置1の前側、図1における左側を画像形成装置1の後側と規定し、図1おける紙面手前側を画像形成装置1の左側、図1における紙面奥側を画像形成装置1の右側と規定する。また、図1における上側および下側を、それぞれ画像形成装置1の上側および下側と規定する。
画像形成装置1は、装置本体2と、給紙部3と、画像形成部5と、排紙部8と、駆動源4と、駆動装置6とを備えている。給紙部3は、給紙トレイ10および用紙搬送部30を有している。装置本体2は、給紙トレイ10を収容するトレイ収容部2aを有している。駆動装置6は、駆動源4からの駆動力により用紙搬送部30を駆動する。
装置本体2は略直方体形状に形成される箱体であり、給紙部3、画像形成部5、駆動源4および駆動装置6を収容している。トレイ収容部2aは装置本体2の下部に配置されており、給紙トレイ10を前後方向へスライド可能に収容している。給紙部3は、画像形成装置1の下部に配置され、給紙トレイ10に支持される用紙18を用紙搬送部30によって画像形成部5に搬送するものである。装置本体2は、給紙部3から画像形成部5を経由して排紙部8へ至る用紙18の搬送経路Pを有している。
給紙トレイ10は前後方向へスライドすることにより装置本体2に対して着脱可能に構成されている。給紙トレイ10は、トレイ収容部2aに収容され装置本体2に装着された状態となる装着位置と、装着位置から前方へ引き出されて装置本体2から取り外された状態となる離脱位置との間で移動可能である。給紙トレイ10は着脱部材の一例である。給紙トレイ10の左右方向における側部には、給紙トレイ10が装着位置にあるときに駆動装置6と当接する当接片10aが設けられている。
給紙トレイ10は、トレイ本体11と、圧板12と、押上板13とを有している。トレイ本体11は、上面が開放された箱型に形成されている。圧板12は、トレイ本体11に配置され、トレイ本体11に収容される用紙18を下方から支持する板状部材である。
圧板12は、下方に変位した下降位置と、下降位置よりも上方の位置となる上昇位置との間で変位可能に構成されている。押上板13は、トレイ本体11内において圧板12の下方に配置されている。押上板13は、圧板12に接触して圧板12を下降位置から上昇位置へ押し上げる。
圧板12は、トレイ本体11に、後端部の回動支点12aを中心として回動可能に支持されており、回動支点12aを中心に回動することで、下降位置と上昇位置との間で変位する。押上板13は、トレイ本体11に、後端部の回動支点13aを中心として回動可能に支持されており、回動支点13aを中心に回動することで、圧板12を下降位置と上昇位置との間で変位させることが可能である。押上板13には駆動源4からの駆動力が駆動装置6によって伝達され、押上板13は伝達された駆動力により駆動される。
用紙搬送部30は、給紙トレイ10に支持される用紙18を一枚ずつ分離して取り出し、画像形成部5へ向けて搬送する搬送機構であり、給紙ローラ31、分離ローラ32、分離パッド33、一対の搬送ローラ34、および一対のレジストローラ35を備えている。
給紙ローラ31は、給紙トレイ10に支持される用紙18を分離ローラ32へ向けて送り出すためのローラである。分離ローラ32は、給紙ローラ31よりも用紙18の搬送方向下流側に配置されており、分離パッド33は、分離ローラ32に対向して配置されるとともに分離ローラ32に向けて付勢されている。給紙ローラ31および分離ローラ32には駆動源4からの駆動力が駆動装置6によって伝達され、給紙ローラ31および分離ローラ32は伝達された駆動力により駆動される。
給紙ローラ31により分離ローラ32に向けて送り出された用紙18は、分離ローラ32と分離パッド33との間で1枚ずつに分離される。1枚ずつに分離された用紙18は、搬送経路Pに沿って搬送ローラ34へ向けて搬送される。
搬送ローラ34は、用紙18に搬送力を付与するローラであり、分離ローラ32および分離パッド33よりも用紙18の搬送方向下流側に配置されている。分離ローラ32から搬送ローラ34に向けて搬送されてきた用紙18は、搬送ローラ34により搬送経路Pに沿ってレジストローラ35へ向けて搬送される。
レジストローラ35は、搬送ローラ34よりも用紙18の搬送方向下流側に配置されている。レジストローラ35は、搬送される用紙18の先端の移動を一旦停止させることにより、用紙18の姿勢を矯正する。その後、レジストローラ35は、所定のタイミングにて用紙18を画像形成部5の転写位置に向けて搬送する。
画像形成部5は、給紙部3よりも用紙18の搬送方向下流側に配置され、給紙部3から搬送されてきた用紙18に画像を形成するものである。
画像形成部5は、給紙部3から搬送されてきた用紙18の表面に画像を転写するプロセスカートリッジ50と、プロセスカートリッジ50の感光体ドラム54の表面を露光する露光ユニット56と、プロセスカートリッジ50により用紙18に転写された画像を定着させる定着ユニット70とを備えている。
プロセスカートリッジ50は、装置本体2におけるトレイ収容部2aよりも上方に配置されており、現像剤収容室51と、供給ローラ52と、現像ローラ53と、感光体ドラム54と、転写ローラ55等とを備えている。
露光ユニット56は、レーザダイオード、ポリゴンミラー、レンズ、及び反射鏡等を備えており、画像形成装置1に入力された画像データに基づいてレーザ光を感光体ドラム54へ向けて照射することにより、感光体ドラム54の表面を露光する。
