JP2017222240A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体素子からなる光源の光を導光部材に導光して発光させる車両用灯具において、簡単な構造で異なる色を発光できるようにする。
【解決手段】半導体素子からなる内側一色光源90及び外側他色光源101と、一端の内側入射部112及び外側入射部114に入射される内側一色光源90及び外側他色光源101の光を他端に導光する上側導光部材111とを備える車両用灯具において、上側導光部材111の両端に、それぞれ異なる色の入射が可能な内側一色光源90及び外側他色光源101を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用灯具に関する。
従来、半導体素子からなる光源の光を導光部材に導光して発光させる車両用灯具において、一つの導光部材から異なる色を発光させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、導光部材の一端に、導光部材の導光部に直線的に繋がる第1入射部と、第1入射部に隣接して設けられ、屈曲して導光部に繋がる第2入射部とを備えている。そして、第1入射部及び第2入射部にそれぞれ異なる色の光を入射することで、一つの導光部材から異なる色を発光させることが可能になっている。半導体素子の光源は、一つの光源で一色の発光となるため、異なる色を発光させるためには、発光色が異なる複数の光源が必要となる。
特開2015−53147号公報
しかしながら、特許文献1では、導光部材の一端に、発光色が異なる複数の光源を設けるため、入射部の形状が複雑になっている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、半導体素子からなる光源の光を導光部材に導光して発光させる車両用灯具において、簡単な構造で異なる色を発光できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、半導体素子からなる光源(90,91,100,101)と、一端の入射部(112,122,114,124)に入射される前記光源(90,91,100,101)の光を他端に導光する導光部材(111,121)とを備える車両用灯具において、前記導光部材(111,121)の両端に、それぞれ異なる色の入射が可能な前記光源(90,91,100,101)を備えることを特徴とする。これにより、導光部材の両端の光源からそれぞれ異なる色を導光部材に入射できるため、導光部材を簡単な形状にできる。このため、簡単な構造の導光部材で異なる色を発光させることができる。
また、本発明の車両用灯具において、前記光源(90,91,100,101)は、一色が点灯している場合には、他色を消灯する構成としても良い。
本発明の構成によれば、光源は、一色が点灯している場合には、他色を消灯するため、一色と他色とが混合した色の光が導光部材から発光されることを防止できる。
また、本発明の車両用灯具において、前記導光部材(111,121)は、少なくとも2列設けられ、これら導光部材(111,121)は近接して配置され、対角に位置する少なくとも一対の前記光源(90,100)の発光色は同一色である構成としても良い。
導光部材の一端に入射した光は他端側に行くに連れて減衰される。しかし、本発明の構成によれば、導光部材は、少なくとも2列設けられ、これら導光部材は近接して配置され、対角に位置する少なくとも一対の光源の発光色は同一色であるため、対角に位置する一対の光源から同色の光を入射することで、各導光部材の他端側で光が減衰される部分を、その近くの光源から入射される同一色の光によって、互いに補うことができる。このため、導光部材の全体に亘って良好に発光させることができる。
また、導光部材の両端にそれぞれ異なる色の光源を設けた場合、一端から入射された他色の光が他端の一色の光源に到達すると、光が一色の光源で反射して、他端側で一色が発光されることがある。しかし、本発明の構成によれば、対角に位置する一対の光源から同色の光を入射するため、光が一色の光源で反射して他端側で一色が発光されたとしても、そこに隣接する他色の光源の発光によって、一色の発光がほとんど目立たなくなる。このため、導光部材を他色で良好に発光させることができる。
さらに、本発明の車両用灯具において、前記車両用灯具は、鞍乗り型車両(1)の前照灯であり、前記導光部材(111,121)は湾曲部(112b,114b,122b,124b)を備える構成としても良い。
本発明の構成によれば、鞍乗り型車両の前照灯であり、導光部材は湾曲部を備えるため、湾曲部で光が減衰され易いが、対角に位置する一対の光源から同色の光を入射して効率良く導光部材を発光させることができる。このため、鞍乗り型車両の前照灯の被視認性が良い。
また、本発明の車両用灯具において、前記導光部材(111,121)は、上下に近接して複数配置され、前面視で車体中央から車幅方向外側の上方へ向けて傾斜して延びるとともに、側面視で後上がりに傾斜している構成としても良い。
本発明の構成によれば、導光部材は、上下に近接して複数配置され、前面視で車体中央から車幅方向外側の上方へ向けて傾斜して延びるとともに、側面視で後上がりに傾斜しており、対角に位置する一対の光源は、車体中央と車幅方向外側且つ後上方の位置とに配置される。導光部材は、対角に位置する一対の光源の位置、すなわち、車体中央と車幅方向外側且つ後上方の位置で強く発光する。このため、前面視及び側面視において広い範囲で導光部材の発光の被視認性が良い。
また、本発明の車両用灯具において、前記光源(90,91,100,101)の前記異なる色は、白色と橙色である構成としても良い。
本発明の構成によれば、光源の異なる色は、白色と橙色であるため、一つの導光部材によって、ポジションランプと方向指示灯とを構成できる。
本発明に係る車両用灯具では、簡単な構造の導光部材で異なる色を発光させることができる。
また、一色と他色とが混合した色の光が導光部材から発光されることを防止できる。
また、導光部材を全体に亘って良好に発光させることができる。
また、鞍乗り型車両の前照灯の被視認性が向上する。
さらに、前面視及び側面視において広い範囲で導光部材の発光の被視認性が良い。
また、一つの導光部材によって、ポジションランプと方向指示灯とを構成できる。
