JP2017217453A - 配達物受取扉、及び配達物受取システム - Google Patents

配達物受取扉、及び配達物受取システム Download PDF

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Abstract

【課題】居住者が不在時に配達物を受取可能とするための設置工事が容易な配達物受取扉、及び配達物受取システムを提供する。
【解決手段】配達物受取扉2は、板状の扉本体4と、扉本体4に取り付けられ、配達物を扉本体4の表側から受け入れ可能であって、かつ表側からの配達物の出し入れを禁止するべく施錠可能な宅配ボックス21と、住居の居住者用のスマートフォン3と通信を実行する移動体無線通信回路29と、扉本体4の表側に配設され、ユーザの操作を受け付ける押釦スイッチ23と、押釦スイッチ23によって操作が受け付けられた場合、所定の操作受付信号を、移動体無線通信回路29によってスマートフォン3へ送信させる受付通知処理部201と、スマートフォン3からの解錠を指示する解錠指示信号が移動体無線通信回路29によって受信された場合、宅配ボックス21を解錠させる錠処理部204とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、配達物を受取可能な配達物受取扉、及び配達物受取システムに関する。
従来より、いわゆるマンションなどの集合住宅のエントランスホールに、宅配業者の配達物を受け取るための宅配ボックスを設置することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。これにより、居住者の不在時でも配達物を受け取ることができるので、宅配業者による再配達を減少させることができる。宅配の再配達の削減については、CO2排出量削減や労働生産性を向上させる観点から、国土交通省でも検討がなされており、社会的要請となっている。
特開2002−85247号公報
しかしながら、上述の技術によれば、集合住宅のエントランスホールに、部屋数分の宅配ボックスを設置する必要があり、その設置スペースの確保及び工事が容易でない。また、このような宅配ボックスを戸建て住宅に設置する場合でも、宅配ボックスの設置スペースを確保することは容易でない。また、ただ単に宅配ボックスを玄関前に置いておくだけでは宅配ボックスごと持ち去られるおそれがあるため、宅配ボックスが持ち去られないように設置工事を行う必要がある。
本発明の目的は、居住者が不在時に配達物を受取可能とするための設置工事が容易な配達物受取扉、及び配達物受取システムを提供することである。
本発明に係る配達物受取扉は、住居の出入口に取り付けるための、配達物を受け取り可能な配達物受取扉であって、板面に沿う第一面と第二面とを有する板状の扉本体と、前記扉本体に取り付けられ、前記配達物を前記扉本体の前記第一面側から受け入れ可能であって、かつ前記第一面側からの前記配達物の出し入れを禁止するべく施錠可能な受取部と、前記住居の居住者用の端末装置と通信を実行する扉側通信部と、前記扉本体の前記第一面に配設され、ユーザの操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部によって前記操作が受け付けられた場合、所定の操作受付信号を、前記扉側通信部によって前記端末装置へ送信させる受付通知処理部と、前記受取部の解錠を制御するための解錠制御信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記解錠制御信号に基づいて前記受取部の解錠を制御するための解錠制御処理を実行する解錠処理部とを備える。
この構成によれば、配達物受取扉に配達物を受け入れ可能な受取部が取り付けられているので、配達物を受取可能とするための設置工事が容易である。また、配達先の住居の居住者が不在の場合であっても、配達物受取扉に取り付けられた操作受付部を操作することによって、操作受付信号が居住者用の端末装置へ送信されるので、外出している居住者は、その端末装置によって配達があることを知ることができる。そして、解錠制御信号が扉側通信部によって受信されることで受取部の解錠が制御されるので、解錠制御信号を受取部に送信することで居住者が不在であっても配達物を受取部に収容することができる。従って、配達物受取扉によれば、居住者が不在時に配達物を受取可能となると共に、配達物受取扉は設置工事が容易である。
また、前記扉本体の前記第一面側には、前記ユーザの音声及び画像のうち少なくとも一方をユーザ情報として取得するユーザ情報取得部と、前記ユーザ情報を前記扉側通信部によって前記端末装置へ送信させるユーザ情報送信処理部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、外出先の居住者は、荷物を配達しに来たユーザの音声又は画像を端末装置で確認することが可能となる。
また、前記受取部は、前記扉本体に、厚さ方向に貫通するように形成された開口部と、前記開口部を塞ぐように、かつ開閉可能に前記扉本体に取り付けられた蓋体と、前記蓋体を施錠する施錠部と、前記扉本体の前記第二面に配設され、前記第一面側から前記第二面側へ向かって前記開口部を通り抜けた配達物を受け止めるように収容する収容部とを含み、前記解錠制御処理は、前記解錠制御信号に基づいて前記施錠部の解錠を制御するための処理であることが好ましい。
この構成によれば、解錠制御信号が送信されることで、扉本体に取り付けられた蓋体の解錠が制御されるので、配達しようとするユーザが、蓋体を開いて開口部から収容部へ配達物を収納することが可能となる。
また、前記受取部は、二つ設けられ、一方の前記受取部は荷物を受け取るための宅配ボックスであり、他方の前記受取部は郵便受けであり、前記郵便受けの前記蓋体は、前記開口部を覆う閉蓋姿勢と郵便物の投入に応じて前記開口部を開口させる開蓋姿勢とに姿勢変更可能であることが好ましい。
この構成によれば、荷物を受け取る宅配ボックスの他、郵便受けについても施錠することによって宣伝ビラなどが投入されることを防止することができる。
また、前記解錠処理部は、前記解錠制御信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記二つの受取部に対して前記解錠制御処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、一回の解錠制御信号の送信動作で宅配ボックスと郵便受けとを解錠することができる。
また、前記解錠制御信号には、前記宅配ボックスを解錠するための宅配用解錠制御信号と、前記郵便受けを解錠するための郵便用解錠制御信号とがあり、前記解錠処理部は、前記宅配用解錠制御信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記宅配ボックスに対して前記解錠制御処理を実行し、前記郵便用解錠制御信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記郵便受けに対して前記解錠制御処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、端末装置から、宅配ボックスと郵便受けとを選択的に解錠することができる。
また、前記受取部は、前記扉本体の厚さ方向に貫通し、前記扉本体の前記第一面側の外部空間と前記収容部の内部空間とを連通させるように開口され、かつその開口面積が前記開口部の開口面積よりも小さい郵便受口と、前記郵便受口を覆う閉蓋姿勢と郵便物の投入に応じて前記郵便受口を開口させる開蓋姿勢とに姿勢変更可能な郵便受蓋とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、郵便物の投入に応じて開口する郵便受蓋が取り付けられた郵便受口が設けられているので、ハガキや封書等の郵便物を、いつでも受取部に投入することができる。また、配達物を収容する収容部にこれらの郵便物が収容されるので、郵便受け用の収容部を別途設ける必要がない。
また、前記扉本体の前記第一面に配設された、画像を表示する扉側表示部と、前記扉側通信部によって、前記配達物の受領を示す受領情報が受信された場合、前記扉側表示部によって、前記居住者を示すバーコードを前記扉側表示部に表示させる受領処理部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、荷物を配達しようとするユーザは、扉側表示部に表示されたバーコードを、自分用の端末装置によって読み取ったり撮像したりすることによって、居住者による配達物の受け取り確認記録情報、いわゆる受領書に相当する記録情報を取得することができる。これにより、配達業者は、配達先の居住者が不在の場合であっても、受領書に相当するバーコードの受け取り確認記録情報を取得することができ、配達業務を完了することができる。
また、前記扉本体の前記第一面に配設された、画像を表示する扉側表示部と、前記受取部によって前記配達物が受け入れられたことを検知する受入検知部と、前記受入検知部によって前記配達物の受け入れが検知された場合、前記居住者を示すバーコードを前記扉側表示部に表示させる受領処理部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、荷物を配達しようとするユーザは、扉側表示部に表示されたバーコードを、自分用の端末装置によって読み取ったり撮像したりすることによって、居住者による配達物の受け取り確認記録情報、いわゆる受領書に相当する記録情報を取得することができる。これにより、配達業者は、配達先の居住者が不在の場合であっても、受領書に相当するバーコードの受け取り確認記録情報を取得することができ、配達業務を完了することができる。
また、前記収容部内における人の存在を検知する人検知部と、前記人検知部によって人の存在が検知されたとき、人が検知されたことを示す人検知信号を前記扉側通信部によって前記端末装置へ送信させる人検知報知部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、例えば、居住者が外出中に子供等が収容部内に入ってしまった場合、居住者は、外出先で端末装置によって、収容部内に人が入ったことを知ることができる。
また、タッチパネルディスプレイを備えた移動体通信端末を前記扉側通信部、前記受付通知処理部、及び前記解錠処理部として機能させ、前記タッチパネルディスプレイを前記操作受付部として機能させ、前記タッチパネルディスプレイにおける所定の設定領域と対向配置される対向部と、前記対向部の裏側であってユーザが押圧可能な押圧部とを有する操作受付釦をさらに備え、前記受付通知処理部は、前記タッチパネルディスプレイの前記設定領域がタッチされたとき、前記操作受付部によって前記操作が受け付けられたものとすることが好ましい。
この構成によれば、立体的な押ボタンスイッチである操作受付釦の押圧部を押圧することによって設定領域がタッチされるので、良好な操作性を維持しつつ、移動体通信端末を共用ゲート用端末装置として用いることができる。そして、スマートフォンを共用ゲート用端末装置として用いることによって、共用ゲート用端末装置を専用に設計、製造する場合と比べて設計コストや製造コストを低減することが可能となる。