現像剤収容室51には現像剤となるトナーが収容されている。現像剤収容室51に収容されたトナーは、図示しない撹拌部材により撹拌されながら供給ローラ52に送られる。供給ローラ52は、現像剤収容室51から送られてくるトナーをさらに現像ローラ53へ供給する。
現像ローラ53は、供給ローラ52に密着して配置されており、供給ローラ52から供給されるとともに図示しない摺接部材により正帯電されたトナーを担持する。また、現像ローラ53には、図示しないバイアス印加手段により正の現像バイアスが印加される。
感光体ドラム54は、現像ローラ53に隣接して配置されている。感光体ドラム54の表面は、図示しない帯電器により一様に正帯電された後、露光ユニット56により露光される。感光体ドラム54の露光された部分は他の部分よりも電位が低くなり、感光体ドラム54に画像データに基づく静電潜像が形成される。
そして、静電潜像が形成された感光体ドラム54の表面に、正に帯電されたトナーが現像ローラ53から供給されることにより、静電潜像が顕像化されて現像剤像となる。
転写ローラ55は、感光体ドラム54に対向配置され、図示しないバイアス印加手段により負の転写バイアスが印加される。転写ローラ55の表面に転写バイアスがされている状態で、現像剤像が形成された感光体ドラム54と転写ローラ55との間(転写位置)で用紙18を挟持しなから搬送することにより、感光体ドラム54の表面に形成された現像剤像が用紙18の表面に転写される。
定着ユニット70は、加熱ローラ71と押圧ローラ72とを備えている。加熱ローラ71は駆動源4からの駆動力により回転駆動され、加熱ローラ71は図示しない電源から電力を供給することで加熱される。押圧ローラ72は加熱ローラ71に対向配置されており、加熱ローラ71に密着して従動回転する。現像剤像が転写された用紙18が定着ユニット70に搬送されてくると、加熱ローラ71と押圧ローラ72との間で用紙18を挟持しながら搬送し、用紙18に現像剤像を定着させる。
排紙部8は、画像形成部5よりも用紙18の搬送方向下流側に配置され、画像形成部5により画像が形成された用紙18を装置本体2の外部へ排紙するものである。排紙部8は、一対の排紙ローラ81と、排紙トレイ82とを備えている。排紙ローラ81は、定着ユニット70から搬送されてくる用紙18を装置本体2の外部へ向けて排紙する。排紙トレイ82は装置本体2の上面に形成されており、排紙トレイ82には排紙ローラ81により装置本体2の外部に排出された用紙18が支持される。
[駆動装置の第1実施形態]
次に、第1実施形態に係る駆動装置6について説明する。
駆動装置6は、駆動源4からの駆動力が入力され、入力された駆動力を用紙搬送部30の給紙ローラ31等へ出力可能に構成されている。
図2~図5に示すように、駆動装置6は、駆動ギア61と、振子ギア62と、従動ギア63と、ねじりコイルばね64と、ギアカバー65とを有している。装置本体2は、装置本体2内における左右方向の一側端部に配置され前後方向および上下方向に延出する支持フレーム21を有しており、駆動装置6は支持フレーム21に支持されている。本実施形態においては、支持フレーム21は装置本体2内の左側端部に配置されている。
駆動ギア61は支持フレーム21に支持されており、駆動源4からの駆動力が入力されるギアである。駆動ギア61は駆動源4からの駆動力が入力されることにより、正転方向および逆転方向へ回転可能に構成されている。駆動ギア61は振子ギア62とかみ合い、振子ギア62に駆動力を入力する。
振子ギア62は支持フレーム21に支持されており、第1位置(図8に示す位置)と第2位置(図4に示す位置)との間で円弧状に揺動可能に構成されている。振子ギア62は、ギア本体621と、ギア本体621のギアカバー65側の側面621aおよび支持フレーム21側の側面621bから突出する回転軸部622とを有している。回転軸部622の軸中心が振子ギア62の回転軸心C1となっている。
従動ギア63は支持フレーム21に支持されており、振子ギア62が第1位置に揺動したときに振子ギア62とかみ合い、振子ギア62が第2位置に揺動したときに振子ギア62から離間するように構成されている。従動ギア63が振子ギア62とかみ合ったときには、駆動力が振子ギア62から従動ギア63に入力され、従動ギア63が振子ギア62から離間したときには、振子ギア62から従動ギア63への駆動力の入力が遮断される。従動ギア63は給紙ローラ31に接続されており、従動ギア63に伝達された駆動力は給紙ローラ31へ出力される。
ギアカバー65は、左右方向において、駆動ギア61、振子ギア62、および従動ギア63を挟んで支持フレーム21側とは反対側に、支持フレーム21と対向して配置されている。本実施形態においては、ギアカバー64は、支持フレーム21よりも左右外側に配置されており、駆動ギア61および振子ギア62はギアカバー65によって左右外側から覆われている。
ギアカバー65は、左右内側に一側面65aを有しており、左右外側に一側面65aとは反対側の他側面65bを有している。ギアカバー65の一側面65aは、駆動ギア61および振子ギア62と対向している。ギアカバー65は一側面65aにおいて駆動ギア61および振子ギア62を支持している。
ギアカバー65は支持孔651を有している。支持孔651は、ギアカバー65を回転軸心C1方向に貫通しており、駆動ギア61の周方向に沿って延びる長孔形状に形成されている。支持孔651には振子ギア62の回転軸部622が摺動可能に挿入されている。回転軸部622が支持孔651内を摺動することにより、振子ギア62が第1位置と第2位置との間で揺動可能となっている。また、支持孔651に回転軸部622が挿入されることで、振子ギア62がギアカバー65の一側面65aにおいて支持されている。