本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 前照灯ユニットを前方から見た正面図である。 図2において前照灯ユニットのフロントカバーを取り外した状態を示す正面図である。 方向指示灯ユニットを後方側から見た図である。 導光レンズを取り外した状態で方向指示灯ユニットを前方側から見た正面図である。 方向指示灯ユニットを上方側から見た平面図である。 導光レンズを前方側から見た斜視図である。 導光レンズを上方側から見た平面図である。 左右の導光レンズの車幅方向の中央部を上方から見た平面図である。 外側一色光源の光の反射を説明する模式図である。 方向指示灯の点灯状態を示す模式図である。 方向指示灯の点灯状態を前方側の複数の異なる方向から見た状態を示す図である。 図3における方向指示灯ユニットのXIII−XIII断面図である。 第2の実施における図3のXIII−XIII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型車両である。
車体フレームFは、前端に設けられてフロントフォーク11を軸支するヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後方へ斜め下向きに傾斜して延出する左右一対のメインフレーム15,15と、メインフレーム15,15の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム16,16と、メインフレーム15,15の前端部から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム17,17と、ピボットフレーム16,16の上部及びメインフレーム15,15の後部から後上がりに車両後端部まで延びる左右一対のシートフレーム18,18と、を備える。
図1を参照し、シート13に着座した運転者は、フロントフォーク11の上端に取り付けられたハンドル30を介して前輪2を操舵する。前輪2は、フロントフォーク11の下端部に設けられた前輪車軸2aに軸支される。
スイングアーム12は、左右のピボットフレーム16,16を車幅方向に連結するピボット軸31に前端部を軸支され、ピボット軸31を中心に上下に揺動する。スイングアーム12と車体フレームFとは、リアサスペンション(不図示)を介して連結される。後輪3は、スイングアーム12の後端部に挿通される後輪車軸3aに軸支される。
燃料タンク39は、シート13の前縁に連続してメインフレーム15,15の上方に設けられる。
左右のピボットフレーム16,16の下部の後方には、左右一対のメインステップ34,34が設けられる。
エンジン10は、車体フレームFに吊り下げられるようにして支持され、メインフレーム15,15の下方でダウンフレーム17,17とピボットフレーム16,16との間に設けられる。
エンジン10の排気管43は、後輪3の側方のマフラー44に接続される。
エンジン10の出力は、駆動チェーン46によって後輪3に伝達される。
自動二輪車1は、車体フレームF及びエンジン10等で構成される車体を覆う車体カバー50を備える。車体カバー50は、ヘッドパイプ14の前方に配置されるフロントカウル51と、フロントカウル51に連続して後方へ延びる左右一対のミドルカウル52,52と、ミドルカウル52,52の下部に連続して後方に延びるアンダーカウル53とを備える。
また、車体カバー50は、燃料タンク39を覆うタンクカバー54と、ミドルカウル52,52の上部に連続して後方に延びる左右一対のシート下カウル55と、シートフレーム18,18を覆うリアカウル56とを備える。
自動二輪車1はリアフェンダー57及びフロントフェンダー58を備える。
フロントカウル51の前面は、走行風の抵抗を低減できるように、側面視で後上がりに傾斜して設けられるとともに、車幅方向の中央部がその上下方向の略全体にわたり前方に凸となるように全体的に湾曲した曲面状に形成されている。フロントカウル51の上部には、後上がりに延びてハンドル30の周辺部を前方から覆うウインドスクリーン51aが設けられている。
フロントカウル51の内側には、前照灯ユニット60が設けられている。前照灯ユニット60の前面に設けられた左右一対のヘッドライト61,61、及び、左右一対の方向指示灯62,62(車両用灯具、前照灯)は、フロントカウル51の前面の下部に形成された開口から前方に露出し、前方側へ光を照射する。
図2は、前照灯ユニット60を前方から見た正面図である。
図2に示すように、ヘッドライト61,61は、フロントカウル51の前面の下部に左右一対で設けられている。
方向指示灯62,62は、フロントカウル51の前面においてヘッドライト61,61の上方に、左右一対で設けられている。後述するように、方向指示灯62,62は、ポジションランプとしても機能する。ヘッドライト61,61及び方向指示灯62,62は、車幅方向の中央を基準に、左右対称に設けられている。方向指示灯62,62は、前照灯ユニット60の一部であり、前方に光を照射する前照灯である。
図3は、図2において前照灯ユニット60のフロントカバー63を取り外した状態を示す正面図である。
図2及び図3に示すように、前照灯ユニット60は、前面が開放した箱状のケース65と、箱状のケース65の前面の開放部を覆うフロントカバー63とを備える。
ケース65は、上下方向よりも車幅方向(左右方向)に長い横長形状に形成されており、左右の側壁65a,65aと、上壁65bと、下壁65cと、後面を構成する後壁65dとを備える。
ケース65の上部には、車体側に連結されるステー部65e,65eが設けられている。
ヘッドライト61,61は、フロントカバー63に一体に形成されるヘッドライトレンズ61a,61aと、ヘッドライトレンズ61a,61aの後方に配置されるヘッドライト光源(不図示)と、このヘッドライト光源の光を前方に反射させるヘッドライトリフレクタ61b,61bとを備える。
方向指示灯62,62は、フロントカバー63に一体に形成される左右一対のアウターレンズ70,70と、ケース65内に収納される方向指示灯ユニット71とを備えて構成される。アウターレンズ70,70は、フロントカウル51の前面の形状に沿うように、フロントカバー63の車幅方向の中央部から、車幅方向の外側且つ後上方に向かって傾斜して延びている。
ヘッドライトリフレクタ61b,61bは、ケース65内の下部に左右一対で配置され、方向指示灯ユニット71は、ヘッドライトリフレクタ61b,61bの上方に配置される。