また、前記解錠制御信号は、前記受取部の解錠を指示する解錠指示信号であり、前記解錠処理部は、前記解錠指示信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記解錠制御処理として前記受取部を解錠させる処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、解錠指示信号が扉側通信部によって受信されることで受取部が解錠されるので、解錠指示信号を受取部に送信することで居住者が不在であっても配達物を受取部に収容することができる。
また、第一のパスワードの入力を受け付けるパスワード受付部をさらに備え、前記解錠制御信号は、第二のパスワードを示す信号であり、前記解錠制御処理は、前記解錠制御信号が示す第二のパスワードと前記パスワード受付部によって受け付けられた第一のパスワードとが一致した場合、前記受取部を解錠させる処理であることが好ましい。
この構成によれば、ユーザは、パスワード受付部にパスワードを入力することによって、受取部を解錠することができる。
また、本発明に係る配達物受取システムは、上述の配達物受取扉と、前記住居を含む集合住宅の共用ゲートの外側に配設するための共用ゲート用端末装置とを備えた配達物受取システムであって、前記共用ゲート用端末装置は、前記端末装置と通信を実行するゲート側通信部と、ユーザの操作を受け付けるゲート側操作受付部と、前記ゲート側操作受付部によって前記居住者を呼び出すための呼出指示が受け付けられたとき、所定の呼出信号を、前記ゲート側通信部から前記端末装置へ送信させる呼出処理部とを備え、前記端末装置は、前記呼出信号の受信に応じて前記居住者による許可を示す許可指示の受け付けを行う許可受付部を備え、前記ゲート側操作受付部は、第三のパスワードの入力を受け付け、前記配達物受取システムは、前記第二のパスワードを取得するパスワード取得部と、前記許可受付部によって前記許可指示が受け付けられ、かつ前記ゲート側操作受付部によって受け付けられた第三のパスワードと前記第二のパスワードとが一致した場合、前記共用ゲートを解錠する共用ゲート解錠処理部と、前記第二のパスワードを示す前記解錠制御信号を前記配達物受取扉へ送信する扉宛パスワード送信部とをさらに備える。
この構成によれば、ユーザは、共用ゲートを開ける際に用いたパスワードと同じパスワードを用いて配達先の配達物受取扉の受取部を解錠することができる。従って、ユーザは、集合住宅への入館時に知らされたパスワードを一つ、記憶しておくだけで、共用ゲートを開き、かつ配達先の受取部を解錠して配達物を受取部に収納することが可能となるので、ユーザの利便性が向上する。また、居住者も、共用ゲートを開ける際に許可操作を行った後は、受取部を解錠する際には何もしなくてよいので居住者の手間が省ける結果、居住者の利便性が向上する。
また、本発明に係る配達物受取システムは、上述の配達物受取扉と、前記住居を含む集合住宅の共用ゲートの外側に配設するための共用ゲート用端末装置とを備えた配達物受取システムであって、前記共用ゲート用端末装置は、前記端末装置と通信を実行するゲート側通信部と、ユーザの操作を受け付けるゲート側操作受付部と、前記ゲート側操作受付部によって前記居住者を呼び出すための呼出指示が受け付けられたとき、所定の呼出信号を、前記ゲート側通信部から前記端末装置へ送信させる呼出処理部とを備え、前記端末装置は、前記呼出信号の受信に応じて前記居住者による許可を示す許可指示の受け付けを行う許可受付部を備え、前記配達物受取システムは、前記第二のパスワードを取得するパスワード取得部と、前記許可受付部によって前記許可指示が受け付けられた場合、前記共用ゲートを解錠する共用ゲート解錠処理部と、前記第二のパスワードを示す前記解錠制御信号を前記配達物受取扉へ送信する扉宛パスワード送信部とをさらに備え、前記共用ゲート用端末装置は、前記許可受付部によって前記許可指示が受け付けられた場合、前記第二のパスワードをユーザへ報知するパスワード報知部をさらに備える。
この構成によれば、居住者用の端末装置で許可指示が受け付けられたとき、共用ゲートが解錠され、されに共用ゲートの外側の共用ゲート用端末装置によって第二のパスワードがユーザへ報知される。ユーザは、共用ゲート用端末装置のパスワード報知部によって報知されたパスワードを用いて配達先の配達物受取扉の受取部を解錠することができる。従って、ユーザは、共用ゲートから集合住宅内に入った後は再び居住者に連絡して許可をもらうことなく配達先の配達物受取扉の受取部を解錠して配達物を受取部に収納することが可能となるので、ユーザの利便性が向上する。また、居住者も、共用ゲートを開ける際に許可操作を行った後は、受取部を解錠する際には何もしなくてよいので居住者の手間が省ける結果、居住者の利便性が向上する。
また、前記パスワード報知部は、前記第二のパスワードを表すパスワード画像を表示することによって前記第二のパスワードを報知し、前記配達物受取扉は、前記第一面側から外方を撮像する撮像部をさらに備え、前記パスワード受付部は、前記撮像部によって撮像されたパスワード画像によって表されるパスワードを前記第一のパスワードとして取得することによって、前記第一のパスワードの入力を受け付けることが好ましい。
この構成によれば、パスワード報知部によって第二のパスワードを表すパスワード画像が表示される。従って、ユーザは、例えばスマートフォンやタブレット端末などのカメラとディスプレイとを備えた端末装置を用いて、第二のパスワードを表すパスワード画像を撮像し、共用ゲートから集合住宅内に入って配達先の住居前まで行った後、自分の端末装置で撮像したパスワード画像を配達先の配達物受取扉前で端末装置のディスプレイに表示させて配達物受取扉の撮像部で撮像させることが可能になる。撮像部で撮像されたパスワード画像から、パスワード受付部によって第一のパスワードが取得される。そして、解錠処理部は、扉側通信部によって受信された解錠制御信号(第二のパスワード)と、第一のパスワードとが一致した場合に受取部を解錠する。従って、ユーザは、通知された第二のパスワードを覚えたりメモしたりしなくても受取部を解錠して荷物を配達することができるので、ユーザの利便性が向上する。
また、前記パスワード取得部は、前記許可受付部によって前記許可指示が受け付けられたとき、前記第二のパスワードを自動生成し、前記端末装置は、前記第二のパスワードを前記居住者に通知するパスワード通知部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、第二のパスワードがワンタイムパスワードとして自動的に生成され、これを居住者に通知することができる。
また、前記パスワード取得部は、前記居住者の入力操作によって前記端末装置により受け付けられたパスワードを前記第二のパスワードとして取得することが好ましい。
この構成によれば、ユーザが任意のパスワードを第二のパスワードとして設定することが可能となる。
また、本発明に係る配達物受取システムは、上述の配達物受取扉と、前記端末装置とを含み、前記端末装置は、前記配達物受取扉と通信を実行する端末側通信部と、画像の表示とタッチ操作の受け付けとを行うタッチパネルディスプレイと、前記配達物受取扉からの前記操作受付信号が前記端末側通信部によって受信された場合、前記タッチパネルディスプレイによって、前記居住者による解錠指示を受け付けるための解錠指示受付釦を表示させる受付釦表示処理部と、前記解錠指示受付釦がタッチされた場合、前記解錠制御信号を前記端末側通信部によって前記配達物受取扉へ送信させる解錠指示部とを備える。
この構成によれば、居住者は、タッチパネルディスプレイに解錠指示受付釦が表示されることにより、配達物受取扉の操作受付部が操作されたことを知ることができ、さらにその解錠指示受付釦をタッチするだけの簡単な操作で配達物受取扉の受取部を解錠することができる。
また、本発明に係る配達物受取システムは、上述の配達物受取扉と、前記端末装置とを含み、前記端末装置は、画像の表示とタッチ操作の受け付けとを行うタッチパネルディスプレイと、前記配達物受取扉からの前記操作受付信号が前記端末側通信部によって受信された場合、前記タッチパネルディスプレイによって、前記宅配ボックスの解錠指示である宅配ボックス解錠指示を受け付けるための宅配用解錠指示受付釦と、前記郵便受けの解錠指示である郵便受解錠指示を受け付けるための郵便用解錠指示受付釦とを表示させる受付釦表示処理部と、前記宅配用解錠指示受付釦がタッチされた場合、前記宅配用解錠制御信号を前記解錠制御信号として前記端末側通信部によって前記配達物受取扉へ送信させ、前記郵便用解錠指示受付釦がタッチされた場合、前記郵便用解錠制御信号を前記解錠制御信号として前記端末側通信部によって前記配達物受取扉へ送信させる解錠指示部とを備える。
この構成によれば、居住者は、タッチパネルディスプレイに宅配用解錠指示受付釦と郵便用解錠指示受付釦とが表示されることにより、配達物受取扉の操作受付部が操作されたことを知ることができる。さらに居住者は、その宅配用解錠指示受付釦と郵便用解錠指示受付釦とを選択的に、又は両方操作することによって、宅配ボックスと郵便受けとを選択的に、又は両方解錠することができる。
また、前記配達物受取扉は、前記扉本体の前記第一面側に設けられた、前記ユーザの音声及び画像のうち少なくとも一方をユーザ情報として取得するユーザ情報取得部と、前記ユーザ情報を前記扉側通信部によって前記端末装置へ送信させるユーザ情報送信処理部とをさらに備え、前記端末装置は、前記配達物受取扉から送信された前記ユーザ情報を報知する報知処理部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、居住者の端末装置に、配達物受取扉の操作受付部を操作したユーザの音声及び画像のうち少なくとも一方が出力又は表示されるので、外出先の居住者は、荷物を配達しに来たユーザの音声又は画像を端末装置で確認することができる。
このような構成の配達物受取扉、及び配達物受取システムは、居住者が不在時に配達物を受取可能とするための設置工事が容易となる。
本発明の第一実施形態に係る配達物受取扉を備えた配達物受取システムの、電気的構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す配達物受取扉の外観を示す斜視図である。 図1に示す配達物受取扉の外観を示す斜視図である。 図1に示す配達物受取システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す配達物受取システムの動作の一例を示すフローチャートである。 解錠操作画面の一例を示す説明図である。 図2に示す配達物受取扉の他の一例を示す斜視図である。 図3に示す配達物受取扉の他の一例を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る配達物受取システムの構成の一例を示すブロック図である。 共用ゲート用端末装置、及びスマートフォン3aの電気的構成の一例を示すブロック図である。 配達物受取扉、及びスマートフォンの電気的構成の一例を示すブロック図である。 共用ゲート用端末装置及びインターホン子機の構造の一例を示す構造図である。 図9に示す配達物受取システム及びスマートフォンの動作の一例を示すフローチャートである。 図9に示す配達物受取システム及びスマートフォンの動作の一例を示すフローチャートである。 図11に示す配達物受取扉の動作の一例を示すフローチャートである。 配達確認画面の一例を示す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る配達物受取扉2を備えた配達物受取システム1の、電気的構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す配達物受取システム1は、配達物受取扉2と、スマートフォン3(端末装置)とを備えている。図2、図3は、図1に示す配達物受取扉2の外観を示す斜視図である。図2は、配達物受取扉2の表側(外側)を示し、図3は、配達物受取扉2の裏側(内側)を示している。配達物受取扉2は、例えば複数の住居を含むマンション等の集合住宅の各住居の出入口に取り付けられており、配達物を受け取り可能にされている。なお、配達物受取扉2は、戸建て住宅の出入口扉であってもよい。