図2~図6に示すように、ねじりコイルばね64は、振子ギア62を揺動方向に押圧する付勢部材であり、弾性を有した線状部材により構成されている。ねじりコイルばね64は、第1巻回部641と、第1巻回部641から一方向へ延びる付勢アーム部642と、第1巻回部641から前記一方向とは異なる他方向へ延びる係止アーム部643とを有している。付勢アーム部642は、第1巻回部から延びるアーム部の一例である。
第1巻回部641は、回転軸心C1と平行な第1軸中心C2を中心として線状部材を螺旋状に巻回することで形成されている。ねじりコイルばね64は、支持フレーム21とギアカバー65との間に配置されており、第1巻回部641は、支持フレーム21に形成される支持部211に支持されている。
付勢アーム部642は、軸中心C2と直交する一方向に延びている。本実施形態においては、付勢アーム部642は第1巻回部641から下方へ向けて延びている。係止アーム部643は、軸中心C2と直交する他方向に延びている。本実施形態においては、係止アーム部643は、第1巻回部641から後方へ向けて延びている。係止アーム部643は、支持フレーム21に形成される係止部212に係止されている。
付勢アーム部642の第1巻回部641側とは反対側の端部となる先端部には、給紙トレイ10が装置本体2に装着されたときに給紙トレイ10の当接片10aと当接する第1領域644が設けられている。
給紙トレイ10が装置本体2に装着されて当接片10aが第1領域644に当接したときには、付勢アーム部642は当接片10aにより後方に押圧されて後方位置に変位される(図7に示す位置)。付勢アーム部642が後方位置に変位した状態では、ねじりコイルばね64は、付勢アーム部642が前方へ変位する方向の付勢力を有している。給紙トレイ10が装置本体2から取り外されて当接片10aが第1領域644から離間したときには、付勢アーム部642はねじりコイルばね64の付勢力によって後方位置よりも前方の前方位置に変位する(図4に示す位置)。
付勢アーム部642における第1巻回部641と第1領域644との間の途中部には、第2巻回部645が設けられている。第2巻回部645は、回転軸心C1と平行な第2軸中心C3を中心として線状部材を螺旋状に巻回することで形成されている。第2巻回部645における線状部材の巻き数は、第1巻回部641における線状部材の巻き数よりも少なく形成されている。
第2巻回部645には、振子ギア62の回転軸部622が貫通している。回転軸部622は、回転軸部622の回転軸心C1方向と直交する方向に隙間Gを有した状態で第2巻回部645を貫通している。
付勢アーム部642の第2巻回部645は、第2領域646と第3領域647とを有している。第2領域646は、振子ギア62の回転軸部622と当接可能であり、給紙トレイ10が装置本体2から取り外されて離脱位置に移動するときに回転軸部622と当接して回転軸部622を第2位置側へ向けて付勢する領域である。第3領域647は、振子ギア62の回転軸部622と当接可能であり、給紙トレイ10が装置本体2に装着されて装着位置に移動するときに回転軸部622と当接して回転軸部622を第1位置側へ向けて付勢する領域である。
付勢アーム部642の第2領域646および第3領域647は、第2巻回部645の内周面に配置されている。第2領域646は第2巻回部645の後部に配置され、第3領域647は第2巻回部645の前部に配置されており、第2領域646は第3領域647よりも後方に配置されている。
このように構成される駆動装置6においては、図4に示すように、給紙トレイ10が装置本体2から取り外されて離脱位置に移動し当接片10aが付勢アーム部642の第1領域644から離間すると、付勢アーム部642が前方位置に変位する。付勢アーム部642が前方位置に変位する際には、第2領域646が回転軸部622と当接して回転軸部622を第2位置側へ向けて付勢する。第2領域646により回転軸部622が付勢された振子ギア62は第2位置に揺動する。振子ギア62が第2位置にある状態では、振子ギア62の回転軸部622と付勢アーム部642の第2領域646とは当接している。
振子ギア62が第2位置に揺動した状態では、従動ギア63が振子ギア62から離間し、振子ギア62から従動ギア63への駆動力の入力が遮断される。これにより、給紙トレイ10が装置本体2から取り外されたときには、給紙ローラ61へ駆動力が入力されなくなり、給紙ローラ61の駆動が停止される。
一方、給紙トレイ10が装置本体2に装着されて装着位置に移動し、当接片10aが付勢アーム部642の第1領域644と当接すると、付勢アーム部642が後方位置に変位する。付勢アーム部642が後方位置に変位するときには、第3領域647が回転軸部622と当接して回転軸部622を第1位置側へ向けて付勢する。
第3領域647により回転軸部622が付勢された振子ギア62は第3位置に揺動する。図7に示すように、第3位置は第1位置と第2位置との間の位置であって、振子ギア62の歯先62aと従動ギア63の歯先63aとが係合可能な位置である。振子ギア62が第3位置にある状態では、振子ギア62の回転軸部622と付勢アーム部642の第3領域647とは当接している。