ケース65内には、方向指示灯62,62及びヘッドライト61,61の点灯を制御するライト制御部67が配置されている。ライト制御部67は、上壁65bと方向指示灯ユニット71との間の位置で、車幅方向の中央部に配置されている。ライト制御部67は横長の箱状に形成されている。
図4は、方向指示灯ユニット71を後方側から見た図である。
図3及び図4に示すように、方向指示灯ユニット71は、方向指示灯ユニット71の中央部から車幅方向外側に延びる左右一対の導光レンズ72,72と、導光レンズ72,72を支持するハウジング73(後方部材)と、方向指示灯ユニット71の車幅方向の中央部に設けられる内側光源ユニット74と、方向指示灯ユニット71の車幅方向外側の両端部に設けられる左右一対の外側光源ユニット75,75とを備える。
方向指示灯ユニット71は、内側光源ユニット74及び外側光源ユニット75,75から発光されて導光レンズ72,72に導光された光を前方に照射する。
図5は、導光レンズ72,72を取り外した状態で方向指示灯ユニット71を前方側から見た正面図である。図6は、方向指示灯ユニット71を上方側から見た平面図である。
図3〜図6を参照し、ハウジング73は、内側光源ユニット74を支持する内側光源ユニット支持部77と、内側光源ユニット支持部77から車幅方向の外側且つ後上方に向かって傾斜して延びる左右一対の側方延出部78,78と、側方延出部78,78の車幅方向の外端部に設けられる左右一対の外側光源ユニット支持部79,79とを一体に備える。
ハウジング73の内側光源ユニット支持部77は、その前面から後方側に窪んだ窪み部80を備える。窪み部80は正面視では略矩形に形成されている。窪み部80の底面80aの中央部には、前方に突出するボス部80bが設けられている。底面80aの車幅方向の両端部には、底面80aを貫通する左右一対の導光孔80c,80cが形成されている。導光孔80c,80cは上下方向に長い長孔状に形成されている。
内側光源ユニット支持部77は、窪み部80の下方に延びる中央側固定部77aを備える。
ハウジング73の外側光源ユニット支持部79,79は、その前面から後方側に窪んだ窪み部81,81を備える。窪み部81,81は正面視では略矩形に形成されている。窪み部81,81の底面81a,81aにおける車幅方向の内端部には、底面81a,81aを貫通する左右一対の導光孔81b,81bが形成されている。導光孔81b,81bは上下方向に長い長孔状に形成されている。
窪み部81,81の底面81a,81aにおける車幅方向の外端部には、係止孔81c,81cが形成されている。
ハウジング73の側方延出部78,78は、内側光源ユニット支持部77と外側光源ユニット支持部79,79とを繋ぐように車幅方向に延びる。
各側方延出部78は、アウターレンズ70(図2)の裏面に略対向する後方部材前面83と、後方部材前面83の上縁から後方に延びる延出部上面84と、後方部材前面83の下縁から後方に延びる延出部下面85とを備える。
後方部材前面83,83は、側方延出部78,78の前面であり、正面視では、車幅方向の外側に行くに連れて上下方向の幅が大きくなる。
各後方部材前面83には、内側光源ユニット支持部77の窪み部80と外側光源ユニット支持部79の窪み部81とを繋ぐように設けられる凹部86が形成されている。凹部86は、後方側に窪む凹みであり、窪み部80と窪み部81との間で連続する溝状に形成されている。
延出部上面84,84の車幅方向の中間部には、上方に延出する固定部87,87が設けられている。
後方部材前面83,83の車幅方向の外端部において窪み部81,81の下方には、固定部88,88が設けられている。
ハウジング73は、中央側固定部77aに前方から挿通される固定ボルト89a(図3)と、固定部87,87,88,88に前方から挿通される各固定ボルト89b(図3)とによってケース65のボス部(不図示)に固定される。
内側光源ユニット74は、上下方向に直線的に並べて一対で設けられる内側一色光源90(光源)及び内側他色光源91(光源)と、内側一色光源90及び内側他色光源91が実装される内側基板93とを備える。ここで、内側一色光源90及び内側他色光源91で構成される1組の光源は、内側基板93の左右の両端部に分けて2組で設けられている。内側基板93には、内側一色光源90,90及び内側他色光源91,91に電源供給するために必要な各種電子部品が設けられている。内側基板93は、ライト制御部67に接続される制御部接続ケーブル93aを上部に備える。
左右の内側一色光源90,90は、内側他色光源91,91の上方に配置されている。
内側一色光源90,90は、橙色(一色)に発光する光源である。内側他色光源91,91は、内側一色光源90,90とは異なる色である白色(他色)に発光する光源である。
内側光源ユニット74は、内側一色光源90,90及び内側他色光源91,91が設けられた内側基板93の前面を車両の前方に向けた姿勢で、ハウジング73の内側光源ユニット支持部77の後面に固定される。
左右に2組が配置された内側一色光源90及び内側他色光源91は、窪み部80の左右の導光孔80c,80cからそれぞれ前方側に露出する。
各外側光源ユニット75は、上下方向に直線的に並べて一対で設けられる外側一色光源100(光源)及び外側他色光源101(光源)と、外側一色光源100及び外側他色光源101が実装される外側基板103とを備える。
外側一色光源100は、外側他色光源101の下方に配置されている。
外側一色光源100は、橙色(一色)に発光する光源である。外側他色光源101は、外側一色光源100とは異なる色である白色(他色)に発光する光源である。
すなわち、外側光源ユニット75の光源の発光色の配列は、内側光源ユニット74の光源の発光色の配列とは逆である。
内側一色光源90,90、内側他色光源91,91、外側一色光源100及び外側他色光源101は、自発光半導体光源、すなわち、半導体素子からなる光源である。ここで、内側一色光源90,90、内側他色光源91,91、外側一色光源100及び外側他色光源101はLEDであるが、例えば、有機ELであっても良い。
各外側光源ユニット75は、外側一色光源100及び外側他色光源101が設けられた外側基板103の前面を車両の前方に向けた姿勢で、ハウジング73の外側光源ユニット支持部79の後面に固定される。
外側一色光源100及び外側他色光源101は、窪み部81の導光孔81bから前方側に露出する。