図2、図3に示す配達物受取扉2は、板面に沿う表面41(第一面)と裏面42(第二面)とを有する板状の扉本体4と、扉本体4に取り付けられ、配達物を扉本体4の表面41側から受け入れ可能であって、かつ配達物の出し入れを禁止するべく施錠可能な宅配ボックス21及び郵便受け22と、配達業者等のユーザの操作を受け付ける押釦スイッチ23(操作受付部)と、カメラ24と、マイク25と、スピーカ26とを備えている。押釦スイッチ23、カメラ24、マイク25、及びスピーカ26から、インターホン子機210が構成されている。
なお、ユーザは配達業者(宅配業者、郵便業者)に限らないが、便宜上、以下の説明においてはユーザを配達業者、宅配業者、あるいは郵便業者として記載する。
押釦スイッチ23(操作受付部)、カメラ24(ユーザ情報取得部)、マイク25(ユーザ情報取得部)、及びスピーカ26は、住居に訪問してきた宅配業者や郵便業者等の配達業者が使用可能なように、扉本体4の表面41に配設されている。
宅配ボックス21は、扉本体4に、厚さ方向に貫通するように形成された開口部211と、開口部211を塞ぐように、かつ開閉可能に扉本体4に取り付けられた蓋体212と、蓋体212を施錠する後述の宅配用電気錠28と、扉本体4の裏面42に配設され、表面41側から裏面42側へ向かって開口部211を通り抜けた配達物を受け止めるように収容する略箱状の収容部213とを含んでいる。また、収容部213の裏面42側には、取出扉214が開閉可能に取り付けられている。これにより、住居内の居住者は、取出扉214を開いて収容部213に収容された配達物を取り出し可能にされている。
なお、収容部213は、例えば柔軟性を有する袋状に構成されていてもよい。また、取出扉214の代わりにファスナー等の開閉手段が設けられていてもよい。袋は、網状であってもよく、布状であってもよい。また、ゴムなどの伸縮可能な素材により構成されていてもよい。収容部213を、柔軟性を有する袋状とすることにより、配達物の形状、大きさに対して、収容可能な許容範囲が拡がる。
蓋体212には、把手212aが取り付けられている。また、蓋体212は、宅配用電気錠28によって施錠及び解錠されるようになっている。そして、蓋体212は、解錠された状態では、例えば宅配業者が把手212aを把持して蓋体212を開閉可能となる。これにより、宅配業者は、蓋体212を開いて宅配ボックス21に荷物を収納することができるようになっている。なお、把手212aを備えず、蓋体212は、宅配用電気錠28が解錠されると、バネなどの駆動力によって自動的にゆっくり開くようになっていてもよい。そして、宅配業者が蓋体212の前面を手で押して蓋体212を閉じることで、蓋体212が施錠される構成としてもよい。
郵便受け22は、扉本体4に、厚さ方向に貫通するように形成された、開口部221と、開口部221を塞ぐように、かつ開閉可能に扉本体4に取り付けられた蓋体222と、蓋体222を施錠する後述の郵便用電気錠27と、扉本体4の裏面42に配設され、表面41側から裏面42側へ向かって開口部221を通り抜けた郵便物を受け止めるように収容する略箱状の収容部223とを含んでいる。
また、収容部223の裏面42側には、取出扉224が開閉可能に取り付けられている。これにより、住居内の居住者は、取出扉224を開いて収容部223に収容された郵便物を取り出し可能にされている。
開口部221は、いわゆる郵便差入口(郵便受け口)とされている。蓋体222は、図略のばね等の付勢力により、又は重力で垂下することにより、開口部221を覆う閉蓋姿勢となる。蓋体222は、郵便用電気錠27によって施錠及び解錠されるようになっている。そして、蓋体222は、解錠された状態では、郵便物を郵便受け22に投入するべく郵便物が蓋体222に押し込まれると、郵便物の投入に応じて開口部221を開口させる開蓋姿勢に姿勢変更するようになっている。
図1を参照して、配達物受取扉2は、押釦スイッチ23、カメラ24(ユーザ情報取得部、撮像部)、マイク25、スピーカ26、郵便用電気錠27(施錠部)、宅配用電気錠28(施錠部)、移動体無線通信回路29(扉側通信部)、及び制御部20を備えている。スマートフォン3は、タッチパネルディスプレイ31、スピーカ32、マイク33、移動体無線通信回路34(端末側通信部)、及び制御部30を備えている。
押釦スイッチ23、カメラ24、マイク25、スピーカ26、郵便用電気錠27、宅配用電気錠28、及び移動体無線通信回路29は、制御部20に接続されている。制御部20は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、所定の制御プログラムやスマートフォン3にアクセスするためのアクセス情報等を記憶する不揮発性の記憶素子、及びこれらの周辺回路等を備えている。
カメラ24は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像素子等の撮像素子を用いて構成されている。カメラ24は、配達物受取扉2の表面41側に立った人、例えば配達人の顔を撮像し、その撮像画像を示す情報を制御部20へ出力する撮像装置である。マイク25は、例えば上述の配達人の声をユーザ情報として取得し、電気信号に変換して制御部20へ出力する。スピーカ26は、制御部20から出力された音声信号を音声に変換して出力する。
そして、制御部20は、所定の制御プログラムを実行することによって、受付通知処理部201、通話処理部202、画像送信処理部203、及び錠処理部204(解錠処理部)として機能する。
スマートフォン3は、例えば移動体無線通信業者が運営する移動体通信網に通信接続可能な移動体無線通信端末である。スマートフォン3は、例えば配達物受取扉2が取り付けられた住居の居住者が所持しているスマートフォンである。
スマートフォン3は、タッチパネルディスプレイ31、スピーカ32、マイク33、移動体無線通信回路34、及び制御部30を備えている。タッチパネルディスプレイ31、スピーカ32、マイク33、及び移動体無線通信回路34は、制御部30に接続されている。制御部30は、例えば所定の演算処理を実行するCPU、データを一時的に記憶するRAM、所定の制御プログラムやいわゆるアプリ等を記憶する不揮発性の記憶素子、及びこれらの周辺回路等を備えている。
タッチパネルディスプレイ31は、例えば液晶表示器や有機EL(ElectroLuminescence)表示素子等の表示装置と、ユーザのタッチ位置を検出するタッチパネルとが一体にされて構成されている。マイク33は、居住者の声を取得し、電気信号に変換して制御部30へ出力する。スピーカ32は、制御部30から出力された音声信号を音声に変換して出力する。
そして、制御部30は、その制御プログラムやアプリ等を実行することによって、端末処理部301(報知処理部)、受付釦表示処理部302、及び解錠指示部303として機能する。
移動体無線通信回路29、34は、移動体無線通信を実行する無線通信回路である。移動体無線通信回路29、34は、それぞれ、移動体無線通信業者の無線通信基地局と無線通信可能とされている。これにより、移動体無線通信回路29、34は、互いの通信アドレスや電話番号等のアクセス情報を用いて、互いにデータ送受信可能とされている。移動体無線通信回路29及び移動体無線通信回路34は、扉側通信部及び端末側通信部の一例に相当している。
なお、扉側通信部及び端末側通信部は、必ずしも移動体通信網に直接通信接続して通信を行う例に限らない。例えば配達物受取扉と端末装置とは、有線の通信ネットワーク、無線LAN(Local Area Network)、インターネット、及び移動体無線通信網等、種々の通信手段で通信を行ってもよく、あるいはこれらの通信手段が適宜組み合わされた通信経路を介して互いに通信を実行する構成であってもよい。
まず、配達物受取扉2において、受付通知処理部201は、押釦スイッチ23が押下され、すなわちユーザの操作が受け付けられると、予め設定された操作受付信号を、移動体無線通信回路29によってスマートフォン3へ送信させる。以下、記載を簡素化するため、移動体無線通信回路29,34によって送信又は受信させる動作を、単に、送信する又は受信すると記載する。
受付通知処理部201は、押釦スイッチ23が押下された場合、予め設定された操作受付信号を、スマートフォン3へ送信する。
通話処理部202は、例えば記憶部に予め記憶されたアクセス情報を用いて、配達物受取扉2とスマートフォン3とを通話可能にする通話可能化処理を実行する。具体的には、通話処理部202は、移動体無線通信事業者が用いている通信プロトコルの他、例えばIETF(Internet Engineering Task Force)によって標準化されたSIP(Session Initiation Protocol)や、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)によって標準化されたH.323等のプロトコルを用いて通話可能化処理を実行することができる。なお、例えばSIP等のプロトコルを実行するSIPサーバ等の通信プロトコル用サーバ装置を別途設け、通話処理部202は、この通信プロトコル用サーバ装置にアクセスすることにより、通話可能化処理を実行させるようにしてもよい。
通話処理部202は、配達物受取扉2とスマートフォン3とを通話可能にすることによって、マイク25によって取得された配達業者の音声を示す音声データをユーザ情報としてスマートフォン3へ送信する。すなわち、通話処理部202は、ユーザ情報送信処理部の一例に相当している。
画像送信処理部203は、カメラ24によって撮像された配達業者の画像を示す画像テータをユーザ情報としてスマートフォン3へ送信する。すなわち画像送信処理部203は、ユーザ情報送信処理部の一例に相当している。
次に、スマートフォン3において、端末処理部301は、移動体無線通信回路34を制御して、配達物受取扉2と通信を行うための通信処理を実行する。また、端末処理部301は、配達物受取扉2から送信された音声を居住者のスマートフォン3のスピーカ32から出力させたり、スマートフォン3のマイク33で集音された居住者の音声を配達物受取扉2へ送信したり、配達物受取扉2から送信された配達業者の画像を居住者のスマートフォン3のタッチパネルディスプレイ31に表示させたりする。