このように、振子ギア62が第3位置に揺動した状態で、振子ギア62が駆動ギア61からの駆動力により回転すると、振子ギア62の歯先62aと従動ギア63の歯先63aとが係合する。振子ギア62の歯先62aと従動ギア63の歯先63aとが係合した状態で振子ギア62が回転すると、振子ギア62は従動ギア63へ近づく方向に引き込まれ、図8に示すように振子ギア62と従動ギア63とが完全にかみ合う第1位置まで揺動して従動ギア63を駆動する。振子ギア62が第3位置から第1位置へ揺動すると、回転軸部622は第2巻回部645の第3領域647に当接した状態から第2領域646側へ向けて移動し、第3領域647から離間する。
ここで、図9(a)に示すように、振子ギア62はピッチ円半径Rpおよび歯先円半径Rtを有しており、振子ギア62の径方向におけるピッチ円Cpから歯先62aまでの距離Dは、歯先円半径Rtからピッチ円半径Rpを引いた値となっている(D=Rt-Rp)。そして、振子ギア62は、第3位置から第1位置へ揺動すると距離Dだけ従動ギア63側へ移動するように構成されている。
振子ギア62が第3位置にあるときには、回転軸部622は第2巻回部645の第2領域646との間に隙間Gを有した状態で第3領域647に当接している。この場合、隙間Gは、第2巻回部645の内周径から回転軸部622の外径を引いた値となっている。また、回転軸部622の第2巻回部645との間の隙間Gは、振子ギア62の径方向におけるピッチ円Cpから歯先62aまでの距離Dよりも大きく形成されている。
従って、図9(b)に示すように、振子ギア62が第3位置から第1位置へ揺動した際には、回転軸部622は第2領域646側へ向けて移動するが、第2領域646まで到達することがなく、回転軸部622は第2領域646から離間した状態に保持される。つまり、振子ギア62は、従動ギア63とかみ合って従動ギア63を駆動しているときに、回転軸部622が第2巻回部645の第2領域646および第3領域647から離間する第1位置に揺動するように構成されている。
なお、振子ギア62が第3位置から第1位置に揺動する場合、付勢アーム部642は第1領域644と当接片10aとが当接した状態に維持されるため、第2巻回部645は移動しない。
このように、給紙トレイ10が装置本体2に装着されて付勢アーム部642の第3領域647が回転軸部622に当接している状態で駆動装置6が駆動されると、振子ギア62の歯が従動ギア63の歯に引き込まれて、振子ギア62が径方向におけるピッチ円Cpから歯先62aまでの距離Dだけ揺動する。しかし、回転軸部622と第2巻回部645との間の隙間Gは距離Dよりも大きく形成されているため、回転軸部622が第2巻回部645の内周面に接触することはない。
また、ねじりコイルばね64における付勢アーム部642の第2領域646および第3領域647は、振子ギア62による従動ギア63の駆動時に振子ギア62の回転軸部622に当接しない位置に配置されている。これにより、駆動ギア61により振子ギア62を介して従動ギア63が駆動される駆動装置6の駆動時に、駆動ギア61、振子ギア62、および従動ギア63にかかる無駄な負荷を低減することが可能となっている。
また、ねじりコイルばね64は給紙トレイ10の当接片10aと当接する第1領域644を有しており、振子ギア62を揺動させるためのばね部材と、給紙トレイ10に当接する部材とをねじりコイルばね64で兼用しているため、駆動装置6を構成する部品点数を減少させることが可能となっている。
また、ねじりコイルばね64においては、付勢アーム部642の第1領域644が、第1巻回部641に対して付勢アーム部642の第2領域646よりも離れた位置に配置されている。つまり、第1巻回部641から第1領域644までの距離が第1巻回部641から第2領域646までの距離よりも大きくなるように構成されている。
これにより、給紙トレイ10の当接片10aが第1領域644に当接したときに付勢アーム部642から給紙トレイ10に作用する、給紙トレイ10を装置本体2から押し出す方向の付勢力が小さくなる。これにより、給紙トレイ10を装置本体2に装着する際に必要な力を小さくすることができ、給紙トレイ10の操作性を向上することが可能となっている。
さらに、ねじりコイルばね64においては、第2巻回部645の巻き数が第1巻回部641の巻き数よりも少なくなるように形成されている。従って、装置本体2に挿入された給紙トレイ10の当接片10aが第1領域644に当接して、第1領域644が押圧された場合、第2巻回部645は巻き数が少なく弾性が小さいため、第2巻回部645に対する第1領域644の変位量が小さくなり、第2巻回部645の変位量を大きく確保することができる。これにより、第2位置にある振子ギア62を、振子ギア62の歯先62aと従動ギア63の歯先63aとが係合可能な第3位置に揺動させ易くなる。
また、ねじりコイルばね64における第2領域646および第3領域647は、線状部材を巻回して形成された第2巻回部645の内周面に設けられている。ねじりコイルばね64の付勢アーム部642において第2領域646および第3領域647が設けられる箇所は、例えばU字状に形成することもできる。しかし、第2領域646および第3領域647を、線状部材を巻回することにより構成される第2巻回部645によって形成することで、ねじりコイルばね64として加工することが容易となっている。