外側光源ユニット75,75は、内側基板93から左右の外側に延びる一対の接続ケーブル95,95によって、内側光源ユニット74に電気的に接続されている。接続ケーブル95,95は、側方延出部78,78の後面に設けられたクランプ部96,96によって中間部を支持されている。
図7は、導光レンズ72を前方側から見た斜視図である。図7では、内側光源ユニット74及び外側光源ユニット75が共に図示されている。図8は、導光レンズ72を上方側から見た平面図である。導光レンズ72,72は左右対称に構成されているため、ここでは左側の導光レンズ72を例に挙げて説明する。
図3、図6、図7及び図8を参照し、導光レンズ72は、ハウジング73の凹部86に沿って内側光源ユニット74側から外側光源ユニット75側まで車幅方向外側に延びるプレート部110と、プレート部110上に一体に形成される上下一対の上側導光部材111(導光部材)及び下側導光部材121(導光部材)と、プレート部110から上方に延びる上側固定部130と、プレート部110から下方に延びる下側固定部131とを備える。
導光レンズ72は、ガラスまたは透光性を有する樹脂材料で一体成形されている。
上側導光部材111は、プレート部110の前面に沿って車幅方向に延びる断面略円形の棒状に形成されている。
下側導光部材121は、プレート部110の前面に沿って車幅方向に延びる断面略円形の棒状に形成されている。下側導光部材121は、上側導光部材111の下方に配置され、上側導光部材111の下縁に沿うように設けられている。
すなわち、上側導光部材111及び下側導光部材121は、上下方向に並べて複数列(ここでは2列)を隣接して配置されている。詳細には、上側導光部材111及び下側導光部材121は、後方部材前面83に沿って、車幅方向の外側且つ後上方に向かって傾斜して延びている。後方部材前面83の凹部86は、上側導光部材111及び下側導光部材121によって前方から覆われる。
上側導光部材111は、内側一色光源90と外側他色光源101とを繋ぐように設けられる導光部材である。
上側導光部材111は、内側一色光源90の前方位置から前方に延出した後、車幅方向外側に湾曲する内側入射部112(入射部)と、内側入射部112の端から外側他色光源101側へ向かって車幅方向外側に延びる上側導光部113と、外側他色光源101の前方位置から前方に延出した後、車幅方向内側に湾曲して上側導光部113に接続される外側入射部114(入射部)とを備える。
内側入射部112には内側一色光源90の光が入射される。内側入射部112は、内側一色光源90の前面に近接した位置から略真っ直ぐに前方へ延びる直線部112aと、前端側で車幅方向に湾曲する湾曲部112bとを有する。
外側入射部114には外側他色光源101の光が入射される。外側入射部114は、外側他色光源101の前面に近接した位置から略真っ直ぐに前方へ延びる直線部114aと、前端側で車幅方向に湾曲する湾曲部114bとを有する。
内側入射部112及び外側入射部114内を導光される光は、直線部112a,114aではほぼ全反射するが、湾曲部112b,114bでは一部の光が漏れ出て光量が減衰される。
上側導光部113には、上側導光部113内を導光される光を前方に拡散させる光拡散部113aがその全長に亘って設けられている。光拡散部113aは、例えば、上側導光部113の表面部に凹凸として設けられるレンズカット部である。光拡散部113aで光が拡散することで、上側導光部113を通る光が上側導光部113の前方に出射される。
上側導光部材111の一端に入射された光は、上側導光部113内を他端側へ進む際に光拡散部113aで減衰され、徐々に光量が小さくなる。
下側導光部材121は、内側他色光源91と外側一色光源100とを繋ぐように設けられる導光部材である。
下側導光部材121は、内側他色光源91の前方位置から前方に延出した後、車幅方向外側に湾曲する内側入射部122(入射部)と、内側入射部122の端から外側一色光源100側へ向かって車幅方向外側に延びる下側導光部123と、外側一色光源100の前方位置から前方に延出した後、車幅方向内側に湾曲して下側導光部123に接続される外側入射部124(入射部)とを備える。
内側入射部122には内側他色光源91の光が入射される。内側入射部122は、内側他色光源91の前面に近接した位置から略真っ直ぐに前方へ延びる直線部122aと、前端側で車幅方向に湾曲する湾曲部122bとを有する。
外側入射部124には外側一色光源100の光が入射される。外側入射部124は、外側一色光源100の前面に近接した位置から略真っ直ぐに前方へ延びる直線部124aと、前端側で車幅方向に湾曲する湾曲部124bとを有する。
内側入射部122及び外側入射部124内を導光される光は、直線部122a,124aではほぼ全反射するが、湾曲部122b,124bでは一部の光が漏れ出て光量が減衰される。
下側導光部123には、下側導光部123内を導光される光を前方に拡散させる光拡散部123aがその全長に亘って設けられている。光拡散部123aは、例えば、下側導光部123の表面部のレンズカット部である。光拡散部123aで光が拡散することで、下側導光部123を通る光が下側導光部123の前方に出射される。下側導光部材121の一端に入射された光は、下側導光部材121内を他端側へ進む際に光拡散部123aで減衰され、徐々に光量が小さくなる。
導光レンズ72は、外側入射部114及び外側入射部124の後端部から車幅方向外側に延びる爪状の係止片132を備える。
図9は、左右の導光レンズ72,72の車幅方向の中央部を上方から見た平面図である。
左右の導光レンズ72,72は、左右対称であると説明したが、車幅方向の中央部は左右で構成が異なっている。
図7及び図9を参照し、左側の導光レンズ72は、内側入射部112及び内側入射部122の後端部の内側面から車幅方向内側に延びた後、前方に延びる一側脚部133を備える。
図9に示すように、右側の導光レンズ72は、内側入射部112及び内側入射部122の後端部の内側面から車幅方向内側に延びた後、前方に延びる他側脚部134と、他側脚部134の前端から一側脚部133側へ延びる板状の座面部135とを備える。座面部135には、前後に貫通する孔135aが形成されている。
一側脚部133は、座面部135の後面における他側脚部134とは反対側の側部を受ける。一側脚部133、他側脚部134及び座面部135は、ボス部80bに固定される中央側固定部136を構成する。