受付釦表示処理部302は、配達物受取扉2からの操作受付信号が移動体無線通信回路34によって受信された場合、宅配ボックス21の解錠指示である宅配ボックス解錠指示を受け付けるための宅配用解錠指示受付釦B1と、郵便受け22の解錠指示である郵便受解錠指示を受け付けるための郵便用解錠指示受付釦B2とを、タッチパネルディスプレイ31によって表示させる。
解錠指示部303は、宅配用解錠指示受付釦B1がタッチされた場合、宅配用解錠指示信号を解錠指示信号として配達物受取扉2へ送信し、郵便用解錠指示受付釦B2がタッチされた場合、郵便用解錠指示信号を解錠指示信号として配達物受取扉2へ送信する。解錠指示信号は、解錠制御信号の一例に相当している。
次に、配達物受取扉2では、錠処理部204は、蓋体212,222が閉じた状態で、郵便用電気錠27及び宅配用電気錠28によって、蓋体212,222を施錠している。これにより、蓋体212,222が勝手に開けられていたずらされたり、宅配ボックス21や郵便受け22に収容された配達物が第三者に持ち去られたりすることが防止されている。
また、錠処理部204は、スマートフォン3からの宅配用解錠指示信号が移動体無線通信回路29で受信された場合、宅配ボックス21を解錠させ、スマートフォン3からの郵便用解錠指示信号が移動体無線通信回路29で受信された場合、郵便受け22を解錠させる。
配達物受取扉2は、複数の住居を含む集合住宅の各住居にそれぞれ取り付けられている。従来、背景技術に記載されているように、集合住宅のエントランスホールに宅配ボックスが設置されている場合、配達業者はエントランスホールの宅配ボックスに配達物を収納する。そのため、各住居の居住者は、配達された荷物をエントランスホールの宅配ボックスまで取りに行かなければならなかった。近年、居住者の高齢化が進行し、高齢の居住者がエントランスホールの宅配ボックスまで配達物を取りに行くことは、居住者にとって大きな負担となっていた。
一方、配達物受取扉2は、各住居に取り付けられた従来の通常の扉と配達物受取扉2とを交換するだけで、各住居に宅配ボックス21と郵便受け22とを設けることができるので、居住者が不在時に配達物を受取可能とするための設置工事が容易である。また、集合住宅の各住戸に配達物受取扉2を取り付けることによって、配達業者に各住戸の出入口まで配達物を届けてもらうことができるので、居住者の負担が軽減され、ひいては住民サービスを向上させることができる。
また、集合住宅に限らず、戸建て住宅であっても、出入口扉を配達物受取扉2と交換するだけで、戸建て住宅に宅配ボックス21と郵便受け22とを設けることができるので、居住者が不在時に配達物を受取可能とするための設置工事が容易である。
次に、上述のように構成された配達物受取システム1の動作について説明する。図4、図5は、図1に示す配達物受取システム1の動作の一例を示すフローチャートである。まず、配達物受取扉2において、受付通知処理部201によって、押釦スイッチ23が押下されたか否かが判断される(ステップS201)。
配達先の住居前まで配達物を運んできた配達業者は、その住居の配達物受取扉2の押釦スイッチ23を押下する。そうすると、押釦スイッチ23がオンし、受付通知処理部201によって押釦スイッチ23が押下されたと判断され(ステップS201でYES)、受付通知処理部201によってスマートフォン3へ操作受付信号が送信され(ステップS202)、通話処理部202によって通話可能化処理が実行され(ステップS203)、マイク25とスピーカ26とを用いた音声通話が開始され(ステップS204)、画像送信処理部203によってカメラ24で撮像された配達業者の画像を示す画像データがスマートフォン3へ送信される(ステップS205)。
一方、スマートフォン3では、操作受付信号が受信されたか否かが受付釦表示処理部302によって判断され(ステップS301)、操作受付信号が受信された場合(ステップS301でYES)、ステップS203の通話可能化処理に対応してスマートフォン3側で通話可能にするための通話可能化処理が実行される(ステップS302)。これにより、配達物受取扉2のマイク25で取得された配達業者の音声がスマートフォン3のスピーカ32から出力され、スマートフォン3のマイク33で取得された居住者の音声が配達物受取扉2のスピーカ26で出力されて、配達業者と居住者とが音声通話することが可能となる(ステップS303)。
次に、受付釦表示処理部302は、タッチパネルディスプレイ31に、解錠操作画面G1を表示する(ステップS304)。
図6は、解錠操作画面G1の一例を示す説明図である。図6に示す解錠操作画面G1は、カメラ24で撮像されたカメラ画像G2、宅配用解錠指示受付釦B1、郵便用解錠指示受付釦B2、及び終了釦B3を含んでいる。
これにより、居住者は、住居を不在にしていた場合であっても、外出先で自分のスマートフォン3に表示されたカメラ画像G2によって、配達業者の画像を確認し、必要に応じてその配達業者と通話を行い、正規の配達業者か否かを確認することができる。そして、居住者は、配達物が荷物であれば宅配用解錠指示受付釦B1をタッチし、配達物がハガキや封書などの郵便物であれた郵便用解錠指示受付釦B2をタッチし、その両方であれば宅配用解錠指示受付釦B1と郵便用解錠指示受付釦B2とをタッチすればよい。
宅配用解錠指示受付釦B1がタッチされると(ステップS311でYES)、解錠指示部303によって宅配用解錠指示信号が解錠指示信号として配達物受取扉2へ送信され(ステップS312)、郵便用解錠指示受付釦B2がタッチされると(ステップS313でYES)、解錠指示部303によって郵便用解錠指示信号が解錠指示信号として配達物受取扉2へ送信される(ステップS314)。
また、カメラ画像G2に写っているのが不審者であった場合、居住者は、宅配用解錠指示受付釦B1及び郵便用解錠指示受付釦B2にはタッチせず、終了釦B3をタッチすればよい。
終了釦B3がタッチされると(ステップS315でYES)、解錠指示部303によって終了信号が配達物受取扉2へ送信される(ステップS316)。
一方、配達物受取扉2では、移動体無線通信回路29で宅配用解錠指示信号が受信されると(ステップS211でYES)、錠処理部204によって宅配用電気錠28が解錠される(ステップS212)。
これにより、配達業者は、宅配ボックス21の蓋体212を開いて収容部223に配達荷物を収容することが可能となる。配達業者が蓋体212を閉じると、図略の開閉センサによって蓋体212が閉じたことが検知され(ステップS213でYES)、錠処理部204によって宅配用電気錠28が駆動されて蓋体212が施錠される(ステップS214)。このように、配達業者が押釦スイッチ23を操作し、居住者が配達業者を確認することによって、蓋体212を開くことが可能となるので、宅配ボックス21がいたずらされることが防止される。
また、移動体無線通信回路29で郵便用解錠指示信号が受信されると(ステップS215でYES)、錠処理部204によって郵便用電気錠27が解錠される(ステップS216)。
これにより、配達業者は、郵便受け22の蓋体222を押し開いて開口部221から郵便物を収容部223に投入することが可能となる。郵便物が収容部223に投入された後、蓋体222は図略のバネによる付勢力又は重力により開口部221を塞ぐ。開口部221が蓋体222で塞がれると、図略の開閉センサによって蓋体222が閉じたことが検知され(ステップS217でYES)、錠処理部204によって郵便用電気錠27が駆動されて蓋体222が施錠される(ステップS218)。このように、配達業者が押釦スイッチ23を操作し、居住者が配達業者を確認することによって、郵便受け22に郵便物を投入することが可能となるので、郵便受け22に不要な宣伝ビラが投入されたり、郵便受け22がいたずらされたりすることが防止される。
居住者は、宅配用解錠指示受付釦B1及び郵便用解錠指示受付釦B2の操作を終えた場合、終了釦B3をタッチすることで、移動体無線通信回路29で終了信号が受信され(ステップS219でYES)、処理が終了する。居住者は、カメラ画像G2に写っているのが不審者であると判断した場合、宅配用解錠指示受付釦B1及び郵便用解錠指示受付釦B2にはタッチせず(ステップS311及びステップS313でNO)、終了釦B3をタッチすることで、宅配ボックス21及び郵便受け22を施錠したまま処理を終了することができる。これにより、不審者に宅配ボックス21及び郵便受け22が開けられることが防止できる。
なお、受付釦表示処理部302は、宅配用解錠指示受付釦B1と郵便用解錠指示受付釦B2とをタッチパネルディスプレイ31に表示する構成を示したが、解錠指示受付釦を一つだけ表示する構成であってもよい。そして、解錠指示部303は、解錠指示受付釦がタッチされた場合、解錠指示信号を配達物受取扉2へ送信し、錠処理部204は、解錠指示信号が受信された場合、郵便用電気錠27と宅配用電気錠28とを解錠する構成としてもよい。
また、配達物受取扉2は、宅配ボックス21と郵便受け22とを両方備える例を示したが、いずれか一方のみを備える構成であってもよい。また、配達物受取扉2とスマートフォン3とを通話可能にする構成を示したが、必ずしも通話可能にする必要はない。配達物受取扉2は、居住者がスマートフォン3で配達業者を確認できるように、配達業者の撮像画像及び音声のうち、少なくとも一方をユーザ情報としてスマートフォン3へ送信し、スマートフォン3は、そのユーザ情報を報知する構成であってもよい。
図7、図8は、図2、図3に示す配達物受取扉の他の一例を示す斜視図である。図7、図8に示す配達物受取扉2aは、図2、図3に示す配達物受取扉2とは、下記の点で異なる。配達物受取扉2aは、郵便受け22の代わりに郵便受け22aを備える。郵便受け22aは、収容部223を備えず、開口部221(郵便受口)から投入された郵便物が収容部213に収容されるようになっている。すなわち、収容部213が、宅配ボックス21の開口部211から入れられた配達物と、郵便受け22aの開口部221から投入された郵便物とを収容するようになっている。
また、郵便受け22aは、郵便用電気錠27を備えていない。そのため、蓋体222(郵便受蓋)は、常時、郵便物の投入に応じて開口部221を開口させるので、郵便受け22aに、常時郵便物を投入可能にされている。配達物受取扉2aの電気的構成は、郵便用電気錠27を備えず、郵便用電気錠27に関する処理を実行しない他、図1に示す配達物受取扉2と同様に構成されているのでその説明を省略する。
配達物受取扉2aは、収容部223を備えないので、図8に示すように、収容部213を上方に設けることが容易である。例えば収容部213の底面を床面から30cm〜1m程度間隔が空くように収容部213を上方に設けることによって、住居入口の配達物受取扉2aの内側に、居住者の靴などの履き物を置くことが容易となる。また、収容部213の底面を床面より30cm〜1m程度上方とすることにより、収容部213に収容された配達物を、居住者が腰を屈めて取り出す必要性が低減される。特に、居住者が高齢の場合、腰を屈めなくても収容部213から配達物が取り出せることによる負担軽減効果が大きい。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態に係る配達物受取扉2b及び配達物受取システム1aについて説明する。図9は、本発明の第二実施形態に係る配達物受取システム1aの構成の一例を示すブロック図である。図9に示す配達物受取システム1aは、配達物受取扉2bと共用ゲート用端末装置5とを備えている。配達物受取扉2bと共用ゲート用端末装置5とは、それぞれスマートフォン3aと通信可能にされている。なお、配達物受取システム1aは、スマートフォン3aを含んでいてもよい。