[駆動装置の第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る駆動装置60について説明する。図10~図12に示すように、第2実施形態に係る駆動装置60は、ねじりコイルばね64に代えて第1ねじりコイルばね68および第2ねじりコイルばね69を有している点で、第1実施形態に係る駆動装置6と異なっている。また、駆動装置60は、駆動ギア61と、振子ギア62と、従動ギア63と、ギアカバー65とを有している。駆動装置60におけるギアカバー65は、ばね支持部652、係止部653、およびストッパ654を有している。駆動装置60におけるその他の構成は、駆動装置6と同様であるため省略する。
第1ねじりコイルばね68は、振子ギア62を第2位置側へ付勢可能な付勢部材であり、弾性を有した線状部材により構成されている。第1ねじりコイルばね68は、第1巻回部681と、第1巻回部681から一方向へ延びる第1アーム部682と、第1巻回部681から前記一方向とは異なる他方向へ延びる第1係止アーム部683とを有している。第1巻回部681は、第1軸中心C2を中心として線状部材を螺旋状に巻回することで形成されている。第1ねじりコイルばね68は、支持フレーム21とギアカバー65との間に配置されており、第1巻回部681は、支持フレーム21の支持部211に支持されている。
第1アーム部682は、第1軸中心C2と直交する一方向に延びている。本実施形態においては、第1アーム部682は第1巻回部681から下方へ向けて延びている。第1係止アーム部683は、軸中心C2と直交する他方向に延びている。本実施形態においては、第1係止アーム部683は、第1巻回部681から後方へ向けて延びている。第1係止アーム部683は、支持フレーム21の係止部212に係止されている。
第1アーム部682の第1巻回部681側とは反対側の端部となる先端部には、給紙トレイ10が装置本体2に装着されたときに給紙トレイ10の当接片10aと当接する第1領域684が設けられている。
給紙トレイ10が装置本体2に装着されて当接片10aが第1領域684に当接したときには、第1アーム部682は当接片10aにより後方に押圧されて後方位置に変位される(図11(a)に示す位置)。第1アーム部682が後方位置に変位した状態では、ねじりコイルばね68は、第1アーム部682が前方へ変位する方向の付勢力を有している。給紙トレイ10が装置本体2から取り外されて当接片10aが第1領域684から離間したときには、第1アーム部682はねじりコイルばね68の付勢力によって後方位置よりも前方の前方位置に変位する(図10(a)に示す位置)。
第1アーム部682における第1巻回部681と第1領域684との間の途中部には、第2領域686が設けられている。第2領域686は、振子ギア62の回転軸部622と当接可能であり、給紙トレイ10が装置本体2から取り外されて離脱位置に移動するときに回転軸部622と当接して回転軸部622を第2位置側へ向けて付勢する領域である。
第2ねじりコイルばね69は、振子ギア62を第1位置側へ付勢可能な付勢部材であり、弾性を有した線状部材により構成されている。第2ねじりコイルばね69は、第3巻回部691と、第3巻回部691から一方向へ延びる第2アーム部692と、第3巻回部691から前記一方向とは異なる他方向へ延びる第2係止アーム部693とを有している。第3巻回部691は、回転軸心C1と平行な第3軸中心C4を中心として線状部材を螺旋状に巻回することで形成されている。第3巻回部691は、ギアカバー65の他側面65bに設けられるばね支持部652に支持されている。
第2アーム部692は、第3軸中心C4と直交する一方向に延びている。第2係止アーム部693は、第3軸中心C4と直交する他方向に延びている。第2係止アーム部693は、ギアカバー65の他側面65bに形成される係止部653に係止されている。第2アーム部692には、第3領域694が設けられている。第3領域694は、振子ギア62の回転軸部622と当接可能であり、給紙トレイ10が装置本体2に装着されるときに回転軸部622と当接して回転軸部622を第1位置側へ向けて付勢する領域である。
第2アーム部692は、下方位置(図10(b)に示す位置)と、下方位置よりも上方の上方位置(図11(b)に示す位置)との間で変位可能に構成されている。第2アーム部692は、振子ギア62が第2位置にあるときに下方位置に変位する。第2アーム部692が下方位置に変位している状態では、第2ねじりコイルばね69は、第2アーム部692が回転軸部622を第1位置側へ付勢する方向の付勢力を有している。
第2アーム部692は、上方位置に変位するとギアカバー65の他側面65bに形成されるストッパ654に当接して、それ以上上方へ変位することが規制される。第2アーム部692が下方位置から上方位置へ変位するときには、第2位置にある振子ギア62の回転軸部622は第3領域694により第1位置側へ向けて押圧され、第2アーム部692が上方位置まで変位すると、振子ギア62は第3位置まで揺動する。このように、第2ねじりコイルばね69は、第3領域694が回転軸部622と当接して回転軸部622を第1位置側へ向けて付勢することで、振子ギア62を第3位置に揺動させることが可能に構成されている。
第1ねじりコイルばね68は、振子ギア62を第2位置側へ揺動させる方向の付勢力を有しており、第2ねじりコイルばね69は振子ギア62を第1位置側へ揺動させる方向の付勢力を有しているが、第1ねじりコイルばね68の振子ギア62に対する付勢力は、第2ねじりコイルばね69の振子ギア62に対する付勢力よりも大きく構成されている。