図3に示すように、導光レンズ72は、後方部材前面83を前方から覆うように配置され、内側入射部112及び内側入射部122は、ハウジング73の車幅方向中央の窪み部80に前方から差し込まれる。また、外側入射部114及び外側入射部124は、ハウジング73の車幅方向外端部の窪み部81に前方から差し込まれる。
導光レンズ72は、中央側固定部136、上側固定部130、下側固定部131及び係止片132を介し、ハウジング73に固定される。詳細には、中央側固定部136は、座面部135の孔135aに挿通される固定ボルト137によってボス部80b(図5)に固定される。上側固定部130は、固定ボルト89bによって固定部87と共締めされる。下側固定部131は、固定ボルト89bによって固定部88と共締めされる。係止片132は、係止孔81c(図5)に係止される。
図3、図5及び図7を参照し、方向指示灯ユニット71は、導光レンズ72を発光させるための光源として、上述のように、車幅方向内側の位置に上下に配列された内側一色光源90及び内側他色光源91を備え、車幅方向外側の位置に上下に配列された外側他色光源101及び外側一色光源100を備える。
この配列において、内側一色光源90と外側一色光源100とは対角の位置関係にある。また、内側他色光源91と外側他色光源101とは対角の位置関係にある。すなわち、本第1の実施の形態では、同色の発光をする光源が対角の位置関係で配置されている。そして、異なる色の発光をする光源同志が上側導光部材111及び下側導光部材121で車幅方向に接続されている。
上側導光部材111を一色(橙色)に発光させる場合には、内側一色光源90が発光される。この場合、内側一色光源90の発光は、一端の内側入射部112に入射し、上側導光部113を通る際に前方へ光を出射し、他端の外側入射部114を通り、外側他色光源101に到達する。
上側導光部材111を他色(白色)に発光させる場合には外側他色光源101が発光される。この場合、外側他色光源101の発光は、一端の外側入射部114に入射し、上側導光部113を通る際に前方へ光を出射し、他端の内側入射部112を通り、内側一色光源90に到達する。
また、下側導光部材121を一色(橙色)に発光させる場合には、外側一色光源100が発光される。この場合、外側一色光源100の発光は、一端の外側入射部124に入射し、下側導光部123を通る際に前方へ光を出射し、他端の内側入射部122を通り、内側他色光源91に到達する。
上側導光部材111を他色(白色)に発光させる場合には内側他色光源91が発光される。この場合、内側他色光源91の発光は、一端の内側入射部122に入射し、下側導光部123を通る際に前方へ光を出射し、他端の外側入射部124を通り、外側一色光源100に到達する。
このように、上側導光部材111の両端(一端及び他端)に、それぞれ異なる色の入射が可能な内側一色光源90及び外側他色光源101を設けたため、簡単な構造で1つの上側導光部材111から異なる色を発光させることができる。
同様に、下側導光部材121の両端(一端及び他端)に、それぞれ異なる色の入射が可能な内側他色光源91及び外側一色光源100を設けたため、簡単な構造で1つの下側導光部材121から異なる色を発光させることができる。
方向指示灯62,62は、方向指示灯として使用する際には、一色(橙色)に発光させられ、ポジションランプとして使用する際には、他色(白色)に発光させられる。
ライト制御部67は、方向指示灯62,62を方向指示灯として使用する場合、内側一色光源90及び外側一色光源100を発光させ、外側他色光源101及び内側他色光源91を発光させない(消灯する)。ライト制御部67は、一色の光源90,100と他色の光源91,101とを混ぜて同時に発光させない。
これにより、図7に示すように、上側導光部材111では、内側一色光源90の発光L1は、外側他色光源101側へ車幅方向外側に導光され、下側導光部材121では、外側一色光源100の発光L2は、内側他色光源91側へ車幅方向内側に導光される。すなわち、方向指示灯62,62を方向指示灯として使用する場合、導光レンズ72では、一色(橙色)の光が車幅方向にすれ違うように車幅方向の両側から出射される。
内側一色光源90から上側導光部材111に導光された一色の発光L1は、車幅方向の外側に行くに連れて減衰されて弱くなるが、この減衰分は、外側一色光源100の発光L2によって補われる。また、外側一色光源100から下側導光部材121に導光された一色の発光L2は、車幅方向の内側に行くに連れて減衰されて弱くなるが、この減衰分は、内側一色光源90の発光L1によって補われる。このため、方向指示灯62を車幅方向の全体に亘って良好に発光させることができる。
ライト制御部67は、方向指示灯62,62をポジションランプとして使用する場合、外側他色光源101及び内側他色光源91を発光させ、内側一色光源90及び外側一色光源100を発光させない(消灯する)。
これにより、上側導光部材111では、外側他色光源101の発光L3は、内側一色光源90側へ車幅方向内側に導光され、下側導光部材121では、内側他色光源91の発光L4は、外側一色光源100側へ車幅方向外側に導光される。すなわち、方向指示灯62,62をポジションランプとして使用する場合、導光レンズ72では、他色(白色)の光が車幅方向にすれ違うように車幅方向の両側から出射される。
外側他色光源101から上側導光部材111に導光された他色の発光L3は、車幅方向の内側に行くに連れて減衰されて弱くなるが、この減衰分は、内側他色光源91の発光L4によって補われる。また、内側他色光源91から下側導光部材121に導光された他色の発光L4は、車幅方向の外側に行くに連れて減衰されて弱くなるが、この減衰分は、外側他色光源101の発光L3によって補われる。このため、ポジションランプを車幅方向の全体に亘って良好に発光させることができる。
図3及び図6に示すように、内側光源ユニット74及び外側光源ユニット75,75は、内側基板93及び外側基板103が、光源90,91,100,101が設けられた前面が前方を向くように立てて配置されている。このため、方向指示灯ユニット71を前後方向にコンパクトに形成できる。この構成では、光源90,91,100,101の発光方向は前方となるため、車幅方向に延びる上側導光部材111及び下側導光部材121に導光するためには、湾曲部112b,114b,122b,124bを設ける必要がある。湾曲部112b,114b,122b,124bでは、光が減衰されてしまうが、本第1の実施の形態では、上述のように、同色の光が車幅方向にすれ違うように車幅方向の両側から出射されるため、減衰の影響を補うことができる。このため、方向指示灯ユニット71のコンパクト化と良好な発光とを両立できる。