図10は、共用ゲート用端末装置5、及びスマートフォン3aの電気的構成の一例を示すブロック図である。図11は、配達物受取扉2b、及びスマートフォン3aの電気的構成の一例を示すブロック図である。図10に示す共用ゲート用端末装置5は、例えば移動体無線通信業者が運営する移動体通信網に無線通信接続可能な移動体通信端末、いわゆるスマートフォンやタブレット端末と称される移動体通信端末を用いて構成されている。図10に示す例ではスマートフォン500によって共用ゲート用端末装置5が構成される例を示している。
配達物受取システム1aが設置された集合住宅には、その集合住宅の複数の住戸で共用される共用ゲートGTが設けられている。共用ゲートGTは、その集合住宅の扉であり、例えば玄関扉や裏口の扉である。共用ゲート用端末装置5は、共用ゲートGTの外側に配設されている。
スマートフォン500は、タッチパネルディスプレイ51(ゲート側操作受付部)、カメラ52、マイク53、スピーカ54、移動体無線通信回路55(ゲート側通信部)、及び制御部50を備えている。タッチパネルディスプレイ51、カメラ52、マイク53、スピーカ54、及び移動体無線通信回路55は、制御部50に接続されている。制御部50は、例えば所定の演算処理を実行するCPU、データを一時的に記憶するRAM、所定の制御プログラム、スマートフォン3aにアクセスするためのアクセス情報やいわゆるアプリ等を記憶する不揮発性の記憶素子、及びこれらの周辺回路等を備えている。
不揮発性の記憶素子には、集合住宅の各部屋番号と、各部屋の居住者のスマートフォン3aにアクセスするためのアクセス情報とを対応付けるルックアップテーブル(LUT)が予め記憶されている。なお、ルックアップテーブルは、必ずしもスマートフォン500の記憶素子に記憶される例に限らない。例えば配達物受取システム1aは、上記ルックアップテーブルを記憶した図略のサーバ装置を備え、共用ゲート用端末装置5は、サーバ装置を介してスマートフォン3aにアクセスすることによって、サーバ装置で部屋番号をアクセス情報に変換する構成としてもよい。
そして、制御部50は、その制御プログラムやアプリ等を実行することによって、呼出処理部501、通話処理部502、画像送信処理部503、及び共用ゲート解錠処理部504として機能する。移動体無線通信回路55は、移動体無線通信回路29、34と同様に構成された無線通信回路である。これにより、移動体無線通信回路29、34と同様、移動体無線通信回路55(共用ゲート用端末装置5)と移動体無線通信回路34(スマートフォン3a)の間で互いにデータ送受信可能とされている。
移動体無線通信回路55は、必ずしも移動体通信網に直接通信接続して通信を行う例に限らない。移動体無線通信回路55と移動体無線通信回路34とは、例えば有線の通信ネットワーク、無線LAN、インターネット、及び移動体無線通信網等、種々の通信手段で通信を行ってもよく、あるいはこれらの通信手段が適宜組み合わされた通信経路を介して互いに通信を実行する構成であってもよい。以下、記載を簡素化するため、移動体無線通信回路55,34によって送信又は受信させる動作を、単に、送信する又は受信すると記載する。
呼出処理部501は、テンキーKによって部屋番号が受け付けられ、居住者を呼び出すための呼出指示としてタッチパネルディスプレイ51に予め設定された設定領域Aがタッチされたとき、ルックアップテーブルを参照してその部屋番号に対応するアクセス情報を取得し、そのアクセス情報に基づきその部屋番号に対応するスマートフォン3aへ、所定の呼出信号を送信する。
通話処理部502は、通話処理部202と同様に構成されており、共用ゲート用端末装置5とスマートフォン3aとを通話可能にする通話可能化処理を実行する。画像送信処理部503は、カメラ52によって撮像された配達業者の画像を示す画像テータをユーザ情報としてスマートフォン3aへ送信する。
共用ゲート解錠処理部504は、後述する許可受付部304で許可指示が受け付けられて生成されたパスワードPW2(第二のパスワード)とタッチパネルディスプレイ51で受け付けられたパスワードPW3(第三のパスワード)とを比較し、比較の結果、一致した場合、共用ゲートGTを解錠する。
なお、共用ゲート解錠処理部504は、許可受付部304で許可指示が受け付けられたことを示す許可信号とパスワードPW2とを受信し、許可信号が受信されたときにパスワードPW3を受け付けるようにしてもよく、許可信号が受信されたときに上記比較を実行するようにしてもよい。
なお、共用ゲートGTは、自動ドアであってもよく、その場合、自動ドアが閉じている状態が施錠を意味し、自動ドアが開いている状態が解錠を意味するものであってもよい。また、共用ゲートGTは、手動ドアであってもよく、その場合、共用ゲートGTの解錠、施錠は、共用ゲートGTに取り付けられた錠の解錠、施錠であってもよい。
図12は、共用ゲート用端末装置5の構造の一例を示す構造図である。図12(a)は正面図、図12(b)は側面図である。なお、共用ゲート用端末装置5と、配達物受取扉2,2a,2bに取り付けられるインターホン子機210aは、共用ゲート用端末装置5と同様の構造を有しているので、図12は、インターホン子機210aの構造説明を兼ねている。図12は、インターホン子機210aに係る構成の符号を括弧書きで示している。
図12に示す共用ゲート用端末装置5は、スマートフォン500と、スマートフォン500を収容する扁平な略箱形の筐体510と、筐体510に配設された操作受付釦B5とを備えている。タッチパネルディスプレイ51には、共用ゲート解錠処理部504(パスワード受付部205)によって、テンキーKが表示されている。筐体510には、テンキーKの表示を含むタッチパネルディスプレイ51(23a)の表示画面の少なくとも一部の領域と対応する位置に開口部511が形成されている。また、タッチパネルディスプレイ51(23a)には、呼出処理部501によって設定領域Aが設定されている。
設定領域Aと対向する位置には、操作受付釦B5が配設されている。操作受付釦B5は、設定領域Aと対向配置される対向部B7と、対向部B7の裏側であってユーザが押圧可能な押圧部B8とを有する。対向部B7は、例えばゴムなどの弾性部材によって構成されている。これにより、対向部B7がタッチパネルディスプレイ51に当接したときに、タッチパネルディスプレイ51を傷つけないようにされている。また、対向部B7を、導電性を有する導電性ゴム等で構成することによって、静電容量方式のタッチパネルディスプレイ51(23a)を用いることが可能となる。
操作受付釦B5は、例えば板バネ512,512によって、対向部B7がタッチパネルディスプレイ51(23a)から離間して保持されている。ユーザが板バネ512,512の弾性力に抗して押圧部B8を押圧すると、対向部B7がタッチパネルディスプレイ51(23a)に当接し、タッチパネルディスプレイ51(23a)で設定領域Aがタッチされたことが検出されるようになっている。
図12に示す共用ゲート用端末装置5によれば、立体的な押ボタンスイッチである操作受付釦B5を押圧することによって設定領域Aがタッチされるので、良好な操作性を維持しつつ、スマートフォン500を共用ゲート用端末装置5として用いることができる。そして、スマートフォン500を共用ゲート用端末装置5として用いることによって、共用ゲート用端末装置5を専用に設計、製造する場合と比べて設計コストや製造コストを低減することが可能となる。
図11に示すスマートフォン3aは、スマートフォン3とは、制御部30aの構成が異なる。制御部30aは、制御部30とは、解錠指示部303、許可受付部304、パスワード生成部305(パスワード取得部)、パスワード送信部306(扉宛パスワード送信部)、及びパスワード通知部307としてさらに機能する点、及び端末処理部301aの動作が異なる。
端末処理部301aは、端末処理部301と同様の動作に加え、下記の動作を行う。すなわち、端末処理部301aは、移動体無線通信回路34を制御して、共用ゲート用端末装置5と通信を行うための通信処理を実行する。また、端末処理部301aは、共用ゲート用端末装置5から送信された音声を居住者のスマートフォン3aのスピーカ32から出力させたり、スマートフォン3aのマイク33で集音された居住者の音声を共用ゲート用端末装置5へ送信したり、共用ゲート用端末装置5から送信された配達業者の画像を居住者のスマートフォン3aのタッチパネルディスプレイ31に表示させたりする。
許可受付部304は、共用ゲート用端末装置5からの呼出信号の受信に応じて、タッチパネルディスプレイ31に許可指示釦B6(図16参照)を表示させ、居住者が許可指示釦B6をタッチすることにより配達許可を示す許可指示を受け付ける。なお、許可受付部304は、許可信号を共用ゲート用端末装置5や配達物受取扉2bへ送信するようにしてもよい。
パスワード生成部305は、許可受付部304で許可指示が受け付けられたとき、パスワードPW2(第二のパスワード)を自動生成する。パスワードPW2としては、例えば乱数を用いることができ、パスワード生成部305は、例えば公知の乱数アルゴリズムを用いてパスワードPW2を生成することができる。
パスワード送信部306は、パスワード生成部305で生成されたパスワードPW2を共用ゲート用端末装置5へ送信すると共に、パスワードPW2を示す解錠制御信号を配達物受取扉2bへ送信する。
パスワード通知部307は、パスワードPW2をタッチパネルディスプレイ31に表示させることにより、居住者に通知する。なお、パスワード通知部307は、音声によってパスワードPW2を居住者に通知してもよい。
図11に示す配達物受取扉2bは、図1に示す配達物受取扉2とは、開閉センサOCSと人感センサHS(人検知部)とを備える点、押釦スイッチ23の代わりにタッチパネルディスプレイ23aを備える点、及び制御部20aの構成が異なる。また、図12に示すインターホン子機210aが、スマートフォン200によって構成されている点が異なる。また、図11では、郵便用電気錠27を備えない構成を例示している。また、図2、図7に示すインターホン子機210の代わりにインターホン子機210aを備えている。
インターホン子機210aは、構造上、図12に示す共用ゲート用端末装置5とは、スマートフォン500の代わりにスマートフォン200が筐体510に収容され、タッチパネルディスプレイ23aにテンキーKが表示される点が異なる。インターホン子機210aの操作受付釦B5は、インターホン子機210の押釦スイッチ23として用いられる。この構成によれば、図12に示す共用ゲート用端末装置5と同様、スマートフォン200をインターホン子機210aとして用いることによって、インターホン子機210aを専用に設計、製造する場合と比べて設計コストや製造コストを低減することが可能となる。
その他の構成は図1に示す配達物受取扉2と同様であるのでその説明を省略し、以下配達物受取扉2bの特徴的な点について説明する。
開閉センサOCSは、蓋体212の開閉状態を検知し、開閉状態を示す信号を制御部20aへ出力するセンサである。開閉センサOCSは、例えばリミットスイッチ、光センサ、又はフォトインタラプタなどにより構成することができる。