このように構成される駆動装置60においては、図10に示すように、給紙トレイ10が装置本体2から取り外されて離脱位置に移動し、当接片10aが第1ねじりコイルばね68の第1領域684から離間すると、第1アーム部682が前方位置に変位する。付勢アーム部642が前方位置に変位する際に、第2領域686が回転軸部622と当接して回転軸部622を第2位置側へ向けて付勢する。第2領域686により回転軸部622が付勢された振子ギア62は第2位置に揺動する。
この場合、振子ギア62は第1ねじりコイルばね68により第2位置側へ付勢されるとともに、第2ねじりコイルばね69により第1位置側へ付勢されているが、第2ねじりコイルばね69の付勢力よりも第1ねじりコイルばね68の付勢力の方が大きいため、第2位置に揺動する。振子ギア62が第2位置にある状態では、振子ギア62の回転軸部622と第1アーム部682の第2領域686とは当接している。振子ギア62が第2位置に変位した状態では、従動ギア63が振子ギア62から離間して、給紙ローラ61の駆動が停止される。
一方、図11に示すように、給紙トレイ10が装置本体2に装着されて装着位置に移動し、当接片10aが第1アーム部682の第1領域684と当接すると、第1アーム部682が後方位置に変位する。第1アーム部682が後方位置に変位すると、振子ギア62には第1ねじりコイルばね68からの付勢力が作用しなくなり、振子ギア62は第2ねじりコイルばね69の付勢力により第1位置側へ付勢される。この場合、第2アーム部692の第3領域694が振子ギア62の回転軸部622と当接して、回転軸部622を第1位置側へ向けて付勢する。第3領域694により回転軸部622が付勢された振子ギア62は、第3位置に揺動する。
振子ギア62が第3位置にある状態では、振子ギア62の回転軸部622と第2アーム部692の第3領域694とは当接している。また、後方位置に変位した第1アーム部682は、振子ギア62が第1位置に揺動した際の回転軸部622よりも後方に位置しており、振子ギア62が第1位置および第3位置にある状態では回転軸部622とは当接しない。
このように、振子ギア62が第3位置に揺動した状態で、振子ギア62が駆動ギア61からの駆動力により回転すると、振子ギア62の歯先62aと従動ギア63の歯先63aとが係合する。図12に示すように、振子ギア62の歯先62aと従動ギア63の歯先63aとが係合した状態で振子ギア62が回転すると、振子ギア62は従動ギア63へ近づく方向に引き込まれ、振子ギア62と従動ギア63とが完全にかみ合う第1位置まで揺動して従動ギア63を駆動する。振子ギア62が第3位置から第1位置へ揺動すると、回転軸部622は第2アーム部692の第3領域694から離間する。
なお、振子ギア62が第3位置から第1位置に揺動する場合、第2アーム部692は上方位置においてギアカバー65のストッパ654と当接しているため、それ以上上方へ変位することがなく、回転軸部622は第2アーム部692の第3領域694から離間する。これにより、第1位置に揺動して従動ギア63を駆動しているときの振り子ギア62は、第1アーム部682の第2領域686および第2アーム部692の第3領域694から離間した状態となる。
このように、第1ねじりコイルばね68における第1アーム部682の第2領域686、および第2ねじりコイルばね69における第2アーム部692の第3領域694は、振子ギア62による従動ギア63の駆動時に振子ギア62の回転軸部622に当接しない位置に配置されている。これにより、駆動ギア61により振子ギア62を介して従動ギア63が駆動される駆動装置60の駆動時に、駆動ギア61、振子ギア62、および従動ギア63にかかる無駄な負荷を低減することが可能となっている。
また、第1ねじりコイルばね68は給紙トレイ10の当接片10aと当接する第1領域684を有しており、振子ギア62を揺動させるためのばね部材と、給紙トレイ10に当接する部材とを第1ねじりコイルばね68で兼用しているため、駆動装置60を構成する部品点数を減少させることが可能となっている。
[本実施形態における効果]
本実施形態においては、画像形成装置1は上述のように構成されている。
つまり、画像形成装置1の駆動装置6は、装置本体2と、給紙トレイ10と、振子ギア62と、駆動ギア61と、従動ギア63と、ねじりコイルばね64とを備えている。給紙トレイ10は、装置本体2に対して着脱可能である。振子ギア62は、ギア本体621とギア本体621から突出する回転軸部622とを有し、第1位置と第2位置との間で円弧状に揺動可能である。駆動ギア61は、振子ギア62とかみ合い、振子ギア62に駆動力を入力する。従動ギア63は、振子ギア62が第1位置に揺動したときに振子ギア62とかみ合って振子ギア62から駆動力が入力され、振子ギア62が第2位置に揺動したときに振子ギア62から離間して振子ギア62からの駆動力の入力が遮断される。ねじりコイルばね64は、第1巻回部641と、第1巻回部641から延びる付勢アーム部642とを有する。
付勢アーム部642は、給紙トレイ10が装置本体2に装着されたときに給紙トレイ10と当接する第1領域644と、振子ギア62の回転軸部622と当接可能であり、給紙トレイ10が装置本体2から取り外されたときに回転軸部622と当接して回転軸部622を第2位置側へ向けて付勢する第2領域646と、振子ギア62の回転軸部622と当接可能であり、給紙トレイ10が装置本体2に装着されるときに回転軸部622と当接して回転軸部622を第1位置側へ向けて付勢する第3領域647とを有している。振子ギア62は、従動ギア63とかみ合って従動ギア63を駆動しているときに、回転軸部622が第2領域646および第3領域647から離間する第1位置に揺動する。