また、内側光源ユニット74及び外側光源ユニット75,75が車幅方向に分かれて配置されているため、内側光源ユニット74及び外側光源ユニット75,75の熱を効率良く排熱でき、内側光源ユニット74及び外側光源ユニット75,75が高温になることを抑制できる。
図10は、外側一色光源100の光の反射を説明する模式図である。
図7及び図10を参照し、方向指示灯62,62をポジションランプとして使用する場合、内側他色光源91が発光させられ、内側他色光源91の他色(白色)の発光L4は、外側一色光源100に到達し、外側一色光源100で反射する。
外側一色光源100は、一色(橙色)を発光するための一色の蛍光体100aを備えるため、他色(白色)の発光L4が蛍光体100aに反射させると、この反射光L5は、一色(橙色)に変化する。
本第1の実施の形態では、内側他色光源91と外側他色光源101とは対角の位置関係に配置されているため、反射光L5は、外側一色光源100に隣接する外側他色光源101の強い発光によって目立たなくなる。このため、ポジションランプを良好な単一の他色(白色)で発光させることができる。なお、内側一色光源90、及び、他色の内側他色光源91及び外側他色光源101においても同様の効果が得られる。
図11は、方向指示灯62,62の点灯状態を示す模式図である。図11(A)は、ポジションランプとして使用されている状態である。図11(B)は、右の方向指示灯62が方向指示灯として使用されている状態である。図11(C)は、左の方向指示灯62が方向指示灯として使用されている状態である。
自動二輪車1の通常の走行時には、図11(A)のように、左右の方向指示灯62,62はポジションランプとして点灯させられており、他色(白色)で発光している。
ライト制御部67は、右の方向指示灯62を点灯させる指令を受けると、図11(B)のように、右の方向指示灯62を点灯させるとともに右のポジションランプを消灯し、左の方向指示灯62はポジションランプとして点灯状態を維持する。すなわち、右の方向指示灯62では、橙色の内側一色光源90及び外側一色光源100が点灯され、白色の内側他色光源91及び外側他色光源101は消灯される。
このように、右の方向指示灯62を方向指示灯として点灯させる場合には、右のポジションランプが消灯されるため、右の方向指示灯62の被視認性が良い。
ライト制御部67は、左の方向指示灯62を点灯させる指令を受けると、図11(C)のように、左の方向指示灯62を点灯させるとともに左のポジションランプを消灯し、右の方向指示灯62はポジションランプとして点灯状態を維持する。
図12は、方向指示灯62,62の点灯状態を前方側の複数の異なる方向から見た状態を示す図である。図12(A)は、前方側から見た図である。図12(B)は、車両の左側から見た図である。図12(C)は、車両の右側から見た図である。
図12では、左側の方向指示灯62が方向指示灯として点灯されている。ここで、方向指示灯62が点灯している側を車幅方向の内側とすると、図12(B)は車幅方向の内側から見た図であり、図12(C)は車幅方向の外側から見た図である。
方向指示灯62は、発光している光源に近い部分が強く発光する。方向指示灯62として使用される場合、内側一色光源90及び外側一色光源100が発光する光源であり、これら光源が位置する方向指示灯62の車幅方向の両端部が強い発光によって特に視認され易い。
図12(A)のように、方向指示灯62を正面側から見た場合、内側一色光源90の強い発光部62a及び外側一色光源100の強い発光部62bの両方が視認され、前方側からの被視認性が良い。
導光レンズ72を含み、方向指示灯62が車幅方向の外側且つ後上方に向かって傾斜しているため、図12(B)のように、方向指示灯62を車幅方向内側の前方から見た場合、内側一色光源90の強い発光部62aが視認され易い位置にあり、被視認性が良い。
導光レンズ72を含み、方向指示灯62が車幅方向の外側且つ後上方に向かって傾斜しているため、図12(C)のように、方向指示灯62を車幅方向外側の前方から見た場合、外側一色光源100の強い発光部62bが視認され易い位置にあり、被視認性が良い。
このように、導光レンズ72を含み、方向指示灯62が車幅方向の外側且つ後上方に向かって傾斜しているため、方向指示灯62の前方側の車幅方向の内側から外側までの広い範囲に亘って、強い発光部62aまたは強い発光部62bの少なくともいずれかを視認できる。このため、方向指示灯62の被視認性が良い。なお、方向指示灯62をポジションランプとして使用している場合であっても、同様の効果が得られる。
図13は、図3における方向指示灯ユニット71のXIII−XIII断面図である。
図3、図5及び図13を参照し、ハウジング73の後方部材前面83は、側面視では、後傾して設けられており、全体的に見ると鉛直よりも後方側に傾斜している。ハウジング73は、上側導光部材111及び下側導光部材121を後方から覆う後方部材である。
また、ハウジング73は、光を反射する反射部材であるとともに、透明なアウターレンズ70を介して外側から視認される意匠部材である。ハウジング73の後方部材前面83の表面には、方向指示灯ユニット71の意匠性を向上させるために、銀色の装飾層が形成されている。
後方部材前面83の凹部86は、後方側へ略V字状に凹む谷状に形成されている。この凹部86は、後方部材前面83の上部から側面視で後下がりに傾斜して後方に延びる上側反射面86aと、後方部材前面83の下部から側面視で後上がりに傾斜して後方に延びる下側反射面86b(凹部傾斜面)と、上側反射面86aの後端と下側反射面86bの後端とが合流する底部86cとを備える。
側面視では、下側反射面86bは上側反射面86aよりも長く形成されている。
凹部86は、導光レンズ72によって前方から覆われているため、前方からはほとんど視認されない。上側導光部材111及び下側導光部材121を含む導光レンズ72は、光を透過させる透過部材である。
太陽光は、自動二輪車1に対し上方から降り注ぐ。一般に、太陽光が車両の前照灯に対して前上方から照射されると、太陽光が前照灯の反射面等で反射した反射光が前方に照射されてしまい、前照灯の発光が自動二輪車1の周囲の人から視認され難くなる。
図13には、従来の反射面283が仮想線で示されている。従来の反射面283は、後傾した平板状に形成されている。