人感センサHSは、収容部213内に配設され、例えば赤外線によって収容部213内における人の存在を検知する。なお、人検知部は、収容部213内における人の存在を検知することができればよく、必ずしも人感センサHSに限らない。例えば、人検知部は、収容部213に収容された収容物の重量を検知する重量センサと、収容物の振動や動き等を検知する振動センサ等から構成され、所定の重量と振動や動き等とが検知された場合に収容部213内に人が存在すると検知するものであってもよい。
制御部20aは、制御部20とは、パスワード受付部205、受入検知部206、受領処理部207、及び人検知報知部208としてさらに機能する点、及び錠処理部204a(解錠処理部)の動作がことなる。パスワード受付部205は、タッチパネルディスプレイ23aのタッチ操作に基づきパスワードPW1(第一のパスワード)の入力を受け付ける。
錠処理部204aは、パスワードPW2を示す解錠制御信号をパスワード送信部306から受信し、解錠制御信号が示すパスワードPW2とパスワード受付部205によって受け付けられたパスワードPW1とが一致した場合、宅配用電気錠28を解錠させる解錠制御処理を実行する。
受入検知部206は、宅配ボックス21によって配達物が受け入れられたことを検知する。具体的には、受入検知部206は、例えば開閉センサOCSによって、蓋体212が開いたことを検知された後、蓋体212が閉じたことが検知されたとき、宅配ボックス21に配達物が受け入れられたと判断し、配達物の受け入れを検知する。
なお、受入検知部206は、宅配ボックス21によって配達物が受け入れられたことを検知するものであればよく、その構成は限定されない。受入検知部206は、例えば収容部213内に重量センサを設け、その重量センサによって所定の重量が検知された場合に配達物の受け入れを検知するものであってもよく、例えば光センサによって収容部213内に配達物が収容されたことを検知するものであってもよい。
受領処理部207は、受入検知部206によって配達物の受け入れが検知された場合、居住者を示すバーコードをタッチパネルディスプレイ23aに表示させる。居住者を示すバーコードは例えば予め設定されており、配達物を配達する宅配業者などに予め連絡されている。
人検知報知部208は、人感センサHSによって収容部213内における人の存在が検知されたとき、人が検知されたことを示す人検知信号をスマートフォン3aへ送信する。スマートフォン3aは、人検知信号を受信すると、タッチパネルディスプレイ31にその旨表示したり、スピーカ54で警報音を発したりする。これにより、例えば、居住者が外出中に子供が宅配ボックス21をいたずらするなどして収容部213内に入ってしまった場合、居住者は、外出先でスマートフォン3aによって、収容部213内に人が入ったことを知ることができ、例えば集合住宅の管理者に電話連絡したり、宅配用解錠指示受付釦B1をタッチして蓋体212を解錠したり、速やかに帰宅したりすることで、収容部213内に入った人を救出することが可能になる。
次に、上述のように構成された配達物受取システム1a及びスマートフォン3aの動作について説明する。図13、図14、図15は、図9に示す配達物受取システム1a及びスマートフォン3aの動作の一例を示すフローチャートである。
まず、例えば配達業者が配達のために集合住宅を訪問した場合、集合住宅内に入るために、配達先の居住者に共用ゲートGTを開けてもらう必要がある。そこで、配達業者(ユーザ)は、共用ゲートGTの外側に配設された共用ゲート用端末装置5のテンキーKを操作して配達先の部屋番号を入力し、操作受付釦B5を押圧する。そうすると、操作受付釦B5の対向部B7がタッチパネルディスプレイ51の設定領域Aに当接し、タッチパネルディスプレイ51によって設定領域Aのタッチ操作が検知される。
次に、タッチパネルディスプレイ51によって、テンキーKの操作による部屋番号が受け付けられ、設定領域Aのタッチ操作が検知されると(ステップS501でYES)、呼出処理部501によって、その部屋番号に対応するスマートフォン3aのアクセス情報が取得され、居住者を呼び出すための呼出指示として呼出信号がそのスマートフォン3aへ送信され(ステップS502)、通話処理部502によって通話可能化処理が実行され(ステップS503)、マイク53とスピーカ54とを用いた音声通話が開始され(ステップS504)、画像送信処理部503によってカメラ52で撮像された配達業者の画像を示す画像データがスマートフォン3aへ送信される(ステップS505)。
一方、スマートフォン3aでは、呼出信号が受信されたか否かが端末処理部301aによって判断され(ステップS321)、呼出信号が受信された場合(ステップS321でYES)、ステップS503の通話可能化処理に対応してスマートフォン3a側で通話可能にするための通話可能化処理が実行される(ステップS322)。これにより、共用ゲート用端末装置5のマイク53で取得された配達業者の音声がスマートフォン3aのスピーカ32から出力され、スマートフォン3aのマイク33で取得された居住者の音声が共用ゲート用端末装置5のスピーカ54で出力されて、配達業者と居住者とが音声通話することが可能となる(ステップS323)。
次に、許可受付部304は、タッチパネルディスプレイ31に、図16に示す配達確認画面G3を表示する(ステップS324)。図16は、配達確認画面G3の一例を示す説明図である。図16に示す配達確認画面G3は、カメラ52で撮像されたカメラ画像G2、許可指示釦B6、及び終了釦B3を含んでいる。
これにより、居住者は、住居を不在にしていた場合であっても、外出先で自分のスマートフォン3に表示されたカメラ画像G2によって、配達業者の画像を確認し、必要に応じてその配達業者と通話を行い、正規の配達業者か否かを確認することができる。そして、居住者は、その配達業者に配達を許可するときは、許可指示釦B6をタッチすればよい。
一方、カメラ画像G2に写っているのが不審者等であった場合、居住者が、許可指示釦B6にはタッチせず(ステップS331でNO)、終了釦B3をタッチ(ステップS332でYES)することにより、共用ゲートGTを解錠することなく処理を終了するので、不審者等が集合住宅内に立ち入ることを防止することができる。
居住者が配達を許可するべく許可指示釦B6がタッチされると、許可受付部304は居住者による許可指示を受け付ける(ステップS331でYES)。すなわち、許可受付部304は、ステップS321の呼出信号の受信に応じてステップS331で許可指示を受け付ける。
許可受付部304によって許可指示が受け付けられると(ステップS331でYES)、パスワード生成部305によってパスワードPW2(第二のパスワード)が生成される(ステップS333)。パスワード送信部306は、パスワード生成部305で生成されたパスワードPW2を共用ゲート用端末装置5へ送信すると共に、パスワードPW2を示す解錠制御信号を配達物受取扉2bへ送信する(ステップS334)。パスワード送信部306は、パスワードPW2と共に共用ゲートGTの解錠を指示する解錠指示を共用ゲート用端末装置5へ送信してもよい。これにより、許可受付部304によって許可指示が受け付けられた場合(ステップS331でYES)、共用ゲートGTを解錠すると共に宅配業者にパスワードPW2を通知することが可能となる。
次に、パスワード通知部307は、パスワードPW2をタッチパネルディスプレイ31に表示させることにより、居住者に通知する(ステップS335)。居住者は、タッチパネルディスプレイ31に表示されたパスワードPW2を、音声通話にて共用ゲート用端末装置5のスピーカ54から出力させる。このようにして、居住者は、配達業者にパスワードPW2を通知する。
一方、共用ゲート用端末装置5では、パスワード送信部306から送信されたパスワードPW2が受信され、記憶される(ステップS511)。
そして、配達業者が、音声通話等で居住者から知らされたパスワードPW2を、共用ゲート用端末装置5のタッチパネルディスプレイ51に表示されたテンキーKをタッチして入力することにより、タッチされたパスワードが、共用ゲート解錠処理部504によってパスワードPW3として受け付けられる(ステップS512)。
次に、共用ゲート解錠処理部504は、パスワードPW2とパスワードPW3とを比較し(ステップS513)、一致した場合(ステップS513でYES)、共用ゲートGTを解錠して開く(ステップS514)一方、一致しなかった場合(ステップS513でNO)、共用ゲートGTを解錠することなく処理を終了する。共用ゲート解錠処理部504は、共用ゲートGTを予め設定された設定時間、例えば10秒間開いた後、共用ゲートGTを閉じて施錠する。
なお、共用ゲート解錠処理部504は、ステップS512,S513で、宅配業者が入力したパスワードPW3とパスワードPW2とが一致した場合に共用ゲートGTを解錠する例を示したが、必ずしもパスワードPW3とパスワードPW2とが一致した場合に共用ゲートGTを解錠する例に限らない。例えば、共用ゲート解錠処理部504は、ステップS511において、パスワードPW2を解錠指示として受信し、あるいはパスワードPW2と共に解錠指示を受信し、ステップS512で解錠指示が受信された場合に(ステップS512でYES)、共用ゲートGTを解錠して開く(ステップS514)構成としてもよい。
また、パスワードPW2を、居住者が音声通話によって共用ゲート用端末装置5のスピーカ54から出力させることによって、配達業者にパスワードPW2を通知する例に限らない。例えば、共用ゲート用端末装置5が、パスワード送信部306から送信されたパスワードPW2を共用ゲート用端末装置5のタッチパネルディスプレイ51(パスワード報知部)に表示させることによって、宅配業者にパスワードPW2を通知する構成としてもよい。
また、タッチパネルディスプレイ51(パスワード報知部)にパスワードPW2を表示させる場合、共用ゲート解錠処理部504は、パスワードPW2を文字とは異なる図形等の画像で表すパスワード画像としてタッチパネルディスプレイ51に表示させてもよい。パスワード画像としては、例えばバーコードや、QRコード(登録商標)などの二次元コードを用いることができる。
そして、配達業者は、例えばスマートフォンやタブレット端末などのカメラとディスプレイとを備えた端末装置を用いて、タッチパネルディスプレイ51に表示されたパスワード画像をカメラで撮像し、そのパスワード画像を共用ゲート用端末装置5のカメラ52で撮像させるようにしてもよい。この場合、共用ゲート解錠処理部504は、ステップS512においてカメラ52で撮像されたパスワード画像からパスワードPW3を取得し、ステップS513において、そのパスワード画像で表されるパスワードPW3とステップS511で受信されたパスワードPW2とを比較する構成としてもよい。
また、配達業者は、タッチパネルディスプレイ51に表示されたパスワード画像を自分の端末装置で撮像することによって、共用ゲートGTから集合住宅内に入って配達先の住居前まで行った後、自分の端末装置で撮像したパスワード画像を配達先の配達物受取扉2b前で端末装置のディスプレイに表示させて配達物受取扉2bのカメラ24で撮像させることが可能になる。