このような構成により、振子ギア62による従動ギア63の駆動時に振子ギア62の回転軸部622が付勢アーム部642の第2領域646および第3領域647に当接しないため、駆動装置6の駆動時に、駆動ギア61、振子ギア62、および従動ギア63にかかる無駄な負荷を低減することが可能である。また、ねじりコイルばね64は、振子ギア62を揺動させるためのばね部材と、給紙トレイ10に当接する部材とをねじりコイルばね64で兼用しているため、駆動装置6を構成する部品点数を減少させることが可能である。
また、付勢アーム部642は、回転軸部622が回転軸部622の回転軸心C1方向と直交する方向に隙間Gを有した状態で貫通する第2巻回部645を有し、第2領域646および第3領域647は、第2巻回部645の内周面に設けられている。
付勢アーム部642において第2領域646および第3領域647が設けられる箇所は、例えばU字状に形成することもできるが、第2領域646および第3領域647を第2巻回部645によって形成することで、ねじりコイルばね64として加工することが容易である。
また、ねじりコイルばね64においては、第2巻回部645の巻き数は、第1巻回部641の巻き数よりも少ない。
これにより、付勢アーム部642の第1領域644が給紙トレイ10の当接片10aにより押圧された場合、第2巻回部645の変位量を大きく確保することができ、第2位置にある振子ギア62を、振子ギア62の歯先62aと従動ギア63の歯先63aとが係合可能な第3位置に変位させ易くなる。
また、第2巻回部645の内周径から振子ギア62の回転軸部622の外径を引いた隙間Gの大きさは、振子ギア62の径方向におけるピッチ円Cpから歯先62aまでの距離Dよりも大きい。
給紙トレイ10が装置本体2に装着されて付勢アーム部642の第3領域647が回転軸部622に当接している状態で駆動装置6が駆動されると、振子ギア62の歯が従動ギア63の歯に引き込まれて、振子ギア62が径方向におけるピッチ円Cpから歯先62aまでの距離Dだけ揺動する。しかし、回転軸部622と第2巻回部645との間の隙間Gは距離Dよりも大きく形成されているため、回転軸部622が第2巻回部645の内周面に接触することが抑制される。
また、ねじりコイルばね64においては、付勢アーム部642の第1領域644が、第1巻回部641に対して付勢アーム部642の第2領域646よりも離れた位置に配置されている。
これにより、給紙トレイ10の当接片10aが第1領域644に当接したときに付勢アーム部642から給紙トレイ10に作用する、給紙トレイ10を装置本体2から押し出す方向の付勢力が小さくなる。従って、給紙トレイ10を装置本体2に装着する際に必要な力を小さくすることができ、給紙トレイ10の操作性を向上することが可能である。
また、駆動装置60は、装置本体2と、給紙トレイ10と、振子ギア62と、駆動ギア61と、従動ギア63と、第1ねじりコイルばね68と、第2ねじりコイルばね69とを備えている。給紙トレイ10は、装置本体2に対して着脱可能である。振子ギア62は、ギア本体621とギア本体621から突出する回転軸部622とを有し、第1位置と第2位置との間で円弧状に揺動可能である。駆動ギア61は、振子ギア62とかみ合い、振子ギア62に駆動力を入力する。従動ギア63は、振子ギア62が第1位置に揺動したときに振子ギア62とかみ合って振子ギア62から駆動力が入力され、振子ギア62が第2位置に揺動したときに振子ギア62から離間して振子ギア62からの駆動力の入力が遮断される。第1ねじりコイルばね68は、第1巻回部681と、第1巻回部681から延びる第1アーム部682とを有する。第2ねじりコイルばね69は、第2アーム部692を有する。
第1ねじりコイルばね68の第1アーム部682は、給紙トレイ10が装置本体2に装着されたときに給紙トレイ10と当接する第1領域684と、振子ギア62の回転軸部622と当接可能であり、給紙トレイ10が装置本体2から取り外されたときに回転軸部622と当接して回転軸部622を第2位置側へ向けて付勢する第2領域686とを有する。第2ねじりコイルばね69の第2アーム部692は、振子ギア62の回転軸部622と当接可能であり、給紙トレイ10が装置本体2に装着されるときに回転軸部622と当接して回転軸部622を第1位置側へ向けて付勢する第3領域694を有する。振子ギア62は、従動ギア63とかみ合って従動ギア63を駆動しているときに、回転軸部622が第2領域686および第3領域694から離間する第1位置に揺動する。
このような構成により、振子ギア62による従動ギア63の駆動時に、第1ねじりコイルばね68における第1アーム部682の第2領域686、および第2ねじりコイルばね69における第2アーム部692の第3領域694が振子ギア62の回転軸部622に当接しないため、駆動装置60の駆動時に、駆動ギア61、振子ギア62、および従動ギア63にかかる無駄な負荷を低減することが可能である。また、第1ねじりコイルばね68は、振子ギア62を揺動させるためのばね部材と、給紙トレイ10に当接する部材とを兼用しているため、駆動装置60を構成する部品点数を減少させることが可能である。
また、画像形成装置1は、用紙18を支持する給紙トレイと、用紙18に画像を形成する画像形成部5と、駆動装置6、60とを備える。
これにより、画像形成装置1の駆動時に、駆動ギア61、振子ギア62、および従動ギア63にかかる無駄な負荷を低減することが可能である。また、振子ギア62を揺動させるためのばね部材と、給紙トレイ10に当接する部材とを兼用することができ、画像形成装置1を構成する部品点数を減少させることが可能である。