従来の反射面283に前上方から斜めに太陽光S1が入射すると、その反射光R1は、略水平に前方へ出射する。このため、周囲の人等に反射光R1が届き易く、導光レンズ72自体の発光が目立たなくなり、導光レンズ72の発光の被視認性が低下する。
本第1の実施の形態の後方部材前面83では、凹部86に前上方から斜めに太陽光S2が入射すると、太陽光S2は凹部86内の下壁部である下側反射面86bで反射され、この反射光R2は、前上方へ斜めに出射する。このため、周囲の人等に反射光R2が届き難く、導光レンズ72自体の発光を目立たせることができ、導光レンズ72の発光の被視認性が良い。ここで、太陽光S1と太陽光S2とは同一の入射角である。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、車両用灯具である方向指示灯62,62は、半導体素子からなる内側一色光源90及び外側他色光源101と、一端の内側入射部112及び外側入射部114に入射される光源の光を他端に導光する上側導光部材111とを備え、上側導光部材111の両端に、それぞれ異なる色(橙色、白色)の入射が可能な内側一色光源90及び外側他色光源101を備える。また、方向指示灯62,62は、半導体素子からなる外側一色光源100及び内側他色光源91と、一端の外側入射部124及び内側入射部122に入射される光源の光を他端に導光する下側導光部材121とを備え、下側導光部材121の両端に、それぞれ異なる色(橙色、白色)の入射が可能な外側一色光源100及び内側他色光源91を備える。
これにより、上側導光部材111の両端の光源である内側一色光源90及び外側他色光源101からそれぞれ異なる色を上側導光部材111に入射でき、下側導光部材121の両端の光源である外側一色光源100及び内側他色光源91からそれぞれ異なる色を下側導光部材121に入射できる。このため、上側導光部材111及び下側導光部材121を簡単な形状にでき、簡単な構造の上側導光部材111及び下側導光部材121で異なる色を発光させることができる。
また、内側一色光源90及び外側他色光源101と、外側一色光源100及び内側他色光源91とは、一色が点灯している場合には、他色を消灯するため、一色と他色とが混合した色の光が上側導光部材111及び下側導光部材121から発光されることを防止できる。
また、上側導光部材111及び下側導光部材121の一端に入射した光は他端側に行くに連れて減衰される。しかし、本発明の構成によれば、上側導光部材111及び下側導光部材121は、少なくとも2列設けられ、これら上側導光部材111及び下側導光部材121は近接して配置され、対角に位置する一対の光源である内側一色光源90及び外側一色光源100、内側他色光源91及び外側他色光源101の発光色は同一色であるため、対角に位置する内側一色光源90及び外側一色光源100、内側他色光源91及び外側他色光源101から同色の光を入射することで、上側導光部材111及び下側導光部材121の他端側で光が減衰される部分を、その近くの光源から入射される同一色の光によって、互いに補うことができる。このため、上側導光部材111及び下側導光部材121の全体に亘って良好に発光させることができる。
また、上側導光部材111及び下側導光部材121の両端にそれぞれ異なる色の光源である内側一色光源90及び外側他色光源101、外側一色光源100及び内側他色光源91を設けた場合、一端から入射された他色の光が他端の外側一色光源100及び内側一色光源90に到達すると、光が外側一色光源100及び内側一色光源90で反射して、他端側で一色が発光されることがある。しかし、本発明の構成によれば、対角に位置する内側一色光源90及び外側一色光源100、内側他色光源91及び外側他色光源101から同色の光を入射するため、光が外側一色光源100及び内側一色光源90で反射して他端側で一色が発光されたとしても、そこに隣接する外側他色光源101及び内側他色光源91の発光によって、一色の発光がほとんど目立たなくなる。このため、上側導光部材111及び下側導光部材121を他色で良好に発光させることができる。
さらに、方向指示灯62,62は、自動二輪車1の前照灯であり、上側導光部材111及び下側導光部材121は湾曲部112b,114b,122b,124bを備えるため、湾曲部112b,114b,122b,124bで光が減衰され易いが、対角に位置する内側一色光源90及び外側一色光源100、内側他色光源91及び外側他色光源101から同色の光を入射して効率良く上側導光部材111及び下側導光部材121を発光させることができる。このため、自動二輪車1の方向指示灯62,62の被視認性が良い。
また、上側導光部材111及び下側導光部材121は、上下に近接して複数配置され、前面視で車体中央から車幅方向外側の上方へ向けて傾斜して延びるとともに、側面視で後上がりに傾斜しており、対角に位置する内側一色光源90及び外側一色光源100、内側他色光源91及び外側他色光源101は、車体中央と車幅方向外側且つ後上方の位置とに配置される。上側導光部材111及び下側導光部材121は、対角に位置する内側一色光源90及び外側一色光源100、内側他色光源91及び外側他色光源101の位置、すなわち、車体中央と車幅方向外側且つ後上方の位置で強く発光する。このため、前面視及び側面視において広い範囲で上側導光部材111及び下側導光部材121の発光の被視認性が良い。
また、内側一色光源90及び外側他色光源101、外側一色光源100及び内側他色光源91の異なる色は、橙色と白色であるため、上側導光部材111及び下側導光部材121をポジションランプ及び方向指示灯として機能させることができる。
また、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、車両用前照灯である方向指示灯62,62は、半導体素子からなる内側一色光源90、外側他色光源101、外側一色光源100及び内側他色光源91と、一端の入射部に入射される光源の光を他端に導光する上側導光部材111及び下側導光部材121とを備え、上側導光部材111及び下側導光部材121の後方には、後方部材であるハウジング73が位置し、ハウジング73において上側導光部材111及び下側導光部材121の後方に位置する部分には、凹部86が設けられている。これにより、上側導光部材111及び下側導光部材121の後方のハウジング73の凹部86に入射した光の方向を、前方とは異なる方向に反射するように凹部86によって変更できる。このため、太陽光がハウジング73によって前方に強く反射することを抑制でき、方向指示灯62,62の被視認性を向上できる。