以上、ステップS501〜S514及びステップS321〜S335の処理によれば、居住者が住居に不在であっても、居住者は、集合住宅の入口を訪れた配達業者をスマートフォン3aで確認し、共用ゲートGTを開けるためのパスワードを配達業者に教えることができる。これにより、配達業者は、居住者が不在の場合であっても配達のために集合住宅に立ち入ることができる。
また、配達業者は、集合住宅入口で共用ゲート用端末装置5により居住者等と通話した後、例えば配達物をトラックに取りに戻ったり、通行人の邪魔にならないようにトラックを移動させたりする場合がある。このような場合、もし仮に、配達業者にパスワードを教えるのではなく、居住者がスマートフォン3aの許可指示釦B6をタッチしたときに共用ゲートGTを解錠して開く構成とした場合には、配達業者が共用ゲートGTから離れている間に時間が経過して共用ゲートGTが施錠されてしまうおそれがあった。
しかしながら、配達物受取システム1a及びスマートフォン3aによれば、配達業者に共用ゲートGTを開けるためのパスワードが通知されるので、その通知されたパスワードを覚えておくことによって、配達業者は、一旦共用ゲートGTから離れた後であっても、通知されたパスワードを共用ゲート用端末装置5に入力することによって共用ゲートGTを解錠して集合住宅内に入ることができるので、利便性が向上する。
次に、配達物受取扉2bの動作について説明する。図15は、図11に示す配達物受取扉2bの動作の一例を示すフローチャートである。まず、共用ゲートGTから入館した配達業者は、配達物を配達するべく配達先の住居の配達物受取扉2bの前まで行くことになる。
そして、その配達物受取扉2bにおいて、ステップS334で送信されたパスワードPW2を示す解錠制御信号が配達物受取扉2bで受信された場合(ステップS221でYES)、パスワード受付部205は、タッチパネルディスプレイ23aに表示されたテンキーKのタッチ操作に基づきパスワードPW1の入力を受け付ける(ステップS222)。
次に、錠処理部204aは、パスワードPW1とパスワードPW2とを比較し(ステップS223)、パスワードPW1とパスワードPW2とが一致した場合(ステップS223でYES)、宅配用電気錠28を解錠させる解錠制御処理を実行する(ステップS224)。一方、パスワードPW1とパスワードPW2とが一致しなかった場合(ステップS223でNO)、錠処理部204aは、宅配用電気錠28を解錠することなく処理を終了する。
ステップS221〜S224の処理によれば、配達業者は、共用ゲートGTを開ける際に用いたパスワードと同じパスワード(タッチパネルディスプレイ51に表示されたパスワード)を用いて配達先の配達物受取扉2bの宅配ボックス21を解錠することができる。従って、配達業者は、集合住宅への入館時に居住者から知らされたパスワードを一つ、記憶しておくだけで、共用ゲートGTを開き、かつ配達先の宅配ボックス21を開いて配達物を宅配ボックス21に収納する、すなわち配達することが可能となるので、配達業者の利便性が向上する。
また、居住者は、配達業者が宅配ボックス21に配達物を収納する際には応答する必要がない。従って、居住者は、配達業者の集合住宅への入館時に共用ゲート用端末装置5によってパスワードを知らせた後、何もしなくても配達物を宅配ボックス21で受け取ることができるので、居住者の手間が軽減される。
また、パスワード画像によってパスワードPW2を配達業者に通知する構成とした場合には、配達業者は自分の端末装置でパスワード画像を表示して配達物受取扉2bのカメラ24で撮像させ、パスワード受付部205は、ステップS222でカメラ24によって撮像されたパスワード画像からパスワードPW1を取得する構成としてもよい。
このような構成とすれば、配達業者は通知されたパスワードPW2を覚えたりメモしたりする必要がないので、配達業者の利便性が向上する。
次に、配達業者が宅配ボックス21に配達物を収納するべく蓋体212を開くと、開閉センサOCSによって蓋体212が開いたことが検知される(ステップS225でYES)。そして、配達業者が、配達物を宅配ボックス21に収納し、蓋体212を閉じると、開閉センサOCSによって蓋体212が閉じたことが検知される(ステップS226でYES)。
開閉センサOCSによって蓋体212が閉じたことが検知されたとき(ステップS226でYES)、錠処理部204aによって宅配用電気錠28が駆動されて蓋体212が施錠される(ステップS227)。さらに、受入検知部206は、開閉センサOCSの検知状態を監視し、開閉センサOCSによって蓋体212が開いたことが検知され(ステップS225でYES)、その後開閉センサOCSによって蓋体212が閉じたことが検知されたとき(ステップS226でYES)、宅配ボックス21に配達物が受け入れられたと判断し、配達物の受け入れを検知する。受入検知部206によって配達物の受け入れが検知されたとき、受領処理部207は、居住者による配達物の受け取りを示すバーコードをタッチパネルディスプレイ23aに表示させる(ステップS228)。
バーコードとしては、複数のバーが平行に配置された通常のバーコードの他、二次元バーコード等、種々のバーコードを用いることができる。
これにより、配達業者は、タッチパネルディスプレイ23aに表示されたバーコードを、配達業者用の端末装置によって読み取ったり撮像したりすることによって、居住者による配達物の受け取り確認記録情報、いわゆる受領書に相当する記録情報を取得することができる。これにより、配達業者は、配達先の居住者が不在の場合であっても、受領書に相当するバーコードの受け取り確認記録情報を取得することができ、配達業務を完了することができる。
なお、必ずしも開閉センサOCSと受入検知部206とを備えていなくてもよく、受領処理部207は、受入検知部206によって配達物の受け入れが検知されたときにバーコードをタッチパネルディスプレイ23aに表示させる例に限らない。例えば、スマートフォン3aは、居住者による受領確認操作を受け付ける受領確認釦をタッチパネルディスプレイ31に表示し、スマートフォン3aは、受領確認釦がタッチされたとき、配達物の受領を示す受領情報を配達物受取扉2bへ送信するようにしてもよい。そして、受領処理部207は、配達物受取扉2bで受領情報が受信された場合に、バーコードをタッチパネルディスプレイ23aに表示させる構成としてもよい。
この場合、例えば配達業者が配達物受取扉2bのカメラ24に配達伝票をかざし、カメラ24で撮像された配達伝票の画像が画像送信処理部203によってスマートフォン3aへ送信され、その配達伝票の画像と受領確認釦とがスマートフォン3aのタッチパネルディスプレイ31に表示される。居住者が、配達伝票の画像を確認し、受領確認釦をタッチしたとき、スマートフォン3aから配達物受取扉2bへ受領情報を送信することによって、いわゆる受領書に相当する記録情報を示すバーコードをタッチパネルディスプレイ23aに表示させることができる。
また、パスワード生成部305(パスワード取得部)とパスワード送信部306(扉宛パスワード送信部)とを、スマートフォン3aに備える例に限らない。例えば、パスワード生成部305とパスワード送信部306とを、共用ゲート用端末装置5に備えてもよい。そして、許可受付部304で許可指示が受け付けられた場合、スマートフォン3aから共用ゲート用端末装置5へ許可指示を送信し、共用ゲート用端末装置5で許可指示が受信された場合にパスワード生成部305がパスワードPW2を生成してもよい。
また、配達物受取システム1aは、共用ゲート用端末装置5やスマートフォン3aとは別の装置、例えばサーバ装置等の制御装置をさらに備え、この制御装置がパスワード生成部305、パスワード送信部306、及び共用ゲート解錠処理部504のうち少なくとも一部を備えてもよい。また、共用ゲートGTは、この制御装置に接続されていてもよい。
また、図2、図7に示すインターホン子機210を、図12に示すインターホン子機210aと同様の、移動体通信端末を用いた構成としてもよい。
1,1a 配達物受取システム
2,2a,2b 配達物受取扉
3,3a スマートフォン(端末装置)
4 扉本体
5 共用ゲート用端末装置
20,20a 制御部
21 宅配ボックス(受取部)
22,22a 郵便受け(受取部)
23 押釦スイッチ(操作受付部)
23a タッチパネルディスプレイ(操作受付部)
24 カメラ(ユーザ情報取得部、撮像部)
25 マイク(ユーザ情報取得部)
26 スピーカ
27 郵便用電気錠(施錠部)
28 宅配用電気錠(施錠部)
29 移動体無線通信回路(扉側通信部)
30,30a 制御部
31 タッチパネルディスプレイ
32 スピーカ
33 マイク
34 移動体無線通信回路(端末側通信部)
41 表面(第一面)
42 裏面(第二面)
50 制御部
51 タッチパネルディスプレイ(ゲート側操作受付部、パスワード報知部)
52 カメラ
53 マイク
54 スピーカ
55 移動体無線通信回路(ゲート側通信部)
200,500 スマートフォン(移動体通信端末)
201 受付通知処理部
202 通話処理部(ユーザ情報送信処理部)
203 画像送信処理部(ユーザ情報送信処理部)
204,204a 錠処理部(解錠処理部)
205 パスワード受付部
206 受入検知部
207 受領処理部
208 人検知報知部
210,210a インターホン子機
211 開口部
221 開口部(郵便受口)
212 蓋体
222 蓋体(郵便受蓋)
212a 把手
213,223 収容部
214,224 取出扉
301,301a 端末処理部(報知処理部)
302 受付釦表示処理部
303 解錠指示部
304 許可受付部
305 パスワード生成部(パスワード取得部)
306 パスワード送信部(扉宛パスワード送信部)
307 パスワード通知部
501 呼出処理部
502 通話処理部
503 画像送信処理部
504 共用ゲート解錠処理部
510 筐体
511 開口部
512,512 板バネ
A 設定領域
B1 宅配用解錠指示受付釦(解錠指示受付釦)
B2 郵便用解錠指示受付釦(解錠指示受付釦)
B3 終了釦
B5 操作受付釦
B6 許可指示釦
B7 対向部
B8 押圧部
G1 解錠操作画面
G2 カメラ画像
G3 配達確認画面
GT 共用ゲート
HS 人感センサ
K テンキー
OCS 開閉センサ
PW1 パスワード(第一のパスワード)
PW2 パスワード(第二のパスワード)
PW3 パスワード(第三のパスワード)

Claims (21)

  1. 住居の出入口に取り付けるための、配達物を受け取り可能な配達物受取扉であって、
    板面に沿う第一面と第二面とを有する板状の扉本体と、
    前記扉本体に取り付けられ、前記配達物を前記扉本体の前記第一面側から受け入れ可能であって、かつ前記第一面側からの前記配達物の出し入れを禁止するべく施錠可能な受取部と、
    前記住居の居住者用の端末装置と通信を実行する扉側通信部と、
    前記扉本体の前記第一面に配設され、ユーザの操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部によって前記操作が受け付けられた場合、所定の操作受付信号を、前記扉側通信部によって前記端末装置へ送信させる受付通知処理部と、