1 画像形成装置
2 装置本体
4 駆動源
5 画像形成部
6、60 駆動装置
10 給紙トレイ
10a 当接片
21 支持フレーム
61 駆動ギア
62 振子ギア
62a 歯先
63 従動ギア
64 ねじりコイルばね
65 ギアカバー
68 第1ねじりコイルばね
69 第2ねじりコイルばね
621 ギア本体
622 回転軸部
641、681 第1巻回部
642 付勢アーム部
644、684 第1領域
645 第2巻回部
646、686 第2領域
647、694 第3領域
682 第1アーム部
692 第2アーム部
C1 回転軸心
Cp ピッチ円
D 距離
G 隙間

Claims (7)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に対して着脱可能な着脱部材と、
    ギア本体と前記ギア本体から突出する回転軸部とを有し、第1位置と第2位置との間で円弧状に揺動可能な振子ギアと、
    前記振子ギアとかみ合い、前記振子ギアに駆動力を入力する駆動ギアと、
    前記振子ギアが前記第1位置に揺動したときに前記振子ギアとかみ合って前記振子ギアから駆動力が入力され、前記振子ギアが前記第2位置に揺動したときに前記振子ギアから離間して前記振子ギアからの駆動力の入力が遮断される従動ギアと、
    第1巻回部と、前記第1巻回部から延びるアーム部とを有するねじりコイルばねと、
    を備え、
    前記アーム部は、
    前記着脱部材が前記装置本体に装着されたときに前記着脱部材と当接する第1領域と、
    前記振子ギアの前記回転軸部と当接可能であり、前記着脱部材が前記装置本体から取り外されたときに前記回転軸部と当接して前記回転軸部を前記第2位置側へ向けて付勢する第2領域と、
    前記振子ギアの前記回転軸部と当接可能であり、前記着脱部材が前記装置本体に装着されるときに前記回転軸部と当接して前記回転軸部を前記第1位置側へ向けて付勢する第3領域とを有し、
    前記振子ギアは、前記従動ギアとかみ合って前記従動ギアを駆動しているときに、前記回転軸部が前記第2領域および前記第3領域から離間する前記第1位置に揺動する
    ことを特徴とする駆動装置。
  2. 前記アーム部は、前記回転軸部が前記回転軸部の軸方向と直交する方向に隙間を有した状態で貫通する第2巻回部を有し、
    前記第2領域および前記第3領域は、前記第2巻回部の内周面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記ねじりコイルばねにおいては、前記第2巻回部の巻き数は、前記第1巻回部の巻き数よりも少ないことを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記第2巻回部の内周径から前記振子ギアの回転軸部の外径を引いた隙間の大きさは、前記振子ギアの径方向におけるピッチ円から歯先までの距離よりも大きいことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記ねじりコイルばねにおいては、前記アーム部の前記第1領域が、前記第1巻回部に対して前記アーム部の前記第2領域よりも離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1~請求項4の何れか一項に記載の駆動装置。
  6. 装置本体と、
    前記装置本体に対して着脱可能な着脱部材と、
    ギア本体と前記ギア本体から突出する回転軸部とを有し、第1位置と第2位置との間で円弧状に揺動可能な振子ギアと、
    前記振子ギアとかみ合い、前記振子ギアに駆動力を入力する駆動ギアと、
    前記振子ギアが前記第1位置に揺動したときに前記振子ギアとかみ合って前記振子ギアから駆動力が入力され、前記振子ギアが前記第2位置に揺動したときに前記振子ギアから離間して前記振子ギアからの駆動力の入力が遮断される従動ギアと、
    第1巻回部と、前記第1巻回部から延びる第1アーム部とを有する第1ねじりコイルばねと、
    第2アーム部を有する第2ねじりコイルばねと、
    を備え、
    前記第1ねじりコイルばねの前記第1アーム部は、
    前記着脱部材が前記装置本体に装着されたときに前記着脱部材と当接する第1領域と、
    前記振子ギアの前記回転軸部と当接可能であり、前記着脱部材が前記装置本体から取り外されたときに前記回転軸部と当接して前記回転軸部を前記第2位置側へ向けて付勢する第2領域とを有し、
    前記第2ねじりコイルばねの前記第2アーム部は、
    前記振子ギアの前記回転軸部と当接可能であり、前記着脱部材が前記装置本体に装着されるときに前記回転軸部と当接して前記回転軸部を前記第1位置側へ向けて付勢する第3領域を有し、
    前記振子ギアは、前記従動ギアとかみ合って前記従動ギアを駆動しているときに、前記回転軸部が前記第2領域および前記第3領域から離間する第1位置に揺動する
    ことを特徴とする駆動装置。
  7. 用紙に画像を形成する画像形成部と駆動装置とを備える画像形成装置であって、
    請求項1~請求項6の何れか一項に記載の駆動装置を備え、
    前記着脱部材が用紙を支持する給紙トレイであることを特徴とする画像形成装置。
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