また、ハウジング73が側面視で後上がりに傾斜していると、太陽光が前方に反射し易いが、本第1の実施の形態によれば、前方側への反射を凹部86によって抑制できる。このため、後上がりのハウジング73を備える自動二輪車1の方向指示灯62,62の被視認性を向上できる。
また、上側導光部材111及び下側導光部材121は、光を透過させる透過部材であり、ハウジング73は、光を反射する反射部材であるため、太陽光がハウジング73によって強く反射され易いが、前方側への反射を凹部86によって抑制できるため、方向指示灯62,62の被視認性を向上できる。
さらに、凹部86の下壁部は、側面視で後上がりに傾斜する下側反射面86bを備えるため、太陽光を下側反射面86bによって上方側に反射させることができ、方向指示灯62,62の被視認性を向上できる。
[第2の実施の形態]
以下、図14を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、上記凹部86とは異なる形状の凹部186が形成されている点が上記第1の実施の形態と異なる。
図14は、第2の実施における図3のXIII−XIII断面図である。
後方部材前面83には、後方側に窪む凹部186が形成されている。
凹部186は、後方側へ略U字状に凹む谷状に形成されている。この凹部186は、後方部材前面83の上部から側面視で後下がりに傾斜して後方に延びる上側反射面186aと、後方部材前面83の下部から側面視で後上がりに傾斜して後方に延びる下側反射面186b(凹部傾斜面)と、上側反射面186aの後端と下側反射面186bの後端とを上下に繋ぐ後側反射面186cとを備える。後側反射面186cは、やや後傾した略鉛直面である。
従来の反射面283に前上方から斜めに太陽光S3が入射すると、その反射光R3は、略水平に前方へ出射する。このため、周囲の人等に反射光R3が届き易く、導光レンズ72自体の発光が目立たなくなり、導光レンズ72の発光の被視認性が低下する。
本第2の実施の形態の後方部材前面83では、凹部186に前上方から斜めに太陽光S4が入射すると、太陽光S4は凹部186内の下壁部である下側反射面186bで反射され、この反射光R4は、後側反射面186c及び上壁部である上側反射面186aの順に反射し、前下方へ斜めに出射する。
このため、周囲の人等に反射光R4が届き難く、導光レンズ72自体の発光を目立たせることができ、導光レンズ72の発光の被視認性が良い。ここで、太陽光S3と太陽光S4とは同一の入射角である。
なお、上記第1及び第2の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記第1及び第2の実施の形態では、上側導光部材111及び下側導光部材121の後方に設けられる後方部材としてのハウジング73に凹部86,186が設けられる構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。後方部材は、上側導光部材111及び下側導光部材121を後方から覆うものであれば良く、例えば意匠部材としての化粧板やフロントカウル51の内側部材等であっても良い。また、上記実施の形態では、後方部材は、光を反射する反射部材であるものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。上側導光部材111及び下側導光部材121は、上側導光部113及び下側導光部123からの前方への発光のみによって方向指示灯及びポジションランプとして適正な光量を発光できるため、後方部材は、銀色の装飾層等を備えずに光を積極的に反射させないように構成されていても良い。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、上側導光部材111及び下側導光部材121は、上下方向に並べて2列設けられているが、3列以上の複数列にしても良い。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
62 方向指示灯(車両用灯具)
90 内側一色光源(光源)
91 内側他色光源(光源)
100 外側一色光源(光源)
101 外側他色光源(光源)
111 上側導光部材(導光部材)
112,122 内側入射部(入射部)
112b,114b,122b,124b 湾曲部
114,124 外側入射部(入射部)
121 下側導光部材(導光部材)

Claims (6)

  1. 半導体素子からなる光源(90,91,100,101)と、一端の入射部(112,122,114,124)に入射される前記光源(90,91,100,101)の光を他端に導光する導光部材(111,121)とを備える車両用灯具において、
    前記導光部材(111,121)の両端に、それぞれ異なる色の入射が可能な前記光源(90,91,100,101)を備えることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記光源(90,91,100,101)は、一色が点灯している場合には、他色を消灯することを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 前記導光部材(111,121)は、少なくとも2列設けられ、これら導光部材(111,121)は近接して配置され、対角に位置する少なくとも一対の前記光源(90,100)の発光色は同一色であることを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 前記車両用灯具は、鞍乗り型車両(1)の前照灯であり、前記導光部材(111,121)は湾曲部(112b,114b,122b,124b)を備えることを特徴とする請求項3記載の車両用灯具。
  5. 前記導光部材(111,121)は、上下に近接して複数配置され、前面視で車体中央から車幅方向外側の上方へ向けて傾斜して延びるとともに、側面視で後上がりに傾斜していることを特徴とする請求項4記載の車両用灯具。
  6. 前記光源(90,91,100,101)の前記異なる色は、白色と橙色であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両用灯具。
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