    前記受取部の解錠を制御するための解錠制御信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記解錠制御信号に基づいて前記受取部の解錠を制御するための解錠制御処理を実行する解錠処理部とを備える配達物受取扉。
  2. 前記扉本体の前記第一面側に設けられた、前記ユーザの音声及び画像のうち少なくとも一方をユーザ情報として取得するユーザ情報取得部と、
    前記ユーザ情報を前記扉側通信部によって前記端末装置へ送信させるユーザ情報送信処理部とをさらに備える請求項1記載の配達物受取扉。
  3. 前記受取部は、
    前記扉本体に、厚さ方向に貫通するように形成された開口部と、
    前記開口部を塞ぐように、かつ開閉可能に前記扉本体に取り付けられた蓋体と、
    前記蓋体を施錠する施錠部と、
    前記扉本体の前記第二面に配設され、前記第一面側から前記第二面側へ向かって前記開口部を通り抜けた配達物を受け止めるように収容する収容部とを含み、
    前記解錠制御処理は、前記解錠制御信号に基づいて前記施錠部の解錠を制御するための処理である請求項1又は2に記載の配達物受取扉。
  4. 前記受取部は、二つ設けられ、
    一方の前記受取部は荷物を受け取るための宅配ボックスであり、
    他方の前記受取部は郵便受けであり、
    前記郵便受けの前記蓋体は、前記開口部を覆う閉蓋姿勢と郵便物の投入に応じて前記開口部を開口させる開蓋姿勢とに姿勢変更可能である請求項3記載の配達物受取扉。
  5. 前記解錠処理部は、前記解錠制御信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記二つの受取部に対して前記解錠制御処理を実行する請求項4記載の配達物受取扉。
  6. 前記解錠制御信号には、
    前記宅配ボックスを解錠するための宅配用解錠制御信号と、
    前記郵便受けを解錠するための郵便用解錠制御信号とがあり、
    前記解錠処理部は、
    前記宅配用解錠制御信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記宅配ボックスに対して前記解錠制御処理を実行し、
    前記郵便用解錠制御信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記郵便受けに対して前記解錠制御処理を実行する請求項4記載の配達物受取扉。
  7. 前記受取部は、
    前記扉本体の厚さ方向に貫通し、前記扉本体の前記第一面側の外部空間と前記収容部の内部空間とを連通させるように開口され、かつその開口面積が前記開口部の開口面積よりも小さい郵便受口と、
    前記郵便受口を覆う閉蓋姿勢と郵便物の投入に応じて前記郵便受口を開口させる開蓋姿勢とに姿勢変更可能な郵便受蓋とをさらに備える請求項3記載の配達物受取扉。
  8. 前記扉本体の前記第一面に配設された、画像を表示する扉側表示部と、
    前記扉側通信部によって、前記配達物の受領を示す受領情報が受信された場合、前記扉側表示部によって、前記居住者を示すバーコードを前記扉側表示部に表示させる受領処理部とをさらに備える請求項1〜7のいずれか1項に記載の配達物受取扉。
  9. 前記扉本体の前記第一面に配設された、画像を表示する扉側表示部と、
    前記受取部によって前記配達物が受け入れられたことを検知する受入検知部と、
    前記受入検知部によって前記配達物の受け入れが検知された場合、前記居住者を示すバーコードを前記扉側表示部に表示させる受領処理部とをさらに備える請求項1〜7のいずれか1項に記載の配達物受取扉。
  10. 前記収容部内における人の存在を検知する人検知部と、
    前記人検知部によって人の存在が検知されたとき、人が検知されたことを示す人検知信号を前記扉側通信部によって前記端末装置へ送信させる人検知報知部とをさらに備える請求項3記載の配達物受取扉。
  11. タッチパネルディスプレイを備えた移動体通信端末を前記扉側通信部、前記受付通知処理部、及び前記解錠処理部として機能させ、前記タッチパネルディスプレイを前記操作受付部として機能させ、
    前記タッチパネルディスプレイにおける所定の設定領域と対向配置される対向部と、前記対向部の裏側であってユーザが押圧可能な押圧部とを有する操作受付釦をさらに備え、
    前記受付通知処理部は、前記タッチパネルディスプレイの前記設定領域がタッチされたとき、前記操作受付部によって前記操作が受け付けられたものとする請求項1〜10のいずれか1項に記載の配達物受取扉。
  12. 前記解錠制御信号は、前記受取部の解錠を指示する解錠指示信号であり、
    前記解錠処理部は、前記解錠指示信号が前記扉側通信部によって受信された場合、前記解錠制御処理として前記受取部を解錠させる処理を実行する請求項1〜11のいずれか1項に記載の配達物受取扉。
  13. 第一のパスワードの入力を受け付けるパスワード受付部をさらに備え、
    前記解錠制御信号は、第二のパスワードを示す信号であり、
    前記解錠制御処理は、前記解錠制御信号が示す第二のパスワードと前記パスワード受付部によって受け付けられた第一のパスワードとが一致した場合、前記受取部を解錠させる処理である請求項1〜11のいずれか1項に記載の配達物受取扉。
  14. 請求項13記載の配達物受取扉と、
    前記住居を含む集合住宅の共用ゲートの外側に配設するための共用ゲート用端末装置とを備えた配達物受取システムであって、
    前記共用ゲート用端末装置は、
    前記端末装置と通信を実行するゲート側通信部と、
    ユーザの操作を受け付けるゲート側操作受付部と、
    前記ゲート側操作受付部によって前記居住者を呼び出すための呼出指示が受け付けられたとき、所定の呼出信号を、前記ゲート側通信部から前記端末装置へ送信させる呼出処理部とを備え、
    前記端末装置は、
    前記呼出信号の受信に応じて前記居住者による許可を示す許可指示の受け付けを行う許可受付部を備え、
    前記ゲート側操作受付部は、第三のパスワードの入力を受け付け、
    前記配達物受取システムは、
    前記第二のパスワードを取得するパスワード取得部と、
    前記許可受付部によって前記許可指示が受け付けられ、かつ前記ゲート側操作受付部によって受け付けられた第三のパスワードと前記第二のパスワードとが一致した場合、前記共用ゲートを解錠する共用ゲート解錠処理部と、
    前記第二のパスワードを示す前記解錠制御信号を前記配達物受取扉へ送信する扉宛パスワード送信部とをさらに備える配達物受取システム。
  15. 請求項13記載の配達物受取扉と、
    前記住居を含む集合住宅の共用ゲートの外側に配設するための共用ゲート用端末装置とを備えた配達物受取システムであって、
    前記共用ゲート用端末装置は、
    前記端末装置と通信を実行するゲート側通信部と、
    ユーザの操作を受け付けるゲート側操作受付部と、
    前記ゲート側操作受付部によって前記居住者を呼び出すための呼出指示が受け付けられたとき、所定の呼出信号を、前記ゲート側通信部から前記端末装置へ送信させる呼出処理部とを備え、
    前記端末装置は、
    前記呼出信号の受信に応じて前記居住者による許可を示す許可指示の受け付けを行う許可受付部を備え、
    前記配達物受取システムは、
    前記第二のパスワードを取得するパスワード取得部と、
    前記許可受付部によって前記許可指示が受け付けられた場合、前記共用ゲートを解錠する共用ゲート解錠処理部と、
    前記第二のパスワードを示す前記解錠制御信号を前記配達物受取扉へ送信する扉宛パスワード送信部とをさらに備え、
    前記共用ゲート用端末装置は、
    前記許可受付部によって前記許可指示が受け付けられた場合、前記第二のパスワードをユーザへ報知するパスワード報知部をさらに備える配達物受取システム。
  16. 前記パスワード報知部は、前記第二のパスワードを表すパスワード画像を表示することによって前記第二のパスワードを報知し、
    前記配達物受取扉は、前記第一面側から外方を撮像する撮像部をさらに備え、
    前記パスワード受付部は、前記撮像部によって撮像されたパスワード画像によって表されるパスワードを前記第一のパスワードとして取得することによって、前記第一のパスワードの入力を受け付ける請求項15記載の配達物受取システム。
  17. 前記パスワード取得部は、前記許可受付部によって前記許可指示が受け付けられたとき、前記第二のパスワードを自動生成し、
    前記端末装置は、前記第二のパスワードを前記居住者に通知するパスワード通知部をさらに備える請求項14記載の配達物受取システム。
  18. 前記パスワード取得部は、前記居住者の入力操作によって前記端末装置により受け付けられたパスワードを前記第二のパスワードとして取得する請求項14〜16のいずれか1項に記載の配達物受取システム。
  19. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の配達物受取扉と、
    前記端末装置とを含み、
    前記端末装置は、
    前記配達物受取扉と通信を実行する端末側通信部と、
    画像の表示とタッチ操作の受け付けとを行うタッチパネルディスプレイと、
    前記配達物受取扉からの前記操作受付信号が前記端末側通信部によって受信された場合、前記タッチパネルディスプレイによって、前記居住者による解錠指示を受け付けるための解錠指示受付釦を表示させる受付釦表示処理部と、
    前記解錠指示受付釦がタッチされた場合、前記解錠制御信号を前記端末側通信部によって前記配達物受取扉へ送信させる解錠指示部とを備える配達物受取システム。
  20. 請求項6記載の配達物受取扉と、
    前記端末装置とを含み、
    前記端末装置は、
    画像の表示とタッチ操作の受け付けとを行うタッチパネルディスプレイと、
    前記配達物受取扉からの前記操作受付信号が前記端末側通信部によって受信された場合、前記タッチパネルディスプレイによって、前記宅配ボックスの解錠指示である宅配ボックス解錠指示を受け付けるための宅配用解錠指示受付釦と、前記郵便受けの解錠指示である郵便受解錠指示を受け付けるための郵便用解錠指示受付釦とを表示させる受付釦表示処理部と、
    前記宅配用解錠指示受付釦がタッチされた場合、前記宅配用解錠制御信号を前記解錠制御信号として前記端末側通信部によって前記配達物受取扉へ送信させ、前記郵便用解錠指示受付釦がタッチされた場合、前記郵便用解錠制御信号を前記解錠制御信号として前記端末側通信部によって前記配達物受取扉へ送信させる解錠指示部とを備える配達物受取システム。
  21. 前記配達物受取扉は、
    前記扉本体の前記第一面側に設けられた、前記ユーザの音声及び画像のうち少なくとも一方をユーザ情報として取得するユーザ情報取得部と、
    前記ユーザ情報を前記扉側通信部によって前記端末装置へ送信させるユーザ情報送信処理部とをさらに備え、
    前記端末装置は、前記配達物受取扉から送信された前記ユーザ情報を報知する報知処理部をさらに備える請求項19又は20に記載の配達物受取システム。
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